JP2007093020A - 液冷熱交換器、および、その作動流体封止方法 - Google Patents

液冷熱交換器、および、その作動流体封止方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 中空平板状の内部に作動流体を容易に注入することができ、さらに内部を容易に所定の真空状態にすることができる液冷熱交換器を提供すると共に、中空平板状の内部への作動流体の注入と脱気を容易に行うことができる作動流体封止方法を提供する。
【解決手段】 液冷熱交換器は、平板状のコンテナ2と被冠部材3により密閉構造に形成された中空内部4に蒸発部5と凝縮部6とに繋がる溝部7が形成され、中空内部4に作動流体が封入される。コンテナ2または被冠部材3には中空内部4と外部とを連通させる透孔10が形成され、透孔10は中空内部4への作動流体注入手段および真空脱気手段が接続可能に構成される。透孔10から作動流体注入手段により作動流体を注入し、その後、透孔10に脱気手段を接続して中空内部4を真空脱気し、脱気手段を接続した状態で透孔10を封止手段により封止して作動流体が注入された中空内部4を真空状態にする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体チップや集積回路基板等の発熱体を冷却するために用いられる平面型ヒートパイプまたはベーパーチャンバー等の液冷熱交換器、および液冷熱交換器の中空内部に作動流体を封止するための封止方法に関する。
近年、コンピュータ機器は小型化と高性能化がますます加速されている。ところが、高性能化に伴い、半導体素子や集積回路から発生する熱量も増大しており、その熱量の効率的な冷却方法がコンピュータ機器の更なる小型化と高性能化を押し進める上での課題となっている。
高出力、高集積のチップ等を冷却するために、各種の冷却システムが提案されている。その冷却システムとしてヒートパイプに代表される液冷熱交換器が注目されている。液冷熱交換器としてのヒートパイプは、大別して丸パイプ形状のヒートパイプ、平面形状のヒートパイプに分類される。電子機器を冷却用するためには、チップ等の被冷却部品に取り付けることから、平面型のヒートパイプが好ましい。従来から提案されているヒートパイプは、内部に作動流体の流路となる空間が設けられ、その空間に収容された作動流体が蒸発部と凝縮部を移動し、蒸発、凝縮等の相変化を行うことによってチップ等を冷却している。
ヒートパイプは、密封された空洞部を備え、その空洞部に収容された作動流体の相変態と移動により熱の移動が行われる。すなわち、ヒートパイプの蒸発部において、被冷却部品から発する熱により作動流体が蒸発し、その蒸気がヒートパイプの放熱側に移動する。蒸気となった作動流体は放熱側において冷却されることにより凝縮し、再び液相状態の作動流体に変化して吸熱側に移動(還流)する。このような作動流体の相変態や移動によって熱の移動が行われる。一方、重力式のヒートパイプにおいては、相変態によって液相状態になった作動流体を重力または毛細管作用等によって、吸熱側に移動(還流)する。
被冷却部品の冷却に適した平面型ヒートパイプとしては、特開平11−23167号公報(特許文献1)の構成が提案されている。このヒートパイプは、図21に示すように、コンテナ101と被冠部材102とによって中空平板状の密閉構造に構成され、内部に真空脱気した状態で凝縮性流体を作動流体として封入し、コンテナ101の内面には蒸発部と凝縮部とに繋がる溝部105が形成されている。また、溝部105の開口部分には、毛細管圧力を生じさせる多孔質層106が、溝部105の内部空間を埋めない状態で覆われている。
この特許文献1のヒートパイプ100によれば、コンテナ101の一部に伝達された熱が、液相作動流体を加熱して蒸発し、その作動流体蒸気が、多孔質層106内や溝部105の内部空間から抜け出して凝縮部に向けて流動し、そこで冷却されて凝縮する。凝縮部で再度液相になった作動流体は、多孔質層106の隙間に浸透して溝部105の内部空間に入り込む。この液相作動流体は、多孔質層106の毛細管圧力によって、蒸発部に向けて流動する。その場合、多孔質層106をウィックとして作用させることにより、溝部105の内部空間を移動する液相作動流体の飛散現象を抑制し、作動流体の蒸発部側への還流を促進して熱輸送能力を良好にしている。
また、コンテナ内部に溝部を形成して液相作動流体を流動させるヒートパイプとして、特開2000−193385号公報(特許文献2)に示す構成が提案されている。この平面型ヒートパイプは、並列に配置された複数の穴を有する上部材と底部材および支柱部材からなる多穴管のうち、底部材の内側に毛細管力を有するグルーブ(溝)を形成し、多穴管内に作動流体を封入している。
このような平面型ヒートパイプ100は、図20に示すように、パソコンのケースの内部に設置され、コンテナ101の凝縮部104は、ケース内に配設された金属製電子遮蔽板111等の放熱部材に密着した状態に配設される。一方、コンテナ101の蒸発部103は、CPU113の上面部に熱授受可能に配設される。そして、CPU113(半導体素子や集積回路等の発熱部品)が発熱すると、コンテナ101に熱伝導して溝部内の作動流体を蒸発させる。この蒸発によって気化熱を奪うので、CPU113から発生する熱量が奪われ、CPU113の過度な温度上昇を防止する。蒸発した作動流体の蒸気は、凝縮部104に向けて流動し、放熱部材によって冷却されて凝縮して再び液相状態に戻る。液相状態に戻った作動流体は、ウィックとして作用する多孔質層106の毛細管圧力により蒸発部103まで移動する。以上のような、作動流体および蒸気の相変態や移動を繰り返すことにより、CPU113等の発熱部品の温度上昇を抑制している。
