JP7419029B2 - 光学測定装置のリニアリティ補正方法、光学測定方法及び光学測定装置 - Google Patents

光学測定装置のリニアリティ補正方法、光学測定方法及び光学測定装置 Download PDF

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Description

本発明は光学測定装置のリニアリティ補正方法、光学測定方法及び光学測定装置に関する。
マルチチャンネル分光器などの光学測定装置にCCD(Charged-coupled devices)リニアイメージセンサが利用されることがある。CCDリニアイメージセンサ内に配列された各受光素子には、回折格子により分光された測定光の特定波長部分がそれぞれ入射し、それら受光素子からは光強度に対応する電気信号が出力される。ところが一般にCCDリニアイメージセンサは、高感度であるという利点があるものの、構造が複雑で高額になる傾向がある。
特開平5-15628号公報
CCDリニアイメージセンサと同様の機能を持つ電子部品としてCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)リニアイメージセンサも知られている。CMOSリニアイメージセンサは、比較的構造がシンプルであり、安価であるとともに、消費電力が小さく、また高速化が容易であるという利点がある。
しかしながら、CMOSリニアイメージセンサはCCDリニアイメージセンサに比べてリニアリティ(直線性)が劣るという欠点がある。すなわち、CMOSリニアイメージセンサ内に配列される各受光素子に、α倍の強度の光が入射しても、必ずしもα倍の測定値が得られないという欠点がある。従って、CMOSリニアイメージセンサの生の出力値からは、測定光の強度が直ちに判断できないという問題がある。それ故、光学測定装置にCMOSリニアイメージセンサを用いる場合には、高精度のリニアリティ補正が必要となる。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、CMOSリニアイメージセンサを用いた光学測定装置のリニアリティ補正を高精度に行うことができるリニアリティ補正方法、該方法を用いた光学測定方法及び光学測定装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るリニアリティ補正方法は、CMOSリニアイメージセンサを備える光学測定装置のリニアリティ補正方法において、強度一定の基準光を、露光時間を変化させて前記CMOSリニアイメージセンサの注目受光素子に順次入射させる露光ステップと、前記注目受光素子の測定値を順次取得する測定値取得ステップと、前記測定値に対応する前記露光時間に基づいて得られる線形値と、該測定値との差を示す実リニアリティエラーを順次算出する実リニアリティエラー算出ステップと、前記各実リニアリティエラーに対して、第1リニアリティエラーを示す第1関数のフィッティングを実行するフィッティングステップと、を含むことを特徴とする。
ここで、前記第1関数は2次関数であってよい。
また、前記フィッティングステップは、前記各実リニアリティエラーと前記第1リニアリティエラーとの差の総量を示す目的関数を用いた最小二乗法により、前記第1関数の可変パラメータを決定してよい。前記目的関数は、前記第1リニアリティエラーと、前記各測定値に対応する前記実リニアリティエラーと、の差を示す項を含んでよい。それらの項は、前記各測定値のばらつきを示すばらつき量により重み付けされてよい。
また、前記第1関数により補正された前記測定値に対して露光時間補正を施す露光時間補正ステップをさらに含んでよい。
また、前記露光時間補正ステップは、露光時間が長くなるほど所定値に近づく第2関数を、前記第1関数により補正された前記測定値に適用することで、前記露光時間補正を施してよい。
ここで、前記第2関数は分数関数であってよい。
また、前記測定値は、前記基準光が入射される場合の前記注目受光素子の第1の出力値と、前記基準光が入射されない場合の前記注目受光素子の第2の出力値と、の差に基づいて取得されてよい。
また、前記フィッティングステップは、所定の閾値以上の前記第1の出力値に基づいて取得される前記測定値を利用して、前記フィッティングを実行してよい。
また、前記CMOSリニアイメージセンサは、前記注目受光素子に前記基準光が入射する時間において光が入射されない非注目受光素子を含んでよい。このとき、前記リニアリティ補正方法は、前記注目受光素子に前記基準光が入射する時間における前記非注目受光素子の測定値を零に近づけるベース補正値を算出するベース補正値算出ステップをさらに含んでよい。前記測定値取得ステップは、前記ベース補正値により補正された前記測定値を順次取得してよい。
