JP7452259B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本開示は、半導体装置に関する。
LSI(Large Scale Integrated circuit)等の半導体装置において、計算負荷などの急増により消費電流が増加すると、電源電圧が一時的に降下することがある。電源電圧の降下を検出した場合、クロック周波数を低下させることで、半導体装置のタイミングエラーの発生を抑制する技術がある(ACC(Adaptive Clocking Control))。さらに、ACCは、クロック周波数を低下させた後、降下した電源電圧が回復すると、クロック周波数を復帰(上昇)させることで、クロック周波数の低下による半導体装置の性能劣化を抑制する。
特表2013-511096号公報 特開2005-115944号公報 特開2017-058911号公報
半導体装置には、共通の電源で動作する複数のプロセッサコアを備えるものがある。このような半導体装置にACCを適用する場合、それらのプロセッサコアのクロック周波数を一斉に上昇させても、一部又は全部のプロセッサコアの電源電圧の再降下が検出されてクロック周波数を再低下させないことが求められる。
しかしながら、電源電圧の再降下が検出されてクロック周波数を再低下させないように、それらのプロセッサコアのクロック周波数を一律にゆっくりと上昇させると、各々のクロック周波数が復帰するまでの時間が長くなる。その結果、半導体装置の性能を劣化させた状態が長引いてしまう。
本開示は、クロック周波数の低下に伴う性能劣化を抑制可能な半導体装置を提供する。
本開示は、
共通の電源で動作する複数のプロセッサコアを備え、
前記複数のプロセッサコアは、それぞれ、
自プロセッサコアの電源電圧の降下を検出すると、前記自プロセッサコアで使用される自クロック周波数を低下させ、前記複数のプロセッサコアのうちの他プロセッサコアの電源電圧の状況に応じて、前記自クロック周波数を上昇させる速度を調整するクロック制御回路を有する、半導体装置を提供する。
本開示は、
共通の電源で動作する複数のプロセッサコアを備え、
前記複数のプロセッサコアは、それぞれ、
自プロセッサコアの電源電圧の降下を検出すると、前記自プロセッサコアで使用される自クロック周波数を低下させ、前記複数のプロセッサコアのうちの他プロセッサコアで使用される他クロック周波数の状況に応じて、前記自クロック周波数を上昇させる速度を調整するクロック制御回路を有する、半導体装置を提供する。
本開示によれば、クロック周波数の低下に伴う性能劣化を抑制可能な半導体装置を提供できる。
電圧低下による信号遅延を説明するための図である。 ロジック回路の通過遅延を説明するための図である。 タイミングエラーを説明するための図である。 ACC動作の概要を説明するための図である。 動作周波数の増加による電源電圧の再低下を説明するための図である。 電源電圧の再低下を防止するためにクロック周波数を復帰させる方法の一例を示す図である。 早すぎる周波数復帰によりACCの再発動が頻発する場合の一例を示す図である。 半導体装置の構成例を示す図である。 クロック周波数を復帰させる方法の一例を示すフローチャートである。 1コアのみでクロック周波数を復帰させる場合の一例を示す図である。 1コアのみでクロック周波数を復帰させる方法の一例を示す図である。 複数コアでクロック周波数を復帰させる場合の一例を示す図である。 複数コアでクロック周波数を復帰させる方法の一例を示す図である。 電源電圧に応じてクロック周波数を復帰させる方法の一例を示す図である。 電源電圧の情報をコア間で共有する半導体装置の構成例を示す図である。 電源電圧の情報をコア間で共有するクロック制御回路の構成例を示す図である。 他コアのクロック周波数に応じてクロック周波数を復帰させる方法の一例を示す図である。 クロック周波数の情報をコア間で共有する半導体装置の構成例を示す図である。 クロック周波数の情報をコア間で共有するクロック制御回路の構成例を示す図である。 電源電圧と他コアのクロック周波数に応じてクロック周波数を復帰させる方法の一例を示す図である。 電源電圧とクロック周波数の情報をコア間で共有する半導体装置の構成例を示す図である。 電源電圧とクロック周波数の情報をコア間で共有するクロック制御回路の構成例を示す図である。
計算負荷及び動作回路数が大きく変化すると、LSI内に電源ノイズ(同時スイッチングノイズ)が発生することがある。例えば、マルチコアLSIにて計算負荷がアイドル状態から急増すると、瞬間的に増加する消費電流によってLSIの電源電圧が降下することがある。LSIの電源電圧が降下すると、LSI内部の回路に十分な電圧が印加されない場合、回路内で信号遅延が発生し、タイミングエラーを引き起こす場合がある。
