JP7444634B2 - タグ読取装置およびタグ読取システム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、タグ読取装置およびタグ読取システムに関する。
タグ読取装置は、RFIDタグ(以下、無線タグとも称する)を読み取るために出力する出力信号の出力値を設定する機能を有するものがある。また、従来、タグ読取装置と上位装置とはタグ読取システムを構成し、タグ読取装置は上位装置からのコマンドに従って動作する。例えば、従来のタグ読取システムにおいて、タグ読取装置は、出力信号の出力値を上位装置からのコマンドで指定される設定値に従って設定する。
従来、タグ読取装置が出力値を変化させてRFDIタグの読取処理を実行するには、出力値に変更させる度に上位装置がタグ読取装置にコマンドを供給しなければならない。このため、タグ読取装置が特定のRFIDタグを読み取れる最小の出力値は、上位装置がコマンドで出力値を段階的に変更させた後の読取結果から判断する必要がある。このようなタグ読取システムでは、タグ読取装置が特定のRFIDタグを読取可能な最小出力値を把握するのに時間がかかってしまうという問題がある。
特開2013-88973号公報
上記した課題を解決するために、RFIDタグを読み取れる最小出力値を迅速に特定できるタグ読取装置およびタグ読取システムを提供することを目的とする。
実施形態によれば、タグ読取装置は、アンテナと通信制御回路と通信インターフェースとプロセッサとを有する。通信制御回路は、アンテナから出力する出力信号とアンテナが受信する受信信号とを制御する。通信インターフェースは、上位装置と通信する。プロセッサは、アンテナおよび通信制御回路を用いて特定のRFIDタグが読取可能となる出力信号の最小出力値を特定し、前記最小出力値を前記通信インターフェースにより前記上位装置へ送信する。
図1は、実施形態に係るタグ読取装置を含むタグ読取システムの構成例を概略的に示すブロック図である。 図2は、実施形態に係るタグ読取システムの運用例としての探索システムを説明するための図である。 図3は、実施形態に係るタグ読取システムの運用例としての探索システムにおける上位装置の表示例を示す図である。 図4は、実施形態に係るタグ読取装置のバッファメモリに格納されたRFIDタグの読取結果の例を示す図である。 図5は、実施形態に係るタグ読取システムにおけるタグ読取装置の動作例を説明するためのフローチャートである。 図6は、実施形態に係るタグ読取システムにおける上位装置の動作例を説明するためのフローチャートである。
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。
まず、実施形態に係るタグ読取装置10とタグ読取装置10を含むタグ読取システム1の構成について説明する。
図1は、実施形態に係るタグ読取装置10を含むタグ読取システム1の構成例を概略的に示すブロック図である。
図1に示すように、実施形態に係るタグ読取システム1は、タグ読取装置10と上位装置11とを有する。タグ読取システム1において、タグ読取装置10は、RFIDタグ(無線タグ)を読み取る。上位装置11は、タグ読取装置10がRFIDタグを連続的に読み取った結果に基づいてRFIDタグの位置を推定したり、読み取ったRFDIタグが付された物品を特定したりする。
例えば、タグ読取システムは、倉庫や店舗などの所定領域内にあるRFIDタグが付された物品を探索するための探索システムとして運用される。このような探索システムとしてのタグ読取システム1は、タグ読取装置10を移動させながらタグ読取装置10がRFIDタグを連続的に読み取る。上位装置11は、タグ読取装置から取得するRFIDタグの読取結果に基づいてRFIDタグの位置などを検出する。また、タグ読取装置10は、RFIDタグから読み取ったタグ情報とともに、当該RFIDタグが読み取れた最小の出力信号(電波)の出力値(強度)を上位装置11へ供給する。
なお、本実施形態では、タグ読取装置10が移動しながら商品などの物品に付されたRFIDタグを連続的に読み取るものとする。上位装置11は、連続的に読み取ったRFIDタグの読取結果に基づいて所定の処理(例えば、探索処理)を実行する。ただし、タグ読取システム1は、所定位置に設置したタグ読取装置10が物品に付されたRFIDタグを連続的に読み取るものであっても良い。
タグ読取装置10は、無線通信によって通信範囲(読取範囲)内に存在するRFIDタグから応答信号を受信することによりRFIDタグに記録されている情報を読み取る。例えば、タグ読取装置は、オペレータが手にもって操作するようなハンディタイプの装置であっても良いし、移動体に搭載されるものであっても良い。
タグ読取装置10は、設定した強度(出力値)でRFIDタグに対して応答を要求する電波(出力信号)を発信する。タグ読取装置10は、応答を要求する電波に対するRFIDタグからの応答信号を受信する。タグ読取装置10は、通信範囲に存在するRFIDタグ(発信した電波により起動するRFIDタグ)からタグ情報を示す応答信号を受信する。また、タグ読取装置10は、通信範囲に複数のRFIDタグが存在すれば、それらのRFIDタグからそれぞれのタグ情報を示す応答信号を受信する。
