JP7450093B1 - 電気回路体及び空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性の高い電気回路体等を提供する。【解決手段】電気回路体100は、3相4線式の交流電源E1に接続されるノイズフィルタ回路10と、中性線8Nとは異なる3相の電力線8R,8S,8Tを介して、ノイズフィルタ回路10の出力側に接続されるインバータ回路20と、3相の電力線8R,8S,8Tのうちの1つ及び中性線8Nを介して、単相交流電圧が印加される電源回路30と、を備え、ノイズフィルタ回路10は、少なくとも3つの第1バリスタ1R,1S,1Tを有し、それぞれの第1バリスタ1R,1S,1Tは、その一端が3相の電力線8R,8S,8Tに個別に対応して接続され、他端は中性線8Nには接続されていない。【選択図】図2

Description

本開示は、電気回路体等に関する。
3相4線式の交流電源から電力が供給される電気回路体に関して、例えば、特許文献1に記載の技術が知られている。すなわち、特許文献1には、「R相、S相、T相およびN相からなる3相4線電源のうち、N相を除く3相からの出力電力を変換する電力変換モジュール」を備えるとともに、「駆動制御用電源を電源として前記N相の欠相を検出するN相欠相検出部」を備える電力変換装置について記載されている。
特開2017-169334号公報
例えば、外乱サージや雷サージといった過渡的な異常電圧から回路を保護するために、バリスタ等のサージ防護素子を3相の電力線に設けることがある。このような構成に特許文献1の技術を適用した場合、N相(中性線)の欠相が生じたときに過電圧(線間電圧)がサージ防護素子に印加されるため、サージ防護素子が破損する可能性がある。
そこで、本開示は、信頼性の高い電気回路体等を提供することを課題とする。
前記した課題を解決するために、本開示に係る電気回路体は、3相4線式の交流電源に接続されるノイズフィルタ回路と、中性線とは異なる3相の電力線を介して、前記ノイズフィルタ回路の出力側に接続されるインバータ回路と、3相の前記電力線のうちの1つ及び前記中性線を介して、単相交流電圧が印加される電源回路と、を備え、前記ノイズフィルタ回路は、少なくとも3つの第1サージ防護素子を有し、それぞれの前記第1サージ防護素子は、その一端が3相の前記電力線に個別に対応して接続され、他端は前記中性線には接続されておらず、さらに、当該他端は接地されていないこととした。
本開示によれば、信頼性の高い電気回路体等を提供できる。
第1実施形態に係る電気回路体を含む回路図である。 第1実施形態に係る電気回路体の構成を示す回路図である。 第2実施形態に係る電気回路体の構成を示す回路図である。 第3実施形態に係る空気調和機の構成図である。 第3実施形態に係る空気調和機の室外機の筐体から側板・天板を取り外した状態の斜視図である。 第1変形例に係る電気回路体の構成を示す回路図である。 第2変形例に係る電気回路体の構成を示す回路図である。 比較例に係る電気回路体の構成を示す回路図である。
≪第1実施形態≫
図1は、第1実施形態に係る電気回路体100を含む回路図である。
図1に示す電気回路体100は、3相4線式の交流電源E1(図2参照)から供給される交流電力を用いて所定の電力変換を行う機能の他、外乱サージや雷サージから回路素子を保護する機能を有している。図1に示すように、電気回路体100は、端子台B1と、ノイズフィルタ基板B2と、インバータ基板B3と、制御基板B4と、を備えている。端子台B1は、3相4線式のR相・S相・T相の電力線及びN相の中性線の接続に用いられる器具である。
なお、「3相4線式」とは、R相・S相・T相の電力線と、N相の中性線と、を用いて3相交流電力を配電する方式である。N相の中性線は、例えば、スター結線された変圧器(図示せず)の二次側の中性点から引き出されている。このような3相4線式の配電方式を用いることで、三相交流電力と、単相交流電力と、の2種類の電源を得ることができる。したがって、三相負荷と単相負荷とが混在しているような場合に、3相4線式の配電方式が特に有効である。図1に示すように、R相・S相・T相の電力線及びN相の中性線は、端子台B1を介して、ノイズフィルタ基板B2に接続されている。
ノイズフィルタ基板B2は、外乱サージや雷サージを抑制するための基板である。ノイズフィルタ基板B2には、後記するノイズフィルタ回路10(図2参照)が実装されている。ノイズフィルタ基板B2は、R相・S相・T相の電力線を介して、インバータ回路20に接続されている。また、ノイズフィルタ基板B2から、R相の電力線及びN相の中性線を介して、電源回路30、瞬停検知回路40、及び200V系負荷50のそれぞれに所定の単相交流電力が供給されるようになっている。
