JP7416024B2 - 鉄骨骨組み構造、鉄骨ラーメン骨組みへの鋼管柱の混在方法 - Google Patents
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Description
H形鋼柱を溶接組み立てH形鋼によって構成すればフランジ厚さを任意に選択できるが、規格外の組み合わせでは、部材コスト、製造現場での部材管理に手間がかかる。
この点、特許文献3のH形鋼からなる複数の支持部材からなる柱が考案され実用化されているが、H形鋼の寸法に関し、フランジ幅以外の詳細は説明されていない。
この場合の配置例を図13に示す。
図13において、1はH形鋼柱、2Aはベースプレート、3はベースプレート2Aに設けた柱側接合用ボルト孔を示している。
また、梁の曲げ強度、剛性を向上させるために、梁せいを大きくする方法をとると、床から梁下までの寸法が小さくなり、天井高さが低くなる、梁型が突出するなどの問題があり、更に、梁通し型では、柱を短く加工する必要があるなど、他部材への影響が大きく支障がある。
前記H形鋼柱は、そのフランジ板厚中心距離または最外面距離をDとし、前記H形鋼柱のベースプレートおよびトッププレートには、フランジ板厚中心線または最外面をX方向モジュール芯、ウェブ板厚中心線をY方向モジュール芯に配置したとき、当該XY方向モジュール芯の交点を図心とし、各辺を両モジュール芯に対して平行に配置した正方形の隅角部の少なくとも2箇所に接合用ボルト孔を配しており、
前記H形鋼梁は、そのフランジ幅を前記H形鋼柱のベースプレートおよびトッププレートの幅以上とし、上下フランジに前記H形鋼柱の前記ベースプレートおよび前記トッププレートの前記接合用ボルト孔に対向する接合用ボルト孔群が間隔Dで配され、前記H形鋼柱のベースプレートおよびトッププレートの接合用ボルト孔と整合させており、
前記鋼管柱は、その外径寸法をDとした角形鋼管あるいは溶接箱型断面であって、前記ベースプレートおよび前記トッププレートには、前記鋼管柱の平行な2つの表面をX方向モジュール芯、前記表面と直交する2つの表面をY方向モジュール芯に配置したとき、当該XY方向モジュール芯の交点を図心とし、各辺を両モジュール芯に対して平行に配置された前記H形鋼柱で規定する正方形と同寸法の正方形の隅角部の少なくとも2箇所に接合用ボルト孔を配していることを特徴とするものである。
前記H形鋼梁の側面と前記一組のH形鋼梁の先端が連結され、鋼管柱の残りの一面の外表面の上下方向延長線上で前記一組のH形鋼梁の連結部を有していることを特徴とするものである。
前記一組のH形鋼梁の前記鋼管柱との接合部側のフランジにおいて、一対の接合部側フランジを連結する厚さtの板状体が前記H形鋼梁側に延出するように配置され、当該フランジの接合用ボルト孔を一致して固定されており、前記鋼管柱の高さをH形鋼柱よりもt×n(n:上下方向に接合される一組のH形鋼梁の数量)だけ短くされ、
前記H形鋼梁の側面と前記一組のH形鋼梁の先端が前記板状体を介して連結され、鋼管柱の残りの一面の外表面の上下方向延長線上で前記一組のH形鋼梁の連結部を有していることを特徴とするものである。
前記H形鋼柱は、そのフランジ板厚中心距離または最外面距離をDとし、前記H形鋼柱のベースプレートおよびトッププレートには、フランジ板厚中心線または最外面をX方向モジュール芯、ウェブ板厚中心線をY方向モジュール芯に配置したとき、当該XY方向モジュール芯の交点を図心とし、各辺を両モジュール芯に対して平行に配置した正方形の隅角部の少なくとも2箇所以上に接合用ボルト孔を配しており、
