JP7435834B2 - レーザビーム溶接方法とその溶接機ならびに突合せ溶接継手の製造方法 - Google Patents
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Description
記
(1) 0.4≦t≦10.0
(2) 0.80≦v≦8.0
(3) 0<a≦1.0
(4) 50≦f≦400
(5) 0<p≦70
(6) 1.0≦V/g≦4.0
(7) 0.80≦h/t≦1.20
(8) 0.2≦w≦3.0
ここで、上記のtは鋼板の板厚(mm)、vは溶接速度(m/min)、aはレーザビームの回転幅(mm)、fはレーザビームの回転周波数(Hz)、pはレーザビームが回転する際に描く円の扁平率(%)、Vは単位時間あたりのフィラー供給量(mm3/min)、gは単位時間あたりに溶接する鋼板間の間隙体積(mm3/min)、hは溶接中央部の厚さ(mm)、wは溶接部の板厚方向の最小溶融幅(mm)である。
記
(7) 0.80≦h/t≦1.20
(8) 0.2≦w≦3.0
図1は、突き合わせた2枚の鋼板S1,S2を溶融接合する本発明のレーザビーム溶接機と溶接方法の概要を説明する一例図であり、(a)は全体像、(b)は(a)中に示したA部の拡大図である。上記溶接機は、レーザビームLを発振するレーザ発振器1と、上記レーザビームLを伝送する伝送系2と、上記レーザビームLを突き合せた鋼板間の間隙部4に照射する加工ヘッド3と、上記鋼板間の間隙部4にフィラー5を供給するフィラー供給装置6と、上記突き合わせた鋼板の突合せ位置と間隙部の幅Gを検出する検出器7と、上記フィラー供給装置6から鋼板間隙部4に供給するフィラー5の量を制御する制御部8とを有している。そして、上記加工ヘッド3から照射されたレーザビームLによって、突合せ部近傍の鋼板と上記鋼板間の間隙部4に供給されたフィラー5とを溶融・凝固することで溶接部(溶接金属)9を形成する。
本発明の突合せ溶接継手は、以下に説明する(1)、(7)および(8)の条件を満たしていることが必要である。
(1)0.4≦t≦10.0
まず、本発明の突合せ溶接継手を構成する鋼板の板厚t(mm)は、レーザビーム溶接が可能な板厚である0.4~10.0mmの範囲内にあることが好ましい。板厚tが0.4mm未満では、溶接時に溶落ちが起こり、穴あき等の欠陥が発生する虞があるため、レーザビームの出力を下げる必要があり、生産性を阻害する。一方、板厚tが10.0mmを超えると、通常、レーザビーム溶接に使用されている10kW程度以下の出力では投入熱エネルギーが不足し、後述する溶接金属の厚さ方向の最小溶融幅wを確保できなくなり、溶接速度を下げざるを得なくなる。そのため、高速溶接という本発明のメリットを得ることができなくなる。より好ましい板厚は1.0~4.0mmの範囲である。
図5は、突合せ溶接継手の溶接部の断面を示した模式図であり、突き合せた鋼板間には鋼板とフィラーとが溶融・混合して形成された溶接金属9が存在している。ここで、上記溶接金属9の幅中央部の厚さh(mm)は、突き合せた鋼板の板厚t(mm)に対する比(h/t)が0.80~1.20の範囲であることが好ましい。(h/t)が0.80未満では、溶接ビード(溶接金属)のアンダーフィル(溶接金属が凹んだ状態)が大きくなり過ぎ、応力集中が起こるために十分な強度が得られない。一方、1.20を超えると、溶接金属と母材の鋼板板厚との段差が大きくなり過ぎ、鋼板と溶接金属との境界部に応力が集中するため、例えば、溶接後、冷間圧延を行うような場合には、板破断を起こす原因となるため好ましくない。より好ましい(h/t)は0.9~1.1の範囲である。なお、突き合せた2枚の鋼板S1,S2の板厚が異なる場合の板厚tは、2枚の鋼板の平均板厚とする。
また、本発明の突合せ溶接継手は、図5に示した溶接金属の板厚方向の最小溶融幅w(mm)が、0.2~3.0mmの範囲内にあることが必要である。最小溶融幅wが0.2mm未満では、溶接金属の溶融不足により、突合せ継手の強度が十分に確保できない。一方、最小溶融幅wが3.0mmを超えると溶接金属の溶落ちが発生して上記(h/t)を確保できなくなったり、欠陥が発生したりする。好ましい最小溶融幅w(mm)は0.6~2.0mmの範囲である。
(2)溶接速度v:0.80~8.0m/min
本発明の突合せ溶接継手は、前述したように、板厚が0.4~10.0mmの鋼板を突き合わせてレーザビーム溶接したものである。上記レーザビーム溶接を行うときの溶接速度vは、0.80~8.0m/minの範囲とする必要がある。
