JP7420853B2 - ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、及びナビゲーションプログラム - Google Patents

ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、及びナビゲーションプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ルートコンテンツに含まれるルートの案内を行うナビゲーション装置、ナビゲーション方法、及びナビゲーションプログラムに関する。
従来、地図情報にリアルタイムに投稿されたコメントを表示させる装置が知られている。特許文献1に記載の装置は、地図上の所定のポイントに対して企業等により予め設定された静的情報を表示させる。また、多数の一般ユーザからリアルタイムにSNS等に投稿される動的情報を収集し、当該動的情報に含まれるハッシュタグ等で指定されたポイントに基づいて地図に動的情報を表示させる。この際、地図を閲覧するユーザの位置に応じて、ユーザ位置から一定範囲内のコメントを表示させることで、ユーザにポイントへの接近を通知することができる。また、ユーザ操作によって、現在地から該当ポイントまでのルートを地図上に表示させる。
特開2015-53002号公報
上記特許文献1では、地図の所定地点に対してユーザが接近することでポイントに対する静的情報(投稿コメント)が表示され、さらに、そのポイントまでのルートを探索して案内することができる。しかしながら、これは、地図上のある1点のポイントに対する案内であり、様々な地点を経由したルートをコンテンツとして提供するものではない。例えば、近年では、インターネット技術の発達により、多くの動画配信者が動画をインターネット上に公開しており、ユーザは様々な地点を紹介する動画等を視聴することができる。そして、ユーザが、当該動画を視聴し、動画配信者が移動したルートを追体験したいと望む場合がある。
このような場合、特許文献1に記載のような装置では、ユーザが動画を視聴した後、動画で紹介された各地点をユーザが確認し、各地点に対してそれぞれルート探索を実施する、または各地点を経由地点としたルート探索を実施する必要があり、非常に煩雑である。
本発明は、予めルートが設定されたルートコンテンツに基づいてユーザの移動を案内するナビゲーション装置、ナビゲーション方法、及びナビゲーションプログラムを提供することを目的とする。
本発明のナビゲーション装置は、ユーザの現在位置であるユーザ位置を検出する現在位置検出部と、複数の地点を経由するルートと、各前記地点を紹介する地点紹介情報とを含む複数のルートコンテンツを前記ユーザが所有するユーザ端末に送信するルート提示部と、前記ユーザ端末から、複数の前記ルートコンテンツのうちのいずれかを選択し、かつ当該ルートコンテンツのルートに沿った移動案内を要求する旨の案内要求を取得する案内要求受信部と、前記ユーザ位置を中心とした地図情報を取得する地図取得部と、前記ユーザ位置と、前記案内要求により指定された前記ルートコンテンツの前記ルートとを前記地図情報に表示させ、前記ルートに沿った前記ユーザの移動を案内する移動案内部と、を備える。
本発明では、複数の地点に沿ったルートコンテンツに沿って、ユーザの移動を案内(ナビゲート)することができる。したがって、ユーザは、所定のテーマに沿った地点を自ら選択して、これらの地点を経由するルートを自分で設定する手間が省ける。
本実施形態に係る情報処理システムの概略を示す図。 本実施形態の情報処理サーバの概略構成、及び制御部が各種プログラムを読み込み実行することで機能する機能構成を示したブロック図。 本実施形態の動画配信方法における配信動画の取得処理を示すフローチャート。 本実施形態の動画配信方法における配信位置地図の表示処理を示すフローチャート。 本実施形態の通常地図の一例を示す図。 本実施形態の配信位置地図の一例を示す図。 本実施形態のルートコンテンツ配信方法のフローチャート。 本実施形態のルート一覧表示画面の一例を示す図。 本実施形態のルート詳細地図の一例を示す図。 本実施形態のナビゲーション方法を示すフローチャート。 本実施形態のナビゲーション地図の一例を示す図。 コメントが表示されたナビゲーション地図の一例を示す図。
以下、本発明の第一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る情報処理システム1の概略を示す図である。
本実施形態では、情報処理システム1は、動画配信装置として機能する情報処理サーバ10と、情報処理サーバ10にインターネットを介して通信可能となる複数のユーザ端末20とを含んで構成されている。
情報処理サーバ10は、通信可能に接続されるユーザ端末20から動画コンテンツを受信して配信する。この際、情報処理サーバ10は、地図情報に対して、動画コンテンツの撮影位置を重畳させる。
つまり、本実施形態では、ユーザは、どの位置で撮影が行われた動画であるかを容易に知ることができ、これにより、ユーザは、当該動画に対して、より有用なコメントを投稿することもできる。例えば、動画を配信するユーザ(配信者)が撮影した動画をリアルタイムでストリーミング配信(いわゆるライブ配信)する場合、ライブ配信を視聴するユーザ(視聴者)が、配信者の位置を把握できるので、例えば配信者が現在いる地点についてのコメントや、その近傍のコメントを動画に対して投稿することができる。配信者は、当該投稿コメントを動画の配信を行いながら閲覧することができ、これにより、自身の動画配信をより充実させる内容とすることもできる。
また、本実施形態では、動画の配信中に常に(所定周期で)配信者のユーザ端末20は、現在位置を取得する。したがって、ライブ配信を行う配信者が、街中を散策してリポートするような場合、配信者の移動したルートが地図上に表示されることになる。
そして、本実施形態の情報処理サーバ10は、以上のように投稿された動画コンテンツを蓄積して、ルートコンテンツとして提供する。すなわち、ライブ配信等によって位置情報と関連付けられて配信された動画は、その位置情報の履歴に基づいてルートコンテンツとして記憶される。
また、例えばライブ配信者が移動したルートを移動して動画を追体験したいユーザ等、ルートコンテンツに沿った移動を希望するユーザに対して、本実施形態の情報処理サーバ10は、当該ルートコンテンツのルートの案内、つまりナビゲーションを実施する。
以下、本実施形態の情報処理システム1についてより詳細に説明する。
なお、以降の説明において、情報処理システム1を利用するユーザのうち、動画を配信するユーザを配信ユーザと称し、動画を視聴するユーザを視聴ユーザと称する。また、ユーザ端末20のうち、配信ユーザが所有するユーザ端末20を配信端末20Aとし、視聴ユーザが所有するユーザ端末20を視聴端末20Bとして区別する。
[情報処理サーバ10の構成]
図2は、情報処理サーバ10の概略構成、及び制御部13が各種プログラムを読み込み実行することで機能する機能構成を示したブロック図である。
情報処理サーバ10は、コンピュータにより構成され、通信部11と、記憶部12と、制御部13と、等を含んで構成されている。なお、情報処理サーバ10を構成するコンピュータの数は特に限定されない。例えば、1台のコンピュータによって情報処理サーバ10が構成されてもよく、複数のコンピュータをネットワークで接続して構築されるクラウドサーバにより情報処理サーバ10が構成されてもよい。
通信部11は、例えばLAN等を介してネットワーク(インターネット)に接続されており、ユーザ端末20等の外部機器と通信する。
記憶部12は、例えばメモリ、ハードディスク等により構成されたデータ記録装置である。この記憶部12は、地図データベース(地図DB121)、動画データベース(動画DB122)、ルートデータベース(ルートDB123)、ユーザデータベース(ユーザDB124)等を備える。
なお、ここでは、情報処理サーバ10の記憶部12に、地図DB121、動画DB122、ルートDB123、ユーザDB124等が設けられる例を示すが、情報処理サーバ10とネットワークを介して通信可能に接続された他のデータサーバやクラウドストレージに、これらのデータが記録される構成としてもよい。
