JP7424464B1 - 電気自動車 - Google Patents

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Abstract

【課題】MT車両のような運転感覚を楽しめるとともに、運転者に自身の行動の結果による達成感を与えることができる電気自動車を提供する。【解決手段】電気自動車は、アクセルペダルと、シフターと、車両特性データを管理するデータ管理装置と、車両特性データに従って電気モータを制御するモータ制御装置を備える。車両特性データは、アクセルペダルの操作に対する電気モータの出力特性をシフターの操作ポジションに応じて変化させるように構成されたデータであり、標準車両特性データと、ロックされた特別車両特性データとを含む。データ管理装置は、運転者の所定の行動を要件とするロック解除条件が満たされたことを受けて特別車両特性データのロックを解除し、モータ制御装置は特別車両特性データに従って電気モータを制御する。【選択図】図6

Description

本開示は、電気モータを走行用の動力装置として用いる電気自動車に関する。
特開2021-118569号公報は、マニュアルトランスミッション車両(以下、MT車両という)の手動変速動作をモータトルクの制御によって疑似的に再現可能な電気自動車を開示する。その電気自動車にはMT車両を模擬したトルク特性のパターンが複数設定されている。運転者は、気分に応じてトルク特性のパターンを変更することができる。
特開2021-118569号公報
MT車両を運転することの一つの楽しみは運転操作の上達である。運転に慣れないころは出力の小さい車両やトルク特性の穏やかな車両しか運転できなかった場合でも、運転操作の上達によって出力の大きい車両や尖ったトルク特性の車両が運転できるようになるかもしれない。また、高出力の車両やレーシングカーのようなトルク特性を有する車両は概して高価であるが、そのような車両を手に入れることもMT車両の運転者にとっての一つの楽しみである。上記文献に記載の電気自動車によれば運転者は複数の異なるトルク特性を楽しむことができるかもしれない。しかし、それは運転者自身の何らかの行動により獲得したものではなく、そこには達成感は存在しない。
本開示は上記の課題に鑑みてなされたものである。本開示の1つの目的は、MT車両のような運転感覚を楽しめるだけでなく運転者に自身の行動の結果による達成感を与えることができる電気自動車を提供することにある。
本開示は上記目的を達成するための電気自動車を提供する。本開示の電気自動車は、アクセルペダル、シフター、車両特性データを管理するデータ管理装置、及び車両特性データに従って電気モータを制御するモータ制御装置を備える。車両特性データは、アクセルペダルの操作に対する電気モータの出力特性をシフターの操作ポジションに応じて変化させるように構成されたデータであり、標準車両特性データとロックされた特別車両特性データとを含む。データ管理装置は、運転者の所定の行動を要件とするロック解除条件が満たされたことを受けて特別車両特性データのロックを解除するように構成されている。
本開示の電気自動車によれば、初期状態でも標準車両特性データは利用可能であり、シフターの操作が電気モータの制御に反映されることで、運転者はMT車両のような運転感覚を楽しむことができる。さらに、運転者自身の行動の結果としてロック解除条件が満たされた場合、特別車両特性データに従って電気モータが制御されることで、運転者は標準車両特性データでは得られない特別な運転感覚の享受による達成感を得ることができる。
本開示の実施形態に係る電気自動車の構成を模式的に示す図である。 電気自動車の車両制御装置の構成を示すブロック図である。 MT車両モデルを構成するエンジンモデル、クラッチモデル、及びトランスミッションモデルの各例を示す図である。 データ管理装置の構成の一例を示すブロック図である。 データ管理装置の構成の別の例を示すブロック図である。 データ管理装置による処理を示すフローチャートである。
1.電気自動車の構成