前記H形鋼梁は、その上下フランジに前記H形鋼柱のベースプレートおよびトッププレートの前記接合用ボルト孔に対向する接合用ボルト孔群が間隔Dで配され、前記H形鋼柱のベースプレートおよびトッププレートの接合用ボルト孔と整合するようにした部材構成であり、
混在させる前記鋼管柱は、その外径寸法をDとした角形鋼管あるいは溶接箱型断面とし、前記ベースプレートおよび前記トッププレートには、前記鋼管柱の平行な2つの表面をX方向モジュール芯、前記表面と直交する2つの表面をY方向モジュール芯に配置して直交する外表面の交点をXY方向モジュール交点と一致させ、当該XY方向モジュール芯の交点を図心とし、各辺を両モジュール芯に対して平行に配置された前記H形鋼柱で規定する正方形と同寸法の正方形の隅角部の少なくとも2箇所に接合用ボルト孔を配するようにしたことを特徴とするものである。
(a)前記鋼管柱の平行する2面の外表面の上下方向の延長線上に、ウェブ芯間隔Dで平行に配置される一組のH形鋼梁のウェブ芯を一致させて配すること
(b)ウェブ間隔Dで平行に配置される一組のH形鋼梁のウェブ同士を所定の間隔で相互に連結する複数の連結部を有し、該連結部のうちの2つは、梁ウェブが配される側の前記鋼管柱の平行する2面と直交する2面の上部にそれぞれ位置していること
(c)前記一組のH形鋼梁の前記鋼管柱との接合部側のフランジにおいて、一対の接合部側フランジを連結する厚さtの板状体が、少なくとも前記鋼管柱のベースプレートまたはトッププレートと略同外寸で、当該フランジの接合用ボルト孔を一致して固定されており、前記鋼管柱の高さをH形鋼柱よりもt×n(n:上下方向に接合される一組のH形鋼梁の数量)だけ短くしたこと
(d)前記鋼管柱の1面の外表面の上下方向の延長線上に、H形鋼梁のウェブ芯を一致させて配し、かつ当該H形鋼梁に直交し、鋼管柱の平行する2面の外表面の上下方向の延長線上に、ウェブ芯間隔Dで平行に配置される一組のH形鋼梁のウェブ芯を一致させて配しており、前記H形鋼梁の側面と前記一組のH形鋼梁の先端が連結し、鋼管柱の残りの一面の外表面の上下方向延長線上で前記一組のH形鋼梁の連結部を有していること
(e)前記鋼管柱の平行する2面の外表面の上下方向の延長線と、ウェブ芯間隔Dで平行に配置される一組のH形鋼梁のウェブ芯を一致させて配しており、かつ、それと直交するモジュール芯に前記H形鋼梁のウェブ芯を一致させて前記一組のH形鋼梁に直交し、その外側面と接合していること
この際、鋼管柱の外形寸法は従来のH形鋼柱の強軸寸法と同じため、柱型が大きくなることはなく、追加する鋼管柱以外は、元のシステムで使用する部材を、特別に切断、穴あけすることなく使用できるため、製造管理、部材管理が容易である。
以下においては、本実施の形態の鉄骨骨組み構造を構成する各部材、すなわちH形鋼柱、H形鋼梁及び鋼管柱について先に説明し、その後で鋼管柱を混在させる場合の態様について説明する。
H形鋼柱1は、図1(a)、(b)に示すように、H形鋼の下端にベースプレート2Aが、上端にトッププレート2B(図示なし)が、それぞれ設けられている。
