JP7435053B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、見積時の印刷コストと実行時の印刷コストとの相違を報知するための技術に関する。
例えば、特許文献1には、印刷ジョブにかかる印刷コストを印刷開始前に算出して表示し、印刷開始指示がある場合に印刷を実行する画像形成装置が開示されている。
特開2010-157071号公報
しかしながら、上記の画像形成装置では、見積時の印刷コストに比べて、後日に同じ印刷を実行するときの実行時の印刷コストが高くなっているときでも、印刷が実行されることがある。この場合には、印刷実行後に、見積時の印刷コストとの差異にユーザーが気付き、ユーザーにとって不利益が生じるという問題がある。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、見積時設定情報と実行時設定情報とに差異がある場合にユーザーに報知でき、ユーザーの不利益を低減することを可能にすることを目的とする。
本発明の一局面に係る画像形成装置は、記録媒体に画像を印刷する印刷部と、ユーザーに対する報知を行う報知部と、印刷ジョブと当該印刷ジョブの見積指示とを受け付ける受付部と、前記受付部が受け付けた前記印刷ジョブを記憶する記憶部と、前記受付部が見積指示を受け付けた場合に、前記記憶部に記憶された前記印刷ジョブにかかる印刷コストを含む見積時設定情報を事前に生成する生成部と、前記生成部が生成した前記見積時設定情報を前記記憶部に記憶された前記印刷ジョブに関連付けて記憶させる制御部と、を備え、前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記印刷ジョブの実行指示があると、当該実行指示時点における当該印刷ジョブにかかる印刷コストを含む実行時設定情報を前記生成部に生成させ、前記印刷ジョブの実行開始前において、前記実行時設定情報と前記見積時設定情報とに差異がある場合に、前記報知部にユーザーに対する報知を行わせると共に、当該印刷ジョブにかかる印刷を前記印刷部に実行させず、前記実行時設定情報と前記見積時設定情報とに差異がない場合に、前記報知部にユーザーに対する報知を行わせることなく、当該印刷ジョブにかかる印刷を前記印刷部に実行させる、ものである。
本発明によれば、見積時設定情報と実行時設定情報とに差異がある場合にユーザーに報知でき、ユーザーの不利益を低減することができる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の外観を示す斜視図である。 画像形成装置の内部構成を示すブロック図である。 (A)は印刷に関する各設定項目の値段情報を記憶した記憶テーブルの一例を示す図、(B)は変更後の値段情報を記憶した記憶テーブルの一例を示す図である。 第1実施形態に係る画像形成装置による印刷処理の一例を示すフローチャートである。 (A)は画像形成装置の表示部に表示された機能選択画面の一例を示す図、(B)は画像形成装置の表示部に表示された見積印刷の選択画面の一例を示す図である。 図4に示す見積時処理の一例を示すフローチャートである。 画像形成装置の表示部に表示された見積対象の印刷ジョブの選択画面の一例を示す図である。 (A)は見積時設定情報の一例を示す図、(B)は実行時設定情報の一例を示す図である。 画像形成装置の表示部に表示された見積済みの印刷ジョブの実行指示画面の一例を示す図である。 図4に示す実行時処理の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態における警告画面の一例を示す図である。 第2実施形態に係る画像形成装置による実行時処理の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態における警告画面の一例を示す図である。 第2実施形態における実行時設定情報及び候補設定情報の一例を示す図である。 第2実施形態における候補設定情報による印刷ジョブの実行指示画面の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置1について図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の外観を示す斜視図である。画像形成装置1は、ファクシミリ機能、コピー機能、プリンター機能、及びスキャナー機能等の複数の機能を兼ね備えた複合機である。
画像形成装置1の筐体7には、画像形成装置1の様々な機能を実現するための複数の機器が収容されている。例えば、筐体7には、画像読取部5、画像形成部12(図2参照)、定着部13(図2参照)、及び給紙部30等が収容されている。
画像読取部5は、原稿を搬送する原稿搬送部6と、原稿搬送部6により搬送されてくる原稿又は不図示のコンタクトガラスに載置された原稿を光学的に読み取るスキャナーと、を含むADF(Auto Document Feeder)である。画像読取部5は、光照射部により原稿を照射し、その反射光をCCD(Charge-Coupled Device)センサーで受光することにより、原稿から画像を読み取って画像データを取得する。
画像形成部12は、感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、及び転写装置を含む。画像形成部12は、画像読取部5によって取得された画像データ、又は、ネットワーク回線を介して接続されたパーソナルコンピューター及び他のファクシミリ装置等から送られてくる画像データに基づいて、給紙部30から供給される記録紙などの記録媒体にトナー像を形成する。
定着部13は、画像形成部12の画像形成処理により表面にトナー像が形成された記録紙を加熱し、熱圧着によりトナー像を記録紙に定着させる定着処理を行う。定着部13による定着処理を受けた後、画像が印刷された記録紙は排紙トレイ4に排出される。
給紙部30は、用紙カセットに収容された記録紙、又は手差しトレイに載置された記録紙を図示しないピックアップローラーによって1枚ずつ引出して画像形成部12へと送り出す。
画像形成装置1は、画像読取部5の近傍であって、画像形成装置1の正面側に操作部47を備える。操作部47は、画像形成装置1が実行可能な各種機能について、ユーザーによって入力される指示を受け付けるハードキー、ソフトキーなどを備える入力装置である。例えば、画像形成装置1のユーザーは、原稿搬送部6に印刷対象の原稿を載置し、操作部47を介した入力によって印刷設定を設定して印刷の開始を指示することで、コピー機能による印刷を実行できる。
