JP7415416B2 - 媒体供給装置及びこれを用いた処理装置並びに位置拘束治具 - Google Patents

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Description

本発明は、媒体供給装置及びこれを用いた処理装置並びに位置拘束治具に関する。
従来この種の媒体供給装置としては例えば特許文献1,2に記載のものが知られている。
特許文献1には、一対の位置規制手段の少なくとも一方の位置規制手段は、用紙に対する寄せ位置と待機位置との間で、ガイドされながら移動するとともに、前記ガイドのガタに起因して、移動することにより、傾きが変化するものであり、一方の位置規制手段の用紙規制面が、寄せ位置では用紙の搬送方向に対して平行となり、待機位置では用紙の搬送方向に対して斜めになるように構成されている画像形成装置が開示されている。
特許文献2には、用紙カセットに収納する用紙の後端部を位置規制する用紙後端ガイドのガイドフレームの両端に用紙後部サイドガイドを取付け、用紙後部サイドガイドは用紙の幅方向に移動可能で用紙の後端部を幅方向に位置規制する用紙カセットが開示されている。
特許第3818796号公報 特開平6-321364号公報
本発明が解決しようとする技術的課題は、収容容器に収容される媒体の位置を規制するに当たって、対構成の側方位置規制手段のみで媒体の側方位置を規制する場合に比べて、媒体の側方位置の変動に起因する媒体の供給方向の不安定動作を低減する媒体供給装置及びこれを用いた処理装置並びに位置拘束治具を提供することにある。
請求項1に係る発明は、媒体が収容される収容容器と前記収容容器内に移動可能に設けられ、前記媒体の供給方向に交差する幅方向の両端位置を規制する対構成の側方位置規制手段と、前記媒体の幅方向に沿って前記対構成の側方位置規制手段に跨がるように設けられ、前記対構成の側方位置規制手段の相対位置関係を拘束する位置拘束治具と、を備え、前記位置拘束治具は、前記対構成の側方位置規制手段に跨がる架設手段と、前記架設手段に設けられて前記対構成の側方位置規制手段の外側面に接触するストッパ手段とを有し、前記ストッパ手段の少なくとも一方は、前記架設手段に対して着脱可能に固定されていることを特徴とする媒体供給装置である。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る媒体供給装置において、前記収容容器に収容された媒体のうち最上位に位置する媒体に接触して当該媒体を送出する送出手段を備え、前記位置拘束治具は、前記送出手段とは干渉しない位置に設けられることを特徴とする媒体供給装置である。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る媒体供給装置において、前記位置拘束治具は、前記対構成の側方位置規制手段に対して着脱可能に装着されていることを特徴とする媒体供給装置である
請求項に係る発明は、請求項に係る媒体供給装置において、前記架設手段は、使用される前記媒体の幅方向寸法に依存した長さを有していることを特徴とする媒体供給装置である。
請求項に係る発明は、請求項に係る媒体供給装置において、前記位置拘束治具は、最大使用サイズの媒体の幅方向寸法に依存した長さの前記架設手段を有し、複数の使用サイズの媒体に対して前記架設手段を兼用して使用可能にしたことを特徴とする媒体供給装置である
請求項に係る発明は、請求項に係る媒体供給装置において、前記架設手段は、複数の使用サイズの媒体の幅方向寸法に依存した箇所に、着脱可能な前記ストッパ手段が固定される被取付部を有することを特徴とする媒体供給装置である。
請求項に係る発明は、請求項1,4乃至6のいずれかに係る媒体供給装置において、前記ストッパ手段の少なくとも一方は、前記架設手段の長手方向に対して位置調整可能な位置調整部を有していることを特徴とする媒体供給装置である。
請求項に係る発明は、請求項に係る媒体供給装置において、前記ストッパ手段は断面略L字状のストッパ片を有し、前記位置調整部は、前記ストッパ片が着脱可能に固定される前記架設手段の被取付部には前記架設手段の長手方向に沿う長孔を形成すると共に、前記ストッパ片のうち前記被取付部に接触する取付部には取付孔を形成し、前記被取付部に対して前記ストッパ片を止め具を介して固定することを特徴とする媒体供給装置である。
