JP7424207B2 - コンタクトロール及びフィルム巻取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コンタクトロール及びフィルム巻取装置に関する。
フィルムの製造において、フィルムを巻き取る際にコンタクトロールが使用されている。特許文献1には、最外層にゴム層を用いたコンタクトロールが記載されている。
特開平06-010942号公報
ところで、最外層にゴム層を用いたコンタクトロールであれば、フィルムがゴム層中に押し込まれるため、巻き取りロールにフィルムが巻き取られる際に、ゲージバンドと呼ばれる段差が原反に生じにくい。しかしながら、一度、巻き取りロール上の原反にゲージバンドが生じてしまうと、段差のあるところと段差のないところとで、コンタクトロールが巻き取りロールを押す接触圧力が変わる。その結果、巻き取りロールの幅方向における接触圧力分布が不均一となる可能性がある。接触圧力分布が不均一となると、原反においてフィルムの幅方向の張力分布も不均一になることで「巻きシワ」、あるいは、フィルム間には空気が巻き込まれることで「巻き緩み」となって原反の外観品位を損なう可能性がある。
本発明の目的は、一度、巻き取りロール上の原反にゲージバンドが生じても、巻きシワや巻き緩みが抑制される、コンタクトロール及びフィルム巻取装置を提供することにある。
第1の態様のコンタクトロールは、外周の押し当て面に貫通孔がある円筒状のロール本体と、前記押し当て面を全て覆うとともに、前記押し当て面との間に隙間を設けて配置される弾性体を有する弾性体スリーブと、を備え、前記ロール本体の内側にある中空空間の圧力媒体が前記隙間に流出可能なように、前記隙間と前記中空空間とが前記貫通孔で連通されている。
この態様によれば、隙間と中空空間とが等しくなり、中空空間の圧力を調整することで、コンタクトロールが巻き取りロールを押す接触圧力を適切にすることができる。その結果、一度、巻き取りロール上の原反にゲージバンドが生じても、巻きシワや巻き緩みが抑制される。
望ましい態様として、前記ロール本体の端部に設けられるフランジと、円環状のシールリングと、をさらに備え、前記弾性体スリーブは、前記フランジと前記シールリングとで挟まれて封止されている。これにより、中空空間及び隙間の圧力が保たれる。
望ましい態様として、前記フランジは、前記押し当て面よりも外径が大きい突部を有する。これにより、突部と押し当て面との間には段差ができる。
望ましい態様として、前記突部の外周は、前記押し当て面から離れるにつれて、外径が小さくなる。これにより、弾性体スリーブに局所的な引っ張り応力が加わりにくくなり、弾性体スリーブの耐久性が向上する。
望ましい態様として、前記押し当て面と、前記突部との差により、前記隙間が生じる。これにより、隙間の基準となる容量が設定される。
望ましい態様として、少なくとも1つの前記フランジには、前記フランジを貫通する圧力導入孔が設けられている。これにより、圧力導入孔を介して、中空空間及び隙間の圧力が調整可能になる。
望ましい態様として、前記弾性体の材質は、シリコーンゴム、エチレン・プロピレン・ジエンゴム、アクリルニトリル・ブタジエンゴムの少なくとも1つの層を含む。これにより、弾性体スリーブは、非粘着性や不活性に優れる。
望ましい態様として、前記弾性体の外周側には、ダイヤモンドライクカーボン層、シリコーンコーティング層、ウレタンコーティング層、フッ素樹脂コーティング層、セラミック系コーティング層の少なくとも1つがある。これにより、弾性体スリーブの外周側の表面に機能が付与される。
第2の態様のフィルム巻取装置は、上述したコンタクトロールと、前記コンタクトロールとの間でフィルムを挟み、前記フィルムを巻き取る、巻き取りロールと、を備え、前記中空空間の圧力が陽圧である。
この態様によれば、隙間と中空空間とが等しくなり、中空空間の圧力を調整することで、コンタクトロールが巻き取りロールを押す接触圧力を適切にすることができる。中空空間の圧力が陽圧であるので、ゲージバンドがあっても、段差のあるところと段差のないところとで、コンタクトロールが巻き取りロールを押す接触圧力の差が小さくなる。その結果、一度、巻き取りロール上の原反にゲージバンドが生じても、巻きシワや巻き緩みが抑制される。
望ましい態様として、ポンプに接続されたロータリージョイントをさらに有し、前記ロータリージョイントを介して、前記ポンプから送り込まれた圧力媒体が前記中空空間に流入する。これにより、偏当たりが生じにくい中空空間の圧力を設定できる。
