JP7452084B2 - 通話システム、通話端末、通信制御装置、通話プログラム、通信制御プログラム、及び、通話方法 - Google Patents

通話システム、通話端末、通信制御装置、通話プログラム、通信制御プログラム、及び、通話方法 Download PDF

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Description

本発明は、通話システム、通話端末、通信制御装置、通話プログラム、通信制御プログラム、及び、通話方法に関し、例えば、通話アプリケーションである通話プログラムをインストールして通話を行なう端末、システムに適用し得るものである。
近年、スマートフォンのデータ通信定額サービスの普及により、IP-PBXのIP電話アプリケーション(以降、「ソフトフォン」と呼ぶ。)をスマートフォンにインストールし、オフィス屋内だけではなく外出先でもインターネット経由接続でソフトフォンを使用した内線通話を行うケースが増えている。
一般的に、ソフトフォンは「SIP(RFC2361)」で呼制御され、SIPのREGISTER機構により、IP-PBXは一定期間内にソフトフォン(SIP端末)から定期REGISTERを受信しなかった場合、またはソフトフォン(SIP端末)からunREGISTERを受信した場合、該当ソフトフォン(SIP端末)を圏外状態とし、以降の該当ソフトフォン(SIP端末)に対する着信を別の電話機に転送したり圏外ガイダンスを流したりするなどの圏外転送サービスを行うことができる(「定期REGISTER」、「unREGISTER」の動作についてはSIP(RFC3261)で規定されているため説明は省略する。)。
このREGISTER機構の活用例として、ソフトフォンで一時的に着信拒否を行いたい場合、ソフトフォンからunREGISTERをIP-PBXに送信する事で、圏外転送サービスを利用した着信拒否を行う事ができる(特許文献1及び2参照)。
特開2013-066131号公報 特開2007-096778号公報
しかしながら、上述した従来の圏外転送サービスは、ソフトフォンで着信拒否をONにした場合、一律着信不可となってしまうという課題がある。そのため、ソフトフォン側の判断で特定の発信者(発番号)のみを着信許可させることや、ソフトフォン側の着信拒否がON状態のときに着信拒否した着信履歴を残すことができなくなってしまう。
そこで、本発明は、着信拒否および着信許可を簡易操作にて柔軟な条件で実現することができる通話システム、通話端末、通信制御装置、通話プログラム、通信制御プログラム、及び、通話方法を提供しようとするものである。
かかる課題を解決するために、第1の本発明は、通信制御装置を介して、通話端末と呼制御装置とが呼制御信号の授受を行う通話システムにおいて、通話端末は、着信拒否モードが設定されると、通信制御装置に対して着信拒否設定を示す情報を通知する着信拒否設定手段を備え、通信制御装置は、通話端末から着信拒否設定を示す情報を受信すると、呼制御装置における通話端末の登録を保持させた状態で、当該通話端末の着信拒否を管理する着信拒否管理手段と、着信拒否にある通話端末宛の呼接続要求信号を呼制御装置から受信すると、通話端末に呼出信号を送信する通信制御手段とを備え、通話端末が、通信制御装置から受信した呼出信号の発信者番号が特定の着信許可番号でないときに、着信拒否信号を通信制御装置に返信する着信拒否判断手段を備え、通信制御装置の通信制御手段は、着信拒否信号を受信すると、呼制御装置からの呼接続要求信号に対して応答しないことを特徴とする。
第2の本発明は、通信制御装置を介して、呼制御装置と呼制御信号の授受を行う通話端末において、着信拒否モードが設定されると、通信制御装置に対して着信拒否設定を示す情報を通知する着信拒否設定手段と、着信拒否モードの状態で、通信制御装置から受信した呼出信号の発信者番号が特定の着信許可番号でないときに、着信拒否信号を通信制御装置に返信する着信拒否判断手段とを備えることを特徴とする。
第3の本発明は、通話端末と呼制御装置との間に介在し、通話端末と呼制御装置との間で授受される呼制御信号を中継する通信制御装置において、通話端末から着信拒否設定を示す情報を受信すると、呼制御装置における通話端末の登録を保持させた状態で、当該通話端末の着信拒否を管理する着信拒否管理手段と、着信拒否にある通話端末宛の呼接続要求信号を呼制御装置から受信すると、通話端末に呼出信号を送信する通信制御手段とを備え、通信制御手段が、通話端末から着信を拒否する着信拒否信号を受信すると、呼制御装置からの呼接続要求信号に対して応答しないことを特徴とする。
第4の本発明は、通信制御装置を介して、呼制御装置と呼制御信号の授受を行う通話端末に搭載されるコンピュータを、着信拒否モードが設定されると、通信制御装置に対して着信拒否設定を示す情報を通知する着信拒否設定手段と、着信拒否モードの状態で、通信制御装置から受信した呼出信号の発信者番号が特定の着信許可番号でないときに、着信拒否信号を通信制御装置に返信する着信拒否判断手段として機能させることを特徴とする。
