JP7452062B2 - テーブルフィーダ - Google Patents

テーブルフィーダ Download PDF

Info

Publication number
JP7452062B2
JP7452062B2 JP2020023138A JP2020023138A JP7452062B2 JP 7452062 B2 JP7452062 B2 JP 7452062B2 JP 2020023138 A JP2020023138 A JP 2020023138A JP 2020023138 A JP2020023138 A JP 2020023138A JP 7452062 B2 JP7452062 B2 JP 7452062B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
rotor
grains
rotating body
hopper tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020023138A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021127219A (ja
Inventor
博明 小谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Satake Corp
Original Assignee
Satake Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Satake Corp filed Critical Satake Corp
Priority to JP2020023138A priority Critical patent/JP7452062B2/ja
Publication of JP2021127219A publication Critical patent/JP2021127219A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7452062B2 publication Critical patent/JP7452062B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)

Description

本発明は荷受装置、特に穀物共同乾燥施設の荷受装置として用いられるテーブルフィーダに関する。
トラック等によって搬入され、投入された穀物を穀物共同乾燥施設内の設備に投入する荷受装置として、テーブルフィーダが利用されている。当該テーブルフィーダでは、ホッパ内に設けた回転体によって穀物を移動させることにより、ホッパ下部に設けられた排出口から穀物を排出させることができる(例えば、特許文献1の図8)。
特開平6-64756号公報
しかしながら、従来のテーブルフィーダでは、回転体の回転作用だけでは十分に穀物を移動し、排出させることができず、例えば、穀物が回転体の内部に侵入して、当該回転体内に残留する場合がある。穀物が回転体の内部に残留してしまうと、別の種類の穀物をテーブルフィーダに投入した場合に、残留していた穀物が異物として混入するコンタミネーションが発生するという問題があった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、テーブルフィーダ内部に穀物が残留することを抑制可能な、テーブルフィーダを提供することを目的とする。
本願請求項1に係る発明は、穀粒が貯留されるホッパタンクと、前記ホッパタンクに設けられるとともに、前記ホッパタンクに貯留された穀粒を排出するロータを有する回転体と、前記ホッパタンク内で空気を噴射可能なエア噴射部と、を少なくとも有し、前記エア噴射部は、前記回転体の下部であって前記ロータの内側に設けられるとともに、前記ホッパタンクの底面部に空気を噴射可能な内側エアノズルと、前記回転体の上部に設けられるとともに、前記ロータの回転軸外側方向且つ前記ホッパタンクの底面部に対して空気を噴射可能な外側エアノズルと、を備えることを特徴とするテーブルフィーダである。
本願請求項2に係る発明は、穀粒が貯留されるホッパタンクと、前記ホッパタンクに設けられるとともに、前記ホッパタンクに貯留された穀粒を排出するロータを有する回転体と、前記ホッパタンク内で空気を噴射可能なエア噴射部と、を少なくとも有し、前記エア噴射部は、前記回転体の下部であって前記ロータの内側に設けられるとともに、前記ホッパタンクの底面部に空気を噴射可能な内側エアノズルを備えることを特徴とするテーブルフィーダである。
本願請求項に係る発明は、前記エア噴射部を制御可能な制御部を有し、前記制御部は、前記ホッパタンク内の穀粒の貯留量に応じて、前記エア噴射部による空気の噴射量を調整可能である請求項1又は請求項のいずれかに記載のテーブルフィーダである。
