JP7445563B2 - 固定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車の外部の物体を検出するセンサをガラスの内面に固定する固定装置に関する。
自動車のガラスの内面に固定されるカメラ、レーダなどのセンサが知られている。例えば特許文献1は、金属材料から構成された伝熱部材と、樹脂材料から構成され、伝熱部材に固定される支持部材と、を備えるブラケットを用いてセンサをガラスの内面に固定することを提案している。
特開2019-214361号公報
特許文献1においては、伝熱部材と支持部材とがインサート成型によって一体的に製造される。この場合、製造に要する費用や工数が大きくなりやすい。
本発明は、このような課題を効果的に解決し得る固定装置を提供することを目的とする。
本発明は、自動車の外部の物体を検出するセンサをガラスの内面に固定する固定装置であって、
第1方向において前記内面に対向する第1対向面を含み、前記センサと重なる第1部材と、
前記第1方向において前記内面に対向し、前記第1方向に沿って見た場合に前記第1対向面に隣接する第2対向面を含み、樹脂材料によって構成されている第2部材と、を備え、
前記第1部材は、前記第2部材の樹脂材料よりも高い熱伝導性を有する材料によって構成されており、
前記第1部材及び前記第2部材の一方は、高さ規制部を含み、前記第1部材及び前記第2部材の他方は、第1係止片を含み、
前記高さ規制部は、前記第1係止片に下側から接触する、固定装置である。
本発明による固定装置において、前記第1部材は、金属材料を含んでいてもよい。
本発明による固定装置において、前記第1部材及び前記第2部材の他方は、前記第1対向面又は前記第2対向面から下側に延びる第2係止片を含み、前記第1部材及び前記第2部材の一方は、前記第2係止片に上側から接触する締結部を含んでいてもよい。
本発明による固定装置において、前記第2部材が前記締結部を含み、前記締結部は、可撓性を有する可撓部と、前記可撓部に接続され、前記第2係止片に上側から接触する爪部と、を含む可撓爪を備えていてもよい。
本発明による固定装置において、前記第1部材及び前記第2部材の一方は、前記第1係止片に上側から接触する締結部を含んでいてもよい。
本発明による固定装置において、前記第2部材が前記締結部を含み、前記締結部は、可撓性を有する可撓部と、前記可撓部に接続され、前記第1係止片に上側から接触する爪部と、を含む可撓爪を備えていてもよい。
本発明による固定装置において、前記第1係止片は、前記第1対向面又は前記第2対向面から下側に延びる第1部分と、前記第1部分の下端に接続され、前記第1方向に交差する方向に延びる第2部分と、を備え、前記高さ規制部は、前記第1係止片の前記第2部分に下側から接触してもよい。
本発明による固定装置において、前記第1係止片は、前記第2部分から下側に延び、前記第1方向に交差する方向において前記高さ規制部に接触する第3部分を備えていてもよい。
本発明による固定装置において、前記第1部材が前記第1係止片を含み、前記第2部材が前記高さ規制部を含んでいてもよい。
本開示の実施形態によれば、容易に組み合わせることができる第1部材及び第2部材を備える固定装置を提供できる。
固定装置によってフロントガラスの内面に固定されているセンサを示す図である。 一実施形態による固定装置を示す斜視図である。 一実施形態による固定装置を示す平面図である。 一実施形態による固定装置を示す側面図である。 第1部材を示す斜視図である。 第1部材を示す斜視図である。 第2部材を示す斜視図である。 第2部材を示す斜視図である。 図4の固定装置をA-A方向から見た場合を示す断面図である。 図4の固定装置をB-B方向から見た場合を示す断面図である。 図4の固定装置をC-C方向から見た場合を示す断面図である。 固定装置の一変形例を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
図1は、自動車1の内部を示す図である。自動車1は、フロントガラス2を備える。フロントガラス2の内面3には、固定装置10によってセンサ5が固定されている。センサ5は、自動車1の外部の物体を検出する。センサ5は、カメラ、レーダ等である。
図示はしないが、センサ5及び固定装置10は、フロントガラス2以外のガラスの内面に固定されていてもよい。例えば、センサ5及び固定装置10は、リアガラスの内面に固定されていてもよい。
