JP7430360B1 - 壁面パネルの支持脚及び壁面パネルの設置方法 - Google Patents

壁面パネルの支持脚及び壁面パネルの設置方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 壁面パネルを設置するのに好適な壁面パネルの支持脚を提供する。【解決手段】 支持脚30は、隣接する2つの壁面パネル1の一方の下端及び他方の下端を隣接部において支持する支持板32と、支持板32に設けられ、2つの壁面パネル1を隣接部において面方向所定角度で拘束する突起部34、36と、支持板32の高さを調整するアジャスタ部50とを備える。壁面パネル1の設置方法は、2つの壁面パネル1を隣接させて2つの壁面パネル1の一方の下端及び他方の下端を隣接部において支持板32で支持するとともに、突起部34、36により2つの壁面パネル1を隣接部において面方向所定角度で拘束する。【選択図】 図3

Description

本発明は、壁面パネルを支持する支持脚及び壁面パネルを設置する方法に関する。
従来、柱の側面にボード材を固定する技術としては、例えば、特許文献1記載の技術が知られている。
特許文献1記載の技術では、断面視がU字形のランナー材(差込材)を鉛直方向において開口部が対向するように床面及び天井面にそれぞれ固定し、一対のランナー材の間に下地材を挿入・固定した後、下地材の上にボード材を固定するものである。
特開2003-64804号公報
ところで、特許文献1記載のボード材に代えて、例えば、ボード材の裏面に断熱材を取り付けてなる壁面パネルを用いることができる。この壁面パネルは、ボード材単体で大きな強度を持っており、さらに断熱材がパッキン材としてズレ防止に有効に働くことから下地材が不要で施工することができ、工程の短縮につながることにある。
しかしながら、床面は平らでなくわずかながらうねり(不陸)があるため、壁面パネルを直接床に設置すると、壁面パネルが斜めになる可能性もあり、施工が困難となるという問題があった。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、壁面パネルを設置するのに好適な壁面パネルの支持脚及び壁面パネルの設置方法を提供することを目的としている。
〔発明1〕 上記目的を達成するために、発明1の壁面パネルの支持脚は、面方向横並びに隣接して設置される2つの壁面パネルの一方の下端及び他方の下端を隣接部において支持する支持板と、前記支持板に設けられ、前記2つの壁面パネルを隣接部において面方向所定角度で拘束する拘束手段と、前記支持板の高さを調整する調整手段とを備える。
〔発明2〕 さらに、発明2の壁面パネルの支持脚は、発明1の壁面パネルの支持脚において、前記支持板は、前記2つの壁面パネルの一方を支持する他の被連結体と連結するための連結部材が取り付けられ又は取付可能となっている。
〔発明3〕 さらに、発明3の壁面パネルの支持脚は、発明2の壁面パネルの支持脚において、前記拘束手段は、前記壁面パネルの面を係止する係止部であり、前記支持板は、支持面のうち前記係止部から前記壁面パネルの接地部の厚さに相当する長さを隔てた位置に前記連結部材が取り付けられ又は取付可能となっている。
〔発明4〕 一方、上記目的を達成するために、発明4の壁面パネルの設置方法は、発明1乃至3のいずれか1項に記載の支持脚を用いて壁面パネルを設定する方法であって、2つの壁面パネルを面方向横並びに隣接させて前記2つの壁面パネルの一方の下端及び他方の下端を隣接部において前記支持板で支持するとともに、前記拘束手段により前記2つの壁面パネルを隣接部において面方向所定角度で拘束する。
以上説明したように、発明1の壁面パネルの支持脚によれば、床の不陸に合わせて調整手段により支持板の高さを調整することができるので、床に不陸があっても壁面パネルが斜めになりにくく、壁面パネルの設置が容易となる。また、隣接する2つの壁面パネルの一方の下端及び他方の下端を隣接部において支持するとともに、2つの壁面パネルを隣接部において面方向所定角度で拘束するので、壁面パネルの位置合わせが容易となる。
さらに、発明2の壁面パネルの支持脚によれば、連結部材により他の被連結体と連結することにより支持脚がズレにくくなるので、壁面パネルを安定して設置することができる。
さらに、発明3の壁面パネルの支持脚によれば、支持板の支持面のうち係止部と連結部材の間に壁面パネルを設置することができるので、壁面パネルの位置出しが容易となる。
一方、発明4の壁面パネルの設置方法によれば、壁面パネルの位置合わせが容易となる。
壁面パネル1の斜視図である。 支持脚30の平面図である。 支持脚30の左側面図である。 壁面パネル1を支持脚30で支持した場合において図2の左方から見た垂直断面図である。 壁面パネル1の設置方法を示す断面図である。 壁面パネル1が支持脚30に接地する位置の断面図である。 壁面パネル1の設置方法を示す斜視図である。 壁面パネル1が支持脚30に接地する位置の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1~図7は、本実施の形態を示す図である。