請求項に係る発明は、請求項に係る媒体供給装置において、前記ストッパ手段は断面略L字状のストッパ片を有し、前記位置調整部は、前記架設手段の被取付部に対して前記ストッパ片を前記架設手段の長手方向に沿って相対移動可能に保持し、前記ストッパ片が前記側方位置規制手段に接触する方向に前記ストッパ片を付勢手段を介して付勢するようにすることを特徴とする媒体供給装置である。
請求項10に係る発明は、請求項に係る媒体供給装置において、前記収容容器の底部に配設されて前記媒体を積載し、上方に向けて付勢される可動底板を有し、前記架設手段は、前記媒体のうち最上位に位置する媒体の供給方向寄りに接触する接触部を有することを特徴とする媒体供給装置である。
請求項11に係る発明は、請求項1乃至10のいずれかに係る媒体供給装置と、前記媒体供給装置から供給された媒体に対して処理する処理手段と、を備えたことを特徴とする処理装置である。
請求項12に係る発明は、媒体供給装置の収容容器内に移動可能に設けられ、収容された媒体の供給方向に交差する幅方向の両端位置を規制する対構成の側方位置規制手段に用いられ、前記対構成の側方位置規制手段の相対位置関係を拘束する位置拘束治具であって、前記媒体の幅方向に沿って前記対構成の側方位置規制手段に跨がるように設けられる架設手段と、前記架設手段に設けられて前記対構成の側方位置規制手段の外側面に接触するストッパ手段とを有し、前記ストッパ手段の少なくとも一方は、前記架設手段に対して着脱可能に固定されていることを特徴とする位置拘束治具である。
請求項1に係る発明によれば、収容容器に収容される媒体の位置を規制するに当たって、対構成の側方位置規制手段のみで媒体の側方位置を規制する場合に比べて、媒体の側方位置の変動に起因する媒体の供給方向の不安定動作を低減することができる
特に、ストッパ手段が固定式である態様に比べて、対構成の側方位置規制手段の相対位置関係を媒体の側方位置に合わせて拘束する上で有効な位置拘束治具を簡単に構築することができる。
請求項2に係る発明によれば、収容容器内からの媒体の供給性を損なうことなく、媒体の側方位置を正確に規制することができる。
請求項3に係る発明によれば、収容容器内への媒体の収容動作性を損なうことなく、媒体の側方位置を正確に規制することができる
請求項に係る発明によれば、使用される媒体のサイズに合う位置拘束治具を提供することができる。
請求項に係る発明によれば、各種サイズの媒体に対して共通の位置拘束治具を提供することができる
請求項に係る発明によれば、架設手段の構造を工夫することで、各種サイズの媒体に対応した位置拘束治具を簡単に構築することができる。
請求項に係る発明によれば、位置調整部を有しない態様に比べて、規制する媒体の側方位置を微調整することができる。
請求項に係る発明によれば、媒体の側方位置を規制するに当たって、ストッパ片の位置を固定的に調整することができる。
請求項に係る発明によれば、媒体の側方位置を規制するに当たって、収容された媒体のサイズに合わせてストッパ片の位置を調整することができる。
請求項10に係る発明によれば、本構成を有しない態様に比べて、媒体の供給方向寄りのカールを抑制することができる。
請求項11に係る発明によれば、収容容器に収容される媒体の位置を規制するに当たって、対構成の側方位置規制手段のみで媒体の側方位置を規制する場合に比べて、媒体の側方位置の変動に起因する媒体の供給方向の不安定動作を低減することが可能な媒体供給装置を含む処理装置を構築することができる。
請求項12に係る発明によれば、収容容器内への媒体の収容動作性を損なうことなく、媒体の側方位置を正確に規制することが可能な媒体供給装置を簡単に構築することができる。
(a)は本発明が適用された媒体供給装置の実施の形態の概要を示す説明図、(b)は(a)中B方向から見た位置拘束治具の矢視説明図である。 実施の形態1に係る処理装置としての画像形成装置の全体構成を示す説明図である。 実施の形態1に係る媒体供給装置としての用紙供給装置の全体構成を示す説明図である。 実施の形態1に係る用紙供給装置の周辺構造を示す説明図である。 実施の形態1に係る用紙供給装置で用いられる側方位置規制機構を示す平面説明図である。 図5に示す側方位置規制機構の要部を示す斜視説明図である。 実施の形態1で用いられる位置拘束治具の全体構成を示す斜視説明図である。 (a)は図7に示す位置拘束治具の正面説明図、(b)は図7に示す位置拘束治具を斜め下方から見た斜視説明図である。 (a)は図7中IX部の拡大説明図、(b)はその断面説明図である。 実施の形態1で用いられる位置拘束治具の使用方法を示す説明図である。 実施の形態2に係る用紙供給装置の要部を示す斜視説明図である。 実施の形態2で用いられる位置拘束治具の全体構成を示す斜視説明図である。 (a)は図12に示す位置拘束治具の正面説明図、(b)は図12に示す位置拘束治具を斜め下方から見た斜視説明図である。 実施の形態3に係る用紙供給装置の要部を示す斜視説明図である。 (a)は実施の形態3で用いられる位置拘束治具の正面説明図、(b)は(a)に示す位置拘束治具を斜め下方から見た斜視説明図である。 図14中XVI部の詳細を示す説明図である。 (a)は変形の形態1に係る位置拘束治具の要部を示す説明図、(b)は変形の形態2に係る位置拘束治具の要部を示す説明図、(c)は(b)中C方向から見た矢視説明図である。
◎実施の形態の概要
図1(a)は本発明が適用された媒体供給装置1の実施の形態の概要を示す説明図、同図(b)は(a)中B方向から見た矢視説明図である。
同図において、媒体供給装置1は、媒体Sが収容される収容容器2と収容容器2内に移動可能に設けられ、媒体Sの供給方向に交差する幅方向の両端位置を規制する対構成の側方位置規制手段6(具体的には6a,6b)と、媒体Sの幅方向に沿って対構成の側方位置規制手段6に跨がるように設けられ、対構成の側方位置規制手段6の相対位置関係を拘束する位置拘束治具8と、を備えている。
尚、図1(a)において、符号3は収容容器2の底部に配設されて媒体Sを積載し、上方に向けて付勢される可動底板、符号7は収容容器2内に移動可能に設けられ、媒体Sの供給方向とは反対側に位置する終端位置を規制する終端位置規制手段である。
このような技術的手段において、媒体供給装置1は、未使用の媒体Sを供給する態様に限らず、例えば片面印刷した媒体Sを一端収容した後に再供給する態様のものも含む。
また、収容容器2内の媒体Sは、可動底板3上に積載され、また、側方位置規制手段6(6a,6b)と終端位置規制手段7とで位置規制される。
しかしながら、これらの側方位置規制手段6、終端位置規制手段7の位置決め精度は位置決め機構の構成上2mm前後のがたつきがある場合も多く、特に、対構成の側方位置規制手段6の位置決め精度が低いことに起因して、媒体Sの供給方向がスキューあるいはシフトするという懸念が生ずる。
このため、本実施の形態では、対構成の側方位置規制手段6(6a,6b)の位置決め精度が低いことを踏まえ、対構成の側方位置規制手段6(6a,6b)間の相対位置関係を使用する媒体Sの幅方向寸法に合わせ込むことが可能となるように、位置拘束治具8を採用するに至ったものである。
本例において、位置拘束治具8は、前述したように、少なくとも対構成の側方位置規制手段6(6a,6b)に跨がるように架設される架設機能部と、対構成の相対位置関係を拘束する拘束機能部とを有するものであれば適宜選定して差し支えない。また、位置拘束治具8の装着手法については、側方位置規制手段6(6a,6b)に対して着脱可能に装着するようにしてもよいし、あるいは、例えば媒体Sのサイズ毎に専用の位置拘束治具8を用いるような場合には、例えば架設機能部の一端をヒンジ部を介して支持することでセット位置から一時的に退避させる態様などを採用するようにしてもよい。
次に、本実施の形態に係る媒体供給装置1の代表的態様又は好ましい態様について説明する。
先ず、位置拘束治具8の代表的設置例としては、一般に、媒体供給装置1は、可動底板3に積載された媒体Sのうち最上位に位置する媒体Sに接触して当該媒体Sを送出する送出手段(図示せず)を備えていることが多いが、この種の態様では、位置拘束治具8は、送出手段とは干渉しない位置に設けられることが有効である。仮に、位置拘束治具8を送出手段と干渉する位置に設置するような場合には、位置拘束治具8の架設機能部を一部切り欠く等して送出手段との間の干渉を回避する必要がある。
また、位置拘束治具8の装着方法としては、側方位置規制手段6(6a,6b)に対して着脱可能に装着する着脱方式が好ましい。本例は、着脱方式の位置拘束治具8を用いて、収容容器2内に媒体Sを収容する際には位置拘束治具8を取り外し、収容後に位置拘束治具8を取り付ける態様である。
