JP7454741B1 - サービス提供装置、サービス提供方法、およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】電子商取引サービスの加盟店が利用者に対して発行するクーポンの利便性を向上させることができるサービス提供装置、サービス提供方法、およびプログラムを提供すること。【解決手段】利用者が電子決済サービスを利用して支払いを行う際に使用することができるクーポンであって、前記利用者の獲得操作により前記利用者に付与されるクーポンの管理情報を記憶する記憶部と、利用者からクーポンの獲得要求があった場合に、要求されたクーポンを前記利用者に付与するクーポン管理部と、を備え、前記管理情報は、複数のクーポンを含むクーポングループの識別情報と対応付けてクーポンを管理するものであり、前記クーポン管理部は、前記クーポンの獲得要求を受け付けると、要求された第1クーポンに加えて、前記第1クーポンと同じクーポングループの識別情報に対応づけられた第2クーポンをまとめて前記利用者に付与する、サービス提供装置。【選択図】図4

Description

本発明は、サービス提供装置、サービス提供方法、およびプログラムに関する。
従来、電子商取引の分野において、利用者の購入履歴等に基づいてシステム側が自動的に対象店舗のクーポン一覧を配信することが行われている(例えば特許文献1参照)。
特許第7145822号公報
しかしながら、従来の技術では、利用者はクーポン一覧に記載のクーポンごとに「取得する」という行為を行わないと所望のクーポンを使用することができず、使い勝手がよくない場合があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、電子商取引サービスの加盟店が利用者に対して発行するクーポンの利便性を向上させることができるサービス提供装置、サービス提供方法、およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
本発明の一態様は、利用者が電子決済サービスを利用して支払いを行う際に使用することができるクーポンであって、前記利用者の獲得操作により前記利用者に付与されるクーポンの管理情報を記憶する記憶部と、利用者からクーポンの獲得要求があった場合に、要求されたクーポンを前記利用者に付与するクーポン管理部と、を備え、前記管理情報は、複数のクーポンを含むクーポングループの識別情報と対応付けてクーポンを管理するものであり、前記クーポン管理部は、前記クーポンの獲得要求を受け付けると、要求された第1クーポンに加えて、前記第1クーポンと同じクーポングループの識別情報に対応づけられた第2クーポンをまとめて前記利用者に付与する、サービス提供装置である。
本発明の一態様によれば、電子商取引サービスの加盟店が利用者に対して発行するクーポンの利便性を向上させることができるサービス提供装置、サービス提供方法、およびプログラムを提供することができる。
電子決済サービスが実現されるための構成の一例を示す図である。 電子決済の大まかな流れを例示したシーケンス図(その1)である。 電子決済の大まかな流れを例示したシーケンス図(その2)である。 第1実施形態に係る決済サーバ100の構成図である。 利用者情報172の内容の一例を示す図である。 加盟店/店舗情報176の内容の一例を示す図である。 クーポン管理情報178および雛形情報180の内容の一例を示す図である。 クーポン登録画面の一例を示す図である。 決済アプリ20において利用者が獲得可能なクーポンを一覧表示するクーポン一覧画面G20の表示例を示す図である。 加盟店のフォロー操作に関して、利用者端末装置10、第2店舗端末装置70および決済サーバ100が実行する処理の流れの一例を示すシーケンスチャートである。
以下、図面を参照し、本発明のサービス提供装置、サービス提供方法、およびプログラムの実施形態について説明する。アプリケーションプログラムと決済サーバは、協働して電子決済サービスを提供する。以下の説明ではアプリケーションプログラムを決済アプリと称する。電子決済サービスは、店舗における商品やサービスの購買に係る決済をサポートするサービスである。店舗とは、例えば、現実空間に存在する物理的な店舗(実店舗)であるが、電子商取引の仮想店舗を含んでもよい。仮想店舗は、電子決済サービスの運営者とは異なる主体によって提供されるものを含んでもよい。その場合、仮想店舗における買い物の決済の際に、電子決済サービスのインターフェース画面に遷移するように制御される。電子決済サービスにおいて、店舗は、例えば加盟店(ブランド)に属するものとして扱われ、店舗において購買行動が行われた際の決済などの処理は、主として利用者と加盟店の間で行われる。これに代えて、決済などの処理が利用者と店舗との間で行われてもよい。
[電子決済サービス]
図1は、電子決済サービスが実現されるための構成の一例を示す図である。電子決済サービスは、決済サーバ100を中心として実現される。決済サーバ100は、例えば、一以上の利用者端末装置10、一以上の第1店舗端末装置50、及び一以上の第2店舗端末装置70のそれぞれとネットワークNWを介して通信する。ネットワークNWは、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、無線基地局、プロバイダ装置などを含む。
