JP7444983B2 - 立体表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、立体表示装置、及び円偏光眼鏡に関する。
立体的に見える画像を表示することができる立体表示装置が知られている。例えば、特許文献1には、2つのモニタ、円偏光フィルタ、ハーフミラーを備える立体表示装置が開示されている。この立体表示装置は、2つのモニタからそれぞれ送出された映像光を、円偏光フィルタを用いて円偏光に変換し、ハーフミラーを用いて重ね合わせることにより、立体的に見える画像を表示する装置である。円偏光メガネをかけた観察者は、表示された画像を立体的な画像として視認することができる。
特開2001-42261号公報
特許文献1に開示されている立体表示装置は、映像光が円偏光フィルタ、ハーフミラーを経由して観察者に届くまでの間に、偏光状態が崩れてしまうことがある。これにより、円偏光メガネをかけた観察者が特許文献1に開示されている立体表示装置で立体映像を見た場合、右目で見るべき映像光が左目で見え、左目で見るべき映像光が右目で見える、いわゆるクロストークが発生する。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、クロストークの発生が少ない立体表示装置及び円偏光眼鏡を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、[1]本発明に係る立体表示装置は、直線偏光の第一画像光を出力する第一画像表示部と、直線偏光の第二画像光を出力する第二画像表示部と、前記第一画像表示部から出力された第一画像光を変調して第一楕円偏光に変換する第一位相差板と、前記第二画像表示部から出力された第二画像光を変調して前記第一楕円偏光の回転方向と同一の方向に回転する第二楕円偏光に変換する第二位相差板と、前記第一楕円偏光を透過し前記第一楕円偏光を前記第一楕円偏光の回転方向と同一方向に回転する第一円偏光にし、前記第二楕円偏光を反射し前記第二楕円偏光を前記第二楕円偏光の回転方向と逆方向に回転する第二円偏光にするハーフミラーと、を備え、前記第一画像表示部と前記第二画像表示部とは、前記第一画像表示部の画像を表示する画像表示面と前記第二画像表示部の画像を表示する画像表示面とがあらかじめ定められた角度をなして配置され、前記ハーフミラーは、前記第一画像光と前記第二画像光とが交差する領域に、前記第一画像表示部の画像表示面と前記第一画像表示部に面している前記ハーフミラーの面とがなす角度と前記第二画像表示部の画像表示面と前記第二画像表示部に面している前記ハーフミラーの面とがなす角度が等しくなるように配置されている。
また、[2]前記第一位相差板と前記第二位相差板は、基材と前記基材の上に配向層と液晶層がこの順で積層された構成を有してもよい。
また、[3]前記第一位相差板のリタデーション値が136nm~165nmであり、前記第二位相差板のリタデーション値が72nm~114nmである、ようにしてもよい。
また、[4]前記ハーフミラーは、基材と該基材に積層されたクロム層とを備えてもよい。
また、[5][1]から[4]のいずれかに記載の立体表示装置と共に用いる円偏光眼鏡であって、前記円偏光眼鏡を構成するレンズは、偏光板とλ/4位相差フィルムが積層された構成を有している。
本発明によれば、クロストークの発生が少ない立体表示装置、及び円偏光眼鏡を提供することができる。
実施形態の立体表示装置の概略構成図である。 位相差板の遅相軸と偏光板の透過軸との関係を説明する図である。 図1に示すハーフミラーにおいて、第一画像光及び第二画像光の透過及び反射の状態を説明するための概略構成図である。 円偏光眼鏡の右目レンズと左目レンズの構成を説明する図である。 図1に示す立体表示装置おいて、立体画像を表示する作用を説明するための概略構成図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、単に「実施形態」という。)について詳細に説明する。以下の実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明を以下の内容に限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨の範囲内で適宜に変形して実施できる。
以下、図1、図2を参照して実施形態に係る立体表示装置100の構成を説明する。