本願請求項に係る発明は、前記エア噴射部及び前記回転体を制御可能な制御部を有し、前記制御部は、前記回転体の回転動作を開始させ、前記回転動作の開始から所定時間が経過した後に、前記エア噴射部から空気を噴射させる請求項1乃至請求項のいずれかに記載のテーブルフィーダである。
本願請求項に係る発明は、前記ロータは、多角形状であって、前記内側エアノズルは、前記ロータの多角形状の頂点に存在する隙間の内側から外側に向かってエアを排出するように配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載のテーブルフィーダである。
本願請求項に係る発明は、前記外側エアノズルは、前記内側エアノズルが配置された前記頂点が含まれ、前記ロータの回転方向後方側の前記多角形状の辺に対応して設けられていることを特徴とする請求項に記載のテーブルフィーダである。
本願に係る発明によれば、穀粒が貯留されるホッパタンクと、ホッパタンクに設けられるとともに、ホッパタンクに貯留された穀粒を排出するロータを有する回転体と、ホッパタンク内で空気を噴射可能なエア噴射部と、を少なくとも有し、エア噴射部は、回転体の下部であってロータの内側に設けられるとともに、ホッパタンクの底面部に空気を噴射可能な内側エアノズルと、回転体の上部に設けられるとともに、ロータの回転軸外側方向且つ前記ホッパタンクの底面部に対して空気を噴射可能な外側エアノズルと、を備えることで、ホッパタンクの底面に残留する穀粒をより確実に吹き飛ばして排出し、テーブルフィーダ内の穀粒の残留を大幅に抑制することが可能となる。
加えて、制御部の制御によって、ホッパタンク内の穀粒の貯留量に応じて、エア噴射部による空気の噴射量を調整可能にしたので、不必要にポンプを稼働させることなく、効率的にテーブルフィーダ内の穀粒の残留を抑制することが可能となる。
加えて、制御部の制御によって、まずは回転体の回転動作を開始させ、その後、所定時間が経過した後にエア噴射部から空気を噴射させるように構成している。これにより、まずは回転体によって多くの残留する穀粒を排出し、その後、少量の残留する穀粒をエア噴射部からの空気によって排出するようにしたので、不必要にポンプを稼働させることなく、非常に効率的にテーブルフィーダ内の穀粒を排出することが可能となる。
加えて、内側エアノズルは、ロータの多角形状の頂点に存在する隙間の内側から外側に向かってエアを排出するように配置されているので、当該隙間からの穀粒の侵入を防止、侵入したとしても排出することができる。
加えて、内側エアノズルの排出の直後に外側エアノズルによりエアの噴出により穀粒を連続的に移動させることができる。
本実施形態における、テーブルフィーダの全体斜視図である。 本実施形態における、テーブルフィーダの平面図である。 本実施形態における、テーブルフィーダの側方断面図である。 本実施形態における、テーブルフィーダの侵入防止部と残留除去部の側方断面図である。 本実施形態における、テーブルフィーダの回転軸カバー部材の(a)は斜視図、(b)は側面図である。 本実施形態における、テーブルフィーダの回転体と侵入防止部の分解斜視図である。 本実施形態における、テーブルフィーダの侵入防止部と残留除去部の拡大側方断面図である。 本実施形態における、テーブルフィーダのシールの端部において、(a)は端部の組み合わせ前の拡大斜視図、(b)は端部の組み合わせ後の拡大斜視図、(c)はロータ下プレートに取付けた後の端部の拡大斜視図である。 本実施形態における、テーブルフィーダの回転軸カバー部材とシールの断面図であって、図7のY-Y断面図である。 本実施形態における、テーブルフィーダの残留除去部を説明する平面図である。 本実施形態における、テーブルフィーダの、(a)は図10のW部の拡大平面図、(b)は(a)のX-X断面図である。 本実施形態における、テーブルフィーダの制御部による、通常稼働時の回転体とエア噴射部の制御を示すフローチャートである。 本実施形態における、テーブルフィーダの制御部による、停止信号入力時時のフローチャートである。 本発明の別実施形態における回転軸カバー部材であって、(a)は斜視図、(b)は側面図、(c)は回転軸カバー部材及びロータ下カバー部の断面図である。 本発明の別実施形態における、テーブルフィーダの回転軸カバー部材とシールの断面図であって、図14(c)のZ-Z断面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図1~図15を参照する等して説明する。
本実施形態に係るテーブルフィーダ1は、穀物共同乾燥施設の荷受装置として適用したものである。テーブルフィーダ1は、図1に示すように、穀粒が投入される荷受ホッパ2と、当該荷受ホッパ2内の中央に回転可能に設けられて穀粒の移動を行う回転体4と、当該回転体4に動力を供給する動力部3と、荷受ホッパ2や動力部3等を支持する架台5から少なくとも構成されている。