第5の本発明は、通話端末と呼制御装置との間に介在し、通話端末と呼制御装置との間で授受される呼制御信号を中継する通信制御装置に搭載されるコンピュータを、通話端末から着信拒否設定を示す情報を受信すると、呼制御装置における通話端末の登録を保持させた状態で、当該通話端末の着信拒否を管理する着信拒否管理手段と、着信拒否にある通話端末宛の呼接続要求信号を呼制御装置から受信すると、通話端末に呼出信号を送信する通信制御手段として機能させ、通信制御手段が、通話端末から着信を拒否する着信拒否信号を受信すると、呼制御装置からの呼接続要求信号に対して応答しないことを特徴とする。
第6の本発明は、通信制御装置を介して、通話端末と呼制御装置とが呼制御信号の授受を行う通話方法において、通話端末は、着信拒否モードが設定されると、通信制御装置に対して着信拒否設定を示す情報を通知し、通信制御装置は、通話端末から着信拒否設定を示す情報を受信すると、呼制御装置における通話端末の登録を保持させた状態で、当該通話端末の着信拒否を管理し、着信拒否にある通話端末宛の呼接続要求信号を呼制御装置から受信すると、通話端末に呼出信号を送信し、通話端末が、通信制御装置から受信した呼出信号の発信者番号が特定の着信許可番号でないときに、着信拒否信号を通信制御装置に返信し、通信制御装置は、着信拒否信号を受信すると、呼制御装置からの呼接続要求信号に対して応答しないことを特徴とする。
本発明によれば、着信拒否および着信許可を簡易操作にて柔軟な条件で実現することができる。
第1の実施形態に係る通話システムの全体構成を示す全体構成図である。 第1の実施形態に係る携帯端末の内部構成を示す内部構成図である。 第1の実施形態に係るVoIP-GWの内部構成を示す内部構成図である。 従来の着信拒否モードが設定ON状態のときの処理動作を示すシーケンス図である。 第1の実施形態に係る通話処理の動作を示すシーケンス図である。 第2の実施形態に係る携帯端末の内部構成を示す内部構成図である。 第2の実施形態に係るVoIP-GWの内部構成を示す内部構成図である。 第2の実施形態に係る通話処理の動作を示すシーケンス図である。
(A)第1の実施形態
以下では、本発明に係る通話システム、通話端末、通信制御装置、通話プログラム、通信制御プログラム、及び、通話方法の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(A-1)第1の実施形態の構成
[通話システムの全体構成]
図1は、第1の実施形態に係る通話システム(音声通信システム)の全体構成を示す全体構成図である。
図1において、第1の実施形態に係る通話システム9は、通信制御装置としてのVoIP(Voice over IP)-GW2、IP-PBX3、IP電話機4、ルータ5等を有して構成される構内システム20と、通話端末としての携帯端末10とを有する。
なお、図1では、1台のIP電話機4のみを示しているが、複数台のIP電話機4であってもよい。
携帯端末10は、通信機能、マイク、スピーカーなどを有する通話端末であり、例えば、スマートフォン、タブレット端末、ウェアラブル端末、パーソナルコンピュータ、ゲーム端末等を適用できる。携帯端末10は、例えばLTE通信網などの無線通信網6-2やインターネット6-1などと接続して、構内システム20を構成している構成要素との間で情報を送受信する。
携帯端末10のハードウェア構成は図示しないが既存の通話端末と同様に、CPU、ROM、RAM、EEPROM、入出力インタフェース、通信装置(通信部)などを備える装置とすることができる。そして、CPUが、ROMに格納されている処理プログラム(例えば、通話プログラム1など)を実行することにより、各種処理が実施される。また、携帯端末10には、当該携帯端末10上で通話を実施するための通話プログラム1がインストールされている。
通話プログラム1は、携帯端末10等の通話端末上で通話を実施するアプリケーションであり、いわゆるソフトフォンと呼ばれる。通話プログラム1は、呼制御信号を送信する送信先の装置のグローバルIPアドレスを保持しており、グローバルIPアドレス宛てに呼制御信号を送信する。例えば、送信先のグローバルIPアドレスは、インターネット6-1に接続されているルータ5のIPアドレスである。
VoIP-GW2は、呼制御信号およびRTPパケットを中継する装置である。VoIP-GW2のハードウェア構成は図示しないが既存のネットワーク機器と同様に、CPU、ROM、RAM、EEPROM、入出力インタフェース、通信装置(通信部)などを備える装置とすることができる。そして、CPUが、ROMに格納されている処理プログラム(例えば、通話制御プログラム25など)を実行することにより、各種処理が実施される。
IP-PBX3は、IP電話機4と通話プログラム1との間の通話処理を制御する呼制御装置である。IP-PBX3は、例えば所定の呼制御プロトコルに従って、呼制御を行なう。呼制御プロトコルは、特に限定されず、この実施形態では、例えばSIP(Session Initiation Protocol)を適用する場合を例示する。
IP電話機4は、構内システム20のLANに接続された電話機であり、IP-PBX3により通信処理を制御される。
ルータ5は、グローバルIPアドレスでインターネット6-1に接続しているネットワーク機器である。このグローバルIPアドレスはインターネット接続サービスプロバイダの契約により固定IPアドレスで常時接続される。ルータ5は、このグローバルIPアドレスの特定の通信ポートで受信した通信パケットを、LAN側のVoIP-GW2のローカルIPアドレスに転送(NAT接続)する。ルータ5によるこの動作(設定)により、LTE接続中の携帯端末10で動作する通話プログラム1は、インターネット6-1経由でルータ5に接続し、構内システム20のLANに接続されているVoIP-GW2と通信することができる。