図1に示すように、立体表示装置100は、制御部90と、第一画像表示部110と、第二画像表示部120と、第一位相差板112と、第二位相差板122と、ハーフミラー130、を備える。
制御部90は、第一画像表示部110と第二画像表示部120に接続され、外部から供給される画像データに基づいて、第一画像表示部110に表示対象物の右視差画像の画像データを、第二画像表示部120に表示対象物の左視差画像の画像データを供給する。なお、右視差画像と左視差画像は、それぞれ、表示対象物を右側の視点から観察した画像と左側の視点で観察した画像である。
第一画像表示部110と第二画像表示部120は、制御部90から供給された画像データに従って、表示対象物の視差画像を画像表示面114と画像表示面124にそれぞれ表示する。以下、画像表示面114と画像表示面124とから出射し、表示画像を内包する光を、それぞれ第一画像光151及び第二画像光152と呼ぶ。
画像表示面114と画像表示面124には偏光板116と偏光板126(図1では図示せず)がそれぞれ設けられている。偏光板116及び偏光板126の透過軸の方向は、第一画像表示部110及び第二画像表示部120を鉛直方向に直立させた場合において、鉛直方向と平行である。
第一画像表示部110と第二画像表示部120は、それぞれ、液晶表示パネル、偏光板が設けられた有機EL(Electro-Luminescence)パネル等の表示装置から構成される。
第一位相差板112と第二位相差板122は、それぞれ基材の上に配向層が形成され、その上に液晶層が形成されている構成を有する。基材の形状はフィルム状又は板状である。基材の厚さは、生産性の観点から0.01~10mmである。基材を構成する材料は、透明度が高く、複屈折率が低い、光学的に優れた材料であれば特に限定されない。例えば、シクロオレフィンポリマー(COP)、シクロオレフィンコポリマー(COC)などのシクロオレフィン系ポリマー、トリアセチルセルロース(TAC)系ポリマー、ガラスなどが挙げられる。寸法安定性の観点から好ましくはガラスである。配向層を構成する材料は、公知の光配向性化合物を用いることができる。光配向性化合物としては、光分解型、光二量化型、光異性化型などの化合物が挙げられる。配向層の厚さは、液晶層を構成する液晶分子の配向を制御する観点から0.001~10μmである。液晶層を構成する材料は、紫外線や熱によって硬化する液晶ポリマーであれば特に限定されない。好ましい液晶ポリマーとしては、第一画像光151及び第二画像光152の偏光状態を変調する観点からリニアな液晶ポリマーである。このリニアな液晶ポリマーの一部分の液晶分子が、ガラス板の主平面(XY平面方向)に平行に配列していることにより、画像光の偏光状態を効率よく変調させることができる。液晶層の厚さは、偏光状態を効率的に変調する観点から0.1~20μmである。位相差板のリタデーション値は、配向層の厚さ、液晶層の厚さを変えることにより調整される。
第一位相差板112及び第二位相差板122は、配向層と液晶層とを備える位相差板だけではなく、ポリカーボネートフィルムを延伸して形成される位相差板も用いることができる。この場合の位相差板のリタデーション値は、ポリカーボネートフィルムの延伸の度合いを調整することで、調整できる。
ハーフミラー130は、図1の円1に示すように、基材135と、基材135の上に形成されたハーフミラー層136とを備える。ハーフミラー130は、入射する光の一部を透過し、一部を反射する機能を有する。基材135を構成する材質は、寸法安定性の観点から好ましくはガラスである。基材135の厚さは、生産性の観点から0.01~10mmである。ハーフミラー層136を構成する材質は、金、銀、アルミニウム、クロムなどの金属であり、耐久性の観点から、好ましくはクロムである。ハーフミラー層136の厚さは、入射した光から十分な反射を得るという観点から0.5nm~50nmである。ハーフミラー層136は、例えば金属を基材135の表面に蒸着させることで得られる。
ハーフミラー層136は、SiO、Ta、TiO、Y、ZnSe、ZnS、ZrOなどから構成される高屈折率の誘電体薄膜と、Al、CaF、MgF、MgO、SiO、Siなどから構成される低屈折率の誘電体薄膜とが交互に複数積層された誘電体多層膜から構成されてもよい。
次に、立体表示装置100を構成する各部の光学的な配置について説明する。
