JP7448267B1 - アバタープロマイド管理システム、アバタープロマイド管理方法及びアバタープロマイド管理プログラム - Google Patents

アバタープロマイド管理システム、アバタープロマイド管理方法及びアバタープロマイド管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】アバタープロマイドのユーザー間におけるアイテム交換を適切な範囲にて実行可能とする技術を提供すること。【解決手段】管理対象となるアバタープロマイドに関する情報であるプロマイド情報を入力するプロマイド情報入力部1と、同じく管理対象となるアバタープロマイドに対応する非代替性トークンであるプロマイドトークンを生成するプロマイドトークン生成部2と、入力されたプロマイド情報に基づきアバタープロマイドを構成するアバターの変更情報を生成するアバター変更情報生成部3と、入力されたプロマイド情報に基づきアバタープロマイドを構成する装飾アイテムの交換情報を生成するアイテム交換情報生成部4と、アバター変更情報とアイテム交換情報に基づき、プロマイドトークンに対応した分散型台帳内のブロックに格納されるトランザクションを生成するトランザクション生成部5とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、保有者の顔画像を含むアバター及び当該アバターを装飾する複数の装飾アイテムからなるアバタープロマイドの作成履歴及び装飾アイテムの交換処理等に関する情報を管理する技術に関するものである。
近年、コンピュータ等の電子計算機における処理能力向上等に伴い、ゲーム及びSNS(Social Networking Service)等のIT系のサービスにて2次元、3次元のコンピュータグラフィックスが多数活用されている。これらのサービスにおいては、架空のキャラクターを模したアイコン、アバター等が使用されるのみならず、利用者等の実在の人物を写実的に表現したアバター等や、人物の特徴を踏まえつつ抽象的に表現したアバター等が用いられるケースが増えている。これにより、たとえばゲームにて利用者の特徴を表現したアバターからなる主人公が敵キャラクターと対戦することで利用者のゲーム世界への没入感が向上する効果が発生し、SNSにおいて利用者を示すアイコンとして利用者本人を抽象的に表現したアバターを使用することで、仮想空間でありながら現実の世界と同じような感覚にて利用者間の交流が促進されるといった効果が発生することが期待される。
特許文献1、2は、いずれもヘッドマウントディスプレイを使用して仮想空間を表現するコンピュータゲームにおいて、プレイヤー自身、あるいは共同プレイヤーの実際の姿をそれぞれ模したアバターを使用する技術について開示したものである。
特開2019-012509号公報 特開2019-139673号公報
このようなアバターの活用事例として、いわゆるプロマイドにアバターを掲載するアバタープロマイドが知られている。アバタープロマイドは、例えば長方形のカード状の画像中に一般的な写真に換えて本人を模したアバターを掲載するとともに、本人が好きな文字列、イラストやアバターに装着させるメガネ、宝石等の装身具や衣服、さらには踊り等アバターの動作態様といった装飾アイテムを付加したものである。アバタープロマイドはアバターだけでなくアバターに付随する装飾アイテムについてもユーザーのセンスにあわせて適宜カスタマイズすることが可能であるため、特に若者世代からの支持が見込まれる。たとえば、ユーザーはSNS等におけるユーザー間の交流の際に名刺として使用される他、互いに装飾アイテムのセンスの優劣を競ったり、装飾アイテムを交換したりといった利用態様が想定されている。
もっとも、このような利用態様には問題も懸念される。たとえばゲーム内アイテムが財産的価値を生じ売買の対象となることと同様に、アバタープロマイドを構成する装飾アイテムが財産的価値を生ずることが予想される。この場合に、たとえば十分な判断能力を有さない未成年のユーザーに対し詐術を用いて高い財産的価値の装飾アイテムを詐取することや、人間関係における優劣(たとえばいじめっ子といじめられっ子)により著しく不公平なアイテム交換がなされたり、高い財産価値の装飾アイテムを欲する未成年者が売春等の違法行為を実質的な対価としてアイテム交換を行ったりする事態が懸念される。他方で、このような装飾アイテムはユーザー自身が作成したり、ゲームやアニメーション作品の記念グッズとして無償配布されるものが多いと予想されることから正確な財産的価値を把握することが困難であり、いかなるアイテム交換を抑制すべきかの判断が非常に困難である。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、アバタープロマイドのユーザー間におけるアイテム交換を適切な範囲にて実行可能とすることを含む技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1にかかるアバタープロマイド管理システムは、本人の顔画像を含むアバター及び前記アバターに付随して又は前記アバターの周囲に配置される1以上の装飾アイテムを具備するアバタープロマイドの情報管理を行うアバタープロマイド管理システムであって、前記1以上の装飾アイテムのうち削除対象の装飾アイテムである被交換アイテムの情報と、前記被交換アイテムの削除と引換えに前記アバタープロマイドに導入される装飾アイテムである交換アイテムの情報を含む情報であるアイテム交換情報を入力する情報入力手段と、前記被交換アイテム及び前記交換アイテムに対する関心度を数値情報として算出する関心度算出手段と、前記被交換アイテムの関心度から前記交換アイテムの関心度を差し引いた値が所定の閾値未満であった場合に、前記アバタープロマイドにおける前記被交換アイテムと前記交換アイテムの交換を許可する交換判定手段と、前記交換判定手段が交換を許可した場合に、前記アバタープロマイドと対応関係にある非代替性トークンに対応した分散型ネットワーク上の分散型台帳に記録される、前記アバタープロマイドにて前記被交換アイテムと前記交換アイテムの間でアイテムの交換がなされることを含む情報を生成する情報生成手段と、前記情報生成手段によって生成された情報を前記分散型ネットワークに対し出力するよう指示する出力指示手段とを備えたことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、請求項2