JP7428416B2 - ヒートパイプ及び当該ヒートパイプに対する冷媒液の注入並びに封止方法 - Google Patents
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Description
(1)上板の周囲壁における外側側部、即ちヒートパイプの平面方向と直交する方向の側部に対する注入口の穿設
↓
(2)注入口に対する注入パイプの挿入及び半田付による周囲壁との接合
↓
(3)注入パイプを介した冷媒液のヒートパイプ内への注入
↓
(4)真空ポンプによるヒートパイプ内の空気の脱気
↓
(5)ヒートパイプに対する加熱による不要な冷媒液の蒸発に伴う放出
↓
(6)注入パイプの切断及びアーク溶接を介した閉鎖による冷媒液の封止
(1)ヒートパイプの真空チャンバー内への投入。
↓
(2)真空ポンプによる真空チャンバーに対する真空脱気の開始。
↓
(3)ヒートパイプの冷媒液注入口に対する加圧シリンダーによる冷媒液の加圧注入。
↓
(4)加圧シリンダーの取り外し。
↓
(5)気体の真空チャンバー内への浸入による圧力調整。
↓
(6)ヒートパイプの閉鎖部材搭載装置の設置場所への移動。
↓
(7)閉鎖部材搭載装置におけるヒートパイプの冷媒液注入口に対する閉鎖部材の搭載。
↓
(8)ヒートパイプの閉鎖部材に対する加圧装置の設置場所への移動。
↓
(9)加圧装置の作動に基づく前記冷媒液注入口に対する閉鎖部材による加圧封止。
↓
(10)加圧装置のヒートパイプからの取り外し。
(1)ヒートパイプの真空チャンバー内への投入。
↓
(2)真空ポンプによる真空チャンバーに対する真空脱気の開始。
↓
(3)ヒートパイプの冷媒液注入口1aに対する加圧シリンダーによる冷媒液の加圧注入(図5(A)、(B))。
↓
(4)加圧シリンダーの取り外し。
↓
(5)冷媒液注入口1aの周囲に対する下側先端の周囲に刃21を有するカシメピン20による押圧による閉鎖(図6(A)、(B))。
↓
(6)冷媒液注入口1aの周囲を形成する上板に対する棒状のカシメピン30による押圧による下板との当接(図8(A)、(B))。
↓
(7)冷媒液注入口1a及びその周辺領域に対するレーザビームによる溶接(図9)。
(1)冷媒液の流動方向を変化させる流動障害物を備え、かつ冷媒液の毛細管現象を伴う流動を予定し、かつ平面形状を呈しているウイック、及び当該ウイックの隣接領域にて冷媒蒸気の流動を予定している蒸気流動部を、上板と熱溶着が行われている下板の空洞部内に形成すると共に、上板における冷媒液の流入貫通孔及び下板の当該空洞部に面している冷媒液流出口と上板及び下板の平面方向に沿って連通し、かつ接続する流動孔に対し、流入貫通孔を介して加圧注入された冷媒液を充満した状態とし、更に上板に成形した凹部から流動孔の中途部位に対する加圧を伴う熱溶着によって流動孔のうち流入貫通孔に連通する側を閉鎖し、かつ冷媒液が流動孔の一部領域に封止され、その後冷媒液流出口を介して前記空洞部内に流入することを特徴とするヒートパイプ、
(2)冷媒液の流動方向を変化させる流動障害物を備え、かつ冷媒液の毛細管現象を伴う流動を予定し、かつ平面形状を呈しているウイック、及び当該ウイックの隣接領域にて冷媒蒸気の流動を予定している蒸気流動部を、相互に熱溶着によって結合している上板、中板、下板のうち、下板上に配置されている中板に設定されている空洞部内に形成すると共に、上板に冷媒液の流入貫通孔を設け、中板に当該流入貫通孔と連通し、かつ中板の平面方向に沿っている冷媒液の流動孔を設置すると共に、当該流動孔と連通する上下方向貫通孔を設け、下板に当該上下方向貫通孔と連通し、かつ上側が空洞部側に開口している冷媒液流動溝を設置すると共に、上板において前記上下方向貫通孔の上側の位置に、金属塊が嵌入されている凹部を形成すると共に、当該流動孔及び当該上下方向貫通孔及び冷媒液流動溝に対し、冷媒液の流入貫通孔を介して加圧注入された冷媒液を充満した状態とし、更に凹部に対する前記金属塊を介した加圧によって上下方向貫通孔の上側を閉鎖し、かつ冷媒液が上下方向貫通孔及び冷媒液流動溝に封止され、その後冷媒液流動溝における上側の開口領域を介して前記空洞部内に流入することを特徴とするヒートパイプ、
