JP2019091120A - 情報処理システム、情報処理装置および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置および情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】特定の作業を行った作業者をより高い確度で推定可能とする。【解決手段】受信部は、送信装置から送信装置に固有の機器識別情報を含めて送信された信号を受信する。受信部により受信された信号に含まれる機器識別情報と、信号を受信した時刻を示す受信時刻とを関連付けて記憶部に記憶する。演算部は、記憶部から、外部から取得した第1時刻と、第1時刻から遡った時刻である第2時刻とによる時間範囲に含まれる受信時刻に関連付けられた機器識別情報を取得する。変換部は、機器識別情報と属性情報とを予め関連付けた変換テーブルに基づき、演算部により取得された機器識別情報を属性情報に変換する。【選択図】図5

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理装置および情報処理プログラムに関する。
物流業務においては、指示された物品を収集してコンテナに格納して次工程に送り出す、ピッキング作業と呼ばれる工程がある。近年では、このピッキング作業に対してDPS(Digital Picking System)という仕組みを導入し、物品の取り違えや数量間違いなどのヒューマンエラーの防止を図る場合が多い。また、DPSにおいて、ベルトコンベアを動作させてコンテナを次工程に送り出すための発射ボタンを操作した時間がWMS(Warehouse Management System)と呼ばれるシステムに記録されることが既に知られている。特許文献1には、センサネットワークを利用して作業員および物品の情報を取得し、取得した情報に基づき作業員の作業管理および物品の品質管理を行う技術が開示されている。
DPSは、各コンテナを担当した作業者の属性を把握することで、次工程以降の作業の判断や、工程全体の効率化を図ることが可能である。このため、作業者に特定のIDを発信する装置(ビーコン)を所持させて、発射ボタンの近傍に設置した受信端末により当該装置から発信されたIDを受信する。DPSは、受信端末がIDを受信した時刻と、WMSに記録される時間情報に含まれる時刻と対応する時刻に検知されたIDとに基づき、各コンテナを担当した作業者の情報を取得する。これにより、DPSは、発射ボタンの前に何時、誰が居たかを知ることができ、各コンテナのピッキング作業をした作業者の推定が可能となる。
しかしながら、従来技術では、WMSに記録される時刻に対して対応する時刻に、ビーコンの電波強度の揺らぎ、あるいは、ビーコンと受信端末との間が偶然に手などで遮蔽される、などにより作業者のIDが検知されない場合は、検知エラーになってしまうという問題点があった。また、受信端末の近傍にピッキング作業者以外に補充作業者などが在籍する状況下で、実際の作業者のIDが検知エラーとなる一方で補充作業者のIDが検知された場合、補充作業者がピッキング作業をしたと誤って判断されてしまうという問題点があった。この問題点は、上述した特許文献1でも解決できていない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、特定の作業を行った作業者をより高い確度で推定可能とすることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、送信装置から送信装置に固有の機器識別情報を含めて送信された信号を受信する受信部と、機器識別情報と属性情報とを予め関連付けた変換テーブルと、受信部により受信された信号に含まれる機器識別情報と、信号を受信した時刻を示す受信時刻とを関連付けて記憶する記憶部と、記憶部から、外部から取得した第1時刻と、第1時刻から遡った時刻である第2時刻とによる時間範囲に含まれる受信時刻に関連付けられた機器識別情報を取得する演算部と、変換テーブルに基づき、演算部により取得された機器識別情報を属性情報に変換する変換部と、を備える。
本発明によれば、特定の作業を行った作業者をより高い確度で推定可能となるという効果を奏する。
図1は、第1の実施形態に係る情報処理システムの一例の構成を示す図である。 図2は、第1の実施形態に適用可能な情報処理装置の一例の構成を示すブロック図である。 図3は、第1の実施形態に適用可能な送信装置の一例の構成を示すブロック図である。 図4は、第1の実施形態に適用可能な受信装置の一例の構成を示すブロック図である。 図5は、第1の実施形態に係る情報処理システムの機能的構成を示す一例の機能ブロック図である。 図6は、第1の実施形態に係る、演算部による機器IDの取得処理について説明するための図である。 図7は、第1の実施形態に適用可能な受信装置における処理を示す一例のフローチャートである。 図8は、第1の実施形態に係る情報処理装置における処理を示す一例のフローチャートである。 図9は、信号の強度変化による検知エラーについて説明するための図である。 図10は、第1の実施形態の第2の変形例に係る、演算部による機器IDの取得処理について説明するための図である。 図11は、第1の実施形態の第2の変形例に係る情報処理装置における処理を示す一例のフローチャートである。 図12は、第1の実施形態の第3の変形例に係る受信装置の一例の構成を示すブロック図である。 図13は、第1の実施形態の第3の変形例に係る平滑処理について、概略的に説明するための図である。 図14は、第1の実施形態の第3の変形例に係る閾値を設定する方法について概略的に説明するための図である。 図15は、第2の実施形態に係る情報処理システムの一例の構成を示す図である。 図16は、第2の実施形態に係る送信装置の一例の構成を示すブロック図である。 図17は、第3の実施形態に係る情報処理システムの一例の構成を示す図である。 図18は、第3の実施形態に係る受信装置の一例の構成を示すブロック図である。 図19は、第3の実施形態に係る送信装置の一例の構成を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照して、情報処理システム、情報処理装置および情報処理プログラムの実施形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る情報処理システムの一例の構成を示す。図1に示される情報処理システム1は、例えば倉庫、工場内などにおいて作業者の管理を行う用途を想定している。図1において、情報処理システム1は、情報処理装置10と、情報処理装置10にネットワーク11を介して接続される受信装置20および制御装置40と、作業者13により装着される送信装置30とを含む。
制御装置40は、作業用装置12の動作を制御する。例えば、制御装置40は、スイッチ41に対する操作に応じて、作業用装置12に対し、作業動作を開始させる制御を行う。より具体的には、図1において、作業用装置12としてベルトコンベアを想定しており、作業者13がスイッチ41を操作することで、ベルトコンベアに対してコンテナが発射され、当該コンテナがベルトコンベアにより搬送される。
作業者13が装着する送信装置30は、当該送信装置30に固有の識別情報(機器IDと呼ぶ)を含む信号を、無線通信によりアンテナ31から送信するビーコンである。送信装置30による機器IDを含む信号の送信は、例えば、連続的、あるいは、一定時間間隔で行われる。送信装置30は、信号を変調して電波としてアンテナ31から送信する。この電波は、受信装置20においてアンテナ21により受信されて変調信号とされ、受信装置20により元の信号に復調される。受信装置20は、受信され復調された信号に含まれる機器IDと、当該信号を受信した受信時刻trとを、ネットワーク11を介して情報処理装置10に送信する。なお、受信装置20は、ネットワーク11に対して有線通信および無線通信の何れにより接続されていてもよい。
以下、特に記載の無い限り、信号の送信に関して「信号を変調して電波として送信する」ことを、「信号を送信する」などのように記述する。同様に、受信に関しても、「電波がアンテナにより受信された変調信号を復調する」ことを、「信号を受信する」などのように記述する。
送信装置30と受信装置20との間で行われる通信の通信方式は、データ伝送が可能な無線通信であれば特に限定されない。例えば、送信装置30と受信装置20との間で行われる通信の通信方式として、Bluetooth(登録商標)を適用することができる。この場合、通信方式として、より消費電力を抑制したBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)を適用すると、送信装置30をより小型軽量に構成でき、好ましい。送信装置30と受信装置20との間で行われる通信の通信方式として、独自の通信方式を用いることもできる。なお、送信装置30、受信装置20の記載には限定されず、受信装置20から送信装置30への送信や、互いに送受信(双方向通信)可能なものを用いてもよい。
第1の実施形態に適用可能な、受信装置20、制御装置40および作業用装置12の配置の例について、概略的に説明する。例えば、受信装置20は、作業用装置12にて作業者13が作業を行う作業位置の近傍に設けられる。また、制御装置40におけるスイッチ41も、当該作業位置の近傍に配置すると好ましい。より具体的には、受信装置20のアンテナ21と、当該作業位置との間の距離が、受信装置20と送信装置30との間の通信が可能な距離になるよう、各装置などが配置される。また、例えば工場や倉庫などの1つの建屋内において、作業用装置12、制御装置40および受信装置20の組を複数設置することができる。