本発明に係る光学測定方法は、上記のいずれかのリニアリティ補正方法を用いた光学測定方法であって、前記注目受光素子に測定光が入射される場合に、前記注目受光素子の測定値を前記第1関数に基づいて補正する。
前記注目受光素子は複数存在してよい。また、前記各注目受光素子に測定光が入射される場合に、該注目受光素子の出力値を、前記複数の注目受光素子のそれぞれについて得られる前記第1関数を代表する1の関数に基づいて補正してよい。
本発明に係る光学測定装置は、上記のいずれかのリニアリティ補正方法により得られる前記第1関数に対応する補正パラメータを記憶する記憶手段と、前記注目受光素子に測定光が入射される場合に、前記注目受光素子の測定値を、前記補正パラメータを用いて補正する補正手段と、を含む。
本発明の一実施形態に係る光学測定装置の全体構成図である。 CMOSリニアイメージセンサの模式図である。 補正パラメータの算出方法を示すフロー図である。 補正パラメータの算出方法を示すフロー図である。 測定値Siのスペクトルを示す図である。 図5の部分拡大図である。 露光時間tの増加に対する第1補正済み測定値Si’の変化を理想直線Liと比較して示す図である。 第1補正済み測定値Si’と実リニアリティエラーei’の関係を示す図である。 関数f(Si’)の実リニアリティエラーei’へのフィッティングを示す図である。 関数fを用いた第2補正済み測定値Si’’と実リニアリティエラーei’’の関係を示す図である。 露光時間tの増加に対する実リニアリティエラーei’’の変化を示す図である。 第3補正済み測定値Si’’’と実リニアリティエラーei’’’の関係を示す図である。 補正パラメータを用いた光学測定方法を示すフロー図である。
以下、本発明の一実施形態について図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る光学測定装置の構成を示す図である。光学測定装置10は、光源11などのサンプルから発せられる光を分光することにより、波長ごとの光強度、すなわち光学スペクトルを測定するものである。光学スペクトルは、例えば光源11の光学特性情報として直接用いられてよい。また、サンプルが薄膜である場合、その薄膜による反射光の光学スペクトルは、例えば当該薄膜の厚さを算出するために用いられてよい。
光源11などのサンプルから発せられる光は、光学測定装置10に設けられたスリット12に照射される。スリット12は、例えば細長い長方形の開口を有するものである。スリット12の裏側には必要に応じてカットフィルタ13が配置される。カットフィルタ13は測定範囲外の波長の光を遮断するものである。カットフィルタ13を通過した測定光はコリメートミラー14に至る。コリメートミラー14は、例えば一定曲率の凹面鏡であり、スリット12を通過した測定光を反射して平行光に変換し、平行光を回折格子15に照射する。
回折格子15は、コリメートミラー14から照射される光の各波長成分を、その波長に応じた方向に回折する。回折格子15は、例えば反射型回折格子であり、スリット12の開口と同一方向に延びる多数の溝が反射面に設けられてよい。これにより回折格子15は、コリメートミラー14から照射される光の各波長成分を、その波長に応じた方向においてその強度が大きくなるように反射する。
フォーカスミラー16、例えば一定曲率の凹面鏡であり、回折格子15によって回折された各波長成分の光を反射して、CCDリニアイメージセンサ17に配列された各受光素子に集光する。CCDリニアイメージセンサ17は、図2に模式的に示すように、回折格子15の回折方向に等間隔で並ぶ複数個(ここでは1024個)の受光素子17-0~17-1023を含んでいる。各受光素子17-iは、受光する光の強度や時間に応じて増加する電荷を蓄積するフォトダイオードを含み、蓄積した電荷量に応じた値を出力する。各受光素子17ーiはその配列順序に応じた波長が割り当てられており、割り当てられた波長の光成分の強度を出力する。ここで、添え字iは波長チャンネル(0~1023)を示す。
各受光素子17-iの出力値は、主としてコンピュータにより構成される演算部18に入力される。演算部18では、各出力値に対してリニアリティ補正などの各種補正を施し、各波長成分の光強度の測定値とする。
CMOSリニアイメージセンサ17は上述のようにリニアリティに劣るという欠点がある。そこで、光学測定装置10では、CMOSリニアイメージセンサ17の各受光素子17-iの生の出力値に各種補正を施し、リニアリティを実現するようにしている。すなわち、補正パラメータに基づく変換を各受光素子17-iの生の出力値に適用し、測定値として利用するようにしている。こうして得られる測定値は、光の強度がα倍に増加したとき、同様にα倍に増加する、いわゆるリニアリティを備えるものとなる。
