JP7447775B2 - 蒸気インジェクタ - Google Patents
蒸気インジェクタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP7447775B2 JP7447775B2 JP2020199955A JP2020199955A JP7447775B2 JP 7447775 B2 JP7447775 B2 JP 7447775B2 JP 2020199955 A JP2020199955 A JP 2020199955A JP 2020199955 A JP2020199955 A JP 2020199955A JP 7447775 B2 JP7447775 B2 JP 7447775B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- steam
- nozzle
- pressure
- ejected
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 287
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 29
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 8
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 3
- 238000009833 condensation Methods 0.000 description 5
- 230000005494 condensation Effects 0.000 description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N Atomic nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- OFBQJSOFQDEBGM-UHFFFAOYSA-N Pentane Chemical compound CCCCC OFBQJSOFQDEBGM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 2
- VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N methane Chemical compound C VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N Hydrogen Chemical compound [H][H] UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N acrylic acid group Chemical group C(C=C)(=O)O NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 1
- 239000001307 helium Substances 0.000 description 1
- 229910052734 helium Inorganic materials 0.000 description 1
- SWQJXJOGLNCZEY-UHFFFAOYSA-N helium atom Chemical compound [He] SWQJXJOGLNCZEY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229930195733 hydrocarbon Natural products 0.000 description 1
- 150000002430 hydrocarbons Chemical class 0.000 description 1
- 239000001257 hydrogen Substances 0.000 description 1
- 229910052739 hydrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000003137 locomotive effect Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 239000003345 natural gas Substances 0.000 description 1
- 229910052757 nitrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 1
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 1
- 229920000515 polycarbonate Polymers 0.000 description 1
- 239000004417 polycarbonate Substances 0.000 description 1
- 230000001737 promoting effect Effects 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P80/00—Climate change mitigation technologies for sector-wide applications
- Y02P80/10—Efficient use of energy, e.g. using compressed air or pressurized fluid as energy carrier
- Y02P80/15—On-site combined power, heat or cool generation or distribution, e.g. combined heat and power [CHP] supply
Landscapes
- Jet Pumps And Other Pumps (AREA)
Description
従来の蒸気インジェクタは、特許文献1にも開示されるように、中心から噴出する液体に対して、液体の外周側から蒸気を接触させることで、蒸気の有する熱や運動量を液体に伝えている。
以下、各構成を詳細に説明する。
蒸気ノズル3は、液ノズル7を覆うように形成され、液・蒸気ノズル5及び液ノズル7から噴出される液噴流の外周側を覆うように蒸気を噴出するものである。
液・蒸気ノズル5は、蒸気インジェクタ1の作動タイミングに応じて液噴流又は蒸気のいずれか一方を噴出するノズルであって、蒸気インジェクタ1の起動時には液体を噴出し、液ノズル7から液体を噴出した後には、液体から蒸気に切替可能に構成されている。