また、記憶部12には、情報処理サーバ10の各種処理を実施するための各種プログラム、例えば動画配信プログラム等が記憶されている。
地図DB121は、地図情報や、地図上のスポットに関するスポット情報等を記憶する。地図情報は、複数のノードや、ノード間を接続するリンクを有し、ノード及びリンクの組み合わせにより道路構成を示す情報となる。スポット情報は、例えば、店舗、公園、駅等の施設の場所や、当該施設に関する住所、連絡先、店舗規模等の情報が記録される。
動画DB122は、本開示の動画記憶部であり、配信ユーザによってアップロードされた動画コンテンツが記録される。
この動画コンテンツは、配信ユーザが配信端末20Aを用いて撮影した動画と、動画が撮影された撮影位置に関する撮影位置情報と、ライブ配信フラグと、動画を紹介する動画関連情報と、が含まれる。
撮影位置情報は、配信端末20Aに設けられたGPS装置等の位置検出部により検出される配信端末20Aの現在位置の情報である。動画の撮影位置は、動画が撮影されている間、所定周期(例えば5秒間隔等)で継続して測定され、時系列に沿った撮影位置が撮影位置情報として順次記録される。すなわち、撮影位置情報には、配信ユーザの動画の配信中における移動履歴が記録される。
ライブ配信フラグは、動画がライブ配信による動画であるか否かを示す情報である。
ライブ配信中の動画は、情報処理サーバ10を介して各視聴ユーザの視聴端末20Bに配信される。
ライブ配信が終了した動画は、通常視聴ユーザが視聴できないが、配信ユーザの設定によって、ライブ配信した動画を視聴できるようにしてもよい。この場合、配信ユーザは、ライブ配信によって配信された動画をそのまま視聴可能な動画コンテンツとして提供してもよい。また、配信ユーザは、動画コンテンツを視聴できないようにロックしておき、ライブ配信終了後に動画を適宜編集して、情報処理サーバ10に送信しなおしてもよい。
動画関連情報は、配信者により設定された動画を紹介する動画紹介情報が含まれる。動画紹介情報としては、例えば、動画のサムネイル画像や、動画のタイトル、動画を紹介する紹介文等が含まれる。
また、動画関連情報として、動画に対する視聴コメント情報が含まれてもよい。つまり、ライブ配信される動画では、当該動画を視聴する視聴ユーザが動画に対してリアルタイムにコメントを送信することができる。当該動画に対するコメントは、リアルタイムに動画上に表示、または動画の近傍に設置されたコメント表示欄に表示される。したがって、視聴端末20Bからライブ配信中の動画に対してコメントが送信されると、当該コメントと、コメントの送信日時を視聴コメント情報として記録してもよい。
ルートDB123は、ルートコンテンツを記録するデータベースである。
ルートコンテンツは、ルートと、当該ルートを紹介するルート紹介情報とを含む。
本実施形態では、ルートコンテンツは、配信ユーザが街中等の所定の地域を移動しながら動画をライブ配信(ライブリポート)することで送信される動画コンテンツに基づいて設定される。すなわち、情報処理サーバ10は、ライブ配信が終了した動画の撮影位置情報から、撮影位置の履歴に基づいて、配信ユーザが移動したルートを特定してルートコンテンツのルートとする。
ルート紹介情報は、ルートを紹介する情報であり、配信ユーザの編集により設定することができる。ルート紹介情報としては、例えば、ルートコンテンツの名称、ルートコンテンツのサムネイル画像、ルートを紹介する紹介文等が含まれる。
また、ルート紹介情報には、配信ユーザが移動したルート上の複数の地点に関する地点紹介情報が含まれる。この地点紹介情報は、例えばライブ配信の終了後に配信ユーザにより設定することができる。地点紹介情報としては、地点名(店舗名等)、地図上における地点の位置、及び、地点に対する配信ユーザのコメントが含まれる。
ユーザDB124は、情報処理システム1を利用する各ユーザに関するユーザ情報が記録される。
ユーザ情報には、例えば、ユーザを識別するためのユーザID、ユーザ名、ユーザ属性情報が記録される。ユーザ属性情報は、ユーザに関する様々な情報であり、例えば、居所、性別、年齢層、趣味等の嗜好情報、家族構成、友人関係等を含む。
また、ユーザ属性情報として、過去のユーザの行動履歴が含まれていてもよい。ユーザの行動履歴としては、例えば、ユーザが視聴した動画やウェブページ、ニュースコンテンツ等の閲覧履歴、インターネット等を介した商品売買履歴、店舗等の施設の利用履歴、ユーザの移動履歴等が含まれる。
制御部13は、CPU(Central Processing Unit)等の演算回路、RAM(Random Access Memory)等の記録回路により構成される。制御部13は、記憶部12等に記録されている各種プログラムをRAMに展開し、RAMに展開されたプログラムとの協働により各種処理を実行する。そして、制御部13は、記憶部12に記録された、動画配信プログラムを含む各種プログラムを読み込み実行することで、図2に示すように、動画取得部131、地図要求取得部132、地図取得部133、情報送信部134(地図表示部)、情報受信部135、動画配信部136、ルートコンテンツ取得部137、ルート編集部138、ルート条件取得部139、表示ルート選択部140、ユーザ位置検出部141(現在位置検出部)、移動案内部142、地点案内出力部143、及び送金処理部144等として機能する。
動画取得部131は、配信端末20Aからの動画配信要求を受け付けて、動画の配信を許可し、配信端末20Aから動画コンテンツを受信する。
地図要求取得部132は、視聴ユーザの視聴端末20Bから、所定の基準位置を中心とした地図を表示させる旨の地図要求情報を受信する。なお、基準位置としては、例えば、視聴ユーザが任意に設定した地点を採用でき、視聴ユーザが基準位置となる地点を指定しない場合は視聴ユーザの現在位置や、視聴ユーザの居所等を基準位置としてもよい。
この際、地図要求取得部132は、視聴端末20Bから地図を表示させる際の表示モードを含む地図要求情報を受信する。表示モードとしては、ライブ配信が撮影されている位置を示す配信位置表示モード、地図上にルートコンテンツを表示させるルート表示モード、ルートコンテンツが表示されない通常の地図表示モード等が挙げられる。なお、表示モードとしては、その他、地図のみを表示させる通常表示モードや、他の情報(例えば、渋滞状況や混雑状況等)を重畳させるモードが選択可能であってもよい。
地図取得部133は、地図要求情報に基づいて、基準位置を中心とした地図情報を取得する。つまり、視聴ユーザが指定する基準位置を中心とした所定距離範囲以内の地図を地図DB121から読み出す。
情報送信部134は、本発明のルート提示部としても機能し、地図要求情報に含まれる表示モードに対応する情報を、地図取得部133により読み出された地図に重畳させて視聴端末20Bに送信し、視聴端末20Bの表示部23に当該地図を表示させる。
例えば、表示モードとして配信位置表示モードが選択されている場合、地図上に、現在動画が配信されている位置(ライブ配信が行われている位置)、または、過去に動画が配信された位置が、地図情報に重ねて表示されるように、視聴端末20Bに地図情報を送信する。ライブ配信が行われている撮影位置と、過去に動画が撮影された位置とは、切り替え可能に表示されてもよい。例えば、地図上にライブ配信表示ボタン、過去動画表示ボタンを配置し、ユーザにより当該ボタンが選択されるようにしてもよい。この場合、ライブ表示ボタンが選択されることで、ライブ配信の撮影位置が地図上に表示され、ライブ表示ボタンの選択が解除されることで、ライブ配信の撮影位置が地図上から非表示となる。同様に、過去動画表示ボタンが選択されることで、過去動画の撮影位置が地図上に表示され、過去動画表示ボタンの選択が解除されることで、過去動画の撮影位置が地図上から非表示となる。
また、情報送信部134は、表示モードとしてルート表示モードが選択されている場合、地図上に、ルートコンテンツの一覧画面と、ルートコンテンツのルートを表示させる。なお、現在ライブ配信中の動画であって、配信ユーザが移動してライブリポートを行っている場合では、そのライブリポートの移動経路を表示させてもよい。
