JP7422932B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本開示は、ガスケットを備えた冷蔵庫に関する。
一般に、冷蔵庫は、ポリ塩化ビニル等で構成されたガスケットを備える。ガスケットは扉の背面に装着されており、扉が閉じられた状態では、ガスケットが冷蔵庫の筐体における開口周縁部に密着することにより、貯蔵室からの冷気漏れが抑制される。冷蔵庫のガスケット(パッキン)において、扉に取り付けられて扉の背面の一部を覆う基部と、該基部から屈曲して延びるクッション部と、該クッション部で支えられ、磁石が収納される袋状部と、を有したものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1のパッキンは、基部から筐体の開口周縁部に向けて延びるひれ辺をさらに備え、ひれ辺によりクッション部及び袋状部の庫外空間側を覆うことにより、これらの部位に塵埃が付着することを抑制する構成とされている。
特開2003-279235号公報
しかしながら、特許文献1において、ひれ辺は、基部から筐体へ向けて延びているので、ガスケットのクッション部の周辺に伝達された冷熱は、ガスケットと筐体の開口周縁部との間に形成された空間を介して当該空間と接する筐体へ伝わる。このため、特許文献1のガスケットのようにひれ辺を備える場合であっても、ガスケットから筐体を介して庫外空間へ冷熱が伝わることで冷蔵庫の断熱性能が低下する場合があった。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたもので、断熱性能の低下を抑制した冷蔵庫を提供することを目的とする。
本開示に係る冷蔵庫は、内部に貯蔵室が形成された筐体と、前記筐体の前面に設けられ、前記貯蔵室を開閉する扉と、前記扉の背面に取付けられ、前記扉が閉じられた状態において前記筐体と接し、前記筐体と前記扉との間の隙間を塞ぐガスケットと、を備え、前記ガスケットは、前記扉の前記背面に嵌合する嵌合部が設けられたガスケット基部と、前記ガスケット基部から、前記扉の前記背面に沿うように庫外空間側へ延びた平面部と前記平面部の先端から前記扉の前方へ曲がっている先端部とを有し、前記背面の一部を覆うカバー部と、前記扉が閉じられた状態において前記筐体と接する接触部と、前記接触部と、前記ガスケット基部及び前記カバー部とを接続するものであって、外力により伸縮する蛇腹部と、前記蛇腹部よりも庫外空間側に配置され、前記接触部と前記カバー部との間において前記蛇腹部の庫外空間側を覆うものであって、前記先端部とつながり、前記先端部から、前記接触部に向かうように、後方且つ庫内側へ延伸し、前記接触部と接触するヒレ部と、を有し、前記ヒレ部と前記先端部とは、連続した平板形状を有し、前記ガスケットにおいて前記蛇腹部よりも庫外空間側に、前記蛇腹部と前記カバー部と前記ヒレ部と前記接触部とにより囲まれた空気層が形成されている。
また、本開示に係る冷蔵庫は、内部に貯蔵室が形成された筐体と、前記筐体の前面に設けられ、前記貯蔵室を開閉する扉と、前記扉の背面に取付けられ、前記扉が閉じられた状態において前記筐体と接し、前記筐体と前記扉との間の隙間を塞ぐガスケットと、を備え、前記ガスケットは、前記扉の前記背面に嵌合する嵌合部が設けられたガスケット基部と、前記ガスケット基部から、前記扉の前記背面に沿うように庫外空間側へ延び、前記背面の一部を覆うカバー部と、前記扉が閉じられた状態において前記筐体と接する接触部と、前記接触部と、前記ガスケット基部及び前記カバー部とを接続するものであって、外力により伸縮する蛇腹部と、前記蛇腹部よりも庫外空間側に配置され、前記接触部と前記カバー部との間において前記蛇腹部の庫外空間側を覆うものであって、前記接触部とつながり、且つ前記カバー部と接触するヒレ部と、を有し、前記ガスケットにおいて前記蛇腹部よりも庫外空間側に、前記蛇腹部と前記カバー部と前記ヒレ部と前記接触部とにより囲まれた空気層が形成されている。
本開示によれば、ガスケットにおいて蛇腹部よりも庫外空間側に形成された空気層は、蛇腹部とカバー部とヒレ部と接触部とにより囲まれているので、空気層が筐体と接触しない。したがって、従来のようにガスケットのクッション部及びひれ辺と筐体の開口周縁部との間に空間が形成される構成と比べ、空間を介して筐体へ冷熱が伝わることが抑制され、冷蔵庫の断熱性能を向上させることができる。
実施の形態1に係る冷蔵庫の斜視図である。 図1の冷蔵庫の線A-A矢視断面図である。 図2の冷蔵庫における筐体の開口周縁部及び扉の構成を示す断面図である。 図2の冷蔵庫における扉が閉じた状態の筐体と扉とガスケットとの位置関係を示す断面図である。 図2の冷蔵庫におけるガスケットが縮むときの筐体と扉とガスケットとの位置関係を示す断面図である。 実施の形態2に係る冷蔵庫におけるガスケットが縮むときの筐体と扉とガスケットとの位置関係を示す断面図である。 実施の形態2に係る冷蔵庫の変形例を示す断面図である。 実施の形態3に係る冷蔵庫におけるガスケットが縮むときの筐体と扉とガスケットとの位置関係を示す断面図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る冷蔵庫100の斜視図である。図1の矢印Z方向は冷蔵庫100の高さ方向を表している。以下、本開示に係る冷蔵庫100の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、以下に示す図面の形態によって本開示が限定されるものではない。
図1に示されるように、冷蔵庫100は、断熱性を有する筐体1及び扉2を有している。筐体1は、一面が開口した箱形状を有している。筐体1の内部には、一又は複数の貯蔵室6が形成されており、各貯蔵室6の温度帯は、収納される食品及び用途によってそれぞれ異なっている。貯蔵室6間は、断熱性を有する仕切り壁(不図示)により仕切られている。扉2は、筐体1において開口した面に貯蔵室6ごとに配置され、各貯蔵室6の開口部を開閉自在に塞ぐものである。図示されていないが、冷蔵庫100は、筐体1と扉2とを接続する蝶番を有している。扉2は、蝶番により筐体1に対して回動自在に軸支されることで、貯蔵室6の開口部を開閉する構成とされている。
