JP7433681B1 - 障害者決済システム、決済方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】障害者手帳を提示しなくても割り引きを受けることができる障害者決済システム、決済方法及びプログラムを提供する。【解決手段】 障害者決済システム3は、ユーザ端末1を用いて決済を行うためのシステムである。障害者決済システム3は、障害者手帳の内容である障害者手帳情報と決済カードのカード情報とをユーザ端末1から受け付ける受付部31と、カード情報に対して、障害者手帳情報を割り当てて登録する登録部321と、決済時において、障害者手帳情報に基づいて割り引きをした価格で決済を実行する決済部324と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、障害者決済システム、決済方法及びプログラムに関する。
従前より、障害者は、例えば、交通機関、遊戯施設等の施設の利用や商品の購入を行う際に、料金の割り引きを受けることができる場合がある。一般的に、障害者は、割り引きを受ける際に、商品の販売者やサービス提供者に対して、障害者手帳を提示することで、割り引きを受けることができる。特許文献1には、ユーザ端末に障害者手帳を記録しておき、商品の購入等を行う際に、ユーザ端末の画面に障害者手帳を表示させ、ユーザ端末の画面を店舗の者に提示することで、割り引きを受けることができることが記載されている。
特許第6851660号公報
ところで、障害者手帳を店舗の者に提示した際、店舗の者は、障害者手帳が真正なものであるかを本人に確認するのはリスクが伴う。すなわち、障害者手帳の写真は、障害者手帳の取得時の写真であり、現在の姿との乖離がある場合があるが、店舗の者が、本人ではないと判断し、割り引きを拒絶した場合に、実際は本人であることが判明すると、障害者に不快な思いをさせてしまうというリスクがある。このため、実際には、障害者手帳の真偽の確認を行うことはしていないのが現状である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされ、障害者手帳を提示しなくても割り引きを受けることができる障害者決済システム、決済方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る一態様の障害者決済システムは、ユーザ端末を用いて決済を行うための障害者決済システムである。障害者決済システムは、障害者手帳の内容である障害者手帳情報と決済カードのカード情報とを前記ユーザ端末から受け付ける受付部と、前記カード情報に対して、前記障害者手帳情報を割り当てて登録する登録部と、決済時において、前記障害者手帳情報に基づいて割り引きをした価格で決済を実行する決済部と、を備える。
本発明に係る一態様の決済方法は、ユーザ端末を用いて決済を行うための障害者決済方法である。決済方法は、障害者手帳の内容である障害者手帳情報と決済カードのカード情報とを前記ユーザ端末から受け付ける受付ステップと、前記カード情報に対して、前記障害者手帳情報を割り当てて登録する登録ステップと、決済時において、前記手帳情報に基づいて割り引きを行う決済ステップと、を備える。
本発明に係る一態様のプログラムは、上記決済方法の各ステップを、プロセッサに実行させるためのプログラムである。
本発明に係る上記態様の障害者決済システム、決済方法及びプログラムは、障害者手帳を提示しなくても割り引きを受けることができる、という利点がある。
実施形態に係る障害者決済システムを含むシステム全体の概略図である。 実施形態に係る障害者決済システムを含むシステムのブロック図である。 実施形態に係る障害者決済システムが、ユーザ端末の決済カードの券面を変更した際の概略図である。 実施形態に係る障害者決済システムの初期登録時の動作の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る障害者決済システムの決済時の動作の一例を示すフローチャートである。
<実施形態>
以下、本実施形態に係る障害者決済システム3について、添付図面に基づいて詳細に説明する。
(システム構成)
本実施形態に係る障害者決済システム3は、障害者手帳を所有する障害者が、商品購入やサービスを受ける際に、障害者手帳に基づく割り引きを実行した価格で決済を行うことができるシステムである。決済時にシステムが自動的に割り引きを実行するため、障害者は、商品販売者又はサービス提供者(以下、店舗者という場合がある)に障害者手帳を提示する必要はないし、店舗者は、障害者手帳の真偽を確かめたり、正規の所有者かどうかを確かめたりする必要がなく、不正利用を防ぐことができる。