制御装置40は、スイッチ41に対する操作に応じて、当該制御装置40または当該制御装置40が制御対象とする作業用装置12を識別する識別情報を、ネットワーク11を介して情報処理装置10に送信する。情報処理装置10は、ネットワーク11を介して当該識別情報を受信することで、何れの制御装置40のスイッチ41が操作されたかを知ることができ、また、当該識別情報を受信した時刻を、当該スイッチ41が操作された時刻(操作時刻tsとする)と見做して取得することができる。
また、受信装置20は、機器IDおよび受信時刻trを送信する際に、当該受信装置20を識別する識別情報を、機器IDおよび受信時刻trと共に情報処理装置10に送信する。情報処理装置10は、ネットワーク11を介して受信した機器IDおよび受信時刻trを、当該識別情報と共に受信することで、受信した機器IDおよび受信時刻trが何れの受信装置20から送信されたかを知ることができる。
以下では、煩雑さを避けるために、ネットワーク11に対して1組の受信装置20および制御装置40が接続されているものとし、受信装置20を識別する識別情報、および、制御装置40を識別する識別情報についての説明を省略する。
上述した構成の情報処理システム1において、作業者13は、例えば折り畳みコンテナ(以下、単にコンテナと呼ぶ)に物品を格納し、そのコンテナをベルトコンベアである作業用装置12により搬送する作業を行うものとする。作業者13は、コンテナに物品を格納するために、作業用装置12における作業位置に移動する。送信装置30は、例えば機器IDを含む信号を継続的に送信する。したがって、作業者13が当該作業位置に接近することで、送信装置30と受信装置20との間で通信が行われ、送信装置30から、当該送信装置30に固有の機器IDを含む信号が送信され、送信された信号が受信装置30に受信される。
受信装置30は、受信した信号に含まれる機器IDと、当該信号を受信した受信時刻trとを情報処理装置10に送信する。情報処理装置10は、受信装置30から送信されたこれら機器IDと受信時刻trとを受信し、受信した機器IDと受信時刻trとを関連付けて、蓄積的に記憶する。この処理は、送信装置20から送信された信号が受信装置30に受信される毎に行われる。また、この処理は、他の作業者13が装着する、異なる機器IDを持つ送信装置30から送信された信号についても、同様にして実行される。
作業者13は、コンテナに物品を格納し終えると、作業用装置12に所定にコンテナをセットし、スイッチ41を操作する。これにより、当該コンテナが作業用装置12(ベルトコンベア)に発射され、当該コンテナが搬送される。また、制御装置40は、スイッチ41に対する操作に応じて、当該操作が行われた時刻である操作時刻を情報処理装置10に送信する。
情報処理装置10は、制御装置40から送信された操作時刻を受信すると、記憶した機器IDおよび受信時刻trの組から、受信時刻trが、受信した操作時刻と、当該操作時刻から所定時間だけ遡った時刻(遡及時刻teとする)とによる時間範囲P内の時刻に対応する組を取得する。情報処理装置10は、取得した各組に含まれる機器IDのリストを出力する。これにより、発射されたコンテナに関する作業(物品格納など)を行った作業者13を推定することが可能となる。
(第1の実施形態のより詳細な構成)
図2は、第1の実施形態に適用可能な情報処理装置10の一例の構成を示す。図2において、情報処理装置10は、CPU(Central Processing Unit)1000と、ROM(Read Only Memory)1001と、RAM(Random Access Memory)1002と、グラフィクスI/F1003と、ストレージ1004と、入出力インタフェース(I/F)1005と、通信I/F1006と、を備え、これら各部がバス1012により互いに通信可能に接続されている。このように、情報処理装置10は、CPU1000と、CPU1000に接続される各メモリとを備え、一般的なコンピュータと同等の構成を有する。
ストレージ1004は、データを不揮発に記憶することが可能な記憶媒体であって、例えばフラッシュメモリなどの不揮発性の半導体メモリである。これに限らず、ストレージ1004としてハードディスクドライブを用いてもよい。ストレージ1004は、CPU1000が実行するためのプログラムや各種データが格納される。なお、ストレージ1004およびROM1001は、例えば1つの書き換え可能な不揮発性半導体メモリなどを共用してもよい。
CPU1000は、ROM1001およびストレージ1004に記憶されるプログラムに従い、RAM1002をワークメモリとして用いて、この検索端末10の全体を制御する。グラフィクスI/F1003は、CPU1000により生成された表示制御信号を、例えば情報処理装置10に接続されるディスプレイ1010が表示可能な信号に変換して出力する。ディスプレイ1010は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)を含み、グラフィクスI/F1003から出力された信号により駆動されて、表示制御信号に応じた画面を表示させる。
入出力I/F1005は、外部機器との間でデータの入出力を行う。データI/F1005としては、例えば、USB(Universal Serial Bus)やBluetooth(登録商標)といったインタフェースを適用することができる。図2の例では、入出力I/F1005に対して、キーボードやポインティングデバイスといった入力デバイス1011が接続される。入力デバイス1011により入力された情報は、入出力I/F1005を介してCPU1000に渡される。また、入出力I/F1005は、外部データの入力および外部へのデータ出力も可能である。
通信I/F1006は、CPU1000の制御に従いネットワーク11を介した通信を行う。
図3は、第1の実施形態に適用可能な送信装置30の一例の構成を示す。図3において、送信装置30は、アンテナ31と、送信処理部3000と、制御部3001と、メモリ3002と、を含む。
制御部3001は、例えばマイクロプロセッサとROMおよびRAMとを含み、ROMに予め記憶されたプログラムおよびデータに従い、RAMをワークエリアとして用いて送信装置30の全体の動作を制御する。
メモリ3002は、不揮発性の半導体メモリであって、この送信装置30に固有の識別情報、すなわち、送信装置30毎に異なる識別情報である機器IDが記憶される。ここで、作業者13が装着すべき送信装置30が作業者13毎に決められている場合、機器IDが、作業者13を識別する識別情報であると見做すことができる。メモリ3002に記憶される機器IDは、制御部3001に読み出されて送信処理部3000に渡される。
送信処理部3000は、制御部3001の制御に従い、所定の通信方式に従った通信を行う。送信処理部3000は、アンテナ31を介して通信相手機器である受信装置20と無線通信を行い、通信方式に従い受信装置20との間の接続を確立する。送信処理部3000は、接続が確立された受信装置20に、制御部3001から渡された機器IDを含む信号を送信する。送信処理部3000は、制御部3001の制御により、当該信号により機器IDを一定時間間隔毎に送信する。
図4は、第1の実施形態に適用可能な受信装置20の一例の構成を示す。図4において、受信装置20は、アンテナ21と、受信処理部2000と、制御部2001と、通信I/F2002とを含む。
受信処理部2000は、制御部2001の制御に従い、送信装置20と対応する通信方式に従った通信を行う。受信処理部2000は、送信装置30からの要求に応じて送信装置30との間の通信を確立し、送信装置30から送信された信号を受信する。また、受信処理部2000は、アンテナ21により受信された電波の情報を出力することができる。例えば、受信処理部2000は、アンテナ21により受信された電波に関する情報(電波強度値など)を取得し、取得した情報を制御部2001に渡す。
制御部2001は、例えばCPUとROMおよびRAMとを含み、ROMに予め記憶されたプログラムに従い、RAMをワークエリアとして用いてこの受信装置20の全体の動作を制御する。また、制御部2001は、時間を計測するためのタイマをさらに含み、現在の時刻を取得することができる。さらに、制御部2001は、受信処理部2000から渡された受信電波に関する情報に基づき、受信処理部2000から受け取った信号に対する所定の処理を実行できる。
通信I/F2002は、有線通信または無線通信によりネットワーク11と接続され、制御部201の制御に従い、ネットワーク11を介した通信を行う。
例えば、制御部2001は、受信処理部2000が受信した信号から機器IDを抽出し、抽出した機器IDを、受信処理部2000が当該信号を受信した時刻である受信時刻trと共に通信I/F2002に渡す。通信I/F2002は、制御部2001から渡された機器IDと受信時刻trとを関連付けて、ネットワーク11を介して情報処理装置10に送信する。
なお、送信装置30と受信装置20との間の無線通信は、電波を用いた通信に限定されない。すなわち、送信装置30が固有の機器IDを送信可能な無線通信方式であれば、音波や光を用いた通信など、他の無線通信方式を適用することが可能である。