図2、図3に示されるように、荷受ホッパ2には、略漏斗形状のホッパタンク21が設けられ、該ホッパタンク21には略円形形状のホッパ底面部211が形成されている。さらに、ホッパ底面部211の外周側には、穀粒の排出を行う排出口212が設けられている。また、排出口212の上方に位置するホッパタンク21の側壁部分には、レベル検知部22が設けられ、穀粒の貯留量を検知する上部センサ221と、当該上部センサ221よりも下方位置に配置される下部センサ222とから構成されている。
動力部3は、モータ31と、当該モータ31からの動力を回転体4に伝達する動力伝達装置32から少なくとも構成されている。
回転体4は、回転シャフト41と、回転シャフト41に接続される略5角柱状のロータ42と、ロータ42の略5角柱状の外周面に取り付けられるブレード43と、ブレード43に取り付けられるスクレーパ44と、ロータ42の上部に取り付けられるロータ上プレート45と、ロータ上プレート45の上部に取り付けられる円錐カバー46から少なくとも構成されている。
ブレード43は、ロータ42の略5角柱状の外周面よりも長尺に形成された長方形の板状体であり、ロータ42の外周面に対して、それぞれ1枚ずつ、計5枚が取り付けられている。また、ブレード43は、ロータ42に対して、回転体4の回転軸から外方向且つ、回転体4の回転方向から後方に突出するように取り付けられ、平面視で反時計方向に回転する。なお、ロータ42の形状は、上記した略5角柱状に限るものではなく、ブレード43が取り付け可能な外周面を備える多角形状であればよい。また、設置されるブレード43の数も、ロータ42の外周面形状に応じた枚数を取り付ければよい。
スクレーパ44は、ゴム等の柔軟性弾性素材により長方形の平板状に形成され、それぞれのブレード43に取り付けられている。そして、スクレーパ44は、図7に示されるように、スクレーパ44の下部が、ホッパ底面部211に屈曲して摺接する長さでブレード43に取り付けられている。
本発明の回転体の内側とは、多角形状であるロータ42の平面視における外周面の内側をいい、回転体の外側とは、多角形状であるロータ42の平面視における外周面の外側をいう。そして、回転体の外側は、本来的に投入された穀粒が存在する領域であり、回転体の内側とは、本来的に投入された穀粒が存在することが予定されていない領域である。
ロータ上プレート45は、図2、図3に示されるように、円形の平板状部材であり、5角形状のロータ42の外形形状に対して外接する大きさに形成されている。
次に、図4~図11に基づいて、本実施形態におけるテーブルフィーダ1の侵入防止部6と、残留除去部7について説明する。
侵入防止部6は、穀粒が回転体4の内側へ侵入すること抑制するものである。
残留除去部7は、テーブルフィーダ1のホッパタンク21内から、残留する穀粒を空気の噴射によって除去するものである。
図4、図5に示されるように、侵入防止部6は、ホッパ底面部211に取り付けられる円環状の回転軸カバー部材61と、図6、図7に示されるような、ロータ42の下部に取り付けられたロータ下カバー部62から少なくとも構成されている。
回転軸カバー部材61は、上部の外径が下部の外径よりも大きく形成されており、図5(b)に示されるように、外周側面部分に逆円錐形状の摺動側面部611が形成されている。また、上記ロータ下カバー部62は、ロータ下プレート621と、当該ロータ下プレート621の円形の開口部に沿って取り付けられて、上記摺動側面部611に摺接するシール624と、当該シール624をロータ下プレート621に挟んで固定するシールプレート625から少なくとも構成されている。
本実施形態のシール624は、ゴム等の板状弾性素材から成り、図6に示されるように、2つの略半円環形状を有している。また、略半円環形状のシール624の一方の端部には、図8(a)に示されるように、内周側に設けられたシール凸端部624aと外周側に設けられたシール凹端部辺624cが、他方の端部にはシール平端部624bとシール平端部辺624dが形成されている。
図8(b)には、シール624の端部の接続態様が図示されているが、図示されるように、シール凹端部辺624cとシール平端部辺624dとを突き合わせて接続して突き合わせ継ぎ目部を形成するとともに、シール凸端部624aをシール平端部624bの下に潜らせて、換言するとシール凸端部624aの上にシール平端部624bを重ねるように接続して重ね継ぎ目部を形成している。そして、図8(c)に示されるように、シールプレート625によって、シール624の外周側をロータ下プレート621にネジ止め固定している。このように構成することで、シール624の継ぎ目から穀粒が侵入することを抑制することが可能となる。
詳述すると、シール624の内周側は摺動側面部611に当接することで下方に向かって曲げられるので、シール624の重ね継ぎ目部におけるY-Y断面図(図7参照)が図9に示されるように、摺動側面部611側に位置するシール平端部624b(一方の端部)にシール凸端部624a(他方の端部)が重なり、シール平端部624b(一方の端部)の先端がシール凸端部624a(他方の端部)の先端より回転体4の回転方向側に位置して、シール凸端部624aが侵入した穀粒が存在する側に重なって存在することになり、回転体4の回転により回転移動方向にシール624が回転してもシール凸端部624aがめくり上がりづらくシール凸端部624aとシール平端部624bとの重なった部分(継ぎ目部B(図8(c)及び図9参照))を介して、穀粒が侵入するような事態を効果的に抑制するように構成している。これにより、例えば、図7に示す空間Aに穀粒が侵入しても、さらにシール624をくぐり抜けて、ロータ下プレート621の上面や回転体4の内部に穀粒が侵入することを効果的に抑制することが可能となる。