第一画像表示部110と第二画像表示部120とは、画像表示面114と画像表示面124とが角度γをなすように配置される。角度γは、第一画像表示部110と第二画像表示部120から出射された画像光を、ハーフミラー130を介して、観察者170に多く届ける観点から、85°~100°であり、90°~100°であることが好ましい。立体表示装置100を小型にする観点から角度γは90°であることがより好ましい。
ハーフミラー130は、第一画像表示部110と第二画像表示部120とからそれぞれ出射された第一画像光151と第二画像光152とが交差する領域に配置されている。ハーフミラー130は、基材135の表面131又はハーフミラー層136の表面133のどちらが観察者170に向いて配置されてもよい。第一画像表示部110から出射される第一画像光151の輝度を抑える観点から、ハーフミラー層136の表面133が観察者170を向くように配置されることが好ましい。
ハーフミラー130と、第一画像表示部110と、第二画像表示部120と、の位置関係は、α=β=γ/2の式で表される。角度αは、画像表示面114とハーフミラー130とがなす角度である。角度βは、画像表示面124とハーフミラー130とがなす角度である。角度αと角度βは等しくなるように設定されている。ただし、ここで角度αと角度βが等しいとは、角度αと角度βとが幾何学的に完全に等しいことを意味せず、光学的にほぼ等しい効果が得られる程度に等しければよい。従って、角度α、β共に±10°程度のズレは許容範囲である。図1に示す角度γは90°、角度α、角度βはそれぞれ45°である。
第一位相差板112は、画像表示面114に載置されている。第一位相差板112を構成する液晶層を保護する観点から、第一位相差板112を構成する液晶層の面は、画像表示面114に対向するように載置されていることが好ましい。第二位相差板122は、画像表示面124に配置されている。第二位相差板122を構成する液晶層を保護する観点から、第二位相差板122を構成する液晶層の面は、画像表示面124と対向するように載置されていることが好ましい。
位相差板の遅相軸と画像表示面の上に設けられている偏光板の透過軸との関係を、図2を用いて説明する。第一位相差板112は、第一画像表示部110に設けられている偏光板116の透過軸117に対して、第一位相差板112の遅相軸113が時計回りに40°~50°、望ましくは45°傾いて載置されている。第二位相差板122は、第二画像表示部120に設けられている偏光板126の透過軸127に対して、第二位相差板122の遅相軸123が時計回りに40°~50°、望ましくは45°傾いて配置されている。
第一位相差板112を画像表示面114に固定する方法としては、第一位相差板112の外周部と第一画像表示部110の外周部とを留め具又は接着剤を使って固定する方法、画像表示面114の表面に液状の接着剤を塗布して第一位相差板112を載置して固定する方法、画像表示面114の表面に接着シート又は粘着シートを貼り合わせて、その上に第一位相差板112を載置して固定する方法等が挙げられる。液状の接着剤、接着シート又は粘着シートを構成する材料は、透明性、耐候性、及び耐光性の観点からアクリル樹脂系樹脂組成物が好ましい。第二位相差板122を画像表示面124に固定する方法としては、第一位相差板112を画像表示面114に固定する方法と同じ方法が挙げられる。
次に、第一画像光151及び第二画像光152の透過及び反射の状態を、図3を用いて説明する。第一画像光151は、第一画像表示部110から出射し、第一位相差板112を通過し、円2に示すように表面131からハーフミラー130を構成する基材135に入射し、ハーフミラー層136を通過して表面133から出射する。そして、第一画像光151は、円偏光眼鏡160を介して観察者170に到達する。第一画像光151は、ハーフミラー130を通過することにより、通過する前に比べて、輝度が減衰する。
第二画像光152は、第二画像表示部120から出射し、第二位相差板122を通過し、円2に示すようにハーフミラー層136の表面133で反射して、円偏光眼鏡160を介して観察者170に到達する。第二画像光152は、ハーフミラー層136の表面133で反射することにより、反射する前に比べて、輝度が減衰する。
