JP7430863B2 - 情報処理方法、装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理方法、装置及びプログラムに関する。
従来、河川に水位測定装置を設置し、豪雨等による増水を検知するシステムが利用されている。
特開2018-132307号公報
水位測定装置は、専門的な装置である上に、設置にも大きな費用がかかるため、導入コストが高い。このため、河川の水位を安価に監視できる方法が望まれている。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、河川の水位を安価に監視することを目的とする。
一実施形態に係る情報処理方法は、情報処理装置が実行する情報処理方法であって、河川画像を取得する河川画像取得処理と、前記河川画像から河川部分を検出する河川部分検出処理と、前記河川部分の検出結果に基づいて、河川面積を算出する河川面積算出処理と、過去の複数の前記河川面積に基づいて、基準面積を算出する基準面積算出処理と、前記基準面積に対応する第1河川部分と、前記河川部分のうち前記第1河川部分以外の部分である第2河川部分と、を異なる色で表示させる表示制御処理と、を含む。
一実施形態によれば、河川の水位を安価に監視することができる。
本実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。 情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 監視装置の機能構成の一例を示す図である。 河川画像情報の一例を示す図である。 情報処理システムが実行する処理の一例を示すフローチャートである。 河川部分の検出結果の一例を示す図である。 河川画像の具体例を示す図である。 図7の河川画像にマスクを重畳した画像を示す図である。 河川画像の具体例を示す図である。 図9の河川画像にマスクを重畳した画像を示す図である。 河川画像の具体例を示す図である。 図11の河川画像にマスクを重畳した画像を示す図である。
以下、本発明の各実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態に係る明細書及び図面の記載に関して、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省略する。
<システム構成>
まず、本実施形態に係る情報処理システムの概要について説明する。本実施形態に係る情報処理システムは、撮影装置3により撮影された河川の画像に基づいて、河川の水位を監視するシステムである。この情報処理システムは、例えば、河川を管轄する自治体、河川を監視する事業者、又は河川の水位に関心を持つ任意の者(河川の近隣住民など)により利用される。
図1は、本実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る情報処理システムは、ネットワークNを介して相互に通信可能に接続された、監視装置1と、ユーザ端末2と、撮影装置3と、を備える。ネットワークNは、例えば、有線LAN(Local Area Network)、無線LAN、インターネット、公衆回線網、モバイルデータ通信網、又はこれらの組み合わせである。図1の例では、情報処理システムは、監視装置1、ユーザ端末2、及び撮影装置3をそれぞれ1つずつ備えるが、それぞれ複数備えてもよい。
監視装置1は、河川画像に基づいて、河川の水位を監視する情報処理装置である。監視装置1は、例えば、PC(Personal Computer)、スマートフォン、タブレット端末、サーバ装置、又はマイクロコンピューであるが、これに限られない。監視装置1について、詳しくは後述する。
ユーザ端末2は、情報処理システムのユーザにより利用される情報処理装置である。ユーザ端末2は、河川画像を表示する。ユーザ端末2は、例えば、PC、スマートフォン、タブレット端末、サーバ装置、又はマイクロコンピューであるが、これに限られない。
撮影装置3は、河川を撮影する情報処理装置である。撮影装置3は、河川を撮影可能なように、河川の周辺に固定して設置される。撮影装置3は、定期的に河川を撮影し、得られた河川画像(図6参照)を監視装置1に送信する。なお、撮影装置3は、河川の動画を撮影し、得られた河川動画を監視装置1に送信してもよいし、河川画像又は河川動画をユーザ端末2に送信してもよい。河川動画の各フレームは、河川画像に相当する。
<ハードウェア構成>
次に、情報処理装置100のハードウェア構成について説明する。図2は、情報処理装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。図2に示すように、情報処理装置100は、バスBを介して相互に接続された、プロセッサ101と、メモリ102と、ストレージ103と、通信I/F104と、入出力I/F105と、ドライブ装置106と、を備える。