本願において、フロントガラス2などのガラスの内面3と固定装置10とが対向する方向を第1方向D1とも称する。第1方向D1において固定装置10から内面3に向かう側を上側D11とも称する。第1方向D1において内面3から固定装置10に向かう側を下側D12とも称する。
図1に示す例において、センサ5は前方を向いている。例えば、センサ5がカメラである場合、カメラのレンズが前方を向いている。本願において、センサ5が向いている側を前側D21とも称する。前側D21と反対の側を後側D22とも称する。前側D21及び後側D22を含む方向を第2方向D2とも称する。
(固定装置)
固定装置10について説明する。図2、図3及び図4はそれぞれ、一実施形態による固定装置を示す斜視図、平面図及び側面図である。
固定装置10は、第1部材20、第2部材40及び第3部材60を備える。第1部材20及び第2部材40は、フロントガラス2の内面3に対向する部材である。第1部材20は、第1方向D1において内面3に対向する第1対向面21を含む。第2部材40は、第1方向D1において内面3に対向する第2対向面41を含む。第2対向面41は、第1方向D1に沿って見た場合に第1対向面21に隣接している。第1対向面21及び第2対向面41の少なくとも一方は、内面3に接している。第1対向面21が内面3に接していてもよく、第2対向面41が内面3に接していてもよく、第1対向面21及び第2対向面41の両方が内面3に接していてもよい。なお「内面3に接している」とは、内面3と対向面との間に空気の層が存在しないことを意味する。対向面は、内面3に直接的に接していてもよく、接着層などを介して内面3に取り付けられていてもよい。
第3部材60は、センサ5を保持する部材である。第3部材60は、第1部材20又は第2部材40に固定される。本実施の形態において、第3部材60は第2部材40に固定される。図示はしないが、第3部材60は、第1部材20又は第2部材40と一体的に構成されていてもよい。
第2部材40は、樹脂材料によって構成されている。第2部材40の樹脂材料の例としては、PC樹脂(ポリカーボネート樹脂)、ABS樹脂(アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合合成樹脂)、ポリエステル樹脂、PC樹脂とABS樹脂の混合樹脂等の熱可塑性樹脂を挙げることができる。第2部材40は、ガラス繊維が配合されている樹脂材料によって構成されていてもよい。例えば、第2部材40は、ガラス繊維が配合されている、PBT(ポリブチレンテレフタレート)などのポリエステル樹脂を含んでいてもよい。第2部材40は、例えば射出成形法によって作製される。第3部材60も第2部材40と同様に樹脂材料によって構成されていてもよい。
一方、第1部材20は、第2部材40の樹脂よりも高い熱伝導性を有する材料によって構成されている。例えば、第1部材20は金属材料を含む。第1部材20の金属材料の例としては、アルミニウム、鉄等を挙げることができる。鉄を含む部材の例としては、SPCC、SPCEなどの冷間圧延鋼板を挙げることができる。固定装置10が第1部材20を備えることにより、センサ5において発生した熱を効率良く放出することができる。例えば、第1部材20の第1対向面21を介して熱をフロントガラス2に伝えることができる。
第2部材40の表面は放熱層によって構成されていてもよい。放熱層は、第2部材40の放熱性を高めるための層である。放熱層は、例えば、黒色の塗装を含む。放熱層を設けることにより、第2部材40の表面における光の反射を抑制したり、第2部材40の表面から放射される赤外線の量を増加させたりすることができる。
第1部材20及び第2部材40の構成について詳細に説明する。
(第1部材)
図2及び図3に示すように、第1部材20の第1対向面21の輪郭は、第1前縁22、第1後縁23、第1右縁24及び第1左縁25を含む。第1前縁22は前側D21に位置し、第1後縁23は後側D22に位置している。第1前縁22及び第1後縁23は、第2方向D2に交差する第3方向D3に延びている。第3方向D3は、第2方向D2に直交していてもよい。第1右縁24及び第1左縁25は、第1前縁22から第1後縁23に向かって第2方向D2に延びていてもよい。
図2及び図3に示すように、センサ5は、第1対向面21の輪郭の内側に位置している。すなわち、センサ5は第1対向面21に重なっている。このため、センサ5において発生した熱は、第1対向面21に伝わりやすい。
図2及び図3に示すように、第1対向面21には、下側D12に凹んだ第1凹部26が形成されていてもよい。第1凹部26は、第1前縁22に達するように広がっていてもよい。センサ5は、第1凹部26に位置していてもよい。例えば、センサ5は、第1凹部26の壁面に形成されている開口27に位置していてもよい。