図1は本実施の形態に係る電気自動車10の動力系の構成を模式的に示す図である。図1に示すように、電気自動車10は走行用の動力装置として電気モータ2を備えている。電気モータ2には、その回転速度を検出するための回転速度センサ40が設けられている。電気モータ2の出力軸3はギア機構4を介してプロペラシャフト5の一端に接続されている。プロペラシャフト5の他端はデファレンシャルギア6を介して車両前方のドライブシャフト7に接続されている。電気自動車10は、前車輪である駆動輪8と、後車輪である従動輪12とを備えている。駆動輪8はドライブシャフト7の両端にそれぞれ設けられている。各車輪8,12には、車輪速センサ30が設けられている。図1では、代表して右後輪の車輪速センサ30のみが描かれている。車輪速センサ30は電気自動車10の車速を検出するための車速センサとしても用いられる。
電気自動車10は、バッテリ14と、インバータ16とを備えている。バッテリ14は電気モータ2を駆動する電気エネルギを蓄える。すなわち、電気自動車10はバッテリ14に蓄えられた電気エネルギで走行するバッテリ電気自動車(BEV)である。インバータ16は加速時にバッテリ14から入力される直流電力を電気モータ2の駆動電力に変換する。また、インバータ16は、減速時に電気モータ2から入力される回生電力を直流電力に変換し、バッテリ14に充電する。
電気自動車10は、運転者が電気自動車10に対する加速要求を入力するためのアクセルペダル22と、制動要求を入力するためのブレーキペダル24とを備えている。アクセルペダル22には、アクセル開度を検出するためのアクセルポジションセンサ32が設けられている。また、ブレーキペダル24には、ブレーキ踏込量を検出するためのブレーキポジションセンサ34が設けられている。
電気自動車10は疑似H型シフター26を備えている。疑似H型シフター26はMT車両が備えるH型シフターを模した構造を有している。疑似H型シフター26は、例えば1速、2速、3速、4速、5速、6速、後退、及びニュートラルの各ギア段に対応するポジションを有している。疑似H型シフター26には、疑似H型シフター26がどのポジションにあるかを判別することでギア段を検出するシフトポジションセンサ36が設けられている。
電気自動車10は疑似クラッチペダル28を備えている。疑似クラッチペダル28はMT車両が備えるクラッチペダルを模した構造を有している。運転者は、疑似H型シフター26によりギア段の設定を変更したい場合、疑似クラッチペダル28を踏み込み、ギア段の設定の変更が終わると踏み込みをやめて疑似クラッチペダル28を元に戻す。疑似クラッチペダル28には、疑似クラッチペダル28の踏込量を検出するためのクラッチポジションセンサ38が設けられている。
電気自動車10は疑似エンジン回転速度メーター44を備えている。疑似エンジン回転速度メーター44は従来車両が備えるエンジン回転速度メーターを模した構造を有している。疑似エンジン回転速度メーター44は、機械式でもよいし、液晶表示式でもよいし、ヘッドアップディスプレイによる投影表示式でもよい。液晶表示式や投影表示式の場合、レブリミットは任意に設定することができる。また、電気自動車10は車室内にスピーカ48を備えている。
電気自動車10はモード選択装置42を備えている。モード選択装置42は電気自動車10の走行モードを選択する装置である。電気自動車10の走行モードには、大別してMTモードとEVモードとがある。MTモードは電気自動車10をMT車両のように運転するための制御モードである。EVモードは電気自動車10を一般的な電気自動車として運転するための通常の制御モードである。さらに、MTモードは、標準で選択可能な標準モードと、所定の条件が満たされた場合に選択可能になる特別モードとに分けることができる。モード選択装置42には、例えば、外部からの信号によって表示内容を変更可能なタッチパネルを用いることができる。ナビゲーション装置の表示パネルをモード選択装置42に利用してもよい。
電気自動車10は車両制御装置50を備えている。電気自動車10に搭載されたセンサ類や制御対象の機器は情報通信ネットワークによって車両制御装置50に接続されている。車両制御装置50は、典型的には、電気自動車10に搭載される電子制御ユニット(ECU)である。車両制御装置50は複数のECUの組み合わせであってもよい。車両制御装置50は、インターフェース52と、メモリ54と、プロセッサ56とを備えている。インターフェース52には車載ネットワークが接続されている。メモリ54は、データを一時的に記録するRAMと、プロセッサ56で実行可能なプログラムやプログラムに関連する種々のデータを保存するROMとを含んでいる。プログラムは複数のインストラクションで構成されている。プロセッサ56は、プログラムやデータをメモリ54から読み出して実行し、各センサから取得した信号に基づいて制御信号を生成する。