図3及び図4は、リニアリティ補正パラメータの算出方法を示すフロー図である。ここでは、CMOSリニアイメージセンサ17による測定値の補正は、1)短波長領域で測定値が零未満とならないようにする第1補正、2)光強度が大きな領域でのリニアリティを実現する第2補正、3)光強度が小さな領域でのリニアリティを実現する第3補正の3つの補正を含んでいる。各受光素子17-iの生の出力値には、これら3つの補正が順に適用される。なお、図3及び図4に示される処理は、演算部18などのコンピュータにより実行される。
第1補正、第2補正及び第3補正に用いる補正パラメータを得るために、まず光学測定装置10において、スリット12から装置内部に光を入射させない状態で、CMOSリニアイメージセンサ17の各受光素子17-iの生の出力値Ai0を取得する(S101)。
次に、ハロゲンランプによる白色光などの光強度一定の基準光をスリット12から装置内部に入射させ、露光時間tを0からtmaxまで増加させながら、CMOSリニアイメージセンサ17の各受光素子17-iの生の出力値Aiを取得する(S102)。露光時間tが1~tmaxまでtsずつ変化する場合、各波長チャンネルiの出力値Aiはtmax/ts個の値を含む(ここではtmax=10000とする)。
次に、出力値Aiから出力値Ai0を減算した値である測定値Siを算出する(S103)。露光時間tが1~tmaxまでtsずつ変化する場合、各波長チャンネルiの測定値Siはtmax/ts個の値を含む。
図5は、測定値Siのスペクトルを示す図である。横軸は波長チャンネルiに対応し、縦軸は測定値Siに対応している。ここでは、露光時間t=100,3000,6000,10000にそれぞれ対応する4つのスペクトルが示されている。同図に示すように波長チャンネルi=200あたりで測定値Siは零近傍から増加し、波長チャンネルi=600あたりで零近傍まで減少する。図6は、図5における波長チャンネルi=0~150の部分を拡大して示す図である。図6に示すように、波長チャンネルiが小さい(すなわち短波長)領域において、測定値Siは零より小さな値となっていることがある。そこで、ここでは露光時間tごとに、測定値Siが本来零と考えられる所定数の波長チャンネルi(ここではi=0~9)について測定値Siの平均値を演算し、その値をbとしている(S104)。すなわち、露光時間tが1~tmaxまでtsずつ変化する場合、補正パラメータb(ベース補正値)はtmax/ts個の値を含む。露光時間t及び波長チャンネルiの各組み合わせについて、補正パラメータbを測定値Siから減算することにより、第1補正済み測定値Si’を得る(S105)。なお、後述するように第1補正済み測定値Si’の統計的ばらつきを得るため、ここではS102乃至S105の処理を同一条件で複数回(例えば100回)繰り返している。
次に測定値Si’を実リニアリティエラーei’に変換する。図7は、露光時間tの増加に対する第1補正済み測定値Si’の変化を理想直線Liと比較して示す図である。同図には、露光時間tを示す横軸と第1補正済み測定値Si’を示す縦軸とを有する平面が示されている。理想直線Liは、最大露光時間t=tmax及びそのときの第1補正済み測定値Si’の値(この値をSi’maxと記す。)からなる点(tmax,Si’max)と、原点(0,0)と、を結ぶ直線である(S106)。実リニアリティエラーei’は、次式(1)に示すように、理想直線Liと第1補正済み測定値Si’との差が、第1補正済み測定値Si’に占める割合を示している(S107)。
Figure 0007419029000001
図8は、第1補正済み出力値Si’と実リニアリティエラーei’との関係を示す図である。ここではi=456の場合が一例として示されている。同図に示すように、第1補正済み出力値Si’が大きくなるにつれて、実リニアリティエラーei’は小さくなる。また、第1補正済み測定値Si’が小さい領域では、実リニアリティエラーei’が上下に大きく変動するのに対して、第1補正済み測定値Si’が大きい領域では、実リニアリティエラーei’の変動は小さい。そこで、第2補正では、第1補正済み測定値Si’が大きい領域、すなわち露光時間tの値が大きい領域を中心に、CMOSリニアイメージセンサ17による測定値のリニアリティ向上を図る。
そのため、まず実リニアリティエラーei’の誤差Δei’を次式(2)により算出する(S108)。同式(2)は、よく知られた誤差伝搬の法則より導かれる。誤差Δei’は、露光時間tと第1補正済み測定値Si’の組み合わせごとに算出される。同式(2)において、ΔSi’及びΔSi’maxは、第1補正済み測定値Si’及びSi’maxの標本標準偏差を示している。図8に示されるように、誤差Δei’は、露光時間tや第1補正済み測定値Si’の値が小さい場合に大きくなり、逆に大きい場合には小さくなる。なお、誤差Δei’は、測定値Si’のばらつきを示すばらつき量の一例であり、他の演算式によりばらつき量を求めてもよい。