また、タグ読取装置10は、RFIDタグが読み取れる(RFIDタグからの応答信号を受信できる)最小の出力信号の出力値(最小出力値)を上位装置11へ通知する。タグ読取装置10は、RFIDタグのタグ情報と最小出力値とを含む読取結果を上位装置11へ送信する。なお、タグ読取装置10は、RFIDタグから受信する応答信号(受信信号)の強度を示すRSSI値を測定するようにしても良い。この場合、タグ読取装置10は、RFIDタグを読み取ったときのRSSI値をRFIDタグの読取結果として上位装置11へ供給するようにしても良い。
RFIDタグは、商品又は部品などの物品に添付され、物品を特定する情報を含むタグ情報が内部のメモリに記録されているものとする。RFIDタグは、タグ読取装置10からの電波によって起動する。RFIDタグは、タグ読取装置10からのリードコマンドに応じて自身のメモリに記録されているタグ情報を含む応答信号を出力する。RFIDタグは、タグ読取装置10からの電波(出力信号)によって動作する。
上位装置11は、タグ読取装置10と通信機能を有する情報処理端末である。例えば、上位装置11は、ユーザインターフェースとしてタッチパネル付きの表示装置を有するスマートフォンあるいはタブレットPCなどの情報処理端末である。また、上位装置11は、タグ読取装置と通信可能な通信インターフェースを有するものであれば良く、特定の位置に設置される情報処理装置であっても良い。
図1に示す構成例において、上位装置11は、プロセッサ(第2のプロセッサ)12、メモリ13、通信インターフェース(I/F)(第2の通信インターフェース)14、表示器15および入力器16などを有する。
プロセッサ12は、各部の制御およびデータ処理などを行う。プロセッサ12は、例えばCPUである。上位装置11において、プロセッサ12がメモリ13に記憶されたプログラムを実行することにより種々の動作を実現する。例えば、プロセッサ12は、タグ読取装置10から取得するRFIDタグの読取結果に基づいてRFIDタグの位置あるいはタグ読取装置10とRFIDタグとの相対位置の変化を検出する。これらの処理は、プロセッサ12がメモリ13にインストールされるアプリケーションプログラムを実行することにより実現される。
通信インターフェース(I/F)14は、外部装置と通信するためのインターフェースである。本実施形態において、通信I/F14は、タグ読取装置10と通信するためのインターフェース(第2の通信インターフェース)である。通信I/F14は、タグ読取装置10の通信機能に対応するものであれば良い。通信I/F14は、有線通信用のインターフェースであっても良いし、無線通信用のインターフェースであっても良い。例えば、通信I/F14は、LANインターフェース、USB(Universal Serial Bus)インターフェース、ブルートゥース(登録商標)インターフェースあるいはWifiインターフェースなどで実現される。
表示器15は、情報を表示するデバイスである。例えば、表示器15は、RFIDタグの検出結果(例えば、RFIDタグの移動)などを表示する。入力器16は、オペレータが操作指示などを入力するためのデバイスである。表示器15および入力器16は、例えば、タッチパネル付きの表示装置によって構成される。
次に、実施形態に係るタグ読取装置10の構成について説明する。
図1に示す構成例において、タグ読取装置10は、プロセッサ(第1のプロセッサ)21、ROM22、RAM23、通信制御回路24、アンテナ25、通信インターフェース(I/F)(第1の通信インターフェース)26、表示器27、電源28およびデータメモリ29を有する。
プロセッサ21は、各部を制御する。プロセッサ21は、例えば、CPUなどの演算回路を含む。プロセッサ21は、プログラムを実行することにより各部の制御および各種のデータ処理を実現する。また、プロセッサ21は、内部メモリを具備するものであっても良い。プロセッサ21は、ROM22または内部メモリなどに記憶したプログラムを実行することにより種々の処理を実現する。例えば、プロセッサ21は、通信I/F26により受信する上位装置11からのコマンドを解釈し、コマンドに応じた処理を実行する。
ROM22は、書き換え不可とする不揮発性メモリである。ROM22は、プロセッサ21が実行するプログラムなどを記憶する。RAM23は、データを一時的に格納する揮発性のメモリである。例えば、RAM23は、ワーキングメモリあるいはバッファメモリとして機能する。RAM23は、RFIDタグの読取結果を格納するバッファメモリを有する。
通信制御回路24とアンテナ25とは、RFIDタグを読み取るRFIDインターフェースを構成する。
通信制御回路24は、アンテナ25を介してRFIDタグと通信するための制御回路を含む。通信制御回路24は、プロセッサ21から供給される送信信号(電波)を設定された出力値でアンテナ25から発信させる。アンテナ25は、通信制御回路24から供給される送信信号をRFIDタグが受信可能な電波として出力する。
また、通信制御回路24は、アンテナ25への送信信号を出力するだけでなく、アンテナ25が受信する信号を受信データとしてプロセッサ21へ供給する。つまり、通信制御回路24は、アンテナ25がRFIDタグからの応答信号を受信し、アンテナ25が受信した応答信号(受信信号)を処理してプロセッサ21へ供給する。例えば、通信制御回路24は、RFIDタグからの受信信号に含まれるタグ情報と当該受信信号の強度を示すRSSI値とをプロセッサ21へ供給する。