(3)冷媒液の流動方向を変化させる流動障害物を備え、かつ冷媒液の毛細管現象を伴う流動を予定し、かつ平面形状を呈しているウイック、及び当該ウイックの隣接領域にて冷媒蒸気の流動を予定している蒸気流動部を、相互に熱溶着によって結合している上板、中板、下板のうち、下板上に配置されている中板に設定されている空洞部内に形成すると共に、上板及び中板を連通する冷媒液の流入貫通孔を設け、中板に当該流入貫通孔と連通し、かつ中板の平面方向に沿っている冷媒液の流動孔を設置すると共に、下板に当該流動孔と連通し、かつ上側が空洞部側に開口している冷媒液流動溝を設置すると共に、上板に前記流動孔の一部領域の上側の位置に金属塊が周囲壁を当接又は圧接した状態にて通過する接触通過孔を設け、かつ中板における当該接触通過孔の下側の位置に金属塊が嵌入されている凹部を形成すると共に、当該流動孔及び冷媒液流動溝に対し、冷媒液の流入貫通孔を介して加圧注入された冷媒液を充満した状態とし、更に凹部に対する前記金属塊を介した加圧によって当該流動孔のうち、冷媒液流動溝と連通している側を閉鎖し、かつ冷媒液が前記流動孔の一部領域及び前記冷媒液流動溝に封止され、その後冷媒液流動溝における上側の開口領域を介して前記空洞部内に流入することを特徴とするヒートパイプ、
(4)冷媒液の流動方向を変化させる流動障害物を備え、かつ冷媒液の毛細管現象を伴う流動を予定し、かつ平面形状を呈しているウイック、及び当該ウイックの隣接領域にて冷媒蒸気の流動を予定している蒸気流動部を、相互に熱溶着によって結合している上板、複数の中板、下板のうち、下板上に配置されている中板に設定されている空洞部内に形成すると共に、上板に冷媒液の流入貫通孔を設け、最も上側の中板に当該流入貫通孔と連通し、かつ中板の平面方向に沿っている冷媒液の流動孔を設置すると共に、複数個の中板に当該流動孔と連通する上下方向貫通孔を設け、下板に当該上下方向貫通孔と連通し、かつ上側が空洞部側に開口している冷媒液流動溝を設置すると共に、上板において前記上下方向貫通孔の上側の位置に、金属塊が嵌入されている凹部を形成すると共に、当該流動孔及び当該上下方向貫通孔及び冷媒液流動溝に対し、冷媒液の流入貫通孔を介して加圧注入された冷媒液を充満した状態とし、更に凹部に対する前記金属塊を介した加圧によって上下方向貫通孔の上側を閉鎖し、かつ冷媒液が上下方向貫通孔及び冷媒液流動溝に封止され、その後冷媒液流動溝における上側の開口領域を介して前記空洞部内に流入することを特徴とするヒートパイプ、
(5)冷媒液の流動方向を変化させる流動障害物を備え、かつ冷媒液の毛細管現象を伴う流動を予定し、かつ平面形状を呈しているウイック、及び当該ウイックの隣接領域にて冷媒蒸気の流動を予定している蒸気流動部を、相互に熱溶着によって結合している上板、複数の中板、下板のうち、下板上に配置されている中板に設定されている空洞部内に形成すると共に、上板及び中板を連通する冷媒液の流入貫通孔を設け、最も上側の中板に当該流入貫通孔と連通し、かつ中板の平面方向に沿っている冷媒液の流動孔を設置すると共に、複数個の中板に当該流動孔と連通する上下方向貫通孔を設け、下板に当該上下方向貫通孔と連通し、かつ上側が空洞部側に開口している冷媒液流動溝を設置すると共に、上板に前記上下方向貫通孔の上側の位置に金属塊が周囲壁を当接又は圧接した状態にて通過する接触通過孔を設け、最も上側の中板における当該接触通過孔の下側の位置に金属塊が嵌入されている凹部を形成すると共に、当該流動孔及び当該上下方向貫通孔及び冷媒液流動溝に対し、冷媒液の流入貫通孔を介して加圧注入された冷媒液を充満した状態とし、更に凹部に対する前記金属塊を介した加圧によって上下方向貫通孔の上側を閉鎖し、かつ冷媒液が上下方向貫通孔及び冷媒液流動溝に封止され、その後冷媒液流動溝における上側の開口領域を介して前記空洞部内に流入することを特徴とするヒートパイプ、
(6)以下の工程によって、冷媒液をヒートパイプに注入し、かつ封止することによって、下記のヒートパイプを形成することを特徴とするヒートパイプにおける冷媒液注入及び封止方法、