情報受信部135は、視聴端末20Bから送信される各種情報を受信する。例えば、視聴端末20Bは、視聴端末20Bから受信する情報として、各種地図に対するアクション情報、視聴ユーザが視聴する動画に対して入力したコメント情報等が挙げられる。すなわち、情報受信部135は、本発明のコメント受信部としても機能する。
地図に対するアクション情報としては、地図上のアイコンが選択された場合の要求情報が挙げられる。例えば、本実施形態では、表示モードとして配信位置表示モードが選択されている場合、視聴端末20Bの表示部23(図1参照)に、動画の撮影位置を示す配信位置アイコンを重畳された地図を表示する。この際、視聴ユーザが地図に表示された配信位置アイコンを選択することで、視聴端末20Bは、選択された配信位置アイコンに対応する動画の再生を要求する旨の動画再生要求を前記アクション情報として情報処理サーバ10に返す。
また、表示モードとしてルート表示モードが選択されている場合では、視聴端末20Bの表示部23に、ルートが重畳された地図が表示される。そして、視聴ユーザがいずれかのルートを選択することで、視聴端末20Bは選択されたルートに沿ったナビゲーションを要求するナビゲーション要求を前記アクション情報として情報処理サーバ10に返す。すなわち、情報受信部135は、本発明の案内要求受信部としても機能する。
動画配信部136は、情報受信部135により動画再生要求を受信した場合に、視聴端末20Bに対応する動画を配信する。
ルートコンテンツ取得部137は、ルートコンテンツをユーザ端末20から取得する。
例えば、動画の配信ユーザがライブ配信(ライブリポート)を行った場合、ルートコンテンツ取得部137は、動画コンテンツに含まれる撮影位置の履歴(移動履歴)に基づいて、配信ユーザのルートを特定する。また、ルートコンテンツ取得部137は、配信された動画をルート紹介情報とし、ルートコンテンツを登録する。
なお、本実施形態では、ライブ配信において配信ユーザが移動したルートに関するルートコンテンツを取得する例を示すが、これに限定されない。例えば、配信ユーザが、ライブ配信とは別にルートコンテンツを情報処理サーバ10に提供してもよく、この場合、ルートコンテンツに、ライブ配信時の動画が関連付けられていなくてもよい。
ルート編集部138は、配信ユーザによるルートコンテンツの編集操作を受け付けて、ルートコンテンツを編集する。例えばライブ配信により登録された動画コンテンツを、配信ユーザがライブ配信後にルートコンテンツを編集して、ライブ配信時に立ち寄ったスポットの位置をルートから指定したり、当該スポットに関する地点紹介情報を登録したりする。
ルート条件取得部139は、ルート表示モードにおけるルートコンテンツを表示させる際の条件を視聴端末20Bから取得する。当該条件としては、例えば、表示させるルートコンテンツのルートの位置や地域、ルートの目的(例えば、食べ歩きコース、散歩コース、デートコース等)、ルートコンテンツを作成した配信ユーザ(ライブ配信を行った配信ユーザ)等が含まれる。また、ルート条件取得部139は、視聴ユーザのユーザ情報から、ユーザ属性情報を取得する。
表示ルート選択部140は、取得したルート条件に基づいて、条件に合ったルートコンテンツを選択する。例えば、表示ルート選択部140は、取得したルート条件に対する各ルートコンテンツのスコア(一致度)を算出し、スコアが高い順に所定数のルートコンテンツを選択する。
ユーザ位置検出部141は、ルートコンテンツを選択した視聴ユーザの位置、つまり、視聴端末20Bの位置検出センサー24により検出されるユーザの現在位置を取得する。
移動案内部142は、視聴端末20Bに、ルートコンテンツのルートに沿った移動を案内(ナビゲーション)する。ナビゲーションの方法は、従来のナビゲーション技術を利用でき、例えば、移動案内部142は、視聴端末20Bの表示部23に、視聴ユーザの現在位置と移動方向を表示させ、ルートコンテンツのルートの出発地点までを案内する。また、現在位置がコンテンツルートの出発地に到達すると、当該ルートに沿った移動を案内する。
地点案内出力部143は、視聴ユーザの現在位置が、ルートコンテンツにおける地点紹介情報が登録されている地点の近傍となった場合に、視聴端末20Bの表示部23に表示されている地図に、地点紹介情報を表示させる。すなわち、本実施形態では、視聴ユーザが、配信ユーザが地点紹介情報を設定した地点の近くに移動するまで、当該地点紹介情報は非表示となっており、視聴ユーザが近接することで、初めてその内容が表示されるようになる。
送金処理部144は、地点紹介情報として表示された投銭アイコンを視聴ユーザが選択した場合に、視聴ユーザから配信ユーザに対して所定の金額の報酬を支払う送金処理を実施する。例えば、本実施形態では、視聴端末20Bに電子マネーによるキャッシュレス決済処理を実施する電子決済アプリケーションが導入されている場合に、送金処理部144は、当該電子決済アプリケーションに、配信ユーザが指定した支払先への報酬の支払いを促す。
[ユーザ端末20の構成]
ユーザ端末20は、視聴ユーザまたは配信ユーザが保有するコンピュータであり、一般的なコンピュータが有する基本的な構成を有する。すなわち、ユーザ端末20は、図1に示すように、端末通信部21、入力操作部22、表示部23、位置検出センサー24(位置検出部)、撮像部25、端末記憶部26、及び端末制御部27等を備えて構成されている。
端末通信部21は、情報処理サーバ10等の外部機器とインターネットを介して通信する。
入力操作部22は、ユーザからの入力操作を受け付けて、端末制御部27に入力する。入力操作部22としては、例えば表示部23を構成するディスプレイと一体的に構成されたタッチパネル、ユーザ端末20に設けられ操作ボタン、ユーザ端末20に接続されたキーボードやマウス等の入力デバイスを例示することができる。
表示部23は、情報を表示させるディスプレイであり、端末制御部27の制御により、様々な情報を表示させる。
位置検出センサー24は、例えばGPS装置等により構成されており、ユーザ端末20の位置を検出する。
撮像部25は、ユーザの操作に基づいて、静止画像を撮像したり、動画を撮影したりするイメージセンサーである。
端末記憶部26は、ユーザ端末20を制御する各種プログラムや、各種データを記録する。各種プログラムとしては、例えば、インターネット上に公開するコンテンツを閲覧するウェブブラウザ、ユーザの現在位置に基づいた経路案内を行うナビゲーションアプリケーション、撮像部25を用いて動画撮影を行って配信する動画配信アプリケーション、電子マネーによるキャッシュレス決済処理を実施する電子決済アプリケーション等のソフトウェアを挙げることができる。
端末制御部27は、端末記憶部26に記憶された各種プログラムを実行することで、各種処理を実施する。
例えば、本実施形態では、端末制御部27は、情報処理サーバ10がインターネット上に公開する地図表示コンテンツにアクセスして、表示部23に地図やルートを表示させる。また、端末制御部27は、位置検出センサー24によってユーザの位置を検出して情報処理サーバ10に送信する。また、端末制御部27は、動画配信アプリケーションの実行により、撮像部25を制御して動画を撮影し、位置検出センサー24により検出された位置情報(撮影位置)を撮影した動画に関連付ける。
[情報処理システムによる情報処理方法]
次に、上記のような情報処理システム1における情報処理サーバ10の動作について説明する。
[動画配信方法]
まず、本実施形態の情報処理システム1による動画配信方法に説明する。
図3は、動画配信方法における配信動画の取得処理を示すフローチャートである。
本実施形態では、配信ユーザが、移動しながらリアルタイムでストリーミング方式により動画を配信するライブ配信(ライブリポート)を行った際の動作について説明する。
配信ユーザが配信端末20Aを操作して、動画配信アプリケーションを実行し、リアルタイムで動画を配信するライブ配信を情報処理サーバ10に通知する(ステップS201)。
ライブ配信は、配信日時を事前に情報処理サーバ10に予約しておき、情報処理サーバ10は予約した時刻からの配信端末20Aからの動画配信を受け付けるようにしてもよく、配信日時を予約せずに、配信端末20Aからの動画配信を受け付けるようにしてもよい。