ハーフミラー130を通過した第一画像光151の輝度は、ハーフミラー層136を構成する材質の違いにより、ハーフミラー層136の表面133で反射した第二画像光152の輝度よりも低くなったり、高くなったりする。この場合、観察者170が第一画像光151の輝度と第二画像光152の輝度がほぼ等しい輝度であると認識できるように、第一画像表示部110から出射される第一画像光151の輝度と第二画像表示部120から出射される第二画像光152の輝度を調整することが好ましい。
次に、立体表示装置100と一緒に使用する円偏光眼鏡160の構成と機能を、図4を用いて説明する。円偏光眼鏡160は、右目レンズ161と左目レンズ162を有する。
右目レンズ161は、偏光板182とλ/4位相差フィルム180が積層された構成を有する。右目レンズ161は、観察者170側に偏光板182が配置されるように、円偏光眼鏡160に取り付けられている。λ/4位相差フィルム180の遅相軸181は、観察者170から見て、鉛直方向に対して時計回りに45°傾いている。偏光板182は、その吸収軸が鉛直、透過軸183が水平(鉛直方向に対して直交)となるように配置されている。
左目レンズ162は、偏光板186とλ/4位相差フィルム184が積層された構成を有する。左目レンズ162は、観察者170側に偏光板186が配置されるように、円偏光眼鏡160に取り付けられている。λ/4位相差フィルム184の遅相軸185は、観察者170から見て、λ/4位相差フィルム180の遅相軸181に対して直交している。即ち、遅相軸185は、観察者170から見て、鉛直方向に対して反時計回りに45°傾いている。偏光板186は、その吸収軸が鉛直、透過軸187が水平(鉛直方向に対して直交)となるように配置されている。
次に、立体表示装置100が立体的に見える画像を表示する動作を図5を用いて説明する。
なお、以下の動作説明において、第一画像光151と第二画像光152の偏光状態は、観察者170が最も感度の高い波長、例えば、可視光領域のほぼ中央部の緑色の波長である550nm程度を基準とすることが望ましい。ただし、これに限定されるものではなく、他の波長を基準としてもよい。
画像表示面114から出射した直後の第一画像光151は、画像表示面114に設けられた偏光板116(図5では図示せず)を通過することで、その透過軸117の方向と同じ方向に振動する直線偏光になる。この直線偏光は、第一位相差板112を通過すると、第一位相差板112の遅相軸113を通過する偏光成分の位相が遅れて、長軸が偏光板116の透過軸117に直交する右回りの楕円偏光に変調される。この楕円偏光の長軸と短軸のサイズ比は1.5:1となる。この楕円偏光が、ハーフミラー130を通過すると、入射角がほぼ45°であるため、楕円偏光のs偏光成分とp偏光成分の強度比が1.0に近づき、右回りの円偏光となる。
画像表示面124から出射した直後の第二画像光152は、画像表示面124に設けられた偏光板126(図5では図示せず)を通過することで、その透過軸127の方向と同じ方向に振動する直線偏光になる。この直線偏光は、第二位相差板122を通過すると、第二位相差板122の遅相軸123を通過する偏光成分の位相が遅れて、長軸が偏光板126の透過軸127に平行で右回りの楕円偏光に変調される。この楕円偏光の長軸と短軸のサイズ比は2.6:1となる。この楕円偏光が、ハーフミラー130のハーフミラー層136で反射すると、楕円偏光の回転方向が逆転し、さらに、入射角がほぼ45°であるため、それと同時にs偏光成分とp偏光成分の強度比が1.0に近づき、左回りの円偏光となる。
右回りの円偏光151が右目レンズ161のλ/4位相差フィルム180を通過すると、右回りの円偏光151の位相がずれ、振動方向が水平方向の直線偏光に変調される。偏光板182の透過軸183もほぼ水平であるため、直線偏光151は、偏光板182を通過し、右目171に到達する。一方、左回りの円偏光152が右目レンズ161のλ/4位相差フィルム180を通過すると、円偏光152の位相がずれ、振動方向が鉛直方向の直線偏光に変調される。偏光板182は、その透過軸183が水平方向、吸収軸が鉛直方向であるため、直線偏光152は、偏光板182に吸収され、右目171には到達しない。従って、観察者170は、右目171で、第一画像光151のみを視認することができる。