望ましい態様として、前記コンタクトロールと隣接して配置され、前記弾性体スリーブの少なくとも一部と接する押圧部材を備える。コンタクトロールと、巻き取りロール上のフィルムとの間に隙間が生じにくくなる。
望ましい態様として、前記押圧部材は、バックアップロールであり、前記バックアップロールは、前記コンタクトロールの軸方向と平行な回転軸に並べられ、当該回転軸の周りを回転する円筒形状のロールである。これにより、弾性体スリーブの寿命を長くすることができる。
望ましい態様として、前記バックアップロールは、前記押し当て面の長さ以上の長さがある。これにより、弾性体スリーブの変形がコンタクトロールの幅方向のどの位置で生じても、弾性体スリーブの変形を規制することができる。
望ましい態様として、前記バックアップロールが複数あり、前記コンタクトロールの周囲で隣接する前記バックアップロール同士が接しない位置に配置されている。これにより、コンタクトロールと巻き取りロール上のフィルムとの間の隙間の形に合わせて、複数のバックアップロールの配置が調整できる。
望ましい態様として、前記バックアップロールは、前記押し当て面より短い長さであるコロ形状を有しており、前記バックアップロールが前記回転軸に沿って複数並べられている。これにより、コンタクトロールと巻き取りロール上のフィルムとの間の隙間の形に合わせて、複数のバックアップロールの配置が調整できる。
上述した第1の態様から第2の態様によれば、一度、巻き取りロール上の原反にゲージバンドが生じても、巻きシワや巻き緩みが抑制される、コンタクトロール及びフィルム巻取装置を提供することができる。
図1は、実施形態1のコンタクトロールを備えたフィルム巻取装置の全体構成を示す模式図である。 図2は、図1の上面図である。 図3は、実施形態1のコンタクトロールを模式的に説明するための部分断面図である。 図4は、実施形態1のコンタクトロールのロール本体を模式的に説明するための外観図である。 図5は、図4のV-Vを切断した断面図である。 図6は、実施形態1のコンタクトロールの幅方向に直交する一断面を示す断面図である。 図7は、実施形態1のコンタクトロールの孔がある部分を部分的に拡大した断面図である。 図8は、実施形態2のコンタクトロールを備えたフィルム巻取装置の全体構成を示す模式図である。 図9は、図8の上面図である。 図10は、弾性体スリーブの挙動を模式的に説明するための説明図である。 図11は、実施形態2の変形例1のコンタクトロールを備えたフィルム巻取装置の部分構成を示す模式図である。 図12は、実施形態2の変形例2のコンタクトロールを備えたフィルム巻取装置の部分構成を示す模式図である。 図13は、コンタクトロールを備えたフィルム巻取装置の評価方法を説明するための模式図である。 図14は、コンタクトロールを備えたフィルム巻取装置の第1評価結果を説明するためのグラフである。 図15は、コンタクトロールを備えたフィルム巻取装置の第2評価結果を説明するためのグラフである。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施形態という)につき、図面を参照しつつ説明する。なお、下記の実施形態により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、下記実施形態で開示した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
図1は、実施形態1のコンタクトロールを備えたフィルム巻取装置の全体構成を示す模式図である。図2は、図1の上面図である。図3は、実施形態1のコンタクトロールを模式的に説明するための部分断面図である。図4は、実施形態1のコンタクトロールのロール本体を模式的に説明するための外観図である。図5は、図4のV-Vを切断した断面図である。図6は、実施形態1のコンタクトロールの幅方向に直交する一断面を示す断面図である。図7は、実施形態1のコンタクトロールの孔がある部分を部分的に拡大した断面図である。以下、図1から図3を適宜参照して、フィルムFMLのフィルム巻取装置1を説明する。
(実施形態1)
図1及び図2に示すように、フィルム巻取装置1は、搬送されているフィルムFMLを巻き取る装置である。フィルム巻取装置1は、巻き取りロールMRと、コンタクトロールCRとを備えている。
巻き取りロールMRには、オシレーション(揺動)がかけられて、フィルムFMLが巻き取られ、フィルムFMLが原反の形状となる。巻き取りロールMRは、筐体T1に取り付けられた回転シャフトMRSの周りを回転する。