また、シール凸端部624aをシール平端部624bの下に潜らせて接続すると、図9に示すように空間Kが発生する。仮にこの空間Kから穀粒が侵入したとしても、シール624の外周側でシール凹端部辺624cとシール平端部辺624dとを突き合わせてシールプレート625によって押さえられているので、穀粒の侵入を防ぐことができる。
上記のようにしてロータ下プレート621に取り付けられたシール624は、図7に示されるように、シール624の内周側が下方に向かって曲げられて摺動側面部611に摺接するように構成されている。これにより、回転体4の内部に穀粒が侵入することをより効果的に抑制することが可能となる。さらに、本実施形態では、摺動側面部611が逆円錐形状に形成されているので、シール624が回転体4の回転時に上方に反り返ることなく、摺動側面部611に摺接した状態を効果的に維持することが可能となる。
続いて、本実施形態における残留除去部7について説明する。
図4に示されるように、残留除去部7は、コンプレッサ71と、エア供給部72と、エア噴射部73から少なくとも構成され、コンプレッサ71から吐出される圧縮空気がエア供給部72を介して運ばれ、エア噴射部73から噴射される。上記エア供給部72では、圧縮空気がエアホース721、ロータリジョイント722、回転シャフト41の内筒部分に設けられている回転シャフト貫通孔723、の順に経由して分岐カプラ724に送られ、内側エアホース725と、外側エアホース726とに分配される。そして、エア噴射部73となる内側エアノズル731と外側エアノズル732は、それぞれ、内側エアホース725と外側エアホース726に接続されている。
次に、前述した内側エアノズル731について説明する。図7、図10に示されるように、内側エアノズル731は、ロータ下プレート621に取り付けられ、ホッパ底面部211に対して空気を垂直に噴射するように構成されている。
具体的には、図11(a)に示される、隣接するブレード43及びスクレーパ44が互いに接するN部では、図11(b)のX-X断面図に示されるように、スクレーパ44の下部がホッパ底面部211に屈曲して摺接するために設けられる隙間Cが存在し、この隙間Cによってロータ42の外側からロータ下プレート621の下方に連通する。この隙間Cによって、穀粒がロータ42内周側(図7及び図11の空間A)に侵入するおそれがある。そこで、図示されるような位置に内側エアノズル731を設置し、回転体4の外側へ穀粒を排出可能に構成している。
なお、より効果的に穀粒の排出を行うため、内側エアノズル731は、図10、図11等に示されるように、ロータ下プレート621の回転軸側、且つ、隙間Cの位置よりも回転体4の回転方向側の位置に設けられている。この内側エアノズル731の配置はこれに限定されず、例えば、隙間Cの直ぐ内側、すなわちロータ42の五角形の頂点の直ぐ内側に設けるようにしても良い。内側エアノズル731からホッパ底面部211に対して噴出された空気は、図11(a)に示すように放射状となり、その一部が隙間Cに向かって流れる。
次に、前述した外側エアノズル732について説明する。外側エアノズル732は、図4、図10に示されるように、ロータ上プレート45に、回転体4の回転軸外側方向、且つ、ホッパ底面部211に向けて空気を噴射可能に設けられている。これにより、外側エアノズル732から噴射された空気によって、ホッパ底面部211上に残留している穀粒や、内側エアノズル731から噴射された空気により、回転体4の外周側に排出された穀粒を、回転体4の回転軸外側方向へ吹き飛ばすことが可能となる。したがって、ホッパタンク21内に残留している穀粒を、ブレード43による穀粒の除去効果と、エア噴射部73による穀粒の移動効果との相乗効果によって、効率的に排出口212から穀粒の排出を行うことが可能となる。
図10に示すように、外側エアノズル732は、内側エアノズル731が設けられたロータ42の五角柱の頂点を含む辺であってロータ42の回転方向後方側の辺に対応する部分に設けられている。このように設けられることにより、回転体4の内側の空間Aに侵入した穀粒を内側エアノズル731の噴射により隙間Cから排出した後、その直後に移動してくる外側エアノズル732の噴射によって効率的に移動させることができる。
続いて、図12のフロー図に基づいて、本実施形態のテーブルフィーダ1における制御構成について説明する。