左回りの円偏光152が左目レンズ162のλ/4位相差フィルム184を通過すると、左回りの円偏光152の位相がずれ、振動方向が水平方向の直線偏光に変調される。偏光板186の透過軸187もほぼ水平であるため、直線偏光152は、偏光板186を通過し、左目172に到達する。一方、右回りの円偏光151が左目レンズ162のλ/4位相差フィルム184を通過すると、円偏光151の位相がずれ、振動方向が鉛直方向の直線偏光に変調される。偏光板186は、その透過軸187が水平方向、吸収軸が鉛直方向であるため、直線偏光151は、偏光板186に吸収され、左目172には到達しない。従って、観察者170は、左目172で、第二画像光152のみを視認することができる。
第一画像光151は表示対象物の右視差画像を内包し、第二画像光152は表示対象物の左視差画像を内包する。観察者170は、左視差画像と右視差画像とを脳内で合成して、立体画像を認識する。
以上、実施形態として、立体表示装置100及び円偏光眼鏡160を説明した。偏光板、位相差板、及びハーフミラーの配置角度などは、適宜変更可能である。また、各部の構成は、同様の機能を実現可能なものに変更可能である。
例えば、上記実施の形態では、第一画像光151を右回りの円偏光に、第二画像光152を左回りの円偏光に、変調したが、第一画像光151を左回りの円偏光に、第二画像光152を右回りの円偏光に変調してもよい。この場合、円偏光眼鏡160の右目レンズ161は左回りの円偏光を透過するように構成され、左目レンズ162は右回りの円偏光を透過するように構成される。
また、各偏光板と位相差板の配置関係は適宜変更可能である。例えば、偏光板116と第一位相差板112の光学配置は、ハーフミラー130により楕円偏光の回転方向と同一方向(第1の回転方向)の円偏光を生成できるならば、任意に設定可能である。同様に、偏光板126と第二位相差板122の光学配置は、ハーフミラー130により第1の回転方向とは逆方向の第2の回転方向の円偏光を生成できるならば、任意に設定可能である。円偏光眼鏡160の右目レンズ161、左目レンズ162を構成する位相差フィルム180、位相差フィルム184と偏光板182、偏光板186の光学的配置についても同様である。
また、第一位相差板112と第二位相差板122のリタデーション値は、他の部材の光学的特性に応じて、適宜調整可能である。例えば、ハーフミラー130を構成するハーフミラー層136がクロム層から構成される場合、第一位相差板112のリタデーション値は、クロストークを2.0%以下に抑える観点から136nm~165nmの範囲であることが好ましく、クロストークを1.0%以下に抑える観点から136~156nmの範囲であることがより好ましい。第二位相差板122のリタデーション値は、クロストークを2.0%以下に抑える観点から72~114nmの範囲であることが好ましく、クロストークを1.0%以下に抑える観点から82~103nmの範囲であることがより好ましい。
以下の実施例及び比較例により本発明を更に詳しく説明するが、本発明は以下の実施例により何ら限定されるものではない。
実施例及び比較例における装置及び材料として、具体的には以下のものを用いた。
(1)液晶表示部(液晶モニタ)
画像表示部として液晶モニタを使用した。液晶モニタは、32インチ(画面サイズ 画面横幅(長辺)70.71cm、画面縦幅(短辺)39.83cm)、IPS(In Plane Swhiching)タイプであり、液晶モニタの表面に設けられた偏光板の透過軸が液晶モニタの短辺に対して平行であるものを使用した。
(2)ハーフミラー
ハーフミラー130は、厚さ2.7mmのソーダガラス基板の表面にクロムが蒸着されたものであり、透過率が33%、反射率が24%であるものを使用した。
(3)位相差板
位相差板は、ガラス基板の上に、配向層と液晶層が、この順で積層されたものを使用した。リタデーション値が72nmの位相差板は以下のように作製した。
<位相差板(リタデーション値 72nm)>
厚さが0.7mm、32インチ(画面横幅(長辺)70.71cm、画面縦幅(短辺)39.83cm)のガラス基板上に、乾燥後の厚さが0.1μmとなるように二量化タイプポリマー(ROLIC社製、ROP-212)を塗布した。塗布されたポリマーを乾燥させた後、その表面に、積算光量が150mJ/cmとなるまで所定の紫外線を照射し、配向層を得た。照射した紫外線は紫外線B波(UVB280nm~320nm)の直線偏光である。この直線偏光の振動する方向の角度は、塗布した面から見て、ガラス基板の短辺方向に対して反時計回りに45°である。
