JP7440613B2 - カメラ、カメラボディ及び放熱器 - Google Patents

カメラ、カメラボディ及び放熱器 Download PDF

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Description

本発明は、カメラ、カメラボディ及び放熱器に関する。
カメラボディに放熱用のユニットを装着し、内部の熱を放熱する技術が知られている(たとえば、特許文献1~3等)。
特開2017-34314号公報 特開2010-213000号公報 特開2003-46828号公報
本開示の技術に係る1つの実施形態は、必要に応じて内部の熱を外部に放熱できるカメラ、カメラボディ及び放熱器を提供する。
(1)蓋で開閉されるバッテリ挿入口を有し、かつ、バッテリ挿入口から挿入されるバッテリの挿入方向の端部に開口部を有するバッテリ室と、熱源に接触して配置される第1伝熱部材と、第1伝熱部材に当接する第1位置と第1伝熱部材から離間する第2位置との間を移動し、かつ、第2位置において開口部を閉塞する第2伝熱部材と、第1位置と第2位置との間で第2伝熱部材を移動させる駆動機構と、を備えたカメラボディと、蓋を閉じてバッテリ室に装填可能であり、バッテリ室への挿入方向の端部に突出部を有する放熱器と、を備え、放熱器をバッテリ室に装填すると、突出部が開口部に通って第1位置に位置した第2伝熱部材に当接し、第1伝熱部材と放熱器とが第2伝熱部材を介して熱的に接続される、カメラ。
(2)放熱器は、筐体と、筐体に内蔵され、一部が筐体から突出して突出部を構成する放熱部材と、筐体に内蔵され、放熱部材に蓄積された熱をカメラボディの外へ排出する熱排出機構と、を備える、(1)のカメラ。
(3)熱排出機構は、ファンである、(2)のカメラ。
(4)カメラボディは、外部電源が接続される外部電源接続部を更に備え、熱排出機構は、蓋に備えられた接点から電源が供給される、(2)又は(3)のカメラ。
(5)第2伝熱部材は、第1伝熱部材よりも熱伝導率が高い、(2)から(4)のいずれか一のカメラ。
(6)放熱部材、第1伝熱部材及び第2伝熱部材の少なくとも一つの当接部に、第1伝熱部材及び第2伝熱部材とは異なる第3伝熱部材が備えられる、(2)から(5)のいずれか一のカメラ。
(7)駆動機構は、第2伝熱部材を第2位置に向けて付勢する付勢部材を有し、放熱器をバッテリ室に装填すると、突出部が付勢部材の付勢力に抗して第2伝熱部材を押圧し、第2伝熱部材を第1位置に移動させる、(1)から(6)のいずれか一のカメラ。
(8)駆動機構は、第2伝熱部材の移動をガイドするガイドレールと、第2伝熱部材をガイドレールに沿って移動させるアクチュエータと、を有する、(1)から(6)のいずれか一のカメラ。
(9)アクチュエータは、電磁力により第2伝熱部材を第1位置と第2位置とに移動させる、(8)のカメラ。
(10)カメラボディは、熱を排出する放熱穴を更に備え、第2伝熱部材は、第1位置では放熱穴を開放し、第2位置では放熱穴を閉塞する放熱穴開閉部を更に有する、(1)から(9)のいずれか一のカメラ。
(11)放熱穴は、三脚で固定した場合又は手でグリップした場合に、空いた領域に備えられる、(10)のカメラ。
(12)蓋で開閉されるバッテリ挿入口を有し、かつ、バッテリ挿入口から挿入されるバッテリの挿入方向の端部に開口部を有するバッテリ室と、熱源に接触して配置される第1伝熱部材と、第1伝熱部材に当接する第1位置と第1伝熱部材から離間する第2位置との間を移動し、かつ、第2位置において開口部を閉塞する第2伝熱部材と、第1位置と第2位置との間で第2伝熱部材を移動させる駆動機構と、を備え、蓋を閉じてバッテリ室に装填可能であり、バッテリ室への挿入方向の端部に突出部を有する放熱器をバッテリ室に装填すると、突出部が開口部に通って第1位置に位置した第2伝熱部材に当接し、第1伝熱部材と放熱器とが第2伝熱部材を介して熱的に接続される、カメラボディ。
(13)蓋で開閉されるバッテリ挿入口を有し、かつ、バッテリ挿入口から挿入されるバッテリの挿入方向の端部に開口部を有するバッテリ室と、熱源に接触して配置される第1伝熱部材と、第1伝熱部材に当接する第1位置と第1伝熱部材から離間する第2位置との間を移動し、かつ、第2位置において開口部を閉塞する第2伝熱部材と、第1位置と第2位置との間で第2伝熱部材を移動させる駆動機構と、を備えたカメラボディのバッテリ室に装填されて、熱源を放熱する放熱器であって、蓋を閉じてバッテリ室に装填可能であり、バッテリ室への挿入方向の端部に突出部を有し、バッテリ室に装填されると、突出部が開口部に通って第1位置に位置した第2伝熱部材に当接し、第2伝熱部材を介して第1伝熱部材と熱的に接続される、放熱器。
デジタルカメラのシステム構成を示す図 カメラボディの正面斜視図 カメラボディの背面斜視図 カメラボディの右側面図 カメラボディの左側面図 カメラボディの内部の概略構成を示す図 第1板金の概略構成を示す斜視図 放熱器の外観構成を示す斜視図 放熱器の内部構造を示す断面図 図9の10-10断面図 放熱器が装填された場合のカメラボディの内部の概略構成を示す図 放熱機能のオン及びオフの切り替わりの動作を説明する図 第2板金に熱伝導シートを備えた場合のカメラボディの内部の概略構成を示す図 バッテリ及び放熱器の保持機構の他の一例を示す図 第1接点及び第2接点の他の一例を示す図 駆動機構の他の一例を示す図 バッテリが装填された場合の電磁石の動作状態を示す図 放熱器が装填された場合の電磁石の動作状態を示す図 カメラボディの内部の概略構成を示す図 カメラボディの底面図 スリット板の移動と放熱スリットの開閉の関係を示す図 スリット板の移動と放熱スリットの開閉の関係を示す図 スリット板の動作状態を示す図 スリット板の動作状態を示す図 放熱部の他の一例を示す図 下部スリット板及び上部スリット板の動作状態を示す図 下部スリット板及び上部スリット板の動作状態を示す図 カメラボディの内部の概略構成を示す図 バッテリ室にバッテリが装填された場合のカメラボディの内部の状態を示す図 バッテリ室に放熱器が装填された場合のカメラボディの内部の状態を示す図
以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施の形態について詳説する。
[第1の実施の形態]
ここでは、本発明をデジタルカメラに適用した場合を例に説明する。
[デジタルカメラにおける発熱の問題点]
まず、デジタルカメラにおける発熱の問題点について説明する。
デジタルカメラの多くは、静止画の撮影機能に加えて、動画の撮影機能を有している。動画は、静止画に比して情報量が多い。このため、画像処理の際の消費電力が大きく、長時間連続して撮影していると、カメラ内部の温度が上昇する。カメラ内部の温度上昇は、デジタルカメラの異状動作を招くおそれがある。したがって、動画の撮影機能を備えたデジタルカメラは、放熱機構を備えることが好ましい。しかしながら、デジタルカメラに放熱機構を搭載すると、機器のサイズ及び重量が大きくなるという欠点がある。
本実施の形態のデジタルカメラは、必要に応じて内部の熱を外部に放熱できるデジタルカメラを提供する。
