JP7422392B2 - 乾燥装置 - Google Patents

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本発明は、粉粒体を連続的に乾燥させる気流式の乾燥装置に関し、特に、医薬品に使用される顆粒状の粉粒体を連続的に製造するシステムに好適な乾燥装置に関する。
従来より、医薬品等に使用される顆粒状の粉粒体を乾燥する装置としては、バッチ式(回分式)に粉粒体を乾燥処理する流動層乾燥装置や、特許文献1のように、ロータリーフィーダー等によって連続的に乾燥処理を行う装置が知られている。また、顆粒の製造には、特許文献2のようなスプレードライヤー(噴霧乾燥装置)が使用されており、さらに、汚泥などの廃棄物やトナー粒子等の乾燥には、特許文献3のようなループ型の気流式乾燥機が使用されている。
ところが、前述の流動層乾燥装置は、乾燥時間が長く、装置構成も大がかりになる。また、スプレードライヤーは、水分量が少ない固形状・半固形状のものの乾燥には適さず、ループ型の気流式乾燥機は、縦型配置のループ管によって造粒したものが粉化し元の粉末に戻ってしまうおそれがある。そこで、これらの課題を解決すべく、本出願人は、造粒物を粉化させることなく高効率で乾燥でき、乾燥顆粒の質も高い気流式の乾燥装置として、環状の処理管を水平方向に沿って巻回させた乾燥処理部を有する乾燥装置を提案している(特許文献4)。
特開昭58-72868号公報 特開2011-33269号公報 特開2000-292975号公報 特開2015-14425号公報
一方、製品の低価格化や高品質化の要請から、近年、医薬品等の乾燥顆粒を製造するラインにおいても生産性や品質の向上が求められており、製造システムの更なる省スペース化や処理時間の短縮が望まれている。このため、システム内の乾燥処理工程においても、造粒物を粉化させることなく高効率に乾燥させることが求められており、従来機に比して、乾燥能力が高く、品質安定性に優れた乾燥装置の開発が課題となっていた。
本発明の目的は、乾燥能力が高く品質安定性に優れ、高品質の乾燥顆粒が高効率で得られる気流式の粉粒体乾燥装置を提供することにある。
本発明の乾燥装置は、水分を含んだ造粒物を空気によって乾燥させる気流式の乾燥装置であって、前記造粒物が投入される造粒物投入口と、前記空気が供給される空気吹き込み口と、を備える造粒物投入部と、前記造粒物投入部の後段に該造粒物投入部と連通して設けられ、前記造粒物が前記空気と共に流通する乾燥処理部と、前記乾燥処理部の後段に該乾燥処理部と連通して設けられ、前記乾燥処理部を通過した前記造粒物が前記空気と共に排出される製品排出部と、を有し、前記乾燥処理部は、管状の部材によって形成された乾燥処理管と、該乾燥処理管に接続され前記乾燥処理管内に空気を追加供給する追加空気供給管と、を備え、前記乾燥処理管は、前記追加空気供給管の前後で断面積が変化し、前記追加空気供給管の後段側の断面積が拡大されてなり、前記追加空気供給管は、該追加空気供給管の前後で前記乾燥処理管内の空気の流速が一定となる量の空気を追加供給することを特徴とする。
本発明の他の乾燥装置は、水分を含んだ造粒物を空気によって乾燥させる気流式の乾燥装置であって、前記造粒物が投入される造粒物投入口と、前記空気が供給される空気吹き込み口と、を備える造粒物投入部と、前記造粒物投入部の後段に該造粒物投入部と連通して設けられ、前記造粒物が前記空気と共に流通する乾燥処理部と、前記乾燥処理部の後段に該乾燥処理部と連通して設けられ、前記乾燥処理部を通過した前記造粒物が前記空気と共に排出される製品排出部と、を有し、前記乾燥処理部は、管状の部材によって形成された乾燥処理管と、該乾燥処理管に接続され前記乾燥処理管内に空気を追加供給する追加空気供給管と、を備え、前記乾燥処理管は、前記追加空気供給管の前後で断面積が変化し、前記追加空気供給管の前後で前記乾燥処理管内の空気の流速が一定となるように、前記追加空気供給管の後段側の断面積が拡大されてなることを特徴とする。