配信端末20Aにおいて、ライブ配信が開始されると、配信端末20Aの位置検出センサー24は現在位置を撮影位置として検出して情報処理サーバ10に送信する(ステップS202)。この位置検出センサー24による位置検出は、ライブ配信の間継続して実施され、例えば5秒間隔等の所定の周期で実施される。ライブ配信期間において、例えば、配信者が公共交通機関を利用する場合等では、動画撮影を中断されることがあるが、ライブ配信が継続されている間は、動画撮影が中断していても位置検出センサー24による位置検出は継続され、情報処理サーバ10に送信される。
また、ライブ配信期間において、配信ユーザにより配信端末20Aの撮像部25が起動されると、配信端末20Aは、撮像部25により撮影される動画を情報処理サーバ10に送信する(ステップS203)。なお、ここで述べる動画は、配信端末20Aに設けられたマイクにより取得された音声を含むものである。
ライブ配信中では、配信端末20Aにおいて配信中の動画が表示部23に表示される。このため、視聴ユーザが入力したコメントも配信端末20Aに表示され、配信ユーザが確認することができる。
また、ライブ配信を行う配信端末20Aでは、配信ユーザが適宜設定入力を行うことで、ライブ配信中の動画の自動編集を行うことも可能となる。例えば、配信端末20Aは、動画内の所定の人物の顔を配信ユーザがタップすることで、タップされた顔を自動で認識し、タップされていない配信ユーザ以外の人物の顔に自動でモザイク処理を掛けてもよい。この際、配信ユーザが新たに特定の人の顔をタップすることで、当該特定の人に対してモザイクを解除してもよい。このような処理は、公知の顔認識処理により実現することができる。
一方、情報処理サーバ10の動画取得部131は、配信端末20Aでライブ配信が開始されると、配信端末20Aから動画及び位置情報(撮影位置)を受信し、動画DB122に、受信した動画と撮影位置とを含む動画コンテンツを記録する(ステップS101)。
なお、配信端末20Aから、事前にライブ配信の開始日時の予約が送信されている場合は、動画DB122に、予め動画コンテンツを事前登録しておいてもよい。事前登録された動画コンテンツは、動画及び位置情報は空であり、データが記録されておらず、配置ユーザのユーザIDのみが関連付けられている。なお、配信ユーザがライブ配信の予約時に動画紹介情報を同時に送信してもよく、この場合は、事前登録された録画コンテンツに、動画紹介情報のみが記録される。そして、予約された開始日時になり、動画取得部131が、配信端末20Aから動画及び位置情報を受信すると、事前登録した動画コンテンツにその動画及び位置情報を記録する。
また、ルートコンテンツ取得部137は、撮影位置の移動を検出した場合に、撮影位置情報からルートを特定し、ライブ配信中の動画コンテンツに対応するルートコンテンツを作成してルートDB123に記録する(ステップS102)。つまり、ライブ配信の動画コンテンツの撮影位置情報には、時系列に沿った撮影位置が蓄積されるので、当該撮影位置の履歴に基づいて、配信者の移動したルートを特定することができる。
また、事前にライブ配信が予約されている場合には、事前に動画紹介情報とともにライブ配信の予約が登録されている場合では、ルート紹介情報として当該動画紹介情報を登録する。
なお、ライブ配信が終了した後の処理については後述する。
次に、視聴ユーザが動画を視聴する場合における視聴端末20B及び情報処理サーバ10の動作について説明する。
図4は、動画配信方法における配信位置地図の表示処理を示すフローチャートである。
視聴ユーザが、地図(動画の配信位置を示す地図や、ルートコンテンツを示す地図)を確認する場合、視聴ユーザは、視聴端末20Bを操作して、情報処理サーバ10が公開する地図表示コンテンツにアクセスする。地図表示コンテンツは、視聴端末20Bにおいて、ウェブブラウザを用いて閲覧されてもよく、専用の地図表示アプリケーションを実行することで、閲覧されてもよい。
視聴端末20Bが地図表示コンテンツにアクセスすると、情報処理サーバ10は、視聴端末20Bに対して、基準位置の送信を要求する(ステップS111)。この基準位置は、視聴端末20Bで地図を表示させる際の中心位置であり、視聴ユーザが適宜設定することができる。例えば、デフォルト設定として視聴ユーザの現在位置が設定されていてもよく、視聴ユーザの居所や職場が設定されていてもよく、前回表示させた地図の中心位置が設定されていてもよい。
これにより、視聴端末20Bは、設定されている基準位置を含む地図の表示を要求する地図要求情報を情報処理サーバ10に返す(ステップS311)。例えば、デフォルト設定として、視聴ユーザの現在位置が設定されている場合、視聴端末20Bは、位置検出センサー24により現在位置を検出して、当該位置を含む地図要求情報を情報処理サーバ10に返す。
情報処理サーバ10の地図要求取得部132が、視聴端末20Bから基準位置を含む地図要求情報を受信すると(ステップS112)、地図取得部133は、基準位置を中心とした地図情報を、地図DB121から読み出す(ステップS113:地図取得ステップ)。なお、取得する地図の範囲は、基準位置から予め設定された距離範囲内であればよい。
そして、情報送信部134は、読み出した地図を視聴端末20Bに送信する(ステップS114)。
視聴端末20Bは、情報処理サーバ10から地図情報を受信すると、表示部23に表示させる(ステップS312)。
図5は、視聴端末20Bの表示部23に表示される通常地図の一例である。
図5に示す通常地図30の例では、地図上に、視聴ユーザの現在位置及び進行方向を示すユーザ位置アイコン31が表示される。また、通常地図30の画面下方には、コントロール欄32が表示される。コントロール欄32には、例えば、地図上の所定の地点や施設を検索するための検索欄321、各種設定を変更するための設定アイコン322、レイヤーを変更するためのレイヤーアイコン323等が設けられている。
なお、図5に示す例は、視聴端末20Bにおいて、最初に表示させる地図が通常地図30に設定されている場合の例であるが、視聴ユーザによる設定入力により、初期に表示させるレイヤーが設定されている場合、後述する配信位置地図30Aや、ルート一覧表示画面30Bを表示させてもよい。
視聴ユーザは、設定アイコン322を選択することで、地図表示に係る各種設定を行うことができる。例えば、各種設定として、初期に表示させる地図の表示モードを指定したり、基準位置を変更したり、地図の縮尺を変更したり、さらには、情報処理サーバ10に登録されているユーザ情報を更新したりすることができる。
レイヤーアイコン323は、地図に重畳して表示させる情報を切り替えるアイコンであり、本実施形態では、レイヤーアイコン323を選択することで、表示モードを、配信位置表示モードと、ルート表示モードとに切り替えることができる。
視聴端末20Bにおいて、表示モードとして、配信位置表示モードが選択される旨が入力されると(ステップS313)、視聴端末20Bから配信位置地図30A(図6参照)の表示を要求する要求信号が送信される。配信位置表示モードは、基準位置を中心とした地図内に、ライブ配信により動画を配信している配信ユーザがいる場合に、その位置を表示させる表示モードである。
これにより、情報処理サーバ10の情報送信部134は、動画DB122から地図情報に表示させる動画コンテンツを選択する。具体的には、情報送信部134は、ライブ配信フラグとして現在ライブ配信中である旨が記録され、かつ、撮影位置が、基準位置を中心とした地図情報(視聴端末20Bの表示部23で表示中の地図)に含まれる動画コンテンツを選択する(ステップS115)。
そして、情報送信部134は、選択された動画コンテンツの動画の撮影位置を示した配信位置地図30Aを視聴端末20Bに送信する(ステップS116)。
図6は、配信位置アイコン33が表示された配信位置地図30Aの一例を示す図である。
配信位置地図30Aは、図6のように、通常地図30に対して、ライブ配信中の動画の撮影位置を示す配信位置アイコン33を重畳させた地図である。