そして、H形鋼柱1は、そのフランジ板厚中心距離(図1(a))または最外面距離(図1(b))をDとし、ベースプレート2A、トッププレート2B(図示なし)には、フランジ板厚中心線または最外面をX方向モジュール芯X、ウェブ板厚中心線をY方向モジュール芯Yに配置したとき、当該XY方向モジュール芯の交点Oを図心とし、各辺を両モジュール芯XYに対して平行に配置した正方形Sの隅角部の少なくとも2箇所(図では4箇所)に柱側接合用ボルト孔3を配している。すなわち、H形鋼柱1のせいは、モジュールDにおさまるようになっており、XYモジュールの交点0において、当該接合用ボルト孔3は、X方向、Y方向とも等距離にあるので、X方向に配置しても、Y方向に配置しても、柱側接合用ボルト孔3の位置関係は変わらなくなっている。
なお、図1に示す例は、ベースプレート2A、トッププレート2Bの形状として、H形鋼柱1の外形をかたどるようにダンベル状に形成したものを示しているが、略長方形としてもよい。
H形鋼梁4は、図2に示すように、そのフランジ幅をH形鋼柱1のベースプレート2A、トッププレート2Bの幅以上とし、上フランジ7及び下フランジ8(図示なし)にH形鋼柱1のベースプレート2A、トッププレート2Bの接合用ボルト孔3に対向する梁側接合用ボルト孔5群が間隔Dで配され、H形鋼柱1のベースプレート2A、トッププレート2Bの接合用ボルト孔3と整合させている。
鋼管柱11は、その外径寸法をDとした角形鋼管あるいは溶接箱型断面であって、図3に示すように、ベースプレート12A(図3(a)参照)、トッププレート12B(図3(b)参照)には、鋼管柱11の平行な2つの表面をX方向モジュール芯X、前記表面と直交する2つの表面をY方向モジュール芯Yに配置したとき、当該XY方向モジュール芯の交点Oを図心とし、各辺を両モジュール芯XYに対して平行に配置されたH形鋼柱1で規定する正方形Sと同寸法の正方形の隅角部の少なくとも2箇所に接合用ボルト孔13を配している。図3(a)(b)では、ボルト孔13を、ベースプレート12Aには各3箇所、トッププレート12Bには各4箇所記載している。
ベースプレート12A、トッププレート12Bの形態は、矩形でも、ボルト接合部以外の部分を絞り込んだ形状としても、他の部材と干渉しない範囲内で任意の形状としてよい。
最下階の鋼管柱11のベースプレート12Aを除き、図3(b)のように中心部を十字形状にくりぬくと、柱内部にもボルトを設置できるので、接合部耐力を高くすることができる。あるいは、接合部耐力を同じくして、使用するボルトの径を細くしてもよい。
これによって、最小モジュールDで囲まれた範囲に鋼管柱11を納めることができ、その外径寸法は、H形鋼柱1の外径寸法の範囲であり、ここで用いるH形鋼柱1、あるいは特許文献1で示した柱による一方向ラーメン用の柱をXY方向で組み合わせるよりも柱外形寸法を小さくすることができる。
XY方向とも同じ基準寸法(モジュール)Dによる基準線でグリッドを形成した平面において、ベースプレート2Aとトッププレート2Bを有したH形鋼柱1の強軸方向とH形鋼梁4の長手方向とが平行になるように配置して剛接合した梁通し型の鉄骨一方向ラーメン骨組みに、新規に鋼管柱11を混在させた鉄骨骨組み構造であって、
H形鋼柱1は、そのフランジ板厚中心距離または最外面距離をDとし、H形鋼柱1のベースプレート2Aおよびトッププレート2Bには、フランジ板厚中心線または最外面をX方向モジュール芯、ウェブ板厚中心線をY方向モジュール芯に配置したとき、当該XY方向モジュール芯の交点を図心とし、各辺を両モジュール芯に対して平行に配置した正方形の隅角部の少なくとも2箇所に柱側接合用ボルト孔3を配しており、