Figure 0007419029000002
次に、リニアリティエラーを示す二次関数f(Si’)=C2×Si’2+C1×Si’+C0を波長チャンネルiごとに用意し、各波長チャンネルiにおいて、f(Si’)を実リニアリティエラーei’にフィッティングさせる(S109)。フィッティングには最小二乗法が用いられる。これにより、係数C0,C1及びC2が決定される。ここでは、本発明の第1関数の一例として二次関数を採用したが、他の関数であってもよいのは勿論である。
なお、S109におけるフィッティングは、露光時間t=tmaxにおける出力値Aiが所定閾値以上である波長チャンネルiについてだけ、実施してもよい。この場合には、そのような波長チャンネルiについてのみ、係数C0,C1及びC2が決定されることになる。
図9は、二次関数f(Si’)の実リニアリティエラーei’へのフィッティングを示す図である。ここでもi=456の場合が一例として示されている。横軸は測定値Si’を示し、縦軸は実リニアリティエラーei’を示す。図中の黒点は、測定値Si’及び実リニアリティエラーei’からなる測定点(Si’,ei’)を示している。右下がりの曲線は、これら測定点にフィッティングさせた二次関数fの形状を示している。また、各黒点を貫く上下方向の線分は、誤差Δei’を示す。同図に示すように、測定値Si’が小さい領域(すなわち露光時間tが短い領域)では誤差Δei’が比較的大きくなる。そして、このように誤差Δei’が大きい領域では、二次関数fを測定点にフィッティングさせる程度を低くし、逆に誤差Δei’が小さい領域では、二次関数fを測定点にフィッティングさせる程度を高くする。このため、最小二乗法における目的関数は、二次関数f(Si’)と実リニアリティエラーei’との差の重み付き合計とし、この重みとして誤差Δei’の逆数を用いる。これにより、露光時間tや第1補正済み測定値Si’の値が大きい領域において、二次関数f(Si’)は実リニアリティエラーei’によりフィットすることになる。
次に、S109で決定された係数C0,C1及びC2を用いて、次式(3)により第2補正済み測定値Si’’を計算する(S110)。
Figure 0007419029000003
なお、S109において、係数C0,C1及びC2は、波長チャンネルiごとに決定されている。このため、第2補正済み測定値Si’’を計算する場合には、同じ波長チャンネルiについて決定された係数C0,C1及びC2を用いる。
なお、簡単のため、C0,C1及びC2のそれぞれの平均値(代表値)を計算しておき、式(3)においては、すべての波長チャンネルiにおいて、それら代表値(すなわち波長チャンネルごとに用意された複数の二次関数を代表する1の二次関数)を共通に用いてもよい。特に、S109のフィッティングを、露光時間t=tmaxにおける第1補正済み測定値Si’が所定閾値以上である波長チャンネルについてだけ実施した場合には、S109のフィッティングが実施されなかった波長チャンネルについては、C0,C1及びC2の平均値を用いることで、第2補正済み測定値Si’’を好適に計算することができる。
次に、各波長チャンネルiについて、第2補正済み測定値Si’’を実リニアリティエラーei’’に変換する(S111)。実リニアリティエラーei’’も、上記式(1)と同様の式により計算できる。
図10は、関数fを用いた第2補正済み測定値Si’’と実リニアリティエラーei’’の関係を示す図である。ここでもi=456の場合が一例として示されている。同図に示すように、測定値Si’’が0.2以上の領域では実リニアリティエラーei’’は十分に小さな値となっており、この領域ではリニアリティが十分に達成できる。しかし、測定値Si’’が0.2未満の領域、すなわち露光時間が短い領域では、リニアリティが十分でない。そこで本実施形態では、第3補正として露光時間補正を実施する。露光時間補正では、露光時間が短い領域における測定値Si’’をその時間の短さに応じて増加させる補正である。具体的には、第3補正済み測定値Si’’’を次式(4)により定義する。すなわち、第2補正済み測定値Si’’に、本発明の第2関数の一例である分数関数t/(t-d)を乗算することにより、第3補正済み測定値Si’’’を得るようにしている。ここでdは、補正露光時間である。dが大きいほど補正量が多くなる。しかし、露光時間tが大きい領域では、補正量は小さくなり、第2補正済み測定値Si’’と第3補正済み測定値Si’’’の差は小さくなる。なお、第2関数としては上記分数関数に限定されず、露光時間tが増加するにしたがって所定値(ここでは1)に近づき、露光時間が0に近づくにしたがって増加する関数であって、可変パラメータにより形状変化するのであれば、どのような関数を採用してもよい。
Figure 0007419029000004