インバータ回路20は、3相交流電力の整流・平滑化を順次に行い、さらに直流電力を所定の交流電力に変換してモータM1に出力する電力変換器である。モータM1は、例えば、空気調和機の圧縮機の駆動源として用いられる。
電源回路30は、インバータ回路20のマイコン25(図2参照)や制御回路26(図2参照)の他、瞬停検知回路40のマイコン44(図2参照)のそれぞれに対応した所定の電圧を生成するための回路である。図1に示すように、インバータ回路20や電源回路30は、インバータ基板B3に実装されている。
瞬停検知回路40は、送電線(図示せず)の落雷等に伴う瞬時的な電圧低下を検知するための回路である。図1に示すように、瞬停検知回路40は、制御基板B4に実装されている。その他、所定のマイコンや制御回路が制御基板B4に実装されていてもよい。
図1に示す電気箱X1は、端子台B1の他、ノイズフィルタ基板B2やインバータ基板B3や制御基板B4を収容するための箱体である。200V系負荷50は、例えば、空気調和機の膨張弁や四方弁といった負荷である。この200V系負荷50には、ノイズフィルタ基板B2を介して、単相交流電圧が供給される。なお、「200V」は一例であり、負荷の定格電圧が200Vとは異なる値であってもよい。
図2は、電気回路体100の構成を示す回路図である。
電気回路体100への配電には、前記したように、3相4線式の交流電源E1が用いられる。具体的には、R相の電力線8と、S相の電力線8と、T相の電力線8と、N相の中性線8と、が端子台B1を介して、ノイズフィルタ回路10に接続されている。ノイズフィルタ回路10は、外乱サージや雷サージを抑制するための回路であり、端子台B1を介して、3相4線式の交流電源E1に接続されている。
図2に示すように、ノイズフィルタ回路10は、第1バリスタ1,1,1(第1サージ防護素子)と、放電抵抗2,2,2と、第1Xコンデンサ3,3,3(Xコンデンサ)と、Yコンデンサ4,4,4と、第2Xコンデンサ5,5,5と、を備えている。また、ノイズフィルタ回路10は、前記した構成の他に、第2バリスタ6(第2サージ防護素子)と、サージアブソーバ7と、を備えている。
R相の電力線8に接続される第1バリスタ1は、電圧-電流特性が非直線的な抵抗素子である。具体的には、第1バリスタ1は、自身に印加される電圧が所定値以上になった場合、その抵抗値が急激に小さくなるという特性を有している。例えば、外乱サージに伴って、第1バリスタ1に瞬時的に高電圧が印加されると、第1バリスタ1の抵抗値が急激に小さくなることで、この第1バリスタ1を介して電流が流れる。これによって、ノイズフィルタ回路10の後段側のインバータ回路20を外乱サージ等から保護するようにしている。なお、S相の電力線8に接続される第1バリスタ1や、T相の電力線8に接続される第1バリスタ1についても同様である。
図2に示すように、それぞれの第1バリスタ1,1,1(第1サージ防護素子)は、その一端が3相の電力線8,8,8に個別に対応して接続されている。例えば、R相の第1バリスタ1は、その一端(一対のリード線のうちの一方)が、配線を介してR相の電力線8に接続されている。同様に、S相の第1バリスタ1の一端はS相の電力線8に接続され、また、T相の第1バリスタ1の一端はT相の電力線8に接続されている。
また、それぞれの第1バリスタ1,1,1(第1サージ防護素子)の他端は、相互に接続されている。すなわち、R相の第1バリスタ1の他端(一対のリード線のうちの他方)と、S相の第1バリスタ1の他端と、T相の第1バリスタ1の他端と、が相互に接続されている。
図2に示すように、N相の中性線8は、第1バリスタ1,1,1には接続されていない。言い換えると、それぞれの第1バリスタ1,1,1(第1サージ防護素子)の他端は、中性線8には接続されていない。ここで、中性線8には「接続されていない」とは、第1バリスタ1,1,1の他端が、配線を介して中性線8に直接的に接続されていないことを意味している。詳細については後記するが、第1バリスタ1,1,1が中性線8に接続されていない構成にすることで、N相が欠相した場合に第1バリスタ1,1,1に過電圧(線間電圧)が印加されることを防止できる。その結果、N相の欠相時に第1バリスタ1,1,1の破損や不具合が生じることを防止できる。
放電抵抗2は、第1Xコンデンサ3の残留電荷を消費するための抵抗素子であり、その一端が配線を介してR相の電力線8に接続されている。同様に、S相の放電抵抗2の一端はS相の電力線8に接続され、また、T相の放電抵抗2の一端はT相の電力線8に接続されている。つまり、放電抵抗2,2,2は、その一端が3相の電力線8,8,8に個別に対応して接続されている。また、放電抵抗2,2,2のそれぞれの他端は、第1バリスタ1,1,1の他端とともに、相互に接続されている。
第1Xコンデンサ3は、主にノーマルモードノイズを抑制するためのコンデンサであり、その一端が配線を介してR相の電力線8に接続されている。同様に、S相の第1Xコンデンサ3の一端はS相の電力線8に接続され、また、T相の第1Xコンデンサ3の一端はT相の電力線8に接続されている。つまり、第1Xコンデンサ3,3,3は、その一端が3相の電力線8,8,8に個別に対応して接続されている。