図1は、電圧降下による信号遅延を説明するための図である。クロックドライバから供給されるクロックCLKは、分岐点100を経由して、送信側のFF(フリップフロップ)101と受信側のFF102に供給される信号である。クロックCLKに従ってFF101から送信されるデータは、ロジック回路103を介して、FF102に入力される。FF102に入力されるデータは、クロックCLKに従ってラッチされる。
しかしながら、図2に示すように、ロジック回路103の電源電圧Vが電圧値V1から電圧値V2に降下すると、ロジック回路103で生じる信号遅延時間Ldは、Tdから"Td+Tdd"に増大してしまうことがある。Tdは、電源電圧Vの降下がないときの遅延時間を表し、Tddは、電源電圧Vの降下による遅延時間の増大分を表す。
例えば図3において、本来、クロックCLKのダウンエッジでFF101から送信されたデータは、ロジック回路103を介して、次のダウンエッジまでにFF102に到達する。しかしながら、電源電圧Vの降下によりロジック回路103での信号遅延が増大すると、データの到達が次のダウンエッジまでに間に合わず、FF102でタイミングエラーが発生する場合がある。
図4は、タイミングエラーの発生を抑制可能なACC動作の概要を説明するための図である。電圧値V1,V2,V3は、それぞれ、電源電圧Vの定常値、電源電圧Vの最大の降下電圧値、STA(Static Timing Analysis)のタイミング限界値を表す。ACC回路は、例えば、電源電圧センサにより検出された電源電圧Vがタイミングエラーの発生する電圧値V3以下に降下したことを検出した場合、クロックCLKの周波数を低下させることで(ACC発動)、LSIのタイミングエラーの発生を抑制する。その後、電源電圧Vが電圧値V3よりも高い電圧値まで回復すると、ACC回路は、低下させたクロック周波数を、低下させる前の通常値に戻すことで(周波数復帰動作)、クロック周波数を低下させている期間を限定し、LSIの演算性能の劣化を抑制する。
例えば図5において、ACC回路は、電源電圧Vがタイミングエラーの起こらない基準値Vth以上に回復してから、LSIのクロック周波数Fを復帰(上昇)させていく(タイミングt3)。しかしながら、クロック周波数Fをタイミングt3で急激に上昇させると、LSIの消費電流Iが急激に増加し、電源電圧Vがタイミングエラーの起こる電圧値V3以下に再び降下してしまう場合がある。電源電圧Vの再降下によりACCが再び発動すると、クロック周波数Fも再び低下するので、LSIの演算性能の劣化が断続的に発生してしまう。
上記のようなACCの再発動を防ぐため、ACC回路は、電源電圧Vがタイミングエラーの起こらない基準値Vth以上に回復してから、クロック周波数Fを徐々に上昇させることで、LSIの演算性能の再劣化を抑制できる(図6参照)。
ところで、半導体装置には、共通の電源で動作する複数のプロセッサコアを備えるものがある。このような半導体装置にACCを適用する場合、一部又は全部のプロセッサコアの電源電圧Vの降下によってACCが再発動しないように、各々のクロック周波数Fを上昇させることが求められる。一部又は全部のプロセッサコアのクロック周波数Fの復帰が早すぎると、消費電流Iの増加により電源電圧Vが再降下し、ACCの再発動が頻発するおそれがある(図7参照)。各々のプロセッサコアは、自らの電源電圧の降下を検出すると、自らのクロック周波数を低下させることで、自らのタイミングエラーの発生を抑制する。したがって、各々のプロセッサコアで同時にACCが発動した後に各々のクロック周波数を同時に上昇させるワーストケースでも、ACCが電圧降下により再発動しないことが求められる。
しかしながら、このようなワーストケースを想定して、ACCが電圧降下により再発動しないように予め設定された同一の上昇速度で各々のクロック周波数をゆっくりと上昇させると、各々のクロック周波数が元の値に復帰するまでの時間が長くなる。この長い復帰時間は、複数のプロセッサコアを備える半導体装置の演算性能を劣化させた状態を長引かせてしまう。
本開示に係る一実施形態の半導体装置は、クロック周波数の低下に伴う性能劣化を抑制する構成を有する。本開示に係る一実施形態の半導体装置は、共通の電源で動作する複数のプロセッサコアを備え、それらの複数のプロセッサコアは、それぞれ、クロック制御回路を有する。各々のクロック制御回路は、自プロセッサコアの電源電圧の降下を検出すると、自プロセッサコアで使用されるクロック周波数(自クロック周波数)を低下させるACC機能を有する。
各々のプロセッサコアが共通の電源で動作する場合、各々のプロセッサコアの電源電圧が回復する速度は、自プロセッサコアの動作状態だけでなく、他プロセッサコアの動作状態にも依存する。この依存性を利用して、本開示に係る一実施形態の半導体装置における各々のクロック制御回路は、自プロセッサコアと共通の電源で動作する他プロセッサコアの電源電圧の状況に応じて、自クロック周波数を上昇させる速度を調整する機能を有する。この調整機能により、自プロセッサコアの電源電圧の回復速度に影響を与える他プロセッサコアの電源電圧の状況を考慮して、自プロセッサコアの電源電圧の降下が検出されない適切な速度に、自クロック周波数を上昇させる速度を調整できる。よって、クロック周波数の低下に伴う半導体装置の性能劣化を抑制できる。
