JP7452084B2 - 通話システム、通話端末、通信制御装置、通話プログラム、通信制御プログラム、及び、通話方法 - Google Patents
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Description
以下では、本発明に係る通話システム、通話端末、通信制御装置、通話プログラム、通信制御プログラム、及び、通話方法の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
[通話システムの全体構成]
図1は、第1の実施形態に係る通話システム(音声通信システム)の全体構成を示す全体構成図である。
図2は、第1の実施形態に係る携帯端末10の内部構成を示す内部構成図である。
図3は、第1の実施形態に係るVoIP-GW2の内部構成を示す内部構成図である。
次に、第1の実施形態に係る通話システム9における通話処理の動作を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図4は、従来の着信拒否モードが設定ON状態のときの処理動作を示すシーケンス図である。
携帯端末10において通話プログラム(ソフトフォン)1が起動されると、通話プログラム1は、予め保持されている送信先のグローバルIPアドレスに対して、インターネット6-1/無線通信網6-2を介して、起動信号を送信する。その起動信号は、送信先グローバルIPアドレスを持つルータ5を経由して、VoIP-GW2に受信される。
VoIP-GW2は、通話プログラム1から送信された起動信号を受信すると、IP-PBX3に対して、SIPのREGISTER信号を送信する。以降、VoIP-GW2は、通話プログラム1から定期的な接続信号を受信時、または、通話プログラム1から終了信号を受信するまで定期的に、IP-PBX3に対してSIPのREGISTER信号を再送信する。
携帯端末10において、通話プログラム(ソフトフォン)1は、当該携帯端末10の操作画面上で着信拒否モードがONに設定されると、通話プログラム1は、VoIP-GW2に対して終了信号を送信する。終了信号を受信したVoIP-GW2は、IP-PBX3に対してSIPのunREGISTER信号を送信する。
以降、IP電話機4が、通話プログラム1に対する発信要求を送信しても、IP-PBX3は、通話プログラム1に対する発信要求に対して切断処理を行う。または、IP-PBX3は、「只今、電話に出られない」旨のメッセージを、発信端末(この例の場合、IP電話機4)に流したり、予め設定された不在転送先電話機に着信させるようにしてもよい。
以下では、通話プログラム(ソフトフォン)1側で着信拒否がON設定されている状態で、通話プログラム1が発信処理を行なう場合を処理を説明する。
VoIP-GW2は、通話プログラム1から送信された起動信号を受信すると、IP-PBX3に対してSIPのREGISTER信号を送信する。
また、VoIP-GW2は、通話プログラム1から送信された発信信号を受信すると、IP-PBX3に対してSIPのINVITE信号を送信する。
IP-PBX3は、INVITE信号を受信すると指定された発信先番号の電話機を呼び出す。
呼び出されたIP電話機4が応答すると、応答信号がIP-PBX3およびVoIP-GW2を経由し、通話プログラム1に送信され、通話プログラム1が応答信号を受信する。その後、通話プログラム(ソフトフォン)1とIP電話機4の間で通話状態となる。
例えばIP電話機4で通話切断を行うと、切断信号がIP-PBX3に送信され、通話プログラム(ソフトフォン)1とIP電話機4の間の通話が終了する。
通話終了後、通話プログラム1は着信拒否モードON状態の場合、着信拒否モードを再度ON設定するため、通話プログラム1はVoIP-GW2に終了信号を再び送信する。
終了信号を受信したVoIP-GW2は、IP-PBX3に対してSIPのunREGISTER信号を送信する。これにより、IP-PBX3において、通話プログラム(ソフトフォン)1宛の着信が拒否される。
以降、IP電話機4が、通話プログラム1に対する発信要求を送信しても、IP-PBX3は通話プログラム1に対する発信要求に対して切断処理を行う。または、IP-PBX3は、例えば、「只今、電話に出られない」旨のメッセージを、発信端末(この例の場合、IP電話機4)に流したり、予め設定された不在転送先電話機に着信させるようにしてもよい。
図5は、第1の実施形態に係る通話処理の動作を示すシーケンス図である。
携帯端末10において通話プログラム(ソフトフォン)1が起動されると、通話プログラム1は、予め保持されている送信先のグローバルIPアドレスに対して、インターネット6-1/無線通信網6-2を介して、起動信号を送信する。その起動信号は、送信先グローバルIPアドレスを持つルータ5を経由して、VoIP-GW2に受信される。
VoIP-GW2は、通話プログラム1から送信された起動信号を受信すると、IP-PBX3に対して、SIPのREGISTER信号を送信する。
携帯端末10の表示部の表示画面上で、ユーザ操作により、着信拒否モードがONに設定されると、通話プログラム1は、VoIP-GW2に対して、着信拒否ON状態を示す着信拒否ON信号を通知する。