更に、位置拘束治具8の代表的態様としては、図1(b)に示すように、対構成の側方位置規制手段6に跨がる架設手段10と、架設手段10に設けられて対構成の側方位置規制手段6の外側面に接触するストッパ手段12(具体的には12a,12b)とを有する態様が挙げられる。
本態様において、架設手段10の代表的態様としては、使用される媒体Sの幅方向寸法に依存した長さを有している態様が挙げられる。本例は、媒体Sの位置拘束を可能とする上で、使用される媒体Sの幅方向寸法に依存した長さの架設手段10を備えた態様である。
また、位置拘束治具8の好ましい態様としては、最大使用サイズの媒体Sの幅方向寸法に依存した長さの架設手段10を有し、複数の使用サイズの媒体Sに対して架設手段10を兼用して使用可能にした態様が挙げられる。本例は、最大使用サイズの媒体Sを踏まえた架設手段10を兼用し、他のサイズの媒体Sについての位置拘束を可能とする態様である。
また、ストッパ手段12の好ましい態様としては、ストッパ手段12(12a,12b)の少なくとも一方は、架設手段10に対して着脱可能に固定されている態様が挙げられる。本例は、架設手段10に対して着脱可能なストッパ手段12を備えた態様である。
本態様において、架設手段10の好ましい態様としては、例えば複数の使用サイズの媒体Sの幅方向寸法に依存した箇所に、着脱可能なストッパ手段12が固定される被取付部を有する態様が挙げられる。本例は、複数のサイズの媒体Sを位置拘束するに当たり、各種サイズの媒体Sを踏まえて架設手段10の所定位置にストッパ手段12を着脱可能に取り付ける態様である。
また、ストッパ手段12の好ましい態様としては、図1(b)に示すように、ストッパ手段12(12a,12b)の少なくとも一方(本例では12b)は架設手段10の長手方向に対して位置調整可能な位置調整部16を有している態様が挙げられる。本例は、ストッパ手段12(本例では12b)に位置調整部16を持たせ、ストッパ手段12(12b)の位置調整を可能とする態様である。
ここで、ストッパ手段12(本例では12b)の代表的な構成例としては、ストッパ手段12(本例では12b)は断面略L字状のストッパ片15を有し、位置調整部16は、ストッパ片15が着脱可能に固定される架設手段10の被取付部には架設手段10の長手方向に沿う図示外の長孔を形成すると共に、ストッパ片15のうち被取付部に接触する取付部には図示外の取付孔を形成し、被取付部に対してストッパ片15を図示外の止め具を介して固定する態様が挙げられる。
また、ストッパ手段12(本例では12b)の代表的な構成例としては、ストッパ手段12(12b)は断面略L字状のストッパ片15を有し、位置調整部16は、架設手段10の被取付部に対してストッパ片15を架設手段10の長手方向に沿って相対移動可能に保持し、ストッパ片15が側方位置規制手段6(本例では6b)に接触する方向にストッパ片15を図示外の付勢手段を介して付勢するようにする態様が挙げられる。
また、架設手段10の別の好ましい態様としては、媒体Sのうち最上位に位置する媒体Sの供給方向寄りに接触する接触部を有する態様が挙げられる。本例は、媒体Sの供給方向寄りを架設手段10と接触させて押さえ込み、媒体Sのカールを抑制する態様である。ここで、架設手段10の接触部は媒体Sの供給方向寄りの任意の位置で差し支えないが、カールの抑制をより良好にするには、媒体Sの供給方向側先端に近い位置で架設手段10の接触部と接触させることが好ましい。
以上説明した媒体供給装置1は処理装置の一つの構成要素として利用される。
ここでいう処理装置としては、媒体供給装置1から供給される媒体Sに対して予め決められた処理を施す図示外の処理手段を含んでいればよい。本例において、「処理装置」は、例えば処理手段が媒体Sに作像処理する作像手段であれば画像形成装置に相当するが、媒体Sに作像処理を施さずに、パンチ処理や折り処理などの処理手段を用いたものも広く含む。
また、上述した媒体供給装置1に用いられる位置拘束治具8についてはそのものが新規な構成を備えている。
本例では、図1(b)に示すように、媒体供給装置1の収容容器2内に移動可能に設けられ、収容された媒体Sの供給方向に交差する幅方向の両端位置を規制する対構成の側方位置規制手段6(6a,6b)に用いられ、対構成の側方位置規制手段6(6a,6b)の相対位置関係を拘束する位置拘束治具8であって、媒体Sの幅方向に沿って対構成の側方位置規制手段6(6a,6b)に跨がるように設けられる架設手段10と、架設手段10に設けられて対構成の側方位置規制手段6(6a,6b)の外側面に接触するストッパ手段12とを有し、ストッパ手段12の少なくとも一方は、架設手段10に対して着脱可能に固定されているものが対象である。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいて本発明をより詳細に説明する。
