JP7425114B2 - 電解合成システム - Google Patents

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Description

本発明は、電解合成システムに関する。
近年、廃棄物の発生防止、削減、再生利用および再利用により、廃棄物の発生の大幅な削減に向けた取り組みが活発化している。この実現に向けて、電解合成システムに関する研究開発が行われている。電解合成システムは、水蒸気および二酸化炭素ガスを電解し、電解により得られる水素ガスおよび一酸化炭素ガスに基づいてメタン等の炭化水素を合成するシステムである。
下記特許文献1には、メタノールおよびメタンの併産方法が開示されている。この方法は、電解工程と、メタン合成工程とを含む。電解工程では、水蒸気と二酸化炭素ガスとが固体酸化物形電解セルで還元され、水素ガスと一酸化炭素ガスとが生成される。メタン合成工程では、メタン化触媒を用いて、電解工程で生成される水素ガスと一酸化炭素ガスとからメタンが合成される。
特開2022-022978号公報
上記特許文献1のメタン合成工程における合成反応の化学反応式は、「3H2+CO→CH4+H2O」である。そのため、特許文献1のメタン合成工程におけるメタンの合成効率を高めるためには、特許文献1の電解工程で得られる水素ガスと一酸化炭素ガスとの比が「3:1」であることが望ましい。
しかし、一般に、電解工程で得られる水素ガスおよび一酸化炭素ガスの濃度比は、固体酸化物形電解セルの劣化等の様々な要因により変動する傾向がある。電解工程で得られる水素ガスおよび一酸化炭素ガスの濃度比が変動した場合、水素ガスおよび一酸化炭素ガスから合成されるメタン等の炭化水素の合成効率が低減するという問題が生じる。
本発明は、上述した課題を解決することを目的とする。
本発明の態様は、二酸化炭素ガスおよび水蒸気を含む原料ガスを電解して、水素ガスおよび一酸化炭素ガスを含む生成ガスを生成する電解装置と、前記生成ガスに基づいて炭化水素を合成する炭化水素合成装置と、前記電解装置と前記炭化水素合成装置とに接続される生成ガス流通路と、を有する電解合成システムであって、前記水素ガスを貯留可能な水素ガス貯留装置と、前記一酸化炭素ガスを貯留可能な一酸化炭素ガス貯留装置と、前記生成ガス流通路を流通する前記水素ガスおよび前記一酸化炭素ガスの一方の濃度である第1濃度を検出する第1濃度センサと、前記水素ガスと前記一酸化炭素ガスとが所定の濃度比で前記炭化水素合成装置に供給されるように、前記第1濃度センサの検出結果に基づいて、前記水素ガス貯留装置から前記生成ガス流通路に供給される前記水素ガスの流量と、前記一酸化炭素ガス貯留装置から前記生成ガス流通路に供給される前記一酸化炭素ガスの流量とを調整する調整装置と、を備える。
上記の態様によれば、水素ガスと一酸化炭素ガスとを炭化水素合成装置に適切な配分で供給することができる。したがって、無駄なく安定的に炭化水素を合成することができる。その結果、炭化水素の合成効率の低減を抑制することができる。また、二酸化炭素ガスを含む排ガスを高効率で有価物に変換することができる。延いては廃棄物の発生の大幅な削減に寄与する。
図1は、実施形態に係る電解合成システムの構成を示す概略図である。 図2は、制御装置の制御処理の手順を示すフローチャートである。 図3は、変形例1に係る電解合成システムの構成を示す概略図である。 図4は、変形例2に係る電解合成システムの構成を示す概略図である。 図5は、変形例3に係る電解合成システムの構成を示す概略図である。 図6は、変形例4に係る電解合成システムの構成を示す概略図である。 図7は、変形例5に係る電解合成システムの構成を示す概略図である。 図8は、変形例6に係る電解合成システムの構成を示す概略図である。 図9は、変形例7に係る電解合成システムの構成を示す概略図である。
〔実施形態〕
図1は、実施形態による電解合成システム10の構成を示す概略図である。電解合成システム10は、水源12と、二酸化炭素源14と、ヒータ16と、電解装置18と、炭化水素合成装置20とを有する。
水源12は、電解装置18に供給される水蒸気源である水を出力する。水源12は、給水装置であってもよいし、水タンクであってもよい。また、水源12は、プラント設備の排液から所定の純度の水を抽出する水抽出装置であってもよい。
二酸化炭素源14は、電解装置18に供給される二酸化炭素ガスを出力する。二酸化炭素源14は、大気から二酸化炭素ガスを分離する二酸化炭素ガス分離装置であってもよい。また、二酸化炭素源14は、プラント設備の排ガスから所定の純度の二酸化炭素ガスを抽出する二酸化炭素ガス抽出装置であってもよい。なお、二酸化炭素ガス抽出装置は、上記の水抽出装置と同じプラント設備に設けられてもよいし、当該水抽出装置と異なるプラント設備に設けられてもよい。
ヒータ16は、水流通路31、二酸化炭素ガス流通路32および原料ガス流通路33の各々を流通する流体を加熱する。水流通路31、二酸化炭素ガス流通路32および原料ガス流通路33の各々の一部は、ヒータ16の内部に配置される。
水流通路31は、水源12と原料ガス流通路33とに接続される。水流通路31は、水源12から供給される水を原料ガス流通路33に流通させる。水源12から水流通路31に流入する水はヒータ16により加熱され、当該加熱により気化した水蒸気は原料ガス流通路33に流入する。
二酸化炭素ガス流通路32は、二酸化炭素源14と原料ガス流通路33とに接続される。二酸化炭素ガス流通路32は、二酸化炭素源14から供給される二酸化炭素ガスを原料ガス流通路33に流通させる。二酸化炭素源14から二酸化炭素ガス流通路32に流入する二酸化炭素ガスはヒータ16により加熱され、原料ガス流通路33に流入する。