利用者端末装置10は、例えば、スマートフォンやタブレット端末等の可搬型端末装置である。利用者端末装置10は、少なくとも、光学読取機能、通信機能、表示機能、入力受付機能、プログラム実行機能を有するコンピュータ装置である。以下の説明では、これらの機能を実現するための構成をそれぞれカメラ、通信装置、タッチパネル、CPU(Central Processing Unit)等と称する。利用者端末装置10では、CPU等のプロセッサにより決済アプリ20が実行されることで、決済サーバ100と連携して電子決済サービスを利用者に提供するように動作する。決済アプリ20は、例えば、アプリケーションストアから利用者端末装置10にインストールされ、カメラ、通信装置、タッチパネルなどを制御する。
第1店舗端末装置50は、例えば、店舗に設置される。第1店舗端末装置50は、少なくとも、商品価格取得機能、光学読取機能、プログラム実行機能、通信機能を有するコンピュータ装置である。第1店舗端末装置50は、いわゆるPOS(Point of Sale)装置を含み、POS装置によって商品価格取得機能や光学読取機能を実現してもよい。店舗コード画像60は、店舗に置かれ、QRコード(登録商標)等のコード画像が紙やプラスチックの媒体に印刷されたものである。なお、店舗コード画像60は、店舗に置かれたディスプレイ(スマートフォンなどの端末装置のディスプレイでもよい)によって表示されてもよい。
第2店舗端末装置70は、加盟店の運営者によって使用される。第2店舗端末装置70は、スマートフォンやタブレット端末、パーソナルコンピュータ等である。第2店舗端末装置70では、加盟店向けインターフェース72が動作する。加盟店向けインターフェース72は、加盟店向けアプリであってもよいし、ブラウザであってもよい。加盟店向けインターフェース72は、加盟店の運営者によるクーポンの設定等を受け付け、決済サーバ100に送信する。スマートフォンである第2店舗端末装置70は、加盟店向けアプリを実行することで、店舗コード画像に相当するコード画像を表示したり、利用者端末装置10が表示するコード画像を読み取ったりする機能を有する。
決済サーバ100は、利用者端末装置10または第1店舗端末装置50から受信した決済情報に基づいて電子決済を実現する。第1店舗端末装置50は、POS装置と加盟店サーバを含む場合があり、その場合、POS装置から加盟店サーバを介して決済情報が決済サーバ100に送信される。以下の説明では、これを特に区別せず、第1店舗端末装置50から決済情報が送信されるものとする。
図2および図3は、電子決済の大まかな流れを例示したシーケンス図である。電子決済には、パターン1とパターン2の二つが存在してよい。
図2に示すパターン1(以下、ユーザスキャンと称する)の場合、決済アプリ20が起動した状態の利用者端末装置10が、光学読取機能によって店舗コード画像60をデコードする(S1)。店舗コード画像60には、店舗URL(Uniform Resource Locator)の情報が含まれている。この店舗URLは、電子決済サービスのドメインに対して店舗を識別可能な情報が付加されたものであり、決済サーバ100において加盟店IDや店舗ID等との対応付けがなされている(後述)。決済アプリ20は、店舗URLとアカウントIDを含む第1決済情報を決済サーバ100に送信する(S2)。決済サーバ100は、店舗URLに対応する加盟店ID、店舗IDから、店舗情報(後述)を検索して加盟店名と店舗名の情報を取得し(S3)、決済アプリ20に送信する(S4)。利用者は、加盟店名や店舗名が表示された画面において、決済金額を利用者端末装置10に入力する(S5)。そして、利用者端末装置10は、少なくとも決済金額を含む第2決済情報を生成し、決済サーバ100に送信する(S6)。決済サーバ100は、受信した第2決済情報に基づいて電子決済を行う(S7)。そして、決済サーバ100は、決済完了通知(決済完了画面を表示するための情報)を決済アプリ20に送信し(S8)、決済アプリ20は決済完了画面を表示する(S9)。なお、店舗コード画像60が店舗に置かれたディスプレイによって表示される場合、店舗コード画像60には、店舗URLだけでなく決済金額の情報が含まれる場合がある。この場合、利用者が決済金額を入力する手順が省略され、第1決済情報に決済金額の情報が含められて決済サーバ100に送信される。加盟店名や店舗名の情報は、決済完了画面に含めて表示されてよい。
図3に示すパターン2(以下、ストアスキャンと称する)の場合、決済アプリ20の起動時、決済アプリ20において支払う操作が行われたとき、自動更新のタイミング(例えば1分おき)になったとき、およびその他のタイミングで、決済アプリ20はワンタイムコードの発行要求を決済サーバ100に送信する(S11)。決済サーバ100はワンタイムコードを生成し(S12)、決済アプリ20に送信する(S13)。決済アプリ20は、ワンタイムコードに基づいて生成した、QRコードやバーコード等のコード画像を表示する(S14)。利用者は利用者端末装置10の表示面を第1店舗端末装置50に翳し(提示し)、第1店舗端末装置50は、光学読取機能によってコード画像をデコードし、ワンタイムコード等を取得する(S15)。そして、第1店舗端末装置50は、ワンタイムコード、決済金額、加盟店ID、店舗ID等を含む決済情報を生成し、決済サーバ100に送信する(S16)。決済金額の情報は、予めバーコード読み取りや手入力等によって取得されている。決済サーバ100は、受信した情報に基づいて、ワンタイムコードに対応する利用者を特定し、電子決済を行う(S17)。そして、決済サーバ100は、決済完了通知を決済アプリ20に送信し(S18)、決済アプリ20は決済完了画面を表示する(S19)。