操作部47は、タッチパネル式の表示部473を備えている。表示部473は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(OLED:Organic Light-Emitting Diode)などの表示装置である。表示部473は、画像形成装置1に搭載された各種機能についての設定を行なうための各種の画面を表示する。また、表示部473は、前面にタッチパネルを備える表示装置である。このため、画面表示されるボタンやキーにユーザーが触れることで画像形成装置1を操作することが可能である。
また、表示部473は、ユーザーに対する報知として、例えば、後述する図11に示す報知画面を表示する。なお、表示部473は、特許請求の範囲における報知部の一例である。
図2は、画像形成装置の内部構成を示すブロック図である。画像形成装置1は、制御ユニット10、原稿搬送部6、画像読取部5、画像形成部12、定着部13、給紙部30、操作部47、画像処理部31、画像メモリー32、HDD92、ファクシミリ通信部71、及びネットワークインターフェイス部91等を備える。なお、図1を用いて説明した構成要素と同じものには同じ番号を付し、説明を省略する。
画像処理部31は、画像読取部5によって取得された画像データに対して、必要に応じて画像処理を実行する。例えば、画像処理部31は、画像読取部5により読み取られた画像が画像形成部12により画像形成された後の品質を向上させるために、シェーディング補正等の予め定められた画像処理を行う。
画像メモリー32は、画像読取部5によって取得された画像データを一時的に記憶する領域を含む。例えば、画像メモリー32は、画像形成部12による画像形成の対象となる画像データを一時的に記憶する。
HDD(Hard Disk Drive)92は、各種のデータやプログラム、画像読取部5によって読み取られた原稿の画像データ、画像形成部12による画像形成の対象となる画像データ等を記憶する大容量の記憶装置である。また、HDD92には、上記の各画像データ、又は、パーソナルコンピューター20からの印刷ジョブなどが保存可能なユーザーボックスが、ユーザー毎に用意されている。なお、HDD92は、特許請求の範囲における記憶部の一例である。
ファクシミリ通信部71は、図略の符号化/復号化部、変復調部及びNCU(Network Control Unit)を備え、公衆電話回線網を用いてのファクシミリの送信を行うものである。
ネットワークインターフェイス部91は、LANボード等の通信モジュールから構成され、当該ネットワークインターフェイス部91に接続されたLAN等を介して、LAN又はネットワーク上のパーソナルコンピューター20等と種々のデータの送受信を行う。例えば、画像形成装置1は、ネットワークインターフェイス部91を介してパーソナルコンピューター20から送信された印刷ジョブが、HDD92内に予め定められたユーザーボックスに記憶する。画像形成装置1は、ユーザーによる操作部47の操作により、ユーザーボックスに記憶された印刷ジョブが選択され、印刷の開始の指示があると、プリンター機能による印刷ジョブを実行する。
制御ユニット10は、プロセッサー、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)などから構成される。プロセッサーは、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等である。
制御ユニット10は、HDD92に記憶された制御プログラムが上記プロセッサーで実行されることにより、制御部100、受付部101、生成部102として機能する。なお、制御ユニット10の上記の各構成要素は、前述の制御プログラムに基づく動作によらず、それぞれハード回路により構成されてもよい。
制御部100は、画像形成装置1の全体的な動作制御を司る。また、制御部100は、原稿搬送部6、画像読取部5、画像形成部12、定着部13、給紙部30、操作部47、画像処理部31、画像メモリー32、HDD92、ファクシミリ通信部71、及びネットワークインターフェイス部91等と電気的に接続される。画像形成部12、定着部13、給紙部30、画像処理部31、及び画像メモリー32は、記録紙に画像を印刷する印刷ジョブに基づく印刷を実行する印刷部11として機能する。
受付部101は、例えば、パーソナルコンピューター20からの印刷ジョブと当該印刷ジョブの見積指示とを受け付ける。
HDD92は、パーソナルコンピューター20からの印刷ジョブを、予め定められたユーザーボックスに保存して記憶する。
また、HDD92は、図3(A)に示すように、印刷に関する予め定められた複数の設定項目と、各設定項目の設定内容と、各設定内容に対応付けられた値段情報とをそれぞれ対応付けて予め記憶した記憶テーブルTBを備えている。図3(A)は、印刷に関する各設定項目の値段情報を記憶した記憶テーブルの一例を示す図である。
ここでは、記憶テーブルTBの複数の設定項目として、例えば、「カラー設定」の項目M1、「用紙種」の項目M2、及び、フルカラーの「トナー消費量」の項目M3がある。そして、「カラー設定」の項目M1には、例えば「フルカラー」又は「モノクロ」という設定内容がある。「用紙種」の項目M2には、例えば「普通紙」又は「更紙」という設定内容がある。「トナー消費量」の項目M3には、例えば、「20%」、「40%」、…「100%」という1枚当たりのトナー消費量を示す内容がある。なお、フルカラーの「トナー消費量」の項目M3とは別に、図示しないモノクロの「トナー消費量」の項目も設けられている。
記憶テーブルTBには、「フルカラー」の単価が「10円/枚」であることを示す値段情報P1が「フルカラー」の設定内容に、「モノクロ」の単価が「2円/枚」であることを示す値段情報P1が「モノクロ」の設定内容に、それぞれ対応付けて記憶されている。また、「普通紙」の単価が「5円/枚」であることを示す値段情報P1が「普通紙」の設定内容に、「更紙」の単価が「2円/枚」であることを示す値段情報P1が「更紙」の設定内容に、それぞれ対応付けて記憶されている。また、トナー消費量が「20%」であるときの単価が「5円/枚」であることを示す値段情報P1が「20%」の内容に、トナー消費量が「40%」であるときの単価が「10円/枚」であることを示す値段情報P1が「40%」の内容に、トナー消費量が「100%」であるときの単価が「25円/枚」であることを示す値段情報P1が「100%」の内容に、それぞれ対応付けて記憶されている。上記した値段情報P1は、画像形成装置1のサービスの提供者又は管理者等によって任意に設定される金額である。