このような場合、供給液がスロートを全量通過できず、一部が混合部に滞留し、蒸気インジェクタの起動が困難な場合がある。この点、例えば前記の特許文献1に開示された従来技術では、排液用のドレン孔から供給液の一部を排液して混合部の圧力を低下させ、混合部への蒸気の導入と液噴流との混合を促進して起動を可能にしていた。
この液・蒸気ノズル5の口径の妥当性については、後述の実施例で実証している。
液ノズル7から噴出する液体の外側に加えて内側からも蒸気を噴出することで、気液接触面積を増加させることができる。これによって、混合部9における蒸気の凝縮が促進され、蒸気運動量の噴出圧力への変換効率を高めることができる。この昇圧性能の向上効果については、後述する動作説明において詳しく説明する。
液ノズル7は、液・蒸気ノズル5の外周に設けられて蒸気インジェクタ1の起動後に液体を噴出するノズルである。
図1に示す例は、液ノズル7が液・蒸気ノズル5の外周の全体を覆うことで二重管を構成する態様である。
混合部9は、液・蒸気ノズル5、液ノズル7から噴出される液噴流と液・蒸気ノズル5、蒸気ノズル3から噴出される蒸気が混合される部位である。
スロート部11は、混合部9の下流側で縮径された部位である。
ディフューザ部13は、スロート部11の下流側で拡径された部位である。液体がスロート部11を通過後にディフューザ部13において流速が低下し、これによって圧力回復され、さらに昇圧されて吐出される。
圧力検知装置15は、混合部9の圧力を検知するものであり、例えば圧力計等が挙げられる。圧力検知装置15の検出値は制御部17に入力される。
制御部17は、第1蒸気バルブ21、第1液バルブ27、第2蒸気バルブ29、第2液バルブ33の開閉を制御するものであり、各制御は、圧力検知装置15及び各管に設置された流量検出装置(F)、温度検出装置(T)、圧力検出装置(P)の検出値に基づき行われる。制御部が行う制御については、下記の動作の説明において具体的に説明する。
まず、第1液バルブ27を開放して液・蒸気ノズル5から液を噴出させる(図2参照)。噴出した液はスロート部11を通過して下流へ流れる。このとき、スロート径が液噴流径と同等かそれ以下の場合は、一部が通過できず混合部9に滞留することがある。
この点、本実施の形態では、起動時にはスロート部11の流路断面積の2.0倍以下の噴出口断面積の第1液ノズル13から液が噴出されるので、液はスムーズに通過し、若干の滞留があったとしても起動できない状態にはならない。
上述の高速蒸気の持つ運動エネルギーが液噴流に凝縮することで譲渡され、液噴流の速度が増加する。液噴流は流速が増加することで噴流断面積が収縮する。液噴流断面積がスロート部の流路断面積より小さくなれば、液・蒸気ノズル5より噴出した液の全量がスロート部11を通過し、混合部9での液の滞留があったとしてもこれが解消される。
また液噴流の内部を流れる蒸気は混合部9において壁面と接触しないため、同一蒸気流量で比較すれば壁面圧損が小さくなり、これも昇圧性能向上に寄与する。
蒸気の導入量には上限があり、液ノズル7から噴出される液と蒸気が混合したときに混合部9の圧力が液導入圧または蒸気導入圧より高くならないようにする必要がある。この混合部圧力は、混合部9の圧力を検知する圧力検知装置15により直接測定するか、第1蒸気供給管19、第2蒸気供給管25及び第2液供給管31の各管に設けられた流量検出装置(F)、温度検出装置(T)、圧力検出装置(P)で検知される情報に基づいて計算により求める。
また、ドレン配管による排水を省略することができるので、汽力発電所のランキンサイクルにも容易に適用できるようになる。
このような態様であれば、噴出管35から液が数珠状に噴出され、形成される液噴流表面が波立ち、気液接触面積が増加する。この気液接触面積の増加により、上述したように混合部9における蒸気の凝縮が促進され、蒸気運動量の噴出圧力への変換効率をさらに、高めることができる。
実験は、口径の異なる4種類の液ノズルについて、液ノズルの噴出口断面積とスロート断面積(流路断面積)の相対関係を変更して、蒸気インジェクタの起動の有無を評価するというものである。評価に際しては、起動容易、起動可能、起動不安定、起動不可という4段階の評価とした。
また、グラフ中には、液ノズル噴出口断面積/スロート断面積=2.0の関係を示す破線を記載している。
(1)液ノズル噴出口断面積A
液ノズル噴出口断面積/スロート断面積が、1.0では起動容易、1.6では起動可、2.8では起動不安定、4.0では起動不可
(2)液ノズル噴出口断面積B
液ノズル噴出口断面積/スロート断面積が、1.0では起動容易、1.4では起動可、2.0では起動可、3.1では起動不安定
(3)液ノズル噴出口断面積C
液ノズル噴出口断面積/スロート断面積が、1.0では起動容易、2.0では起動可、4.0では起動不可
(4)液ノズル噴出口断面積D
液ノズル噴出口断面積/スロート断面積が、1.0では起動容易、1.4では起動可、2.0では起動可、3.1では起動不安定、4.0では起動不可
3 蒸気ノズル
5 液・蒸気ノズル
7 液ノズル
9 混合部
11 スロート部
13 ディフューザ部
15 圧力検知装置
17 制御部
19 第1蒸気供給管
21 第1蒸気バルブ
23 第1液供給管
25 第2蒸気供給管
27 第1液バルブ
29 第2蒸気バルブ
31 第2液供給管
33 第2液バルブ
35 噴出管
S 隙間
Claims (4)
- 液噴流と蒸気が混合される混合部と、該混合部の下流側で縮径されたスロート部と、該スロート部の下流側で拡径されたディフューザ部とを備え、液流に蒸気を混合してその運動量を渡し、入口より高圧の噴出液を得る蒸気インジェクタであって、
前記混合部の上流側に設けられて蒸気を噴出する蒸気ノズルと、
該蒸気ノズルの内側に設けられて液体及び蒸気を噴出可能な液・蒸気ノズルと、
該液・蒸気ノズルの外周かつ前記蒸気ノズルの内側に設けられて液体を噴出する液ノズルと、を有し、
蒸気インジェクタの起動時には前記液・蒸気ノズルからのみ液体を噴出し、蒸気インジェクタの起動後に前記液・蒸気ノズルと共に前記液ノズルから液体を噴出し、該液ノズルから液体を噴出した後には前記液・蒸気ノズルから噴出する流体を液体から蒸気に切替可能に構成されていることを特徴とする蒸気インジェクタ。 - 前記液・蒸気ノズルの噴出口断面積が、前記スロート部の流路断面積の2.0倍以下であることを特徴とする請求項1記載の蒸気インジェクタ。
- 前記混合部の圧力を検知する圧力検知装置を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の蒸気インジェクタ。
