JP7434224B2 - 情報処理装置、プログラム、および情報処理方法 - Google Patents
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Description
先ず、本発明の第1実施形態について説明する。本実施形態に係る取引支援システム1は、異なる決済機関の口座を用いる取引の決済において、資金移動業者が保有する口座(以下、「仲介口座」ともいう)を利用して、決済のための資金移動を制御し、即時化かつ低コスト化を実現させるインフラを提供する。また、取引支援システム1は、このインフラにおける仲介口座の資金最適化を図るため、仲介口座の残高等の管理(以下、「キャッシュマネジメント」ともいう)の自動化を実現する。
図1を参照して、本実施形態に係る取引支援システム1のシステム構成例を説明する。
仲介サーバ100は、取引者装置200や決済機関サーバ300との通信が可能な情報処理装置である。仲介サーバ100は、所定のプログラムを実行することにより、取引者装置200等と連携して取引情報を管理し、同一決済機関内の口座間や第1決済機関の口座と第2決済機関の口座との間の振込等の資金移動を制御する。
支払者装置200aは、仲介サーバ100との通信が可能な情報処理装置であり、支払者からの送金指示や売買取引における支払い指示の入力の受け付け、または支払者が保有する第1決済機関の第1口座からの出金等の通知の出力等を行う。支払者装置200aは、支払者が使用する購買管理機能を備えるERP等の業務システムや会計機能を備える経理システムを制御するサーバ装置であってもよいし、支払者の従業員が使用するスマートフォンやラップトップ等の端末装置であってもよい。支払者装置200aは、所定のプログラムを実行することにより、仲介サーバ100と連携して送金指示や支払い指示を含む取引情報を送受信したり、出金に関する画面を表示したり、支払者の指示を受け付けたりする。
受取者装置200bは、仲介サーバ100との通信が可能な情報処理装置である。受取者装置200bは、受取者からの送金指示や売買取引における支払いの請求(以下、単に「支払請求」という)の指示の入力の受け付け、または受取者の保有する第2決済機関の第2口座への入金等の通知の出力を行う。受取者装置200bは、支払者装置200aと同様に、ERP等の業務システムや経理システムを制御するサーバ装置であってもよいし、受取者の従業員が使用する端末装置であってもよい。受取者装置200bは、所定のプログラムを実行することにより、仲介サーバ100と連携して支払請求の指示を含む取引情報を送受信したり、入金に関する画面を表示したり、受取者の指示を受け付けたりする。
決済機関サーバ300は、決済機関が管理する口座の口座情報を管理し、当該口座に対する資金移動処理や参照処理を行う決済システムのサーバである。決済機関サーバ300は、この資金移動処理等に関するサービスを提供するために、仲介サーバ100と連携する。
図2~4を参照して、本実施形態に係る取引支援システム1の概要の一例を説明する。本例では、支援する対象の取引を、支払者が受取者に500万円送金する取引とする。なお、図2~5において、太枠で囲ったボックスは、図6に示す仲介サーバ100の各機能部を表す。
先ず図2(a)を参照して、取引支援システム1の全体像の一例を説明する。図2(a)に示すように、取引支援システム1全体が実現する機能は、「A.情報取得」、「B.リコンサイル/ネッティング」「C.精算・会計」の3つのセクションに分類される。取引支援システム1では、それぞれのセクションが互いに連携(情報連携および/または機能連携を含む。以下同じ。)して、取引支援サービスを提供する。また、それぞれのセクションは、決済機関サーバ300や取引者装置200とも連携を行う。
次に図2(b)を参照して、取引支援システム1における仲介口座のキャッシュマネジメントの一つである取引情報の取得から事前設定までのプロセスの一例を説明する。
次に図3(a)を参照して、取引支援システム1における取引情報の連携から資金移動の指示までのプロセスの一例を説明する。
次に図3(b)を参照して、取引支援システム1における処理結果の後続処理への引継ぎまでのプロセスの一例を説明する。