プロセッサ101は、ストレージ103に記憶されたOS(Operating System)を含む各種のプログラムをメモリ102に展開して実行することにより、情報処理装置100の各構成を制御し、情報処理装置100の機能を実現する。プロセッサ101は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、又はこれらの組み合わせである。
メモリ102は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、又はこれらの組み合わせである。ROMは、例えば、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、又はこれらの組み合わせである。RAMは、例えば、DRAM(Dynamic RAM)、SRAM(Static RAM)、又はこれらの組み合わせである。
ストレージ103は、OSを含む各種のプログラム及びデータを記憶する。ストレージ103は、例えば、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、SCM(Storage Class Memories)、又はこれらの組み合わせである。
通信I/F104は、情報処理装置100を、ネットワークNを介して外部装置に接続し、通信を制御するためのインタフェースである。通信I/F104は、例えば、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)、ZigBee(登録商標)、Ethernet(登録商標)、又は光通信に準拠したアダプタであるが、これに限られない。
入出力I/F105は、監視装置1に入力装置107及び出力装置108を接続するためのインタフェースである。入力装置107は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、マイク、スキャナ、カメラ、各種センサ、操作ボタン、又はこれらの組み合わせである。出力装置108は、例えば、ディスプレイ、プロジェクタ、プリンタ、スピーカ、バイブレータ、又はこれらの組み合わせである。
ドライブ装置106は、ディスクメディア109のデータを読み書きする。ドライブ装置106は、例えば、磁気ディスクドライブ、光学ディスクドライブ、光磁気ディスクドライブ、又はこれらの組み合わせである。ディスクメディア109は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、FD(Floppy Disk)、MO(Magneto-Optical disk)、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)、又はこれらの組み合わせである。
なお、本実施形態において、プログラムは、情報処理装置100の製造段階でメモリ102又はストレージ103に書き込まれてもよいし、ネットワークNを介して情報処理装置100に提供されてもよいし、ディスクメディア109などの非一時的でコンピュータ読み取り可能な記録媒体を介して情報処理装置100に提供されてもよい。
<機能構成>
次に、監視装置1の機能構成について説明する。図3は、監視装置1の機能構成の一例を示す図である。図3に示すように、監視装置1は、通信部11と、記憶部12と、制御部13と、を備える。
通信部11は、通信I/F104により実現される。通信部11は、ネットワークNを介して、ユーザ端末2及び撮影装置3との間で情報の送受信を行う。通信部11は、撮影装置3から河川画像を受信する。また、通信部11は、ユーザ端末2に河川画像を送信する。
記憶部12は、メモリ102及びストレージ103により実現される。記憶部12は、河川画像情報121と、検出モデル122と、を記憶する。
河川画像情報121は、河川画像に関する情報である。ここで、図4は、河川画像情報121の一例を示す図である。図4の河川画像情報121は、情報項目として、「ImID」と、「撮影日時」と、「河川画像」と、「河川部分」と、「河川面積」と、「基準面積」と、「増加率」と、「第1マスク」と、「第2マスク」と、を含む。
「ImID」は、河川画像を一意に識別する識別情報である。
「撮影日時」は、河川画像の撮影日時を示す情報である。撮影日時は、撮影装置3が河川画像を付与した日時であってもよいし、監視装置1が河川画像を受信した日時であってもよい。
「河川画像」は、河川画像の画像情報である。河川画像は、画像情報の保存先を示す情報であってもよい。
「河川部分」は、河川画像に含まれる河川部分を示す情報である。河川部分を示す情報は、後述する検出モデル122による河川部分の検出結果に相当する。河川部分を示す情報は、例えば、検出モデル122により河川部分と判定されたピクセルを示す情報であるが、これに限られない。