まず、本実施の形態の構成を説明する。
図1は、壁面パネル1の斜視図である。
壁面パネル1(1A~1D)は、図1に示すように、四角柱状の柱100の4つの側面101(図5、6参照)を覆う建材であって、板状を呈する2層構造の部材である。壁面パネル1は、薄板状のボード材10と、ボード材10の柱側面である裏面11に固定された層状のクッションボード20と、2本のボルト60とを有して構成されている。前側の壁面パネル1Aと後側の壁面パネル1C、左側の壁面パネル1Bと右側の壁面パネル1Dとは同一の構造である。
クッションボード20は、クッション性を有する薄板状部材である。クッションボード20は、接着剤等によってボード材10の裏面11に固定されている。
次に、支持脚30の構成を説明する。
図2は、支持脚30の平面図である。
図3は、支持脚30の左側面図である。
図4は、壁面パネル1を支持脚30で支持した場合において図2の左方から見た垂直断面図である。
支持脚30(30A~30D)は、図2~図4に示すように、柱100の4つの側面101に設置される壁面パネル1の各下端を支持するものである。支持脚30(30A)は、隣接する2つの壁面パネル1の一方の下端及び他方の下端を隣接部において支持する支持板32と、支持板32の高さを調整するアジャスタ部50とを有して構成されている。
支持板32は、矩形の板状となり、左後角部及び右前角部が斜めに落とされている。
支持板32には、右端から鉛直方向に立ち上がる突起部34が形成されている。突起部34により、柱100の側面101(前面)に設置される壁面パネル1が右方に移動するのが拘束される。
支持板32には、前端から鉛直方向に立ち上がる突起部36が形成されている。突起部36により、柱100の側面101(右面)に設置される壁面パネル1が前方に移動するのが拘束される。すなわち、突起部34、36により、隣接する2つの壁面パネル1が隣接部において面方向所定角度(図5、6の例では90°)で拘束される。
支持板32の後端側には、ボルト穴38aが形成されている。板状のリンク42の一端にはボルト穴38bが形成されている。支持板32には、ボルト穴38a、38bにボルト38cを挿通しナット38dに螺合することによりリンク42の一端が連結されている。リンク42は、その右端が突起部34からボード材10の厚さに相当する長さ(例えば30[mm])を隔てた位置に取り付けられている。リンク42の他端は、柱100の右後角部に設置される支持脚30(30D)の支持板32に連結されている。具体的には、支持脚30Dの支持板32の前端側に連結されている。
支持板32の左端側には、ボルト穴40aが形成されている。板状のリンク44の先端にはボルト穴40bが形成されている。支持板32には、ボルト穴40a、40bにボルト40cを挿通しナット40dに螺合することによりリンク44の一端が連結されている。リンク44は、その前端が突起部36からボード材10の厚さに相当する長さ(例えば30[mm])を隔てた位置に取り付けられている。リンク44の他端は、柱100の左前角部に設置される支持脚30(30B)の支持板32に連結されている。具体的には、支持脚30Bの支持板32の右端側に連結されている。リンク42、44は、壁面パネル1を支持脚30に載せるのにガイドの代わりになる点(図4)、及び、支持脚30同士が固定され一体化される点で優れている。
アジャスタ部50は、板状のベース板52と、ベース板52の上面に設けられたねじ部54(軸部)と、支持板32の下面に設けられた筒状のねじ受け部56とを有して構成されている。
ねじ部54は、ベース板52の上面から鉛直方向に立ち上がり、外周面にはねじ溝が形成されている。これに対し、ねじ受け部56の下部には、下面から鉛直上向きにねじ穴58が形成され、ねじ穴58の内周面には、ねじ部54に螺合するねじ溝が形成されている。ねじ部54をねじ穴58に螺合し螺合長を調整することにより支持板32の高さが調整される。
次に、壁面パネル1の設置方法を説明する。
図5は、壁面パネル1の設置方法を示す断面図である。
図6は、壁面パネル1が支持脚30に接地する位置の断面図である。
図7は、壁面パネル1の設置方法を示す斜視図である。
壁面パネル1の設置方法は、図5~図7に示すように、4枚の壁面パネル1A~1Dで柱100を囲み、隣り合う壁面パネル1A~1D同士を連結する。ただし、柱100の形状、壁面パネル1の数は、これに限定されない。
まず、柱100の各角部に支持脚30A~30Dを設置し、床の不陸に合わせてアジャスタ部50により支持脚30A~30Dの支持板32の高さを同一水平面に調整する。そして、支持脚30A、30Bをリンク44で、支持脚30B、30Cをリンク42で、支持脚30C、30Dをリンク44で、支持脚30D、30Aをリンク42でそれぞれ連結する。再度、支持脚30A~30Dの支持板32の高さが同一水平面かどうか確認する。