本発明にあっては、乾燥処理部に配された乾燥処理管の断面積が追加空気供給管の前後で変化し、追加空気供給管の後段側にて拡大する。このため、乾燥処理管内では、一定温度・一定流速で空気が流通し、さらに、下流側の管内湿度の飽和も抑えられる。したがって、乾燥処理部における乾燥能力の低下や造粒物の粉砕・粉化を抑えつつ、湿式造粒物を乾燥処理でき、造粒物を連続的かつ高効率に乾燥処理し、乾燥能力と品質安定性の向上を図ることが可能となる。また、乾燥効率の向上により、従来機に比して処理管の長さを短くでき、乾燥時間の短縮や、時間当たりの処理量の向上も図られる。
前記乾燥装置において、前記乾燥処理管を複数の配管から構成し、前記配管の接続部に前記追加空気供給管を取り付け、前記追加空気供給管の後段側に配された前記配管の断面積を、前記追加空気供給管の前段側に配された前記配管の断面積よりも大きく設定しても良い。
また、前記乾燥処理管を、複数個の直管部と、前記直管部の間に配置され前後の前記直管部を接続する屈曲部と、を備えた構成とし、前記追加空気供給管を前記屈曲部に取り付け、前記追加空気供給管の後段側に配された前記直管部の断面積を、前記追加空気供給管の前段側に配された前記直管部の断面積よりも大きく設定しても良い。
さらに、前記乾燥処理管を環状に1回転以上巻回させることにより前記乾燥処理部を形成したり、前記乾燥処理管を渦巻き状に巻回させることにより前記乾燥処理部を形成したりしても良い。
加えて、前記追加空気供給管は、前記乾燥処理管内の前記空気の流通方向に沿って空気を追加供給するようにしても良い。
本発明の乾燥装置によれば、水分を含んだ造粒物を空気によって乾燥させる気流式の乾燥装置において、造粒物が空気と共に流通する乾燥処理部に、乾燥処理管と、乾燥処理管に接続され管内に空気を追加供給する追加空気供給管と、を設け、乾燥処理管の断面積を追加空気供給管の前後で変化させて、加空気供給管の後段側にて拡大させるようにしたので、乾燥処理管内では、一定温度・一定流速で空気が流通し、さらに、下流側の管内湿度の飽和も抑えることができる。これにより、乾燥処理部における乾燥能力の低下や造粒物の粉砕・粉化を抑えつつ、湿式造粒物を乾燥処理でき、造粒物を連続的かつ高効率に乾燥処理し、乾燥能力と品質安定性の向上を図ることが可能となる。また、乾燥効率の向上により、従来機に比して処理管の長さを短くでき、乾燥時間の短縮や、時間当たりの処理量の向上も図られる。
本発明の実施の形態1である乾燥装置が使用される連続顆粒製造システムの全体構成を示す説明図である。 本発明の実施の形態2である乾燥装置における乾燥処理部の構成を示す説明図である。 乾燥処理管を環状に巻回させて乾燥処理部を構成した変形例を示す説明図である。 乾燥処理管を直線状に配置して乾燥処理部を構成した変形例を示す説明図であり、(a)は直管部に対し浅い角度で追加空気供給管を配置した構成、(b)は直管部に対し追加空気供給管を配置した構成、(c)は前後の直管部の間にできる環状の隙間から空気を追加供給するように追加空気供給管を接続した構成をそれぞれ示しており、(d)は(c)のA-A線に沿った断面図である。 追加空気供給管の配置例を示す説明図である。 乾燥処理管全体をテーパ状の拡径管とした変形例を示す説明図である。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態1である乾燥装置1が使用される連続顆粒製造システムの全体構成を示す説明図である。図1に示すように、本発明による乾燥装置1が使用される連続顆粒製造システムは、湿式造粒工程と乾燥工程とから構成されている。当該システムにて製造された顆粒物は、ふるい・整粒工程を経た後、顆粒剤として製品化されたり、打錠機にて錠剤化されコーティング機にて適宜コーティングされたりした上で、錠剤として製品化される。
湿式造粒工程は、公知の各種湿式造粒機が使用でき、例えば、高速撹拌造粒機2と押出造粒機3とから構成されており、湿式造粒工程にて作られた造粒物は、湿式造粒物連続供給装置4(以下、造粒物供給装置4と略記する)によって定量的に乾燥装置1に供給される。高速撹拌造粒機2は、粉体混合装置と粉体練合装置を兼ねた仕様となっており、原材料を容器内に投入し、アジテータ、チョッパーを高速で回転させることにより、原材料を撹拌・練合する。押出造粒機3は、スクリュー軸(例えば、2軸並列構成)を備えたエクストルーダ等の湿式造粒装置であり、スクリューにて原料を圧縮・混練し、適宜水分を加えることにより、原材料を柱状の湿式造粒物とする。