「河川面積」は、河川部分の面積を示す情報である。河川の水位が上がると河川面積は増加し、河川の水位が下がると河川面積は減少する。
「基準面積」は、河川面積の基準として算出された河川面積であり、河川の水位が通常の状態である場合の河川面積に相当する。
「増加率」は、基準面積に対する河川面積の増加率を示す情報である。
「第1マスク」は、第1河川部分を覆う第1マスクを示す情報である。第1河川部分は、河川部分のうち、基準面積に対応する部分である。第1河川部分は、通常時の河川部分に相当する。第1マスクを示す情報は、第1マスクの位置、形状及び色を示す情報を含む。第1マスクの位置及び形状を示す情報は、例えば、第1マスクに相当するピクセルを示す情報であるが、これに限られない。
「第2マスク」は、第2河川部分を覆う第2マスクを示す情報である。第2河川部分は、河川部分のうち、第1河川部分以外の部分である。第2河川部分は、通常時の河川部分に比べて増加した河川部分に相当する。河川の水位が上昇するほど、第2河川部分(第2マスク)は広くなる。第2マスクを示す情報は、第2マスクの位置、形状及び色を示す情報を含む。第2マスクの位置及び形状を示す情報は、例えば、第2マスクに相当するピクセルを示す情報であるが、これに限られない。
なお、河川画像情報121は、図4の例に限られない。河川画像情報121は、図4に示した情報の一部を含んでもよいし、図4に示した情報以外の情報を含んでもよい。
検出モデル122は、河川画像から河川部分を検出する機械学習モデルである。検出モデル122は、例えば、河川部分と、それ以外と、の2値を分類するセマンティックセグメンテーションを可能なニューラルネットワーク(例えば、HRnet)であるが、これに限られない。検出モデル122は、検出結果として、河川部分を示す情報を出力する。
制御部13は、プロセッサ101がメモリ102からプログラムを読み出して実行し、他のハードウェア構成と協働することにより実現される。制御部13は、監視装置1の動作全体を制御する。制御部13は、河川画像取得部131と、河川部分検出部132と、河川面積算出部133と、基準面積算出部134と、マスク生成部135と、表示制御部136と、を備える。
河川画像取得部131は、撮影装置3から受信した河川画像を取得し、河川画像をImID及び撮影日時と対応づけて記憶部12に保存する。
河川部分検出部132は、検出モデル122を利用して、河川画像から河川部分を検出し、検出結果を河川画像と対応づけて記憶部12に保存する。河川部分検出部132は、例えば、検出モデル122を利用した2値のセマンティックセグメンテーションにより河川部分を検出する。具体的には、河川部分検出部132は、検出モデル122に河川画像を入力し、検出モデル122が出力した河川部分のピクセルを示す情報を検出結果として取得し、取得した検出結果を河川画像情報121における「河川部分」に保存する。
河川面積算出部133は、河川部分の検出結果に基づいて、河川面積を算出し、河川面積を河川画像と対応づけて記憶部12に保存する。河川面積は、例えば、河川画像における河川部分の割合、すなわち、(河川部分のピクセル数)/(河川画像の総ピクセル数)であるが、これに限られない。河川面積は、河川部分のピクセル数であってもよい。
基準面積算出部134は、過去の複数の河川面積に基づいて、基準面積を算出し、基準面積を河川画像と対応づけて記憶部12に保存する。基準面積は、例えば、所定期間の河川面積の移動平均(単純移動平均、加重移動平均又は指数移動平均)であり得る。例えば、所定期間が1ヶ月である場合、現在から1ヶ月前までの河川面積の平均が、現在の基準面積として算出される。このように、過去の複数の河川面積に基づいて基準面積を算出することにより、季節による水位の変化などを考慮した基準面積を自動的に算出することができる。なお、所定期間は1時間、1日、1週間など、任意に設定可能である。
なお、基準面積の算出方法は上記の例に限られない。例えば、基準面積は、異常値を除去した過去の複数の河川面積に基づいて算出されてもよい。異常値は、例えば、基準面積に対する増加率が閾値以上の河川面積である。これにより、基準面積に対する、豪雨などによる水位の極端な上昇の影響を抑制することができる。
マスク生成部135は、河川部分及び基準面積に基づいて、第1マスク及び第2マスクを生成し、第1マスク及び第2マスクを河川画像と対応づけて記憶部12に保存する。
第1マスクは、第1河川部分を覆う第1色のマスクである。第1色は、例えば、青であるが、これに限られない。第1色は、任意の色に設定できる。第1マスクは、例えば、河川面積が基準面積に最も近い過去の河川画像における河川部分の位置及び形状を有するマスクとして生成される。例えば、現在の基準面積が25%である場合、河川面積が25%に最も近い過去の河川画像における河川部分の位置及び形状を有するマスクが、第1マスクとして生成される。これにより、第1マスクに覆われる第1河川部分の位置及び形状を、過去の実際の河川部分の位置及び形状とすることができる。