[デジタルカメラの構成]
図1は、デジタルカメラのシステム構成を示す図である。
同図に示すように、本実施の形態のデジタルカメラ1は、レンズ交換式のデジタルカメラであり、交換レンズ2及びカメラボディ10を備える。また、本実施の形態のデジタルカメラ1は、カメラボディ10に装着型の放熱器100を備える。放熱器100は、カメラボディ10の内部で発生する熱を放出するユニットであり、カメラボディ10に装着して使用される。放熱器100は、バッテリ200に代えて、バッテリ室に装着される。
[カメラボディ]
[カメラボディの外部構造]
図2は、カメラボディの正面斜視図である。図3は、カメラボディの背面斜視図である。図4は、カメラボディの右側面図である。図5は、カメラボディの左側面図である。
カメラボディ10は、携帯可能なサイズで構成され、横方向の一端(図2の左端)にグリップ11が備えられる。
図2に示すように、カメラボディ10の正面には、レンズマウント12が備えられる。交換レンズ2は、このレンズマウント12に装着される。
また、図2に示すように、カメラボディ10の上部(いわゆる軍艦部)には、上面表示モニタ13、シャッタースピードダイヤル14、測光ダイヤル15、ホットシュー16、感度ダイヤル17、撮影モードダイヤル18等が備えられる。上面表示モニタ13は、主としてカメラの設定情報(シャッタ速度、絞り値、感度等)を表示する表示部である。上面表示モニタ13は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ(Organic ElectroLuminescence display)等で構成される。シャッタースピードダイヤル14は、シャッタースピードを設定するダイヤルである。測光ダイヤル15は、カメラの測光モードを設定するダイヤルである。感度ダイヤル17は、感度を設定するダイヤルである。撮影モードダイヤル18は、撮影モードを設定するダイヤルである。この撮影モードダイヤル18によって、静止画の撮影を行うモード(静止画撮影モード)と、動画を撮影するモード(動画撮影モード)との切り替えが行われる。
また、図2に示すように、グリップ11の上部には、シャッタボタン19、電源レバー20、コマンドダイヤル21等が備えられる。電源レバー20は、デジタルカメラ1の電源をオン、オフするレバーである。
図3に示すように、カメラボディ10の背面には、背面表示モニタ22、ファインダ(電子ビューファインダ)23、各種操作ボタン類が備えられる。背面表示モニタ22は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ(Organic ElectroLuminescence display)等で構成される。
図2に示すように、カメラボディ10の右側面には、開閉可能な端子カバー24が備えられる。端子カバー24は、図示しないヒンジを介して、カメラボディ10に開閉可能に取り付けられる。端子カバー24は、図示しないロック機構によって、閉じられた状態で選択的にロック及びアンロックされる。端子カバー24の内側には、端子部が備えられる。端子部には、図4に示すように、電源入力端子25、映像出力端子26、USB(Universal Serial Bus)端子27、マイク端子28が備えられる。電源入力端子25は、ACアダプタを介して、商用電源(交流)に接続される。商用電源は、外部電源の一例である。電源入力端子25は、外部電源接続部の一例である。デジタルカメラ1は、外部電源に接続された場合、外部電源から供給される電力で作動する。
図3に示すように、カメラボディ10の左側面には、開閉可能なバッテリカバー30が備えられる。バッテリカバー30は、図示しないヒンジを介して、カメラボディ10に開閉可能に取り付けられる。バッテリカバー30は、図示しないロック機構によって、閉じられた状態で選択的にロック及びアンロックされる。バッテリカバー30の内側には、図5に示すように、バッテリ挿入口32及びメモリカードスロット33が備えられる。バッテリ挿入口32は、バッテリ室34へのバッテリ200の挿入口である。バッテリ室34は、カメラボディ10の内部に備えられる。メモリカードスロット33は、メモリカード210の装填部である。バッテリ挿入口32及びメモリカードスロット33は、バッテリカバー30によって開閉される。バッテリカバー30は、バッテリ挿入口32を開閉する蓋の一例である。
[カメラボディの内部構造]
ここでは、放熱に係わる構成についてのみ説明する。
デジタルカメラの主な熱源は画像処理部である。特に、長時間連続して撮影する場合に発熱量が増大する。一般にデジタルカメラでは、画像処理部がLSI(Large Scale Integration)による回路で構成される。したがって、画像処理部がLSIで構成される場合、LSIの熱を放熱して回路を比較的低温に保つことが望ましい。以下、熱源がLSIである場合において、LSIの熱を放熱する場合を例に説明する。
図6は、カメラボディの内部の概略構成を示す図である。同図は、図5の6-6断面に相当する。なお、図6は、主として、放熱に係わる構成についてのみ図示している。また、図6は、バッテリ室34にバッテリ200を装填した状態を示している。
図6に示すように、カメラボディ10は、内部に熱源であるLSI40を有する。LSI40は、カメラ基板42に実装される。カメラ基板42は、カメラボディ10に備えられた図示しないフレームに固定されて、カメラボディ内の規定位置に配置される。フレームに固定されたカメラ基板42は、撮影光軸に対し、直交して配置される。カメラ基板42には、放熱用の第1板金44が取り付けられる。
図7は、第1板金の概略構成を示す斜視図である。
同図に示すように、第1板金44は、第1板金本体部44Aと、第1板金本体部44A一端を直角に折り曲げて形成された第1板金当接部44Bと、を有する。第1板金44は、伝熱特性の良いアルミニウム、鉄、銅などの金属で構成される。第1板金44は、第1伝熱部材の一例である。
第1板金本体部44Aは、ネジ46で固定されて、カメラ基板42上の規定位置に取り付けられる。第1板金本体部44Aは、LSI40の位置に対応して、LSI当接部44Cを有する。LSI当接部44Cは、第1板金本体部44Aをカメラ基板42に取り付けた場合に、LSI40に当接する部位である。LSI当接部44Cは、LSI40の外形に対応した形状の凹部として構成される。第1板金本体部44Aをカメラ基板42に取り付けると、カメラ基板42に備えられたLSI40の表面が、LSI当接部44Cに当接する。これにより、LSI40が発熱すると、その熱が第1板金44に伝達される。
なお、LSI40は、熱伝導シート(シート状熱伝導ゲル、熱伝導パッド等を含む)を介して、LSI当接部44Cに当接させる構成としてもよい。
第1板金当接部44Bは、矩形の平板形状を有する。第1板金当接部44Bは、第1板金本体部44Aがカメラ基板42に取り付けられることにより、カメラボディ内の規定位置に配置され、かつ、カメラ基板42に対し、垂直に配置される。LSI40が発熱すると、その熱が第1板金本体部44Aを介して第1板金当接部44Bに伝達される。