ところで、受付部101は、画像形成装置1のサービスの提供者又は管理者等による操作部47への操作に従って、変更後の値段情報P1を受け付ける。図3(B)は、変更後の値段情報を記憶した記憶テーブルの一例を示す図である。HDD92は、制御部100による制御の下、図3(B)に示すように、複数の値段情報のうちで選択された値段情報P1を受付部101が受け付けた変更後の値段情報P1に変更して記憶する。例えば、市場などにおいてトナーの価格が変化した場合には、受付部101は、変更後の値段情報P1を受け付ける。図3(B)では、トナー消費量の各値段情報P1が変更されている。
生成部102は、受付部101が見積指示を受け付けた場合に、HDD92の予め定められたユーザーボックスに記憶された印刷ジョブにかかる印刷コストを含む見積時設定情報を事前に生成する。
具体的には、生成部102は、HDD92の予め定められたユーザーボックスに記憶された印刷ジョブについての設定項目の内容を特定する。例えば、生成部102は、印刷ジョブについての設定項目として、カラー設定の設定内容、用紙種の設定内容、トナー消費量とをそれぞれ特定する。ここでは、印刷ジョブに含まれるカラー設定及び用紙種の設定内容がそれぞれ「フルカラー」、「普通紙」であったとし、生成部102はそれらを特定する。この印刷ジョブは、原稿1枚分の画像データを予め定められた枚数(例えば200枚)印刷するというジョブであり、当該原稿1枚のトナー消費量が「20%」であったとし、生成部102はこれを特定する。
なお、トナー消費量については、生成部102が、印刷ジョブにかかる印刷対象の画像データ、又は、印刷対象の文書データなどに基づいて算出する。トナー消費量の算出方法については、一般的な方法であればよく、特に限定されない。例えば、画像データの印字率又は文書データの印字率に基づいてトナー消費量を算出してもよいし、ピクセルカウントによってトナー消費量を算出してもよい。
続いて、生成部102は、当該特定した設定項目の内容とこれに対応する値段情報とを用いて当該印刷ジョブ内容にかかる見積時の印刷コストを算出する。例えば、生成部102は、印刷ジョブにかかる印刷コストを、カラー設定の設定内容、用紙種の設定内容、及びトナー消費量のそれぞれに応じた値段情報P1の合計に、印刷枚数を掛け合わせて算出する。例えば、カラー設定において「フルカラー」が設定され、用紙種において「普通紙」が設定され、トナー消費量が「20%」の場合であって、印刷枚数が「200(枚)」に設定されている場合(以下、印刷設定を、単に「フルカラー」、「普通紙」、「20%」、及び「200(枚)」のように記す。)、下記式(1)により、印刷コストは、4000円となる。
(10(円)+5(円)+5(円))×200(枚)=4000(円)…式(1)
続いて、生成部102は、当該特定した設定項目の内容と当該算出した見積時の印刷コストとを含めた情報を、見積時設定情報として生成する。
制御部100は、生成部102が生成した見積時設定情報をHDD92に記憶された印刷ジョブに関連付けて記憶させる。
制御部100は、HDD92に記憶された印刷ジョブの実行指示があると、当該実行指示時点における当該印刷ジョブにかかる印刷コストを含む実行時設定情報を生成部102に生成させる。
生成部102は、HDD92に記憶された印刷ジョブについての設定項目の内容に関する本体設定の内容を特定し、当該特定した本体設定の内容とこれに対応する値段情報とを用いて当該印刷ジョブ内容にかかる実行時の印刷コストを算出し、当該特定した本体設定の内容と当該算出した実行時の印刷コストとを含めた情報を、実行時設定情報として生成する。
そして、制御部100は、実行時設定情報と見積時設定情報とに差異がある場合に、表示部473にユーザーに対する報知画面を表示させると共に、当該印刷ジョブにかかる印刷を印刷部11に実行させない。一方、制御部100は、実行時設定情報と見積時設定情報とに差異がない場合に、表示部473にユーザーに対する報知画面を表示させることなく、当該印刷ジョブにかかる印刷を印刷部11に実行させる。
次に、第1実施形態の画像形成装置1による印刷処理について説明する。図4は、第1実施形態に係る画像形成装置による印刷処理の一例を示すフローチャートである。
ここでは、上記したようにHDD92のユーザーボックスには、パーソナルコンピューター20からの印刷ジョブが記憶されているとする。この印刷ジョブは、原稿1枚分の画像データを、上記印刷設定(「フルカラー」、「普通紙」、「20%」、及び「200(枚)」)で印刷するというジョブであるとする。
また、制御部100は、図5(A)に示す表示画面を表示部473に表示させているとする。図5(A)は、画像形成装置の表示部に表示された機能選択画面の一例を示す図である。
制御部100は、見積印刷であるか否かを判定する(S1)。例えば、表示部473の図5(A)に示す表示画面中の見積印刷ボタンB1の押下操作が受付部101に受け付けられると、制御部100は、見積印刷であると判定し(S1でYES)、図5(B)に示す見積印刷の選択画面を表示部473に表示させる。
一方、図4のS1において、制御部100は、見積印刷でないと判定すると(S1でNO)、通常の印刷処理を印刷部11に実行させる(S6)。
続いて、制御部100は、見積済みであるか否かを判定する(S2)。例えば、表示部473の図5(B)に示す表示画面中の見積ボタンB11の押下操作が受付部101に受け付けられると、制御部100は、見積済みでないと判定し(S2でNO)、見積時処理を実行する(S3)。
図6は、図4に示す見積時処理の一例を示すフローチャートである。図6に示すように、制御部100は、ユーザーによる選択操作に従って印刷ジョブを選択する(S31)。例えば、制御部100は、見積済みでないと判定すると(S2でNO)、図7に示す選択画面を表示部473に表示させる。図7は、画像形成装置の表示部に表示された見積対象の印刷ジョブの選択画面の一例を示す図である。制御部100は、図7に示す選択画面に、HDD92内のユーザーボックスに記憶された印刷ジョブを示すジョブ画像J1を表示させる。ここでは、制御部100は、1つのジョブ画像J1のみを表示させているが、複数の印刷ジョブが記憶されている場合には複数のジョブ画像を表示させる。制御部100は、ユーザーによるジョブ画像J1の選択操作があると、ジョブ画像J1の右隅にチェックマークCKを表示させる。これで、印刷ジョブが選択されたことになる。