IP電話機4が、通話プログラム1宛に発信要求をする。
IP-PBX3は、通話プログラム1に対する発信要求を受信すると、VoIP-GW2に対してINVITE信号を送信する。
VoIP-GW2は、通話プログラム1に対して呼び出し信号を送信する。
通話プログラム1は、VoIP-GW2からの呼び出し信号に含まれている発信者番号を抽出し、発信者番号と予め登録されている着信許可番号とを比較する。
VoIP-GW2は、着信拒否管理情報251を参照して、当該通話プログラム1が着信拒否ON状態の場合、IP-PBX3から当該通話プログラム1宛のINVITE信号に対して無応答とする。
IP-PBX3には、INVITE信号に対する応答待ち時間(例えば3秒程度)が設定されている。IP-PBX3は、当該通話プログラム1宛のINVITE信号の応答待ちタイムアウトと判定し、当該通話プログラム(ソフトフォン)1が圏外のため無応答とみなす。このとき、IP電話機4からの発信要求に対して切断処理を行う。又はIP-PBX3は、例えば「只今、電話に出られない」旨のメッセージを流したり、予め設定された不在転送先電話機に着信させるようにしてもよい。
通話プログラム1では、着信拒否モードがON状態のときでも、発信操作が可能である。着信拒否モードON状態で、IP電話機4宛の発信操作が行われると、通話プログラム1が、VoIP-GW2に発信信号を送信する。
通話プログラム1から送信された発信信号を受信すると、VoIP-GW2は、IP-PBX3に対して、INVITE信号を送信する。
IP-PBX3は、INVITE信号を受信すると、指定された発信先番号のIP電話機4を呼び出す。
呼び出されたIP電話機4が応答すると、応答信号がIP-PBX3およびVoIP-GW2を経由し、通話プログラム1に送信される。通話プログラム1が応答信号を受信すると、その後、通話プログラム1とIP電話機4との間で通話状態となる。
例えばIP電話機4で通話切断を行うと、切断信号がIP-PBX3に送信され、通話プログラム(ソフトフォン)1とIP電話機4の間の通話が終了する。
その後、IP電話機4が、通話プログラム1に対する発信要求を送信した場合、S104~S110の処理と同様の処理が繰り返し実施される。
以上のように、第1の実施形態によれば、ソフトフォン側で着信拒否モードがON設定されて、着信規制中であっても、予め登録した特定相手のみを着信許可し、また、着信拒否した着信履歴をソフトフォンに残すことができる。
次に、本発明に係る通話システム、通話端末、通信制御装置、通話プログラム、通信制御プログラム、及び、通話方法の第2の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
第2の実施形態の通話システムは、基本的には、第1の実施形態の図1に示す通話システムと同じ構成であるため、第2の実施形態において、図1を用いて説明する。
図8は、第2の実施形態に係る通話処理の動作を示すシーケンス図である。
第1の実施形態と同様に、通話プログラム(ソフトフォン)1A側で着信拒否モードがON状態であっても、当該通話プログラム1Aから発信操作が可能である。したがって、例えば、着信拒否モードがON状態で発信操作を行ない、ユーザが通話相手と通話をして、その後通話終了し、呼が切断したとする(S111~S115)。
VoIP-GW2では、通話プログラム1Aから一時的着信許可番号を含む信号を受信すると、当該通話プログラム1Aの電話番号と、一時的着信許可番号とを対応付けて着信拒否管理情報251Aに保持(追加)して管理する。
その後、IP電話機4が、通話プログラム1Aに対する発信要求を送信した場合(S203)、IP-PBX3が、当該通話プログラム1A宛のINVITE信号を、VoIP-GW2に送信する(S204)。
IP電話機4が、通話プログラム1Aに対する発信要求を送信し(S207)、IP-PBX3が、当該通話プログラム1A宛のINVITE信号を、VoIP-GW2に送信する(S208)。
以上のように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、ソフトフォンが着信拒否中であっても、予め登録した特定相手のみを着信許可し、また、着信拒否した着信履歴をソフトフォンに残すことができることに加え、一律着信拒否を行っている場合にソフトフォンから発信した相手からの折り返し着信を一定時間許可することができる。
上述した実施形態において、種々の変形実施形態を言及したが、本発明は、以下の変形実施形態も適用できる。
Claims (9)
- 通信制御装置を介して、通話端末と呼制御装置とが呼制御信号の授受を行う通話システムにおいて、
前記通話端末は、着信拒否モードが設定されると、前記通信制御装置に対して着信拒否設定を示す情報を通知する着信拒否設定手段を備え、
前記通信制御装置は、
前記通話端末から前記着信拒否設定を示す情報を受信すると、前記呼制御装置における前記通話端末の登録を保持させた状態で、当該通話端末の着信拒否を管理する着信拒否管理手段と、
着信拒否にある前記通話端末宛の呼接続要求信号を前記呼制御装置から受信すると、前記通話端末に呼出信号を送信する通信制御手段と