次に、配向層の上に、乾燥後の厚さが0.40μmとなるように、棒状液晶ポリマー(MERCK社製、RMS03-013C)を塗布した。その後に、紫外線A波(UVA320nm~400nm)を積算光量が1200mJ/cmとなるまで照射し、液晶層を得た。
得られた位相差板のリタデーション値を測定した。
ここで、リタデーション値とは、進相軸と遅相軸における位相差をいう。リタデーション値を、位相差測定装置(王子計測機器社製、KOBRA-CCD)を、波長590nmの光を位相差板に照射して計測した。計測する箇所は位相差板の中央、両端の3点であり、平均値(X)を求める。次に、その平均値(X)を下記数式(1)に代入し、550nmにおけるリタデーション値(Y)を算出する。
Y=1.03×X・・・(1)
X・・・590nmにおけるリタデーション値
Y・・・550nmにおけるリタデーション値
位相差板の遅相軸の角度は、液晶層側から見て、ガラス基板の短辺方向に対して反時計回りに45°であった。また、550nmにおけるリタデーション値は72nmであった。
<位相差板(リタデーション値 82nm)>
液晶層の乾燥後の厚さが0.45μmとなるように、配向層上に棒状液晶ポリマーを塗布した以外は、位相差板(リタデーション値 72nm)を作製した手順と同様の手順で作製した。
<位相差板(リタデーション値 89nm)>
液晶層の乾燥後の厚さが0.49μmとなるように、配向層上に棒状液晶ポリマーを塗布した以外は、位相差板(リタデーション値 72nm)を作製した手順と同様の手順で作製した。
<位相差板(リタデーション値 103nm)>
液晶層の乾燥後の厚さが0.56μmとなるように、配向層上に棒状液晶ポリマーを塗布した以外は、位相差板(リタデーション値 72nm)を作製した手順と同様の手順で作製した。
<位相差板(リタデーション値 125nm)>
液晶層の乾燥後の厚さが0.71μmとなるように、配向層上に棒状液晶ポリマーを塗布した以外は、位相差板(リタデーション値 72nm)を作製した手順と同様の手順で作製した。
<位相差板(リタデーション値 144nm)>
液晶層の乾燥後の厚さが0.79μmとなるように、配向層上に棒状液晶ポリマーを塗布した以外は、位相差板(リタデーション値 72nm)を作製した手順と同様の手順で作製した。
<位相差板(リタデーション値 155nm)>
液晶層の乾燥後の厚さが0.85μmとなるように、配向層上に棒状液晶ポリマーを塗布した以外は、位相差板(リタデーション値 72nm)を作製した手順と同様の手順で作製した。
<位相差板(リタデーション値 165nm)>
液晶層の乾燥後の厚さが0.90μmとなるように、配向層上に棒状液晶ポリマーを塗布した以外は、位相差板(リタデーション値 72nm)を作製した手順と同様の手順で作製した。
(4)円偏光眼鏡
円偏光方式3D眼鏡(美舘イメージング社製、右目レンズCP125R、左目レンズCP125L)を使用した。
実施例及び比較例において装置の作製、各評価方法、及び測定方法は以下の通り行った。
<立体表示装置100の作製>
立体表示装置100は、後述する位相差板が固定された液晶モニタと、ハーフミラー130を準備して、組み立てることで得た。
(位相差板が固定された液晶モニタの作製)
位相差板が固定された液晶モニタを以下のように作製した。まず、位相差板を構成する液晶層の表面を液晶モニタの画像表示面に合わせるように、位相差板を液晶モニタに載置した。次に、画像表示面の周部と位相差板の周部を固定具を用いて固定した。位相差板の遅相軸は、位相差板を構成するガラス基板のガラス面から見て、液晶モニタから出射される直線偏光の振動する向きに対して、時計回りに45°である。同じように作製した位相差板が固定された液晶モニタをもう一つ準備した。1つ目の液晶モニタを第一画像表示部110とし、そこに固定されている位相差板を第一位相差板112とした。第一位相差板112は、位相差板(リタデーション値 144nm)を使用した。2つ目の液晶モニタを第二画像表示部120とし、そこに固定されている位相差板を第二位相差板122とした。第二位相差板122は、位相差板(リタデーション値 82nm)を使用した。
(第一画像表示部110(液晶モニタ)と第二画像表示部120(液晶モニタ)の設置)