(第2部材)
図2及び図3に示すように、第2部材40の第2対向面41の輪郭は、第2前縁42、第2後縁43、第2右縁44及び第2左縁45を含む第2前縁42は前側D21に位置し、第2後縁43は後側D22に位置している。第2前縁42及び第2後縁43は、第3方向D3に延びていてもよい。第2右縁44及び第2左縁45は、第2前縁42から第2後縁43に向かって第2方向D2に延びていてもよい。
図2及び図3に示すように、第2対向面41には開口46が形成されていてもよい。開口46は、第2前縁42に達するように広がっていてもよい。第1部材20は第2部材40の開口46に位置していてもよい。
開口46に沿う第2対向面41の輪郭は、例えば、後内縁47、右内縁48及び左内縁49を含む。後内縁47は、後側D22に位置している。右内縁48及び左内縁49は、後内縁47から第2前縁42に向かって第2方向D2に延びていてもよい。
第2部材40の後内縁47は、第1部材20の第1後縁23に隣接している。第2部材40の右内縁48は、第1部材20の第1右縁24に隣接している。第2部材40の左内縁49は、第1部材20の第1左縁25に隣接している。
図4に示すように、第3部材60は、第1部材20の下側D12に位置し、センサ5を支持する支持部材61を含んでいてもよい。支持部材61は、第2部材40に連結されていてもよい。
(第1部材と第2部材の組み立て)
次に、第1部材20と第2部材40の組み立てについて説明する。まずは、組み立てに関係する構成要素について説明する。
図5は、第1部材20を第1対向面21側から見た場合を示す斜視図である。図6は、第1部材20を第1対向面21の反対側から見た場合を示す斜視図である。
第1部材20は、第1係止片31を含む。第1係止片31は、第2部材40の後述する高さ規制部51に接触する。第1部材20は、複数の第1係止片31を含んでいてもよい。第1係止片31は、第1対向面21の外縁に位置していてもよい。本実施の形態においては、2つの第1係止片31が第1後縁23に位置し、1つの第1係止片31が第1右縁24に位置し、1つの第1係止片31が第1左縁25に位置している。
第1係止片31は、例えば、第1対向面21から下側D12に延びる第1部分311と、第1部分311の下端に接続され、第1方向D1に交差する方向に延びる第2部分312と、を備える。第1後縁23に位置する第1係止片31の第2部分312は、第2方向D2において後側D22に延びていてもよい。第1右縁24及び第1左縁25に位置する第1係止片31の第2部分312は、第3方向D3において外側に延びていてもよい。
第1係止片31は、第2部分312から下側D12に延びる第3部分313を備えていてもよい。図5及び図6の例においては、第1後縁23に位置する第1係止片31が第3部分313を含んでいる。
第1部材20は、第2係止片32を含んでいてもよい。第2係止片32は、第2部材40の後述する締結部52に接触する。第1部材20は、複数の第2係止片32を含んでいてもよい。第2係止片32は、第1対向面21の外縁に位置していてもよい。本実施の形態においては、1つの第2係止片32が、第1後縁23において2つの第1係止片31の間に位置している。
第2係止片32は、例えば、第1対向面21から下側D12に延びる第1部分321と、第1部分321の下端に接続され、第1方向D1に交差する方向に延びる第2部分322と、を備える。第2部分322は、第2方向D2において後側D22に延びていてもよい。
図7は、第2部材40を第2対向面41側から見た場合を示す斜視図である。図8は、第2部材40を第2対向面41の反対側から見た場合を示す斜視図である。
第2部材40は、第1部材20の第1係止片31に下側から接触する高さ規制部51を含む。第2部材40は、複数の高さ規制部51を含んでいてもよい。本実施の形態においては、2つの高さ規制部51が後内縁47に位置し、1つの高さ規制部51が右内縁48に位置し、1つの高さ規制部51が左内縁49に位置している。
第1係止片31に下側から接触することができる限りにおいて、高さ規制部51の構成は任意である。
例えば図7に示すように、第2部材40は、後内縁47から下側D12に延びる後壁56を含んでいてもよい。第1部材20の第1係止片31と隣接する後壁56の領域には開口57が形成されていてもよい。この開口57の下端が、第1係止片31に下側から接触する高さ規制部51として機能してもよい。