原料ガス流通路33は、水流通路31および二酸化炭素ガス流通路32の各流通路と、電解装置18のガス入口部41とに接続される。原料ガス流通路33は、水蒸気と二酸化炭素ガスとを含む原料ガスを流通させる。原料ガス流通路33に流入する原料ガスはヒータ16により加熱され、ガス入口部41から電解装置18に流入する。
電解装置18は、二酸化炭素ガスおよび水蒸気を電解する装置である。電解装置18は、ガス入口部41と、第1ガス出口部42と、第2ガス出口部43と、複数の電解セル45とを有する。
各電解セル45は、膜電極構造体(MEA)を有する。膜電極構造体は、電解質膜46と、燃料極47と、酸素極48とを有する。電解質膜46は、固体酸化物形電解質膜である。燃料極47は、カソード電極と称される場合がある。酸素極48は、アノード電極と称される場合がある。燃料極47および酸素極48には電源49が接続される。
電解装置18は、電源49から供給される電圧を各電解セル45の燃料極47および酸素極48に印加する。また、電解装置18は、ガス入口部41から流入する原料ガスを各電解セル45の燃料極47に供給する。
燃料極47および酸素極48に電圧が印加された状態において、燃料極47に原料ガスが供給されると、各電解セル45は、原料ガスに含まれる二酸化炭素ガスおよび水蒸気の電解を開始する。二酸化炭素ガスおよび水蒸気の電解が開始されると、燃料極47で一酸化炭素ガスおよび水素ガスが生成され、酸素極48で酸素ガスが生成される。
電解装置18は、各電解セル45で生成された水素ガスおよび一酸化炭素ガスを含む生成ガスを集め、当該生成ガスを、第1ガス出口部42から生成ガス流通路34に出力する。また、電解装置18は、各電解セル45で生成された酸素ガスを集め、当該酸素ガスを、第2ガス出口部43から酸素ガス流通路35に出力する。
炭化水素合成装置20は、生成ガス流通路34から供給される生成ガスに基づいて炭化水素を合成する。炭化水素合成装置20は、触媒反応によって生成ガスに含まれる水素ガスおよび一酸化炭素ガスから炭化水素を合成する。炭化水素合成装置20は、フィッシャー・トロプシュ法を用いて炭化水素を生成してもよい。
本実施形態による電解合成システム10は、分離装置50と、水素ガス貯留装置52と、第1ポンプ54と、一酸化炭素ガス貯留装置56と、第2ポンプ58と、切換装置60と、第1濃度センサ62と、第2濃度センサ64と、調整装置66と、制御装置68とをさらに有する。
分離装置50は、生成ガスから水素ガスおよび一酸化炭素ガスを分離する。生成ガスは、生成ガス流通路34から分岐流通路36を介して供給される。分岐流通路36は、生成ガス流通路34から分岐し、分離装置50に接続される。
分離装置50は、圧力スイング吸着法を用いて、一酸化炭素ガスを分離してもよい。この場合、分離装置50は、生成ガス流通路34から供給される生成ガスに含まれる一酸化炭素ガスを吸着剤に吸着させ、吸着剤に吸着された一酸化炭素ガスを回収する。生成ガス流通路34から供給される生成ガスから一酸化炭素ガスが分離された残りのガス(残ガス)の主成分は、水素ガスである。分離装置50は、残ガスから水素ガスを抽出してもよいし、残ガスから水素ガスを抽出しなくてもよい。
水素ガス貯留装置52は、水素ガス流通路37を介して分離装置50と接続される。水素ガス貯留装置52は、分離装置50により分離された水素ガスを貯留する。上述のように分離装置50が残ガスから水素ガスを抽出しない場合、水素ガス貯留装置52は、水素ガスを主成分として含む残ガスを貯留する。水素ガス貯留装置52は、水素ガスを備蓄するためのタンクであってもよいし、水素ガスを安定して供給するためのサージタンクであってもよい。
第1ポンプ54は、水素ガス流通路37に設置される。第1ポンプ54は、水素ガスに流動力を付与する。第1ポンプ54によって流動力が付与された水素ガスは、水素ガス流通路37を介して、分離装置50から水素ガス貯留装置52に流れる。なお、第1ポンプ54は、設置されなくてもよい。
水素ガス貯留装置52内のガス圧が所定の上限値を超える場合、水素ガス流通路37における水素ガスのガス圧が上昇する。水素ガス流通路37における水素ガスのガス圧が所定のガス圧閾値を超えると、水素ガス流通路37から分岐するパージ流通路37Xに設けられた逆止弁55が開き、水素ガス流通路37から水素ガスが排出される。
一酸化炭素ガス貯留装置56は、一酸化炭素ガス流通路38を介して分離装置50と接続される。一酸化炭素ガス貯留装置56は、分離装置50により分離された一酸化炭素ガスを貯留する。一酸化炭素ガス貯留装置56は、一酸化炭素ガスを備蓄するためのタンクであってもよいし、一酸化炭素ガスを安定して供給するためのサージタンクであってもよい。
第2ポンプ58は、一酸化炭素ガス流通路38に設置される。第2ポンプ58は、一酸化炭素ガスに流動力を付与する。第2ポンプ58によって流動力が付与された一酸化炭素ガスは、一酸化炭素ガス流通路38を介して、分離装置50から一酸化炭素ガス貯留装置56に流れる。なお、第2ポンプ58は、設置されなくてもよい。
一酸化炭素ガス貯留装置56内のガス圧が所定の上限値を超える場合、一酸化炭素ガス流通路38における一酸化炭素ガスのガス圧が上昇する。一酸化炭素ガス流通路38における一酸化炭素ガスのガス圧が所定のガス圧閾値を超えると、一酸化炭素ガス流通路38から分岐するパージ流通路38Xに設けられた逆止弁57が開き、一酸化炭素ガス流通路38から一酸化炭素ガスが排出される。
切換装置60は、電解装置18との接続を、炭化水素合成装置20または分離装置50のいずれかに切り換える。切換装置60の切換制御は、制御装置68により実行される。電解装置18との接続が炭化水素合成装置20に切り換えられた場合、生成ガス流通路34を流通する生成ガスは、炭化水素合成装置20に流れる。電解装置18との接続が分離装置50である場合、生成ガス流通路34を流通する生成ガスは、分岐流通路36を介して、分離装置50に流れる。