図5は、第1の実施形態に係る情報処理システム1の機能的構成を示す一例の機能ブロック図である。図5において、情報処理システム1は、演算部100と、変換部101と、出力部102と、記憶部110と、変換テーブル111と、受信部200と、送信部300と、を含む。
これらのうち、演算部100、変換部101、出力部102、記憶部110および変換テーブル111は、上述した情報処理装置10上の構成とすることができる。例えば、演算部100、変換部101および出力部102は、CPU1000上で動作する情報処理プログラムにより構成される。記憶部110は、例えば情報処理装置10が備えるストレージ1004あるいはRAM1002の所定領域を適用できる。また、変換テーブル111は、ストレージ1004あるいはRAM1002に記憶される。
これに限らず、演算部100、変換部101および出力部102の一部または全部を、互いに協働して動作するハードウェア回路により構成することも可能である。また、記憶部110は、ストレージ1004あるいはRAM1002に対するデータの書き込みおよび読み出しを制御する構成を含むことができる。
これらのうち、受信部200および送信部300は、それぞれ上述した受信装置20および送信装置30を適用できる。より具体的には、受信部200は、受信装置20における受信処理部2000および制御部2001の機能を含む。また、送信部300は、送信装置30における送信処理部3000および制御部3001の機能を含む。送信部300は、アンテナ31から、機器IDを含む信号を送信し、この信号は、受信部200においてアンテナ21から受信される。受信部200は、送信部300から受信した信号に含まれる機器IDと、当該信号を受信した時刻である受信時刻trとを演算部100に渡す。
演算部100は、受信部200から受け取った機器IDと受信時刻trとを関連付けて、記憶部110に記憶する。表1は、記憶部110に記憶される機器IDおよび受信時刻trの組の例を示す。表1の例では、それぞれ受信時刻trが関連付けられた複数の機器ID「A01」、「A02」、「B01」が記憶部110に記憶された状態となっている。また、機器ID「A01」のように、1つの機器IDに複数の受信時刻trを関連付けることもできる。
Figure 2019091120
演算部100に対して、制御装置40から送信された、スイッチ41が操作された時刻に対応する操作時刻tsが入力される。演算部100は、入力された操作時刻tsに基づき、記憶部110に記憶された機器IDおよび受信時刻trの組のうち所定の条件を満たす組を選択し、選択された組に含まれる機器IDを取得する。
図6を用いて、第1の実施形態に係る、演算部100による機器IDの取得処理について説明する。なお、図6(a)および図6(b)において、図の下方から上方に向けて時間の経過を示しているものとする。すなわち、図6(a)および図6(b)において、図の上方は、より新しい時刻を示している。
演算部100は、図6(a)に例示されるように、制御装置40から入力された操作時刻ts0(第1時刻)を起点として、操作時刻ts0から遡及時間T1だけ遡った遡及時刻te0(第2時刻)を求める。遡及時間T1は、予め定められて、情報処理装置10のストレージ1004などに記憶されているものとする。演算部100は、記憶部110に記憶される機器IDおよび受信時刻trの組から、受信時刻trが操作時刻ts0から遡及時刻te0までの時間範囲P1に含まれる全ての組を抽出し、抽出した各組の各受信時刻trに関連付けられた各機器IDを、操作時刻ts0に対応する機器IDとして取得する。
図6(a)の例では、受信時刻tr10およびtr11が、時間範囲P1に含まれている。演算部100は、記憶部110に記憶された機器IDおよび受信時刻trの組から、これら受信時刻tr10およびtr11に関連付けられた機器ID「A01」および「B02」を、操作時刻ts0に対応する機器IDとして取得する。
スイッチ41が短期間に複数回操作された場合、それぞれの操作時刻tsを起点として遡及時間T1だけ遡った際の各期間が重複する可能性がある。図6(b)は、操作時刻ts0から遡及時間T1だけ遡った場合の時間範囲P1の一部と、操作時刻ts0に対して過去の時刻である操作時刻ts1から遡及時間T1だけ遡った場合の時間範囲P2の一部とが重複する例を示している。
図6(b)の例では、受信時刻tr20およびtr21が時間範囲P1に、受信時刻tr21およびtr22が時間範囲P2に、それぞれ含まれており、受信時刻tr21が時間範囲P1およびP2に共通して含まれている。この場合、演算部100は、受信時刻tr20およびtr21に関連付けられた機器ID「A01」および「B02」を、操作時刻ts0に対応する機器IDとして取得する。また、演算部100は、受信時刻tr21およびtr22に関連付けられた機器ID「B02」および「A02」を、操作時刻ts1に対応する機器IDとして取得する。
このように、演算部100は、一部が重複する異なる期間に共通して含まれる受信時刻trに対応する機器IDを、それぞれの期間に対応する機器IDとして取得することができる。
図5の説明に戻り、演算部100は、上述したようにして操作時刻tsに基づき取得した機器IDを、変換部101に渡す。変換部101は、渡された機器IDに基づき、機器IDと属性情報とを関連付けたテーブルである変換テーブル111を参照して、機器IDを属性情報に変換する。
表2は、第1の実施形態に適用可能な変換テーブル111の例を示す。表2の例では、変換テーブル111において、各機器ID「A01」、「A02」、「A03」、「B01」および「B02」に対して、それぞれ属性情報である属性「属性#1」、「属性#2」、「属性#1」、「属性#3」および「属性#4」が関連付けられている。この変換テーブル111は、予め作成されて情報処理装置10の例えばストレージ1004に記憶される。
Figure 2019091120
なお、これに限らず、各作業員13を識別するユーザ識別情報を、各機器IDと関連付けたテーブルをさらに用意し、変換テーブル111を、ユーザ識別情報と属性とを関連付けるように構成してもよい。
変換部101は、変換テーブル111を参照して、演算部100から渡された機器IDを属性情報に変換し、出力する。上述した図6(a)の例では、演算部100は、操作時刻ts0に対応する時間範囲P1に対し、記憶部110から機器ID「A01」および「B02」を取得して変換部101に渡す。変換部101は、変換テーブル111を参照し、機器ID「A01」および「B02」にそれぞれ関連付けられた属性「属性#1」および「属性#4」を取得する。
変換テーブル111において機器IDに関連付けられる属性情報は、例えば、送信装置30と作業者13との関係が固定的である場合、すなわち、作業者13が常に同一個体の送信装置30を用いる場合、当該作業者13を示す情報を用いることができる。第1の実施形態では、属性情報として用いる作業者13を示す情報を、当該作業者13の種別を表す情報であるものとする。
第1の実施形態に適用可能な、作業者13の種別の例について説明する。例えば、作業者13の種別は、作業者13の作業に対するミスのし易さに応じて分類した各段階とする。ここで、作業者13が行う作業が、指示に従いコンテナに物品を格納し、物品を格納したコンテナをベルトコンベアに発射する作業である場合について考える。この場合、作業者13が殆どミスしないと評価されている場合には、コンテナに格納された物品に対する検品が略不要となる。一方、作業者13がミスをし易いほど、検品を強化する必要が生じる。
表3を用いてより具体的に説明する。第1の種別としての属性「属性#1」から第4の種別としての属性「属性#4」に向けて、ミスのし易さを段階的に分類している。第1の種別としての属性「属性#1」は、最も高い段階であって、作業者13のうち殆どミスしないと評価され、検品が不要な作業者13が含まれる。第2の種別としての属性「属性#2」、および、第3の種別としての属性「属性#3」は、それぞれ、属性「属性#1」より1段階低い段階、および、属性「属性#1」より2段階低い段階であって、作業者13のうち複雑な条件の場合にミスすることがあり、検品が必要な作業者13が含まれる。ミスの発生頻度などにより、属性「属性#2」および「属性#3」の分類を行う。表3の例では、属性「属性#2」を「複雑な条件の場合は検品が必要な者(1)」、属性「属性#3」を「複雑な条件の場合は検品が必要な者(2)」としている。第4の種別としての属性「属性#4」は、最も低い段階であって、ミスが多く検品が必須な作業者13が含まれる。
Figure 2019091120
変換部101は、各機器IDに基づき取得した各属性情報を、それぞれ対応する各機器IDに関連付けて出力部102に渡す。これに限らず、変換部101は、取得した各属性情報のみを出力部102に渡してもよい。出力部102は、変換部101から渡された各機器IDと各属性情報とを出力する。例えば、出力部102は、各機器IDと各属性情報とを関連付けたリストを表示する表示画面を生成し、生成した当該表示画面をディスプレイ1010に表示させる。
出力部102は、表示される各機器IDおよび各属性情報を取得する元となる操作時刻tsを演算部100から取得して、これら各機器IDおよび各属性情報と共に表示させると好ましい。
