JP7419951B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本開示は、電力変換を行う電力変換装置に関する。
特許文献1には、車両搭載の電力変換装置であって、制御回路基板と、半導体ユニットと、これらを収容するケースとを備える電力変換装置が記載されている。ケースは、第1収容空間と第2収容空間とを仕切る仕切部を有する。第1収容空間には、制御回路基板が配されており、第2収容空間には半導体ユニットが配されている。制御回路基板は仕切部に締結されている。
特開2015-70682号公報
一般的に、ケースと制御回路基板とは、材質が異なるため、線膨張率も異なる。そのため、ケースと制御回路基板との変形量の差が生じ、仕切部に締結された制御回路基板がゆがむ恐れがある。
この事情に基づき、本開示の目的は、基板のゆがみを抑制できる電力変換装置を提供することである。
板状の基板と、電力変換をおこなう電力変換器と、基板および電力変換器を収容するケースと、を備え、ケースは、基板を収容する基板収容部、電力変換器を収容する変換器収容部、および基板収容部と変換器収容部とを仕切る仕切部を有し、基板は、少なくとも第1の締結部および第2の締結部によって基板収容部に締結され、基板と平行な方向をX方向とすると、基板収容部は変換器収容部よりもX方向の幅が大きく、X方向において、変換器収容部のうち対向する2つの面のうち一方の面よりも外側に第1の締結部が配置され、他方の面よりも外側に第2の締結部が配置され、第1の締結部および第2の締結部はX方向に並ぶ、電力変換装置。
本開示と反して、X方向において、変換器収容部のうち対向する2つの面よりも内側に締結部が位置する場合を考える。この場合、たとえば基板が変形した際、基板の変形に即してケースが変形するには、基板収容部に加え、変換器収容部も変形する必要がある。一方、本開示における電力変換装置は、X方向において、変換器収容部のうち対向する2つの面よりも外側に、締結部が位置する。そのため、基板が変形した際、基板収容部のみが変形すればよい。よって、線膨張率が異なる基板とケースとが変形したとしても、ケースの変形が基板に即しやすいため、基板のゆがみを抑制できる。
第1実施形態における、電力変換装置の構成部品の位置関係を模式的に示す断面図である。 図1のII-II断面図ある。 図1のIII-III断面図である。 図1の締結部80付近を拡大した拡大図である。
以下、本開示の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形例の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合わせることができる。そして、複数の実施形態及び変形例に記述された構成同士の明示されていない組み合わせも、以下の説明によって開示されているものとする。
図1~4に基づいて、電力変換装置1について説明する。電力変換装置1は、例えばハイブリッド自動車や電気自動車といった車両に搭載され、電力変換装置1の外部の直流電源(図示略)の直流電流を、走行用モータとしての三相交流モータ(図示略)に通電する交流電流(U相、V相、W相)を生成する。
図1に示すごとく、電力変換装置1は、電力変換器、基板20、コンデンサユニット40、リアクトルユニット50、およびこれらを収容するケース60を備える。また、電力変換装置1はケース60と基板20とを締結する締結部80を備える。
電力変換器は、電力変換装置1の電力変換を行う電子部品を含む。本実施形態において、電力変換器は半導体ユニット10である。よって、以下では電力変換器のことを半導体ユニット10と記載する。
半導体ユニット10は、スイッチング素子13が樹脂封止された半導体モジュール11と、半導体モジュール11の冷却を行う冷却器12と、基板20とスイッチング素子13とを電気的に接続する端子14と、を有する。図2に示すごとく、半導体ユニット10は、複数の半導体モジュール11と複数の冷却器12とが積層されて形成される。ここで、複数の半導体モジュール11と複数の冷却器12とが積層される方向をY方向とする。半導体モジュール11はY方向において2つの冷却器12と接している。すなわち、半導体モジュール11は、Y方向に垂直な2面のうち、両面から冷却器12によって冷却される。
スイッチング素子13は電流が流されることで、オンオフが切り替わる。これによって、半導体モジュール11は直流電源から入力された直流電流を、交流電流へ変換し、三相交流モータへ出力する。スイッチング素子13は、IGBTやMOSFETといった半導体素子が用いられる。ここで、IGBTとはInsulated Gate Bipolar Transistorの略である。また、MOSFETとは、Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistorの略である。