図2は車両制御装置50の構成を示すブロック図である。車両制御装置50は、少なくとも車輪速センサ30、アクセルポジションセンサ32、ブレーキポジションセンサ34、シフトポジションセンサ36、クラッチポジションセンサ38、回転速度センサ40、及びモード選択装置42からの信号の入力を受け付ける。また、車両制御装置50は、少なくともインバータ16、疑似エンジン回転速度メーター44、及びスピーカ48へ信号を出力する。車両制御装置50は、データ管理装置500、音響制御装置510、及びモータ制御装置520を備える。詳しくは、メモリ54に記憶されたプログラムがプロセッサ56により実行されることで、プロセッサ56は、少なくともデータ管理装置500、音響制御装置510、及びモータ制御装置520として機能する。以下、車両制御装置50を構成する各装置について説明する。
2.車両制御装置の構成
2-1.データ管理装置
データ管理装置500はMTモードでの車両制御に用いられる車両特性データを管理する装置である。車両特性データはMT車両モデルと音響データとを含む。MT車両モデルは、アクセルペダル22の操作に対する電気モータ2の出力特性を、疑似H型シフター26の操作ポジションに応じて変化させるように構成されたモデルである。音響データは、エンジンの排気音や吸気音、MTから発生するギア音などの効果音のデータであり、MT車両モデルに紐付けられている。
車両特性データは、MTモードの標準モードに対応する標準車両特性データと、MTモードの特別モードに対応する特別車両特性データとを含む。モード選択装置42で選択されたMTモードが標準モードの場合、データ管理装置500は、標準車両特性データに含まれる標準MT車両モデルをモータ制御装置520にセットし、標準車両特性データに含まれる標準音響データを音響制御装置510にセットする。モード選択装置42で選択されたMTモードが特別モードの場合、データ管理装置500は、特別車両特性データに含まれる特別MT車両モデルをモータ制御装置520にセットし、特別車両特性データに含まれる特別音響データを音響制御装置510にセットする。
2-2.音響制御装置
音響制御装置510は、データ管理装置500によってセットされた音響データに従ってスピーカ48を制御する装置である。音響データが標準音響データか特別音響データかによって、また、特別音響データが複数存在する場合には特別音響データごとに、スピーカ48から発せられる効果音の音量や高さ、或いは音の種類は異なったものになる。
2-3.モータ制御装置
モータ制御装置520は、インバータ16のPWM制御によって電気モータ2を制御する装置である。モータ制御装置520は、MT車両モデル530、要求モータトルク計算部540、モータトルク指令マップ550、及び出力トルク切替部560を備える。MT車両モデル530は、モード選択装置42による選択に従いデータ管理装置500によってセットされたMT車両モデルである。モータ制御装置520には、車輪速センサ30、アクセルポジションセンサ32、シフトポジションセンサ36、クラッチポジションセンサ38、回転速度センサ40、及びモード選択装置42からの信号が入力される。モータ制御装置520は、これらのセンサからの信号を処理し、インバータ16をPWM制御するためのモータトルク指令値を算出する。
モータ制御装置520によるモータトルクの計算は、MT車両モデル530と要求モータトルク計算部540とを用いた計算と、モータトルク指令マップ550を用いた計算の2通りがある。MT車両モデル530と要求モータトルク計算部540は、電気自動車10をMTモードで走行させる場合のモータトルクの計算に用いられる。モータトルク指令マップ550は、電気自動車10をEVモードで走行させる場合のモータトルクの計算に用いられる。どちらのモータトルクを用いるかは、出力トルク切替部560によって決定される。