上述したように、この種のヒートパイプは、上述したように、コンテナと被冠部材からなる中空平板状の内部に、真空脱気した状態で作動流体を封入した後にコンテナと被冠部材を封止して密閉構造に形成している。このように、中空平板状の内部を真空脱気した状態とするためには、真空状態とした真空炉の内部にコンテナと被冠部材を設置し、コンテナ内に作動流体を注入した後、被冠部材を被冠して、コンテナと被冠部材とを接合した周囲を例えばろう付け等の封止手段によって封止している。
ところが、中空平板状の内部を所定の真空状態とするためには、上記の作業を行う真空炉の内部を中空平板状の内部と同じ真空状態とする必要がある。この真空状態においては作動流体が沸騰することがあり、注入が困難になる問題がある。また、中空平板状の内部を密閉構造とするために、コンテナと被冠部材の周囲を封止する場合にも、真空炉内が真空状態のために封止作業が著しく困難となる問題があった。これにより、作動流体が不足して、蒸発部の作動流体の液量が不足して発熱部品の冷却が行われなくなり、発熱部品の温度が過度に上昇し、半導体素子や集積回路等と云った発熱部品の性能低下や故障などを招くことになる。また、コンテナと被冠部材との封止が不完全なために、中空平板状の内部の真空度が低下すると共に、作動流体の相変態や移動が低下することにより熱の移動が低下し、ヒートパイプとしての冷却能力が著しく低下する重大な問題が生ずる。
特開平11−23167号公報 特開2000−193385号公報
本発明が解決しようとする課題は、第1に、中空平板状の内部に作動流体を容易に注入することができ、さらに内部を容易に所定の真空状態にすることができる液冷熱交換器を提供することにあり、第2に、中空平板状の内部への作動流体の注入と真空状態にするための脱気を容易に行うことができる液冷熱交換器における作動流体封止方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に載の発明は、平板状のコンテナと被冠部材により密閉構造に形成された中空内部に蒸発部と凝縮部とに繋がる溝部が形成され、上記中空内部に作動流体を封入した液冷熱交換器であって、
上記コンテナまたは被冠部材には上記中空内部と外部とを連通させる透孔が形成され、
上記透孔は、上記中空内部への上記作動流体注入手段および真空脱気手段が接続可能に構成すると共に、作動流体注入および真空脱気した後に封止されることを要旨とする。
また、請求項2に記載の発明は、上記コンテナと被冠部材は熱伝導率が良好なアルミニウムや銅等の金属材によって形成され、
上記コンテナと被冠部材の少なくとの一方の内面にはその金属材自体を掘り起こすことによって起立させた板状のフィンが所定の間隔で複数条形成されると共に、各々の上記フィンの間に毛細管力を有する所定幅の複数条の上記溝部が上記蒸発部と凝縮部とに繋がって形成され、
上記透孔を介して上記溝部内に上記作動流体が入れられると共に真空脱気することを要旨とする。
さらに、請求項3に記載の発明は、上記透孔は、上記中空内部に形成された複数条の上記溝部に隣接する液溜まり部に形成されることを要旨とする。
さらにまた、請求項4に記載の発明は、上記透孔は上記中空内部に形成された複数条の上記溝部の両側に各々形成されたことを要旨とする。
また、請求項5に記載の発明は、上記透孔には上記コンテナまたは被冠部材から外方に突出する中空の筒部を一体形成したことを要旨とする。
また、請求項6に記載の発明は、上記透孔は、上記コンテナと被冠部材の外縁に形成された接合部の少なくとも一方に凹溝を形成することにより構成されたことを要旨とする。
また、請求項7に記載の発明は、平板状のコンテナと被冠部材により密閉構造に形成された中空内部に蒸発部と凝縮部とに繋がる溝部が形成され、上記中空内部に作動流体を封入した液冷熱交換器であって、
上記コンテナまたは被冠部材に形成された上記中空内部と外部とを連通させる透孔に作動流体注入手段によって作動流体を注入した後、上記透孔に脱気手段を接続して上記中空内部を真空脱気し、上記脱気手段を接続した状態で上記透孔を封止手段により封止して上記作動流体が注入された上記中空内部を真空状態としたことを要旨とする。
また、請求項8に記載の発明は、上記コンテナまたは被冠部材に突出形成された筒部に真空ポンプに接続されたパイプを連結して上記中空内部を真空状態にした後、上記筒部に上記パイプを接続した状態で上記筒部の基端部を圧縮工具により圧縮して上記透孔を封止したことを要旨とする。
また、請求項9に記載の発明は、上記コンテナまたは被冠部材の外縁に形成された上記凹溝に真空ポンプに接続されたパイプの一端を接続して上記中空内部を真空状態にした後、上記凹溝に上記パイプを接続した状態で上記接合部を押圧工具により押圧して上記透孔を封止したことを要旨とする。
本発明によれば、液冷熱交換器の中空内部と外部とを連通するように透孔を形成しているので、透孔から中空内部へ作動流体を注入し、中空内部を真空脱気して所定の真空状態にすることが容易にできる。また、作動流体が注入された中空内部を真空脱気するときに平常気圧の室内で作業を行うことが可能となり、しかも、作動流体が沸騰する等の問題を未然に防止することが可能となる。さらに、真空脱気した後に透孔を封止することによって液冷熱交換器の中空内部を所定の真空状態にすることができる。この結果、液冷熱交換器に注入した作動流体が正常に相変態や移動を繰り返すので、高性能の液冷熱交換器を提供することが可能となる。