端子14が延出する方向をZ方向とする。図1に示すごとく、基板20は、Z方向に垂直な板状部材である。基板20は、端子14を介して半導体モジュール11に内蔵されたスイッチング素子13と電気的に接続される。また、基板20は、電力変換装置1の外部に配置された電子制御装置(ECU)とも電気的に接続される。すなわち、基板20は、ECUから入力されるトルク要求や各種センサにて検出された信号に基づいて、スイッチング素子13へ駆動信号を出力する。基板20の母材は樹脂によって形成される。
コンデンサユニット40は、フィルタコンデンサ、平滑コンデンサ、コンデンサケースを有する(図示略)。フィルタコンデンサおよび平滑コンデンサは、コンデンサケース内に収容されている。これらのコンデンサには、フィルムを巻き回した形状のフィルムコンデンサが用いられている。フィルムの幅や巻き数、フィルムコンデンサの使用数量を調整することで、コンデンサの形状と個数が調整されている。そして、これらのコンデンサの配置を調整することで、コンデンサケースを所望の形状にすることを実現させている。
フィルタコンデンサは、直流電源から入力された直流電圧を平滑化する。平滑コンデンサは、半導体モジュール11を用いて昇圧された直流電圧を平滑化する。コンデンサユニット40は、半導体ユニット10に対して基板20の反対側に配置されている。
リアクトルユニット50は、リアクトルおよびリアクトルケースを有する(図示略)。リアクトルはリアクトルケース内に収容されている。リアクトルは、スイッチング素子13のスイッチング動作に伴い、直流電源の直流電圧を昇圧する。リアクトルユニット50は、半導体ユニット10に対して基板20の反対側に配置されている。
ケース60は、基板20を収容する基板収容部61と、半導体ユニット10、コンデンサユニット40、およびリアクトルユニット50を収容する変換器収容部62と、を有する。また、基板収容部61は、Z方向に開口する基板側開口部64を有する。また、変換器収容部62は、Z方向に開口する変換器側開口部65を有する。基板収容部61と変換器収容部62とは、Z方向に並んで配置される。
図3に示すごとく、基板収容部61および変換器収容部62は、Z方向から見た際、矩形状である。また、変換器収容部62は、Z方向から見た際、X方向に延出する辺が短辺である。
図1に示すごとく、ケース60は、基板側開口部64の開口に取り付けられる基板側蓋部66と、変換器側開口部65に取り付けられる変換器側蓋部67と、を有する。基板収容部61と基板側蓋部66とは、図示しないボルトによって締結される。同様に、変換器収容部62と変換器側蓋部67とは、図示しないボルトによって締結される。
また、ケース60は、基板収容部61と変換器収容部62とを仕切る仕切部63を有する。仕切部63は板状部材であり、Z方向に垂直な面を有する。仕切部63と基板20とは、Z方向に対向して、平行に配置されている。本実施形態において、ケース60は金属によって形成されている。具体的には、アルミダイカストによって形成されている。仕切部63は、端子14を通すための穴を有する(図示略)。基板収容部61の板厚は、変換器収容部62の板厚よりも小さい。
基板収容部61は、仕切部63と同一平面上に配置された基板収容底部612を有する。基板収容底部612は仕切部63と平行な面を有する。また、基板収容底部612は、仕切部63と隣接している。仕切部63の板厚は、基板収容底部612の板厚よりも小さい。基板収容部61は、X方向に垂直かつ基板20とX方向に対向する内壁面である、第1基板収容側面613および第2基板収容側面614を有する。
半導体ユニット10をはじめとして、コンデンサユニット40やリアクトルユニット50は、電力の変換を行う。そのため、電力の変換を行う過程で、熱が発生する。この熱がケース60内を対流する空気を介して基板20へと伝達されることを防止するため、仕切部63が配置されている。仕切部63が配置されることで、変換器収容部62内の空気が、基板収容部61内へと対流することを抑制できる。また、仕切部63が配置されることで、半導体ユニット10、コンデンサユニット40、およびリアクトルユニット50を固定する固定箇所(図示略)を増やすことができ、これらをケース60内に安定して固定することができる。