MT車両モデル530は、電気自動車10をMT車両であると仮定した場合に、アクセルペダル22、疑似H型シフター26、及び疑似クラッチペダル28の操作によって得られるはずの駆動輪トルクを計算するモデルである。MT車両モデル530により仮想的に実現されるエンジン、クラッチ、及びマニュアルトランスミッション(MT)をそれぞれ仮想エンジン、仮想クラッチ、仮想MTと称する。MT車両モデル530の構成の詳細については後述する。
要求モータトルク計算部540はMT車両モデル530で算出された駆動輪トルクTwを要求モータトルクTmtに変換する。要求モータトルクTmtはMT車両モデル530で算出された駆動輪トルクTwの実現必要なモータトルクである。駆動輪トルクTwの要求モータトルクTmtへの変換には、電気モータ2の出力軸3から駆動輪8までの減速比が用いられる。
モータトルク指令マップ550はアクセル開度と電気モータ2の回転速度からモータトルクを決定するマップである。モータトルク指令マップ550の各パラメータには、アクセルポジションセンサ32の信号と、回転速度センサ40の信号とが入力される。モータトルク指令マップ550からは、これらの信号に対応するモータトルクTevが出力される。なお、EVモードでは、運転者が疑似H型シフター26や疑似クラッチペダル28を操作しても、その操作は電気自動車10の運転には反映されない。
出力トルク切替部560はモード選択装置42で選択された制御モードに応じて動作する。モード選択装置42でEVモードが選択されている場合、出力トルク切替部560はモータトルク指令マップ550に接続し、モータトルクTevをモータトルク指令値Tmとしてインバータ16に出力する。モード選択装置42でMTモードが選択された場合、出力トルク切替部560は接続先を要求モータトルク計算部540に切り替え、モータトルクTmtをモータトルク指令値としてインバータ16に出力する。
次に、MT車両モデル530について説明する。MT車両モデル530は、エンジンモデル531、クラッチモデル532、MTモデル533、及び車軸・駆動輪モデル534から構成されている。エンジンモデル531では、仮想エンジンがモデル化されている。クラッチモデル532では、仮想クラッチがモデル化されている。MTモデル533では、仮想MTがモデル化されている。車軸・駆動輪モデル534では、車軸から駆動輪までの仮想のトルク伝達系がモデル化されている。
MT車両モデル530の計算には、センサで得られた信号が用いられる。エンジンモデル531には、アクセルポジションセンサ32で検出されたアクセル開度Papが入力される。クラッチモデル532には、クラッチポジションセンサ38で検出されたクラッチペダル踏込量Pcが入力される。MTモデルには533には、シフトポジションセンサ36で検出されたシフトポジションSpが入力される。また、車輪速センサ30で検出された車速Vwは複数のモデルにおいて使用される。さらに、各モデル間では相互に計算結果が利用される。MT車両モデル530は、これらの入力信号に基づいて駆動輪トルクTwと仮想エンジン回転速度Neを算出する。
エンジンモデル531は仮想エンジン回転速度Neと仮想エンジン出力トルクTeoutを算出する。エンジンモデル531は、仮想エンジン回転速度Neを計算するモデルと、仮想エンジン出力トルクTeoutを計算するモデルから構成される。仮想エンジン回転速度Neの計算には、例えば、次式(1)で表されるモデルが用いられる。次式(1)では、車輪8の回転速度Nw、総合減速比R、及び仮想クラッチのスリップ率Rslipから仮想エンジン回転速度Neが算出される。
Figure 0007424464000002
式(1)において、車輪8の回転速度Nwは車輪速センサ30によって検出される。総合減速比Rは、後述するMTモデル533で計算されるギア比(変速比)rと、車軸・駆動輪モデル534で規定されている減速比とから算出される。スリップ率Rslipは後述するクラッチモデル532で算出される。仮想エンジン回転速度Neは、MTモードの選択時、疑似エンジン回転速度メーター44に表示される。
