JP7445862B2 - 電動自転車および電動自転車用モータユニット - Google Patents

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本開示は、電動アシスト自転車および電動アシスト自転車用モータユニットに関する。
従来、自転車の押し歩き時にモータから補助動力を出力して押し歩きをアシストする機能を備えた電動アシスト自転車が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の自転車は、押し歩きモードを実行するための操作スイッチがユーザーにより押下され、かつ自転車の移動が検出されている期間に、モータから補助動力を出力して押し歩きをアシストするように構成されている。
特開2019-177719号公報
しかし、ペダルに足をのせていない押し歩き時には、フロントスプロケットの回転によりクランク軸が回転してペダルが連れ回る場合がある。特に、モータから補助動力を出力して押し歩きをアシストする場合、ペダルの連れ回りが発生し易い。
押し歩き時にペダルが連れ回ると、例えば、ペダルがユーザーの足に当たって押し歩きし難いことが容易に想像できる。本開示の目的は、自転車の押し歩き時にペダルが連れ回らず、押し歩きがし易い電動アシスト自転車を提供することである。
本開示の一態様である電動アシスト自転車は、ペダルが取り付けられたクランクアームが軸方向両端部に固定され、前記ペダルに加えられた人力駆動力により回転するクランク軸と、前記クランク軸に取り付けられたワンウェイクラッチと、前記クランク軸に対して回転可能に取り付けられ、前記ワンウェイクラッチを介して前記クランク軸の回転力が伝達されるフロントスプロケットと、前記ワンウェイクラッチを介した前記クランク軸と前記フロントスプロケットの力の伝達経路を遮断する、または前記フロントスプロケットから前記ワンウェイクラッチを介して前記クランク軸に伝わる回転力で前記クランク軸が回転することを妨げる回転抑止手段とを備える。
また、本開示に係る電動アシスト自転車は、前記人力駆動力に応じてモータから第1補助動力を出力する第1モードと、前記モータから第2補助動力を出力して押し歩く、または前記第2補助動力を出力して自走させる第2モードとを実行可能な電動アシスト機能を備えることが好ましい。
本開示の一態様である電動アシスト自転車用モータユニットは、ペダルが取り付けられたクランクアームが軸方向両端部に固定され、前記ペダルに加えられた人力駆動力により回転するクランク軸と、前記クランク軸に取り付けられたワンウェイクラッチと、前記クランク軸に対して回転可能に取り付けられ、前記ワンウェイクラッチを介して前記クランク軸の回転力が伝達されるフロントスプロケットと、前記ワンウェイクラッチを介した前記クランク軸と前記フロントスプロケットの力の伝達経路を遮断する、または前記フロントスプロケットから前記ワンウェイクラッチを介して前記クランク軸に伝わる回転力で前記クランク軸が回転することを妨げる回転抑止手段とを備える。
本開示の他の一態様である電動アシスト自転車は、ペダルが取り付けられたクランクアームが軸方向両端部に固定され、前記ペダルに加えられた人力駆動力により回転するクランク軸と、前記クランク軸に対して回転可能に取り付けられ、前記クランク軸の回転力が伝達されるフロントスプロケットと、車速を検出するセンサとを備え、さらに、前記人力駆動力に応じてモータから第1補助動力を出力する第1モードと、前記モータから第2補助動力を出力して押し歩く、または前記第2補助動力を出力して自走させる第2モードとを実行可能な電動アシスト機能を備えており、前記ペダルは、折り畳み可能な構造を有し、前記第2モードの実行中に前記センサにより検知される加速度が所定値を超えるときに、前記第2補助動力の出力を停止するように構成されている。
本開示の他の一態様である電動アシスト自転車は、ペダルが取り付けられたクランクアームが軸方向両端部に固定され、前記ペダルに加えられた人力駆動力により回転するクランク軸と、前記クランク軸に取り付けられたワンウェイクラッチと、前記クランク軸に対して回転可能に取り付けられ、前記ワンウェイクラッチを介して前記クランク軸の回転力が伝達されるフロントスプロケットとを備え、前記ワンウェイクラッチは、前記フロントスプロケットに固定され、内周面に歯が形成されたアウターと、前記クランク軸に固定されたインナーとを含み、前記インナーには前記アウター側に付勢されて前記アウターの内周面に接触すると共に、前記クランク軸が正方向に回転するときに前記歯に引っ掛かる爪が設けられ、前記ペダルは、折り畳み可能な構造を有する。
本開示に係る電動アシスト自転車によれば、押し歩き時にペダルが連れ回らず、押し歩きがし易い。また、モータから補助動力を出力して押し歩きをアシストする場合においても、ペダルの連れ回りが抑制され、良好な操作性を実現できる。
実施形態の一例である電動アシスト自転車の外観を示す図である。 実施形態の一例である電動アシスト自転車の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態であるモータユニットの断面図であって、クランク軸のロック状態を示す図である。 第1の実施形態であるモータユニットの断面図であって、クランク軸のロックが解除されたアンロック状態を示す図である。 第2の実施形態であるモータユニットの断面図であって、クランク軸のロック状態を示す図である。 図5中のAA線断面図である。 第3の実施形態であるモータユニットの断面図であって、ワンウェイクラッチが通常に動作する状態(アウターとインナーが接続された状態)を示す図である。 第3の実施形態であるモータユニットの断面図であって、ワンウェイクラッチのアウターとインナーの接続が切断された状態を示す図である。 第4の実施形態であるモータユニットの断面図である。 第5の実施形態であるモータユニットの断面図である。 実施形態の一例である折り畳み式ペダルの斜視図である。 実施形態の一例である折り畳み式ペダルの折り畳み形態を示す図である。 実施形態の一例である折り畳み式ペダルの作用効果を説明するための図である。
以下、図面を参照しながら、本開示に係る電動アシスト自転車の実施形態について詳細に説明する。以下で説明する実施形態はあくまでも一例であって、本開示は以下の実施形態に限定されない。また、以下で説明する複数の実施形態、変形例を選択的に組み合わせることは当初から想定されている。
図1は、実施形態の一例である電動アシスト自転車1の外観を示す図である。なお、本開示の電動アシスト自転車は、図1に例示するようなシティーサイクルに限定されず、例えば、スポーツサイクル、折り畳み式の自転車等であってもよい。以下では、説明の便宜上、上下左右等の方向を示す用語を使用するが、電動アシスト自転車1および各構成要素の上下左右は通常の使用状態における上下左右を意味する。