図2は、図1の冷蔵庫100の線A-A矢視断面図である。図3は、図2の冷蔵庫100における筐体1の開口縁部1a及び扉2の構成を示す断面図である。図2及び図3の矢印X方向は冷蔵庫100の幅方向を表し、矢印Y方向は冷蔵庫100の奥行き方向を表している。図2に示されるように、冷蔵庫100は、筐体1と扉2との間の隙間を塞ぐガスケット3と、ガスケット3の内部に配置される磁石9を有している。図3において、図2のガスケット3は省略している。
なお、以下の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語(例えば「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」など)を適宜用いるが、これは説明のためのものであって、これらの用語は本開示を限定するものではない。これらの方向を示す用語は、特に明示しない限り、冷蔵庫100を、筐体1の開口した面側(正面側)から見た場合の方向を意味している。つまり、筐体1において前面が開口しており、各貯蔵室6の前方に扉2が設けられるものと定義して説明する。また、各図において、同一の符号を付したものは、同一の又はこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。
図1に示される例では、筐体1には貯蔵室6として、上下方向(矢印Z方向)の最上段から順に、冷蔵室と、製氷室及び切替室と、冷凍室と、野菜室と、が設けられている。図1に示される例では、冷蔵室の下段左側に製氷室が設けられ、冷蔵室の下段右側に切替室が設けられ、製氷室と切替室とは冷蔵庫100の幅方向で隣り合うように設けられている。切替室は、保存温度帯を切替ることができる貯蔵室6である。
図2に示されるように、筐体1は、冷蔵庫100の外面を構成する外箱11と、外箱11よりも内側に設けられ、貯蔵室6に面する内箱12と、外箱11と内箱12との間に設けられた第一断熱材13と、を有している。例えば、外箱11及び内箱12はそれぞれ、鋼板で構成されている。第一断熱材13は、例えば、硬質ウレタンフォームといった発泡材で構成されている。また、外箱11と内箱12との間には、第一断熱材13に埋設するように真空断熱材を設けることができる。外箱11と内箱12とは筐体1の前側において嵌合しており、筐体1の前面の開口縁部1aは、外箱11の一部により構成されている。
ガスケット3は、扉2の背面の外縁部に取り付けられており、扉2が閉じられた状態で、筐体1の前面における開口縁部1aと接触する構成とされている。磁石9は、例えば直方体形状を有しており、ガスケット3の背面側に内蔵されている。
扉2が閉じられるとき、ガスケット3に内蔵されている磁石9の磁力により、ガスケット3が筐体1の開口縁部1aへ引き寄せられて、扉2と筐体1とが互いに密着するように接する。扉2にガスケット3が設けられることにより、扉2が閉じられた状態において、筐体1と扉2との間の隙間が塞がれ、隙間を介した庫外への冷気漏れが遮断される。
図3中、右上側が庫内である貯蔵室6であり、左側が庫外すなわち庫外空間7である。以降の説明では、右側を庫内側と称し、左側を庫外側と称する場合がある。図2に示されるガスケット3周辺の筐体1及び扉2の構造について、図3に基づき説明する。
図3に示されるように、外箱11の前端には、内側すなわち貯蔵室6側へ突出した第一フランジ部11aが形成されている。第一フランジ部11aは、筐体1の前面の開口縁部1a(図2)を構成している。第一フランジ部11aは、最も内側に位置するフランジ先端で後方へ180度折り返された形状とされている。また、外箱11において第一フランジ部11aの後方には、第一フランジ部11aの後端が、庫内側に開口するように略U字形状に曲げられている外箱凹部11bが設けられている。
内箱12の前端には、外側すなわち庫外空間7側へ曲げられている第二フランジ部12aが形成されている。第二フランジ部12aには、後方へ突出する突起12a1が形成されている。外箱11の外箱凹部11bに、内箱12の第二フランジ部12aが挿入されると、第二フランジ部12aに形成されている突起12a1が外箱凹部11bの内面に当たり、内箱12の第二フランジ部12aの脱落が抑制される。外箱11と内箱12との間に充填されている第一断熱材13により、外箱11と内箱12とは互いに固定されている。
扉2は、扉2の前面、側面、及び背面の一部を構成する扉外板21と、扉外板21とともに扉2の背面を構成する扉内板22と、扉外板21と扉内板22との間に設けられた第二断熱材23と、により構成されている。扉2の背面側において扉外板21と扉内板22とは接続されている。扉外板21及び扉内板22はそれぞれ、板金等で構成されている。第二断熱材23は、例えば、硬質ウレタンフォーム等で構成されている。また、扉外板21と扉内板22との間には、第二断熱材23に埋設するように真空断熱材を設けることができる。
なお、扉2の構成は、特に上記の構成に限定されない。例えば、扉外板21と扉内板22とにより扉2の背面を構成し、扉2の前面及び側面は、別の部材により構成することができる。扉2の前面は、例えばガラス板で構成することができる。
扉外板21は、扉2の前面を構成する前面部21aと、扉2の側面を構成する側面部21bと、扉2の背面の一部を構成する外板背面部21cと、を有する。前面部21aの上下左右の四辺において扉外板21が後方へ折り曲げられて、扉2の4つの側面部21bが形成されている。側面部21bにおいて前面部21aよりも後方で扉外板21が折り曲げられて、外板背面部21cが形成されている。
扉内板22は、外板背面部21cにおける庫内側の端部21c1に接触するように取り付けられている。扉内板22は、最も庫外側の内板外周部22aと、内板外周部22aよりも庫内側に設けられ、扉外板21の前面部21aと略平行な内板中央部22dと、内板外周部22aと内板中央部22dとを接続し、後方へ突出した扉後部22cと、を有している。
内板外周部22aにおける庫外側の端部22a1が、外板背面部21cにおける庫内側の端部21c1の後方に重なるように配置され、接着されている。内板外周部22aには、ガスケット3が取り付けられる。具体的には、内板外周部22aには、前面部21a側へ凹んだ溝22bが形成されており、溝22bの内部にガスケット3の嵌合部32(図2参照)が嵌め込まれることにより扉2にガスケット3が固定される。溝22bは、溝22bの内部の開口幅に比して入口の開口幅が狭まった形状を有している。扉後部22cは、内板外周部22aにおける庫内側の端部22a2とつながっており、筐体1の内箱12と対向するように後方へ延びて、貯蔵室6内に突出している。