これに限らず、出力部102は、変換部101から渡された各機器IDと各属性情報とをファイルに格納して、ストレージ1004などに記憶させてもよいし、入出力I/F1005や通信I/F1006を介して外部に出力してもよい。
情報処理装置10における第1の実施形態に係る各機能を実現するための情報処理プログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD(Compact Disk)、フレキシブルディスク(FD)、DVD(Digital Versatile Disk)などのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供される。これに限らず、当該情報処理プログラムを、インターネットなどのネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、当該ネットワークを介してダウンロードさせることにより提供してもよい。また、当該情報処理プログラムをインターネットなどのネットワークを経由して提供または配布するように構成してもよい。
当該情報処理プログラムは、演算部100、変換部101および出力部102を含むモジュール構成となっている。実際のハードウェアとしては、CPU1000がストレージ1004やROM1001などの記憶媒体から当該情報処理プログラムを読み出して実行することにより、上述した各部がRAM1002などの主記憶装置上にロードされ、演算部100、変換部101および出力部102が主記憶装置上に生成されるようになっている。
図7は、第1の実施形態に適用可能な受信装置20(受信部200)における処理を示す一例のフローチャートである。ステップS100で、受信部200は、送信装置30からの信号を受信したか否かを判定する。受信していないと判定した場合(ステップS100、「No」)、処理をステップS100に戻す。一方、受信部200は、送信装置30からの信号を受信したと判定した場合(ステップS100、「Yes」)、処理をステップS101に移行させる。
ステップS101で、受信部200は、送信装置30から受信した信号から機器IDを取り出し、取り出した機器IDと、当該信号を受信した受信時刻trとを送信する。受信部200から送信された機器IDおよび受信時刻trは、情報処理装置10において演算部100に受け取られ、演算部100により、機器IDおよび受信時刻trが関連付けられて記憶部110に記憶される。
図8は、第1の実施形態に係る情報処理装置10における処理を示す一例のフローチャートである。なお、この図8のフローチャートによる処理に先立って、上述した図7のフローチャートによる処理に従い送信装置30から送信された信号が受信装置20に受信され、当該信号に含まれる機器IDと、当該信号を受信した受信時刻trとが関連付けられた1以上の組が記憶部110に記憶されているものとする。
ステップS200で、情報処理装置10において演算部100は、遡及の起点となる操作時刻tsを取得する。演算部100は、操作時刻tsを、制御装置40からの送信に応じて取得してもよいし、例えば、制御装置40から予め取得して情報処理装置10のストレージ1004やRAM1002に記憶された操作時刻tsを、入力デバイス1011に対するユーザ操作などに応じて取得してもよい。
次のステップS201で、演算部100は、予め定められた遡及時間Tを取得する。次のステップS202で、演算部100は、記憶部110に記憶される機器IDおよび受信時刻trの組のうち、ステップS200で取得した操作時刻tsを起点として、ステップS201で取得した遡及時間Tだけ遡った遡及時刻teまでの時間範囲Pに含まれる受信時刻trに関連付けられた機器IDを全て取得する。演算部100は、取得した各機器IDを、変換部101に渡す。
次のステップS203で、変換部101は、変換テーブル111を参照して、ステップS202で演算部100が取得した各機器IDを属性情報に変換する。変換部101は、各機器IDと、各機器IDが変換された各属性情報とを出力部102に渡す。
次のステップS204で、出力部102は、変換部101から渡された各機器IDおよび各属性情報を出力する。例えば、出力部102は、各機器IDおよび各属性情報を、ディスプレイ1010に表示させる。また、出力部102は、表示される各機器IDおよび各属性情報を取得する元となる操作時刻tsを演算部100から取得して、これら各機器IDおよび各属性情報と共に表示させることができる。機器IDが作業者13を識別する識別情報であると見做せる場合、この表示により、当該操作時刻tsに対応する作業に係る作業者13を検知したと推定できる。
例えば、各作業者13に対して上位である作業の管理者は、出力部102から出力された各機器IDおよび各属性情報に基づき、最も低い段階を示す属性情報に関連付けられた機器IDを、スイッチ41に対する操作を行った作業者13が装着する送信装置30の機器IDであると推定することができる。また例えば、初心者を示す属性情報に関連付けられた機器IDに対応する作業者13は、推定の対象から外すことも考えられる。
このように、第1の実施形態に係る情報処理システム1では、作業者13の装着する送信装置30から送信された、当該送信装置30に固有の機器IDを、受信時刻trと関連付けて記憶する。そして、作業用装置12を制御するスイッチ41が操作された操作時刻tsから所定の遡及時間Tだけ遡った遡及時刻teまでの時間範囲Pに含まれる受信時刻trに関連付けられた機器IDを全て取得し、取得した機器IDを作業者13の種別を示す属性情報に変換して出力する。そのため、スイッチ41の操作に関わる作業者13を高確度にて推定可能となる。
これにより、作業判断を行ったり、工程全体の効率化を図ることが容易となる。また、操作時刻tsから所定の遡及時間Tだけ遡った時間範囲P内に受信された受信時刻trに関連付けられた機器IDを全て取得するため、作業者13の検知漏れを抑制することができる。
物流工程の改善においては、作業者13についての誤ったIDを通知するよりも、正しい作業者13を含む複数人を検知した旨を通知する方が、次工程以降の作業や、工程全体の効率化を図ることが容易になると考えられる。これを達成するためには、例えば作業者13を交代する毎に、システムに対して作業者13の情報を入力することが考えられる。しかしながら、物流量は一定ではなく、繁忙期に応援者が作業を手伝うなどにより記入漏れ、記入ミスが発生する可能性がある。さらに、この記入作業そのものの煩雑さにより、現場の作業が滞ることも考えられる。第1の実施形態による情報処理システム1を利用することで、作業に関わる作業者13を、このような入力作業を行うこと無しに、容易に把握することが可能となる。
また、送信装置30(すなわち送信装置30を装着する作業者13)を識別する機器ID毎に、当該作業者13のミスし易さに応じて段階的に分類した各段階に対応する種別を関連付けている。そのため、後工程における処理を、その作業に関わったと推定される作業者13のミスし易さにに応じて決定できるため、工程の効率化を図ることが可能である。
一例として、作業者13がコンテナに物品を格納しベルトコンベアにて搬送させる作業を行う場合、作業者13をミスし易さに応じた各段階に対応する種別に分類することで、ミスの発生が多い作業者13が行った作業に係るコンテナは全て検品に回す、ミスの発生が少ない作業者13が行った作業に係るコンテナは、コンテナに格納された物品数が少ない場合などのミスを起こしにくい状況の場合には検品を省略する、などの措置が可能となり、工程の効率化を図ることができる。
また、別の例として、第1の実施形態に係る情報処理システム1によれば、1つの操作時刻tsに対応する時間範囲Pに2人の作業者13が検知された場合、検知された2人の作業者13のうち、よりミスし易い種別の作業者13に合わせて判断を行うことが容易に実現できる。これにより、より安全な判断が可能となる。
さらに、第1の実施形態に係る情報処理システム1は、信号の強度変化に伴う検知エラーを抑制することができる。この、信号の強度変化による検知エラーについて、図9を用いて説明する。図9(a)は、ある機器IDの送信装置30からBLEを通信方式として用いて送信された電波の電波強度を時系列に従い一定の時間間隔でサンプリングしてプロットした例を示す。図9(a)において、縦軸は当該信号の電波強度、横軸は時間を示している。この図から分かるように、BLEによる電波強度は、図9(a)において特性線80で示されるように、時系列に対して脈動的に変化する。
図9(b)は、図9(a)に対し、電波強度が−60dBを超えた点をプロットした例を示す。例えば、図9(a)の例において、電波強度が−60dBを超えた点で値「1」を出力し、電波強度が−60dB以下の点で値「0」を出力する。受信装置20は、値「1」が出力される点において信号の取得が可能であり、値「0」が出力される点では信号が取得されない。このように、ある電波強度で電波(変調信号)信号をフィルタリングすると、受信装置20において取得される信号が間欠的になることが分かる。
例えば、図9(a)を、作業者13が装着する送信装置30から送信された電波の、受信装置20の位置(アンテナ21の位置)での電波強度であるものとする。当該作業者13(対象作業者と呼ぶ)により、時間「00:00:35」(hh:mm:ss)にコンテナの発射ボタン(スイッチ41)が操作されたものとする。なお、図9および後述する図13においては、時間を示す値の最初の「0」が省略されている。すなわち、この時間「00:00:35」が、上述した、遡及時間Tの起点となる操作時刻tsに相当する。この時間に観測された電波強度に基づき、スイッチ41を操作した対象作業者(機器ID)を推定する場合について考える。