記
冷媒液の流動方向を変化させる流動障害物を備え、かつ冷媒液の毛細管現象を伴う流動 を予定し、かつ平面形状を呈しているウイック、及び当該ウイックの隣接領域にて冷媒蒸 気の流動を予定している蒸気流動部を、相互に熱溶着によって各外側周囲の枠状形成領域 を介して結合している上板及び下板の何れか一方又は双方に形成されている空洞部内に形 成すると共に、上板における冷媒液の流入貫通孔及び上板又は下板における前記空洞部に 面している冷媒液流出口と上板及び下板の平面方向に沿って連通し、かつ接続する流動孔 に対し、流入貫通孔を介して加圧注入された冷媒液を充満した状態とし、更に流動孔の中 途部位に対する加圧を伴う熱溶着によって流動孔のうち流入貫通孔に連通する側を閉鎖し 、かつ冷媒液が流動孔の一部領域に封止され、その後冷媒液流出口を介して前記空洞部内 に流入することを特徴とするヒートパイプ、
1 ヒートパイプの真空チャンバー内への投入、
2 真空ポンプによる真空チャンバーに対する真空脱気の開始、
3 冷媒液の流入貫通孔に対する密閉状態を伴う加圧シリンダーによる所定量の冷媒液の加圧注入、
4 流動孔における冷媒液流出口に至る中途部位に対する熱溶着を伴う加圧バーからの加圧による流動孔のうち流入貫通孔に連通する側の閉鎖、
5 加圧シリンダー及び加圧バーのヒートパイプからの取り外し、
(7)以下の工程によって、冷媒液をヒートパイプに注入し、かつ封止することによって、前記(1)のヒートパイプを形成することを特徴とするヒートパイプにおける冷媒液注入及び封止方法、
1 ヒートパイプの真空チャンバー内への投入、
2 真空ポンプによる真空チャンバーに対する真空脱気の開始、
3 冷媒液の流入貫通孔に対する密閉状態を伴う加圧シリンダーによる所定量の冷媒液の加圧注入、
4 流動孔における冷媒液流出口に至る中途部位に対する加圧バーからの凹部における加熱を伴う加圧による流動孔のうち流入貫通孔に連通する側の閉鎖、
5 加圧シリンダー及び加圧バーのヒートパイプからの取り外し、
(8)以下の工程によって、冷媒液をヒートパイプに注入し、かつ封止することによって、前記(2)のヒートパイプを形成することを特徴とするヒートパイプにおける冷媒液注入及び封止方法、
1 ヒートパイプの真空チャンバー内への投入、
2 真空ポンプによる真空チャンバーに対する真空脱気の開始、
3 冷媒液の流入貫通孔に対する密閉状態を伴う加圧シリンダーによる所定量の冷媒液の加圧注入、
4 凹部に対する金属塊を介した加圧バーからの加圧による流動孔と接続している上下方向貫通孔の上側位置の閉鎖、
5 加圧シリンダー及び加圧バーのヒートパイプからの取り外し、
(9)以下の工程によって、冷媒液をヒートパイプに注入し、かつ封止することによって、前記(3)のヒートパイプを形成することを特徴とするヒートパイプにおける冷媒液注入及び封止方法、
1 ヒートパイプの真空チャンバー内への投入、
2 真空ポンプによる真空チャンバーに対する真空脱気の開始、
3 冷媒液の流入貫通孔に対する密閉状態を伴う加圧シリンダーによる所定量の冷媒液の加圧注入、
4 凹部に対する金属塊を介した加圧バーからの加圧による流動孔のうち、流入貫通孔と連通する側の閉鎖、
5 加圧シリンダー及び加圧バーのヒートパイプからの取り外し、
(10)以下の工程によって、冷媒液をヒートパイプに注入し、かつ封止することによって、前記(4)及び(5)記載のヒートパイプを形成することを特徴とするヒートパイプにおける冷媒液注入及び封止方法、
1 ヒートパイプの真空チャンバー内への投入、
2 真空ポンプによる真空チャンバーに対する真空脱気の開始、
3 冷媒液の流入貫通孔に対する密閉状態を伴う加圧シリンダーによる所定量の冷媒液の加圧注入、
4 凹部に対する金属塊を介した加圧バーからの加圧による上下方向貫通孔の上側位置の閉鎖、
5 加圧シリンダー及び加圧バーのヒートパイプからの取り外し、
からなる。
尚、図2(a)の下側のA-A断面図は、冷媒液が流動孔5に封止されており、空洞部に流入する前の状態を示す。