ただし、式(1)は、仮想クラッチによって仮想エンジンと仮想MTとが接続されている状態での仮想エンジン回転速度Neの計算式である。仮想クラッチが切られている場合、仮想エンジンで発生する仮想エンジントルクTeは、仮想エンジン回転速度Neの上昇に使用されるとみなすことができる。仮想エンジントルクTeは仮想エンジン出力トルクTeoutに慣性モーメントによるトルクを加えたトルクである。仮想クラッチが切られている場合、仮想エンジン出力トルクTeoutはゼロである。ゆえに、エンジンモデル531は、仮想クラッチが切られている場合、仮想エンジントルクTeと仮想エンジンの慣性モーメントJとを用いて次式(2)により仮想エンジン回転速度Neを算出する。仮想エンジントルクTeの計算には、アクセル開度Papをパラメータとするマップが用いられる。
Figure 0007424464000003
エンジンモデル531は、仮想エンジン回転速度Ne及びアクセル開度Papから仮想エンジン出力トルクTeoutを算出する。仮想エンジン出力トルクTeoutの計算には、例えば、図3に示すようなマップが用いられる。このマップは、定常状態でのアクセル開度Papと、仮想エンジン回転速度Neと、仮想エンジン出力トルクTeoutとの関係を規定したマップである。このマップでは、アクセル開度Pap毎に仮想エンジン回転速度Neに対する仮想エンジン出力トルクTeoutが与えられる。図3に示すトルク特性は、ガソリンエンジンを想定した特性に設定することもできるし、ディーゼルエンジンを想定した特性に設定することもできる。また、自然吸気エンジンを想定した特性に設定することもできるし、過給エンジンを想定した特性に設定することもできる。データ管理装置500では、このような様々なトルク特性の特別車両特性データを用意してもよい。エンジンモデル531で算出された仮想エンジン出力トルクTeoutは、クラッチモデル532に入力される。
クラッチモデル532はトルク伝達ゲインkを算出する。トルク伝達ゲインkは疑似クラッチペダル28の踏込量に応じた仮想クラッチのトルク伝達度合いを算出するためのゲインである。クラッチモデル532は、例えば、図3に示すようなマップを有する。このマップでは、クラッチペダル踏込量Pcに対してトルク伝達ゲインkが与えられる。図3でPc0はクラッチペダル踏込量Pcが0%の位置に対応し、Pc1はクラッチペダルの踏み込み時の遊び限界の位置に対応し、Pc3はクラッチペダル踏込量Pcが100%の位置に対応し、Pc2はPc3からクラッチペダルを戻すときの遊び限界の位置に対応している。
クラッチモデル532はトルク伝達ゲインkを用いてクラッチ出力トルクTcoutを算出する。クラッチ出力トルクTcoutは仮想クラッチから出力されるトルクである。クラッチモデル532は、例えば、次式(3)により仮想エンジン出力トルクTeout及びトルク伝達ゲインkからクラッチ出力トルクTcoutを算出する。クラッチモデル532で算出されたクラッチ出力トルクTcoutは、MTモデル533に入力される。
Figure 0007424464000004
また、クラッチモデル532はスリップ率Rslipを算出する。スリップ率Rslipは、エンジンモデル531での仮想エンジン回転速度Neの計算に用いられる。スリップ率Rslipの算出には、トルク伝達ゲインkと同様に、クラッチペダル踏込量Pcに対してスリップ率Rslipが与えられるマップを用いることができる。そのようなマップに代えて、スリップ率Rslipとトルク伝達ゲインとの関係を表す次式(4)によって、トルク伝達ゲインkからスリップ率Rslipを算出してもよい。
Figure 0007424464000005
MTモデル533はギア比(変速比)rを算出する。ギア比rは仮想MTにおいて仮想ギア段GPにより決まるギア比である。MTモデル533は、例えば、図3に示すようなマップを有する。このマップでは、仮想ギア段GPに対してギア比rが与えられる。図3に示すように、仮想ギア段GPが大きいほどギア比rは小さくなる。MTモデル533はギア比rを用いて変速機出力トルクTgoutを算出する。変速機出力トルクTgoutは仮想MTから出力されるトルクである。MTモデル533は、例えば、次式(5)によりクラッチ出力トルクTcout及びギア比rから変速機出力トルクTgoutを算出する。MTモデル533で算出された変速機出力トルクTgoutは、車軸・駆動輪モデル534に入力される。
Figure 0007424464000006
