JP7423922B2 - 異常検知装置、異常検知システム及び制御プログラム - Google Patents
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Description
以下、本発明の一側面に係る実施形態(以下、「本実施形態」とも表記する)が説明される。
まず、本発明が適用される場面の一例が説明される。本実施形態に係る異常検知装置は、エア駆動型のダイヤフラムポンプに対して適用される。
以下に、図1~図12を参照しつつ、本発明が適用される場面のより具体的な例が説明される。
図1は、実施形態1に係る異常検知装置100と、異常検知装置100により監視されるダイヤフラムポンプ200とを含めた全体の構成を示す図である。ダイヤフラムポンプ200は、外部からの圧縮空気(エア)の供給を受けて動作する、エア駆動型のダイヤフラムポンプである。
エア駆動型のダイヤフラムポンプ200には、第1ダイヤフラム211により隔てられた第1ポンプ室210及び第1エア室212と、第2ダイヤフラム221により隔てられた第2ポンプ室220及び第2エア室222とが、左右対称に、一対に設けられている。
図2は、実施形態1に係る異常検知装置100の構成を示すブロック図である。異常検知装置100は、受信部101、記録部102、通信部103、異常検知演算部110を備える。
実施形態1に係る異常検知装置100の動作が説明されるにあたり、まず、異常検知装置100が、ダイヤフラムポンプ200の内部リークを検知する原理について示される。
図3は、供給エア計測部311が出力する、供給エア流量を示す供給エア流量信号Ssを表したタイムチャート3Aを示す。供給エア流量信号Ssは、供給エア流量に対応する値(センサ出力)である。本明細書において以下では、煩雑さを避けるため、異常検知装置100で取り扱う、供給エア流量を示す供給エア流量信号Ssを、単に供給エア流量と記載する。また、排出エア流量についても同様である。
ポンプ制御信号がオンの期間中、図3にグラフ3Cとして示される、所定の長さの区分時間を表すフレームの情報が、異常検知装置100により生成される。図3の例においては、各時刻毎に、フレーム情報として、順次フレームF1からF10が与えられている。異常検知装置100では、フレーム情報を参照してフレーム毎に供給エア流量を代表する値としての特徴量が前処理において算出され、フレーム毎に異常か否かの判断が出力される。
図5は、ダイヤフラムポンプ200におけるリークの状態が変化したときの、供給エア流量(特徴量)を示す図である。各リークの状態L0~L4は図3に示されたものと同じである。図5においてリークのある各状態L1~L4のリークは内部リークである。
上述のように、異常検知装置100では、供給エア流量信号Ssに対し、フレームに区切って特徴量を抽出する特徴的な前処理を実行する。図3に示されるように、ダイヤフラムポンプ200の供給エア流量は、第1ダイヤフラム211、第2ダイヤフラム221の往復運動に連動して脈動する特徴的な波形を示す。そのため、脈動の周期よりも長い所定のフレーム(区分時間)に区切り、フレーム毎に1つの統計量を抽出する処理を施すことで、図5に示すような内部リークに応じた明確な信号を得ることができるのである。
上述のように、エア駆動型のダイヤフラムポンプ200における独特の異常モードであり、しかも運転を継続するといずれかの時点で必ず発生する異常である内部リークの検知を主眼において、本発明者らは種々の検討を行った。その結果、供給エア流量に着目し、上記フレーム毎の特徴量を抽出する処理を行えば、内部リークの検知が精度よくできることを見出した。
図5等に示された様に、供給エア流量を監視すれば、リークが無い場合とリークが発生した場合とで、明確にその大きさが異なり、ダイヤフラムポンプ200におけるリーク異常の発生が検知できることが明らかである。このように、異常検知装置100は、供給エア流量の大きさ自体に基づいて、リーク異常を検出するものである。
本実施形態に係る異常検知装置100は、上記機械学習処理により、ダイヤフラムポンプ200が使用されている現場で取得したデータにより算定された判定基準に従って、ダイヤフラムポンプ200の監視を実行する。
実施形態1に係る異常検知装置100あるいは異常検知システム10によれば、ダイヤフラムポンプへの供給エア流量に基づいて、リーク異常の発生が検知される。従って、本発明者らにより実験的に明らかにされたように、誤検知が少なくリーク異常の発生を検出することができる。また、ダイヤフラムポンプにおける独特のリークモードである、内部リーク異常を検知することが可能である。更に、外部リーク異常をも合わせて検知することができる。
本発明の実施形態2が、以下に説明される。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明は繰り返さえられない。
実施形態2に係る異常検知装置100の動作について説明するにあたり、まず、異常検知装置100が、ダイヤフラムポンプ200の内部リークと外部リークとを判別して検知する原理について記述される。
実施形態2に係る異常検知装置100では、ダイヤフラムポンプ200が実際に使用されている現場において、図10のフローチャートに示される機械学習処理に従って、供給エア流量、排出エア流量それぞれについて、リーク異常を検知する判定基準が予め定められる。