尚、図2(b)の下側のA-A断面図は、冷媒液が流動孔5に封止されており、空洞部に流入する前の状態を示す。
更には、図2(b)の上板11及び下板13においては、ウイック21及び蒸気流動部22を空洞部内に形成していない場合を図示しているが、基本構成(2)においては、基本構成(1)と同様に、上板11及び下板13にウイック21及び蒸気流動部22を配置している空洞部を形成することができる。
尚、冷媒液流動溝51における上側の空洞部への開口領域は、基本構成(1の冷媒液流出口42と同様に、空洞部内への冷媒液の流出機能を発揮しており、かつこの点は、基本構成(3)、(4)、(5)の場合においても同様である。
尚、図2(c)の下側のA-A断面図は、冷媒液が流動孔5に封止されており、空洞部に流入する前の状態を示す。
更には、図2(c)の上板11及び下板13においては、ウイック21及び蒸気流動部22を空洞部内に形成していない場合を図示しているが、基本構成(3)においては、基本構成(1)と同様に、上板11及び下板13にウイック21及び蒸気流動部22を配置している空洞部を形成することができる。
尚、図2(d)の下側のA-A断面図は、冷媒液が流動孔5に封止されており、空洞部に流入する前の状態を示す。
更には、図2(d)の上板11及び下板13においては、ウイック21及び蒸気流動部22を空洞部内に形成していない場合を図示しているが、基本構成(9)においては、基本構成(1)、(2)と同様に、上板11及び下板13にウイック21及び蒸気流動部22を配置している空洞部を形成することができる。
尚、図2(e)の下側のA-A断面図は、冷媒液が流動孔5に封止されており、空洞部に流入する前の状態を示す。
更には、図2(e)の上板11及び下板13においては、ウイック21及び蒸気流動部22を空洞部内に形成していない場合を図示しているが、基本構成(5)においては、基本構成(1)と同様に、上板11及び下板13にウイック21及び蒸気流動部22を配置している空洞部を形成することができる。
尚、図2(f)の下側のA-A断面図は、冷媒液が流動孔5に封止されており、空洞部に流入する前の状態を示す。
1 ヒートパイプ1の真空チャンバー7内への投入。
2 真空ポンプによる真空チャンバー7に対する真空脱気の開始(図3(a))。
3 冷媒液の流入貫通孔41に対する密閉状態を伴う加圧シリンダー8による所定量の冷媒液の加圧注入(図3(b))。
4 流動孔5における冷媒液流出口42に至る中途部位に対する熱溶着を伴う加圧バー9からの加圧による流動孔5のうち流入貫通孔41に連通する側の閉鎖(図3(c))。
5 加圧シリンダー8及び加圧バー9のヒートパイプ1からの取り外し(図3(d))。
1 ヒートパイプ1の真空チャンバー7内への投入。
2 真空ポンプによる真空チャンバー7に対する真空脱気の開始(図4(a))。
3 冷媒液の流入貫通孔41に対する密閉状態を伴う加圧シリンダー8による所定量の冷媒液の加圧注入(図4(b))。
4 流動孔5における冷媒液流出口42に至る中途部位に対する加圧バー9からの凹部30における加熱を伴う加圧による流動孔5のうち流入貫通孔41に連通する側の閉鎖(図4(c))。
5 加圧シリンダー8及び加圧バー9のヒートパイプ1からの取り外し(図4(d))。
1 ヒートパイプ1の真空チャンバー7内への投入。
2 真空ポンプによる真空チャンバー7に対する真空脱気の開始(図5(a))。
3 冷媒液の流入貫通孔41に対する密閉状態を伴う加圧シリンダー8による所定量の冷媒液の加圧注入(図5(b))。
4 凹部30に対する金属塊3を介した加圧バー9からの加圧による流動孔5と接続している上下方向貫通孔43の上側位置の閉鎖(図5(c))。
5 加圧シリンダー8及び加圧バー9のヒートパイプ1からの取り外し(図5(d))。
1 ヒートパイプ1の真空チャンバー7内への投入。
2 真空ポンプによる真空チャンバー7に対する真空脱気の開始(図6(a))。
3 冷媒液の流入貫通孔41に対する密閉状態を伴う加圧シリンダー8による所定量の冷媒液の加圧注入(図6(b))。