図6に示すように、カメラボディ10の内部には、第2板金48が備えられる。第2板金48は、第1板金当接部44Bに対し、進退移動可能に設けられる。第2板金48は、伝熱特性の良いアルミニウム、鉄、銅などの金属で構成される。第2板金48は、第2伝熱部材の一例である。
第2板金48は、矩形の平板形状を有し、第1板金当接部44Bに対向して配置される。第2板金48は、第1板金当接部44Bと対向する面が、第1板金当接部44Bとの当接部として機能する。また、第1板金当接部44Bは、第2板金48と対向する面が、第2板金48との当接部として機能する。
第2板金48は、一対のガイドロッド50にガイドされて、移動可能に設けられる。ガイドロッド50は、ガイドレールの一例である。一対のガイドロッド50は、バッテリ室34の外壁面(仕切り板)に取り付けられる。バッテリ室34の外壁面に取り付けられたガイドロッド50は、カメラ基板42に沿って配置される。第2板金48には、ガイドロッド50が通されるガイド穴48Aが備えられる。第2板金48は、ガイド穴48Aにガイドロッド50が通されることにより、ガイドロッド50に取り付けられ、かつ、ガイドロッド50に沿って移動可能に保持される。ガイドロッド50に取り付けられた第2板金48は、ガイドロッド50に沿って移動することにより、第1板金当接部44Bに対し進退移動する。
ガイドロッド50には、バネ(コイルバネ)52が備えられる。バネ52は、一端が第2板金48に当接し、他端がガイドロッド50の先端に備えられたバネ止め部50Aに当接する。第2板金48は、このバネ52によって、第1板金当接部44Bから離間する方向に付勢される。バネ52は、付勢部材の一例である。また、バネ52を利用して、第2板金48を進退移動させる機構は、駆動機構の一例である。
図6に示すように、カメラボディ10の内部には、バッテリ室34が備えられる。バッテリ室34は、バッテリ200が収容する空間である。バッテリ室34は、バッテリ200の外形に対応した形状を有する。本実施の形態のデジタルカメラ1のバッテリ200は、図1に示すように、直方体形状を有する。よって、バッテリ室34も直方体形状を有する。
バッテリ室34は、仕切り板54で囲われて、カメラボディ10の内部に備えられる。バッテリ室34は、バッテリ挿入口32を有する。バッテリ挿入口32は、バッテリカバー30で覆われる位置に備えられる。したがって、バッテリ挿入口32は、バッテリカバー30によって開閉される。
バッテリ室34の内部には、第1接点56及び第2接点58が備えられる。第1接点56は、バッテリ200用の接点である。第2接点58は、放熱器100用の接点である。バッテリ200がバッテリ室34に装填されると、バッテリ200の備えられた接点200Aが、第1接点56に接続される。デジタルカメラ1は、第1接点56を介して、バッテリ200から給電される。また、後述するように、放熱器100がバッテリ室34に装填されると、放熱器100に備えられた接点100Aが、第2接点58に接続される。放熱器100は、第2接点58を介して、カメラボディ側から給電される。
バッテリカバー30の内側には、押圧バネ60が備えられる。押圧バネ60は、バッテリ室34に装填されたバッテリ200を挿入方向に沿って付勢する。なお、図6において、矢印INで示す方向が、バッテリ200の挿入方向である。バッテリ200は、カメラボディ10の内部に向けて横方向に挿入される。この方向は、撮影光軸と直交する方向である。ガイドロッド50は、バッテリ200の挿入方向に沿って配置される。したがって、第2接点58もバッテリ200の挿入方向に沿って移動する。
バッテリ室34は、バッテリ200の挿入方向の端部(図6において右端部)に矩形状の開口部62を有する。図6に示すように、バッテリ室34にバッテリ200が装填されている場合、開口部62は、第2板金48によって閉塞される。なお、バッテリ室34に何も装填されていない場合も、開口部62は、第2板金48によって閉塞される。第2板金48は、バネ52に付勢されて、バッテリ室34の外壁面に当接し、開口部62を閉塞する。
なお、第2板金48が、第1板金当接部44Bに当接する位置を第1位置とする。また、第2板金48が、開口部62を閉塞する位置を第2位置とする。第2板金48は、第1位置に位置することで、第1板金44と当接し、第2位置に位置することで、第1板金44と離間する。
バッテリ室34は、上面部に複数の上部通気孔64を有する。また、バッテリ室34は、下面部に複数の下部通気孔66を有する。
[放熱器]
放熱器100は、バッテリ室34に装填されて、カメラボディ10の内部を放熱する。より具体的には、熱源であるLSI40の放熱を促進させて、カメラボディ10の内部を放熱する。
図8は、放熱器の外観構成を示す斜視図である。図9は、放熱器の内部構造を示す断面図である。図10は、図9の10-10断面図である。
図8から図10に示すように、放熱器100は、筐体110、ヒートシンク112及び放熱ファン114を有する。
筐体110は、放熱器100の筐体を構成する。筐体110は、バッテリ200の外形に対応した外形形状を有する。したがって、筐体110は、バッテリカバー30を閉じた状態でバッテリ室34に装填可能である。
ヒートシンク112は、筐体110の内部に収容され、一部が筐体110から露出して設けられる。ヒートシンク112は、放熱部材の一例であり、ベース部112A、フィン部112B及び突出部112Cを有する。
ベース部112Aは、矩形の平板形状を有する。ヒートシンク112は、ベース部112Aが、図示しないネジで筐体110にネジ止めされて、筐体110に取り付けられる。
フィン部112Bは、ベース部112Aから延びる複数枚の板で構成される。フィン部112Bを構成する板は、放熱器100の挿入方向INに沿って配置される。
突出部112Cは、ヒートシンク112の露出部であり、筐体110から突出して設けられる。筐体110は、バッテリ室34への挿入方向INの先端の端面に先端開口部110Aを有する。突出部112Cは、この先端開口部110Aから挿入方向INに沿って突出して設けられる。突出部112Cは、バッテリ室34に備えられた開口部62を挿通可能な形状を有する。突出部112Cの端面は、平面で構成され、挿入方向INと直交して配置される。突出部112Cの端面は、第2板金48との当接部として機能し、放熱器100をバッテリ室34に装填した場合に、第2板金48と対向して配置される。
放熱ファン114は、筐体110の内部に配置され、ヒートシンク112に蓄積された熱をカメラボディ10の外へ排出する。放熱ファン114は、筐体110の下面に備えられた放熱口110Bに面して配置される。放熱ファン114は、内蔵するモータに駆動されて回転する。放熱ファン114は、熱排出機構の一例である。
放熱ファン114を駆動するための電力は、カメラボディ側から供給される。筐体110には、給電用の接点100Aが備えられる。この接点100Aが、放熱器100が、バッテリ室34に装填されると、バッテリ室34に備えられた第2接点58に接続される。なお、この場合、カメラボディ10への電力の供給は、ACアダプタを介して行われる。