本実施形態のテーブルフィーダ1には、図示しない制御部が設けられており、当該制御部は制御装置、外部インターフェイス、主操作基盤などから少なくとも構成され、テーブルフィーダ1の稼働制御が行われている。そして、制御部には前述したレベル検知部22である上部センサ221及び下部センサ222が接続されており、各センサによる穀粒の検知信号の有無によって、ホッパタンク21内の穀粒の貯留量が把握される。
テーブルフィーダ1の回転体4の動作の概要は、穀粒がホッパタンク21内のセンサより上方まで搬入され、排出口212からの排出が開始される。そして、穀粒がセンサより下方になってから回転体4が作動する。
ステップS1では、穀粒の貯留量が上部センサ221及び下部センサ222の設置位置まで貯留されているか否かが判断される。いずれのセンサも穀粒を検知しない場合(上部センサOFF and 下部センサOFF)は、ステップS2に進んで、回転体4の回転が開始され、レベル検知部22による監視は継続して行われる。そして、ステップS3において、穀粒の貯留量が上部センサ221の設置位置まで達したことが検知されれば、ステップS5に進んで、回転体4の回転が停止される。
上部センサ221及び下部センサ222がいずれも穀粒を検知することなく、回転体4の回転が実行される場合は、タイマaによる回転時間のカウントが行われる(ステップS6)。そして、ステップS7においてタイマaが20秒を経過したと判断されると、ステップS10において、エア噴射部73からの空気の噴射が開始(エア噴射部ON)されるとともに、20秒に設定されたタイマbのカウントが開始される。
次に、ステップS11では、タイマbのカウントが20秒を経過したか否かの判断が行われ、20秒を経過したと判断されれば、ステップS14に進んで、回転体4の回転が停止されるとともに、エア噴射部73からの空気の噴射が停止(エア噴射部OFF)される。
なお、前述のタイマaのカウント中(ステップS7)に、ステップS8において上部センサ221又は下部センサ222が穀粒を検知した場合は、ステップS9においてタイマaのカウントがリセットされ、ステップS3にリターンする。また、前述のタイマbのカウント中(ステップS10)に、ステップS12において上部センサ221又は下部センサ222が穀粒を検知した場合は、タイマa及びタイマbのいずれもカウントがリセットされ、さらに、エア噴射部73からの空気の噴射が停止される。
以上、図12のフロー図に基づいて説明したように、ホッパタンク21内の穀粒の貯留量が、上部センサ221及び下部センサ222のいずれもが穀粒を検知できない量まで減少したことを契機に、回転体4を回転させ、ホッパタンク21内に残留する穀粒が排出口212へと排出させられる。さらに、回転体4の回転動作が20秒経過すると、回転動作と併せてエア噴射部73による穀粒の排出が20秒間行われるように構成されている。このような特徴的な制御構成により、テーブルフィーダ1内に残留する穀粒を効率よく排出口212から排出することが可能となっている。
次に、図13には、制御部に入力される停止信号に基づく制御フローが図示されている。テーブルフィーダ1における作業の終了時など、図示しない主操作基盤やテーブルフィーダ1に設けられた停止ボタンから停止信号が入力されると(ステップS101)、ステップS102において回転体4の回転動作が開始される。続いてステップS103では、エア噴射部73による空気の噴射が開始されて、タイマbによる20秒のカウントが開始される。そして、ステップS104においてタイマbが20秒を経過したと判断されると、ステップS105において回転体4の回転と、エア噴射部73からの空気の噴射が停止される。これにより、例えば、作業終了後の操作者の停止操作によって、テーブルフィーダ1内に残留する穀粒を確実に排出することが可能となる。
一方、前述のような通常の停止制御とは異なり、テーブルフィーダ1に設けられた図示しない緊急停止ボタンからの異常停止信号や、テーブルフィーダ1における過負荷検知信号、後工程における異常信号などが制御部に入力された場合は、直ちにステップS105における回転体4の回転が停止及びエア噴射部73からの空気の噴射停止制御が実行されるように構成されている。以上のように、通常時の停止制御態様と、非常時の停止制御態様を異ならせることにより、少なくとも通常時においてはテーブルフィーダ1内に残留する穀粒を確実に排出するように構成しつつ、異常時には安全を最優先とした制御が実行されるように構成されている。
〔その他の変形例〕
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のようなものも含まれる。
例えば、本実施形態では、図5(b)等に示されるような逆円錐形状の摺動側面部611が形成される回転軸カバー部材61をホッパ底面部211に設置したが、これに限られず、図14(b)等に示されるような、円錐形状の摺動側面部611aが形成される回転軸カバー部材61aを使用し、シール624を上部に向かって曲げて摺動させることも可能である。このように構成することにより、円錐カバー46を取り外すだけで、上方からシール624の褶曲状態や、摩耗状況、劣化状況などを容易に点検確認することが可能となる。