次に図4を参照して、取引支援システム1における複数の取引に対するネッティング(いわゆるマルチラテラル・ネッティング)から、仲介口座のキャッシュマネジメントの一つである残高設定・調整を経て、資金移動の指示までのプロセスの一例を説明する。本例では、以下の取引A~Cの複数の取引を支援する例を説明する。
・取引A:ユーザaを支払者としユーザbを受取者として、500万円の送金
・取引B:ユーザbを支払者としユーザaを受取者として、ユーザbが提供する代金300万円の商品をユーザaが購入する売買取引
・取引C:ユーザcを支払者としユーザdを受取者として、ユーザdが提供するサブスクリプションサービスにおけるユーザcへの月々の利用料50万円の支払い
図5を参照して、取引支援システム1が支援する資金移動の詳細を説明する。なお、本例では、第1決済機関とする第1銀行の第1口座から第2決済機関とする第2銀行の第2口座へ送金する取引の例を説明するが、仲介サーバ100での送金の態様はこれに限られない。仲介サーバ100は、例えば、第2銀行の第2口座から第1銀行の第1口座への送金を制御することもでき、また、第1銀行および第2銀行以外の他の銀行間の送金を制御することもできる。
図6を参照して、本実施形態に係る仲介サーバ100の機能構成を説明する。図6に示すように、仲介サーバ100は、制御部110と、記憶部120と、通信部130と、を備える。
指示部111は、各種決済機関のサーバを含む装置に対して、各装置が備える機能の処理を実行させるよう指示する。指示部111は、第1指示部1111と、第2指示部1112と、を含む。指示部111において、各装置に対して機能の処理を指示する態様はどのような態様でもよい。指示部111は、例えば、指示の旨を示したメッセージやデータファイルを送信してもよいし、また、指示先の装置が実装するAPI(更新系APIや参照系API)や指示先のシステムに対応するSDK(Software Development Kit)のライブラリ等を利用して指示してもよい。
第1指示部1111は、取引情報に基づいて、第1決済機関の第1口座から第1仲介口座に取引の取引金額に充当させる資金を移動させるための第1移動指示を、第1決済機関の第1サーバ300aに行う。
第2指示部1112は、取引情報に基づいて、第2決済機関の第2仲介口座から第2口座に取引の取引金額に充当させる資金を移動させるための第2移動指示を、第2決済機関の第2サーバ300bに行う。
受付部112は、取引者装置200や決済機関サーバ300等の各装置から、各種情報を受け付ける。受付部112が各種情報を受け付ける態様は、どのような態様でもよい。受付部112は、例えば、各種情報を示すデータファイルやメッセージを各装置から受信してもよい。また他の例として、受付部112は、各装置の表示部に表示させた取引支援サイトのWebページから各種情報を入力させて受け付けてもよい。また、受付部112は、例えば、仲介サーバ100が実装するAPIや取引支援システム1に対応するSDKのライブラリ等を各装置が利用することで、各種情報を受け付けてもよい。
取得部113は、取引者装置200や決済機関サーバ300等の各種装置から、各種情報を取得する。取得部113が各種情報を取得する態様に関してはどのような態様でもよい。取得部113は、例えば、取引情報の場合、取引支援サイトで表示する画面に取引者から取引情報が入力された際、この入力された取引情報を示すメッセージを随時受信してもよい。また他の例として、取得部113は、例えば、取引者装置200から取引情報のデータファイルをサイクリックまたはイベントドリブンで受信してもよい。また他の例として、取得部113は、例えば、取引者装置200が実装するAPIに取引情報の参照を指示して、その結果として取引情報を取得してもよい。
取得部113は、取引情報取得部1131を備えてもよい。取引情報取得部1131は、第1口座と第2口座とを用いる取引を決済するための、決済指示および取引金額を含む取引情報を、支払者の支払者装置200aまたは受取者の受取者装置200bから取得する。