を備え、
前記通話端末が、前記通信制御装置から受信した前記呼出信号の発信者番号が特定の着信許可番号でないときに、着信拒否信号を前記通信制御装置に返信する着信拒否判断手段を備え、
前記通信制御装置の前記通信制御手段は、前記着信拒否信号を受信すると、前記呼制御装置からの前記呼接続要求信号に対して応答しない
ことを特徴とする通話システム。 - 前記通話端末が、一時的に着信許可する一時的着信許可番号を含む情報を前記通信制御装置に通知する一時着信許可手段を備え、
前記通信制御装置は、
前記着信拒否管理手段が、前記通話端末からの前記一時的着信許可番号を当該通話端末の識別情報に対応付けて管理し、
前記通信制御手段が、着信拒否にある前記通話端末宛の呼接続要求信号を前記呼制御装置から受信すると、発信者番号が前記一時的着信許可番号であるとき、前記通話端末に呼出信号を送信し、発信者番号が前記一時的着信許可番号でないとき、前記呼接続要求信号に対して応答しない
ことを特徴とする請求項1に記載の通話システム。 - 通信制御装置を介して、呼制御装置と呼制御信号の授受を行う通話端末において、
着信拒否モードが設定されると、前記通信制御装置に対して着信拒否設定を示す情報を通知する着信拒否設定手段と、
前記着信拒否モードの状態で、前記通信制御装置から受信した呼出信号の発信者番号が特定の着信許可番号でないときに、着信拒否信号を前記通信制御装置に返信する着信拒否判断手段と
を備えることを特徴とする通話端末。 - 一時的に着信許可する一時的着信許可番号を含む情報を前記通信制御装置に通知する一時着信許可通知手段をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の通話端末。
- 通話端末と呼制御装置との間に介在し、前記通話端末と前記呼制御装置との間で授受される呼制御信号を中継する通信制御装置において、
前記通話端末から着信拒否設定を示す情報を受信すると、前記呼制御装置における前記通話端末の登録を保持させた状態で、当該通話端末の着信拒否を管理する着信拒否管理手段と、
着信拒否にある前記通話端末宛の呼接続要求信号を前記呼制御装置から受信すると、前記通話端末に呼出信号を送信する通信制御手段と
を備え、
前記通信制御手段が、前記通話端末から着信を拒否する着信拒否信号を受信すると、前記呼制御装置からの前記呼接続要求信号に対して応答しない
ことを特徴とする通信制御装置。 - 前記着信拒否管理手段は、前記通話端末から一時的に着信許可する一時的着信許可番号を含む情報を受信すると、前記一時的着信許可番号を当該通話端末の識別情報に対応付けて管理し、
前記通信制御手段が、着信拒否にある前記通話端末宛の呼接続要求信号を前記呼制御装置から受信すると、発信者番号が前記一時的着信許可番号であるとき、前記通話端末に前記呼出信号を送信し、発信者番号が前記一時的着信許可番号でないとき、前記呼接続要求信号に対して応答しない
ことを特徴とする請求項5に記載の通信制御装置。 - 通信制御装置を介して、呼制御装置と呼制御信号の授受を行う通話端末に搭載されるコンピュータを、
着信拒否モードが設定されると、前記通信制御装置に対して着信拒否設定を示す情報を通知する着信拒否設定手段と、
前記着信拒否モードの状態で、前記通信制御装置から受信した呼出信号の発信者番号が特定の着信許可番号でないときに、着信拒否信号を前記通信制御装置に返信する着信拒否判断手段と
して機能させることを特徴とする通話プログラム。 - 通話端末と呼制御装置との間に介在し、前記通話端末と前記呼制御装置との間で授受される呼制御信号を中継する通信制御装置に搭載されるコンピュータを、
前記通話端末から着信拒否設定を示す情報を受信すると、前記呼制御装置における前記通話端末の登録を保持させた状態で、当該通話端末の着信拒否を管理する着信拒否管理手段と、
着信拒否にある前記通話端末宛の呼接続要求信号を前記呼制御装置から受信すると、前記通話端末に呼出信号を送信する通信制御手段と
して機能させ、
前記通信制御手段が、前記通話端末から着信を拒否する着信拒否信号を受信すると、前記呼制御装置からの前記呼接続要求信号に対して応答しない
ことを特徴とする通信制御プログラム。 - 通信制御装置を介して、通話端末と呼制御装置とが呼制御信号の授受を行う通話方法において、
前記通話端末は、着信拒否モードが設定されると、前記通信制御装置に対して着信拒否設定を示す情報を通知し、
前記通信制御装置は、
前記通話端末から前記着信拒否設定を示す情報を受信すると、前記呼制御装置における前記通話端末の登録を保持させた状態で、当該通話端末の着信拒否を管理し、
着信拒否にある前記通話端末宛の呼接続要求信号を前記呼制御装置から受信すると、前記通話端末に呼出信号を送信し、
前記通話端末が、前記通信制御装置から受信した前記呼出信号の発信者番号が特定の着信許可番号でないときに、着信拒否信号を前記通信制御装置に返信し、
前記通信制御装置は、前記着信拒否信号を受信すると、前記呼制御装置からの前記呼接続要求信号に対して応答しない
ことを特徴とする通話方法。
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