図2に示すごとく、変換器収容部62には半導体ユニット10、リアクトルユニット50、コンデンサユニット40が配置されている。ここで、Y方向およびZ方向に垂直な方向をX方向とする。リアクトルユニット50およびコンデンサユニット40は、X方向に並んで配置されている。また、図1に示すごとく、半導体ユニット10とリアクトルユニット50とはZ方向に並んで配置されている。半導体ユニット10とコンデンサユニット40とはZ方向に並んで配置されている。変換器収容部62は、X方向に垂直かつ、X方向においてコンデンサユニット40よりもリアクトルユニット50に近い位置に配置された内壁面であるリアクトル側面621を有する。また、変換器収容部62は、X方向に垂直かつコンデンサユニット40とX方向に対向する内壁面であるコンデンサ側面622を有する。リアクトル側面621とコンデンサ側面622とは平行であり、かつX方向に対向して配置されている。言い換えれば、リアクトル側面621およびコンデンサ側面622はY方向およびZ方向に平行であり、かつX方向に並んで配置されている。
締結部80は、締結台81とボルト82とを有する。締結台81は、基板収容底部612と一体な、Z方向に延出する突起状の部材として形成されている。具体的には、アルミダイカストによって、基板収容底部612と一体に形成されている。締結台81にはねじ穴が形成されており、ボルト82が締結台81に挿入されることで、基板収容底部612および基板20が締結される。ボルト82は、締結台81に対してZ方向に挿入される。図3に示すごとく、複数の締結部80のうち全ては、変換器収容部62をZ方向に投影した範囲の外に配置されている。本実施形態において、電力変換装置1は、締結部80を4つ備える。
X方向において、締結部80はリアクトル側面621およびコンデンサ側面622よりも外側に配置されている。すなわち、電力変換装置1をZ方向から見た際、複数の締結部80のうちX方向に並ぶ2つの間に、仕切部63および変換器収容部62が配置される。また、締結部80は基板収容部61の四隅に配置されている。
また、基板収容底部612はZ方向にくぼんだくぼみ611を有する。本実施形態において、くぼみ611は基板収容底部612に4つ形成されている。4つのくぼみ611のそれぞれは、4つの締結部80のそれぞれと、対になって配置されている。X方向において、くぼみ611は、締結部80よりも仕切部63に近い位置に配置されている。また、X方向において、複数のくぼみ611のうち全ては、X方向に並ぶ2つの締結部80の間、かつ仕切部63の外側に配置されている。図1に示すごとく、くぼみ611は、基板収容底部612に略V字状に形成されている。また、くぼみ611の形成された位置における基板収容底部612のZ方向の板厚は、くぼみ611が形成されていない位置におけるZ方向の板厚よりも小さい。くぼみ611のZ方向の深さは、基板収容底部612のZ方向の板厚の半分より大きくとも小さくともよい。
図3に示すごとく、基板収容部61のX方向の幅は、変換器収容部62のX方向の幅よりも大きい。具体的には、複数のくぼみ611のうち、X方向に並ぶ2つの間隔よりも、変換器収容部62のX方向の幅のほうが小さい。ここで、基板収容部61のX方向の幅とは、第1基板収容側面613と第2基板収容側面614とのX方向の距離である。また、変換器収容部62のX方向の幅とは、リアクトル側面621とコンデンサ側面622とのX方向の距離である。また、基板収容部61のY方向の幅は、変換器収容部62のY方向の幅と同一である。ここで、基板収容部61のY方向の幅とは、基板収容部61のうち、Y方向に垂直かつ基板20とY方向に対向する2つの内壁面同士の、Y方向の距離である。また、変換器収容部62のY方向の幅とは、変換器収容部62のうち、Y方向に垂直かつ基板20とY方向に対向する2つの内壁面同士の、Y方向の距離である。
図4は、図1のうち、締結部80付近を拡大した拡大図である。図4に示すごとく、くぼみ611とボルト82のボルト中心822とのX方向の距離をボルト距離91、くぼみ611と仕切部63とのX方向の距離を仕切部距離92とする。具体的には、ボルト距離91とは、くぼみ611のうち、Z方向に最もくぼむ位置とボルト中心822との距離である。また、仕切部距離92とは、仕切部63のうち、X方向において最もくぼみ611と近い位置と、くぼみ611のうち、Z方向に最もくぼむ位置との距離である。ボルト距離91は、仕切部距離92よりも大きい。
電力変換装置1は、車両に搭載されるため、車両内の温度変化の影響を受ける。ここで、前述の通り、基板20とケース60とは材質が異なるため、線膨張率も異なる。よって、たとえば車両内のエンジンから発生する熱が、対流する空気を介して、電力変換装置1に伝達された場合、基板20とケース60とで変形量に差が生じ、基板20がゆがむ恐れがある。基板20がゆがむと、基板20上のはんだにクラックが生じる恐れがある。よって、基板20のゆがみを抑制する必要がある。