なお、前述の高速撹拌造粒機2や押出造粒機3などの構成はあくまでも一例であり、これらの装置は、撹拌、造粒、整粒の各機能を有する装置であれば、前記以外の装置であっても、その構成や動作形態を問わず広く適用可能である。さらに、造粒物の状態や製品の仕様に応じて整粒機(図示せず)を加えたり、造粒物供給装置4を省いたりすることも可能である。
当該連続顆粒製造システムにおける乾燥装置1は、大きく分けて、造粒物投入部11と、乾燥処理部12及び製品排出部13とから構成されている。乾燥装置1は、気流式の連続乾燥装置であり、造粒物投入部11にて供給される湿式造粒物(被処理物)を、配管が屈曲配置された乾燥処理部12にて熱風乾燥させ、製品排出部13から次工程へと排出・送給する。ここでは、乾燥処理部12として、直線状の配管を直角方向に2回曲げた多段直線屈曲型の構成が用いられている。
造粒物投入部11には、熱風供給装置14から、処理気体として、80~150°C程度の乾燥処理用の熱風(空気、以下、乾燥空気と略記する)が3~10m/s程度、好ましくは6~7m/s程度の風速で供給される。乾燥処理部12では、配管が屈曲する部位にて乾燥空気が別途追加供給され、管内温度の低下が抑えられる。また、乾燥空気の追加に合わせて、各屈曲部の下流側の配管が拡径され、管内における乾燥空気の流速が一定に保持される。すなわち、当該乾燥装置1は、乾燥処理部12に乾燥空気を追加供給しつつその流速が一定となるように構成された定流速式の多段気流乾燥機となっており、これにより、乾燥処理部12における乾燥能力の低下が抑制され、造粒物の粉砕や微粉化を抑えつつ、湿式造粒物が連続的かつ高効率に乾燥処理される。
造粒物投入部11は、断面が円形となった外径50mm程度・肉厚2~3mm程度の導入配管21を備えている。導入配管21には、金属製の円管部材(例えば、ステンレス鋼管)が使用され、導入配管21全体は略T字状に形成されている。導入配管21には、乾燥装置1の被処理物である湿式造粒物が投入される造粒物投入口22と、高温の乾燥処理用空気が供給される熱風吹き込み口(空気吹き込み口)23が設けられている。造粒物投入口22には、ホッパ24が取り付けられており、前述の造粒物供給装置4から湿式造粒物が供給される。熱風吹き込み口23は、造粒物投入口22の前段に配されており、熱風供給装置14と接続されている。
乾燥処理部12は、造粒物投入部11の後段に配されており、金属製の円管部材(例えば、ステンレス鋼管)にて形成された乾燥処理管25を備えている。乾燥処理管25は、直線状に延びる複数個の直管部(配管)31と、各直管部31の間を接続する屈曲部32と、を備えた構成となっている。本実施の形態のシステムでは、乾燥処理部12は3段構成となっており、造粒物投入部11と製品排出部13との間に径を異にする3個の直管部31が配置されている(第1~第3直管部31a~31c、以下、直管部31a~31cと略記する)。
直管部31は、断面が円形となった肉厚2~3mm程度の鋼管であり、その断面積(内径の断面積)は、直管部31aの断面積S1に対し、直管部31bはその2倍(S2=S1×2)、直管部31cは4倍(S3=S1×4)という形で下流側に向かって増加するよう設定されている。この場合、直管部31aは導入配管21と同径となっており(外径約50mm)、直管部31b,31cは、それぞれ外径約70mm、約100mmとなっている。
3個の直管部31は、直管部31a・31bの接続部と、直管部31b・31cの接続部でそれぞれ直角方向に屈曲する形で配管されている。各接続部は屈曲部32(第1,第2屈曲部32a,32b、以下、屈曲部32a,32bと略記する)となっており、直管部31と同様の円管部材にて形成された屈曲配管(エルボ)が取り付けられている。各屈曲部32a,32bは、その前段側の直管部31a,31bと同径となっている。一方、各屈曲部32a,32bとその後段側の直管部31b,31cの間には、テーパ接続管33(33a,33b)が取り付けられている。この場合、テーパ接続管33a,33bの上流側は屈曲部32a,32bと同径に、また、下流側は直管部31b,31cと同径にそれぞれ形成されており、直管部31の各接続部では管径(断面積)が徐々に拡大するようになっている。