また、各々のクロック制御回路は、自プロセッサコアの電源電圧の降下を検出すると、自プロセッサコアで使用される自クロック周波数を低下させる。よって、他プロセッサコアで使用されるクロック周波数(他クロック周波数)の状況から、他プロセッサコアの電源電圧の状況を推定できる。この点を利用して、本開示に係る一実施形態の半導体装置における各々のクロック制御回路は、自プロセッサコアと共通の電源で動作する他プロセッサコアのクロック周波数の状況に応じて、自クロック周波数を上昇させる速度を調整する機能を有してもよい。この調整機能により、自プロセッサコアの電源電圧の回復速度に影響を与える他プロセッサコアのクロック周波数の状況を考慮して、自プロセッサコアの電源電圧の降下が検出されない適切な速度に、自クロック周波数を上昇させる速度を調整できる。よって、クロック周波数の低下に伴う半導体装置の性能劣化を抑制できる。
また、上記の依存性を利用して、本開示に係る一実施形態の半導体装置における各々のクロック制御回路は、自プロセッサコアと共通の電源で動作する他プロセッサコアの電源電圧の状況から、自プロセッサコアの電源電圧が回復する速度を予測できる。上記の依存性を利用して、各々のクロック制御回路は、自プロセッサコアと共通の電源で動作する他プロセッサコアのクロック周波数の状況から、自プロセッサコアの電源電圧が回復する速度を予測できる。
各々のクロック制御回路は、自プロセッサコアの電源電圧の回復速度の予測結果に応じて、ACCが再発動しない範囲で自クロック周波数を上昇させる最速の速度を複数の速度候補の中から選択することが可能となる。各々のクロック制御回路は、選択した最速の速度で、自クロック周波数を上昇させることで、クロック周波数の低下に伴って半導体装置の性能が劣化している状態をACCが再発動しない範囲で短縮でき、性能劣化を効果的に抑制できる。
図8は、本開示に係る一実施形態における半導体装置の構成例を示す図でる。図8に示す半導体装置10は、共通の電源11で動作する複数(この例では、9つ)のコア1~9を備える。コア1~9は、いずれも、演算機能を有するプロセッサコアである。半導体装置10は、例えば、複数のコアが配列されるマルチコアプロセッサである。マルチコアプロセッサの具体例として、マルチコアLSIがある。複数のコア1~9は、それぞれ、クロック制御回路を有する。
図9は、各コアのクロック制御回路がクロック周波数を復帰させる方法の一例を示すフローチャートである。各コアのクロック制御回路は、自コアと複数のコアのうちの他コア(例えば、自コアの隣りに配置された一又は複数の隣接コア)との間で、各々の電源電圧の状況を表す情報を共有する(ステップS10)。各コアのクロック制御回路は、ステップS10で取得した他コアの電源電圧の状況を表す情報に基づいて、自コアの電源電圧が元通りに回復する速度を予測・決定する(ステップS20)。各コアのクロック制御回路は、ステップS20で予測・決定した回復速度に予め対応付けされた復帰速度(上昇速度)を決定する(ステップS30)。各コアのクロック制御回路は、ステップS30で決定した復帰速度で、自コアで使用されるクロック周波数(自クロック周波数)を復帰(上昇)させる(ステップS40)。
図9に示すような方法によれば、他コアの電源電圧の状況に応じた適切な速度で自コアのクロック周波数を上昇(復帰)させることができるので、クロック周波数の低下に伴う半導体装置の性能劣化を抑制できる。
なお、ステップS10において、各々のクロック制御回路は、自コアと他コアとの間で、各々のクロック周波数の状況を表す情報を共有してもよい。この場合、ステップS20において、各々のクロック制御回路は、ステップS10で取得した他コアのクロック周波数の状況を表す情報に基づいて、自コアの電源電圧が元通りに回復する速度を予測・決定してもよい。あるいは、ステップS10において、各々のクロック制御回路は、自コアと他コアとの間で、各々の電源電圧の状況を表す情報と各々のクロック周波数の状況を表す情報とを共有してもよい。この場合、ステップS20において、各々のクロック制御回路は、ステップS10で取得した他コアの電源電圧とクロック周波数との両方の情報に基づいて、自コアの電源電圧が元通りに回復する速度を予測・決定してもよい。