続いて、制御部100は、表示部473の図7に示す選択画面中の見積開始ボタンB111の押下操作が受付部101に受け付けられると、見積時設定情報を生成する(S32)。なお、制御部100は、図7に示す選択画面中の見積開始ボタンB111が押下されず、「戻る」ボタンB112の押下された場合、見積を開始せずに、表示部473に図5(B)に示す表示画面を表示させる。
具体的には、生成部102は、HDD92のユーザーボックスに記憶された印刷ジョブ、すなわち、ユーザーが選択したジョブ画像J1が示す印刷ジョブについての設定項目の内容を特定する。ここでは、当該印刷ジョブは、原稿1枚分の画像データを、上記印刷設定(「フルカラー」、「普通紙」、「20%」、及び「200(枚)」)で印刷するというジョブである。このため、生成部102は、印刷ジョブについての設定項目として、カラー設定及び用紙種の設定内容がそれぞれ「フルカラー」、「普通紙」であると特定する。また、生成部102は、上記した既知のトナー消費量の算出方法を用いて、トナー消費量を特定する。例えば、生成部102は、印刷ジョブの画像データ(ここでは原稿1枚分の画像データである)の印字率に基づいてトナー消費量が「20%」であることを特定する。
続いて、生成部102は、印刷ジョブにかかる印刷コストを、カラー設定の設定内容、用紙種の設定内容、及びトナー消費量のそれぞれに応じた値段情報P1の合計に、印刷枚数を掛け合わせて算出する。ここでは、カラー設定において「フルカラー」が設定され、用紙種において「普通紙」が設定され、トナー消費量が「20%」であり、印刷枚数が「200(枚)」に設定されていると生成部102が特定する。そして、生成部102は、前述した式(1)を用いて、印刷コストが4000円であると算出する。
続いて、生成部102は、当該特定した設定項目の内容(「フルカラー」、「普通紙」、「20%」、及び「200(枚)」)と当該算出した見積時の印刷コスト(「4000(円)」)とを含めた情報を、見積時設定情報として生成する。
制御部100は、図8(A)に示すように、生成部102が生成した見積時設定情報ESを、HDD92に記憶されたジョブ番号が「0001」である印刷ジョブに関連付けて記憶させる(S33)。図8(A)は、見積時設定情報の一例を示す図である。制御部100は、S33のあと、図6に示す見積時処理を終了させる。
なお、制御部100は、図8(A)に示す見積時設定情報ESを表示部473に表示させるようにしてもよい。
図4に戻って、S3のあと、制御部100は、印刷実行指示の有無を判定する(S4)。ここでは、ユーザーは、上記したように印刷ジョブについての見積のみ実行を指示し、印刷の実行を後日に行うため、この時点では印刷の実行を保留したとする。例えば、制御部100は、図5(B)に示す表示画面における「戻る」ボタンB13の押下された場合、印刷実行指示無し(S4でNO)、図4に示す印刷処理を終了させる。
なおここで、上記した見積時処理(S3)の実行後から、例えば、数日(あるいは数か月など)が経過したときに、見積済みの印刷ジョブの印刷実行をユーザーが指示する場合について説明する。
制御部100は、図4に示すように、見積印刷であるか否かを判定する(S1)。例えば、表示部473の図5(A)に示す表示画面中の見積印刷ボタンB1の押下操作が受付部101に受け付けられると、制御部100は、見積印刷であると判定し(S1でYES)、図5(B)に示す見積印刷の選択画面を表示部473に表示させる。
続いて、制御部100は、見積済みであるか否かを判定する(S2)。例えば、表示部473の図5(B)に示す表示画面中の実行ボタンB12の押下操作が受付部101に受け付けられると、制御部100は、見積済みであると判定し(S2でYES)、図9に示す選択画面を表示部473に表示させる。図9は、画像形成装置の表示部に表示された見積済みの印刷ジョブの実行指示画面の一例を示す図である。
制御部100は、図9に示す選択画面に、HDD92内のユーザーボックスに記憶された見積済みの印刷ジョブを示すジョブ画像J1を表示させる。制御部100は、ユーザーによる見積済みのジョブ画像J1の選択操作があると、見積済みのジョブ画像J1の右隅にチェックマークCKを表示させる。これで、見積済みの印刷ジョブが選択されたことになる。
続いて、制御部100は、表示部473の図9に示す選択画面中の印刷実行ボタンB121の押下操作が受付部101に受け付けられた場合、印刷実行指示ありと判定し(S4でYES)、実行時処理を実行する(S5)。なお、制御部100は、図9に示す選択画面中の印刷実行ボタンB121が押下されず、「戻る」ボタンB122の押下された場合、印刷実行を開始せずに、表示部473に図5(B)に示す表示画面を表示させる。
図10は、図4に示す実行時処理の一例を示すフローチャートである。図10に示すように、制御部100は、図9に示す見積済みのジョブ画像J1が示す印刷ジョブにかかる印刷コストを含む実行時設定情報を生成部102に生成させる(S51)。
具体的には、生成部102は、HDD92に記憶された見積済みの印刷ジョブについての設定項目の内容に関する本体設定の内容を特定する。例えば、生成部102は、図8(A)に示す見積時設定情報ESを用いて、HDD92に記憶されたジョブ番号が「0001」である印刷ジョブについての設定項目の内容がが「フルカラー」、「普通紙」、「20%」及び「200(枚)」であることを特定する。
なお、HDD92には、画像形成装置1の本体設定の内容(例えば、カラー設定がモノクロ又はフルカラーに対応可能であること、給紙部30の何れかの用紙カセットに収容された記録紙として普通紙が設定されていること、給紙部30の用紙カセットに収容されている普通紙の枚数が「200(枚)」以上であることなど)が予め記憶されている。なお、用紙カセットには、紙枚数検出センサーが設けられており、収容枚数が概ね20枚単位で段階的に検出可能となっている。例えば、用紙カセットに最大300枚の記録紙が収容可能であり、紙枚数検出センサーは、収容枚数について、20枚、40枚、…、280枚、300枚というように段階的に検出することが可能である。
生成部102は、見積済みの印刷ジョブについての設定項目の内容としての「フルカラー」、「普通紙」及び「200(枚)」に対応する本体設定の内容が「フルカラー」、「普通紙」及び「200(枚)」であることを特定する。また、生成部102は、見積済みの印刷ジョブについての設定項目の内容としてのトナー消費量が「20%」であることについては、本体設定の内容ではないが、実行時の印刷コストを算出するために必要であるので、本体設定の内容として特定する。