また、第1マスクは、河川面積が基準面積となるように、過去の複数の河川部分に基づいて位置及び形状を生成されてもよい。具体的には、現在の基準面積に近い過去の複数の河川部分の位置及び形状から補完することにより、現在の基準面積と一致する河川部分の位置及び形状を生成することが考えられる。例えば、現在の基準面積が25%である場合、河川面積が25%に近い過去の複数の河川部分の位置及び形状から補完することにより、河川面積が25%の河川部分の位置及び形状が、第1マスクとして生成される。これにより、第1マスクに覆われる第1河川部分の面積を、基準面積と一致させることができる。
第2マスクは、第2河川部分を覆う第2色のマスクである。第2色は、第1色とは異なる任意の色に設定できる。第2マスクは、河川部分と第1マスクとの差分を覆うマスクとして生成される。
マスク生成部135は、基準面積に対する河川面積の増加率を算出し、増加率に基づいて、第2色を選択する。例えば、マスク生成部135は、増加率が第1閾値未満である場合に第1の第2色(例えば、緑)を選択し、増加率が第1閾値以上第2閾値未満である場合に第2の第2色(例えば、ピンク)を選択し、増加率が第2閾値以上である場合に第3の第2色(例えば、赤)を選択する。一例として、第1閾値は15%、第2閾値は25%であるが、これに限られない。
表示制御部136は、ユーザ端末2に、河川画像と第1マスク及び第2マスクとを重畳して表示させる。これにより、ユーザ端末2には、第1河川部分が第1色に着色され、第2河川部分が第2色に着色された河川画像が表示される。
なお、監視装置1の機能構成は、上記の例に限られない。例えば、監視装置1は、上記の機能構成の一部を備え、残りをユーザ端末2が備えてもよい。また、監視装置1は、上記以外の機能構成を備えてもよい。また、監視装置1の各機能構成は、上記の通り、ソフトウェアにより実現されてもよいし、ICチップ、SoC(System on Chip)、LSI(Large Scale Integration)、マイクロコンピュータ等のハードウェアによって実現されてもよい。
<情報処理システムが実行する処理>
次に、本実施形態に係る情報処理システムが実行する処理について説明する。図5は、情報処理システムが実行する処理の一例を示すフローチャートである。
(ステップS101)
撮影装置3は、河川を撮影し、得られた河川画像を監視装置1に送信する。撮影装置3は、所定時間ごとに河川の静止画を撮影し、撮影するたびに河川画像を監視装置1に送信してもよいし、継続的に河川の動画を撮影し、得られた河川動画を監視装置1に配信してもよい。
(ステップS102)
監視装置1の河川画像取得部131は、撮影装置3から受信した河川画像を取得し、河川画像をImID及び撮影日時と対応づけて記憶部12に保存する。図4の例では、「ImID」、「撮影日時」及び「河川画像」に、それぞれ「Im001」、「11:15:30」及び「Im001.jpg」が保存される。
(ステップS103)
河川部分検出部132は、検出モデル122を利用して、ステップS102で記憶部12に保存された河川画像から河川部分を検出し、検出結果を河川画像と対応づけて記憶部12に保存する。図4の例では、「河川部分」に「xxx」が保存される。
ここで、図6は、河川部分の検出結果の一例を示す図である。図6の例では、2値のセマンティックセグメンテーションにより、河川画像Imから河川部分RPが検出されており、河川部分RPと他の部分OPとが異なる色で表示されている。この場合、河川部分RPのピクセルを示す情報が、河川部分RPの検出結果として記憶部12に保存される。
(ステップS104)
河川面積算出部133は、ステップS103で検出された河川部分の検出結果に基づいて、河川面積を算出し、河川面積を河川画像と対応づけて記憶部12に保存する。河川面積の算出方法は上述の通りである。図4の例では、「河川面積」に「30%」が保存される。
(ステップS105)
基準面積算出部134は、過去の複数の河川面積に基づいて、基準面積を算出し、基準面積を河川画像と対応づけて記憶部12に保存する。基準面積の算出方法は上述の通りである。図4の例では、「基準面積」に「25%」が保存される。
(ステップS106)
マスク生成部135は、過去の河川画像の河川部分及び基準面積に基づいて、第1マスクを生成し、第1マスクを河川画像と対応づけて記憶部12に保存する。第1マスクの生成方法は上述の通りである。図4の例では、「第1マスク」に「yyy」が保存される。
(ステップS107)