H形鋼梁4は、そのフランジ幅をH形鋼柱1のベースプレート2Aおよびトッププレート2Bの幅以上とし、上下フランジ7、8にH形鋼柱1のベースプレート2Aおよびトッププレート2Bの柱側接合用ボルト孔3に対向する梁側接合用ボルト孔5群が間隔Dで配され、H形鋼柱1のベースプレート2Aおよびトッププレート2Bの柱側接合用ボルト孔3と整合させており、
鋼管柱11は、その外径寸法をDとした角形鋼管あるいは溶接箱型断面であって、ベースプレート12Aおよびトッププレート12Bには、鋼管柱11の平行な2つの表面をX方向モジュール芯、前記表面と直交する2つの表面をY方向モジュール芯に配置したとき、当該XY方向モジュール芯の交点を図心とし、各辺を両モジュール芯に対して平行に配置されたH形鋼柱1で規定する正方形と同寸法の正方形の隅角部の少なくとも2箇所に柱接合用ボルト孔13を配している。
この際、鋼管柱の外形寸法は従来のH形鋼柱の強軸寸法と同じため、柱型が大きくなることはなく、追加する鋼管柱以外は、元のシステムで使用する部材を、特別に切断、穴あけすることなく使用できるため、製造管理、部材管理が容易である。
また、上記のとおり、鋼管柱11は既往のH形鋼柱1用の柱側接合用ボルト孔3の位置を踏襲させており、最下階の基礎部分は反力が大きくなるためボルト径が大きくなる場合もあるが、他の部分は既往のボルト孔をそのまま活用するようにしているため、梁部材の鉄骨加工には影響を与えない。
H形鋼梁4は、H形鋼柱1の強軸方向に沿って梁通し型で配した一方向ラーメンとなるように設計ルールが定められている。一般に、スパンを拡大すると、梁の変形が大きくなるため、梁の断面を大きくして変形を抑制する手法がとられる。
しかし、既往のシステムを変更することなく梁せいを拡大すると、上階の床レベルが高くなってしまい、柱高さを低くして納めた場合、天井高さが低くなるなど問題がある。
特に、図5(a)(b)のように、梁ウェブ6A、6Bが配される鋼管柱11の平行する2面と直交する2面の上下部においては、鋼管柱11からの応力に対抗するために必須となる。この場合、モジュール芯を基準として統一した配置基準を決定して配置すれば、連結部材9の中心線を合わせる、あるいは外表面と合わせる、その他所定の寸法でオフセットするなど適宜決定してよい。
以下、特に記載がない限り、鋼管柱11のトッププレート12Bと梁下フランジ7の接合で代表して説明するが、鋼管柱11のベースプレート12Aと梁上フランジ8の取り合いも同様のため、読み替えてよい。
この際に、鋼管柱11の高さを、図8に示すように、H形鋼柱1よりもt×n(n:鋼管柱1の上下方向に接合される一組のH形鋼梁1の数量)だけ短くする。例えば、図8に示すように、n=1の場合には、H形鋼柱1の高さがhの場合には、鋼管柱11の高さはhよりもtだけ低いh´となる。
もととなるH形鋼柱1とH形鋼梁4による鉄骨ラーメン骨組み構造を構成するH形鋼柱1を、そのフランジ板厚中心距離または最外面距離をDとし、H形鋼柱1のベースプレート2Aおよびトッププレート2Bには、フランジ板厚中心線または最外面をX方向モジュール芯、ウェブ板厚中心線をY方向モジュール芯に配置したとき、当該XY方向モジュール芯の交点Oを図心とし、各辺を両モジュール芯に対して平行に配置した正方形の隅角部の少なくとも2箇所に柱側接合用ボルト孔3を配しており、
H形鋼梁4は、その上下のフランジ7、8にH形鋼柱1のベースプレート2Aおよびトッププレート2Bの柱側接合用ボルト孔3に対向する接合用ボルト孔5群が間隔Dで配され、H形鋼柱1のベースプレート2Aおよびトッププレート2Bの接合用ボルト孔3と整合するようにした部材構成であることに鑑み、