にかかるアバタープロマイド管理システムは、上記の発明において、前記関心度算出手段は、前記本人と共通する属性を有する複数の者による、算出対象である装飾アイテムの情報を含むコンテンツの作成回数、算出対象である装飾アイテムの情報を含むコンテンツの閲覧回数、複数回閲覧された場合の閲覧間隔及び閲覧開始から終了までに要した時間である閲覧継続時間に関する情報のうち1以上の情報に基づき関心度を算出することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、請求項にかかるアバタープロマイド管理方法は、本人の顔画像を含むアバター及び前記アバターに付随して又は前記アバターの周囲に配置される1以上の装飾アイテムを具備するアバタープロマイドの情報管理をコンピュータソフトウェアの情報処理によって行うアバタープロマイド管理方法であって、前記1以上の装飾アイテムのうち削除対象の装飾アイテムである被交換アイテムの情報と、前記被交換アイテムの削除と引換えに前記アバタープロマイドに導入される装飾アイテムである交換アイテムの情報を含む情報であるアイテム交換情報を入力する情報入力ステップと、前記被交換アイテム及び前記交換アイテムに対する関心度を数値情報として算出する関心度算出ステップと、前記被交換アイテムの関心度から前記交換アイテムの関心度を差し引いた値が所定の閾値未満であった場合に、前記アバタープロマイドにおける前記被交換アイテムと前記交換アイテムの交換を許可する交換判定ステップと、前記交換判定ステップが交換を許可した場合に、前記アバタープロマイドと対応関係にある非代替性トークンに対応した分散型ネットワーク上の分散型台帳に記録される、前記アバタープロマイドにて前記被交換アイテムと前記交換アイテムの間でアイテムの交換がなされることを含む情報を生成する情報生成ステップと、前記情報生成ステップによって生成された情報を前記分散型ネットワークに対し出力するよう指示する出力指示ステップとを含むことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、請求項にかかるアバタープロマイド管理方法は、上記の発明において、前記関心度算出ステップにおいて、複数のアバタープロマイドに関して生成されたアイテム交換情報にて関心度の算出対象である装飾アイテムが被交換アイテム又は/及び交換アイテムの情報として含まれた回数に基づき関心度を算出することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、請求項にかかるアバタープロマイド管理プログラムは、本人の顔画像を含むアバター及び前記アバターに付随して又は前記アバターの周囲に配置される1以上の装飾アイテムを具備するアバタープロマイドの情報管理をコンピュータに行わせるアバタープロマイド管理プログラムであって、前記コンピュータに対し、前記1以上の装飾アイテムのうち削除対象の装飾アイテムである被交換アイテムの情報と、前記被交換アイテムの削除と引換えに前記アバタープロマイドに導入される装飾アイテムである交換アイテムの情報を含む情報であるアイテム交換情報を入力する情報入力機能と、前記被交換アイテム及び前記交換アイテムに対する関心度を数値情報として算出する関心度算出機能と、前記被交換アイテムの関心度から前記交換アイテムの関心度を差し引いた値が所定の閾値未満であった場合に、前記アバタープロマイドにおける前記被交換アイテムと前記交換アイテムの交換を許可する交換判定機能と、前記交換判定機能が交換を許可した場合に、前記アバタープロマイドと対応関係にある非代替性トークンに対応した分散型ネットワーク上の分散型台帳に記録される、前記アバタープロマイドにて前記被交換アイテムと前記交換アイテムの間でアイテムの交換がなされることを含む情報を生成する情報生成機能と、前記情報生成機能によって生成された情報を前記分散型ネットワークに対し出力するよう指示する出力指示機能とを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、アバタープロマイドのユーザー間におけるアイテム交換を適切な範囲にて実行可能にするという効果を奏する。
実施の形態1にかかるアバタープロマイド管理システムの構成を示す模式図である。 実施の形態1にかかるアバタープロマイド管理システムにおける判定処理を示すフローチャートである。 実施の形態2にかかるアバタープロマイド管理システムの構成を示す模式図である。 変形例にかかるアバタープロマイド管理システムの構成を示す模式図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の実施の形態においては、本発明の実施の形態として最も適切と考えられる例について記載するものであり、当然のことながら、本発明の内容を本実施の形態にて示された具体例に限定して解すべきではない。同様の作用・効果を奏する構成であれば、実施の形態にて示す具体的構成以外のものであっても、本発明の技術的範囲に含まれることは勿論である。
(実施の形態1)
まず、実施の形態1にかかるアバタープロマイド管理システムについて説明する。図1に示すとおり、本実施の形態1にかかるアバタープロマイド管理システムは、管理対象となるアバタープロマイドに関する情報であるプロマイド情報を入力するプロマイド情報入力部1と、同じく管理対象となるアバタープロマイドに対応する非代替性トークンであるプロマイドトークンを生成するプロマイドトークン生成部2と、入力されたプロマイド情報に基づきアバタープロマイドを構成するアバターの変更情報を生成するアバター変更情報生成部3と、入力されたプロマイド情報に基づきアバタープロマイドを構成する装飾アイテムの交換情報を生成するアイテム交換情報生成部4と、アバター変更情報とアイテム交換情報に基づき、プロマイドトークンに対応した分散型台帳内のブロックに格納されるトランザクションを生成するトランザクション生成部5と、トランザクションに含まれる情報の作成・出力がプロマイドトークンの保有者の意向に従ったものであることを証明するデータである電子署名を生成する電子署名生成部6と、トランザクション及び電子署名をプロマイドトークンと関連付けられた分散型ネットワークに対し出力するよう指示する出力指示部7とを備える。