続いて、生成部102は、当該特定した本体設定の内容とこれに対応する値段情報とを用いて当該印刷ジョブ内容にかかる実行時の印刷コストを算出する。
具体的には、生成部102は、実行時の印刷ジョブにかかる印刷コストを、当該実行時のカラー設定の設定内容、用紙種の設定内容、及びトナー消費量のそれぞれに応じた値段情報P1の合計に、印刷枚数を掛け合わせて算出する。ここでは、実行時の本体設定の内容が、「フルカラー」、「普通紙」、トナー消費量が「20%」、印刷枚数が「200(枚)」であると生成部102が特定する。また、実行時の記憶テーブルTBでは、図3(B)に示すようにトナー消費量の各値段情報P1が変更されているとする。そして、生成部102は、下記式(2)を用いて、印刷コストが4200円であると算出する。
(10(円)+5(円)+6(円))×200(枚)=4200(円)…式(2)
続いて、生成部102は、当該特定した本体設定の内容(「フルカラー」、「普通紙」、「20%」、及び「200(枚)」)と当該算出した実行時の印刷コスト(「4200(円)」)とを含めた情報を、実行時設定情報として生成する(S51)。
制御部100は、図8(B)に示すように、生成部102が生成した実行時設定情報RCを、HDD92に記憶されたジョブ番号が「0001」である印刷ジョブに関連付けて、図8(A)に示す見積時設定情報ESとは別に記憶させる。図8(B)は、実行時設定情報の一例を示す図である。
そして、制御部100は、HDD92に記憶された実行時設定情報RCと見積時設定情報ESとを比較する(S52)。ここでは、実行時設定情報RCの印刷コスト(「4200(円)」)と見積時設定情報ESの印刷コスト(「4000(円)」)に差異があり、それ以外については差異がないとする。
制御部100は、実行時設定情報RCの印刷コスト(「4200(円)」)と見積時設定情報ESの印刷コスト(「4000(円)」)に差異があると判定し(S53でYES)、図11に示す報知画面を表示部473に表示させる報知を実行させる(S54)。図11は、第1実施形態における警告画面の一例を示す図である。制御部100は、図11に示すように、「見積時の印刷コストを超えています!」というメッセージWM1と、「見積時:4000円<実行時:4200円」というメッセージWM2とを含む報知画面を表示部473に表示させる。制御部100は、当該印刷ジョブにかかる印刷を印刷部11に実行させない。
S54のあと、制御部100は、実行指示の有無を判定する(S55)。例えば、制御部100は、図11に示す報知画面における実行ボタンB3の押下操作が受付部101に受け付けられると、実行指示有と判定し(S55でYES)、印刷を実行する(S56)。そして、制御部100は、印刷部11による印刷が完了した後、ユーザーボックスに記憶された印刷ジョブを消去し、見積時設定情報ESと実行時設定情報RCとを消去する。
一方、制御部100は、図11に示す報知画面における中止ボタンB4が押下された場合(S55でNO)、印刷を開始することなく、図10に示す処理を終了させ、図4に示す処理を終了させる。
ところで、図10に示すS53において、制御部100は、実行時設定情報RCと見積時設定情報ESとに差異がない場合(S53でNO)、表示部473にユーザーに対する報知画面を表示させることなく、当該印刷ジョブにかかる印刷を印刷部11に実行させる(S56)。
例えば、実行時において図3(A)に示す記憶テーブルTBであれば、生成部102は、前述した式(1)を用いて、実行時の印刷コストが4000円であると算出する。制御部100は、実行時設定情報RCの印刷コスト(「4000(円)」)と見積時設定情報ESの印刷コスト(「4000(円)」)に差異がなく、それ以外についても差異がないと判定し(S53でNO)、表示部473にユーザーに対する報知画面を表示させることなく、当該印刷ジョブにかかる印刷を印刷部11に実行させる(S56)。そして、制御部100は、印刷部11による印刷が完了した後、ユーザーボックスに記憶された印刷ジョブを消去し、見積時設定情報ESと実行時設定情報RCとを消去する。
上記の第1実施形態の画像形成装置1によれば、生成部102は、受付部101が見積指示を受け付けた場合に、HDD92に記憶された印刷ジョブにかかる印刷コストを含む見積時設定情報ESを事前に生成する。制御部100は、生成部102が生成した見積時設定情報ESをHDD92に記憶された印刷ジョブに関連付けて記憶させる。更に、制御部100は、HDD92に記憶された印刷ジョブの実行指示があると、当該実行指示時点における当該印刷ジョブにかかる印刷コストを含む実行時設定情報RCを生成部102に生成させる。そして、制御部100は、実行時設定情報RCと見積時設定情報ESとに差異がある場合に、表示部473に報知画面を表示させると共に、当該印刷ジョブにかかる印刷を印刷部に実行させない。一方、制御部100は、実行時設定情報RCと見積時設定情報ESとに差異がない場合に、表示部473に報知画面を表示させることなく、当該印刷ジョブにかかる印刷を印刷部に実行させる。これにより、見積時設定情報ESと実行時設定情報RCとに差異がある場合にユーザーに報知でき、ユーザーの不利益を低減することができる。
また、制御部100は、見積時設定情報ESに含まれる見積時の印刷コストに比べて、実行時設定情報RCに含まれる実行時の印刷コストの方が高い場合に、表示部473に報知画面を表示させると共に、当該印刷ジョブにかかる印刷を印刷部に実行させない。例えば、図3(B)に示す実行時の記憶テーブルTBは、トナー消費量の各値段情報P1が高い値に変更されていたので、制御部100は、実行時設定情報RCの印刷コスト(「4200(円)」)が見積時設定情報ESの印刷コスト(「4000(円)」)よりも高いと判定し、報知画面を表示部473に表示させて、当該印刷ジョブにかかる印刷を印刷部に実行させない。このため、見積時の印刷コストよりも高い印刷コストで印刷が実行されることを防止できる。これにより、ユーザーの不利益を低減することができる。