この場合、シール624の継ぎ目は、図8に示された構成と同じになるが、摺動側面部611aとの摺動の対応が異なる。
詳述すると、シール624の内周側は摺動側面部611aに当接することで上方に向かって曲げられるので、シール624の重ね継ぎ目部におけるZ-Z断面図(図14参照)が図15に示されるように、摺動側面部611a側に位置するシール凸端部624a(一方の端部)にシール平端部624b(他方の端部)が重なり、シール凸端部624a(一方の端部)の先端がシール平端部624b(他方の端部)の先端より回転体4の回転方向反対側に位置して、シール凸端部624aとシール平端部624bとの重なった部分(継ぎ目部B(図8(c)及び図15参照)を介して、穀粒が侵入するような事態を効果的に抑制するように構成している。これにより、例えば、図7に示す空間Aに穀粒が侵入しても、さらにシール624をくぐり抜けて、ロータ下プレート621の上面や回転体4の内部に穀粒が侵入することを効果的に抑制することが可能となる。
また、シール凸端部624aをシール平端部624bの下に潜らせて接続すると、図15に示すように空間Kが発生する。仮にこの空間Kから穀粒が侵入したとしても、シール624の外周側でシール凹端部辺624cとシール平端部辺624dとを突き合わせてシールプレート625によって押さえられているので、穀粒の侵入を防ぐことができる。
また、本実施形態では、回転軸カバー部材61が円環状のものであったが、これに限られず、皿状のものであっても良い。この場合には、回転シャフト41が貫通する開口部が中心部に設けられている。
また、本実施形態では、エア噴射部73において、内側エアノズル731と外側エアノズル732をそれぞれ一つずつ設けるものとしたが、これに限られない。例えば、内側エアノズル731と外側エアノズル732の双方、もしくはいずれか一方を複数設けるようにしてもよい。
また、本実施形態では、エア噴射部73である内側エアノズル731及び外側エアノズル732への圧縮空気の供給を、同一のコンプレッサ71及びエア供給部72により行うものとしたが、これに限られない。例えば、コンプレッサ及びエア供給部を、内側エアノズル731と外側エアノズル732のそれぞれに別個に設けるようにしてもよい。さらに別の形態として、可変ノズルや流量調節機構等を追加して、各エアノズルの空気の噴射量や圧力を、個々に調整することも可能である。これにより、荷受ホッパに投入される穀粒の種類や大きさ等に応じて、残留する穀粒の排出効率を最適化することが可能となる。
また、本実施形態では、内側エアノズル731と外側エアノズル732から同時にエアの噴出を行ったが、これに限られない。例えば、先行して内側エアノズル731から空気を噴射し、その直後、外側エアノズル732から空気を噴射するように交互に噴射するように制御してもよい。すなわち、図10に示すように、内側エアノズルが設けられたロータ42の五角柱の頂点を含む辺であってロータの回転方向後方側の辺に対応する部分に外側エアノズルを設けられている配置で、交互に噴射するように制御することで、回転体4の内側の空間Aに侵入した穀粒を内側エアノズル731の噴射により隙間Cから排出した後、その直後に移動してくる外側エアノズル732の噴射によって効率的に移動させることができる。
さらに、回転体4の回転動作開始時、又は、テーブルフィーダ1の稼働開始時から、少なくとも内側エアノズル731による空気の噴射を継続して行うように制御してもよい。これにより、穀粒が隙間Cから回転体4内に侵入することを最初から抑制することができる。
また、本実施形態では、内側エアノズル731を、ホッパ底面部211に対して鉛直方向から空気を噴射するようにロータ下プレート621に取り付けたが、必ずしもこのような構成に限らず、例えば、回転体4の回転軸外側方向に空気を噴射するように構成してもよい。これにより、残留している穀粒をさらに効率的に排出することが可能となる。
また、本実施形態では、外側エアノズル732を、ロータ上プレート45から回転体4の回転軸外側方向であってホッパ底面部211に向けてエアを噴射するように設けられていたが、これに限られず、この構成に加えてさらに、回転体4の回転方向の前方に向けて噴射するように設けても良い。このようにノズルを配置すれば、ホッパ底面部211上の残留した穀粒をさらうように噴出することができ効率的な排出ができるようになる。
また、本実施形態では、外側エアノズル732及び内側エアノズル731を固定配置したが、各エアノズルに可動装置を追加し、空気の噴射方向を適宜変更可能に構成することも可能である。このように構成することで、ホッパ底面部211に満遍なく空気の噴射を行うことが可能となり、残留している穀粒をさらに効率的に排出することが可能となる。
また、本実施形態では、ホッパタンク21内における穀粒の貯留量の検知するため、上部センサ221と下部センサ222を設けたが、必ずしもこのような構成に限定されるものではなく、1つのセンサで穀粒の貯留量を検知するようにしてもよい。