本明細書でいう障害者手帳は、国や地方自治体等によって申請により交付される手帳であり、例えば、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳等が挙げられる。障害者手帳を提示することで、国の社会保障制度に基づき、割り引きの適用が受けられる。ただし、本明細書でいう割り引きは、前述の社会保障制度に基づく割り引きに限らず、民間企業や個人が、独自で行う割り引きであってもよい。
障害者決済システム3を含むシステムは、図1に示すように、障害者決済システム3(障害者決済装置)と、障害者手帳を所有する障害者が使用する端末(以下、「ユーザ端末1」という)と、店舗者が所有する端末(以下、「店舗者端末2」という)と、決済システム4とが、ネットワークN1を介して相互にデータ通信が可能に接続されている。本実施形態において、店舗者は、店舗を持つ者のほか、店舗を持たないが商品販売又はサービス提供を行う者も含むこととする。例えば、切符を販売する駅員も「店舗者」の範疇である。
ネットワークN1としては、特に制限はなく、例えば、インターネット、専用通信回線(例えば、CATV(Community Antenna Television)回線)、移動体通信網(基地局等を含む)、ゲートウェイ等、又はこれらの組み合わせが挙げられる。また、ネットワークN1と、ユーザ端末1、店舗端末2及び障害者決済システム3との接続は、有線通信又は無線通信のいずれであってもよい。
(ユーザ端末1)
ユーザ端末1は、ユーザである障害者が使用する端末である。ユーザ端末1は、障害者の所有物であることが好ましい。ユーザ端末1としては、例えば、スマートフォン、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話機、ノート型PC(Personal Computer)、ディスクトップ型PC、スマートウォッチ、スマートグラス等のウェアラブル端末等が挙げられる。ユーザ端末1は、1以上のプロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムを、コンピュータシステムのプロセッサが実行することにより、依頼端末1の少なくとも一部の機能が実現される。プログラムは、メモリに記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通して提供されてもよく、メモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。
ユーザ端末1には、プログラムが、例えば、障害者決済システム3を利用するためのアプリケーションとして提供される。アプリケーションを起動することで、ユーザ端末1の少なくとも一部の機能が実現される。
ユーザ端末1は、図2に示すように、入力部12と、表示部11と、処理部13と、を備える。入力部12は、ユーザの操作によって、処理部13に情報を入力する。入力部12としては、例えば、キーボード、タッチパネル、マウス、マイク、カメラ等を含む。表示部11は、ユーザ端末1において、処理部13による処理の結果を表示する。表示部11としては、例えば、ディスプレイ、モニター、タッチパネルディスプレイ、プロジェクター等が挙げられる。処理部13は、ユーザ端末1の各種処理を実行する。
(店舗端末2)
店舗端末2は、商品の販売又は/及びサービスの提供を行う店舗者が使用する端末である。店舗端末2は、例えば、店舗の備品、店舗の事業主の私物、又は店舗の連絡担当者の私物等である。店舗端末2としては、例えば、スマートフォン、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話機、ノート型PC(Personal Computer)、ディスクトップ型PC、スマートウォッチ、スマートグラス等のウェアラブル端末等が挙げられる。店舗端末2は、1以上のプロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムを、コンピュータシステムのプロセッサが実行することにより、店舗端末2の少なくとも一部の機能が実現される。プログラムは、メモリに記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通して提供されてもよく、メモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。
店舗端末2には、プログラムが、例えば、障害者決済システム3を利用するためのアプリケーションとして提供される。アプリケーションを起動することで、店舗端末2の少なくとも一部の機能が実現される。