ここに混在させる鋼管柱11は、その外径寸法をDとした角形鋼管あるいは溶接箱型断面とし、ベースプレート12Aおよびトッププレート12Bには、鋼管柱11の平行な2つの表面をX方向モジュール芯、前記表面と直交する2つの表面をY方向モジュール芯に配置して直交する外表面の交点をXY方向モジュール交点と一致させ、当該XY方向モジュール芯の交点Oを図心とし、各辺を両モジュール芯に対して平行に配置されたH形鋼柱1で規定する正方形Sと同寸法の正方形の隅角部の少なくとも2箇所に柱接合用ボルト孔13を配するように規格化し、もととなる一方向ラーメンシステムのモジュールDの最小グリッドに一致させて配置できるようにしたものである。
ベースプレート2Aとトッププレート2Bの板厚は19mmとし、柱側接合用ボルト孔3はハイテンションボルトM16に対応するように設けた。
混在させる鋼管柱11は冷間成形角形鋼管で、外径250mm、板厚16mmである。ベースプレート12Aの板厚は25mm、トッププレート12Bの板厚は19mmとしたが、応力レベルによって変更可能である。
基本となるH形鋼柱1の高さ(上下梁の内法高さ)を2700mmとしたとき、一組のH形鋼梁1の上下フランジに厚さ25mmの補強プレート10を取り付けた場合、最下階の鋼管柱11の高さは、2675mm、上階は2600mmで製作する。
2A ベースプレート
2B トッププレート
3 柱側接合用ボルト孔
4 H形鋼梁
5 梁側接合用ボルト孔
6、6A、6B 梁ウェブ
7、7A、7B 梁下フランジ
8、8A、8B 梁上フランジ
9 連結部材
10 補強プレート(板状体)
11 鋼管柱
12A ベースプレート
12B トッププレート
13 柱接合用ボルト孔
14 組み立て梁
14A 組み立て梁の一方のH形鋼梁
14B 組み立て梁の他方のH形鋼梁
23 補強プレートボルト孔
D モジュール寸法
S ボルト孔間隔を設定する正方形
t 補強プレート厚さ
o モジュール芯の交点
X X方向モジュール芯
Y Y方向モジュール芯
Claims (10)
- H形鋼柱のフランジ芯またはウェブ芯とH形鋼梁のウェブ芯を一致させて構成した鉄骨ラーメン骨組み架構に対し、外形が矩形の鋼管柱の外表面の上下方向の延長線と前記H形鋼柱のウェブ芯またはフランジ芯とを同一線上に配するとともに、前記鋼管柱の外表面と前記H形鋼梁のウェブ芯を一致させて混在させたことを特徴とする鉄骨骨組み構造。
- XY方向とも同じ基準寸法(モジュール)Dによる基準線でグリッドを形成した平面において、ベースプレートとトッププレートを有したH形鋼柱の強軸方向とH形鋼梁の長手方向とが平行になるように配置して剛接合した梁通し型の鉄骨一方向ラーメン骨組みに、新規に鋼管柱を混在させた鉄骨骨組み構造であって、
前記H形鋼柱は、そのフランジ板厚中心距離または最外面距離をDとし、前記H形鋼柱のベースプレートおよびトッププレートには、フランジ板厚中心線または最外面をX方向モジュール芯、ウェブ板厚中心線をY方向モジュール芯に配置したとき、当該XY方向モジュール芯の交点を図心とし、各辺を両モジュール芯に対して平行に配置した正方形の隅角部の少なくとも2箇所に接合用ボルト孔を配しており、
前記H形鋼梁は、そのフランジ幅を前記H形鋼柱のベースプレートおよびトッププレートの幅以上とし、上下フランジに前記H形鋼柱の前記ベースプレートおよび前記トッププレートの前記接合用ボルト孔に対向する接合用ボルト孔群が間隔Dで配され、前記H形鋼柱のベースプレートおよびトッププレートの接合用ボルト孔と整合させており、