切換装置60は、三方弁であってもよいし、一対の開閉弁であってもよい。図1では、切換装置60が三方弁である場合の例が示されている。切換装置60が三方弁である場合、三方弁は、生成ガス流通路34と分岐流通路36との接続部分CPに設けられる。切換装置60が一対の開閉弁である場合、一対の開閉弁の一方は、接続部分CPと電解装置18との間の生成ガス流通路34に設けられる。また、一対の開閉弁の他方は、接続部分CPと分離装置50との間の分岐流通路36に設けられる。
第1濃度センサ62は、生成ガス流通路34に設けられる。第1濃度センサ62は、第1濃度を検出する。第1濃度は、生成ガス流通路34を流通する水素ガスおよび一酸化炭素ガスの一方の濃度である。本実施形態では、第1濃度センサ62は、2つ有する。2つの第1濃度センサ62の一方は、合流部分MPよりも下流の生成ガス流通路34に設けられる。2つの第1濃度センサ62の他方は、合流部分MPよりも上流の生成ガス流通路34に設けられる。
合流部分MPは、合流流通路39が生成ガス流通路34に合流する部分である。合流流通路39は、調整装置66により流量が調整された水素ガスおよび一酸化炭素ガスを生成ガス流通路34に合流させる流通路である。合流流通路39は、水素ガス貯留装置52と生成ガス流通路34とに接続される水素ガス流通路39Xと、一酸化炭素ガス貯留装置56と生成ガス流通路34とに接続される一酸化炭素ガス流通路39Yとを含む。
第2濃度センサ64は、生成ガス流通路34に設けられる。第2濃度センサ64は、第2濃度を検出する。第2濃度は、生成ガス流通路34を流通する水素ガスおよび一酸化炭素ガスの他方の濃度である。第2濃度が一酸化炭素ガスである場合、第1濃度は水素ガスである。また、第2濃度が水素ガスである場合、第1濃度が一酸化炭素ガスである。本実施形態では、第2濃度センサ64は、2つ有する。2つの第2濃度センサ64の一方は、合流部分MPよりも下流の生成ガス流通路34に設けられる。2つの第2濃度センサ64の他方は、合流部分MPよりも上流の生成ガス流通路34に設けられる。
調整装置66は、水素ガスと一酸化炭素ガスとが所定の濃度比で炭化水素合成装置20に供給されるように、水素ガスの流量および一酸化炭素ガスの流量を調整する。調整装置66は、第1開閉弁70と、第2開閉弁72と、弁制御部74とを有する。
第1開閉弁70は、水素ガス貯留装置52の出口部に設けられる。第1開閉弁70が開けられると、水素ガスが水素ガス貯留装置52から生成ガス流通路34に供給される。
第2開閉弁72は、一酸化炭素ガス貯留装置56の出口部に設けられる。第2開閉弁72が開けられると、一酸化炭素ガスが一酸化炭素ガス貯留装置56から生成ガス流通路34に供給される。
弁制御部74は、制御装置68に設けられる。弁制御部74は、第1開閉弁70を制御して、第1開閉弁70を開閉させる。また、弁制御部74は、第2開閉弁72を制御して、第2開閉弁72を開閉させる。
制御装置68は、電解合成システム10を制御するコンピュータである。制御装置68は、操作ユニットと、記憶ユニットと、演算ユニットとを備える。操作ユニットは、オペレータの指示を受け付け可能な入力装置である。記憶ユニットは、揮発性メモリと不揮発性メモリとによって構成され得る。揮発性メモリとしては、例えばRAM等が挙げられる。不揮発性メモリとしては、例えばROM、フラッシュメモリ等が挙げられる。演算ユニットは、CPU、MCU等のプロセッサを含む。
制御装置68は、電解装置18を制御する。制御装置68は、電解装置18を起動させる場合、電源49を駆動して、各電解セル45の燃料極47および酸素極48に電圧を印加する。この場合、制御装置68は、水流通路31に設けられる開閉弁を所定のタイミングで開けて、電解装置18への水蒸気の供給を開始する。また、制御装置68は、二酸化炭素ガス流通路32に設けられる開閉弁を所定のタイミングで開けて、二酸化炭素源14からの二酸化炭素ガスの供給を開始する。
制御装置68は、弁制御部74と、切換制御部76とを有する。弁制御部74および切換制御部76は、プロセッサがプログラムを実行することで、実現される。弁制御部74および切換制御部76の少なくとも1つは、ASIC、FPGA等の集積回路によって実現されてもよい。また、弁制御部74および切換制御部76の少なくとも1つは、ディスクリートデバイスを含む電子回路によって構成されてもよい。
弁制御部74は、合流部分MPよりも上流に設けられる第1濃度センサ62および第2濃度センサ64に基づいて、第1開閉弁70および第2開閉弁72を制御する。この場合、弁制御部74は、第1濃度と第2濃度とが所定の濃度比となるように、第1開閉弁70および第2開閉弁72を開閉させる。所定の濃度比は、水素ガスの濃度と一酸化炭素の濃度との比であり、記憶ユニットに記憶される。所定の濃度比は、オペレータの操作により操作ユニットから入力されてもよいし、デフォルト値で予め設定されてもよい。本実施形態では、水素ガスと一酸化炭素との濃度比が「3:1」に設定される。炭化水素合成装置20では、炭化水素としてメタンが合成される。
切換制御部76は、合流部分MPよりも下流に設けられる第1濃度センサ62および第2濃度センサ64に基づいて、切換装置60を切換制御する。切換制御部76は、電解装置18の起動時に、電解装置18との接続を分離装置50に切り換える。第1濃度センサ62により検出される第1濃度と、第2濃度センサ64により検出される第2濃度との比が指定濃度範囲にある場合、切換制御部76は、電解装置18との接続を炭化水素合成装置20に切り換える。電解装置18との接続が炭化水素合成装置20に切り換えられた後、第1濃度と第2濃度との比が規定濃度範囲外になると、切換制御部76は、電解装置18との接続を分離装置50に再び切り換える。