次いで、1枚目の壁面パネル1Aを、柱100の側面101(前面)に固定する。具体的には、クッションボード20を柱100側に配置した状態で、下げ振りやレーザ等を使用してボード材10の姿勢が鉛直方向に沿うように維持しつつ、両面テープ接剤等を使用してクッションボード20を柱100の側面101に固定(仮固定)する。
この場合において、柱100の側面101が凸凹(不陸)であるとき、クッションボード20を凸凹に対応して変形させる。ここで、側面101の凸凹は、例えば、複数の柱基材を鉛直方向において溶接等に連結する際の溶接部(溶接跡)によって形成される。その他、側面101の凸凹は、複数の柱基材の側面を連結する連結金具(連結プレート)の段差によって形成される。
このように、クッションボード20が側面101の凸凹に対応して変形するので、凸凹の影響を受けずにボード材10を鉛直方向に位置出しできる。
また、壁面パネル1Aのボード材10の右下端を支持脚30Aで、同ボード材10の左下端を支持脚30Bでそれぞれ支持する。また、2本のボルト60、60を回転し、上面14からの突出長さを調整し、各頭部61を施工箇所の天井面に当接させる。これにより、壁面パネル1A(ボード材10)は支持板32の支持面(上面)に支持されるとともに天井面にも当接しているので、壁面パネル1Aがずれ難くなる。
次に、2枚目の壁面パネル1B(ボード材10)の側端部を、1枚目の壁面パネル1A(ボード材10)の側端部に当接し、側面101の凸凹に対応してクッションボード20を変形させつつ位置合わせしながら、ビス81(連結部)で壁面パネル1Bを壁面パネル1Aに固定し、壁面パネル1A、1Bを補強して連結する。なお、ビス81に代えて、例えば、釘、ほぞ等を使用して固定してもよい。
ここで、壁面パネル1Aは鉛直方向に位置出し済であるので、壁面パネル1Bを壁面パネル1Aに当接させ位置合わせすることで、壁面パネル1Bを鉛直方向に位置出しできる。すなわち、2枚目の壁面パネル1Bについて、下げ振りやレーザ等による位置出し作業は不要となる。また、2枚の壁面パネル1Bを両面テープ等によって柱100の側面101に固定(仮固定)しないので、施工時間が短縮される。
また、壁面パネル1Bのボード材10の前下端を支持脚30Bで、同ボード材10の後下端を支持脚30Cでそれぞれ支持する。また、2本のボルト60、60を回転し、上面14からの突出長さを調整し、各頭部61を施工箇所の天井面に当接させる。これにより、壁面パネル1B(ボード材10)は支持板32の支持面に支持されるとともに天井面にも当接しているので、壁面パネル1Bがずれ難くなる。
次いで、3枚目の壁面パネル1Cを2枚目の壁面パネル1Bに、同様にして連結する。そして、壁面パネル1Cのボード材10の左下端を支持脚30Cで、同ボード材10の右下端を支持脚30Dでそれぞれ支持する。また、2本のボルト60、60を回転し、上面14からの突出長さを調整し、各頭部61を施工箇所の天井面に当接させる。これにより、壁面パネル1C(ボード材10)は支持板32の支持面に支持されるとともに天井面にも当接しているので、壁面パネル1Cがずれ難くなる。
次いで、4枚目の壁面パネル1Dを1枚目の壁面パネル1Aと3枚目の壁面パネル1Cとに、同様にして連結する。そして、壁面パネル1Dのボード材10の後下端を支持脚30Dで、同ボード材10の前下端を支持脚30Aでそれぞれ支持する。また、2本のボルト60、60を回転し、上面14からの突出長さを調整し、各頭部61を施工箇所の天井面に当接させる。これにより、壁面パネル1D(ボード材10)は支持板32の支持面に支持されるとともに天井面にも当接しているので、壁面パネル1Dがずれ難くなる。
これにより、4枚の壁面パネル1A~1Dで柱100を囲むとともに、隣り合う壁面パネル1A~1Dがビス81で連結された構成となるので、4枚の壁面パネル1A~1Dが柱100から鉛直下方にずれ難くなる。すなわち、4枚の壁面パネル1A~1Dの内側に配置された4つのクッションボード20全体が、各側面101の凸凹に対応して変形しているので、4枚の壁面パネル1A~1Dが柱100から鉛直下方にずれ難くなる。
本実施の形態に係る設置方法によれば、従来の下地材ランナー材が不要なる上、1枚目の壁面パネル1Aについてのみ、下げ振りやレーザ等によって鉛直方向の位置出しするので、壁面パネル1の固定作業が省略され、施工時間を短縮できる。
次に、本実施の形態の効果を説明する。
本実施の形態では、支持脚30は、隣接する2つの壁面パネル1の一方の下端及び他方の下端を隣接部において支持する支持板32と、支持板32に設けられ、2つの壁面パネル1を隣接部において面方向所定角度で拘束する突起部34、36と、支持板32の高さを調整するアジャスタ部50とを備える。