図10は、1コアのみでクロック周波数を復帰させる場合の一例を示す図である。図10は、コア5のみのACCが発動した状態(on)と、コア5に隣接するコア1~4,6~9の各々のACCが発動していない状態(off)とを表す。図11は、1コアのみでクロック周波数を復帰させる方法の一例を示す図である。コア5のクロック制御回路は、コア5の電源電圧Vが基準値Vthよりも降下したことを検出すると(タイミングt1)、コア5のクロック周波数Fを電圧値V3よりも低下させる(タイミングt2)。これにより、コア5の電源電圧Vの降下によってコア5のタイミングエラーの発生が抑制される。コア5のクロック制御回路は、コア5のクロック周波数Fを低下させた後、コア5の電源電圧Vが上昇して基準値Vth以上に回復したことを検出すると(タイミングt3)、コア5のクロック周波数Fを上昇させる。
図10,11の場合、コア5に隣接するコア1~4,6~9のACCは発動していないので、コア5のクロック制御回路は、コア5の電源電圧Vが比較的早期に回復すると予測する。したがって、コア5のクロック制御回路は、その予測結果に対応する比較的速い速度でコア5のクロック周波数Fを上昇させる。これにより、クロック周波数Fを低下させた状態を短縮できるので、半導体装置の性能劣化が長引くことを抑制できる。
図12は、複数コアでクロック周波数を復帰させる場合の一例を示す図である。図12は、コア1~9の全てのACCが発動した状態(on)を表す。図13は、複数コアでクロック周波数を復帰させる方法の一例を示す図である。各コアのクロック制御回路は、自コアの電源電圧Vが基準値Vthよりも降下したことを検出すると(タイミングt1)、自コアのクロック周波数Fを電圧値V3よりも低下させる(タイミングt2)。これにより、各コアの電源電圧Vの降下によって各コアのタイミングエラーの発生が抑制される。各コアのクロック制御回路は、自コアのクロック周波数Fを低下させた後、自コアの電源電圧Vが上昇して基準値Vth以上に回復したことを検出すると(タイミングt3)、自コアのクロック周波数Fを上昇させる。
図12,13の場合、自コアに隣接する複数のコアのACCは全て発動しているので、各コアのクロック制御回路は、自コアの電源電圧Vが比較的遅く回復すると予測する。したがって、各コアのクロック制御回路は、その予測結果に対応する比較的遅い速度で自コアのクロック周波数Fを上昇させる。これにより、ACCの再発動による半導体装置の性能劣化を抑制できる。
また、自コアのクロック制御回路は、他コアの電源電圧が高いとき、当該他コアの電源電圧が低いときに比べて、自コアのクロック周波数を上昇させる速度を速くする。例えば図10,12において、コア5のクロック制御回路は、コア5に隣接するコア2の電源電圧が高いとき(図10)、コア2の電源電圧が低いとき(図12)に比べて、コア5のクロック周波数を上昇させる速度を速くする(図11)。これにより、半導体装置の性能劣化が長引くことを抑制できる。コア5以外のコアのクロック制御回路についても同様である。
あるいは、自コアのクロック制御回路は、他コアのクロック周波数が高いとき、当該他コアのクロック周波数が低いときに比べて、自コアのクロック周波数を上昇させる速度を速くする。例えば図10,12において、コア5のクロック制御回路は、コア5に隣接するコア2のクロック周波数が高いとき(図10)、コア2のクロック周波数が低いとき(図12)に比べて、コア5のクロック周波数を上昇させる速度を速くする(図11)。これにより、半導体装置の性能劣化が長引くことを抑制できる。コア5以外のコアのクロック制御回路についても同様である。
図14は、自クロック周波数を低下させた後、自プロセッサコアの電源電圧の状況と他プロセッサコアの電源電圧の状況とに応じて、自クロック周波数を上昇させる速度を調整する方法の一例を示す図である。図14は、複数のコアの各々のクロック制御回路が実行する処理を示す。
クロック制御回路は、自コアの電源電圧を参照し(ステップS50)、自コアの電源電圧が基準値以上か否かを判定する(ステップS51)。クロック制御回路は、自コアの電源電圧が基準値以上でないと判定した場合(つまり、自コアの電源電圧が基準値以下に降下したことを検出した場合)、ACCを発動させて自コアのクロック周波数を低下させる(ステップS52)。その後、クロック制御回路は、ステップS50の判定処理を行う。一方、クロック制御回路は、ステップS51において、自コアの電源電圧が基準値以上であると判定した場合(つまり、自コアの電源電圧が上昇して基準値以上に回復したことを検出した場合)、ステップS60以降の周波数復帰処理を行う。
ステップS60にて、クロック制御回路は、クロック周波数が上限値であるか否かを判定する。クロック制御回路は、クロック周波数が上限値であると判定した場合、ステップS50の判定処理を行う。一方、クロック制御回路は、クロック周波数が上限値でないと判定した場合、クロック周波数が元の値にまだ復帰していないと判断し、ステップS61の処理を行う。