規定濃度範囲は、予め定められる所定の濃度比を基準に自動で指定される範囲(±α)である。規定濃度範囲の上限値(+α)は所定の濃度比よりも大きく、規定濃度範囲の下限値(-α)は所定の濃度比よりも小さい。
図2は、制御装置68の制御処理の手順を示すフローチャートである。この制御処理は、切換装置60、第1開閉弁70および第2開閉弁72を制御する処理である。制御処理は、電解装置18の起動時に実行される。また、制御処理は、第1濃度センサ62により検出される第1濃度と、第2濃度センサ64により検出される第2濃度との比が、指定濃度範囲内から指定濃度範囲外に変化した場合に実行される。以下の制御処理の説明は、第1濃度が水素ガスの濃度であり、第2濃度が一酸化炭素ガスの濃度である場合であると仮定する。
ステップS1において、切換制御部76は、切換装置60を制御して、電解装置18の接続を分離装置50に切り換える。電解装置18の接続が分離装置50に切り換えられると、制御処理は、ステップS2に移行する。
ステップS2において、弁制御部74は、第1濃度センサ62により検出された第1濃度を、第1濃度閾値と比較する。第1濃度が第1濃度閾値未満である場合(ステップS2:NO)、制御処理はステップS3に移行する。逆に、第1濃度が第1濃度閾値以上である場合(ステップS2:YES)、制御処理はステップS4に移行する。
ステップS3において、弁制御部74は、第1開閉弁70を開弁する。ただし、ステップS3において既に第1開閉弁70が開弁されている場合、弁制御部74は、第1開閉弁70の開弁を維持する。第1開閉弁70の開弁が確認されると、制御処理はステップS2に戻る。
ステップS4において、弁制御部74は、第1開閉弁70を閉弁する。ただし、ステップS4において既に第1開閉弁70が閉弁されている場合、弁制御部74は、第1開閉弁70の閉弁を維持する。第1開閉弁70の閉弁が確認されると、制御処理はステップS5に移行する。
ステップS5において、弁制御部74は、第2濃度センサ64により検出された第2濃度を、第2濃度閾値と比較する。第2濃度が第2濃度閾値未満である場合(ステップS5:NO)、制御処理はステップS6に移行する。一方、第2濃度が第2濃度閾値以上である場合(ステップS5:YES)、制御処理はステップS7に移行する。
ステップS6において、弁制御部74は、第2開閉弁72を開弁する。ただし、ステップS6において既に第2開閉弁72が開弁されている場合、弁制御部74は、第2開閉弁72の開弁を維持する。第2開閉弁72の開弁が確認されると、制御処理はステップS5に戻る。
ステップS7において、弁制御部74は、第2開閉弁72を閉弁する。ただし、ステップS7において既に第2開閉弁72が閉弁されている場合、弁制御部74は、第2開閉弁72の閉弁を維持する。第2開閉弁72の閉弁が確認されると、制御処理はステップS8に移行する。
ステップS8において、切換制御部76は、第1濃度センサ62により検出される第1濃度と、第2濃度センサ64により検出される第2濃度との比を、指定濃度範囲と比較する。第1濃度と第2濃度との比が指定濃度範囲外である場合(ステップS8:NO)、切換制御部76は、水素ガスと一酸化炭素ガスとの濃度を所定の濃度比に調整することが困難であると判定する。この場合、制御処理はステップS9に移行する。一方、第1濃度と第2濃度との比が指定濃度範囲内にある場合(ステップS8:YES)、切換制御部76は、水素ガスと一酸化炭素ガスとの濃度を所定の濃度比に調整できたと判定する。この場合、制御処理はステップS10に移行する。
ステップS9において、制御装置68は、電解装置18を停止させる。この場合、制御装置68は、各電解セル45の燃料極47および酸素極48への電圧の印加を停止するとともに、電解装置18への水蒸気および二酸化炭素ガスの供給を停止する。電解装置18が停止されると、制御処理は終了する。
ステップS10において、切換制御部76は、切換装置60を制御して、電解装置18の接続を炭化水素合成装置20に切り換える。電解装置18の接続が炭化水素合成装置20に切り換えられると、制御処理は終了する。
以上のように本実施形態では、水素ガス貯留装置52から生成ガス流通路34に供給される水素ガスの流量と、一酸化炭素ガス貯留装置56から生成ガス流通路34に供給される一酸化炭素ガスの流量とが調整される。この場合、流量は、第1濃度センサ62および第2濃度センサ64の検出結果に基づいて、水素ガスと一酸化炭素ガスとが所定の濃度比で炭化水素合成装置20に供給されるように調整される。
これにより本実施形態によれば、水素ガスと一酸化炭素ガスとを炭化水素合成装置20に適切な配分で供給することができる。したがって、本実施形態によれば、無駄なく安定的に炭化水素を合成することができる。
〔変形例〕
上記実施形態は、以下のように変形してもよい。
(変形例1)
図3は、変形例1に係る電解合成システム10の構成を示す概略図である。図3では、実施形態において説明した構成と同等の構成には同一の符号が付されている。なお、本変形例では、実施形態と重複する説明は割愛する。変形例1に係る電解合成システム10では、濃度比調整部80が新たに設けられる。
濃度比調整部80は、水素ガス流通路39Xを介して水素ガス貯留装置52と接続される。また、濃度比調整部80は、一酸化炭素ガス流通路39Yを介して一酸化炭素ガス貯留装置56と接続される。さらに、濃度比調整部80は、合流流通路39を介して生成ガス流通路34と接続される。