また、本実施形態では、回転体4の回転中の全周にわたって外側エアノズルからエアを噴出されるものであったが、これに限られない。回転体4の回転位置を把握するようにして、外側エアノズル732が排出口212の手前に来たとき、すなわち図2に示すような回転シャフト41から排出口212の位置が90度方向の位置であるとすると回転体4の回転により外側エアノズル732が0度方向から90度方向の範囲に位置するときに、エアを噴射するように制御しても良い。このようにすれば、エアの噴出により効果的に排出口212に穀粒を移動させることができる。
また、本実施形態では、穀粒のテーブルフィーダ1について、その実施態様について説明したが、他の粉粒体や粒状物のテーブルフィーダに適用することも可能である。
以上、本発明の実施例及び一部の変形例について説明してきたが、これらの説明は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその均等物が含まれる。また、上述した課題の少なくとも一部を解決できる範囲、または、効果の少なくとも一部を奏する範囲において、特許請求の範囲および明細書に記載された各構成要素の組み合わせ、または、省略が可能である。
1 テーブルフィーダ
2 荷受ホッパ
21 ホッパタンク
211 ホッパ底面部
212 排出口
22 レベル検知部
221 上部センサ
222 下部センサ
3 動力部
31 モータ
32 動力伝達装置
4 回転体
41 回転シャフト
42 ロータ
43 ブレード
44 スクレーパ
45 ロータ上プレート
46 円錐カバー
5 架台
6 侵入防止部
61 回転軸カバー部材
611 摺動側面部
62 ロータ下カバー部
621 ロータ下プレート
624 シール
624a シール凸端部
624b シール平端部
625 シールプレート
7 残留除去部
71 コンプレッサ
72 エア供給部
721 エアホース
722 ロータリジョイント
723 回転シャフト貫通孔
724 分岐カプラ
725 内側エアホース
726 外側エアホース
73 エア噴射部
731 内側エアノズル
732 外側エアノズル
A 空間
B 継ぎ目部
C 隙間

Claims (6)

  1. 穀粒が貯留されるホッパタンクと、前記ホッパタンクに設けられるとともに、前記ホッパタンクに貯留された穀粒を排出するロータを有する回転体と、前記ホッパタンク内で空気を噴射可能なエア噴射部と、を少なくとも有し、
    前記エア噴射部は、前記回転体の下部であって前記ロータの内側に設けられるとともに、前記ホッパタンクの底面部に空気を噴射可能な内側エアノズルと、
    前記回転体の上部に設けられるとともに、前記ロータの回転軸外側方向且つ前記ホッパタンクの底面部に対して空気を噴射可能な外側エアノズルと、
    を備えることを特徴とするテーブルフィーダ。
  2. 穀粒が貯留されるホッパタンクと、前記ホッパタンクに設けられるとともに、前記ホッパタンクに貯留された穀粒を排出するロータを有する回転体と、前記ホッパタンク内で空気を噴射可能なエア噴射部と、を少なくとも有し、
    前記エア噴射部は、前記回転体の下部であって前記ロータの内側に設けられるとともに、前記ホッパタンクの底面部に空気を噴射可能な内側エアノズルを備えることを特徴とするテーブルフィーダ。
  3. 前記エア噴射部を制御可能な制御部を有し、
    前記制御部は、前記ホッパタンク内の穀粒の貯留量に応じて、前記エア噴射部による空気の噴射量を調整可能である請求項1又は請求項2のいずれかに記載のテーブルフィーダ。
  4. 前記エア噴射部及び前記回転体を制御可能な制御部を有し、
    前記制御部は、前記回転体の回転動作を開始させ、前記回転動作の開始から所定時間が経過した後に、前記エア噴射部から空気を噴射させる請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のテーブルフィーダ。
  5. 前記ロータは、多角形状であって、
    前記内側エアノズルは、前記ロータの多角形状の頂点に存在する隙間の内側から外側に向かってエアを排出するように配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のテーブルフィーダ。
  6. 前記ロータは、多角形状であって、
    前記内側エアノズルは、前記ロータの多角形状の頂点に存在する隙間の内側から外側に向かってエアを排出するように配置され、
    前記外側エアノズルは、前記内側エアノズルが配置された前記頂点が含まれ、前記ロータの回転方向後方側の前記多角形状の辺に対応して設けられていることを特徴とする請求項1に記載のテーブルフィーダ。