フィルムFMLは、熱可塑性樹脂で形成されている。例えば、フィルムFMLは、ポリカーボネート系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂(ABS)、アクリロニトリル・エチレン-プロピレン-ジエン・スチレン樹脂(AES)、アクリロニトリル・スチレン・アクリレート樹脂(ASA)、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂や、これらを2種類以上組み合わせた樹脂、これらを2種類以上積層した樹脂、またはこれらの樹脂に繊維や導電性の微粒子等の添加材を加えて形成してもよい。
コンタクトロールCRは、巻き取りロールMRとの間に、フィルムFMLを挟む。コンタクトロールCRは、他の搬送ロールRR1、搬送ロールRR2とともに、支持板T2に支持されている。なお、支持板T2は、不図示の位置で、揺動可能なように筐体T1に支持され、フィルムFMLの巻き取り状態に応じて、巻き取りロールMRに対するコンタクトロールCRの位置が変化する。
図1及び図2に示すように、フィルムFMLは、搬送方向Fに移動する。フィルムFMLは、搬送ロールRR1、搬送ロールRR2の位置を通過し、コンタクトロールCRに到達すると、巻き取りロールMR上の原反に押し当てられる。フィルムFMLは、巻き取りロールMRの回転方向MFに沿って回転し、巻き取られる。
図2に示すように、コンタクトロールCRの両側には、コンタクトロールCRの回転を支持する回転支持部14と、後述するコンタクトロールCRの中空空間11Hの圧力を調整する圧力調整部15とを備える。
図2に示すように、一方の圧力調整部15に、ロータリージョイントRJ1が内蔵されている。ロータリージョイントRJ1は、配管PL1を介して、ポンプPと接続されている。他方の圧力調整部15に、ロータリージョイントRJ2が内蔵されている。ロータリージョイントRJ2は、配管PL2を介して、ポンプPと接続されている。
図3に示すように、コンタクトロールCRは、円筒状のロール本体11と、弾性体スリーブ16と、を備える。図2に示すように、弾性体スリーブ16の軸方向Axの両側には、シールリング13がある。シールリング13については、後述する。ここで軸方向Axは、コンタクトロールCR又はロール本体11の回転中心と平行な方向をいう。
ロール本体11は、鉄、鋼、アルミニウム合金などの円筒体である。ロール本体11の外周の押し当て面11PSは、滑らかな表面となるように研磨されている。
図4及び図5に示すように、ロール本体11は、押し当て面11PSに複数の貫通孔11Vがある。貫通孔11Vは、単位面積あたりの個数が均等となるように、配置されている。実施形態1では、貫通孔11Vが千鳥配置されている。
また、貫通孔11Vは1つであってもよい。円筒状のロール本体11と、弾性体スリーブ16との間の隙間17に圧力が加われば、貫通孔の数は、問わない。貫通孔11Vが複数であれば、弾性体スリーブ16に局所的に外部から圧力がかかり、仮に弾性体スリーブ16が1つの貫通孔11Vを塞いでも、弾性体スリーブ16が塞がない他の貫通孔11Vができる。このため、貫通孔11Vが複数であることが隙間17に圧力を加える上でより好ましい。
ロール本体11は、最外径11odと、最内径11idの差の1/2が厚みとなる。ロール本体11の内壁の内側には、中空の中空空間11Hができる。
図3に示すように、ロール本体11の端部には、フランジ12が設けられる。実施形態1では、フランジ12がコンタクトロールシャフト12Sと一体に形成されている。フランジは、鉄、鋼、アルミニウム合金などで形成されている。フランジ12とコンタクトロールシャフト12Sとは別体であり、組み立てられて一体となってもよい。
図5に示すように、フランジ12は、押し当て面11PSよりも外径が大きい突部12Tを有する。図3に示すように、弾性体スリーブ16は、フランジ12を覆うので、突部12Tの上に接する。突部12Tと押し当て面11PSとの間には段差12Pができる。突部12Tの外周は、押し当て面11PSから離れるにつれて、外径が小さくなる。これにより、弾性体スリーブ16に局所的な引っ張り応力が加わりにくくなり、弾性体スリーブ16の耐久性が向上する。
シールリング13は、鉄、鋼、アルミニウム合金などの円環状体である。シールリング13がコンタクトロールシャフト12Sを通し、シールリング13がフランジ12に組み付けられる。これにより、弾性体スリーブ16は、フランジ12とシールリング13とで挟まれて封止されている。その結果、中空空間11Hおよび隙間17の圧力が保たれる。
フランジ12の軸方向Axの外側には、図5に示す雌ねじ12FSがあり、図3に示す雄ねじ12MSと、雌ねじ12FSとが締結することで、弾性体スリーブ16内の密封性が高まる。