次に、次式(5)に示すように、第3補正済み測定値Si’’’を露光時間tに比例すると仮定する。
Figure 0007419029000005
式(4)(5)を用いることにより、第2補正済み測定値Si’’に対応する実リニアリティエラーei’’は、次式(6)のように、補正パラメータdを有する露光時間tの関数g(t)として表される。
Figure 0007419029000006
次に、S111の結果を用いて、測定点(t,ei’’)に対して、関数g(t)をフィッティングさせる(S112)。これにより補正パラメータdが決定される。図11は、このフィッティングを示す図である。ここでもi=456の場合が一例として示されている。
その後、決定されたパラメータdを用いて、式(4)により第2補正済み測定値Si’’を第3補正済み測定値Si’’’に変換する(S113)。なお、補正パラメータdはS112において波長チャンネルiごとに決定される。このため、波長チャンネルiごとに、その波長チャンネルiに対応する補正パラメータdを用い、式(4)により第3補正済み測定値Si’’’を計算してよい。或いは、補正パラメータdの平均値を演算し、その平均値をすべての波長チャンネルiにおいて共通に用いて、式(4)により第3補正済み測定値Si’’’を計算してもよい。
図12は、第3補正済み測定値Si’’’とそこから計算される実リニアリティエラーei’’’の関係を示す図である。ここでもi=456の場合が一例として示されている。同図に示すように、第1乃至第3補正により、Si’’’の全領域においてリニアリティエラーei’’’が十分小さな値に収まっており、全領域において十分なリニアリティが実現されていることが分かる。
最後に、S101で取得された各波長チャンネルiのAi0、S109で取得された補正パラメータC0,C1及びC2、S112で取得された補正パラメータdをメモリなどに保存する(S114)。これらの補正パラメータは、サンプルに対する光学測定において用いられる。
図13は、以上のようにして保存された補正パラメータを用いて光学測定を行うフロー図である。まず光源11等のサンプルから発せられる光をスリット12に照射し、演算部18により、CMOSリニアイメージセンサ17の出力値Ai(i=0~1023)を取得する(S201)。このときの測定光のCMOSリニアイメージセンサ17への露光時間taとし、taは上記tmax以下の値で十分に大きな値としてよい。
次に、演算部18は、S201で取得したAiから、補正パラメータAi0を減算することにより、測定値Si(i=0~1023)を取得する(S202)。さらに、波長チャンネルi=0~9について測定値Siの平均値を演算し、その値をbとする(S203)。そして、測定値Siから補正パラメータbを減算することにより、第1補正済み測定値Si’を取得する(S204)。
演算部18はさらに、第1補正済み測定値Si’に上記式(3)を適用し、第2補正髄測定値Si’’(i=0~1023)を取得する(S205)。このとき、補正パラメータC0,C1及びC2としては、波長チャンネルiごとに保存されていれば、同じ波長チャンネルiに対応するものを使用する。全波長チャンネルで共通の値(平均値)が保存されていれば、その値を使用する。
演算部18は、露光時間ta及び補正パラメータdを用いて、上記式(4)により第2補正済み測定値Si’’から第3補正済み測定値Si’’’を算出する(S206)。ここで、補正パラメータdとしては、波長チャンネルiごとに保存されていれば、同じ波長チャンネルiに対応するものを使用する。全波長チャンネルで共通の値(平均値)が保存されていれば、その値を使用する。
その後、演算部18はS205で算出された第3補正済み測定値Si’’’を表示、印刷、通信などにより出力する(S207)。なお、サンプルが薄膜の場合には、演算部18は、S206で計算された第2補正済み測定値Si’’’を用いて膜厚を演算してよい。膜厚の演算は公知のアルゴリズムを利用することができる。
以上説明した光学測定装置10のリニアリティ補正方法によれば、CMOSリニアイメージセンサ17の出力値Siに対して、第1乃至第3補正を施すことにより、十分なリニアリティを有する測定値Si’’’を得ることができ、高精度の光学スペクトルを得ることができる。また、この光学スペクトルを用いて、サンプルの膜厚などを高精度に演算することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能であり、そのような変形もまた本発明の範囲に含まれることはもちろんである。
10 光学測定装置、11 光源(サンプル)、12 スリット、13 カットフィルタ、14 コリメートミラー、15 回折格子、16 フォーカスミラー、17 CMOSリニアイメージセンサ、17-i(i=0~1023) 受光素子、18 演算部。

Claims (11)