また、第1Xコンデンサ3,3,3のそれぞれの他端は、第1バリスタ1,1,1や放電抵抗2,2,2の他端とともに、相互に接続されている。言い換えると、第1バリスタ1,1,1(第1サージ防護素子)、放電抵抗2,2,2、及び第1Xコンデンサ3,3,3(Xコンデンサ)のそれぞれの他端が相互に接続されている。
なお、第1バリスタ1,1,1や放電抵抗2,2,2や第1Xコンデンサ3,3,3の他端は相互に接続されているが、その接続箇所が接地される必要は特にない。仮に、前記した接続箇所が接地された場合、放電抵抗2,2,2を介して漏洩電流が流れやすくなり、その結果として、正常時に漏洩遮断器(図示せず)が作動してしまう可能性が高くなるからである。
Yコンデンサ4は、主にコモンモードノイズを抑制するためのコンデンサであり、その一端が配線を介してR相の電力線8に接続されている。同様に、S相のYコンデンサ4の一端はS相の電力線8に接続され、また、T相のYコンデンサ4の一端はT相の電力線8に接続されている。つまり、Yコンデンサ4,4,4は、その一端が3相の電力線8,8,8に個別に対応して接続されている。また、Yコンデンサ4,4,4のそれぞれの他端は、中性線8(より具体的には、第3中性線83)を介して接地されている。
第2Xコンデンサ5は、主にノーマルモードノイズを抑制するためのコンデンサであり、その一端が配線を介してR相の電力線8に接続されている。同様に、S相の第2Xコンデンサ5の一端はS相の電力線8に接続され、また、T相の第2Xコンデンサ5の一端はT相の電力線8に接続されている。また、第2Xコンデンサ5,5,5のそれぞれの他端は、相互に接続されている。このように、第1Xコンデンサ3,3,3やYコンデンサ4,4,4や第2Xコンデンサ5,5,5をノイズフィルタ回路10が備えることで、ノイズを減衰させる際の減衰特性が高められる。
図2に示す中性線8は、第1中性線81と、第2中性線82と、第3中性線83と、を有している。第1中性線81は、その一端が端子台B1に接続され、他端が第2バリスタ6及びサージアブソーバ7を順次に介して、接地されている。また、第2中性線82は、その一端が第1中性線81(端子台B1と第2バリスタ6との間)に接続され、他端側が3つに分岐して、電源回路30や瞬停検知回路40や200V系負荷50に接続されている。第3中性線83は、その一端がYコンデンサ4,4,4の他端の接続箇所に接続され、他端が第1中性線81(サージアブソーバ7の接地側)に接続されている。
第2バリスタ6(第2サージ防護素子)は、瞬時的な電圧変動(サージ)を抑制するための素子であり、第1中性線81に設けられている。前記したように、ノイズフィルタ回路10はノイズフィルタ基板B2(図1参照)に実装されているため、第2バリスタ6(第2サージ防護素子)も他の素子とともにノイズフィルタ基板B2(図1参照)に実装されている。
サージアブソーバ7は、外乱サージや雷サージが発生して高電圧が印加された場合にサージを吸収する(抵抗値を低下させて電流を流す)素子であり、第1中性線81に設けられている。図2の例では、サージアブソーバ7の一端が第2バリスタ6に接続され、他端が接地されている。
インバータ回路20は、ノイズフィルタ回路10から電力線8,8,8を介して印加される3相交流電圧を直流電圧に変換し、さらに、直流電圧を所定の3相交流電圧に変換して、モータM1の3相巻線に印加する電力変換器である。インバータ回路20は、中性線8とは異なる3相の電力線8,8,8を介して、ノイズフィルタ回路10の出力側に接続されている。
図2に示すように、インバータ回路20は、整流回路21と、リアクトル22と、平滑コンデンサ23と、インバータ24と、マイコン25と、制御回路26と、を備えている。整流回路21は、ノイズフィルタ回路10を介して印加されるR相・S相・T相の3相交流電圧を整流し、脈流状の直流電圧に変換する。このような整流回路21として、例えば、ダイオードブリッジ回路が用いられる。整流回路21の出力側は、正側の配線27aを介してインバータ24に接続されるとともに、負側の配線27bを介してインバータ24に接続されている。
リアクトル22は、高調波を抑制する機能を有し、正側の配線27aに設けられている。平滑コンデンサ23は、整流回路21から印加される脈流状の直流電圧を平滑化する。平滑コンデンサ23の正極は、正側の配線27a(リアクトル22とインバータ24との間)に接続され、負極は配線27bに接続されている。