なお、上記のいずれか一方のみのパターンで電子決済が行われてもよい。また、図2で説明した「アカウントID」は、利用者の識別情報として用いられ得る他の情報(例えば電話番号)であってもよい。また、ストアスキャンにおいてワンタイムコードの発行が省略され、決済アプリ20は、利用者のアカウントIDに基づいて生成したコード画像を表示してもよい。その場合、決済サーバ100は、ワンタイムコードに対応する利用者を特定するのに代えて、アカウントIDに対応する利用者を特定する。
[決済サーバ]
図4は、第1実施形態に係る決済サーバ100の構成図である。決済サーバ100は、例えば、通信部110と、決済コンテンツ提供部120と、決済処理部130と、情報管理部140と、記憶部170とを備える。通信部110および記憶部170以外の構成要素は、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることで記憶装置にインストールされてもよい。
記憶部170は、HDDやフラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)などである。記憶部170は、決済サーバ100がネットワークを介してアクセス可能なNAS(Network Attached Storage)装置であってもよい。記憶部170には、利用者情報172、決済コンテンツ情報174、加盟店/店舗情報176、クーポン管理情報178、雛形情報180などの情報が格納される。
通信部110は、ネットワークNWに接続するための通信インターフェースである。通信部110は、例えばネットワークインターフェースカードである。
決済コンテンツ提供部120は、例えば、Webサーバの機能を有し、電子決済サービスの各種画面を表示するための情報(コンテンツ)を利用者端末装置10に提供する。決済コンテンツ提供部120は、決済コンテンツ情報174から適宜、必要なコンテンツを読み出して利用者端末装置10に提供する。利用者端末装置10は、決済アプリ20によってコンテンツが再生された状態で利用者による各種入力を受け付け、前述した決済情報などを決済サーバ100に送信する。
決済処理部130は、利用者端末装置10または第1店舗端末装置50により送信された決済情報に基づいて、決済処理を行う。決済処理部130は、利用者情報172を参照しながら決済処理を行う。
図5は、利用者情報172の内容の一例を示す図である。利用者情報172は、利用者の登録情報の一例である。利用者情報172は、例えば、利用者URL、アカウントID、電話番号、パスワードの他、メールアドレス、利用者ID、氏名・住所・生年月日、登録日、チャージ残高、後払い設定、後払い枠、後払い利用額、後払い利用可能額、決済方法設定、銀行口座、クレジットカード番号、チャージ履歴情報、決済履歴情報、獲得済みクーポン情報などの情報が対応付けられたものである。利用者URLは、利用者間の送金処理に使用される。電子決済サービスへの新規登録時には、電話番号およびパスワードの登録が必須となる。アカウントIDは、決済サーバ100によって利用者に発行されるものであり、利用者IDは、利用者が任意に設定できる(設定しなくてもよい)IDである。メールアドレス、および氏名・住所・生年月日も同様に、利用者が任意に設定できる(設定しなくてもよい)情報である。登録日とは利用者が電子決済サービスに登録した日(アカウントを作成した日)である。以下、これらの情報が対応付けられた利用者のインスタンス(電子決済口座)のことをアカウントと称する。
チャージ残高は、利用者が予めアカウントに送金することで設定された電子マネーの残高を示す情報である。送金の手段としては、指定業者(銀行)のATM(Automatic Teller Machine)からの送金、登録された銀行口座からの送金などがある。後払い設定は、後払いによる電子決済を可能とするための設定が済んでいるか否かを示す情報であり、「済」と「未」のいずれかに設定される。後払い枠は月ごとに利用可能な後払いの限度額であり、後払い利用額は、当月に既に利用された後払いの金額であり、後払い利用可能額は、後払い枠から後払い利用額を差し引いて求められる、当月に利用可能な後払いの金額である。図では後払い枠を一つだけ示しているが、実際には更に日ごとの上限額などが存在し、それらの低い方が後払い枠に設定されてよい。後払いの更なる詳細については後述する。決済方法設定は、その時点において利用者がチャージ残高による電子決済を行うのか、後払いによる決済を行うのかを示す設定情報である。銀行口座とクレジットカード番号のそれぞれは、電子決済サービスに入金可能な銀行口座またはクレジットカード番号の情報(口座番号、カード番号)である。チャージ履歴情報は、利用者が予め電子決済サービスに送金してチャージ残高を増加させた履歴である。決済履歴情報は、利用者が行った決済の内訳(日時、購買行動が行われた店舗の店舗ID、決済金額、決済方法など)を、決済ごとに示す情報である。