車軸・駆動輪モデル534は、所定の減速比rrを用いて駆動輪トルクTwを算出する。減速比rrは、仮想MTから駆動輪8までの機械的な構造により決まる固定値である。減速比rrにギア比rを乗じて得られる値が前述の総合減速比Rである。車軸・駆動輪モデル534は、例えば、次式(6)により、変速機出力トルクTgout、及び減速比rrから駆動輪トルクTwを算出する。車軸・駆動輪モデル534算出された駆動輪トルクTwは、要求モータトルク計算部540に出力される。
Figure 0007424464000007
3.データ管理装置の詳細
次に、データ管理装置500の詳細について図を用いて説明する。図4はデータ管理装置500の構成の一例を示すブロック図である。図4に示す例では、データ管理装置500は、車両特性データDB501、ロック解除判定部502、及び車両特性データ選択部503を備える。
車両特性データDB501は複数の車両特性データが登録されたデータベースである。登録された車両特性データには、標準車両特性データと特別車両特性データが含まれる。標準車両特性データは標準で選択可能な車両特性データであり、特別車両特性データは所定のロック解除条件が満たされた場合に選択可能になる車両特性データである。標準車両特性データにはロックは設けられていないのに対し、特別車両特性データにはロックが設けられている。図4に示す例では、登録されている特別車両特性データはデータA、データB、データC、及びデータDの4セットである。このうち特別車両特性データC-Dのロックは掛ったままであるのに対し、特別車両特性データA-Bのロックは既に解除されている。
車両特性データDB501に登録されている車両特性データはモード選択装置42に反映される。登録されている車両特性データのうち、標準車両特性データに対応する標準モードと、ロックが解除された特別車両特性データに対応する特別モードとがモード選択装置42のタッチパネルに表示される。図4に示す例では、特別車両特性データA-Bに対応する2つの特別モードをモード選択装置42において選択することができる。
ロック解除判定部502はロックが掛けられている特別車両特性データごとにロック解除条件が満たされたかどうか判定する。ロック解除条件は運転者の所定の行動を要件とする条件である。ロック解除条件の具体例については後述する。ロック解除判定部502は、運転者からのロック解除の要求があり、且つ、ロック解除条件が満たされた特別車両特性データのロックを解除する。例えば、特別車両特性データCのロック解除条件が満たされた場合、ロック解除判定部502は特別車両特性データCのロックを解除する。ロックが解除されることで、特別車両特性データCに対応する特別モードがモード選択装置42において選択できるようになる。
車両特性データ選択部503はモード選択装置42により選択された制御モードに対応する車両特性データを選択する。モード選択装置42で選択された制御モードがMTモードであり、そのMTモードが標準モードの場合、車両特性データ選択部503は標準車両特性データを選択する。選択されたMTモードが特別モードの場合、車両特性データ選択部503は選択された特別モードに対応する特別車両特性データを選択する。データ管理装置500は、車両特性データ選択部503により選択された車両特性データに含まれるMT車両モデルをモータ制御装置520にセットし、選択された車両特性データに含まれる音響データを音響制御装置510にセットする。
図5はデータ管理装置500の構成の別の例を示すブロック図である。図5に示す例では、データ管理装置500は、通信部504、ダウンロード判定部505、車両特性データDB506、及び車両特性データ選択部507を備える。
通信部504は移動体通信を用いてネットワーク100上のサーバ60に接続する。サーバ60は車両特性データDB62を備える。車両特性データDB62は、複数の特別車両特性データが登録されたデータベースである。図4に示す例では、車両特性データDB62に登録されている特別車両特性データはデータA、データB、データC、及びデータDの4セットである。