図1に示すように、電動アシスト自転車1は、バッテリ10と、バッテリ10から供給される電力で駆動するモータユニット11とを備える。また、電動アシスト自転車1は、一般的な自転車と同様に、フレーム2、前輪3a、後輪3b、ハンドル4、サドル5、クランクアーム6、ペダル7、チェーン8、および前照灯9を備える。クランクアーム6およびその一端部に取り付けられたペダル7は、電動アシスト自転車1の左右に1つずつ設けられ、一対のクランクアーム6の他端部同士は、クランク軸30(後述の図3等参照)で連結されている。
電動アシスト自転車1は、ユーザーがペダル7を踏む力(踏力)をモータ12(後述の図2参照)によりアシストする自転車である。本実施形態では、ペダル7の踏力およびモータ12の出力が、チェーン8を介して後輪3bに伝達される。電動アシスト自転車1は、ペダル7の回転に伴って回転するフロントスプロケット50(後述の図3等参照)と、後輪3bに設けられた後輪スプロケット(図示せず)とを備え、フロントスプロケット50と後輪スプロケットがチェーン8を介して連結されている。
なお、モータユニット11は、モータ12の回転力が減速歯車等を介してフロントスプロケット50に伝達される一軸式であってもよく、モータ12の回転力が減速歯車等を介して、チェーン8が掛けられた補助動力出力用のスプロケットに伝達される二軸式であってもよい。
フレーム2は、前輪3a、後輪3b、ハンドル4、サドル5等を連結する骨組みである。バッテリ10およびモータユニット11は、フレーム2によって支持される。フレーム2は、複数のパイプで構成される。本実施形態では、複数のパイプとして、ヘッドパイプ2a、フロントフォーク2b、ダウンパイプ2c、シートパイプ2d、チェーンステー2e、シートステー2f、およびボトムブラケット(図示せず)が設けられている。ボトムブラケットは、ダウンパイプ2c、シートパイプ2d、およびチェーンステー2eを繋ぐパイプである。
ヘッドパイプ2aは、フロントフォーク2bおよびハンドル4を、当該パイプの中心軸の回りに回転可能な状態で支持する。フロントフォーク2bは、前輪3aを回転可能に支持する一対のレッグと、レッグの上端部から上方に延びてヘッドパイプ2aの筒内に挿し込まれるステアリングコラムとを有する。そして、ステアリングコラムの上端部に、ハンドル4が取り付けられている。
ダウンパイプ2cは、ヘッドパイプ2aとボトムブラケットを繋ぐパイプである。ダウンパイプ2cは、電動アシスト自転車1の前方に近づくほど上方に位置するように傾斜している。また、シートパイプ2dは、サドル5を保持するパイプであって、上端が下端よりも電動アシスト自転車1の後方に位置するように上下方向に対して傾斜している。本実施形態では、バッテリ10がシートパイプ2dに取り付けられ、モータユニット11がボトムブラケットに取り付けられている。なお、走行および押し歩きをアシストするためのモータユニットは、前輪または後輪に取り付けられていてもよい。
チェーンステー2eは、シートステー2fとボトムブラケットを繋ぐパイプであって、ボトムブラケットの後方端部から自転車の後方に延び、後輪3bを両側から挟むように左右に1本ずつ設けられている。また、シートステー2fは、チェーンステー2eと同様に、後輪3bを両側から挟むように左右に1本ずつ設けられている。左右のシートステー2fは、シートパイプ2dの上部から後輪3bの径方向中央部まで延び、当該中央部で左右のチェーンステー2eと一対一で連結されている。チェーンステー2eの後方端部には、後輪3bが回転可能に固定されている。
ペダル7は、後述のペダル100のように、折り畳み可能な構造を有してもよい。ペダル7を折り畳み可能とすることで、自転車の押し歩き時にペダル7が邪魔になり難く、押し歩きの操作性が向上する。ペダル7には、従来公知の折り畳み機構を適用できる。折り畳み機構は、左側のペダル7のみに適用されてもよく、左右両方のペダル7に適用されてもよい。
以下、図2~図4を参照しながら、電動アシスト自転車1の電動アシスト機能、および第1の実施形態であるモータユニット11の構成について詳説する。図2は、電動アシスト自転車1の電動アシスト機能に関わる構成を示すブロック図である。図3および図4はモータユニット11の断面図であって、図3はクランク軸30のロック状態を、図4はクランク軸30のアンロック状態をそれぞれ示す。
図2に示すように、モータユニット11は、モータ12、駆動回路13、およびモータ12の出力を制御する制御装置20を含む。モータユニット11は、ペダル7の踏力をアシストする駆動ユニットであって、一対のクランクアーム6を連結するクランク軸30(図3等参照)に作用するトルク(踏力)および車速に基づいて、モータ12の出力を制御する。また、モータユニット11は、クランク軸30の回転数を用いてモータ12の出力を制御してもよい。モータ12は、バッテリ10から供給される電力で駆動して走行をアシストできる電動機であればよいが、好適な一例は3相ブラシレスDCモータである。
電動アシスト自転車1は、例えば、クランク軸30に作用する踏力負荷を検知するトルクセンサ14と、車輪の回転数から車速を検知する車速センサ15とを備える。また、電動アシスト自転車1は、クランク軸30の回転数を検知する回転センサ16を備えていてもよい。これらのセンサの検知情報は、制御装置20に送信され、モータ12の出力制御に使用される。本実施形態では、制御装置20の制御信号に基づいて駆動回路13がスイッチング動作することでモータ12に供給される電流量が変化し、これによりモータ12の出力が制御される。
電動アシスト自転車1は、ペダル7に加えられた人力駆動力に応じてモータ12から第1補助動力を出力する第1モードと、モータ12から第2補助動力を出力して押し歩く、または第2補助動力を出力して自走させる第2モードとを実行可能な電動アシスト機能を備える。かかる電動アシスト機能はいずれも、制御装置20の制御により実行される。
電動アシスト自転車1は、電動アシスト機能を作動させるための電源スイッチ17を備える。制御装置20は、電源スイッチ17の操作信号を取得した場合に、ペダル7の踏力をアシストする第1モードを実行する。電源スイッチ17は、例えば、1度押下するとONとなり、再度押下するとOFFになるスイッチである。また、電動アシスト自転車1は、第2モードを実行するための第2モードスイッチ18を備える。第2モードスイッチ18は、例えば、押下している間のみONとなるスイッチであって、第2モードは第2モードスイッチ18の押下時のみに実行される。
電動アシスト自転車1には、電源スイッチ17、第2モードスイッチ18等を含むスイッチユニット(図示せず)が設けられていてもよい。スイッチユニットは、一般的に、ハンドル4に設けられる。スイッチユニットには、電源スイッチ17、第2モードスイッチ18の他に、前照灯9を点灯させるスイッチ、走行モード、アシスト力等を変更するためのスイッチ、またバッテリ残量等を表示するための表示部などが搭載されていてもよい。