4 凹部30に対する金属塊3を介した加圧バー9からの加圧による流動孔5のうち、流入貫通孔41と連通する側の閉鎖(図6(c))。
5 加圧シリンダー8及び加圧バー9のヒートパイプ1からの取り外し(図6(d))。
尚、工程4においては、金属塊3は基本構成(4)の接触通過孔31を当接又は圧接した状態にて通過しているが、図6(c)に示すように、金属塊3と接触通過孔31との当接又は圧接によって、冷媒液の上側への浸潤は充分防止されている。
1 ヒートパイプ1の真空チャンバー7内への投入。
2 真空ポンプによる真空チャンバー7に対する真空脱気の開始(図7(a)及び図8(a))。
3 冷媒液の流入貫通孔41に対する密閉状態を伴う加圧シリンダー8による所定量の冷媒液の加圧注入(図7(b)及び図8(b))。
4 凹部30に対する金属塊3を介した加圧バー9からの加圧による上下方向貫通孔43の上側位置の閉鎖(図7(c)及び図8(c))。
5 加圧シリンダー8及び加圧バー9のヒートパイプ1からの取り外し(図7(d)及び図8(d))。
尚、図8(a)、(b)、(c)、(d)に示す工程4においては、金属塊3は基本構成(10)の接触通過孔31を当接又は近接した状態にて通過しているが、図8(c)に示すように、金属塊3と接触通過孔31との当接又は圧接によって、冷媒液の上側への浸潤は充分防止されている。
に該当する底部は、下側への湾曲状態によって変形している。
但し、どのような形状であろうと、工程4の加圧が行われた後に、基本構成(2)、(3)、(4)、(5)のヒートパイプ1中に金属塊3が残存する場合には、当該加圧によって加圧方向に即して縮小するような部材、即ち加圧方向と直交する方向に扁平形状となるような部材が好ましい。
但し、前記除去の構成を選択する場合には、基本構成(6)、(7)、(8)、(9)、(10)の工程5においては、金属塊3をも取り外して除去することを必要不可欠とする。
尚、金属塊3の部材としては、熱伝導率が良好である銅を採用する場合が多い。
但し、ヒートパイプ1の使用環境温度が200℃を超えるような高温使用の場合には、20気圧~40気圧という高圧の水蒸気圧が発生することから、ヒートパイプ1については、このような高温に耐え得るような素材及び構造を採用することを必要不可欠とする。
R≒(ρL)/(Wt) ・・・(1)
が成立する。
が成立する。
尚、図1(b)においては、蒸気流動部22についても放射状にする実施形態を採用しているが、ウイック21を放射状とする一方、蒸気流動部22については、図1(a)と同様に、直線状とする実施形態も採用することができる。
但し、図1(b)のように、蒸気流動部22もまた放射状とする実施形態の方が、外気からの冷却による熱交換が大きいことから、上記のような放射状の実施形態よりも熱交換効率が高い状況にある。
尚、図10(a)は、五層のウイック21の場合を示す。
尚、図10(b)もまた、五層のウイック21の場合を示す。
尚、図3(a)、(b)、(c)、(d)及び図4(a)、(b)、(c)、(d)においては、加圧シリンダー8の下側が直角に屈曲した形状の場合を示すが、前記形状については、例えば湾曲形状の場合をも選択することができる。
11 上板
110 上板における枠状形成領域
12 中板
120 中板における枠状形成領域
13 下板
130 下板における枠状形成領域
21 ウイック
210 枠体を備えたウイックにおける突起
22 蒸気流動部
3 金属塊
30 凹部
31 接触通過孔
41 流入貫通孔
42 冷媒液流出口
43 上下方向貫通孔
5 流動孔
51 冷媒液流動溝
6 支持枠
7 真空チャンバー
8 加圧シリンダー
81 開閉弁
9 加圧バー
10 加熱源
Claims (24)
- 冷媒液の流動方向を変化させる流動障害物を備え、かつ冷媒液の毛細管現象を伴う流動を予定し、かつ平面形状を呈しているウイック、及び当該ウイックの隣接領域にて冷媒蒸気の流動を予定している蒸気流動部を、上板と熱溶着が行われている下板の空洞部内に形成すると共に、上板における冷媒液の流入貫通孔及び下板の当該空洞部に面している冷媒液流出口と上板及び下板の平面方向に沿って連通し、かつ接続する流動孔に対し、流入貫通孔を介して加圧注入された冷媒液を充満した状態とし、更に上板に成形した凹部から流動孔の中途部位に対する加圧を伴う熱溶着によって流動孔のうち流入貫通孔に連通する側を閉鎖し、かつ冷媒液が流動孔の一部領域に封止され、その後冷媒液流出口を介して前記空洞部内に流入することを特徴とするヒートパイプ。