取得部113は、口座情報取得部1132を備えてもよい。口座情報取得部1132は、決済機関サーバ300から、各口座の口座情報を取得する。口座情報取得部1132は、例えば、第1口座情報取得部1132aを備えてもよい。第1口座情報取得部1132aは、第1指示部1111により第1移動指示があった際等に、第1サーバ300aから第1仲介口座の第1仲介口座情報を取得する。また、口座情報取得部1132は、例えば、第2口座情報取得部1132bを備えてもよい。第2口座情報取得部1132bは、第2指示部1112により第2移動指示があった際等に、第2サーバ300bから第2仲介口座の第2仲介口座情報を取得する。
残高設定部114は、取引情報と口座情報と指示部111が指示した資金移動の処理結果とに基づいて、目標残高を設定する。目標残高は、第1仲介口座の残高の目標とする第1目標残高、または第2仲介口座の残高の目標とする第2目標残高の少なくともいずれかを含む。
残高調整部115は、目標残高、後述する照合部1151による照合の結果、取引情報および/または口座情報等に基づいて、第1仲介口座および第2仲介口座を含む資金移動業者が保有する複数の口座の残高を調整する。残高調整部115は、例えば、残高設定部114により設定された目標残高に基づいて、第1仲介口座の残高と第2仲介口座の残高とを調整する。残高調整部115は、例えば、第1仲介口座から第2決済機関の第2仲介口座へ資金移動するための処理を行うことで、第1仲介口座の残高と第2仲介口座の残高とを調整してもよい。残高調整部115における資金移動するための処理は、例えば、日次や月次等のバッチ処理によって所定のタイミングにおいて一括で行ってもよい。なお以下、資金移動業者が保有する口座を総称して、「業者口座」ともいう。
残高調整部115は、例えば、照合部1151を備えてもよい。照合部1151は、例えば、上記算出された第1所定期間における第1仲介口座への入金の総額と第2仲介口座からの出金の総額とを照合してもよい。照合部1151は、照合の結果これらが同額であって場合は照合の結果を「OK」とし、他方これらに同額ではない場合は照合の結果を「NG」とする。
(1)取引情報の取引金額と、第1口座または第2口座での資金移動の処理結果(出金額または入金額)との突合
(2)取引情報の取引金額と、第1仲介口座または第2仲介口座での資金移動の処理結果との突合
(3)第1指示部1111が送信する第1移動指示における金額と、第1口座または第1仲介口座での資金移動の処理結果との突合
(4)第2指示部1112が送信する第2移動指示における金額と、第2口座または第2仲介口座での資金移動の処理結果との突合
(5)第1口座での出金額と第2口座の入金額との突合
(6)第1仲介口座の入金額と第2仲介口座の出金額との突合
(7)第1仲介口座の入金額と第1口座の出金額との突合
(8)第2口座の入金額と第2仲介口座の出金額との突合
ここで図7を参照して、残高調整部115における照合と取引情報とによる残高調整の一例を説明する。図7は第1サーバ300aの更新系APIを利用して第1仲介口座に即日(X日)とX+3日に資金移動が行われる場合のフローの一例を示す図である。なお、本例における目標残高は一律「100万円」とし、取引金額を「50万円」とする。また、本例では、第1決済機関である第1銀行の第1サーバ300aおよび第2決済機関である第2銀行の第2サーバ300bが、銀行APIを実装しているものとする。
・第1口座からの出金を、「X+3日」に行う(言い換えれば、「X+3日」に、第1サーバ300aに第1移動指示を行い、第1口座から第1仲介口座への資金移動を行う)
・第2口座への入金を、「即時(X日)」に行う(言い換えれば、「即時(X日)」に、第2サーバ300bに第2移動指示を行い、第2仲介口座から第2口座への資金移動を行う)
残高調整部115は、例えば、予測部1152を備えてもよい。予測部1152は、取引情報に基づいて、第1仲介口座や第2仲介口座等の各口座における将来の入金を予測する。言い換えれば予測部1152は、取引情報に示された将来予定されている取引ではなく、取引情報に示されているか否かに関わらず将来発生しうる取引を予測する。予測部1152は、例えば、第1所定期間における処理状況もしくは口座状況、またはこれらの状況に関連付けられた外部状況に基づいて、将来の処理状況や口座状況を予測してもよい。
ネッティング部116は、取引支援システム1が取り扱う複数の取引における債権・債務を相殺させてその差額を決済する、いわゆるネッティングのための処理を行う。