通信I/F26は、外部装置と通信するためのインターフェースである。タグ読取システム1において、通信I/F26は、上位装置11と通信するための通信インターフェース(第1の通信インターフェース)である。通信I/F26は、上位装置11と通信接続するためのインターフェースであれば良い。通信I/F26は、有線通信用のインターフェースであっても良いし、無線通信用のインターフェースであっても良い。例えば、通信I/F26は、LANインターフェース、USB(Universal Serial Bus)インターフェース、ブルートゥース(登録商標)インターフェースあるいはWifiインターフェースなどで実現される。
表示器27は、RFIDタグの動作状態を表示する表示装置である。表示器27は、例えば、LEDなどで構成される。
電源28は、タグ読取装置10を動作させるための電源電力を供給する。電源28は、タグ読取装置10の各部に動作用の電力を供給する。例えば、タグ読取装置がハンディタイプのものであれば、電源28は、充電可能なバッテリーで実現される。なお、タグ読取装置が商用電源に接続可能な据え置き型のものであれば、電源28は、商用電源に接続する電源回路で構成される。
データメモリ29は、書き換え可能な不揮発性のメモリである。データメモリ29は、各種の処理に用いる設定値などを記憶する。データメモリ29に記憶する設定値は、例えば、運用形態などに応じて更新可能な情報である。データメモリ29は、アプリケーションプログラムなどを記憶しても良い。また、データメモリ29は、電源オフ後も保持すべき処理結果などの情報を記憶しておくようにしても良い。
なお、タグ読取装置10は、時間を計時するタイマを具備しても良い。例えば、タイマは、読取動作(出力信号の出力)を停止してから次の読取動作を開始するまでの経過時間を計測する。プロセッサ21は、タイマを用いて読取動作を停止してから次の読取動作を開始するまでの休止時間が読取間隔に達したことを検知できるようにしても良い。
また、図1に示す構成例において、通信制御回路24は、変調部(変調回路)41、送信側増幅部(増幅回路)42、方向性結合器(結合器)43、受信側増幅部(増幅回路)44、復調部(復調回路)45および出力設定部(出力レベル設定回路)46などを有する。
変調部41は、波形信号(搬送波)を入力されたデータで変調する変調回路である。変調部41は、プロセッサ21から与えられる送信データで搬送波を変調する。送信側増幅部42は、入力する信号を増幅する増幅回路である。送信側増幅部42は、変調部41の出力信号を増幅する。方向性結合器43は、送信側増幅部42の出力信号をアンテナ25に供給する回路を含む。これにより、通信制御回路24は、アンテナ25から送信データで変調された搬送波を出力する。
RFIDタグは、アンテナ25から送信される電波を受信する。RFIDタグは、例えば、アンテナ25から受信した信号に含まれるリードコマンドを認識する。RFIDタグは、リードコマンドを認識すると、例えばバックスキャッタ変調により自身のメモリに記憶しているデータ(タグ情報)を電波で出力する。
アンテナ25は、RFIDタグが出力する電波を受信する。方向性結合器43は、アンテナ25が受信した受信信号を取得し、取得した受信信号を受信側増幅部44へ供給する回路を含む。受信側増幅部44は、入力する信号を増幅する増幅回路である。受信側増幅部44は、アンテナ25が受信した受信信号を増幅する。復調部45は、波形信号(搬送波)に重畳されているデータを復調する復調回路である。復調部45は、受信側増幅部44で増幅された受信信号に含まれるデータ(タグ情報)を復調する。
アンテナ25は、RFIDタグとの間で送受信する電波を送受信するものであれば良い。すなわち、アンテナ25は、RFIDタグへ供給する信号を発信し、RFIDタグが出力する電波を受信するものであれば良い。本実施形態において、アンテナ25は、読取領域に向けて電磁波を送信するように配置される。タグ読取装置10は、アンテナ25を介して読取領域に配置された全ての商品に付されたRFIDタグと通信するように構成される。アンテナ25は、例えば、平面アンテナである。ただし、アンテナ25は、特定の構成に限定されるものではない。
出力設定部46は、出力する信号の強度(出力値)を設定する設定回路である。出力設定部46は、増幅部42に対して出力する信号の強度が設定する出力値となるように制御する。増幅部42は、変調部41から供給される信号を出力設定部46が設定する出力値となるように増幅して結合器43へ出力する。これにより、アンテナ25は、増幅部42から結合器43を介して供給される出力設定部46が設定する出力値の出力信号(電波)を発信する。
次に、実施形態に係るタグ読取システム1の運用例について説明する。
図2は、実施形態に係るタグ読取システム1の運用例として探索システム101の構成例を説明するための図である。
タグ読取システム1としての探索システム101は、探索領域において特定のRFDIタグ(特定の商品に付されるRFIDタグ)Tを探索するためのシステムである。例えば、探索システム101は、倉庫や店舗内において特定の商品を探索したい場合、タグ読取装置110によるRFIDタグTの読取結果から当該商品に付されるRFIDタグの位置を推定する。探索システム101は、RFIDタグTの読取結果から推定したRFDIタグの位置を表示することによりオペレータに報知する。これにより、探索システム101は、オペレータが指定してRFIDタグが付された商品を探す作業を支援することができる。
図2に示すタグ読取システム1としての探索システム101は、ハンディタイプのタグ読取装置110とタグ読取装置110に接続される上位装置111とで構成される。図2に示す構成例において、タグ読取装置110は図1に示すタグ読取装置10の変形例であり、上位装置111は図1に示す上位装置11の変形例である。