ガスケット3は、扉2の各辺に設けられている。以下、説明を容易にするために、図1に示されるように、冷蔵室の開口部に設けられた扉2は右開きの扉であるものと定義し、図2に示されるように、冷蔵室を閉塞する扉2の左辺の背面20に設けられているガスケット3の構成について説明する。
扉2の左辺に設けられたガスケット3は、帯形状を有しており、扉2の左辺の背面20に沿うように上下方向(矢印Z方向)に延びた構成とされている。ここで、図3に示されるように、扉2の左辺の背面20とは、扉外板21の外板背面部21cと扉内板22の内板外周部22aとにより構成される、前面部21aと略平行な背面部である。ガスケット3は、可撓性を有する合成樹脂、例えば可塑剤を含んだポリ塩化ビニルで構成されている。
図2に示されるように、ガスケット3は、ガスケット基部30と、カバー部33と、接触部34と、蛇腹部35と、ヒレ部36と、を有している。ガスケット基部30は、扉2の左辺の背面20と対向する平板状の嵌合部カバー31と、嵌合部カバー31に設けられ、扉2の左辺の背面20と嵌り合う嵌合部32と、を有している。ガスケット3において扉2側にガスケット基部30及びカバー部33が設けられ、ガスケット基部30及びカバー部33よりも筐体1側に接触部34が設けられ、ガスケット基部30及びカバー部33と接触部34との間に蛇腹部35が設けられている。また、ガスケット3において、蛇腹部35よりも庫外空間7側にヒレ部36が設けられている。
嵌合部32は、ガスケット3を扉2の扉内板22に固定するものである。図2に示される例では、嵌合部32は、嵌合部カバー31の前面に形成された突起であり、内板外周部22aに形成された溝22bに嵌め込まれる構成とされている。具体的には、嵌合部32は、溝22bから抜け落ちないように矢尻形状の断面形状を有している。また、嵌合部32は中空状とされ、扉内板22の溝22bに挿入される際に嵌合部32が溝22bの入口を通過できるように、幅方向(矢印X方向)に伸縮自在とされている。嵌合部カバー31は、扉内板22の内板外周部22aにおける溝22bの入口周辺と接触し、溝22bを塞ぐ構成とされている。
カバー部33は、ガスケット基部30から、扉2の左辺の背面20に沿うように庫外空間7側へ延び、背面20の一部を覆うものである。具体的には、カバー部33は、扉内板22において、外板背面部21cの端部21c1と接続する部分、即ち内板外周部22aの端部22a1を覆うものである。カバー部33は、嵌合部カバー31から庫外空間7側へ内板外周部22aに沿うように延出した平板状のカバー平面部33aと、カバー平面部33aの先端から扉2の左辺の背面20側すなわち前方へ曲がっているカバー先端部33bと、を有している。
カバー先端部33bは、蛇腹部35よりも庫外空間7側に位置しており、カバー先端部33bの曲面は、蛇腹部35が伸縮する際のヒレ部36のガイドとして機能する。ガスケット3の動作については、後述する。
また、カバー先端部33bの先端は、外板背面部21cと当接しており、カバー先端部33bにより外板背面部21cにおける庫外側の端面が覆われる構成とされている。このような構成により、扉2の左辺の背面20のうち内板外周部22aがカバー部33により覆われ、使用者に見えない構成となり、扉2の意匠性を向上させることができる。また、ガスケット3と扉2との隙間をカバー先端部33bにより塞ぐことができ、冷気漏れを抑制することができる。
カバー部33の根元は、嵌合部カバー31の後ろ側の表面につながっており、カバー平面部33aと内板外周部22aとの間には若干の隙間G1が形成されている。隙間G1は、外力により蛇腹部35が圧縮変形された場合に、蛇腹部35から受ける力によりカバー部33が変形した際の逃げ場となる。カバー平面部33aと内板外周部22aとの間に隙間G1を設けることにより、カバー平面部33aと内板外周部22aとの衝突を回避でき、ガスケット3の耐久性を向上させることができる。
接触部34は、扉2が閉じられた状態において筐体1の前面における開口縁部1aと接触するものである。接触部34は例えば直方体状の形状を有している。接触部34の内部には収容空間が形成されており、収容空間には磁石9が収納されている。扉2が閉じられた状態では、接触部34に収納された磁石9の磁力より、接触部34の背面が筐体1の外箱11における第一フランジ部11a(図3)と密着する。
蛇腹部35は、接触部34と、ガスケット基部30及びカバー部33とを接続している。蛇腹部35は、複数の曲面から成る蛇腹形状を有し、奥行き方向(矢印Y方向)に伸縮自在とされている。具体的には、蛇腹部35は、庫外空間7側の庫外側壁部35aと、貯蔵室6側の庫内側壁部35bと、を有している。また、庫内側壁部35bは、第一庫内側壁部35b1及び第二庫内側壁部35b2により二層構造とされており、第一庫内側壁部35b1は、第二庫内側壁部35b2よりも庫内側に位置している。蛇腹部35の内部において、第一庫内側壁部35b1と第二庫内側壁部35b2との間に第一空間が形成され、庫外側壁部35aと第二庫内側壁部35b2との間に第二空間が形成されている。また、第一庫内側壁部35b1には、庫内側へ延びたリブ35cが形成されており、リブ35cの先端は、扉内板22における扉後部22cと接触している。
使用者により扉2が閉じられる際、扉2が奥側すなわち筐体1側へ押されることにより、扉2の背面側に取り付けられているガスケット3が筐体1の開口縁部1aに押し当てられる。このとき、蛇腹部35には、扉2から、ガスケット基部30及びカバー部33を介して筐体1側へ向かう力がかかり、且つ、筐体1から、接触部34を介して扉2側へ向かう力がかかる。このため、蛇腹部35は、奥行き方向(矢印Y方向)に縮むように変形する。使用者により扉2が閉じられた後、蛇腹部35は、弾性により伸びて元の形状に戻る。
ヒレ部36は、蛇腹部35よりも庫外空間7側に配置され、接触部34とカバー部33との間において蛇腹部35の庫外空間7側を覆うものである。具体的には、ヒレ部36は、接触部34とつながっており、接触部34から扉2の外板背面部21cに向かって延びてカバー部33と接触し、蛇腹部35の庫外側壁部35aを覆う構成とされている。