- 冷媒液の流動方向を変化させる流動障害物を備え、かつ冷媒液の毛細管現象を伴う流動を予定し、かつ平面形状を呈しているウイック、及び当該ウイックの隣接領域にて冷媒蒸気の流動を予定している蒸気流動部を、相互に熱溶着によって結合している上板、中板、下板のうち、下板上に配置されている中板に設定されている空洞部内に形成すると共に、上板に冷媒液の流入貫通孔を設け、中板に当該流入貫通孔と連通し、かつ中板の平面方向に沿っている冷媒液の流動孔を設置すると共に、当該流動孔と連通する上下方向貫通孔を設け、下板に当該上下方向貫通孔と連通し、かつ上側が空洞部側に開口している冷媒液流動溝を設置すると共に、上板において前記上下方向貫通孔の上側の位置に、金属塊が嵌入されている凹部を形成すると共に、当該流動孔及び当該上下方向貫通孔及び冷媒液流動溝に対し、冷媒液の流入貫通孔を介して加圧注入された冷媒液を充満した状態とし、更に凹部に対する前記金属塊を介した加圧によって上下方向貫通孔の上側を閉鎖し、かつ冷媒液が上下方向貫通孔及び冷媒液流動溝に封止され、その後冷媒液流動溝における上側の開口領域を介して前記空洞部内に流入することを特徴とするヒートパイプ。
- 冷媒液の流動方向を変化させる流動障害物を備え、かつ冷媒液の毛細管現象を伴う流動を予定し、かつ平面形状を呈しているウイック、及び当該ウイックの隣接領域にて冷媒蒸気の流動を予定している蒸気流動部を、相互に熱溶着によって結合している上板、中板、下板のうち、下板上に配置されている中板に設定されている空洞部内に形成すると共に、上板及び中板を連通する冷媒液の流入貫通孔を設け、中板に当該流入貫通孔と連通し、かつ中板の平面方向に沿っている冷媒液の流動孔を設置すると共に、下板に当該流動孔と連通し、かつ上側が空洞部側に開口している冷媒液流動溝を設置すると共に、上板に前記流動孔の一部領域の上側の位置に金属塊が周囲壁を当接又は圧接した状態にて通過する接触通過孔を設け、かつ中板における当該接触通過孔の下側の位置に金属塊が嵌入されている凹部を形成すると共に、当該流動孔及び冷媒液流動溝に対し、冷媒液の流入貫通孔を介して加圧注入された冷媒液を充満した状態とし、更に凹部に対する前記金属塊を介した加圧によって当該流動孔のうち、冷媒液流動溝と連通している側を閉鎖し、かつ冷媒液が前記流動孔の一部領域及び前記冷媒液流動溝に封止され、その後冷媒液流動溝における上側の開口領域を介して前記空洞部内に流入することを特徴とするヒートパイプ。
- 冷媒液の流動方向を変化させる流動障害物を備え、かつ冷媒液の毛細管現象を伴う流動を予定し、かつ平面形状を呈しているウイック、及び当該ウイックの隣接領域にて冷媒蒸気の流動を予定している蒸気流動部を、相互に熱溶着によって結合している上板、複数の中板、下板のうち、下板上に配置されている中板に設定されている空洞部内に形成すると共に、上板に冷媒液の流入貫通孔を設け、最も上側の中板に当該流入貫通孔と連通し、かつ中板の平面方向に沿っている冷媒液の流動孔を設置すると共に、複数個の中板に当該流動孔と連通する上下方向貫通孔を設け、下板に当該上下方向貫通孔と連通し、かつ上側が空洞部側に開口している冷媒液流動溝を設置すると共に、上板において前記上下方向貫通孔の上側の位置に、金属塊が嵌入されている凹部を形成すると共に、当該流動孔及び当該上下方向貫通孔及び冷媒液流動溝に対し、冷媒液の流入貫通孔を介して加圧注入された冷媒液を充満した状態とし、更に凹部に対する前記金属塊を介した加圧によって上下方向貫通孔の上側を閉鎖し、かつ冷媒液が上下方向貫通孔及び冷媒液流動溝に封止され、その後冷媒液流動溝における上側の開口領域を介して前記空洞部内に流入することを特徴とするヒートパイプ。