一方、制御部100は、見積時設定情報ESに含まれる見積時の印刷コストに比べて、実行時設定情報RCに含まれる実行時の印刷コストの方が低い場合に、実行時設定情報RCと見積時設定情報ESとに差異がないとし、表示部473に報知画面を表示させることなく、当該印刷ジョブにかかる印刷を印刷部に実行させる。例えば、図3(B)に示す実行時の記憶テーブルTBは、トナー消費量の各値段情報P1が高い値に変更されていたが、仮に安い値に変更されていたとする。トナー消費量が「20%」であるときの単価が「4円/枚」であることを示す値段情報P1に変更されていたとする。この場合には、生成部102は、下記式(3)を用いて、印刷コストが3800円であると算出する。
(10(円)+5(円)+4(円))×200(枚)=3800(円)…式(3)
制御部100は、実行時設定情報RCの印刷コスト(「3800(円)」)が見積時設定情報ESの印刷コスト(「4000(円)」)よりも低いと判定し、報知画面を表示部473に表示させることなく、当該印刷ジョブにかかる印刷を印刷部に実行させる。この場合には、見積時の印刷コストよりも低い印刷コストで印刷が実行されるため、ユーザーに不利益が生じない。また、不必要な報知が行われないので、印刷を迅速に実行することができる。
また、制御部100は、見積時設定情報ESに含まれる設定情報のうちで見積時の印刷コスト以外の印刷設定情報と、実行時設定情報RCに含まれる設定情報のうちで実行時の印刷コスト以外の印刷設定情報とに差異がある場合に、表示部473に報知画面を表示させると共に、当該印刷ジョブにかかる印刷を印刷部に実行させない。例えば、HDD92には、画像形成装置1の本体設定の内容(例えば、カラー設定がモノクロ又はフルカラーに対応可能であること、給紙部30に更紙が設定されていること、給紙部30に更紙が「200(枚)」以上収納されていることなど)が予め記憶されているとする。この場合には、制御部100は、見積時設定情報ESに含まれる設定情報のうちで見積時の印刷コスト以外の印刷設定情報(用紙種が「普通紙」)と、実行時設定情報RCに含まれる設定情報のうちで実行時の印刷コスト以外の印刷設定情報(用紙種が「更紙」)とに差異があると判定し、報知画面を表示部473に表示させて、当該印刷ジョブにかかる印刷を印刷部に実行させない。このため、見積時の印刷設定情報とは異なる内容の実行時の印刷設定情報で印刷が実行されることを防止できる。これにより、ユーザーの不利益を低減することができる。
一方、制御部100は、見積時の印刷設定情報と実行時の印刷設定情報とに差異がない場合に、表示部473に報知画面を表示させることなく、当該印刷ジョブにかかる印刷を印刷部に実行させる。この場合には、見積時の印刷設定情報と同じ内容の実行時の印刷設定情報で印刷が実行されるため、ユーザーに不利益が生じない。また、不必要な報知が行われないので、印刷を迅速に実行することができる。
また、制御部100は、実行時設定情報RCと見積時設定情報ESとに差異がある場合に、表示部473に報知画面を表示させ、当該報知後に当該印刷ジョブの実行指示があると、当該印刷ジョブにかかる印刷を印刷部に実行させる。このため、実行時設定情報RCと見積時設定情報ESとの差異をユーザーが了承する場合には、印刷ジョブを実行時設定情報RCで実行することができ、実行時設定情報RCでの印刷を迅速に開始することができる。
また、HDD92は、印刷に関する予め定められた複数の設定項目の内容ごとに対応付けられた複数の値段情報をそれぞれ予め記憶している。生成部102は、受付部101が見積指示を受け付けた場合に、HDD92に記憶された印刷ジョブについての設定項目の内容を特定し、当該特定した設定項目の内容とこれに対応する値段情報とを用いて当該印刷ジョブ内容にかかる見積時の印刷コストを算出し、当該特定した設定項目の内容と当該算出した見積時の印刷コストとを含めた情報を、見積時設定情報ESとして生成する。そして、受付部101は、変更後の値段情報を受け付け可能である。HDD92は、複数の値段情報のうちで選択された値段情報を受付部101が受け付けた変更後の値段情報に変更して記憶する。制御部100は、HDD92に記憶された印刷ジョブの実行指示があると、当該実行指示時点における当該印刷ジョブにかかる印刷コストを含む実行時設定情報RCを生成部102に生成させる。生成部102は、HDD92に記憶された印刷ジョブについての設定項目の内容に関する本体設定の内容を特定し、当該特定した本体設定の内容とこれに対応する値段情報とを用いて当該印刷ジョブ内容にかかる実行時の印刷コストを算出し、当該特定した本体設定の内容と当該算出した実行時の印刷コストとを含めた情報を、実行時設定情報RCとして生成する。これにより、画像形成装置において、見積時設定情報ESと実行時設定情報RCとの差異を好適に判断することができる。このため、見積時設定情報ESと実行時設定情報RCとに差異がある場合にユーザーに好適に報知でき、ユーザーの不利益を低減することができる。
次に、第2実施形態に係る画像形成装置1について、図面を用いて説明する。
第2実施形態に係る画像形成装置1では、実行時設定情報RCと見積時設定情報ESとに差異がある場合に、見積時設定情報ESに見合う候補設定情報CS(後述する図14参照)を生成し、候補設定情報CSでの印刷を可能とする点が第1実施形態とは異なっている。なお、上記第1実施形態で説明した構成要素と同じものには同じ番号を付し、説明を省略する。
第2実施形態に係る画像形成装置1の制御部100は、実行時設定情報RCと見積時設定情報ESとに差異がある場合に、表示部473に報知画面を表示させると共に、印刷ジョブにかかる印刷を印刷部11に実行させず、見積時設定情報ESに見合う候補設定情報CSを生成部102に生成させる。そして、制御部100は、生成部102に生成させた候補設定情報CSに関する情報AM(後述する図15参照)を表示部473に表示させる。そして、制御部100は、候補設定情報CSでの印刷の実行指示があると、当該印刷ジョブにかかる印刷を候補設定情報CSで印刷部11に実行させる。
第2実施形態に係る画像形成装置1では、図12に示す第2実施形態の実行時処理が実行される。図12は、第2実施形態に係る画像形成装置による実行時処理の一例を示すフローチャートである。図12に示す第2実施形態の実行時処理は、図10に示す第1実施形態の実行時処理に比べて、S55A、S71~S74が異なる。このため、第2実施形態では、S55A、S71~S74について説明する。また、第2実施形態においても、前述の第1実施形態の場合と同様に、印刷ジョブを受け付け、図8(A)に示す見積時設定情報ESが生成されてHDD92に記憶されているとする。