獲得済みクーポン情報は、対象利用者について獲得済みとして管理されているクーポン(以下「獲得済みクーポン」という。)の情報である。クーポンは、利用者がクーポンを取得する操作(以下「クーポン獲得操作」という。)を行うことで獲得済みとなる場合と、クーポン獲得操作によらず、自動的に獲得済みとなる場合とがある。本実施形態では、予め自動獲得の対象として設定されたクーポンに関して、所定の条件が満たされた場合に当該クーポンが自動的に獲得済みとなるものとする。例えば、所定の条件の一例として、利用者が自動獲得対象のクーポンに紐づけられた関連クーポンを獲得したことが挙げられる。この場合、利用者は関連クーポンを獲得することで自動獲得対象のクーポンもまとめて獲得することができる。なお、関連クーポンの獲得に合わせて自動獲得対象のクーポンをまとめて獲得するか否かは利用者の設定によって切り替えられてもよい。この設定は、例えば、決済アプリ20を介して行われ得る。また、この設定情報は、利用者情報172において、各利用者のアカウントIDなどに紐づけて管理されてもよい。
図6は、加盟店/店舗情報176の内容の一例を示す図である。加盟店/店舗情報176は、例えば、店舗URLに対して加盟店IDと店舗IDが対応付けられた第1テーブル176Aと、加盟店IDに対して加盟店名と、売上金(前述)とが対応付けられた第2テーブル176Bと、店舗IDに対して店舗IDが対応付けられた第3テーブル176Cとを含む。加盟店/店舗情報176には、これらの情報の他、加盟店または店舗のカテゴリ、店舗の所在地、決済パターン等の情報が含まれてもよい。
図7は、クーポン管理情報178および雛形情報180の内容の一例を示す図である。クーポン管理情報178は、例えば、クーポンの識別情報であるクーポンIDに対して発行元の加盟店ID、店舗ID、有効期間、ポイント付与率、クーポン画像、原資設定などが対応づけられたテーブルとして管理される。店舗IDは対象クーポンを利用可能な店舗を表す。有効期間は対象クーポンが利用可能な期間である。ポイント付与率は、対象クーポンの利用時に適用するポイントの付与率である。ポイントは、決済金額に応じて利用者に付与(キャッシュバック)される金銭相当のインセンティブである。ポイントは利用者が電子決済により支払う代金の一部として利用可能である。図5では省略されているが、ポイントは、例えば利用者情報172において利用者ごとに管理される。クーポン画像は、対象クーポンのアイコンとして用いられる画像である。クーポン画像は、有効期間やポイント付与率などの対象クーポンに関する情報の表示を含むものであってもよい。原資設定は、対象クーポンの提供のために確保される原資に関する設定であり、加盟店の運営者または電子決済サービスの運営者によって設定されるものである。原資設定には、例えば、原資の総額や、原資を負担する主体、負担の割合などが含まれ得る。このほか、クーポン管理情報178には、対象クーポンを獲得可能な利用者の条件や、決済時において対象クーポンが適用されるための条件、クーポンの原資に関する条件などが含まれてもよい。例えば、クーポンの原資に関する条件の一例として、どの程度の原資が使用されたらクーポンの利用を停止するかといった条件が挙げられる。
雛形情報180は、クーポン発行に際して設定され得る条件(以下「クーポン発行条件」という。)のうち、最低限必要な条件が電子決済サービスの運営者によって予め設定されているクーポンの雛形(以下「クーポン雛形」という。)を定義する情報である。通常、加盟店が発行するクーポンは、発行前の事前審査を受けて電子決済サービスの運営者に承認された上で発行されるものである。これに対してクーポン雛形は、クーポン発行条件のうち、最低限必要な条件が事前審査の主体である電子決済サービスの運営者によって予め設定されているものである。したがって、加盟店はクーポン雛形を使用することで、通常行われる事前審査を省略して新規クーポンを発行することができる。クーポン雛形に基づいて発行されたクーポンはクーポン管理情報178に登録されて管理される。雛形情報180は、例えば、クーポン雛形のクーポンIDに対してグループID、対象加盟店ID、有効期間、ポイント付与率、クーポン画像、原資設定などが対応づけられたテーブルとして管理される。クーポン雛形のクーポンIDは、発行済みクーポン(クーポン管理情報178で管理される)のクーポンIDとは別体系で管理されてもよい。例えば、クーポン雛形に基づいて新規クーポンが発行された場合、当該新規クーポンのクーポンIDはクーポン管理情報178の体系に則したものが割り当てられてよい。また、複数の加盟店が同じクーポン雛形に基づいて新規クーポンを発行した場合、発行した加盟店ごとに異なるクーポンIDが割り当てられてよい。また、クーポン雛形に基づいて発行されたクーポンは、クーポン管理情報178において、グループ情報がクーポンIDに紐づけて管理されてよい。
グループIDは、当該クーポン雛形に基づいて発行されたクーポンを分類するクーポングループの識別情報である。クーポングループの分類条件は任意に設計されてよい。例えば、クーポングループは、クーポン雛形を適用可能な地域(エリア)や加盟店、店舗、商品、利用者などに基づく条件によって分類されてよい。電子決済サービスの運営者は、作成するクーポン雛形に対して対応するクーポングループのグループIDを紐づけることで、クーポン雛形に基づいて発行されたクーポン同士を同じ分類条件を満たすクーポンのグループとして管理することができる。なお、クーポン雛形に基づいて発行されたクーポンについてクーポングループによる管理が必要ない場合、当該クーポン雛形に対するグループIDの紐づけは省略されてもよい。
対象加盟店IDには、クーポン雛形を使用してクーポンの発行を行うことができる加盟店の加盟店IDが登録される。電子決済サービスの運営者は、作成したクーポン雛形について、所望の加盟店の加盟店IDを登録しておくことにより、意図した加盟店に対してのみクーポン雛形を使用させることができる。