クロック制御回路は、隣接コア等の他コアの電源電圧を参照し(ステップS61)、電源電圧が基準値以下に降下した他コアの個数を判断する(ステップS62)。クロック制御回路は、電源電圧が基準値以下に降下している他コアの数が少ないほど、自コアのクロック周波数を上昇させる速度を速くする。クロック制御回路は、自コアの電源電圧の基準値以下への再降下が検出されない範囲で、自コアのクロック周波数の復帰時間が最短となるように、自コアのクロック周波数の復帰速度を動的に変更する。
クロック制御回路は、複数の速度候補の中から、自コアの電源電圧の降下が検出されない範囲で最速の速度を、他コアの電源電圧の状況に応じて選択し、選択した最速の速度で自コアのクロック周波数を上昇させる。
クロック制御回路は、全ての他コアの電源電圧が降下していないとき(例えば、0個)、自コアの電源電圧の回復速度が速いと推定し(ステップS63)、自コアのクロック周波数の復帰速度を高速に設定する(ステップS66)。クロック制御回路は、一部の他コアの電源電圧が降下しているとき(例えば、1個又は2個)、自コアの電源電圧の回復速度が遅いと推定し(ステップS64)、自コアのクロック周波数の復帰速度を中速に設定する(ステップS67)。クロック制御回路は、ほとんど又は全部の他コアの電源電圧が降下しているとき(例えば、3個以上)、自コアの電源電圧の回復速度が非常に遅いと推定し(ステップS65)、自コアのクロック周波数の復帰速度を低速に設定する(ステップS68)。クロック制御回路は、ステップS66,67,68のいずれかで設定された速度で自コアのクロック周波数を増加させて(ステップS69)、ステップS50の判定処理に戻る。
図14に示すような方法によれば、ACCの再発動による半導体装置の性能劣化を抑制できる。
図15は、各コアの電源電圧の状況を表す情報を各コアのACC間で共有する半導体装置の構成例を示す図である。図15に示す半導体装置10Aは、一対一の接続で当該情報を送信又は受信する相互接続方式のACCを各コアに有する。
図16は、各コアの電源電圧の状況を表す情報を各コアのACC間で共有するクロック制御回路の構成例を示す図である。図16に示すクロック制御回路20Aは、複数のコアのそれぞれに設けられる。クロック制御回路20Aは、検出器21、FF22、設定回路24及びPLL(位相同期回路)23を有する。自コアの電源電圧Vと基準値Vthとの高低が検出器21で検出される。検出器21は、例えば、コンパレータである。検出器21の検出結果がFF22に入力される。FF22は、電源電圧Vが基準値Vthに対して低いか高いかを表す電圧判定値を、一又は複数の他コアに送信するとともに、設定回路24に供給する。設定回路24は、一又は複数の他コアから受信した情報(電源電圧の状況を表す情報。例えば、電圧判定値)に応じて、他コアの電源電圧の低下状況に対応する復帰速度を複数の速度候補に中から選択して設定する。設定回路24は、クロック周波数の復帰速度設定値をPLL23に供給する。PLL23は、設定回路24により設定された復帰速度で、自コアのクロック周波数CLKを上昇させる。
図17は、自クロック周波数を低下させた後、自プロセッサコアの電源電圧の状況と他プロセッサコアのクロック周波数の状況とに応じて、自クロック周波数を上昇させる速度を調整する方法の一例を示す図である。図17は、複数のコアの各々のクロック制御回路が実行する処理を示す。図17では、図14のステップS61,62に代えて、ステップS61a,S62aの処理が行われる。
クロック制御回路は、隣接コア等の他コアのクロック周波数を参照し(ステップS61a)、ACCが発動した他コアの個数を判断する(ステップS62a)。クロック制御回路は、ACCが発動している(つまり、クロック周波数が低下している)他コアの数が少ないほど、自コアのクロック周波数を上昇させる速度を速くする。クロック制御回路は、自コアの電源電圧の基準値以下への再降下が検出されない範囲で、自コアのクロック周波数の復帰時間が最短となるように、自コアのクロック周波数の復帰速度を動的に変更する。
クロック制御回路は、複数の速度候補の中から、自コアの電源電圧の降下が検出されない範囲で最速の速度を、他コアのクロック周波数の状況に応じて選択し、選択した最速の速度で自コアのクロック周波数を上昇させる。
クロック制御回路は、全ての他コアのクロック周波数が低下していないとき(例えば、0個)、自コアの電源電圧の回復速度が速いと推定し(ステップS63)、自コアのクロック周波数の復帰速度を高速に設定する(ステップS66)。クロック制御回路は、一部の他コアのクロック周波数が低下しているとき(例えば、1個又は2個)、自コアの電源電圧の回復速度が遅いと推定し(ステップS64)、自コアのクロック周波数の復帰速度を中速に設定する(ステップS67)。クロック制御回路は、ほとんど又は全部の他コアのクロック周波数が低下しているとき(例えば、3個以上)、自コアの電源電圧の回復速度が非常に遅いと推定し(ステップS65)、自コアのクロック周波数の復帰速度を低速に設定する(ステップS68)。クロック制御回路は、ステップS66,67,68のいずれかで設定された速度で自コアのクロック周波数を増加させて(ステップS69)、ステップS50の判定処理に戻る。