より具体的には、接触部34とヒレ部36とは一体成形されており、ヒレ部36の後端は接触部34の外側面34aとつながっている。接触部34の外側面34aとは、接触部34において最も庫外空間7側に位置する側面である。接触部34の外側面34aは庫外空間7に露出しており、使用者の視界に入る。ヒレ部36は、接触部34の外側面34aから、カバー先端部33bへ向かうように、前方且つ庫外空間7側へ延伸している。換言すると、ヒレ部36は、ヒレ部36の接触部34側よりもカバー部33側の方がより庫外空間7側に位置するように、扉2の背面20に垂直な仮想垂線Lpに対して傾斜している。
ヒレ部36は、平板形状を有している。ヒレ部36において庫外空間7側の表面すなわち使用者の視界に入る表面、及び、ヒレ部36において蛇腹部35側の表面は、略平坦な面である。以降の説明では、ヒレ部36において庫外空間7側の表面をヒレ外面36aと称し、ヒレ部36において蛇腹部35側の表面をヒレ内面36bと称する場合がある。ヒレ先端部36cのヒレ内面36bと、カバー先端部33bの外表面とが接するように、ヒレ部36とカバー部33とが接触している。
図2に示される例では、ガスケット3はさらに、接触部34から庫内側へ延びた平板状の延出部37と、延出部37の背面に設けられた中空の袋状部38と、を有している。延出部37は、接触部34における庫内側の端部から庫内側へ延びて、扉内板22の扉後部22cと接触している。袋状部38は、扉2が閉じられた状態では、筐体1の前面の開口縁部1aの付近において、筐体1の内箱12と扉内板22の扉後部22cとの間の空間に位置する。延出部37及び袋状部38を設けることにより、内箱12と扉後部22cとの間の空間が狭まり、貯蔵室6の内部の冷気が筐体1の開口縁部1aの付近へ流れることが抑制される。
ガスケット3において、蛇腹部35の庫内側壁部35bの前端は、嵌合部カバー31の背面とつながっており、第一庫内側壁部35b1の後端は延出部37の前面とつながり、第二庫内側壁部35b2の後端は接触部34の前面とつながっている。また、ガスケット3において、蛇腹部35の庫外側壁部35aの前端は、カバー平面部33aの背面とつながっており、庫外側壁部35aの後端は、接触部34の前面とつながっている。
図2に示されるように、ガスケット3の複数の構成部は一体成形されている。具体的には、嵌合部32と、嵌合部カバー31及びカバー部33と、蛇腹部35と、接触部34及び延出部37と、袋状部38とは、連続して一体成形されている。ガスケット3の延出部37と扉内板22の扉後部22cとが接触し、ガスケット3の蛇腹部35のリブ35cと扉内板22の扉後部22cとが接触することにより、蛇腹部35の庫外側壁部35aと扉内板22の扉後部22cとの隙間が塞がれる。ガスケット3の嵌合部カバー31と扉内板22の内板外周部22aとが接触し、ガスケット3のカバー先端部33bと扉外板21の外板背面部21cとが接触することにより、ガスケット3と扉2の左辺の背面20との隙間が塞がれる。また、ガスケット3の接触部34の背面と筐体1の前面の開口縁部1aとが接触することにより、ガスケット3と筐体1との隙間が塞がれる。
以上のように、扉2と筐体1との間にガスケット3が設けられることにより、扉2と筐体1との隙間が閉塞され、貯蔵室6の気密性が保持されている。貯蔵室6の機密性が保持されることで、さらには、冷蔵庫100の省エネルギー効果が得られる。
図4は、図2の冷蔵庫100における扉2が閉じた状態の筐体1と扉2とガスケット3との位置関係を示す断面図である。図5は、図2の冷蔵庫100におけるガスケット3が縮むときの筐体1と扉2とガスケット3との位置関係を示す断面図である。図4及び図5に基づき、ヒレ先端部とカバー部33との位置関係、及びガスケット3の動作について説明する。
図4に示されるように、扉2が閉じられた状態であって、使用者が扉2に触れていないとき、扉2に取り付けられたガスケット3は、接触部34において筐体1の前面の開口縁部1aと接することにより、扉2と筐体1との隙間を塞いでいる。接触部34の外側面34aとつながっているヒレ部36は、このとき、ヒレ先端部36cのヒレ内面36bとカバー先端部33bの外表面とが接するように、カバー部33と接触している。したがって、ガスケット3の内部には、蛇腹部35よりも庫外空間7側に、蛇腹部35と接触部34とカバー部33とヒレ部36とにより囲まれた空気層8が形成されている。空気層8は、ガスケット3の内部に形成されており、金属製の筐体1及び扉2とは接触していないので、空気層8を介して筐体1及び扉2へ冷熱が伝わることが抑制され、庫内と庫外空間7との間の断熱性が確保できる。
また、蛇腹部35の庫外空間7側はヒレ部36により覆われているので、使用者からは、ヒレ部36の平坦なヒレ外面36aが見え、曲面で構成された蛇腹部35は見えない。したがって、ガスケット3にヒレ部36を設ける場合、ヒレ部36を設けない場合と比べて、冷蔵庫100の意匠性を向上させることができる。さらには、使用者は、ガスケット3の清掃の際に、平板形状のヒレ部36を清掃すればよく、表面が複雑な蛇腹部35を清掃する必要がない。よって、清掃が容易となり、また、伸縮する蛇腹部35を清掃により傷めてしまうことを回避できる。
図5に示されるように、使用者により扉2が閉じられるときであって、筐体1がガスケット3を介して扉2により押されているとき、ガスケット3は、接触部34において筐体1の前面の開口縁部1aと接することにより、扉2と筐体1との隙間を塞ぐ。使用者により扉2が閉じられるとき、筐体1と、使用者により押された扉2とにより、ガスケット3が挟まれる。筐体1には、自重に応じて床との間に摩擦力が作用しているので、ガスケット3が筐体1に当たると、蛇腹部35には、筐体1及び扉2から奥行き方向(矢印Y方向)に対向する力が加わる。このため、蛇腹部35は奥行き方向(矢印Y方向)に縮むように変形し、ガスケット3が圧縮される。蛇腹部35が奥行き方向に縮むように変形するとき、接触部34と外板背面部21cとの距離が短くなり、接触部34から延びたヒレ部36のヒレ先端部36cが外板背面部21cへ近づく。このとき、ヒレ先端部36cのヒレ内面36bとカバー先端部33bの外表面とが接しながら、ヒレ部36がカバー先端部33bの曲面上をスライドする。したがって、使用者により扉2が閉じられるときであって、ガスケット3が外力により圧縮されるときにも、ガスケット3の内部に空気層8が形成された状態を維持することができる。
