JP7446581B2 - 振動センサを備えるロボットハンドおよびそれを備えるロボットシステム - Google Patents

振動センサを備えるロボットハンドおよびそれを備えるロボットシステム Download PDF

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Description

本発明は、振動センサを備えるロボットハンドおよびそれを備えるロボットシステムに関する。
従来のロボットハンドでは、ロボットハンドの指部が物体に接触したことを感知するために、指先に作用する力を検出するためのセンサを利用している(例えば、特許文献1)。
特開2005-329512号公報
指先に作用する力を検出するためには、力センサを直接力が作用する指先腹部に配置される必要がある。しかしながら、このような力センサは脆弱であるため、指先腹部に配置されたセンサが物体に衝突したり、何回か物体に接触するだけで、力センサが損傷するといった問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ロボットハンドの指部が物体に接触したことを感知することができると同時に、振動センサと物体との接触を低減することができるロボットハンドを提供することを目的とする。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
基部と、
前記基部に結合された少なくとも1本の指部であって、少なくとも、前記基部に結合された基節と、先端の末節とを備える、少なくとも1本の指部と、
前記少なくとも1本の指部から伝わる振動を検出することが可能な振動センサと
を備えるロボットハンドであって、
前記ロボットハンドは、甲側と掌側とを有し、
前記振動センサは、前記甲側に配置されている、ロボットハンド。
(項目2)
前記振動センサは、前記基節と前記末節とを結ぶ線に沿って配置されている、項目1に記載のロボットハンド。
(項目3)
前記振動センサは、前記基節に配置されている、項目2に記載のロボットハンド。
(項目4)
前記振動センサは、前記基部に配置されている、項目2に記載のロボットハンド。
(項目5)
前記振動センサは、前記基節が結合される関節から延びるように配置されている、項目4に記載のロボットハンド。
(項目6)
前記振動センサは、外表面上に配置されている、項目1~5のいずれか一項に記載のロボットハンド。
(項目7)
前記振動センサは、前記基節の長さと略等しい長さを有する、項目1~6のいずれか一項に記載のロボットハンド。
(項目8)
前記振動センサは、棒状の形状を有する、項目1~7のいずれか一項に記載のロボットハンド。
(項目9)
前記振動センサは、コア導体と、前記コア導体の周囲を覆う圧電フィルムと、前記圧電フィルムの周囲を覆う外側導体とを含む、項目1~8のいずれか一項に記載のロボットハンド。
(項目10)
前記振動センサは、高分子圧電振動センサである、項目1~9のいずれか一項に記載のロボットハンド。
(項目11)
前記少なくとも1本の指部は、親指部と前記親指部と違う方向に延在する1以上の指部を含む、項目1~10のいずれか一項に記載のロボットハンド。
(項目12)
項目1~10のいずれか一項に記載のロボットハンドと、
前記ロボットハンドと前記物体との接触位置を視覚的に検知するための接触位置検知手段と
を備えるロボットシステム。
(項目13)
前記接触位置検知手段によって検知された接触位置と、前記振動センサによって感知された信号とに基づいて、物体に対する接触力を推定するための接触力推定手段をさらに備える、項目12に記載のロボットシステム。
(項目14)
前記少なくとの1本の指部は、親指部と前記親指部と違う方向に延在する1以上の指部を含む、項目12または項目13に記載のロボットシステム。
本発明によれば、ロボットハンドの指部が物体に接触したことを感知することができると同時に、物体との接触を低減した振動センサを備えるロボットハンドを提供することができる。このようなロボットハンドにおいては、振動センサが物体との接触によって損傷するおそれを抑制にすることができる。
本発明のロボットハンドの一例(ロボットハンド100)の外観を示す図 本発明のロボットハンドの別の一例(ロボットハンド100’)の外観を示す図 本発明のロボットハンド100を備えるロボットシステム1000の構成の一例を示す図 コントローラ300による処理の一例を示すフローチャート
以下、本発明を説明する。本明細書において使用される用語は、特に言及しない限り、当該分野で通常用いられる意味で用いられることが理解されるべきである。したがって、他に定義されない限り、本明細書中で使用される全ての専門用語および科学技術用語は、本発明の属する分野の当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。矛盾する場合、本明細書(定義を含めて)が優先する。