図2に示すタグ読取装置110は、図1に示す制御系の構成に加えて、オペレータが把持する把持部121および上位装置111を保持する保持部122などを有する。タグ読取装置110は、上位装置111を保持部122にセットした状態でオペレータが把持部121を把持して操作する。例えば、オペレータは、所望のRFDIタグTが検出されるまで、タグ読取装置110を動かして通信範囲(RFDIタグの読取範囲)Rを変化させて探索領域内を探索する。
また、上位装置111は、図1に示す制御系の構成を有し、表示器15および入力器16としてのタッチパネル付きの表示装置131を具備する。例えば、上位装置111は、スマートフォンあるいはタブレットPCなどの携帯可能な情報端末で実現される。上位装置111は、タグ読取装置110によるRFIDタグの読取結果から推定されるRFIDタグTの位置などをオペレータに報知する。
探索システム101は、上位装置111がセットされた状態のタグ読取装置110をオペレータが手にもって移動させることによりRFIDタグTの探索を行う。探索システム101において、タグ読取装置110は、オペレータが移動させることで変化する通信範囲Rにおいて所定の読取間隔でRFIDタグを読み取る。タグ読取装置110は、オペレータの操作に応じて変化する通信範囲におけるRFIDタグの読取結果を上位装置111へ供給する。タグ読取装置110は、EPCなどのタグ情報(ID)、受信信号のRSSI値および読取動作時の出力値を各RFIDタグの読取結果として上位装置111へ供給する。
上位装置111は、タグ読取装置110からRFIDタグTの読取結果から所望のRFIDタグの読取結果を検出する。上位装置111は、所望のRFIDタグTの読取結果に基づいてRFIDタグTの位置を推定する。例えば、上位装置111は、RFIDタグの読取結果に含まれる最小出力値などからRFIDタグTの位置やタグ読取装置110とRFIDタグとの相対位置の変化を検出する。上位装置111は、RFIDタグTの読取結果から推定するRFIDタグTの位置などを示す情報をタッチパネル付きの表示装置131に表示する。
図3は、実施形態に係るタグ読取システム1の運用例である探索システム101において上位装置111が表示するRFDIタグの探索結果の表示例を示す図である。
上述したように、探索システム101において、上位装置111は、タグ読取装置110によるRFIDタグの読取結果から特定のRFIDタグの位置を推定する。上位装置111は、特定のRFIDタグの位置をタグ読取装置110に対する相対的な位置として検出する。上位装置111は、特定のRFIDタグの位置を示す情報を特定のRFIDタグの探索結果として表示装置131に表示する。
図3に示す表示例において、表示装置131は、タグ読取装置110の位置を中心する同心円201に、タグ読取装置110が読み取った読取範囲202を重ねて表示する。問えば、表示装置131は、上方がタグ読取装置110の前方(読取方向)となるように同心円201上の読取範囲202を表示する。これにより、タグ読取装置110の向きと表示方向とが直感的に認識できるようにできる。
また、表示装置131は、同心円201上の読取範囲202内に読み取ったRFIDタグの位置を示すマーク203を表示する。例えば、上位装置111は、タグ読取装置110からの読取結果に含まれるRSSI値と出力値とに基づいてタグ読取装置からRFIDタグまでの相対的な位置を推定する。表示装置131は、タグ読取装置110の位置を中心とする同心円201上にマーク203を表示することで、タグ読取装置110からRFIDタグまでの距離を報知できる。また、表示装置131は、読取範囲202上にマーク203を表示することで、RFIDタグが存在する方向をオペレータに報知できる。
また、図3に示す表示例において、表示装置131は、探索対象としているRFIDタグの品番およびシリアル番号も表示する。これにより、オペレータは、探索対象としてRFIDタグを簡単に確認できる。さらに、図3に示す表示例において、表示装置131は、探索開始ボタン231および終了ボタン232を表示する。探索開始ボタン231および終了ボタン232は、入力器16としてのタッチパネルでオペレータが指示できるボタンである。探索開始ボタン231は、RFIDタグの探索開始をオペレータが指示するためのボタンである。終了ボタン232は、RFIDタグの探索の終了をオペレータが指示するためのボタンである。オペレータは、図3に示すような画面を見ながらタグ読取装置110を操作することによりRFIDタグを探索することができる。
次に、タグ読取装置10がRAM23に格納するRFIDタグの読取結果について説明する。
図4は、実施形態に係るタグ読取装置10が読み取った読取結果をRAM23に格納した例を示す図である。
プロセッサ21は、RFIDタグの読取結果として、RFIDタグのタグ情報(ID)と最小出力値とを対応づけてRAM23に保存する。RAM23は、特定のRFIDタグから読み取ったタグ情報と出力値とを記憶した後、出力値を変化させて当該RFIDタグを再度読み取った場合に最小出力値が更新される。従って、RAM23には、特定のRFIDタグに対して出力信号の出力値を変化させて読み取りを行った結果として当該RFIDタグのタグ情報と最小出力値とが格納される。