マスク生成部135は、現在の河川画像の河川部分、増加率及び第1マスクに基づいて、第2マスクを生成し、第2マスクを河川画像と対応づけて記憶部12に保存する。第2マスクの生成方法は上述の通りである。図4の例では、「増加率」及び「第2マスク」に、それぞれ「20%」及び「zzz」が保存される。
(ステップS108)
表示制御部136は、河川画像、第1マスク及び第2マスクを示す情報をユーザ端末2に送信し、ユーザ端末2のディスプレイに、河川画像と第1マスク及び第2マスクとを重畳して表示させる。これにより、河川画像における第1河川部分が第1色で表示され、第2河川部分が第2色で表示される。なお、表示制御部136は、河川画像、第1マスク及び第2マスクと共に、他の河川画像情報121をユーザ端末2に送信し、ユーザ端末2のディスプレイに表示させてもよい。
ここで、図7,図9,図11は、河川画像の具体例を示す図である。図8,図10,図12は、それぞれ図7,図9,図11の河川画像にマスクを重畳した画像を示す図である。図8,図10,図12の河川画像には、第1マスク及び第2マスクに加えて、河川面積及び増加率が表示されている。監視装置1は、撮影装置3から図7,図9,図11の河川画像を取得すると、図5の処理を実行し、図8,図10,図12に示すように、河川画像と第1マスク及び第2マスクとを重畳してユーザ端末2に表示させる。
図8の例では、第1マスク(第1河川部分)は青であり、河川面積は24.33%であり、増加率は10.01%である。増加率が15%(第1閾値)未満であるため、第2マスク(第2河川部分)は緑(第1の第2色)である。
図10の例では、第1マスク(第1河川部分)は青であり、河川面積は28.08%であり、増加率は21.43%である。増加率が15%(第1閾値)以上25%(第2閾値)未満であるため、第2マスク(第2河川部分)はピンク(第2の第2色)である。
図12の例では、第1マスク(第1河川部分)は青であり、河川面積は31.08%であり、増加率は28.83%である。増加率が25%(第2閾値)以上であるため、第2マスク(第2河川部分)は赤(第3の第2色)である。
このように増加率に応じて第2マスクの色を変更して河川部分に重畳して表示することにより、ユーザは、第2マスク(第2河川部分)の色を見ただけで、基準面積に対する河川面積のおおよその増加率を把握することができる。
<まとめ>
以上説明した通り、本実施形態によれば、監視装置1は、撮影装置3から取得した河川画像に基づいて、基準面積に対する河川面積の変化(増加率)を可視化する。これは、通常の水位に対する水位の変化を可視化することに相当する。撮影装置3として既設の監視カメラを利用できるため、専門的な装置及び追加設備の設置費用などをかけることなく、安価に河川の水位を監視することができる。
また、河川画像に第1マスク及び第2マスクを重畳してユーザ端末2に表示させることにより、通常時の河川部分(第1河川部分)と、その差分(第2河川部分)と、を明確に示し、河川の水位の変化をユーザに直感的に把握させることができる(図8,図10,図12参照)。
<付記>
本実施形態は、以下の開示を含む。
(付記1)
情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
河川画像を取得する河川画像取得処理と、
前記河川画像から河川部分を検出する河川部分検出処理と、
前記河川部分の検出結果に基づいて、河川面積を算出する河川面積算出処理と、
過去の複数の前記河川面積に基づいて、基準面積を算出する基準面積算出処理と、
前記基準面積に対応する第1河川部分と、前記河川部分のうち前記第1河川部分以外の部分である第2河川部分と、を異なる色で表示させる表示制御処理と、
を含む情報処理方法。
(付記2)
前記第1河川部分を覆う第1マスクと、前記第2河川部分を覆う第2マスクと、を生成するマスク生成処理を更に含み、
前記河川画像は、前記第1マスク及び前記第2マスクを重畳して表示させる
付記1に記載の情報処理方法。
(付記3)
前記河川部分は、2値のセマンティックセグメンテーションにより検出される
付記1又は付記2に記載の情報処理方法。
(付記4)
前記河川面積は、前記河川画像における前記河川部分の割合である
付記1から付記3までのいずれかに記載の情報処理方法。
(付記5)
前記基準面積は、所定期間の前記河川面積の移動平均である
付記1から付記4までのいずれかに記載の情報処理方法。
(付記6)
前記第1河川部分は、前記河川面積が前記基準面積に最も近い過去の河川画像における河川部分である
付記1から付記5までのいずれかに記載の情報処理方法。
(付記7)
前記第1河川部分は、前記河川面積が前記基準面積となるように、過去の複数の河川部分に基づいて生成される
付記1から付記6までのいずれかに記載の情報処理方法。
(付記8)
河川画像を取得する河川画像取得部と、
前記河川画像から河川部分を検出する河川部分検出部と、
