JP7215318B2 - 情報処理プログラム、情報処理方法、及び情報処理装置 - Google Patents

情報処理プログラム、情報処理方法、及び情報処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理プログラム、情報処理方法、及び情報処理装置に関する。
従業員の業務に関するログデータに基づき、業務評価を行なう技術が知られている。
特開2016-031624号公報
近年、「働き方改革」の観点から、労働生産性を向上させるための提案、換言すれば業務改善に役立つ情報提示を、従業員のログデータに基づき行なうことが試みられている。
しかし、従業員のログデータには、様々なパラメータが含まれており、これらの複数のパラメータから、情報提示を適切に行なうことは困難である。
1つの側面では、本発明は、業務改善に役立つ情報提示の適正化を図ることを目的とする。
1つの側面では、情報処理プログラムは、コンピュータに、以下の処理を実行させてよい。前記処理は、従業員の端末装置から取得されたログデータの中から、前記従業員の業務に関する作業時間帯、作業内容、及び、作業の量のいずれかに対応する複数のデータ項目を特定することを含んでよい。また、前記処理は、特定された前記複数のデータ項目に含まれるデータ項目に対応する要素を含む条件文と、特定された前記複数のデータ項目との対応の度合いに応じて、前記条件文、又は、前記条件文に対応するログデータ、を表す文についての、業務改善に関する情報としての提示の優先度を決定することを含んでよい。
1つの側面では、業務改善に役立つ情報提示の適正化を図ることができる。
業務改善に関する情報提示を行なうシステムの一例を示す図である。 一実施形態に係るシステムの構成例を示すブロック図である。 サーバの機能を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。 集計データ(割合データ)の一例を示す図である。 集計データ(実時間データ)の一例を示す図である。 インサイト候補データの一例を示す図である。 仮説項目データの一例を示す図である。 重み計算の一例を示す図である。 ランキングデータの一例を示す図である。 インサイトの表示例を示す図である。 一実施形態に係るシステムの処理の一例を示す図である。 一実施形態に係るシステムの動作例を説明するフローチャートである。 インサイト候補データ算出処理の動作例を説明するフローチャートである。 比較インサイト算出処理の動作例を説明するフローチャートである。 インサイトデータ決定処理の動作例を説明するフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。例えば、本実施形態を、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。なお、以下の実施形態で用いる図面において、同一符号を付した部分は、特に断らない限り、同一若しくは同様の部分を表す。
〔1〕一実施形態
〔1-1〕業務改善に役立つ情報提示について
図1は、業務改善に関する情報提示を行なうシステム100の一例を示す図である。システム100は、従業員の業務ログの分類結果に基づき、継続的な働き方改革を支援するインサイトを、当該従業員やマネージャ等の「人」に代わって、例えばAI(Artificial Intelligence)によって生成する。
例えば、システム100は、曜日や時間帯、会議やメール等、多様な視点を含むインサイトを生成し、上昇傾向、別部署との比較等、「その人に有用なインサイト」を絞り込んで提示する。「インサイト」は、データ分析から得られる改革に役立つ洞察を示す情報であり、例えば自然文のテキストデータを含んでよい。自然文は、例えば、口語体で記述された口語文のように、AIによる自然言語処理の対象となる文であってよい。
図1に例示するように、システム100は、従業員の「業務ログ」を含むログデータ110を作業、対象、及び/又はテーマ別に分類した分類結果120に基づき、業務改善に関する分析を行なう。業務ログは、例えば、業務AP(Application)やPC(Personal Computer)操作履歴、業務スケジュール等のログを含んでよい。
例えば、後述するスコア計算の対象となるデータは、業務ログの分類結果120を集計した集計データであってよい。集計データは、項目(意味、例えば単語)と、数値データとの組み合わせを複数含んでよい。当該組み合わせは、「パラメータ」又は「データ項目」と称されてもよい。
複数のパラメータとしては、例えば、図1に示すように、「人」、「種別」、「部署」、「日付」、「時間帯」、「作業」、「対象」、「テーマ」、「計算方法」、「時系列」、「比較」、等が挙げられる。一例として、集計データは、ユーザID(人)「3732」×テーマ「組織業務」×作業「会議」×時間帯「残業時間」×計算方法「割合」を含んでよい。他の例として、集計データは、組織ID(部署)「0021」×テーマ「組織業務」×作業「会議」×社員種別「幹部社員」×時間帯「残業時間」×計算方法「割合」を含んでよい。
分析において、システム100は、例えば、集計データに含まれる複数のパラメータに基づき、広い視点による抽出結果130を、例えば部署毎に取得する。これにより、システム100は、人が気付き難い視点についても系統的に抽出でき、ユーザに対して、新しい気付きを促進することができる。
また、システム100は、抽出結果130に基づき、人の説明事例や業務知識を活用して絞り込みや優先順位付けを行ない、業務改善に有用な視点による分析結果140を取得する。分析結果140は、個人や現場に合った説明を含んでよい。
そして、システム100は、分析結果140に基づき、継続的な働き方改革を支援する洞察を示す情報150を生成し、モニタ等の出力装置に表示させる。情報150は、インサイトに基づく自然な説明文(インサイト説明文)を含んでよい。
ここで、システム100は、分析結果140の取得において、働き方を改革する上での仮説を評価するスコア計算を行なう。
「仮説」とは、「働き方改革」という観点から出力するインサイトの方向性を定義付ける情報であり、例えば、「残業時間における幹部社員の組織業務に関する会議をなくしたい」等の「こうあるべき」という内容が設定された情報である。仮説は、「条件文」と称されてもよい。
システム100は、複数の仮説と抽出結果130とに基づくスコア計算を行ない、1つの集計データに対して、最も近いと思われる仮説のラベルを付与する。なお、集計データのスコアは、「仮説ごとのスコア」*「仮説の優先度」の総和によって表わされてよい。そして、システム100は、仮説に最も合致する(換言すればスコアの大きい)集計データに基づき、インサイトを提示する。
ところで、上述のように、集計データには、複数のパラメータが含まれる。このため、スコア計算において、これらのパラメータを個別に処理すると、パラメータの組み合わせ数が膨大になる。また、集計データの各パラメータの取り得る値は、働き方という特性上、職種、人、等に応じてバリエーションがある。
このため、適切なインサイトを出力するためのスコア計算を頑強に行なうことが難しい。その結果、スコア計算が安定せず(結果のブレ幅が大きく)、ユーザに適切な優先度でインサイトを提示することが困難となる場合がある。以下、スコア計算を頑強に行なうことが難しい理由の詳細を説明する。
まず、多種多様に亘る「業務」に対する改善のための正解データを作成すること自体が困難である。
また、集計データにパラメータが複数存在する場合、スコア計算を行なうための式のバリエーションが膨大になり、どの式が適切であるかを判断すること、すなわち、1つの式を決定することが難しい。
さらに、インサイトの優先順位を人手で判断し、正解データを作成したとしても、正解データの通りにスコア計算を行なうためのパラメータが複数存在する。
また、いずれか1つの式で計算するとしても、未知のデータが入力されたときに、そのスコアが正しいか否かは保障されない。
加えて、仮説自体も複数存在し、且つ、仮説にも優先度があり、ログデータ110における或る業務ログがどの仮説に最も近いか等を表す、仮説の順位付けも行なわれるため、スコア計算が安定しない以上、仮説の順位付けも適正に行なうことが困難となる。
例えば、ユーザにより、以下の仮説1~仮説3及びそれぞれの優先度が設定された場合を想定する。
仮説1:「残業時間の会議をなくしたい」 …優先度:0.3
仮説2:「定時内の顧客対応の会議を30%まで増やしたい」 …優先度:0.2
仮説3:「会議の割合を15%まで減らしたい」 …優先度:0.5
実際の業務ログから得られるデータは、以下のように数値にバリエーションがある。
組織A:
(1)「残業時間の会議は、1日あたり2時間」
(2)「残業時間の会議のうち、組織業務は、1日あたり1.8時間」
(3)「残業時間の会議のうち、顧客対応は、1日あたり0.2時間」
(4)「定時内の会議は、顧客対応に関するものが50%」
(5)「会議は、組織業務に関するものが50%」
(6)「全作業の中で会議の割合は、30%」
組織B:
(1)「残業時間の会議は、1日あたり3時間」
(2)「定時内の顧客対応の会議は、2%」
(3)「会議の割合は、60%」
組織C:
(1)「残業時間の会議は、1日あたり1時間」
(2)「定時内の顧客対応の会議は、20%」