濃度比調整部80は、水素ガス貯留装置52から供給される水素ガスと、一酸化炭素ガス貯留装置56から供給される一酸化炭素ガスとを所定の濃度比で混合する。例えば、濃度比調整部80は、水素ガス流通路39Xに設けられる第1オリフィス板と、一酸化炭素ガス流通路39Yに設けられる第2オリフィス板とを有する。第1オリフィス板により調整される流量と、第2オリフィス板により調整される流量との比は、予め定められる所定の濃度比(水素ガスの濃度と一酸化炭素の濃度との比)と一致する。例えば、水素ガスの濃度と一酸化炭素ガスの濃度との比が「3:1」である場合、第1オリフィス板により調整される流量と、第2オリフィス板により調整される流量との比は、「3:1」である。混合された水素ガスおよび一酸化炭素ガスは、合流流通路39を介して、生成ガス流通路34に供給される。
このように本変形例では、水素ガスと一酸化炭素ガスとを所定の濃度比で混合する濃度比調整部80が設けられることで、水素ガスと一酸化炭素ガスとの濃度比を正確かつ迅速に調整することができる。
(変形例2)
図4は、変形例2に係る電解合成システム10の構成を示す概略図である。図4では、実施形態において説明した構成と同等の構成には同一の符号が付されている。なお、本変形例では、実施形態と重複する説明は割愛する。変形例2に係る電解合成システム10では、第2分岐流通路82、第2切換装置84、濃度比調整部86が新たに設けられる。
第2分岐流通路82は、分岐流通路36から分岐し、濃度比調整部86に接続される。第2切換装置84は、生成ガス流通路34から供給されるガスの供給先を、分離装置50または濃度比調整部86のいずれかに切り換える。
第2切換装置84は、三方弁であってもよいし、一対の開閉弁であってもよい。図4では、第2切換装置84が三方弁である場合の例が示されている。第2切換装置84が三方弁である場合、三方弁は、分岐流通路36と第2分岐流通路82との接続部分CP2に設けられる。第2切換装置84が一対の開閉弁である場合、一対の開閉弁の一方は、接続部分CP2と分離装置50との間の分岐流通路36に設けられる。また、一対の開閉弁の他方は、接続部分CP2と濃度比調整部86との間の第2分岐流通路82に設けられる。
第2切換装置84の切換制御は、切換制御部76により実行される。例えば、水素ガス貯留装置52に設けられる圧力センサによって検出される貯留装置内圧が所定の圧力閾値以上の場合、切換制御部76は、生成ガス流通路34から供給されるガスの供給先を濃度比調整部86に切り換える。一方、貯留装置内圧が所定の圧力閾値未満の場合、切換制御部76は、生成ガス流通路34から供給されるガスの供給先を分離装置50に切り換える。
濃度比調整部86は、第2分岐流通路82を介して供給される水素ガスおよび一酸化炭素ガスに、水素ガス貯留装置52から供給される水素ガスと、一酸化炭素ガス貯留装置56から供給される一酸化炭素ガスとを混合する。この場合、濃度比調整部86は、水素ガス貯留装置52から供給される水素ガスの混合量と、一酸化炭素ガス貯留装置56から供給される一酸化炭素ガスの混合量を調整する。具体的には、濃度比調整部86は、第1濃度センサ62により検出される第1濃度と、第2濃度センサ64により検出される第2濃度とが所定の濃度比となるように、混合量を調整する。
このように本変形例では、水素ガスと一酸化炭素ガスとを所定の濃度比で混合する濃度比調整部86が設けられることで、水素ガスと一酸化炭素ガスとの濃度比を正確かつ迅速に調整することができる。
なお、本変形例において、第2切換装置84は取り除かれてもよい。第2切換装置84が取り除かれる場合、切換制御部76は、実施形態と同様に、切換装置60のみを制御する。
(変形例3)
図5は、変形例3に係る電解合成システム10の構成を示す概略図である。図5では、実施形態において説明した構成と同等の構成には同一の符号が付されている。なお、本変形例では、実施形態と重複する説明は割愛する。変形例3に係る電解合成システム10では、第1開閉弁70が第1流量調整弁90に置き換えられ、第2開閉弁72が第2流量調整弁92に置き換えられ、弁制御部74が弁制御部94に置き換えられる。
第1流量調整弁90は、水素ガス貯留装置52の出口部に設けられる。第1流量調整弁90は、水素ガス流通路39Xの流量を調節可能な弁本体部を有する。第1流量調整弁90の開度が制御されることで、水素ガス貯留装置52から生成ガス流通路34に供給される水素ガスの流量が調整される。
第2流量調整弁92は、一酸化炭素ガス貯留装置56の出口部に設けられる。第2流量調整弁92は、一酸化炭素ガス流通路39Yの流量を調節可能な弁本体部を有する。第2流量調整弁92の開度が制御されることで、一酸化炭素ガス貯留装置56から生成ガス流通路34に供給される一酸化炭素ガスの流量が調整される。
弁制御部94は、第1流量調整弁90および第2流量調整弁92を制御して、第1流量調整弁90の開度および第2流量調整弁92の開度を調整する。これら開度の調整には、開度がゼロの場合も含まれる。
第1流量調整弁90の開度がゼロの場合、水素ガス貯留装置52から生成ガス流通路34に供給される水素ガスの流量はゼロである。第1流量調整弁90の開度が大きくなるほど、水素ガス貯留装置52から生成ガス流通路34に供給される水素ガスの流量は多くなる。同様に、第2流量調整弁92の開度がゼロの場合、一酸化炭素ガス貯留装置56から生成ガス流通路34に供給される一酸化炭素ガスの流量はゼロである。第2流量調整弁92の開度が大きくなるほど、一酸化炭素ガス貯留装置56から生成ガス流通路34に供給される一酸化炭素ガスの流量は多くなる。
弁制御部94は、合流部分MPよりも上流に設けられる第1濃度センサ62および第2濃度センサ64に基づいて、第1流量調整弁90の開度および第2流量調整弁92の開度を制御する。この場合、弁制御部94は、第1濃度と第2濃度とが所定の濃度比となるように、第1流量調整弁90の開度および第2流量調整弁92の開度を調整する。
このように本変形例では、水素ガス貯留装置52からの出力量(水素ガスの流量)および一酸化炭素ガス貯留装置56からの出力量(一酸化炭素ガスの流量)を調整することで、水素ガスと一酸化炭素ガスとの濃度比を正確かつ迅速に調整することができる。