本明細書において「約」は、後に続く数値の±10%を意味する。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
図1Aは、本発明のロボットハンドの一例(ロボットハンド100)の外観を示す図である。
ロボットハンド100は、掌側と甲側とを有する。本明細書において「掌側」は、法線ベクトルがロボットハンドの掌が向く方向に成分を有する面を有する側のことを言い、「甲側」は、法線ベクトルがロボットハンドの甲が向く方向に成分を有する面を有する側のことを言う。図1Aでは、右手用のロボットハンド100の甲側が示されている。
ロボットハンド100は、基部110と、基部110に結合された少なくとも1本の指部120と、少なくとも1本の指部120から伝わる振動を検出することが可能な振動センサ130とを備える。
基部110は、少なくとも1本の指部120のためのベースとなる部分である。基部110は、例えば、破線で示されるロボットアームの先端部に結合されることができる。
基部110内には、例えば、少なくとも1本の指部120を駆動するための機構が格納され得る。指部120を駆動するための機構は、指部の曲げ伸ばしが可能であれば任意の構成であり得る。例えば、ワイヤであってもよいし、リンク機構であってもよいし、ラックアンドピニオンであってもよい。1つの実施形態において、ワイヤであるが、本発明はこれに限定されない。ワイヤなどを駆動する駆動部は、ワイヤなどを駆動できれば任意の手段であり得る。例えば、モータであってもよいし、エアまたは油圧のシリンダなどであってもよい。また、駆動部は、ロボットハンドに設けてもよいし、ロボットハンドと別体として、ロボットアームまたはロボット本体に設けてもよい。
少なくとも1本の指部120は、少なくとも2つの節、すなわち、基部110に結合された基節121と、先端の末節122とを備える。
基節121と基部110とは、関節124を介して結合されることにより、指部120は、関節124周りに、基部110に対して回動することができる。関節124は、ヒトの手でいうところのMP関節に相当し得る。
例えば、末節122は、関節125を介して基節121に結合され得る。これにより、末節122は、関節125周りに、基節121に対して回動することができる。このとき、関節125は、ヒトの手でいうところのIP関節に相当し得る。
例えば、少なくとも1本の指部120は、図1Aに示されるように、中節123をさらに備えてもよい。中節123は、関節126を介して基節121に結合され、関節127を介して末節122に結合され得る。これにより、中節123は、関節126周りに、基節121に対して回動することができ、末節122は、関節127周りに、中節123に対して回動することができる。このとき、関節126は、ヒトの手でいうところのPIP関節に相当し、関節127は、ヒトの手でいうところのDIP関節に相当し得る。
例えば、少なくとも1本の指部120は、追加の節をさらに備えるようにしてもよい。すなわち、少なくとも1本の指部120は、4つ以上の節を備えることができる。隣接する節同士が、関節を介して結合されることにより、各節は、隣接する節に対して回動することができる。
少なくとも1本の指部120の各節は、当該技術分野において公知の任意の手段によって、隣接する節に対して回動することができる。例えば、ワイヤを各節から延在させ、そのワイヤを牽引することによって、各節を隣接する節に対して回動させることができる。これにより、少なくとも1本の指部120を屈曲させることができる。一つの実施形態において、ワイヤを各節からロボット本体まで延在させ、ロボット本体に設けたワイヤ駆動用のモータを駆動させることによって、各節を関節周りに回動させることができる。これにより、少なくとも1本の指部120を屈曲させることができる。しかし、本発明はこれに限定されない。例えば、モータを各関節に搭載し、それぞれのモータを駆動させてもよいし、ワイヤを駆動するモータを基部に設けてもよい。
図1Aに示される例では、ロボットハンド100は、5本の指部120を備えているが、指部120の数は、示される数に限定されない。ロボットハンド100は、1以上の任意の数の指部120を備えることができる。
例えば、ロボットハンド100は、2本の指部120を備え得る。このとき、ヒトの親指と人差し指との位置関係のように、2本の指部が別方向に延在するように基部110に結合されることが好ましい。ロボットハンド100は、2本の指部120を用いて、物体を把持することができるからである。
例えば、ロボットハンド100は、3本の指部120を備え得る。このとき、ヒトの親指と人差し指と中指との位置関係のように、1本の指部(親指)と2本の指部(人差し指と中指)とが別方向に延在するように基部110に結合されることが好ましい。ロボットハンド100は、3本の指部120を用いて、物体を3点から支持することができ、物体を強く保持することができるからである。