ネッティング部116は、例えば、マッチング部1161を備えてもよい。マッチング部1161は、複数の取引情報それぞれが示す支払者と受取者との関係に基づいて、それぞれの取引情報が示す取引をマッチングさせる。マッチング部1161は、例えば、上記の図4(b)の取引A~Bの例において、取引Aの支払者と取引Bの受取者が同じユーザaであり、取引Aの受取者と取引Bの支払者が同じユーザbである関係と判定する。ネッティング部116は、この判定結果に基づいて、取引Aと取引Bとをマッチングさせる(組み合わせる)。
・取引A:ユーザaを支払者としユーザbを受取者として、500万円の送金
・取引B:ユーザbを支払者としユーザcを受取者として、ユーザbが提供する代金300万円の商品をユーザaが購入する売買取引
・取引E:ユーザcを支払者としユーザaを受取者として、ユーザaが提供するサブスクリプションサービスにおけるユーザcの月々の利用料50万円の支払い
ネッティング部116は、例えば、相殺部1162を備えてもよい。相殺部1162は、マッチングされた取引の取引金額の少なくとも一部を互いに相殺する。相殺部1162は、例えば、マッチングさせた取引Aと取引Bとの取引金額を互いに相殺する。相殺部1162は、上記の図4(b)の取引A~Bの例において、ユーザaからユーザbに500万円の送金と、ユーザbからユーザaに300万円の商品代金の支払いと、を相殺して、ユーザaからユーザbに資金移動させる200万円の差額、すなわちユーザaにおいて200万円の出金とユーザbにおいて200万円の入金とを算出する。
・ユーザa:500万円の出金と50万円の入金とを相殺させて、450万円の出金を差額として算出
・ユーザb:300万円の出金と500万円の入金とを相殺させて、200万円の入金を差額として算出
・ユーザc:50万円の出金と300万円の入金とを相殺させて、250万円の入金を差額として算出
検出部117は、各口座における入金や出金を検出する。検出部117は、例えば、決済機関サーバ300が実装する参照系APIを利用して、決済機関が管理する各口座の口座情報の参照を決済機関サーバ300に指示してもよい。検出部117は、この参照の結果を決済機関サーバ300から取得して、各口座における入金や出金を検出してもよい。
通知部118は、取引者装置200や決済機関サーバ300等の各装置に、資金移動の処理結果等の各種情報を通知する。通知部118が各装置に各種情報を通知する態様は、どのような態様でもよい。通知部118は、例えば、取引者装置200に、各種情報を示すデータファイルやメッセージを送信してもよい。また他の例として、通知部118は、各種情報を通知するプッシュ通知を取引者装置200に送信し、取引者装置200の表示部にアラートメッセージとして表示してもよいし、取引支援サイトのWebページに各種情報を出力させてもよい。通知部118は、例えば、取引者装置200が備える業務システム等に各種情報を入力させるために、業務システムとの間のI/Fの仕様に従って各種情報を通知してもよい。
通知部118は、例えば、処理結果通知部1181を備えてもよい。処理結果通知部1181は、例えば、第1受付部1121または第2受付部1122の少なくともいずれかが資金移動の処理結果を受け付けた際、支払者装置200aまたは受取者装置200bの少なくともいずれかに、この資金移動の処理結果を通知する。
通知部118は、例えば、資金移動通知部1182を備えてもよい。資金移動通知部1182は、第1検出部により第1口座への入金が検出された際、または第2仲介口座からの出金が検出された際の少なくともいずれかの際に、支払者装置200aまたは受取者装置200bの少なくともいずれかに、第2口座への入金予定を通知する。
記憶部120は、取引情報と、ユーザ情報と、口座情報とを記憶してもよい。記憶部120は、データベースマネジメントシステム(DBMS)を利用して各情報を記憶してもよいし、ファイルシステムを利用して各情報を記憶してもよい。DBMSを利用する場合は、上記情報ごとにテーブを設けて、当該テーブル間を関連付けて各情報を管理してもよい。
