JP7440352B2 - 教育コンテンツ作成システム及び方法 - Google Patents

教育コンテンツ作成システム及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7440352B2
JP7440352B2 JP2020104142A JP2020104142A JP7440352B2 JP 7440352 B2 JP7440352 B2 JP 7440352B2 JP 2020104142 A JP2020104142 A JP 2020104142A JP 2020104142 A JP2020104142 A JP 2020104142A JP 7440352 B2 JP7440352 B2 JP 7440352B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
worker
work
state
details
educational content
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020104142A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021196981A (ja
Inventor
浩子 長谷部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2020104142A priority Critical patent/JP7440352B2/ja
Publication of JP2021196981A publication Critical patent/JP2021196981A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7440352B2 publication Critical patent/JP7440352B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、概して、作業者の教育のためのコンピュータ技術に関する。
作業支援に関する技術として、例えば、特許文献1に開示のシステムが知られている。特許文献1に開示のシステムは、作業者の位置から当該作業者の最も近くにある作業装置を特定し、当該作業者及び当該作業装置の作業時間から、当該作業者の習熟度を決定する。
特開2018-136823号公報
作業支援の一つとして、作業者の教育がある。教育された作業者の習熟度が上がれば、全体として作業効率の向上が期待されるからである。
教育のコンテンツは、作業者が実施する作業の詳細(例えば、作業の所要時間、作業の手順、及び、当該手順を構成するステップ毎の実施回数)によって異なる。特許文献1によれば、作業装置の作業時間を特定できるものの、作業者が実施した作業の詳細はわからない。故に、作業者向けの適切な教育コンテンツの作成は難しい。
システムが、情報管理部とコンテンツ作成部とを備える。情報管理部が、4M(Man、Machine、Material及びMethod)のうちのManに属する要素である作業者の状態と状態の時刻とを表す作業者実績情報と、4MのうちのMan以外の少なくとも一つに属する要素である非作業者の状態と状態の時刻とを表す非作業者実績情報とを取得する。コンテンツ作成部が、作業者実績情報及び非作業者実績情報のうち、同一時刻間での作業者の状態と非作業者の状態とから、当該同一時刻間に作業者が実施した作業の詳細を特定し、当該作業者が実施した作業の撮影動画データのうち当該特定した作業詳細の実施時間帯に該当する動画データ部分を含んだ教育コンテンツを作成する。
本発明によれば、作業者が実施した作業の詳細に基づく適切な教育コンテンツを容易に作成できる。
実施形態に係る教育コンテンツ作成システムを含むシステム全体の構成例を示す。 機械実績データ群の構成例を示す。 作業者実績データ群の構成例を示す。 組合せデータ群の構成例を示す。 基準データ群の構成例を示す。 教師データ群の構成例を示す。 作業者データ群の構成例を示す。 教育コンテンツ群の構成例を示す。 教育プログラム群の構成例を示す。 教育コンテンツ作成処理の流れの一例を示す。 教育プログラム作成処理の流れの一例を示す。
以下の説明では、「インターフェース装置」は、一つ以上のインターフェースデバイスでよい。当該一つ以上のインターフェースデバイスは、下記のうちの少なくとも一つでよい。
・一つ以上のI/O(Input/Output)インターフェースデバイス。I/O(Input/Output)インターフェースデバイスは、I/Oデバイスと遠隔の表示用計算機とのうちの少なくとも一つに対するインターフェースデバイスである。表示用計算機に対するI/Oインターフェースデバイスは、通信インターフェースデバイスでよい。少なくとも一つのI/Oデバイスは、ユーザインターフェースデバイス、例えば、キーボード及びポインティングデバイスのような入力デバイスと、表示デバイスのような出力デバイスとのうちのいずれでもよい。
・一つ以上の通信インターフェースデバイス。一つ以上の通信インターフェースデバイスは、一つ以上の同種の通信インターフェースデバイス(例えば一つ以上のNIC(Network Interface Card))であってもよいし二つ以上の異種の通信インターフェースデバイス(例えばNICとHBA(Host Bus Adapter))であってもよい。
また、以下の説明では、「メモリ」は、一つ以上の記憶デバイスの一例である一つ以上のメモリデバイスであり、典型的には主記憶デバイスでよい。メモリにおける少なくとも一つのメモリデバイスは、揮発性メモリデバイスであってもよいし不揮発性メモリデバイスであってもよい。
また、以下の説明では、「永続記憶装置」は、一つ以上の記憶デバイスの一例である一つ以上の永続記憶デバイスでよい。永続記憶デバイスは、典型的には、不揮発性の記憶デバイス(例えば補助記憶デバイス)でよく、具体的には、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、NVNE(Non-Volatile Memory Express)ドライブ、又は、SCM(Storage Class Memory)でよい。
また、以下の説明では、「記憶装置」は、メモリと永続記憶装置の少なくともメモリでよい。
また、以下の説明では、「プロセッサ」は、一つ以上のプロセッサデバイスでよい。少なくとも一つのプロセッサデバイスは、典型的には、CPU(Central Processing Unit)のようなマイクロプロセッサデバイスでよいが、GPU(Graphics Processing Unit)のような他種のプロセッサデバイスでもよい。少なくとも一つのプロセッサデバイスは、シングルコアでもよいしマルチコアでもよい。少なくとも一つのプロセッサデバイスは、プロセッサコアでもよい。少なくとも一つのプロセッサデバイスは、処理の一部又は全部を行うハードウェア記述言語によりゲートアレイの集合体である回路(例えばFPGA(Field-Programmable Gate Array)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)又はASIC(Application Specific Integrated Circuit))といった広義のプロセッサデバイスでもよい。
