JP7454534B2 - 注文支援プログラム - Google Patents
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Description
図1は、本実施形態に係る在庫管理システムS(注文支援システム)の全体構成を示すブロック図である。本実施形態では、在庫管理の対象として、少なくとも1つの収納領域を有する保管庫の例であって、庫内を保冷可能な冷蔵庫を例に挙げて説明する。在庫管理システムSは、一または複数の(M台の)冷蔵庫10-1~10-M(以下、冷蔵庫10と総称することがある)と、一または複数の(N台の)携帯端末20-1~20-N(冷蔵庫管理装置、コンピュータ、以下、携帯端末20と総称することがある)と、冷蔵庫10の在庫を管理する在庫管理サーバ30と、冷蔵庫10に収納される食材などを販売する小売業者サーバ40と、を備える。
冷蔵庫10は、制御部11と、記憶部12と、通信部13と、操作部14と、冷却機構15と、収納物検知部としての重量センサ200と、を備えている。制御部11は、後述する主制御基板109およびセンサ基板111等によって構成される。記憶部12は、各種情報を記憶する。通信部13は、LAN51を介して、携帯端末20等と通信する。操作部14は、冷蔵庫10内の温度調整などを行う。冷却機構15は、圧縮機107、蒸発器(冷却器)などの冷凍サイクルの他、ファンなどで構成される。
携帯端末20としては、例えば、スマートフォンやタブレット端末が想定され、プロセッサ21と、メモリ22と、記憶部23と、通信部24と、出力部25と、入力部26と、撮影部27と、を備えている。携帯端末20の計算や制御等の機能は、プログラムがプロセッサ21によって実行されることで、定められた処理を他のハードウエアと協働して実現される。これらの機能を実現するためのプログラムは、メモリ22に格納される。なお、プログラムは、WAN52を介して接続された計算機上に格納されており、携帯端末20の通信部24がLAN51またはWAN52経由でダウンロードすることにより、携帯端末20のメモリ22へのインストールが可能となっている。
実施例1に係る冷蔵庫10の構成について具体的に説明する。図2は、実施例1に係る冷蔵庫10の外観斜視図であり、図3は、図2のII-II線断面図である。なお、各図において、ユーザの視点から見て前・後・左・右・上・下と定義する。
実施例1に係る在庫管理システムSについて、説明する。実施例1は、携帯端末20のメモリ22に格納されたアプリケーションプログラム(以下「アプリ」)が、冷蔵庫10の各収納領域に収納される食材の在庫管理を実行するものである。
重量センサ200により取得した重量は、外気温度変化や電気的ノイズ、床の振動などの外乱要因により計測の都度変化する可能性がある。そこで一定時間毎に重量を取得し、記憶部12に記憶させる。一定回数取得後平均化した重量を在庫管理サーバ30や小売業者サーバ40に送信する重量とすることで、外乱影響を少なくすることができる。
図4は、本実施例に係る在庫管理サーバ30の構成を示す機能ブロック図である。図4に示すように、在庫管理サーバ30は、プロセッサ31と、メモリ32と、通信部33と、記憶部34と、を備えている。図4では、概念的にプロセッサが実行する機能を、データ管理部321および通知部322として示しており、これらの機能を実現するためのプログラムが、メモリに格納されている。なお、プログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供されたり、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM等の計算機で読み取り可能な記録媒体に記録して提供されたり、配布されても良い。
本実施例に係る在庫管理システムSを構築する際には、コンピュータ(携帯端末20)が在庫管理プログラムを動作可能にさせるステップとして、携帯端末20のメモリ22には、在庫管理の機能を実行するアプリのプログラムがインストールされる。図5は、携帯端末20のプロセッサ21により実行されるアプリの機能を、ブロック図として表したものである。図5に示すように、本実施例のアプリは、グラフ作成部221と、在庫状態出力部222と、通知出力部223と、設定部224と、計量指令部225と、購入先登録部226と、アクセス支援処理部227と、で構成される。