プロマイド情報入力部1は、管理対象であるアバタープロマイドに関する情報を入力するためのものであり、特許請求の範囲における情報入力手段に相当するものである。アバタープロマイドとは、対象者を模したコンピュータグラフィックスからなるアバター及びアバターに附属あるいはアバターの周囲に配置する装飾アイテムを含む画像を含む視覚情報である。
アバタープロマイドの構成要素であるアバターは、対象人物を模した人物画像によって構成されるものであり、少なくとも対象人物即ち本人の顔画像を含むものとする。画像のデータ形式に限定はなくたとえば単なる画像データでもよいし、骨格情報(ボーン)、表面情報(スキン)及び両者の関係性を規定するウェイト情報からなるコンピュータグラフィックスでもよい。また、アバターは2次元画像、3次元画像のいずれでもよいし、静止画像のみならず動作情報に応じて所定の動作を行うコンピュータグラフィックスでもよい。対象人物を模した人物画像ではあるものの人体に限定されず、動物を模したものあるいは想像上の生物を模したものであってもよく、対象人物の特徴を備えていることが好ましいものの必ずしもこれに限定する必要はない。
また、アバタープロマイドの構成要素である装飾アイテムは、アバタープロマイド上に表現される視覚等に関する情報である。装飾アイテムの具体例としては、アバタープロマイドの構成要素としての視覚情報(アバターと分離した状態で表示される文字列、画像、動画等)、アバターの付随物としての視覚情報(メガネ、イヤリング、宝石等の装飾品や、衣服、帽子、靴などの衣類等)、これらに付随した聴覚情報、さらにはアバターの動作情報(たとえば、コンピュータグラフィックスにより構成されるアバターの骨格情報の位置変化に関する情報であって、アバターのダンス態様等の動作を規定する情報)であってもよい。より包括的には、本実施の形態1における「装飾アイテム」とは、アバタープロマイドの構成要素のうち、アバター自体のように他者と交換不能な部分を除いた、特定が可能で他者と交換可能な部分すべてを指すものとする。アバタープロマイドは、アバターと装飾アイテムを組み合わせた情報の総体であり、具体的態様としては、映像として表現できる電子データそのものでも、紙などの有体物上に表現された物理的な構造物であってもよい。また、いわゆる「プロマイド」のイメージから、アバタープロマイドは主に長方形のカード状の形状を有する有体物あるいは映像データによって構成されるところ、長方形のカード状以外の形状でもよいし、全体として2次元でなく3次元の映像データによって構成されてもよい。
プロマイド情報入力部1は、このようなアバター及び装飾アイテムによって構成されるアバタープロマイドに関する情報を入力するものであり、具体的には、プロマイド作成時におけるアバターの全体構成に関する情報及び搭載される装飾アイテムに関する情報と、プロマイド作成後におけるアバターの形状等の変更案に関する情報及び既に搭載されている所定の装飾アイテムを他者が保有する別の装飾アイテムと交換する案に関する情報(特許請求の範囲におけるアイテム交換情報に相当する。)とを入力する機能を有する。
プロマイドトークン生成部2は、アバタープロマイドと1対1の対応関係にある非代替性トークンであるプロマイドトークン(特許請求の範囲における「非代替性トークン」に相当する。)を生成するためのものである。「非代替性トークン」とはいわゆるNFT(Non-Fungible Token)、すなわち固有のデータを備えることで他のトークンと代替不能な性質を有するトークンを意味し、たとえばEthereum(登録商標)の規格であるERC721に基づいて発行されるものである。本実施の形態1にけるプロマイドトークンは、ERC721またはその他の所定の規格に基づき発行されるものであり、対応するアバタープロマイドのアバター部分の変更情報及び装飾アイテムの交換情報等の情報がブロックチェーン上に保存される構成となっている。
「ブロックチェーン」とは、分散型ネットワークを構成する複数のコンピュータ間において暗号技術を活用しつつデータ同期を行う技術である。具体的には、合意された取引記録等のプロマイドトークンに関する情報の集合体と、他のブロックと接続させるための情報(前のブロックの情報)により各ブロックが構成され、当該各ブロックが複数連結されることによってブロックチェーンが構成される。複数のコンピュータの一部でデータ改ざんが行われても他のコンピュータとの間で多数決によって正しいデータが選択されるため、データの破壊・改ざんが極めて難しいという特徴を有している。
プロマイドトークンとアバタープロマイドの対応関係としては、プロマイドトークンの識別子とアバタープロマイドの識別情報(個々のアバタープロマイドに識別情報を付してもよいし、アバタープロマイドが対象とする人物に関する識別情報(氏名等)を用いてもよい。)とを1対1で紐づける形式とする。より直接的に、プロマイドトークンの識別子とアバタープロマイドの識別情報を同一内容とすることとしてもよいし、それぞれ異なる文字列等によって構成したものについて対応関係を設定する態様でも問題ない。また、アバタープロマイドを構成するデータが保存されているインターネット空間上のURL情報と紐づける形式としてもよい。
また、本実施の形態1において、生成されたプロマイドトークンと対応関係にある分散型台帳を構成するブロックには、プロマイドトークンの保有名義の移転に関する取引記録の他、アバターの変更履歴及び個々の装飾アイテムの交換履歴に関する情報が記録されるものとする。アバターの変更履歴及び個々の装飾アイテムの交換履歴に関する情報については、後述するアバター変更情報生成部3とアイテム交換情報生成部4によって生成され、これらの情報はトランザクション生成部5によって分散型ネットワークに対し出力される情報であるトランザクションに変換される。
なお、プロマイドトークンの生成については、プロマイドトークン生成部2が自ら行う態様でもよいし、プロマイドトークン生成部2と直接的または間接的に接続された外部システムに対し所定の指令を行うことによって、外部システムが生成する態様としてもよい。また、プロマイドトークンの具体的形式についても、Ethereum(登録商標)の規格であるERC721に準拠したものに限定されず、非代替性の性質を有し、取引履歴がブロックチェーン上に保存されるものであれば任意の形式のものとしてよい。