店舗端末2は、入力部22と、表示部21と、処理部23と、を備える。入力部22は、店舗者の操作によって、処理部23に情報を入力する。入力部22としては、例えば、キーボード、タッチパネル、マウス、マイク、カメラ等を含む。表示部21は、店舗端末2において、処理部23による処理の結果を表示する。表示部21としては、例えば、ディスプレイ、モニター、タッチパネルディスプレイ、プロジェクター等が挙げられる。処理部23は、店舗端末2の各種処理を実行する。
(障害者決済システム3)
障害者決済システム3は、例えば、パーソナルコンピュータ又はサーバコンピュータを含んでいる。すなわち、障害者決済システム3は、1以上のプロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムを、コンピュータシステムのプロセッサが実行することにより、障害者決済システム3の少なくとも一部の機能が実現される。プログラムは、メモリに記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通して提供されてもよく、メモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。
障害者決済システム3は、例えば、PC/AT互換機やMAC規格機等のPC(Personal Computer)、専用機、ブレードサーバ等を用いた、いわゆるクラウドコンピューティング用のサーバであることが好ましい。
障害者決済システム3は、図2に示すように、受付部31と、処理部32と、記憶部33と、を備える。受付部31、処理部32及び記憶部33は、障害者決済システム3によって実現される機能を示しているに過ぎず、必ずしも実体のある構成を示しているわけではない。
(受付部31)
受付部31は、ユーザ端末1及び店舗端末2から送信された情報を受け付ける。ユーザは、障害者決済システム3を使用する際の初期設定として、ユーザ端末1を操作し、ユーザ情報、決済カードのカード情報、及び、障害者手帳の内容である障害者手帳情報を入力する。このとき、受付部31は、ユーザ端末1から入力されたユーザ情報、カード情報及び障害者手帳情報を受け付けることができる。ユーザ情報、カード情報及び障害者手帳情報の入力方法は、プログラムの機能によって実行されるウィザード形式やガイダンスに従って入力できるようにすることが好ましい。
ここにおいて、決済カードは、決済を行うことができる支払いカードを意味する。決済カードとしては、例えば、クレジットカード、デビットカード、プリペイドカード、決済機能を有するキャッシュカード、電子マネーカード等が挙げられる。カード情報とは、決済カードを利用した決済に必要な情報であり、例えば、カード番号、カード名義、有効期限、セキュリティコード等が挙げられる。ユーザ情報は、ユーザの個人情報である。ユーザ情報としては、例えば、ユーザの氏名、住所、生年月日等が挙げられる。障害者手帳情報は、障害者手帳に記載された情報である。障害者手帳情報には、例えば、障害の等級、障害の種類、顔写真、証明書等が含まれる。
ユーザ情報及びカード情報は、アプリの機能による入力画面に従って、ユーザが入力部12を操作して入力してもよいし、ユーザ端末1を利用する際のアカウント(Apple IDやGoogle アカウント等)に登録されている情報から取得してもよい。また、ユーザ端末1に登録されているユーザ情報から必要な情報を抽出してもよい。また、障害者手帳情報やカード情報は、ユーザ端末1を用いて入力してもよいが、障害者手帳をスキャナやカメラにより撮像し、OCR処理を実行することで必要な情報を取得してもよい。
店舗端末2から受付部31が受け付ける情報としては、商品に関する情報、及び/又はサービスに関する情報(これらをまとめて「商品・サービス情報」という)が挙げられる。商品・サービス情報としては、例えば、商品コード、商品コードに対応する価格、サービスの名称、サービスの手数料等が挙げられる。店舗者は、障害者決済システムを利用する初期設定として、店舗端末2を用いて、商品及び/又はサービスごとに、障害者の等級に応じた割引額(割引率を含む)を設定する(これを商品等価格情報という)。店舗端末2から受付部31が受け付けた商品等価格情報は、記憶部33に登録される。
ここにおいて、本明細書でいう「障害者の等級」は、例えば、身体障害者福祉法施行規則別表第5号に規定された身体障害者障害程度等級表によって定められている。ただし、民間企業によって、障害の種類や程度に応じて設定された等級を用いてもよい。
(記憶部33)
記憶部33は、障害者決済システム3で取り扱う情報を記憶する。記憶部33は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等により実現される。記憶部33に記憶された情報は、必要に応じて取り出すことができる。