(3)「会議の割合は、33%」
システム100は、組織Aに関して、(4)及び(6)のいずれをインサイトとして生成するか、組織Bに関して、(1)~(3)のいずれをインサイトとして生成するかについて、上述のように、正解を作成することが困難である。また、正解を作成したとしても、特定の順にスコアを出すための式や、パラメータの組み合わせが、膨大に存在する。
例えば、組織Aについては、(6)(4)(5)の優先度でインサイトを生成し、組織Bについては、(1)(2)(3)の優先度でインサイトを生成し、組織Cについては、(3)(1)(2)の優先度でインサイトを生成したいとする。業務データにおいて、パラメータ(変数)が複数、一例として8個存在する場合、1仮説のためのスコア計算に用いられる式は、どのパラメータから和を取り、どのパラメータから積を取る、というバリエーションが多数存在し、式のバリエーション数が大幅に増える。例えば、パラメータが3個の場合は、1桁程度の式数であるのに対し、パラメータが8個の場合は、5桁程度の式数になる。以下、パラメータがA~Gである場合の全ての式のうちの一部の式を例示する。なお、下記式において、a~gは係数である。
aA+bB+cC+dD+eE+fF+gG
aA*bB*cC*dD*eE*fF*gG
(aA+bB)*(cC+dD)*(eE+fF)*gG
(aA+bB+cC)*(cC+dD)*(eE+(fF*gG))
システム100は、上記の(1)~(6)又は(1)~(3)のデータに当て嵌まる式によって組織A~Cを評価することになるが、バリエーションが多いため、実際には優先度の低いインサイトであるにもかかわらず、優先度が高いと判定されることがある。言い換えると、或る「式」でインサイトを計算した場合、不適切な(本来提示すべきではない)インサイトが高いスコアになり、適切な(本来提示すべき)インサイトが低いスコアになることがある。
(一実施形態に係る手法の一例)
そこで、一実施形態においては、仮説と業務ログの特性とに着目してスコア計算を行なうことにより、業務改善に役立つ情報提示の適正化を図る手法を説明する。
例えば、一実施形態では、「業務ログ」に関して、「こうあるべき」という仮説に対するスコアを計算するという観点から、業務ログのパラメータをグループ化する。
ここで、「働き方」は人や組織に応じて多種多様である。「働き方改革」は、「労働生産性を上げる」ことを意味し、以下の3つの要素を含む。
(I)長時間労働の改善。
(II)非正規社員と正規社員(正社員)との間の格差是正。
(III)柔軟な働き方の実現。
上記(I)に関するインサイトを提案するために、長時間労働について分析することが考えられる。例えば、仕事の時間を、定時内、残業時間に分けて分析すればよい。
また、上記(II)に関するインサイトを提案するために、仕事内容について分析することが考えられる。例えば、「誰が」「何(会議、事務作業、等)を」「どれだけ」やっているかを分析すればよい。
さらに、上記(III)に関するインサイトを提案するために、「テレワーク、短時間勤務、休暇、等」の中で、「何を」「どれだけ」やるかを分析すればよい。なお、「テレワーク」については、さらに、「どこで」を分析すればよい。
また、上記(I)~(III)に加えて、「生産性向上」の観点から、以下の2つの要素について分析することも考えられる。
(i)主業務(仕事種類)に時間をかける一方、事務作業等の主業務でない業務(仕事種類)を削減する。
(ii)コストの観点から、一般社員・非正規社員は、働けば働くほど賃金が発生する。
以上の要素をまとめると、以下の5つの項目が得られる。
・「仕事時間帯」(定時内、残業時間、等)
・「誰が」(幹部社員、一般社員(正社員)、非正規社員、等)
・「どこで」(事務所、自宅、サテライトオフィス、出張先、等)
・「仕事内容・種類」(「主業務かどうか」(コア業務=主な業務、非コア業務=主な業務以外)、「作業」(会議、メール、事務作業、資料作成、等)、「テーマ」(顧客対応、製品開発、組織業務、等))
・「どれくらい」(仕事量)
また、「生産性」という観点では、「仕事時間帯」、「誰が」、及び「どこで」をまとめることができる。よって、業務ログのパラメータは、働き方改革の観点から、以下の3点(3グループ)にまとめる(集約する)ことが可能である。
(A)業務を誰が、いつ、どこで行なったか:「誰が」、「仕事時間帯」、「どこで」
(B)業務の内容:「仕事内容・種類」(適切な業務をしているかどうか)
(C)業務の量:「どれくらい」(割合、実時間、等)
このようなグルーピングにより、例えば、(A)「残業時間における幹部社員の」、(B)「組織業務に関する会議を」、(C)「なくしたい」というような仮説を評価するためのスコア計算を、3個のパラメータにより実行することができる。
(A)~(C)グループのいずれかに属する複数のパラメータは、従業員の業務に関する作業時間帯、作業内容、及び、作業の量のいずれかに対応する複数のデータ項目の一例である。例えば、(A)グループに属するパラメータは、従業員の作業時間帯に対応する1以上の第1データ項目の一例である。また、(B)グループに属するパラメータは、作業内容に対応する1以上の第2データ項目の一例である。さらに、(C)グループに属するパラメータは、作業の量に対応する1以上の第3データ項目の一例である。
例えば、スコア計算を行なうための式における演算のバリエーションを、和(以下、“+”と表記する)及び積(以下、“×”又は“*”と表記する)に制限すると、式のバリエーションは、以下の8個で全てとなる。このように、パラメータを3つのグループにグループ化する、換言すれば、パラメータを3種(3個)とすることで、パラメータが8個の場合と比較し、大幅に式のバリエーション数を減少させることができる。従って、8個の式から適切な式を容易に決定することが可能となり、スコア計算を適切に行なうことができる。換言すれば、優先度順のスコアを算出することができる。
aA+bB+cC
aA*bB*cC
aA*bB+cC
aA*(bB+cC)
aA+bB*cC
(aA+bB)*cC
aA*cC+bB
(aA+cC)*bB
このように、一実施形態では、仮説評価の際に、仮説及び業務ログの特性に従って、複数のパラメータを3点にグループ化することで、パラメータの組み合わせ数(計算に用いるパラメータ数)を削減することができ、スコア計算を頑強に行なうことが可能となる。
これにより、ユーザに適切な優先度でインサイトを提示することができる。換言すれば、業務改善に役立つ情報提示の適正化を図ることができる。以下、上述した一実施形態に係る手法の詳細を説明する。
〔1-2〕一実施形態の構成例
(システム1の構成例)
図2は、一実施形態に係るシステム1の構成例を示すブロック図である。システム1は、業務改善に役立つ情報提示を行なう情報処理システムの一例である。なお、システム1は、「業務改善に役立つ情報」に代えて、特定の組織、チーム、グループ等の集団によるプロジェクトや作業等の改善に役立つ情報を提示してもよい。
図2に示すように、システム1は、例示的に、サーバ2、端末3、及び、端末4を備えてよい。なお、システム1は、複数の端末3を備えてもよい。
端末3は、従業員の業務に関する業務ログデータ31を作業、対象、及び/又はテーマ別に分類して得られる分類結果データを、サーバ2に送信する送信装置の一例である。例えば、端末3は、従業員が使用する従業員端末であってよく、従業員の業務ログを収集し、業務ログデータ31として蓄積してよい。「業務ログ」は、端末3の業務APや操作履歴等のログ、業務スケジュール等を含んでよい。
なお、端末3は、業務ログデータ31自体をサーバ2に送信し、サーバ2が分類結果データを算出してもよい。また、端末3は、従業員端末とは異なる端末であってもよく、図示しない従業員端末から業務ログデータ31を収集してもよい。
端末4は、サーバ2による情報提示先となる提示先装置の一例である。端末4は、サーバ2から表示データを受信し、受信した表示データを、モニタ等の表示装置41に表示する。表示データとしては、例えば、HTML(Hypertext Markup Language)形式等のウェブページとしてのデータであってもよいし、画像データであってもよい。なお、端末4は、端末3と一体に構成されてもよい。
端末3及び4としては、それぞれ、例示的に、ラップトップやデスクトップ等のPC、スマートフォン、タブレット、携帯電話、等の種々のコンピュータが挙げられる。
サーバ2は、業務改善に役立つ情報提示を行なう情報処理装置の一例である。例えば、サーバ2は、端末3から受信した分類結果データに基づき、従業員の業務ログの分析、分析結果に基づく提案文の生成、及び、生成した提案文のユーザへの提案、をAIによって行なう。
サーバ2は、仮想サーバ(VM;Virtual Machine)であってもよいし、物理サーバであってもよい。また、サーバ2の機能は、1台のコンピュータにより実現されてもよいし、2台以上のコンピュータにより実現されてもよい。さらに、サーバ2の機能のうちの少なくとも一部は、クラウド環境において提供されるHW(Hardware)リソース及びNW(Network)リソースを用いて実現されてもよい。
サーバ2、端末3及び4は、それぞれ、ネットワーク5を介して相互に通信可能に接続されてよい。ネットワーク5は、WAN(Wide Area Network)、LAN、又はこれらの組み合わせを含んでよい。WANにはインターネットが含まれてよい。