通信部130は、ネットワークNを介して、取引者装置200、決済機関サーバ300または外部システム等に各種情報を送受信する。通信部130は、例えば、ネットワークNを介して、支払者装置200aから送信された取引情報を受信したり、この取引情報の決済指示による資金移動の結果等を受取者装置200bに送信したりする。
図8を参照して、本実施形態に係る仲介サーバ100の動作例を説明する。図8(a)は、支払者装置200aまたは受取者装置200bから取引情報を取得した際の一連の処理の流れの一例を示すフロー図である。図8(b)は、取引情報に基づいて目標残高を設定し、仲介口座の残高を調整する際の一連の処理の流れの一例を示すフロー図である。なお、以下に示す処理の順番は一例であって、適宜、変更されてもよい。
図9を参照して、上述してきた仲介サーバ100をコンピュータ800により実現する場合のハードウェア構成の一例を説明する。なお、それぞれの装置の機能は、複数台の装置に分けて実現することもできる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に係る取引支援システム1の資金移動の制御機能を応用して、支払者と受取者である店舗との間で行われた商品購入等の取引の決済において、支払者側の取引の決済を支援する形態である。以下、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に係る取引支援システム1の資金移動の制御機能を応用して、支払者と受取者である店舗との間で商品等の取引をする際、店舗側の取引の決済を支援する形態である。以下、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
次に、本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態では、上記実施形態に係る取引支援システムを、取引における未払債権の回収として、資金移動業者自らがまたは受取者の代わりに支払い予定の未収金を支払者から受け取る際に利用する例を説明する。具体的には、所定の口座(本例では、第1仲介口座とする)に支払者から未収金が入金された際の取引情報と口座情報との照合(リコンサイル)において本実施形態に係る取引支援システムを利用する例について説明する。以下、上記実施形態と異なる点を中心に説明する。
図12を参照して、本実施形態に係る取引支援システムにおける取引情報と口座情報との照合からこの照合の結果の連携までのプロセスの一例を説明する。
なお、本発明を上記実施の形態に基づいて説明してきたが、以下のような場合も本発明に含まれる。
上記実施形態に係る仲介サーバ100における各構成の少なくとも一部は、取引者装置200が備えていてもよい。例えば、取引者装置200に取引支援システム1の専用アプリケーションとして仲介サーバ100の機能を全て実装させて、取引者装置200と、決済機関サーバ300、第1決済サーバ400aまたは第2決済サーバ400bとのやり取りのみで本発明を実現させてもよい。
上記実施形態に係る仲介サーバ100が備える各構成の少なくとも一部は、取引者装置200や決済機関サーバ300、外部システムが備えていてもよい。取引者装置200は、例えば、取引支援システム1専用のアプリケーションプログラム(ネイティブアプリ)(以下、「取引支援アプリ」ともいう)をインストールしてこの取引支援アプリを実行することでこれらの構成を実現させてもよい。言い換えれば、取引支援システム1では、仲介サーバ100が配信する取引支援サイトを利用することもでき、また代わりに取引支援アプリを利用することもできる。取引支援システムにおいて、取引支援アプリを利用する場合、装置200がオフラインであっても、関係者は少なくとも一部の取引支援システムの機能を利用することができる。
第1実施形態で示した上記「(ウ)決済機関が銀行の場合、デビットカードシステムのデビット決済を利用する」において、例えば、上記実施形態に係る仲介サーバ100は、第1デビットカードシステムに対して、第1デビットカードの利用者口座を第1口座とし、第1デビットカードの加盟店口座を第1仲介口座とするデビット決済指示をしてもよい。このデビット決済指示に基づいて、第1デビットカードシステムは、デビット決済により第1口座から第1仲介口座への資金移動を行う。また、上記実施形態に係る仲介サーバ100は、第2デビットカードシステムに対して、第2デビットカードの利用者口座を第2仲介口座とし、第2デビットカードの利用者口座を第2口座とするデビット決済指示をしてもよい。このデビット決済指示に基づいて、第2デビットカードシステムは、デビット決済により第2仲介口座から第2口座への資金移動を行う。