この場合、対象作業者は、実際にスイッチ41を操作したにも関わらず、BLEの物理的性質から、時間「00:00:35」の電波強度が−60dB以下であって、受信装置20によって送信装置30から送信された信号が取得されない。そのため、対象作業者は、スイッチ41を操作した作業者に「該当しない」という誤った判断を下されてしまう。
第1の実施形態では、操作時刻tsである時間「00:00:35」を起点として遡及時間Tを遡った時間範囲Pに含まれる受信時刻trに関連付けられた機器IDを取得している。すなわち、当該時間範囲Pにおいて、所定以上の電波強度の電波に基づき取得した機器IDを列挙する。この列挙された機器IDに基づき、操作時刻tsにスイッチ41を操作した作業者13を推定することができる。例えば、対象作業者(の機器ID)が操作時刻tsを挟んで複数回検知され、操作時刻tsの直近にて他の作業者13が1回検知された場合、この他の作業者13は、操作時刻tsに偶然、受信装置20の近傍を通りかかり、操作時刻tsに係るスイッチ41の操作は、対象作業者により行われたと、推定が可能である。
このように、第1の実施形態によれば、例えば、実際にスイッチ41を操作した対象作業者は検知されず、例えば受信装置21の近傍を偶然通りかかった別の作業者13の送信装置30から送信された信号が検知されて、偶然通りかかった別の作業者13がスイッチ41を操作した者であるという誤った判断が下されることを抑制することが可能である。
(第1の実施形態の第1の変形例)
次に、第1の実施形態の第1の変形例について説明する。上述した第1の実施形態では、送信装置30が機器IDを含む信号を送信し、受信装置20がこの信号を受信して、信号に含まれる機器IDを取り出して情報処理装置10に送信している。これに対して、第1の実施形態の第1の変形例は、送信装置30と受信装置20とを入れ替えた例である。
例えば、受信装置は、軽量小型に形成されて作業者13に装着される。また、受信装置は、当該受信装置に固有の機器IDが予め記憶されるメモリを含む。送信装置は、作業用装置12の近傍に配置され、ネットワーク11を介して情報処理装置10に接続される。また、送信装置は、当該送信装置に固有のIDが予め記憶されるメモリを含む。
送信装置は、自身のIDを送信する。受信装置は、送信装置から送信されたIDを受信すると、受信したIDと、受信装置に固有の機器IDとを含む信号を送信装置に送信する。送信装置は、受信装置から送信された信号に含まれる、当該送信装置のID、および、受信装置に固有の機器IDと、当該信号を受信した時刻を示す受信時刻と、をネットワーク11を介して情報処理装置10に送信する。情報処理装置10において、演算部100は、送信装置から送信された機器IDと受信時刻とを関連付けて、記憶部110に記憶する。
(第1の実施形態の第2の変形例)
次に、第1の実施形態の第2の変形例について説明する。上述した第1の実施形態では、操作時刻tsから遡る遡及時間Tが固定であったのに対し、第1の実施形態の第2の変形例では、この遡及時間Tを、環境に応じて可変とする。
なお、第1の実施形態の第2の変形例では、第1の実施形態で説明した情報処理システム1の構成をそのまま適用できるので、構成その他の詳細な説明を省略する。
図10を用いて、第1の実施形態の第2の変形例に係る、演算部100による機器IDの取得処理について説明する。図6と同様に、図10(a)、図10(b)および図10(c)において、図の下方から上方に向けて時間の経過を示す。また、第1の実施形態において説明した、予め定められた遡及時間T1を、遡及時間Tの初期値とする。
第1の実施形態の第2の変形例では、演算部100は、送信部300により送信された信号が受信部200により受信された受信時刻trの時間間隔に応じて、遡及時間Tを変更する。図10(a)は、受信時刻trの時間間隔が短い場合の例を示す。例えば、演算部100は、遡及時間Tの初期値である遡及時間T1に対応する時間範囲P1に含まれる各受信時刻trに基づき、時間間隔の平均値を算出する。この平均値が所定より短い時間を示す場合、演算部100は、図10(a)に例示されるように、起点である操作時刻ts0から遡る遡及時間Tを、初期値の遡及時間T1を短縮した遡及時間T2とする。
なお、時間範囲Pに含まれる各受信時刻trの時間間隔の平均値は、当該時間範囲Pにおける各受信時刻trの密度であると考えることができる。すなわち、この平均値が小さいほど、対応する時間範囲Pにおける受信時刻trの密度が高いといえる。
演算部100は、遡及時間T1を遡及時間T2に短縮する度合を、受信時刻trの時間間隔に応じて決定することができる。すなわち、受信時刻trの時間間隔が短いほど、遡及時間T1を遡及時間T2に短縮する度合を大きくし、遡及時間T2をより短い時間とする。
図10(a)の例は、演算部100が、求めた各時間間隔が所定値よりも短いため、遡及時間T1を短縮して遡及時間T2とした例を示している。遡及時間T2は、予め定められた長さとしてもよいし、各時間間隔に応じた長さ、例えば各時間間隔の平均値に応じた長さとすることもできる。
演算部100は、記憶部110に記憶される機器IDおよび受信時刻trの組から、短縮された遡及時間T2に対応する時間範囲P3に含まれる全ての組を抽出し、抽出した各組の各受信時刻trに関連付けられた各機器IDを、遡及時間T2の起点である操作時刻ts0に対応する機器IDとして取得する。図10(a)の例では、操作時刻ts0に対応する時間範囲P3と、操作時刻ts3に対応する時間範囲P4とについて、それぞれ機器ID「A01」が取得されている。
なお、図10(a)の例では、操作時刻ts0に対する遡及時間T2と、操作時刻ts3に対する遡及時間T2とが同一の長さであるように示されているが、これはこの例に限定されず、2つの遡及時間T2が異なる長さであってもよい。
一方、演算部100は、受信時刻trの時間間隔が長い場合や、操作時刻tsを起点とする、遡及時間T1に基づく時間範囲Pにおいて送信装置30からの信号が受信されない場合に、遡及時間T1を拡張して、より長い遡及時間Tとする。演算部100は、例えば操作時刻ts0を起点とする遡及時間T1に対して拡張時間Txを追加する。
図10(b)は、操作時刻ts0を起点とする、初期の遡及時間T1に基づく時間範囲P1において送信装置30から信号が受信されないため、演算部100により、当該遡及時間T1に対して拡張時間Txを加えた例を示している。図10(b)の例では、拡張時間Txの時間範囲Pxにおいて送信装置30からの信号が受信され、当該信号に含まれる機器ID「A01」が、起点である操作時刻ts0に対応する機器IDとして取得されている。
図10(c)は、操作時刻ts0に対応する遡及時間T1を拡張する拡張時間Txによる時間範囲Pxの一部と、操作時刻ts0に対して過去の時刻である操作時刻ts4を起点とする遡及時間T4による時間範囲P4の一部とが重複する例を示している。この例では、受信時刻tr30が、時間範囲PxおよびP4に共通して含まれている。この場合、演算部100は、受信時刻tr30に関連付けられた機器ID「A01」を、操作時刻ts0に対応する機器IDとして取得すると共に、当該機器ID「A01」を、操作時刻ts4に対応する機器IDとしても取得する。
上述した図10(a)〜図10(c)の例において、演算部100は、例えば、送信部300により送信された信号が受信部200に受信された受信時刻trについて、初期値の遡及時間T1について集計して、遡及時間T1に対応する時間範囲P1における受信時刻trの密度(以下、受信時刻密度と呼ぶ)を求める。演算部100は、遡及時間T1の短縮および拡張を、求めた密度に応じて遡及時間T1を変更することで実現できる。
図11は、第1の実施形態の第2の変形例に係る情報処理装置10における処理を示す一例のフローチャートである。なお、受信装置20における処理は、図7を用いて説明した、第1の実施形態での処理と同一であるので、ここでの説明を省略する。また、上述と同様に、この図11のフローチャートによる処理に先立って、上述した図7のフローチャートによる処理に従い送信装置30から送信された信号が受信装置20に受信され、当該信号に含まれる機器IDと、当該信号を受信した受信時刻trとが記憶部110に記憶されているものとする。
ステップS300で、情報処理装置10において演算部100は、遡及の起点となる操作時刻tsを、図8のステップS200と同様にして取得する。次のステップS301で、演算部100は、予め定められた遡及時間Tを、初期値として取得する。次のステップS302で、演算部100は、記憶部110に記憶される各受信時刻trに基づき上述した受信時刻密度を求める。
ステップS303で、演算部100は、ステップS302で求めた受信時刻密度が予め定めた第1の値を超えるか否かを判定する。演算部100は、超えると判定した場合(ステップS303、「Yes」)、処理をステップS305に移行させる。ステップS305で、演算部100は、初期値の遡及時間Tを短縮し、新たな遡及時間Tとし、処理をステップS307に移行させる。
