JP7443923B2 - サービス提供システム、サービス提供方法、情報処理システム - Google Patents

サービス提供システム、サービス提供方法、情報処理システム Download PDF

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Description

本発明は、サービス提供システム、サービス提供方法、及び、情報処理システムに関する。
アプリケーションを使ったサービスをネットワーク経由でユーザーに提供するサービス提供システムが知られている。ユーザーはPC(パーソナルコンピュータ)などの端末装置や電子機器と、これらで動作するWebブラウザなど、一定の環境を用意することで、端末装置や電子機器からサービス提供システムが提供するWebアプリなどで提供されるサービスを利用することができる。
このようなサービス提供システムが提供するサービスを、企業などが組織として契約し、組織の所属者等がユーザーとしてサービスを利用する場合がある。サービスを契約した組織等は、テナントと呼ばれる単位で管理される。ユーザー(企業等の社員)がサービスを利用するにはテナントに登録される必要があり、例えばテナント管理者がユーザーをテナントに登録する場合がある。
サービス提供システムでは、ライセンス数などの契約の内容に応じてアプリケーションを使用するユーザーを制限できる(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、契約で決められたユーザー数上限内でユーザーに対してアプリケーションの利用権限を設定する方法が開示されている。
また、テナントが保持している電子機器に対しライセンス契約が結ばれる場合がある(例えば、特許文献2参照)。特許文献2には、アプリケーションを利用しようとしている電子機器にアプリケーションの利用権限がない場合、利用可能上限数を確認し、空きがあれば該電子機器に利用権限を付与する方法について開示されている。
しかしながら、従来の技術では、ユーザーに利用権限が割り当てられた場合は、アプリケーションを利用可能な電子機器を制限することが困難であるという問題があった。また、電子機器に利用権限が付与された場合は、アプリケーションを利用可能なユーザーを制限することが困難であるという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑み、ユーザーに関するライセンスと電子機器に関するライセンスに基づいてアプリケーションの利用を許可できるサービス提供システムを提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、利用権限に基づいてアプリケーションの利用を許可するサービス提供システムであって、アプリケーションに対してユーザー及び電子機器の両方にライセンスが発行された場合、前記ユーザーに前記アプリケーションの利用権限を割り当て、更に、前記電子機器に前記アプリケーションの利用権限を割り当てるライセンス管理部を有し、前記ユーザーと前記電子機器の両方に前記アプリケーションの利用権限が割り当てられている場合、前記電子機器にログインした前記ユーザーによる前記アプリケーションの利用を許可し、前記ライセンス管理部がユーザーにアプリケーションの利用権限を割り当てた場合、前記ライセンス管理部は、前記電子機器にアプリケーションの利用権限を割り当てる必要がある旨を第一の端末装置に通知し、前記ライセンス管理部が前記電子機器にアプリケーションの利用権限を割り当てた場合、前記ライセンス管理部は、前記ユーザーにアプリケーションの利用権限を割り当てる必要がある旨を第一の端末装置に通知することを特徴とする。
ユーザーに関するライセンスと電子機器に関するライセンスに基づいてアプリケーションの利用を許可できるサービス提供システムを提供することができる。
本実施形態のサービス提供システムの動作の概略について説明する図である。 サービス提供システムの一例の構成図である。 コンピュータの一例のハードウェア構成図である。 画像形成装置の一例のハードウェア構成図である。 第一の端末装置、第二の端末装置、第三の端末装置、電子機器、及び、情報処理システムの機能をブロック状に分けて説明する機能ブロック図の一例である。 情報関連図の一例である。 パッケージをテナントが契約した場合に各情報の関連を説明する図である 業務担当者がパッケージを作成する際のサービス提供システム1の動作又は処理を説明するシーケンス図の一例である。 ログイン画面の一例を示す図である。 第三の端末装置が表示する業務担当者のメニュー画面の一例を示す図である。 第三の端末装置が表示するパッケージ情報入力画面の一例を示す図である。 第三の端末装置が表示するアプリ選択画面の一例を示す図である。 第三の端末装置が表示するライセンス定義作成画面の一例を示す図である。 業務担当者がパッケージを購入したテナントにパッケージ対応付けることで、情報処理システムが契約情報、サービス情報及びライセンス情報を発行する手順を示すシーケンス図の一例である。 第三の端末装置が表示するテナント一覧画面の一例を示す図である。 第三の端末装置が表示するパッケージ選択画面の一例を示す図である。 第三の端末装置が表示する契約情報入力画面の一例を示す図である。 ライセンス種別がユーザーライセンスの場合の契約情報入力画面である。 ライセンス種別がデバイスライセンスの場合の契約情報入力画面である。 テナント管理者がユーザー及び電子機器に利用権限を割り当てる手順を示すシーケンス図の一例である。 第一の端末装置が表示するテナント管理者(エンドユーザー)のメニュー画面の一例を示す図である。 第一の端末装置が表示するアプリ利用権限設定(ユーザー)画面の一例を示す図である。 第一の端末装置が表示するアプリ利用権限設定(ユーザー)後の確認画面の一例を示す図である。 第一の端末装置が表示するアプリ利用権限設定(デバイス)画面の一例を示す図である。 第一の端末装置が表示するアプリ利用権限設定(デバイス)後の確認画面の一例を示す図である。 一般ユーザーが電子機器からアプリを利用する際の動作又は処理を説明するシーケンス図の一例である。 図26のステップS102の処理を説明するフローチャート図の一例である。 一般ユーザーがログインした電子機器が表示するアプリ一覧画面の一例を示す図である。 電子機器が表示するアプリ画面の一例を示す図である。 一般ユーザーが電子機器からアプリを利用する際の動作又は処理を説明するシーケンス図の一例である。 図30のログイン方法に対応するログイン画面の一例を示す図である。 アプリランチャーアイコン画面、アプリ一覧画面の一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態の一例として、サービス提供システムとサービス提供システムが行うサービス提供方法について図面を参照しながら説明する。
<動作の概略>
図1は、本実施形態のサービス提供システムの動作の概略について説明する図である。
(1) 情報処理システム50は、業務担当者が登録したライセンス情報を記憶している。ライセンス情報は、テナントごとにアプリケーション(以下、単にアプリという)の利用中ユーザーIDと利用中デバイスIDを有している。ライセンス情報に登録できるユーザー数及び電子機器40の数は購入したライセンスに応じて決まっている。
(2) ユーザーが電子機器40にログインするとユーザーIDが特定される。また、機器認証により電子機器40が保持しているデバイスIDが情報処理システム50に送信され、電子機器40も特定される。
(3) 情報処理システム50は、電子機器40のユーザーのユーザーIDがライセンス情報に登録されており、かつ、電子機器40のデバイスIDがライセンス情報に登録されている場合、アプリの利用を許可する。
このように、本実施形態のサービス提供システムは、アプリの利用権限をユーザーのライセンスと電子機器40のライセンスの両方から制限することができる。したがって、アプリケーションを利用可能な電子機器を制限し、更に、アプリケーションを利用可能なユーザーを制限することができる。
<用語について>
テナントとは、複数の顧客で同じソフトウェアを共有する顧客、即ち、顧客の集合である企業等を示す情報のことを意味する。テナントで契約したパッケージをテナント内の各ユーザーが利用することができ、テナントのテナント管理者等はシステム内に複数存在するソフトウェアインスタンス(パッケージや、その中の各アプリケーション)の利用権限をユーザーに与えることができる。
アプリケーションとは、ユーザーがサービスを受けるために端末装置と情報処理装置とが実行するプログラムである。端末装置と情報処理装置が協調して実行するプログラムをWebアプリともいう。アプリは、例えば一連の処理を順番に実行するワークフローアプリの場合がある。アプリは、テナント管理者等がコンポーネントを組み合わせて構築できる。例えば、原稿の読み取りコンポーネント、クラウドへの送信コンポーネント、などを組み合わせて、電子機器40が読み取った原稿をクラウド上のストレージにアップロードして保存するアプリを構築できる。
パッケージは、セットで販売される1つ以上のアプリである。セットに含まれるアプリは1つの場合もあるが、ユーザーの利便性などから業務でよく使われる又は関連性があるアプリとしてまとめて販売されるアプリである。
ロールとはテナント内における役割である。ロールにはロールに応じた権眼が認められる。例えばテナント管理者がユーザーの職種、役職、アプリをどのように利用するかなどを考慮して決定する。ユーザーのロールとパッケージのロールは一致する場合だけでなく、ユーザーのロールがパッケージのロールよりも権限が大きいロールであれば、ユーザーにパッケージの利用権限を割り当てることが可能になる。
業務担当者は、パッケージを作成する者である。主にサービス提供者側の担当者である。
電子機器40は、電子機器40の機能を利用したアプリが実行される機器である。例えば、電子機器40が原稿を読み取って生成した画像データをクラウドに登録するアプリを実行する。電子機器40は本実施形態ではデバイスと称される場合がある。
ライセンスとは、それが存在しなければ違法となる行為をすることを許可することをいう。本実施形態ではパッケージを利用するライセンスを例に説明する。ライセンスはテナントが購入するもので、ライセンスに基づく利用権限がユーザー又は電子機器に割り当てられる。ライセンスの購入時に利用権限を割り当てられる対象(ユーザ、電子機器又はその両方)が決まっている。ユーザーに割り当てられるユーザーライセンス、電子機器に割り当てられるデバイスライセンス、及び、両方に割り当てられるユーザーデバイスライセンスがある。
アプリケーションの利用権限を割り当てるとは、ライセンスの範囲で各ユーザー又は電子機器がアプリを利用できるようにすることをいう。
<システム構成例>
図2は本実施形態に係るサービス提供システム1の一例の構成図である。図2のサービス提供システム1は、顧客環境8とサービス提供者環境7がインターネットなどのネットワークN1を介して情報処理システム50と接続されている。ネットワークN1には携帯電話網などの電話回線も含まれる。
顧客は情報処理システム50によって提供されるサービスの顧客であって、企業、団体、教育機関、行政機関や部署などの組織が含まれる。これら顧客と何らかの雇用関係にあるものをユーザーという。顧客環境8には1台以上の電子機器40と、第一の端末装置10と、第二の端末装置20と、ファイヤウォール16と、がLANなどのネットワークN2を介して接続されている。また、情報処理システム50はネットワークN1に接続されている1台以上の情報処理装置を有する。サービス提供者は顧客にサービスを提供する業者である。サービス提供者環境7には第三の端末装置30が存在する。
電子機器40は、例えば画像形成装置40aであるが、画像形成装置40aにはレーザプリンタ、複合機(マルチファンクションプリンタ)、MFP(Multi-function Peripheral/Product/Printer)なども含まれる。また、電子機器40としては電子黒板40bも挙げられる。この他、電子機器40は、例えば、PJ(Projector:プロジェクタ)、デジタルサイネージ等の出力装置、HUD(Head Up Display)装置、産業機械、撮像装置、集音装置、医療機器、ネットワーク家電、自動車(Connected Car)、ノートPC、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、ウェアラブルPC又はデスクトップPC等であってもよい。
本実施形態の電子機器40は、情報処理システム50に登録されたユーザーがサービスを利用する端末となる。ユーザーは、電子機器40から情報処理システム50にログインして、ユーザーに利用権限が認められているアプリ(アプリケーションソフト)を選択して、情報処理システム50が提供するサービスを受ける。このように、サービスはアプリ単位で提供される。
第一の端末装置10は、テナント管理者が利用するスマートフォンや携帯電話、タブレットPC、デスクトップPC、ノートPC、等の情報処理装置である。第一の端末装置10には、Webブラウザなどの画面表示機能を有するプログラムが搭載されている。このプログラムは情報処理装置から受信した画面情報を画面として表示する機能を有していればよくWebブラウザに限られない。情報処理システム50に専用のプログラムでもよい。
第二の端末装置20は、ユーザーが利用するスマートフォンや携帯電話、タブレットPC、デスクトップPC、ノートPC、等の情報処理装置である。第二の端末装置20には、Webブラウザなどの画面表示機能を有するプログラムが搭載されている。このプログラムは情報処理装置から受信した画面情報を画面として表示する機能を有していればよくWebブラウザに限られない。情報処理システム50に専用のプログラムでもよい。
第三の端末装置30は、業務担当者が利用するスマートフォンや携帯電話、タブレットPC、デスクトップPC、ノートPC、等の情報処理装置である。第三の端末装置30には、Webブラウザなどの画面表示機能を有するプログラムが搭載されている。このプログラムは情報処理装置から受信した画面情報を画面として表示する機能を有していればよくWebブラウザに限られない。情報処理システム50に専用のプログラムでもよい。
ファイヤウォール16は顧客環境8への外部からの侵入を防ぐための装置であり、顧客環境8からの全ての通信はファイヤウォール16により監視される。ただし、第一の端末装置10、第二の端末装置20又は第三の端末装置30が携帯電話網などの電話回線を介して情報処理システム50と通信する場合はこの限りでない。
情報処理システム50は、各種のサービスを電子機器40及び第二の端末装置20等に提供する。サービスは電子機器40の種類によって様々であるが、画像形成装置40aの場合は、読み取った原稿をクラウド上のストレージにアップロードして保存するサービス、クラウド上のストレージの画像データをダウンロードして印刷するサービスなどがあるが、これらに限られない。電子黒板40bの場合は、例えばリアルタイムに音声認識して議事録の作成するサービス、手書きデータをテキスト化するサービスなどがある。第二の端末装置20の場合は、例えばWebページのリアルタイム翻訳サービスなどがある。
情報処理システム50では、テナントとユーザーが対応づけられている。ユーザーのロールに応じて使用できるサービス(アプリ)が決まっており、ユーザーは自分が使用できるアプリを電子機器40や第二の端末装置20から使用する。また、テナント、テナント管理者及びユーザーには以下のような関係がある。
・1顧客→1テナント(テナント管理者とユーザーが1つのテナントに所属する)
・1顧客→複数テナント(テナント管理者はテナントに所属するとは限らず、各テナントと所属するユーザーを管理する。ユーザーは1つ以上のテナントに所属する)
いずれの場合も情報処理システム50に登録されたユーザーはいずれかのテナントに所属するので、登録後はユーザーが特定されれば所属するテナントも特定される。1顧客→1テナントの場合、テナント管理者はテナントにログインすればテナントも自動的に定まる(テナントを指定しなくてよい)。1顧客→複数テナントの場合、テナント管理者がログイン時にテナントを指定するとよい(又はテナントごとに異なるアカウントを持っている)。