最小出力値は、アンテナ25から出力した出力信号(電波)の強度(出力値)のうちRFIDタグが読み取れた最小値(最小出力値)である。出力値は、通信制御回路24の出力設定部46がプロセッサ21からの指示に従って設定する。このため、プロセッサ21は、出力信号の出力値を変化させて特定のRFIDタグを繰り返し読み取ることができる。例えば、プロセッサ21は、出力値を段階的に下げながら特定のRFIDタグの読取動作を繰り返し実行することで、最小出力値を特定できる。
タグ情報は、タグ読取装置10からの応答要求(リードコマンド)に応じてRFIDタグが出力する情報である。タグ情報は、例えば、ヘッダ、商品コードおよびシリアル番号などで構成される。
ヘッダは、タグ情報のフォーマットやタグ情報における商品コードの範囲を示す情報である。
商品コード(EPC(Electronic Product Code)データ)は、商品(物品)を特定するための情報である。商品コードは、例えば、SKU(Stock Keeping Unit)コード、JAN(Japanese Article Number)コード、又は、EAN(European Article Number)コードである。
また、シリアル番号は、個々の物品(商品)を個別に識別するための識別番号である。シリアル番号は、分類として同じ商品として扱われる2つの商品にも異なる番号が不要される。つまり、RFIDタグが付された商品(物品)は、シリアル番号によって商品分類だけでなく、個々の商品として管理できる。
以下、実施形態に係るタグ読取システム1の動作について説明する。
まず、実施形態に係るタグ読取装置10の動作について説明する。
図5は、実施形態に係るタグ読取装置10の動作例を説明するためのフローチャートである。
タグ読取装置10のプロセッサ21は、通信I/F26を介して接続される上位装置11からのコマンドに応じてRFIDタグの連続読取処理(探索処理)を開始する。ここで、タグ読取装置10は、上位装置11から読取対象(探索対象)とするRFIDタグを示す情報と読取動作に用いる出力信号の出力値の指定値(出力設定値)を取得するものとする。
タグ読取装置10のプロセッサ21は、RFIDタグの連続読取処理を開始する場合、読取動作に用いる出力信号の出力値aを上位装置11から指定される指定値PWRに設定する(ACT11)。例えば、プロセッサ21は、レジスタに読取動作に用いる出力値aを示す値を格納する。また、プロセッサ21は、レジスタに格納した出力値aを出力設定部46に指示する。これにより、通信制御回路24は、アンテナ25から出力する出力信号が指定された指示値PWRである出力値aとなるように制御する。
また、プロセッサ21は、上位装置11から指定された読取対象(探索対象)とするRFIDタグを示す情報に基づいてフィルタを設定する(ACT12)。プロセッサ21は、フィルタを設定することより上位装置11が指定したRFIDタグに対する読取動作を実行する。
読取対象のRFIDタグを指定するフィルタを設定すると、プロセッサ21は、設定された出力値aでRFIDタグの読取動作を開始する(ACT13)。RFIDタグの読取動作を開始した後、プロセッサ21は、アンテナ25から出力する出力値aの出力信号によって読取対象のRFDIタグが読み取れたか否かを判断する(ACT14)。プロセッサ21は、出力値aで出力した出力信号に対して読取対象のRFIDタグからの応答信号をアンテナ25で受信した場合にRFIDタグを読み取ったと判断する。
RFIDタグからタグ情報を含む応答信号を受信した場合、つまり、RFIDタグが読み取れた場合(ACT14、NO)、プロセッサ21は、読み取ったRFIDタグが重複読取であるか否か(既に読取済みであるか否か)を判断する(ACT15)。例えば、プロセッサ21は、読み取ったタグ情報と同一のタグ情報がRAM23に格納されていれば重複読取と判断し、そうでなければ重複読取でないと判断する。
重複読取でないと判断した場合(ACT16、NO)、プロセッサ21は、RFIDタグから受信した応答信号に含まれるタグ情報に対応づけて当該RFIDタグを読み取ったときの出力値(現在の出力値)aをRAM23に保存する。ここで、プロセッサ21は、レジスタに保持している出力値aをタグ情報に対応づけて記憶すれば良い。タグ情報と出力値とを保存した後、プロセッサ21は、ACT20へ進む。
また、重複読取であると判断した場合(ACT16、YES)、プロセッサ21は、現在の出力値aが当該RFIDタグのタグ情報に対応する保存出力値よりも小さいか否かを判断する(ACT17)。ここで、現在の出力値aは、当該RFIDタグを読み取ったときの出力値であり、レジスタに保持されている出力値である。保存出力値は、当該RFIDタグのタグ情報に対応づけてRAM23に保存されている出力値である。例えば、プロセッサ21は、当該RFIDタグのタグ情報に対応づけて保存されている出力値(保存出力値)を検出する。プロセッサ21は、現在の出力値aが保存出力値よりも小さいか否かを判断する。
現在の出力値aが保存出力値以上であると判断した場合(ACT17、NO)、プロセッサ21は、RAM23に保存している保存出力値を更新せずに、ACT20へ進む。保存出力値は、出力値を変化させてRFIDタグを読み取れた最小の出力値を保存するものである。このため、現在の出力値aが保存出力値以上であれば、RAMに保存している保存出力値を更新する必要がない。
現在の出力値aが保存出力値よりも小さいと判断した場合(ACT17、YES)、プロセッサ21は、RAM23に当該RFIDタグのタグ情報に対応づけて保存している出力値を現在の出力値に更新する(ACT18)。例えば、プロセッサ21は、当該RFIDタグのタグ情報に対応づけて保存している出力値をレジスタに保持している出力値aに書き換える。