図17に示すような方法によれば、ACCの再発動による半導体装置の性能劣化を抑制できる。
図18は、各コアのクロック周波数の状況を表す情報を各コアのACC間で共有する半導体装置の構成例を示す図である。図18に示す半導体装置10Bは、一対一の接続で当該情報を送信又は受信する相互接続方式のACCを各コアに有する。
図19は、各コアのクロック周波数の状況を表す情報を各コアのACC間で共有するクロック制御回路の構成例を示す図である。図19に示すクロック制御回路20Bは、複数のコアのそれぞれに設けられる。クロック制御回路20Bは、検出器21、FF22、設定回路24及びPLL(位相同期回路)23を有する。自コアの電源電圧Vと基準値Vthとの高低が検出器21で検出される。検出器21は、例えば、コンパレータである。検出器21の検出結果は、FF22に入力される。FF22は、電源電圧Vが基準値Vthに対して低いか高いかを表す電圧判定値を、設定回路24に供給する。設定回路24は、一又は複数の他コアから受信した情報(クロック周波数の状況を表す情報。例えば、電圧判定値)に応じて、他コアの電源電圧の低下状況に対応する復帰速度を複数の速度候補に中から選択して設定する。設定回路24は、クロック周波数の復帰速度設定値を、一又は複数の他コアに送信するとともに、PLL23に供給する。PLL23は、設定回路24により設定された復帰速度で、自コアのクロック周波数CLKを上昇させる。
図20は、自クロック周波数を低下させた後、自プロセッサコアの電源電圧の状況と他プロセッサコアの電源電圧の状況と他プロセッサコアのクロック周波数の状況とに応じて、自クロック周波数を上昇させる速度を調整する方法の一例を示す図である。図20は、複数のコアの各々のクロック制御回路が実行する処理を示す。図20では、図14のステップS61,62に代えて、ステップS61b,S62bの処理が行われる。
クロック制御回路は、隣接コア等の他コアの電源電圧及びクロック周波数を参照し(ステップS61b)、電源電圧が基準値以下に降下した又はACCが発動した他コアの個数を判断する(ステップS62b)。つまり、図20は、図14のステップS61,62と図17のステップS61a,62aとを組み合わせた方法を示す。
図20に示すような方法によれば、ACCの再発動による半導体装置の性能劣化を抑制できる。
図21は、各コアの電源電圧の状況を表す情報及び各コアのクロック周波数の状況を表す情報を各コアのACC間で共有する半導体装置の構成例を示す図である。図21に示す半導体装置10Cは、一対一の接続で当該情報を送信又は受信する相互接続方式のACCを各コアに有する。
図22は、各コアの電源電圧の状況を表す情報及び各コアのクロック周波数の状況を表す情報を各コアのACC間で共有するクロック制御回路の構成例を示す図である。図22に示すクロック制御回路20Cは、複数のコアのそれぞれに設けられる。つまり、図22は、図16の構成と図19の構成とを組み合わせた構成を示す。
以上、実施形態について説明したが、本開示の技術は上記の実施形態に限定されるものではない。他の実施形態の一部又は全部との組み合わせや置換などの種々の変形及び改良が可能である。
例えば、半導体装置は、複数のプロセッサコアを備えるFPGA(Field Programmable Gate Array)等の半導体デバイスでもよい。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
共通の電源で動作する複数のプロセッサコアを備え、
前記複数のプロセッサコアは、それぞれ、
自プロセッサコアの電源電圧の降下を検出すると、前記自プロセッサコアで使用される自クロック周波数を低下させ、前記複数のプロセッサコアのうちの他プロセッサコアの電源電圧の状況に応じて、前記自クロック周波数を上昇させる速度を調整するクロック制御回路を有する、半導体装置。
(付記2)
前記クロック制御回路は、前記他プロセッサコアの電源電圧の状況に応じて設定された速度で、前記自クロック周波数を上昇させる、付記1に記載の半導体装置。
(付記3)
前記クロック制御回路は、複数の速度候補の中から、前記自プロセッサコアの電源電圧の降下が検出されない範囲で最速の速度を、前記他プロセッサコアの電源電圧の状況に応じて選択し、選択した前記最速の速度で前記自クロック周波数を上昇させる、付記2に記載の半導体装置。
(付記4)
前記クロック制御回路は、前記自クロック周波数を低下させた後、前記自プロセッサコアの電源電圧の状況と前記他プロセッサコアの電源電圧の状況とに応じて、前記自クロック周波数を上昇させる速度を調整する、付記1から3のいずれか一項に記載の半導体装置。
(付記5)
前記クロック制御回路は、前記自クロック周波数を低下させた後、前記自プロセッサコアの電源電圧が回復すると、前記他プロセッサコアの電源電圧の状況に応じて、前記自クロック周波数を上昇させる速度を調整する、付記4に記載の半導体装置。