演算部100は、ステップS303で、受信時刻密度が第1の値以下であると判定した場合(ステップS303、「No」)、処理をステップS304に移行させる。演算部100は、ステップS304で、受信時刻密度が、上述した第1の値よりも小さい、予め定めた第2の値以下であるか否かを判定する。演算部100は、ステップS304で受信時刻密度が第2の値を超えると判定した場合(ステップS304、「No」)、処理をステップS307に移行させる。
演算部100は、ステップS304で受信時刻密度が第2の値以下であると判定した場合(ステップS304、「Yes」)、処理をステップS306に移行させる。ステップS306で、演算部100は、初期値の遡及時間Tに対して予め定めた拡張時間Txを追加して時間(T+Tx)を新たな遡及時間Tとし、処理をステップS307に移行させる。
ステップS307で、演算部100は、記憶部110に記憶される機器IDおよび受信時刻trの組のうち、ステップS300で取得した操作時刻tsを起点として、遡及時間Tだけ遡った遡及時刻teまでの時間範囲Pに含まれる受信時刻trに関連付けられた機器IDを全て取得する。ここで、遡及時間Tは、処理がステップS305またはステップS306から移行した場合には、これらステップS305またはステップS306で変更された遡及時間Tが用いられる。また、処理がステップS304から直接的に移行した場合には、ステップS301で取得した遡及時間Tが用いられる。演算部100は、取得した各機器IDを、変換部101に渡す。
次のステップS308で、変換部101は、変換テーブル111を参照して、ステップS307で演算部100が取得した各機器IDを属性情報に変換する。変換部101は、各機器IDと、各機器IDが変換された各属性情報とを出力部102に渡す。ステップS309で、出力部102は、変換部101から渡された各機器IDおよび各属性情報を、図8のステップS204にて説明したようにして出力する。
このように、第1の実施形態の第2の変形例では、送信装置30から送信された信号の受信時刻密度に応じて遡及時間Tを変更しているため、例えば繁忙期や閑散期であっても、適切な判断を行うことが可能である。
(第1の実施形態の第3の変形例)
次に、第1の実施形態の第3の変形例について説明する。第1の実施形態の第3の変形例は、受信装置20(受信部200)において受信する信号の強度に対して閾値を設け、演算部100が扱う機器IDを制限する例である。
より具体的には、受信装置20は、アンテナ21により電波を受信した変調信号を復調し、復調した信号から機器IDを取り出す。受信装置20は、取り出した機器IDを、例えば信号の時系列に対して関連付けて保持する。それと共に、受信装置20は、アンテナ21により受信した電波の電波強度値を時系列について求め、電波強度値に対して平滑処理を施す。受信装置20は、平滑処理された電波強度値に対して閾値判定を行い、受信信号から取り出した機器IDのうち、電波強度値が閾値を超えた期間に含まれる機器IDを取得する。受信装置20は、このようにして閾値判定に基づき取得した機器IDを情報処理装置10に送信する。
図12は、第1の実施形態の第3の変形例に係る受信装置20aの一例の構成を示す。なお、図12において、上述した図4と共通する部分には同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。図12において、受信装置20aは、図4に示した受信装置20に対して、閾値を記憶する閾値記憶部2003が追加されている。閾値記憶部2003には、アンテナ21により受信された電波の強度に対する閾値が予め記憶される。また、制御部2001’は、受信処理部2000から出力される電波強度値に対する平滑処理をさらに実行する。
図13を用いて、第1の実施形態の第3の変形例に係る平滑処理について、概略的に説明する。一例として、送信装置30が機器IDを含む信号を0.5秒毎に送信するものとし、制御部2001’は、図13(a)に示されるように、1.5秒間に取得された電波強度値を平均した平均値を算出し、この処理を、平均値を求める期間を0.5秒ずつずらして順次行い、電波強度値の移動平均を求める。図14(b)は、図14(a)において特性線80で示される電波強度値に対して移動平均による平滑処理を施した例を示す。電波強度値を表す特性線80が、平滑処理により滑らかな特性線81に変化していることが分かる。なお、平滑処理は、移動平均に限られず、他の方法を用いて実行してもよい。
制御部2001’は、閾値記憶部2003に記憶される閾値に基づき、図13(b)に例示されるような、平滑処理により平滑化された電波強度値に対して閾値判定を行う。制御部2001’は、受信処理部2000から渡された信号から取得される機器IDのうち、閾値判定の結果、電波強度値が閾値を超えたと判定した期間に取得された機器IDを、当該機器IDを含む信号が受信された受信時刻trと関連付けて、情報処理装置10に送信する。
一例として、閾値を「−60dB」とした場合、制御部2001’は、電波強度値が閾値を超えない期間82に受信された信号から取得した機器IDは、情報処理装置10に送信しない。これにより、受信装置20aから情報処理装置10に送信する際の通信量を削減することができる。また、平滑処理により、突発的な電波強度の変化による影響を抑制でき、より検知漏れを少なくすることが可能である。
このように、電波強度に対する閾値を用いて検知対象を絞ることで、受信装置20aが近傍に配置される作業用装置12による作業とは関係の無い作業者13の機器IDが検知されることを抑制できる。例えば、送信装置30が50m〜100mの通信可能範囲を有し、受信側において閾値を設けなければ、受信側ではより弱い電波強度の電波に基づき機器IDを取得することが可能となるが、この場合、例えば工場内、倉庫内のフロアの広範囲にわたり作業者13の大半が検知されてしまうことになり、目的の作業用装置12に係る作業者13の特定が困難となるおそれがある。
図14を用いて、第1の実施形態の第3の変形例に係る閾値を設定する方法について、概略的に説明する。
図14において、それぞれ受信装置20aに対して距離dだけ離れた3点に、発信器50a、50bおよび50cを配置する。距離dは、例えば、送信装置30を装着する作業者13が検出されるべき範囲(例えば受信装置20から半径2m以内)に基づき設定する。これら発信器50a、50bおよび50cは、それぞれ、送信装置30と同等の電波強度にてアンテナ51a、51bおよび51cから送信する。送信装置30を3基用意して、発信器50a、50bおよび50cとして用いてもよい。
このような配置において、発信器50a、50bおよび50cにより所定時間の間(例えば1分間)、所定の信号を送信する。受信装置20aにおいて、発信器50a、50bおよび50cから送信された信号の電波強度を測定し、得られた各発信器50a、50bおよび50cによる電波強度値の平均値に基づき、閾値となる電波強度値を決定する。決定された閾値は、受信装置20aの閾値記憶部2003に記憶される。このように閾値を設定することで、送信装置30を装着する作業者13が所定範囲(この例では受信装置20aを中心とする半径2m以内)に入った場合に、受信装置20aにおいて、閾値を超える電波強度値により信号を受信できる可能性が高くなる。
(第1の実施形態の第4の変形例)
次に、第1の実施形態の第4の変形例について説明する。上述では、第1の実施形態に係る情報処理システム1が、倉庫内や工場内の環境に適用されるように説明したが、これはこの例に限定されない。第1の実施形態の第4の変形例は、第1の実施形態に係る情報処理システム1を、商業施設や空港といった、多数のユーザが往来する環境に適用した例である。
一例として、特定の店舗の前を通過する買い物客などに特定の時刻にクーポンなどを配布する場合について考える。この場合、当該店舗の例えば入り口に送信装置30を設ける。送信装置30は、買い物客が所持する受信装置20としての携帯端末、例えばスマートフォンにより受信可能であって、当該送信装置3の機器IDを含む信号を送信する。なお、この受信装置20は、無線通信ネットワークを介して情報処理装置10と通信が可能とされているものとする。また、情報処理装置10において、変換テーブル111は、送信装置30の機器IDに対して、属性としてクーポンの例えばコードを関連付けて記憶する。
店舗側において、例えば特定の時刻に、送信装置30から機器IDを含む信号を送信する。この信号は、例えば、当該店舗の前を通りかかった買い物客が所持する受信装置20に受信される。受信装置20は、送信装置30から機器IDを含んで送信された信号を受信すると、当該信号を受信した受信時刻trと、当該信号に含まれる機器IDとを取得し、取得した受信時刻trおよび機器IDを情報処理装置10に送信する。情報処理装置10は、受信した受信時刻trと機器IDとを関連付けて、記憶部110に記憶する。
ここで、送信装置30から送信された、機器IDを含む信号は、当該店舗の前を通りかかった複数の買い物客がそれぞれ所持する受信装置20に受信される可能性がある。情報処理装置10は、各受信装置20から送信された、各受信時刻trおよび機器IDをそれぞれ関連付けて、記憶部110に記憶する。