また、第2実施形態では、HDD92には、画像形成装置1の本体設定の内容(例えば、カラー設定がモノクロ又はフルカラーに対応可能であること、給紙部30の第1用紙カセットに普通紙が設定され、給紙部30の第2用紙カセットに更紙が設定されていること、給紙部30の第1用紙カセットに収容されている普通紙の枚数が「200(枚)」以上であり、給紙部30の第2用紙カセットに収容されている更紙の枚数が「200(枚)」以上であることなど)が予め記憶されているとする。
制御部100は、実行時設定情報RCの印刷コスト(「4200(円)」)と見積時設定情報ESの印刷コスト(「4000(円)」)に差異があると判定し(S53でYES)、図13に示す報知画面を表示部473に表示させる報知を実行させる(S54)。図13は、第2実施形態における警告画面の一例を示す図である。制御部100は、図13に示すように、メッセージWM1、WM2と実行ボタンB3と中止ボタンB4と別候補ボタンB5とを含む報知画面を表示部473に表示させる。
図12に示すS54のあと、制御部100は、実行、中止、候補の何れの指示であるかを判定する(S55A)。例えば、制御部100は、図13に示す報知画面における別候補ボタンB5の押下操作が受付部101に受け付けられると(S55Aで「候補」)、図14に示すように、見積時設定情報ESに見合う候補設定情報CSを生成部102に生成させる(S71)。図14は、第2実施形態における実行時設定情報及び候補設定情報の一例を示す図である。
具体的には、前述の第1実施形態の場合と同様に、生成部102は、HDD92の予め定められたユーザーボックスに記憶された印刷ジョブについての設定項目の内容を特定する。続いて、生成部102は、HDD92に予め記憶された変更情報(例えば、用紙種を見積時の「普通紙」の単価よりも低い単価の「更紙」に変更することを示す情報)と、図3(A)に示す記憶テーブルTBとを用いて、特定した複数の設定項目の内容のうちで例えば用紙種について「普通紙」よりも単価の低い「更紙」に変更した図14に示す候補設定情報CSを生成する。
また、生成部102は、ユーザーによる変更操作に従って、候補設定情報CSを生成してもよい。この場合には、制御部100は、表示部473に、図3(A)に示す記憶テーブルTBを表示させ、ユーザーに対して設定内容の変更操作(例えば用紙種について「普通紙」から「更紙」への変更)を促す。そして、生成部102は、操作部47に対するユーザーの変更操作(例えば用紙種について「普通紙」から「更紙」への変更)に従って、候補設定情報CSを生成するようにしてもよい。また、生成部102は、ユーザーによる変更操作に従って、カラー設定を「フルカラー」から「モノクロ」に変更したり、トナー消費量を「20%」から「10%」に変更したりして、候補設定情報CSを生成してもよい。
制御部100は、図15に示すように、生成部102に生成させた候補設定情報CSに関する情報AMを表示部473に表示させる(S72)。図15は、第2実施形態における候補設定情報による印刷ジョブの実行指示画面の一例を示す図である。制御部100は、「用紙種を普通紙→更紙に変更すれば、見積時の印刷コスト以下になります!」というメッセージAM1と、「見積時:4000円<別候補:3600円」というメッセージAM2とを含む情報AMを表示部473に表示させる。
なお、制御部100は、図14に示す候補設定情報CSを表示部473に表示させるようにしてもよい。
図12に戻って、制御部100は、候補設定情報CSでの印刷の実行指示の有無を判定する(S73)。例えば、制御部100は、表示部473の図15に示す実行指示画面中の実行ボタンB31の押下操作が受付部101に受け付けられると、候補設定情報CSでの印刷の実行指示があると判定し(S73でYES)、当該印刷ジョブにかかる印刷を候補設定情報CSで印刷部11に実行させる(S74)。そして、制御部100は、印刷部11による印刷が完了した後、ユーザーボックスに記憶された印刷ジョブを消去し、見積時設定情報ESと実行時設定情報RCと候補設定情報CSとを消去する。
一方、制御部100は、図15に示す実行指示画面中の中止ボタンB32の押下された場合、候補設定情報CSでの印刷の実行指示がないと判定し(S73でNO)、図12に示す実行時処理を終了させ、図4に示す処理を終了させる。
ところで、S55Aにおいて、制御部100は、図13に示す報知画面における実行ボタンB3の押下操作が受付部101に受け付けられると(S55Aで「実行」)、印刷を実行する(S56)。また、制御部100は、図13に示す報知画面における中止ボタンB4の押下操作が受付部101に受け付けられると(S55Aで「中止」)、印刷を開始することなく、図12に示す処理を終了させ、図4に示す処理を終了させる。
上記の第2実施形態の画像形成装置1によれば、制御部100は、実行時設定情報RCと見積時設定情報ESとに差異がある場合に、表示部473にユーザーに対する報知画面を表示させると共に、印刷ジョブにかかる印刷を印刷部11に実行させず、見積時設定情報ESに見合う候補設定情報CSを生成部102に生成させ、生成部102に生成させた候補設定情報CS又は当該候補設定情報CSに関する情報を表示部473に表示させ、候補設定情報CSでの印刷の実行指示があると、印刷ジョブにかかる印刷を候補設定情報CSで印刷部11に実行させる。このため、実行時設定情報RCと見積時設定情報ESとに差異がある場合には、印刷ジョブを実行時設定情報RCで実行するのではなく、印刷ジョブを見積時設定情報ESに見合う候補設定情報CSで実行することができる。これにより、ユーザーの不利益を低減することができる。
なお、本発明は上記実施形態の構成に限られず種々の変形が可能である。上記の各実施形態では、本発明に係る画像形成装置の一実施形態としてレーザー複合機を用いて説明しているが、これは一例に過ぎず、インクジェット複合機であってもよい。インクジェット複合機の場合には、図3に示すトナー消費量の設定項目及び値段情報P1を、インク消費量の設定項目及び値段情報P1に適宜に変更したものを採用すればよい。