また、以下の説明では、「yyy部」の表現にて機能を説明することがあるが、機能は、一つ以上のコンピュータプログラムがプロセッサによって実行されることで実現されてもよいし、一つ以上のハードウェア回路(例えばFPGA又はASIC)によって実現されてもよいし、それらの組合せによって実現されてもよい。プログラムがプロセッサによって実行されることで機能が実現される場合、定められた処理が、適宜に記憶装置及び/又はインターフェース装置等を用いながら行われるため、機能はプロセッサの少なくとも一部とされてもよい。機能を主語として説明された処理は、プロセッサあるいはそのプロセッサを有する装置が行う処理としてもよい。プログラムは、プログラムソースからインストールされてもよい。プログラムソースは、例えば、プログラム配布計算機又は計算機が読み取り可能な記録媒体(例えば非一時的な記録媒体)であってもよい。各機能の説明は一例であり、複数の機能が一つの機能にまとめられたり、一つの機能が複数の機能に分割されたりしてもよい。
また、以下の説明では、「xxxデータ群」といった表現にて、入力に対して出力が得られる情報を説明することがあるが、当該情報は、どのような構造のデータ群でもよいし(例えば、構造化データのデータ群でもよいし非構造化データのデータ群でもよいし)、入力に対する出力を発生するニューラルネットワーク、遺伝的アルゴリズムやランダムフォレストに代表されるような学習モデルでもよい。従って、「xxxデータ群」を「xxx情報」と言うことができる。また、以下の説明において、各データ群の構成は一例であり、一つのデータ群は、二つ以上のデータ群に分割されてもよいし、二つ以上のデータ群の全部又は一部が一つのデータ群であってもよい。
また、以下の説明では、同種の要素を区別しないで説明する場合には、参照符号のうちの共通符号を使用し、同種の要素を区別する場合は、参照符号を使用することがある。
図1は、実施形態に係る教育コンテンツ作成システムを含むシステム全体の構成例を示す。
作業者51が作業を実施する現場151では、製造システム(図示せず)に設けられた機械50を用いて製品49が作られる。本実施形態において、「製品」とは、製造された品物としてのいわゆる完成品に限らず、製造システムに投入される品物全般を意味する。従って、「製品」とは、製造システムに投入される前の品物も、製造システム途中にある品物(いわゆる「半製品」)も、出荷可能な状態となった完成品のいずれでもよい。また、説明の簡単のために、製造システムが備える機械50は一つであるが、同一又は異なる種類の複数の機械50が製造システムに設けられていてよい。
また、現場151では、実施されている作業を撮影するカメラ30が設けられている。カメラ30により、例えば、作業者51(例えば、作業者51及び51B)が実施した作業の撮影動画データが作成される。
機械50やカメラ30といった設備により得られたデータが、当該設備から、例えば現場151に設けられた図示しないゲートウェイを通じて、図示しないネットワーク(例えば、インターネット)を介し、教育コンテンツ作成システム101に送信される。
また、現場151(又は、現場151の外)に、教育を受ける作業者51Cにより使用される情報処理端末40(例えば、ラップトップ型のパーソナルコンピュータのような計算機)がある。情報処理端末40に、教育UI(User Interface)131が表示される。教育UI131は、後述の教育プログラムに含まれる情報の少なくとも一部を表示するUI(例えば、GUI(Graphical User Interface))である。図1が例示する教育UI131は、高レベル作業者(例えば、いわゆる熟練者)の動画と作業者51Cの動画とを並べて表示し、且つ、作業者51C向けのチップス(ナレッジの一例)を表示する。
教育コンテンツ作成システム101は、図示しない上述のネットワークを介して、通信を行う。通信相手の一例として、管理端末160がある。管理端末160は、管理者(例えば、製造システムの管理者)の情報処理端末である。教育コンテンツ作成システム101は、例えば、作成した教育コンテンツに関する情報(及びその他の情報)を管理端末160に送信する。
教育コンテンツ作成システム101は、一つ以上の物理計算機で構成された計算機システムであるが、計算機システムが有する複数種類の計算リソース(例えば、クラウド基盤)を基に実現されたシステムでもよい。教育コンテンツ作成システム101は、インターフェース装置111、記憶装置112及びそれらに接続されたプロセッサ113を有する。
インターフェース装置111を通じて、現場151からデータを受信したり管理端末160と通信したりすることが行われる。
記憶装置112が、コンピュータプログラム群(一つ以上のコンピュータプログラム)と、後述の情報121~130とを格納する。
プロセッサ113がコンピュータプログラム群を実行することにより、情報管理部141及びコンテンツ作成部142が実現される。本実施形態では、更に、プログラム作成部143及び情報提供部144が実現される。本実施形態では、教育コンテンツ作成システム101は、情報提供部144を有するため、教育コンテンツ作成システム101は、作業者教育システムと呼ばれてもよい。情報管理部141は、情報121~130の少なくとも一部を管理する。コンテンツ作成部142は、教育コンテンツを作成する。プログラム作成部143は、教育プログラムを作成する。情報提供部144は、教育プログラムを提供する。
情報121~130については、例えば以下の通りである。
現場データ群121は、現場151から例えば定期的に又は逐次に受信したデータのデータ群である。現場データ群121は、例えば、カメラ30による撮影動画データ、及び、機械50により得られたデータを含む。言い換えれば、本実施形態では、Manに関するデータのソースが、カメラ30であり、Machineに関するデータのソースが、機械50である。Man及びMachineの少なくとも一つに関するデータとして、現場151にて収集されたデータに加えて、Man及びMachineの少なくとも一つを管理する装置(例えば、管理端末160)から入力されたデータが存在してもよい。また、現場データ群121が、動画管理データ(例えば、撮影動画データ毎に、当該撮影動画データのファイル名、撮影開始時刻、撮影終了時刻、撮影したカメラのID、及び、当該カメラが属するエリアのIDといったデータが関連付けられたデータ)を含んでよい。また、現場データ群121が、作業者管理データ(例えば、作業者51毎に、作業者51のID、作業者51が位置するエリアのID、及び、当該エリアに作業者51が存在する時刻といったデータが関連付けられたデータ)を含んでもよい。撮影動画データがいずれのいずれの作業者51の撮影動画データであるかは、例えば、撮影動画データの解析に代えて又は加えて、動画管理データと作業者管理データとを基に、情報管理部141により特定されてもよい。