有効期間は、クーポン雛形に基づいて発行されたクーポンの有効期間である。ポイント付与率は、クーポン雛形に基づいて発行されたクーポンを使用して決済を行う際に適用されるポイント付与率である。これらのほか、雛形情報180には、電子決済サービスの運営者によるクーポンの事前審査を不要とするために必要な情報が含まれてよい。クーポン画像は、クーポン雛形に基づいて発行されたクーポンのアイコンとして用いられる画像である。このクーポン画像は、クーポン発行後にクーポン管理情報178のクーポン画像として登録される画像であってもよいし、クーポン管理情報178に登録されるクーポン画像の一部となる画像であってもよい。
図4に戻る。情報管理部140は、利用者端末装置10や第2店舗端末装置70から取得した情報に基づいて、利用者情報172、加盟店/店舗情報176、クーポン管理情報178、および雛形情報180を管理する。情報管理部140は、利用者情報172、加盟店/店舗情報176、クーポン管理情報178、および雛形情報180について新規レコードの追加、編集、削除などを行う。
[クーポンの管理]
(1)クーポンの登録
情報管理部140は、電子決済サービスにおいて利用可能なクーポンの管理を行う。電子決済サービスにおいて利用可能なクーポンとは、利用者が決済アプリ20を使用して決済を行う際に使用することができる特典のチケットであり、予め利用者に付与された上で使用可能となるものである。例えば、クーポンによって付与される特典は、決済代金の割引や、ポイント付与率の優遇などである。加盟店の運営者は、例えば、第2店舗端末装置70の加盟店向けインターフェース72を操作することにより、決済サーバ100に所望の特典を利用者に提供するためのクーポンを登録することができる。例えば、この場合の加盟店向けインターフェース72は、クーポンの設定内容の入力を受け付ける画面インターフェース(以下「クーポン登録画面」という。)であってもよい。この場合、情報管理部140は、クーポン登録画面に入力されたクーポンの設定情報を第2店舗端末装置70から取得してクーポン管理情報178に登録する。
図8は、クーポン登録画面の一例を示す図である。例えば、クーポン登録画面G10は、クーポン雛形を使用しないクーポンの発行操作を受け付ける第1のユーザインターフェースIF11と、クーポン雛形を使用したクーポンの発行操作を受け付ける第2のユーザインターフェースIF12とを含む。例えば、第1のユーザインターフェースIF11は、クーポン名称、キャンペーン期間(有効期間)、ポイント付与率、対象店舗、詳細情報、利用条件の入力インターフェースIF111と、登録実行の操作を受け付けるボタンBT112とを含む。また、例えば、第2のユーザインターフェースIF12は、利用可能なクーポン雛形について、予め設定されているクーポン発行条件の情報INF121と、クーポン発行の申し込みの操作を受け付けるボタンBT122とを一覧表示するものである。
この表示制御において、例えば、情報管理部140は、加盟店向けインターフェース72からの要求を受けて雛形情報180を参照し、対象加盟店IDに要求元の加盟店の加盟店IDが登録されているクーポン雛形を特定する。続いて、情報管理部140は、特定されたクーポン雛形の情報を要求元の加盟店向けインターフェース72に送信し、加盟店向けインターフェース72は、受信されたクーポン雛形の情報を一覧表示する。このような処理により、第2のユーザインターフェースIF12には、クーポンの発行主体となる加盟店が利用することのできるクーポン雛形が表示される。加盟店の運営者は、所望のクーポン雛形のボタンBT122を操作することにより、表示された内容でクーポンの発行を行うことができる。なお、第2のユーザインターフェースIF12は、クーポン雛形について、クーポン発行条件以外の情報を表示させるためのボタンBT123を有してもよい。また、第2のユーザインターフェースIF12は、クーポン発行条件のうち、変更可能なものについては、変更操作の入力を受け付けるように構成されてもよい。
(2)クーポンの付与
情報管理部140は、利用者によるクーポン獲得操作に基づいて利用者にクーポンを付与する。例えば、利用者は、決済サーバ100から獲得可能なクーポンの一覧を取得して決済アプリ20に表示させることができる。利用者は、表示されたクーポン一覧から所望のクーポンを選択することにより、当該所望のクーポンを獲得することができる。この場合、情報管理部140は、クーポン選択の情報を利用者端末装置10から取得して獲得対象のクーポンを認識し、認識した獲得対象のクーポンを利用者情報172の獲得済みクーポン情報に登録する。
図9は、決済アプリ20において利用者が獲得可能なクーポンを一覧表示するクーポン一覧画面G20の表示例を示す図である。例えば、クーポン一覧画面G20は、利用者が獲得可能なクーポンごとに、クーポン画像、利用可能な加盟店または店舗、有効期間、ポイント付与率、およびクーポン獲得の申し込み操作を受け付けるボタンBT21を表示するものである。例えば、ボタンBT21には対応するクーポンのクーポンIDが対応づけられており、情報管理部140は、操作されたボタンB21に対応づけられたクーポンIDにより獲得対象のクーポンを認識することができる。情報管理部140は、獲得対象として認識したクーポンを利用者情報172の獲得済みクーポン情報に登録することで当該クーポンを利用者に付与する(獲得させる)ことができる。