携帯端末20の入力部26において、ユーザが所定の操作(例えば所定のアイコンのタップ)を行うと、携帯端末20にインストールされているアプリが起動する。図6は、アプリ起動時における携帯端末20の出力部25の画面の例を示す図である。アプリが起動されると、在庫状態出力部222は、例えば、図6に示すホーム画面V10(在庫状況画面)を出力部25に表示させる。ここで、携帯端末20の通信部24がLAN51またはWAN52経由でダウンロードするアプリには、在庫管理の機能以外にも、季節に合わせた旬の食材に関する情報を表示する機能や、天気予報に合わせて買い物に出かけるおすすめ度を表示する機能が含まれている。このため、図6において、ホーム画面V10の左右にあるスクロールボタン623L,623Rがタップされると、他の表示画面(推奨食材画面や買い物指数画面)に遷移する。しかし、本実施例では、推奨食材を表示する機能や買い物指数を表示する機能については説明を省略し、在庫管理の機能のみについて、以下、説明する。
図6において、ホーム画面V10には、上端から下端に向かって、主メニューバー600と、天気予報表示部610と、在庫状況表示部620と、ナビゲーション部630と、副メニューバー640と、が含まれている。ここで、主メニューバー600には、メニューボタン601と、機種表示欄602と、接続表示欄603と、警告欄605と、が含まれている。機種表示欄602は、当該携帯端末20が制御対象とする冷蔵庫10の型番を表示する。また、接続表示欄603は、当該携帯端末20が、制御対象とする冷蔵庫10との間で双方向の通信回線が接続されているか否かを表示する。警告欄605は、重量センサ200の異常などが発生した場合に、その旨を表示する。
図32は、庫内画像表示画面V20の例を示す図である。図6,図7のホーム画面V10,V11において、ユーザが冷蔵庫中身チェックボタン632をタップすると、アプリ(在庫状態出力部222)は、庫内画像表示画面V20を出力部25に表示させる。庫内画像表示画面V20には、戻るボタン650と、カメラボタン634と、が含まれている。ユーザが戻るボタン650をタップすると、アプリは、元のホーム画面V10,V11を出力部25に再表示させる。カメラボタン634は、現在の中身画像の表示に代えて、撮影画面(図示せず)を表示させるボタンであり、このカメラボタン634がタップされると、撮影部27が起動して、モニタ画像が表示される。その後、ユーザがシャッターボタン(図示せず)をタップすると、その時点におけるモニタ画像が、冷蔵庫10の中身画像として記憶部23内の画像記憶部(図示せず)に保存される。この中身画像は、対応する冷蔵庫10のID情報とともに、WAN52等を介して在庫管理サーバ30に送信され得る。在庫管理サーバ30のデータ管理部321は、冷蔵庫10のID情報と対応付けて、中身画像をデータベースに保存する。携帯端末20の記憶部23や在庫管理サーバ30のデータベースに、既に別の中身画像が保存されている場合、従前の中身画像が削除され、新たに撮影された中身画像に更新される。なお、中身画像は、収納領域ごとに区別して保存され、選択された収納領域ごとに表示されるようにしても良い。
図8は、在庫状態・トップ画面V30の例を示す図である。図6,図7のホーム画面V10,V11において、ユーザが在庫状態ボタン643をタップすると、在庫状態出力部222は、図8に示す在庫状態・トップ画面V30を出力部25に表示させる。在庫状態・トップ画面V30には、主メニューバー600と、戻るボタン650と、編集ボタン651と、収納領域一覧表示部660と、副メニューバー640と、が含まれている。収納領域一覧表示部660は、3か所の収納領域欄661-1~661-3を有しており、各収納領域欄には、対応する収納領域の状態の概要が表示される。具体的には、左から、当該収納領域の位置を示す冷蔵庫型アイコンと、当該収納領域に収納する商品の画像と、当該収納領域に収納する商品に関するメモ、残量、購入先ECサイトなどの情報と、が各収納領域欄に表示され得る。冷蔵庫型アイコンは、対応する収納領域欄661-1~661-3の領域が塗り潰されている。例えば、センサユニットの設けられた容器のうち最上段の容器104aに対応する収納領域欄661-1に表示されている冷蔵庫型アイコンは、最上段相当の領域が塗り潰されている。