また、RAM23に保存する保存出力値を更新する場合、プロセッサ21は、読取動作に用いる出力信号の出力値を下げる制御を行う(ACT19)。例えば、プロセッサ21は、予め設定されている変動幅(下げ幅)bごとに出力値を下げる。この場合、プロセッサ21は、レジスタが保持する出力値aをa-b(a=aーb)とすることで出力値aを変動幅bだけ下げる。変動幅bは、適宜設定することができるようにして良い。例えば、変動幅bはデータメモリ29に記憶しておくものとする。これにより、プロセッサ21は、データメモリ29に記憶した変動幅bを設定することができる。プロセッサ21は、出力信号の出力値を変動幅に基づいて下げた後、ACT20へ進む。
また、RFIDタグが読み取れなかった場合(ACT14、NO)、プロセッサ21は、読取動作に用いる出力信号の出力値aを上げる制御を行う(ACT26)。例えば、プロセッサ21は、予め設定されている変動幅(上げ幅)cだけ出力値aを上げる。すなわち、プロセッサ21は、レジスタが保持する出力値aをa-c(a=aーb)とすることで出力値aを変動幅cだけ上げる。ここで、変動幅cは、適宜設定することができるようにしても良い。例えば、変動幅cはデータメモリ29に記憶されるものとする。これにより、プロセッサ21は、データメモリ29に記憶した変動幅cを設定することができる。
なお、変動幅bと変動幅cとは、同じ値であっても良いし、異なる値であっても良い。また、変動幅bおよび変動幅cは、種々の条件ごとに複数種類設定できるようにしても良い。種々の条件ごとに変動幅bおよび変動幅cを複数種類設定する場合、プロセッサ21は、条件にあった変動幅bまたは変動幅cで出力値を変化させることが可能となる。
また、プロセッサ21は、出力値aを上げる場合、上げた出力値aが出力設定値である指定値PWRを超えているか否かを判断する(ACT27)。上げた出力値aが指定値PWRを超えていない場合(ACT27、NO)、プロセッサ21は、出力値aをそのままの値として、ACT20へ進む。また、上げた出力値aが指定値PWRを超えている場合(ACT27、YES)、プロセッサ21は、出力値aを指定値PWRに更新し(ACT28)、ACT20へ進む。これにより、プロセッサ21は、上位装置11から指定された指定値PWRを超えない範囲で出力値aを変動させることができる。
ACT20において、プロセッサ21は、RAM23に格納したRFIDタグの読取結果を上位装置11へ送信するか否かを判断する(ACT20)。例えば、プロセッサ21は、上位装置11からの読取結果の送信要求に応じてRAM23に格納している読取結果を出力するものと判断する。
RFDIタグの読取結果を送信すると判断した場合(ACT20、YES)、プロセッサ21は、RAM23に格納しているタグ情報と保存出力値(最小出力値)とを含むRFIDタグの読取結果を上位装置11へ送信する。ここで、RAM23に格納している保存出力値は、現時点での最小出力値である。つまり、プロセッサ21は、読み取ったタグ情報とともに上位装置11へ最小出力値を通知することとなる。
また、プロセッサ21は、連続読取処理中において、上位装置11からの出力値の設定を要求するコマンド(出力設定コマンド)を受け付ける(ACT22)。出力値設定コマンドを受けた場合(ACT22、YES)、プロセッサ21は、レジスタに保持している出力値aを当該コマンドで指定された指定値(出力設定値)に更新する(ACT23)。例えば、出力値aを指定値PWRaに設定することを指示する出力値設定コマンドを受けた場合、プロセッサ21は、レジスタに保持している出力値aをa=PWRaに書き換える。これにより、プロセッサ21は、上位装置11から出力設定コマンドを受けるごとに、当該コマンドで指定される指定値(出力設定値)に出力値aを更新する。
また、プロセッサ21は、連続読取(探索処理)を終了するかを判断する(ACT23)。例えば、プロセッサ21は、上位装置11からの連続読取の終了を要求するコマンドを受けた場合に連続読取を終了するものと判断する。
連続読取を終了しない場合、つまり、再び読取動作を実行する場合(ACT24、NO)、プロセッサ21は、ACT13へ戻り、上述した動作を再度実行する。また、連続読取を終了する場合(ACT24、YES)、プロセッサ21は、RFIDタグの読取動作を停止し(ACT25)、連続読取を終了する。
以上のような動作によれば、実施形態に係るタグ読取装置は、RFIDタグが読取可能となる出力信号の最小出力値を特定し、特定した最小出力値を上位装置へ送信する。すなわち、タグ読取装置は、通信制御回路によりアンテナから出力する出力信号の出力値を段階的に変更しながらRFIDタグの読取動作を繰り返し実行する。タグ読取装置は、RFIDタグを読み取ると、当該RFIDタグのタグ情報に対応づけて当該RFIDタグを読み取ったときの出力信号の出力値を保存出力値としてメモリに保存する。タグ読取装置は、再び特定のRFIDタグを読み取ったときの出力値が保存出力値よりも小さければ、メモリに当該タグ情報に対応づけて保存している保存出力値を更新する。タグ読取装置は、メモリに保存する保存出力値を当該RFIDタグが読み取れた最小出力値として上位装置へ通知する。