アバター変更情報生成部3は、アバタープロマイドの構成要素であるアバターに関する変更情報を生成するためのものである。具体的には、アバターの一部(両目、顔の輪郭、髪型、足の長さ等)についてアバタープロマイドの保有者が変更案を作成した際に、変更にかかる領域に関するデータ及び当該領域に関する変更後と変更前の差分データを変更情報として生成する機能を有する。差分データの構成としては、アバターが単純な画像データからなる場合は変更の対象となる画素及び当該画素の色情報の変化量に関する情報の集合とすることが可能であり、また、アバターがコンピュータグラフィックスによって構成される場合は、表面形状を構成する頂点群の中から変更に関係する頂点及び当該頂点の移動方向・移動量に関する情報の集合としてもよい。アバター変更情報生成部3によって生成されたアバター変更情報はトランザクション生成部5に対し出力される。
アイテム交換情報生成部4は、アバタープロマイドの構成要素である装飾アイテムに関する交換情報を生成するためのものである。アイテム交換情報生成部4では一定の基準に従いプロマイド情報入力部1を介して入力された装飾アイテムの交換案が適正か否かを判定し、適正と判定したもののみを交換情報として生成する機能を有する。具体的には、アイテム交換情報生成部4は、交換に関わる装飾アイテムすなわち交換前の装飾アイテムと交換後の装飾アイテムに対する関心度を算出する関心度算出部8と、関心度算出部8が算出した交換前の装飾アイテムの関心度と交換後の装飾アイテムの関心度を比較し、相互の関心度の差が所定の閾値以上の場合に当該交換案を不適正なものと判定してアイテム交換情報を生成せず、閾値未満の場合にのみアイテム交換情報を生成する交換判定部9とを備える。
関心度算出部8は、アイテム交換情報において交換の対象とされている装飾アイテムに対する、管理対象のアバタープロマイドの保有者と共通する属性を有するアバタープロマイドの複数のユーザー(本実施の形態1では全ユーザーとする。)における関心度を算出するためのものである。具体的には、関心度算出部8は、アバタープロマイドのユーザーが使用するSNS、オンラインゲーム等のインターネットサービスにおいて、各ユーザーが対象となる装飾アイテムを含む内容からなるコンテンツの作成又は/及び閲覧を行った回数と、閲覧頻度及び閲覧継続時間に基づき、共通属性を有するユーザー全体における各装飾アイテムの関心度を算出する機能を有する。なお関心度算出部8にて用いる「コンテンツ」とは、動画、音楽、静止画といったものに限定されず、ブログ、メッセージ等の文字情報であってもよい。コンテンツが動画、静止画の場合はアイコンに対応した視覚情報が含まれている場合に関心度算出の対象となり、音楽、ブログ、メッセージ等の文字情報からなる場合はアイコンの名称、識別符号等当該アイコンを指標する言語情報ないし文字情報を含む場合に関心度算出の対象となる。
属性情報は、ユーザーの年齢、性別、国籍、学歴及び職歴を含む情報であり、関心度算出部8は、管理対象となるアバタープロマイドの保有者の属性と共通する属性情報を有するユーザーに関して、交換対象となっている各装飾アイテムの関心度を計測する機能を有する。たとえば、関心度算出部8は、少なくともユーザーの年齢層(たとえば7歳~9歳、10歳~12歳、13歳~19歳、20歳以上等)及び性別が一致するユーザーの関心度を算出する。
具体的な関心度の計測方法としては、たとえばコンテンツ作成回数をM、コンテンツ閲覧回数をN、k回目(k:1≦k≦Nを満たす整数)におけるコンテンツの閲覧時刻(本実施の形態においては閲覧を開始した時刻と定義する。)をT(k)(ただしT(0)=0とする。)、k回目におけるコンテンツの閲覧継続時間をV(k)、実数からなる係数α、β及びγを用いて関心度Dを以下の数式によって算出することが望ましい。
D=αM+β
Figure 0007448267000002
かかる数式により関心度Dを算出した場合、係数α、β及びγの値を適切に設定することで、対象となる装飾アイテムに関するコンテンツを自ら作成した場合は作成回数が多いほど関心度が高い値となり、他者が作成したコンテンツの閲覧回数が多いほど、閲覧間隔が短いほど、さらには閲覧継続時間が長いほど関心度が高い値となる。一般にコンテンツを閲覧することよりもコンテンツを作成することの方が対象となる装飾アイテムに対する関心度が高いと思われることから、α>βと設定することが好ましい。また、長期間にわたるコンテンツ閲覧態様に基づき関心度を計測する場合は閲覧間隔が大きくなる傾向にあるため、調整のため係数γの値を1未満の数値とすることが好ましい。
なお、関心度算出部8においては、上記の数式以外の方法にて関心度を算出することとしてもよい。上記の数式以外の方法にて算出する場合においても、コンテンツの作成回数が多いほど関心度が高い値となり、コンテンツの閲覧回数、閲覧継続時間が多いほど関心度が高い値となり、コンテンツの閲覧頻度が多いほど(=コンテンツの閲覧間隔が小さいほど)関心度が高い値となる算出方法を採用することが望ましい。また、コンテンツ作成回数、コンテンツ閲覧回数、コンテンツの閲覧頻度及びコンテンツの閲覧継続時間の全てを使用して関心度を算出するのではなく、これらのうち一部の情報を用いて関心度を算出することとしてもよい。また、上記の数式あるいは他の算出方法を用いつつ、算出された値を四捨五入等してまとまった数値とすることも好ましく、さらには算出値の多寡に応じて多いほうから順に5、4、3、2、1のようにランク付けした値を関心度として用いることとしてもよい。関心度算出部8によって算出された関心度は、交換判定部9に対し出力される。
交換判定部9は、交換対象となっている各装飾アイテム、すなわち従前よりアバタープロマイドに搭載され、アイテム交換情報にて交換対象として削除される予定となっている被交換アイテムの関心度と、アイテム交換情報にて新たにアバタープロマイドに搭載される予定となっている交換アイテムの関心度とを比較し、アイテム交換を行うか否か判定するためのものである。具体的には、交換判定部9は、交換アイテムの関心度と被交換アイテムの関心度の差分値が所定の閾値以上となった場合に交換不許可と判定し、差分値が閾値未満となった場合に交換許可と判定して管理対象であるアバタープロマイド及び被交換アイテムと交換アイテムを特定するための情報を含むアイテム交換情報を生成し、トランザクション生成部5に対し出力する。
トランザクション生成部5は、分散型台帳内のブロックに格納されるトランザクションを生成する機能を有し、特許請求の範囲における情報生成手段の一例に相当するものである。具体的には、トランザクション生成部5は、トランザクションの内容として、プロマイドトークンの保有名義の変更に関する情報に加え、アバター変更情報生成部3によって生成されたアバター変更情報と、交換判定部9によって許可されたアイテム交換情報に関する情報を生成するものとする。