前記鋼管柱は、その外径寸法をDとした角形鋼管あるいは溶接箱型断面であって、前記ベースプレートおよび前記トッププレートには、前記鋼管柱の平行な2つの表面をX方向モジュール芯、前記表面と直交する2つの表面をY方向モジュール芯に配置したとき、当該XY方向モジュール芯の交点を図心とし、各辺を両モジュール芯に対して平行に配置された前記H形鋼柱で規定する正方形と同寸法の正方形の隅角部の少なくとも2箇所に接合用ボルト孔を配していることを特徴とする請求項1に記載の鉄骨骨組み構造。 - 前記鋼管柱の平行する2面の外表面の上下方向の延長線上に、ウェブ芯間隔Dで平行に配置される一組のH形鋼梁のウェブ芯を一致させて配したことを特徴とする請求項2に記載の鉄骨骨組み構造。
- ウェブ間隔Dで平行に配置される一組のH形鋼梁のウェブ同士を所定の間隔で相互に連結する複数の連結部を有し、該連結部のうちの2つは、梁ウェブが配される側の前記鋼管柱の平行する2面と直交する2面の上部にそれぞれ位置していることを特徴とする請求項3に記載の鉄骨骨組み構造。
- 前記一組のH形鋼梁の前記鋼管柱との接合部側のフランジにおいて、一対の接合部側フランジを連結する厚さtの板状体が、少なくとも前記鋼管柱のベースプレートまたはトッププレートと略同外寸で、当該フランジの接合用ボルト孔を一致して固定されており、前記鋼管柱の高さをH形鋼柱よりもt×n(n:上下方向に接合される一組のH形鋼梁の数量)だけ短くしたことを特徴とする請求項3又は4に記載の鉄骨骨組み構造。
- 前記鋼管柱の1面の外表面の上下方向の延長線上に、H形鋼梁のウェブ芯を一致させて配し、かつ当該H形鋼梁に直交し、鋼管柱の平行する2面の外表面の上下方向の延長線上に、ウェブ芯間隔Dで平行に配置される一組のH形鋼梁のウェブ芯を一致させて配しており、
前記H形鋼梁の側面と前記一組のH形鋼梁の先端が連結され、鋼管柱の残りの一面の外表面の上下方向延長線上で前記一組のH形鋼梁の連結部を有していることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一項に記載の鉄骨骨組み構造。 - 前記鋼管柱の1面の外表面の上下方向の延長線上に、H形鋼梁のウェブ芯を一致させて配し、かつ当該H形鋼梁に直交し、鋼管柱の平行する2面の外表面の上下方向の延長線上に、ウェブ芯間隔Dで平行に配置される一組のH形鋼梁のウェブ芯を一致させて配しており、
前記一組のH形鋼梁の前記鋼管柱との接合部側のフランジにおいて、一対の接合部側フランジを連結する厚さtの板状体が前記H形鋼梁側に延出するように配置され、当該フランジの接合用ボルト孔を一致して固定されており、前記鋼管柱の高さをH形鋼柱よりもt×n(n:上下方向に接合される一組のH形鋼梁の数量)だけ短くされ、
前記H形鋼梁の側面と前記一組のH形鋼梁の先端が前記板状体を介して連結され、鋼管柱の残りの一面の外表面の上下方向延長線上で前記一組のH形鋼梁の連結部を有していることを特徴とする請求項3又は4に記載の鉄骨骨組み構造。 - 前記鋼管柱の平行する2面の外表面の上下方向の延長線と、ウェブ芯間隔Dで平行に配置される一組のH形鋼梁のウェブ芯を一致させて配しており、かつ、それと直交するモジュール芯に前記H形鋼梁のウェブ芯を一致させて前記一組のH形鋼梁に直交し、その外側面と接合していることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一項に記載の鉄骨骨組み構造。