機械実績データ群122は、現場データ群121(例えば、特に、機械50により得られたデータ)の分析結果を基に取得されたデータ群(例えばテーブル)であり、機械50の稼働実績(機械50の状態と状態の時刻)を表すデータ群である。具体的には、例えば、図2が例示するように、機械実績データ群122は、稼働状態、開始時刻、電源状態及び回転状態を表す情報を含む。稼働状態、電源状態及び回転状態の組合せが、機械50の状態の一例である。開始時刻から次の開始時刻までが、時刻間に相当する。時刻間が、稼働状態、電源状態及び回転状態の組合せが変化無く続いた時間である。機械50が、4M(Man、Machine、Material及びMethod)のうちのMan以外の少なくとも一つに属する要素(非作業者)の一例である。機械実績データ群122が、非作業者実績情報の一例である。
作業者実績データ群123は、現場データ群121(例えば、特に、カメラ30により得られた撮影動画データ)の分析結果を基に取得されたデータ群であり、各作業者51の作業実績(作業者51の状態と状態の時刻)を表すデータ群である。具体的には、例えば、図3が例示するように、作業者実績データ群123は、各作業者51について、作業者実績データ300を有する。作業者実績データ300は、開始時刻及び作業状態を表す情報を含む。作業状態が、作業者51の状態の一例である。開始時刻から次の開始時刻までが、時刻間に相当する。時刻間が、作業状態が変化無く続いた時間である。作業者51が、4M(Man、Machine、Material及びMethod)のうちのManに属する要素である。作業者実績データ群123が、作業者実績情報の一例である。
組合せデータ群124は、機械実績データ群122と作業者実績データ群123との組合せに基づくデータ群である。具体的には、例えば、図4が例示するように、組合せデータ群124は、各作業者51について、組合せデータ400を有する。組合せデータ400は、機械実績データ群122と作業者実績データ300との組合せに基づくデータである。組合せデータ400は、時刻間毎に、稼働状態、開始時刻(当該時刻間の開始時刻)、電源状態、回転状態、作業状態及び手順詳細を表す。機械状態(本実施形態では、稼働状態、電源状態及び回転状態)を表す情報は、機械実績データ群122から得られた情報である。作業者状態(本実施形態では、作業状態)を表す情報は、作業者実績データ300から得られた情報である。開始時刻は、機械状態と作業者状態との組合せ毎に存在する。機械状態と作業者状態との組合せの少なくとも一部が変わると、開始時刻も変わる。手順詳細は、実施された作業の作業詳細の一部であり、機械状態と作業者状態との組合せ(ここでは、作業者状態の特定に使用された撮影動画データを含む)を基に特定された手順の詳細である。手順詳細は、手順と、当該手順を構成するステップ毎の実施回数とを含む。同一時刻間について、機械状態と作業状態との両方があることで、手順詳細を正確に特定することができる。例えば、カラム401A及び401Bによれば、機械状態は同一であるが作業者状態が異なるため、各時刻間について手順詳細を正確に特定できる。一方、カラム401B及び401Cによれば、作業者状態は同一であるが機械状態が異なるため、各時刻間について手順詳細を正確に特定できる。
基準データ群125は、作業詳細の基準を表すデータ群である。具体的には、例えば、図5が例示するように、基準データ群125は、作業状態及び製品種類の組毎に、基準時間、基準手順及び基準回数を表す。基準時間は、作業の適切な所要時間(所要時間の閾値)である。基準手順は、正しい手順である。基準回数は、基準手順を構成するステップ毎の正しい実施回数である。図5が示す例によれば、基準手順“a -> b”は、ステップ“a”の次にステップ“b”が行われることを意味し、基準回数“(a, b) = (2, 2)”は、ステップ“a”が2回とステップ“b”が2回行われることを意味する。
教師データ群126は、撮影動画データを基に作業状態を特定するための教師データのデータ群である。具体的には、例えば、図6が例示するように、教師データ群126は、作業状態毎に、当該作業状態を表す動画データを構成する一つ以上のフレームを教師データとして含む。当該一つ以上のフレームは、例えば、ワイヤーフレームを含んでよい。
作業者データ群127は、各作業者51の作業詳細を表す。具体的には、例えば、図7が例示するように、作業者データ群127は、各作業者51の作業者データ700を含む。作業者データ700は、作業者51のIDと、作業者の特定された作業詳細とを表す。作業詳細は、作業対象の製品の種類と、作業状態と、時刻間(開始時刻-終了時刻)と、所要時間と、実施手順と、実施回数とを含む。
教育コンテンツ群128は、一つ以上の教育コンテンツである。具体的には、例えば、図8が例示するように、教育コンテンツ800は、デジタルコンテンツであり、高レベルと判定された作業者51の作業者データ700の全部(又は一部)と、当該作業者データ700が表す作業詳細における所要時間の基準時間(基準データ群125から特定された基準時間)を表す情報と、当該作業者51の撮影動画データのうち当該作業詳細に含まれる時刻間(作業の実施時間帯)に該当する動画データ部分とを含む。なお、教育コンテンツ800のうち、高レベルの作業者について非開示とすることが望ましい情報(例えば、作業者ID、或いは、動画データ部分が表す作業者の顔)は、教育コンテンツ800に含まれなくてもよいし、或いは、教育UI131にマスクされた状態で表示されてよい。
ナレッジデータ群129は、教育ナレッジのデータ群(例えば、データベース)である。教育ナレッジ毎に、ナレッジデータが存在する。教育ナレッジの一例が、チップスである。ナレッジデータ群129は、例えば、教育対象項目毎に、教育ナレッジを表す。ここで、「教育対象項目」とは、特定された作業詳細と作業詳細の基準との比較において差が大きい(例えば、差が閾値を超えている)項目である。例えば、ナレッジデータ群129が表す複数のナレッジは、所要時間と基準時間との差が大きいことに対応付けられたナレッジと、実施手順と基準手順とが不一致であることに対応付けられたナレッジと、基準手順を構成するステップ毎に実施回数と基準回数との差が大きいことに対応付けられたナレッジとを含んでよい。