また、上述したように、カバー先端部33bは蛇腹部35よりも庫外空間7側に位置しているので、蛇腹部35が外力により縮むときにヒレ部36がカバー先端部33bの曲面上をスライドする際、蛇腹部35がヒレ部36に衝突することを抑制できる。よって、蛇腹部35が外力により縮むときであっても、ヒレ部36は、蛇腹部35の動きを妨げることなく、空気層8を維持することができる。
扉2が閉じられた後、ガスケット3に外力がかからなくなると、蛇腹部35は弾性により伸びて元の形状に戻り、その後、筐体1と扉2とガスケット3との位置関係は、図4に示される扉2が閉じられた状態での位置関係と同様となる。蛇腹部35が弾性により伸びて元の形状に戻るときも、蛇腹部35が外力により縮むときと同様に、ヒレ先端部36cのヒレ内面36bとカバー先端部33bの外表面とが接しながら、ヒレ部36がカバー先端部33bの曲面上をスライドする。したがって、扉2が閉じられた後、ガスケット3への外力が無くなったときにも、ガスケット3の内部に空気層8が形成された状態を維持することができる。
扉2が開いた状態では、扉2に取り付けられているガスケット3は筐体1と接触しておらず、ガスケット3の蛇腹部35には外力がかかっていない。扉2が開いた状態における筐体1と扉2とガスケット3との位置関係は、図4に示される扉2が閉じられた状態での位置関係と同様である。
ところで、扉2に反り又は捻れの変形が有り、扉2の反り又は捻れ形状によって、扉2が閉じられた状態で部分的にガスケット3の変形ムラが生じることがある。例えば、扉2の左辺の背面20に反りが生じており、扉2が閉じられた状態で、扉2の左辺の背面20に設けられガスケット3において上下方向(矢印Z方向)の中央部にのみガスケット3を圧縮する力がかかることがある。このように扉2が変形している場合でも、扉2が閉じられた状態において、ガスケット3は、上下方向(矢印Z方向)にわたり空気層8が形成された状態を維持することができ、庫内と庫外空間7との間の断熱性を確保することができる。
扉2の各辺には、扉2の左辺に設けられた上述したガスケット3と同様の構成を備えたガスケット3が設けられている。なお、ガスケット3は、扉2の上下左右の少なくとも一辺に設けられていればよい。例えば、使用者の視界に入る、扉2の幅方向(矢印Y方向)両側の辺すなわち左辺及び右辺に、上述したガスケット3を設け、その他の辺すなわち上辺及び下辺には、ヒレ部36を有していないガスケット3を設けることができる。また、上述した帯状のガスケット3が扉2の背面の外周にわたり設けられる構成とした場合には、各辺のガスケット3をつなげて一つの枠形状を有するガスケット3を構成することができる。
また、ガスケット3の蛇腹部35における庫内側壁部35bが二つの壁部から成る二層構造を有する場合について説明したが、庫内側壁部35bは一つの壁部で構成することができる。また、図2において、ガスケット3が延出部37及び袋状部38を有する場合について説明したが、延出部37及び袋状部38は省略できる。
以上のように、実施の形態1の冷蔵庫100は、内部に貯蔵室6が形成された筐体1と、筐体1の前面に設けられ、貯蔵室6を開閉する扉2と、筐体1と扉2との間の隙間を塞ぐガスケット3と、を備えている。ガスケット3は、扉2の背面20に取付けられ、扉2が閉じられた状態において筐体1と接する。ガスケット3は、扉2の背面20に嵌合する嵌合部32が設けられたガスケット基部30と、ガスケット基部30から、扉2の背面20に沿うように庫外空間7側へ延び、背面20の一部を覆うカバー部33と、を有する。また、ガスケット3は、扉2が閉じられた状態において筐体1と接する接触部34と、接触部34と、ガスケット基部30及びカバー部33とを接続するものであって、外力により伸縮する蛇腹部35(3c)と、を有する。また、ガスケット3は、蛇腹部35よりも庫外空間7側に配置され、接触部34とカバー部33との間において蛇腹部35の庫外空間7側を覆うヒレ部36を有する。ヒレ部36は、接触部34及びカバー部33のうち一方とつながり、且つ他方と接触する構成とされている。そして、ガスケット3において蛇腹部35よりも庫外空間7側に、蛇腹部35とカバー部33とヒレ部36と接触部34とにより囲まれた空気層8が形成されている。
これにより、ガスケット3において蛇腹部35よりも庫外空間7側に形成された空気層8は、蛇腹部35とカバー部33とヒレ部36と接触部34とにより囲まれているので、空気層8が筐体1と接触しない。したがって、従来のようにガスケットの蛇腹部及びヒレ部と筐体の開口縁部との間に空間が形成される構成と比べ、空間を介して筐体1へ冷熱が伝わることが抑制され、冷蔵庫100の断熱性能を向上させることができる。さらには、冷蔵庫100の断熱性能が向上することにより、冷蔵庫100の省エネルギー化を図ることができる。
また、ヒレ部36は、平板形状を有している。これにより、ヒレ部36は、接触している接触部34又はカバー部33を滑り易く、蛇腹部35が伸縮する際に蛇腹部35の動きを妨げることがない。また、使用者からは、ヒレ部36の平坦なヒレ外面36aが見え、曲面で構成された蛇腹部35は見えないので、ガスケット3にヒレ部36を設けない場合と比べて冷蔵庫100の意匠性を向上させることができる。また、使用者は、ガスケット3の清掃の際に、平板形状のヒレ部36を清掃すればよく、ガスケット3にヒレ部36を設けない場合と比べて清掃が容易となり、また、伸縮する蛇腹部35を清掃により傷めてしまうことを回避できる。
カバー部33は、扉2の背面20側へ曲がっている先端部(カバー先端部33b)を有している。ヒレ部36と接触部34とはつながっており、ヒレ部36はカバー先端部33bと接しており、外力によって蛇腹部35が縮むときに、ヒレ部36がカバー先端部33bの曲面上をスライドする構成とされている。
これにより、蛇腹部35が縮むとき、及び、縮んだ蛇腹部35が伸びて元の形状に戻るときに、ヒレ部36は、カバー先端部33bと接触しながらカバー先端部33bの曲面上をスライドする。したがって、扉2が閉じられた状態だけでなく、使用者が扉2を閉じるとき、又は、扉2の反り等の変形により扉2が閉じられた状態で部分的にガスケット3の変形ムラが生じる場合でも、ガスケット3内に空気層8を維持することができる。