実施形態2に係る異常検知装置100あるいは異常検知システム10によれば、ダイヤフラムポンプへの供給エア流量に基づいて、リーク異常の発生が検知される。従って、本発明者らにより実験的に明らかにされたように、リーク異常の有無が精度よく、誤検知の発生が抑制されて、検出することができる。
異常検知装置100の機能ブロック(特に、異常検知演算部110)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
100 異常検知装置
101 受信部
102 記録部
103 通信部
110 異常検知演算部
111 前処理部
112 特徴量演算部
113 異常判定部
114 判定基準管理部
200 ダイヤフラムポンプ
201 逆止弁
210 第1ポンプ室
211 第1ダイヤフラム
212 第1エア室
220 第2ポンプ室
221 第2ダイヤフラム
222 第2エア室
230 連結管
231 センタロッド
232 パッキン
240 切換え弁
310 エア供給ライン
311 供給エア計測部
312 圧力計測部
320 エア排出ライン
321 排出エア計測部
410 吸入ライン
420 吐出ライン
421 被制御流体計測部
501 第1コンピュータ
502 第2コンピュータ
Ss 供給エア流量信号
Se 排出エア流量信号
Claims (9)
- ダイヤフラムにより隔てられたポンプ室とエア室とを有する構造体が一対に設けられ、2つの前記ダイヤフラムを連結するロッドと、前記ロッドを収納しつつ2つの前記エア室を連結する連結管であって、前記ロッドを囲むパッキンを有することにより前記ロッドを可動としつつ2つの前記エア室を分離するように構成された連結管とが更に設けられたエア駆動型のダイヤフラムポンプへの供給エア流量を計測する供給エア計測部からの、前記供給エア流量を示す供給エア流量信号を受信する受信部と、
異常検知演算部と、を備え、
前記異常検知演算部は、
前記ダイヤフラムポンプの動作時における前記供給エア流量に基づいて、前記ダイヤフラムポンプの2つのエア室の間のリークを検知する、異常検知装置。 - 前記異常検知演算部は、
前記ダイヤフラムポンプの設置条件下での前記供給エア流量の分布から算出された、前記供給エア流量毎の、当該供給エア流量が異常値である蓋然性を示すスコアに基づいて、前記リークの有無を判断する、請求項1に記載の異常検知装置。 - 特徴量演算部を更に備え、
前記特徴量演算部は、
前記ダイヤフラムポンプの動作時における前記供給エア流量の区分時間内の統計量を演算し、
前記異常検知演算部は、
前記統計量から前記リークを検知する、請求項1または2に記載の異常検知装置。 - 前記統計量は、前記区分時間内の最大値、平均値、最小値のいずれかである、請求項3に記載の異常検知装置。
- 前記異常検知演算部は、
前記ダイヤフラムポンプの動作時における前記供給エア流量に基づいて、前記ダイヤフラムポンプでの供給エアの外部へのリークを更に検知する、請求項1から4のいずれか1項に記載の異常検知装置。 - 前記受信部は、
前記ダイヤフラムポンプからの排出エア流量を計測する排出エア計測部からの、前記排出エア流量を示す排出エア流量信号を更に受信し、
前記異常検知演算部は、
前記ダイヤフラムポンプの動作時における前記排出エア流量の大きさに基づいて、前記2つのエア室の間のリークと、前記供給エアの外部へのリークとを判別して検知する、請求項5に記載の異常検知装置。 - ダイヤフラムにより隔てられたポンプ室とエア室とを有する構造体が一対に設けられ、2つの前記ダイヤフラムを連結するロッドと、前記ロッドを収納しつつ2つの前記エア室を連結する連結管であって、前記ロッドを囲むパッキンを有することにより前記ロッドを可動としつつ2つの前記エア室を分離するように構成された連結管とが更に設けられたエア駆動型のダイヤフラムポンプへの供給エア流量を計測する供給エア計測部と、
受信部と異常検知演算部とが設けられた異常検知装置と、を備え、
前記受信部は、
前記供給エア計測部から前記供給エア流量を示す供給エア流量信号を受信し、
前記異常検知演算部は、
前記ダイヤフラムポンプの動作時における前記供給エア流量に基づいて、前記ダイヤフラムポンプの2つのエア室の間のリークを検知する、異常検知システム。 - 前記ダイヤフラムポンプからの排出エア流量を計測する排出エア計測部を更に備え、
前記受信部は、
前記排出エア計測部から前記排出エア流量を示す排出エア流量信号を更に受信し、
前記異常検知演算部は、
前記ダイヤフラムポンプの動作時における前記供給エア流量と前記排出エア流量とに基づいて、前記リークと、ダイヤフラムポンプにおける供給エアの外部へのリークとを判別して検知する、請求項7に記載の異常検知システム。 - 請求項1から6のいずれか1項に記載の異常検知装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、
前記受信部及び前記異常検知演算部としてコンピュータを機能させるための制御プログラム。
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2019
- 2019-07-11 JP JP2019129333A patent/JP7423922B2/ja active Active
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