インバータ24は、平滑コンデンサ23で平滑化された直流電圧を所定の三相交流電圧に変換する回路である。インバータ24は、一対のスイッチング素子S1,S2を備えた第1レグ・第2レグ・第3レグが互いに並列接続された構成になっている。第1レグ・第2レグ・第3レグの正側は配線27aに接続され、負側は配線27bに接続されている。また、各レグの一対のスイッチング素子S1・S2の接続点は、それぞれ、配線を介してモータM1の三相巻線に接続されている。
マイコン25は、所定のプログラムに基づいて、モータM1の電圧指令値や電流指令値を演算する。制御回路26は、マイコン25からの指令信号に基づいて、PWM制御(Pulse Width Modulation)を実行し、インバータ24に所定のPWM信号を出力する。これによって、各スイッチング素子S1・S2のオン・オフが所定に切り替えられる。
図2に示す電源回路30は、前記したように、所定の直流電圧(直流電圧Vdd1,Vdd2,Vdd3)を生成する回路である。電源回路30には、3相の電力線8,8,8のうちの1つ(図2の例ではR相の電力線81)及び中性線8を介して、単相交流電圧が印加される。なお、R相の電力線81は、その一端が電力線8に接続され、他端が3つに分岐して、電源回路30、瞬停検知回路40、及び200V系負荷50の入力側に接続されている。
図2に示すように、電源回路30は、第3バリスタ31と、フィルタ回路32と、NTC(Negative Temperature Coefficient)サーミスタ33と、整流回路34と、平滑コンデンサ35と、DC/DCコンバータ36と、を備えている。第3バリスタ31は、電源回路30の入力側で外乱サージや雷サージを抑制する機能を有している。フィルタ回路32は、電源回路30の動作に伴う高調波を抑制するための回路である。
NTCサーミスタ33は、温度変化に伴って抵抗値が変化する素子であり、突入電流防止抵抗として機能する。図2に示すように、NTCサーミスタ33は、フィルタ回路32と整流回路34とを接続する一対の配線37a,37bの一方側(図2の例では配線37a)に設けられている。整流回路34は、フィルタ回路32を介して印加される単相交流電圧を脈流状の直流電圧に変換する。
平滑コンデンサ35は、整流回路34から印加される脈流状の直流電圧を平滑化するコンデンサである。DC/DCコンバータ36は、平滑コンデンサ35で平滑化された直流電圧を所定の高さの直流電圧に変換する回路である。DC/DCコンバータ36で変換された直流電圧のうち、所定の直流電圧Vdd1は、インバータ回路20のマイコン25に印加され、また、別の直流電圧Vdd2は、瞬停検知回路40のマイコン44に印加される。また、直流電圧Vdd3は、インバータ回路20の制御回路26に印加される。
瞬停検知回路40は、前記したように、送電線(図示せず)の落雷等に伴う瞬時的な電圧低下を検知するための回路である。図2に示すように、瞬停検知回路40は、フィルタ回路41と、分圧抵抗42a,42bと、絶縁回路43と、マイコン44と、を備えている。フィルタ回路41は、高調波を抑制するための回路である。
分圧抵抗42a,42bは、フィルタ回路41の出力側の電圧を所定に分圧するための抵抗素子である。図2の例では、フィルタ回路41の出力側の一対の配線45a,54bのうち、一方の配線45aに分圧抵抗42aが設けられている。他方の分圧抵抗42bは、その一端が配線45aに接続され、他端が配線45bに接続されている。
絶縁回路43は、マイコン44との間を電気的に絶縁しつつ、分圧抵抗42bの両端の電圧に比例した値の所定の信号をマイコン44に出力する。このような絶縁回路43として、例えば、フォトカプラが用いられる。マイコン44は、絶縁回路43から入力される信号に基づいて、瞬停が生じたと判定した場合、瞬停を示す所定の信号をインバータ回路20のマイコン25に出力する。これによって、瞬停が生じた場合にインバータ回路20が停止される。次に、比較例の構成(図8参照)について説明した後、第1実施形態の電気回路体100の作用・効果について説明する。
図8は、比較例に係る電気回路体100Gの構成を示す回路図である。
なお、図8の比較例は、N相の中性線8(具体的には第1中性線81)が第1バリスタ1,1,1の他端側に接続されている点が、第1実施形態(図2参照)とは異なっている。また、図8の比較例は、第1Xコンデンサ3,3,3及びYコンデンサ4,4,4のそれぞれの他端が、第2バリスタ6N及びサージアブソーバ7を順次に介して接続されている点が、第1実施形態(図2参照)とは異なっている。なお、その他については第1実施形態と同様であるから、説明を省略する。
図8に示す構成において、N相の欠相が生じていない通常時には、第1バリスタ1,1,1のそれぞれに所定の相電圧が印加される。つまり、交流電源E1の線間電圧の1/√3の相電圧が、第1バリスタ1,1,1のそれぞれに印加される。
ただし、電気回路体100の据付時に作業員が中性線8の接続を忘れていたり、中性線8の接続不良が生じたり、また、中性線8が断線したりした場合、N相の欠相が生じることがある。なお、「N相の欠相」とは、電気回路体100の中性線8が交流電源E1に電気的に接続されていない状態になることを意味している。