情報処理システム50は、第一の端末装置10、第二の端末装置20、第三の端末装置30、又は、電子機器40に表示させるWebページの画面情報を作成し、これらに送信する。例えば、後述する、パッケージ新規作成画面、ユーザー情報登録画面、パッケージ割当画面、及び、ログイン画面等を表示させる。
画面情報は、HTML、XML、CSS(Cascade Style Sheet)、及びJavaScript(登録商標)等により作成される。WebページはWebアプリにより提供されてよい。Webアプリとは、Webブラウザ上で動作するプログラミング言語(たとえばJavaScript(登録商標))によるプログラムとWebサーバ側のプログラムが協調することによって動作し、Webブラウザ上で実行されるソフトウェア又はその仕組みを言う。WebアプリによりWebページを動的に変更できる。
なお、情報処理システム50は、クラウドコンピューティングに対応していてよい。クラウドコンピューティングとは、特定ハードウェア資源が意識されずにネットワーク上のリソースが利用される利用形態をいう。クラウドコンピューティングに対応した情報処理システム50をクラウドシステムという場合がある。クラウドシステムはインターネット上にあってもオンプレミスにあってもよい。
また、図2に示すサービス提供システム1の構成は一例であって、顧客環境と、情報処理装置との間に1つ以上のサーバ装置(プロキシサーバやゲートウェイサーバなど)が介在していてもよい。また、第一の端末装置10と第二の端末装置20は、顧客環境以外にあってもよく、例えばネットワークN1に接続されていてもよい。第三の端末装置30は、サービス提供者環境以外にあってもよく、例えばネットワークN1に接続されていてもよい。
情報処理システム50は、1台の情報処理装置49で実現してもよいし、複数台の情報処理装置49に分散して実現してもよい。例えば、サービスごとにこれを提供する情報処理装置49が存在してもよいし、1台の情報処理装置49が複数のサービスを提供してもよいし、複数の情報処理装置49で1つのサービスを提供してもよい。
また、図2のサービス提供システム1は情報処理装置が顧客環境の外側のインターネットなどのネットワークN1に接続されている。言い換えれば図2のサービス提供システム1は、情報処理システム50がクラウド環境に備えられた例である。しかし、情報処理システム50は顧客環境の内側(オンプレミス環境)に備えられていてもよい。
<ハードウェア構成例>
<<コンピュータ>>
図2の第一の端末装置10、第二の端末装置20、第三の端末装置30、又は、情報処理システム50は例えば図3に示すハードウェア構成のコンピュータにより実現される。図3はコンピュータの一例のハードウェア構成図である。図3のコンピュータ500はコンピュータによって構築されており、図3に示されているように、CPU501、ROM502、RAM503、HD504、HDDコントローラ505(Hard Disk Drive)、ディスプレイ506、外部機器接続I/F508(Interface)、ネットワークI/F509、バスライン510、キーボード511、ポインティングデバイス512、DVD-RWドライブ514(Digital Versatile Disk Rewritable)、メディアI/F516を備えている。
これらのうち、CPU501は、コンピュータ全体の動作を制御する。ROM502は、IPL等のCPU501の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。HD504は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ505は、CPU501の制御にしたがってHD504に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。ディスプレイ506は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示する。外部機器接続I/F508は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリやプリンタ等である。ネットワークI/F509は、通信ネットワーク100を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。バスライン510は、図3に示されているCPU501等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
また、キーボード511は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス512は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力手段の一種である。DVD-RWドライブ514は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD-RW513に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、DVD-RWに限らず、DVD-R等であってもよい。メディアI/F516は、フラッシュメモリ等の記録メディア515に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。
<<画像形成装置>>
図4は、画像形成装置40aの一例のハードウェア構成図である。図4に示されているように、画像形成装置40aは、コントローラ910、近距離通信回路920、エンジン制御部930、操作パネル940、ネットワークI/F950を備えている。
これらのうち、コントローラ910は、コンピュータの主要部であるCPU901、システムメモリ902(MEM-P)、ノースブリッジ903(NB)、サウスブリッジ904(SB)、ASIC906(Application Specific Integrated Circuit)、記憶部であるローカルメモリ907(MEM-C)、HDDコントローラ908、及び、記憶部であるHD909を有し、NB903とASIC906との間をAGPバス921(Accelerated Graphics Port)で接続した構成となっている。
これらのうち、CPU901は、画像形成装置40aの全体制御を行う制御部である。NB903は、CPU901と、MEM-P902、SB904、及びAGPバス921とを接続するためのブリッジであり、MEM-P902に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCI(Peripheral Component Interconnect)マスタ及びAGPターゲットとを有する。
MEM-P902は、コントローラ910の各機能を実現させるプログラムやデータの格納用メモリであるROM902a、プログラムやデータの展開、及びメモリ印刷時の描画用メモリなどとして用いるRAM902bとからなる。なお、RAM902bに記憶されているプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、CD-R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
SB904は、NB903とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。ASIC906は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス921、PCIバス922、HDDコントローラ908及びMEM-C907をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC906は、PCIターゲット及びAGPマスタ、ASIC906の中核をなすアービタ(ARB)、MEM-C907を制御するメモリコントローラ、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などを行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)、並びに、スキャナ部931及びプリンタ部932との間でPCIバス922を介したデータ転送を行うPCIユニットとからなる。なお、ASIC906には、USB(Universal Serial Bus)のインターフェースや、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)のインターフェースを接続するようにしてもよい。
MEM-C907は、コピー用画像バッファ及び符号バッファとして用いるローカルメモリである。HD909は、画像データの蓄積、印刷時に用いるフォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。HD909は、CPU901の制御にしたがってHD909に対するデータの読出又は書込を制御する。AGPバス921は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインタフェースであり、MEM-P902に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレータカードを高速にすることができる。
また、近距離通信回路920には、近距離通信回路アンテナ920aが備わっている。近距離通信回路920は、NFC、Bluetooth(登録商標)等の通信回路である。
更に、エンジン制御部930は、スキャナ部931及びプリンタ部932によって構成されている。また、操作パネル940は、現在の設定値や選択画面等を表示させ、操作者からの入力を受け付けるタッチパネル等のパネル表示部940a、並びに、濃度の設定条件などの画像形成に関する条件の設定値を受け付けるテンキー及びコピー開始指示を受け付けるスタートキー等からなるハードキー940bを備えている。コントローラ910は、画像形成装置40a全体の制御を行い、例えば、描画、通信、操作パネル940からの入力等を制御する。スキャナ部931又はプリンタ部932には、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれている。
なお、画像形成装置40aは、操作パネル940のアプリケーション切り替えキーにより、ドキュメントボックス機能、コピー機能、プリンタ機能、及びファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能となる。ドキュメントボックス機能の選択時にはドキュメントボックスモードとなり、コピー機能の選択時にはコピーモードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリンタモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。
また、ネットワークI/F950は、通信ネットワーク100を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。近距離通信回路920及びネットワークI/F950は、PCIバス922を介して、ASIC906に電気的に接続されている。
<機能について>
本実施形態に係るサービス提供システム1が有する各装置の機能は例えば図5に示す処理ブロックにより実現される。図5は、第一の端末装置10、第二の端末装置20、第三の端末装置30、電子機器40、及び、情報処理システム50の機能をブロック状に分けて説明する機能ブロック図の一例である。
<<第一の端末装置>>
第一の端末装置10は第一通信部12、表示制御部13、及び、操作受付部14を有している。第一の端末装置10はプログラム(例えばWebブラウザ11)を実行することで、図5に示すような機能ブロックを実現する。
第一通信部12は情報処理システム50と通信して、ログイン画面、テナント管理者のメニュー画面、アプリ利用権限設定(ユーザー)画面、アプリ利用権限設定(ユーザー)後の確認画面、アプリ利用権限設定(デバイス)画面、及び、アプリ利用権限設定(デバイス)後の確認画面、を第一の端末装置10が表示するための画面情報を受信する。また、テナント管理者がこれら画面に入力した情報を情報処理システム50に送信する。
表示制御部13は情報処理システム50から受信した画面の画面情報を解析してディスプレイ506に例えば上記画面を表示する。操作受付部14は第一の端末装置10に対するテナント管理者の操作(各画面への入力)を受け付ける。
<<第二の端末装置>>
第二の端末装置20は第二通信部22、表示制御部23、及び、操作受付部24を有している。第二の端末装置20はプログラム(例えばWebブラウザ21)を実行することで、図5に示すような機能ブロックを実現する。
第二通信部22は情報処理システム50と通信して、ログイン画面等を第二の端末装置20が表示するための画面情報を受信する。また、ユーザーが上記画面に入力した情報を情報処理システム50に送信する。
表示制御部23は情報処理システム50から受信した画面の画面情報を解析してディスプレイ506に例えば上記画面を表示する。操作受付部24は第二の端末装置20に対するユーザーの操作を受け付ける。
<<第三の端末装置>>
第三の端末装置30は第三通信部32、表示制御部33、及び、操作受付部34を有している。第三の端末装置30はプログラム(例えばWebブラウザ31)を実行することで、図5に示すような機能ブロックを実現する。
第三通信部32は情報処理システム50と通信して、ログイン画面、業務担当者のメニュー画面、パッケージ情報入力画面、アプリ選択画面、ライセンス定義作成画面、テナント一覧画面、パッケージ選択画面、及び、契約情報入力画面を第三の端末装置30が表示するための画面情報を受信する。また、業務担当者がこれら画面に入力した情報を情報処理システム50に送信する。
表示制御部33は情報処理システム50から受信した画面の画面情報を解析してディスプレイ506に上記画面を表示する。操作受付部24は第三の端末装置30に対する業務担当者の操作を受け付ける。
<<電子機器>>
電子機器40は第四通信部42、表示制御部43、及び、操作受付部44を有している。電子機器40はプログラム(例えばWebブラウザ41)を実行することで、図5に示すような機能ブロックを実現する。
第四通信部42は情報処理システム50と通信して、ログイン画面、アプリ一覧画面、及び、アプリ画面等を電子機器40が表示するための画面情報を受信する。また、ユーザーが上記画面に入力した情報を情報処理システム50に送信する。
表示制御部43は情報処理システム50から受信した画面の画面情報を解析して操作パネル940に上記画面を表示する。操作受付部44は電子機器40に対するユーザーの操作(例えば、画面の起動、アカウント情報の入力、アプリの選択、アプリに対する操作等)を受け付ける。
<<情報処理システム>>
情報処理システム50は、第五通信部52、認証部53、テナント管理部54、契約管理部55、アプリ管理部56、ライセンス管理部57、ユーザー管理部58、及び、デバイス管理部59を有している。情報処理システム50が有するこれらの機能は、図3に示したコンピュータ500が有するCPU501が、HD504からRAM503に展開されたプログラムを実行することで実現される機能又は手段である。
また、図5では作図の都合で情報処理システム50が各機能を有する構成となっているが、各機能が複数の情報処理装置に分散して配置されてもよい。
また、情報処理システム50は、図3に示したHD504、RAM503等により実現される記憶部60を有している。記憶部60にはパッケージ情報記憶部601、ユーザー情報記憶部602、アプリ情報記憶部603、テナント情報記憶部604、デバイス情報記憶部605、ライセンス情報記憶部606、サービス定義記憶部607、ライセンス定義記憶部608、契約情報記憶部609、及び、サービス情報記憶部610が構築されている。以下記憶部60が記憶している各情報について説明する。なお、各情報の関係を図6にて説明するので合わせて参照されたい。
Figure 0007443923000001