ダウンロード判定部505は車両特性データDB62に登録されている特別車両特性データごとにダウンロード条件が満たされたかどうか判定する。ダウンロード条件は運転者の所定の行動を要件とする条件であって、その内容は前述のロック解除条件と同じである。ダウンロード判定部505は、運転者からのダウンロードの要求があり、且つ、ダウンロード条件が満たされた特別車両特性データをサーバ60からダウンロードする。例えば、特別車両特性データCのダウンロード条件が満たされた場合、ダウンロード判定部505は特別車両特性データCをダウンロードする。サーバ60上の特別車両特性データはダウンロードされることで初めて利用可能になる。ゆえに、サーバ60上の特別車両特性データは実質的にロックが掛けられているに等しい状態であり、それをダウンロードすることはロックを解除することに等しい。
車両特性データDB506は、標準車両特性データと、サーバからダウンロードされた特別車両特性データが登録されるデータベースである。標準車両特性データは当初から車両特性データDB506に登録されている。車両特性データDB506に登録されている車両特性データはモード選択装置42に反映される。図5に示す例では、特別車両特性データA-Bが車両特性データDB506に登録されているので、標準車両特性データに対応する標準モードと、特別車両特性データA-Bに対応する2つの特別モードをモード選択装置42において選択することができる。
車両特性データ選択部507はモード選択装置42において選択された制御モードに対応する車両特性データを車両特性データDB506から選択する。車両特性データ選択部507により選択された車両特性データに含まれるMT車両モデルはモータ制御装置520にセットされ、選択された車両特性データに含まれる音響データは音響制御装置510にセットされる。
図6はデータ管理装置500による処理を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、図4に示す構成と図5に示す構成に共通の処理である。ここでは、標準車両特性データと特別車両特性データはともに1セットであるとする。
ロック解除条件が成立しない場合、データ管理装置500において利用可能な車両特性データは標準車両特性データのみである。ロック解除条件が成立することで、特別車両特性データのロックは解除され、データ管理装置500において特別車両特性データも利用可能になる。図6に示す例では、標準車両特性データは、特別車両特性データと比較して、全てのギア段において同一車速に対する駆動力を低く抑えられている。これは、標準車両特性データは、特別車両特性データと比較して、疑似H型シフター26の全ての操作ポジションにおいてアクセルペダル22の同一操作量に対する電気モータ2の出力を低く抑えるように構成されていることを意味する。
図6に例示されるような標準車両特性データと特別車両特性データによれば、標準車両特性データの選択時には駆動力の出力を抑えることで安心な運転に繋げることができる。ロックを解除して特別車両特性データを選択可能になった時には、より高い駆動力を用いた運転により運転者は新しいドライバビリティ体験を得ることができる。ロック解除条件は運転者の所定の行動を要件とする条件である。運転者の行動を要件とするロック解除条件の例としては以下を挙げることができる。
ロック解除条件の第1の例は運転者の運転履歴から計算される熟練度が所定の合格値に達することである。運転履歴には、例えば、MTモードでの総走行距離、道路の設定速度に対する走行速度、加速度や減速度の大きさ、シフトタイミング、クラッチペダルの操作時のショック有無等のパラメータが含まれる。これらのパラメータに与えられる得点の合計から熟練度が計算される。第1の例における運転者の所定の行動は、熟練度を合格値以上まで高めることである。運転の熟練度が向上した結果として新たな車両特性データが使用になることで、標準車両特性データでは得られない特別な運転感覚の享受による達成感を得ることができる。
特別車両特性データが複数存在し、特別車両特性データごとに最大駆動力が異なる場合には、駆動力が高いほどロック解除条件である熟練度の合格値は高くされる。また、高回転型の出力特性を有する特別車両特性データと、中低速型の出力特性を有する特別車両特性データとがある場合、高回転型のほうが熟練度の合格値を高くされる。サーキット用の出力特性を有する特別車両特性データが存在する場合には、熟練度の合格値を特別高く設定してもよい。図4に示す例及び図5に示す例では、特別車両特性データA、Bはロックを解除されているが特別車両特性データC、Dはロックを掛けられたままである。これは、特別車両特性データA、Bよりも特別車両特性データC、Dのほうが、ロック解除のためにより高い運転の熟練度を必要とすることを意味する。