また、カバー部33の先端部(カバー先端部33b)は、蛇腹部35よりも庫外空間7側に位置している。そして、ヒレ部36は、ヒレ部36の接触部34側よりもカバー部33側の方がより庫外空間7側に位置するように、扉2の背面20の仮想垂線Lpに対して傾斜している。
これにより、蛇腹部35が外力により縮むときにヒレ部36がカバー先端部33bの曲面上をスライドする際、蛇腹部35がヒレ部36に衝突することを抑制できる。よって、蛇腹部35が外力により縮むときであっても、ヒレ部36は、蛇腹部35の動きを妨げることなく、空気層8を維持することができる。
また、扉2は、扉2の前面、側面、及び背面の一部を構成する扉外板21と、扉2の背面側において扉外板21の端部21c1に接続され、扉外板21とともに扉2の背面20を構成する扉内板22と、を有している。ガスケット3のカバー部33は、扉内板22において扉外板21の端部21c1と接続されている部分(扉内板22における庫外空間7側の端部22a1)を覆うものであり、カバー部33の先端は扉外板21と接触する。
これにより、ガスケット3と扉2との隙間を介した冷気漏れを抑制できるともに、使用者から扉外板21と扉内板22との接続部が見えないようにして冷蔵庫100の意匠性を向上させることができる。
また、扉2は、正面視で四角形状を有し、ガスケット3は、扉2の四辺の少なくとも一辺に設けられる。これにより、扉2の少なくとも一辺において、筐体1への冷熱の伝達が抑制される。
また、冷蔵庫100は、磁石9を有し、接触部34には収納空間が形成されており、収納空間に磁石9が収納されている。これにより、ガスケット3と筐体1の前面の開口縁部1aとを密着させることができ、ガスケット3と筐体1との間の隙間を介した冷気漏れを抑制することができる。
実施の形態2.
図6は、実施の形態2に係る冷蔵庫100におけるガスケット3が縮むときの筐体1と扉2とガスケット3との位置関係を示す断面図である。実施の形態2の冷蔵庫100では、ガスケット3のヒレ部136の構成が実施の形態1の場合とは異なり、その他の構成は実施の形態1の場合と同様である。
実施の形態2においても、実施の形態1の場合と同様に、ヒレ部136は、平板形状を有している。ヒレ部136において庫外空間7側のヒレ外面136a、及び、ヒレ部36において蛇腹部35側のヒレ内面136bは、略平坦な面である。
実施の形態2のガスケット3において、ヒレ部136は、カバー部33と一体成形され、ヒレ部136とカバー部33とはつながっている。具体的には、ヒレ部136の根元136dは、カバー部33におけるカバー先端部33bとつながっており、ヒレ部136とカバー先端部33bとは連続した平板形状を呈している。ヒレ部136は、カバー先端部33bから、接触部34の外側面34aに向かうように、後方且つ庫内側へ延伸している。
実施の形態2においても、ヒレ部136は、実施の形態1の場合と同様に、ヒレ部136の接触部34側よりもカバー部33側の方がより庫外空間7側に位置するように、扉2の背面20に垂直な仮想垂線Lpに対して傾斜している。
また、実施の形態2のガスケット3では、ヒレ部136は、接触部34とはつながっていない。ヒレ部136のヒレ先端部136cは、接触部34の最も庫外空間7側に位置する外側面34aと接触している。具体的には、ヒレ先端部136cのヒレ内面136bと、接触部34の外側面34aとが接するように、ヒレ部136と接触部34とが接触している。ヒレ部136において、接触部34の外側面34aと接するヒレ先端部136cは、庫外空間7側へ曲がっている。
次に、ヒレ先端部136cと接触部34との位置関係、及びガスケット3の動作について説明する。
扉2が閉じられた状態であって、使用者が扉2に触れていないとき、扉2に取り付けられたガスケット3は、接触部34において筐体1の前面の開口縁部1aと接することにより、扉2と筐体1との隙間を塞いでいる。カバー先端部33bとつながっているヒレ部136は、このとき、ヒレ先端部136cのヒレ内面136bと接触部34の外側面34aとが接するように、接触部34と接触している。したがって、ガスケット3の内部には、蛇腹部35よりも庫外空間7側に、蛇腹部35と接触部34とカバー部33とヒレ部36とにより囲まれた空気層8が形成されている。実施の形態2の冷蔵庫100においても、実施の形態1の場合と同様に、ガスケット3内部の庫外空間7側に空気層8が形成されているので、実施の形態1の場合と同様に、断熱性能の向上の効果が得られる。
また、図6に示されるように、使用者により扉2が閉じられるときであって、筐体1がガスケット3を介して扉2により押されているとき、ガスケット3は、接触部34において筐体1の前面の開口縁部1aと接することにより、扉2と筐体1との隙間を塞ぐ。使用者により扉2が閉じられるとき、蛇腹部35は奥行き方向(矢印Y方向)に縮むように変形し、ガスケット3が圧縮される。蛇腹部35が奥行き方向に縮むように変形するとき、接触部34と外板背面部21cとの距離が短くなる。このとき、ヒレ先端部136cのヒレ内面136bと接触部34の外側面34aとが接しながら、ヒレ先端部136cが外側面34a上をスライドする。したがって、使用者により扉2が閉じられるときであって、ガスケット3が外力により圧縮されるときにも、ガスケット3の内部に空気層8が形成された状態を維持することができる。
以上のように、実施の形態2の冷蔵庫100において、ガスケット3のカバー部33は、扉2の背面20側へ曲がっている先端部(カバー先端部33b)を有している。ヒレ部136とカバー先端部33bとはつながっており、ヒレ部136は、接触部34の最も庫外空間7側に位置する外側面34aと接触している。そして、ヒレ部136は、外力によって蛇腹部35が縮むときに、接触部34の外側面上をスライドする構成とされている。
これにより、蛇腹部35が縮むとき、及び、縮んだ蛇腹部35が伸びて元の形状に戻るときに、ヒレ部136は、接触部34の外側面34aと接触しながら外側面34a上をスライドする。したがって、扉2が閉じられた状態だけでなく、使用者が扉2を閉じるとき、又は、扉2の反り等の変形により扉2が閉じられた状態で部分的にガスケット3の変形ムラが生じる場合でも、ガスケット3内に空気層8を維持することができる。