上記第2モードは、「押し歩きモード」および「自走モード」を含む。押し歩きモードは、自転車をユーザーが押して歩くときに、モータ12から補助動力を出力して押し歩きをアシストするモードである。押し歩きモードは、ユーザーが自転車に乗車していない状態で、第2モードスイッチ18の押下時に実行される。他方、自走モードは、自転車を人が支えた状態で、モータ12から補助動力を出力して自転車を自走させるモードである。すなわち、自走モードは、ユーザーが自転車を前方に押す力を加えていない点で、押し歩きモードと異なる。
なお、ハンドル4のグリップ等に設けられたセンサで前方に加わる力を検出し、その大きさによって、押し歩きモードと自走モードとを判別してもよい。或いは、押し歩きモードと自走モードとを判別することなく、第2モードとしてモータ12から補助動力を出力してもよい。いずれの場合も、制御装置20は、ユーザーが電動アシスト自転車1に乗車していない状態において、第2モードの実行を許可する。
制御装置20は、第1モードを実行する第1モード実行処理部23と、第2モードを実行する第2モード実行処理部24とを含む。詳しくは後述するが、モータユニット11は、ワンウェイクラッチ40(図3等参照)を介したクランク軸30とフロントスプロケット50の力の伝達経路を遮断する、またはフロントスプロケット50からワンウェイクラッチ40を介してクランク軸30に伝わる回転力でクランク軸30が回転することを妨げる回転抑止手段を備える。そして、制御装置20は、第2モードにおいて回転抑止手段を動かし、クランク軸30の回転を抑止する回転抑止処理部25を含む。
制御装置20は、プロセッサ21、メモリ22、および入出力インターフェイス等を備えるマイコンで構成される。プロセッサ21は、例えばCPUまたはGPUで構成され、電動アシスト自転車1の制御プログラムを読み出して実行することにより上記各処理部の機能を実現する。メモリ22は、制御プログラム等を記憶する、ROM、HDD、SSD等の不揮発性メモリと、RAM等の揮発性メモリとを含む。
第1モード実行処理部23は、例えば、電源スイッチ17がONである場合に、トルクセンサ14、車速センサ15、および回転センサ16から検出値を取得し、当該各検出値に基づいてペダル7の踏力をアシストする第1補助動力を出力させる。第1モード実行処理部23は、ペダル7にかかる踏力負荷、自転車の車速、ペダル7の回転数等に基づき、駆動回路13を介してモータ12の出力を制御し、第1補助動力を調整する。
第2モード実行処理部24は、例えば、第2モードスイッチ18がONである場合に、モータ12を駆動させて押し歩きをアシストする第2補助動力を出力させる。第2モード実行処理部24は、例えば、車速が予め定められた所定の上限値を超えないように、駆動回路13を介してモータ12の出力を制御し、第2補助動力を調整する。また、第2モード実行処理部24は、ユーザーが自転車に乗車していない状態にのみ、第2モードを実行する。
ユーザーの乗車判定は、サドル5の着座センサ等を用いる方法、サドル5等を乗車できない状態にできる自転車において、その状態を検知する方法など、従来公知の方法で実行できる。また、制御装置20は、ペダル7が折り畳まれたときに、第2モードに移行するように構成されていてもよい。この場合、ペダル7の折り畳みまたは展開を検知するセンサがペダル7に設置されていてもよい。
制御装置20は、例えば、ペダル7に設置されたセンサの検知情報に基づいてペダル7の状態を判定し、ペダル7が折り畳まれた状態である場合に、第2モードへの移行を許可する許可信号を出力する。第2モード実行処理部24は、当該許可信号が出力され、第2モードスイッチ18のON信号が取得されることを条件として、第2モードを実行する。
回転抑止処理部25は、上記の通り、第2モードにおいて回転抑止手段を動かし、クランク軸30の回転を抑制する。回転抑止処理部25は、例えば、第2モードスイッチ18がONであるときに回転抑止手段の動作を制御する。すなわち、第2モードスイッチ18の操作信号を取得している期間、回転抑止手段を制御してクランク軸30の回転をロックする。この場合、第2モードスイッチ18の操作と連動して、ペダル7の連れ回りを抑制するための処理が自動的に実行される。
回転抑止処理部25は、ペダル7が折り畳まれて上記許可信号が出力されたときに、回転抑止手段を動かしてクランク軸30の回転をロックしてもよい。すなわち、回転抑止処理部25は、ペダル7が折り畳まれたときにクランク軸30の回転をロックし、ペダル7が展開されたときにクランク軸30のロックを解除する。また、回転抑止処理部25は、ユーザーの乗車判定を行い、非乗車状態と判定した場合に、回転抑止手段を動かしてクランク軸30の回転をロックしてもよい。
図3および図4に示すように、モータユニット11は、クランク軸30と、クランク軸30に取り付けられたワンウェイクラッチ40と、クランク軸30に対して回転可能に取り付けられ、ワンウェイクラッチ40を介してクランク軸30の回転力が伝達されるフロントスプロケット50とを備える。また、モータユニット11は、クランク軸30の少なくとも一部を収容するユニットケース51を備える。クランク軸30は、ペダル7に加えられた人力駆動力で回転する部材であって、ペダル7が取り付けられたクランクアーム6が軸方向両端部にそれぞれ固定されている。
モータユニット11は、さらに、フロントスプロケット50からワンウェイクラッチ40を介してクランク軸30に伝わる回転力でクランク軸30が回転することを妨げる回転抑止手段を備える。本実施形態では、回転抑止手段として、クランク軸30に対して軸方向にスライド可能に取り付けられ、ユニットケース51に押し付けられて摩擦による制動力を発生させる制動部材60が設けられている。さらに、モータユニット11には、制動部材60をクランク軸30の軸方向に沿ってスライドさせるためのアクチュエータ70が設けられている。
また、モータユニット11は、上記の通り、モータ12、駆動回路13、および制御装置20を備える(図3および図4では図示省略)。モータユニット11は、例えば、図示しない減速機構を備え、モータ12から出力される補助動力が減速機構、補助動力出力用のスプロケット、およびチェーン8を介して後輪3bに伝達される。なお、チェーン8はフロントスプロケット50に掛け回されているため、モータ12の回転力はフロントスプロケット50にも伝達される。
モータ12、駆動回路13、制御装置20、ワンウェイクラッチ40、制動部材60、アクチュエータ70、および減速機構等は、ユニットケース51内に収容されている。ユニットケース51は、一般的にアルミニウム、ステンレス鋼等の金属で構成されるが、樹脂製であってもよい。ユニットケース51は、ボトムブラケット等のフレーム2に固定される。また、ユニットケース51内には、トルクセンサ14、クランク軸30を回転可能に支持する軸受33等が設けられている。軸受33は、例えば、ボールベアリングであって、クランク軸30の軸方向両端部の近傍にそれぞれ設けられる。
クランク軸30は、軸方向両端部がユニットケース51から外部に突出した状態で、ユニットケース51に固定された軸受33により回転可能に支持されている。一般的に、クランク軸30の軸方向両端部にそれぞれ固定される一対のクランクアーム6は、互いに同じ形状、寸法、重量を有し、各クランクアーム6の先端部に回転可能に取り付けられる一対のペダル7もまた、互いに同じ形状、寸法、重量を有する。なお、クランク軸30は、軸方向が電動アシスト自転車1の左右方向に沿うように配置されている。