これにより、床の不陸に合わせてアジャスタ部50により支持板32の高さを調整することができるので、床に不陸があっても壁面パネル1が斜めになりにくく、壁面パネル1の設置が容易となる。また、隣接する2つの壁面パネル1の一方の下端及び他方の下端を隣接部において支持するとともに、2つの壁面パネルを隣接部において面方向所定角度で拘束するので、壁面パネル1の位置合わせが容易となる。
さらに、本実施の形態では、支持板32は、2つの壁面パネル1の一方を支持する他の支持脚30と連結するためのリンク42、44が取り付けられている。
これにより、リンク42、44により他の支持脚30と連結することにより支持脚30がズレにくくなるので、壁面パネル1を安定して設置することができる。
さらに、本実施の形態では、支持板32は、突起部34、36からボード材10の厚さに相当する長さを隔てた位置にリンク42、44が取り付けられている。
これにより、支持板32の支持面のうち突起部34、36とリンク42、44の間に壁面パネル1を設置することができるので、壁面パネル1の位置出しが容易となる。
さらに、本実施の形態では、壁面パネル1の設置方法は、2つの壁面パネル1を隣接させて2つの壁面パネル1の一方の下端及び他方の下端を隣接部において支持板32で支持するとともに、突起部34、36により2つの壁面パネル1を隣接部において面方向所定角度で拘束する。
これにより、壁面パネル1の位置合わせが容易となる。
本実施の形態において、突起部34、36は、発明1、3若しくは4の拘束手段、又は発明3の係止部に対応し、アジャスタ部50は、発明1の調整手段に対応し、リンク42、44は、発明2又は3の連結部材に対応している。
〔変形例〕
なお、上記実施の形態において、支持脚30は、リンク42、44を連結して構成したが、これに限らず、リンク42、44の一方のみを連結する構成、リンク42、44よりもさらに多くのリンクを連結する構成、リンク42、44を連結可能な構成(リンク42、44が連結されていない構成を含む。)又はリンク42、44を連結不能な構成を採用することができる。
また、上記実施の形態及びその変形例において、リンク42、44は、板状の部材として構成したが、これに限らず、上方が開口する断面U字形の部材として構成することができる。
また、上記実施の形態及びその変形例において、支持脚30は、リンク42、44により他の支持脚30と連結したが、これに限らず、他の構成の支持脚、柱100、建材、構造物その他の被連結体と連結することができる。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、隣接する2つの壁面パネル1を隣接部において面方向90°で拘束したが、これに限らず、任意の角度で拘束することができる。例えば、壁面パネル1の施工箇所においてその施工箇所の形状に応じた角度で壁面パネル1を拘束できるように、突起部34、36の向きや配置等を適宜調整して構成することができる。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、壁面パネル1を拘束する構成として、突起部34、36を設けたが、これに限らず、他の構成を採用することができる。例えば、ボード材10の下面に凹部を形成し、凹部に嵌合する凸部を支持板32に形成する構成を採用することができる。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、支持板32の高さを調整する構成として、ねじ部54をねじ穴58に螺合し螺合長を調整することにより支持板32の高さを調整する構成を採用したが、これに限らず、スペーサ、ジャッキ、シリンダその他の機構により支持板32の高さを調整する構成を採用することができる。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、壁面パネル1で柱100の側面101を覆う構成を採用したが、これに限らず、例えば、壁面パネル1で壁の表面(壁面)を覆う構成としてもよい。すなわち、複数の壁面パネル1が壁の表面に沿って面方向に配置されるとともに連結される構成としてもよい。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、壁面パネル1の設置方法として、例えば次の設置方法を採用することができる。
〔設置方法1〕
(1)支持脚30の支持板32の高さを同一水平面に揃える。
(2)柱100の四隅又は壁面に沿うように支持脚30を配置する。
(3)リンク42、44により各支持脚30を連結する。
(4)再度、支持脚30の支持板32の高さが同一水平面か確認する。
(5)壁面パネル1を支持脚30に載せる。
なお、(1)(2)(3)の順序は任意でよい。(3)を(2)よりも先に行う場合は設置方法3の例による。
〔設置方法2〕
(1)壁面パネル1を所定の高さにジャッキ等を用いて持ち上げる。
(2)柱100の四隅又は壁面に沿うように壁面パネル1と床のスペースに支持脚30を配置する。