電子署名生成部6は、トランザクションに含まれる情報の作成・出力がプロマイドトークンの保有者の意向に従ったものであることを証明するデータである電子署名を生成する機能を有する。具体的には、電子署名生成部6は、トランザクション生成部5によって生成されたトランザクションのハッシュ値を生成し、プロマイドトークンの保有者が保有する秘密鍵にて当該ハッシュ値を暗号化することにより電子署名を生成する機能を有する。なお、「ハッシュ値」とは元データに対し一定計算手順を施すことにより得られた固定長の値である。当該計算手順が不可逆なものであるため、ハッシュ値から元データを復元することは不可能とされている。また、「秘密鍵」とは暗号化処理に用いられる数列であって、対応関係にある「公開鍵」により復号することが可能な構成となっている。なお、本実施の形態1においてはトランザクション生成部5及び電子署名生成部6は、保有名義変更情報の一態様であるトランザクション及び電子署名の作成まで自ら行う構成としているがこれに限定する必要はなく、トランザクション生成部5及び電子署名生成部6が外部の所定機器に対しトランザクション及び電子署名の作成を指示するのみの機能を有することとしてもよい。
出力指示部7は、トランザクション生成部5にて生成されたトランザクション及び電子署名生成部6にて生成された電子署名を、プロマイドトークンと関連付けられた分散型ネットワークに対し出力するよう指示するためのものである。なお本実施の形態1において出力指示部7は出力機能そのものも備えることとし、具体的には出力指示部7は、分散型ネットワークに対し直接的または間接的に接続されており、分散型ネットワークに対し所定のデータを出力可能な態様にて構成されている。分散型ネットワークは、出力されたトランザクションのハッシュ値を生成するとともに、電子署名を公開鍵にて復号したデータ(=トランザクションのハッシュ値)と対比し、両者が異なる値となる場合は対象となる有体物の所有者によるトランザクションではないと判定して登録を拒否し、両者が一致する場合は所有者によるトランザクションと判定し、トランザクションにより構成される情報を、分散型台帳を構成するブロックに格納する。出力指示部7が出力するトランザクションには保有名義の変更に関する情報が含まれており、トランザクションが分散型ネットワークに対し出力されることにより、これらの情報が分散型ネットワーク上に設けられた分散型台帳を構成するブロックに格納される。
次に、本実施の形態1にかかるアバタープロマイド管理システムにおける、装飾アイテム交換に関する判定処理について説明する。図2に示すとおり、プロマイド情報入力部1を介してアイテム交換情報を入力する(ステップS101)。その後、アイテム交換情報に列挙された被交換アイテムに関するコンテンツの作成回数、閲覧回数、閲覧間隔及び閲覧継続時間が算出され(ステップS102)、これらの値に基づき関心度算出部8によって被交換アイテムの関心度が算出される(ステップS103)。同様にアイテム交換情報に列挙された交換アイテムに関するコンテンツの作成回数、閲覧回数、閲覧間隔及び閲覧継続時間が算出され(ステップS104)、これらの値に基づき関心度算出部8によって交換アイテムの関心度が算出される(ステップS105)。その後、交換判定部9によって被交換アイテムの関心度から交換アイテムの関心度を差分し、差分値が所定の閾値以上であるか、閾値未満であるかの判定が行われる(ステップS106)。閾値以上であった場合(ステップS106、Yes)、交換判定部9によってアイテム交換について不許可との判定が下されて(ステップS107)、処理が終了する。閾値未満であった場合(ステップS106、No)、交換判定部9によってアイテム交換が許可され(ステップS108)、トランザクション生成部5によってアイテム交換情報を含むトランザクションが生成され(ステップS109)、電子署名とともに分散型ネットワークに対し出力される。
次に、本実施の形態1にかかるアバタープロマイド管理システムの利点について説明する。まず、本実施の形態1にかかるアバタープロマイド管理システムは、アバタープロマイドに対応した非代替性トークンであるプロマイドトークンを生成し、これに対応した分散型ネットワークに設けられた分散型台帳内のブロックにプロマイドトークンの構成要素であるアバターの変更情報及び装飾アイテムの交換情報を記録する構成を採用している。かかる構成により、管理対象であるアバタープロマイドの構成要素がいかなる変遷を経ているか(具体的にはアバターがどのように変更されてきたのか、装飾アイテムがどのように交換されてきたのか)を正確に記録できるという利点を有する。これにより、アバタープロマイドの保有者は自身のアバタープロマイドに過去どのような装飾アイテムが使用されていたか等の情報を容易に把握することが可能となり、必要に応じて元の装飾アイテムに戻す等の対応が可能となる。また、本実施の形態1ではブロックチェーン技術を利用していることから、第三者が記録を改ざんすることが不可能であり、記録内容について極めて高い信頼性を確保できるという利点も有する。
また、本実施の形態1にかかるアバタープロマイド管理システムは、関心度算出部8によってアイテム交換情報に含まれる被交換アイテム及び交換アイテムの関心度を算出し、交換判定部9によって両者の関心度の差分値が所定の閾値以上となる場合には当該装飾アイテム間の交換を許可せず、閾値未満の場合にのみ交換を許可する構成を採用している。装飾アイテム間で価値の相違が生じ得る状況下において、敢えて価値が著しく異なる装飾アイテム間でアイテム交換が行われようとするときには問題が生じていることが多い。たとえば、十分な判断能力を有さない未成年者に対し成年ユーザーが詐術を用いて高価値の装飾アイテムの詐取を試みている、あるいはユーザー間の人間関係に著しい優劣差があり(たとえば、いじめっ子といじめられっ子)一方のユーザが望まないアイテム交換を強いられている、さらには十分な判断能力を有さない未成年者等のユーザーが、高価値の装飾アイテムを入手すべくアイテム交換の条件として不当な金銭交付あるいは売春行為等を行うといった問題が考えられる。本実施の形態1に係るアバタープロマイド管理システムでは、装飾アイテムの価値情報に対応する関心度を算出し、関心度の差が一定の閾値以上となった場合にはアイテム交換を一律許可しない扱いとすることで、上述のような問題が発生することのない、健全なシステムのもとでアバタープロマイドを使用できるという利点が生じる。