図8の在庫状態・トップ画面V30において、ユーザが特定の収納領域欄の詳細要求ボタン662をタップすると、在庫状態出力部222は、図9に示す在庫状態詳細画面V40を出力部25に表示させる。図9は、図8の在庫状態・トップ画面V30において、中段の収納領域欄の詳細要求ボタン662がタップされたときに表示される在庫状態詳細画面V40である。図9の通り、在庫状態詳細画面V40には、主メニューバー600と、戻るボタン650と、商品情報表示部663と、グラフ表示部665と、購入設定部666と、副メニューバー640と、が含まれている。
図13は、購入先のECサイト(ECサイトC)のトップページのみが登録されている場合における購入先確認画面V71であり、図14は、ECサイトで収納領域の商品を実際に購入するためのページが購入先として登録されている場合における購入先確認画面V72である。これらの画面には、登録アドレス表示部683と、購入先アクセスボタン684と、登録ボタン685と、が含まれている。登録アドレス表示部683には、登録済みの購入先の具体的なアドレス(URL)が予め表示されているが、ユーザが希望する他の購入先のページのアドレスを、例えばコピーアンドペーストで、入力することもできる。登録アドレス表示部683に新たなアドレスが入力された状態で登録ボタン685がタップされると、購入先登録部226は、当該入力内容を新たな登録先として更新し、記憶部23内の画像記憶部に反映する。
ユーザが、図9に示す在庫状態詳細画面V40の購入先変更ボタン667をタップすると、購入先登録部226は、図11に示す購入先選択画面V60を出力部25に表示させる。購入先選択画面V60には、登録購入先表示部680と、購入先候補表示部681と、次へボタン682と、が含まれている。図11の例では、登録購入先表示部680に、購入先のECサイトがECサイトAであることと、ECサイトAの商品(野菜ジュース)購入ページのアドレスが表示されている。また、図11の例では、購入先候補表示部681に、選択中のECサイトAが実線で表示され、他のECサイトが破線で表示されている。
図15は、ECサイトAと異なり自動再注文が想定されるECサイトBが新たな購入先として選択されたときに表示される設定確認画面V100である。ここで、本実施例における自動再注文とは、小売業者サーバに送信される重量に基づき、商品の残量が一定以下となった場合に自動で再注文が行われることを意味する。図15の設定確認画面V100でアプリアクセスボタン700がタップされると、アクセス支援処理部227はECサイトBのアプリを起動させ、ECサイトBのアプリ上で、自動再注文のための設定が行われる。ECサイトBのアプリが起動した後、在庫管理アプリは、図16に示す購入先確認画面V73を保持する。自動再注文の設定が完了した後に、登録ボタン685がタップされると、在庫状態出力部222は例えば図17に示す在庫状態詳細画面V44を表示させる。
図25は、自動再注文が想定されるECサイトが購入先として登録された場合の在庫状態詳細画面V45である。都度注文が想定されるECサイトAが購入先として登録された場合の在庫状態詳細画面V40である図9と比較すれば分かるように、在庫状態詳細画面V45の購入設定部666には、購入ボタンが存在しない。また、在庫状態詳細画面V45のグラフ表示部665には、図9の在庫状態詳細画面V40と異なり、アラート通知重量の表示が存在しない。
図19は、表示対象である上段の収納領域について、図9と異なり、商品のメモや最大重量などの設定がされていない初期状態での在庫状態詳細画面V41を示している。図19のグラフ表示部665は、空白とするのではなく、最大重量などの設定をすればグラフが表示される旨のメッセージが表示されるので、ユーザに在庫管理機能を活用するよう促すことが可能である。図19の購入設定部666の購入ボタン668には、登録済みのECサイト名の代わりに横線が表示されている。購入設定部666の購入先変更ボタン667がタップされると、購入先登録部226は、図21に示す購入先選択画面V61を出力部25に表示させる。図21の購入先選択画面V61は、図11と異なり、登録購入先表示部680を有しておらず、購入先候補表示部681と、次へボタン682と、を有している。ユーザが例えばECサイトAを選択された状態で次へボタン682をタップすると、購入先登録部226が、図12の購入先確認画面V70を表示させ、当該画面での登録が行えるようになる。登録完了後は、在庫状態出力部222が、図20に示す在庫状態詳細画面V42を出力部25に表示させ、購入設定部666の購入ボタン668には、登録されたECサイト名としてECサイトAが表示される。