[携帯端末及び通話プログラム]
図2は、第1の実施形態に係る携帯端末10の内部構成を示す内部構成図である。
図2において、第1の実施形態に係る携帯端末10は、制御部11、通信部12、記憶部13を有し、記憶部13には、通話プログラム1がインストールされている。
制御部11は、携帯端末10の処理を司るものである。通信部12は、情報を送受信するものである。
通話プログラム1は、呼制御プロトコルに従って、呼制御信号を送受信して呼を確立し、音声通信を行うものである。通話プログラム1は、携帯端末10上でのユーザ操作により着信拒否モードの設定をON/OFFする機能を有する。また、通話プログラム1は、着信拒否モードが設定ON状態であっても、ユーザ操作により発信することができる。換言すると、着信規制中であっても、発信は可能である。さらに、通話プログラム1は、着信拒否モードが設定ON状態であっても、予め登録されている番号からの発信であるときには着信を許可する。
ここで、「着信拒否モード」とは、呼制御プロトコルに従って、IP-PBX(呼制御装置)3が、着信拒否をON設定した通話プログラム(ソフトフォン)1の電話番号を未登録状態(圏外状態)とし、当該通話プログラム1に対する着信を行なわないことをいう。換言すると、「着信拒否モード」は、通話プログラム1側で着信拒否がON状態となると、IP-PBX3側は通話プログラム1を圏外状態とする。そのため、その後に、通話プログラム1宛に着信があっても、IP-PBX(呼制御装置)3が呼を確立できない。
通話プログラム1は、着信拒否モード設定部101、着信許可登録部102、着信拒否判断部103を有する。
着信拒否モード設定部101は、携帯端末10上での操作により着信拒否モードの設定をON/OFFする。着信拒否モードの設定方法は、様々な方法を広く適用できる。例えば、携帯端末10の表示部(例えばディスプレイ等)に、通話プログラムの設定画面を表示させ、この設定画面で着信拒否モードの設定をON又はOFF設定する方法を適用できる。このような簡易操作で、通話プログラム(ソフトフォン)1の着信拒否モードを設定できる。なお、着信拒否モードの設定方法は、上述した例に限定されない。
着信許可登録部102は、着信拒否モードの設定ON状態の場合でも、着信を許可する電話番号(以下では、「着信許可番号」とも呼ぶ。)を登録する。これにより、ユーザが希望する発信者又は電話番号から発信があったときに、その発信先との通話を行なうことができる。
着信許可登録部102によって着信許可する電話番号の登録方法は、様々な方法を適用できる。
例えば、着信許可する電話番号をユーザが入力して登録するようにしてもよい。また例えば、携帯端末10上にある電話帳(電話帳を管理するアプリケーションも含む。)を読み出し、当該電話帳に登録されている電話番号の中から着信を許可する電話番号を選択して、当該電話番号を登録するようにしてもよい。さらに例えば、過去の着信履歴及び又は発信履歴を、携帯端末10の表示部に表示し、着信履歴及び又は発信履歴の中から着信許可する電話番号を選択するようにしてもよい。
また例えば、着信許可登録部102は、直近で通話した相手からの着信を許可できるようにするため、例えば、着信履歴及び又は発信履歴を参照して、所定時間内に着信又は発信をした1又は複数の電話番号を自動的に着信許可番号として登録するようにしてもよい。つまり、ユーザの手入力により登録された電話番号に限らず、着信履歴又は発信履歴の中から所定時間内に通話した電話番号を自動的に登録するようにしてもよい。
なお、ユーザの手入力による着信許可番号の登録にするか、及び又は、着信許可番号の自動登録にするかについては、携帯端末10上で選択設定できるようにしてもよい。着信許可番号は、1個であっても良いし、複数個であってもよい。また、着信許可番号は、携帯端末10の記憶部13に登録されるようにしてもよいし、ネットワーク上に配置されたサーバ(例えばクラウドサーバ等)上に登録されるようにしてもよい。
着信拒否判断部103は、VoIP-GW2から呼び出し信号(INVITE信号)を受信すると、その呼び出し信号に含まれている発信者番号を抽出し、発信者番号と着信許可番号とを比較する。
そして、発信者番号が着信許可番号であるとき、着信拒否判断部103は、受信した呼び出し信号の着信を許可する。このとき、ユーザが呼び出しに応じたときには、呼び出し信号に対する着信応答をVoIP-GW2に送信する。これにより、着信拒否モードが設定ON状態であっても、予め登録された着信許可番号からの発信(すなわち、特定の発信者番号)であるときには、ユーザが呼び出しに応じることができ、着信を許可することができる。このとき、VoIP-GW2から呼び出し信号が受信されるので、発信者番号を着信履歴として残すことができる。したがって、ユーザが呼び出しに応じることができなかったときでも、発信者番号が着信履歴に残るので、その後、着信履歴から発信者番号を検索して発信することができる。
他方、発信者番号が着信許可番号でないとき、着信拒否判断部103は、受信した呼び出し信号に対する着信拒否信号をVoIP-GW2に送信する。この場合、呼び出し信号が、通話プログラム1に受信されるので、発信者番号を着信履歴として残すことができる。