Claims (10)
- 第1決済機関が管理する支払者の第1口座と、第2決済機関が管理する受取者の第2口座と、を用いる取引を決済するための、決済指示および取引金額を含む取引情報を、前記支払者の支払者装置または前記受取者の受取者装置から取得する取引情報取得部と、
前記取引情報に基づいて、前記第1口座から資金移動業者が保有する前記第1決済機関の第1仲介口座に前記取引の取引金額に充当させる資金を移動させるための第1移動指示を、前記第1決済機関の第1サーバに行う第1指示部と、
前記取引情報に基づいて、前記資金移動業者が保有する前記第2決済機関の第2仲介口座から前記第2口座に前記取引金額に充当させる資金を移動させるための第2移動指示を、前記第2決済機関の第2サーバに行う第2指示部と、
前記取引情報取得部により前記取引情報が取得された場合、前記取引情報に基づいて、前記資金の移動前に、前記第1仲介口座の残高および前記第2仲介口座の残高により定まる額と前記取引金額との差額を、前記第1仲介口座の残高の目標とする第1目標残高として設定する残高設定部と、
前記残高設定部により前記第1目標残高が設定された場合、前記移動前の所定のタイミングで、前記第1仲介口座と前記第1目標残高との差額分を前記第1仲介口座から前記第2仲介口座に資金移動させる指示を前記第1サーバに行い、前記第1仲介口座の残高と前記第2仲介口座の残高とを調整する残高調整部と、を備える、
情報処理装置。 - 前記第1目標残高は、一定期間ごとに設定され、
前記残高設定部は、
前記支払者または前記受取者が指定した資金移動予定日時に基づいて、前記一定期間ごとに、かつ入出金ごとに、前記第1仲介口座および前記第2仲介口座において予定される前記資金の移動を特定し、
前記一定期間ごとかつ入出金ごとに、前記第1仲介口座および前記第2仲介口座における前記特定した資金移動の予定金額の合計を算出し、
前記第1仲介口座および前記第2仲介口座において、前記一定期間ごとかつ入出金ごとの即時の資金移動の平均金額を算出し、
前記一定期間ごとかつ入出金ごとに前記予定金額および前記平均金額の合計を算出し、
前記入出金それぞれごとの前記予定金額および前記平均金額の合計を相殺して、前記第1目標残高を設定する、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記取引情報取得部は、複数の支払者それぞれの支払者装置から、それぞれの前記取引を示す複数の取引情報を取得し、
前記情報処理装置は、
前記複数の取引情報それぞれが示す支払者と受取者との関係に基づいて、それぞれの前記取引をマッチングさせるマッチング部と、
前記マッチングされた取引の取引金額の少なくとも一部を互いに相殺する相殺部と、をさらに備え、
前記第1指示部は、前記相殺の結果にさらに基づいて、前記第1移動指示を前記第1サーバに行い、
前記第2指示部は、前記相殺の結果にさらに基づいて、前記第2移動指示を前記第2サーバに行う、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記残高設定部は、前記相殺の結果にさらに基づいて、前記第1目標残高を設定する、
請求項3に記載の情報処理装置。 - 前記第1指示部により前記第1移動指示があった際に、前記第1サーバから前記第1仲介口座の第1仲介口座情報を取得する第1口座情報取得部と、
前記第1仲介口座情報に基づいて、前記第1仲介口座への前記第1移動指示による入金を検出する第1検出部と、をさらに備え、
前記第2指示部は、前記入金が検出された際に、前記第2移動指示を、前記第2決済機関の第2サーバに行う、
請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記第2指示部により前記第2移動指示があった際に、前記第2サーバから前記第2仲介口座の第2仲介口座情報を取得する第2口座情報取得部と、