屈曲部32a,32bの角部34には、追加空気供給管35(第1,第2追加空気供給管35a,35b、以下、追加空気供給管35a,35bと略記する)がそれぞれ取り付けられている。追加空気供給管35a,35bは、各屈曲部32a,32bの後段側の直管部31b,31cと同方向(前段側処理管とは直角方向)に配置されており、気流流通方向と平行に管内に新たな乾燥空気が供給される。追加空気供給管35a,35bには、追加空気供給装置36から、低湿度で高温(80~150°C)の乾燥空気が供給される。乾燥空気の追加量は、追加により処理気体の流速が変化せず、屈曲部の前後段で流速が一定となるように、直管部31の断面積の増加に合わせて適宜設定される。ここでは、追加空気量は、熱風供給装置14から供給される当初空気量の概ね1/8~1/4程度に設定されている。なお、乾燥処理管25を屈曲させると、その屈曲部に被処理物が滞留しやすくなるおそれがあるが、当該乾燥装置1では、屈曲部に乾燥空気が追加供給されるため、このような滞留も抑えられる。
乾燥処理部12の後段には、サイクロン捕集機(粉粒体捕集装置)26を備えた製品排出部13が配されている。サイクロン捕集機26は、接続管27を介して、乾燥処理管25の末端(直管部31c)と接続されている。乾燥処理部12にて乾燥された造粒物は、サイクロン捕集機26の製品捕集管にて回収される。サイクロン捕集機26の後段には、ふるい・整粒工程を行う図示しない整粒装置が接続されている。
このような乾燥装置1では、次のようにして造粒物の乾燥処理が行われる。当該乾燥装置1ではまず、造粒物供給装置4から造粒物投入口22に湿式造粒物が供給される。その際、造粒物投入部11の導入配管21内は、サイクロン捕集機26の吸引力によって負圧となっており、造粒物供給装置4からホッパ24内に投入された造粒物は、吹き上がることなく、造粒物投入口22内に導入される。一方、熱風吹き込み口23には、熱風供給装置14から高圧の熱風が供給されており、導入配管21内に供給された造粒物は、この熱風によって乾燥処理部12側に搬送される。そして、乾燥処理部12で乾燥処理された造粒物は、熱風に乗って乾燥処理管25から排出され、接続管27を介して、サイクロン捕集機26にて捕集される。
ここで、乾燥処理部12に搬送された造粒物は、乾燥処理管25内を熱風に乗って流通し、乾燥される。当該乾燥装置1では、造粒物は1~2秒程度で乾燥処理管25を通過する。その際、直管部31a~31cでは、屈曲部32a,32bにて、追加空気供給管35a,35bから乾燥空気が追加される。これにより、乾燥処理部12では、下流側に至っても処理管内の気体温度が低下せず一定に保たれ、しかも、乾燥空気を追加供給後の乾燥処理管25は径が大きくなるため、管内の気体流速も一定に保たれる。
さらに、乾燥工程の途中で新たな乾燥空気が供給されるため、管内の湿度が飽和して乾燥効率が低下することもない。この場合、乾燥処理管25をヒータ等により加温すれば、同径管でも流速一定のまま管内温度を一定化できるが、管内空気の水分が飽和状態となると、被処理物はそれ以上乾燥しなくなる。これに対し、当該乾燥装置1では、各段ごとに乾いた熱風が追加供給されるため、管内の飽和が抑えられ、乾燥処理部12の末端側まで乾燥能力が維持される。
このように、本発明による乾燥装置1では、乾燥処理部12に複数の径の異なる直管部31(31a~31c)を配置し、その接続部に追加空気供給管35a,35bを設けて乾燥空気を追加供給する。これにより、乾燥処理部12では、処理気体の温度や流速を調整(コントロール)し、一定温度・一定流速かつ管内湿度の飽和も抑えつつ湿式造粒物の乾燥処理を行うことができる。乾燥処理部12における乾燥能力の低下や造粒物の粉砕・粉化を抑えつつ、湿式造粒物を乾燥処理することが可能となる。したがって、造粒物を連続的かつ高効率に乾燥処理でき、乾燥能力と品質安定性の向上を図ることが可能となる。また、乾燥効率の向上により、従来機に比して処理管の長さを短くすることができ、乾燥時間も短くでき、時間当たりの処理量も向上する。