例えば、ロボットハンド100は、5本の指部120を備え得る。このとき、ヒトの5本の指の位置関係のように、4本の指部と1本の指部とが別方向に延在するように基部110に結合されることが好ましい。ロボットハンド100は、ヒトの手の動きを模倣して、物体を把持することができるからである。
振動センサ130は、少なくとも1本の指部120から伝わる振動を検出することが可能なように構成されている。ロボットハンド100の少なくとも1本の指部120が物体に接触すると振動が生じるため、振動を検出することによって、少なくとも1本の指部120が物体に接触したことを感知することができる。振動センサ130は、振動を検出することによって、少なくとも1本の指部120の基節の先端が物体に接触した場合のみならず、少なくとも1本の指部120のいずれかの部位が物体に接触した場合も感知することができる。
一実施例において、少なくとも1本の指部120のそれぞれに対して、個々の振動センサ130が設けられる。例えば、ロボットハンド100が2本の指部120を備える場合、ロボットハンド100は、2個の振動センサ130を備え得る。例えば、ロボットハンド100が3本の指部120を備える場合、ロボットハンド100は、3個の振動センサ130を備え得る。例えば、ロボットハンド100が5本の指部120を備える場合、ロボットハンド100は、5個の振動センサ130を備え得る。これにより、複数の指部のうち、どの指部が物体に接触したかを感知することができる。
好ましい実施形態では、ロボットハンド100が、ヒトの親指と人差し指との位置関係にある2本の指部120を備え、2本の指部120のそれぞれに対して個々の振動センサ130を備える。このとき、人差し指に相当する指部は、複数の指部が結合した板状の指部であってもよい。他の好ましい実施形態では、ロボットハンド100が、ヒトの親指と人差し指と中指との位置関係にある3本の指部120を備え、3本の指部120のそれぞれに対して個々の振動センサ130を備える。例えば、2本の指部120または3本の指部120を用いて物体を把持したり、物体を操作したりする際に、各指部120が物体に接触することがある。例えば、ロボットハンド100の死角において、指部120が意図せず物体に接触することもある。このような接触をも感知することにより、ロボットハンド100の安全性および物体操作のし易さが向上し、身体性も向上し得る。ここで、身体性とは、人とロボットが一体になる感覚のことをいい、具体的には、身体所有感および運動主体感によって表される。
本発明における振動センサは、振動が検出可能なセンサであれば任意の形態であり得る。振動センサは、例えば、加速度センサまたは速度センサであり得る。加速度センサまたは速度センサは、検出信号を微分することなどで振動を検知することが可能である。振動センサは、接触により生じた指に起こる振動を直接的に検知する点で、指の微細な撓みの検知に特化した振動センサが好ましい。指の撓みの検知に特化した振動センサは、加速度センサまたは速度センサに比べて、指全体が一様に動いた場合には反応せず、接触により指に生じた振動を正確に検出することが可能であり、また構成が単純で故障などに対して高い信頼性を得ることが可能である。
振動センサ130は、例えば、圧電素子を備える。圧電素子は、圧電素子の変形による圧電効果によって電荷を生じるため、振動による変形で圧電素子から生じた電荷を検出することによって、振動を検出することができるものであれば任意の形態でありえる。圧電素子は、例えば、圧電特性を有するセラミックであってもよいし、高分子ポリマーから作製されてもよい。圧電特性を有するセラミックとしては、例えば、チタン酸バリウム、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)などである。また、高分子ポリマーとしては、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)であり得る。好ましくは、圧電素子は高分子ポリマーから作製される。高分子ポリマーを用いることにより柔軟性があり、曲げに対する反応性が高く、また損傷しにくいという利点がある。
高分子ポリマーから作製された圧電素子を有する高分子圧電振動センサ130は、少なくともコア導体と圧電フィルムと外側導体とから構成される。コア導体は、例えば、直径約0.50mm~約1.50mmの略円柱形、例えば、直径約1.02mmの略円柱形を有し得る。コア導体は、例えば、銅、銀、金、銀メッキ銅等の材料から構成され得る。
圧電フィルムは圧電素子として機能するものであって、コア導体の周囲を覆うように被覆されている。圧電フィルムは、例えば、コア導体の周囲をらせん状に巻き付けられ得る。圧電フィルムは、例えば、約20μm~約130μmの厚さを有し得、例えば、約28μm、約52μm、約110μm等の厚さを有し得る。