ここで、自動再注文のECサイトから都度注文のECサイトへ購入先を変更する場合について説明する。図27は、自動再注文を想定したECサイトBが登録されている場合の購入先選択画面V62である。ECサイトBが登録されている状況下で、購入先選択画面V62の購入先候補表示部681において、例えば都度注文を想定したECサイトAが選択され、次へボタン682がタップされたとする。すると、図9に示すように、在庫状態詳細画面V40には購入ボタン668が表示され、図10に示すように、表示・通知設定画面V50にはアラート通知重量表示部675と通知許可ボタン676が表示される。
次に、図10に示す表示・通知設定画面V50について説明する。この表示・通知設定画面V50は、図9の在庫状態詳細画面V40において、設定要求ボタン664がタップされたときに、在庫状態出力部222が出力部25に表示させる画面である。図10のように、表示・通知設定画面V50には、主メニューバー600と、戻るボタン650と、画像表示部671と、画像取り込みボタン672aと、撮影ボタン672bと、商品メモデータ編集欄673と、最大重量表示部674と、アラート通知重量表示部675と、通知許可ボタン676と、保存ボタン677と、副メニューバー640と、が含まれている。
ユーザが、アラート通知重量表示部675の設定変更ボタン679をタップすると、設定部224は、図29に示すアラート通知重量設定画面V82を出力部25に表示させる。アラート通知重量設定画面V82は、ドラムロールメニュー部690を有しており、このドラムロールメニュー部690には、キャンセルボタン691と、決定ボタン692と、重量指定部693と、が含まれている。ユーザが重量指定部693をスクロールさせると、何れかの重量がカーソル行693aに位置する。そして、ユーザが決定ボタン692をタップすると、出力部25は、対象となる重量(%)を変更し、その結果を反映した元の画面(例えば図10の表示・通知設定画面V50)を表示する。一方、ユーザがキャンセルボタン691をタップすると、出力部25は、対象となる重量(%)を変更することなく、元の画面を再表示する。なお、アラート通知重量の変更は、図29に示すアラート通知重量設定画面V82によらず、図9のグラフ表示部665において、破線で示すアラート通知重量の線をドラッグし、所望の位置にてドロップすることで、変更できるようにしても良い。
このように、各種データの入力や各種設定の変更を行った後、ユーザが保存ボタン677をタップすると、設定部224は、表示・通知設定画面V50で入力・設定された情報を記憶部23内に反映する。また、商品画像、商品メモおよび最大重量などの情報は、在庫管理サーバ30にも送信され、データ管理部321が、冷蔵庫IDと対応させて、収納領域ごとに収納領域データベース342に格納する。したがって、同じ冷蔵庫10に対して複数台の携帯端末20がペアリングされている場合などは、あるユーザが携帯端末20のアプリを用いて商品画像などを更新すると、在庫管理サーバ30の収納領域データベース342に共有されるデータに基づいて、更新情報が他のユーザの携帯端末20のアプリにも反映されることになる。アラート通知重量や通知許可の設定は、同一冷蔵庫IDであっても、ユーザの利便性を考慮して、携帯端末IDごとに個別設定を可能とするのが望ましい。ただし、どの設定を他の携帯端末IDと共通化し、どの設定を携帯端末IDごとに個別設定可能とするかは、本実施例に限られるものではない。また、冷蔵庫10とペアリングがされていない携帯端末20であっても、所定の認証を実施することにより、アプリを利用できるようにしても良い。