第二画像表示部120の画像表示面124が鉛直上方向を向くように第二画像表示部120を床の上に設置した。次に、第二画像表示部120の一方の長辺に、鉛直方向に直立させた第一画像表示部110の一方の長辺を合わせて、第一画像表示部110を設置した。すなわち、第一画像表示部110を構成する画像表示面114と第二画像表示部120を構成する画像表示面124とがなす角度を垂直にして、第一画像表示部110と第二画像表示部120を設置した。
(ハーフミラー130の配置)
ハーフミラー130を、第一画像光151と第二画像光152とが交差する領域に配置した。配置されたハーフミラー130は、クロムが蒸着された面(ハーフミラー層136)が観察者に向いている。また、ハーフミラー130は、画像表示面124とハーフミラー層136の表面133とがなす角度が45°、画像表示面114と基材135(ガラス基板)の表面131とがなす角度が45°となるように配置されている。
<クロストークの測定>
(1)測定条件
100ルクス(lux)以下の暗室において、立体表示装置100の第一位相差板112の表面から、輝度計(コニカミノルタ社製CA-2000、広角レンズを使用)のレンズの表面までの距離が600mmとなるように、立体表示装置100と輝度計を設置した。輝度を測定する点は、画像表示面114の中心及び画像表示面124の中心の2箇所とした。
(2)測定方法
輝度計のレンズ手前に、円偏光眼鏡160を構成する右目レンズ161と左目レンズ162を別々に設置し、右目透光輝度、右目遮光輝度、左目透光輝度、及び左目遮光輝度をそれぞれ下記のとおり測定した。
(2-1)右目透光輝度
画像表示面114に白画像(255/255階調)を表示し、画像表示面124に黒画像(0/255階調)を表示したときに、右目レンズ161を透過した画像光の輝度を輝度計で測定した。
(2-2)右目遮光輝度
画像表示面114に黒画像(0/255階調)を表示し、画像表示面124に白画像(255/255階調)を表示したときに、右目レンズ161を透過した画像光の輝度を輝度計で測定した。
(2-3)左目透光輝度
画像表示面114に黒画像(0/255階調)を表示し、画像表示面124に白画像(255/255階調)を表示したときに、左目レンズ162を透過した画像光の輝度を輝度計で測定した。
(2-4)左目遮光輝度
画像表示面114に白画像(255/255階調)を表示し、画像表示面124に黒画像(0/255階調)を表示したときに、左目レンズ162を透過した画像光の輝度を輝度計で測定した。
(3)評価方法
(2)の測定方法によって得た、右目透光輝度(cd/m)、右目遮光輝度(cd/m)、左目透光輝度(cd/m)、及び左目遮光輝度(cd/m)を、数式(2)及び数式(3)に代入し、右目クロストーク率、及び左目クロストーク率を算出した。
右目クロストーク率(%)=(右目遮光輝度/右目透光輝度)×100 ・・・(2)
左目クロストーク率(%)=(左目遮光輝度/左目透光輝度)×100 ・・・(3)
数式(4)より、右目クロストーク率と左目クロストーク率の平均値(クロストーク率)を求めた。
クロストーク率(%)=(右目クロストーク率+左目クロストーク率)/2 ・・・(4)
<実施例1>
<立体表示装置100の作製>に従い立体表示装置100を作製した。第一位相差板112はリタデーション値が144nmの位相差板を、第二位相差板122はリタデーション値が82nmの位相差板を用いた。
<実施例2>
第二位相差板122はリタデーション値が89nmの位相差板を用いた。これ以外は、実施例1と同様に立体表示装置100を作製した。
<実施例3>
第一位相差板112はリタデーション値が155nmの位相差板を、第二位相差板122はリタデーション値が103nmの位相差板を用いた。これら以外は、実施例1と同様に立体表示装置100を作製した。
<実施例4>
第二位相差板122はリタデーション値が72nmの位相差板を用いた。これ以外は、実施例1と同様に立体表示装置100を作製した。
<実施例5>
第一位相差板112はリタデーション値が165nmの位相差板を、第二位相差板122はリタデーション値が103nmの位相差板を用いた。これら以外は、実施例1と同様に立体表示装置100を作製した。
<比較例1>
第一位相差板112はリタデーション値が125nmの位相差板を、第二位相差板122はリタデーション値が125nmの位相差板を用いた。これら以外は、実施例1と同様に立体表示装置100を作製した。
<比較例2>
第一位相差板112はリタデーション値が155nmの位相差板を、第二位相差板122はリタデーション値が125nmの位相差板を用いた。これら以外は、実施例1と同様に立体表示装置100を作製した。