(変形例4)
図6は、変形例4に係る電解合成システム10の構成を示す概略図である。図6では、実施形態において説明した構成と同等の構成には同一の符号が付されている。なお、本変形例では、実施形態と重複する説明は割愛する。変形例4に係る電解合成システム10では、水素ガス流通路37、パージ流通路37X、逆止弁55、第1ポンプ54、一酸化炭素ガス流通路38、パージ流通路38X、逆止弁57、第2ポンプ58、分岐流通路36、分離装置50、切換装置60および切換制御部76が取り除かれる。
上記の各構成要素が取り除かれた場合であっても、実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本変形例では、水素ガス貯留装置52および一酸化炭素ガス貯留装置56は、交換可能に設けられる。水素ガス貯留装置52は、水素ガスを補充する水素ガス補充装置を接続するプラグを有してもよい。同様に、一酸化炭素ガス貯留装置56は、一酸化炭素ガスを補充する一酸化炭素ガス補充装置を接続するプラグを有してもよい。
また、本変形例では、制御装置68は、貯留ガス量が所定量よりも少なくなった場合に、水素ガスまたは一酸化炭素ガスを補充すべきことを通知してもよい。
例えば、水素ガス貯留装置52に設けられる圧力センサ(第1圧力センサ)によって検出される貯留装置内圧が所定の第1圧力下限値を下回った場合、制御装置68は、水素ガスを補充すべきメッセージを表示ユニットに表示する。同様に、一酸化炭素ガス貯留装置56に設けられる圧力センサ(第2圧力センサ)によって検出される貯留装置内圧が所定の第2圧力下限値を下回った場合、制御装置68は、一酸化炭素ガスを補充すべきメッセージを表示ユニットに表示する。
(変形例5)
図7は、変形例5に係る電解合成システム10の構成を示す概略図である。図7では、実施形態において説明した構成と同等の構成には同一の符号が付されている。なお、本変形例では、実施形態と重複する説明は割愛する。
本変形例では、合流部分MPよりも上流に設けられる第1濃度センサ62は、上流第1センサ62と称する。一方、合流部分MPよりも下流に設けられる第1濃度センサ62は、下流第1センサ62と称する。また、合流部分MPよりも上流に設けられる第2濃度センサ64は、上流第2センサ64と称する。一方、合流部分MPよりも下流に設けられる第2濃度センサ64は、下流第2センサ64と称する。
変形例5に係る電解合成システム10では、判定部78が新たに設けられる。判定部78は、上流第1センサ62の検出結果と、下流第1センサ62の検出結果とに基づいて、センサ故障を判定する。
判定部78は、所定間隔ごとに、第1絶対値差および第2絶対値差を演算する。第1絶対値差は、上流第1センサ62によって検出される第1濃度から、下流第1センサ62によって検出される第1濃度を減算した値の絶対値である。第2絶対値差は、上流第2センサ64によって検出される第2濃度から、下流第2センサ64によって検出される第2濃度を減算した値の絶対値である。
第1絶対値差が所定の第1閾値以上である場合、判定部78は、上流第1センサ62または下流第1センサ62のいずれかに故障があると判定する。第2絶対値差が所定の第2閾値以上である場合、判定部78は、上流第2センサ64または下流第2センサ64のいずれかに故障があると判定する。
これにより本変形例によれば、センサ故障に起因して炭化水素合成装置20に供給される水素ガスと一酸化炭素ガスとの濃度比が変動することを抑制することができる。
(変形例6)
図8は、変形例6に係る電解合成システム10の構成を示す概略図である。図8では、実施形態において説明した構成と同等の構成には同一の符号が付されている。なお、本変形例では、実施形態と重複する説明は割愛する。変形例6に係る電解合成システム10では、第2濃度センサ64が取り除かれる。
本変形例では、第2濃度は演算される。具体的には、第2濃度は、全体から第1濃度が減算することにより得られる。したがって、第2濃度センサ64が取り除かれた場合であっても、実施形態と同様の効果を得ることができる。本変形例は、変形例1~変形例5のいずれにも適用され得る。
(変形例7)
図9は、変形例7に係る電解合成システム10の構成を示す概略図である。図9では、実施形態において説明した構成と同等の構成には同一の符号が付されている。なお、本変形例では、実施形態と重複する説明は割愛する。変形例7に係る電解合成システム10では、合流部分MPよりも上流に設けられる第1濃度センサ62および第2濃度センサ64が取り除かれる。
本変形例では、弁制御部74による第1開閉弁70および第2開閉弁72の制御は、合流部分MPよりも下流に設けられる第1濃度センサ62および第2濃度センサ64に基づいて行われる。したがって、合流部分MPよりも上流に設けられる第1濃度センサ62および第2濃度センサ64が取り除かれた場合であっても、実施形態と同様の効果を得ることができる。本変形例は、変形例1~変形例4、変形例6のいずれにも適用され得る。なお、本変形例が変形例3に適用される場合、弁制御部94による、第1流量調整弁90の開度および第2流量調整弁92の開度の調整は、合流部分MPよりも下流に設けられる第1濃度センサ62および第2濃度センサ64に基づいて行われる。
(変形例8)
電解装置18と炭化水素合成装置20とが接続されている状態で、水素ガス貯留装置52の貯留装置内圧が所定の第1圧力下限値を下回った場合、制御装置68は、電解装置18との接続を分離装置50に切り換えてもよい。同様に、電解装置18と炭化水素合成装置20とが接続されている状態で、一酸化炭素ガス貯留装置56の貯留装置内圧が所定の第2圧力下限値を下回った場合、制御装置68は、電解装置18との接続を分離装置50に切り換えてもよい。
(変形例9)