例えば店舗によるクーポン配布終了後に、ある買い物客による受信装置20に対する操作に応じて、あるいは受信装置20において自動的に、受信装置20から情報処理装置10に対して、所定の問い合わせが送信されたものとする。情報処理装置10において演算部100は、この問い合わせを受信すると、受信した時刻を操作時刻tsとして、記憶部110に、当該操作時刻tsから遡及時間Tを遡った時間範囲Pに、受信時刻trが記憶されているか否かを判定する。記憶されている場合、演算部100は、記憶部110から、当該受信時刻trに関連付けられた機器IDを取得し、取得した機器IDを変換部101に渡す。変換部101は、変換テーブル111を参照し、演算部100から渡された機器IDをクーポンのコードに変換する。このクーポンのコードは、例えば出力部102により、当該問い合わせの送信元の受信装置20に送信される。
このようにすることで、受信装置20は、送信装置30から機器IDを含む信号を例えば通信状態の影響で受信できなくても、他の受信装置20に受信された情報に基づきクーポンのコードを取得することができる。また、これにより、店舗側においても、受信装置20から問い合わせがなされた操作時刻tsから所定遡及時間Tだけ遡った時間範囲Pに店舗の前を通過した、受信装置20を所持する買い物客に対して、漏れ無くクーポンのコードを配布することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態に係る情報処理システムは、送信装置30、すなわち、送信装置30を装着した作業者13の状態を判定し、判定結果に基づき当該作業者13が対象の作業に係る者であるか否かを判別可能としている。
図15は、第2の実施形態に係る情報処理システム1aの一例の構成を示す。なお、図15において、図1と共通する部分には同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
第2の実施形態では、作業者13が装着する送信装置30aは、第1の実施形態で図3を用いて説明した送信装置30に対して、当該送信装置30aの位置または状態を検知する検知部が追加されている。また、図15において、棚60は、ベルトコンベアである作業用装置12により搬送されるコンテナに格納する物品61を収納するために設けられる。作業者14は、棚60に、保管場所から運んだ物品61を補充する保管担当者である。以降、作業者14を保管担当者14と呼ぶ。保管担当者14も、第2の実施形態に係る送信装置30aを装着する。
図16は、第2の実施形態に係る送信装置30aの一例の構成を示す。なお、図16において、上述した図3と共通する部分には同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。図16において、送信装置30aは、図3の送信装置30の構成に対して、当該送信装置30aの位置または状態を検知するための検知部3004が追加されている。
検知部3004は、例えば3軸の加速度センサであって、移動時のX,Y方向の加速度を検知する。これに限らず、検知部3004は、地磁気センサやジャイロセンサをさらに含んでいてもよいし、GNSS(Global Navigation Satellite System)に対応する受信機であってもよい。また、当該送信装置30aが利用される建屋内において、位置取得用の信号の送信が行われている場合、この信号を受信する受信機であってもよい。
検知部3004の検知結果は、制御部3001を介して送信処理部3000に渡される。送信処理部3000は、機器IDと、検知部3004による検知結果を含む信号を送信する。この信号は受信装置20に受信される。受信装置20は、受信した信号に含まれる機器IDおよび検知結果と、当該信号を受信した受信時刻trとを情報処理装置10に送信する。情報処理装置10において、演算部100は、受信装置20から送信された機器IDと、検知結果と、受信時刻trとを関連付けて記憶部110に記憶する。
ここで、作業者13が装着する送信装置30aから送信される信号と、保管担当者14が装着する送信装置30aから送信される信号とが、共に受信装置20にて受信可能であるものとする。この場合、作業員13および保管担当者14の何れがスイッチ41を操作したかの推定を、それぞれの信号に含まれる情報に基づき行う必要がある。
図15において、作業用装置12に係る作業を担当する作業者13は、棚60から物品61を取り出して、取り出した物品61を、作業用装置12近傍のコンテナに格納する。したがって、作業者13は、作業用装置12(スイッチ41)に向かう経路A1と、棚60に向かう経路A2とを往復することになる。一方、物品61の保管場所は、棚60を挟んで作業用装置12に対して反対側の位置にあるものとする。この場合、保管担当者14は、作業者13とは異なり、保管場所に向かう経路B1と、棚60に向かう経路B2とを往復することになる。
演算部100は、記憶部110に記憶される機器ID、検知結果および受信時刻trの組から、受信時刻trがスイッチ41を操作された操作時刻tsから遡及時間Tだけ遡った遡及時刻teまでの時間範囲Pに受信時刻trが含まれる組を全て取得する。取得された各組は、作業者13が装着する送信装置30aから送信された信号に対応する組と、保管担当者14が装着する送信装置30aから送信された信号に対応する組とが含まれているものとする。
演算部100は、取得された各組を、各組に含まれる、機器IDが同一の検知結果および受信時刻trに基づき解析し、機器ID毎に移動パターンなどを検出する。その結果、経路A1およびA2の往復の移動パターンが検出された機器IDが、作業者13が装着する送信装置30aの機器IDであると判定できる。したがって、作業者13および保管担当者14のうち、作業者13が操作時刻tsにスイッチ41を操作したと推定できる。
演算部100は、記憶部110に記憶される、操作時刻tsに対応する時間範囲Pに受信時刻trが含まれる機器IDおよび受信時刻trの組のうち、この、作業者13が装着する送信装置30aのものであると判定された機器IDを含む組について、例えば図8のフローチャートにおけるステップS203の処理により機器IDを属性情報に変換し、機器IDおよび属性情報を出力部102により出力する(ステップS204)。
このように、第2の実施形態に係る情報処理システム1aによれば、同一の時間範囲Pに複数の機器IDが対応する場合に、当該複数の機器IDのうち、何れが操作時刻tsに係る作業者13に装着された送信装置30aの機器IDであるかを判別できる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態に係る情報処理システムでは、作業用装置12に係る作業を行う作業者13が作業のために作業用装置12以外に頻繁に行き来する場所に送信装置を設ける。また、作業者13は、ビーコンとして、機器固有の機器IDを送信すると共に、受信機能を持つ送信装置を装着する。このような構成において、第3の実施形態では、当該送信装置、すなわち、送信装置を装着した作業者13の状態を判定し、判定結果に基づき当該作業者13が対象の作業に係る者であるか否かを判別可能としている。
図17は、第3の実施形態に係る情報処理システム1bの一例の構成を示す。なお、図17において、上述した図15と共通する部分には同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
図17において、第3の実施形態に係る受信装置20bは、第1の実施形態で説明した受信装置20と同様に、送信装置30bから送信された信号を、アンテナ21を介して受信する。受信装置20bは、受信した信号に含まれる機器IDと、当該信号を受信した受信時刻trとを、ネットワーク11を介して情報処理装置10に送信する。また、第3の実施形態に係る受信装置20bは、当該受信装置20bを識別するための識別情報である受信装置IDを、アンテナ21から無線通信により送信する。
図18は、第3の実施形態に係る受信装置20bの一例の構成を示す。なお、図18において、上述した図4と共通する部分には同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。図18において、受信装置20bは、図4の受信装置20に対して、送信処理部2010と、メモリ2011とが追加されている。また、制御部2001’は、受信処理部2000の制御に加え、送信処理部2010の制御も行う。
メモリ2011は、不揮発性の半導体メモリであって、この受信装置20bに固有の識別情報である受信装置IDが予め記憶される。なお、受信装置IDは、受信装置20bのネットワーク11上のアドレスを示すアドレス情報を適用することができる。メモリ2011に記憶される受信装置IDは、制御部2001’に読み出されて送信処理部2010に渡される。送信処理部2010は、制御部2001’の制御に従い、制御部2001’から渡された受信装置IDを含む信号を送信する。
また、図17において、棚60に対して、アンテナ63を用いて信号の送受信が可能な送信装置62を設置する。送信装置62の構成としては、図18を用いて説明した受信装置20bの構成を適用可能である。この場合、メモリ2011には、当該送信装置62、または、当該送信装置62が設置される棚60を識別するための識別情報(便宜上、棚IDと呼ぶ)が記憶される。なお、図17において、送信装置62とネットワーク11との間の経路は、煩雑さを避けるため省略している。
さらに、図17において、作業者13および保管担当者14が装着する送信装置30bは、第1の実施形態で説明した送信装置30と同様に、当該送信装置30bに固有の機器IDを含む信号を、無線通信によりアンテナ31から送信する。また、第3の実施形態に係る送信装置30bは、受信装置20bから送信される信号を受信する。