<比較例3>
第一位相差板112はリタデーション値が165nmの位相差板を、第二位相差板122はリタデーション値が125nmの位相差板を用いた。これら以外は、実施例1と同様に立体表示装置100を作製した。
実施例の立体表示装置100はクロストーク率が2.0%以下となり、二重像や映像のぼやけが少ない立体表示装置であることを確認した。一方、比較例の立体表示装置100はクロストーク率が3.8%以上となり、二重像や映像のぼやけが強い装置であることを確認した。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
本出願は、2020年6月17日に出願された、日本国特許出願特願2020-104922号に基づく。本明細書中に日本国特許出願特願2020-104922号の明細書、特許請求の範囲、図面全体を参照して取り込むものとする。
90 制御部、
100 立体表示装置、
110 第一画像表示部、
120 第二画像表示部、
114、124 画像表示面、
112 第一位相差板、
122 第二位相差板、
113、123 遅相軸、
116、126、182、186 偏光板、
117、127、183、187 透過軸、
130 ハーフミラー、
131、133 表面、
135 基材、
136 ハーフミラー層、
151 第一画像光、右回りの楕円偏光、右回りの円偏光
152 第二画像光、右回りの楕円偏光、左回りの円偏光
160 円偏光眼鏡、
161 右目レンズ、
162 左目レンズ、
180、184 λ/4位相差フィルム、
181、185 遅相軸、
170 観察者、
171 右目、
172 左目。

Claims (4)

  1. 直線偏光の第一画像光を出力する第一画像表示部と、
    直線偏光の第二画像光を出力する第二画像表示部と、
    前記第一画像表示部から出力された第一画像光を変調して第一楕円偏光に変換する第一位相差板と、
    前記第二画像表示部から出力された第二画像光を変調して前記第一楕円偏光の回転方向と同一の方向に回転する第二楕円偏光に変換する第二位相差板と、
    前記第一楕円偏光を透過し前記第一楕円偏光を前記第一楕円偏光の回転方向と同一方向に回転する第一円偏光にし、前記第二楕円偏光を反射し前記第二楕円偏光を前記第二楕円偏光の回転方向と逆方向に回転する第二円偏光にするハーフミラーと、を備え、
    前記第一画像表示部と前記第二画像表示部とは、前記第一画像表示部の画像を表示する画像表示面と前記第二画像表示部の画像を表示する画像表示面とがあらかじめ定められた角度をなして配置され、
    前記ハーフミラーは、前記第一画像光と前記第二画像光とが交差する領域に、前記第一画像表示部の画像表示面と前記第一画像表示部に面している前記ハーフミラーの面とがなす角度と、前記第二画像表示部の画像表示面と前記第二画像表示部に面している前記ハーフミラーの面とがなす角度が等しくなるように配置され、
    前記第一画像表示部の画像を表示する前記画像表示面に設けられた偏光板の透過軸に対して、遅相軸が時計回りに40°~50°になるように前記偏光板に前記第一位相差板が載置され、
    前記第二画像表示部の画像を表示する前記画像表示面に設けられた偏光板の透過軸に対して、遅相軸が時計回りに40°~50°になるように前記偏光板に前記第二位相差板が配置され、
    550nmにおける前記第一位相差板のリタデーション値が136nm~165nmであり、前記第二位相差板のリタデーション値が72nm~114nmであり、
    前記ハーフミラーは、基材と前記基材の上に形成されたハーフミラー層とを備え、前記ハーフミラー層を構成する材質がクロムであり、前記ハーフミラー層の厚さが0.5nm~50nmであり、前記第一楕円偏光及び前記第二楕円偏光に円偏光を含まない、立体表示装置。
  2. 前記第一位相差板と前記第二位相差板は、基材と前記基材の上に配向層と液晶層がこの順で積層された構成を有する、請求項1に記載の立体表示装置。
  3. クロストーク率が2.0%以下である、請求項1に記載の立体表示装置。
  4. 前記ハーフミラーを通過した前記第一画像光の輝度と前記ハーフミラーで反射した前記第二画像光の輝度が等しい、請求項1に記載の立体表示装置。
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