(サーバ2のHW構成例)
図3は、サーバ2の機能を実現するコンピュータ10のHW構成例を示すブロック図である。サーバ2の機能を実現するHWリソースとして、複数のコンピュータが用いられる場合は、各コンピュータが図3に例示するHW構成を備えてよい。
図3に示すように、コンピュータ10は、HW構成として、例示的に、プロセッサ10a、メモリ10b、記憶部10c、IF(Interface)部10d、I/O(Input / Output)部10e、及び読取部10fを備えてよい。
プロセッサ10aは、種々の制御や演算を行なう演算処理装置の一例である。プロセッサ10aは、コンピュータ10内の各ブロックとバス10iで相互に通信可能に接続されてよい。なお、プロセッサ10aは、複数のプロセッサを含むマルチプロセッサであってもよいし、複数のプロセッサコアを有するマルチコアプロセッサであってもよく、或いは、マルチコアプロセッサを複数有する構成であってもよい。
プロセッサ10aとしては、例えば、CPU、MPU、GPU、APU、DSP、ASIC、FPGA等の集積回路(IC;Integrated Circuit)が挙げられる。なお、プロセッサ10aとして、これらの集積回路の2以上の組み合わせが用いられてもよい。CPUはCentral Processing Unitの略称であり、MPUはMicro Processing Unitの略称である。GPUはGraphics Processing Unitの略称であり、APUはAccelerated Processing Unitの略称である。DSPはDigital Signal Processorの略称であり、ASICはApplication Specific ICの略称であり、FPGAはField-Programmable Gate Arrayの略称である。
メモリ10bは、種々のデータやプログラム等の情報を格納するHWの一例である。メモリ10bとしては、例えばDRAM(Dynamic RAM)等の揮発性メモリが挙げられる。
記憶部10cは、種々のデータやプログラム等の情報を格納するHWの一例である。記憶部10cとしては、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気ディスク装置、SSD(Solid State Drive)等の半導体ドライブ装置、不揮発性メモリ等の各種記憶装置が挙げられる。不揮発性メモリとしては、例えば、フラッシュメモリ、SCM(Storage Class Memory)、ROM(Read Only Memory)等が挙げられる。
また、記憶部10cは、コンピュータ10の各種機能の全部若しくは一部を実現するプログラム10g(情報処理プログラム)を格納してよい。例えば、サーバ2のプロセッサ10aは、記憶部10cに格納されたプログラム10gをメモリ10bに展開して実行することにより、サーバ2としての機能を実現できる。
IF部10dは、ネットワーク5との間の接続及び通信の制御等を行なう通信IFの一例である。例えば、IF部10dは、LAN、或いは、光通信(例えばFC(Fibre Channel))等に準拠したアダプタを含んでよい。当該アダプタは、無線及び有線の一方又は双方の通信方式に対応してよい。例えば、プログラム10gは、当該通信IFを介して、ネットワーク5からコンピュータ10にダウンロードされ、記憶部10cに格納されてもよい。
I/O部10eは、入力装置、及び、出力装置、の一方又は双方を含んでよい。入力装置としては、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル等が挙げられる。出力装置としては、例えば、モニタ、プロジェクタ、プリンタ等が挙げられる。
読取部10fは、記録媒体10hに記録されたデータやプログラムの情報を読み出すリーダの一例である。読取部10fは、記録媒体10hを接続可能又は挿入可能な接続端子又は装置を含んでよい。読取部10fとしては、例えば、USB(Universal Serial Bus)等に準拠したアダプタ、記録ディスクへのアクセスを行なうドライブ装置、SDカード等のフラッシュメモリへのアクセスを行なうカードリーダ等が挙げられる。なお、記録媒体10hにはプログラム10gが格納されてもよく、読取部10fが記録媒体10hからプログラム10gを読み出して記憶部10cに格納してもよい。
上述したコンピュータ10のHW構成は例示である。従って、コンピュータ10内でのHWの増減(例えば任意のブロックの追加や削除)、分割、任意の組み合わせでの統合、又は、バスの追加若しくは削除等は適宜行なわれてもよい。例えば、サーバ2において、I/O部10e及び読取部10fの少なくとも一方は、省略されてもよい。
なお、端末3及び4は、コンピュータ10と同様のHW構成を備えてもよい。
(サーバ2が提示するインサイトの説明)
サーバ2は、種々の態様でインサイトを提示してよい。インサイトの提示態様の非限定的な一例として、サーバ2は、以下のように、(個人又は組織)×(自分又は上位組織との比較)の4通りのインサイトを出力することができる。「上位組織」は、「組織」を包含する、より上位の(広い)組織である。
・個人の、自分のインサイト。
・組織の、自分のインサイト。
・個人の、上位組織との比較インサイト。
・組織の、上位組織との比較インサイト。
例えば、サーバ2は、個人又は組織の、自分のインサイトとして、以下の種類の説明文を生成し、端末4に提示してよい。サーバ2は、当該インサイトの生成において、パラメータのグループ化によるスコア計算を行なってよい。
・事実:コア業務比率等の目標に対して、現在の進捗状況(プログレス)を示す。
・特徴:仮説に関連する、事実を説明する特徴的な事象を説明する。
・アドバイス:事実、特徴に関連する、改善に繋がるヒント(Tips)を示す。
このように、「事実」インサイトは、集計データ21aのパラメータの分析に基づく文と捉えることができ、仮説(換言すれば条件文)に対応するログデータを表す文の一例であるといえる。また、「特徴」インサイトは、仮説(と集計データ21aのパラメータと)の分析に基づく文と捉えることができ、仮説を表す文の一例であるといえる。そして、「アドバイス」インサイトは、「事実」及び「特徴」インサイトに基づく、業務改善に関する情報としての文と捉えることができ、仮説、又は、仮説に対応するログデータ、を表す文の一例であるといえる。
以下、サーバ2により自然文として生成される「事実」、「特徴」、及び「アドバイス」の各インサイトを、「インサイト説明文」と表記する。
なお、「特徴」は、指定した閾値を超えたデータがある場合は、当該データに関する出力を含んでもよい。例えば、アラートとして、「組織業務」の残業時間が、設定された閾値である1日当たり1時間を超えて1.5時間である場合、当該データが「特徴」に出力されてよい。
また、例えば、サーバ2は、個人又は組織の、上位組織の比較インサイトとして、以下の種類の説明文を生成し、端末4に提示してよい。なお、比較インサイトでは、個人又は組織のインサイト候補データ21bと、上位組織のインサイト候補データ21bとが比較され、マッチしたインサイトが全て出力されるため、仮説とのマッチングに関するスコア計算は不要である。
・事実:個人又は組織の事実と、上位組織の事実とを併記する。
・特徴:個人又は組織の、上位組織におけるランクを示す。
・アドバイス:事実、特徴に関連する、改善に繋がるヒント(Tips)を示す。
なお、「特徴」は、ランクの高い又は低いもの優先して出力してよい。また、「特徴」は、指定した閾値を超えたデータがある場合は、当該データに関する出力を含んでもよい。例えば、全社平均との比較として、「会議」の作業割合が、設定された閾値である平均値15%を10%超えた25%である場合、当該データが「特徴」に出力されてよい。
(サーバ2の機能構成例)
次に、図2を参照して、サーバ2の機能構成例を説明する。サーバ2は、例示的に、メモリ部21、入力部22、インサイト候補算出部23、比較インサイト算出部24、スコア計算部25、ランキング部26、文生成部27、及び出力部28を備えてよい。
メモリ部21は、サーバ2の動作に用いられる種々の情報を記憶する記憶部の一例である。メモリ部21は、例えば、サーバ2の記憶部10c又はメモリ10b(図3参照)が有する記憶領域によって実現されてよい。メモリ部21は、後述する集計データ21a、インサイト候補データ21b、rawスコアデータ21c、仮説項目データ21d、スコアデータ21e、ランキングデータ21f及び生成文データ21gを記憶してよい。
入力部22は、サーバ2から受信した分類結果データに対して、前処理として集計を行ない、集計結果を集計データ21aとしてメモリ部21に保存する。分類結果データ又は集計データ21aは、従業員の端末3から取得されたログデータの一例である。
例えば、入力部22は、受信した分類結果データに基づき、所定期間分の各作業の時間、又は、当該時間の所定期間における割合を算出(集計)し、算出した集計データ21aをメモリ部21に保存してよい。図4及び図5は、それぞれ、集計データ21aの一例を示す図である。
