JP7426673B2 - 荷重計及びグラウンドアンカー - Google Patents
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Description
従来知られているグラウンドアンカーは、地盤101中に造成した定着部102と構造物103を、引張材104を介して連結する。そして、引張材104の頭部に設けたアンカーナット105と2枚のアンカープレート106、107を介して、構造物103に形成した台座108から構造物103に引張力を作用させる(図4)。
引張力の計測は、2枚のアンカープレート106、107の間に設ける荷重計109にかかる荷重を、荷重計109の内部に設けたひずみゲージにより計測することが一般的である。
正しい計測値が得られなくなると引張力が測定できなくなり、地盤の変形やグラウンドアンカーの健全性の確認もできなくなってしまう。
荷重計109により引張力が測定できなくなった場合、従来は荷重計109全体の交換、荷重計109の内部のひずみゲージの交換、又は新たに荷重計を追加する必要があった。
荷重計109やひずみゲージを交換する場合、アンカーナット105やアンカープレート106を取り外す必要がある。このとき、引張材に作用する引張力がゼロとなるため、グラウンドアンカーにより安定させている地盤101や構造物103が一時的に不安定となってしまい、破損、崩壊のリスクが生じてしまう。
また、新たに荷重計を追加する場合には、新たな荷重計の他、アンカープレートの追加コストが必要となる。
前記アンカープレート接合部にOリングを収容するためのOリング溝部を有してもよい。
また、本願のグラウンドアンカーは、前記荷重計にアンカーを挿通し、前記アンカーに螺合した、前記アンカーナット接合部の外径より小径のアンカーナットを前記荷重計の上部に設け、前記アンカーに挿通したアンカープレートを前記荷重計の下部に設け、前記複数のセンサ穴のいずれかにセンサを設け、前記蓋係合部に前記蓋を係合して、前記センサ穴を封止する。
(1)アンカーナットを取り外すことなくひずみゲージの交換を行うことができるため、引張材に作用する引張力を維持したままでの交換が可能である。
(2)引張力の除荷による構造物や地盤の破損、崩壊のリスクがない。
(3)アンカープレートが1枚のみであり、安価である。
(4)アンカープレートと接するアンカープレート接合部にOリングを設けるため、防水構造とすることができる。
本発明の荷重計1は略円筒状の部材であり、上面にアンカーナット接合部2、下面にアンカープレート接合部3をそれぞれ突出して設ける(図1、2)。
アンカーナット接合部2は荷重計1の内周側、アンカープレート接合部3を外周側にそれぞれ平面視円形状に設ける。
荷重計1の上面外周側は、アンカーナット接合部2より一段下げて蓋係合部4とする。そして蓋係合部4には、アンカーナット接合部2とアンカープレート接合部3との間に周方向に等間隔にセンサ孔5を設け、センサ孔5内部にはセンサ(ひずみゲージ)Sを設ける。
センサSによりアンカーナット接合部2とアンカープレート接合部3間の梁のせん断力を計測し、アンカー荷重を求める。
蓋係合部4には上Oリング溝部6、アンカープレート接合部3には下Oリング溝部7をそれぞれ設ける。蓋係合部4とアンカープレート接合部3はせん断力の計測に直接作用しないため、Oリングを設けることができる。
また、蓋係合部4にはネジ穴8を設ける。
本発明の荷重計1を用いたグラウンドアンカーは、荷重計1にアンカー9を挿通し、上部をアンカー9に螺合したアンカーナット10、下部を、アンカー9を挿通したアンカープレート11により挟持する。アンカーナット10はアンカーナット接合部2の外周よりも小さな径とする。
そして、アンカーナット10からの軸力をアンカーナット接合部2で受け、アンカープレート11からの反力をアンカープレート接合部3により受けることで、発生するせん断力をセンサSにより計測する。
従来のグラウンドアンカーと比べて、アンカープレート11が1枚のみであり、安価である。
蓋12は、荷重計1の蓋係合部4に係合する円板であり、固定ネジ13をネジ穴8に螺合して固定する。
蓋12はアンカーナット10と干渉せず、固定ネジ13を外すことで取り外しができる。そして、蓋12を取り外すことでセンサ穴5内部のセンサSを交換することができる。
アンカーナット10を取り外すことなくセンサSの交換を行うことができるため、アンカー9に作用する引張力を維持したままでの交換が可能であり、引張力の除荷による構造物や地盤の破損、崩壊のリスクがない。
センサ穴5は蓋12によって上部を封止される。そして、蓋12の内周面には蓋Oリング、蓋係合部4の上Oリング溝部6には上Oリング15を設けることで、センサ穴5へ水が入りこむことがない。
また、アンカープレート接合部3の下Oリング溝部7に下Oリング16を設けることで、グラウンドアンカー内部へ水が入りこむことがない。特に、従来の荷重計は起歪体の上下にそれぞれアンカープレートが接しているため防水が困難であったが、本発明のグラウンドアンカーは下側のアンカープレート11だけであり、さらにアンカープレート接合部3に下Oリング16を設けるため、防水構造とすることができる。
2 アンカーナット接合部
3 アンカープレート接合部
4 蓋係合部
5 センサ穴
6 上Oリング溝部
7 下Oリング溝部
8 ネジ穴
9 アンカー
10 アンカーナット
11 アンカープレート
12 蓋
13 固定ネジ
14 蓋Oリング
15 上Oリング
16 下Oリング
Claims (3)
- 略円筒状であり、
上面内周側に平面視円形状のアンカーナット接合部を有し、
下面外周側に平面視円形状のアンカープレート接合部を有し、
前記アンカーナット接合部の外周に、前記アンカーナット接合部より一段下げて、平面視円形状の蓋係合部を有し、
前記蓋係合部は、前記アンカーナット接合部と前記アンカープレート接合部との間に周方向に等間隔に複数のセンサ穴を有し、
前記蓋係合部に係合して前記センサ穴を封止する、外径が前記アンカープレート接合部と略同径の円板状の蓋を有する、
荷重計。 - 前記アンカープレート接合部にOリングを収容するためのOリング溝部を有することを特徴とする、
請求項1に記載の荷重計。 - 請求項1又は2に記載の荷重計を用いたグラウンドアンカーであって、
前記荷重計にアンカーを挿通し、
前記アンカーに螺合した、前記アンカーナット接合部の外径より小径のアンカーナットを前記荷重計の上部に設け、
前記アンカーに挿通したアンカープレートを前記荷重計の下部に設け、
前記複数のセンサ穴のいずれかにセンサを設け、
前記蓋係合部に前記蓋を係合して、前記センサ穴を封止することを特徴とする、
グラウンドアンカー。
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