弾性体スリーブ16は、シリコーンゴム、エチレン・プロピレン・ジエンゴム、アクリルニトリル・ブタジエンゴムの少なくとも1つの層を含む弾性体である。これらの材質は、有機ゴムと比べて非粘着性や不活性に優れており、フィルムFMLを搬送中に生じるブロッキングによるシワを抑制できる。なお、弾性体の硬度は、50度以上70度以下であることが望ましい。弾性体の硬度が50度未満であるか、70度を越えると、弾性体をスリーブ状に加工しにくくなる。また、弾性体の硬度が50度未満であると、ロール本体11の中空空間11Hが陽圧になった場合、弾性体スリーブ16の変形が不安定になる可能性がある。
弾性体スリーブ16は、複数の層を含む弾性体であってもよい。この場合、ロール本体11に近い層の硬度が外側の層よりも硬度が高いことが望ましい。これにより、弾性体スリーブ16の意図しない変形が抑制される。
同様に、ロール本体11に近い層には、ガラス繊維、炭素繊維などの繊維体が織り込まれていてもよい。これによっても、弾性体スリーブ16の意図しない変形が抑制される。
弾性体スリーブ16の厚さは、0.5mm以上5mm以下が望ましい。0.5mm未満となると、偏当たりが生じる可能性があり、5mmより厚いと、ゲージバンドに対する追従性が低下する可能性がある。弾性体スリーブ16の厚さは、1mm以上2mm以下がより望ましい。実施形態1において、偏当たりとは、巻き取りロールMRの幅方向におけるコンタクトロールCRの当接が偏っている状態をいう。
実施形態1の弾性体スリーブ16の厚さは、押し当て面11PSに対向する部分は均一である。弾性体スリーブ16の厚さは、部分的に変えてもよい。例えば、弾性体スリーブ16の両端部から中央部に向かうにつれて厚くなってもよい。この場合、中央部の厚みは、両端部の厚みと比べて101%以上120%以下の範囲である。
実施形態1の弾性体スリーブ16の押し当て面11PS側の表面は、凹凸がない。この実施形態に限られず、弾性体スリーブ16の押し当て面11PS側の表面には、ロール本体11へ突出する複数の環状リブがあってもよい。環状リブがある部分の厚みは、環状リブがない溝部分の厚みに対して、101%~120%の範囲である。例えば、環状リブは、雌ねじのように、中央部から両端部に向けて巻回状に形成される。この構成により、弾性体スリーブ16の意図しない変形が抑制される。
弾性体スリーブ16の外周側には、ダイヤモンドライクカーボン層、シリコーンコーティング層、ウレタンコーティング層、フッ素樹脂コーティング層、セラミック系コーティング層の少なくとも1つの機能層があることが望ましい。弾性体スリーブ16の外周側の表面に機能層があると、非粘着性が付与され、シワが抑制できる。弾性体スリーブ16の外周側の表面に機能層があると、帯電防止機能が付与され、静電気帯電が抑制される。その結果、シワが抑制される。弾性体スリーブ16の外周側の表面に機能層があると、耐摩耗性が付与され、弾性体スリーブ16の部分摩耗による異常変形が抑制される。
図3に示すように、回転支持部14は、ベアリング14Bを有し、ベアリング14Bでコンタクトロールシャフト12Sを回転可能な状態で支持する。
図5に示すように、ロータリージョイントRJ1は、ハウジング21と、中空部23Hを有する回転シャフト23と、回転シャフト23を回転可能な状態で支持するベアリング22とを有している。回転シャフト23とハウジング21との間にはガスケットなどの封止構造がある。ハウジング21には、図2に示す配管PL1が接続される開口部HPが開けられており、開口部HPと、ハウジング内部の空間21H及び中空部23Hとが連通している。図2に示すロータリージョイントRJ2は、ロータリージョイントRJ1と同じ構成であるので、ロータリージョイントRJ2の説明は省略する。
フランジ12及びコンタクトロールシャフト12Sには、フランジ12を軸方向Axに貫通する圧力導入孔12Hが設けられている。フランジ12と、回転シャフト23とは、圧力導入孔12Hと、中空部23Hとが連通するように、接続されている。
この構造により、図2に示すポンプPから送り込まれた圧力媒体は、配管PL1、開口部HP、空間21H、中空部23H、圧力導入孔12Hを介して、中空空間11Hに流入する。
図6に示すように、ロール本体11と、弾性体スリーブ16との間には隙間17が設けられる。言い換えると、弾性体スリーブ16が押し当て面11PS(図3、図5参照)をすべて覆う。そして、弾性体スリーブ16が押し当て面11PS(図3、図5参照)との間に隙間17を設けて配置される。