図8の在庫状態・トップ画面V30で、ユーザが編集ボタン651をタップすると、在庫状態出力部222は、図33に示す収納領域編集画面V140を出力部25に出力させる。さらに、図33の収納領域編集画面V140で、ユーザが、入替元(例えば中段の商品A)の収納領域欄にあるドットマーク657をドラッグし、入替先(例えば上段の商品B)の収納領域欄でドロップすると、在庫状態出力部222は、図34に示す入替確認画面V86を出力部25にポップアップ表示させる。このような確認画面を表示させる理由は、収納領域データのみを入れ替え、実際の商品が入れ替わっていない場合、商品の残量が正しく反映されず、誤購入につながる可能性があるためである。図34の入替確認画面V86でキャンセルボタン658がタップされると、図33の収納領域編集画面V140に戻り、OKボタン659がタップされると、図35に示すように、上段と中段の収納領域が入れ替わった収納領域編集画面V141が出力される。OKボタン659のタップは、実際にユーザが入替作業をする直前でも直後でもよいが、入替作業の前とすると、入替動作の正常性を判断するべく重量センサの検知値の取得頻度を予め上げるといった処理が可能になるため、好ましい。また、タップの際、既に入替を終えたのかこれから入替を行うのかを入力させるようにしてもよい。
図8の在庫状態・トップ画面V30で、編集ボタン651がタップされたときに表示される図35の収納領域編集画面V141において、ユーザが、削除したい収納領域欄(例えば下段)にあるチェックボックス694をオン状態にすると、在庫状態出力部222は、図38に示す削除収納領域選択画面V150を出力部25に出力させる。チェックボックス694は、削除対象となる収納領域を指定するためのものであり、ユーザがタップする毎にオン/オフ状態がトグルで切り替わる。図38の削除収納領域選択画面V150において、ユーザが削除ボタン695をタップすると、在庫状態出力部222は、図39に示す削除確認画面V87を出力部25にポップアップ表示させる。図39の削除確認画面V87でキャンセルボタン696がタップされると、図38の削除収納領域選択画面V150に戻り、OKボタン697がタップされると、図40に示すように、下段の収納領域が削除された収納領域編集画面V151が出力される。図40の収納領域編集画面V151で、ユーザが閉じるボタン698をタップすると、編集状態が終了し、図41に示すように、下段の収納領域が削除された在庫状態・トップ画面V32が出力される。このように、収納領域ごとに登録データをまるごと削除できるようにすることで、商品画像、商品メモ、最大重量および購入先などを個々に削除する場合と比べ、手間が省ける。なお、複数の収納領域を選択し、複数の収納領域を同時に削除することも可能である。
実施例1の変形例に係る在庫管理システムSについて、説明する。本変形例は、携帯端末20がブラウザを介して利用可能な在庫管理のWebサービスを、在庫管理サーバ30が提供するものである。
図42は、実施例1の変形例に係る在庫管理サーバ30の構成を示す機能ブロック図である。実施例1(図4参照)では、携帯端末20のアプリ内にあった、グラフ作成部、在庫状態出力部、通知出力部、計量指令部、購入先登録部およびアクセス支援処理部が、本変形例では、在庫管理サーバ30のメモリ32内にある点で異なっている。本変形例によれば、携帯端末20用に在庫管理アプリが存在しなくても、在庫管理サーバ30にアクセスしてWebサービスを利用することで、実施例1と同様の在庫管理の機能を得ることができる。
実施例2に係る冷蔵庫10の構成について具体的に説明する。図43は、実施例2に係る冷蔵庫100の冷蔵室ドアを開けた状態を示す正面図である。図43に示すように、本実施例2の冷蔵庫100は、上方から冷蔵室1、左右に併設された製氷室2と上段冷凍室3、下段冷凍室4、野菜室5の順番で貯蔵室を有している。冷蔵庫100はそれぞれの貯蔵室の開口を開閉するドア(扉)を備えている。これらのドアは、冷蔵室1の開口を開閉する、左右に分割された回転式の冷蔵室ドア1a,1bと、製氷室2、上段冷凍室3、下段冷凍室4、野菜室5の開口をそれぞれ開閉する引き出し式の製氷室ドア2a、上段冷凍室ドア3a、下段冷凍室ドア4a、野菜室ドア5aである。なお、貯蔵室およびそのドアの数、レイアウトについては、これに限るものではない。
撮像装置6は、図43に示すように、貯蔵室の外、具体的には、箱体の外側上部の略中央に配置されている。冷蔵室ドア1bには、撮像装置6により手動で撮影する際に使用される撮影ボタン61(ユーザからの撮影指令を受付ける撮影指令受付部)が設けられている。撮影ボタン61は、冷蔵室ドア1aや箱体その他の領域に設けられていても良い。