本実施形態における効果を以下に示す。ここで、本実施形態と反して、X方向において、リアクトル側面621およびコンデンサ側面622よりも内側に、締結部80が位置する場合を考える。この場合、たとえば基板20が変形した際、基板20の変形に即してケース60が変形するには、基板収容部61に加え、変換器収容部62も変形する必要がある。一方、本実施形態における電力変換装置1は、X方向において、リアクトル側面621およびコンデンサ側面622よりも外側に、締結部80が位置する。そのため、基板20が変形した際、基板収容部61のみが変形すればよい。よって、線膨張率が異なる基板20とケース60とが変形したとしても、ケース60の変形が基板20に即しやすいため、基板20のゆがみを抑制できる。
基板収容部61は、締結部80を介して基板20と接続されている。そのため、基板20のゆがみを抑制するには、基板収容部61が基板20の収縮に即して変形する必要がある。本実施形態においては、くぼみ611は、基板収容底部612のうち、X方向において、2つの締結部80の間かつ仕切部63の外側に設けられる。くぼみ611は、Z方向にくぼんでいることから、基板収容底部612のくぼみ611以外の部分と比べ、Z方向の厚さが小さい。そのため、くぼみ611がない場合と比べ、基板収容部61の剛性が小さくなる。よって、基板収容部61の変形は、基板20の収縮により即したものになり、基板20のゆがみをさらに抑制できる。
基板収容部61は、締結台81にボルト82が挿入されることで基板20と接続されている。そのため、基板20のゆがみを抑制するためには、基板収容部61が基板20の収縮に即して変形する必要がある。ここで、基板20が収縮した際の、くぼみ611のY方向周りの曲げモーメントを考える。ボルト82は基板20に垂直な方向に挿入される。よって、くぼみ611のY方向周りの曲げモーメントは、ボルト距離91が大きいほど大きい。そこで、本実施形態においては、X方向において、ボルト距離91は、仕切部距離92よりも大きい。そのため、基板収容部61の変形は、基板20の収縮により即したものになり、基板20のゆがみをさらに抑制できる。なお、上述した効果は、ボルト距離91が大きいほど向上する。
(他の実施形態)
以上、本開示の実施形態を説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されるものではなく、次の実施形態も本開示の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
第1実施形態において、電力変換器として半導体ユニット10を記載したが、本開示はこれに限るものではない。電力変換器は、リアクトルユニット50でもよいし、コンデンサユニット40でもよい。
第1実施形態において、基板収容底部612にはくぼみ611が形成されているが、本開示はこれに限るものではない。基板収容底部612にくぼみ611が形成されていなくともよい。また、基板収容部61のうち、基板収容底部612以外の部分にくぼみ611が形成されていてもよい。
第1実施形態において、ボルト距離91は仕切部距離92よりも大きいが、本開示はこれに限るものではない。ボルト距離91が、仕切部距離92よりも小さくともよい。
第1実施形態において、締結台81は突起状の部材であるが、本開示はこれに限るものではない。例えば、基板収容部61に形成された段差を締結台81としてもよい。
第1実施形態において、締結部80は4つ配置されているが、本開示はこれに限るものではなく、締結部80の数は複数であればよい。
第1実施形態において、締結台81は基板収容底部612とアルミダイカストによって一体に形成されているが、本開示はこれに限るものではない。締結台81は、基板収容底部612と別体に形成されてもよい。具体的には、締結台81と基板収容底部612とが溶接によって固定されてもよいし、ボルトによって締結されてもよい。
第1実施形態において、締結台81は基板収容底部612に配置されているが、本開示はこれに限るものではない。締結台81は基板収容部61のうち、基板収容底部612以外の部分に配置されてもよい。
第1実施形態において、締結部80はボルト82を有するが、本開示はこれに限るものではない。締結台81に基板20を固定する際にボルト82を用いなくともよい。
第1実施形態において、複数の締結部80のうち全ては、変換器収容部62をZ方向に投影した範囲の外に配置されているが、本開示はこれに限るものではない。複数の締結部80のうち少なくとも2つが変換器収容部62をZ方向に投影した範囲の外に配置されていればよい。同様に、複数のくぼみ611のうち少なくとも2つが変換器収容部62をZ方向に投影した範囲の外に配置されていればよい。