表1はパッケージ情報記憶部601に記憶されているパッケージ情報を模式的に示す。パッケージとはセットで販売される1つ以上のアプリである。セットに含まれるアプリは1つの場合もあるが、ユーザーの利便性などから業務でよく使われる又は関連性があるアプリとしてまとめて販売される。
・パッケージID…パッケージを識別するための識別情報である。IDはIdentificationの略であり識別子や識別情報という意味である。IDは複数の対象から、ある特定の対象を一意的に区別するために用いられる名称、符号、文字列、数値又はこれらのうち1つ以上の組み合わせをいう。
・パッケージ名…業務担当者が作成したパッケージの名称である。
・パッケージの説明…業務担当者が作成したパッケージの説明である。業務担当者は任意の情報を設定できる。
・サービスクラス…サービス定義と対応づけるための情報である。
・アプリリスト…パッケージ含まれるアプリの識別情報(アプリID)である。
Figure 0007443923000002

表2はアプリ情報記憶部603に記憶されているアプリ情報を模式的に示す。アプリ情報は各アプリに関する情報を有している。各アプリはパッケージに属する場合も属さない場合もある。
・アプリID…アプリの識別情報である。
・アプリ名…アプリの名称である。
・アプリの説明…どのようなアプリであるかについての任意の情報である。
・アプリタイプ…アプリの利用時に認証が必要か否かの情報が登録されている。認証が不要であればユーザーは特定されないのでライセンスの有無に関係なくユーザーが利用できる。
Figure 0007443923000003

表3はサービス定義記憶部607に記憶されているサービス定義を模式的に示す。サービス定義はパッケージに付随するサービスに関して定義する。
・サービスクラス…サービス定義を識別するための識別情報である。
・サービス名…サービスの名称である。パッケージ情報と同じ値が設定される。
・サービスの説明…サービスについての説明である。パッケージの説明と同じ値が設定される。
・サービスタイプ…どんなサービスかを示す情報である。クラウドアプリケーションに固定でもよいし、業務担当者が設定できてもよい。
Figure 0007443923000004

表4はライセンス定義記憶部608に記憶されているライセンス定義を模式的に示す。ライセンス定義はパッケージのライセンスの内容を定義する。
・ライセンスコード…ライセンス定義を識別するための識別情報である。
・ライセンス名…ライセンス定義の名称である。
・ライセンス形態…どのようなライセンス定義かを示す。以下の3つがある。
(i)ユーザーライセンス(利用可能なユーザー数を制限するライセンス定義)
(ii)デバイスライセンス(利用可能な電子機器の数を制限するライセンス定義)
(iii)ユーザーデバイスライセンス(利用可能なユーザー数及び電子機器の数を制限するライセンス定義)
なお、制限数は顧客にライセンスを発行する際に設定されるためライセンス定義には含まれない。
・サービスクラス…サービス定義と対応づけるための情報である。
Figure 0007443923000005

表5は契約情報記憶部609に記憶されている契約情報を模式的に示す。契約情報はパッケージの購入(契約)に関する情報である。
・テナントID…パッケージを利用する契約を結んだテナントの識別情報である。
・契約ID…契約情報を識別するための識別情報である。
・サービスクラス…サービス情報と対応づけるための情報である。
・サービス名…サービスの名称である。サービス情報のサービス名と同じ値が設定される。
・契約開始日…テナントが契約した日付である。
・契約終了日…契約が終了する日付である。
・ライセンス使用状態…ライセンスの状態(利用前、利用中、利用終了(ライセンス切れ))を示す。
・利用開始日…ライセンスが利用可能となる日付である。契約開始日と同じでもよいし、予め契約だけしておいてあとから利用する場合は契約開始日より遅い日付になる。
・利用終了日…ライセンス切れとなる日付である。契約終了日と同じになる。
・料金プラン…料金プラン(月額課金、従量課金、売り切り)を示す。
Figure 0007443923000006

表6はサービス情報記憶部610に記憶されているサービス情報を模式的に示す。サービス情報はサービス定義に基づいてテナントごとに作成される情報である。
・テナントID…ライセンス(サービス)が発行されているテナントの識別情報である。
・サービスクラス…サービスを特定するための識別情報である。サービス定義のサービスクラスと同じ値が設定される。
・サービス名…サービスの名称である。サービス定義のサービス名と同じ値が設定される。
・サービスの説明…サービスについての説明である。サービス定義のサービスの説明と同じ値が設定される。
・サービスタイプ…サービスのタイプである。サービス定義のサービスタイプと同じ値が設定される。
・契約ID…契約情報と対応づけるために契約情報の識別情報が設定される。
Figure 0007443923000007

表7はライセンス情報記憶部606に記憶されているライセンス情報を模式的に示す。ライセンス情報はライセンス定義に基づいてテナントごとに作成される情報である。
・テナントID…ライセンスが発行されているテナントの識別情報である。
・ライセンスコード…ライセンスを識別するための識別情報である。ライセンス定義のライセンスコードと同じ値が設定される。
・ライセンス名…ライセンスの名称である。ライセンス定義のライセンスコードと同じ値が設定される。
・ライセンス種別…発行されたライセンスの種別(ユーザーライセンス、デバイスライセンス)が設定される。
・利用開始日…ライセンスが利用可能となる日付である。契約情報の利用開始日と同じ値が設定される。
・利用終了日…ライセンス切れとなる日付である。契約情報の利用終了日と同じ値が設定される。
・利用可能ユーザー数… 利用権限を割り当て可能なユーザーの上限数である。ライセンス種別がユーザーライセンス、又は、ユーザーデバイスライセンスの場合に設定される。
・利用中ユーザーID… 利用権限が割り当てられているユーザーIDのリストである。ライセンス種別がユーザーライセンス、又は、ユーザーデバイスライセンスの場合に設定される。
・利用可能デバイス数…利用権限を割り当て可能な電子機器40の上限数である。ライセンス種別がデバイスライセンス、又は、ユーザーデバイスライセンスの場合に設定される。
・利用中デバイスID… 利用権限が割り当てられているデバイスIDのリストである。ライセンス種別がデバイスライセンス、又は、ユーザーデバイスライセンスの場合に設定される。
・サービスクラス…サービス情報と紐付けするための情報である。ライセンス定義のサービスクラスと同じ値が設定される。
・契約ID…契約情報と対応づけるための識別情報である。
Figure 0007443923000008

表8はユーザー情報記憶部602に記憶されているユーザー情報を模式的に示す。ユーザー情報はテナントに所属するユーザーの数だけ存在する。ユーザー情報記憶部602のユーザーにはテナント管理者も含まれる。
・テナントID…ユーザーが所属するテナントの識別情報である。
・ユーザーID…ユーザーの識別情報である。
・パスワード…ユーザーであることを証明する秘匿情報である。
・姓…ユーザーの名字である。
・名…ユーザーの名前である。
・メールアドレス…ユーザーのメールアドレスである。
Figure 0007443923000009