また、図7に示すように、第2部材40は、右内縁48及び左内縁49から下側D12に延びる側壁58を含んでいてもよい。第1部材20の第1係止片31と隣接する側壁58の領域には、第3方向D3において外側に凹んだ凹部59が形成されていてもよい。この凹部59の下側の壁面が、第1係止片31に下側から接触する高さ規制部51として機能してもよい。
第1部材20が第2係止片32を含む場合、第2部材40は、第2係止片32に上側から接触する締結部52を含む。第2部材40は、複数の締結部52を含んでいてもよい。
第2係止片32に上側から接触することができる限りにおいて、締結部52の構成は任意である。例えば図7に示すように、締結部52は、可撓性を有する可撓部531と、可撓部531に接続され、第2係止片32に上側から接触する爪部532と、を含む可撓爪53を備えていてもよい。可撓部531と爪部532とは一体的に構成されていてもよい。図7に示す例において、可撓部531は、後壁56に沿って上側D11に延びる板であり、爪部532は、可撓部531の上端に接続されている。この場合、第2方向D2において可撓部531に力が加えられると、可撓部531は撓むことができる。
次に、第1部材20と第2部材40とを組み立てる方法を、図9~図11を参照して説明する。図9は、図4の固定装置をA-A方向から見た場合を示す断面図である。図9の切断線は、第1部材20の第1後縁23に位置する第1係止片31を通る。図10は、図4の固定装置をB-B方向から見た場合を示す断面図である。図10の切断線は、第1部材20の第1後縁23に位置する第2係止片32を通る。図11は、図4の固定装置をC-C方向から見た場合を示す断面図である。図11の切断線は、第1部材20の第1右縁24及び第1左縁25に位置する第1係止片31を通る。
第1部材20を第2部材40に取り付ける方法の一例を説明する。まず、第2部材40の開口46の上側D11に第1部材20を配置する。続いて、第1部材20の第1前縁22を開口46に挿入し、その後、第1部材20の第1後縁23、第1右縁24及び第1左縁25を上方から開口46に挿入してもよい。若しくは、第1部材20の第1後縁23を開口46に挿入し、その後、第1部材20の第1前縁22、第1右縁24及び第1左縁25を上方から開口46に挿入してもよい。
第1部材20の第1後縁23に位置する第1係止片31は、図9に示すように、第2部材40の後内縁47に位置する高さ規制部51に接触する。例えば、後壁56の開口の下端からなる高さ規制部51が、第1係止片31の第2部分312に下側から接触する。これにより、第1方向D1における第1部材20の位置の下限が定まる。
第1部材20の第1右縁24及び第1左縁25に位置する第1係止片31も、図11に示すように、第2部材40の右内縁48及び左内縁49に位置する高さ規制部51に接触する。例えば、側壁58の凹部59の壁面からなる高さ規制部51が、第1係止片31の第2部分312に下側から接触する。これによっても、第1方向D1における第1部材20の位置の下限が定まる。
第1部材20の第1後縁23に位置する第1係止片31は、図9に示すように、第2方向D2において第2部材40に接触していてもよい。例えば、第1係止片31の第3部分313が、第2部材40の後壁56の外面に接触していてもよい。これにより、第2方向D2において第1部材20が前側D21に移動することを抑制できる。
第1部材20の第1後縁23に位置する第2係止片32は、図10に示すように、第2部材40の締結部52に接触する。例えば、締結部52を構成する可撓爪53の爪部532が、第2係止片32の第2部分322に上側から接触する。これにより、第1方向D1において第1部材20が上側D11に移動することを抑制できる。
図11に示すように、第1部材20の第1係止片31の第2部分312の端部が第3方向D3において第2部材40の側壁58に隣接していてもよい。第2部分312が側壁58に接触することにより、第3方向D3において第1部材20が移動することを抑制できる。
図2及び図3に示すように、第2部材40の右内縁48及び左内縁49には、内側に突出する突起55が形成されていてもよい。この場合、突起55が第1部材20の第1右縁24及び第1左縁25に接触することにより、第3方向D3において第1部材20が移動することを抑制できる。