ここで、ライブ配信として、ライブリポートを行っている場合等では、配信ユーザが移動する。この場合、情報送信部134は、動画コンテンツに記録される最新の撮影位置、つまり、配信ユーザが現在ライブ配信を行っている位置に配信位置アイコン33を配置する。また、配信ユーザがライブ配信において移動したルート331をさらに表示させてもよい。この場合、ライブ配信が特定の位置に留まって撮影されているものであるか、ライブリポートのように、街中などを移動しながら撮影を行っているものであるかが容易に分かるようになる。
また、配信ユーザが移動している場合、ルート331に対してコメントアイコン34を表示させてもよい。コメントアイコン34は、配信ユーザがその位置で撮影した際に地点紹介情報(コメント)を入力したことを示すアイコンである。
ステップS116により、視聴端末20Bは、表示部23に配信位置地図30Aを表示する(ステップS314)。これにより、視聴ユーザは、現在表示されている地図において、ライブ配信が実施されているか否かを確認でき、かつ、そのライブ配信の位置も確認できる。
配信位置地図30Aにおいて、視聴ユーザが、配信位置アイコン33を選択すると、視聴端末20Bは、当該配信位置アイコン33に対応する動画コンテンツの動画を視聴する旨の動画選択情報を情報処理サーバ10に送信する(ステップS315)。
これにより、情報処理サーバ10の動画配信部136は、視聴端末20Bに対して、対象となる動画コンテンツの動画(ライブ配信動画)を送信する(ステップS117)。
視聴端末20Bは、情報処理サーバ10から動画が送信されると、ライブ配信中の動画を再生する(ステップS316)。動画は、配信位置地図30Aとは別窓にて表示されてもよく、配信位置地図30Aの一部に動画を表示させてもよい。配信位置地図30Aの一部に動画を表示させることで、ライブ配信中の動画を視聴しつつ、配信ユーザの位置や移動ルートを確認することができる。
視聴端末20Bで動画が再生されている間、視聴ユーザは、任意のタイミングで動画に対するコメントを送信することができる。
視聴ユーザがコメントを入力すると、視聴端末20Bは、情報処理サーバ10に対して入力されたコメントを送信する(ステップS317)。
情報処理サーバ10は、情報受信部135によりコメントを受信すると、コメントを受信した日時とともに、当該コメントを動画コンテンツの動画紹介情報に記録する。また、動画配信部136は、ライブ配信中の動画に当該コメントを挿入する(ステップS118)。
コメントの挿入方法は特に限定されず、動画内で、例えば右方向から左方向に向かってコメントをスクロールさせ、左側端部からフェードアウトさせてもよく、動画と並列してコメント表示欄を設け、コメント欄に入力されたコメントを表示させてもよく、その他の表示方法であってもよい。また、ユーザ端末20の設定により、コメントの表示方法を選択できるようにしてもよい。
本実施形態では、ライブ配信中の動画を視聴する視聴ユーザは、配信を行っている位置(撮影位置)も配信位置地図30Aにより容易に把握できる。したがって、動画の内容に加え、配信ユーザが現在いる位置に対するコメントも送信することができる。例えば、「その店の近くに美味しいアイスクリーム屋があるよ」などといった、撮影位置に対するコメントを入力することができ、配信ユーザと視聴ユーザとの間でインタラクティブな対話を実現することも可能となる。
[ルートコンテンツ登録処理]
次に、配信ユーザがライブ配信を行った後の、ルートコンテンツの登録処理について説明する。
図3に戻り、配信ユーザは、ライブ配信を終了する場合、配信端末20Aにおいて、ライブ配信を終了する旨の入力を行う。これにより、配信端末20Aによるライブ配信の動画撮影が終了され、ライブ配信を終了する旨の終了通知が情報処理サーバ10に送信される(ステップS204)。この際、配信ユーザは、ライブ配信の動画に関する紹介情報を入力してもよい。
情報処理サーバ10は、配信端末20Aから終了通知を受信すると、ライブ配信動画のリアルタイムでの配信を終了する(ステップS103)。
また、ルートコンテンツ取得部137は、ステップS102によるルート検出、及びルートコンテンツへのルート登録を終了させる。
この後、ルート編集部138は、配信端末20Aにルート紹介情報の編集を要求する編集要求を送信する(ステップS104)。
配信端末20Aは、編集要求を受信すると、配信ユーザに対して、ルート紹介情報の編集を促す。
例えば、編集要求には編集用コンテンツが含まれ、配信端末20Aの表示部23に表示された編集用コンテンツに対して配信ユーザが操作を行うことでルートの編集が可能となる。
配信ユーザにより編集される内容としては、例えば、配信ユーザがライブ配信中に立ち寄った各地点に関する地点紹介情報の入力が挙げられる。
例えば、編集用コンテンツにおいて、ライブ配信で移動したルートを地図情報に重畳させて表示させ、地点紹介情報を設定する各地点の設定を促す。配信ユーザは、例えば、ルート上の所定位置を選択(例えばタップ操作等)することで、地点紹介情報を設定する地点を設定できる。なお、各地点としては、情報処理サーバ10が、撮影位置の履歴に基づいて、所定時間の間、撮影位置が移動していない地点を自動で検出してもよい。
また、例えば、設定した地点を選択(例えばダブルタップ操作等)することで、地点紹介情報の入力画面を表示させ、当該地点に対するコメントの入力が可能となる。また、配信ユーザは、地点紹介情報として、投銭の設定の有無を設定してもよい。
さらに、上記では、ライブ配信後に、配信ユーザが地点紹介情報を編集する例を挙げたが、ライブ配信中に、配信ユーザが地点に対するコメント(地点紹介情報)を登録してもよい。例えば、配信ユーザが配信中の動画で所定の撮影時間に、所定の記号を付与したコメントをする。所定の記号としては、ハッシュタグ等が利用でき、例えば、「#▽△食堂 30年変わらない秘伝のたれ」とのコメントを入力する。この場合、情報処理サーバ10は、当該コメントが入力された時点での撮影位置を地点として登録するとともに、入力されたコメントを地点紹介情報として登録する。
また、編集内容として、配信ユーザによるルートの一部を切り取る操作や、ルートを複数に分割する操作も受け付ける。例えば、配信ユーザが、出発地点から、所定の散策コースに移動して、ライブ配信を行った場合に、出発地点から散策コースまでの移動ルートを削除し、散策コースのみのルートを切り取る操作を行ってもよい。また、配信ユーザが、第一の散策コースと、第二の散策コースをライブ配信等で紹介した場合に、第一の散策コースに関するルートコンテンツと、第二の散策コースに関するルートコンテンツとの2つに分割する操作を受け付けてもよい。
配信ユーザによる上記のような編集操作が入力されると、入力された編集内容が、配信端末20Aから情報処理サーバ10に送信される(ステップS205)。
ルート編集部138は、ステップS205により送信された編集内容を受信すると、編集内容に基づいてルートコンテンツを編集して更新する(ステップS105)。
例えば、編集内容に地点紹介情報の追加がある場合、当該地点紹介情報をルート紹介情報の1つとして記録する。また、ルート編集部138は、ルートの切り出しを行う旨の編集内容を受信している場合、ルートコンテンツに登録されたルートを編集する。さらに、ルート編集部138は、ルートの分割を行う旨の編集内容を受信している場合、新たにルートコンテンツを生成してルートDB123に登録する。この場合、新たに登録したルートコンテンツに対して、ステップS104を実施して、配信端末20Aに再度編集要求を送信してもよい。
以上により、ルートDB123にルートコンテンツが登録される。
[ルートコンテンツの案内]
次に、情報処理サーバ10によるルートコンテンツの案内処理について説明する。
図7は、ルートコンテンツの案内処理におけるルートコンテンツ配信方法のフローチャートである。
視聴端末20Bは、表示部23に通常地図30または配信位置地図30Aが表示されている時に、視聴ユーザの操作によって、表示モードとしてルート表示モードが選択されると(ステップS331)、情報処理サーバ10にルート一覧の送信要求を送信する(ステップS332)。この際、視聴端末20Bは、表示するルートコンテンツの条件を入力する条件入力欄を別途表示させ、視聴ユーザにルート条件の入力を促してもよい。ユーザによりルート条件が入力されると、ルート一覧の送信要求とともに、当該ルート条件も情報処理サーバ10に送信される。