これにより、実施形態に係るタグ読取装置は、上位装置から出力値を変更させる指示がなくても出力値を変化させてRFIDタグを読み取った結果から最小出力値を特定できる。この場合、タグ読取装置は、上位装置からのコマンドを待たずに、RFIDタグを読み取った結果から最小出力値を特定する処理を実施でき、最小出力値を高速に特定できる。また、タグ読取装置が上位装置に対してRFIDタグを読み取れる最小出力値を示す情報を提供できる。このため、実施形態に係るタグ読取装置によれば、上位装置での処理の負荷を減らすことが可能できる。
次に、実施形態に係る上位装置11の動作について説明する。
図6は、実施形態に係る上位装置11の動作例を説明するためのフローチャートである。
待機状態において、上位装置11のプロセッサ12は、連続読取を開始する指示を待つ(ACT31)。例えば、上位装置11のプロセッサ12は、オペレータによる指示に応じて連続読取を開始する。具体的には、オペレータが図3に示す探索開始ボタン231を指示した場合、プロセッサ12は、RFIDタグを探索するための当該RFIDタグの連続読取を開始する。
連続読取を開始する場合、プロセッサ12は、タグ読取装置10に読取動作における出力を指定する出力設定値としての指定値PWRを決定する(ACT32)。例えば、出力設定値としての指定値PWRは、オペレータの指定に基づいて決定する。また、連続読取を開始する場合、指定値PWRはデフォルトの設定値としても良い。
さらに、プロセッサ12は、連続読取による読取対象(探索対象)とするRFIDタグを決定する(ACT33)。例えば、プロセッサ12は、オペレータが指定する商品(物品)に付されるRFIDタグを読取対象とする。この場合、プロセッサ12は、指定された商品に付されるRFIDタグに記録されている商品コード(EPC)を特定し、読取対象とするRFIDタグを指定する。
出力値aの指定値PWRと読取対象のRFIDタグとを決定すると、プロセッサ12は、指定値PWRおよび読取対象のRFIDタグを指定した連続読取をタグ読取装置10に要求する(ACT34)。例えば、プロセッサ12は、出力値の指定値PWRと読取対象のRFIDタグを示す情報とを指定した連続読取を要求するコマンドをタグ読取装置10に送信する。
連続読取を要求した後、プロセッサ12は、RFIDタグの読取結果が必要である場合(ACT35、YES)、タグ読取装置10にRFIDタグの読取結果の送信を要求する(ACT36)。例えば、プロセッサ12は、読取結果を要求するコマンドをタグ読取装置10へ供給することで読取結果を要求する。
プロセッサ12は、送信要求に応じてタグ読取装置10から送信されるRFIDタグの読取結果を取得する(ACT37)。上述したように、タグ読取装置10から取得するRFIDタグの読取結果には、タグ情報とともに当該RFIDタグが読み取れる最小出力値が含まれる。タグ読取装置10から読取結果を取得すると、プロセッサ12は、取得した読取結果からRFIDタグの読取結果(探索結果)として表示すべき情報を特定し、表示器15に表示させる。例えば、図3に示すような情報を表示する場合、プロセッサ12は、タグ読取装置10の位置を基準として読み取ったRFIDタグの位置を推定し、表示器15としての表示装置131に表示する。
また、プロセッサ12は、連続読取中においてタグ読取装置10に対して出力設定値の設定を要求できる(ACT39)。例えば、プロセッサ12は、オペレータの指示に応じて出力設定値の指定が必要か否かを判断する。また、プロセッサ12は、RFIDタグの読取結果を取得すると、取得した読取結果に応じて出力値の設定を実行するようにしても良い。
出力設定値の指定を実行する場合(ACT39、YES)、プロセッサ12は、設定出力値を決定する(ACT40)。例えば、プロセッサ12は、タグ読取装置10から取得した読取結果に含まれる最小出力値に基づいて指定値を変更するか否かを判断する。具体例としては、プロセッサ12は、出力設定値を最小出力値に変更しても良いし、最小出力値を基準して算出する値を出力設定値とするようにしても良い。
タグ読取装置10に指定する出力設定値が決定すると、プロセッサ12は、決定した出力設定値としての指示値PWRを指定する出力値設定コマンドを生成し、生成した出力設定コマンドをタグ読取装置10へ送信する(ACT41)。これにより、タグ読取装置10には出力設定コマンドで指定する出力設定値としての指示値PWRが出力値aとして設定される。
また、プロセッサ12は、連続読取の終了指示を受け付ける。例えば、プロセッサ12は、図3に示す終了ボタン232が押された場合に連続読取を終了すると判断する。連続読取を終了する場合(ACT42、YES)、プロセッサ12は、連続読取の終了をタグ読取装置10に指示する(ACT43)。例えば、プロセッサ12は、連続読取の終了を指示する終了コマンドをタグ読取装置10へ送信する。この終了コマンドに応じて、タグ読取装置10はRFIDタグの連続読取を終了する。
以上のように、実施形態に係るタグ読取システムにおいて、タグ読取装置はRFIDタグを読み取れる出力信号の最小出力値を特定して上位装置へ通知する。上位装置は、タグ読取装置からRFIDタグを読み取れる最小出力値を取得し、最小出力値に応じた出力設定をタグ読取装置に要求する。
また、実施形態に係るタグ読取システムにおいて、タグ読取装置は上位装置から指定される出力設定値を基準に出力信号の出力値を段階的に変化させてRFIDタグを読み取る。タグ読取装置は出力値を段階的に変化させてRFIDタグを読み取った結果から当該RFIDタグを読み取れる最小出力値を特定する。タグ読取装置は、当該RFIDタグから読み取ったタグ情報と共に当該RFIDタグを読み取れる最小出力値を上位装置へ送信する。