前記第2仲介口座情報に基づいて、前記第2仲介口座からの前記第2移動指示による出金を検出する第2検出部と、
前記第1検出部により前記第1口座への入金が検出された際、または前記第2仲介口座からの出金が検出された際の少なくともいずれかの際に、前記支払者装置または前記受取者装置の少なくともいずれかに、前記第2口座への入金予定を通知する資金移動通知部と、をさらに備える、
請求項5に記載の情報処理装置。 - 前記残高調整部は、前記取引情報に基づいて、前記第1仲介口座への将来の入金を予測する予測部を含み、
前記残高設定部は、前記予測の結果にさらに基づいて、前記第1目標残高を設定する、
請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記第1移動指示に対する資金移動の処理結果を、前記第1サーバから受け付ける第1受付部と、
前記第2移動指示に対する資金移動の処理結果を、前記第2サーバから受け付ける第2受付部と、
前記第1受付部または前記第2受付部の少なくともいずれかが前記資金移動の処理結果を受け付けた際、前記支払者装置または前記受取者装置の少なくともいずれかに、前記資金移動の処理結果を通知する処理結果通知部と、を備える、
請求項1から7のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - コンピュータに、
第1決済機関が管理する支払者の第1口座と、第2決済機関が管理する受取者の第2口座と、を用いる取引を決済するための、決済指示および取引金額を含む取引情報を、前記支払者の支払者装置または前記受取者の受取者装置から取得する取引情報取得機能と、
前記取引情報に基づいて、前記第1口座から資金移動業者が保有する前記第1決済機関の第1仲介口座に前記取引の取引金額に充当させる資金を移動させるための第1移動指示を、前記第1決済機関の第1サーバに行う第1指示機能と、
前記取引情報に基づいて、前記資金移動業者が保有する前記第2決済機関の第2仲介口座から前記第2口座に前記取引金額に充当させる資金を移動させるための第2移動指示を、前記第2決済機関の第2サーバに行う第2指示機能と、
前記取引情報取得機能により前記取引情報が取得された場合、前記取引情報に基づいて、前記資金の移動前に、前記第1仲介口座の残高および前記第2仲介口座の残高により定まる額と前記取引金額との差額を、前記第1仲介口座の残高の目標とする第1目標残高として設定する残高設定機能と、
前記残高設定機能により前記第1目標残高が設定された場合、前記移動前の所定のタイミングで、前記第1仲介口座と前記第1目標残高との差額分を前記第1仲介口座から前記第2仲介口座に資金移動させる指示を前記第1サーバに行い、前記第1仲介口座の残高と前記第2仲介口座の残高とを調整する残高調整機能と、を実現させる、
プログラム。 - コンピュータが、
第1決済機関が管理する支払者の第1口座と、第2決済機関が管理する受取者の第2口座と、を用いる取引を決済するための、決済指示および取引金額を含む取引情報を、前記支払者の支払者装置または前記受取者の受取者装置から取得し、
前記取引情報に基づいて、前記第1口座から資金移動業者が保有する前記第1決済機関の第1仲介口座に前記取引の取引金額に充当させる資金を移動させるための第1移動指示を、前記第1決済機関の第1サーバに行い、
前記取引情報に基づいて、前記資金移動業者が保有する前記第2決済機関の第2仲介口座から前記第2口座に前記取引金額に充当させる資金を移動させるための第2移動指示を、前記第2決済機関の第2サーバに行い、
前記取引情報が取得された場合、前記取引情報に基づいて、前記資金の移動前に、前記第1仲介口座の残高および前記第2仲介口座の残高により定まる額と前記取引金額との差額を、前記第1仲介口座の残高の目標とする第1目標残高として設定し、
前記第1目標残高が設定された場合、前記移動前の所定のタイミングで、前記第1仲介口座と前記第1目標残高との差額分を前記第1仲介口座から前記第2仲介口座に資金移動させる指示を前記第1サーバに行い、前記第1仲介口座の残高と前記第2仲介口座の残高とを調整する、
情報処理方法。
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