(付記6)
前記クロック制御回路は、電源電圧が降下している前記他プロセッサコアの数が少ないほど、前記自クロック周波数を上昇させる速度を速くする、付記1から5のいずれか一項に記載の半導体装置。
(付記7)
前記クロック制御回路は、前記他プロセッサコアの電源電圧が高いとき、前記他プロセッサコアの電源電圧が低いときに比べて、前記自クロック周波数を上昇させる速度を速くする、付記1から6のいずれか一項に記載の半導体装置。
(付記8)
前記クロック制御回路は、前記他プロセッサコアの電源電圧の状況を前記他プロセッサコアから受信し、前記自プロセッサコアの電源電圧の状況を前記他プロセッサコアに送信する、付記1から7のいずれか一項に記載の半導体装置。
(付記9)
前記クロック制御回路は、前記他プロセッサコアで使用される他クロック周波数の状況に応じて、前記自クロック周波数を上昇させる速度を調整する、付記1から8のいずれか一項に記載の半導体装置。
(付記10)
共通の電源で動作する複数のプロセッサコアを備え、
前記複数のプロセッサコアは、それぞれ、
自プロセッサコアの電源電圧の降下を検出すると、前記自プロセッサコアで使用される自クロック周波数を低下させ、前記複数のプロセッサコアのうちの他プロセッサコアで使用される他クロック周波数の状況に応じて、前記自クロック周波数を上昇させる速度を調整するクロック制御回路を有する、半導体装置。
(付記11)
前記クロック制御回路は、前記他クロック周波数の状況に応じて設定された速度で、前記自クロック周波数を上昇させる、付記10に記載の半導体装置。
(付記12)
前記クロック制御回路は、複数の速度候補の中から、前記自プロセッサコアの電源電圧の降下が検出されない範囲で最速の速度を、前記他クロック周波数の状況に応じて選択し、選択した前記最速の速度で前記自クロック周波数を上昇させる、付記11に記載の半導体装置。
(付記13)
前記クロック制御回路は、前記自クロック周波数を低下させた後、前記自プロセッサコアの電源電圧の状況と前記他クロック周波数の状況とに応じて、前記自クロック周波数を上昇させる速度を調整する、付記10から12のいずれか一項に記載の半導体装置。
(付記14)
前記クロック制御回路は、前記自クロック周波数を低下させた後、前記自プロセッサコアの電源電圧が回復すると、前記他クロック周波数の状況に応じて、前記自クロック周波数を上昇させる速度を調整する、付記13に記載の半導体装置。
(付記15)
前記クロック制御回路は、前記他クロック周波数が低下している前記他プロセッサコアの数が少ないほど、前記自クロック周波数を上昇させる速度を速くする、付記10から14のいずれか一項に記載の半導体装置。
(付記16)
前記クロック制御回路は、前記他クロック周波数が高いとき、前記他クロック周波数が低いときに比べて、前記自クロック周波数を上昇させる速度を速くする、付記10から15のいずれか一項に記載の半導体装置。
(付記17)
前記クロック制御回路は、前記他クロック周波数の状況を前記他プロセッサコアから受信し、前記自クロック周波数の情報を前記他プロセッサコアに送信する、付記10から16のいずれか一項に記載の半導体装置。
(付記18)
前記他プロセッサコアは、前記自プロセッサコアに隣接するプロセッサコアである、付記1から17のいずれか一項に記載の半導体装置。
(付記19)
共通の電源で動作する複数のプロセッサコアを備え、
前記複数のプロセッサコアは、それぞれ、
自プロセッサコアの電源電圧の降下を検出すると、前記自プロセッサコアで使用される自クロック周波数を低下させ、前記自プロセッサコアと前記複数のプロセッサコアのうちの他プロセッサコアとの間で共有する各々の電源電圧の状況に応じて、前記自クロック周波数を上昇させる速度を調整するクロック制御回路を有する、半導体装置。
(付記20)
共通の電源で動作する複数のプロセッサコアを備え、
前記複数のプロセッサコアは、それぞれ、
自プロセッサコアの電源電圧の降下を検出すると、前記自プロセッサコアで使用される自クロック周波数を低下させ、前記自プロセッサコアと前記複数のプロセッサコアのうちの他プロセッサコアとの間で共有する各々のクロック周波数の状況に応じて、前記自クロック周波数を上昇させる速度を調整するクロック制御回路を有する、半導体装置。
1~9 プロセッサコア
10,10A,10B,10C 半導体装置
11 電源
20A,20B,20C クロック制御回路
100 分岐点
101,102 FF(フリップフロップ)
103 ロジック回路

Claims (18)

  1. 共通の電源で動作する複数のプロセッサコアを備え、
    前記複数のプロセッサコアは、それぞれ、