さらに、一般にアバタープロマイドの装飾アイテムに関しては有償取引を想定しておらず、公的に取引相場が形成されることもない。そのため本実施の形態1では価値情報の代替指標として対象となる装飾アイテムに対する関心度を採用するところ、かかる関心度をどのように算出すべきかが問題となる。この点、本実施の形態1では、関心度算出部8は関心度を算出するにあたって、算出対象の装飾アイテムに関するコンテンツ作成回数、閲覧回数、閲覧間隔及び閲覧継続時間のうち1以上の情報を使用することとして、客観的な関心度の算出を可能としている。もとより無関心な装飾アイテムに関するコンテンツをわざわざ作成・閲覧する者はおらず、コンテンツを作成・閲覧する者は対象となる装飾アイテムについて一定以上の関心度を抱いているのが通常である。本実施の形態1ではこの点に着目し、コンテンツ作成回数、閲覧回数に加え、閲覧の程度すなわち閲覧頻度(閲覧間隔)、閲覧継続時間をも算定要素とすることで、客観的な関心度を算出することを可能としている。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2にかかるアバタープロマイド管理システムについて説明する。実施の形態2において、実施の形態1と同一名称かつ同一符号を付した構成要素に関しては、特に言及しない限り、実施の形態1における構成要素と同一の機能を発揮するものとする。
図3は、実施の形態2にかかるアバタープロマイド管理システムの構成を示す模式図である。図3に示すとおり、実施の形態2にかかるアバタープロマイド管理システムは、実施の形態1にかかるアバタープロマイド管理システムと同等の構成要素に加え、複数のアバタープロマイドに関する情報を入力するプロマイド情報入力部10と、アイテム交換情報生成部11において入力した情報のうちアイテム交換情報について記憶するアイテム交換情報記憶部12と、記憶された各アバタープロマイドに関するアイテム交換情報において交換アイテム又は/及び被交換アイテムとして指定された数に応じて当該アイテムの関心度を算出する関心度算出部13と、関心度算出部13によって算出された関心度を比較し、差分値が所定の閾値未満であった場合にアイテム交換を許可する交換判定部14とを新たに備える。
関心度算出部13は、実施の形態1における関心度算出部8と同様に交換アイテム及び被交換アイテムに対する関心度を算出する機能を有する。もっとも、関心度算出部13は、具体的な算出メカニズムとして、実施の形態1のように関連コンテンツの閲覧回数等ではなく、対象となるアイテム交換情報における交換アイテム又は/及び被交換アイテムが他のアイテム交換情報において交換アイテム又は/及び被交換アイテムとして列挙された回数に基づき、関心度を算出する機能を有する。
本実施の形態2では、プロマイド情報入力部10が、管理対象である単一のアバタープロマイド以外のアバタープロマイドに関する情報も入力する構成となっており、かかる構成を採用することによって、他のアバタープロマイドに関するアイテム交換情報も入力される。関心度算出部13は、記憶されているアイテム交換情報の中から関心度算出の対象となっている装飾アイテムが交換アイテムとして列挙されている事案又は/及び被交換アイテムとして列挙されている事案を探索し、当該事案の個数を関心度として算出している。
なお、関心度算出部13の処理において、関心度算出の対象である装飾アイテムが交換アイテムとして列挙されている事案のみ、あるいは被交換アイテムとして列挙されている事案のみを探索し当該事案の個数を関心度として算出することとしてもよい。また、たとえば被交換アイテムとして列挙されている事案の個数に1より大きい係数を乗算した上で被交換アイテムとして列挙されている事案と交換アイテムとして列挙されている事案の加算値を関心度として導出することとしてもよい。また、実施の形態1と同様に、算出した値を四捨五入したり、算出した値の多寡に応じて多い方から順に5、4、3、2、1のようにランク付けした値を関心度とする扱いとしてもよい。
交換判定部14は、関心度算出部13によって算出された、管理対象たるアバタープロマイドに関する被交換アイテムの関心度及び交換アイテムの関心度を比較し、被交換アイテムの関心度と交換アイテムの関心度の差分値が所定の閾値未満であった場合にアイテム交換を許可し、管理対象であるアバタープロマイド及び被交換アイテムと交換アイテムを特定するための情報を含むアイテム交換情報を生成し、トランザクション生成部5に対し出力する。関心度の算出方法が実施の形態1と異なることに鑑みて、交換判定部14が判定処理の際に使用する閾値は、実施の形態1と異なる値とすることが好ましい。
次に、本実施の形態2にかかるアバタープロマイド管理システムの利点について説明する。本実施の形態2では、他のアバタープロマイドに関する被交換アイテム又は交換アイテムとして列挙された回数に基づき関心度を算出することとしている。交換アイテムとして列挙された事実はすなわち、自身のアバタープロマイドに当該装飾アイテムを搭載したいとの希望が生じた事実を意味する。したがって、関心度算出部13が交換アイテムとして列挙された事案の回数に基づき関心度を算出することで、当該装飾アイテムの交換価値の高低を客観的に明らかにすることができるという利点を有する。
また、本実施の形態2では他の事案にて被交換アイテムとして列挙された回数をも関心度の算出根拠としている。被交換アイテムとは自身のアバタープロマイドから削除する装飾アイテムではあるものの、他方で、自らが取得を希望する交換アイテムの対価として相手方に提供するものであることから、少なくともアバタープロマイドの保有者にとって、自身が取得を希望する交換アイテムと同程度の価値を有する装飾アイテムである。すなわち被交換アイテムとして列挙された事実は、当該アイテムが高い交換価値を有するものと判断されている事実を示すものであることから、関心度算出部13が被交換アイテムとして列挙された回数に基づき関心度を算出することにより、当該装飾アイテムの交換価値の高低に客観的に明らかにすることができるという利点を有する。
(変形例)