以上のように構成される放熱器100は、バッテリ200の外観形状に対し、バッテリ室34への挿入方向の端部に突出部を備えた外観形状となる。なお、ヒートシンク112の突出部112Cが、筐体110から突出する部分が、放熱器100の突出部を構成する。
図11は、放熱器が装填された場合のカメラボディの内部の概略構成を示す図である。
同図に示すように、放熱器100は、バッテリカバー30を閉じた状態でバッテリ室34に装填できる。
バッテリ室34に装填された放熱器100は、バッテリカバー30に備えられた押圧バネ60に押圧されて、挿入方向INに付勢される。
また、バッテリ室34に装填された放熱器100は、突出部112Cが、バッテリ室34の開口部62に嵌入される。開口部62に嵌入された突出部112Cは、第2板金48に当接し、第2板金48をバネ52の付勢力に抗して移動させる。突出部112Cに押された第2板金48は、第1板金当接部44Bに当接して停止する。
第2板金48が、第1板金当接部44Bに当接することで、第1板金44とヒートシンク112とが、第2板金48を介して熱的に接続される。これにより、LSI40の熱が、第1板金44及び第2板金48を介してヒートシンク112に伝熱され、ヒートシンク112を介して放熱される。
また、放熱器100がバッテリ室34に装填されると、放熱器100の接点100Aが、バッテリ室34に備えられた第2接点58に接続される。これにより、第2接点58を介して、カメラボディ側から放熱器100に電力が供給される。放熱器100に電力が供給されることにより、放熱器100が回転する。これにより、ヒートシンク112による放熱が促進される。
[デジタルカメラの作用]
本実施の形態のデジタルカメラ1は、必要に応じてカメラボディ10の内部を放熱できる。カメラボディ10の内部を放熱する場合は、バッテリ200に代えて、放熱器100をバッテリ室34に装填する。
放熱が必要な状況とは、たとえば、高画質な動画を長時間連続して撮影する場合である。この場合、画像処理部であるLSI40の発熱量が増大する。よって、高画質の動画を撮影する場合は、放熱器100をバッテリ室34に装填し、カメラボディ10の内部の熱を外部に放熱する。デジタルカメラ1は、放熱器100をバッテリ室34に装填することで、放熱機能がオンする。放熱器100を使用する場合は、電源を外部電源(ACアダプタからの給電)に切り替える。この場合、電源入力端子25にACアダプタを接続する。
図12は、放熱機能のオン及びオフの切り替わりの動作を説明する図である。同図(A)は、放熱機能がオフの状態を示している。同図(B)は、放熱機能がオンの状態を示している。
図12(A)に示すように、バッテリ室34にバッテリ200が装填されている場合、放熱機能がオフとなる。バッテリ室34にバッテリ200が装填されている場合、第2板金48が、バネ52の付勢力によって、第1板金当接部44Bから離間する。これにより、バッテリ側への放熱経路が絶たれる。
静止画の撮影は、動画の撮影に比べて、LSI40の発熱量が少ない。したがって、静止画を撮影する場合は、バッテリ200を使用して撮影できる。
第1板金当接部44Bから離間した第2板金48は、バッテリ室34の外壁面に当接し、開口部62を閉塞する。これにより、バッテリ室側からカメラボディ10の内部に塵埃が侵入するのを防止できる。
図12(B)に示すように、バッテリ室34に放熱器100が装填されると、放熱機能がオンされる。放熱器100は、バッテリカバー30を閉じた状態でバッテリ室34に装填できる。
バッテリ室34に放熱器100が装填されると、放熱器100の突出部(ヒートシンク112の突出部112C)が、バネ52の付勢力に抗して、第2板金48を押圧し、第2板金48を移動させる。移動した第2板金48は、第1板金当接部44Bに当接して停止する。第2板金48が突出部112C押されて第1板金当接部44Bに当接することにより、第1板金44とヒートシンク112とが、第2板金48を介して熱的に接続される。これにより、第1板金44からヒートシンク112への放熱経路が形成される。また、これにより、放熱が促進され、カメラボディ10の内部の熱が外部に放熱される。
また、バッテリ室34に放熱器100が装填されると、放熱器100に備えられた接点100Aが、第2接点58に接続される。これにより、カメラボディ10から放熱器100に電力が供給され、放熱ファン114が作動する。放熱ファン114が作動することにより、より放熱が促進される。
以上説明したように、本実施の形態のデジタルカメラ1によれば、必要に応じてカメラ内部の熱を外部に放熱できる。カメラボディ10の内部の熱を外部に放熱する場合は、バッテリ200に代えて放熱器100をバッテリ室34に装填する構成なので、カメラボディ自体に放熱機構を備える必要がない。これにより、カメラボディ10を小型かつ軽量化できる。
また、放熱が不要な場合は、バッテリ側への放熱経路が断たれるため、バッテリ側に熱が流れることがない。これにより、バッテリ200の寿命短縮を防止できる。
[変形例]
(1)第1板金及び第2板金の熱伝導率の関係
第1板金44及び第2板金48については、熱伝導率の関係を次のように設定することが好ましい。すなわち、第2板金48の熱伝導率を第1板金44の熱伝導率よりも高く設定する。これにより、より多くの熱が放熱器100の方に流れ、熱源から発生する熱を外部に効率的に放熱できる。これに加え、放熱器側に多くの熱が流れるため、カメラボディ10の外装(特に、背面側の外装)に流れる熱が少なくなり、外装の温度情報を抑制できる。このような熱伝導率の関係にするには、たとえば、第1板金44をアルミニウムで構成し、第2板金48をで構成する。
なお、ヒートシンク112については、第2板金48の熱伝導率と同じか、それ以上の熱伝導率に設定する。
(2)熱伝導シートを介した接続
上記実施の形態のデジタルカメラ1では、放熱器100を装填した場合に、放熱器100の突出部が、第2板金48に直接接触する構成とされているが、熱伝導シートを介して接触する構成とすることもできる。この場合、シート状熱伝導ゲル及び熱伝導パッド等のクッション性を有する熱伝導シートを介して、当接する構成とすることが好ましい。これにより、密着性を向上できる。
図13は、第2板金に熱伝導シートを備えた場合のカメラボディの内部の概略構成を示す図である。
同図に示すように、第2板金48は、放熱器100の突出部(ヒートシンク112の突出部)が当接する面(当接部)に熱伝導シート70が備えられている。熱伝導シート70は、シート状熱伝導ゲルで構成される。放熱器100は、バッテリ室34に装填されると、突出部が熱伝導シート70を介して第2板金48に当接される。熱伝導シート70は、第3伝熱部材の一例である。
なお、本例では、第2板金側に熱伝導シートを備えた場合を例に説明したが、放熱器側に熱伝導シートを備えてもよい。この場合、突出部の端面に熱伝導シートが取り付けられる。
第2板金48と第1板金当接部44Bとの間についても同様に、熱伝導シートを介して当接させる構成とすることができる。この場合、第2板金48と第1板金当接部44Bの少なくとも一方の当接部に熱伝導シートが備えられる。
(3)バッテリの保持機構