    自プロセッサコアの電源電圧の降下を検出すると、前記自プロセッサコアで使用される自クロック周波数を低下させ、前記複数のプロセッサコアのうちの他プロセッサコアの電源電圧の状況に応じて、前記自クロック周波数を上昇させる速度を調整するクロック制御回路を有する、半導体装置。
  2. 前記クロック制御回路は、前記他プロセッサコアの電源電圧の状況に応じて設定された速度で、前記自クロック周波数を上昇させる、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記クロック制御回路は、複数の速度候補の中から、前記自プロセッサコアの電源電圧の降下が検出されない範囲で最速の速度を、前記他プロセッサコアの電源電圧の状況に応じて選択し、選択した前記最速の速度で前記自クロック周波数を上昇させる、請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記クロック制御回路は、前記自クロック周波数を低下させた後、前記自プロセッサコアの電源電圧の状況と前記他プロセッサコアの電源電圧の状況とに応じて、前記自クロック周波数を上昇させる速度を調整する、請求項1から3のいずれか一項に記載の半導体装置。
  5. 前記クロック制御回路は、前記自クロック周波数を低下させた後、前記自プロセッサコアの電源電圧が回復すると、前記他プロセッサコアの電源電圧の状況に応じて、前記自クロック周波数を上昇させる速度を調整する、請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記クロック制御回路は、電源電圧が降下している前記他プロセッサコアの数が少ないほど、前記自クロック周波数を上昇させる速度を速くする、請求項1から5のいずれか一項に記載の半導体装置。
  7. 前記クロック制御回路は、前記他プロセッサコアの電源電圧が高いとき、前記他プロセッサコアの電源電圧が低いときに比べて、前記自クロック周波数を上昇させる速度を速くする、請求項1から6のいずれか一項に記載の半導体装置。
  8. 前記クロック制御回路は、前記他プロセッサコアの電源電圧の状況を前記他プロセッサコアから受信し、前記自プロセッサコアの電源電圧の状況を前記他プロセッサコアに送信する、請求項1から7のいずれか一項に記載の半導体装置。
  9. 前記クロック制御回路は、前記他プロセッサコアで使用される他クロック周波数の状況に応じて、前記自クロック周波数を上昇させる速度を調整する、請求項1から8のいずれか一項に記載の半導体装置。
  10. 共通の電源で動作する複数のプロセッサコアを備え、
    前記複数のプロセッサコアは、それぞれ、
    自プロセッサコアの電源電圧の降下を検出すると、前記自プロセッサコアで使用される自クロック周波数を低下させ、前記複数のプロセッサコアのうちの他プロセッサコアで使用される他クロック周波数の状況に応じて、前記自クロック周波数を上昇させる速度を調整するクロック制御回路を有する、半導体装置。
  11. 前記クロック制御回路は、前記他クロック周波数の状況に応じて設定された速度で、前記自クロック周波数を上昇させる、請求項10に記載の半導体装置。
  12. 前記クロック制御回路は、複数の速度候補の中から、前記自プロセッサコアの電源電圧の降下が検出されない範囲で最速の速度を、前記他クロック周波数の状況に応じて選択し、選択した前記最速の速度で前記自クロック周波数を上昇させる、請求項11に記載の半導体装置。
  13. 前記クロック制御回路は、前記自クロック周波数を低下させた後、前記自プロセッサコアの電源電圧の状況と前記他クロック周波数の状況とに応じて、前記自クロック周波数を上昇させる速度を調整する、請求項10から12のいずれか一項に記載の半導体装置。
  14. 前記クロック制御回路は、前記自クロック周波数を低下させた後、前記自プロセッサコアの電源電圧が回復すると、前記他クロック周波数の状況に応じて、前記自クロック周波数を上昇させる速度を調整する、請求項13に記載の半導体装置。
  15. 前記クロック制御回路は、前記他クロック周波数が低下している前記他プロセッサコアの数が少ないほど、前記自クロック周波数を上昇させる速度を速くする、請求項10から14のいずれか一項に記載の半導体装置。
  16. 前記クロック制御回路は、前記他クロック周波数が高いとき、前記他クロック周波数が低いときに比べて、前記自クロック周波数を上昇させる速度を速くする、請求項10から15のいずれか一項に記載の半導体装置。
  17. 前記クロック制御回路は、前記他クロック周波数の状況を前記他プロセッサコアから受信し、前記自クロック周波数の情報を前記他プロセッサコアに送信する、請求項10から16のいずれか一項に記載の半導体装置。
  18. 前記他プロセッサコアは、前記自プロセッサコアに隣接するプロセッサコアである、請求項1から17のいずれか一項に記載の半導体装置。
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