クランク軸30には、ユニットケース51内において筒状体31が装着されている。クランク軸30の一部には、軸方向に沿って溝32が形成されており、筒状体31の内周面に形成された溝(図示せず)が溝32に嵌合することで、筒状体31がクランク軸30の外周面を覆うようにクランク軸30に固定される。クランク軸30と筒状体31のこのような結合は、一般的に、スプライン結合(またはセレーション結合)と呼ばれる。また、筒状体31の周囲には、磁歪式のトルクセンサ14が配置される。クランク軸30に固定された筒状体31はペダル7の踏力により捩じれ、その捩じれの程度は踏力により変化するため、磁歪式のトルクセンサ14を用いて踏力負荷を検知できる。
ワンウェイクラッチ40は、フロントスプロケット50に固定され、内周面に歯が形成されたアウター41と、クランク軸30に固定されるインナー42とを含む。本実施形態では、アウター41の一端部がユニットケース51から外部に突出し、当該一端部にフロントスプロケット50が固定されている。また、インナー42は、筒状体31を介してクランク軸30に固定されている。すなわち、アウター41はフロントスプロケット50と一体に回転し、インナー42はクランク軸30と一体に回転する。
アウター41およびインナー42はいずれも、クランク軸30が挿通可能な筒状体であって、例えば、インナー42がアウター41の筒内に挿入され、クランク軸30の径方向に重なり合うように配置される。インナー42には、アウター41側に付勢されてアウター41の内周面に接触すると共に、クランク軸30が正方向に回転するときにアウター41の歯に引っ掛かる爪43が設けられている。なお、クランク軸30が逆方向に回転するときには、爪43がアウター41の歯に引っ掛からないように構成されている。ここで、正方向の回転とは、電動アシスト自転車1を前進させる方向の回転を意味する。
ワンウェイクラッチ40は、上述のように、ユーザーがペダル7をこいでクランク軸30が正方向に回転したときに、インナー42の爪43がアウター41の歯に引っ掛かり、正方向の回転力がフロントスプロケット50に伝達される構造を有する。一方、クランク軸30が逆方向に回転しても、その回転力はフロントスプロケット50に伝達されない。また、クランク軸30よりもフロントスプロケット50が速く正方向に回転する場合、またはフロントスプロケット50のみが回転する場合は、インナー42の爪43はアウター41の歯に引っ掛からない。
しかし、インナー42の爪43はアウター41側に付勢されてアウター41の内周面に接触しているため、ペダル7に足をのせていない押し歩き時に、フロントスプロケット50の回転によりクランク軸30が回転してペダル7の連れ回りが発生し得る。特に、モータ12から第2補助動力を出力して押し歩きをアシストする場合、ペダル7の連れ回りが発生し易い。すなわち、ペダル7に荷重がかかっていない状態でフロントスプロケット50に固定されたアウター41が回転すると、その内周面に擦れるインナー42の爪43を介して伝わる回転力でクランク軸30が回転する。
制動部材60は、自転車の押し歩き時におけるペダル7の連れ回りを抑制して、押し歩きの操作性を向上させる。制動部材60は、ワンウェイクラッチ40を介してクランク軸30に伝わる回転力によりクランク軸30が回転しないように、クランク軸30の回転をロックする機能を有する。
制動部材60は、クランク軸30に対して軸方向にスライド可能に取り付けられ、ユニットケース51に押し付けられて摩擦による制動力を発生させる回転抑止手段である。制動部材60は、例えば、筒状体31を固定するための溝32を利用してクランク軸30に固定される。制動部材60は、クランク軸30の直径よりも大きな内径を有し、内周面に溝32と嵌合する溝が形成された筒状ないし円環状の部材であって、スプライン結合により軸方向にスライド可能な状態でクランク軸30に固定される。
制動部材60は、ユニットケース51の内面に押し付けられることで摩擦による制動力を発生させる。制動部材60のユニットケース51に押し付けられる部分には、摩擦力を高めるためのライニング61が設けられていてもよい。制動部材60は、例えば、ライニング61がゴムで構成され、それ以外の部分が金属で構成される。また、制動部材60には、後述するアクチュエータ70の接続アーム77が嵌合する凹部62が形成されている。凹部62は、例えば、制動部材60の外周面に沿って環状に形成される。
制動部材60は、ワンウェイクラッチ40の爪43を介してクランク軸30に伝わる回転力でクランク軸30が回転しない程度の摩擦力を発生させればよい。制動部材60は、例えば、爪43を介してクランク軸30に伝わる回転力ではクランク軸30が回転せず、かつユーザーがクランクアーム6を回転させることが可能な程度の摩擦力を発生させる。この場合、クランク軸30の回転がロックされた後に、ユーザーが押し歩きの邪魔にならない位置までクランクアーム6を回すことが可能である。
アクチュエータ70は、制動部材60をクランク軸30の軸方向に沿ってスライドさせる機能を有し、制動部材60と共に回転抑止手段を構成する。アクチュエータ70は、例えば、ユニットケース51内においてモータ12の上方に配置される。なお、制動部材60にワイヤが接続され、ワイヤが引っ張られることで制動部材60がスライドする構造であってもよく、制動部材60のスライド、すなわちクランク軸30のロックおよびロック解除が手動操作によりなされてもよい。例えば、ユニットケース51の外部に手動で押圧操作可能な状態で制動部材60が設けられていてもよく、ワイヤの代わりにロッドアームなどにより制動部材がスライドする構造を適用してもよい。また、制動部材60はユニットケース51の外部に設けられてもよく、ケースの外面に押し付けられてもよい。
アクチュエータ70は、例えばモータ71、円筒ウォーム72、ウォームホイル73、アーム74、およびロッド75を含む。モータ71は、制動部材60をクランク軸30の軸方向に沿ってスライド移動させることが可能な電動機であればよく、自転車の走行および押し歩きをアシストするモータ12より小型である。モータ71の回転力は、円筒ウォーム72およびウォームホイル73を介して、ロッド75に係合するアーム74に伝達される。なお、モータ12を利用して制動部材60をスライドさせることも可能である。
ロッド75は、クランク軸30の軸方向に沿った自転車の左右方向に移動可能な構造を有し、図4に示すように、アーム74に押されて右方向に移動する。また、ロッド75の右側端部には、ロッド75を左方向に付勢するバネ76が設けられている。この場合、図3に示すように、バネ76の付勢力でロッド75が左方向に移動し、図4に示すように、アーム74がバネ76の付勢力を超える力でロッド75を押すことでロッド75が右方向に移動する。