実施形態では、指定濃度範囲は、水素ガスの濃度と一酸化炭素ガスの濃度との比に設定された。ただし、指定濃度範囲は、水素ガスの濃度または一酸化炭素ガスの濃度のいずれかに設定されてもよい。指定濃度範囲が水素ガスの濃度に設定される場合、第1濃度センサ62または第2濃度センサ64によって検出される水素ガスの濃度(第1濃度または第2濃度)が指定濃度範囲と比較される。一方、指定濃度範囲が一酸化炭素ガスの濃度に設定される場合、第1濃度センサ62または第2濃度センサ64によって検出される一酸化炭素ガスの濃度(第1濃度または第2濃度)が指定濃度範囲と比較される。
(変形例10)
実施形態では、水素ガスと一酸化炭素との濃度比(所定の濃度比)が「3:1」に設定された。本発明では、所定の濃度比は、「3:1」に限定されない。例えば、所定の濃度比は、「2:1」に設定され得る。この場合、炭化水素合成装置20では、炭化水素としてメタノールが合成される。なお、化学反応式は、「CO+2H2→CH3OH」である。
(変形例11)
実施形態および変形例1~変形例10は、本発明の目的を逸脱しない範囲で任意に組み合わせてもよい。
〔発明〕
以上の記載から把握し得る発明および効果について以下に記載する。
(1)本発明は、二酸化炭素ガスおよび水蒸気を含む原料ガスを電解して、水素ガスおよび一酸化炭素ガスを含む生成ガスを生成する電解装置(18)と、前記生成ガスに基づいて炭化水素を合成する炭化水素合成装置(20)と、前記電解装置と前記炭化水素合成装置とに接続される生成ガス流通路(34)と、を有する電解合成システム(10)であって、前記水素ガスを貯留可能な水素ガス貯留装置(52)と、前記一酸化炭素ガスを貯留可能な一酸化炭素ガス貯留装置(56)と、前記生成ガス流通路を流通する前記水素ガスおよび前記一酸化炭素ガスの一方の濃度である第1濃度を検出する第1濃度センサ(62)と、前記水素ガスと前記一酸化炭素ガスとが所定の濃度比で前記炭化水素合成装置に供給されるように、前記第1濃度センサの検出結果に基づいて、前記水素ガス貯留装置から前記生成ガス流通路に供給される前記水素ガスの流量と、前記一酸化炭素ガス貯留装置から前記生成ガス流通路に供給される前記一酸化炭素ガスの流量とを調整する調整装置(66)と、を備える。
これにより、水素ガスと一酸化炭素ガスとを炭化水素合成装置に適切な配分で供給することができる。したがって、無駄なく安定的に炭化水素を合成することができる。その結果、炭化水素の合成効率の低減を抑制することができる。また、二酸化炭素ガスを含む排ガスを高効率で有価物に変換することができる。延いては廃棄物の発生の大幅な削減に寄与する。
(2)本発明は、電解合成システムであって、前記生成ガス流通路から分岐する分岐流通路(36)と、前記分岐流通路に接続され、前記分岐流通路を介して供給される前記生成ガスから前記水素ガスと前記一酸化炭素ガスとを分離する分離装置(50)と、前記電解装置との接続を、前記炭化水素合成装置または前記分離装置のいずれかに切り換える切換装置(60)と、を備え、前記水素ガス貯留装置は、前記分離装置により分離された前記水素ガスを貯留し、前記一酸化炭素ガス貯留装置は、前記分離装置により分離された前記一酸化炭素ガスを貯留してもよい。これにより、電解装置の電解により得られる水素ガスを水素ガス貯留装置に貯留することができる。また、電解装置の電解により得られる一酸化炭素ガスを一酸化炭素ガス貯留装置に貯留することができる。したがって、水素ガスおよび一酸化炭素ガスを効率よく使用することができる。
(3)本発明は、電解合成システムであって、前記生成ガス流通路に接続され、前記調整装置により流量が調整された前記水素ガスおよび前記一酸化炭素ガスを前記生成ガス流通路に合流させる合流流通路(39)と、前記第1濃度センサに基づいて、前記切換装置を切換制御する切換制御部(76)と、を備え、前記第1濃度センサは、前記合流流通路が前記生成ガス流通路に合流する合流部分(MP)よりも下流の前記生成ガス流通路に設けられてもよい。これにより、所定の濃度比に調整された水素ガスと一酸化炭素ガスとを炭化水素合成装置に確実に供給することができる。
(4)本発明は、電解合成システムであって、前記第1濃度センサは複数設けられ、複数の前記第1濃度センサの少なくとも1つは、前記合流部分よりも上流の前記生成ガス流通路に設けられ、前記調整装置は、前記合流部分よりも上流の前記生成ガス流通路に設けられる前記第1濃度センサに基づいて、前記水素ガスの流量と前記一酸化炭素ガスの流量とを調整してもよい。これにより、炭化水素合成装置に供給される水素ガスの濃度と一酸化炭素ガスの濃度との比を、所定の濃度比となるように正確に調整することができる。
(5)本発明は、電解合成システムであって、前記第1濃度センサの検出結果と、前記他の第1濃度センサの検出結果とに基づいて、センサ故障の有無を判定する判定部(78)を備えてもよい。これにより、センサ故障に起因して炭化水素合成装置に供給される水素ガスの濃度と一酸化炭素ガスの濃度との比が変動することを抑制することができる。
(6)本発明は、電解合成システムであって、前記生成ガス流通路を流通する前記水素ガスおよび前記一酸化炭素ガスの他方の濃度である第2濃度を検出する第2濃度センサ(64)を備え、前記調整装置は、前記第1濃度センサおよび前記第2濃度センサに基づいて、前記水素ガスの流量と前記一酸化炭素ガスの流量とを調整してもよい。これにより、炭化水素合成装置に供給される水素ガスの濃度と一酸化炭素ガスの濃度との比を、所定の濃度比となるように正確に調整することができる。
(7)本発明は、電解合成システムであって、前記生成ガス流通路に接続され、前記調整装置により前記流量が調整された前記水素ガスおよび前記一酸化炭素ガスを前記生成ガス流通路に合流させる合流流通路と、前記第1濃度センサおよび前記第2濃度センサに基づいて、前記切換装置を切換制御する切換制御部と、を備え、前記第1濃度センサおよび前記第2濃度センサは、前記合流流通路が前記生成ガス流通路に合流する合流部分よりも下流の前記生成ガス流通路に設けられてもよい。これにより、所定の濃度比に調整された水素ガスと一酸化炭素ガスとを炭化水素合成装置に確実に供給することができる。