また、液冷熱交換器の内面に、蒸発部と凝縮部とに繋がって形成される毛細管力を有する所定の幅の溝部を、コンテナの金属材自体を掘り起こすことによって所定の間隔で起立形成させる板状のフィン間に形成したので、適正な毛細管力を有する微細な幅の溝部が形成されることから、姿勢差による影響とばらつきの小さくなり、しかも冷却効率が高い液冷熱交換器を提供することができる。この液冷熱交換器において、透孔を介して確実に溝部内に作動流体が入れると共に真空脱気することができるので、さらに液冷熱交換器の冷却効率を高くすることが可能となる。
さらに、透孔には、コンテナまたは被冠部材から外方に突出する中空の筒部を一体形成することにより、上記筒部には作動流体を注入する注入パイプの嵌入、或いは注入針を挿入が容易になると共に、真空ポンプの接続したパイプの嵌入が容易になる。
また、透孔には、コンテナと被冠部材の外縁に形成された接合部の少なくとも一方に凹溝を形成することにより、上記凹溝には作動流体を注入するための注入パイプや注入針の挿入が容易になると共に、真空ポンプの接続したパイプの嵌入が容易になる。
上記液冷熱交換器は、平板状のコンテナまたは被冠部材に形成した透孔によって、作動流体を注入した後、上記透孔に脱気手段を接続して中空内部を真空脱気し、上記脱気手段を接続した状態で上記透孔を封止手段により封止するので、作動流体が注入された中空内部を容易かつ確実に真空状態にすることが可能となる。
また、コンテナまたは被冠部材に突出形成された筒部を介して作動流体を注入すると共に中空内部を真空状態にした後、筒部の基端部を圧縮工具によって圧縮する簡単な手段によって透孔を封止することができるので、簡易な作業によって中空内部を確実に真空状態にすることが可能になる。
一方、コンテナまたは被冠部材の外縁に形成された凹溝を介して作動流体を注入すると共に中空内部を真空状態にした後、凹溝を押圧工具によって押圧する簡単な手段によって透孔を封止することができるので、簡易な作業によって中空内部を確実に真空状態にすることが可能になる。
平板状の液冷熱交換器は、平板状のコンテナと被冠部材により密閉構造に形成された中空内部に蒸発部と凝縮部とに繋がる溝部が形成され、上記中空内部に作動流体を封入している。上記コンテナまたは被冠部材には中空内部と外部とを連通させる透孔が形成されている。上記透孔は、中空内部への作動流体注入手段および真空脱気手段が接続可能に構成され、上記作動流体注入および真空脱気した後に封止される。
上記コンテナと被冠部材は、熱伝導率が良好なアルミニウムや銅等の金属材によって形成される。上記コンテナと被冠部材の少なくとの一方の内面には、その金属材自体を掘り起こすことによって起立させた板状のフィンが所定の間隔で複数条形成され、各々の上記フィンの間には毛細管力を有する所定幅の複数条の溝部が蒸発部と凝縮部とに繋がって形成される。そして、上記溝部内には、上記透孔を介して作動流体注入手段によって作動流体が入れられ、さらに、真空脱気手段によって中空内部が真空脱気される。
中空内部に形成された複数条の溝部に隣接して、溝部の一方側または両側に液溜まり部に形成され、この液溜まり部に対応する位置に上記透孔が形成されている。上記液溜まり部には作動流体を滞留させ、蒸発部と凝縮部とに繋がって形成された複数条の溝部に作動流体が供給される。そして、半導体素子や集積回路等の発熱部品から発生する熱を奪うことにより温度上昇を防止し、作動流体および蒸気の相変態や移動を繰り返すときに、上記液溜まり部の作動流体を溝部内に供給して上記発熱部品の温度上昇を抑制している。
コンテナまたは被冠部材には、外方に突出する中空の筒部が一体形成され、この筒部内に中空内部と外部とを連通させる透孔が形成されている。この筒部には、作動流体注入手段や真空脱気手段が連結される。
コンテナと被冠部材の外縁に形成された接合部の少なくとも一方には凹溝が形成され、この凹溝内に上記透孔が構成される。凹溝内には、作動流体注入手段や真空脱気手段が連結される。
平板状の液冷熱交換器は、平板状のコンテナと被冠部材により密閉構造に形成された中空内部に蒸発部と凝縮部とに繋がる溝部が形成され、中空内部に作動流体が封入される。このように構成された平板状の液冷熱交換器における作動流体封止方法は、上記コンテナまたは被冠部材に形成された上記中空内部と外部とを連通させる透孔に、まず作動流体注入手段によって作動流体が注入される。その後、上記透孔に脱気手段を接続して上記中空内部を真空脱気する。そして、上記脱気手段を接続した状態で上記透孔を封止手段により封止する。その結果、上記作動流体を注入した中空内部が真空状態に形成される。
上記作動流体封止方法において、上記コンテナまたは被冠部材に突出形成された筒部には真空ポンプに接続されたパイプを連結し、上記中空内部を真空状態にする。その後、上記筒部に上記パイプを接続した状態で上記筒部の基端部を圧縮工具により圧縮することにより上記透孔を封止する。この結果、上記中空内部は真空状態で密閉される。
上記作動流体封止方法において、上記コンテナまたは被冠部材の外縁に形成された上記凹溝に真空ポンプに接続されたパイプの一端を接続し、上記中空内部を真空状態にする。その後、上記凹溝に上記パイプを接続した状態で上記接合部を押圧工具により押圧して上記透孔を封止する。この結果、上記中空内部は真空状態で密閉される。
図1は、本発明における第1の実施例にかかる液冷熱交換器として平板状ヒートパイプを示す断面図、図2は、上記平板状ヒートパイプを示す平面図、図3は、上記平板状ヒートパイプを示す一部断面斜視図である。なお、本発明においては、液冷熱交換器としてベーパーチャンバーにも適用されるが、同様の構成のため、平板状ヒートパイプを例に説明する。