溶接速度vが0.80m/minを下回ると、溶接単位長さあたりの投入熱エネルギーが過剰となり、溶落ちが発生して継手強度が確保できなくなる虞があるため好ましくない。一方、8.0m/minを超えると、逆に溶接単位長さあたりの投入熱エネルギーが不十分となり、溶け込み不足を起こして溶接金属の最小溶融幅wを確保できなくなる。好ましい溶接速度vは1.5~5.0m/minの範囲である。
本発明のレーザビーム溶接は、図3に示したように、レーザビームを溶接する鋼板間の間隙部を横切って(跨いで)円弧を描くように回転(揺動)しながら照射する。それにより、間隙部に供給されたフィラーと間隙部近傍の鋼板を溶融・凝固して溶接部(溶接金属)を形成することを特徴としている。上記レーザビームが円弧を描くときの幅(回転幅)aは、突き合せた鋼板間の間隙幅Gより大きく、かつ、0mm超え1.0mm以下とする必要がある。なお、上記回転幅aはレーザビーム径の中心間距離である。
レーザビームが円弧を描いて回転するときの回転速度(回転周波数f)は、50~400Hzの範囲とする必要がある。
回転周波数fが、50Hzを下回ると、溶接速度vに対する周波数fが小さく、隣り合うレーザビームの照射軌跡と重ならない部分が生じて、溶接不良が一定間隔で発生するようになる。一方、回転周波数fは、高いほど鋼板表面をレーザビームで均一に加熱することができるので、溶接部に形成されるビード表面を平滑化する効果が高まる。しかし、レーザビームが照射される部分について考えれば、周波数が上がるほどレーザビームの走査速度が上がり、照射時間が短くなって単位面積あたりの投入エネルギーが減少するので、高い溶接速度を確保するには、レーザビームの出力を高める必要がある。しかし、レーザビームの出力を高くし過ぎると、レーザビームが照射されたビード表面のスパッタ発生が激しくなり、却ってビード表面が粗くなってしまう。そのため、回転周波数の上限は400Hzとする。好ましい回転周波数fは100~200Hzの範囲である。
本発明のレーザビーム溶接においては、図3に示したように、レーザビームが円弧を描くように回転させながら溶接部に照射することを特徴としている。上記した円弧の形状は、溶接ヘッド3が停止しているときに描く円の扁平率pが0%超え70%以下の範囲であることが必要である。具体的には、上記停止時に描く円の溶接方向に直角方向の幅(前述した回転幅a)に対する溶接方向の幅bの比(b/a×100(%))を扁平率pとしたとき、上記扁平率pが0%超え70%以下の範囲であることが必要である。
鋼板を突合せ溶接する際、突き合せた鋼板間の間隙部にフィラーを供給する場合には、単位時間あたりに供給するフィラーの供給量V(mm3/min)は、単位時間あたりに溶接する間隙体積g(mm3/min)の1.0~4.0倍の範囲とする必要がある。V/gが1.0を下回ると、間隙部に供給するフィラーが少な過ぎて、形成されるビード(溶接金属)がアンダーフィルの状態となり、h/t≧0.80を達成できないため、十分な溶接強度を確保できなくなる。一方、V/gが4.0を超えると、逆にビードが鋼板に対して盛り上がり、鋼板と溶接金属の境界部に応力が集中するため、加工性を害するようになる。また、フィラーを溶融するために必要な熱エネルギーも上昇するため、溶接速度を低下するか、レーザ出力を高めることが必要となる。好ましいV/gは1.5~2.5の範囲である。
<溶接部の断面観察>
作製した溶接継手の溶接開始部、溶接長さ中央部、および、溶接終了部の3ヶ所についての溶接金属の断面組織を観察し、図5に示した溶接金属の幅中央部の厚さhおよび溶接金属の厚さ方向の最小溶融幅wを測定した。
<引張試験>
作製した溶接継手の溶接線長さ方向中央部から、JIS Z 2241に規定される引張試験片(板厚tが0.3~3mmまではJIS5号試験片、3mm超えはJIS14B試験片)を各3本ずつ採取し、引張試験を実施した。この際、引張試験片は、溶接部が平行部の長さ方向中央部に位置するように採取した。その結果、3本すべての引張試験片が母材破断したものを合格(○)、1本でも溶接部で破断したものは不合格(×)と評価した。
<張出試験>
溶接継手の溶接開始部、溶接中央部、および、溶接終了部の3箇所から、90mmφの円板状試験片を採取し、それぞれに対してエリクセン試験を模した球頭パンチを用いた張出試験を実施した。その結果、3箇所の試験片すべてが溶接金属以外の部分で破断したものを合格(○)、1箇所でも溶接金属あるいは溶接金属と母材鋼板の境界部に沿って破断をしたものは不合格(×)と評価した。
表1から、本発明の条件を満たすNo.2,5,14~16,21,26,31および37の発明例の溶接継手は、いずれもh/tが0.80~1.20で、溶接金属の溶融最小幅が0.2~3.0mmの範囲内にある。そのため、引張試験および張出試験の結果もすべて合格と評価された。