図8の比較例の構成においてN相が欠相した場合、第1バリスタ1,1,1のそれぞれに所定の線間電圧が印加される。つまり、通常時に印加されていた相電圧の√3倍の線間電圧が第1バリスタ1,1,1のそれぞれに印加される。この線間電圧が第1バリスタ1,1,1の耐電圧よりも高い場合には、第1バリスタ1,1,1が過電圧で破損する可能性がある。
これに対して第1実施形態(図2参照)では、N相の中性線8が第1バリスタ1,1,1には接続されておらず、R相・S相・T相の電力線8,8,8から分離されている。その結果、N相の欠相が生じた場合でも、線間電圧の電路が存在しないため、第1バリスタ1,1,1に過電圧が印加されることを防止できる。つまり、3相4線式の交流電源E1から電力供給を受ける構成において、N相の欠相した場合でも第1バリスタ1,1,1の破損や不具合を防止することができ、比較例に比べて信頼性が高められる。
また、第1バリスタ1,1,1の他端が相互に接続されているため、欠相の有無にかかわらず、線間電圧の1/√3の相電圧が第1バリスタ1,1,1に印加される。その結果、第1バリスタ1,1,1として耐電圧の低いものを用いることができるため、電気回路体100の製造コストを削減できる。
また、第1中性線81に第2バリスタ6やサージアブソーバ7が設けられているため、第1中性線81とアース(接地点)との間の外乱サージを抑制できる。また、第2バリスタ6やサージアブソーバ7がノイズフィルタ基板B2(図1参照)に実装されているため、第1中性線81とアース(接地点)との間の外乱サージをノイズフィルタ基板B2において適切に抑制できる。
≪第2実施形態≫
第2実施形態は、第1バリスタ1,1,1(図3参照)の他端が相互に接続されておらず、電力線8,8,8(図3参照)に一対一で接続されている点が第1実施形態とは異なっている。なお、その他については第1実施形態と同様である。したがって、第1実施形態とは異なる部分について説明し、重複する部分については説明を省略する。
図3は、第2実施形態に係る電気回路体100Aの構成を示す回路図である。
図3に示すように、電気回路体100Aのノイズフィルタ回路10Aは、第1バリスタ1,1,1(第1サージ防護素子)等の各種素子を備えている。それぞれの第1バリスタ1,1,1は、その一端が3相の電力線8,8,8に個別に対応して接続されている。また、第1バリスタ1,1,1の他端は、中性線8には接続されていない。これらの点については、第1実施形態(図2参照)と同様である。
さらに、それぞれの第1バリスタ1,1,1の他端は、相互には接続されておらず、第1バリスタ1,1,1の一端の接続先とは異なる所定の電力線に接続されている。具体的には、第1バリスタ1は、その一端がR相の電力線8に接続され、他端がS相の電力線8に接続されている。別の第1バリスタ1は、その一端がS相の電力線8に接続され、他端がT相の電力線8に接続されている。また、残りの第1バリスタ1は、その一端がT相の電力線8に接続され、他端がR相の電力線8に接続されている。このように、それぞれの第1バリスタ1,1,1(第1サージ防護素子)は、交流電源E1の線間電圧が第1バリスタ1,1,1に印加されるように、その他端が3相の電力線8,8,8のいずれかに接続されている。
放電抵抗2,2,2は、その一端が3相の電力線8,8,8に個別に対応して接続されている。同様に、第1Xコンデンサ3,3,3(Xコンデンサ)は、その一端が3相の電力線8,8,8に個別に対応して接続されている。また、放電抵抗2,2,2及び第1Xコンデンサ3,3,3のそれぞれの他端は、相互に接続されている。
例えば、N相の欠相が生じていない通常時には、第1バリスタ1,1,1のそれぞれに交流電源E1の線間電圧が印加される。また、N相の欠相が生じた場合にも、第1バリスタ1,1,1のそれぞれに交流電源E1の線間電圧が印加される。つまり、通常時とN相の欠相時とで、第1バリスタ1,1,1に印加される電圧が変化することがほとんどない。したがって、第1バリスタ1,1,1として、その耐電圧が交流電源E1の線間電圧よりも高いものを用いることで、N相の欠相時にも第1バリスタ1,1,1の破損や不具合を防止できる。
また、仮に、放電抵抗2,2,2や第1Xコンデンサ3,3,3が短絡してショート故障の状態になった場合でも、通常時と同様に、第1バリスタ1,1,1のそれぞれに交流電源E1の線間電圧が印加される。したがって、第1バリスタ1,1,1の破損や不具合を防止し、信頼性を高めることができる。
≪第3実施形態≫
第3実施形態では、電気回路体100(図2参照)を備える空気調和機200(図4参照)について説明する。なお、電気回路体100(図2参照)の構成については、第1実施形態と同様であるから、説明を省略する。