図4に示す集計データ21a-1は、分類結果データの内容として、「誰が」に相当する「組織」、「人」及び「社員種別」、「いつ」に相当する「仕事時間帯」、並びに、「仕事内容・種類」に相当する「業務(主業務か否か)」、「作業」及び「テーマ」を含んでよい。「人」及び「組織(部署)」は、それぞれ、例えばユーザID及び組織IDにより特定されてよい。なお、業務ログ(集計データ21a)には、例えば、「テレワーク」に基づくスコア計算を可能とするために、「どこで」作業したのかを示す情報が含まれてもよい。
また、図4に示す集計データ21a-1は、所定期間の一例である1週間の集計期間を示す「週」、及び、当該集計期間における、各作業の時間の割合を示す「値(割合)」を含んでよい。図4の例では、人「3732af3」の非コア率は35%である。なお、集計データ21a-1は、さらに、「値(割合)」の分母の情報、すなわち、何に対する割合であるのかを示す情報を含んでもよい。
図5に示す集計データ21a-2は、集計データ21a-1と基本的に同様であるが、「値(割合)」に代えて、当該集計期間における、各作業の時間を示す「値(秒)」を含む点が異なる。
入力部22は、集計データ21a-1及び21a-2の一方又は双方を算出及び保存してもよいし、「値(割合)」及び「値(秒)」の双方を項目として含む集計データ21aを算出及び保存してもよい。以下、「値(割合)」及び「値(秒)」を区別しない場合には、単に「値」と表記する。
図4及び図5に例示するように、集計データ21aは、分類結果データに対して、「週」及び「値」の項目を追加したデータに相当する。
なお、入力部22は、分類結果データ(集計データ21a)に基づき、各パラメータが(A)~(C)のいずれのグループに属するかを、例えば、パラメータとグループとの対応関係を表す予め定義された情報に基づき特定してよい。当該情報は、例えば、メモリ部21等に格納されてよい。このように、入力部22は、従業員の端末3から取得された集計データ21aの中から、従業員の業務に関する作業時間帯、作業内容、及び、作業の量のいずれかに対応する複数のデータ項目を特定する特定部の一例である。
インサイト候補算出部23は、集計データ21aに基づき、個人又は部署(組織)のインサイト候補データ21bを算出し、メモリ部21に保存する。
図6は、インサイト候補データ21bの一例を示す図である。インサイト候補データ21bは、集計データ21a(図6の例では集計データ21a-1)に対して、「インサイト種別」及び「増減幅」の項目を付加し、且つ、インサイト種別毎に、各エントリを複製したデータに相当する。なお、図6には、ユーザID“3732af3”のエントリが示されているが、インサイト候補データ21bは、集計データ21a内の全ての「人」のエントリを含んでよい。或いは、「人」毎にインサイト候補データ21bが生成されてもよい。
「インサイト種別」は、例えば、「過去比較」、「前週比較」、「トレンド」、及び、「内訳」を含んでよい。「過去比較」は、過去(例えば当初(初期)等)の「値」と現在値(今週の「値」)との増減幅に関する種別である。「前週比較」は、前週の「値」と現在値との増減幅に関する種別である。「目標比較」は、目標として予め設定された「値」と現在値との増減幅に関する種別である。
「トレンド」は、期間全体のトレンド、例えば期間全体の「値」をグラフ表示する場合のグラフ形状に関するインサイトの種別である。「内訳」は、「テーマ」や「作業」の内訳を、例えば、増減幅、又は、割合が大きい順にソートする種別である。「内訳」は、増減幅が大きい順にソートを行なう「差分内訳」及び割合が大きい順にソートを行なう「割合内訳」を含んでよい。
インサイト候補算出部23は、人及び部署毎に、過去比較、前週比較及び目標比較の各増減幅(差分)の計算、所定期間中のトレンドの計算、並びに、テーマや作業の内訳の算出を行なう。このとき、インサイト候補算出部23は、例えば、インサイト候補データ21bのエントリ毎にrawスコアを算出し、rawスコアデータ21cに格納してメモリ部21に保存してよい。
rawスコアは、集計データ21aの集計期間における、又は、複数の集計期間に亘る、作業の量の変動に関する変動情報の一例である。rawスコアは、「値」の増減が大きいほど高いスコアとなるように算出されてよい。rawスコアの計算式やパラメータは、例えばユーザ等により予め設定されてよい(外部定義が可能である)。
例えば、過去比較、前週比較及び目標比較の各増減幅(差分)のrawスコア(rawインサイトスコア)は、それぞれ、以下の式(1)~(3)により算出されてよい。差分に関するrawスコアは、トレンドを加味して割合の差分を正規化した値となる。
<過去比較>(当初との距離)
rawインサイトスコア = (pres-past) * ((pres-ema)/ema_std) + pres (1)
<前週比較>(前週との距離)
rawインサイトスコア = (pres-last) * ((pres-ema)/ema_std) + pres (2)
<目標比較>(目標との距離)
rawインサイトスコア = (pres-target) * ((pres-ema)/ema_std) + pres (3)
なお、上記式(1)~(3)において、“pres”は現在の割合、“past”は当初の割合、“last”は前週の割合、“target”は目標の割合、“ema”は指数加重移動平均、“ema_std”は指数加重移動標準偏差を示す。
一例として、上記式(3)において、(pres-target)は、割合の差分を意味する。また、((pres-ema)/ema_std)は、値のブレ幅を意味する。さらに、presは、現在の割合を意味する。このため、上記式(1)~(3)では、割合の差分が大きいほど、rawインサイトスコアが大きくなり、また、ブレ幅の差分が大きいほど、rawインサイトスコアが大きくなる。
また、例えば、トレンドのrawスコア(rawインサイトスコア)は、以下の式(4)により算出されてよい。トレンドに関するrawスコアは、期間全体で増減の大きさを表す値となる。
<トレンド>
rawインサイトスコア = Average(各週のema_stdの値) (4)
なお、上記式(4)において、Average()は平均値を求める関数である。
さらに、例えば、インサイト候補データ21bの或る1つのエントリ(以下、「親データ」と表記する)の内訳のrawスコア(rawインサイトスコア)は、親データの内訳の上位k個(多い順)を出力する場合、以下の式(5)により算出されてよい。
<内訳>
rawインサイトスコア = 親データのrawスコア
* (1.0 + (上位k個の内訳の値の総計 / 親データの値)) (5)
なお、内訳のうち、差分内訳及び割合内訳は、それぞれ、以下の式(6)及び式(7)により算出されてよい。
<差分内訳>
rawインサイトスコア = 親データのrawスコア
* (1.0 + (内訳の上位k個の値(差分)の総計 / 親データの差分の値)) (6)
<割合内訳>
rawインサイトスコア = 親データのrawスコア
* (1.0 + (内訳の上位k個の値(割合)の総計 / 親データの割合の値)) (7)
比較インサイト算出部24は、個人又は部署(組織)と上位組織との比較インサイトを算出し、算出した比較インサイトをメモリ部21のインサイト候補データ21bにマージする。なお、インサイトの提示態様として、上述のように、比較インサイトに事実インサイト及び特徴インサイトが含まれる場合、比較インサイト算出部24は、以下のように処理を行なってよい。
例えば、比較インサイト算出部24は、個人又は組織のインサイト候補データ21bが表す事実と、上位組織のインサイト候補データ21bが表す事実とを比較することで、比較インサイトの事実インサイトを生成し、インサイト候補データ21bにマージする。
また、比較インサイト算出部24は、個人又は組織のインサイト候補データ21bにおける「値」について、上位組織に所属する個人又は組織中のランクを算出する。例えば、比較インサイト算出部24は、「値」が1位や最下位に近いほど大きくなるスコア付けを行なってよい。そして、比較インサイト算出部24は、「値」の平均値を管理する図示しない平均値テーブルから平均値のデータを抽出し、ランク、「値」及び平均値に基づき、比較インサイトの特徴インサイトを生成し、インサイト候補データ21bにマージする。
スコア計算部25は、仮説式とインサイト候補データ21bとのスコア(インサイトスコア)を計算し、算出したスコアデータ21eをメモリ部21に保存する。なお、スコア計算部25は、仮説式として、メモリ部21に格納された仮説項目データ21dを利用してよい。仮説項目データ21dは、ユーザにより予めメモリ部21に格納されてもよいし、サーバ2、例えば入力部22が生成し、メモリ部21に格納してもよい。
(仮説項目データ21dの算出例)
以下、仮説項目データ21dの算出例について説明する。例えば、入力部22は、以下のように、働き方を改革するという観点で有用だと思われる複数の仮説を、日本語で列挙する。
<仮説の例>
「非コア業務のメールを減らす。」
「残業時間の組織業務の会議を削減する。」
「参加人数が10人以上で、3時間以上の会議は設定しないようにする。」
「意思決定者が8人以上の会議は設定しないようにする。」
「会議を週に10回以上しない。」
「3時間以上の会議は週3日までとする。」