(3)スペースに合わせ支持脚30の支持板32の高さを同一水平面に揃える。
(4)ジャッキ等を下げ、壁面パネル1を支持脚30に載せる。
(5)リンク42、44により各支持脚30を連結する。
なお、(2)(3)(5)の順序は任意でよい。(5)を(2)よりも先に行う場合は設置方法3の例による。
〔設置方法3〕
(1)リンク42、44により各支持脚30を連結する。柱100の場合はコの字になるように連結する。
(2)柱100の四隅又は壁面に沿うように支持脚30を配置する。
(3)支持脚30の支持板32の高さを同一水平面に揃える。
(4)柱100の場合は、連結してない辺をリンク42、44により連結する。
(5)壁面パネル1を支持脚30に載せる。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、ボルト60がボルト穴15に螺合する構成を採用したが、これに限らず、例えば、ボード材10の上端を保持し支持する側面視でL字形を呈する金属製の支持部材を備え、この支持部材にボルト60が螺合する構成としてもよい。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、ボード材10の上面14にボルト60を備える構成を採用したが、これに限らず、例えば、ボード材10の裏面11にボルト(突出部)を備える構成としてもよい。このボルトが柱100に当接するように、ボルトの突出長を調整することで、壁面パネル1を裏面11側からも支持することができる。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、クッションボード20を接着剤等によってボード材10の裏面11に固定した構成を採用したが、これに限らず、例えば、クッション層がウレタン層等で形成される場合、ボード材10の裏面11にウレタン樹脂を吹き付けてクッション層を形成してもよい。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、支持板32は矩形の板状として構成したが、これに限らず、丸形その他任意の形状とすることができる。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、リンク42、44により各支持脚30を連結したが、これに限らず、次の構成を採用することができる。
図8は、壁面パネル1が支持脚30に接地する位置の斜視図である。
第1の構成は、図8(a)に示すように、リンク46を支持板32の後端から垂下させて設け、リンク46の裏面に断熱材22を取り付ける構成である。
第2の構成は、図8(b)に示すように、2枚のリンク46を支持板32の前端及び後端から垂下させて設け、リンク46の間に角柱状の支持ベース52aを挿入し、支持ベース52aと支持板32の間にアジャスタ50aを介在させる構成である。そして、後端側のリンク46の裏面に断熱材22を取り付ける。
このような構成であれば、壁面パネル1の施工が容易になることに加え、断熱欠損もなく施工することができる。
1、1A、1B、1C、1D…壁面パネル、 10…ボード材、 11…裏面、 14…上面、 15、38a、38b、40a、40b…ボルト穴、 20…クッションボード、 22…断熱材、 30、30A、30B、30C、30D…支持脚、 32…支持板、 34、36…突起部、 38c、40c、60…ボルト、 38d、40d…ナット、 42、44、46…リンク、 50、50a…アジャスタ部、 52…ベース板、 52a…支持ベース、 54、62…ねじ部、 56…ねじ受け部、 58…ねじ穴、 61…頭部、 81…ビス、 100…柱、 101…側面

Claims (2)

  1. 面方向横並びに隣接して設置される2つの壁面パネルの一方の下端及び他方の下端を隣接部において支持する支持板と、
    前記支持板に設けられ、前記壁面パネルの面を係止し前記2つの壁面パネルを隣接部において面方向所定角度で拘束する係止部と、
    前記支持板の高さを調整する調整手段とを備え、
    前記支持板は、支持面のうち前記係止部から前記壁面パネルの接地部の厚さに相当する長さを隔てた位置に、前記2つの壁面パネルの一方を支持する他の支持脚と連結するための連結部材が取り付けられ又は取付可能となっていることを特徴とする壁面パネルの支持脚。
  2. 請求項1記載の支持脚を用いて壁面パネルを設定する方法であって、
    2つの壁面パネルを面方向横並びに隣接させて前記2つの壁面パネルの一方の下端及び他方の下端を隣接部において前記支持板で支持するとともに、前記係止部により前記2つの壁面パネルを隣接部において面方向所定角度で拘束することを特徴とする壁面パネルの設置方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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