図9の例において、クーポンCP1~CP3はクーポン雛形に基づいて発行されたクーポンを表しており、クーポンCP4はクーポン雛形を用いずに発行されたクーポンを表している。この例において、クーポンCP1~CP3には、クーポン雛形に基づいて発行されたクーポンであることを示す画像IM11またはIM12を含むクーポン画像IM21~IM23が表示され、クーポンCP4には、画像IM11およびIM12を含まないクーポン画像IM24が表示されている。このように、クーポン雛形に基づいて発行されたクーポンと、クーポン雛形を用いずに発行されたクーポンとで異なる態様の画像が表示されることで、利用者は両者のクーポンの違いを簡単かつ明確に認識することができる。また、画像IM11および画像IM12は、クーポンCP1~CP3が所属するグループの違いを表している。すなわち、図9の例は、クーポンCP1およびCP2は同じグループIDを有し、クーポンC3は、クーポンCP1およびCP2と異なるグループIDを有することを表すものである。このように、クーポン雛形に基づいて発行されたクーポンについてグループごとに共通する画像が表示されることにより、利用者は関連するクーポンを簡単かつ明確に認識することができる。このように、クーポン雛形に基づいて発行されたクーポンであることを示す画像は、グループIDに対応するので、以下ではこれらの画像をグループ画像と称することにする。
このようなクーポン画像の表示制御は、以下のような前処理S31~S33が実施されることによって実現され得る。
(S31)まず、電子決済サービスの運営者が、クーポンCP1およびCP2の基となるクーポン雛形のクーポン画像としてグループ画像IM11を登録するとともに、クーポンCP3の基となるクーポン雛形のクーポン画像としてグループ画像IM12を登録しておく。
(S32)続いて、加盟店の運営者が、当該クーポン雛形に基づいてクーポンCP1~CP3を発行する。これにより、S31で登録されたグループ画像IM11およびIM12のうちグループ画像IM11がクーポンCP1およびCP2のクーポン画像に設定され、グループ画像IM12がクーポンCP3のクーポン画像に設定される。なお、ここで設定されるクーポン画像は、グループ画像そのものであってもよいし、グループ画像を他の画像と組み合わせることによって生成されてもよい。図9の例のクーポン画像IM21は、クーポンCP1の基になったクーポン雛形に固有の画像IM21Aとグループ画像IM11とを組み合わせたものである。また、図9の例のクーポン画像IM22は、クーポンCP2の基になったクーポン雛形に固有の画像IM22Aとグループ画像IM11とを組み合わせたものである。また、図9の例のクーポン画像IM23は、クーポンCP3の基になったクーポン雛形に固有の画像IM23Aと画像IM12とを組み合わせたものである。
(S33)続いて、加盟店の運営者が、クーポン雛形を使用しない通常のクーポンCP4を発行する。この場合、加盟店の運営者が指定した画像がクーポン画像として登録される。
このような前処理が行われた上で、決済アプリ20が獲得可能なクーポン一覧を決済サーバ100から取得することにより、図9のような一覧画面G20が表示される。なお、ここでは、前処理で登録されたクーポンCP1~CP4の全てが当該利用者にとって獲得可能である場合について説明したが、利用者が獲得可能なクーポンは、別途設定され得るクーポンの獲得条件に基づいて選択されてもよい。
(3)クーポンの適用
情報管理部140は、電子決済サービスによる電子決済を利用した決済時において、利用者によるクーポン適用操作に基づいてクーポンの適用有無を管理する。例えば、利用者は、決済サーバ100から既に獲得済みとなっているクーポン(獲得済みクーポン)の一覧を取得して決済アプリ20に表示させることができる。利用者は、決済アプリ20を使用して決済を行う際、獲得済みクーポンの一覧から所望のクーポンを選択することにより、当該所望のクーポンの特典が適用された形で決済を行うことができる。この場合、情報管理部140は、利用者情報172を参照し、当該利用者の獲得済みクーポン情報を利用者端末装置10に送信し、利用者端末装置10では、決済アプリ20が、受信された獲得済みクーポン情報をもとに対象加盟店で獲得済みクーポンの一覧を生成して表示する。情報管理部140は、クーポン一覧から選択されたクーポンによる特典の内容を決済処理部130に通知し、決済処理部130が当該クーポンを適用した形で決済処理を実行する。
[電子決済]
決済処理部130は、利用者端末装置10または第1店舗端末装置50から決済情報が取得されると、利用者情報172を参照して当該利用者の「決済方法設定」を取得する。決済処理部130は、「決済方法設定」が「チャージ残高」に設定されている利用者に関して、以下のように電子決済を行う。決済処理部130は、例えば、利用者IDに対応付けて管理しているチャージ残高を減少させ、加盟店の売上金の項目値を増加させることで、電子決済を行う。加盟店の売上金の項目値は、例えば、それ自体が電子マネーとして使用されるものでは無く、加盟店と電子決済サービスとの取り決めに応じたサイクルで、売上金の項目値に対応する金額が銀行口座に送金される。