教育プログラム群130は、一つ以上の教育プログラムである。具体的には、例えば、図9が例示するように、教育プログラム900は、データであり、教育コンテンツ800と、被教育者の作業者データ700と、被教育者の動画データ部分910と、ナレッジデータ950とを含む。「被教育者」とは、教育プログラム900の提供先とされた作業者51であり、例えば、特定された作業詳細と作業詳細の基準との差が大きいと判定された低レベル作業者である。教育コンテンツ800は、被教育者の特定された作業詳細に含まれる作業状態に対応している。被教育者の動画データ部分910は、被教育者の撮影動画データのうち被教育者の作業者データ700が表す時刻間に該当する部分である。ナレッジデータ950は、ナレッジデータ群129のうち、教育対象項目(被教育者の特定された作業詳細と作業詳細の基準との差のうち特に差が大きい項目)に対応したナレッジのデータである。
本実施形態で行われる処理として、教育コンテンツ作成処理と、教育プログラム作成処理と、教育提供処理と、管理通知処理とがある。以下、各処理を説明する。
<教育コンテンツ作成処理>
図10は、教育コンテンツ作成処理の流れの一例を示す。教育コンテンツ作成処理は、例えば、定期的に行われる。
S1001で、情報管理部141が、現場データ群121を分析することで、機械実績データ群122及び作業者実績データ群123を取得する。例えば、機械実績データ群122において、時刻間毎の稼働状態、電源状態及び回転状態は、機械50から得られたデータを基に特定された状態である。また、例えば、作業者実績データ群123において、各作業者51について、時刻間毎の作業状態は、教師データ群126と、作業者51の撮影動画データとを基に(例えば、モーションキャプチャを利用して得られた、作業者51の時系列のワイヤーフレームを基に)特定された状態である。情報管理部141は、作業状態の変化を区別し、作業状態の変化の開始の時刻を開始時刻とする。
S1002で、情報管理部141が、機械実績データ群122及び作業者実績データ群123を基に時刻間毎の集計を行うことで、各作業者51について、時刻間での作業詳細を特定し、特定した作業詳細を表す作業者データ700を作成する。例えば、S1002は、以下のS1002-1~S1002-3を含む。
(S1002-1)情報管理部141が、機械実績データ群122及び作業者実績データ群123から、各作業者51について、組合せデータ400を作成する。図4を参照して説明したように、組合せデータ400では、稼働状態、電源状態、回転状態及び作業状態の組合せ毎に、開始時刻が存在する。例えば、或る時刻が、稼働状態、電源状態、回転状態及び作業状態の或る組合せの開始時刻であり、その或る時刻後、稼働状態、電源状態及び回転状態のいずれに変化が無くても、作業状態が変化していれば、新たな開始時刻が記録され、その新たな開始時刻に対応した組合せは、変化後の作業状態を含む(例えば、図4のカラム401A及び401B参照)。同様に、或る時刻が、稼働状態、電源状態、回転状態及び作業状態の或る組合せの開始時刻であり、その或る時刻後、作業状態に変化が無くても、稼働状態、電源状態及び回転状態のいずれかが変化していれば、新たな開始時刻が記録され、その新たな開始時刻に対応した組合せは、変化後の稼働状態、電源状態又は回転状態を含む(例えば、図4のカラム401B及び401C参照)。
(S1002-2)情報管理部141が、各作業者51について、組合せデータ400を基に(例えば、それに加えて、撮影動画データと教師データ群126とを基に)、同一時刻間での手順詳細を特定し、当該時刻間の長さを所要時間と特定する。例えば、情報管理部141は、或る作業者51について、撮影動画データから推定される手順詳細の候補を、稼働状態、電源状態及び回転状態の少なくとも一つを基に、一つの候補に絞り込む。絞り込まれた候補が、特定された手順詳細に相当する。また、例えば、情報管理部141は、各作業者51について、現場データ群121の少なくとも一部(例えば、作業者51の撮影動画データ)から、作業者51のIDと、作業者51が実施した作業の対象としての製品の種類のIDとを特定する。
(S1002-3)情報管理部141が、各作業者51について、特定された作業状態、時刻間、所要時間、手順詳細(実施手順及び実施回数)、作業者ID及び製品種類IDを含んだ作業者データ700を作成する。
S1003で、情報管理部141が、この教育コンテンツ作成処理において一以上の未選択の作業者51から一の作業者51を選択する。
S1004で、情報管理部141が、選択作業者51(S1003で選択された作業者51)が、高レベル作業者か否かを判定する。具体的には、情報管理部141が、選択作業者51の作業者データ700が表す作業状態及び製品種類IDについて、当該作業者データ700が表す作業詳細である実施作業詳細(所要時間、実施手順及び実施回数の少なくとも一つ)と、基準データ群125が表す作業詳細である基準作業詳細(基準時間、基準手順及び基準回数の少なくとも一つ)とを比較し、比較の結果としての差が第1の量以下か否かを判定する。この比較は、例えば、実施作業詳細と基準作業詳細のそれぞれの特徴量の比較でよく、第1の量は、特徴量の差の閾値の一例でよい。具体的には、例えば、S1004は、以下のS1004-1~S1004-3を含んでよい。
(S1004-1)情報管理部141は、所要時間と基準時間との差が第1の時間以下か否かを判定する。この判定の結果が偽の場合、S1004の判定の結果が偽である。
(S1004-2)情報管理部141は、S1004-1の判定の結果が真の場合、実施手順と基準手順とが一致しているか否かを判定する。この判定の結果が偽の場合、S1004の判定の結果が偽である。
(S1004-3)情報管理部141は、S1004-2の判定の結果が真の場合、実施手順を構成するステップ毎に、実施回数と基準回数との差が第1の値以下か否かを判定する。この判定の結果が偽の場合、S1004の判定の結果が偽である。この判定の結果が真の場合、S1004の判定の結果が真である。
S1004の判定の結果が真の場合、S1005で、コンテンツ作成部142が、選択作業者51の作業者データ700が表す作業状態及び製品種類IDについて、教育コンテンツ800を作成する。作成された教育コンテンツ800は、選択作業者51の作業者データ700の全部(又は一部)と、当該作業者データ700が表す所要時間の基準時間を表す情報と、選択作業者51の撮影動画データのうち実施時刻間に該当する動画データ部分とを含む。
S1006で、コンテンツ作成部142が、S1005で作成した教育コンテンツ800を格納する。
S1007で、情報管理部141は、全ての作業者51を選択したか否かを判定する。この判定の結果が偽の場合、処理が、S1003に戻る。この判定の結果が真の場合、教育コンテンツ作成処理が終了する。
以上が、教育コンテンツ作成処理の一例である。