外側導体は、圧電フィルムの周囲を覆うように被覆されている。外側導体を設けることにより、コア導体は信号線、外側導体はアース電線の機能を有し得る。外側導体は、例えば、直径約0.50mm~約1.50mmの略円筒形を有し得る。外側導体は、例えば、銅、銀、金等の材料から構成され得る。外側導体は、例えば、編組銅線であり得る。
高分子圧電振動センサ130では、例えば、外側導体を覆う外側ジャケットを設けてもよい。外側ジャケットは、絶縁体としての機能を有する。外側ジャケットは、例えば、絶縁性を有するポリマー材料、例えば、高密度ポリエチレンから作製され得る。
振動センサ130は、甲側であれば任意の位置に設けられ得る。甲側に設けることにより、少なくとも1本の指部120を使って物体を掴むなどの動作をする場合に、振動センサ130が物体に接触するおそれを少なくすることができる。1つの実施形態において、図1Aに示されるように、ロボットハンド100の甲側の基節121に配置されている。これにより、少なくとも1本の指部120が物体に接触するときの振動を確実に検出することができると同時に、少なくとも1本の指部120の指先で物体を掴んだりする際に振動センサ130が物体に直接接触することが無くなる。従って、振動センサ130の、物体との接触による損傷を防止することができる。
各振動センサ130は、図1Aに示されるように、ロボットハンド100の甲側で、それぞれの指部120の基節121と末節122とを結ぶ線140に沿って配置されることが好ましい。これにより、少なくとも1本の指部120が物体に接触するときの振動を確実に検出することができると同時に、少なくとも1本の指部120が物体に接触するときに振動センサ130が物体に直接接触することをさらに低減にすることができる。従って、振動センサ130の、物体との接触による損傷をさらに低減することができる。
振動センサ130は、例えば、ロボットハンド100の甲側の基節121の外表面上に配置されることが好ましい。これにより、例えば、振動センサ130が、基節121の内部に配置される場合に比べて、振動を精度よく検出することができる。ロボットハンド100の甲側の基節の外表面は、少なくとも1本の指部120と物体との接触によって最も大きく変形する部分であり、基節の甲側の外表面上に配置された振動センサ130は、接触による振動がわずかであっても基節の甲側の外表面の変形を精度よく検出することができ、ひいては、振動を精度よく検出することができる。また、手の掌側に設ける場合に比べて、手の甲側に設ける方が、物体との接触を防止することが可能であり、振動センサの損傷を抑制することが可能となる。
振動センサ130の形状は、任意の形状であり得る。例えば、シート状であってもよいし、板状であってもよいし、棒状であってもよい。例えば、棒状の形状は、長手方向の長さが短手方向の長さの2倍以上、または3倍以上、または4倍以上、または5倍以上である形状であり得る。振動センサ130は、好ましくは、棒状である。棒状の振動センサは、棒状の長手方向を指部の長手方向に沿って配置することができるため、装着性が向上する。また、シート状や板状の振動センサを指部の周りを覆うように指部の短手方向に沿って巻き付ける場合に比べて、物体との接触が抑制され、損傷の危険性を低減することが可能となる。また、棒状とすることによって圧電素子の変形の異方性が少なく、より高精度の測定が可能となる。さらには、棒状の振動センサは、省スペースで実装可能であるという利点も有する。例えば、少なくとも1本の指部120の基節121に設けられたスリット内に振動センサ130を嵌め込むことによって、振動センサ130をロボットハンド100に容易に装着することができる。例えば、バンド、テープ等を巻き付けることによって、少なくとも1本の指部120の基節121に振動センサ130を固定することによって、振動センサ130をロボットハンド100に容易に装着することもできる。棒状の断面形状は任意であり得る。例えば、略円形状であってもよいし、略矩形状であってもよいし、略多角形状であってもよい。好ましくは、断面が略円形状であり、さらに好ましくは、円形状である。断面を円形状とすることによって、検出感度の異方性が少なく、より高精度での測定が可能となる。振動センサ130の断面が円形状である場合、断面における直径は、例えば、約2.50mm~約3.50mmであり得、例えば、約2.67mm、約2.69mm等であり得る。
振動センサの長手方向の長さは、少なくとも、基節121の長さの約50%以上であり得、好ましくは、基節121の長さの約70%以上であり得、さらに好ましくは、基節の長さと略等しい長さであり得る。ここで、「基節の長さと略等しい長さ」は、基節の長さの±10%の範囲内の長さを含む。振動センサ130の長手方向の長さが長いほど、振動センサ130は、撓みやすく、接触による振動がわずかであっても撓むことができる結果、振動を精度よく検出することができる。