- 冷媒液の流動方向を変化させる流動障害物を備え、かつ冷媒液の毛細管現象を伴う流動を予定し、かつ平面形状を呈しているウイック、及び当該ウイックの隣接領域にて冷媒蒸気の流動を予定している蒸気流動部を、相互に熱溶着によって結合している上板、複数の中板、下板のうち、下板上に配置されている中板に設定されている空洞部内に形成すると共に、上板及び中板を連通する冷媒液の流入貫通孔を設け、最も上側の中板に当該流入貫通孔と連通し、かつ中板の平面方向に沿っている冷媒液の流動孔を設置すると共に、複数個の中板に当該流動孔と連通する上下方向貫通孔を設け、下板に当該上下方向貫通孔と連通し、かつ上側が空洞部側に開口している冷媒液流動溝を設置すると共に、上板に前記上下方向貫通孔の上側の位置に金属塊が周囲壁を当接又は圧接した状態にて通過する接触通過孔を設け、最も上側の中板における当該接触通過孔の下側の位置に金属塊が嵌入されている凹部を形成すると共に、当該流動孔及び当該上下方向貫通孔及び冷媒液流動溝に対し、冷媒液の流入貫通孔を介して加圧注入された冷媒液を充満した状態とし、更に凹部に対する前記金属塊を介した加圧によって上下方向貫通孔の上側を閉鎖し、かつ冷媒液が上下方向貫通孔及び冷媒液流動溝に封止され、その後冷媒液流動溝における上側の開口領域を介して前記空洞部内に流入することを特徴とするヒートパイプ。
- 超音波振動による熱溶着を採用することを特徴とする請求項1に記載のヒートパイプ。
- 凹部に対する加圧が、変形可能な金属製の球、又は半球、又は円柱を介して行われ、かつ当該封止部材が凹部に圧着された状態にて残存していることを特徴とする請求項2,3、4、5の何れか一項に記載のヒートパイプ。
- 凹部の形状が、円筒状、又は半球状であることを特徴とする請求項7記載のヒートパイプ。
- 複数個のウイックを、冷媒液の流動方向である長手方向に沿って平行に配置することを特徴とする請求項1、2、3、4、5の何れか一項に記載のヒートパイプ。
- 複数個のウイックを、所定の位置から冷媒液の流動方向にて順次広幅状態を形成することによって、放射状に配置していることを特徴とする請求項1、2、3、4、5の何れか一項に記載のヒートパイプ。
- 一層又は複数層のウイックが、上板及び下板との間にて熱溶着又は圧着されていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5の何れか一項に記載のヒートパイプ。
- 超音波振動による熱溶着を採用することを特徴とする請求項11記載のヒートパイプ。
- 一層又は複数層のウイックが、中板の空洞部の周囲にて枠状を形成している領域に熱溶着されていることを特徴とする請求項2,3、4、5の何れか一項に記載のヒートパイプ。
- 二層のウイックが、上板及び下板からそれぞれ複数個の突起を介して突設されていることを特徴とする請求項1に記載のヒートパイプ。
- 以下の工程によって、冷媒液をヒートパイプに注入し、かつ封止することによって、下 記のヒートパイプを形成することを特徴とするヒートパイプにおける冷媒液注入及び封止方法。
記
冷媒液の流動方向を変化させる流動障害物を備え、かつ冷媒液の毛細管現象を伴う流動 を予定し、かつ平面形状を呈しているウイック、及び当該ウイックの隣接領域にて冷媒蒸 気の流動を予定している蒸気流動部を、相互に熱溶着によって各外側周囲の枠状形成領域 を介して結合している上板及び下板の何れか一方又は双方に形成されている空洞部内に形 成すると共に、上板における冷媒液の流入貫通孔及び上板又は下板における前記空洞部に 面している冷媒液流出口と上板及び下板の平面方向に沿って連通し、かつ接続する流動孔 に対し、流入貫通孔を介して加圧注入された冷媒液を充満した状態とし、更に流動孔の中 途部位に対する加圧を伴う熱溶着によって流動孔のうち流入貫通孔に連通する側を閉鎖し 、かつ冷媒液が流動孔の一部領域に封止され、その後冷媒液流出口を介して前記空洞部内 に流入することを特徴とするヒートパイプ。
1 ヒートパイプの真空チャンバー内への投入。
2 真空ポンプによる真空チャンバーに対する真空脱気の開始。
3 冷媒液の流入貫通孔に対する密閉状態を伴う加圧シリンダーによる所定量の冷媒液の加圧注入。