(処理部32)
処理部32は、障害者決済システム3の全体的な処理を実行する。処理部32は、登録部321と、券面変更部322と、認証部323と、決済部324と、を備える。処理部32は、ストレージに記憶されるプログラムに従って、各種処理を実行するプロセッサにより実現される。プロセッサとしては、例えば、CPU(Central Processing Unit;中央処理装置)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、マイクロプロセッサ(microprocessor)等が挙げられる。
(登録部321)
登録部321は、カード情報に対して、障害者手帳情報を割り当て、これを記憶部33に登録する(これを登録情報という場合がある)。特に、カード情報に対して、障害者の等級を割り当てることが好ましい。これによって、決済の際に、カード情報を参照して、障害者の等級の情報を取得することができるため、決済に際して、障害者の等級に応じた割引額を反映した額で、決済を実行できる。
(券面変更部322)
券面変更部322は、カード情報に対する障害者手帳情報の登録が完了すると、ユーザ端末1に表示される決済カードの券面を変化させる。図3には、券面の表示の変化の一例を示している。券面の表示は、ユーザ端末1の通常の機能(例えば、クレジットカードや交通ICカードを一覧で表示する機能)によって表示ができてもよいし、本実施形態に係る障害者決済システム3の機能に従って表示できてもよい。これによって、券面を提示された者は、ユーザ端末1の所有者が障害者手帳を所有する者であることがわかる。また、例えば、店舗において、登録後の券面と同じデザインを店舗に表示させておくことで、障害者割り引きが使える店舗であることをPRできる。その際に、券面を提示することで、特典を受けられるようにしてもよい。
本実施形態では、券面の変化として、図3に示すように、別のカードのデザインが表示されるが、例えば、既存の決済カードの券面に対して、例えば、星印、テキスト等を追記してもよい。また、その際に、障害者手帳に記載の等級を表示してもよい。
(認証部323)
認証部323は、決済部324による決済を行う前に本人認証を行う。ここでいう本人認証は、決済を行おうとする者が、障害者決済システム3に登録された障害者手帳の本人であるかの認証である。例えば、ユーザである障害者以外の者がユーザ端末1を使用して商品の購入を行った場合、本人認証を行わないと、本来割り引き対象者ではない者でも、割り引きした価格で自動的に決済が行われてしまう。しかし、本実施形態では、認証部323によって、決済を実行する前に、決済を行おうとする者が、障害者決済システム3に登録された障害者手帳の本人であることを認証することで、本来割り引き対象者でない者の割り引きを防ぐことができる。これによって、自動的に割り引き後の価格を適用するシステムの盲点をついた不正利用を防ぐことができる。
認証部323による認証は、以下に示すように、いくつかの態様が例示できる。
一態様の認証は、ユーザ端末1に備わる生体認証システムを利用して、ユーザ端末1の使用者が、ユーザ本人であるかの認証を行う。決済を行おうとする者がユーザ端末1の所有者本人であることを認証したことをもって、決済を行おうとする者が、障害者決済システム3に登録された障害者手帳の本人であるとする。生体認証としては、例えば、指紋認証、フェイス認証、声紋認証等が挙げられる。
他の態様の認証は、ユーザ端末1による入力が、予め登録されているコードに適合するかどうかによって行う。ユーザ端末1の所有者のみが知るコードを入力させることで、決済を行おうとする者がユーザ端末1の所有者本人であることを認証し、これをもって、決済を行おうとする者が、障害者決済システム3に登録された障害者手帳の本人であるとする。コードによる入力としては、例えば、暗証番号、PINコード、パターン認証、秘密の質問による認証が挙げられる。
他の態様の認証は、ユーザ端末1と店舗端末2とをペアリングすることにより行う。ユーザ端末1と店舗端末2とをペアリングし、店舗端末2がユーザ端末1から障害者手帳情報を取得したうえで、障害者決済システム3に登録されている登録情報を参照し、障害者手帳情報と照合する。これによって、決済を行おうとする者が、障害者決済システム3に登録された障害者手帳の本人であることを認証できる。ペアリングの方法としては、例えば、店舗端末2に表示された数字の複数桁をユーザ端末1に入力したり、店舗端末2に表示された2次元コードをユーザ端末1で読み取ったり、することが挙げられる。また、ユーザ端末1に表示された数字の複数桁を店舗端末に入力したり、ユーザ端末1に表示された2次元コードを店舗端末2で読み取ったりしてもよい。