なお、筐体1、扉2及びガスケット3の形状は、特に上述したものに限定されない。図7は、実施の形態2に係る冷蔵庫100の変形例を示す断面図である。図7に示される実施の形態2の変形例では、扉外板121と扉内板とは段差無くつながっており、ガスケット3のカバー部133は、嵌合部カバー31側から庫外側の先端まで、平板状とされている。カバー部33は、嵌合部カバー31における庫外側の端部とつながっており、嵌合部カバー31側から庫外側の先端までの間において、カバー部133の前側の表面が、扉2の背面20における後ろ側の表面と接触している。ヒレ部136の根元136dは、カバー部133のカバー先端部133bとつながっており、ヒレ部136は、カバー先端部133bから、接触部34の外側面34aに向かうように、後方且つ庫内側へ延伸している。
実施の形態2の変形例においても、図6に示される冷蔵庫100の場合と同様に、蛇腹部35が縮むとき、及び、縮んだ蛇腹部35が伸びて元の形状に戻るときに、ヒレ部136は、接触部34の外側面34aと接触しながら外側面34a上をスライドする。したがって、実施の形態2の変形例2においても、図6に示される冷蔵庫100の場合と同様に、部分的にガスケット3の変形ムラが生じる場合でもガスケット3内に空気層8を維持することができる、という効果が得られる。
なお、扉外板21と扉内板22とが前後に重ねられて接続されている扉2を備えた図6の冷蔵庫100において、扉内板22における庫外側の端面は、カバー部133で覆われず、庫外空間7に露出していてもよい。つまり、図6に示される扉2に、カバー部133の全体が平板状とされている図7のガスケット3が設けられてもよい。この場合、カバー部133の前側の表面と内板外周部22aの後ろ側の表面とが接触する。
実施の形態3.
図8は、実施の形態3に係る冷蔵庫100におけるガスケット3が縮むときの筐体1と扉2とガスケット3との位置関係を示す断面図である。実施の形態3の冷蔵庫100では、ガスケット3のヒレ部36のヒレ先端部36cの形状が、実施の形態1の場合とは異なり、その他の構成は実施の形態1の場合と同様である。
図5を参照して説明したように、蛇腹部35が奥行き方向に縮むように変形するとき、接触部34と外板背面部21cとの距離が短くなり、接触部34から延びたヒレ部36のヒレ先端部36cが外板背面部21cへ近づく。ここで、ガスケット3が圧縮されているとき、ヒレ先端部36cと外板背面部21cとの距離は、扉2が押される力に応じて変化し、扉2が一定以上の力で押されている場合には、ヒレ先端部36cは外板背面部21cに接触してしまう。実施の形態1のガスケット3のように、ヒレ先端部36cが平板形状を有する構成では、扉2が一定以上の力で押された場合に、ヒレ部36の先端の角が外板背面部21cと接触して引っ掛かることがある。ヒレ部36の先端の動きが妨げられると、ヒレ部36が蛇腹部35側へ折れ曲がって蛇腹部35の動作が妨げられることがある。
そこで、実施の形態3では、ヒレ先端部36cの先端側に、扉2の背面20側すなわち前方へ凸となるように曲がっている曲げ部36c1が形成されている。
扉2が一定以上の力で押された場合、例えば、使用者が扉2を強い力で閉めたとき、扉2の外板背面部21cにガスケット3のヒレ部36の曲げ部36c1が当接しながら、外板背面部21cをヒレ部36の曲げ部36c1がスライドする。
以上のように、実施の形態3の冷蔵庫100において、ヒレ部36の先端には、扉2の背面20側へ凸となるように曲がっている曲げ部36c1が形成されている。これにより、例えば、使用者が扉2を強い力で閉めたときのように、扉2が一定以上の力で押されることで蛇腹部35の大きく変形した場合でも、扉2の背面20をヒレ部36の曲げ部36c1がスライドし、ヒレ先端部36cがスムースに動く。よって、扉2が一定以上の力で押された場合でも、ヒレ部36が蛇腹部35側へ折れ曲がることがなく、ヒレ部36により蛇腹部35の動作が妨げられることを回避できる。
なお、扉2が一定以上の力で押された場合、ヒレ部36はカバー部33から離れてしまうので、蛇腹部35と接触部34とカバー部33とヒレ部36とにより囲まれた空気層8は形成されない。しかし、蛇腹部35と接触部34とカバー部33とヒレ部36と外板背面部21cとにより囲まれた空間が形成されるので、気密性は保たれる。
なお、各実施の形態を組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。例えば、実施の形態1~3では、回動する扉2にガスケット3が設けられる場合について説明したが、ガスケット3が設置される扉2の構成はこれに限定されない。例えば、引き戸である扉2にガスケット3が設けられる構成でもよい。
また、実施の形態1~3では、扉2の背面に溝22bが形成され、且つガスケット3に突起である嵌合部32が形成されて、扉2の溝22bにガスケット3の嵌合部32が嵌め込まれることでガスケット3が扉2の背面に固定される構成とされていた。しかし、扉2の背面にガスケット3が固定される構成であればよく、固定構造は、上記のものに限定されない。例えば、扉2の背面に溝22bの代わりに突起が形成され、ガスケット基部30に嵌合部32として、蛇腹部35内の空間へ突出する溝が形成されてもよい。
1 筐体、1a 開口縁部、2 扉、3 ガスケット、6 貯蔵室、7 庫外空間、8 空気層、9 磁石、11 外箱、11a 第一フランジ部、11b 外箱凹部、12 内箱、12a 第二フランジ部、12a1 突起、13 第一断熱材、20 背面、21 扉外板、21a 前面部、21b 側面部、21c 外板背面部、21c1 端部、22 扉内板、22a 内板外周部、22a1 端部、22a2 端部、22b 溝、22c 扉後部、22d 内板中央部、23 第二断熱材、30 ガスケット基部、31 嵌合部カバー、32 嵌合部、33 カバー部、33a カバー平面部、33b カバー先端部、34 接触部、34a 外側面、35 蛇腹部、35a 庫外側壁部、35b 庫内側壁部、35b1 第一庫内側壁部、35b2 第二庫内側壁部、35c リブ、36 ヒレ部、36a ヒレ外面、36b ヒレ内面、36c ヒレ先端部、36c1 曲げ部、37 延出部、38 袋状部、100 冷蔵庫、133 カバー部、133b カバー先端部、136 ヒレ部、136a ヒレ外面、136b ヒレ内面、136c ヒレ先端部、136d 根元、G1 隙間、Lp 仮想垂線。