決済処理部130は、「設定情報」が「後払い」に設定されている利用者に関して、以下のように電子決済を行う。後払いとは、電子決済サービスの運営者とは別主体であるクレジットカード会社との連携による「クレジット払い」とは別枠で設定されるものであり、電子決済サービスの運営者が与信者となって、後払い枠の範囲内でチャージ残高に依存しない電子決済を許容するものである。なお後払いサービスを受けるために、電子決済サービスの運営者が提供するクレジットカードの取得が要求されてよい。後払いで利用された金額は、一か月分まとめて翌月の支払日に、例えば銀行口座からの引き落としによって決済される。この場合、決済処理部130は、後払い利用額に決済金額を加算し、後払い利用可能額から同額を差し引くことで暫定決済を行い、締め日になると上記のように当月分の決済を翌月の支払い日に引き落とすための処理を行う、或いはクレジットカード会社の運営者に当該処理を依頼する。なお暫定決済の時点で決済金額が後払い利用可能額を超える場合は、エラー通知が決済アプリ20に返信される。
また、決済処理部130は、決済処理の実行に際し、情報管理部140から自動適用の対象となるクーポンが通知された場合、通知されたクーポンによる特典の内容を反映した上で決済処理を実行する。ここで自動適用の対象となるクーポンとは、利用者が使用するクーポンを選択する操作を行うことなく適用されるクーポンである。クーポンを自動適用の対象とするか否かは、クーポンの設定として管理されてもよいし、利用者の設定として管理されてもよい。例えば、クーポンの一例として、支払い金額の割引や、ポイント付与率の増加、ポイント付与量の増加、各種決済方法に関する手数料の割引などを特典として提供するものが挙げられる。これらのほか、クーポンは、決済処理の実行時に自動又は手動で適用されるものであって、利用者の利益となるものであれば、どのような特典を提供するものであってもよい。
図10は、加盟店によるクーポンの登録操作に関して、利用者端末装置10、第2店舗端末装置70および決済サーバ100が実行する処理の流れの一例を示すシーケンスチャートである。ここで、図10の処理シーケンスが開始される時点において、加盟店の運営者が新規クーポンの登録の際に使用するクーポン雛形が電子決済サービスの運営者により予め決済サーバ100に登録されているものとする。まず、第2店舗端末装置70において、加盟店の運営者が加盟店向けインターフェース72を操作することにより、クーポン登録画面を第2店舗端末装置70に表示させる(S401)。加盟店の運営者は、クーポン登録画面に対してクーポン雛形を利用した新規クーポンの発行操作を行う。この操作に応じて、加盟店向けインターフェース72は、決済サーバ100に対して当該新規クーポンの発行要求を送信する(S402)。
続いて、決済サーバ100が、第2店舗端末装置70から受信されたクーポン発行要求に応じて、当該新規クーポンの登録を行う(S403)。例えば、情報管理部140は、指定されたクーポン雛形の設定情報を雛型情報180から取得し、取得した設定情報に基づく新たなクーポンの情報をクーポン管理情報178に登録する。
その後、決済サーバ100は、所定のタイミングにおいて、利用者端末装置10から利用者が獲得可能なクーポンについてクーポン情報の提供要求を受ける(S404)。例えば、所定のタイミングは、利用者が、決済アプリ20に対して、獲得可能なクーポンの一覧画面G20(図9参照)を表示させる操作を行ったタイミングである。この要求に応じて、決済サーバ100は、利用者情報172を参照して要求元の利用者が獲得可能なクーポンを認識し、認識したクーポンのクーポン情報を要求元の利用者端末装置10に送信する(S405)。要求元の利用者端末装置10では、決済アプリ20が決済サーバ100から受信されたクーポン情報を表示する(S406)。
続いて、決済アプリ20は、表示したクーポン情報から獲得対象のクーポンを選択する操作を受け付け、選択されたクーポンを決済サーバ100に通知する(S407)。ここでは、クーポン雛形に基づいて発行されたクーポンが選択されたものとする。決済サーバ100は、決済アプリ20から通知されたクーポンを利用者に付与するとともに(S408)、当該クーポンと同じグループIDを有するクーポン(以下「グループクーポン」という。)を特定する(S409)。決済サーバ100は、S408で付与したクーポンに加え、グループクーポンとして特定されたクーポンを利用者に付与する(S410)。これにより、クーポン雛形に基づいて発行されたクーポンについては、同一グループに所属するクーポンをまとめて利用者に獲得させることができる。例えば、図9の例では、利用者がクーポンCP1を獲得した場合、同一グループに所属するクーポンCP2も同時に利用者に付与される。
なお、決済サーバ100は、グループクーポンの全てを利用者に付与するのではなく、グループクーポンのうち予め定められた獲得条件を満たしたクーポンを利用者に付与するように構成されてもよい。例えば、利用者が、所定のエリアを対象としたエリア限定クーポンを獲得した場合において、当該利用者の居住地が、当該エリア限定クーポンのグループクーポンに設定された居住地に関する獲得条件を満たしている場合に、当該グループクーポンを利用者に獲得させるようにしてもよい。この場合、例えば、決済サーバ100は、クーポン登録画面を介して、各クーポン雛形について、グループクーポンとしての獲得条件の設定を受け付け、その設定内容をクーポン雛形の設定情報として管理するように構成されてもよい。グループクーポンの獲得条件としては、上記の居住地に関する条件のほか、クーポンの利用回数や、決済平均額、クーポンの利用頻度、加盟店の利用頻度、利用者の位置情報、購入商品の属性、利用者の年齢など、決済履歴をもとに認識され得る任意の事項についての条件が設定されてよい。電子決済サービスの運営者は、クーポン雛形を登録する際に、上記のグループクーポンとしての獲得条件を設定することにより、より適切な利用者にグループクーポンを獲得させることができる。