平板状ヒートパイプ1は、コンテナ2と、このコンテナ2に被冠される被冠部材3との周縁どうしを互いに接合すると共に封止され、その間に中空平板状の密閉構造に形成された中空内部4によって構成されている。被冠部材3は凹所を有する略皿状に形成されていて、略平板状のコンテナ2の内面には、蒸発部5と凝縮部6とに繋がる溝部7が形成されている。そして、このように封止された中空内部4には作動流体が封入されている。作動流体としては、純水、代替フロン、アセトン、メタノール、ヘリウム、窒素、アンモニア、ダウサムA、ナフタリン、ナトリウム等を使用することができる。
また、被冠部材3には鍔部3aが外周方向に突出形成され、コンテナ2の周縁部と互いに接合すると共に、互いに接合された外周縁が溶接やロー付或いは接着等の封止手段によって封止されている。
コンテナ2および被冠部材3は、熱伝導率が良好なアルミニウムやアルミニウム合金、銅や銅合金あるいはステンレス鋼等の金属材によって形成される。コンテナ2の内面に形成した溝部7は、後述する掘り起こし工具の刃部により、コンテナ2の金属材自体を掘り起こすことによって起立させた複数条の板状のフィン8との間に形成される。
複数条の溝部7は、図4(A)に示すように、底部の断面形状が略矩形状に形成されている。さらに、溝部7の少なくとも一方の角部が鋭角に形成されている。このように角部を鋭角に形成すると、毛細管力をさらに高めることができる。そして、フィン8の板厚tは0.1〜1mmに形成され、底部における溝部7の幅wは、十分な毛細管力を発生させるために0.01〜1.0mmに形成されている。また、溝部7の深さdは、0.1〜1.0mmに形成されている。また、溝部7の底部とコンテナ2との間の肉厚は、0.1〜1.0mmに形成されている。
溝部7の断面形状は、ややカーリングしている。これは、掘り起こし工具の刃部によりコンテナ2の金属材自体を掘り起こすときに、フィン8がややカーリングして形成されているためであり、溝部7がフィン8の間に形成されることから、溝部7の断面形状はフィン8の断面形状により必然的に定められる。
図4(B)は、フィン8の変形例として、一部を拡大したフィン8を示し、図4(A)に示したフィン8よりも平板状に形成されている。フィン8の形状は、上記掘り起こし工具の刃部の形状、或いは掘り起こし角度によって種々の形成することができる。また、掘り起こし工具の刃部により形成されるフィン8は、コンテナ2側の基端から先端に至るに従って肉薄に形成されることから、溝部7の断面形状も底部から開口部に至るに従って幅w1がやや広くなるように形成される。
複数条の溝部7によってヒートパイプ1に毛細管力が付与される。即ち、複数条の溝部7に収容された作動流体は、蒸発部5において被冷却部品の発熱によって蒸気になり、上下の溝部7の間を離間することによって形成した空間を蒸気流として流れ、凝縮部6において冷却され液体状態に戻る。液体状の作動流体は、溝部7が有する毛細管力によって再び蒸発部5に向けて移動する。
平板状ヒートパイプ1は、例えばノートブック型パソコンの内部に設置される。図2に示すように、平板状ヒートパイプ1の凝縮部6は、上記パソコンのケース内に備えられる金属製の放熱部材11に密着した状態に配設されている。これに対して、コンテナ2の蒸発部5は、CPU12の上面部に熱授受可能に配設されている。また、平板状ヒートパイプ1は、適宜の手段によってパソコン内に取り付けられている。
上述した構成からなる平板状ヒートパイプ1において、図1に示すように、被冠部材3には、この被冠部材3から外方に突出する中空の筒部9が一体形成され、この筒部9内には中空内部3と外部とを連通させる透孔10が形成されている。上記筒部9は、図3に示すように、被冠部材3の角部近傍であり、コンテナ2に形成された複数条の溝部7の端部に対応する位置に形成されている。この筒部9は、例えばバーリング加工等の適宜の手段によって形成される。また、筒部9は、図2に示すように、被冠部材3の相対向する各々の角部近傍の2個所形成しても良い。2個所に筒部9を形成した場合の使用例については後述する。
次に、上述した平板状ヒートパイプ1における作動流体の封止方法を図5に基づいて説明する。まず、図示しない作動流体注入手段に接続された注入パイプを筒部9に嵌挿し、所定量の作動流体を注入する。この作動流体は、ウィックとして作用する溝部7の毛細管圧力により溝部7内に浸透する。なお、筒部9の透孔10に例えば注射針のような注入針を挿入して作動流体を注入しても良い。
その後、図5(A)に示すように、図示しない真空ポンプからなる脱気手段に接続された脱気用パイプ13を筒部9に嵌挿接続し、中空内部4を真空脱気する。そして、この中空内部4が所定の真空状態に脱気されたときに、図5(B)に示すように、筒部9に脱気用パイプ13を接続した状態で筒部9の基端部を左右一対の圧縮工具14により加圧圧縮することにより、透孔9を封止する。この結果、平板状ヒートパイプ1の中空内部4は、作動流体が注入された状態で真空状態にすることができる。その後、図5(C)に示すように、圧縮工具14により圧縮された筒部9の基端部を適宜の切断手段により切断する。このとき、被冠部材3に表面から筒部9の基端部が一部突出しているが、筒部9をパソコンの放熱部材11やCPU12から離間した位置に形成することにより影響を受けない。筒部9の突出部分を平坦にする場合には、平押し加工を施すことによって被冠部材3の表面全面を平坦にすることができる。