[VoIP-GW]
図3は、第1の実施形態に係るVoIP-GW2の内部構成を示す内部構成図である。
図3において、第1の実施形態に係るVoIP-GW2は、制御部21、通信部22、記憶部23を有する。
制御部21は、VoIP-GW2が行なう処理を司るものである。通信部22は、構内システム20におけるLANとの間で情報を送受するものである。
記憶部23には、携帯端末10に搭載されている通話プログラム1との間の通話処理に係る制御する通話制御プログラム25が記憶されている。なお、制御部21によって通話制御プログラム25が実行されて実施される処理部を「通信制御部」とも呼ぶ。
通話制御プログラム25は、携帯端末10に搭載されている通話プログラム1とIP-PBX3との間で授受される呼制御信号を中継するものである。
通話制御プログラム25は、通話プログラム1から着信拒否モードがON状態に設定されたことを示す着信拒否ON信号(以下では、「着信拒否実行信号」とも呼ぶ。)を受信すると、通話プログラム(ソフトフォン)1の電話番号と、着信拒否モードがON状態に設定されていることを示す着信拒否フラグとを対応付けた着信拒否管理情報251を記憶する。
ここで、通話制御プログラム25は、通信プログラム(ソフトフォン)1から着信拒否ON信号を受信すると、IP-PBX3に対して、unREGISTERを送信しないようにする。
つまり、従来の着信拒否モードをON状態にするときには、当該通話プログラム(ソフトフォン)1がIP-PBX3に登録されていない状態(例えば圏外などの状態)とするため、VoIP-GW2は、IP-PBX3に対してunREGISTERを送信している。これに対して、この実施形態では、通話制御プログラム25は、通話プログラム1から着信拒否ON信号を受信すると、IP-PBX3に対してunREGISTERを送信しないので、通話プログラム(ソフトフォン)1がIP-PBX3に登録されている状態を保持することができる。
換言すると、通話プログラム(ソフトウェア)1側で着信拒否モードがON状態に設定されても、IP-PBX3側では、当該通話プログラム(ソフトフォン)1が登録状態となっているので、当該通話プログラム1を着信先とする呼が生じたときには、通話プログラム1宛の呼制御信号(INVITE信号)がIP-PBX3から送信されることになる。
なお、通話プログラム1側で着信拒否モードがON状態となったときのVoIP-GW2の通信制御処理の詳細な説明は動作の項で説明する。
(A-2)第1の実施形態の動作
次に、第1の実施形態に係る通話システム9における通話処理の動作を、図面を参照しながら詳細に説明する。
以下では、まず、図4を用いて従来の着信拒否モードが設定ON状態のときの処理動作を説明した後に、図5を用いて第1の実施形態における処理動作を説明する。
(A-2-1)従来の着信拒否モードON状態の処理
図4は、従来の着信拒否モードが設定ON状態のときの処理動作を示すシーケンス図である。
[S301]
携帯端末10において通話プログラム(ソフトフォン)1が起動されると、通話プログラム1は、予め保持されている送信先のグローバルIPアドレスに対して、インターネット6-1/無線通信網6-2を介して、起動信号を送信する。その起動信号は、送信先グローバルIPアドレスを持つルータ5を経由して、VoIP-GW2に受信される。
[S302]
VoIP-GW2は、通話プログラム1から送信された起動信号を受信すると、IP-PBX3に対して、SIPのREGISTER信号を送信する。以降、VoIP-GW2は、通話プログラム1から定期的な接続信号を受信時、または、通話プログラム1から終了信号を受信するまで定期的に、IP-PBX3に対してSIPのREGISTER信号を再送信する。
[S303]
携帯端末10において、通話プログラム(ソフトフォン)1は、当該携帯端末10の操作画面上で着信拒否モードがONに設定されると、通話プログラム1は、VoIP-GW2に対して終了信号を送信する。終了信号を受信したVoIP-GW2は、IP-PBX3に対してSIPのunREGISTER信号を送信する。
[S351]
以降、IP電話機4が、通話プログラム1に対する発信要求を送信しても、IP-PBX3は、通話プログラム1に対する発信要求に対して切断処理を行う。または、IP-PBX3は、「只今、電話に出られない」旨のメッセージを、発信端末(この例の場合、IP電話機4)に流したり、予め設定された不在転送先電話機に着信させるようにしてもよい。
[S304]
以下では、通話プログラム(ソフトフォン)1側で着信拒否がON設定されている状態で、通話プログラム1が発信処理を行なう場合を処理を説明する。
通話プログラム1は、着信拒否モードON状態で携帯端末10上で発信操作が行われると、VoIP-GW2に対して起動信号を送信し、続けて発信信号を送信する。
[S305]
VoIP-GW2は、通話プログラム1から送信された起動信号を受信すると、IP-PBX3に対してSIPのREGISTER信号を送信する。
[S306]
また、VoIP-GW2は、通話プログラム1から送信された発信信号を受信すると、IP-PBX3に対してSIPのINVITE信号を送信する。
[S307]
IP-PBX3は、INVITE信号を受信すると指定された発信先番号の電話機を呼び出す。
[S308]