また、決済サーバ100は、利用者によるクーポンの利用履歴を保存しておき、クーポンの利用状況を必要に応じて加盟店の運営者に提供するように構成されてもよい。例えば、クーポンの利用履歴は決済履歴に含めて管理され得る。例えば、情報管理部140は、第2店舗端末装置70から表示対象のクーポンのクーポンIDの指定を受け付けると、指定されたクーポンの利用履歴を参照して第2店舗端末装置70に当該クーポンの利用状況を表示させてもよい。表示させる利用状況の一例として、決済情報に基づいて把握され得る決済金額、利用者の数、決済回数、原資の消費額などが挙げられる。また、情報管理部140は、クーポンIDに代えて/加えてグループIDの指定を受け付け、当該グループIDに紐づくグループクーポンの利用状況を、当該グループクーポンを発行した加盟店ごとに分析した結果を提供するように構成されてもよい。
以上説明した実施形態によれば、電子商取引サービスの加盟店が利用者に対して発行するクーポンの利便性を向上させることができる。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
10…利用者端末装置、20…決済アプリ、50…第1店舗端末装置、60…店舗コード画像、70…第2店舗端末装置、72…加盟店向けインターフェース、100…決済サーバ、110…通信部、120…決済コンテンツ提供部、130…決済処理部、140…情報管理部、170…記憶部、172…利用者情報、174…決済コンテンツ情報、176…加盟店/店舗情報、178…クーポン管理情報、180…雛形情報

Claims (7)

  1. 利用者が電子決済サービスを利用して支払いを行う際に使用することができるクーポンであって、前記利用者の獲得操作により前記利用者に付与されるクーポンの管理情報を記憶する記憶部と、
    利用者からクーポンの獲得要求があった場合に、要求されたクーポンを前記利用者に付与するクーポン管理部と、
    を備え、
    前記管理情報は、複数のクーポンを含むクーポングループの識別情報と対応付けてクーポンを管理するものであり、
    前記クーポン管理部は、前記クーポンの獲得要求を受け付けると、要求された第1クーポンに加えて、前記第1クーポンと同じクーポングループの識別情報に対応づけられた第2クーポンをまとめて前記利用者に付与する、
    サービス提供装置。
  2. 前記クーポン管理部は、前記電子決済サービスの加盟店がクーポングループに所属するクーポンを発行するためのユーザインターフェースを前記加盟店の端末装置に提供するものであり、
    前記クーポン管理部は、前記電子決済サービスの運営者によって予め前記識別情報に対応付けられた加盟店に対して前記ユーザインターフェースを提供する、
    請求項1に記載のサービス提供装置。
  3. 前記クーポン管理部は、前記ユーザインターフェースにおいて、
    前記加盟店に対応づけられた前記識別情報のクーポングループに関する情報を表示させる、
    請求項2に記載のサービス提供装置。
  4. 前記クーポン管理部は、前記第1クーポンが所属するクーポングループのうち、前記利用者が所定の条件を満たしたクーポングループに所属するクーポンを前記第2クーポンとして前記利用者に付与する、
    請求項1に記載のサービス提供装置。
  5. 前記クーポン管理部は、前記利用者が、所定のエリアを対象としたクーポンを前記第1クーポンとして獲得した場合において、前記利用者の居住地が前記第1クーポンの所属するクーポングループに設定された居住地に関する条件を満たしている場合に、前記条件に対応するクーポングループに所属する第2クーポンを前記利用者に付与する、
    請求項4に記載のサービス提供装置。
  6. 利用者が電子決済サービスを利用して支払いを行う際に使用することができるクーポンであって、前記利用者の獲得操作により前記利用者に付与されるクーポンの管理情報を記憶したサービス提供装置が、
    利用者からクーポンの獲得要求があった場合に、要求されたクーポンを前記利用者に付与する処理を行うサービス提供方法であって、
    前記管理情報は、複数のクーポンを含むクーポングループの識別情報と対応付けてクーポンを管理するものであり、
    前記処理は、前記クーポンの獲得要求を受け付けると、要求された第1クーポンに加えて、前記第1クーポンと同じクーポングループの識別情報に対応づけられた第2クーポンをまとめて前記利用者に付与するものである、
    サービス提供方法。
  7. 利用者が電子決済サービスを利用して支払いを行う際に使用することができるクーポンであって、前記利用者の獲得操作により前記利用者に付与されるクーポンの管理情報を記憶したサービス提供装置に、
    利用者からクーポンの獲得要求があった場合に、要求されたクーポンを前記利用者に付与する処理を実行させるためのプログラムであって、
    前記管理情報は、複数のクーポンを含むクーポングループの識別情報と対応付けてクーポンを管理するものであり、
    前記処理は、前記クーポンの獲得要求を受け付けると、要求された第1クーポンに加えて、前記第1クーポンと同じクーポングループの識別情報に対応づけられた第2クーポンをまとめて前記利用者に付与するものである、
    プログラム。
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