図4は、第3実施形態に係る空気調和機200の構成図である。
なお、図4の実線矢印は、暖房サイクルにおける冷媒の流れを示している。
また、図4の破線矢印は、冷房サイクルにおける冷媒の流れを示している。
空気調和機200は、冷房運転や暖房運転等の空調を行う機器であり、室外機U1と、室内機U2と、を備えている。なお、室外機U1と室内機U2とは、冷媒配管を介して接続されている。
空気調和機200は、室外機U1に設けられる構成として、圧縮機61と、室外熱交換器62と、室外ファン63と、膨張弁64と、四方弁67と、を備えている。また、空気調和機200は、室内機U2に設けられる構成として、室内熱交換器65と、室内ファン66と、を備えている。
圧縮機61は、低温低圧のガス冷媒を圧縮し、高温高圧のガス冷媒として吐出する機器であり、駆動源である圧縮機モータ61aを備えている。なお、電気回路体100(図2参照)の負荷側のモータM1(図2参照)は、圧縮機モータ61aであってもよく、また、後記する室外ファンモータ63aであってもよい。その他、図4では図示を省略しているが、冷媒を気液分離するためのアキュムレータ68(図5参照)が圧縮機61の吸込側に設けられている。
室外熱交換器62は、その伝熱管62b(図5参照)を通流する冷媒と、室外ファン63から送り込まれる外気と、の間で熱交換が行われる熱交換器である。室外ファン63は、室外熱交換器62に外気を送り込むファンである。室外ファン63は、駆動源である室外ファンモータ63aを備え、室外熱交換器62の付近に設置されている。
膨張弁64は、「凝縮器」(室外熱交換器62及び室内熱交換器65のうちの一方)で凝縮した冷媒を減圧する弁である。膨張弁64で減圧された冷媒は、「蒸発器」(室外熱交換器62及び室内熱交換器65のうちの他方)に導かれる。
室内熱交換器65は、その伝熱管(図示せず)を通流する冷媒と、室内ファン66から送り込まれる室内空気(空調室の空気)と、の間で熱交換が行われる熱交換器である。室内ファン66は、室内熱交換器65に室内空気を送り込むファンであり、室内熱交換器65の付近に設置されている。
四方弁67は、空気調和機200の運転モードに応じて、冷媒の流路を切り替える弁である。例えば、冷房サイクルでは(図4の破線矢印を参照)、冷媒回路Q1において、圧縮機61、室外熱交換器62(凝縮器)、膨張弁64、及び室内熱交換器65(蒸発器)を順次に介して冷媒が循環する。また、暖房サイクルでは(図4の実線矢印を参照)、冷媒回路Q1において、圧縮機61、室内熱交換器65(凝縮器)、膨張弁64、及び室外熱交換器62(蒸発器)を順次に介して冷媒が循環する。
なお、空気調和機200が3相4線式の交流電源E1(図2参照)から電力供給を受ける場合において、室外機U1への電力供給は、室内機U2を介して行われてもよく、また、室内機U2を介さずに行われてもよく、いずれであってもよい。
図5は、室外機U1の筐体69から側板・天板を取り外した状態の斜視図である。
図5に示すように、室外機U1の筐体69には、圧縮機61やアキュムレータ68、室外熱交換器62、室外ファン63の他に、電気箱X1が設置されている。
また、平面視でL字状の室外熱交換器62が筐体69の底板69aに設置されている。室外熱交換器62は、所定間隔で配置される多数のフィン62aと、これらのフィン62aを貫通する複数の伝熱管62bと、を備えている。そして、室外ファン63によって送り込まれる外気と、伝熱管62bを通流する冷媒と、の間で熱交換が行われるようになっている。図5に示す電気箱X1は、電気回路体100(図2参照)を収容する金属製の箱体であり、電気的に接地されている。このように、電気回路体100(図2参照)が室外機U1に設置された構成になっている。
第3実施形態によれば、空気調和機200の室外機U1が電気回路体100(図2参照)を備えているため、3相4線式の電力供給を受ける構成においてN相の欠相が生じた場合でも、第1バリスタ1,1,1(図2参照)の破損や不具合を防止できる。したがって、これまでよりも空気調和機200の信頼性が高められる。
≪変形例≫
以上、本開示に係る電気回路体100,100A(図2、図3参照)や空気調和機200(図4参照)について各実施形態で説明したが、本開示はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。例えば、第1実施形態では、第2バリスタ6(図2参照)やサージアブソーバ7(図2参照)がノイズフィルタ回路10(つまり、ノイズフィルタ基板B2:図1参照)に設けられる構成ついて説明したが、これに限定されるものではなく、図6に示すような構成であってもよい。
図6は、第1変形例に係る電気回路体100Bの構成を示す回路図である。