  1. CMOSリニアイメージセンサを備える光学測定装置のリニアリティ補正方法において

    強度一定の基準光を、露光時間を変化させて前記CMOSリニアイメージセンサの注目
    受光素子に順次入射させる露光ステップと、
    前記注目受光素子の測定値を順次取得する測定値取得ステップと、
    前記測定値に対応する前記露光時間に基づいて得られる線形値と、該測定値との差を示
    す実リニアリティエラーを順次算出する実リニアリティエラー算出ステップと、
    前記各実リニアリティエラーに対して、可変パラメータを含む第1の関数のフィッティ
    ングを実行するフィッティングステップと、
    を含み、
    前記フィッティングステップは、前記各実リニアリティエラーと前記第1の関数の値と
    の差の総量を示す目的関数を用いた最小二乗法により、前記第1の関数の前記可変パラメ
    ータを決定し、
    前記目的関数は、前記第1の関数の値と、前記各測定値に対応する前記実リニアリティ
    エラーと、の差を示す項を含み、それらの項は、前記各測定値のばらつきを示すばらつき
    量により重み付けされる、
    ことを特徴とするリニアリティ補正方法。
  2. 請求項1に記載のリニアリティ補正方法において、
    前記第1の関数は2次関数である、CMOSリニアイメージセンサのリニアリティ補正
    方法。
  3. 請求項1又は2に記載のリニアリティ補正方法において、
    前記第1の関数により補正された前記測定値に対して露光時間補正を施す露光時間補正
    ステップをさらに含む、ことを特徴とするリニアリティ補正方法。
  4. 請求項3に記載のリニアリティ補正方法において、
    前記露光時間補正ステップは、露光時間が長くなるほど所定値に近づく第2の関数を、
    前記第1の関数により補正された前記測定値に適用することで、前記露光時間補正を施す
    、ことを特徴とするリニアリティ補正方法。
  5. 請求項4に記載のリニアリティ補正方法において、
    前記第2の関数は分数関数である、ことを特徴とするリニアリティ補正方法。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載のリニアリティ補正方法において、
    前記測定値は、前記基準光が入射される場合の前記注目受光素子の第1の出力値と、前
    記基準光が入射されない場合の前記注目受光素子の第2の出力値と、の差に基づいて取得
    される、ことを特徴とするリニアリティ補正方法。
  7. 請求項6に記載のリニアリティ補正方法において、
    前記フィッティングステップは、所定の閾値以上の前記第1の出力値に基づいて取得さ
    れる前記測定値を利用して、前記フィッティングを実行する、ことを特徴とするCMOS
    リニアイメージセンサのリニアリティ補正方法。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載のリニアリティ補正方法において、
    前記CMOSリニアイメージセンサは、前記注目受光素子に前記基準光が入射する時間
    において光が入射されない非注目受光素子を含み、
    前記リニアリティ補正方法は、
    前記注目受光素子に前記基準光が入射する時間における前記非注目受光素子の測定値を
    零に近づけるベース補正値を算出するベース補正値算出ステップをさらに含み、
    前記測定値取得ステップは、前記ベース補正値により補正された前記測定値を順次取得
    する、ことを特徴とするリニアリティ補正方法。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載のリニアリティ補正方法を用いた光学測定方法であっ
    て、
    前記注目受光素子に測定光が入射される場合に、前記注目受光素子の測定値を前記第1
    の関数に基づいて補正する、光学測定方法。
  10. 請求項9に記載の光学測定方法において、
    前記注目受光素子は複数存在し、
    前記各注目受光素子に測定光が入射される場合に、該注目受光素子の測定値を、前記複
    数の注目受光素子のそれぞれについて得られる前記第1の関数を代表する1の関数に基づ
    いて補正する、光学測定方法。
  11. 請求項1乃至のいずれかに記載のリニアリティ補正方法により得られる前記第1の
    関数に対応する補正パラメータを記憶する記憶手段と、
    前記注目受光素子に測定光が入射される場合に、前記注目受光素子の測定値を、前記補
    正パラメータを用いて補正する補正手段と、
    を含むことを特徴とする光学測定装置。
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