振動センサ130は、感知された振動を表す信号を任意の形態で出力することができる。例えば、振動センサ130は、感知された振動を表す電圧信号を出力するようにしてもよいし、感知された振動を表す電流信号を出力するようにしてもよい。
図1Bは、本発明のロボットハンドの別の一例(ロボットハンド100’)の外観を示す図である。図1Bでは、図1Aと同様に、右手用のロボットハンド100’の甲側が示されている。
ロボットハンド100’は、ロボットハンド100と同様の構成を有するが、振動センサ130が、少なくとも1本の指部120の基節121ではなく、基部110に配置されている点で、ロボットハンド100と異なっている。図1Bでは、図1Aに示される構成要素と同じの構成要素には同じ参照番号を付し、ここでは説明を省略する。
振動センサ130は、図1Bに示されるように、ロボットハンド100の甲側の基部110に配置されている。これにより、少なくとも1本の指部120が物体に接触するときの振動を検出することができると同時に、少なくとも1本の指部120が物体に接触するときに振動センサ130が物体に直接接触する可能性を排除することができる。従って、振動センサ130が物体との接触によって損傷するおそれを排除することができる。
各振動センサ130は、図1Bに示されるように、ロボットハンド100の甲側で、それぞれの指部120の基節121と末節122とを結ぶ線140に沿って配置されることが好ましい。これにより、各振動センサ130が、それぞれの指部120に最も近くなり、各振動センサ130は、それぞれの指部120が物体に接触するときの振動を確実に検出することができ、他の指部120が物体と接触したときの振動を誤検出する可能性を低減することができる。
振動センサ130は、例えば、基節121が接続される関節124から延びるように基部の甲側に配置されることが好ましい。これにより、振動センサ130を少なくとも1本の指部120にできる限り近づけることにより、少なくとも1本の指部120が物体に接触するときの振動をより精度よく検出することができるようになる。
図1Aおよび図1Bを参照して説明した例では、振動センサ130がロボットハンド100の甲側の基節121または基部110に配置されることを説明したが、振動センサ130の配置はこれらに限定されない。振動センサ130は、ロボットハンド100の甲側である限り、任意の位置に配置されることができる。ロボットハンド100の甲側であれば、少なくとも1本の指部120が物体に接触するときの振動を検出することができると同時に、少なくとも1本の指部120が物体に接触するときに振動センサ130が物体に直接接触する可能性を低減することができるからである。
図2は、本発明のロボットハンド100を備えるロボットシステム1000の構成の一例を示す図である。
ロボットシステム1000は、少なくとも、ロボットハンド100と、撮像手段200と、コントローラ300とを備える。ロボットシステム1000は、ロボットハンド100の代わりに、ロボットハンド100’を備えることができる。
ロボットハンド100(またはロボットハンド100’)は、図1A(または図1B)を参照して上述した構成と同様の構成を有する。従って、ここでは、説明を省略する。
撮像手段200は、例えば、被写体の画像(静止画および/または動画)を撮像可能なカメラを含み得る。撮像手段200は、例えば、被写体の3次元位置を算出可能な画像を撮像するように構成され得る。例えば、撮像手段200は、3次元画像を撮像するカメラ(デプスカメラ)を含み得、後述するコントローラ300は、撮像された3次元画像から、被写体の3次元位置を算出することができる。例えば、撮像手段200は、複数のカメラを含み得、後述するコントローラ300は、複数のカメラによって複数の方向から撮像された複数の画像から、被写体の3次元位置を算出することができる。
コントローラ300は、インターフェース部310と、プロセッサ部320と、メモリ部330とを備える。
インターフェース部310は、コントローラ300の外部と情報のやり取りを行う。コントローラ300のプロセッサ部320は、インターフェース部310を介して、コントローラ300の外部から情報を受信することが可能であり、コントローラ300の外部に情報を送信することが可能である。インターフェース部310は、任意の形式で情報のやり取りを行うことができる。
インターフェース部310は、例えば、ロボットハンド100と情報のやり取りを行うことができる。例えば、コントローラ300のプロセッサ部320は、インターフェース部310を介して、ロボットハンド100の振動センサ130から信号を受信することができる。例えば、コントローラ300のプロセッサ部320は、インターフェース部310を介して、ロボットハンド100の駆動部に制御信号を送信することができる。