アクチュエータ70は、ロッド75から制動部材60の方向に延び、先端部が制動部材60の凹部62に嵌合する接続アーム77を含む。接続アーム77の先端部は、例えばC字状に形成され、凹部62に嵌る凸部を有する。接続アーム77はロッド75と連動してクランク軸30の軸方向に沿って左右に動くため、接続アーム77が連結された制動部材60もクランク軸30の軸方向に沿って左右に動く。
図3に示すように、バネ76の付勢力でロッド75が左方向に移動すると、制動部材60が左方向に移動してユニットケース51の内面に押し付けられ、摩擦による制動力が発生する。この場合、制動部材60をユニットケース51の内面に押し付ける押圧力はバネ76の付勢力に依存する。すなわち、バネ76の付勢力を制御することで制動力を調整できる。図4に示すように、アーム74がバネ76の付勢力を超える力でロッド75を右方向に押すことで、制動部材60がユニットケース51の内面から離れてクランク軸30のロックが解除されたアンロック状態となる。
電動アシスト自転車1では、例えば、制御装置20の機能により、第2モードにおいて制動部材60がユニットケース51の内面に押し付けられ摩擦による制動力が発生するように、アクチュエータ70の動作を制御する。これにより、クランク軸30が回転しないロック状態となり、押し歩き時のペダル7の連れ回りが抑制される。制御装置20は、第2モードスイッチ18がONである場合に、或いはペダル7が折り畳まれる等の非乗車状態である場合に、制動部材60をユニットケース51の内面に押し付けてクランク軸30の回転をロックするように構成されていてもよい。
また、駐輪時等の第2モード以外において、制動部材60の機能によりクランク軸30の回転をロックしてもよい。
以下、図5~図10を参照しながら、実施形態の他の一例について説明する。以下では、第1の実施形態との相違点を主に説明し、同様の構成要素には同じ符号を使用して重複する説明を省略する。
図5は、第2の実施形態であるモータユニット11xの断面図であって、クランク軸30のロック状態を示す。図6は、図5中のAA線断面の一部を示す図である。図5および図6に示すモータユニット11xは、クランク軸30の回転を妨げる回転抑止手段として、ユニットケース51xに設けられた第1係合部52と、第1係合部52に嵌合する第2係合部61xを含み、クランク軸30に対して軸方向にスライド可能に取り付けられる固定部材60xとを有する点で、モータユニット11と異なる。
固定部材60xは、制動部材60と同様に、スプライン結合により軸方向にスライド可能な状態でクランク軸30に固定される筒状ないし円環状の部材であって、アクチュエータ70により移動させられる。本実施形態では、ユニットケース51xの内面の固定部材60xと対向する部分に第1係合部52が形成され、固定部材60xのユニットケース51の内面と接する部分に第2係合部61xが形成されている。第1係合部52および第2係合部61xは、例えば、互いに嵌合する歯車の歯のような凹凸を有し、第2係合部61xの凸部が第1係合部52の凹部に嵌合する。また、第1係合部52の凸部が第2係合部61xの凹部に嵌合する。
モータユニット11xでは、固定部材60xがクランク軸30に沿って左方向に移動し、第2係合部61xがユニットケース51xの第1係合部52に嵌合することで、クランク軸30が回転しないロック状態となり、押し歩き時のペダル7の連れ回りが防止される。この場合、第1係合部52と第2係合部61xが嵌合するので、クランク軸30のロック後において、ユーザーはクランクアーム6を回転させることができない。なお、固定部材60xがユニットケース51xから離れて第2係合部61xが第1係合部52から外れることで、クランク軸30のロックが解除されたアンロック状態となる。
図7および図8は、第3の実施形態であるモータユニット11yの断面図である。図7はワンウェイクラッチ40yが通常に動作する状態(アウター41yとインナー42が接続された状態)を、図8はワンウェイクラッチ40yのアウター41yとインナー42の接続が切断された状態をそれぞれ示す。
図7および図8に示すモータユニット11yは、クランク軸30の回転を妨げる回転抑止手段として、ワンウェイクラッチ40yの爪43がアウター41yの内周面に接触しないように爪43を押える押え部材80を備える点で、モータユニット11,11xと異なる。押え部材80は、爪43を倒すことで、ワンウェイクラッチ40yを介したクランク軸30とフロントスプロケット50の力の伝達経路を遮断する機能を有する。
押え部材80は、クランク軸30に対して軸方向にスライド可能に取り付けられる筒状ないし円環状の部材であって、アクチュエータ70により移動させられる点で、制動部材60および固定部材60xと共通する。また、押え部材80には、アクチュエータ70の接続アーム77が嵌合する凹部81が外周面に沿って環状に形成されている。
一方、押え部材80は、筒状体31を介してクランク軸30に固定されている点で、制動部材60および固定部材60xと異なる。押え部材80は、例えば、スプライン結合によりクランク軸30の軸方向にスライド可能な状態で筒状体31に固定される。押え部材80は、インナー42の直径(爪43が存在しない部分)よりも大きな内径を有し、インナー42の一部を全周にわたって覆うように配置される。
ワンウェイクラッチ40yは、アウター41yの軸方向長さが第1および第2の実施形態のアウター41の軸方向長さよりも短く、インナー42の一部がアウター41yの筒内から突出している。換言すると、インナー42の一部がアウター41yの筒内に挿入された構造である。そして、インナー42の爪43の一部がアウター41yの筒内に存在して内周面に接触し、残りの一部がアウター41yの外側に露出している。
押え部材80は、アウター41yから離れてインナー42を覆わない位置(図7参照)と、アウター41yに接近してインナー42を覆う位置(図8参照)との間で、クランク軸30の軸方向に沿って移動である。インナー42が押え部材80で覆われず押え部材80の筒内に収容されない状態において、爪43はアウター41yの内周面に接触し、ワンウェイクラッチ40yを介したクランク軸30とフロントスプロケット50の力の伝達経路が形成される。
他方、インナー42のアウター41yの外側に露出した部分が押え部材80で覆われて押え部材80の筒内に収容されたときに、爪43が押え部材80に押え付けられて倒され、アウター41yの内周面に接触しない状態となる。これにより、ワンウェイクラッチ40yを介したクランク軸30とフロントスプロケット50の力の伝達経路が遮断され、押し歩き時のペダル7の連れ回りが防止される。
図9は第4の実施形態であるモータユニット90の断面図、図10は第5の実施形態であるモータユニット95の断面図である。
図9および図10に示すように、クランク軸30の回転を妨げる回転抑止手段は、クランク軸30の回転軸を偏心させる偏心部材91,96であってもよい。ワンウェイクラッチ40の爪43を介してクランク軸30に伝わる回転力は小さいため、偏心部材91,96を用いてクランク軸30の回転軸を偏心させることで押し歩き時のペダル7の連れ回りを抑制することが可能である。偏心部材91,96は、走行性能に影響を与えない範囲で、ワンウェイクラッチ40を介して回転力でクランク軸30が回転しないように、クランク軸30の重心を回転中心からずらす錘である。