情報処理サーバ10の情報受信部135がルート一覧の送信要求を受信すると、ルート条件取得部139は、ルートコンテンツを選択するためのルート条件を取得する(ステップS131)。ルート一覧の送信要求とともに視聴ユーザにより入力されたルート条件が送信されている場合、当該ルート条件を取得する。また、ルート条件取得部139は、視聴ユーザに対応するユーザ情報をユーザDB124から読み出し、当該ユーザ情報のユーザ属性情報をルート条件として取得する。視聴ユーザによりルート条件が入力されていない場合は、視聴端末20Bの表示部23で表示されている地図にルートの少なくとも一部が含まれるルートをルート条件とする。
表示ルート選択部140は、ステップS131で取得したルート条件に基づいて、ルートコンテンツを選択する(ステップS132)。
例えば、表示ルート選択部140は、視聴ユーザによりルートの地域が指定されている場合は、ルートDB123から当該地域にルートの少なくとも一部が含まれるルートコンテンツを抽出する。視聴ユーザによりルートの地域が指定されていない場合、視聴端末20Bの表示部23で表示されている地図にルートの少なくとも一部が含まれるルートコンテンツを抽出する。そして、表示ルート選択部140は、その他のルート条件やユーザ属性情報と、抽出したルートコンテンツのルート紹介情報とに基づいて、各ルートコンテンツと視聴ユーザとの一致度を示すスコアを算出し、スコアが高い順に所定数のルートコンテンツを選択する。
なお、スコアの算出方法は、特に限定されず、例えばウェブ検索等の検索処理で通常実施されている公知のキーワードを用いたスコア算出を用いることができる。
そして、情報送信部134は、ステップS132で選択されたルートコンテンツの一覧と、各ルートコンテンツとを含むルート一覧情報を視聴端末20Bに送信する(ステップS133:ルート提示ステップ)。
視聴端末20Bは、ルート一覧情報を受信すると、ルートコンテンツの一覧を表示部23に表示させる(ステップS333)。
図8は、ルートコンテンツの一覧表示を示すルート一覧表示画面30Bの一例である。
図8の例では各ルートコンテンツに含まれるルート紹介情報のサムネイル35が左右方向に配置され、中央に配置されるサムネイル35のルートコンテンツに対するルート36が地図上に重畳して表示される。中央に表示されるルートコンテンツのサムネイル35は例えば左右方向へのフリック操作によって切り替えることができ、これに伴い、地図に重畳されて表示されるルート36も切り替わる。
なお、本実施形態では、ステップS102により、ライブ配信中の動画に関するルートもルートコンテンツとして登録されるため、当該ルート一覧表示画面30Bには、ライブ配信中のルートコンテンツも表示される。ライブ配信中のルートコンテンツに関しては、例えば、ライブ配信中である旨を示すライブアイコン351をサムネイル35内に表示させる。
視聴ユーザがライブアイコン351を選択した場合に、ステップS315の処理を実施してもよい。つまり、視聴端末20Bは、選択されたライブアイコン351に対応する動画選択情報を情報処理サーバ10に送信し、これにより、情報処理サーバ10の動画配信部136は、視聴端末20Bに対して、ライブ配信中の動画を送信する。送信された動画は、例えば、ルート一覧表示画面30Bのサムネイル35に替えて再生されてもよい。
また、ルート36には、配信ユーザにより設定された地点紹介情報の各地点を示す、コメントアイコン34が配置される。これにより、配信ユーザがルートにおける見所として設定した地点を、視聴ユーザが容易に確認できる。
なお、図8はルート一覧の表示方法の一例であり、これに限定されるものではない。例えば、複数のルートコンテンツのサムネイルを表示部23の画面内に収まるように並列させてもよい。この場合、視聴ユーザによっていずれか1つが選択されると、選択されたサムネイルに対応するルートが表示されるようにしてもよい。
或いは、複数のルートコンテンツのルートを、地図上に同時に表示させてもよい。この場合、各ルートの表示色を変更することで、ルートコンテンツを区別してもよい。
次に、視聴ユーザによりルートコンテンツが選択された場合の動作を説明する。
視聴ユーザが、ルート一覧表示画面30Bにおいて、1つのルートコンテンツを選択すると、視聴端末20Bから情報処理サーバ10に詳細要求情報が送信される(ステップS334)。これにより、情報処理サーバ10は、選択したルートコンテンツの詳細情報を示すルート詳細地図30C(図9参照)を視聴端末20Bに送信し(ステップS134)、視聴端末20Bは、受信したルート詳細地図30Cを表示部23に表示させる(ステップS335)。
図9は、ルート詳細地図30Cの一例を示す図である。
ルート詳細地図30Cは、図9に示すように、地図情報にルート36とコメントアイコン34とを重畳させた地図であり、ルート36として、ルート全体(スタート地点からゴール地点まで)が表示される。
ルート詳細地図30Cの一部(例えば画面下方)には、ルートを紹介するルート紹介欄37が表示される。
また、ルート詳細地図30Cには、戻りアイコン38、ナビアイコン39がさらに表示される。図9では、これらの戻りアイコン38、ナビアイコン39が、ルート紹介欄37に表示される例を示すが、その他の位置に配置されていてもよい。
戻りアイコン38は、視聴ユーザにより選択された場合に、ルート一覧表示画面30Bに戻るアイコンである。
ナビアイコン39は、視聴ユーザにより選択された場合に、ルート36に沿った移動を案内(ナビゲーション)するためのアイコンである。
なお、本実施形態では、コメントアイコン34は、配信ユーザが入力したコメントの地点のみを示しており、前述したルート一覧表示画面30Bにおいても、図9に示すルート詳細地図30Cにおいても、視聴ユーザは、この段階でそのコメント内容を知ることができない。
次に、ルート詳細地図30Cにおいて、ナビアイコン39が選択された場合のナビゲーション方法について説明する。
図10は、ナビゲーション方法を示すフローチャートである。
視聴端末20Bは、視聴ユーザによりナビアイコン39が選択されると、情報処理サーバ10に、当該ルートコンテンツのルートに沿った移動案内を要求する案内要求を送信する(ステップS341)。この案内要求には、視聴ユーザにより指定されたルートコンテンツを示す情報が含まれる。
情報処理サーバ10が案内要求を受信すると(案内要求受信ステップ)、ユーザ位置検出部141が、視聴ユーザの現在位置(ユーザ位置)を取得し、さらに、移動案内部142が、ユーザ位置からルートコンテンツのルートのスタート地点までの移動ルートを探索する(ステップS141)。なお、ユーザ位置検出部141によるユーザ位置の検出は、ユーザ位置がルートのゴール地点に到達するまで継続される。
そして、移動案内部142は、探索された移動ルートとルートコンテンツに含まれるルートとを含むナビ情報を視聴端末20Bに送信し(ステップS142)、ナビゲーション処理を開始する(ステップS143:移動案内ステップ)。また、視聴端末20Bでは、送信されたナビ情報に基づいて、表示部23にナビゲーション地図30D(図11参照)を表示させる(ステップS342)。
図11は、ナビゲーション地図30Dの一例を示す図である。
ナビゲーション地図30Dは、ルート詳細地図30Cと略同一であり、ルートコンテンツのルート36、ルート紹介欄37、戻りアイコン38等が表示され、さらに、視聴ユーザの現在位置を示すユーザ位置アイコン31が表示される。なお、図11の例では、ルート全体を表示しているが、ナビゲーション地図30Dは、任意の縮尺で表示されてもよい。また、図示は省略するが、視聴ユーザがルートコンテンツのルートに到達していない場合は、視聴ユーザの現在位置から当該ルートのスタート地点までの移動ルートが表示される。
ナビゲーション処理では、視聴端末20Bの位置検出センサー24が所定周期で継続して現在位置を検出して情報処理サーバ10に送信する。また、視聴端末20Bは、位置検出センサー24で検出される位置に基づいて、地図上のユーザ位置アイコン31を移動させる。なお、地図上のユーザ位置アイコン31の移動は、視聴ユーザの現在位置を継続して受信する情報処理サーバ10により実施され、ユーザ位置アイコン31が更新された地図情報(ナビゲーション地図30D)を視聴端末20Bに送信するようにしてもよい。