図6および図7は、平板状ヒートパイプ1の中空内部4と外部とを連通させる透孔の他の実施例を示している。すなわち、被冠部材3の外縁に形成されたコンテナ2と接合する接合部に凹溝15が形成され、被冠部材3とコンテナ2の外縁部分を接合することによって凹溝15内に透孔16が形成される。上記凹溝15は、被冠部材3をプレス加工するときに形成することができる。また、上記凹溝15は、被冠部材3の相対向する各々の角部近傍の2個所形成しても良い。さらに、上記凹溝15は、コンテナ2外縁部分の形成しても良く、被冠部材3とコンテナ2外縁部分の両側に形成しても良い。
以上のように凹溝15によって形成された透孔16を使用した平板状ヒートパイプ1における作動流体の封止方法を図7に基づいて説明する。まず、図示しない作動流体注入手段に接続された注入パイプに先端を透孔16に当接し、所定量の作動流体を注入する。この作動流体は、ウィックとして作用する溝部7の毛細管圧力により溝部7内に浸透する。なお、透孔16に例えば注射針のような注入針を挿入して作動流体を注入しても良い。
その後、図7(A)に示すように、図示しない脱気手段に接続された脱気用パイプ17の先端を透孔16に当接し、中空内部4を真空脱気する。そして、この中空内部4が所定の真空状態に脱気されたときに、図7(B)に示すように、凹溝15の透孔16に脱気用パイプ17を当接した状態で被冠部材3の接合部を上方からパンチ等の押圧工具18により押圧して透孔16を閉塞する。この結果、平板状ヒートパイプ1の中空内部4は、作動流体が注入された状態で真空状態にすることができる。
次に、上述した構成からなる平板状ヒートパイプ1の形成方法について、図8乃至図11を参照しながら説明する。平板状ヒートパイプ1を構成するコンテナ2と被冠部材3に使用する金属材は、塑性加工が可能であり、しかも熱伝導率が良好な金属材として、例えば、アルミニウムやアルミニウム合金、銅や銅合金あるいはステンレス鋼等の素材により形成された、コンテナ2を形成するために必要な板厚及び幅を有する金属板20が使用される。まず、コンテナ2の形成方法について説明する。
掘り起こし工具30は、図8および図9に示すように、底面側の先端に刃部31が形成されている。さらに、図10に示すように、底面側の両側にはテーパ状に形成したテーパ刃32が各々形成されている。そして、この掘り起こし工具30は、金属板20に対して後端側が高くなるように所定の角度θで傾斜させて図示しない駆動装置に取り付けられている。掘り起こし工具30の傾斜角度θは、フィン8の高さ、板厚、或いは、金属板20の材質等によって適宜に設定されるが、概ね5度から20度に設定される。
まず、金属板20を図示しないダイに位置決めした状態で載置する。図9(A)に示すように、掘り起こし工具30を金属板20の一方面に当接させた後、駆動装置(図示しない)によって駆動される掘り起こし工具30を所定の角度で金属板20の他方面方向に移動させる。すると、図9(B)に示すように、掘り起こし工具30の先端の刃部31によって金属板20が掘り起こされ、肉薄なフィン8の先端が起立する。掘り起こし工具30をさらに所定の位置まで移動すると、図9(C)に示すように、金属板20が徐々に深く掘り起こされると共に、第1のフィン8aが所定の高さdに形成される。また、金属板20を掘り起こすとき、掘り起こし工具30の先端両側に形成されたテーパ刃32が、図10に示すように、凹部21の両壁を切削し、凹部21の両壁には、図11に示すように、テーパ面22が形成される。さらに、第1のフィン8aが掘り起こされた跡の凹部21内には被加工面24が形成される。そして、第1のフィン8aを形成した後に、掘り起こし工具30を後退させて待機位置まで復帰させる。
以上のように、第1のフィン8aが起立形成された後に、次の第2のフィン8bを形成する。このとき、金属板20を図示右方の下流側に所定のピッチだけ送られて、上記ダイに位置が決められて固定する。そして、図9(D)に示すように、掘り起こし工具30の刃部31を被加工面24よりも上流側に当接させる。この当接位置は、被加工面24に所定の掘り起こし代tが得られる位置に設定される。因みに、掘り起こし代tは、0.01mm乃至0.5mm程度に設定している。
その後、掘り起こし工具30を所定の角度で金属板20の他方面方向に移動させ、図9(E)に示すように、掘り起こし工具30の刃部31を所定のピッチpとなる位置まで移動して金属板20を掘り起こすことにより、肉薄な第2のフィン8bを起立形成させる。これにより、金属板20には凹部21が形成されると共に、この凹部21内には被加工面24が形成される。そして、掘り起こし工具30を再び後退させて待機位置まで復帰させる。
このように、以前に形成された第1のフィン8aと、次に形成された第2のフィン8bとの間には、溝部7が形成される。この溝部7は、底部の断面形状が略矩形状に形成されている。さらに、溝部7の図示右側の角部は鋭角に形成される。この角部の角度は、上記掘り起こし工具30の刃部31の角度にほぼ等しい90度未満に形成される。
また、フィン8a、8bの板厚は0.1〜1mmに形成され、底部における溝部7の幅wは、第1のフィン8aを形成した後に、第2のフィン8bを形成するとき、掘り起こし工具30を停止する位置によって設定される。この溝部7の幅wは、十分な毛細管力を発生させるために必要な0.01〜1.0mmに設定される。また、溝部7の深さdは、フィン9の高さと等しい0.1〜1.0mmに設定される。また、溝部7の底部の肉厚は、掘り起こし工具30により金属板20を深く掘り起こすことによって薄くなり、0.1〜1.0mmに形成される。なお、溝部7の底部は上記凹部21によって形成される。