インターフェース部310は、例えば、撮像手段200と情報のやり取りを行うことができる。例えば、コントローラ300のプロセッサ部320は、インターフェース部310を介して、撮像手段200から画像を受信することができる。例えば、コントローラ300のプロセッサ部320は、インターフェース部310を介して、撮像手段200に制御信号を送信することができる。
プロセッサ部320は、コントローラ300の処理を実行し、かつ、コントローラ300全体の動作を制御する。プロセッサ部320は、メモリ部330に格納されているプログラムを読み出し、そのプログラムを実行する。これにより、コントローラ300を所望のステップを実行するシステムとして機能させることが可能である。プロセッサ部320は、単一のプロセッサによって実装されてもよいし、複数のプロセッサによって実装されてもよい。
プロセッサ部320は、例えば、撮像手段200からインターフェース部310を介して受信された画像に基づいて、ロボットハンド100と物体との接触位置を特定するように構成されることができる。すなわち、プロセッサ部320は、撮像手段200と組み合わさることにより、ロボットハンド100と物体との接触位置を視覚的に検知するための接触位置検知手段を構成し得る。
プロセッサ部320は、当該技術分野において公知の画像処理技術を用いて、ロボットハンド100と物体との接触位置を特定することができる。例えば、プロセッサ部320は、撮像手段200によって撮像された複数の方向からの複数の画像から、ロボットハンド100と物体との接触位置を視覚的に特定することができる。例えば、プロセッサ部320は、撮像手段200によって撮像された3次元画像から、ロボットハンド100の3次元位置と、物体の3次元位置とを算出し、ロボットハンド100の3次元位置と物体の3次元位置とを比較することにより、ロボットハンド100と物体との接触位置を特定することができる。例えば、プロセッサ部320は、撮像手段200によって撮像された複数の方向からの複数の画像から、ロボットハンド100の3次元位置と、物体の3次元位置とを算出し、ロボットハンド100の3次元位置と物体の3次元位置とを比較することにより、ロボットハンド100と物体との接触位置を特定することができる。
プロセッサ部320は、例えば、ロボットハンド100の振動センサ130からインターフェース部310を介して受信された信号と、上述した接触位置検知手段によって検知された接触位置とに基づいて、物体に対する接触力を推定するように構成されることができる。すなわち、プロセッサ部320は、接触力推定手段を構成し得る。
接触力推定手段は、例えば、ロボットハンド100と物体との接触位置と、振動センサ130からの信号の強度との関係から、接触力を推定することができる。例えば、或る位置において、或る接触力でロボットハンド100と物体と接触させる実験を行い、そのときに振動センサ130によって感知された信号の強度と、接触位置と、接触力との関係をモデル化しておくことによって、接触力推定手段は、そのモデルを用いて、接触力を推定することができる。
振動センサ130からの信号の強度と、接触位置と、接触力との関係は、例えば、回帰モデルを用いてモデル化され得る。例えば、接触位置と振動センサ130からの信号の強度とを説明変数とし、接触力を目的変数として、回帰モデルを用いてモデル化することができる。回帰モデルは、例えば、線形回帰モデルであってもよいし、非線形回帰モデルであってもよい。
振動センサ130からの信号の強度と、接触位置と、接触力との関係は、例えば、ニューラルネットワークを用いてモデル化され得る。例えば、接触位置と振動センサ130からの信号の強度とを入力用教師データとし、接触力を出力用教師データとして、ニューラルネットワークの各ノードの係数を計算することによってモデル化することができる。ニューラルネットワークは、任意の数の層を有することができる。
接触力推定手段が接触力を推定することができるため、ロボットハンド100は、接触力を感知するための力センサを備える必要がなくなる。このような力センサは、脆弱で破損し易いため、力センサを備える必要がないことにより、ロボットハンド100のメンテナンスや感度調節に要する労力を低減することが可能になる。
さらに、接触力推定手段によって推定された接触力は、ロボットハンド100を制御するために利用され得る。例えば、接触力推定手段によって推定された接触力に基づいて、適切な力で物体を保持するようにロボットハンド100を制御することができるようになる。これは、特に、ロボットハンド100が3本以上の指部を備える場合に有効である。接触力推定手段によって推定された接触力に基づいて、3本以上の指部120それぞれにかかる力を制御することにより、保持し難い物体であっても、3点以上から適切な力で保持することができる。