他の態様の認証は、店舗端末2の使用者が、ユーザ端末1に表示された決済カードの券面52を視認することにより行う。決済を行おうとする者が、障害者手帳と決済カードとの登録が可能となった者であることをもって、決済を行おうとする者が、障害者決済システム3に登録された障害者手帳の本人であると認証する。店舗者は、変化した券面52を視認した後、店舗端末2を用いて、本人認証を完了してもよい。これによって、認証部323は、本人認証を行うことができる。
(決済部324)
決済部324は、決済時において、障害者手帳情報に基づいて割り引きをした価格で決済を実行する。決済部324は、例えば、記憶部33に登録された等級に応じた割引額の情報から、決済を行おうとする商品の割り引き後の価格を決定する。そして、決済部324は、例えば、外部の決済システム4(決済サーバ)と通信を行い、割り引き後の価格で決済を実行する。
なお、本実施形態では、決済の実行を、外部の決済システム4を利用して行うが、例えば、決済システム4(決済サーバ)は、障害者決済システム3に含まれてもよい。
このように、本実施形態に係る障害者決済システム3によれば、決済時にシステムが自動的に割り引きを実行するため、障害者は、店舗者に障害者手帳を提示する必要はないし、店舗者は、障害者手帳の真偽を確かめたり、正規の所有者かどうかを確かめたりする必要がなく、不正利用を防ぐことができる。なお、店舗者が障害者手帳の真偽を確かめることは、間違ったときのリスクが大きいが、本実施形態に係る障害者決済システム3によれば、これを回避できるため、無用なトラブルを回避できる。また、障害者も、窓口に並んで、障害者手帳を提示する手間や時間が削減でき、使い勝手がよい。
(フローチャート)
次に、図4、5のフローチャートを用いて、本実施形態に係る障害者決済システム3の動作の一例を説明する。図4には、初期設定時のフローチャートを示している。
まず、ユーザは、初期設定として、受付ステップ(ST1,2)と、登録ステップ(ST4,5)とを実行する。最初に、ユーザは、ユーザ端末1を使用して、決済カード(例えば、クレジットカード)のカード情報を入力する(ST1)。次いで、ユーザは、ユーザ端末1を使用して、障害者手帳情報を入力する(ST2)。
ユーザは必要事項の入力が完了すると、送信ボタンを押して、審査を実行する(ST3)。審査は、障害者手帳の情報が正しい情報であるか、決済カードの氏名と同じであるか等を審査担当者や審査会社等の専門家が確認することが好ましい。審査は、専門家が行ってもよいし、AIによる審査を行なってもよい。
審査に合格すると、障害者決済システム3は、決済カードのカード情報に対して、障害者手帳情報を関連付け、これを登録する(ST4)。登録が完了すると、障害者決済システム3は、ユーザ端末1に表示される券面の表示を変更する(ST5)。
図5には、決済時のフローチャートを示している。決済方法は、決済ステップ(ST12、13、14)を実行する。
ユーザは、購入したい商品を決定し、購入のための操作を実行する(ST11)。すると、障害者決済システム3は、本人認証を実行する(ST12)。本人認証がされると、障害者手帳に記載された等級に応じた割引額を取得し、割り引き後の価格をユーザ端末1に表示する。
ユーザはユーザ端末1に表示された価格によって購入を決定した後、ユーザ端末1を操作して、決済を実行する(ST14)。これによって、商品の購入が完了する。
この決済方法は、対面での商品購入はもちろん、Webサイトでの商品購入や、タクシーの運賃の支払い、鉄道の運賃、特急券の購入等にも適用可能である。
(変形例)
上記実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下、実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
例えば、ユーザ端末1の操作によって、障害者手帳を表示可能とし、障害者手帳の写真を表示してもよい。店舗者は、写真とユーザとを見比べて、本人認証を実行してもよい。また、障害者手帳は更新することがないため、障害者手帳の写真は取得時の写真であり、現在の姿と写真の姿とに乖離がある場合がある。したがって、認証部323は、現在の写真をユーザ端末1に表示させてもよい。これによって、対面での精度の高い本人認証ができる。
障害者決済システム3、ユーザ端末1及び店舗端末2と同様の機能は、決済方法、(コンピュータ)プログラム、又はプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化されてもよい。