さらに、金属板20に複数条のフィン8を起立形成すると共に、複数条の溝部7を形成するために、掘り起こし工具30を移動させて所定ピッチの上記フィン8を形成する。つまり、金属板20を下流側に送り、ダイに位置決め固定した後、掘り起こし工具30を移動させてフィン8を起立形成する工程を繰り返すことによって、金属板20には、図8に示すように、複数条のフィン8が所定のピッチで連続して形成されると共に、所定の幅wを有する複数条の溝部7が連続して形成される。
上述したように形成されたコンテナ2の外周縁に、略皿状に形成された被冠部材3の鍔部3aを接合すると共に、互いに接合された外周縁を溶接やロー付或いは接着等の封止手段によって封止される。
上述した金属板は、アルミニウムやアルミニウム合金、銅や銅合金あるいはステンレス鋼等のフープ状金属板を使用することができる。すなわち、図12に示すように、フープ状金属板40を図示しないダイに位置決めした状態で載置した後、前述した掘り起こし工具30の刃部31によってフープ状金属板40の一方面を掘り起こし、所定の高さのフィン41を起立形成する。
その後、フープ状金属板40を所定のピッチだけ送り、上記ダイに位置決め固定する。そして、掘り起こし工具30の刃部31を被加工面42よりも上流側であって、所定の掘り起こし代が得られる位置に当接させた後、掘り起こし工具30を所定の角度でフープ状金属板40の他方面方向に所定のピッチとなる位置まで移動させ、フープ状金属板40を掘り起こすことにより、先に起立形成した上記フィン41と所定ピッチ隔てた位置に肉薄な次のフィン41を起立形成させる。
このように、以前に形成されたフィン41と、次に形成されたフィン41との間には溝部43が形成される。この溝部43は、底部の断面形状が略矩形状に形成されている。さらに、溝部43の角部が鋭角に形成される。この角部の角度は、上記掘り起こし工具30の刃部31の角度にほぼ等しい90度未満の角度に形成される。
以上の溝部の形成工程は、フープ状金属板40の所定個所に所定数の溝部43が形成されるまで繰り返される。このとき、各フィン41の間隔を高精度なピッチに形成することにより、所定数の溝部43を形成したときの幅を一定にすることができる。そして、所定数の溝部43からなる溝部群44を形成した後、上記フープ状金属板40を次の溝部群44形成位置まで所定寸法移送させ、上述したように、掘り起こし工具30によって所定数のフィン41を起立形成すると共に、これらフィン41の間に所定数の溝部43からなる次の溝部群44を形成する。この溝部形成工程は順次繰り返される。
このように、所定間隔毎に溝部群44が形成された後に、溝部群44間のカットラインの位置で切断することにより、また、必要に応じて所定形状に切断することによりコンテナ2が形成される。この切断工程は、1個の溝部群44が形成された直後に切断しても良く、また、複数個の溝部群44が形成された後に切断しても良い。
図13および図14は、平板状ヒートパイプの構成の変形例を示している。図1に示した平板状ヒートパイプ1は、内面に複数条の溝部7が形成されたコンテナ2に、略皿状に形成された被冠部材3との周縁どうしを互いに接合させて、内部に密閉構造に形成された中空内部4を構成するようにしている。図13に示す平板状ヒートパイプ50は、被冠部材51を上記コンテナ2と同じに内面に複数条の溝部52が形成され、溝部7と溝部52とを対向させると共に、スペーサー53を介してコンテナ2に周縁どうしを互いに接合させて、内部に密閉構造に形成された中空内部54を構成するようにしている。さらに、被冠部材51の角部近傍には、前述した被冠部材3と同様に、外方に突出する中空の筒部55が一体形成され、この筒部55内には中空内部52と外部とを連通させる透孔56が形成されている。なお、スペーサー53はコンテナ2および被冠部材51と同じ金属素材を使用することが望ましい。
このように、被冠部材51にもコンテナ2と同様に複数条の溝部52を形成することによって、前述した蒸発部5と凝縮部6における作動流体の移動量が多くなり、しかも、溝部7と溝部52が十分な毛細管力を有しているので、多くの作動流体が相変態や移動を繰り返すことから、高性能の液冷熱交換器を提供することが可能となる。また、被冠部材51とコンテナ2に各々溝部7と溝部52が形成されているので、表裏を変えるような姿勢の変化があっても機能の低下がない。
図14は、コンテナ60の鍔部60aの開口端に、平坦な金属板からなる被冠部材63を被冠した例を示している。すなわち、コンテナ60は、略皿状に形成された凹所の内面に複数条の溝部61が形成され、外周には開口側を平坦に形成した鍔部60aが形成されている。また、溝部61を形成するフィン62の高さは、上記凹所の深さよりも小さく形成されている。さらに、平坦に形成された被冠部材63には、前述した被冠部材3と同様に、外方に突出する中空の筒部64が一体形成され、この筒部64内には中空内部66と外部とを連通させる透孔65が形成されている。
そして、被冠部材63の筒部64に図示しない真空ポンプからなる脱気手段に接続された脱気用パイプを嵌挿接続し、中空内部66を真空脱気する。そして、この中空内部66が所定の真空状態に脱気されたときに、筒部64に脱気用パイプを接続した状態で筒部64の基端部を圧縮工具により加圧圧縮することにより透孔65を封止する。この結果、平板状ヒートパイプの中空内部66は、作動流体が注入された状態で真空状態にすることができる。圧縮工具14により圧縮された筒部64の基端部が適宜の切断手段によって切断される。なお、図14の符号67は、コンテナ60を前述したパソコン内に備えられる放熱部材11に固定するためのビスである。