そして、情報処理サーバ10の地点案内出力部143は、視聴ユーザの現在位置が、地点紹介情報が登録された地点(コメントアイコン34の位置)から予め設定された距離まで近接したか否かを判断する(ステップS144)。
ステップS142でNOと判定される場合は、ナビゲーション処理を継続する。
ステップS142でYESと判定されると、地点案内出力部143は、視聴ユーザの位置から前記距離内の地点紹介情報を、視聴端末20Bに送信する(ステップS145)。
視聴端末20Bは、地点紹介情報を受信すると、ナビゲーション地図30D上の所定位置に表示させる(ステップS343)。
すなわち、本実施形態では、コメントアイコン34が、ナビゲーション地図30Dに表示されているが、視聴ユーザが当該コメントアイコン34に対応する位置に近接しなければ、コメントアイコン34のコメント内容を閲覧することができない。視聴ユーザが当該コメントアイコン34に対応する位置に近接することで、コメントアイコン34のコメント内容が閲覧可能となり、例えばポップアップ表示により、地点紹介情報に記録された当該コメントが表示される。
図12は、コメントが表示されたナビゲーション地図30Dの一例を示す図である。
視聴ユーザがコメントアイコン34に対応する地点に近接すると、コメントアイコン34の表示形態が変化する。例えば、閲覧できないコメントアイコン34は白色により表示され、コメントの閲覧が可能となったコメントアイコン34は濃い青色により表示される。
そして、視聴ユーザがコメントの閲覧が可能となったコメントアイコン34を選択することで、ルート紹介欄37に、情報処理サーバ10から送信された地点紹介情報に含まれるコメントの内容が表示される。また、地点紹介情報として、配信ユーザにより、投銭有が設定されている場合、投銭アイコン40が表示される。
また、地点紹介情報にサムネイル画像等が含まれる場合は、例えば図12に示すように、ポップアップ表示等により、地図の地点近傍に当該サムネイル画像41を表示させてもよい。
なお、図12では、ルート紹介欄37に地点紹介情報を表示させる例を示すが、別途コメント表示欄をポップアップ表示させ、コメント表示欄に地点紹介情報を表示してもよい。
ここで、視聴ユーザにより投銭アイコン40を選択された場合(ステップS344:YES)、視聴端末20Bは、投銭アイコン40が選択された旨の投銭情報を情報処理サーバ10に送信する(ステップS345)。
情報処理サーバ10の送金処理部144は、投銭情報を受信すると、所定の送金手段により、視聴ユーザから配信ユーザへの所定の報酬額の送金処理を実施する(ステップS146)。例えば、視聴端末20Bにおいて、電子決済アプリケーションがインストールされている場合、送金処理部144は、電子決済アプリケーションに、配信ユーザが指定する送金先に報酬額を送金する旨を指示してもよい。これにより、視聴端末20Bの電子決済アプリケーションは、配信ユーザが管理する口座等の支払先に対して、設定された額の報酬を送金する。電子決済アプリケーションがインストールされていない場合は、例えば、クレジットカード決済等を用いて課金処理を実施して、情報処理サーバ10の管理者が報酬額を受け取り、当該報酬額、またはシステム管理費を差し引いた額を配信ユーザが指定した支払先に支払うように処理されてもよい。
また、投銭により送金される報酬額は特に限定されず、予め設定された金額であってもよく、視聴ユーザが任意に設定してもよい。また、上記のように投銭の一部が情報処理システム1の管理費として情報処理サーバ10の管理者に送金されてもよい。
そして、情報処理サーバ10は、視聴端末20Bから送信される位置情報が、ルートのゴール地点に到達すると(ステップS147:YES)、視聴端末20Bにナビ終了通知を送信して(ステップS148)、ナビゲーション処理を終了させる。ゴール地点に到達しない場合(ステップS147:NO)は、ステップS143に戻ってナビゲーション処理を継続する。
また、視聴端末20Bは、情報処理サーバ10からナビ終了通知を受信した場合(ステップS346:YES)、ナビゲーション地図30Dの表示を終了させて、例えば、表示部23の表示を通常地図30等に切り替える。ナビ終了通知を受信していない場合(ステップS346:NO)、ステップS342に戻り、ナビゲーション地図30Dの表示を継続する。
[本実施形態の作用効果]
本実施形態の情報処理サーバ10は、記憶部12に記録された動画配信プログラムを読み込み実行することで、ユーザ位置検出部141、情報送信部134,情報受信部135、地図取得部133、及び移動案内部142として機能する。
ユーザ位置検出部141は、視聴ユーザの現在位置を検出する。
情報送信部134は、ルート提示部として機能し、複数のルートコンテンツを視聴端末20Bに送信する。
情報受信部135は、案内要求受信部として機能し、視聴端末20Bから、複数のルートコンテンツのうちのいずれかを選択し、かつ当該ルートコンテンツのルートに沿った移動案内を要求する旨の案内要求を取得する。
地図取得部133は、視聴ユーザの現在位置(ユーザ位置)を中心とした地図情報を取得する。
移動案内部142は、ユーザ位置と、ルートコンテンツのルートとをナビゲーション地図30D上に表示させ、ルートに沿った視聴ユーザの移動を案内する。
このような本実施形態の情報処理サーバ10では、配信ユーザが提供する、複数の地点に沿ったルートコンテンツに沿った、視聴ユーザの移動を案内(ナビゲート)することができる。したがって、視聴ユーザは、所定のテーマに沿った地点を自ら選択して、これらの地点を経由するルートを自分で設定する手間が省ける。また、視聴ユーザは、お気に入りの動画配信ユーザが公開した動画やライブ配信動画の移動ルートを追体験することができる。
本実施形態では、地点紹介情報は、当該地点に対する配信ユーザのコメントを含む。そして、情報処理サーバ10の制御部13は、ユーザ位置が地点から所定距離まで近づくと、当該地点に関する配信ユーザのコメントを含む地点紹介情報を表示させる地点案内出力部143として機能する。
このように、本実施形態では、視聴ユーザが地点に近づくまで当該地点に関するコメントが表示されない。これにより、視聴ユーザに、ルートコンテンツを用いたルートに沿った移動を促すことができる。特に、ルートコンテンツの配信ユーザが著名人である場合や、視聴ユーザのお気に入りである場合等では、視聴ユーザは、配信ユーザのコメント内容を閲覧したいと望む傾向がある。このため、ルートコンテンツを利用して移動案内を実施した視聴ユーザしか閲覧することができないコメントを設けることで、情報処理システム1の利用を促進させることができる。
さらに本実施形態では、地点案内出力部143は、地点紹介情報として、投銭有が設定されている場合に、コメントとともに投銭アイコン40を表示させる。そして、情報処理サーバ10の制御部13は、送金処理部144としても機能し、視聴ユーザが投銭アイコン40を選択することで、予め設定された決済方式により視聴ユーザから配信ユーザに所定の報酬額を送金させる。
これにより、視聴ユーザは、地点案内情報として登録した地点や、配信ユーザのコメントを気に入った場合に、投銭を行うことができる。これにより、ルートコンテンツを作成する配信ユーザのモチベーションの向上を図ることができ、より良いルートコンテンツの収集効率を上げることができる。
この際、送金処理部144は、視聴端末20Bにインストールされた電子決済アプリケーションに対して、配信ユーザが指定する支払先に投銭を送金させるように処理してもよい。
このような電子決済アプリケーションを用いたキャッシュレス決済は、例えばクレジットカードを用いた決済処理や、銀行振込を利用した送金処理に比べて、手間を要することがなく、ルートコンテンツに沿った移動を楽しむ視聴ユーザに煩わしさを感じさせることがない。よって、視聴ユーザは、より手軽に投銭を利用した送金を行うことができる。
[変形例]
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で、以下に示される変形をも含むものである。