上記実施の形態では、バッテリ室34に装填されたバッテリ200及び放熱器100をバッテリカバー30に備えられた押圧バネ60で挿入方向に押圧して保持する構成としている。バッテリ室34に装填されたバッテリ200及び放熱器100を保持する構成は、これに限定されるものではない。
図14は、バッテリ及び放熱器の保持機構の他の一例を示す図である。
同図に示すように、バッテリ挿入口32にバッテリ保持爪72を有し、このバッテリ保持爪72でバッテリ室34に装填されたバッテリ200及び放熱器100を保持する。バッテリ保持爪72は、軸72Aを揺動中心として、ロック位置とアンロック位置との間を揺動する。バッテリ保持爪72は、ロック位置において、先端の爪部が、バッテリ挿入口32に突出し、バッテリ室34に装填されたバッテリ200及び放熱器100に係合する。また、バッテリ保持爪72は、アンロック位置において、先端の爪部がバッテリ挿入口32から退避し、バッテリ室34に装填されたバッテリ200及び放熱器100の取り出しが可能になる。バッテリ保持爪72は、図示しないバネによって、ロック位置に向けて付勢される。
このような保持機構が備えられている場合、バッテリカバー30を開けた状態で放熱器100を使用することもできる。なお、この場合、放熱ファン114は、バッテリ挿入口32に向けて排気する構成とすることが好ましい。
(4)接点の他の例
上記実施の形態では、バッテリ室34の内部に第1接点56及び第2接点58を備えているが、第1接点56及び第2接点58の構成及びレイアウトは、これに限定されるものではない。
図15は、第1接点及び第2接点の他の一例を示す図である。
同図に示すように、本実施の形態のデジタルカメラは、第1接点76及び第2接点78がバッテリカバー30に備えられる。この第1接点76及び第2接点78は、バネ性を有し、バッテリ室34に装填されたバッテリ200及び放熱器100を挿入方向INに付勢する。
なお、第1接点76及び第2接点78の機能は、上記実施の形態の第1接点56及び第2接点58と同じである。すなわち、第1接点76は、バッテリ200用の接点であり、第2接点78は、放熱器100用の接点である。バッテリ200は、第1接点76に対応する位置に接点が備えられる。また、放熱ファン114は、第2接点78に対応する位置に接点が備えられる。
本例では、第1接点及び第2接点の双方をバッテリカバー30に備える構成としているが、いずれか一方のみをバッテリカバー30に備える構成としてもよい。たとえば、第2接点のみバッテリカバー30に備える構成としてもよい。
(5)駆動機構の他の例
上記実施の形態では、バネ52を利用して、第2板金48を移動させる構成としているが、第2板金48を移動させる機構(駆動機構)は、これに限定されるものではない。
図16は、駆動機構の他の一例を示す図である。
本例では、電磁力により第2板金48を移動させる。図16に示すように、カメラボディ10の内部には、磁極の切り替えが可能な電磁石80が備えられる。電磁石80は、アクチュエータの一例である。電磁石80は、ガイドロッド50の先端部に配置される。一方、第2板金48には、永久磁石82が備えられる。永久磁石82は、リング状の形状を有し、ガイドロッド50が挿通される穴の同軸上に配置される。
電磁石80は、デジタルカメラ1の制御部によって駆動が制御される。デジタルカメラ1の制御部は、バッテリ室34へのバッテリ200の装填状態に応じて、電磁石80の駆動を制御する。具体的には、バッテリ200が装填されている場合は、永久磁石82との間に反発力が発生するように、電磁石80を駆動する。一方、バッテリ200が装填されていない場合は、永久磁石82との間に吸引力が発生するように、電磁石80を駆動する。バッテリ室34にバッテリ200が装填されているか否かは、バッテリ200からの給電の有無によって判別する。制御部は、たとえば、プロセッサで構成される。プロセッサは、所定の制御プログラムを実行することにより、デジタルカメラ1の制御部として機能する。
図17は、バッテリが装填された場合の電磁石の動作状態を示す図である。図18は、放熱器が装填された場合の電磁石の動作状態を示す図である。
上記のように、バッテリ室34にバッテリ200が装填されている場合、永久磁石82との間に反発力が発生するように、電磁石80が駆動される。これにより、図17に示すように、第2板金48が第1板金当接部44Bから離間し、バッテリ室34の外壁面に当接する。これにより、バッテリ室34の開口部62が第2板金48によって閉塞される。また、これにより、第1板金44からヒートシンク112への放熱経路が絶たれる。
バッテリ200が装填されていない場合は、永久磁石82との間に吸引力が発生するように、電磁石80を駆動される。したがって、放熱器100が装填されている場合は、永久磁石82との間に吸引力が発生するように、電磁石80を駆動される。これにより、図18に示すように、第2板金48が第1板金当接部44Bに当接する。これにより、第1板金44とヒートシンク112との間の放熱経路が形成される。
このように、第2板金48は、電磁石等のアクチュエータを用いて移動させる構成としてもよい。アクチュエータには、この他、モータ(リニアモータを含む)等を使用できる。
なお、上記の例では、バッテリ200の装填の有無によって、電磁石80の駆動を切り替える構成としているが、他の判定基準に従って電磁石80の駆動を切り替える構成とすることもできる。たとえば、外部電源の供給の有無に応じて、電磁石80の駆動を切り替える構成としてもよい。また、ユーザからの指示に応じて、電磁石80の駆動を切り替える構成としてもよい。更に、撮影モード(動画撮影モードと静止画撮影モード)の切り替えに応じて、電磁石80の駆動を切り替える構成としてもよい。
[第2の実施の形態]
本実施の形態のデジタルカメラは、カメラボディに放熱部を備える点で上記第1の実施の形態のデジタルカメラ1と相違する。以下においては、第1の実施の形態のデジタルカメラとの相違点についてのみ説明する。
[構成]
図19は、カメラボディの内部の概略構成を示す図である。
本実施の形態のデジタルカメラは、カメラボディ10の底面部に放熱部90を有する。放熱部90は、カメラ内部の熱を外部に放熱する。
図20は、カメラボディの底面図である。同図に示すように、放熱部90は、複数の放熱スリット90Aで構成される。放熱スリット90Aは、一方向に一定の間隔で配置される。放熱スリット90Aが配置される方向は、バッテリ200の挿入方向と同じ方向である。放熱スリット90Aは、放熱穴の一例である。
図20において、符号92は三脚穴である。放熱部90は、三脚で固定した場合に空いた領域(三脚で塞がれない領域)に配置することが好ましい。したがって、放熱部90は、三脚穴92から離れた位置に配置することが好ましい。また、放熱部90は、カメラボディ10を手でグリップした場合(撮影のためにグリップした場合)に、空いた領域(手で塞がれない領域)に備えることが好ましい。カメラボディ10の底面部は、手でグリップした場合であっても、手で覆われることはない。