図15および図16は、コンテナに形成された溝部の変形例を示している。図15において、前述した平板状ヒートパイプ1と相違する点は、溝部の深さを異ならせたことである。すなわち、図15に示す平板状ヒートパイプにおいては、フィン8の頂部を切削することによって平坦面8aを形成し、溝部7の断面形状を略四角形に形成すると共に深さを小さくしている。
溝部7の形成方法は、前述した形成方法と同様に、まず、図16(A)に示すように、金属板20をダイ70に位置決めした状態で載置した後、掘り起こし工具30によって金属板20の一方面を掘り起こす工程を繰り返すことによって、所定の高さとした複数条のフィン8を形成すると共に各フィン9の間に溝部7を形成する。その後、図16(B)に示すように、金属板20の一方面に形成されたフィン8の頂部を例えばカッター80等の切削工具により切削してフィン8の先端に平坦面8aを形成する。
その後、前述した図1に示した平板状ヒートパイプ1と同様に、略皿状に形成された被冠部材3をコンテナ2に被冠すると共に周縁どうしを互いに接合して封止し、その間に密閉構造に形成された中空内部4を構成している。そして、コンテナ2に形成された溝部7内には、作動流体が封入される。
図15に示す平板状ヒートパイプ1においても、被冠部材3の角部近傍には外方に突出する中空の筒部9が一体形成され、この筒部9内には中空内部4と外部とを連通させる透孔10が形成されている。そして、筒部9に図示しない真空ポンプに接続された脱気用パイプを筒部9に嵌挿接続し、中空内部4を真空脱気する。さらに、中空内部4が所定の真空状態に脱気されたときに、筒部9に脱気用パイプを接続した状態で筒部9の基端部を加圧圧縮することにより透孔10を封止する。これにより、平板状ヒートパイプ1の中空内部4は、作動流体が注入された状態で真空状態にすることができる。
このように、フィン8の頂部を例えばカッター等の切削工具により切削してフィン8の先端に平坦面8aを形成したことによって、溝部7の深さを任意に設定することが可能となり、最適な溝部を形成することが可能となる。また、フィン8の高さを小さくすることにより、平板状ヒートパイプ1を薄型にすることができる。
図17および図18は、平板状ヒートパイプにおける被冠部材とコンテナとを高精度に被冠して互いに接合するための位置決め手段の一例を示している。すなわち、図17に示すように、コンテナ2の左右両側には略円柱状に形成された突起2bが各々形成されている。一方、被冠部材3には、上記突起2bの対応位置に嵌合穴3bが形成されている。そして、図18に示すように、被冠部材3をコンテナ2に被冠するときに、コンテナ2の突起2bを被冠部材3の嵌合穴3bに嵌合することにより、被冠部材3とコンテナ2とが精度良く位置決めされる。その後、被冠部材3とコンテナ2との外周の接合部分を封止することにより、内部には密閉構造に形成された中空内部4が構成される。
なお、上記突起を被冠部材3に形成し、嵌合穴をコンテナ2に形成しても良い。また、突起2bを略円錐台状に形成し、嵌合穴3bを略すり鉢状に形成して、突起2bの外径や嵌合穴3bに内径の寸法誤差を吸収するようにしても良い。さらに、突起2bを例えば、コンテナ2外周縁近傍の全周囲に突堤状に形成し、被冠部材3の外周縁近傍の全周囲に溝状の嵌合穴3bを形成して、被冠部材3をコンテナ2に被冠するときに、両者を嵌合するように構成しても良い。このように全周囲の突起2bと嵌合穴3bを嵌合することによって、被冠部材3とコンテナ2とを高精度に位置決めすることは勿論のこと、嵌合部分がラビリンス状態となって、中空内部4に密閉度をさらに高めることが可能となる。
図19は、前述した構成からなる平板状ヒートパイプ1において、筒部9を2個所に形成した例を示している。この筒部9は、被冠部材3の角部近傍であり、コンテナ2に形成された複数条の溝部7の外側に対応する位置に形成されている。コンテナ2の2個所の筒部9が対応する個所には、図19に示すように、溝部7を形成することなく、空間部が形成されている。この空間部は、作動流体を蓄える液溜まり部19として構成されている。このように、液溜まり部19を設けることにより、十分な量の作動流体を蓄えることができ、順次複数条の溝部7に作動流体を供給するようにしている。これにより、凝縮部6と蒸発部5との間に十分な量の作動流体を移動させることが可能となる。
上記筒部9を2個所に形成した場合には、平板状ヒートパイプではなく、水冷式ラジエターとして構成することもできる。つまり、2個所の筒部9は被冠部材3とコンテナ2との間の中空内部3とが連通する状態とする。そして、一方の筒部9を水冷液の注入孔として図示しないパイプを接続して冷却水を中空内部3に注入し、他方の筒部9を排出孔として冷却水を排出するようにする。これにより、一方の筒部9から注入された水冷液が複数条の溝部7の間を通過してパソコン内の例えばCPUとの間で熱授受を行い、その後、温度が上昇した水冷液を他方の筒部9を排出孔から排出させることにより、循環式の液冷熱交換器が構成される。この場合には、水冷液が上記液溜まり部19に蓄えられる。
以上説明した各実施例において、金属板を位置決め固定した状態で、掘り起こし工具を移動させることによって、フィンを起立形成すると共に溝部を形成するようにしたが、反対に、掘り起こし工具を固定し、金属板を移動させることによってフィンを形成するようにしても良く、金属板と掘り起こし工具が相対的に移動することによってフィンを起立形成することができる。また、CPUおよび放熱部材に接合する下側コンテナを熱伝導率が良好な金属素材を使用し、上側コンテナを下側コンテナより熱伝導率が低い異種の金属素材を組み合わせて形成しても良い。このように、本発明はこれら実施例に限定されることなく本発明を逸脱しない範囲において種々変更できる。