隙間17は、図5に示すフランジ12の外周に設けられた段差12Pに応じて、変化する。隙間17は、1mm以上20mm以下であることが望ましい。隙間17が1mm未満であると、フィルムFMLがロール本体11に部分的に当たり、ゲージバンドと呼ばれる段差が原反に生じやすくなる可能性がある。隙間17が20mmを超えると、隙間17が陽圧になった場合の弾性体スリーブ16の変形量が制御しにくくなる。
図2に示すポンプPは、圧力媒体9(図7参照)をロータリージョイントRJ1、RJ2へ配管PL1、配管PL2を介して、送り込む。ポンプPから送り込まれた圧力媒体(図7参照)が中空空間11Hに流入する。
図7は、貫通孔11VがあるコンタクトロールCRの一部分Q(図3参照)を拡大している。図7に示すように、ロール本体11の内側にある中空空間11Hの圧力媒体9が、隙間17に流出可能なように隙間17と中空空間11Hが貫通孔11Vで連通されている。ポンプPによって、中空空間11Hが陽圧になると、隙間17も陽圧になる。これにより、弾性体スリーブ16には、径方向外側の方向ROFの力が加わる。コンタクトロールCRは、弾性体の弾性力に加え、径方向外側の方向ROFの力を巻き取りロールMR上のフィルムに伝えることができる。
実施形態1において、圧力媒体9は、空気である。圧力媒体9は、空気に限られず、窒素、アルゴンなどの気体でもよく、水などの液体でもよい。
以上説明したように、コンタクトロールCRは、円筒状のロール本体11と、弾性体スリーブ16と、を備える。ロール本体11は、外周の押し当て面11PSに複数の貫通孔11Vがある。弾性体スリーブ16は、押し当て面11PSを全て覆うとともに、押し当て面11PSとの間に隙間17を設けて配置される弾性体を有する。フィルム巻取装置1は、コンタクトロールCRと、コンタクトロールCRとの間でフィルムFMLを挟み、フィルムFMLを巻き取る、巻き取りロールMRとを備える。
ここで、一度、巻き取りロールMR上の原反にゲージバンドが生じてしまうと、ゲージバンドに起因する段差のあるところと段差のないところとで、コンタクトロールCRが巻き取りロールMRを押す接触圧力の差が大きくなる可能性ある。しかしながら、実施形態1のコンタクトロールCRおよびフィルム巻取装置1では、中空空間11Hの圧力が陽圧であるので、段差のあるところと段差のないところとで、コンタクトロールCRが巻き取りロールMRを押す接触圧力の差が小さくなる。
これにより、巻き取りロールMRの幅方向における接触圧力分布が均一となりやすくなる。その結果、原反においてフィルムFMLの幅方向の張力分布が均一になりやすくなり、「巻きシワ」が生じにくい。また、巻き取りロールMRで巻き取られたフィルムFML間には、空気が巻き込まれにくくなり、「巻き緩み」が生じにくい。その結果、原反の外観品位が向上する。
(実施形態2)
図8は、実施形態2のコンタクトロールを備えたフィルム巻取装置の全体構成を示す模式図である。図9は、図8の上面図である。図10は、弾性体スリーブの挙動を模式的に説明するための説明図である。実施形態2のフィルム巻取装置1では、実施形態1と同じ構成について同じ符号を付して、説明を省略することがある。
図8および図9に示すように、フィルム巻取装置1は、コンタクトロールCRと、巻き取りロールMRと、バックアップロールBRを備える。コンタクトロールCRは、バックアップロールBRとともに、支持板T3に支持されている。支持板T3は、支持板T2に支持されている。
バックアップロールBRの材料としては、クロロプレン(CR)、ニトリルゴム(NBR)、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、シリコーンゴム、フッ素ゴム、ウレタン、金属(鉄、鋼、アルミニウム合金など)があげられる。好ましくは、摩擦抵抗があり滑りにくさの観点から、材料としてはニトリルゴム(NBR)、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、シリコーンゴムが好ましい。
バックアップロールBRは、コンタクトロールCRの軸方向Axと平行な回転軸Bxの周りを回転する円筒形状のロールである。実施形態2において、ロールとは、バックアップロールBRが外力に追随して、回転することをいう。バックアップロールBRのバックアップロールシャフトBRSが回転軸Bxに沿って配置され、バックアップロールBRが回転軸Bxを中心に回転する。