教育コンテンツ作成処理の対象の期間について、一の作業者51について、複数の作業状態が特定され得る。この場合、当該作業者51の作業者データ700は、作業状態と製品種類IDとの組毎に、作業詳細を表してよい。そして、作業状態と製品種類IDとの組毎に、S1004が行われてよい。すなわち、作業者51は、作業状態と製品種類IDとの或る組については、高レベル作業者であっても、作業状態と製品種類IDとの別の組についても、高レベル作業者であるとは限らない(これは、低レベル作業者についても同様)。教育コンテンツ800は、作業状態と製品種類IDとの組毎に作成されてよい。
また、作業状態及び製品種類IDの組が同一の組について、S1004の判定の結果が真の作業者が複数存在する場合、実施作業詳細と基準作業詳細との差(例えば、それぞれの特徴量同士の差)が最も小さい作業者51が、高レベル作業者と決定されてよい。
<教育プログラム作成処理>
図11は、教育プログラム作成処理の流れの一例を示す。教育プログラム作成処理は、例えば、定期的に行われる。
S1101及びS1102は、図10が示すS1001及びS1002とそれぞれ同じである。なお、この教育プログラム作成処理において、図10が示すS1001及びS1002において作成済のデータを流用可能な場合(例えば、この教育プログラム作成処理の対象の期間が、実施済の教育コンテンツ作成処理の対象の期間と同じ場合)、S1101及びS1102はスキップされてよい。
S1103で、情報管理部141が、この教育プログラム作成処理において一以上の未選択の作業者51から一の作業者51を選択する。
S1104で、情報管理部141が、選択作業者51(S1103で選択された作業者51)が、低レベル作業者か否かを判定する。具体的には、情報管理部141が、選択作業者51の作業者データ700が表す作業状態及び製品種類IDについて、当該作業者データ700が表す作業詳細である実施作業詳細(所要時間、実施手順及び実施回数の少なくとも一つ)と、基準データ群125が表す作業詳細である基準作業詳細(基準時間、基準手順及び基準回数の少なくとも一つ)とを比較し、比較の結果としての差が第2の量以下か否かを判定する。この比較も、例えば、実施作業詳細と基準作業詳細のそれぞれの特徴量の比較でよく、第2の量は、特徴量の差の閾値の一例でよい。「第2の量」は、教育コンテンツ作成処理で使用される「第1の量」と同じ量でもよいしそれよりも大きな量でよい。具体的には、例えば、S1104は、以下のS1104-1~S1104-3を含んでよい。
(S1104-1)情報管理部141は、所要時間と基準時間との差が第2の時間より大きいか否かを判定する。この判定の結果が真の場合、S1104の判定の結果が真である。「第2の時間」は、教育コンテンツ作成処理における「第1の時間」と同じかそれよりも長い時間でよい。
(S1104-2)情報管理部141は、S1104-1の判定の結果が偽の場合、実施手順と基準手順とが不一致か否かを判定する。この判定の結果が真の場合、S1104の判定の結果が真である。
(S1104-3)情報管理部141は、S1104-2の判定の結果が偽の場合、実施手順を構成するステップ毎に、実施回数と基準回数との差が第2の値より大きいか否かを判定する。この判定の結果が偽の場合、S1104の判定の結果が偽である。この判定の結果が真の場合、S1104の判定の結果が真である。「第2の値」は、教育コンテンツ作成処理における「第1の値」と同じかそれよりも大きい値でよい。
S1104の判定の結果が真の場合、S1105で、プログラム作成部143が、選択作業者51の作業者データ700が表す作業状態及び製品種類IDについて、教育プログラム900を作成する。作成された教育プログラム900は、選択作業者51の作業者データ700が表す作業状態及び製品種類IDに対応した教育コンテンツ800と、選択作業者51の作業者データ700の全部(又は一部)と、選択作業者51の動画データ部分910と、ナレッジデータ950とを含む。選択作業者51の動画データ部分910は、選択作業者51の撮影動画データのうち選択作業者51の実施時刻間に該当する部分である。ナレッジデータ950は、ナレッジデータ群129のうち、教育対象項目(実施作業詳細と基準作業詳細との差のうち差が大きい項目)に対応したナレッジのデータである。教育対象項目の一例は、実施回数と基準回数との差が第2の値より大きいステップよい。プログラム作成部143が、教育対象項目に対応したナレッジをナレッジデータ群129から特定し、当該ナレッジのナレッジデータ950をナレッジデータ群129から取得し、取得したナレッジデータ950を教育プログラム900に含める。
S1106で、プログラム作成部143が、S1105で作成した教育プログラム900を格納する。
S1107で、情報管理部141は、全ての作業者51を選択したか否かを判定する。この判定の結果が偽の場合、処理が、S1103に戻る。この判定の結果が真の場合、教育プログラム作成処理が終了する。
以上が、教育プログラム作成処理の一例である。
<教育提供処理>
情報提供部144が、教育プログラム900を、当該教育プログラム900の被教育者(すなわち、当該教育プログラム900に対応した作業状態及び製品種類IDについて低レベルと判定された作業者51)に提供する。例えば、図1に例示した作業者51Cが、被教育者の一例であり、情報提供部144は、作業者51C向けの教育UI131を、作業者51Cの情報処理端末40に配信する。教育UI131では、例えば、高レベル作業者の動画データ部分が表す動画と、作業者51Cの動画データ部分が表す動画とが同時に再生される。また、教育UI131には、教育プログラム900に含まれるナレッジデータ950が表すナレッジが、表示される。
教育提供の方法は、この方法に限られないでよい。例えば、情報提供部144が、被教育者毎の教育プログラム900を一つのパッケージとして出力してもよい。
<管理通知処理>
情報提供部144が、種々の情報を、管理端末160に送信する。例えば、情報提供部144が、一つ以上の教育コンテンツ800や一つ以上の教育プログラム900が作成された場合、当該一つ以上の教育コンテンツ800や当該一つ以上の教育プログラム900に関する情報を、管理端末160に送信してよい。また、例えば、情報提供部144が、作成された教育コンテンツ800や教育プログラム900を承認するか否かの問合せを、管理端末160に送信してよい。当該問合せに対して承認が回答された場合(例えば、管理者が、動画を見て、教育コンテンツ800又は教育プログラム900が適切であると判断した場合)、承認の対象の教育コンテンツ800又は教育プログラム900が、正式に教育コンテンツ800又は教育プログラム900とされてよい。当該問合せに対して拒否が回答された場合、拒否の対象の教育コンテンツ800又は教育プログラム900を、情報提供部144が削除してもよい。
以上の実施形態を、例えば下記のように総括することができる。