図9に示す例では、クランク軸30に偏心部材91が固定され、図10に示す例では、一対のクランクアーム6の一方のみに偏心部材96が固定されている。なお、偏心部材は、例えばペダル7、クランクアーム6、およびクランク軸30の少なくとも1つに固定され、これらの全て、またはこれらから選択される2つに固定されてもよい。ペダル7に偏心部材が装着される場合は、一対のペダル7の一方のみに装着されることが好ましい。
また、走行性能に影響を与えない範囲で、一対のペダル7の一方の重量を他方の重量より重くする、または一対のクランクアーム6の一方の重量を他方の重量より重くすることで、クランク軸30の回転軸を偏心させてもよい。この場合、当該一方のペダル7、当該一方のクランクアーム6が偏心部材となる。
図9に示すように、偏心部材91は、クランク軸30の溝32を利用したスプライン結合によりクランク軸30に固定されてもよい。偏心部材91は、例えば、筒状ないし円環状の部材であって、筒壁の厚みが一定ではなく一部のみが厚くなっている。偏心部材91は、筒壁の厚みが最も薄い最薄部、および筒壁の厚みが最も厚い最厚部を有し、筒壁の周方向に沿って最薄部から最厚部に近づくほど次第に厚みが増加する部材であってもよい。なお、偏心部材91は、筒状体31等のクランク軸30に装着された部材を介してクランク軸30に固定されてもよい。
偏心部材91は、クランク軸30の周方向の一部のみに取り付けられる錘であってもよく、C字状の錘であってもよい。クランク軸30の周方向の一部のみに取り付けられる偏心部材91は、溶接等により筒状体31に固定されてもよい。或いは、筒状体31の周方向において筒壁の厚みを局所的に厚くして、筒状体31に偏心部材の機能を持たせてもよい。図9に示す例では、ユニットケース92内に偏心部材91が収容されている。この場合、偏心部材91の損傷、位置ずれ、脱落等が起こり難い。一方、クランク軸30のユニットケース92の外側に露出した部分に偏心部材91を取り付けてもよい。この場合、偏心部材91の後付けが容易である。
図10に示すように、偏心部材96は、一方のクランクアーム6の内面に固定されていてもよい。偏心部材96は、クランク軸30の回転軸を偏心させることが可能な重量を有するものであれば、樹脂部材、金属部材のいずれであってもよい。偏心部材96は、例えば、クランクアーム6に対して溶接等により固定されてもよく、ベルトやクランプ等の取り付け部材を用いて、または接着剤や粘着テープを用いて固定されてもよい。ユニットケース92の外部に偏心部材を設ける場合、特に取り付け部材や接着剤、粘着テープを用いて偏心部材を固定する場合は、後付けが容易である。
偏心部材96は、クランクアーム6の外面に固定されていてもよいが、ペダル7をこぐ際に邪魔にならないように、また意匠性、耐久性等の観点から、内面に設けられることが好ましい。偏心部材96は、例えば、クランクアーム6の先端側に設けられる。上記のように、一方のクランクアーム6の厚みを他方のクランクアーム6の厚みより厚くして、当該一方のクランクアーム6に偏心部材の機能を持たせてもよい。
以上のように、上述の回転抑止手段の少なくとも1つを備えた電動アシスト自転車1によれば、自転車の押し歩き時にペダル7が連れ回らず、押し歩きがし易い。モータ12から補助動力を出力して押し歩きをアシストする場合においても、ペダル7の連れ回りが抑制され、良好な操作性を実現できる。
実施形態の他の一例である電動アシスト自転車は、クランク軸30と、フロントスプロケット50と、車速を検出するセンサとを備え、第1補助動力を出力する第1モードと、第2補助動力を出力する第2モードとを実行可能な電動アシスト機能を備える。また、この自転車は、折り畳み式のペダルを有し、第2モードの実行中にセンサにより検知される自転車の加速度が所定値を超えるとき、または所定値を下回るときに、第2補助動力の出力を停止するように構成されている。
車速を検出するセンサには、例えば、車速センサ15が用いられるが、センサは自転車の加速度を検知できるものであればよく、その種類、設置場所等は特に限定されない。センサは、車輪に設置されていてもよく、モータユニットに設置されていてもよい。車速センサ15は、その検出値を制御部に出力する。そして、制御部の機能により、自転車の加速度に基づいて第2補助動力の出力制御が実行される。制御部は、例えば上記実施形態の制御装置20と同様に、マイコンで構成され、モータユニット内に設けられる。
自転車の加速度が所定値を超える場合としては、例えば、下り坂での押し歩き中に自転車の速度が上昇する場合が想定される。このような場合に、第2モードが実行中であれば、モータ12による押し歩きのアシストを停止する。すなわち、制御部は第2補助動力の出力を停止させる。このときの所定値は、第2補助動力の出力を停止させるための加速度の上限閾値である。なお、制御部は、加速度に応じて第2補助動力の出力レベルを変更するように構成されていてもよい。
自転車の加速度が所定値を超える場合の他の例としては、押し歩き中に自転車が障害物に当たって停止する場合が考えられる。この場合、自転車の負の加速度が所定値を下回り、第2モードが実行中であれば、制御部は第2補助動力の出力を停止させる。このときの所定値は、第2補助動力の出力を停止させるための加速度の下限閾値である。自転車の加速度に基づく第2補助動力の出力制御を実行することにより、押し歩き中に車速が大きく変化したときの安全性が向上する。
また、実施形態の他の一例である電動アシスト自転車は、クランク軸30と、ワンウェイクラッチ40と、フロントスプロケット50とを備え、折り畳み式のペダルを有する。ワンウェイクラッチ40は、上記のように、フロントスプロケット50に固定され、内周面に歯が形成されたアウター41と、クランク軸30に固定されたインナー42とを含む。インナー42には、アウター41側に付勢されてアウター41の内周面に接触すると共に、クランク軸30が正方向に回転するときにアウター41の歯に引っ掛かる爪43が設けられている。
実施形態の他の一例である電動アシスト自転車において、ペダルは、折り畳み可能な構造を有する。ペダルには、例えば、図11および図12に示す折り畳み式のペダル100を適用できる。図11および図12に示すように、ペダル100は、折り畳み機構を有するペダル本体101と、回転軸となるペダル軸104とを有する。ペダル本体101は、ユーザーの足がのせられる部分である。ペダル100は、ペダル軸104の一端部に形成されたネジにより、クランクアームの先端部に対して回転可能に固定されている。