表9はデバイス情報記憶部605に記憶されているデバイス情報を模式的に示す。デバイス情報はデバイスに関する情報である。
・テナントID …アプリが動作する電子機器40を使用するテナントのIDである。
・デバイスID…電子機器40を識別する識別情報である。サービス提供システム内又はテナント内で一意であるが、サービス提供システムから付与される。
・デバイスタイプ…MFP 、電子黒板等、電子機器40の種別である。
・機番…電子機器40の機番(識別情報)である。機番は出荷時に決まっており電子機器40に固定で変わることがない。
・デバイスの説明…デバイスの説明である。任意の情報を入力可能である。
Figure 0007443923000010

表10はテナント情報記憶部604に記憶されているテナント情報を模式的に示す。テナント情報はテナントIDに対応づけて、テナント名と登録日の項目を有している。
・テナントID…テナントの識別情報である。
・テナント名…テナントの名称であり、社名や部署名である。
・登録日…テナントの登録日である。
なお、表1~表10は、本実施形態の説明のために示されているに過ぎず、主な情報でないものは省略されている。
(情報処理システム50の各機能)
第五通信部52は、第一の端末装置10、第二の端末装置20、第三の端末装置30及び電子機器40と各種の情報を送受信する。例えば、ログイン画面、テナント管理者のメニュー画面、アプリ利用権限設定(ユーザー)画面、アプリ利用権限設定(ユーザー)後の確認画面、アプリ利用権限設定(デバイス)画面、及び、アプリ利用権限設定(デバイス)後の確認画面の画面情報を第一の端末装置10に送信する。ログイン画面等の画面情報を第二の端末装置20に送信する。ログイン画面、業務担当者のメニュー画面、パッケージ情報入力画面、アプリ選択画面、ライセンス定義作成画面、テナント一覧画面、パッケージ選択画面、及び、契約情報入力画面等の画面情報を第三の端末装置30に送信する。ログイン画面、アプリ一覧画面、及び、アプリ画面等の画面情報を電子機器40に送信する。また、これらの画面で入力された情報を受信する。
認証部53は、業務担当者、テナント管理者及びユーザーを認証して認証が成功するか失敗するかを判断する。認証とはログイン要求した者が正当な権限者か否かを判断することをいう。本実施例の場合は、情報処理システム50を使用する権限があるかどうかであり、更に、業務担当者、ユーザー又はテナント管理者かも判断できるようになっている。なお、認証の成功とは、業務担当者、ユーザー又はテナント管理者が情報処理システム50にログインを許可することをいう。ログインとは、コンピュータやインターネット上の様々なサービスを利用する際に、予め登録しておいたアカウント情報を用いてシステムのリソースにアクセスする認証行為をいう。アカウント情報は、ユーザーIDとパスワード、ICカードの番号、又は、生体認証情報などである。
契約管理部55は、パッケージの契約に関する情報を受け付け、契約情報記憶部609に登録する。また、契約情報記憶部609から契約情報を取得する。
アプリ管理部56は、各アプリのアプリ情報をアプリ情報記憶部603に登録する。また、アプリ情報記憶部603からアプリ情報を取得する。パッケージ情報記憶部601の管理も行う。また、ユーザーごとにアプリのデフォルト設定を管理したり、このデフォルト設定をアプリに反映させたりする。
ライセンス管理部57は、ライセンスに関する情報を受け付け、ライセンス定義記憶部608とライセンス情報記憶部606に登録する。また、ライセンス定義記憶部608とライセンス情報記憶部606から契約情報を取得する。このほか、サービス定義記憶部607、サービス情報記憶部610の管理も行う。
ユーザー管理部58は、ユーザー情報を管理しており、ユーザー情報記憶部602へのユーザー情報の登録、及び、ユーザー情報記憶部602からのユーザー情報の取得(読み取り)などを行う。
デバイス管理部59は、デバイス情報を管理しており、デバイス情報記憶部605へのデバイス情報の登録、及び、デバイス情報記憶部605からのデバイス情報の取得(読み取り)などを行う。
<情報同士の関係>
続いて、図6を用いて記憶部60で説明した各情報の関連を説明する。図6は情報関連図の一例である。図6における情報同士を結ぶ直線はUML(Unified Modeling Language)におけるクラス図の関連を表す。例えば、アプリ情報はパッケージ情報に所属する。アプリ情報とサービス定義情報は互いに関連することがわかる。
線の上の「1」、「2」「*」は多重度を表す。例えば、アプリ情報から見てパッケージ情報は必ず1つしかないためパッケージ情報側に「1」が設定される。逆に、パッケージ情報から見てアプリ情報はN個存在しうるためアプリ情報側に「*」が設定される。
まず、パッケージ情報、サービス定義、及び、ライセンス定義は、パッケージの作成時にセットで作られる。つまり、業務担当者がパッケージ情報を作成すると、サービス定義、及び、ライセンス定義も作成される。なお、アプリ情報はパッケージ情報作成前に作成されている。
◇パッケージ情報
・複数のアプリを含めることができる。
・パッケージは商品販売単位であり、ライセンス管理もこの単位で行われる。
◇アプリ情報
・ユーザーが実際に利用できる各アプリについての情報を有する。各アプリの情報は予め定義されている。
◇サービス定義
・パッケージをサービス(商品)として定義する情報である。どのような販売方法で販売するかなどが定義される。
・サービス情報及びライセンス定義と1対Nで対応付く。
・パッケージ情報と1対1で対応付く。
◇ライセンス定義
・サービスをどのような種類のライセンスで管理可能にするかを定義した情報である。具体的な売り方が定義される。
・N個のライセンス情報を有する。
次に、サービス情報とライセンス情報は、テナントがライセンスを契約すると発行される。これらはテナントごとに発行される。
◇サービス情報
・サービス契約時に発行される情報である。基本的にはサービス定義と同じだがテナントごとに発行される。
・サービス定義に所属し、契約情報と1対1の関係があり、ライセンス情報と1対1又は1対2に対応付く。
◇ライセンス情報
・サービス契約時に発行され、ライセンス数(サービスを利用可能なユーザー数、電子機器の数など)を持つ。テナントごとに発行される。
・テナントごとに発行される。
・ライセンス定義に所属し、サービス情報と対応付く。
◇契約情報
・パッケージの利用に関する契約時に作成される情報である。1つのパッケージの購入時に1つの契約情報が生成される。顧客がいつパッケージを契約したかなどの情報を有する。
・サービス情報と1対1に対応付く。
なお、パッケージ情報とアプリ情報はアプリ管理部56で管理される。サービス定義、ライセンス定義、サービス情報、及び、ライセンス情報はライセンス管理部57で管理される。契約情報は契約管理部55で管理される。
<テナントと契約の関連図>
図7は、パッケージをテナントが契約した場合に情報の関連を説明する図である。図7は、以下の契約状態の場合の情報の関連について説明している。
・テナント1
→ サービスA、サービスBを契約
・テナント2
→ サービスAを契約
サービス定義A、Bとライセンス定義A,Bはテナントが異なっても共通に使用される。このため、サービス定義A、Bとライセンス定義A,Bはテナント1、2と対応づけられている。
パッケージの購入時には、契約ごとに、契約情報、サービス情報、ライセンス情報の順に生成される。このため、テナント1では契約情報A'にサービス情報A'が対応づけられる。ライセンス定義Aはユーザーデバイスライセンスなので、サービス情報A'にはライセンス情報A'(ユーザーライセンス)とライセンス情報A'(デバイスライセンス)とが対応づけられる。契約情報B'にはサービス情報B'が対応づけられる。ライセンス定義Bはユーザーライセンスなので、サービス情報B'にはライセンス情報B'(ユーザーライセンス)が対応づけられる。テナント2の契約情報A''はテナント1の契約情報A'と同様である。
このように、1つのサービス定義及びライセンス定義に、テナント別に、契約情報、サービス情報、及びライセンス情報が生成される。
<パッケージ作成の処理と動作>
以下では、パッケージ作成、パッケージの購入、利用権限の割り当て、及び、アプリの利用について順番に説明する。
図8は、業務担当者がパッケージを作成する際のサービス提供システム1の動作又は処理を説明するシーケンス図の一例である。
S1:まず、業務担当者が第三の端末装置30を操作して情報処理システム50にログインの操作を行う。例えば、メールアドレス、及び、パスワードなどのアカウント情報をログイン画面に入力する。ログイン画面の一例を図9に示す。
S2:第三の端末装置30の操作受付部34は操作を受け付けて、第三通信部32がログイン要求を情報処理システム50に送信する。
S3:情報処理システム50の第五通信部52はログイン要求を受信し、認証部53がアカウント情報に基づいて業務担当者を認証する。ここでは認証が成功したものとする。認証部53は第五通信部52を介して認証OKと共に認証チケットを第三の端末装置30に送信する。認証チケットはログインしたユーザーと対応づけられており、誰がログインしたか、このユーザーはどのような処理が可能かを示す。認証OKの場合、業務担当者のメニュー画面の画面情報が第三の端末装置30に送信される。
S4:第三の端末装置30の第三通信部32は業務担当者のメニュー画面の画面情報を受信し、表示制御部33は業務担当者のメニュー画面を表示する。業務担当者のメニュー画面の一例を図10に示す。
なお、パッケージの作成は業務担当者にのみ許可され、テナント管理者、又は、一般ユーザーはパッケージのロールを設定できない。つまり、認証部53がテナント管理者、又は、一般ユーザーであると認証すると、情報処理システム50はパッケージの作成を許可しない。このような処理は、業務担当者がログインした場合にのみ、パッケージ情報入力画面が表示されるような制限により実現できる。
S5:業務担当者は業務担当者のメニュー画面においてパッケージ情報入力画面を開く操作を第三の端末装置30に入力する。
S6:第三の端末装置30の操作受付部34は操作を受け付けて、第三通信部32がパッケージ情報入力画面を情報処理システム50に要求する。
S7:情報処理システム50の第五通信部52はパッケージ情報入力画面の要求を受信し、アプリ管理部56がパッケージ情報入力画面の画面情報を生成する。アプリ管理部56は第五通信部52を介して、パッケージ情報入力画面の画面情報を第三の端末装置30に送信する。
S8:第三の端末装置30の第三通信部32はパッケージ情報入力画面の画面情報を受信し、表示制御部33がパッケージ情報入力画面を表示する。パッケージ情報入力画面の一例を図11に示す。
S9:業務担当者はパッケージ情報入力画面に対し、パッケージ情報を入力する。パッケージ情報入力画面で入力される情報は図11にて説明する。第三の端末装置30の操作受付部34は入力を受け付けて、第三通信部32が入力されたパッケージ情報を情報処理システム50に要求する。
S10:情報処理システム50の第五通信部52はパッケージ情報を受信する。
S11:アプリ管理部56がパッケージ情報記憶部601にパッケージ情報を記憶させる。
S12:次に、アプリ管理部56は、パッケージ情報を指定して、サービス定義作成要求をライセンス管理部57に要求する。サービス定義はパッケージ情報から作成される。なお、サービス定義のうちサービスタイプは固定でもよいし、パッケージ情報入力画面で入力されてもよい。
S13:ライセンス管理部57はパッケージ情報からサービス定義を作成し、サービス定義記憶部607に記憶させる。ライセンス管理部57は作成完了をアプリ管理部56に送信する。
S14:パッケージが作成されたので、アプリ管理部56は第五通信部52を介して、パッケージに含まれるアプリを受け付けるアプリ選択画面の画面情報を第三の端末装置30に送信する。アプリ選択画面の画面情報にはパッケージIDとサービスクラスが添付される。
S15:第三の端末装置30の第三通信部32はアプリ選択画面の画面情報を受信し、表示制御部33がアプリ選択画面を表示する。アプリ選択画面の一例を図12に示す。
S16:業務担当者はアプリ選択画面からパッケージに含めるアプリを選択する。第三の端末装置30の操作受付部34はアプリの選択を受け付ける。
S17:第三の端末装置30の第三通信部32が、認証チケット、パッケージID及び選択されたアプリの識別情報を指定して、アプリ追加要求を情報処理システム50に要求する。
S18:情報処理システム50の第五通信部52はアプリの追加要求を受信し、アプリ管理部56がステップS9で作成したパッケージ情報にアプリを登録する。
S19:アプリを追加したので、アプリ管理部56はライセンス定義作成画面の画面情報を第三の端末装置30に送信する。ライセンス定義作成画面の画面情報にはパッケージIDとサービスクラスが添付される。
S20:第三の端末装置30の第三通信部32はライセンス定義作成画面の画面情報を受信し、表示制御部33がライセンス定義作成画面を表示する。ライセンス定義作成画面の一例を図13に示す。
S21:業務担当者はライセンス定義作成画面にライセンス定義を入力する。
S22:第三の端末装置30の操作受付部34はライセンス定義の入力を受け付けて、第三通信部32が、認証チケット、サービスクラス及びライセンス定義を指定して、ライセンス定義作成要求を情報処理システム50に要求する。
S23:情報処理システム50の第五通信部52はライセンス定義作成要求を受信し、アプリ管理部56がライセンス定義を指定してライセンス定義作成要求をライセンス管理部57に送信する。
S24、S25:ライセンス管理部57はサービスクラスを含むライセンス定義をライセンス定義記憶部608に保存する。ライセンス定義が作成された旨が情報処理システム50から第三の端末装置30に送信される。第三の端末装置30はパッケージ作成完了画面を表示する。
以上の処理により、パッケージ情報、サービス定義及びライセンス定義が作成される。この時点ではパッケージ情報、サービス定義及びライセンス定義はテナントとは関連付けられていない。テナントがパッケージを購入すると(ライセンスを契約すると)、業務担当者はパッケージを購入したテナントに対し契約情報、サービス情報及びライセンス情報を作成する。
<<第三の端末装置が表示する画面例>>
図9はログイン画面の一例を示す。図9は第三の端末装置30が表示するログイン画面200の一例である。ログイン画面200は、メールアドレス欄201、パスワード欄202、及び、次へボタン203を有している。業務担当者はメールアドレス欄201にメールアドレスを入力し、パスワード欄202に自分のパスワードを入力する。これらがアカウント情報の一例である。業務担当者が次へボタン203を押下するとログイン要求が情報処理システム50に送信される。なお、業務担当者はユーザーID、テナントID及びパスワードでもログインできる。第一の端末装置10、第二の端末装置20又は電子機器40が表示するログイン画面も同様でよい。
図10は、第三の端末装置30が表示する業務担当者のメニュー画面210の一例である。業務担当者のメニュー画面210は、パッケージ作成ボタン211、及び、パッケージ編集ボタン212を有する。
・パッケージ作成ボタン211はパッケージを業務担当者が新規に作成するためのボタンである。
・パッケージ編集ボタン212は既存のパッケージを業務担当者が編集するためのボタンである。
図11は、第三の端末装置30が表示するパッケージ情報入力画面220の一例である。パッケージ情報入力画面220は、処理の流れ221、パッケージ名欄222、説明欄223、及び、次へボタン224を有している。
・処理の流れ221はパッケージの新規作成に必要な各フェーズと現在のフェーズを示す。
・パッケージ名欄222はパッケージの名称が入力される欄である。業務担当者は任意のパッケージの名称を入力できる。
・説明欄223はパッケージの説明が入力される欄である。業務担当者は任意の説明を入力できる。
・次へボタン224はアプリ選択画面に遷移するためのボタンである。
パッケージ名欄222及び説明欄223に入力された情報は、表1のパッケージ情報の「パッケージ名」と「パッケージの説明」に設定される。パッケージIDは、アプリ管理部56が採番して設定する。
図12は、第三の端末装置30が表示するアプリ選択画面230の一例である。アプリ選択画面230は、処理の流れ231、アプリ名欄232、状態欄233、検索ボタン234、アプリリスト欄235、及び、OKボタン236を有する。
・処理の流れ231は図11と同じものであるが、「アプリ選択」のフェーズであることが示されている。
・アプリ名欄232は、パッケージに含めたいアプリの名称を検索するために業務担当者が文字列や数字を入力する欄である。
・状態欄233は、アプリの状態(利用可能、公開終了等)を業務担当者が指定するための欄である。
・検索ボタン234は検索を開始するためのボタンである。
・アプリリスト欄235は検索に適合した(ヒットした)アプリのリストが表示される欄である。アプリリスト欄235には各アプリの、チェックボックス235a、アプリのアイコン235b、アプリ名235c、説明235d、アプリタイプ235e、状態235f、及び、作成日235gが表示される。業務担当者はパッケージに含めたいアプリのチェックボックス235aをチェックすることでアプリを選択する。
・OKボタン236はライセンス定義作成画面へ遷移するためのボタンである。
アプリ選択画面230で選択されたアプリは表1のパッケージ情報の「アプリリスト」の項目に設定される。
図13は、第三の端末装置30が表示するライセンス定義作成画面240の一例である。ライセンス定義作成画面240は、処理の流れ241、ライセンス定義名欄242、ライセンス形態欄243、及び、作成ボタン244を有する。
・処理の流れ241は図11と同じものであるが、「ライセンス定義作成」のフェーズであることが示されている。
・ライセンス定義名欄242は、業務担当者がライセンス定義の名称を入力するための欄である。業務担当者は任意の名称を入力できる。
・ライセンス形態欄243は、ユーザーライセンス、デバイスライセンス、又は、ユーザーデバイスライセンスがプルダウンで表示される欄である。業務担当者はこれらからライセンス形態を選択できる。
・作成ボタン244は、業務担当者がライセンス定義の作成を開始するためのボタンである。
ライセンス定義名欄242及びライセンス形態欄243に入力された情報は、表4のライセンス定義の「ライセンス名」と「ライセンス形態」に設定される。表4のライセンスコードはライセンス管理部57が採番し、サービスクラスはサービス定義から転記される。
<パッケージの購入時の処理>
図14は、業務担当者がパッケージを購入したテナントにパッケージ対応付けることで、情報処理システム50が契約情報、サービス情報及びライセンス情報を発行する手順を示すシーケンス図の一例である。
S31~S33:ログインについては図8のステップS1~S3と同様でよい。業務担当者が図8に続いて操作する場合はログインしなくてよい。
S34:次に、業務担当者はテナント一覧画面を表示させる操作を第三の端末装置30に入力する。
S35:第三の端末装置30の操作受付部34は入力を受け付けて、第三通信部32がテナント情報一覧を情報処理システム50に要求する。情報処理システム50の第五通信部52はテナント情報一覧の要求を受信し、テナント管理部54がテナント情報記憶部を参照してテナント一覧の画面情報を生成する。テナント一覧は、業務担当者がパッケージを割り当てうるテナントの一覧となる。業務管理者はサービス提供者側の業務テナントに所属しており、業務テナントに所属する業務管理者が作成したテナントであれば閲覧できる。
S36:情報処理システム50の第五通信部52はテナント一覧の画面情報を第三の端末装置30に送信する。
S37:第三の端末装置30の第三通信部32がテナント一覧の画面情報を受信し、表示制御部33がテナント一覧画面を表示する。テナント一覧画面の一例を図15に示す。
S38:次に、業務担当者はテナント一覧画面からテナントを選択して、パッケージを契約する操作を入力する。
S39:第三の端末装置30の操作受付部34は選択を受け付けて、第三通信部32が認証チケットと該テナントのテナントIDを指定して、パッケージ契約を情報処理システム50に要求する。
S40、S41:情報処理システム50の第五通信部52はパッケージ契約を受信し、テナント管理部54がアプリ管理部56からパッケージ一覧を取得する。パッケージの公開範囲は、日本、アジア、アメリカ、EUなどの国や地域であり、テナント管理部54は業務テナントが所属する国や地域が公開範囲に含まれるパッケージの一覧を取得できる。
S42:テナント管理部54は、パッケージ一覧画面の画面情報を生成する。テナント管理部54は第五通信部52を介してパッケージ一覧画面の画面情報を第三の端末装置30に送信する。
S43:第三の端末装置30の第三通信部32はパッケージ一覧画面の画面情報を受信し、第三の端末装置30の表示制御部33がパッケージ一覧画面を表示する。パッケージ一覧画面の一例を図16に示す。
S44:次に、業務担当者はパッケージ一覧画面からパッケージを選択する操作を入力する。
S45:第三の端末装置30の操作受付部34は操作を受け付けて、第三通信部32が認証チケット、ステップS38で入力されたテナントID、及び、ステップS44で選択されたパッケージIDを指定して、パッケージ契約を情報処理システム50に要求する。
S46:情報処理システム50の第五通信部52はパッケージ契約の要求を受信し、テナント管理部54が契約情報入力画面の画面情報を作成する。第五通信部52は契約情報入力画面の画面情報を第三の端末装置30に送信する。契約情報入力画面の画面情報にはテナントIDとパッケージIDが添付される。
S47:第三の端末装置30の第三通信部32は契約情報入力画面の画面情報を受信し、第三の端末装置30の表示制御部33が契約情報入力画面を表示する。契約情報入力画面の一例を図17に示す。
S48:次に、業務担当者は契約情報入力画面に契約情報を入力する。
S49:第三の端末装置30の操作受付部34は入力を受け付けて、第三通信部32が認証チケット、ステップS38で入力されたテナントID、ステップS44で選択されたパッケージID、及び、契約情報を指定して、パッケージ契約を情報処理システム50に要求する。
S50:情報処理システム50の第五通信部52はパッケージ契約の要求を受信し、テナント管理部54がテナントID、パッケージID及び契約情報を指定して契約情報の作成を契約管理部55に要求する。
S51:契約管理部55は契約情報を契約情報記憶部609に記憶して、作成完了をテナント管理部54に送信する。
S52:次に、テナント管理部54はパッケージIDを指定してサービス定義をライセンス管理部57に要求する。
S53:ライセンス管理部57はパッケージIDで特定されるサービス定義をサービス定義記憶部607から取得し、テナント管理部54に送信する。
S54:次に、テナント管理部54はサービス定義を指定してサービス情報発行をライセンス管理部57に要求する。
S55:ライセンス管理部57はサービス定義を使用してサービス情報を発行し(サービス情報記憶部610に登録し)、発行完了をテナント管理部54に送信する。
S56:次に、テナント管理部54はサービスクラスを指定してライセンス定義取得をライセンス管理部57に要求する。
S57:ライセンス管理部57はサービスクラスで特定されるライセンス定義をライセンス定義記憶部608から取得し、テナント管理部54に送信する。
S58:次に、テナント管理部54はライセンス定義、及び、契約情報を指定してライセンス情報発行をライセンス管理部57に要求する。
S59:ライセンス管理部57は受け取った情報を使用してライセンス情報を発行し(ライセンス情報記憶部606に登録し)、発行完了をテナント管理部54に送信する。ユーザーデバイスライセンスの場合は、ユーザーのライセンス情報と電子機器40のライセンス情報の2つが発行される。
以上により、パッケージを購入したテナントについて、サービス情報とライセンス情報が生成された。
<第三の端末装置が表示する画面例>
図15は、第三の端末装置30が表示するテナント一覧画面250の一例を示す図である。テナント一覧画面250は、顧客区分251、テナントID252、メールアドレス253、会社名254、及び、電話番号255の各項目を有している。
・顧客区分251は顧客が一般かそうでないか(例えばテストユーザなど)を示す。
・テナントID252の項目に各テナントのテナントIDが表示される。
・メールアドレス253の項目には、テナント管理者のメールアドレスが表示される。
・会社名254の項目には、テナントの会社名が表示される。
・電話番号255の項目にはテナントの電話番号が表示される。
会社名が選択を受け付けるリンクとなっており、業務担当者は会社名を選択することでテナントを選択する。テナント一覧画面250で選択されたテナントは表5の契約情報のテナントIDに登録される。契約IDは採番される。
図16は、第三の端末装置30が表示するパッケージ選択画面260の一例を示す図である。パッケージ選択画面260は、プロダクト選択欄261、OKボタン262、及び、キャンセルボタン263の各項目を有している。
・プロダクト選択欄261はパッケージのリストをプルダウン表示し、業務担当者からパッケージの選択を受け付ける欄である。
・OKボタン262はプロダクト選択欄261で選択したパッケージのテナントへの割り当てを開始するボタンである。
・キャンセルボタン263は業務担当者がパッケージを選択することなくテナント一覧画面250に戻るためのボタンである。
パッケージ選択画面260で選択されたパッケージのパッケージ情報(サービスクラス、サービス名)は、契約情報に転記される。
図17は、第三の端末装置30が表示する契約情報入力画面270の一例を示す図である。図17の契約情報入力画面270は、ライセンス種別がユーザーデバイスライセンスの場合の画面である。
契約情報入力画面270は、料金プラン欄271、ユーザー数入力欄272、デバイス数入力欄273、利用開始日欄274、利用終了日欄275、OKボタン276及び戻るボタン277の各項目を有している。
・料金プラン欄271は月額課金、従量課金、及び売り切りをプルダウン形式で表示し、料金プランの選択を受け付ける。
・ユーザー数入力欄272にはパッケージを利用できるユーザー数の上限が入力される。
・デバイス数入力欄273にはパッケージを利用できるデバイス数の上限が入力される。
・利用開始日欄274にはパッケージの利用開始日が入力される。
・利用終了日欄275にはパッケージの利用終了日が入力される。
・OKボタン276は契約情報の作成を開始するためのボタンである。
・戻るボタン277はパッケージ選択画面260に戻るためのボタンである。
料金プラン欄271、利用開始日欄274、利用終了日欄275に入力された情報は、表5の契約情報の「料金プラン」「利用開始日」「利用終了日」に設定される。表5の契約情報のテナントIDは業務担当者が選択したテナントのテナントIDが設定され、契約IDは採番され、サービスクラス、サービス名はパッケージ情報から転記され、ライセンス使用状態は契約開始日と契約終了日から設定される。
ユーザー数入力欄272、デバイス数入力欄273に入力された情報は、表7のライセンス情報の「利用可能ユーザー数」「利用可能デバイス数」に設定される。利用開始日欄274、利用終了日欄275に入力された情報は表7のライセンス情報の利用開始日と利用終了日に設定される。
なお、図17の契約情報入力画面270は、ライセンス種別がユーザーデバイスライセンスの場合の画面である。図18はライセンス種別がユーザーライセンスの場合の画面である。図18ではデバイス数入力欄273が存在しない。図19はライセンス種別がデバイスライセンスの場合の画面である。図19ではユーザー数入力欄272が存在しない。このように、テナント管理部54はライセンス定義に応じて第三の端末装置30が表示する契約情報入力画面270の項目を変更する。
<利用権限の割り当て>
図20は、テナント管理者がユーザー及び電子機器に利用権限を割り当てる手順を示すシーケンス図の一例である。
S61~S63:ログイン操作は図8のステップS1~S3と同様でよい。
S64:アプリの利用権限をユーザーに割り当てるため、テナント管理者は図21のテナント管理者(エンドユーザー)のメニュー画面280に対し、アプリ利用権限管理画面を開く操作を第一の端末装置10に入力する。アプリ利用権限管理画面にはユーザーに関するアプリ利用権限管理(ユーザー)画面とデバイスに関するアプリ利用権限管理(デバイス)画面があるが、どちらを先に設定してもよい。
S65:第一の端末装置10の操作受付部14は操作を受け付けて、第一通信部12が認証チケットを指定して利用権限割り当て要求を情報処理システム50に送信する。
S66:情報処理システム50の第五通信部52は利用権限割り当て要求を受信する。第一の端末装置10がアプリ利用権限管理(ユーザー)画面を表示する場合、ライセンス管理部57はライセンス情報記憶部606からユーザーライセンスのみをフィルターしてライセンス情報一覧を取得する。
S67,S68:次に、ライセンス管理部57は、テナントに所属するユーザー一覧をユーザー管理部58から取得する。すなわち、テナント管理者と同じテナントIDのユーザーの一覧を取得する。
S69:ライセンス管理部57は第五通信部52を介して、ライセンス情報一覧とユーザー情報一覧を含むアプリ利用権限管理(ユーザー)画面の画面情報を第一の端末装置10に送信する。後述するように、ライセンス管理部57はライセンス情報にユーザーIDが登録されているユーザーにチェックマークを付与した画面を生成する。
S70:第一の端末装置10の第一通信部12はアプリ利用権限管理(ユーザー)画面の画面情報を受信し、表示制御部13がアプリ利用権限管理(ユーザー)画面を表示する。アプリ利用権限管理(ユーザー)画面の一例を図22に示す。
S71:テナント管理者はアプリ利用権限管理(ユーザー)画面から利用権限を割り当てするライセンス(パッケージ)とユーザーを選択する。第一の端末装置10の操作受付部14は入力を受け付ける。操作受付部14は、利用権限が割り当てられるユーザー数がライセンス情報の利用可能ユーザー数を超えないように制限する。例えば、利用可能ユーザー数を超えてユーザーが選択されると表示制御部13がエラーメッセージを表示し、操作受付部14はユーザーの選択を受け付けない。
S72:第一の端末装置10の第一通信部12が認証チケット、ライセンス情報、及び、ユーザーIDを指定して、利用権限割り当て要求を情報処理システム50に送信する。情報処理システム50の第五通信部52は利用権限割り当て要求を受信する。超えている場合は、エラーメッセージが第一の端末装置10に送信される。
S73:ライセンス管理部57はライセンスコードで特定されるライセンス情報にユーザーIDを登録することでライセンス情報を更新する。なお、ライセンス管理部57もこの時点で利用権限が割り当てられるユーザー数がライセンス情報の利用可能ユーザー数を超えないように制限する。複数の端末装置から利用権限が割り当てられる場合があるためである。
S74:次に、ライセンス管理部57は同一契約で対応するデバイスライセンスが存在するか否かを判断する。つまり、契約IDが同一でライセンス種別がデバイスライセンスのライセンス情報の有無を判断する。ユーザーデバイスライセンスの場合は、同一の契約IDで2つのライセンス情報(ユーザーライセンスとデバイスライセンス)が生成されている。契約IDが同一でライセンス種別がデバイスライセンスのライセンス情報がない場合、以降の処理は実行されない。以下では、契約IDが同一でライセンス種別がデバイスライセンスのライセンス情報がある場合を説明する。
S75:ライセンス管理部57は第五通信部52を介して、アプリ利用権限管理(ユーザー)後の確認画面の画面情報を第一の端末装置10に送信する。
S76:第一の端末装置10の第一通信部12はアプリ利用権限管理(ユーザー)後の確認画面の画面情報を受信し、表示制御部13がアプリ利用権限管理(ユーザー)後の確認画面を表示する。アプリ利用権限管理(ユーザー)後の確認画面の一例を図23に示す。
S77:次に、アプリの利用権限をデバイスに割り当てるため、テナント管理者はアプリ利用権限管理(デバイス)画面を開く操作を第一の端末装置10に入力する。
S78:第一の端末装置10の操作受付部14は操作を受け付けて、第一通信部12が認証チケットを指定して利用権限割り当て要求を情報処理システム50に送信する。
S79:情報処理システム50の第五通信部52は利用権限割り当て要求を受信する。ライセンス管理部57はライセンス情報記憶部606からデバイスライセンスのみをフィルターしてライセンス情報一覧を取得する。
S80,S81:次に、ライセンス管理部57は、テナント管理者が所属するテナントが有するデバイス一覧をデバイス管理部59から取得する。
S82:ライセンス管理部57は第五通信部52を介して、ライセンス情報一覧とデバイス一覧を含むアプリ利用権限管理(デバイス)画面の画面情報を第一の端末装置10に送信する。後述するように、ライセンス管理部57はライセンス情報にデバイスIDが登録されているデバイスにチェックマークを付与した画面を生成する。
S83:第一の端末装置10の第一通信部12はアプリ利用権限管理(デバイス)画面の画面情報を受信し、表示制御部13がアプリ利用権限管理(デバイス)画面を表示する。アプリ利用権限管理(デバイス)画面の一例を図24に示す。
S84:テナント管理者はアプリ利用権限管理(デバイス)画面から利用権限を割り当てするライセンスとデバイスを選択する。第一の端末装置10の操作受付部14は入力を受け付ける。操作受付部14は、利用権限が割り当てられるデバイス数がライセンス情報の利用可能デバイス数を超えないように制限する。
S85:第一の端末装置10の第一通信部12が認証チケット、ライセンス情報、及び、デバイスIDを指定して、利用権限割り当て要求を情報処理システム50に送信する。情報処理システム50の第五通信部52は利用権限割り当て要求を受信する。
S86:ライセンス管理部57はライセンスコードで特定されるライセンス情報にデバイスIDを登録することでライセンス情報を更新する。なお、ライセンス管理部57もこの時点で利用権限が割り当てられる電子機器40の数がライセンス情報の利用可能デバイス数を超えないように制限する。複数の端末装置から利用権限が割り当てられる場合があるためである。
S87:次に、ライセンス管理部57は同一契約で対応するユーザーライセンスが存在するか否かを判断する。つまり、契約IDが同一でライセンス種別がユーザーライセンスのライセンス情報の有無を判断する。契約IDが同一でライセンス種別がユーザーライセンスのライセンス情報が存在する場合はアプリ利用権限管理(デバイス)後の確認画面が表示される。
S88:ライセンス管理部57は第五通信部52を介して、アプリ利用権限管理(デバイス)後の確認画面の画面情報を第一の端末装置10に送信する。
S89:第一の端末装置10の第一通信部12はアプリ利用権限管理(デバイス)後の確認画面の画面情報を受信し、表示制御部13がアプリ利用権限管理(デバイス)後の確認画面を表示する。アプリ利用権限管理(デバイス)後の確認画面の一例を図25に示す。すでにアプリ利用権限管理(ユーザー)画面を設定済みなので、テナント管理者はキャンセルボタンを押下すればよい。
<第一の端末装置10が表示する画面例>
図21は、第一の端末装置10が表示するテナント管理者(エンドユーザー)のメニュー画面280の一例を示す図である。テナント管理者(エンドユーザー)のメニュー画面280は、ユーザー管理ボタン281、アプリ利用権限管理(ユーザー)ボタン282、アプリ利用権限管理(デバイス)ボタン283、及び、テナント情報ボタン284の各ボタンが表示される。
・ユーザー管理ボタン281はテナント管理者がユーザーを管理するためのユーザー管理画面を表示するボタンである。
・アプリ利用権限管理(ユーザー)ボタン282はどのユーザーがどのアプリを使えるかを管理する画面を表示するためのボタンである。
・アプリ利用権限管理(デバイス)ボタン283はどの電子機器40でアプリを使えるかを管理する画面を表示するためのボタンである。
・テナント情報ボタン284は、テナントの契約内容などを表示する画面を表示するためのボタンである。
図22は、第一の端末装置10が表示するアプリ利用権限設定(ユーザー)画面290の一例を示す。アプリ利用権限設定(ユーザー)画面290はユーザーごとにパッケージの利用権限をテナント管理者が割り当てる画面である。アプリ利用権限設定(ユーザー)画面290には、ユーザーID291に対応づけて各パッケージの利用権限292が表示される。利用権限292にはライセンス情報の利用中ユーザーIDが反映されている。各ユーザーは利用権限292でチェックマーク293があるアプリを利用できる。アプリごとの利用権限状態294により、各アプリごとに利用可能ユーザー数(分母)が設定されており、現在割り当てられているライセンス数(分子)も分かるようになっている。
テナント管理者はアプリ利用権限設定(ユーザー)画面290でパッケージごとに、どのユーザーに利用権限を設定するか(許可)又は取り消すか(制限)を編集できる。
マイナスマーク295はユーザーとパッケージの対応において利用権限をテナント管理者が割り当てられない(禁止)旨を示す。ユーザーのロールによってはパッケージを利用できないロールがあり、このユーザーにマイナスマーク295が表示される。例えば、パッケージ情報に利用可能なロールが設定されておりそれが「管理者」の場合、アプリ利用権限設定(ユーザー)画面290では一般ユーザーに対応付けてマイナスマーク295が表示される。これに対し、アプリ利用権限設定(ユーザー)画面290で空欄になっているユーザーは利用権限が未付与のユーザーである。
保存ボタン296は、第一の端末装置10がライセンスの割り当てを情報処理システム50に要求するボタンである。キャンセルボタン297はテナント管理者(エンドユーザー)のメニュー画面280に戻るためのボタンである。
アプリ利用権限設定(ユーザー)画面290で選択されたユーザーIDがライセンス情報の「利用中ユーザーID」の項目に設定される。
ライセンス情報のテナントIDは契約情報から転記され、ライセンスコード、ライセンス名、ライセンス種別、利用開始日、利用終了日はライセンス定義と同じである。サービスクラス、契約IDは契約情報と同一である。
図23は、第一の端末装置10が表示するアプリ利用権限設定(ユーザー)後の確認画面300の一例を示す。アプリ利用権限設定(ユーザー)後の確認画面300は、「該当アプリはアプリ利用権限管理(デバイス)の設定も必要です。設定しますか?」というメッセージ301、キャンセルボタン302、及び、OKボタン303を有している。テナント管理者はメッセージ301(電子機器にアプリケーションの利用権限を割り当てる必要がある旨を通知)を参考に、OKボタン303を押下することでアプリ利用権限設定(デバイス)画面を表示させる。キャンセルボタン302はテナント管理者(エンドユーザー)のメニュー画面280に戻るためのボタンである。
図24は、第一の端末装置10が表示するアプリ利用権限設定(デバイス)画面310の一例を示す。図24の説明では主に図22との相違を説明する。図24のアプリ利用権限設定(デバイス)画面310では、ユーザーIDでなくデバイスID311に対応づけて各パッケージの利用権限312が表示される。その他の構成は図22と同様でよい。
アプリ利用権限設定(デバイス)画面310で選択されたデバイスIDがライセンス情報の「利用中デバイスID」の項目に設定される。
図25は、第一の端末装置10が表示するアプリ利用権限設定(デバイス)後の確認画面320の一例を示す。アプリ利用権限設定(デバイス)後の確認画面320は、「該当アプリはアプリ利用権限管理(ユーザー)の設定も必要です。設定しますか?」というメッセージ321、キャンセルボタン322、及び、OKボタン323を有している。テナント管理者はメッセージ321(ユーザーにアプリケーションの利用権限を割り当てる必要がある旨を通知)を参考に、OKボタン323を押下することでアプリ利用権限設定(ユーザー)画面290を表示させることができる。キャンセルボタン322を押下すればテナント管理者(エンドユーザー)のメニュー画面280に戻ることができる。
<アプリの利用時の処理>
図26は、一般ユーザーが電子機器40からアプリを利用する際の動作又は処理を説明するシーケンス図の一例である。なお、図26は、電子機器40へのログインは不要であるが、情報処理システム50へのログインのみ必要なケース、又は、電子機器40へのログイン後に情報処理システム50へのログインも必要なケースである。
S91~S93:ログイン操作は図8のステップS1~S3と同様でよい。
S94:アプリを利用するため、一般ユーザーはアプリを利用する操作を第一の端末装置10に入力する。
S95:電子機器40の操作受付部44は操作を受け付ける。電子機器40の第四通信部42は認証チケットを指定してパッケージ一覧要求を情報処理システム50に送信する。
S96:情報処理システム50の第五通信部52はパッケージ一覧要求を受信し、アプリ管理部56が一般ユーザーのテナントが契約しているパッケージに基づいてパッケージ情報からアプリリストを取得する。テナントID(契約情報)→サービス情報→サービス定義→パッケージ情報(アプリリスト)の順に特定すればよい。なお、アプリ一覧の表示時にライセンス情報に基づいてアプリの利用権限の有無を判断してもよい。
S97:アプリ管理部56はアプリ一覧画面の画面情報を生成し、第五通信部52がアプリ一覧画面の画面情報を電子機器40に送信する。
S98:電子機器40の第四通信部42はアプリ一覧画面の画面情報を受信し、表示制御部43がアプリ一覧画面を表示する。アプリ一覧画面の一例を図28に示す。
S99:一般ユーザーがアプリ一覧画面から使用するアプリを選択する。
S100:電子機器40の操作受付部44は選択を受け付ける。電子機器40の第四通信部42は認証チケット、パッケージ情報、デバイスID、及び、選択されたアプリ情報を指定してアプリ選択を情報処理システム50に送信する。なお、デバイスIDは電子機器40が保持している。
S101:情報処理システム50の第五通信部52はアプリ選択を受信し、アプリ管理部56がサービスクラスを指定して、一般ユーザーにアプリの利用権限があるか否かの判断をライセンス管理部57に要求する。
S102:ライセンス管理部57は、サービスクラスでライセンス情報を特定し、利用中ユーザー及び利用中デバイスを確認する。図27にて詳細に説明する。
S103:ユーザーと電子機器40に利用権限がある場合、アプリ管理部56は第五通信部52を介してアプリ画面の画面情報を電子機器40に送信する。
S104:電子機器40の表示制御部43はアプリ画面を表示する。アプリ画面の一例を図29に示す。
S105:ユーザーと電子機器の少なくとも一方にアプリケーションの利用権限が割り当てられていない場合、アプリ管理部56は第五通信部52を介して利用権限がないため利用不可の旨を電子機器40に送信する(通知する)。
S106:電子機器40がライセンス情報に登録されていない旨、ユーザーがライセンス情報に登録されていない旨、又は、両方の利用権限がない旨を電子機器40が表示する。電子機器40がライセンス情報に登録されていない旨が表示された場合は、アプリ利用権限設定(デバイス)画面310への遷移ボタンを表示するとよい。ユーザーがライセンス情報に登録されていない旨が表示された場合は、電子機器40はアプリ利用権限設定(ユーザー)画面290への遷移ボタンを表示するとよい。
図27は、図26のステップS102の処理を説明するフローチャート図の一例である。まず、ライセンス管理部57は、ライセンス情報を参照してアプリの利用権限があるか否かを確認する(S201)。利用権限の確認は利用可能期間内かどうかを判断することである(S202)。利用可能期間内でない場合、処理はステップS206に進む。
利用可能期間内である場合、ライセンス管理部57は電子機器40に利用権限が割り当てられているか否かを判断する(S203)。すなわち、電子機器40から送信されたデバイスIDがライセンス情報の利用中デバイスIDに登録されているか否か判断する。電子機器40に利用権限が割り当てられていない場合、処理はステップS206に進む。
電子機器40に利用権限が割り当てられている場合、ライセンス管理部57はユーザーに利用権限が割り当てられているか否かを判断する(S204)。すなわち、電子機器40から送信された認証チケットに基づいてユーザーが特定され、このユーザーIDがライセンス情報の利用中ユーザーIDに登録されているか否か判断する。ユーザーに利用権限が割り当てられていない場合、処理はステップS206に進む。
ユーザーに利用権限が割り当てられている場合、ライセンス管理部57はこのユーザーがこの電子機器40を利用できる(利用を許可)と判断する(S205)。ステップS206では、このユーザーがこの電子機器40を利用できない(利用を制限)と判断する(S206)。
<電子機器が表示する画面例>
図28は一般ユーザーがログインした電子機器40が表示するアプリ一覧画面340の一例を示す図である。アプリ一覧画面340ではログインしたユーザーに利用権限が与えられたアプリの一覧が表示される。図28では「Scan to Cloud Storage」341と「Print From Cloud Storage」342という名称のアプリが表示されている。
図29は、電子機器40が表示するアプリ画面330の一例を示す図である。「Scan to Cloud Storage」のアプリ画面330を示す。アプリ画面330は配信先欄331、印刷設定欄332、及び、スタートボタン333を有している。
・配信先欄331は、アプリ情報に予め設定されている主にクラウド上の保存場所(URLやフォルダ)である。
・印刷設定欄332には原稿のスキャン条件が設定される。
・スタートボタン333はアプリの実行を開始するボタンである。
<電子機器へのログインパターンの別の例>
上記の図26は、電子機器40へのログインは不要であるが、情報処理システム50へのログインのみ必要なケース、又は、電子機器40へのログイン後に情報処理システム50へのログインも必要なケースと説明した。以下では、ユーザーが電子機器40にログインすると自動で情報処理システム50へのログインも行われるケースを説明する。電子機器40のログインアカウントと情報処理システム50のログインアカウントが事前に対応付けられている。
図30は、一般ユーザーが電子機器40からアプリを利用する際の動作又は処理を説明するシーケンス図の一例である。図30の説明では、図26との相違を説明する場合がある。
S111:一般ユーザーは画像形成装置40aの操作パネル940に画像形成装置へのログインの操作を行う。例えば、メールアドレス、及び、パスワードなどのアカウント情報をログイン画面に入力する。ログイン画面の一例を図31に示す。
S112:操作パネルは第三通信部32を介して、ログイン要求を情報処理システム50に送信する。
S113:情報処理システム50の第五通信部52はログイン要求を受信し、認証部53がアカウント情報に基づいて一般ユーザーを認証する。ここでは認証が成功したものとする。認証部53は第五通信部52を介して認証OKと共に認証チケットを第三の端末装置30に送信する。
以降のステップS114~S120は、図26のステップS94~S98と同様の流れになる。しかし、一般ユーザーは画像形成装置40aの操作パネルに対し操作を行い、操作パネルとWebブラウザ41が通信を行う処理が含まれる。また、ステップS121~S128は図26のステップS99~S106と同様の流れになる。
図31は図30のログイン方法に対応するログイン画面350の一例である。ログイン画面350は、ユーザーID欄351、パスワード欄352、及び、ログインボタン353を有している。一般ユーザーはユーザーID欄351にユーザーIDを入力し、パスワード欄352にパスワードを入力して、ログインボタン353を押下する。
図32(a)は、ログインの成功により表示されるアプリランチャーアイコン画面360の一例である。アプリランチャーアイコン361とは、パッケージに含むアプリを一覧表示するアイコンである。
図32(b)はアプリランチャーアイコン361が押下された場合に表示されるアプリ一覧画面340である。アプリ一覧画面は図28と同様でよい。アプリの選択により図29のアプリ画面が表示される。
なお、図31、図32の画面遷移は、
MFP起動 → ログイン画面でログイン → アプリランチャーアイコン画面からアイコン選択 → 利用可能なアプリを一覧表示 → アプリ利用、
という流れを説明した。しかし、他のパターンとして、
MFP起動 → アプリランチャーアイコン画面からアイコン選択 → ログイン画面でログイン(クラウド認証) → 利用可能なアプリを一覧表示 → アプリ利用
という画面遷移でもよい。
<主な効果>
以上説明したように、本実施形態のサービス提供システム1は、 したがって、本実施形態の情報処理システム50は、アプリの利用権限をユーザーのライセンスと電子機器40のライセンスの両方から制限することができる。したがって、アプリケーションを利用可能な電子機器を制限し、更に、アプリケーションを利用可能なユーザーを制限することができる。
<その他の適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、本実施形態では各端末装置が汎用的なWebブラウザを使用しているが、情報処理システム50に専用のアプリを使用してもよい。
また、図5などの構成例は、第一の端末装置10、第二の端末装置20、第三の端末装置30、電子機器40、及び情報処理システム50による処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって本願発明が制限されることはない。第一の端末装置10、第二の端末装置20、第三の端末装置30、電子機器40、及び情報処理システム50の処理は、処理内容に応じて更に多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割することもできる。
また、実施例に記載された装置群は、本明細書に開示された実施形態を実施するための複数のコンピューティング環境のうちの1つを示すものにすぎない。ある実施形態では、情報処理システム50は、サーバクラスタといった複数のコンピューティングデバイスを含む。複数のコンピューティングデバイスは、ネットワークや共有メモリなどを含む任意のタイプの通信リンクを介して互いに通信するように構成されており、本明細書に開示された処理を実施する。
更に、情報処理システム50は、開示された処理ステップ、例えば図8等のシーケンス図を様々な組み合わせで共有するように構成できる。例えば、所定のユニットによって実行されるプロセスは、情報処理システム50が有する複数の情報処理装置によって実行され得る。また、情報処理システム50は、1つのサーバ装置にまとめられていても良いし、複数の装置に分けられていても良い。
上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
1 サービス提供システム
10 第一の端末装置
20 第二の端末装置
30 第三の端末装置
40 電子機器
50 情報処理システム
特開2016‐027446号公報 特開2019‐061383号公報

Claims (8)

  1. 利用権限に基づいてアプリケーションの利用を許可するサービス提供システムであって、
    アプリケーションに対してユーザー及び電子機器の両方にライセンスが発行された場合、前記ユーザーに前記アプリケーションの利用権限を割り当て、更に、前記電子機器に前記アプリケーションの利用権限を割り当てるライセンス管理部を有し、
    前記ユーザーと前記電子機器の両方に前記アプリケーションの利用権限が割り当てられている場合、前記電子機器にログインした前記ユーザーによる前記アプリケーションの利用を許可し、
    前記ライセンス管理部がユーザーにアプリケーションの利用権限を割り当てた場合、
    前記ライセンス管理部は、前記電子機器にアプリケーションの利用権限を割り当てる必要がある旨を第一の端末装置に通知し、
    前記ライセンス管理部が前記電子機器にアプリケーションの利用権限を割り当てた場合、
    前記ライセンス管理部は、前記ユーザーにアプリケーションの利用権限を割り当てる必要がある旨を第一の端末装置に通知することを特徴とするサービス提供システム。
  2. 前記ライセンス管理部が、前記電子機器にアプリケーションの利用権限を割り当てる必要がある旨を第一の端末装置に通知する場合、
    前記第一の端末装置は前記電子機器にアプリケーションの利用権限を割り当てるアプリ利用権限設定(デバイス)画面を表示するボタンを表示し、
    前記ライセンス管理部が、前記ユーザーにアプリケーションの利用権限を割り当てる必要がある旨を第一の端末装置に通知する場合、
    前記第一の端末装置は前記ユーザーにアプリケーションの利用権限を割り当てるアプリ利用権限設定(ユーザー)画面を表示するボタンを表示することを特徴とする請求項に記載のサービス提供システム。
  3. 前記ユーザーと前記電子機器の少なくとも一方に前記アプリケーションの利用権限が割り当てられていない場合、前記ライセンス管理部は、前記電子機器を利用できない旨を通知することを特徴とする請求項に記載のサービス提供システム。
  4. 前記ライセンス管理部は、前記ユーザー及び前記電子機器の両方にライセンスを発行した場合、
    前記アプリケーションの利用可能ユーザー数と利用可能デバイス数の入力欄を表示する画面情報を第一の端末装置に送信し、
    前記ライセンス管理部が、前記ユーザー又は前記電子機器のいずれかにライセンスを発行した場合、
    前記アプリケーションの利用可能ユーザー数又は利用可能デバイス数のいずれかの入力欄を表示する画面情報を第一の端末装置に送信することを特徴とする請求項に記載のサービス提供システム。
  5. 前記ユーザー及び前記電子機器の両方にライセンスが発行された場合、前記ライセンス管理部は、同一の契約の識別情報に対しユーザーライセンスとデバイスライセンスを発行し、
    前記ライセンス管理部は、前記ユーザーライセンスに基づいてアプリケーションの利用権限を前記ユーザーに割り当てた場合、同一の契約の識別情報を有する前記デバイスライセンスがある場合に、前記電子機器にアプリケーションの利用権限を割り当てる必要がある旨を第一の端末装置に通知し、
    前記デバイスライセンスに基づいてアプリケーションの利用権限を前記電子機器に割り当てた場合、同一の契約の識別情報を有する前記ユーザーライセンスがある場合に、前記ユーザーにアプリケーションの利用権限を割り当てる必要がある旨を第一の端末装置に通知することを特徴とする請求項に記載のサービス提供システム。
  6. 前記ユーザー及び前記電子機器はテナントに所属しており、
    前記テナントが前記アプリケーションを購入した旨が契約情報に記録され、
    前記契約情報に記録された前記テナントに所属する前記ユーザー及び前記電子機器に前記アプリケーションの利用権限が割り当てられることを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載のサービス提供システム。
  7. 利用権限に基づいてアプリケーションの利用を許可するサービス提供システムが行うサービス提供方法であって、
    ライセンス管理部が、アプリケーションに対してユーザー及び電子機器の両方にライセンスを発行するステップと、
    ユーザー及び電子機器の両方にライセンスが発行された場合、ライセンス管理部が、前記ユーザーに前記アプリケーションの利用権限を割り当て、前記電子機器に前記アプリケーションの利用権限を割り当てるステップと、
    前記ユーザーと前記電子機器の両方に前記アプリケーションの利用権限が割り当てられている場合、前記電子機器にログインした前記ユーザーによる前記アプリケーションの利用を許可するステップと、を有し、
    前記ライセンス管理部がユーザーにアプリケーションの利用権限を割り当てた場合、
    前記ライセンス管理部は、前記電子機器にアプリケーションの利用権限を割り当てる必要がある旨を第一の端末装置に通知し、
    前記ライセンス管理部が前記電子機器にアプリケーションの利用権限を割り当てた場合、
    前記ライセンス管理部は、前記ユーザーにアプリケーションの利用権限を割り当てる必要がある旨を第一の端末装置に通知することを特徴とするサービス提供方法。
  8. 利用権限に基づいてアプリケーションの利用を許可する情報処理システムであって、
    アプリケーションに対してユーザー及び電子機器の両方にライセンスが発行された場合、前記ユーザーに前記アプリケーションの利用権限を割り当て、更に、前記電子機器に前記アプリケーションの利用権限を割り当てるライセンス管理部を有し、
    前記ユーザーと前記電子機器の両方に前記アプリケーションの利用権限が割り当てられている場合、前記電子機器にログインした前記ユーザーによる前記アプリケーションの利用を許可し、
    前記ライセンス管理部がユーザーにアプリケーションの利用権限を割り当てた場合、
    前記ライセンス管理部は、前記電子機器にアプリケーションの利用権限を割り当てる必要がある旨を第一の端末装置に通知し、
    前記ライセンス管理部が前記電子機器にアプリケーションの利用権限を割り当てた場合、
    前記ライセンス管理部は、前記ユーザーにアプリケーションの利用権限を割り当てる必要がある旨を第一の端末装置に通知することを特徴とする情報処理システム。
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