呼び出されたIP電話機4が応答すると、応答信号がIP-PBX3およびVoIP-GW2を経由し、通話プログラム1に送信され、通話プログラム1が応答信号を受信する。その後、通話プログラム(ソフトフォン)1とIP電話機4の間で通話状態となる。
[S309]
例えばIP電話機4で通話切断を行うと、切断信号がIP-PBX3に送信され、通話プログラム(ソフトフォン)1とIP電話機4の間の通話が終了する。
[S310]
通話終了後、通話プログラム1は着信拒否モードON状態の場合、着信拒否モードを再度ON設定するため、通話プログラム1はVoIP-GW2に終了信号を再び送信する。
[S311]
終了信号を受信したVoIP-GW2は、IP-PBX3に対してSIPのunREGISTER信号を送信する。これにより、IP-PBX3において、通話プログラム(ソフトフォン)1宛の着信が拒否される。
[S352]
以降、IP電話機4が、通話プログラム1に対する発信要求を送信しても、IP-PBX3は通話プログラム1に対する発信要求に対して切断処理を行う。または、IP-PBX3は、例えば、「只今、電話に出られない」旨のメッセージを、発信端末(この例の場合、IP電話機4)に流したり、予め設定された不在転送先電話機に着信させるようにしてもよい。
(A-2-2)第1の実施形態の着信拒否モードON状態の処理
図5は、第1の実施形態に係る通話処理の動作を示すシーケンス図である。
[S101]
携帯端末10において通話プログラム(ソフトフォン)1が起動されると、通話プログラム1は、予め保持されている送信先のグローバルIPアドレスに対して、インターネット6-1/無線通信網6-2を介して、起動信号を送信する。その起動信号は、送信先グローバルIPアドレスを持つルータ5を経由して、VoIP-GW2に受信される。
[S102]
VoIP-GW2は、通話プログラム1から送信された起動信号を受信すると、IP-PBX3に対して、SIPのREGISTER信号を送信する。
以降、VoIP-GW2は、通話プログラム(ソフトフォン)1から定期的な接続信号を受信時、または、通話プログラム(ソフトフォン)1から終了信号を受信するまで定期的に、IP-PBX3に対して、SIPのREGISTER信号を再送信する。
[S103]
携帯端末10の表示部の表示画面上で、ユーザ操作により、着信拒否モードがONに設定されると、通話プログラム1は、VoIP-GW2に対して、着信拒否ON状態を示す着信拒否ON信号を通知する。
このとき、着信拒否ON信号を受信したVoIP-GW2は、IP-PBX3に対してunREGISTERを送信しない。したがって、IP-PBX3側では、通話プログラム(ソフトフォン)1が登録されている状態を保持できる。また、VoIP-GW2は、以降、IP-PBX3から、当該通話プログラム(ソフトフォン)1宛のINVITE信号に対して無応答となる。
[S104]
IP電話機4が、通話プログラム1宛に発信要求をする。
[S105]
IP-PBX3は、通話プログラム1に対する発信要求を受信すると、VoIP-GW2に対してINVITE信号を送信する。
[S106]
VoIP-GW2は、通話プログラム1に対して呼び出し信号を送信する。
[S107、S108]
通話プログラム1は、VoIP-GW2からの呼び出し信号に含まれている発信者番号を抽出し、発信者番号と予め登録されている着信許可番号とを比較する。
発信者番号が着信許可番号であるとき、通話プログラム1の着信拒否判断部103は、受信した呼び出し信号の着信を許可し、着信に対してユーザが応答可能となる。
他方、発信者番号が着信許可番号でないとき、通話プログラム1の着信拒否判断部103は、着信拒否と判断する(S107)。このとき、通話プログラム1の着信拒否判断部103は、受信した呼び出し信号に対する着信拒否信号をVoIP-GW2に送信する(S108)。
[S109]
VoIP-GW2は、着信拒否管理情報251を参照して、当該通話プログラム1が着信拒否ON状態の場合、IP-PBX3から当該通話プログラム1宛のINVITE信号に対して無応答とする。
[S110]
IP-PBX3には、INVITE信号に対する応答待ち時間(例えば3秒程度)が設定されている。IP-PBX3は、当該通話プログラム1宛のINVITE信号の応答待ちタイムアウトと判定し、当該通話プログラム(ソフトフォン)1が圏外のため無応答とみなす。このとき、IP電話機4からの発信要求に対して切断処理を行う。又はIP-PBX3は、例えば「只今、電話に出られない」旨のメッセージを流したり、予め設定された不在転送先電話機に着信させるようにしてもよい。
[S111]
通話プログラム1では、着信拒否モードがON状態のときでも、発信操作が可能である。着信拒否モードON状態で、IP電話機4宛の発信操作が行われると、通話プログラム1が、VoIP-GW2に発信信号を送信する。
[S112]
通話プログラム1から送信された発信信号を受信すると、VoIP-GW2は、IP-PBX3に対して、INVITE信号を送信する。
[S113]
IP-PBX3は、INVITE信号を受信すると、指定された発信先番号のIP電話機4を呼び出す。
[S114]
呼び出されたIP電話機4が応答すると、応答信号がIP-PBX3およびVoIP-GW2を経由し、通話プログラム1に送信される。通話プログラム1が応答信号を受信すると、その後、通話プログラム1とIP電話機4との間で通話状態となる。