図19に示すように、カメラボディ10の内部には、放熱スリット90Aを開閉するスリット板94が備えられる。スリット板94は、放熱穴開閉部の一例である。スリット板94は、矩形の平板状の形状を有する。スリット板94は、第2板金48に一体的に備えられる。具体的には、第2板金48の一部を折り曲げて、スリット板94が構成される。本実施の形態では、第2板金48の下部を直角に折り曲げて、スリット板94が構成される。スリット板94には、複数の通気スリット94Aが備えられる。通気スリット94Aは、放熱スリット90Aよりも狭い幅で構成される。通気スリット94Aは、放熱スリット90Aと同じ間隔で配置される。
スリット板94は、第2板金48に連動して移動し、放熱スリット90Aを開閉する。図21及び図22は、スリット板の移動と放熱スリットの開閉の関係を示す図である。図21は、放熱スリット90Aが開けられた状態を示している。図22は、放熱スリット90Aが閉じられた状態を示している。
放熱スリット90Aは、第2板金48第1板金当接部44Bに当接する位置(第1位置)に移動すると、開けられる。図21に示すように、スリット板94に備えられた各通気スリット94Aは、第2板金48が第1板金当接部44Bに当接する位置(第1位置)に位置すると、放熱スリット90A上に位置する。これにより、放熱スリット90Aが開放され、カメラボディ10の内部と外部とが連通される。
また、放熱スリット90Aは、第2板金48がバッテリ室34の開口部62を閉塞する位置(第2位置)に移動すると、閉じられる。図22に示すように、スリット板94に備えられた各通気スリット94Aは、第2板金48が、バッテリ室34の開口部62を閉塞する位置(第2位置)に位置すると、隣り合う放熱スリット90Aの中間位置に位置する。これにより、各放熱スリット90Aが、スリット板94によって閉塞される。
[作用]
図23及び図24は、スリット板の動作状態を示す図である。図23は、バッテリ室に放熱器が装填された場合のスリット板の動作状態を示している。図24は、バッテリ室にバッテリが装填された場合のスリット板の動作状態を示している。
図23に示すように、バッテリ室34に放熱器100が装填されると、放熱器100の突出部(ヒートシンク112の突出部112C)が、第2板金48を押圧し、第1板金当接部44Bに当接する。これにより、第1板金44からヒートシンク112への放熱経路が形成され、放熱機能がオンされる。
第2板金48が移動すると、第2板金48に備えられたスリット板94も移動する。第2板金48が第1板金当接部44Bに当接する位置(第1位置)に移動すると、スリット板94に備えられた各通気スリット94Aが、カメラボディ10に備えられた放熱スリット90Aの上に位置する(図21参照)。これにより、放熱スリット90Aが開放される。
放熱器100に代えてバッテリ200がバッテリ室34に装填されると、図24に示すように、第2板金48がバネ52の付勢力によって、バッテリ室34の開口部62を閉塞する位置(第2位置)に移動する。これにより、第2板金48が第1板金44から離間する。第2板金48が第1板金44から離間することにより、第1板金44からヒートシンク112への放熱経路が絶たれ、放熱機能がオフされる。
第2板金48が移動すると、第2板金48に備えられたスリット板94も移動する。第2板金48がバッテリ室34の開口部62を閉塞する位置(第2位置)に移動すると、スリット板94に備えられた各通気スリット94Aが、カメラボディ10に備えられた放熱スリット90Aの間に位置する(図22参照)。これにより、放熱スリット90Aが閉塞される。
バッテリ室34に何も装填されていない場合も同様であり、放熱スリット90Aが、スリット板94によって閉塞される。
このように、カメラボディ10に備えられた放熱スリット90Aは、放熱機能のオン及びオフ(放熱器100の抜き差し)に連動して開閉され、放熱機能がオンされた場合にのみ開かれる。すなわち、放熱器100が装填された場合にのみ開かれる。これにより、放熱スリット90Aを介して塵埃等がカメラボディ10の内部に侵入するのを防止でき、防塵防滴性を確保できる。また、放熱機能がオンされた場合には開かれるので、放熱効率をより向上させることができる。
[変形例]
図25は、放熱部の他の一例を示す図である。
同図に示すように、本例のカメラボディ10には、底面部及び上面部の二箇所に放熱部が備えられる。カメラボディ10の底面部には、下部放熱部95が備えられる。カメラボディ10の上面部には、上部放熱部96が備えられる。下部放熱部95及び上部放熱部96は、バッテリ室34を挟んでカメラボディ10の底面部及び上面部に配置される。
下部放熱部95及び上部放熱部96は、それぞれ複数の放熱スリット95A、96Aで構成される。放熱スリット95A、96Aは、一方向に一定の間隔で配置される。放熱スリット95A、96Aが配置される方向は、バッテリ200の挿入方向と同じ方向である。放熱スリット95A、96Aは、放熱穴の一例である。
カメラボディ10の内部には、下部放熱部95を開閉する下部スリット板97、及び、上部放熱部96を開閉する上部スリット板98が備えられる。下部スリット板97及び上部スリット板98は、放熱穴開閉部の一例である。下部スリット板97及び上部スリット板98は、矩形の平板形状を有する。下部スリット板97及び上部スリット板98は、第2板金48に一体的に備えられる。具体的には、第2板金48の一部を折り曲げて、下部スリット板97及び上部スリット板98が構成される。下部スリット板97及び上部スリット板98には、複数の通気スリット97A、98Aが備えられる。通気スリット97A、98Aは、放熱スリット95A、96Aよりも狭い幅で構成される。通気スリット97A、98Aは、放熱スリット95A、96Aと同じ間隔で配置される。
下部スリット板97及び上部スリット板98は、第2板金48に連動して移動し、下部放熱部95及び上部放熱部96の放熱スリット95A、96Aを開閉する。
図26及び図27は、下部スリット板及び上部スリット板の動作状態を示す図である。図26は、バッテリ室34に放熱器100が装填された場合の下部スリット板97及び上部スリット板98の動作状態を示している。図27は、バッテリ室34にバッテリ200が装填された場合の下部スリット板97及び上部スリット板98の動作状態を示している。
図26に示すように、バッテリ室34に放熱器100が装填されると、第2板金48が第1板金当接部44Bに当接する位置(第1位置)に移動する。第2板金48が第1位置に移動すると、下部スリット板97に備えられた各通気スリット97Aが、下部放熱部95の放熱スリット95Aの上に位置する。また、上部スリット板98に備えられた各通気スリット98Aが、上部放熱部96の放熱スリット96Aの下に位置する。これにより、下部放熱部95及び上部放熱部96の放熱スリット95A、96Aが開放される。
図27に示すように、バッテリ室34にバッテリ200が装填されると、第2板金48がバッテリ室34の開口部62を閉塞する位置(第2位置)に移動する。第2板金48が第2位置に移動すると、下部スリット板97に備えられた各通気スリット97Aが、下部放熱部95の各放熱スリット95Aの間に位置する。また、上部スリット板98に備えられた各通気スリット98Aが、上部放熱部96の各放熱スリット96Aの間に位置する。これにより、放熱スリット95A、96Aが閉塞され、下部放熱部95及び上部放熱部96が閉じられる。