4 流動孔における冷媒液流出口に至る中途部位に対する熱溶着を伴う加圧バーからの加圧による流動孔のうち流入貫通孔に連通する側の閉鎖。
5 加圧シリンダー及び加圧バーのヒートパイプからの取り外し。 - 以下の工程によって、冷媒液をヒートパイプに注入し、かつ封止することによって、請求項1記載のヒートパイプを形成することを特徴とするヒートパイプにおける冷媒液注入及び封止方法。
1 ヒートパイプの真空チャンバー内への投入。
2 真空ポンプによる真空チャンバーに対する真空脱気の開始。
3 冷媒液の流入貫通孔に対する密閉状態を伴う加圧シリンダーによる所定量の冷媒液の加圧注入。
4 流動孔における冷媒液流出口に至る中途部位に対する加圧バーからの凹部における加熱を伴う加圧による流動孔のうち流入貫通孔に連通する側の閉鎖。
5 加圧シリンダー及び加圧バーのヒートパイプからの取り外し。 - 以下の工程によって、冷媒液をヒートパイプに注入し、かつ封止することによって、請求項2記載のヒートパイプを形成することを特徴とするヒートパイプにおける冷媒液注入及び封止方法。
1 ヒートパイプの真空チャンバー内への投入。
2 真空ポンプによる真空チャンバーに対する真空脱気の開始。
3 冷媒液の流入貫通孔に対する密閉状態を伴う加圧シリンダーによる所定量の冷媒液の加圧注入。
4 凹部に対する金属塊を介した加圧バーからの加圧による流動孔と接続している上下方向貫通孔の上側位置の閉鎖。
5 加圧シリンダー及び加圧バーのヒートパイプからの取り外し。 - 以下の工程によって、冷媒液をヒートパイプに注入し、かつ封止することによって、請求項3記載のヒートパイプを形成することを特徴とするヒートパイプにおける冷媒液注入及び封止方法。
1 ヒートパイプの真空チャンバー内への投入。
2 真空ポンプによる真空チャンバーに対する真空脱気の開始。
3 冷媒液の流入貫通孔に対する密閉状態を伴う加圧シリンダーによる所定量の冷媒液の加圧注入。
4 凹部に対する金属塊を介した加圧バーからの加圧による流動孔のうち、流入貫通孔と連通する側の閉鎖。
5 加圧シリンダー及び加圧バーのヒートパイプからの取り外し。 - 以下の工程によって、冷媒液をヒートパイプに注入し、かつ封止することによって、請求項4及び請求項5記載のヒートパイプを形成することを特徴とするヒートパイプにおける冷媒液注入及び封止方法。
1 ヒートパイプの真空チャンバー内への投入。
2 真空ポンプによる真空チャンバーに対する真空脱気の開始。
3 冷媒液の流入貫通孔に対する密閉状態を伴う加圧シリンダーによる所定量の冷媒液の加圧注入。
4 凹部に対する金属塊を介した加圧バーからの加圧による上下方向貫通孔の上側位置の閉鎖。
5 加圧シリンダー及び加圧バーのヒートパイプからの取り外し。 - 前記工程3の加圧シリンダーにおいて、先端側におけるシリンダーが中途部位にて冷媒液流出口側に変形した上で冷媒液流出口に至る形状であることを特徴とする請求項15記載のヒートパイプにおける冷媒液注入及び封止方法。
- 前記工程3の加圧シリンダーにおいて、先端側におけるシリンダーが中途部位にて冷媒液流出口側に変形した上で冷媒液流出口に至る形状であることを特徴とする請求項16記載のヒートパイプにおける冷媒液注入及び封止方法。
- 前記工程3の加圧シリンダーにおいて、先端側におけるシリンダーが中途部位にて冷媒液流出口側に変形した上で冷媒液流出口に至る形状であることを特徴とする請求項17記載のヒートパイプにおける冷媒液注入及び封止方法。
- 前記工程3の加圧シリンダーにおいて、先端側におけるシリンダーが中途部位にて冷媒液流出口側に変形した上で冷媒液流出口に至る形状であることを特徴とする請求項18記載のヒートパイプにおける冷媒液注入及び封止方法。
- 前記工程3の加圧シリンダーにおいて、先端側におけるシリンダーが中途部位にて冷媒液流出口側に変形した上で冷媒液流出口に至る形状であることを特徴とする請求項19記載のヒートパイプにおける冷媒液注入及び封止方法。
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