ペダル本体101は、ペダル軸104に対して回転可能に取り付けられたベース部102と、ベース部102に連結された可動部103とを有する。ベース部102は、例えば、ペダル軸104が挿通される筒部を有し、筒部内には軸受が設けられている。ベース部102は、ブロック状に形成され、ペダル軸104を回転軸として回転する。可動部103は、折り畳まれていない状態において、ペダル軸104の軸方向に長い略U字状に形成されている。可動部103は、ベース部102に連結されているため、ベース部102と共にペダル軸104を回転軸として回転する。
可動部103は、ベース部102を両側から挟むように、支持軸105を用いてベース部102に連結されている。可動部103は、ペダル軸104に直交する支持軸105を回転軸としてクランクアームの方向に回転する。このため、ペダル100はクランクアームに沿うように折り畳まれる。
可動部103は、自転車の走行時に折り畳まれないように、図示しないロック機構によりベース部102に固定されている。ペダル100は、可動部103のロックを解除するための操作部106を有し、操作部106を外側に押すことでロックが解除され、支持軸105を回転軸とする可動部103の回転が可能となる。
折り畳み式のペダル100を備えた電動アシスト自転車によれば、クランクアームに沿うようにペダル100を折り畳むことで、押し歩き時にペダル100が邪魔になり難く、押し歩きがし易くなる。つまり、押し歩き時にクランクアーム(ペダル100)が連れ回りしても、ペダル100は折り畳まれているため、ユーザーの足に当たり難い。ゆえに、ペダルが折り畳まれていない場合と比べて押し歩きが容易である。
さらに、折り畳み式のペダル100を備えた電動アシスト自転車は、ペダル本体101が折り畳まれた状態で、ペダル軸104を中心としてペダル本体101が回転することを妨げる回転抑制手段を備えていてもよい。ペダル100は、回転抑制手段として、可動部103に形成された、クランクアームが嵌る凹部107を有する。
凹部107は、クランクアームが嵌る幅、深さで、可動部103の先端部に形成される。この場合、凹部107およびクランクアームが回転抑制手段として機能し、ペダル本体101が折り畳まれた状態で可動部103がクランクアームに係合する。なお、凹部107は、可動部103の厚み方向両側に形成されることが好ましい。
図13(a)は、ペダル100の回転抑制手段の効果を説明するための図である。比較として、図13(b)に、回転抑制手段を有さないペダル200を示す。図13(b)に示すように、ペダル200は、クランクアーム108に沿うようにペダル本体201を折り畳み可能であるが、可動部203に回転抑制手段である凹部が形成されていないため、クランクアーム108の回転に伴って、ペダル本体201がペダル軸204を回転軸として回転する。このため、押し歩き時にクランクアーム108が連れ回りすると、ペダル本体201が回転して邪魔になることが想定される。
これに対し、図13(a)に示すように、可動部103の先端部にクランクアーム108が嵌る凹部107が形成されたペダル100によれば、ペダル本体101が折り畳まれた状態で可動部103をクランクアームに係合させることができる。このため、押し歩き時にクランクアーム108が連れ回りしても、ペダル本体101はペダル軸104を回転軸として回転せず、クランクアーム108との係合状態が維持される。ゆえに、ペダル100を用いることにより、ペダル200を用いる場合と比較して、押し歩きの操作性が向上する。
ペダルの回転抑制手段は、ペダル本体の可動部に第1の磁石を固定し、ペダルが折り畳まれた状態で第1の磁石につく第2の磁石をクランクアームに固定することにより構成されてもよい。また、上記実施形態の制動部材60、固定部材60xのような部材をペダル軸に設けて、ペダル軸の回転を止めてもよい。また、ペダル本体の可動部に、ペダル本体が折り畳まれたときにクランクアームを挟むように形成された2つ以上の突起を設けてもよい。ペダルが折り畳まれた状態で、ユニットケース、フレーム等のクランクアーム以外の車体構成部品にペダル本体を接触させることで、ペダル軸の回転を止めてもよい。
なお、折り畳み式のペダル100を備えた電動アシスト自転車は、制動部材60、固定部材60x、押え部材80、および偏心部材91,96から選択される少なくとも1つを備えていてもよい。
また、上述の実施形態では、クランク軸に対して軸方向にスライド可能に取り付けられ、ユニットケースに押し付けられて摩擦による制動力を発生させる制動部材60を例示したが、クランク軸に制動部材が押し付けられる構成としてもよい。制動部材は、例えば、ユニットケースに取り付けられる。
制動部材は、制動部材60のように動かなくてもよく、常時、クランク軸に接触していてもよい。例えば、クランク軸の側面に接触するゴム部材を設けて、走行性能に影響を与えない範囲でクランク軸の回転摺動抵抗を上げることにより、ペダルの連れ回りを抑制することも可能である。ゴム部材は、例えば、クランク軸の側面に接触するように、ユニットケースに取り付けられる。或いは、ユニットケースの内面に接触するように、クランク軸にリング状のゴム部材を装着してもよい。
また、クランク軸とワンウェイクラッチのアウターとの間にニードルベアリングを設けて摺動抵抗を低減することにより、ペダルの連れ回りを抑制することも可能である。
1 電動アシスト自転車、2 フレーム、2a ヘッドパイプ、2b フロントフォーク、2c ダウンパイプ、2d シートパイプ、2e チェーンステー、2f シートステー、3a 前輪、3b 後輪、4 ハンドル、5 サドル、6,108 クランクアーム、7,100 ペダル、8 チェーン、9 前照灯、10 バッテリ、11,11x,11y,90,95 モータユニット、12 モータ、13 駆動回路、14 トルクセンサ、15 車速センサ、16 回転センサ、17 電源スイッチ、18 第2モードスイッチ、20 制御装置、21 プロセッサ、22 メモリ、23 第1モード実行処理部、24 第2モード実行処理部、25 回転抑止処理部、30 クランク軸、31 筒状体、32 溝、33 軸受、40,40y ワンウェイクラッチ、41,41y アウター、42 インナー、43 爪、50 フロントスプロケット、51,51x,92 ユニットケース、52 第1係合部、60 制動部材、60x 固定部材、61 ライニング、61x 第2係合部、62,81 凹部、70 アクチュエータ、71 モータ、72 円筒ウォーム、73 ウォームホイル、74 アーム、75 ロッド、76 バネ、77 接続アーム、80 押え部材、91,96 偏心部材、101 ペダル本体、102 ベース部、103 可動部、104 ペダル軸、105 支持軸、106 操作部、107 凹部

Claims (7)

  1. 人力駆動力に応じてモータから第1補助動力を出力する第1モードと、前記モータから第2補助動力を出力して押し歩く、または前記第2補助動力を出力して自走させる第2モードとを実行可能な電動自転車において、
    ペダルが取り付けられたクランクアームが軸方向両端部に固定され、前記ペダルに加えられた人力駆動力により回転するクランク軸と、
    前記クランク軸に取り付けられたワンウェイクラッチと、