以上により、実施形態に係るタグ読取システムは、タグ読取装置が上位装置から出力値を変更させる指示がなくても出力値を変化させてRFIDタグを実施に読み取れた最小出力値を特定できる。この結果、タグ読取システムは、連続読取処理(探索処理)中に読取対象のRFIDタグを読み取れる最小出力値を高速に特定でき、上位装置による処理も高速化できる。さらには、タグ読取装置がRFIDタグを読み取れる最小出力値を特定するため、上位装置にインストールする処理用のプログラムが簡素化できる。
なお、上述した実施形態では、装置内のメモリにプロセッサが実行するプログラムが予め記憶されている場合で説明をした。しかし、プロセッサが実行するプログラムは、ネットワークから装置にダウンロードしても良いし、記憶媒体から装置にインストールしてもよい。記憶媒体としては、プログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能な記憶媒体であれば良い。また、予めインストールやダウンロードにより得る機能は、装置内部のOS(オペレーティングシステム)等と協働して実現させるものであってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1(101、201)…タグ読取システム、10(110、210)…タグ読取装置、11(111、211)…上位装置、12…プロセッサ(第2のプロセッサ)、14…通信インターフェース(第2の通信インターフェース)、21…プロセッサ(第1のプロセッサ)、24…通信制御回路、25…アンテナ、26…通信インターフェース(第1の通信インターフェース)、29…データメモリ、30…タイマ、46…出力設定部、48…サーミスタ(温度計測器)。

Claims (5)

  1. アンテナと、
    前記アンテナから出力する出力信号と前記アンテナが受信する受信信号とを制御する通信制御回路と、
    上位装置と通信する通信インターフェースと、
    前記アンテナおよび前記通信制御回路を用いて特定のRFIDタグが読取可能となる出力信号の最小出力値を特定し、前記最小出力値を前記通信インターフェースにより前記上位装置へ送信するプロセッサと、を有し、
    前記プロセッサは、前記通信インターフェースを介して前記上位装置からのコマンドに応じて連続読取処理を開始し、
    前記連続読取処理中に、前記出力信号の出力値を変化させる、
    タグ読取装置。
  2. 前記通信制御回路は、前記アンテナから出力する出力信号の出力値を段階的に変化させて前記RFIDタグを読み取り、
    前記プロセッサは、前記通信制御回路が前記アンテナから出力する出力信号の出力値を段階的に変化させた場合の前記RFIDタグの読取結果に基づいて前記最小出力値を特定する、
    請求項1に記載のタグ読取装置。
  3. 前記プロセッサは、前記RFIDタグから読み取るタグ情報と共に前記最小出力値を前記通信インターフェースにより前記上位装置へ送信する、
    請求項1又は2の何れか1項に記載のタグ読取装置。
  4. タグ読取装置と上位装置とを有するタグ読取システムであって、
    前記タグ読取装置は、
    アンテナと、
    前記アンテナから出力する出力信号と前記アンテナが受信する信号とを処理する通信制御回路と、
    前記上位装置と通信する第1の通信インターフェースと、
    前記アンテナおよび前記通信制御回路を用いて特定のRFIDタグが読取可能となる出力信号の最小出力値を特定し、前記最小出力値を前記第1の通信インターフェースにより前記上位装置へ送信する第1のプロセッサと、を有し、
    前記第1のプロセッサは、前記第1の通信インターフェースを介して前記上位装置からのコマンドに応じて連続読取処理を開始し、
    前記連続読取処理中に、前記出力信号の出力値を変化させ、
    前記上位装置は、
    前記タグ読取装置と通信する第2の通信インターフェースと、
    前記第2の通信インターフェースを用いて前記タグ読取装置から前記RFIDタグが読取可能となる出力信号の最小出力値を取得する第2のプロセッサと、を有する、
    タグ読取システム。
  5. 前記タグ読取装置の前記通信制御回路は、前記上位装置から指定される出力設定値を基準に前記アンテナから出力する出力信号の出力値を段階的に変化させて前記RFIDタグを読み取り、
    前記タグ読取装置の前記第1のプロセッサは、前記通信制御回路が前記アンテナから出力する出力信号の出力値を段階的に変化させた場合の前記RFIDタグの読取結果に基づいて前記最小出力値を特定し、前記RFIDタグから読み取ったタグ情報と共に前記最小出力値を前記第1の通信インターフェースによって前記上位装置へ送信し、
    前記第1のプロセッサは、前記第1の通信インターフェースを介して前記上位装置からのコマンドに応じて連続読取処理を開始し、
    前記連続読取処理中に、前記出力信号の出力値を変化させ、
    前記上位装置の前記第2のプロセッサは、前記第2の通信インターフェースを用いて前記タグ読取装置から取得する前記最小出力値に基づいて前記RFIDタグを読み取るための前記アンテナから出力する出力信号の出力設定値を前記タグ読取装置に指定する、
    請求項4に記載のタグ読取システム。
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