[S115]
例えばIP電話機4で通話切断を行うと、切断信号がIP-PBX3に送信され、通話プログラム(ソフトフォン)1とIP電話機4の間の通話が終了する。
[S116]
その後、IP電話機4が、通話プログラム1に対する発信要求を送信した場合、S104~S110の処理と同様の処理が繰り返し実施される。
(A-3)第1の実施形態の効果
以上のように、第1の実施形態によれば、ソフトフォン側で着信拒否モードがON設定されて、着信規制中であっても、予め登録した特定相手のみを着信許可し、また、着信拒否した着信履歴をソフトフォンに残すことができる。
(B)第2の実施形態
次に、本発明に係る通話システム、通話端末、通信制御装置、通話プログラム、通信制御プログラム、及び、通話方法の第2の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(B-1)第2の実施形態の構成
第2の実施形態の通話システムは、基本的には、第1の実施形態の図1に示す通話システムと同じ構成であるため、第2の実施形態において、図1を用いて説明する。
第2の実施形態は、携帯端末10に搭載される通話プログラムの処理と、VoIP-GW2の処理とが第1の実施形態と異なる。したがって、第2の実施形態では、携帯端末10に搭載される通話プログラムの処理と、VoIP-GW2の処理とを中心に説明する。
図6は、第2の実施形態に係る携帯端末10の内部構成を示す内部構成図である。
図6において、第2の実施形態に係る携帯端末10は、制御部11、通信部12、記憶部13を有し、記憶部13には、通話プログラム1Aがインストールされている。
通話プログラム1Aは、着信拒否モード設定部101、着信許可登録部102、着信拒否判断部103、一時許可通知部104を有する。
なお、着信拒否モード設定部101、着信許可登録部102、着信拒否判断部103は、第1の実施形態と同じ処理を行なうので、ここでの詳細な説明は省略する。
一時許可通知部104は、着信拒否モードがON状態のときに、一時的に着信を許可する電話番号(以下、「一時的着信許可番号」とも呼ぶ。)を、VoIP-GW2に通知するものである。一時的に着信を許可する電話番号を、VoIP-GW2側に通知することにより、その後、一時的着信許可番号を発信者番号とし、当該通話プログラム1A宛の発信要求があったときには、当該通話プログラム1A宛の着信を許可することができる。
図7は、第2の実施形態に係るVoIP-GW2の内部構成を示す内部構成図である。
図7において、第2の実施形態に係るVoIP-GW2は、制御部21、通信部22、記憶部23を有する。
記憶部23には、携帯端末10に搭載されている通話プログラム1Aとの間の通話処理に係る制御する通話制御プログラム25Aが記憶されている。
通話制御プログラム25Aは、通話プログラム1Aから一時的着信許可番号を含む情報を受信すると、当該通話プログラム1Aの電話番号に、一時的着信許可番号を対応付けた着信拒否管理情報251Aを作成して管理する。
例えば、図7に例示するように、通話プログラム1Aの電話番号が「1111111111」である場合、電話番号「1111111111」と、着信拒否フラグ「ON」の情報と、通話プログラム1Aから通知された一時的着信許可番号「3333333333」とを対応付けて管理する。なお、着信拒否管理情報251Aで管理する一時的着信許可番号の数は、1個に限定されず、複数個であってもよい。
また、通話制御プログラム25Aは、着信拒否管理情報251Aを参照して、着信拒否モードがON状態の通話プログラム1A宛のINVITE信号を受信した場合であって、一時的着信許可番号があるときには、INVITE信号に含まれる発信者番号を抽出する。そして、通話制御プログラム25Aは、発信者番号と、対応する一時的着信許可番号とを比較する。
発信者番号が一時的着信許可番号であるとき、通話制御プログラム25Aは、当該通話プログラム(ソフトフォン)Aに対して、呼び出し信号を送信する。そして、通話プログラム1Aで着信応答があれば、呼を確立させるため、通話プログラム1Aから受信した呼制御信号をIP-PBX3に送信する。
他方、発信者番号が一時的着信許可番号でないとき、通話制御プログラム25Aは、IP-PBX3からのINVITE信号に対して無応答とする。
通話制御プログラム25Aは、着信拒否管理情報251Aにおいて保持している一時的着信許可番号については、所定時間経過後に、当該一時的着信許可番号を削除する。
(B-2)第2の実施形態の動作
図8は、第2の実施形態に係る通話処理の動作を示すシーケンス図である。
図8において、第1の実施形態の図5のシーケンス図の処理と同じ処理には、同じ番号を付している。以下では、第1の実施形態で既に説明した処理の詳細な説明は省略する。
[S201]
第1の実施形態と同様に、通話プログラム(ソフトフォン)1A側で着信拒否モードがON状態であっても、当該通話プログラム1Aから発信操作が可能である。したがって、例えば、着信拒否モードがON状態で発信操作を行ない、ユーザが通話相手と通話をして、その後通話終了し、呼が切断したとする(S111~S115)。
このような場合、再度、通話相手側のIP電話機4から発信がある可能性があるが、着信拒否モードがON状態となっており、当該IP電話機4の電話番号が着信許可番号として登録されていないときには、当該IP電話機4からの着信が拒否されてしまう。