次に、実施の形態1、2の変形例にかかるアバタープロマイド管理システムについて説明する。変形例にかかるアバタープロマイド管理システムは、図4に示すとおり対象となる装飾アイテムの取引回数に応じて関心度を算出する関心度算出部16と、関心度が大きい装飾アイテムを交換しようとするユーザーに対し注意喚起を行う注意喚起部17と、関心度に基づき、実施の形態1、2と同様の条件を付さぬ交換の可否の判断に加え、交換自体は認めるものの注意情報を生成する条件的交換許可を行う交換判定部18と、交換判定部18が条件付き交換許可を行った場合に装飾アイテムの交換を行うアバタープロマイドにおけるアバターの外観について変更を行うアバター外観変更部19とを新たに備える。
関心度算出部16は、実施の形態1、2における関心度算出部8、13とは異なり、対象となる装飾アイテムの取引回数に応じて当該装飾アイテムの関心度を算出するためのものである。具体的には、関心度算出部16は、一定期間(1週間、1か月等)における装飾アイテムの交換回数の大小に応じて関心度を算出する機能を有し、たとえば、当該装飾アイテムの交換回数をそのまま関心度として算出してもよいし、交換回数について所定の範囲をいくつか設定し各範囲に割り当てた数値(たとえば1~5の整数値)を関心度として算出することとしてもよい。
また、関心度算出部16において、交換回数そのものから関心度を算出するのではなく、交換回数の変化量に応じて関心度を算出することとしてもよい。たとえば、一定期間(1週間、1か月等)を単位区間とし、前単位区間における当該装飾アイテムの交換回数に対する現単位区間における当該装飾アイテムの交換回数の比率に基づき、関心度を算出することとしてもよい。この場合においても、交換回数の比率そのものを関心度として算出することとしてもよく、交換回数の比率について所定の範囲をいくつか設定し各範囲に割り当てた数値を関心度として算出することとしてもよい。
注意喚起部17は、関心度算出部16にて算出された関心度が所定の閾値よりも大きい値となった場合に、当該装飾アイテムを交換しようとするユーザーに対し注意喚起を行うためのものである。具体的には、注意喚起部17は、関心度が閾値よりも大きい場合すなわち装飾アイテムが高い交換価値を有する場合に、安易に当該装飾アイテムを交換して手放すことのないよう、ユーザーに対し注意喚起の表示を行う機能を有する。注意喚起表示の具体例としては、文字データにて注意喚起を行う場合の他、ユーザーの保有するアバタープロマイドにおけるアバターにその旨発言させる、あるいは当該アバターの顔面の形状(表情等)を変化させて注意喚起を行う態様等が考えられる。注意喚起部17による注意喚起によって、ユーザーが関心度の高い高価値の装飾アイテムを不要に他のものと交換することを抑制することが可能となる。注意喚起部17においては、関心度算出部16によって算出された関心度が所定の閾値よりも小さな値となった場合に、アイテム交換を推奨する内容の注意喚起を行うこととしてもよい。
交換判定部18は、実施の形態1、2における交換判定部9、14と同様に被交換アイテムの関心度と交換アイテムの関心度の差分値に基づき判定処理を行う一方で、判定内容として、無条件のアイテム交換の許可、不許可に加えて「条件付き許可」を判定する機能を有する。具体的には、交換判定部18は、アイテム交換を許可することが妥当である一方、一定程度の関心度の差が認められるなど装飾アイテム間の交換について一応の疑義がある場合に、条件付きでアイテム交換を許可する機能を有する。本変形例における「条件」とは、外観変更部17によって関心度が高い装飾アイテムを得たアバタープロマイドにおけるアバターの外観を一定程度変更することを意味する。
交換判定部18は、関心度の差分値の閾値として第1の閾値K1と第2の閾値K2(K1>K2とする。)を予め設定し、関心度DにつきD<K2の場合は無条件でアイテム交換につき許可と判定し、K1≦Dの場合は無条件でアイテム交換につき不許可と判定し、K2≦D<K1の場合はアイテム交換につき条件付き許可と判定する。K1、K2の値は任意に設定可能であるが、装飾アイテムごとに異なる値としてもよいし、ユーザーごとに異なる値を設定してもよい。たとえば、過去にアイテム交換につき不許可と判定された経験がある、あるいは一定回数以上不許可とされた経験があるユーザーがアイテム交換の当事者である場合には閾値K2を小さな値に設定し、他者であれば無条件で交換許可と判定される差分値であっても、過去に不許可と判定されたユーザーについては条件付き許可と判定されることとしてもよい。
交換判定部18は、判定処理を行った後は実施の形態1、2と同様にアイテム交換情報を生成すると共に、条件付き交換許可と判定した場合には、さらに当該判定結果をアバター外観変更部19に対し出力することとする。
アバター外観変更部19は、交換判定部18より条件付き交換許可がなされたとの情報を受領した際に、交換アイテム・被交換アイテムにおいてより関心度が低い装飾アイテムを保有していたユーザーのアバタープロマイドにおけるアバターの外観を変更させるためのものである。外観を変更させる部位、程度については任意に設定可能であるが、より好ましくはアバター外観変更部19は、アバターの顔面を形成する部分に関して、好感度が低下するような変更、たとえばより悪人的な容貌となるよう外観変更処理を行う機能を有する。また、アバター外観変更部19の機能として、複数回にわたり条件付き交換許可と判定されたユーザーに関しては、アバタープロマイドにおけるアバターの外観変更の程度を大きくすることとしてもよい。
アバター外観変更部19にてかかる処理を行うことにより、アイテム交換を行おうとするユーザーは、交換相手のアバタープロマイドを確認することによって、交換相手が過去に関心度の差が一定程度あるアイテム交換(≒交換相手にとって不当に有利と疑われるアイテム交換)を行ったことを把握でき、アイテム交換を行うべきか否かについて慎重に判断することが可能となる。また、ユーザーが年少者等であってアイテム交換について合理的な判断を行うことが困難な場合であっても、交換相手のアバターの外観に関する好感度が低ければアイテム交換に慎重になることが期待され、不公平なアバター交換の発生を抑制できるという効果が生ずる。