- 前記蒸気ノズルに蒸気を供給する第1蒸気供給管に設けられた第1蒸気バルブと、前記液・蒸気ノズルに液体を供給する第1液供給管に設けられた第1液バルブと、前記液・蒸気ノズルに蒸気を供給する第2蒸気供給管に設けられた第2蒸気バルブと、前記液ノズルに液体を供給する第2液供給管に設けられた第2液バルブと、前記混合部の圧力を検知する圧力検知装置と、該圧力検知部の検知した圧力信号を入力して該圧力に基づいて前記第2液バルブを開放制御及び前記第2液バルブを開放後に前記第1液バルブと前記第2蒸気バルブの開閉の切換え制御を行う制御部を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の蒸気インジェクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020199955A JP7447775B2 (ja) | 2020-12-02 | 2020-12-02 | 蒸気インジェクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020199955A JP7447775B2 (ja) | 2020-12-02 | 2020-12-02 | 蒸気インジェクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022087860A JP2022087860A (ja) | 2022-06-14 |
JP7447775B2 true JP7447775B2 (ja) | 2024-03-12 |
Family
ID=81982296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020199955A Active JP7447775B2 (ja) | 2020-12-02 | 2020-12-02 | 蒸気インジェクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7447775B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020080858A (ja) | 2018-11-20 | 2020-06-04 | Jfeエンジニアリング株式会社 | 細胞壁破壊装置及び該細胞壁破壊装置を用いた汚泥処理装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3327934B2 (ja) * | 1991-09-06 | 2002-09-24 | 株式会社東芝 | 蒸気インジェクタ |
-
2020
- 2020-12-02 JP JP2020199955A patent/JP7447775B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020080858A (ja) | 2018-11-20 | 2020-06-04 | Jfeエンジニアリング株式会社 | 細胞壁破壊装置及び該細胞壁破壊装置を用いた汚泥処理装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2022087860A (ja) | 2022-06-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2441710C2 (ru) | Двойная распылительная насадка | |
JP4615806B2 (ja) | 軸方向ドレインを具備した高圧水蒸気ディフューザ | |
JP4776494B2 (ja) | 蒸気弁および蒸気タービン | |
JP4961439B2 (ja) | ジェットポンプ及び原子炉 | |
US8104745B1 (en) | Heat-generating jet injection | |
CN104801435A (zh) | 菊花型喷嘴射水抽气器和喷射式混合器 | |
JP5228782B2 (ja) | 循環アダプタ | |
JP7447775B2 (ja) | 蒸気インジェクタ | |
JP7238819B2 (ja) | 蒸気インジェクタ | |
WO2010106034A3 (de) | Verfahren zum betrieb eines brenners und brenner, insbesondere für eine gasturbine | |
JP4533957B2 (ja) | 蓄圧注水タンク及びフローダンパの製造方法 | |
JP2022085114A (ja) | 蒸気インジェクタ | |
CN101462748B (zh) | 脱硅器出料装置 | |
JP7264080B2 (ja) | 蒸気インジェクタ | |
JP5439445B2 (ja) | ジェットポンプ及び原子炉 | |
JP2005076570A (ja) | エジェクタおよび冷凍システム | |
RU2076250C1 (ru) | Вихревой струйный аппарат | |
JP4739366B2 (ja) | ジェットポンプ及び原子炉 | |
RU2180711C1 (ru) | Многоступенчатый струйный аппарат | |
EP1918532B1 (en) | Desuperheater apparatus for steam lines | |
RU2387885C1 (ru) | Парожидкостный струйный аппарат | |
JP2550439B2 (ja) | 調節弁 | |
JP5089485B2 (ja) | ジェットポンプ及び原子炉 | |
JP2007289958A (ja) | 脱気装置 | |
RU2630952C1 (ru) | Струйный термонасос |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230227 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230929 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20231003 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20231013 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20240130 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20240212 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7447775 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |