JP7443078B2 - データ処理ユニット - Google Patents
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Description
図1に、本実施形態に係るマイクロコントローラユニット(MCU:Micro Controller Unit)の構成を示す。
本実施形態に係るマイクロコントローラユニット1は、自動車に搭載されるマイクロコントローラユニット1であり、たとえば、自動車に搭載された機器間の通信等の処理を行うものである。
次に、メモリコントローラ13が行う書き込み動作について説明する。
メモリコントローラ13は、図2aに示すように、フラッシュメモリ12の記憶領域を、先頭から順に分割領域Aと分割領域Bとの等容量の二つの分割領域に分割して管理する。
また、メモリコントローラ13は、書き込んだデータが、既に書き込まれている無効化されていないデータである有効データと同じ論理アドレスのデータである場合、すなわち、データの書き換えである場合には、既に書き込まれているデータを無効化し無効データとする。
すなわち、メモリコントローラ13は、図2の場合と同様に、フラッシュメモリ12へのデータの書き込みを、前回書き込みを行ったブロックに続くブロックに対して行うと共に、書き込んだデータが、既に書き込まれている無効化されていないデータである有効データと同じ論理アドレスのデータである場合、すなわち、データの書き換えである場合には、既に書き込まれているデータを無効化し無効データとする。
ここで、このダミーデータ書込処理は、マイクロコントローラユニット1に電源が投入されてプロセッサ11が起動されたとき、すなわち、自動車が起動されたとき(または、アクセサリ電源が投入されたとき)に自動的に実行される。
図示するように、この処理では、累計書込データ量がしきい値ThD以上であるかどうかを調べ(ステップ402)、しきい値ThD以上であれば、そのままダミーデータ書込処理を終了する。
ただし、累計書込データ量の初期値は0である。
一方、ステップ404において、現在日時を外部機器2から取得できる場合には、現在日時を外部機器2から取得する(ステップ410)
そして、最終再書込日が記録されているかどうかを調べる(ステップ412)。なお、初期状態において、最終再書込日は未記録である。
一方、最終再書込日が記録されている場合には(ステップ410)、最終再書込日から現在日時までの経過期間がしきい値ThY以上であるかどうかを調べ(ステップ414)、しきい値ThY以上でなければダミーデータ書込処理を終了する。
ここで、以上のしきい値ThD、Mバイト、Nバイト、しきい値ThYは次のように定める。
まず、累計書込データ量のしきい値ThDは、フラッシュメモリ12のデータ書き換え可能回数に、全ブロックについての書込または消去による1回の書き換えが発生するまでに書き込まれるダミーデータの容量を乗算した値から所定のマージンを差し引いた値とする。
なお、フラッシュメモリ12のデータ書き換え可能回数は、フラッシュメモリ12の仕様/定格としてフラッシュメモリ12のベンダーによって保証されるデータを書き換え可能な回数である。
以上、本発明の実施形態について説明した。
Claims (5)
- 自動車に搭載されるデータ処理ユニットであって、
フラッシュメモリと、
前記フラッシュメモリの書き込みと読み出しを制御すると共に、フラッシュメモリに記憶されている有効なデータの再度の書き込みを、当該有効なデータの書き込み以降にフラッシュメモリに書き込んだデータの総量が所定量となったときに行うメモリコントローラと、
プロセッサとを有し、
前記フラッシュメモリに記憶されている前記有効なデータは、前記メモリコントローラによって、前記プロセッサのアクセスが禁止されるデータである秘匿データを含み、
前記プロセッサは、当該データ処理ユニットが起動される度に、所定サイズのダミーデータを書き込むダミーデータ書込処理を行い、
前記所定サイズは、nを1以上9以下の整数のいずれか、mを0以上9以下の整数のいずれかとして、年毎にn回の頻度から日毎に(10×n)+m回の頻度の間の範囲内で、当該データ処理ユニットが起動された場合に、前記フラッシュメモリのデータ保持期間内に行われる前記ダミーデータの書き込みによって、前記有効なデータの前回の書き込み以降にフラッシュメモリに書き込まれたデータの総量が前記所定量以上となるサイズであることを特徴とするデータ処理ユニット。 - 請求項1記載のデータ処理ユニットであって、
前記所定サイズは、前記範囲内で、当該データ処理ユニットが起動された場合に、当該データ処理ユニットを備えた製品の保証期間内に、前記フラッシュメモリの書き換え回数が当該フラッシュメモリのデータ書き換え可能回数を超えないサイズであることを特徴とするデータ処理ユニット。 - 自動車に搭載されるデータ処理ユニットであって、
フラッシュメモリと、
前記フラッシュメモリの書き込みと読み出しを制御すると共に、フラッシュメモリに記憶されている有効なデータの再度の書き込みを、当該有効なデータの書き込み以降にフラッシュメモリに書き込んだデータの総量が所定量となったときに行うメモリコントローラと、
当該データ処理ユニットが起動される度に、前記フラッシュメモリにダミーデータを書き込むダミーデータ書込処理を行うプロセッサとを有し、
前記フラッシュメモリに記憶されている前記有効なデータは、前記メモリコントローラによって、前記プロセッサのアクセスが禁止されるデータである秘匿データを含み、
前記プロセッサは、前記ダミーデータ書込処理において、前回のダミーデータの書き込みから、前記フラッシュメモリのデータ保持期間より短い所定時間長の期間である所定期間を経過しているかどうかを判定し、所定期間を経過している場合にのみダミーデータを、前記フラッシュメモリに書き込み、
前記ダミーデータのサイズは、当該ダミーデータの書き込みによって、前記有効なデータの前回の書き込み以降にフラッシュメモリに書き込まれたデータの総量が前記所定量以上となるサイズであることを特徴とするデータ処理ユニット。 - 請求項3記載のデータ処理ユニットであって、
前記所定期間は、当該データ処理ユニットを備えた製品の保証期間内に、前記フラッシュメモリの書き換え回数が当該フラッシュメモリのデータ書き換え可能回数を超えない期間であることを特徴とするデータ処理ユニット。 - 請求項1、2、3または4記載のデータ処理ユニットであって、
当該データ処理ユニットは、少なくとも前記フラッシュメモリと前記メモリコントローラと前記プロセッサとをワンチップ化したユニットであることを特徴とするデータ処理ユニット。
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JP2020018944A JP7443078B2 (ja) | 2020-02-06 | 2020-02-06 | データ処理ユニット |
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JP2008009932A (ja) | 2006-06-30 | 2008-01-17 | Toshiba Corp | 半導体記憶装置およびその制御方法 |
JP2014206905A (ja) | 2013-04-15 | 2014-10-30 | 株式会社デンソー | 書き込み装置 |
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