これに対して、比較例の溶接継手は、溶接金属のh/tおよび溶融最小幅wのいずれか1以上が本発明の条件を満たしていないため、引張試験では溶接部で破断したり、張出試験では溶接金属と鋼板の境界部に沿って破断が発生したりしていた。
例えば、No.1は、板厚が薄過ぎたため、溶落ちを起こして、h/tが0.80未満、溶融最小幅wが0.1mmしかなかった。一方、No.42は、板厚が厚過ぎたため、10kWのレーザ出力では投入熱エネルギーが不足し、溶融最小幅wが0.2mmを確保できていない。
また、No.3の溶接接手は、溶接速度が速過ぎて、単位面積あたりの投入熱エネルギーが不足したため、最小溶融幅wが0.1mmでしかない。逆に、No.36の溶接継手は、溶接速度が本発明範囲より低いため、低いh/tとなっている。
また、No.6~8,10~12,17~19,22~24,27~29,32~34および38~40の溶接継手は、レーザビームの回転幅a、回転周波数fおよび扁平率pのうちのいずれかが本発明の範囲外であったため、h/tが0.80を下回っている。
また、No.13の溶接接手は、V/gが1.0を下回っているためh/tが0.80より小さくなっている。逆に、No.4,9,20,25,30,35および41の溶接継手は、V/gが大き過ぎたため、h/tが1.20を超えている。
2:伝送系
3:加工ヘッド
4:鋼板間の間隙部
5:フィラー
6:フィラー供給装置
7、7a、7b:間隙部の幅検出器
8:演算器
9:溶接金属(溶接部)
10a、10b:ミラー
L:レーザビーム
S1、S2:鋼板
a:レーザビームが描く円弧の溶接直角方法の幅(回転幅)
b:レーザビームが描く円弧の溶接方向の幅
d:溶接方向
G:鋼板間の間隙幅
h:溶接金属の幅中央の厚さ
w:溶接金属の厚さ方向の最小溶融幅
Claims (4)
- 突き合わせた板厚が0.4~10.0mmの鋼板間の間隙部にフィラーを供給しつつレーザビームを照射して突合せ部の鋼板とフィラーを溶融・凝固させて溶接金属を形成し、上記突き合わせた鋼板を溶融接合するレーザビーム溶接方法において、
上記レーザビームを、鋼板間隙部を跨いで回転しながら照射するとともに、
上記間隙部に供給するフィラーの単位時間当たりの供給量を、単位時間当たりに溶接する鋼板間の間隙体積に対して所定の範囲内に制御することを特徴とするレーザビーム溶接方法。 - 下記の(1)~(6)のすべての条件を満たして溶接を行うことで、下記の(7)および(8)の条件を満たす溶接金属を形成することを特徴とする請求項1に記載のレーザビーム溶接方法。
記
(1) 0.4≦t≦10.0
(2) 0.80≦v≦8.0
(3) 0<a≦1.0
(4) 50≦f≦400
(5) 0<p≦70
(6) 1.0≦V/g≦4.0
(7) 0.80≦h/t≦1.20
(8) 0.2≦w≦3.0
ここで、上記のtは鋼板の板厚(mm)、vは溶接速度(m/min)、aはレーザビームの回転幅(mm)、fはレーザビームの回転周波数(Hz)、pはレーザビームが回転する際に描く円の扁平率(%)、Vは単位時間あたりのフィラー供給量(mm3/min)、gは単位時間あたりに溶接する鋼板間の間隙体積(mm3/min)、hは溶接中央部の厚さ(mm)、wは溶接部の板厚方向の最小溶融幅(mm)である。 - 突き合わせた板厚が0.4~10.0mmの鋼板を溶融接合するレーザビーム溶接機であって、
レーザビームを発振するレーザ発振器と、
上記レーザビームを伝送する伝送系と、
上記レーザビームを回転しながら鋼板間隙部を跨いで照射する加工ヘッドと、
上記間隙部にフィラーを供給するフィラー供給装置と、
上記突き合わせた鋼板の突合せ位置と間隙幅を検出する検出器と、
フィラー供給装置から鋼板間隙部に供給するフィラーの量を制御する制御部とを有し、
上記制御部は、溶接速度と上記検出器で検出した間隙幅から算出される単位時間あたりに溶接する溶接間隙体積に応じてフィラー供給装置から供給するフィラーの供給量を所定の範囲に制御する機能を有することを特徴とするレーザビーム溶接機。 - 請求項1または2に記載のレーザビーム溶接方法を用いて板厚tが0.4~10.0mmの鋼板の突合せ溶接継手を製造する方法において、
上記溶接継手の溶接部が、鋼板とフィラーから構成された溶接金属を有し、かつ、
上記溶接金属の幅中央部の厚さhおよび厚さ方向の溶融最小幅wが、下記(7)および(8)の条件を満たすよう溶接することを特徴とする突合せレーザビーム溶接継手の製造方法。
記
(7) 0.80≦h/t≦1.20
(8) 0.2≦w≦3.0
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