加えて、当該乾燥装置1と連続造粒装置や打錠機、コーティング機などを組み合わせることにより、図1に示したような、乾燥工程を含む連続顆粒製造システムを構築することも可能となる。なお、前述のように、湿式造粒工程も含め、ふるい・整粒工程における整粒機や打錠機、コーティング機など、乾燥装置1と組み合わされる装置は、粉粒体の処理形態に応じて適宜選択・変更可能であり、本発明による連続顆粒製造システムは、前記装置の組み合わせには限定されない。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2として、乾燥処理管25をスパイラル状に配置した構成について説明する。図2は、本発明の実施の形態2である乾燥装置41における乾燥処理部12の構成を示す説明図である。なお、以下の実施の形態や変形例等では、実施の形態1と同様の部分、部材等は同一の符号を付し、その説明は省略する。
実施の形態2の乾燥装置41も前述の連続顆粒製造システムの乾燥工程に使用され、造粒物投入部11の後段に配置される。実施の形態1の乾燥装置1では、乾燥処理管25が直線屈曲配置されていたのに対し、乾燥装置41は、図2に示すように、乾燥処理管25が直線曲線スパイラル型に配置されている。すなわち、乾燥処理管25は、直線状の直管部31d~31hと、各直管部31d~31h間を接続する屈曲部32c~32f、直管部31と屈曲部32を接続するテーパ接続管33c~33fと、を備えている。乾燥処理管25は、蚊取り線香状の渦巻き型に巻回配置されており、1巻き後に接続管27を介して製品排出部13に接続される。
乾燥装置41においても、各屈曲部32c~32fには追加空気供給管35c~35fが取り付けられており、後段の直管部31に対して追加の乾燥空気が供給される。実施の形態1と同様に、直管部31d~31hは後段側の断面積が大きくなっており(ここでは、例えば各1.5倍ずつ)、乾燥空気の追加供給により流速変化が生じないように設定されている。したがって、乾燥装置41もまた、一定温度・一定流速で湿式造粒物の乾燥処理を行うことができ、乾燥処理部12における乾燥能力の低下や造粒物の粉砕・粉化を抑えつつ、湿式造粒物を乾燥処理することが可能となる。
なお、乾燥装置41では、造粒物の供給と排出は、内外何れの側から行っても良い。また、乾燥処理管25の巻回形態としては、前述のような渦巻き型以外にも、図3に示すように、環状に形成したループ管37を用いた曲線スパイラル型の構成としても良い。この場合、ループ管37をコイルバネのように同径または縮径(図示せず)しつつ、上下方向に1巻きあるいは複数巻き積層する。
このように、本発明の乾燥装置によれば、乾燥空気の追加供給により高い乾燥能力を維持しつつ、後段の拡径による一定流速化により造粒物の破砕・粉化を抑えることが可能となる。従って、高速で効率の良い乾燥処理を実現しつつ、粒子径分布や得率などに関し、質の高い乾燥顆粒を得ることが可能となる。また、当該乾燥装置は、乾燥効率が高く処理管長を短くすることができるため、スペース効率が高く、コンパクトで高効率な乾燥装置を提供できる。
さらに、図2,3のような巻回形態とすると、小さなスペースで乾燥処理管25の長さを確保でき、装置をよりコンパクト化することが可能となる。この場合、当該乾燥装置は、乾燥処理管25の長さを短くできるため、スパイラルの巻回数も少なくできる。なお、本発明の乾燥装置は、乾燥処理管25の長さが短くなるため、スパイラル構造を採用することなく装置を構成することも可能となるという側面も有する。