入力部22は、上記の仮説文のうち、業務ログで取得されていない仮説文に関してはインサイトを出力できないため、当該仮説文をシステム対象外として削除することで、仮説文の絞り込みを行なう。
例えば、「会議の参加人数」、「会議の意思決定者の情報」、「会議の回数」、「会議の時間」が業務ログに含まれていない項目である場合、入力部22は、上記の仮説のうち、3~6番目の仮説を削除し、仮説を以下の2つに絞り込む。
<絞り込んだ仮説の例>
「非コア業務のメールを減らす。」
「残業時間の組織業務の会議を削減する。」
なお、上述した仮説の絞り込みは、業務ログで取得されるパラメータに応じて行なわれるため、会議の属性情報を業務ログとして取得できるようにすることで、削除される仮説数を減少させることができる。例えば、「参加人数が10人以上の会議」、「会議の意思決定者が8人以上」等の内容を含む仮説を残すことができる。
次いで、入力部22は、スコア計算部25によるマッチング処理が行なえるように、上述した3つのパラメータのグループである(A)~(C)の観点で、業務ログの項目と対応するように仮説を具体化する。
例えば、入力部22は、仮説のうちの(A)グループの「業務を誰が、いつ、どこで行なったか」に相当する部分を、業務ログで取得される「幹部社員か一般社員か」、「定時内か残業時間か」、を示すように具体化する。
また、入力部22は、仮説のうちの(B)グループの「業務の内容」(適切な業務をしているかどうか)に相当する部分を、業務ログで取得される「コアか非コアか」、「作業名」、「テーマ名」、を示すように具体化する。
さらに、入力部22は、仮説のうちの(C)グループの「業務の量」に相当する部分を、業務ログで取得される「割合か実時間か」、「何に対する割合か(分母の情報)」、を示すように具体化する。
また、入力部22は、具体的な目標値(例えば、%や時間)と仮説の方向性(例えば、増えると良いのか、減ると良いのか)とを設定する。一例として、入力部22は、減らしたい(削減したい)仮説の場合、「20%未満にする」や「0にする」と、「減ると良い(例えば、値として“-1”)」と、を設定する。他の例として、入力部22は、増やしたい仮説の場合、「80%以上にする」と、「増えると良い(例えば、値として“1”)」と、を設定する。
これにより、例えば、「非コア業務のメールを減らす。」という仮説は、「非コア業務のメールを20%未満にする、減ると良い。」という仮説に変換される。変換後の仮説において、「業務の内容」は、[コアか非コアか=非コア]、[作業名=メール]、[テーマ名=なし]となり、「業務の誰が、いつ」は、[なし]となり、「業務の量」は、[割合か時間か=割合]、[分母=全作業時間]となる。また、[目標値=20]、[方向性=-1]となる。
また、例えば、「残業時間の組織業務の会議を削減する。」という仮説は、「残業時間の組織業務の会議をゼロにしたい、減ると良い。」という仮説に変換される。変換後の仮説において、「業務の内容」は、[コアか非コアか=非コア(組織業務が「非コア」のため。なお、「なし」でもよい。)]、[作業名=会議]、[テーマ名=組織業務]となる。「業務の誰が、いつ」は、[作業時間帯=残業時間]、[社員種別=なし]となり、「業務の量」は、[割合か時間か=割合]、[分母=残業時間の業務時間]となる。また、[目標値=20]、[方向性=-1]となる。
次に、入力部22は、個別の仮説に重み付けを行なう。例えば、入力部22は、“0”~“1”の間で、仮説の重要度としての重み付けを行なうことで、複数の仮説が処理される際に、どの仮説を重視するかを設定する。
そして、入力部22は、仮説から、仮説項目データ21dを生成する。図7は、仮説項目データ21dの一例を示す図である。図7に例示するように、入力部22は、仮説の数値化の基礎となる以下のパラメータに従い、仮説を仮説項目データ21dに設定する。換言すれば、仮説項目データ21dは、仮説を、(A)~(C)グループのいずれかに対応する個々の要素に変換した条件データの一例である。
図7の例では、「name(仮説名)」として、例えば「非コアメールの削減」が設定され、「themeclass(業務)」として、「コア」又は「非コア」が設定され、「task(作業)」として、「メール」又は「会議・オンライン会議」等が設定される。また、「theme(テーマ)」として、「組織業務」等が設定され、「time(時間)」として、「teiji(定時内)」又は「zangyo(残業時間)」が設定され、「yakushoku(役職)」として、「幹部社員」又は「一般社員」が設定される。さらに、「updown(上下)」として、「1(増えた)」又は「-1(減った)」が設定され、「value_unit(値の単位)」として、「ratio(%)」又は「time(時間)」が設定され、「tag(タグ名)」(図示省略)として、割合計算の分母を定義した文字列が設定される。また、「target_value(目標)」として、目標数値(%又は時間)が設定され、「weight(仮説の重み)」として、「0」~「1」の間の重要度が設定される。
図7に例示する仮説項目データ21dの1行目は、「非コア業務のメールを20%未満にする、減ると良い。」という変換後の仮説を示し、2行目は、「残業時間の組織業務の会議をゼロにしたい、減ると良い。」という変換後の仮説を示す。
なお、上述した仮説項目データ21dは、入力部22が生成するものとして説明したが、これに限定されるものではなく、ユーザにより、例えば端末3又は4、或いは他の端末において生成され、メモリ部21に設定されてもよい。
(スコアデータ21eの算出例)
次に、スコア計算部25によるスコアデータ21eの算出例について説明する。
まず、スコア計算部25は、インサイト候補データ21bから1つのエントリを抽出し、仮説項目データ21dの各エントリ(仮説)と比較して、重みを計算する。
図8は、重み計算の一例を示す図である。スコア計算部25は、複数のパラメータを3点にグループ化した(A)~(C)のグループに対応する、3種類の重み(a)~(c)を算出する。重み(a)~(c)は、それぞれ、最小「0」~最大「1」の値となる。
重み(a)は、インサイト候補データ21bの「作業時間帯」及び「社員種別」の各値と、仮説項目データ21dの「time」及び「yakushoku」の各値との一致度をまとめた重み(ウェイト)である。重み(a)は、従業員の作業時間帯に対応する1以上のパラメータと、仮説に含まれる、当該1以上のパラメータに対応する要素と、の一致の度合いを示す第1情報の一例である。
重み(b)は、インサイト候補データ21bの「業務」、「作業」及び「テーマ」の各値と、仮説項目データ21dの「themeclass」、「task」及び「theme」の各値との一致度をまとめた重み(ウェイト値)である。重み(b)は、従業員の作業内容に対応する1以上のパラメータと、仮説に含まれる、当該1以上のパラメータに対応する要素と、の一致の度合いを示す第2情報の一例である。
重み(c)は、インサイト候補データ21bの「値」、「インサイト種別」及び「増減幅」の値と、仮説項目データ21dの「updown」、「value_unit」並びに「target_value」(及び「tag」)の値との一致度に応じた重み(ウェイト値)である。重み(c)は、従業員の作業の量に対応する1以上のパラメータと、仮説に含まれる、当該1以上のパラメータに対応する要素と、の一致の度合いを示す第3情報の一例である。
重み(a)~(c)は、例えば、一致度が大きくなるほど値が大きくなるように算出されてよい。
例えば、重み(a)及び(b)に関して、以下の「score1」~「score4」が予め定義されてよい。
「score1」:仮説で定義されており、業務ログと一致する場合のスコア。
「score2」:仮説で定義されているが、業務ログと一致しない場合のスコア。
「score3」:仮説で定義されておらず(全て)、業務ログでも定義されていない(全て)(換言すれば、仮説にマッチする)場合のスコア。
「score4」:仮説で定義されていない(全て)が、業務ログで定義されている場合のスコア。
スコア計算部25は、重み(a)の算出において、「いつ」及び「誰が」(並びに「どこで」)の各項目について、それぞれ、以下のスコアS1、S2(、S3)を決定し、スコアS1、S2(、S3)に基づき、下記式(8)に従って重み(a)を算出する。
S1:時間帯に関する一致度を、score1~score4から1つ決定する。
S2:社員種別に関する一致度を、score1~score4から1つ決定する。
(S3:場所に関する一致度を、score1~score4から1つ決定する。)
重み(a) = S1 × S2 (× S3) (8)
また、スコア計算部25は、重み(b)の算出において、「業務」、「作業」及び「テーマ」の各項目について、それぞれ、以下のスコアS1、S2、S3を決定し、スコアS1、S2、S3に基づき、下記式(9)に従って重み(b)を算出する。
S1:コアか非コアか、に関する一致度を、score1~score4から1つ決定する。
S2:作業に関する一致度を、score1~score4から1つ決定する。
S3:テーマに関する一致度を、score1~score4から1つ決定する。
重み(b) = S1 × S2 × S3 (9)
さらに、スコア計算部25は、重み(c)の算出において、重み(c)の初期値を「1」として、以下の3種類の計算を行ない、重み(c)を算出する。