なお、図6の構成は、第2バリスタ6(第2サージ防護素子)やサージアブソーバ7がノイズフィルタ回路10Bには含まれておらず、これに代えて、電源回路30Bに含まれている点が、第1実施形態(図2参照)とは異なっている。つまり、第2バリスタ6やサージアブソーバ7がインバータ基板B3(図1参照)に実装されている。このような構成でも、第1実施形態と同様の効果が奏される。また、電源回路30Bに第2バリスタ6等が設けられることで、電源回路30におけるノイズ抑制効果が高められる。
図7は、第2変形例に係る電気回路体100Cの構成を示す回路図である。
なお、図7の構成は、第4バリスタ71及びサージアブソーバ72がノイズフィルタ回路10Cに追加されている点が、第1実施形態(図2参照)とは異なっている。第4バリスタ71及びサージアブソーバ72は、R相とアース(接地箇所)間や、S相とアース間や、T相とアース間に雷サージが生じた場合、この雷サージを抑制する機能を有している。具体的には、第4バリスタ71の一端は、第1バリスタ1,1,1や放電抵抗2,2,2や第1Xコンデンサ3,3,3や他端に接続されている。第4バリスタ71の他端は、サージアブソーバ72及び第3中性線83を順次に介して接地されている。このような構成によれば、R相・S相・T相とアースとの間に雷サージが生じた場合でも、第4バリスタ71やサージアブソーバ72によって雷サージが抑制されるため、電気回路体100Cの信頼性が高められる。
なお、雷サージが生じていない通常時には、第4バリスタ71等の抵抗値がかなり大きいため、第4バリスタ71等を介して電流が流れることは特にない。つまり、通常時には、第1バリスタ1,1,1(第1サージ防護素子)の他端と中性線8とが実質的に絶縁された状態(つまり、両者が接続されていない状態)になるため、図7の構成でも、第1バリスタ1,1,1に過電圧が印加されることを防止できる。
また、各実施形態では、コモンモードコイル(図示せず)については特に言及しなかったが、ノイズフィルタ回路10(図2参照)がコモンモードコイルを備えるようにしてもよい。例えば、3相の電力線8,8,8において、Yコンデンサ4,4,4の一方側又は両側にコモンモードコイルが設置されるようにしてもよい。これによって、コモンモードノイズの抑制効果がさらに高められる。
各実施形態では、「第1サージ防護素子」として、第1バリスタ1,1,1が用いられる場合について説明したが、これに限らない。すなわち、「第1サージ防護素子」として、ツェナーダイオード(TVS;Transient Voltage Suppressor)やアバランシェダイオードといった素子が用いられてもよい。なお、第2バリスタ6や第3バリスタ31についても同様である。
また、各実施形態では、ノイズフィルタ回路10(図2参照)が第2バリスタ6やサージアブソーバ7を備える構成について説明したが、第2バリスタ6及びサージアブソーバ7のうちの一方を適宜に省略することも可能である。
また、各実施形態では、ノイズフィルタ回路10(図2参照)が第1Xコンデンサ3,3,3やYコンデンサ4,4,4や第2Xコンデンサ5,5,5を備える場合について説明したが、これらのうちの一部が適宜に省略されてもよい。
また、各実施形態では、ノイズフィルタ回路10(図2参照)が3つの第1バリスタ1,1,1(第1サージ防護素子)を備える場合について説明したが、これに限らない。すなわち、第1バリスタの数は、4つ以上であってもよい。言い換えると、ノイズフィルタ回路10が、少なくとも3つの第1バリスタ(第1サージ防護素子)を有する構成であってもよい。具体例を挙げると、直列又は並列に接続された複数個の第1バリスタの一端がR相の電力線8に接続されるような構成であってもよい。なお、S相やT相に対応する他の第1バリスタについても同様のことがいえる。
また、第1実施形態では、第1バリスタ1,1,1(図2参照)の他端と、放電抵抗2,2,2(図2参照)や第1Xコンデンサ3,3,3(図2参照)の他端とが相互に接続される構成について説明したが、これに限らない。すなわち、第1バリスタ1,1,1(図2参照)の他端と、放電抵抗2,2,2(図2参照)や第1Xコンデンサ3,3,3(図2参照)の他端とが相互に接続されていない構成でも、第1実施形態と同様の効果が奏される。
また、第3実施形態では、電気回路体100(図2参照)が室外機U1(図4参照)に設置される場合について説明したが、これに限らない。例えば、電気回路体100が室内機U2(図4参照)に設置されてもよく、また、室外機U1及び室内機U2の両方に設置されてもよい。すなわち、電気回路体100が、室外機U1及び室内機U2のうちの少なくとも一方に設置されるようにしてもよい。
また、各実施形態は、適宜に組み合わせることが可能である。例えば、第2実施形態で説明した電気回路体100A(図3参照)が、第3実施形態で説明した空気調和機200の室外機U1(図4参照)に設置されるようにしてもよい。