ロック解除条件の第2の例は特別車両特性データの使用への対価が課金されることである。第2の例における運転者の所定の行動は対価を課金することである。課金のためには必要な資金を用意する必要が有り、用意すべき資金の額に応じた相応の努力が必要となる。ゆえに、対価の課金は達成感につながる行動の一つと言える。
特別車両特性データが複数存在し、特別車両特性データごとに最大駆動力が異なる場合には、駆動力が高いほどロック解除条件である課金額は高くされる。図4に示す例及び図5に示す例では、特別車両特性データA、Bはロックを解除されているが特別車両特性データC、Dはロックを掛けられたままである。これは、特別車両特性データA、Bよりも特別車両特性データC、Dのほうが、ロック解除のためにはより高い額の対価を必要とすることを意味する。なお、MT車両モデルは同じにして音響効果データの違いによって対価の額を変えても良い。例えば、直列4気筒エンジンを模した音響効果データを有する特別車両特性データよりも、V型8気筒エンジンを模した音響効果データを有する特別車両特性データのほうにより高い額の対価を求めてもよい。
4.その他
上記実施形態において、疑似H型シフターに代えて疑似シーケンシャルシフターを備えてもよい。また、疑似クラッチペダルは無くしてもよい。その場合、MT車両モデルは、クラッチペダルを備えないクラッチペダルレスMT車両をモデル化したものとすればよい。疑似シーケンシャルシフターは、パドル式の疑似シフターでもよいしレバー式の疑似シフターでもよい。
図5に示すデータ管理装置500の構成において、サーバ60からの特別車両特性データのダウンロードは、運手者が所持するスマートフォンやタブレット等の携帯端末で行ってもよい。そして、携帯端末からデータ管理装置500へダウンロードした特別車両特性データを転送するようにしてもよい。
2 電気モータ、10 電気自動車、22 アクセルペダル、26 疑似H型シフター、42 モード選択装置、50 車両制御装置、500 データ管理装置、520 モータ制御装置

Claims (5)

  1. 電気モータを走行用の動力装置として用いる電気自動車であって、
    アクセルペダルと、
    シフターと、
    前記アクセルペダルの操作に対する前記電気モータの出力特性を前記シフターの操作ポジションに応じて変化させるように構成された車両特性データを管理するデータ管理装置と、
    前記車両特性データに従って前記電気モータを制御するモータ制御装置と、を備え、
    前記車両特性データは、標準車両特性データと、ロックされた特別車両特性データとを含み、
    前記データ管理装置は、運転者の所定の行動を要件とするロック解除条件が満たされたことを受けて前記特別車両特性データのロックを解除する、ように構成されている
    ことを特徴とする電気自動車。
  2. 請求項1に記載の電気自動車において、
    前記標準車両特性データは、前記特別車両特性データと比較して、前記シフターの全ての操作ポジションにおいて前記アクセルペダルの同一操作量に対する前記電気モータの出力を低く抑えられている
    ことを特徴とする電気自動車。
  3. 請求項1に記載の電気自動車において、
    前記所定の行動は、前記運転者の運転履歴から計算される熟練度を所定の合格値以上まで高めること、を含む
    ことを特徴とする電気自動車。
  4. 請求項1に記載の電気自動車において、
    前記所定の行動は、前記特別車両特性データの使用への対価を課金すること、を含む
    ことを特徴とする電気自動車。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電気自動車において、
    前記特別車両特性データはネットワーク上のサーバに存在し、
    前記特別車両特性データのロックを解除することは、前記特別車両特性データを前記サーバからダウンロードすること、を含む
    ことを特徴とする電気自動車。
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