メモリ部330は、コントローラ300の処理を実行するために必要とされるプログラムやそのプログラムの実行に必要とされるデータ等を格納する。メモリ部330は、ロボットハンド100の物体に対する接触力を推定するための処理をプロセッサ部320に行わせるためのプログラム(例えば、後述する図3に示される処理を実現するプログラム)を格納してもよい。ここで、プログラムをどのようにしてメモリ部330に格納するかは問わない。例えば、プログラムは、メモリ部330にプリインストールされていてもよい。あるいは、プログラムは、インターフェース部310を介して接続され得るネットワークを経由してダウンロードされることによってメモリ部330にインストールされるようにしてもよい。この場合、ネットワークの種類は問わない。メモリ部330は、任意の記憶手段によって実装され得る。
図2に示される例では、コントローラ300の各構成要素がコントローラ300内に設けられているが、本発明はこれに限定されない。コントローラ300の各構成要素のいずれかがコントローラ300の外部に設けられることも可能である。例えば、プロセッサ部320、メモリ部330のそれぞれが別々のハードウェア部品で構成されている場合には、各ハードウェア部品が任意のネットワークを介して接続されてもよい。このとき、ネットワークの種類は問わない。各ハードウェア部品は、例えば、LANを介して接続されてもよいし、無線接続されてもよいし、有線接続されてもよい。コントローラ300は、特定のハードウェア構成には限定されない。プロセッサ部320をデジタル回路ではなくアナログ回路によって構成することも本発明の範囲内である。コントローラ300の構成は、その機能を実現できる限りにおいて上述したものに限定されない。
図3は、コントローラ300による処理の一例を示すフローチャートである。コントローラ300のプロセッサ部320が、ロボットハンド100の物体に対する接触力を推定するための処理400を行う。
ステップS401において、プロセッサ部320は、ロボットハンド100と物体との接触位置を特定する。プロセッサ部320は、例えば、撮像手段200からインターフェース部310を介して受信された画像に基づいて、ロボットハンド100と物体との接触位置を特定することができる。
プロセッサ部320は、当該技術分野において公知の画像処理技術を用いて、ロボットハンド100と物体との接触位置を特定することができる。例えば、プロセッサ部320は、撮像手段200によって撮像された複数の方向からの複数の画像から、ロボットハンド100と物体との接触位置を視覚的に特定することができる。例えば、プロセッサ部320は、撮像手段200によって撮像された3次元画像から、ロボットハンド100の3次元位置と、物体の3次元位置とを算出し、ロボットハンド100の3次元位置と物体の3次元位置とを比較することにより、ロボットハンド100と物体との接触位置を特定することができる。例えば、プロセッサ部320は、撮像手段200によって撮像された複数の方向からの複数の画像から、ロボットハンド100の3次元位置と、物体の3次元位置とを算出し、ロボットハンド100の3次元位置と物体の3次元位置とを比較することにより、ロボットハンド100と物体との接触位置を特定することができる。
ロボットハンド100と物体との接触位置を特定することは、特に、ロボットハンド100が、ヒトの親指と人差し指との位置関係にある2本の指部120を備え、2本の指部120のそれぞれに対して個々の振動センサ130を備える場合に好ましい。また、ロボットハンド100が、ヒトの親指と人差し指と中指との位置関係にある3本の指部120を備え、3本の指部120のそれぞれに対して個々の振動センサ130を備える場合にも好ましい。例えば、2本の指部120または3本の指部120を用いて物体を把持したり、物体を操作したりする際に、指部の120と物体との接触のみならず、接触位置を視覚的に特定することにより、ロボットハンド100による物体操作のし易さが向上し、身体性も向上し得る。
ステップS402において、プロセッサ部320は、振動センサ130によって感知された信号をインターフェース部310を介して受信する。振動センサ130によって感知された信号は、例えば、電圧信号であり得る。
ステップS403において、プロセッサ部320は、ステップS401で特定された接触位置と、ステップS402で受信された信号とに基づいて、ロボットハンド100の物体に対する接触力を推定する。
プロセッサ部320は、例えば、ロボットハンド100と物体との接触位置と、振動センサ130からの信号の強度との関係から、接触力を推定することができる。例えば、プロセッサ部320は、振動センサ130によって感知される信号の強度と、接触位置と、接触力との関係をモデル化したモデルを用いて、接触力を推定することができる。例えば、プロセッサ部320は、ステップS401で特定された接触位置と、ステップS402で受信された信号の強度とをモデルに入力することにより、接触力の推定値をモデルからの出力として得ることができる。