また、第3実施形態では、空気調和機200(図4参照)が四方弁67(図4参照)を備える構成について説明したが、これに限らない。すなわち、空気調和機200から四方弁67を省略し、冷房専用又は暖房専用の構成にしてもよい。
また、第3実施形態では、室外機U1(図4参照)及び室内機U2(図4参照)が一台ずつ設けられる構成について説明したが、これに限らない。すなわち、並列接続された複数台の室内機を設けてもよいし、また、並列接続された複数台の室外機を設けてもよい。
また、第3実施形態では、空気調和機200(図4参照)がルームエアコンである場合について説明したが、業務用エアコンやビル用マルチエアコンといったさまざまな種類の空気調和機にも第3実施形態を適用できる。
また、第3実施形態では、3相4線式で交流電力の供給を受ける機器が空気調和機200(図4参照)である場合について説明したが、これに限らない。すなわち、3相4線式で交流電力の供給を受ける機器であれば、給湯機や冷蔵庫や洗濯機といったさまざまな機器にも各実施形態を適用可能である。
また、各実施形態は、本開示を分かりやすく説明するために詳細に記載したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、前記した機構や構成は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての機構や構成を示しているとは限らない。
,1,1 第1バリスタ(第1サージ防護素子)
,2,2 放電抵抗
,3,3 第1Xコンデンサ(Xコンデンサ)、
,4,4 Yコンデンサ
,5,5 第2Xコンデンサ
第2バリスタ(第2サージ防護素子)
7 サージアブソーバ
,81,8,8 電力線
中性線
10,10A,10B,10C ノイズフィルタ回路
20 インバータ回路
30,30B 電源回路
40 瞬停検知回路
50 200V系負荷
71 第4バリスタ
72 サージアブソーバ
81 第1中性線
82 第2中性線
83 第3中性線
100,100A,100B,100C 電気回路体
200 空気調和機
B1 端子台
B2 ノイズフィルタ基板
B3 インバータ基板
B4 制御基板
E1 交流電源
M1 モータ
Q1 冷媒回路
U1 室外機
U2 室内機
X1 電気箱

Claims (7)

  1. 3相4線式の交流電源に接続されるノイズフィルタ回路と、
    中性線とは異なる3相の電力線を介して、前記ノイズフィルタ回路の出力側に接続されるインバータ回路と、
    3相の前記電力線のうちの1つ及び前記中性線を介して、単相交流電圧が印加される電源回路と、を備え、
    前記ノイズフィルタ回路は、少なくとも3つの第1サージ防護素子を有し、
    それぞれの前記第1サージ防護素子は、その一端が3相の前記電力線に個別に対応して接続され、他端は前記中性線には接続されておらず、さらに、当該他端は接地されていない、電気回路体。
  2. それぞれの前記第1サージ防護素子の前記他端は、相互に接続されていること
    を特徴とする請求項1に記載の電気回路体。
  3. 前記中性線は、
    その一端が端子台に接続され、他端が接地される第1中性線と、
    その一端が前記第1中性線に接続され、他端が前記電源回路に接続される第2中性線と、を有し、
    前記第1中性線に第2サージ防護素子が設けられること
    を特徴とする請求項1に記載の電気回路体。
  4. 前記ノイズフィルタ回路が実装されるノイズフィルタ基板を備え、
    前記第2サージ防護素子は、前記ノイズフィルタ基板に実装されること
    を特徴とする請求項3に記載の電気回路体。
  5. 前記インバータ回路及び前記電源回路が実装されるインバータ基板を備え、
    前記第2サージ防護素子は、前記インバータ基板に実装されること
    を特徴とする請求項3に記載の電気回路体。
  6. それぞれの前記第1サージ防護素子は、前記交流電源の線間電圧が当該第1サージ防護素子に印加されるように、前記他端が3相の前記電力線のいずれかに接続され、
    前記ノイズフィルタ回路は、
    その一端が3相の前記電力線に個別に対応して接続される放電抵抗と、
    その一端が3相の前記電力線に個別に対応して接続されるXコンデンサと、をさらに有し、
    前記放電抵抗及び前記Xコンデンサのそれぞれの他端は、相互に接続されていること
    を特徴とする請求項1に記載の電気回路体。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の電気回路体を含むとともに、室外機と、当該室外機に冷媒配管を介して接続される室内機と、を含み、
    前記電気回路体は、前記室外機及び前記室内機のうちの少なくとも一方に設置されている、空気調和機。
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