加えて、乾燥装置1では、当初の主乾燥空気と追加の補助乾燥空気について、両者の温度や風量・風速を自在に組み合わせることができる。したがって、被処理物の種類や量、粒子径、水分量などに応じて、適宜乾燥条件を変更でき、種々の被処理物に柔軟に対応することが可能となる。この場合、当該乾燥装置は、乾燥能力が高く幅広い粒子径に対応できるため、従来では難しかった大粒径のものでも乾燥処理が可能となる。また、高温になりすぎると粘着性が高まるなど、高温での乾燥処理が難しい被処理物も、追加空気の温度を比較的低温(例えば、95°C程度)とすることにより、粘着性を出させずに乾燥処理を実施することが可能となる。さらに、短時間で造粒乾燥品を得ることができるため、製剤の純度、製剤含量、薬物放出性及び安定性に影響を及ぼす粒子径や水分、かさ密度等の重要品質特定(CQA:Critical Quality Attribute)値をフィードバック制御することも可能となる。
本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前述の実施の形態1では、乾燥処理管25を、第1~第3直管部31からなる3段構造としたが、乾燥処理段数は3には限定されない。例えば、2段や4段以上の構造も可能であり、さらに、図4のように、屈曲部を設けず乾燥処理管25を直線状に配置し、乾燥空気を追加しつつ処理管を拡径させて行くような構成も可能である(ここでは、直管部31a~31cの3段であるが、4段以上も可)。この場合、追加空気供給管35は、図4(a)のように、直管部31に対し傾斜させて配置したり(10~45°程度)、直管部31に対し直角方向に配置したりしても良い(同図(b))。また、図4(c),(d)のように、隣接する直管部31の内径差を利用し、両管の間にできる環状の隙間42から空気を追加供給することもできる。この場合、例えば、前後の直管部31の接続部分に円筒状の給気ブラケット43を取り付け、そこに追加空気供給管35に接続しても良い。
なお、図4(b)のような構成では、前段からの乾燥空気流に対し横方向から空気が追加される形となるが、乾燥空気の追加量は前述のように当初供給風量に比して小さい(1/8~1/4程度)であるため、空気の流れや被処理物に対する影響はほとんどない。また、実施の形態1,2の乾燥装置1,41においても、追加空気供給管35を同様の配置とすることも可能であり(図5(a)~(c))、例えば、追加空気供給管35a,35bを図5(b)のように、各屈曲部32a,32bの前段側の直管部31a,31bと同方向(後段側処理管とは直角方向)に配置しても良い。
さらに、前述の実施形態では、乾燥処理管25を段階的に拡径し、各段の切り替え部分にて乾燥空気を追加する構成としたが、図6に示すように、乾燥処理管25を全体的にテーパ状の拡径管とし、その途中の1箇所あるいは複数箇所に追加空気供給管35を配置して乾燥空気の供給を行っても良い。また、前述の実施形態では、追加空気供給管35a,35bに対し、熱風供給装置14とは別の追加空気供給装置36から乾燥空気を追加供給する例を示したが、熱風供給装置14から乾燥空気を供給しても良い。
加えて、前述の実施形態では、乾燥空気の追加量を処理管の断面積の増加に合わせて設定する例を示したが、造粒物の種類や量に応じた乾燥空気量・流速をまず設定し、その後、乾燥空気の追加前後で流速が一定となるように処理管径を設定する、という設計手順を取っても良い。また、追加給気は、原則として処理中は常時一定風流・風速にて供給されるが、例えば、水分が多く流動しにくいものの乾燥などの場合は、滞留防止のために、間欠的に空気を供給したり、パルス状に風量を変化させたりしても良い。
一方、前述の実施形態では、乾燥処理管25として断面が円形となった管状の部材を使用した例を示したが、断面が四角形のものや、三角形のもの、楕円状に扁平化したものなどを処理管として使用しても良い。ただし、入手の容易性や洗浄性の点で円管が好ましい。また、乾燥処理管25の外径や段数(屈曲数)、巻回数、追加空気供給管35の設置位置や個数など、前述の実施形態にて示した各種寸法・仕様は適宜変更可能であり、本発明は前記寸法・仕様には限定されない。さらに、導入配管21としては、金属製の円管部材のみならず、合成樹脂製やガラス製等、他の素材の部材も使用可能である。
本発明は、医薬品に使用される湿式造粒物の乾燥処理以外にも、食品や肥料などの原料となる含水造粒物の乾燥処理にも適用可能である。
1 乾燥装置
2 高速撹拌造粒機
3 押出造粒機
4 湿式造粒物連続供給装置