教育コンテンツ作成システム101が、情報管理部141とコンテンツ作成部142とを備える。情報管理部141が、作業者51(4M(Man、Machine、Material及びMethod)のうちのManに属する要素)の状態と状態の時刻とを表す作業者実績データ群123(作業者実績情報の一例)と、機械50の状態と状態の時刻とを表す機械実績データ群122(4MのうちのMan以外の要素である非作業者の状態と状態の時刻とを表す非作業者実績情報の一例)とを取得する。コンテンツ作成部142が、作業者実績データ群123及び機械実績データ群122のうち、同一時刻間での作業状態と機械状態とから、当該同一時刻間に作業者が実施した作業の詳細を特定する。コンテンツ作成部142が、当該作業者が実施した作業の撮影動画データのうち当該特定した作業詳細の時刻間(実施時間帯)に該当する動画データ部分を含んだ教育コンテンツ800を作成する。これにより、作業者51が実施した作業の詳細に基づく適切な教育コンテンツ800を容易に作成できる。なお、教育コンテンツ800は、動画データ部分に加えて、実施作業詳細(例えば、所要時間、実施手順及び実施回数)の少なくとも一部を表すデータを含んでもよい。
情報管理部141は、実施作業詳細と基準作業詳細との差が第1の量以下の作業者である高レベル作業者を特定してよい。コンテンツ作成部142は、当該特定された高レベル作業者の動画データ部分を含んだ教育コンテンツ800を作成してよい。これにより、作成される教育コンテンツ800を、高レベル作業者の作業動画を表すデータを含んだコンテンツとすることができ、以って、自動で作成される教育コンテンツ800の適切性を向上することができる。
作業詳細は、所要時間と、手順と、回数(手順を構成するステップ毎の実施回数)とを含んでよい。所要時間は、作業の習熟度の指標の一例に該当し、手順は、作業の正確性の指標の一例に該当し、回数は、作業効率の指標の一例に該当する。このような要素の集合が作業詳細として定義される。これにより、自動で作成される教育コンテンツ800の適切性が高いことが期待される。
情報管理部141は、所要時間と基準時間との差が第1の時間以下か否かの第1の判定を行ってよい。当該第1の判定の結果が偽の場合、作業者が高レベル作業者ではないと判定されてよい。所要時間は、作業の習熟度の指標の一例に該当し、故に、作業者が高レベル作業者であるか否かの適切な判定が可能である。
情報管理部141は、例えば第1の判定の結果が真の場合(或いは、第1の判定の実施の有無に関わらず)、実施手順と基準手順とが一致しているか否かの第2の判定を行ってよい。当該第2の判定の結果が偽の場合、作業者が高レベル作業者ではないと判定されてよい。手順は、作業の正確性の指標の一例に該当し、故に、作業者が高レベル作業者であるか否かの適切な判定が可能である。
情報管理部141は、第2の判定の結果が真の場合、実施手順を構成するステップ毎に、実施回数と基準回数との差が一定値以下か否かの第3の判定を行ってよい。当該第3の判定の結果が偽の場合、作業者が高レベル作業者ではないと判定されてよい。当該第3の判定の結果が真の場合、作業者が高レベル作業者であると判定されてよい。ステップ毎の実施回数は、作業効率の指標の一例に該当し、故に、作業者が高レベル作業者であるか否かのより適切な判定が可能である。
教育コンテンツ作成システム101が、作成された教育コンテンツ800(例えば、当該教育コンテンツ800を含んだ教育プログラム900)を提供する情報提供部144を備えてよい。提供された教育コンテンツ800が被教育者に対して表示されれば、被教育者に対する教育がなされるので、効率的な教育が可能である。
情報管理部141は、実施作業詳細と基準作業詳細との差が第2の量を超えている作業者である低レベル作業者を特定してよい。情報提供部144は、当該低レベル作業者に対して教育コンテンツ800を提供してよい。また、作業者51が低レベル作業者であるか否かの判定のロジックとして、作業者51が高レベル作業者であるか否かの判定のロジックを採用できる。このように、被教育者であることが望ましい作業者51が効率的に特定され、そのような作業者51に対して教育コンテンツ800が提供されるので、より効率的な教育が期待される。
教育コンテンツ作成システム101が、作成された教育コンテンツ800と被教育者向けの作業ナレッジのデータ950とを含んだ教育プログラム900を作成するプログラム作成部143を更に備えてよい。情報提供部144は、被教育者に対し教育プログラム900を提供してよい。被教育者は、教育コンテンツ800に加えて作業ナレッジも閲覧できるので、以って、より効率的な教育が期待される。
プログラム作成部143は、実施作業詳細と基準作業詳細との差においていずれの作業詳細項目(例えば、所要時間、又は、手順におけるステップ)についての差が閾値を超えているかに応じた作業ナレッジのデータ950を、種々の作業ナレッジを含んだナレッジデータ群129から特定し、当該データ950を教育プログラム900に含めてよい。これにより、教育プログラム900に含まれるデータ950が表すナレッジが、被教育者の習熟度がより低い作業詳細部分に特化したナレッジであることが期待でき、以って、一層効率的且つ適切な教育が期待できる。
教育プログラム900は、高レベル作業者の作業動画を表す動画データ部分と被教育者の作業動画を表す動画データ部分とを含み、それらの作業者の作業動画が比較可能に表示されるプログラムである。「比較可能に表示」の一例は、高レベル作業者の作業動画と被教育者の作業動画とを並べて(例えば、左右又は上下に並べて)表示することでもよいし、高レベル作業者の作業動画と被教育者の作業動画とを重ねて表示することでもよい。被教育者は、当該被教育者の作業動画と高レベル作業者の作業動画とを比較することで、被教育者の習熟度がより低い作業詳細部分を特定したり、当該作業詳細部分の習熟度を高める方法を特定したりすることを効率的に行うことができる。
以上、一実施形態を説明したが、これは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実行することが可能である。
例えば、上述の実施形態において、種々の閾値(例えば、所要時間と基準時間との差の閾値、実施回数と基準回数との差の閾値)は、当該閾値を使用する機能に予め設定されていてもよいし、管理者等により適宜に設定変更されてもよい。
また、例えば、上述の実施形態において、実施作業詳細と基準作業詳細との差は、絶対値で表現されてもよいし、正の値と負の値とを区別して表現されてもよい。差が正の値と負の値のいずれであるかに応じたより細かい判定が行われてもよい。