変形例に係る決済方法は、受付ステップと、登録ステップと、決済ステップと、を含む。受付ステップは、障害者手帳の内容である障害者手帳情報と決済カードのカード情報とを前記ユーザ端末1から受け付ける。登録ステップは、カード情報に対して、前記障害者手帳情報を割り当てて登録する。決済ステップは、決済時において、前記手帳情報に基づいて割り引きをした後の価格で決済を行う。登録ステップは、登録部321による登録が完了すると、ユーザ端末1に表示される決済カードの券面を変化させることが好ましい。また、決済方法は、決済部324による決済を行う前に前記ユーザ端末1の本人認証を行う認証部323を更に備えることが好ましい。
一態様に係るプログラムは、コンピュータシステムに、上記決済方法を実行させるためのプログラムである。本明細書における障害者決済システム3、ユーザ端末1及び店舗端末2は、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、障害者決済システム3、ユーザ端末1及び店舗端末2としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1ないし複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。ここでいうコンピュータシステムは、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するマイクロコントローラを含む。したがって、マイクロコントローラについても、半導体集積回路又は大規模集積回路を含む1ないし複数の電子回路で構成される。
また、障害者決済システム3、ユーザ端末1及び店舗端末2の各々における複数の機能が、1つの筐体内に集約されていることは障害者決済システム3、ユーザ端末1及び店舗端末2に必須の構成ではなく、障害者決済システム3、ユーザ端末1及び店舗端末2の構成要素は、複数の筐体に分散して設けられていてもよい。さらに、障害者決済システム3、ユーザ端末1及び店舗端末2の各々の少なくとも一部の機能がクラウド(クラウドコンピューティング)等によって実現されてもよい。
一方、実施形態において、複数の装置に分散されている障害者決済システム3、ユーザ端末1及び店舗端末2の少なくとも一部の機能(例えば、処理部)が、1つの筐体内に集約されていてもよい。
1 ユーザ端末
2 店舗端末
3 障害者決済システム
31 受付部
32 処理部
321 登録部
322 券面変更部
323 認証部
324 決済部

Claims (5)

  1. ユーザ端末を用いて決済を行うための障害者決済システムであって、
    障害者手帳の内容である障害者手帳情報と決済カードのカード情報とを前記ユーザ端末から受け付ける受付部と、
    前記カード情報に対して、前記障害者手帳情報を割り当てて登録する登録部と、
    前記登録部による登録が完了すると、前記ユーザ端末に表示される前記決済カードの券面を、前記ユーザ端末の所有者が前記障害者手帳を所有する者であることを示す券面に変化させる券面変更部と、
    決済時において、前記障害者手帳情報に基づいて割り引きをした価格で決済を実行する決済部と、
    を備える、障害者決済システム。
  2. 前記決済部による決済を行う前に、決済を行おうとする者が、前記登録部に登録された障害者手帳の本人であるかの認証を行う認証部を更に備える、
    請求項1に記載の障害者決済システム。
  3. 前記認証部は、店舗端末と前記ユーザ端末とをペアリングすることにより、前記ユーザ端末から前記店舗端末が取得した前記障害者手帳情報を用い、前記登録部に登録された前記障害者手帳情報と照合することで前記認証を行う、
    請求項2に記載の障害者決済システム。
  4. ユーザ端末を用いて決済を行うためにプロセッサが実行する障害者決済方法であって、
    障害者手帳の内容である障害者手帳情報と決済カードのカード情報とを前記ユーザ端末から受け付ける受付ステップと、
    前記カード情報に対して、前記障害者手帳情報を割り当てて登録する登録ステップと、
    決済時において、前記障害者手帳情報に基づいて割り引きを行う決済ステップと、
    を備え、
    前記登録ステップは、前記登録ステップによる登録が完了すると、前記ユーザ端末に表示される前記決済カードの券面を、前記ユーザ端末の所有者が前記障害者手帳を所有する者であることを示す券面に変化させる、
    決済方法。
  5. プログラムであって、
    請求項1~3に記載のいずれか1項に記載の障害者決済システムの各部としてコンピュータを機能させる、
    プログラム。
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