以上、実施の形態1、2にわたり本発明の内容について説明したが、もとより本発明の技術的範囲は実施の形態に記載した具体的構成に限定して解釈されるべきではない。本発明の機能を実現できるものであれば、上記実施の形態に対する様々な変形例、応用例についても、本発明の技術的範囲に属することはもちろんである。たとえば、変形例における注意喚起部17、交換判定部18、アバター外観変更部19を実施の形態1または2にかかるアバタープロマイド管理システムに組み込むこととしてもよい。また、アイテム交換を行うユーザー同士の関係性に応じて、交換判定部における閾値等の判定処理の基準を変化させることとしてもよい。たとえば、アイテム交換を行うユーザー同士が親子の関係にある場合は、親が一定の配慮をした上でアイテム交換を行うことが想定されるため、通常よりも緩やかな基準(閾値(変形例ではK1、K2の双方)の値を大きくする)にて判定処理を行うことも望ましい。
本発明は、保有者の顔画像を含むアバター及び当該アバターを装飾する複数の装飾アイテムからなるアバタープロマイドの作成履歴及び装飾アイテムの交換処理等について管理する技術として利用可能である。
1、10 プロマイド情報入力部
2 プロマイドトークン生成部
3 アバター変更情報生成部
4、11、15 アイテム交換情報生成部
5 トランザクション生成部
6 電子署名生成部
7 出力指示部
8、13、16 関心度算出部
9、14、18 交換判定部
12 アイテム交換情報記憶部
17 注意喚起部
19 アバター外観変更部

Claims (5)

  1. 本人の顔画像を含むアバター及び前記アバターに付随して又は前記アバターの周囲に配置される1以上の装飾アイテムを具備するアバタープロマイドの情報管理を行うアバタープロマイド管理システムであって、
    前記1以上の装飾アイテムのうち削除対象の装飾アイテムである被交換アイテムの情報と、前記被交換アイテムの削除と引換えに前記アバタープロマイドに導入される装飾アイテムである交換アイテムの情報を含む情報であるアイテム交換情報を入力する情報入力手段と、
    前記被交換アイテム及び前記交換アイテムに対する関心度を数値情報として算出する関心度算出手段と、
    前記被交換アイテムの関心度から前記交換アイテムの関心度を差し引いた値が所定の閾値未満であった場合に、前記アバタープロマイドにおける前記被交換アイテムと前記交換アイテムの交換を許可する交換判定手段と、
    前記交換判定手段が交換を許可した場合に、前記アバタープロマイドと対応関係にある非代替性トークンに対応した分散型ネットワーク上の分散型台帳に記録される、前記アバタープロマイドにて前記被交換アイテムと前記交換アイテムの間でアイテムの交換がなされることを含む情報を生成する情報生成手段と、
    前記情報生成手段によって生成された情報を前記分散型ネットワークに対し出力するよう指示する出力指示手段と、
    を備えたことを特徴とするアバタープロマイド管理システム。
  2. 前記関心度算出手段は、前記本人と共通する属性を有する複数の者による、算出対象である装飾アイテムの情報を含むコンテンツの作成回数、算出対象である装飾アイテムの情報を含むコンテンツの閲覧回数、複数回閲覧された場合の閲覧間隔及び閲覧開始から終了までに要した時間である閲覧継続時間に関する情報のうち1以上の情報に基づき関心度を算出することを特徴とする請求項1記載のアバタープロマイド管理システム。
  3. 本人の顔画像を含むアバター及び前記アバターに付随して又は前記アバターの周囲に配置される1以上の装飾アイテムを具備するアバタープロマイドの情報管理をコンピュータソフトウェアの情報処理によって行うアバタープロマイド管理方法であって、
    前記1以上の装飾アイテムのうち削除対象の装飾アイテムである被交換アイテムの情報と、前記被交換アイテムの削除と引換えに前記アバタープロマイドに導入される装飾アイテムである交換アイテムの情報を含む情報であるアイテム交換情報を入力する情報入力ステップと、
    前記被交換アイテム及び前記交換アイテムに対する関心度を数値情報として算出する関心度算出ステップと、
    前記被交換アイテムの関心度から前記交換アイテムの関心度を差し引いた値が所定の閾値未満であった場合に、前記アバタープロマイドにおける前記被交換アイテムと前記交換アイテムの交換を許可する交換判定ステップと、
    前記交換判定ステップが交換を許可した場合に、前記アバタープロマイドと対応関係にある非代替性トークンに対応した分散型ネットワーク上の分散型台帳に記録される、前記アバタープロマイドにて前記被交換アイテムと前記交換アイテムの間でアイテムの交換がなされることを含む情報を生成する情報生成ステップと、
    前記情報生成ステップによって生成された情報を前記分散型ネットワークに対し出力するよう指示する出力指示ステップと、
    を含むことを特徴とするアバタープロマイド管理方法。
  4. 前記関心度算出ステップにおいて、複数のアバタープロマイドに関して生成されたアイテム交換情報にて関心度の算出対象である装飾アイテムが被交換アイテム又は/及び交換アイテムの情報として含まれた回数に基づき関心度を算出することを特徴とする請求項記載のアバタープロマイド管理方法。
  5. 本人の顔画像を含むアバター及び前記アバターに付随して又は前記アバターの周囲に配置される1以上の装飾アイテムを具備するアバタープロマイドの情報管理をコンピュータに行わせるアバタープロマイド管理プログラムであって、
    前記コンピュータに対し、
    前記1以上の装飾アイテムのうち削除対象の装飾アイテムである被交換アイテムの情報と、前記被交換アイテムの削除と引換えに前記アバタープロマイドに導入される装飾アイテムである交換アイテムの情報を含む情報であるアイテム交換情報を入力する情報入力機能と、
    前記被交換アイテム及び前記交換アイテムに対する関心度を数値情報として算出する関心度算出機能と、
    前記被交換アイテムの関心度から前記交換アイテムの関心度を差し引いた値が所定の閾値未満であった場合に、前記アバタープロマイドにおける前記被交換アイテムと前記交換アイテムの交換を許可する交換判定機能と、
    前記交換判定機能が交換を許可した場合に、前記アバタープロマイドと対応関係にある非代替性トークンに対応した分散型ネットワーク上の分散型台帳に記録される、前記アバタープロマイドにて前記被交換アイテムと前記交換アイテムの間でアイテムの交換がなされることを含む情報を生成する情報生成機能と、
    前記情報生成機能によって生成された情報を前記分散型ネットワークに対し出力するよう指示する出力指示機能と、
    を実行させることを特徴とするアバタープロマイド管理プログラム。
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