図44は、庫内画像切替画面V21の例を示す図である。図6,図7のホーム画面V10,V11において、ユーザが冷蔵庫中身チェックボタン632をタップすると、アプリは、庫内画像切替画面V21を出力部25に表示させる。庫内画像切替画面V21において、ユーザが所望の収納領域を選択すると、選択された収納領域に関する庫内画像表示画面V22が表示される。
図45は、庫内画像切替画面V21において、冷蔵室の棚に関する画像のうち、撮像装置6で撮影した画像(図44のA1で示した部分)が選択された場合に表示される、庫内画像表示画面V22の例を示す図である。庫内画像表示画面V22には、画像表示部702と、撮影日時表示部703と、室内選択ボタン704と、撮影方法表示部705と、が含まれている。
図48は、庫内画像切替画面V21において、冷蔵室ドア1bのドアポケット11bに関する画像のうち、撮像装置6で撮影した画像(図44のA2で示した部分)が選択された場合に表示される、庫内画像表示画面V24の例を示す図である。ドアポケットの撮影画像についても、棚の場合と同様に、拡大したり、過去のものを表示したり、することが可能となっている。
6 撮像装置
10,100 冷蔵庫
20 携帯端末
51 LAN
52 WAN
104 容器
111 センサ基板
112 通信基板
113 操作基板
200 重量センサ
221 グラフ作成部
222 在庫状態出力部
223 通知出力部
224 設定部
225 計量指令部
226 購入先登録部
227 アクセス支援処理部
Claims (8)
- 収納領域の商品の在庫に係る情報を含む画面を出力させる在庫状態出力部と、
前記収納領域に対応した商品の購入先として、都度注文が可能な電子商取引サイト、または、自動再注文が可能な電子商取引サイト、を登録する購入先登録部と、
前記電子商取引サイトまたは当該サイトのアプリへアクセスさせるアクセス支援処理部と、
前記収納領域に対応した商品の購入先が、自動再注文が可能な電子商取引サイトから都度注文が可能な電子商取引サイトに変更される場合に、自動再注文の設定解除を促す通知を行う通知出力部と、してコンピュータを動作させる注文支援プログラム。 - 前記収納領域に対応した商品の購入先が、都度注文が可能な電子商取引の場合、前記通知出力部は、前記商品の在庫が予め定めた条件に達したときにアラートの通知を行い、
前記収納領域に対応した商品の購入先が、自動再注文が可能な電子商取引の場合、前記通知出力部は、アラートの通知を行わない、請求項1に記載の注文支援プログラム。 - 前記収納領域に対応した商品の購入先が、都度注文が可能な電子商取引サイトから自動再購入が可能な電子商取引サイトに変更される場合に、前記通知出力部は、自動再注文の設定を促す通知を行う、請求項1に記載の注文支援プログラム。
- 自動再注文が可能な電子商取引サイトが購入先として登録されている収納領域のデータを削除する場合に、前記通知出力部は、自動再注文の設定解除を促す通知を行う、請求項1に記載の注文支援プログラム。
- 前記収納領域は複数存在し、自動再注文が可能な電子商取引サイトが購入先として登録されている収納領域のデータを入れ替える場合に、前記通知出力部は、入れ替えを禁止する通知を行う、請求項1に記載の注文支援プログラム。
- 前記在庫状態出力部は、前記収納領域の重量センサで検知された重量情報を所定のタイミングで出力するものであり、重量の減少幅が大きい場合、重量の減少幅が小さい場合と比べて、出力するタイミングを遅くする、請求項1に記載の注文支援プログラム。
- 前記収納領域は、冷蔵庫内に設けられた棚または容器であり、
前記冷蔵庫は、冷蔵室の棚またはドアポケットを撮影する撮像装置を備え、
前記在庫状態出力部は、前記撮像装置で撮影された前記棚またはドアポケットの画像と、携帯端末で撮影された前記棚またはドアポケットの画像と、を選択的に出力する、請求項1に記載の注文支援プログラム。 - 前記在庫状態出力部は、所定の操作に基づき、前記棚またはドアポケットに関する複数の過去の画像のうちいずれかを出力する、請求項7に記載の注文支援プログラム。
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