前記河川部分の検出結果に基づいて、河川面積を算出する河川面積算出部と、
過去の複数の前記河川面積に基づいて、基準面積を算出する基準面積算出部と、
前記基準面積に対応する第1河川部分と、前記河川部分のうち前記第1河川部分以外の部分である第2河川部分と、を異なる色で表示させる表示制御部と、
を備える情報処理装置。
(付記9)
情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
河川画像を取得する河川画像取得処理と、
前記河川画像から河川部分を検出する河川部分検出処理と、
前記河川部分の検出結果に基づいて、河川面積を算出する河川面積算出処理と、
過去の複数の前記河川面積に基づいて、基準面積を算出する基準面積算出処理と、
前記基準面積に対応する第1河川部分と、前記河川部分のうち前記第1河川部分以外の部分である第2河川部分と、を異なる色で表示させる表示制御処理と、
を含む情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1:監視装置
2:ユーザ端末
3:撮影装置
11:通信部
12:記憶部
13:制御部
101:プロセッサ
102:メモリ
103:ストレージ
104:通信I/F
105:入出力I/F
106:ドライブ装置
107:入力装置
108:出力装置
109:ディスクメディア
121:河川画像情報
122:検出モデル
131:河川画像取得部
132:河川部分検出部
133:河川面積算出部
134:基準面積算出部
135:マスク生成部
136:表示制御部

Claims (9)

  1. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    河川画像を取得する河川画像取得処理と、
    前記河川画像から河川部分を検出する河川部分検出処理と、
    前記河川部分の検出結果に基づいて、河川面積を算出する河川面積算出処理と、
    過去の複数の前記河川面積に基づいて、基準面積を算出する基準面積算出処理と、
    前記基準面積に対応する第1河川部分と、前記河川部分のうち前記第1河川部分以外の部分である第2河川部分と、を異なる色で表示させる表示制御処理と、
    を含む情報処理方法。
  2. 前記第1河川部分を覆う第1マスクと、前記第2河川部分を覆う第2マスクと、を生成するマスク生成処理を更に含み、
    前記河川画像は、前記第1マスク及び前記第2マスクを重畳して表示させる
    請求項1に記載の情報処理方法。
  3. 前記河川部分は、2値のセマンティックセグメンテーションにより検出される
    請求項1又は請求項2に記載の情報処理方法。
  4. 前記河川面積は、前記河川画像における前記河川部分の割合である
    請求項1から請求項3までのいずれかに記載の情報処理方法。
  5. 前記基準面積は、所定期間の前記河川面積の移動平均である
    請求項1から請求項4までのいずれかに記載の情報処理方法。
  6. 前記第1河川部分は、前記河川面積が前記基準面積に最も近い過去の河川画像における河川部分である
    請求項1から請求項5までのいずれかに記載の情報処理方法。
  7. 前記第1河川部分は、前記河川面積が前記基準面積となるように、過去の複数の河川部分に基づいて生成される
    請求項1から請求項6までのいずれかに記載の情報処理方法。
  8. 河川画像を取得する河川画像取得部と、
    前記河川画像から河川部分を検出する河川部分検出部と、
    前記河川部分の検出結果に基づいて、河川面積を算出する河川面積算出部と、
    過去の複数の前記河川面積に基づいて、基準面積を算出する基準面積算出部と、
    前記基準面積に対応する第1河川部分と、前記河川部分のうち前記第1河川部分以外の部分である第2河川部分と、を異なる色で表示させる表示制御部と、
    を備える情報処理装置。
  9. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    河川画像を取得する河川画像取得処理と、
    前記河川画像から河川部分を検出する河川部分検出処理と、
    前記河川部分の検出結果に基づいて、河川面積を算出する河川面積算出処理と、
    過去の複数の前記河川面積に基づいて、基準面積を算出する基準面積算出処理と、
    前記基準面積に対応する第1河川部分と、前記河川部分のうち前記第1河川部分以外の部分である第2河川部分と、を異なる色で表示させる表示制御処理と、
    を含む情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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