図19は、第3の実施形態に係る送信装置30bの一例の構成を示す。なお、図19において、上述した図3と共通する部分には同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。図19において、第3の実施形態に係る送信装置30bは、図3の送信装置30に対して受信処理部3010が追加されている。また、制御部3001’は、送信処理部3000の制御に加え、受信処理部3010の制御も行う。受信処理部3010は、送信装置62から送信された信号と、受信装置20bから送信された信号とを受信可能とされている。
受信処理部3010は、送信装置62から送信された信号、または、受信装置20bから送信された信号を受信すると、受信した信号に含まれるID(棚IDまたは受信装置ID)を、制御部3001’に渡す。制御部3001’は、メモリ3002から、当該送信装置30bに固有の機器IDを読み出して、読み出した機器IDと、受信した信号に含まれるID(棚IDまたは受信装置ID)とを含む信号を、送信処理部3000によりアンテナ31を介して送信する。
このような構成において、先ず、送信装置30bから送信された信号が受信装置20bに受信された場合について考える。この場合、受信された信号には、送信装置30bの機器IDと、受信装置20bの受信装置IDとが含まれる。受信装置20bは、これら機器IDと、受信装置IDとを、当該信号を受信した受信時刻trと共に、情報処理装置10に送信する。情報処理装置10は、受信装置20bから送信された機器ID、受信装置IDおよび受信時刻trを関連付けて記憶部110に記憶させる。
次に、送信装置30bから送信された信号が、棚60に設置される送信装置62に受信された場合について考える。この場合、受信された信号には、送信装置30bの機器IDと、送信装置62の棚IDとが含まれる。送信装置62は、これら機器IDと、棚IDとを、当該信号を受信した受信時刻trと共に、情報処理装置10に送信する。情報処理装置10は、送信装置30bから送信された機器ID、棚IDおよび受信時刻trを関連付けて記憶部110に記憶させる。
なお、情報処理装置10は、例えば、棚IDおよび上述した受信装置IDを、一括りの項目(便宜上、受信IDとする)として、機器IDおよび受信時刻trと関連付けて記憶部110に記憶させるものとする。
情報処理装置10において、演算部100は、記憶部110に記憶される機器ID、受信IDおよび受信時刻の組から、受信時刻がスイッチ41を操作された操作時刻tsから遡及時間Tだけ遡った遡及時刻teまでの時間範囲Pに含まれる組を全て取得する。取得された各組は、作業者13が装着する送信装置30bから送信された信号に対応する組と、保管担当者14が装着する送信装置30bから送信された信号に対応する組とが含まれているものとする。
演算部100は、取得された各組を、各組に含まれる、機器IDが同一の受信IDおよび受信時刻trに基づき解析し、機器ID毎に移動パターンなどを検出する。例えば演算部100は、受信IDが受信装置IDおよび棚IDの何れであるかを判定する。その結果に基づき、作業用装置12および棚60を往復したと推定できる機器IDが、作業者13が装着する送信装置30bの機器IDであると判定できる。したがって、作業者13および保管担当者14のうち、作業者13が操作時刻tsにスイッチ41を操作したと推定できる。
演算部100は、記憶部110に記憶される、操作時刻tsに対応する時間範囲Pに受信時刻trが含まれる機器IDおよび受信時刻trの組のうち、この、作業者13が装着する送信装置30bのものであると判定された機器IDを含む組について、例えば図8のフローチャートにおけるステップS203に処理により機器IDを属性情報に変換し、機器IDおよび属性情報を出力部102により出力する(図8のステップS204)。
このように、第3の実施形態に係る情報処理システム1bによれば、同一の時間範囲Pに複数の機器IDが対応する場合に、当該複数の機器IDのうち、何れが操作時刻tsに係る作業者13に装着された送信装置30bの機器IDであるかを判別できる。
なお、上述の各実施形態は、本発明の好適な実施の例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形による実施が可能である。
1,1a,1b 情報処理システム
10 情報処理装置
12 作業用装置
20,20a,20b 受信装置
21,31,63 アンテナ
30,30a,30b,62 送信装置
100 演算部
101 変換部
102 出力部
110 記憶部
111 変換テーブル
200 受信部
300 送信部
特開2008−201569号公報

Claims (10)

  1. 送信装置から該送信装置に固有の機器識別情報を含めて送信された信号を受信する受信部と、
    前記機器識別情報と属性情報とを予め関連付けた変換テーブルと、
    前記受信部により受信された前記信号に含まれる前記機器識別情報と、該信号を受信した時刻を示す受信時刻とを関連付けて記憶する記憶部と、
    前記記憶部から、外部から取得した第1時刻と、該第1時刻から遡った時刻である第2時刻とによる時間範囲に含まれる前記受信時刻に関連付けられた前記機器識別情報を取得する演算部と、
    前記変換テーブルに基づき、前記演算部により取得された前記機器識別情報を前記属性情報に変換する変換部と、
    を備える情報処理システム。
  2. 前記変換テーブルは、
    前記機器識別情報に対応する作業者の種別を示す情報が前記属性情報として該機器識別情報に関連付けられる
    請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記演算部は、
    前記第1時刻から予め定められた時間を遡った時刻を前記第2時刻として用いて前記機器識別情報を取得する
    請求項1または請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記演算部は、
    前記第1時刻から環境に応じた時間を遡った時刻を前記第2時刻として用いて前記機器識別情報を取得する
    請求項1または請求項2に記載の情報処理システム。
  5. 前記演算部は、
    前記受信部により閾値を超える強度で受信された前記信号に含まれる前記機器識別情報を取得する
    請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の情報処理システム。
  6. 前記受信部は、
    前記送信装置から受信した前記信号の強度に対して平滑処理を施す
    請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の情報処理システム。
  7. 前記送信装置は、該送信装置の移動を検知するセンサを備え、該センサの検知結果と前記機器識別情報とを送信し、
    前記演算部は、
    前記送信装置から送信された前記検知結果に基づき、前記機器識別情報が前記第1時刻に対応するか否かを判定する
    請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の情報処理システム。
  8. 前記受信部は、該受信部を識別するための受信部識別情報を送信し、
    前記送信装置は、前記受信部から送信された前記受信部識別情報と、該受信部に対して所定以上離れた位置に設置される他の送信装置から送信される他の識別情報とを受信し、受信した該受信部識別情報と該他の識別情報とを送信し、
    前記変換部は、
    前記送信装置から送信された前記受信部識別情報と前記他の識別情報とに基づき、前記機器識別情報が前記第1時刻に対応するか否かを判定する
    請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の情報処理システム。
  9. 送信装置から該送信装置に固有の機器識別情報を含めて送信された信号を受信する受信装置から受け取った、前記機器識別情報と、該信号を受信した時刻を示す受信時刻と、を関連付けて記憶する記憶部と、
    前記機器識別情報と属性情報とを予め関連付けた変換テーブルと、
    前記記憶部から、外部から取得した第1時刻と、該第1時刻から遡った時刻である第2時刻とによる時間範囲に含まれる前記受信時刻に関連付けられた前記機器識別情報を取得する演算部と、
    前記変換テーブルに基づき、前記演算部により取得された前記機器識別情報を前記属性情報に変換する変換部と、
    を備える情報処理装置。
  10. 送信装置から該送信装置に固有の機器識別情報を含めて送信された信号を受信する受信装置から受け取った、前記機器識別情報と、該信号を受信した時刻を示す受信時刻と、を関連付けて記憶部に記憶する記憶ステップと、
    前記記憶部から、外部から取得した第1時刻と、該第1時刻から遡った時刻である第2時刻とによる時間範囲に含まれる前記受信時刻に関連付けられた前記機器識別情報を取得する演算ステップと、
    前記機器識別情報と属性情報とを予め関連付けた変換テーブルに基づき、前記演算ステップにより取得された前記機器識別情報を前記属性情報に変換する変換ステップと、
    をコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。
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