そこで、通話プログラム1Aでは、通話終了後、着信拒否モードON状態の場合、VoIP-GW2に、通話終了相手の電話番号を一時許可番号とする信号を送信する(S201)。
[S202]
VoIP-GW2では、通話プログラム1Aから一時的着信許可番号を含む信号を受信すると、当該通話プログラム1Aの電話番号と、一時的着信許可番号とを対応付けて着信拒否管理情報251Aに保持(追加)して管理する。
なお、VoIP-GW2では、一時的着信許可番号を保持してから、所定時間経過後に、一時的着信許可番号を削除する。
[S203、S204、S205、S206]
その後、IP電話機4が、通話プログラム1Aに対する発信要求を送信した場合(S203)、IP-PBX3が、当該通話プログラム1A宛のINVITE信号を、VoIP-GW2に送信する(S204)。
VoIP-GW2は、当該通話プログラム1A宛のINVITE信号を受信すると、INVITE信号に含まれる着信先番号を抽出する。そして、着信拒否管理情報251Aを参照して、着信先番号が通話プログラム1Aの電話番号であるかを判断し、着信先番号が通話プログラム1Aの電話番号であるときに、着信拒否の対象であると判断する。
また、一時的着信許可番号が着信拒否管理情報251Aに設定されている場合、INVITE信号に含まれる発信者番号を抽出して、発信者番号と一時的着信許可番号とを比較する。
そして、発信者番号が一時的着信許可番号であるとき、VoIP-GW2の通話制御プログラム25Aは、当該通話プログラム(ソフトフォン)1Aに対して、呼び出し信号を送信する(S205)。そして、通話プログラム1Aが着信応答するときには(S206)、呼を確立させるため、VoIP-GW2は通話プログラム1Aから受信した呼制御信号をIP-PBX3に送信する。
[S207、208、S209、S210]
IP電話機4が、通話プログラム1Aに対する発信要求を送信し(S207)、IP-PBX3が、当該通話プログラム1A宛のINVITE信号を、VoIP-GW2に送信する(S208)。
VoIP-GW2は、同様に、着信拒否管理情報251Aを参照して、INVITE信号が、着信拒否モードがON状態の通話プログラム1A宛であって、一時的着信許可番号が設定されていると判断すると、発信者番号と一時的着信許可番号とを比較する。
そして、発信者番号が一時的着信許可番号でないとき、VoIP-GW2の通話制御プログラム25Aは、IP-PBX3からのINVITE信号に対して無応答とする(S209)。
IP-PBX3では、INVITE信号の応答待ちタイムアウトとなると、当該通話プログラム(ソフトフォン)1Aは圏外の状態にあるとみなし、発信要求に対して切断処理を行う。又は、例えば、「只今、電話に出られない」旨のメッセージを流したり、予め設定された不在転送先電話機に着信させる。
(B-3)第2の実施形態の効果
以上のように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、ソフトフォンが着信拒否中であっても、予め登録した特定相手のみを着信許可し、また、着信拒否した着信履歴をソフトフォンに残すことができることに加え、一律着信拒否を行っている場合にソフトフォンから発信した相手からの折り返し着信を一定時間許可することができる。
(C)他の実施形態
上述した実施形態において、種々の変形実施形態を言及したが、本発明は、以下の変形実施形態も適用できる。
(C-1)携帯端末に搭載のソフトフォンが一律着信拒否を実施中に、ソフトフォンが発信操作を実施した場合であって、発信先相手が電話に出れなかったとき、一律着信拒否を解除しないと、発信相手からソフトフォンへの折り返し着信時が着信拒否となってしまう。そのため、ソフトフォンから再度折り返し電話をかけなおす手間がかかる。本発明によれば、一律着信拒否を解除せずに、発信相手からの折り返し着信(所定時間内)は着信可能となり、再度折り返し電話をかけなおす手間が解消される。
1及び1A…通話プログラム、10…携帯端末、20…構内システム、2…VoIP-GW、3…IP-PBX、4…IP電話機、5…ルータ、6-1…インターネット、6-2…無線通信網、11…制御部、12…通信部、13…記憶部、101…着信拒否モード設定部、102…着信許可登録部、103…着信拒否判断部、104…一時許可通知部、21…制御部、22…通信部、23…記憶部、25及び25A…通話制御プログラム、251及び251A…着信拒否管理情報。

Claims (9)

  1. 通信制御装置を介して、通話端末と呼制御装置とが呼制御信号の授受を行う通話システムにおいて、
    前記通話端末は、着信拒否モードが設定されると、前記通信制御装置に対して着信拒否設定を示す情報を通知する着信拒否設定手段を備え、
    前記通信制御装置は、
    前記通話端末から前記着信拒否設定を示す情報を受信すると、前記呼制御装置における前記通話端末の登録を保持させた状態で、当該通話端末の着信拒否を管理する着信拒否管理手段と、
    着信拒否にある前記通話端末宛の呼接続要求信号を前記呼制御装置から受信すると、前記通話端末に呼出信号を送信する通信制御手段と
    を備え、
    前記通話端末が、前記通信制御装置から受信した前記呼出信号の発信者番号が特定の着信許可番号でないときに、着信拒否信号を前記通信制御装置に返信する着信拒否判断手段を備え、