図9に示すように、実施形態2には、ロータリージョイントRJ1があるが、ロータリージョイントRJ2はない。フィルム巻取装置1は、コンタクトロールCRの一方には、回転支持部14と、圧力調整部15とを備え、コンタクトロールCRの他方には、回転支持部14と、気密室17とを備える。気密室17は、中空空間を密閉している。なお、気密室17はなくてもよく、気密室17がない場合は、他方側のフランジ12に圧力導入孔12Hがない構成をとればよい。
上述した中空空間11Hおよび隙間17が陽圧になると、中空空間11Hおよび隙間17が大気圧の場合と比較して、弾性体スリーブ16には、径方向外側の方向ROFの力が加わる。これにより、弾性体スリーブ16は、樽形状のように、中央部分が径方向外側の方向ROFへ膨らみやすい。
図9に示すように、コンタクトロールCRとバックアップロールBRとの間には、僅かなギャップGがある。支持板T3に対するバックアップロールシャフトBRSの位置が図9に示す支持板T3のスリットTSに沿って変更されると、ギャップGが変わるようになっている。ギャップGは、中空空間11Hおよび隙間17が陽圧になった場合の弾性体スリーブ16の最大半径の10%以上90%以下の距離で可変できるとより望ましい。
中空空間11Hおよび隙間17が陽圧になると、バックアップロールBRは、弾性体スリーブ16の少なくとも一部と接して、弾性体スリーブ16の変形を規制する。このように、バックアップロールBRは、コンタクトロールCRと隣接して配置され、弾性体スリーブ16の少なくとも一部と接する押圧部材といえる。
実施形態2のバックアップロールBRは、回転軸Bxと平行な方向にみて、押し当て面11PSの長さ以上の長さがある。これにより、弾性体スリーブ16の変形がコンタクトロールCRの幅方向のどの位置で生じても、弾性体スリーブ16の変形を規制することができる。
ここで、弾性体スリーブ16の内側の圧力は、中空空間11Hおよび隙間17の圧力と等しい。実施形態2のフィルム巻取装置1では、弾性体スリーブ16の内側の圧力が、ゲージ圧力1kPa以上500kPa以下が望ましい。ゲージ圧力1kPa未満であると、偏当たりが生じる可能性がある。
例えば、ゲージ圧力が500kPaを超えると、図10に示すように、巻き取りロールMR上のフィルムFMLへ押し当てた反力が弾性体スリーブ16に加わり、弾性体スリーブ16の反力を受けていない部分へ、圧力媒体9を移動させてしまう可能性がある。これにより、図10に示すコンタクトロールCRと、巻き取りロールMR上のフィルムFMLとの間に隙間GSが生じやすくなる。隙間GSは、コンタクトロールCRの幅方向中央部分に生じやすい。隙間GSができると、巻き取りロールMRの幅方向における接触圧力分布が不均一となる。
図10に示すように、中空空間11Hおよび隙間17が陽圧になると、バックアップロールBRは、弾性体スリーブ16の少なくとも一部と接して、弾性体スリーブ16を径方向内側の方向BPへ変形させる。この変形にともない、弾性体スリーブ16の隙間GSがある部分へ、圧力媒体9が移動し、隙間GPがなくなるように弾性体スリーブ16が変形する。隙間GPがなくなると、巻き取りロールMRの幅方向における接触圧力分布が均一となる。
バックアップロールBRは、回転軸Bxを中心に回転可能である。これにより、弾性体スリーブ16自体が回転するため、バックアップロールBRが弾性体スリーブ16の回転に追従する。バックアップロールBRは、回転しない押圧部材よりも、弾性体スリーブ16との摩擦が小さく、弾性体スリーブ16の寿命が長くなる。また、バックアップロールBRがコンタクトロールCRの回転に追従することで、回転しない押圧部材よりもコンタクトロールCRの回転速度を減速させない。これにより、コンタクトロールCRが巻き取られるフィルムFMLに対して追従して回転することができるので、巻き取られるフィルムFMLの傷を防止することができる。
(実施形態2の変形例1)
図11は、実施形態2の変形例1のコンタクトロールを備えたフィルム巻取装置の部分構成を示す模式図である。図11に示すように、実施形態2の変形例1では、フィルム巻取装置1が複数のバックアップロールBRを有する。
図11に示すように、例えば、コンタクトロールCRの周囲で、3つのバックアップロールBR同士が接しない位置に配置されている。
実施形態2の変形例1では、中空空間11Hおよび隙間17が陽圧になると、3つのバックアップロールBRは、弾性体スリーブ16の少なくとも一部とそれぞれ接して、弾性体スリーブ16の変形を規制する。
これにより、図10に示すコンタクトロールCRと巻き取りロールMR上のフィルムFMLとの間の隙間GSの形に合わせて、3つのバックアップロールBRの配置が調整される。その結果、1つのバックアップロールBRよりも巻き取りロールMRの幅方向における接触圧力分布がより均一となる。