本発明は、特に、半導体集積回路等の電子部品を冷却するヒートパイプまたはベーパーチャンバー等の液冷熱交換器に適用可能である。
本発明にかかる液冷熱交換器として平板状ヒートパイプを示す断面図である。 本発明にかかる平板状ヒートパイプを示す平面図である。 本発明にかかる平板状ヒートパイプを示す一部断面斜視図である。 (A)、(B)は、平板状ヒートパイプにおける溝部を示す拡大断面図である。 (A)、(B)、(C)は、本発明の液冷熱交換器における作動流体封止方法を示す工程説明図である。 本発明にかかる平板状ヒートパイプにおける透孔の他の実施例を示す一部断面斜視図である。 (A)、(B)は、本発明の液冷熱交換器における他の作動流体封止方法を示す工程説明図である。 本発明にかかる平板状ヒートパイプの溝部を形成する工程を示す斜視図である。 (A)乃至(E)は、本発明にかかる平板状ヒートパイプの溝部の形成工程を示す説明図である。 溝部形成工程における金属板への掘り起こし工具による掘り起こし状態を示す説明図である。 本発明にかかる溝部とフィンを示す断面図である。 フープ状金属板に溝部を形成する溝部形成工程を示す斜視図である。 本発明にかかる平板状ヒートパイプの変形例を示す断面図である。 本発明にかかる平板状ヒートパイプの他の片敬礼を示す断面図である。 本発明にかかる平板状ヒートパイプの溝部の変形例を示す断面図である。 (A)、(B)は、図15における溝部形成工程を示す説明図である。 本発明にかかる平板状ヒートパイプにおける被冠部材とコンテナの位置決め手段を示す平面図である。 図17における位置決め手段を示す一部断面図である。 本発明にかかる平板状ヒートパイプに筒部を2個所に形成した例を示す平面図である。 平板状ヒートパイプの使用状態を示す斜視図である。 従来のヒートパイプの溝部を示す要部断面図である。
符号の説明
1 平板状ヒートパイプ
2 コンテナ
3 被冠部材
3a 鍔部
4 中空内部
5 蒸発部
6 凝縮部
7 溝部
8 フィン
9 筒部
10 透孔
13 脱気用パイプ
14 圧縮工具
15 凹溝
16 透孔
17 脱気用パイプ
20 金属板
30 掘り起こし工具
40 フープ状金属板
41 フィン
43 溝部
44 溝部群

Claims (9)

  1. 平板状のコンテナと被冠部材により密閉構造に形成された中空内部に蒸発部と凝縮部とに繋がる溝部が形成され、上記中空内部に作動流体を封入した液冷熱交換器であって、
    上記コンテナまたは被冠部材には上記中空内部と外部とを連通させる透孔が形成され、
    上記透孔は、上記中空内部への上記作動流体注入手段および真空脱気手段が接続可能に構成すると共に、上記作動流体注入および真空脱気した後に封止されることを特徴とする平板状液冷熱交換器。
  2. 上記コンテナと被冠部材は熱伝導率が良好なアルミニウムや銅等の金属材によって形成され、
    上記コンテナと被冠部材の少なくとの一方の内面にはその金属材自体を掘り起こすことによって起立させた板状のフィンが所定の間隔で複数条形成されると共に、各々の上記フィンの間に毛細管力を有する所定幅の複数条の上記溝部が上記蒸発部と凝縮部とに繋がって形成され、
    上記透孔を介して上記溝部内に上記作動流体が入れられると共に真空脱気する請求項1に記載の平板状液冷熱交換器。
  3. 上記透孔は、上記中空内部に形成された複数条の上記溝部に隣接する液溜まり部に形成された請求項1および2に記載の平板状液冷熱交換器。
  4. 上記透孔は上記中空内部に形成された複数条の上記溝部の両側に各々形成された請求項1乃至3に記載の平板状液冷熱交換器。
  5. 上記透孔には上記コンテナまたは被冠部材から外方に突出する中空の筒部を一体形成した請求項1乃至3に記載の平板状液冷熱交換器。
  6. 上記透孔は、上記コンテナと被冠部材の外縁に形成された接合部の少なくとも一方に凹溝を形成することにより構成された請求項1乃至3に記載の平板状液冷熱交換器。
  7. 平板状のコンテナと被冠部材により密閉構造に形成された中空内部に蒸発部と凝縮部とに繋がる溝部が形成され、上記中空内部に作動流体を封入した液冷熱交換器であって、
    上記コンテナまたは被冠部材に形成された上記中空内部と外部とを連通させる透孔に作動流体注入手段によって作動流体を注入した後、上記透孔に脱気手段を接続して上記中空内部を真空脱気し、上記脱気手段を接続した状態で上記透孔を封止手段により封止して上記作動流体が注入された上記中空内部を真空状態としたことを特徴とする液冷熱交換器の作動流体封止方法。
  8. 上記コンテナまたは被冠部材に突出形成された筒部に真空ポンプに接続されたパイプを連結して上記中空内部を真空状態にした後、上記筒部に上記パイプを接続した状態で上記筒部の基端部を圧縮工具により圧縮して上記透孔を封止した請求項7に記載の液冷熱交換器の作動流体封止方法。
  9. 上記コンテナまたは被冠部材の外縁に形成された上記凹溝に真空ポンプに接続されたパイプの一端を接続して上記中空内部を真空状態にした後、上記凹溝に上記パイプを接続した状態で上記接合部を押圧工具により押圧して上記透孔を封止した請求項7に記載の液冷熱交換器の作動流体封止方法。

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