    前記通信制御装置の前記通信制御手段は、前記着信拒否信号を受信すると、前記呼制御装置からの前記呼接続要求信号に対して応答しない
    ことを特徴とする通話システム。
  2. 前記通話端末が、一時的に着信許可する一時的着信許可番号を含む情報を前記通信制御装置に通知する一時着信許可手段を備え、
    前記通信制御装置は、
    前記着信拒否管理手段が、前記通話端末からの前記一時的着信許可番号を当該通話端末の識別情報に対応付けて管理し、
    前記通信制御手段が、着信拒否にある前記通話端末宛の呼接続要求信号を前記呼制御装置から受信すると、発信者番号が前記一時的着信許可番号であるとき、前記通話端末に呼出信号を送信し、発信者番号が前記一時的着信許可番号でないとき、前記呼接続要求信号に対して応答しない
    ことを特徴とする請求項1に記載の通話システム。
  3. 通信制御装置を介して、呼制御装置と呼制御信号の授受を行う通話端末において、
    着信拒否モードが設定されると、前記通信制御装置に対して着信拒否設定を示す情報を通知する着信拒否設定手段と、
    前記着信拒否モードの状態で、前記通信制御装置から受信した呼出信号の発信者番号が特定の着信許可番号でないときに、着信拒否信号を前記通信制御装置に返信する着信拒否判断手段と
    を備えることを特徴とする通話端末。
  4. 一時的に着信許可する一時的着信許可番号を含む情報を前記通信制御装置に通知する一時着信許可通知手段をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の通話端末。
  5. 通話端末と呼制御装置との間に介在し、前記通話端末と前記呼制御装置との間で授受される呼制御信号を中継する通信制御装置において、
    前記通話端末から着信拒否設定を示す情報を受信すると、前記呼制御装置における前記通話端末の登録を保持させた状態で、当該通話端末の着信拒否を管理する着信拒否管理手段と、
    着信拒否にある前記通話端末宛の呼接続要求信号を前記呼制御装置から受信すると、前記通話端末に呼出信号を送信する通信制御手段と
    を備え、
    前記通信制御手段が、前記通話端末から着信を拒否する着信拒否信号を受信すると、前記呼制御装置からの前記呼接続要求信号に対して応答しない
    ことを特徴とする通信制御装置。
  6. 前記着信拒否管理手段は、前記通話端末から一時的に着信許可する一時的着信許可番号を含む情報を受信すると、前記一時的着信許可番号を当該通話端末の識別情報に対応付けて管理し、
    前記通信制御手段が、着信拒否にある前記通話端末宛の呼接続要求信号を前記呼制御装置から受信すると、発信者番号が前記一時的着信許可番号であるとき、前記通話端末に前記呼出信号を送信し、発信者番号が前記一時的着信許可番号でないとき、前記呼接続要求信号に対して応答しない
    ことを特徴とする請求項5に記載の通信制御装置。
  7. 通信制御装置を介して、呼制御装置と呼制御信号の授受を行う通話端末に搭載されるコンピュータを、
    着信拒否モードが設定されると、前記通信制御装置に対して着信拒否設定を示す情報を通知する着信拒否設定手段と、
    前記着信拒否モードの状態で、前記通信制御装置から受信した呼出信号の発信者番号が特定の着信許可番号でないときに、着信拒否信号を前記通信制御装置に返信する着信拒否判断手段と
    して機能させることを特徴とする通話プログラム。
  8. 通話端末と呼制御装置との間に介在し、前記通話端末と前記呼制御装置との間で授受される呼制御信号を中継する通信制御装置に搭載されるコンピュータを、
    前記通話端末から着信拒否設定を示す情報を受信すると、前記呼制御装置における前記通話端末の登録を保持させた状態で、当該通話端末の着信拒否を管理する着信拒否管理手段と、
    着信拒否にある前記通話端末宛の呼接続要求信号を前記呼制御装置から受信すると、前記通話端末に呼出信号を送信する通信制御手段と
    して機能させ、
    前記通信制御手段が、前記通話端末から着信を拒否する着信拒否信号を受信すると、前記呼制御装置からの前記呼接続要求信号に対して応答しない
    ことを特徴とする通信制御プログラム。
  9. 通信制御装置を介して、通話端末と呼制御装置とが呼制御信号の授受を行う通話方法において、
    前記通話端末は、着信拒否モードが設定されると、前記通信制御装置に対して着信拒否設定を示す情報を通知し、
    前記通信制御装置は、
    前記通話端末から前記着信拒否設定を示す情報を受信すると、前記呼制御装置における前記通話端末の登録を保持させた状態で、当該通話端末の着信拒否を管理し、
    着信拒否にある前記通話端末宛の呼接続要求信号を前記呼制御装置から受信すると、前記通話端末に呼出信号を送信し、
    前記通話端末が、前記通信制御装置から受信した前記呼出信号の発信者番号が特定の着信許可番号でないときに、着信拒否信号を前記通信制御装置に返信し、
    前記通信制御装置は、前記着信拒否信号を受信すると、前記呼制御装置からの前記呼接続要求信号に対して応答しない
    ことを特徴とする通話方法。
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