(実施形態2の変形例2)
図12は、実施形態2の変形例2のコンタクトロールを備えたフィルム巻取装置の部分構成を示す模式図である。図12に示すように、実施形態2の変形例2では、フィルム巻取装置1が複数のバックアップロールCCを有する。
バックアップロールCCは、回転軸Bxと平行な方向にみて、コンタクトロールCRの押し当て面11PSより短い長さであるコロ形状を有している。バックアップロールCCが回転軸Bxに沿って複数並べられている。同様に、バックアップロールCCが回転軸Cxに沿って複数並べられている。
複数のバックアップロールCCは、回転軸Bx上又は回転軸Cx上に間隔をおいて配置されている。
これにより、図10に示すコンタクトロールCRと巻き取りロールMR上のフィルムFMLとの間の隙間GSの形に合わせて、複数のバックアップロールCCの配置が調整される。その結果、1つのバックアップロールBRよりも巻き取りロールMRの幅方向における接触圧力分布がより均一となる。
(評価)
特許文献1のように、最外層にゴム層を用いたコンタクトロールの比較例を用意した。比較例のゴム層の材料は、ニトリルゴム(NBR)であり、ゴム層の硬度が70度である。
実施形態1で説明したコンタクトロールCRの実施例を用意した。弾性体スリーブ16の材料は、ニトリルゴム(NBR)であり、ゴム層の硬度が15度である。
巻き取りロールMRを模擬した紙製の筒で形成された疑似巻き取りロールTRを用意した。疑似巻き取りロールTRの外周表面よりも突出するゲージバンドを模擬した段差TB1と段差TB2とを疑似巻き取りロールTRの幅方向に離して形成した。段差TB1及び段差TB2は、ポリエチレンテレフタラート(PET)で形成されている。段差TB1は、疑似巻き取りロールTRの外周表面からの厚みが0.25mmである。段差TB2は、疑似巻き取りロールTRの外周表面からの厚みが0.5mmである。
第1評価として、疑似巻き取りロールTRに対して、比較例および実施例を押し当て、比較例および実施例が疑似巻き取りロールTRに接する接触面積を計測した。図14は、コンタクトロールを備えたフィルム巻取装置の第1評価結果を説明するためのグラフである。
図14によれば、段差TB1及び段差TB2のあるところには、比較例のコンタクトロールが接触するが、段差TB1及び段差TB2のないところには、比較例のコンタクトロールが接触しにくいことが分かる。なお、図示はしないが、比較例のゴム層の材料が、実施例と同じ硬度の材料に変更されれば、段差TB1及び段差TB2のないところに比較例のコンタクトロールが接触する。しかし、段差TB1及び段差TB2のあるところと、段差TB1及び段差TB2のないところとの接触面積の差は、30mm以上ある。
図14によれば、段差TB1及び段差TB2のあるところには、実施例のコンタクトロールが接触し、段差TB1及び段差TB2のないところにも、実施例のコンタクトロールが接触しやすいことが分かる。段差TB1及び段差TB2のあるところと、段差TB1及び段差TB2のないところとの接触面積の差は、10mm程度である。
第2評価として、疑似巻き取りロールTRに対して、比較例および実施例を押し当て、比較例および実施例が疑似巻き取りロールTRに接する接圧を計測した。図15は、コンタクトロールを備えたフィルム巻取装置の第2評価結果を説明するためのグラフである。
図15によれば、段差TB1及び段差TB2のあるところには、比較例のコンタクトロールが接触し圧力のピークが測定されるが、段差TB1及び段差TB2のないところには、比較例のコンタクトロールが接触した圧力が計測されていないことが分かる。
図15によれば、段差TB1及び段差TB2のあるところには、実施例のコンタクトロールが接触し、段差TB1及び段差TB2のないところにも、実施例のコンタクトロールが接触しやすいことが分かる。段差TB1及び段差TB2のあるところと、段差TB1及び段差TB2のないところとの圧力差は、比較例と比較して小さい。
実施例のコンタクトロールは、比較例のコンタクトロールと比較して、一度、巻き取りロール上の原反にゲージバンドが生じても、巻きシワや巻き緩みが抑制される。
以上、好適な実施形態を説明したが、本発明はこのような実施形態に限定されるものではない。実施の形態で開示された内容はあくまで一例にすぎず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で行われた適宜の変更についても、当然に本発明の技術的範囲に属する。上述した発明を基にして当業者が適宜設計変更して実施しうる全ての発明も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の技術的範囲に属する。