また、例えば、上述の実施形態では、4MのうちのMan以外の一例としてMachineが採用されているが(つまり、上述の実施形態では、ManとMachineの2Mが採用されているが)、Man以外の一例として、Machineに代えて又は加えて、Material及びMethodのうちの少なくとも一つが採用されてもよい。すなわち、機械実績データ群122に代えて又は加えて、Material(例えば製品49)に関するデータ群(例えば、いつどんな部品が製品49に追加されたかを表す実績データ群)と、Methodに関するデータ群(例えば、いつどのような工具が使用されたかを表す実績データ群)とのうちの一つが、作業者実績データ群123と共に参照されても、作業者実績データ群123から推定される作業詳細の候補を正確に絞り込むことができる。具体的には、例えば、Materialが採用されたケースの一例によれば、或る時刻について、ワークがあるならば、作業詳細としてプレス作業が特定され、ワークが無いならば、作業詳細としてプレス作業が除外されてよい。Methodが採用されたケースの一例によれば、或る時刻について、工具があるならば、作業詳細として工具を使用した作業が特定され、工具が無いならば、作業詳細として当該作業が除外されてよい。Material及びMethodのうちの少なくとも一つに関するデータは、現場151において収集されたデータでもよいし、当該データに加えて、Material及びMethodのうちの少なくとも一つを管理する装置(例えば、管理端末160)から入力されたデータでもよい。
101:教育コンテンツ作成システム

Claims (13)

  1. 4M(Man、Machine、Material及びMethod)のうちのManに属する要素である作業者の状態と状態の時刻とを表す作業者実績情報と、前記4MのうちのMan以外の少なくとも一つに属する要素である非作業者の状態と状態の時刻とを表す非作業者実績情報とを取得する情報管理部と、
    前記作業者実績情報及び前記非作業者実績情報のうち、同一時刻間での作業者の状態と非作業者の状態とから、当該同一時刻間に作業者が実施した作業の詳細を特定し、当該作業者が実施した作業の撮影動画データのうち当該特定した作業詳細の実施時間帯に該当する動画データ部分を含んだ教育コンテンツを作成するコンテンツ作成部と
    を備える教育コンテンツ作成システム。
  2. 前記情報管理部は、特定された作業詳細と基準としての作業詳細との差が第1の量以下の作業者である高レベル作業者を特定し、
    前記コンテンツ作成部は、前記特定された高レベル作業者の動画データ部分を含んだ教育コンテンツを作成する、
    請求項1に記載の教育コンテンツ作成システム。
  3. 作業詳細は、作業の所要時間と、作業の手順と、当該手順を構成するステップ毎の実施回数とを含む、
    請求項2に記載の教育コンテンツ作成システム。
  4. 前記情報管理部は、
    特定された作業詳細のうちの所要時間と基準としての作業詳細のうちの所要時間との差が一定時間以下か否かの第1の判定を行い、
    当該第1の判定の結果が偽の場合、作業者が高レベル作業者ではないと判定する、
    請求項3に記載の教育コンテンツ作成システム。
  5. 前記情報管理部は、
    特定された作業詳細のうちの手順と基準としての作業詳細のうちの手順とが一致しているか否かの第2の判定を行い、
    当該第2の判定の結果が偽の場合、作業者が高レベル作業者ではないと判定する、
    請求項3に記載の教育コンテンツ作成システム。
  6. 前記情報管理部は、
    前記第2の判定の結果が真の場合、特定された作業詳細のうちの手順を構成するステップ毎に、当該特定された作業詳細のうちの実施回数と、基準としての実施回数との差が一定値以下か否かの第3の判定を行い、
    当該第3の判定の結果が偽の場合、作業者が高レベル作業者ではないと判定し、
    当該第3の判定の結果が真の場合、作業者が高レベル作業者であると判定する
    請求項5に記載の教育コンテンツ作成システム。
  7. 前記作成された教育コンテンツを提供する情報提供部、
    を更に備える請求項1に記載の教育コンテンツ作成システム。
  8. 前記情報管理部は、特定された作業詳細と基準としての作業詳細との差が第2の量を超えている作業者である被教育者を特定し、
    前記情報提供部は、前記被教育者に対して前記教育コンテンツを提供する、
    請求項7に記載の教育コンテンツ作成システム。
  9. 前記作成された教育コンテンツと、前記被教育者向けの作業ナレッジのデータとを含んだ教育プログラムを作成するプログラム作成部、
    を更に備え、
    前記情報提供部は、前記被教育者に対し前記教育プログラムを提供する、
    請求項8に記載の教育コンテンツ作成システム。
  10. 前記プログラム作成部は、
    特定された作業詳細と基準としての作業詳細との差においていずれの作業詳細項目についての差が閾値を超えているかに応じた作業ナレッジのデータを、種々の作業ナレッジのデータを含んだナレッジ情報から特定し、
    当該特定したナレッジデータを、前記教育プログラムに含める、
    請求項9に記載の教育コンテンツ作成システム。
  11. 前記作成された教育コンテンツを含んだ教育プログラムを作成するプログラム作成部、
    を更に備え、
    前記情報管理部は、特定された作業詳細と基準としての作業詳細との差が第1の量以下の作業者である高レベル作業者を特定し、
    前記コンテンツ作成部は、前記特定された高レベル作業者の動画データ部分を含んだ教育コンテンツを作成し、
    前記情報提供部は、前記被教育者に対し前記教育プログラムを提供し、
    前記提供された教育プログラムは、前記高レベル作業者の動画と前記被教育者の動画とが前記被教育者が比較可能に表示されるプログラムであり、
    前記高レベル作業者の動画は、前記高レベル作業者の動画データ部分が表す動画であり、
    前記被教育者の動画は、前記被教育者が実施した作業の撮影動画データのうち当該被教育者について特定された作業詳細の実施時間帯に該当する動画データ部分が表す動画である、
    請求項8に記載の教育コンテンツ作成システム。
  12. コンピュータが、4M(Man、Machine、Material及びMethod)のうちのManに属する要素である作業者の状態と状態の時刻とを表す作業者実績情報と、前記4MのうちのMan以外の少なくとも一つに属する要素である非作業者の状態と状態の時刻とを表す非作業者実績情報とを取得し、
    コンピュータが、前記作業者実績情報及び前記非作業者実績情報のうち、同一時刻間での作業者の状態と非作業者の状態とから、当該同一時刻間に作業者が実施した作業の詳細を特定し、
    コンピュータが、当該作業者が実施した作業の撮影動画データのうち当該特定した作業詳細の実施時間帯に該当する動画データ部分を含んだ教育コンテンツを作成する、
    教育コンテンツ作成方法。
  13. 4M(Man、Machine、Material及びMethod)のうちのManに属する要素である作業者の状態と状態の時刻とを表す作業者実績情報と、前記4MのうちのMan以外の少なくとも一つに属する要素である非作業者の状態と状態の時刻とを表す非作業者実績情報とを取得し、