11 造粒物投入部
12 乾燥処理部
13 製品排出部
14 熱風供給装置
21 導入配管
22 造粒物投入口
23 熱風吹き込み口
24 ホッパ
25 乾燥処理管
26 サイクロン捕集機
27 接続管
31 直管部
31a 第1直管部
31b 第2直管部
31c 第3直管部
31d~31h 直管部
32 屈曲部
32a 第1屈曲部
32b 第2屈曲部,
32c~32f 屈曲部
33a~33f テーパ接続管
34 角部
35 追加空気供給管
35a 第1追加空気供給管
35b 第2追加空気供給管
35c~35f 追加空気供給管
36 追加空気供給装置
37 ループ管
41 乾燥装置
42 隙間
43 給気ブラケット

Claims (7)

  1. 水分を含んだ造粒物を空気によって乾燥させる気流式の乾燥装置であって、
    前記造粒物が投入される造粒物投入口と、前記空気が供給される空気吹き込み口と、を備える造粒物投入部と、
    前記造粒物投入部の後段に該造粒物投入部と連通して設けられ、前記造粒物が前記空気と共に流通する乾燥処理部と、
    前記乾燥処理部の後段に該乾燥処理部と連通して設けられ、前記乾燥処理部を通過した前記造粒物が前記空気と共に排出される製品排出部と、を有し、
    前記乾燥処理部は、管状の部材によって形成された乾燥処理管と、該乾燥処理管に接続され前記乾燥処理管内に空気を追加供給する追加空気供給管と、を備え、
    前記乾燥処理管は、前記追加空気供給管の前後で断面積が変化し、前記追加空気供給管の後段側の断面積が拡大されてなり、
    前記追加空気供給管は、該追加空気供給管の前後で前記乾燥処理管内の空気の流速が一定となる量の空気を追加供給することを特徴とする乾燥装置。
  2. 水分を含んだ造粒物を空気によって乾燥させる気流式の乾燥装置であって、
    前記造粒物が投入される造粒物投入口と、前記空気が供給される空気吹き込み口と、を備える造粒物投入部と、
    前記造粒物投入部の後段に該造粒物投入部と連通して設けられ、前記造粒物が前記空気と共に流通する乾燥処理部と、
    前記乾燥処理部の後段に該乾燥処理部と連通して設けられ、前記乾燥処理部を通過した前記造粒物が前記空気と共に排出される製品排出部と、を有し、
    前記乾燥処理部は、管状の部材によって形成された乾燥処理管と、該乾燥処理管に接続され前記乾燥処理管内に空気を追加供給する追加空気供給管と、を備え、
    前記乾燥処理管は、前記追加空気供給管の前後で断面積が変化し、前記追加空気供給管の前後で前記乾燥処理管内の空気の流速が一定となるように、前記追加空気供給管の後段側の断面積が拡大されてなることを特徴とする乾燥装置。
  3. 請求項1又は2記載の乾燥装置において、
    前記乾燥処理管は複数の配管から構成され、
    前記配管の接続部に前記追加空気供給管が取り付けられ、
    前記追加空気供給管の後段側に配された前記配管の断面積が、前記追加空気供給管の前段側に配された前記配管の断面積よりも大きいことを特徴とする乾燥装置。
  4. 請求項1又は2記載の乾燥装置において、
    前記乾燥処理管は、複数個の直管部と、前記直管部の間に配置され前後の前記直管部を接続する屈曲部と、を備え、
    前記追加空気供給管は前記屈曲部に取り付けられ、
    前記追加空気供給管の後段側に配された前記直管部の断面積が、前記追加空気供給管の前段側に配された前記直管部の断面積よりも大きいことを特徴とする乾燥装置。
  5. 請求項1又は2記載の乾燥装置において、
    前記乾燥処理部は、前記乾燥処理管を環状に1回転以上巻回してなることを特徴とする乾燥装置。
  6. 請求項1又は2記載の乾燥装置において、
    前記乾燥処理部は、前記乾燥処理管を渦巻き状に巻回してなることを特徴とする乾燥装置。
  7. 請求項1~の何れか1項に記載の乾燥装置において、
    前記追加空気供給管は、前記乾燥処理管内の前記空気の流通方向に沿って空気を追加供給することを特徴とする乾燥装置。
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