第1実施形態において、基板収容部61のX方向の幅は、変換器収容部62のX方向の幅よりも大きいが、本開示はこれに限るものではない。基板収容部61のX方向の幅が、変換器収容部62のX方向の幅よりも小さくとも、基板収容部61のY方向の幅が、変換器収容部62のY方向の幅よりも大きければよい。
第1実施形態において、基板収容部61は、X方向についてのみ変換器収容部62よりも大きいが、本開示はこれに限るものではない。基板収容部61が、X方向およびY方向の両方向について、変換器収容部62より大きくてもよい。またこのとき、締結部80およびくぼみ611が変換器収容部62をZ方向に投影した範囲の外に配置されると、第1実施形態において上述した基板20のゆがみ抑制効果がより向上する。
第1実施形態において、複数のくぼみ611のうち、X方向に並ぶ2つの間隔よりも、変換器収容部62のX方向の幅のほうが小さいが、本開示はこれに限るものではない。複数のくぼみ611のうち、X方向に並ぶ2つの間隔よりも、変換器収容部62のX方向の幅のほうが大きくとも、複数のくぼみ611のうち、Y方向に並ぶ2つの間隔よりも、変換器収容部62のY方向の幅のほうが小さければよい。
第1実施形態において、基板収容部61のどの位置においても、X方向の幅は、変換器収容部62のX方向の幅よりも大きい。しかし、本開示はこれに限るものではない。基板収容部61のX方向の幅が、変換器収容部62のX方向の幅よりも大きい箇所が一部でも存在すればよい。
1…電力変換装置
10 電力変換器、 20 基板、 60 ケース、 61 基板収容部、 611 くぼみ、 612 基板収容底部、 62 変換器収容部、 63 仕切部、 80 締結部、 81 締結台、 82 ボルト。

Claims (3)

  1. 板状の基板(20)と、電力変換をおこなう電力変換器(10)と、前記基板および前記電力変換器を収容するケース(60)と、を備え、
    前記ケースは、前記基板を収容する基板収容部(61)、前記電力変換器を収容する変換器収容部(62)、および前記基板収容部と前記変換器収容部とを仕切る仕切部(63)を有し、
    前記基板は、少なくとも第1の締結部(80)および第2の締結部(80)によって前記基板収容部に締結され、
    前記基板と平行な方向をX方向とすると、
    前記基板収容部は前記変換器収容部よりも前記X方向の幅が大きく、
    前記X方向において、前記変換器収容部のうち対向する2つの面のうち一方の面(621)よりも外側に前記第1の締結部が配置され、他方の面(622)よりも外側に前記第2の締結部が配置され、
    前記第1の締結部および前記第2の締結部は前記X方向に並ぶ、電力変換装置。
  2. 前記仕切部は、前記基板と平行に配置された板状部材であり、
    前記基板収容部は、前記仕切部と同一平面上に配置された基板収容底部(612)を有し、
    前記基板と垂直な方向をZ方向とすると、
    前記基板収容底部は、前記Z方向にくぼんだ第1のくぼみ(611)および第2のくぼみ(611)を有し、
    前記第1のくぼみは、前記X方向において、前記第1の締結部と前記仕切部の間に設けられ
    前記第2のくぼみは、前記X方向において、前記第2の締結部と前記仕切部の間に設けられ、
    前記第1のくぼみおよび前記第2のくぼみは前記X方向に並ぶ、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記第1の締結部は、前記基板収容部と一体に形成された第1の締結台(81)と、前記第1の締結台に挿入されることで前記基板収容部および前記基板を締結する第1のボルト(82)と、を有し、
    前記第2の締結部は、前記基板収容部と一体に形成された第2の締結台(81)と、前記第2の締結台に挿入されることで前記基板収容部および前記基板を締結する第2のボルト(82)と、を有し、
    前記第1のボルトおよび前記第2のボルトは前記基板に対して前記Z方向に挿入されており、
    前記X方向において、前記第1のくぼみのうち前記Z方向に最もくぼむ位置と前記第1のボルトの中心との距離は、前記第1のくぼみのうち前記Z方向に最もくぼむ位置と前記仕切部のうち前記X方向において前記第1のくぼみに最も近い位置との距離よりも大きく、
    前記X方向において、前記第2のくぼみのうち前記Z方向に最もくぼむ位置と前記第2のボルトの中心との距離は、前記第2のくぼみのうち前記Z方向に最もくぼむ位置と前記仕切部のうち前記X方向において前記第2のくぼみに最も近い位置との距離よりも大きい、請求項2に記載の電力変換装置。
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