上記の各実施形態では、記憶テーブルTBの複数の設定項目として、カラー設定、用紙種、及びトナー消費量を例に挙げているが、これに限定されない。例えば、用紙サイズ、メンテナンス情報などを更に含めるようにしてもよい。例えば、メンテナンス情報としては、やれ紙又はテストパターンなどがある。「やれ紙」の設定内容は、例えば「1/100枚」である。これは、印刷枚数が予め定められた設定数(例えば100枚)に到達すると記録紙1枚がやれ紙(破紙)として使用されることを意味する。例えば、図3(A)に示す記憶テーブルTBは、設定項目としてのメンテナンス情報(やれ紙)と、その設定内容である「1/100枚」と、この場合の単価(例えば30円)を示す値段情報P1とを対応付けて予め記憶しておけばよい。そして、やれ紙(破紙)の変更後の単価(例えば50円)を示す値段情報P1を受付部101が受け付けると、HDD92のやれ紙(破紙)の値段情報P1が、やれ紙(破紙)の変更後の値段情報P1に変更される。また、メンテナンス情報(やれ紙)の設定内容である「1/100枚」を例えば「1/50枚」に変更することも可能である。
また、上記実施形態では、図1乃至図15を用いて上記実施形態により示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
1 画像形成装置
11 印刷部
10 制御ユニット
47 操作部
100 制御部
101 受付部
102 生成部
473 表示部(報知部)

Claims (6)

  1. 記録媒体に画像を印刷する印刷部と、
    ユーザーに対する報知を行う報知部と、
    印刷ジョブと当該印刷ジョブの見積指示とを受け付ける受付部と、
    前記受付部が受け付けた前記印刷ジョブを記憶する記憶部と、
    前記受付部が見積指示を受け付けた場合に、前記記憶部に記憶された前記印刷ジョブにかかる印刷コストを含む見積時設定情報を事前に生成する生成部と、
    前記生成部が生成した前記見積時設定情報を前記記憶部に記憶された前記印刷ジョブに関連付けて記憶させる制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記印刷ジョブの実行指示があると、当該実行指示時点における当該印刷ジョブにかかる印刷コストを含む実行時設定情報を前記生成部に生成させ、前記印刷ジョブの実行開始前において、前記実行時設定情報と前記見積時設定情報とに差異がある場合に、前記報知部にユーザーに対する報知を行わせると共に、当該印刷ジョブにかかる印刷を前記印刷部に実行させず、前記実行時設定情報と前記見積時設定情報とに差異がない場合に、前記報知部にユーザーに対する報知を行わせることなく、当該印刷ジョブにかかる印刷を前記印刷部に実行させる、画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記見積時設定情報に含まれる見積時の印刷コストに比べて、前記実行時設定情報に含まれる実行時の印刷コストの方が高い場合に、前記報知部にユーザーに対する報知を行わせると共に、当該印刷ジョブにかかる印刷を前記印刷部に実行させず、前記見積時設定情報に含まれる見積時の印刷コストに比べて、前記実行時設定情報に含まれる実行時の印刷コストの方が低い場合に、前記実行時設定情報と前記見積時設定情報とに差異がないとし、前記報知部にユーザーに対する報知を行わせることなく、当該印刷ジョブにかかる印刷を前記印刷部に実行させる、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記見積時設定情報に含まれる見積時の印刷コストと、前記実行時設定情報に含まれる実行時の印刷コストとが同じであっても、前記見積時設定情報に含まれる設定情報のうちで前記見積時の印刷コスト以外の印刷設定情報と、前記実行時設定情報に含まれる設定情報のうちで前記実行時の印刷コスト以外の印刷設定情報とに差異がある場合に、前記報知部にユーザーに対する報知を行わせると共に、当該印刷ジョブにかかる印刷を前記印刷部に実行させず、前記見積時設定情報に含まれる前記印刷設定情報と前記実行時設定情報に含まれる前記印刷設定情報とに差異がない場合に、前記報知部にユーザーに対する報知を行わせることなく、当該印刷ジョブにかかる印刷を前記印刷部に実行させる、請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記実行時設定情報と前記見積時設定情報とに差異がある場合に、前記報知部にユーザーに対する報知を行わせ、当該報知後に当該印刷ジョブの実行指示があると、当該印刷ジョブにかかる印刷を前記印刷部に実行させる、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記実行時設定情報と前記見積時設定情報とに差異がある場合に、前記報知部にユーザーに対する報知を行わせると共に、前記印刷ジョブにかかる印刷を前記印刷部に実行させず、前記見積時設定情報に見合う候補設定情報を前記生成部に生成させ、前記生成部に生成させた前記候補設定情報又は当該候補設定情報を前記報知部に報知させ、当該候補設定情報での印刷の実行指示があると、当該印刷ジョブにかかる印刷を当該候補設定情報で前記印刷部に実行させる、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記記憶部は、印刷に関する予め定められた複数の設定項目の内容ごとに対応付けられた複数の値段情報をそれぞれ予め記憶し、
    前記生成部は、前記受付部が見積指示を受け付けた場合に、前記記憶部に記憶された前記印刷ジョブについての設定項目の内容を特定し、当該特定した設定項目の内容とこれに対応する前記値段情報とを用いて当該印刷ジョブ内容にかかる見積時の印刷コストを算出し、当該特定した設定項目の内容と当該算出した見積時の印刷コストとを含めた情報を、前記見積時設定情報として生成し、
    前記受付部は、変更後の値段情報を受け付け可能であり、
    前記記憶部は、前記複数の値段情報のうちで選択された値段情報を前記受付部が受け付けた変更後の値段情報に変更して記憶し、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記印刷ジョブの実行指示があると、当該実行指示時点における当該印刷ジョブにかかる印刷コストを含む実行時設定情報を前記生成部に生成させ、
    前記生成部は、前記記憶部に記憶された前記印刷ジョブについての設定項目の内容に関する本体設定の内容を特定し、当該特定した本体設定の内容とこれに対応する前記値段情報とを用いて当該印刷ジョブ内容にかかる実行時の印刷コストを算出し、当該特定した本体設定の内容と当該算出した実行時の印刷コストとを含めた情報を、前記実行時設定情報として生成する、請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の画像形成装置。
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