本例のように、バッテリ室34を挟んで上下に放熱部を備えることにより、効率よくヒートシンク112に空気を流すことができ、より効率よく放熱できる。なお、本例の場合、上部放熱部96の放熱スリット96Aが給気口として機能し、下部放熱部95の放熱スリット95Aが排気口として機能する。
このように、放熱部は、カメラボディ10の複数箇所に備えることができる。
[第3の実施の形態]
図28は、カメラボディの内部の概略構成を示す図である。
本実施の形態のデジタルカメラは、カメラボディ10の底面部にバッテリ挿入口32が備えられる。その他の点は、上記第1又は第2の実施の形態のデジタルカメラと同じである。したがって、第1又は第2の実施の形態のデジタルカメラと同一又は類似する機能の部材には、同一符号を付して、その説明は省略する。
バッテリ200及び放熱器100は、カメラボディ10の底面部に備えられたバッテリ挿入口32から真上に向けて挿入される。したがって、バッテリ室34に備えられる開口部62は、バッテリ室34の上面部(バッテリ200の挿入方向INの端部)に備えられる。
放熱器100は、バッテリ室34の開口部62に対応して、上面部(バッテリ室34に装填した場合の上面部)に突出部(ヒートシンク112の突出部112C)が備えられる(図30参照)。
図29は、バッテリ室にバッテリが装填された場合のカメラボディの内部の状態を示す図である。図30は、バッテリ室に放熱器が装填された場合のカメラボディの内部の状態を示す図である。
図29に示すように、バッテリ室34にバッテリ200が装填されると、第2板金48が、バネ52の付勢力で押圧され、バッテリ室34の外壁面に当接する。これにより、バッテリ室34の開口部62が、第2板金48によって閉塞される。また、第2板金48が、開口部62を閉塞する位置(第2位置)に移動すると、第2板金48と第1板金当接部44Bとが離間する。これにより、バッテリ側への放熱経路が絶たれ、放熱機能がオフされる。
また、第2板金48が第2位置に移動すると、スリット板94に備えられた各通気スリット94Aが、放熱部90の各放熱スリット90Aの間に位置する。これにより、放熱スリット90Aが閉塞され、放熱部90が閉じられる。
図30に示すように、バッテリ室34に放熱器100が装填されると、第2板金48が、放熱器100の突出部に押され、第1板金当接部44Bに当接する。第2板金48が第1板金当接部44Bに当接すると、第2板金48を介して、ヒートシンク112と第1板金44とが熱的に接続される。これにより、第1板金44からヒートシンク112への放熱経路が形成され、放熱機能がオンされる。
また、第2板金48が第1板金当接部44Bに当接する位置(第1位置)に移動すると、スリット板94に備えられた各通気スリット94Aが、放熱部90の放熱スリット90Aの上に位置する。これにより、放熱部90の放熱スリット90Aが開放される。
このように、バッテリ200及び放熱器100は、カメラボディ10の底面部から挿入する構造とすることもできる。放熱器100及びカメラボディ10は、バッテリ200の挿入方向に応じて構成される。
なお、本実施の形態では、カメラボディ10の側面部に放熱部を備える構成としているが、放熱部は、カメラボディ10の上面部、背面部又は正面部に備える構成とすることもできる。特に、放熱部は、手でグリップした場合に、空いた領域に備えることが好ましい。
[その他の実施の形態]
[熱源]
上記実施の形態では、LSIをカメラボディ内の熱源とし、LSIの熱を放熱する場合を例に説明したが、カメラボディ内の熱源は、これに限定されるものではない。カメラボディ内で発熱する対象を熱源とすることができる。たとえば、イメージセンサも発熱するので熱源となり得る。
また、カメラボディの内部に複数の熱源を有する場合は、複数の熱源に第1板金が接触するようにレイアウトする。
[放熱器]
上記実施の形態では、放熱器に熱排出機構としてファンを備える構成としているが、熱排出機構は必ずしも備える必要はない。
放熱器に熱排出機構を備える場合、熱排出機構の構成は、ファンに限定されず、他の機構を備えてもよい。また、放熱器には、ファンに加えて、又は、ファンに代えてペルチェ素子等の熱電素子、及び/又はいわゆる水冷方式の冷却機構等を備えてもよい。
[ファンの駆動制御]
放熱器にファンを備える場合、放熱器の駆動をカメラボディ側で制御する構成としてもよい。たとえば、カメラボディ内に温度センサを設置し、カメラボディ内の温度、あるいは、熱源の温度を検出する。カメラの制御部は、温度センサで検出された温度に応じて、ファンの駆動(回転数)を制御する。これにより、より適切にファンを駆動できる。
[告知機能]
カメラには、放熱器への交換を告知する機能を備えてもよい。たとえば、動画撮影モードに設定された場合に、放熱器の装填を告知するようにしてもよい。この場合、動画撮影モードに設定され、かつ、バッテリが装填されている場合に、放熱器の装填を告知するようにしてもよい。告知は、たとえば、放熱器の装填を促すメッセージを上面表示モニタ13及び/又は背面表示モニタ22に表示することにより行うことができる。
また、カメラボディの内部又は熱源の温度を検出し、温度が閾値を超えた場合に、放熱器への交換を告知する構成としてもよい。
[外部電源]
上記実施の形態では、商用電源を外部電源として利用する構成としているが、外部電源は、これに限定されるものではない。いわゆるモバイルバッテリを外部電源として利用することもできる。
[カメラ]
上記実施の形態では、レンズ交換式のデジタルカメラに本発明を適用した場合を例に説明したが、本発明の適用は、これに限定されるものではない。レンズが一体的に備えられたデジタルカメラの他、ビデオカメラ、シネカメラ、テレビカメラ等にも適用できる。
[制御部]
カメラの制御部を構成するプロセッサには、ソフトウェア(プログラム)を実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPU(Central Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路などが含まれる。
1つの処理部は、これら各種のプロセッサのうちの1つで構成されていてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサ(例えば、複数のFPGA、あるいはCPUとFPGAの組み合わせ)で構成されてもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、クライアントやサーバなどのコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウェアの組合せで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップ(System On Chip:SoC)などに代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサを1つ以上用いて構成される。