<値の種類の一致度>
スコア計算部25は、以下のスコアS1及びS2を決定し、下記式(10)に従ってスコアS1及びS2を掛け合わせることで、重み(c)を算出する。
S1:値の種類(列名:value_unit)が割合(ratio)か実時間(time)かの一致度を、score1~score4から1つ決定する。
S2:割合の場合、割合の分母の情報(tag)の一致度を、score1~score4から1つ決定する。
重み(c) = 重み(c) × S1 × S2 (10)
<目標との距離>
スコア計算部25は、増減幅及び目標(target_value)に基づき、下記式(11)~(13)のいずれかに従って、重み(c)を算出する。
・目標を達成している場合
重み(c) = 重み(c) × GOAL_ACHIEVED (11)
・目標を達成しておらず、距離が遠い(増減幅が大きい)場合
重み(c) = 重み(c) × DISTANCE_FAR (12)
・目標を達成しておらず、距離が近い(増減幅が小さい)場合
重み(c) = 重み(c) × DISTANCE_NEAR (13)
なお、上記式(11)~(13)において、“GOAL_ACHIEVED”、“DISTANCE_FAR”、“DISTANCE_NEAR”は、それぞれ、予め「0」~「1」の間の値に設定された重みであり、値の大小は、例えば以下の関係であってよい。以下の大小関係とすることにより、目標を達成したという事象よりも、目標にまだ遠いという事象に基づき、適切なインサイトを提示することができる。なお、他の観点から、以下の大小関係を逆の関係に変形することも許容されてよい。
DISTANCE_FAR > DISTANCE_NEAR > GOAL_ACHIEVED
<方向性の一致度>
スコア計算部25は、目標(target_value)及び値に基づき、下記式(14)~(16)のいずれかに従って、重み(c)を算出する。
・目標 > 現在値、且つ、現在値 > 過去値の場合
重み(c) = 重み(c) × DIR_OK (14)
・目標 < 現在値、且つ、現在値 < 過去値の場合
重み(c) = 重み(c) × DIR_OK (15)
・上記以外の場合
重み(c) = 重み(c) × DIR_NG (16)
なお、上記式(14)~(16)において、“DIR_OK”、“DIR_NG”は、それぞれ、予め「0」~「1」の間の値に設定された重みである。例えば、“DIR_OK”は、“DIR_NG”よりも小さい値であってよく、一例として、“DIR_OK”は「0」又は「0」に近い値であってよく、“DIR_NG”は「1」又は「1」に近い値であってよい。上記の大小関係のように、目標と違う方向に進んでいる方が、目標と同じ方向に進んでいるよりも、インサイトとして適切であると考えられるためである。なお、他の観点から、上記の大小関係を逆の関係に変形することも許容されてよい。
スコア計算部25は、上述した値の種類の一致度、目標との距離、方向性の一致度、の各処理を任意の順序で行ない、重み(c)を算出してよい。
重みをパラメータ毎に互いに独立して算出すると、チューニング範囲を広くすることができる一方、重みの計算バリエーション(和、積、等)が増え、以降の処理において用いる式が煩雑化する。これに対し、スコア計算部25は、インサイト候補データ21bと、仮説文との対応について、3つの重み(a)~(c)を算出することで、以降のスコア計算において用いる式の煩雑化を抑制することができる。
また、重み(a)~(c)は、パラメータの(A)~(C)のグループに対応し、且つ、(A)~(C)グループに基づいて具体化された仮説(仮説項目データ21d)が用意される。このように、仮説及び重みが、(A)~(C)グループに合わせて定義及び決定されるため、重みの数がパラメータ総数より減少したとしても、スコア計算における精度低下等の影響を抑制することができる。
次いで、スコア計算部25は、インサイト候補データ21bから抽出したエントリについて、仮説毎に、複数のパラメータの各々が、(A)~(C)グループのいずれに対応するかに基づいて、インサイトスコアを算出し、スコアデータ21eに格納する。インサイトスコアは、3つのグループのいずれかに対応する複数のパラメータに含まれるパラメータに対応する要素を含む仮説(仮説項目データ21d)と、当該複数のパラメータとの対応の度合いの一例である。
インサイトスコアは、「値」の増減が大きいほど、また、エントリが仮説にマッチするほど、又は/及び、仮説に反するほど、高いスコアとなるように算出されてよい。インサイトスコアの計算式やパラメータは、例えばユーザ等により予め設定されてよい(外部定義が可能である)。
一つの例として、インサイトスコアは、(A)~(C)グループのうち、「(A)及び(B)にマッチ」し、且つ、「(C)に反するほど」、高いスコアとなるように調整されてよい。例えば、会議時間を短縮したいという仮説に対して、会議時間が増えたら、アラートを出す、という提示イメージとなる。なお、「(A)(B)(C)にマッチするほど」、高いスコアとなるように調整されてもよい。この場合、例えば、会議時間を短縮したいという仮説に対し、実際に順調に会議時間が減っている、というインサイトの提示イメージとなる。
このように、インサイトスコアのスコア付けを、上述したGOAL_ACHIEVED、DISTANCE_FAR、DISTANCE_NEAR、DIR_OK、DIR_NG等の値の大小を決定することにより、柔軟に変更することができる。換言すれば、一実施形態に係るサーバ2では、どのようにインサイトを出せばよいか、ということについて、柔軟に決定できる枠組みを有するといえる。以下、一実施形態の非限定的な一例として、下記式(17)により、インサイトスコアが算出される場合を説明する。
例えば、スコア計算部25は、rawスコアと、重み(a)~(c)とに基づき、下記式(17)に従って、インサイトスコアを算出する。下記式(17)は、インサイト種別が差分及びトレンドのいずれの場合にも適用可能である。
インサイトスコア = b * (rawスコア * 1 + rawスコア * a * 0.8) * c (17)
上記式(17)において、“a”~“c”は、上述した重み(a)~(c)に対応する。なお、上記式(17)は、あくまで一例であり、種々変形することも可能である。
スコア計算部25は、各エントリ(インサイト文)について、仮説毎にインサイトスコアを算出する。そして、スコア計算部25は、仮説毎のインサイトスコアと、仮説の重みとを乗じたスコアの全仮説分の総和を算出することで、複数の仮説を組み合わせたときのインサイトスコア(総合的なインサイトスコア)を算出する。仮説の重みは、例えば、図7に示す仮説項目データ21dの「weight」を参照することで取得可能である。
スコア計算部25は、以上のようにして算出したインサイトスコアを、エントリ毎にスコアデータ21eに格納する。
ランキング部26は、スコアデータ21eに基づき、インサイト候補データ21bをインサイトスコアの大きい順にソートしたランキングデータ21fを生成し、メモリ部21に保存する。
図9は、ランキングデータ21fの一例を示す図である。図9に示すように、ランキング部26は、インサイト候補データ21bに対して、スコアデータ21e内のインサイトスコアを付加し、インサイトスコアの大きい順にエントリをソートすることにより、ランキングデータ21fを生成してよい。これにより、ランキングデータ21fは、インサイトスコアが大きいエントリほど、インサイトとして提示される優先度が高くなる。
このように、スコア計算部25及びランキング部26は、算出したスコアデータ21eに応じて、仮説、又は、仮説に対応する集計データ21a、を表す文についての、業務改善に関する情報としての提示の優先度を決定する決定部の一例である。
なお、ランキング部26は、例えば、ランキングデータ21fから、特定のエントリ(例えば上位n個のエントリ)(nは1以上の整数)を抽出し(絞り込み)、文生成部27に出力してもよい。
文生成部27は、ランキング部26から入力されるn個のエントリ、又は、インサイトスコアの大きい順にソートされたランキングデータ21fに基づき、インサイトの説明文を生成し、生成したデータ(生成文データ21g)をメモリ部21に保存する。
例えば、文生成部27は、n個のエントリに基づき、n個のインサイト説明文を生成してもよいし、ランキングデータ21fに含まれる全ての(或いはインサイトスコアが所定値以上の)エントリに基づき、エントリ毎にインサイト説明文を生成してもよい。
出力部28は、生成文データ21gを端末4に送信する。例えば、出力部28は、端末4において生成文データ21g内のインサイト説明文を表示するための表示データ(提示データ)を生成する生成部の一例である。出力部28は、生成した表示データを端末4に送信してよい。
図10は、インサイトの表示例を示す図である。図10に示すように、出力部28は、分析結果を表示する分析結果画面281を含む表示画面280を、端末4の表示装置41に表示させるための表示データ(一例として、ウェブページデータ)を生成してよい。
分析結果画面281には、作業内訳の表示領域282、コア業務率の推移(個人又は組織)の表示領域283、及び、コア業務率の推移(上位組織との比較)の表示領域284を含んでよい。