(本実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、第1係止片31、高さ規制部51などを利用することにより、第1部材20と第2部材40を組み立てることができる。このため、組み立てられた第1部材20及び第2部材40をフロントガラス2の内面3に固定することができる。従って、第1部材20及び第2部材40を別々に内面3に固定する場合に比べて、固定装置10の内面3への固定が容易になる。また、上述の特許文献1のようにインサート成型を用いる場合に比べて、固定装置10の製造に要する費用や工数を削減できる。
また、本実施の形態によれば、第1係止片31及び高さ規制部51を利用することにより、第1方向D1における第1部材20の第1対向面21と第2部材40の第2対向面41との位置関係を容易に調整できる。例えば、第1対向面21と第2対向面41との間に段差が存在するよう、第2対向面41を第1対向面21よりも上側D11に位置付けることができる。この場合、第2対向面41が内面3に接し、第1対向面21と内面3との間には空気の層が存在してもよい。
また、本実施の形態によれば、第1部材20の第1係止片31が第2部分312を含むことにより、第2部材40の高さ規制部51が下側から第2部分312に安定して接触できる。このため、第1方向D1における第1部材20の位置を安定に定めることができる。
また、本実施の形態によれば、第1部材20の第1係止片31が第3部分313を含むことにより、第2方向D2において第1部材20が前側D21に移動することを抑制できる。このため、第1部材20が第2方向D2において第2部材40から抜け落ちることを抑制できる。
また、本実施の形態によれば、第1部材20が第2係止片32を含み、第2部材40が、第2係止片32に上側から接触する締結部52を含むことにより、第1方向D1において第1部材20が上側D11に移動することを抑制できる。このため、第1部材20が第1方向D1において第2部材40から抜け落ちることを抑制できる。また、締結部52が可撓爪53を含む場合、第1部材20を第2部材40に取り付ける時に、締結部52が後側D22へ撓むことができる。このため、第1部材20を第2部材40に取り付ける作業が容易になる。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、必要に応じて図面を参照しながら、変形例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。また、上述した実施の形態において得られる作用効果が変形例においても得られることが明らかである場合、その説明を省略することもある。
(第1の変形例)
図12は、固定装置10の一変形例を示す斜視図である。図12に示すように、固定装置10は、第1部材20、第2部材40及び第3部材60を下方から覆うカバー70を備えていてもよい。
(第2の変形例)
上述の実施の形態においては、第1部材20が第1係止片31を備え、第2部材40が、第1係止片31に下側から接触する高さ規制部51を備える例を示した。図示はしないが、第2部材40が第1係止片31を備え、第1部材20が、第1係止片31に下側から接触する高さ規制部51を備えていてもよい。この場合も、インサート成型を用いる場合に比べて、固定装置10の製造に要する費用や工数を削減できる。また、第1方向D1における第1部材20の第1対向面21と第2部材40の第2対向面41との位置関係を容易に調整できる。
(第3の変形例)
上述の実施の形態においては、締結部52が、第2係止片32に上側から接触する例を示した。例えば、締結部52を構成する可撓爪53の爪部532が、第2係止片32の第2部分322に上側から接触する例を示した。図示はしないが、締結部52は、第1係止片31に上側から接触してもよい。例えば、締結部52を構成する可撓爪53の爪部532が、第1係止片31の第2部分312に上側から接触してもよい。この場合、第1係止片31の第2部分312は、高さ規制部51によって下側から支持され、締結部52によって上側から押さえられる。
1 自動車
2 フロントガラス
3 内面
5 センサ
10 固定装置
20 第1部材
21 第1対向面
31 第1係止片
311 第1部分
312 第2部分
313 第3部分
32 第2係止片
321 第1部分
322 第2部分
40 第2部材
41 第2対向面
51 高さ規制部
52 締結部
53 可撓爪
531 可撓部
532 爪部
60 第3部材
70 カバー

Claims (9)

  1. 自動車の外部の物体を検出するセンサをガラスの内面に固定する固定装置であって、
    第1方向において前記内面に対向する第1対向面を含み、前記センサと重なる第1部材と、