    前記クランク軸に対して回転可能に取り付けられ、前記ワンウェイクラッチを介して前記クランク軸の回転力が伝達されるフロントスプロケットと、
    前記ワンウェイクラッチを介した前記クランク軸と前記フロントスプロケットの力の伝達経路を遮断する、または前記フロントスプロケットから前記ワンウェイクラッチを介して前記クランク軸に伝わる回転力で前記クランク軸が回転することを妨げる回転抑止手段と、
    前記第2モードにおいて前記回転抑止手段を動かし、前記クランク軸の回転を妨げるように構成された制御装置と、
    を備えた、電動自転車。
  2. ペダルが取り付けられたクランクアームが軸方向両端部に固定され、前記ペダルに加えられた人力駆動力により回転するクランク軸と、
    前記クランク軸に取り付けられたワンウェイクラッチと、
    前記クランク軸に対して回転可能に取り付けられ、前記ワンウェイクラッチを介して前記クランク軸の回転力が伝達されるフロントスプロケットと、
    前記ワンウェイクラッチを介した前記クランク軸と前記フロントスプロケットの力の伝達経路を遮断する、または前記フロントスプロケットから前記ワンウェイクラッチを介して前記クランク軸に伝わる回転力で前記クランク軸が回転することを妨げる回転抑止手段と、
    前記クランク軸の少なくとも一部を収容するユニットケースと、
    を備え、
    前記回転抑止手段は、前記ユニットケースに設けられた第1係合部と、前記第1係合部に嵌合する第2係合部とを含み、前記クランク軸に対して軸方向にスライド可能に取り付けられた固定部材とを有する、動自転車。
  3. ペダルが取り付けられたクランクアームが軸方向両端部に固定され、前記ペダルに加えられた人力駆動力により回転するクランク軸と、
    前記クランク軸に取り付けられたワンウェイクラッチと、
    前記クランク軸に対して回転可能に取り付けられ、前記ワンウェイクラッチを介して前記クランク軸の回転力が伝達されるフロントスプロケットと、
    前記ワンウェイクラッチを介した前記クランク軸と前記フロントスプロケットの力の伝達経路を遮断する、または前記フロントスプロケットから前記ワンウェイクラッチを介して前記クランク軸に伝わる回転力で前記クランク軸が回転することを妨げる回転抑止手段と、
    前記クランク軸の少なくとも一部を収容するユニットケースと、
    を備え、
    前記回転抑止手段は、前記クランク軸に取り付けられ、前記ユニットケースに押し付けられて摩擦による制動力を発生させるか、または前記ユニットケースに取り付けられ、前記クランク軸に押し付けられて摩擦による制動力を発生させる制動部材である、動自転車。
  4. ペダルが取り付けられたクランクアームが軸方向両端部に固定され、前記ペダルに加えられた人力駆動力により回転するクランク軸と、
    前記クランク軸に取り付けられたワンウェイクラッチと、
    前記クランク軸に対して回転可能に取り付けられ、前記ワンウェイクラッチを介して前記クランク軸の回転力が伝達されるフロントスプロケットと、
    前記ワンウェイクラッチを介した前記クランク軸と前記フロントスプロケットの力の伝達経路を遮断する、または前記フロントスプロケットから前記ワンウェイクラッチを介して前記クランク軸に伝わる回転力で前記クランク軸が回転することを妨げる回転抑止手段と、
    を備え、
    前記ワンウェイクラッチは、前記フロントスプロケットに固定され、内周面に歯が形成されたアウターと、前記クランク軸に固定されたインナーとを含み、
    前記インナーには、前記アウター側に付勢されて前記アウターの内周面に接触すると共に、前記クランク軸が正方向に回転するときに前記歯に引っ掛かる爪が設けられ、
    前記回転抑止手段は、前記クランク軸に対して軸方向にスライド可能に取り付けられ、前記ワンウェイクラッチの前記爪が前記アウターの内周面に接触しないように前記爪を押える部材である、動自転車。
  5. ペダルが取り付けられたクランクアームが軸方向両端部に固定され、前記ペダルに加えられた人力駆動力により回転するクランク軸と、
    前記クランク軸に取り付けられたワンウェイクラッチと、
    前記クランク軸に対して回転可能に取り付けられ、前記ワンウェイクラッチを介して前記クランク軸の回転力が伝達されるフロントスプロケットと、
    前記ワンウェイクラッチを介した前記クランク軸と前記フロントスプロケットの力の伝達経路を遮断する、または前記フロントスプロケットから前記ワンウェイクラッチを介して前記クランク軸に伝わる回転力で前記クランク軸が回転することを妨げる回転抑止手段と、
    を備え、
    前記回転抑止手段は、前記クランク軸に固定され、該クランク軸の回転軸を偏心させる偏心部材である、動自転車。
  6. 人力駆動力に応じてモータから第1補助動力を出力する第1モードと、前記モータから第2補助動力を出力して押し歩く、または前記第2補助動力を出力して自走させる第2モードとを実行可能な電動自転車において、
    折り畳み可能な構造を有するペダルが取り付けられたクランクアームが軸方向両端部に固定され、前記ペダルに加えられた人力駆動力により回転するクランク軸と、
    前記クランク軸に取り付けられたワンウェイクラッチと、
    前記クランク軸に対して回転可能に取り付けられ、前記ワンウェイクラッチを介して前記クランク軸の回転力が伝達されるフロントスプロケットと、
    前記ワンウェイクラッチを介した前記クランク軸と前記フロントスプロケットの力の伝達経路を遮断する、または前記フロントスプロケットから前記ワンウェイクラッチを介して前記クランク軸に伝わる回転力で前記クランク軸が回転することを妨げる回転抑止手段と、
    を備え、
    前記ペダルが折り畳まれたときに、前記第2モードに移行するように構成されている、動自転車。
  7. 人力駆動力に応じてモータから第1補助動力を出力する第1モードと、前記モータから第2補助動力を出力して押し歩く、または前記第2補助動力を出力して自走させる第2モードとを実行可能な電動自転車において、
    ペダルが取り付けられたクランクアームが軸方向両端部に固定され、前記ペダルに加えられた人力駆動力により回転するクランク軸と、
    前記クランク軸に取り付けられたワンウェイクラッチと、
    前記クランク軸に対して回転可能に取り付けられ、前記ワンウェイクラッチを介して前記クランク軸の回転力が伝達されるフロントスプロケットと、
    前記ワンウェイクラッチを介した前記クランク軸と前記フロントスプロケットの力の伝達経路を遮断する、または前記フロントスプロケットから前記ワンウェイクラッチを介して前記クランク軸に伝わる回転力で前記クランク軸が回転することを妨げる回転抑止手段と、
    前記第2モードにおいて前記回転抑止手段を動かし、前記クランク軸の回転を妨げるように構成された制御装置と、
    を備えた、電動自転車用モータユニット。
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