処理400によって推定された接触力は、例えば、ロボットハンド100を制御するために利用され得る。例えば、接触力推定手段によって推定された接触力に基づいて、適切な力で物体を保持するようにロボットハンド100を制御することができるようになる。これは、特に、ロボットハンド100が少なくとも3本の指部を含み、少なくとも3本の指部のうちの3本の指部が、親指と人差し指と中指との位置関係で基部に結合される場合に有効である。接触力推定手段によって推定された接触力に基づいて、親指と人差し指と中指との位置関係にある3本の指部120それぞれにかかる力を制御することにより、保持し難い物体であっても、少なくとも3点から適切な力で保持することができる。
上述した例では、特定の順序で処理が行われることを説明したが、各処理の順序は説明されたものに限定されず、論理的に可能な任意の順序で行われ得る。例えば、ステップS401の前にステップS402が行われるようにしてもよい。
図3を参照して上述した例では、図3に示される各ステップの処理は、プロセッサ部320とメモリ部330に格納されたプログラムとによって実現することが説明されたが、本発明はこれに限定されない。図3に示される各ステップの処理のうちの少なくとも1つは、制御回路などのハードウェア構成によって実現されてもよい。
以上のように、本発明の好ましい実施形態を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した特許、特許出願および文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
本発明は、ロボットハンドの指部が物体に接触したことを感知することができると同時に、振動センサと物体との接触を低減することができるロボットハンドを提供するものとして有用である。
100、100’ ロボットハンド
110 基部
120 指部
121 基節
122 末節
123 中節
124、125、126、127 関節
130 振動センサ
200 撮像手段
300 コントローラ
1000 ロボットシステム

Claims (12)

  1. 基部と、
    前記基部に結合された少なくとも1本の指部であって、少なくとも、前記基部と関節を介して結合された基節と、前記基節と少なくとも1つの関節を介して結合された先端の末節とを備える、少なくとも1本の指部と、
    前記少なくとも1本の指部から伝わる振動を検出することが可能な振動センサと
    を備えるロボットハンドであって、
    前記ロボットハンドは、甲側と掌側とを有し、
    前記振動センサは、前記甲側であって前記基節と前記末節とを結ぶ直線に沿って前記末節以外の位置に配置されている、ロボットハンド。
  2. 前記振動センサは、前記基節または前記基部に配置されている、請求項1に記載のロボットハンド。
  3. 前記振動センサは、前記基節が結合される関節から延びるように配置されている、請求項に記載のロボットハンド。
  4. 前記振動センサは、外表面上に配置されている、請求項1~のいずれか一項に記載のロボットハンド。
  5. 前記振動センサは、前記基節の長さと略等しい長さを有する、請求項1~のいずれか一項に記載のロボットハンド。
  6. 前記振動センサは、棒状の形状を有する、請求項1~のいずれか一項に記載のロボットハンド。
  7. 前記振動センサは、コア導体と、前記コア導体の周囲を覆う圧電フィルムと、前記圧電フィルムの周囲を覆う外側導体とを含む、請求項1~のいずれか一項に記載のロボットハンド。
  8. 前記振動センサは、高分子圧電振動センサである、請求項1~のいずれか一項に記載のロボットハンド。
  9. 前記少なくとも1本の指部は、親指部と前記親指部と違う方向に延在する1以上の指部を含む、請求項1~のいずれか一項に記載のロボットハンド。
  10. 請求項1~のいずれか一項に記載のロボットハンドと、
    前記ロボットハンドと体との接触位置を視覚的に検知するための接触位置検知手段と
    を備えるロボットシステム。
  11. 前記接触位置検知手段によって検知された接触位置と、前記振動センサによって感知された信号とに基づいて、前記物体に対する接触力を推定するための接触力推定手段をさらに備える、請求項10に記載のロボットシステム。
  12. 前記少なくとの1本の指部は、親指部と前記親指部と違う方向に延在する1以上の指部を含む、請求項10または請求項11に記載のロボットシステム。
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