Claims (12)

  1. 内部に貯蔵室が形成された筐体と、
    前記筐体の前面に設けられ、前記貯蔵室を開閉する扉と、
    前記扉の背面に取付けられ、前記扉が閉じられた状態において前記筐体と接し、前記筐体と前記扉との間の隙間を塞ぐガスケットと、を備え、
    前記ガスケットは、
    前記扉の前記背面に嵌合する嵌合部が設けられたガスケット基部と、
    前記ガスケット基部から、前記扉の前記背面に沿うように庫外空間側へ延びた平面部と前記平面部の先端から前記扉の前方へ曲がっている先端部とを有し、前記背面の一部を覆うカバー部と、
    前記扉が閉じられた状態において前記筐体と接する接触部と、
    前記接触部と、前記ガスケット基部及び前記カバー部とを接続するものであって、外力により伸縮する蛇腹部と、
    前記蛇腹部よりも庫外空間側に配置され、前記接触部と前記カバー部との間において前記蛇腹部の庫外空間側を覆うものであって、前記先端部とつながり、前記先端部から、前記接触部に向かうように、後方且つ庫内側へ延伸し、前記接触部と接触するヒレ部と、を有し、
    前記ヒレ部と前記先端部とは、連続した平板形状を有し、
    前記ガスケットにおいて前記蛇腹部よりも庫外空間側に、前記蛇腹部と前記カバー部と前記ヒレ部と前記接触部とにより囲まれた空気層が形成されている
    冷蔵庫。
  2. 内部に貯蔵室が形成された筐体と、
    前記筐体の前面に設けられ、前記貯蔵室を開閉する扉と、
    前記扉の背面に取付けられ、前記扉が閉じられた状態において前記筐体と接し、前記筐体と前記扉との間の隙間を塞ぐガスケットと、を備え、
    前記ガスケットは、
    前記扉の前記背面に嵌合する嵌合部が設けられたガスケット基部と、
    前記ガスケット基部から、前記扉の前記背面に沿うように庫外空間側へ延び、前記背面の一部を覆うカバー部と、
    前記扉が閉じられた状態において前記筐体と接する接触部と、
    前記接触部と、前記ガスケット基部及び前記カバー部とを接続するものであって、外力により伸縮する蛇腹部と、
    前記蛇腹部よりも庫外空間側に配置され、前記接触部と前記カバー部との間において前記蛇腹部の庫外空間側を覆うものであって、前記接触部とつながり、且つ前記カバー部と接触するヒレ部と、を有し、
    前記ガスケットにおいて前記蛇腹部よりも庫外空間側に、前記蛇腹部と前記カバー部と前記ヒレ部と前記接触部とにより囲まれた空気層が形成されている
    冷蔵庫。
  3. 前記ヒレ部は、平板形状を有している
    請求項に記載の冷蔵庫。
  4. 前記カバー部は、前記ガスケット基部から、前記扉の前記背面に沿うように庫外空間側へ延びた平面部と、前記平面部の先端から前記扉の前記前方へ曲がっている先端部と、を有し、
    記ヒレ部は、前記カバー部の前記先端部と接しており、外力によって前記蛇腹部が縮むときには、前記カバー部の前記先端部の曲面上をスライドするように設けられている
    請求項2又は3に記載の冷蔵庫。
  5. 前記ヒレ部の先端には、前記扉の前記背面側へ凸となるように曲がっている曲げ部が形成されている
    請求項に記載の冷蔵庫。
  6. 記ヒレ部は、前記接触部の最も庫外空間側に位置する外側面と接触しており、外力によって前記蛇腹部が縮むときには、前記接触部の前記外側面上をスライドするように設けられている
    請求項に記載の冷蔵庫。
  7. 前記カバー部の前記先端部は、前記蛇腹部よりも庫外空間側に位置し、
    前記ヒレ部は、前記ヒレ部の前記接触部側よりも前記カバー部側の方がより庫外空間側に位置するように、前記扉の前記背面の仮想垂線に対して傾斜している
    請求項4~6のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  8. 前記扉は、
    前記扉の前面、側面、及び前記背面の一部を構成する扉外板と、
    前記扉の前記背面側において前記扉外板の端部に接続され、前記扉外板とともに前記扉の前記背面を構成する扉内板と、を有し、
    前記カバー部は、前記扉内板において前記扉外板の前記端部と接続されている部分を覆、前記カバー部の先端は前記扉外板と接触する
    請求項1~のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  9. 前記扉は、
    前記扉の前面、側面、及び前記背面の一部を構成する扉外板と、
    前記扉の前記背面側において前記扉外板の端部に接続され、前記扉外板とともに前記扉の前記背面を構成する扉内板と、を有し、
    前記カバー部は、前記扉内板において前記扉外板の前記端部と接続されている部分を覆い、前記カバー部の先端は前記扉外板と接触し、
    前記ガスケット基部は、前記扉内板と接触する嵌合部カバーを有し、
    前記嵌合部は、前記嵌合部カバーに設けられており、
    前記カバー部は、前記嵌合部カバーの後ろ側の表面につながり、前記平面部と前記扉内板との間には隙間が形成されている
    請求項1、4~7のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  10. 前記扉は、正面視で四角形状を有し、
    前記ガスケットは、前記扉の四辺の少なくとも一辺に設けられる
    請求項1~のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  11. 磁石を有し、
    前記接触部には、収納空間が形成されており、前記収納空間には前記磁石が収納されている
    請求項1~10のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  12. 前記ガスケットは、可撓性を有する合成樹脂で一体成形されている
    請求項1~11のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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