JP2020023138A 2020-02-14 2020-02-14 テーブルフィーダ Active JP7452062B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020023138A JP7452062B2 (ja) 2020-02-14 2020-02-14 テーブルフィーダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020023138A JP7452062B2 (ja) 2020-02-14 2020-02-14 テーブルフィーダ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021127219A JP2021127219A (ja) 2021-09-02
JP7452062B2 true JP7452062B2 (ja) 2024-03-19

Family

ID=77487940

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020023138A Active JP7452062B2 (ja) 2020-02-14 2020-02-14 テーブルフィーダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7452062B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001063827A (ja) 1999-08-25 2001-03-13 Tsukasa Kogyo Kk 粉粒体貯蔵装置
JP2005193997A (ja) 2003-12-26 2005-07-21 Tsukasa Kogyo Kk テーブルフィーダ及びこのテーブルフィーダが固定された粉粒体処理容器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001063827A (ja) 1999-08-25 2001-03-13 Tsukasa Kogyo Kk 粉粒体貯蔵装置
JP2005193997A (ja) 2003-12-26 2005-07-21 Tsukasa Kogyo Kk テーブルフィーダ及びこのテーブルフィーダが固定された粉粒体処理容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021127219A (ja) 2021-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8382915B2 (en) Concrete mixer drum cleaner
JP2013052566A (ja) ミキサ車
US9688003B2 (en) Screw machine and method as well as processing installation for the processing of bulk material
JP7452062B2 (ja) テーブルフィーダ
JP2007060961A (ja) 粉粒体排出装置
JP2001180789A (ja) ホッパーとそのホッパーを備えた破砕機及びホッパーの目詰まり防止方法
JP4870407B2 (ja) 剪断式破砕機
JP7467969B2 (ja) テーブルフィーダ
JP2011225358A (ja) スタッドボルト方向修正自動供給装置
JP2510569B2 (ja) ばら荷の排出装置
CN213385860U (zh) 一种用于干粉投加机的料仓气力破拱装置以及干粉投加机
GB1599856A (en) Mixing apparatus
KR100991613B1 (ko) 로터리 피더
JP6333159B2 (ja) 普通型コンバイン
CA3094385A1 (en) Systems and methods for reducing or preventing pluggage in an excavation vacuum apparatus
JP5381657B2 (ja) 粉粒剤散布装置
JP3246616U (ja) 樹脂混練機のホッパー装置
JP6328913B2 (ja) オープンドラム洗浄機
KR200397616Y1 (ko) 분진제거장치 및 이를 이용한 사출장치
JP4781525B2 (ja) 粉体固化材混合システム
CN210709282U (zh) 一种便于下料的送粉装置
CN221011915U (zh) 一种减少ctd烘丝机烟丝堵塞的喷吹装置和ctd烘丝机
KR101597262B1 (ko) 원료 처리장치
JP6933918B2 (ja) 洗浄システム及びこれを備えた生コンクリート製造装置
KR101378979B1 (ko) 블라스팅 노즐 안전장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20231107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231114

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7452062

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150