[変形例1]
例えば、上記実施形態では、地点紹介情報として、配信ユーザのコメント、及び投銭アイコン40を表示させたが、さらに、当該地点紹介情報に対応する地点に訪れた視聴ユーザに対して所定の特典を付与してもよい。この場合、情報処理サーバ10の制御部13は、特典付与部としても機能させる。
具体例を挙げると、ルートコンテンツを閲覧した企業や店舗が、地点紹介情報が登録された地点に対して、特典を付与する契約を行ってもよい。この場合、視聴ユーザが地点に近接した際に、ルート紹介欄37に、特典内容や特典を受ける条件などを表示する。例えば、特典を受けるための特典アイコンを配置し、視聴ユーザにより得点アイコンが選択された場合に、当該地点でのサービスの割引を受ける特典を付与してもよい。或いは、当該地点で、電子決済アプリケーションを用いたキャッシュレス決済を実施した場合に、所定金額の還元を受ける特典を付与してもよい。
[変形例2]
上記実施形態において、投銭アイコン40が選択されると、送金処理部144により、視聴ユーザから配信ユーザに対する送金処理が行われる例を示したが、送金額の一部がシステム利用料として、情報処理サーバ10を管理する管理者に支払われてもよい。
変形例1で示した特典においても同様であり、例えば、視聴ユーザが、電子決済アプリケーションを用いたキャッシュレス決済を実施した場合に、支払額のうちの第一金額を視聴ユーザに還元し、第二金額を情報処理サーバ10の管理者に支払ってもよく、さらに、第三金額を配信ユーザが指定する支払先に送金するようにしてもよい。
[変形例3]
上記実施形態において、移動案内部142によるナビゲーション処理は、視聴端末20Bのナビゲーション地図30Dのみに行われる例を示しているが、これに限定されない。例えば、通常のナビゲーションアプリケーションと同様、音声によりナビゲーションを補佐してもよい。
また、視聴ユーザがルートから外れた場合に、コンテンツのルートに復帰させるように、移動を案内させてもよい。ここで、通常のナビゲーション装置やナビゲーションアプリケーションでは、目的地または経由地に最短時間または最短距離で到着可能な経路が探索される。一方、上記実施形態の情報処理システム1では、ユーザ位置がルートから離れた場合に、ユーザ位置がルートから外れた地点に復帰するように移動を案内させることが好ましい。これにより、ルートの一部を体験できない不都合を抑制することができる。
1…情報処理システム、10…情報処理サーバ(ナビゲーション装置)、11…通信部、12…記憶部、13…制御部、20…ユーザ端末、20A…配信端末、20B…視聴端末、23…表示部、24…位置検出センサー、25…撮像部、30B…ルート一覧表示画面、30C…ルート詳細地図、30D…ナビゲーション地図、31…ユーザ位置アイコン、34…コメントアイコン、35…サムネイル、36…ルート、37…ルート紹介欄、39…ナビアイコン、40…投銭アイコン、41…サムネイル画像、132…地図要求取得部、133…地図取得部、134…情報送信部(ルート提示部)、135…情報受信部(案内要求受信部)、141…ユーザ位置検出部、142…移動案内部、143…地点案内出力部、144…送金処理部。

Claims (7)

  1. ユーザの現在位置であるユーザ位置を検出する現在位置検出部と、
    複数の地点を経由するルートと、各前記地点を紹介する地点紹介情報とを含む複数のルートコンテンツであって、動画の配信ユーザが複数の前記地点に移動しながら動画を撮影した際の撮影位置の履歴に基づいた前記ルートを含むルートコンテンツを前記ユーザが所有するユーザ端末に送信するルート提示部と、
    複数の前記ルートコンテンツのうちから前記ユーザによって選択されたルートコンテンツのルートに沿った移動案内を要求する旨の案内要求を前記ユーザ端末から取得する案内要求受信部と、
    前記ユーザ位置を中心とした地図情報を取得する地図取得部と、
    前記ユーザ位置に対応したユーザ位置アイコンと、前記案内要求により指定された前記ルートコンテンツの前記ルートとを前記地図情報に重畳して前記ユーザ端末の表示部に表示させ、前記現在位置検出部で検出される前記ユーザ位置の遷移に応じて前記ユーザ位置アイコンを前記地図上で移動させて前記ルートに沿った前記ユーザの移動を案内する移動案内部と、
    を備え
    前記移動案内部は、前記ユーザ位置が前記ルートコンテンツの前記ルートから外れた場合に、現在の前記ユーザ位置から、前記ルートコンテンツにおいて前記ユーザが外れた場所に復帰するように前記ユーザの移動を案内する、ナビゲーション装置。
  2. 前記地点紹介情報は、当該地点に対する前記ルートコンテンツの作成者のコメントを含み、
    前記ユーザ位置が前記地点から所定距離まで近づくと、前記地点に関する前記コメントを表示させる地点案内出力部をさらに備える、
    請求項1に記載のナビゲーション装置。
  3. 前記地点案内出力部は、前記コメントとともに、前記ルートコンテンツの作成者に対して、前記ユーザが所定金額の報酬を支払う旨の投銭アイコンを表示させ、
    前記ユーザにより前記投銭アイコンが選択されることで、予め設定された決済方式により前記ユーザから前記作成者への前記所定金額の送金を行う送金処理を実施する送金処理部を備える、
    請求項2に記載のナビゲーション装置。
  4. 前記送金処理部は、前記ユーザ端末にインストールされた電子決済アプリケーションに、前記所定金額の前記報酬を、前記作成者が指定した支払い先に送金させる、
    請求項3に記載のナビゲーション装置。
  5. 前記地点が店舗である場合、前記地点案内出力部は、前記コメントとともに、前記店舗での特典を付与する旨の特典アイコンを表示させ、
    前記ユーザにより前記特典アイコンが選択されることで、前記ユーザに特典を付与する特典付与部をさらに備える、
    請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のナビゲーション装置。
  6. コンピュータによりユーザの移動を案内するナビゲーション方法であって、
    前記コンピュータは、現在位置検出部、ルート提示部、案内要求受信部、地図取得部、及び、移動案内部を備え、
    前記現在位置検出部が、ユーザの現在位置であるユーザ位置を検出する現在位置検出ステップと、
    前記ルート提示部が、複数の地点を経由するルートと、各前記地点を紹介する地点紹介情報とを含む複数のルートコンテンツであって、動画の配信ユーザが複数の前記地点に移動しながら動画を撮影した際の撮影位置の履歴に基づいた前記ルートを含むルートコンテンツを前記ユーザが所有するユーザ端末に送信するルート提示ステップと、
    前記案内要求受信部が、複数の前記ルートコンテンツのうちから前記ユーザによって選択されたルートコンテンツのルートに沿った移動案内を要求する旨の案内要求を前記ユーザ端末から取得する案内要求受信ステップと、
    前記地図取得部が、前記ユーザ位置を中心とした地図情報を取得する地図取得ステップと、
    前記移動案内部が、前記ユーザ位置に対応したユーザ位置アイコンと、前記案内要求により指定された前記ルートコンテンツの前記ルートとを前記地図情報に重畳して前記ユーザ端末の表示部に表示させ、前記現在位置検出部で検出される前記ユーザ位置の遷移に応じて前記ユーザ位置アイコンを前記地図上で移動させて前記ルートに沿った前記ユーザの移動を案内する移動案内ステップと、を実施し、
    前記移動案内ステップでは、前記ユーザ位置が前記ルートコンテンツの前記ルートから外れた場合に、現在の前記ユーザ位置から、前記ルートコンテンツにおいて前記ユーザが外れた場所に復帰するように前記ユーザの移動を案内する、ナビゲーション方法。
  7. コンピュータに読み取り実行可能なナビゲーションプログラムであって、
    前記コンピュータを請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のナビゲーション装置として機能させる、ナビゲーションプログラム。
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