更に、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子などの回路素子を組み合わせた電気回路である。
1 デジタルカメラ
2 交換レンズ
10 カメラボディ
11 グリップ
12 レンズマウント
13 上面表示モニタ
14 シャッタースピードダイヤル
15 測光ダイヤル
16 ホットシュー
17 感度ダイヤル
18 撮影モードダイヤル
19 シャッタボタン
20 電源レバー
21 コマンドダイヤル
22 背面表示モニタ
24 端子カバー
25 電源入力端子
26 映像出力端子
27 USB端子
28 マイク端子
30 バッテリカバー
32 バッテリ挿入口
33 メモリカードスロット
34 バッテリ室
40 LSI
42 カメラ基板
44 第1板金
44A 第1板金本体部
44B 第1板金当接部
44C LSI当接部
46 ネジ
48 第2板金
48A ガイド穴
50 ガイドロッド
50A バネ止め部
52 バネ
54 仕切り板
56 第1接点
58 第2接点
60 押圧バネ
62 開口部
64 上部通気孔
66 下部通気孔
70 熱伝導シート
72 バッテリ保持爪
72A バッテリ保持爪の軸
76 第1接点
78 第2接点
80 電磁石
82 永久磁石
90 放熱部
90A 放熱スリット
92 三脚穴
94 スリット板
94A 通気スリット
95 下部放熱部
95A 放熱スリット
96 上部放熱部
96A 放熱スリット
97 下部スリット板
97A 通気スリット
98 上部スリット板
98A 通気スリット
100 放熱器
100A 放熱器の接点
110 筐体
110A 先端開口部
110B 放熱口
112 ヒートシンク
112A ベース部
112B フィン部
112C 突出部
114 放熱ファン
200 バッテリ
200A バッテリの接点
210 メモリカード
IN バッテリの挿入方向

Claims (13)

  1. 蓋で開閉されるバッテリ挿入口を有し、かつ、前記バッテリ挿入口から挿入されるバッテリの挿入方向の端部に開口部を有するバッテリ室と、
    熱源に接触して配置される第1伝熱部材と、
    前記第1伝熱部材に当接する第1位置と前記第1伝熱部材から離間する第2位置との間を移動し、かつ、前記第2位置において前記開口部を閉塞する第2伝熱部材と、
    前記第1位置と前記第2位置との間で前記第2伝熱部材を移動させる駆動機構と、
    を備えたカメラボディと、
    前記蓋を閉じて前記バッテリ室に装填可能であり、前記バッテリ室への挿入方向の端部に突出部を有する放熱器と、
    を備え、
    前記放熱器を前記バッテリ室に装填すると、前記突出部が前記開口部に通って前記第1位置に位置した前記第2伝熱部材に当接し、前記第1伝熱部材と前記放熱器とが前記第2伝熱部材を介して熱的に接続される、
    カメラ。
  2. 前記放熱器は、
    筐体と、
    前記筐体に内蔵され、一部が前記筐体から突出して前記突出部を構成する放熱部材と、
    前記筐体に内蔵され、前記放熱部材に蓄積された熱を前記カメラボディの外へ排出する熱排出機構と、
    を備える、
    請求項1に記載のカメラ。
  3. 前記熱排出機構は、ファンである、
    請求項2に記載のカメラ。
  4. 前記カメラボディは、外部電源が接続される外部電源接続部を更に備え、
    前記熱排出機構は、前記蓋に備えられた接点から電源が供給される、
    請求項2又は3に記載のカメラ。
  5. 前記第2伝熱部材は、前記第1伝熱部材よりも熱伝導率が高い、
    請求項2から4のいずれか1項に記載のカメラ。
  6. 前記放熱部材、前記第1伝熱部材及び前記第2伝熱部材の少なくとも一つの当接部に、前記第1伝熱部材及び前記第2伝熱部材とは異なる第3伝熱部材が備えられる、
    請求項2から5のいずれか1項に記載のカメラ。
  7. 前記駆動機構は、前記第2伝熱部材を前記第2位置に向けて付勢する付勢部材を有し、
    前記放熱器を前記バッテリ室に装填すると、前記突出部が前記付勢部材の付勢力に抗して前記第2伝熱部材を押圧し、前記第2伝熱部材を前記第1位置に移動させる、
    請求項1から6のいずれか1項に記載のカメラ。
  8. 前記駆動機構は、
    前記第2伝熱部材の移動をガイドするガイドレールと、
    前記第2伝熱部材を前記ガイドレールに沿って移動させるアクチュエータと、
    を有する、
    請求項1から6のいずれか1項に記載のカメラ。
  9. 前記アクチュエータは、電磁力により前記第2伝熱部材を前記第1位置と前記第2位置とに移動させる、
    請求項8に記載のカメラ。
  10. 前記カメラボディは、熱を排出する放熱穴を更に備え、
    前記第2伝熱部材は、前記第1位置では前記放熱穴を開放し、前記第2位置では前記放熱穴を閉塞する放熱穴開閉部を更に有する、
    請求項1から9のいずれか1項に記載のカメラ。
  11. 前記放熱穴は、三脚で固定した場合又は手でグリップした場合に、空いた領域に備えられる、
    請求項10に記載のカメラ。
  12. 蓋で開閉されるバッテリ挿入口を有し、かつ、前記バッテリ挿入口から挿入されるバッテリの挿入方向の端部に開口部を有するバッテリ室と、
    熱源に接触して配置される第1伝熱部材と、
    前記第1伝熱部材に当接する第1位置と前記第1伝熱部材から離間する第2位置との間を移動し、かつ、前記第2位置において前記開口部を閉塞する第2伝熱部材と、
    前記第1位置と前記第2位置との間で前記第2伝熱部材を移動させる駆動機構と、
    を備え、
    前記蓋を閉じて前記バッテリ室に装填可能であり、前記バッテリ室への挿入方向の端部に突出部を有する放熱器を前記バッテリ室に装填すると、前記突出部が前記開口部に通って前記第1位置に位置した前記第2伝熱部材に当接し、前記第1伝熱部材と前記放熱器とが前記第2伝熱部材を介して熱的に接続される、
    カメラボディ。
  13. 蓋で開閉されるバッテリ挿入口を有し、かつ、前記バッテリ挿入口から挿入されるバッテリの挿入方向の端部に開口部を有するバッテリ室と、熱源に接触して配置される第1伝熱部材と、前記第1伝熱部材に当接する第1位置と前記第1伝熱部材から離間する第2位置との間を移動し、かつ、前記第2位置において前記開口部を閉塞する第2伝熱部材と、前記第1位置と前記第2位置との間で前記第2伝熱部材を移動させる駆動機構と、を備えたカメラボディの前記バッテリ室に装填されて、前記熱源を放熱する放熱器であって、
    前記蓋を閉じて前記バッテリ室に装填可能であり、前記バッテリ室への挿入方向の端部に突出部を有し、前記バッテリ室に装填されると、前記突出部が前記開口部に通って前記第1位置に位置した前記第2伝熱部材に当接し、前記第2伝熱部材を介して前記第1伝熱部材と熱的に接続される、
    放熱器。
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