    前記第1方向において前記内面に対向し、前記第1方向に沿って見た場合に前記第1対向面に隣接する第2対向面を含み、樹脂材料によって構成されている第2部材と、を備え、
    前記第1部材は、前記第2部材の樹脂材料よりも高い熱伝導性を有する材料によって構成されており、
    前記第2部材の前記第2対向面には開口が形成されており、
    前記第1部材の前記第1対向面は、前記第2部材の前記第2対向面の前記開口に位置しており、
    前記第1部材及び前記第2部材の一方は、高さ規制部を含み、前記第1部材及び前記第2部材の他方は、第1係止片を含み、
    前記高さ規制部は、前記第1係止片に下側から接触する、固定装置。
  2. 前記第1部材は、金属材料を含む、請求項1に記載の固定装置。
  3. 自動車の外部の物体を検出するセンサをガラスの内面に固定する固定装置であって、
    第1方向において前記内面に対向する第1対向面を含み、前記センサと重なる第1部材と、
    前記第1方向において前記内面に対向し、前記第1方向に沿って見た場合に前記第1対向面に隣接する第2対向面を含み、樹脂材料によって構成されている第2部材と、を備え、
    前記第1部材は、前記第2部材の樹脂材料よりも高い熱伝導性を有する材料によって構成されており、
    前記第1部材及び前記第2部材の一方は、高さ規制部を含み、前記第1部材及び前記第2部材の他方は、第1係止片を含み、
    前記高さ規制部は、前記第1係止片に下側から接触し、
    前記第1部材及び前記第2部材の他方は、前記第1対向面又は前記第2対向面から下側に延びる第2係止片を含み、前記第1部材及び前記第2部材の一方は、前記第2係止片に上側から接触する締結部を含む、固定装置。
  4. 前記第2部材が前記締結部を含み、
    前記締結部は、可撓性を有する可撓部と、前記可撓部に接続され、前記第2係止片に上側から接触する爪部と、を含む可撓爪を備える、請求項3に記載の固定装置。
  5. 自動車の外部の物体を検出するセンサをガラスの内面に固定する固定装置であって、
    第1方向において前記内面に対向する第1対向面を含み、前記センサと重なる第1部材と、
    前記第1方向において前記内面に対向し、前記第1方向に沿って見た場合に前記第1対向面に隣接する第2対向面を含み、樹脂材料によって構成されている第2部材と、を備え、
    前記第1部材は、前記第2部材の樹脂材料よりも高い熱伝導性を有する材料によって構成されており、
    前記第1部材及び前記第2部材の一方は、高さ規制部を含み、前記第1部材及び前記第2部材の他方は、第1係止片を含み、
    前記高さ規制部は、前記第1係止片に下側から接触し、
    前記第1部材及び前記第2部材の一方は、前記第1係止片に上側から接触する締結部を含む、固定装置。
  6. 前記第2部材が前記締結部を含み、
    前記締結部は、可撓性を有する可撓部と、前記可撓部に接続され、前記第1係止片に上側から接触する爪部と、を含む可撓爪を備える、請求項5に記載の固定装置。
  7. 自動車の外部の物体を検出するセンサをガラスの内面に固定する固定装置であって、
    第1方向において前記内面に対向する第1対向面を含み、前記センサと重なる第1部材と、
    前記第1方向において前記内面に対向し、前記第1方向に沿って見た場合に前記第1対向面に隣接する第2対向面を含み、樹脂材料によって構成されている第2部材と、を備え、
    前記第1部材は、前記第2部材の樹脂材料よりも高い熱伝導性を有する材料によって構成されており、
    前記第1部材及び前記第2部材の一方は、高さ規制部を含み、前記第1部材及び前記第2部材の他方は、第1係止片を含み、
    前記高さ規制部は、前記第1係止片に下側から接触し、
    前記第1係止片は、前記第1対向面又は前記第2対向面から下側に延びる第1部分と、前記第1部分の下端に接続され、前記第1方向に交差する方向に延びる第2部分と、を備え、
    前記高さ規制部は、前記第1係止片の前記第2部分に下側から接触する、固定装置。
  8. 前記第1係止片は、前記第2部分から下側に延び、前記第1方向に交差する方向において前記高さ規制部に接触する第3部分を備える、請求項7に記載の固定装置。
  9. 前記第1部材が前記第1係止片を含み、前記第2部材が前記高さ規制部を含む、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の固定装置。
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