- XY方向とも同じ基準寸法(モジュール)Dによる基準線でグリッドを形成した平面において、ベースプレートとトッププレートを有したH形鋼柱とH形鋼梁を梁通し型で構成して規格化した鉄骨ラーメン骨組みに、新規に鋼管柱を混在させる鋼管柱の混在方法であって、
前記H形鋼柱は、そのフランジ板厚中心距離または最外面距離をDとし、前記H形鋼柱のベースプレートおよびトッププレートには、フランジ板厚中心線または最外面をX方向モジュール芯、ウェブ板厚中心線をY方向モジュール芯に配置したとき、当該XY方向モジュール芯の交点を図心とし、各辺を両モジュール芯に対して平行に配置した正方形の隅角部の少なくとも2箇所以上に接合用ボルト孔を配しており、
前記H形鋼梁は、その上下フランジに前記H形鋼柱のベースプレートおよびトッププレートの前記接合用ボルト孔に対向する接合用ボルト孔群が間隔Dで配され、前記H形鋼柱のベースプレートおよびトッププレートの接合用ボルト孔と整合するようにした部材構成であり、
混在させる前記鋼管柱は、その外径寸法をDとした角形鋼管あるいは溶接箱型断面とし、前記ベースプレートおよび前記トッププレートには、前記鋼管柱の平行な2つの表面をX方向モジュール芯、前記表面と直交する2つの表面をY方向モジュール芯に配置して直交する外表面の交点をXY方向モジュール交点と一致させ、当該XY方向モジュール芯の交点を図心とし、各辺を両モジュール芯に対して平行に配置された前記H形鋼柱で規定する正方形と同寸法の正方形の隅角部の少なくとも2箇所に接合用ボルト孔を配するようにしたことを特徴とする規格化した鉄骨ラーメン骨組みへの鋼管柱の混在方法。 - 請求項9に記載の規格化した鉄骨ラーメン骨組みへの鋼管柱の混在方法に、下記の(a)~(e)の部材配置ルールのうち一又は複数を適用したことと特徴とする規格化した鉄骨ラーメン骨組みへの鋼管柱の混在方法。
(a)前記鋼管柱の平行する2面の外表面の上下方向の延長線上に、ウェブ芯間隔Dで平行に配置される一組のH形鋼梁のウェブ芯を一致させて配すること
(b)ウェブ間隔Dで平行に配置される一組のH形鋼梁のウェブ同士を所定の間隔で相互に連結する複数の連結部を有し、該連結部のうちの2つは、梁ウェブが配される側の前記鋼管柱の平行する2面と直交する2面の上部にそれぞれ位置していること
(c)前記一組のH形鋼梁の前記鋼管柱との接合部側のフランジにおいて、一対の接合部側フランジを連結する厚さtの板状体が、少なくとも前記鋼管柱のベースプレートまたはトッププレートと略同外寸で、当該フランジの接合用ボルト孔を一致して固定されており、前記鋼管柱の高さをH形鋼柱よりもt×n(n:上下方向に接合される一組のH形鋼梁の数量)だけ短くしたこと
(d)前記鋼管柱の1面の外表面の上下方向の延長線上に、H形鋼梁のウェブ芯を一致させて配し、かつ当該H形鋼梁に直交し、鋼管柱の平行する2面の外表面の上下方向の延長線上に、ウェブ芯間隔Dで平行に配置される一組のH形鋼梁のウェブ芯を一致させて配しており、前記H形鋼梁の側面と前記一組のH形鋼梁の先端が連結し、鋼管柱の残りの一面の外表面の上下方向延長線上で前記一組のH形鋼梁の連結部を有していること
(e)前記鋼管柱の平行する2面の外表面の上下方向の延長線と、ウェブ芯間隔Dで平行に配置される一組のH形鋼梁のウェブ芯を一致させて配しており、かつ、それと直交するモジュール芯に前記H形鋼梁のウェブ芯を一致させて前記一組のH形鋼梁に直交し、その外側面と接合していること
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