    前記作業者実績情報及び前記非作業者実績情報のうち、同一時刻間での作業者の状態と非作業者の状態とから、当該同一時刻間に作業者が実施した作業の詳細を特定し、
    当該作業者が実施した作業の撮影動画データのうち当該特定した作業詳細の実施時間帯に該当する動画データ部分を含んだ教育コンテンツを作成する、
    ことをコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
JP2020104142A 2020-06-17 2020-06-17 教育コンテンツ作成システム及び方法 Active JP7440352B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020104142A JP7440352B2 (ja) 2020-06-17 2020-06-17 教育コンテンツ作成システム及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020104142A JP7440352B2 (ja) 2020-06-17 2020-06-17 教育コンテンツ作成システム及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021196981A JP2021196981A (ja) 2021-12-27
JP7440352B2 true JP7440352B2 (ja) 2024-02-28

Family

ID=79195646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020104142A Active JP7440352B2 (ja) 2020-06-17 2020-06-17 教育コンテンツ作成システム及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7440352B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7094325B2 (ja) * 2020-05-29 2022-07-01 株式会社日立製作所 製造管理支援システム及び方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017184139A (ja) 2016-03-31 2017-10-05 キヤノン株式会社 編集装置、編集方法及びプログラム
JP2018132556A (ja) 2017-02-13 2018-08-23 横河電機株式会社 作業者育成装置、作業者育成方法、作業者育成プログラム及び記録媒体
JP2019200560A (ja) 2018-05-16 2019-11-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 作業分析装置および作業分析方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017184139A (ja) 2016-03-31 2017-10-05 キヤノン株式会社 編集装置、編集方法及びプログラム
JP2018132556A (ja) 2017-02-13 2018-08-23 横河電機株式会社 作業者育成装置、作業者育成方法、作業者育成プログラム及び記録媒体
JP2019200560A (ja) 2018-05-16 2019-11-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 作業分析装置および作業分析方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021196981A (ja) 2021-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10467634B2 (en) Generating metadata and visuals related to mined data habits
TW202018533A (zh) 資料處理模型構建方法、裝置、伺服器和用戶端
US20160094431A1 (en) Service Analyzer Interface
US20120036463A1 (en) Metric navigator
WO2021219080A1 (zh) 基于联邦学习模型的视图显示方法、装置、设备及介质
JP5460426B2 (ja) 生産性評価装置、生産性評価方法およびプログラム
US9633103B2 (en) Identifying product groups in ecommerce
KR101773781B1 (ko) 웹 기반의 사용자 지향적 데이터 시각화 방법 및 장치
US11368383B1 (en) Systems and methods for online user path analysis
JP6094593B2 (ja) 情報システム構築装置、情報システム構築方法および情報システム構築プログラム
JP6984142B2 (ja) 機械学習結果の編集プログラム、機械学習結果の編集方法および情報処理装置
US20150095202A1 (en) Recommending Product Groups in Ecommerce
JP2020144493A (ja) 学習モデル生成支援装置、及び学習モデル生成支援方法
JP2011034457A (ja) データマイニングシステム、データマイニング方法及びデータマイニング用プログラム
WO2017203672A1 (ja) アイテム推奨方法、アイテム推奨プログラムおよびアイテム推奨装置
JP2007025497A (ja) 教育支援プログラムおよび教育支援装置
JP7440352B2 (ja) 教育コンテンツ作成システム及び方法
CN112990625A (zh) 标注任务的分配方法、装置及服务器
US10313457B2 (en) Collaborative filtering in directed graph
US20190213613A1 (en) Segmenting market data
JP5515117B2 (ja) データ処理装置
JP2014222806A5 (ja)
JP7215318B2 (ja) 情報処理プログラム、情報処理方法、及び情報処理装置
CN107015733B (zh) 选项信息呈现系统及方法
JP4419814B2 (ja) サービス品質評価支援装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20231219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7440352

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150