例えば、表示領域283には、個人又は組織の働き方に関して、上述した処理により生成された、生成文データ21g内のインサイト説明文285が表示される。インサイト説明文285は、個人又は組織の、自分のインサイトに相当する。
なお、表示領域284には、上位組織(自部門)の働き方との比較に関する、生成文データ21g内の比較インサイト説明文286が表示される。比較インサイト説明文286は、個人又は組織の、上位組織との比較インサイトに相当する。
以上のように、サーバ2は、図11に例示するように、集計データ21aに含まれる従業員の業務ログと、仮説項目データ21dに含まれる複数の仮説(仮説群)と、に基づくマッチングにより決定したインサイトを、端末4に対して提示することができる。
一実施形態において、スコア計算部25は、3点にグループ化したパラメータを用いて、重み計算を行なうことで、パラメータの組み合わせ数を削減することができ、スコア計算を頑強に行なうことが可能となる。また、パラメータの組み合わせ数が減るため、スコア計算を高速に行なうことができる。
これにより、サーバ2は、ユーザに適切な優先度でインサイトを提示することができる。換言すれば、業務改善に役立つ情報提示の適正化を図ることができる。
〔1-3〕動作例
次に、図12~図15を参照して、上述の如く構成されたシステム1の動作例を説明する。
〔1-3-1〕全体の動作例
図12に例示するように、サーバ2の入力部22は、端末3から、業務ログデータ31を分類した分類結果データを受信し、分類結果データの集計を行なうことで集計データ21aを取得する(ステップS1)。
インサイト候補算出部23は、集計データ21aに基づき、個人又は部署のインサイト候補データ21bを算出する(ステップS2)。
比較インサイト算出部24は、インサイト候補データ21bに基づき、個人又は部署と上位組織との比較インサイトを算出し、インサイト候補データ21bにマージする(ステップS3)。
スコア計算部25は、仮説文から変換された仮説項目データ21dと、インサイト候補データ21bとを比較してスコア計算(マッチング処理)を行ない、スコアデータ21eを生成する(ステップS4)。
ランキング部26は、インサイト候補データ21bをスコアデータ21eに従いソートし、ランキングデータ21fを生成する(ステップS5)。
文生成部27は、個人又は部署毎のランキングデータ21fに基づき、個人又は部署毎にインサイト説明文(生成文データ21g)を生成する(ステップS6)。
出力部28は、生成文データ21gに基づき、インサイト説明文を含む表示データを端末4に出力し(ステップS7)、処理が終了する。
なお、ステップS2~S5は、インサイトデータの生成フェーズに相当し、ステップS6及びS7は、インサイト文を生成する文生成フェーズに相当する。
〔1-3-2〕インサイト候補データ算出処理の動作例
次に、図12のステップS2におけるインサイト候補データ21bの算出処理の動作例を説明する。
図13に示すように、インサイト候補算出部23は、集計データ21aに基づきインサイト種別毎の増減幅(差分)又はトレンドを算出する(ステップS11)。
インサイト候補算出部23は、増減幅、トレンド、及び内訳に関するrawスコアデータ21cを算出する(ステップS12)。
インサイト候補算出部23は、集計データ21aに算出結果を付加し、インサイト候補データ21bとしてメモリ部21に保存し(ステップS13)、処理が終了する。
〔1-3-3〕比較インサイトデータ算出処理の動作例
次に、図12のステップS3における比較インサイト算出処理の動作例を説明する。
図14に示すように、比較インサイト算出部24は、個人又は部署のインサイト候補データ21bと、上位組織のインサイト候補データ21bとに基づき、比較インサイトの事実インサイトを生成する(ステップS21)。
比較インサイト算出部24は、インサイト候補データ21bに基づき、比較インサイトの特徴インサイトを生成する(ステップS22)。
比較インサイト算出部24は、事実インサイト及び特徴インサイトを、メモリ部21に保存済みの個人又は部署のインサイト候補データ21bとマージし(ステップS23)、処理が終了する。
なお、ステップS21及びS22は、逆順で実行されてもよいし、並行して実行されてもよい。
〔1-3-4〕インサイトデータ決定処理の動作例
次に、図12のステップS4及びS5における、インサイトデータ決定処理の動作例を説明する。
図15に示すように、スコア計算部25は、入力部22が仮説文を項目データ(例えば表形式データ)に変換した仮説項目データ21dと、インサイト候補データ21bとを比較し、重み(a)~(c)を算出する(ステップS31)。
スコア計算部25は、算出した重みと、インサイト候補算出部23が生成したrawスコアデータ21cとに基づき、スコア計算を行なうことで、スコアデータ21eを生成(取得)する(ステップS32)。
ランキング部26は、スコアデータ21eに基づき、インサイト候補データ21bに対してランキング処理を行なうことで、ランキングデータ21fを生成(取得)する(ステップS33)。
ランキング部26は、ランキングデータ21fの上位エントリをインサイトデータとして出力し(ステップS34)、処理が終了する。なお、出力されたインサイトデータは、文生成部27によるインサイト説明文の生成に用いられる。
〔2〕その他
上述した一実施形態に係る技術は、以下のように変形、変更して実施することができる。
例えば、図2に示す各機能ブロックは、それぞれ任意の組み合わせで併合してもよく、分割してもよい。
また、一実施形態では、業務ログに含まれる複数のパラメータを、(A)~(C)の3つにグループ化し、グループ数に合わせた3つの重み(a)~(c)を算出するものとしたが、これに限定されるものではない。グループ数及び重みの数や、グループ内のパラメータの組み合わせは、業務ログ(ログ)として取得されるパラメータに応じて決定されてよい。従って、パラメータのグループ数及び重みの数は、2つ以下、又は、4つ以上であってもよい。
さらに、重み(a)~(c)を算出するための式(8)~式(16)、及び、インサイトスコアを算出するための式(17)は、上述した式に限定されるものではない。これらの式は、業務ログ(ログ)として取得されるパラメータに応じて、適宜変形して用いられてよい。
〔3〕付記
以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
コンピュータに、
従業員の端末装置から取得されたログデータの中から、前記従業員の業務に関する作業時間帯、作業内容、及び、作業の量のいずれかに対応する複数のデータ項目を特定し、
特定された前記複数のデータ項目に含まれるデータ項目に対応する要素を含む条件文と、特定された前記複数のデータ項目との対応の度合いに応じて、前記条件文、又は、前記条件文に対応するログデータ、を表す文についての、業務改善に関する情報としての提示の優先度を決定する、
処理を実行させる、情報処理プログラム。
(付記2)
前記決定は、特定された前記複数のデータ項目の各々が、前記作業時間帯、前記作業内容、及び、前記作業の量のいずれに対応するかに基づいて、前記対応の度合いを算出する、
付記1に記載の情報処理プログラム。
(付記3)
前記決定は、
前記作業時間帯に対応する1以上の第1データ項目と、前記条件文に含まれる、前記1以上の第1データ項目に対応する要素と、の一致の度合いを示す第1情報、前記作業内容に対応する1以上の第2データ項目と、前記条件文に含まれる、前記1以上の第2データ項目に対応する要素と、の一致の度合いを示す第2情報、並びに、前記作業の量に対応する1以上の第3データ項目と、前記条件文に含まれる、前記1以上の第3データ項目に対応する要素との対応の度合いを示す第3情報、を算出し、
前記第1情報、前記第2情報及び前記第3情報に基づいて、前記対応の度合いを算出する、
付記2に記載の情報処理プログラム。
(付記4)
前記第1情報、前記第2情報及び前記第3情報は、それぞれ、一致の度合いが大きいほど、値が大きくなるウェイト値であり、
前記決定は、前記第1情報、前記第2情報及び前記第3情報と、前記ログデータの集計期間における、又は、複数の集計期間に亘る、前記作業の量の変動に関する変動情報と、に基づいて、前記対応の度合いを算出する、
付記3に記載の情報処理プログラム。
(付記5)
前記決定は、前記対応の度合いが大きいほど、前記提示の優先度が高くなるように決定する、
付記1~4のいずれか1項に記載の情報処理プログラム。
(付記6)
前記条件文は、自然文であり、
前記決定は、前記条件文を、特定された前記複数のデータ項目に含まれるデータ項目に対応する個々の要素に変換した条件データに基づき、前記対応の度合いを算出する、
付記1~5のいずれか1項に記載の情報処理プログラム。
(付記7)
前記コンピュータに、
決定した前記提示の優先度に応じて、前記条件文、又は、前記条件文に対応するログデータ、を表す文を、前記業務改善に関する情報として提示するための提示データを生成する、処理を実行させる、
付記1~6のいずれか1項に記載の情報処理プログラム。
(付記8)
コンピュータが、
従業員の端末装置から取得されたログデータの中から、前記従業員の業務に関する作業時間帯、作業内容、及び、作業の量のいずれかに対応する複数のデータ項目を特定し、