なお、本発明は、上述した開示に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得る。
10…電解合成システム 12…水源
14…二酸化炭素源 18…電解装置
20…炭化水素合成装置 34…生成ガス流通路
36…分岐流通路 39…合流流通路
50…分離装置 52…水素ガス貯留装置
56…一酸化炭素ガス貯留装置 60…切換装置
62…第1濃度センサ 64…第2濃度センサ
66…調整装置 68…制御装置
74…弁制御部 76…切換制御部
78…判定部

Claims (7)

  1. 二酸化炭素ガスおよび水蒸気を含む原料ガスを電解して、水素ガスおよび一酸化炭素ガスを含む生成ガスを生成する電解装置と、前記生成ガスに基づいて炭化水素を合成する炭化水素合成装置と、前記電解装置と前記炭化水素合成装置とに接続される生成ガス流通路と、を有する電解合成システムであって、
    前記水素ガスを貯留可能な水素ガス貯留装置と、
    前記一酸化炭素ガスを貯留可能な一酸化炭素ガス貯留装置と、
    前記生成ガス流通路を流通する前記水素ガスおよび前記一酸化炭素ガスの一方の濃度である第1濃度を検出する第1濃度センサと、
    前記水素ガスと前記一酸化炭素ガスとが所定の濃度比で前記炭化水素合成装置に供給されるように、前記第1濃度センサの検出結果に基づいて、前記水素ガス貯留装置から前記生成ガス流通路に供給される前記水素ガスの流量と、前記一酸化炭素ガス貯留装置から前記生成ガス流通路に供給される前記一酸化炭素ガスの流量とを調整する調整装置と、
    を備える、電解合成システム。
  2. 請求項1に記載の電解合成システムであって、
    前記生成ガス流通路から分岐する分岐流通路と、
    前記分岐流通路に接続され、前記分岐流通路を介して供給される前記生成ガスから前記水素ガスと前記一酸化炭素ガスとを分離する分離装置と、
    前記電解装置との接続を、前記炭化水素合成装置または前記分離装置のいずれかに切り換える切換装置と、
    を備え、
    前記水素ガス貯留装置は、前記分離装置により分離された前記水素ガスを貯留し、
    前記一酸化炭素ガス貯留装置は、前記分離装置により分離された前記一酸化炭素ガスを貯留する、電解合成システム。
  3. 請求項2に記載の電解合成システムであって、
    前記生成ガス流通路に接続され、前記調整装置により流量が調整された前記水素ガスおよび前記一酸化炭素ガスを前記生成ガス流通路に合流させる合流流通路と、
    前記第1濃度センサに基づいて、前記切換装置を切換制御する切換制御部と、
    を備え、
    前記第1濃度センサは、前記合流流通路が前記生成ガス流通路に合流する合流部分よりも下流の前記生成ガス流通路に設けられる、電解合成システム。
  4. 請求項3に記載の電解合成システムであって、
    前記第1濃度センサは複数設けられ、
    複数の前記第1濃度センサの少なくとも1つは、前記合流部分よりも上流の前記生成ガス流通路に設けられ、
    前記調整装置は、前記合流部分よりも上流の前記生成ガス流通路に設けられる前記第1濃度センサに基づいて、前記水素ガスの流量と前記一酸化炭素ガスの流量とを調整する、電解合成システム。
  5. 請求項4に記載の電解合成システムであって、
    前記第1濃度センサの検出結果と、前記他の第1濃度センサの検出結果とに基づいて、センサ故障の有無を判定する判定部を備える、電解合成システム。
  6. 請求項2に記載の電解合成システムであって、
    前記生成ガス流通路を流通する前記水素ガスおよび前記一酸化炭素ガスの他方の濃度である第2濃度を検出する第2濃度センサ
    を備え、
    前記調整装置は、前記第1濃度センサおよび前記第2濃度センサに基づいて、前記水素ガスの流量と前記一酸化炭素ガスの流量とを調整する、電解合成システム。
  7. 請求項6に記載の電解合成システムであって、
    前記生成ガス流通路に接続され、前記調整装置により前記流量が調整された前記水素ガスおよび前記一酸化炭素ガスを前記生成ガス流通路に合流させる合流流通路と、
    前記第1濃度センサおよび前記第2濃度センサに基づいて、前記切換装置を切換制御する切換制御部と、
    を備え、
    前記第1濃度センサおよび前記第2濃度センサは、前記合流流通路が前記生成ガス流通路に合流する合流部分よりも下流の前記生成ガス流通路に設けられる、電解合成システム。
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大阪ガス株式会社 エネルギー技術研究所 エグゼクティブリサーチャー 大西久男,SOECメタネーションとC2-4成分併産への挑戦,第三回グリーンLPガスの生産技術開発に向けた研究会,2021年01月22日,1-24,https://www.j-lpgas.gr.jp/data/greenlpg_presen_DG_20210122.pdf
大阪ガス株式会社 エネルギー技術研究所,都市ガスの脱炭素化に貢献「革新的メタネーション」実現のキーとなる新型SOECの試作に成功~水素・液体,2021年01月25日,1/8-8/8,https://www.osakagas.co.jp/company/press/pr2021/_icsFiles/afieldfile/2021/01/25/210125_2_1.pdf

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