例えば、フィルムFMLは、熱可塑性樹脂で形成される例を例示したが、紙や金属の箔であってもよい。
一般的に「シート」とは、JISにおける定義上、薄く、一般にその厚みが長さと幅のわりには小さく平らな製品をいい、一般的に「フィルム」とは、長さ及び幅に比べて厚みが極めて小さく、最大厚みが任意に限定されている薄い平らな製品で、通常、ロールの形で供給されるものをいい(日本工業規格JISK6900)、しかし、シートとフィルムの境界は定かでなく、本実施形態においては両者を同義として用い、統一して「フィルム」と記す。
1 フィルム巻取装置
9 圧力媒体
11 ロール本体
11H 中空空間
11PS 押し当て面
11V 貫通孔
12 フランジ
12H 圧力導入孔
12P 段差
12S コンタクトロールシャフト
12T 突部
13 シールリング
14 回転支持部
15 圧力調整部
16 弾性体スリーブ
17 隙間
Ax 軸方向
BR、CC バックアップロール
Bx 回転軸
CR コンタクトロール
Cx 回転軸
FML フィルム
G ギャップ
GP 隙間
MR 巻き取りロール
P ポンプ
PL1、PL2 配管
RJ1、RJ2 ロータリージョイント

Claims (14)

  1. 外周の押し当て面に貫通孔がある円筒状のロール本体と、
    前記押し当て面を全て覆うとともに、前記押し当て面との間に隙間を設けて配置される弾性体を有する弾性体スリーブと、
    前記ロール本体の端部に設けられるフランジと、
    円環状のシールリングと、を備え、
    前記ロール本体の内側にある中空空間の圧力媒体が前記隙間に流出可能なように、前記隙間と前記中空空間とが前記貫通孔で連通されており、
    前記弾性体スリーブは、前記フランジと前記シールリングとで挟まれて封止されているコンタクトロール。
  2. 前記フランジは、前記押し当て面よりも外径が大きい突部を有する、請求項に記載のコンタクトロール。
  3. 前記突部の外周は、前記押し当て面から離れるにつれて、外径が小さくなる、請求項に記載のコンタクトロール。
  4. 前記押し当て面と、前記突部との差により、前記隙間が生じる請求項又はに記載のコンタクトロール。
  5. 少なくとも1つの前記フランジには、前記フランジを貫通する圧力導入孔が設けられている、請求項からのいずれか1項に記載のコンタクトロール。
  6. 前記弾性体の材質は、シリコーンゴム、エチレン・プロピレン・ジエンゴム、アクリルニトリル・ブタジエンゴムの少なくとも1つの層を含む、請求項1からのいずれか1項に記載のコンタクトロール。
  7. 前記弾性体の外周側には、ダイヤモンドライクカーボン層、シリコーンコーティング層、ウレタンコーティング層、フッ素樹脂コーティング層、セラミック系コーティング層の少なくとも1つがある、請求項1からのいずれか1項に記載のコンタクトロール。
  8. 請求項1からのいずれか1項に記載のコンタクトロールと、
    前記コンタクトロールとの間でフィルムを挟み、前記フィルムを巻き取る、巻き取りロールと、を備え、
    前記中空空間の圧力が陽圧である、フィルム巻取装置。
  9. ポンプに接続されたロータリージョイントをさらに有し、
    前記ロータリージョイントを介して、前記ポンプから送り込まれた圧力媒体が前記中空空間に流入する、請求項に記載のフィルム巻取装置。
  10. 前記コンタクトロールと隣接して配置され、前記弾性体スリーブの少なくとも一部と接する押圧部材を備える、請求項又はに記載のフィルム巻取装置。
  11. 前記押圧部材は、バックアップロールであり、
    前記バックアップロールは、前記コンタクトロールの軸方向と平行な回転軸に並べられ、当該回転軸の周りを回転する円筒形状のロールである、請求項10に記載のフィルム巻取装置。
  12. 前記バックアップロールは、前記押し当て面の長さ以上の長さがある、請求項11に記載のフィルム巻取装置。
  13. 前記バックアップロールが複数あり、前記コンタクトロールの周囲で隣接する前記バックアップロール同士が接しない位置に配置されている、請求項12に記載のフィルム巻取装置。
  14. 前記バックアップロールは、前記押し当て面より短い長さであるコロ形状を有しており、
    前記バックアップロールが前記回転軸に沿って複数並べられている、請求項11に記載のフィルム巻取装置。
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