特定された前記複数のデータ項目に含まれるデータ項目に対応する要素を含む条件文と、特定された前記複数のデータ項目との対応の度合いに応じて、前記条件文、又は、前記条件文に対応するログデータ、を表す文についての、業務改善に関する情報としての提示の優先度を決定する、
情報処理方法。
(付記9)
前記決定は、特定された前記複数のデータ項目の各々が、前記作業時間帯、前記作業内容、及び、前記作業の量のいずれに対応するかに基づいて、前記対応の度合いを算出する、
付記8に記載の情報処理方法。
(付記10)
前記決定は、
前記作業時間帯に対応する1以上の第1データ項目と、前記条件文に含まれる、前記1以上の第1データ項目に対応する要素と、の一致の度合いを示す第1情報、前記作業内容に対応する1以上の第2データ項目と、前記条件文に含まれる、前記1以上の第2データ項目に対応する要素と、の一致の度合いを示す第2情報、並びに、前記作業の量に対応する1以上の第3データ項目と、前記条件文に含まれる、前記1以上の第3データ項目に対応する要素との対応の度合いを示す第3情報、を算出し、
前記第1情報、前記第2情報及び前記第3情報に基づいて、前記対応の度合いを算出する、
付記9に記載の情報処理方法。
(付記11)
前記第1情報、前記第2情報及び前記第3情報は、それぞれ、一致の度合いが大きいほど、値が大きくなるウェイト値であり、
前記決定は、前記第1情報、前記第2情報及び前記第3情報と、前記ログデータの集計期間における、又は、複数の集計期間に亘る、前記作業の量の変動に関する変動情報と、に基づいて、前記対応の度合いを算出する、
付記10に記載の情報処理方法。
(付記12)
前記決定は、前記対応の度合いが大きいほど、前記提示の優先度が高くなるように決定する、
付記8~11のいずれか1項に記載の情報処理方法。
(付記13)
前記条件文は、自然文であり、
前記決定は、前記条件文を、特定された前記複数のデータ項目に含まれるデータ項目に対応する個々の要素に変換した条件データに基づき、前記対応の度合いを算出する、
付記8~12のいずれか1項に記載の情報処理方法。
(付記14)
前記コンピュータが、
決定した前記提示の優先度に応じて、前記条件文、又は、前記条件文に対応するログデータ、を表す文を、前記業務改善に関する情報として提示するための提示データを生成する、
付記8~13のいずれか1項に記載の情報処理方法。
(付記15)
従業員の端末装置から取得されたログデータの中から、前記従業員の業務に関する作業時間帯、作業内容、及び、作業の量のいずれかに対応する複数のデータ項目を特定する特定部と、
特定された前記複数のデータ項目に含まれるデータ項目に対応する要素を含む条件文と、特定された前記複数のデータ項目との対応の度合いに応じて、前記条件文、又は、前記条件文に対応するログデータ、を表す文についての、業務改善に関する情報としての提示の優先度を決定する決定部と、を備える、
情報処理装置。
(付記16)
前記決定部は、特定された前記複数のデータ項目の各々が、前記作業時間帯、前記作業内容、及び、前記作業の量のいずれに対応するかに基づいて、前記対応の度合いを算出する、
付記15に記載の情報処理装置。
(付記17)
前記決定部は、
前記作業時間帯に対応する1以上の第1データ項目と、前記条件文に含まれる、前記1以上の第1データ項目に対応する要素と、の一致の度合いを示す第1情報、前記作業内容に対応する1以上の第2データ項目と、前記条件文に含まれる、前記1以上の第2データ項目に対応する要素と、の一致の度合いを示す第2情報、並びに、前記作業の量に対応する1以上の第3データ項目と、前記条件文に含まれる、前記1以上の第3データ項目に対応する要素との対応の度合いを示す第3情報、を算出し、
前記第1情報、前記第2情報及び前記第3情報に基づいて、前記対応の度合いを算出する、
付記16に記載の情報処理装置。
(付記18)
前記第1情報、前記第2情報及び前記第3情報は、それぞれ、一致の度合いが大きいほど、値が大きくなるウェイト値であり、
前記決定部は、前記第1情報、前記第2情報及び前記第3情報と、前記ログデータの集計期間における、又は、複数の集計期間に亘る、前記作業の量の変動に関する変動情報と、に基づいて、前記対応の度合いを算出する、
付記17に記載の情報処理装置。
(付記19)
前記決定部は、前記対応の度合いが大きいほど、前記提示の優先度が高くなるように決定する、
付記15~18のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記20)
決定した前記提示の優先度に応じて、前記条件文、又は、前記条件文に対応するログデータ、を表す文を、前記業務改善に関する情報として提示するための提示データを生成する生成部、を備える、
付記15~19のいずれか1項に記載の情報処理装置。
1 システム
2 サーバ
21 メモリ部
21a 集計データ
21b インサイト候補データ
21c rawスコアデータ
21d 仮説項目データ
21e スコアデータ
21f ランキングデータ
21g 生成文データ
22 入力部
23 インサイト候補算出部
24 比較インサイト算出部
25 スコア計算部
26 ランキング部
27 文生成部
28 出力部
3、4 端末
31 業務ログデータ
41 表示装置
5 ネットワーク

Claims (9)

  1. コンピュータに、
    従業員の端末装置から取得されたログデータの中から、前記従業員の業務に関する作業時間帯、作業内容、及び、作業の量のいずれかに対応する複数のデータ項目を特定し、
    特定された前記複数のデータ項目に含まれるデータ項目に対応する要素を含む条件文と、特定された前記複数のデータ項目との対応の度合いに応じて、前記条件文、又は、前記条件文に対応するログデータ、を表す文についての、業務改善に関する情報としての提示の優先度を決定する、
    処理を実行させる、情報処理プログラム。
  2. 前記決定は、特定された前記複数のデータ項目の各々が、前記作業時間帯、前記作業内容、及び、前記作業の量のいずれに対応するかに基づいて、前記対応の度合いを算出する、
    請求項1に記載の情報処理プログラム。
  3. 前記決定は、
    前記作業時間帯に対応する1以上の第1データ項目と、前記条件文に含まれる、前記1以上の第1データ項目に対応する要素と、の一致の度合いを示す第1情報、前記作業内容に対応する1以上の第2データ項目と、前記条件文に含まれる、前記1以上の第2データ項目に対応する要素と、の一致の度合いを示す第2情報、並びに、前記作業の量に対応する1以上の第3データ項目と、前記条件文に含まれる、前記1以上の第3データ項目に対応する要素との対応の度合いを示す第3情報、を算出し、
    前記第1情報、前記第2情報及び前記第3情報に基づいて、前記対応の度合いを算出する、
    請求項2に記載の情報処理プログラム。
  4. 前記第1情報、前記第2情報及び前記第3情報は、それぞれ、一致の度合いが大きいほど、値が大きくなるウェイト値であり、
    前記決定は、前記第1情報、前記第2情報及び前記第3情報と、前記ログデータの集計期間における、又は、複数の集計期間に亘る、前記作業の量の変動に関する変動情報と、に基づいて、前記対応の度合いを算出する、
    請求項3に記載の情報処理プログラム。
  5. 前記決定は、前記対応の度合いが大きいほど、前記提示の優先度が高くなるように決定する、
    請求項1~4のいずれか1項に記載の情報処理プログラム。
  6. 前記条件文は、自然文であり、
    前記決定は、前記条件文を、特定された前記複数のデータ項目に含まれるデータ項目に対応する個々の要素に変換した条件データに基づき、前記対応の度合いを算出する、
    請求項1~5のいずれか1項に記載の情報処理プログラム。
  7. 前記コンピュータに、
    決定した前記提示の優先度に応じて、前記条件文、又は、前記条件文に対応するログデータ、を表す文を、前記業務改善に関する情報として提示するための提示データを生成する、処理を実行させる、
    請求項1~6のいずれか1項に記載の情報処理プログラム。
  8. コンピュータが、
    従業員の端末装置から取得されたログデータの中から、前記従業員の業務に関する作業時間帯、作業内容、及び、作業の量のいずれかに対応する複数のデータ項目を特定し、
    特定された前記複数のデータ項目に含まれるデータ項目に対応する要素を含む条件文と、特定された前記複数のデータ項目との対応の度合いに応じて、前記条件文、又は、前記条件文に対応するログデータ、を表す文についての、業務改善に関する情報としての提示の優先度を決定する、
    情報処理方法。
  9. 従業員の端末装置から取得されたログデータの中から、前記従業員の業務に関する作業時間帯、作業内容、及び、作業の量のいずれかに対応する複数のデータ項目を特定する特定部と、
    特定された前記複数のデータ項目に含まれるデータ項目に対応する要素を含む条件文と、特定された前記複数のデータ項目との対応の度合いに応じて、前記条件文、又は、前記条件文に対応するログデータ、を表す文についての、業務改善に関する情報としての提示の優先度を決定する決定部と、を備える、
    情報処理装置。
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