◎実施の形態1
-画像形成装置の全体構成-
図2は実施の形態1に係る処理装置としての画像形成装置の全体構成を示す。
同図において、画像形成装置20は、画像形成装置筐体21内に例えば複数の色成分画像を作製するための作像エンジン22を搭載し、この作像エンジン22の下方に媒体としての用紙を供給する用紙供給装置23(本例では2段構成:23a,23b)を配設し、用紙供給装置23から供給された媒体を略鉛直方向に沿って延びる用紙搬送路24を通じて搬送し、作像エンジン22にて作製された画像を一括転写装置25にて転写した後、用紙上に転写された画像を定着装置26にて定着し、例えば画像形成装置筐体21の上部に設けられた用紙排出受け27に画像定着済みの用紙を排出するようにしたものである。尚、本実施の形態では、用紙供給装置23は、媒体の一例として用紙を挙げて説明しているが、用紙以外の媒体、例えばシート状フィルム等をも供給可能であり、広く媒体供給装置として用いられることは勿論である。
<作像エンジン>
本例において、作像エンジン22は、電子写真方式を採用した複数の色成分(本例ではY(イエロ)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック))トナーによる複数の画像形成部30(具体的には30a~30d)を有し、各画像形成部30で作製した各色成分画像を中間転写体40に一次転写した後に、一括転写装置(二次転写装置に相当)25にて中間転写体40上の画像を用紙に一括転写するようにしたものである。
本例において、画像形成部30(30a~30d)は、例えばドラム状の感光体31を有し、当該感光体31の周囲には、当該感光体31を帯電する帯電装置32、帯電された感光体31上に静電潜像を形成する潜像書込装置33、感光体31上に形成された静電潜像を各色成分トナーにて現像する現像装置34、感光体31に対向する中間転写体40の裏面に設けられて感光体31上の画像を中間転写体40に一次転写する一次転写装置35、及び、一次転写後に感光体31上に残留するトナーを清掃する清掃装置36を順次配設したものである。
尚、本例では、潜像書込装置33としてはLEDアレイが用いられているが、これに限られるものではなく、各色成分の静電潜像を対応するレーザ光で書き込む共用または個別のレーザ走査装置を用いるようにしてもよいことは勿論である。また、符号38(具体的には38a~38d)は各画像形成部30(30a~30d)の各現像装置34に対して各色成分トナーを補給するトナーカートリッジである。
更に、本例では、中間転写体40は例えば複数の張架ロール41~44に掛け渡されたベルト状部材からなり、例えば張架ロール41を駆動ロールとして所定方向に循環回転可能に駆動され、また、張架ロール43は中間転写体40に所望の張力を付与する張力付与ロールとして機能するようになっている。尚、符号45は中間転写体40上の残留物(トナーや紙粉等)を清掃する中間転写体用清掃装置である。
更にまた、本例では、一括転写装置25は中間転写体40の表面に従動回転可能に接触する転写ロール25aを有しており、中間転写体40の張架ロール42を対向電極とし、転写ロール25aと対向電極との間に所望の転写電界を形成することで、中間転写体40上に保持された画像を用紙へと一括転写するようになっている。
また、用紙搬送路24のうち一括転写装置25の入口側には一括転写装置25に送り込む用紙の位置を整合する位置整合ロール28が設けられ、また、用紙搬送路24の用紙排出受け27の直前には排出ロール29が設けられている。
-用紙供給装置の構成例-
本実施の形態において、用紙供給装置23(23a,23b)は、図3に示すように、用紙が収容可能な収容容器としての収容カセット70を夫々有しており、画像形成装置筐体21側に設置された図示外の案内レールに沿って収容カセット70を画像形成装置筐体21から出し入れ可能に保持する構造を備えている。
本例では、用紙供給装置23(23a,23b)は、収容カセット70に各種サイズの用紙が収容可能な凹部71を有しており、凹部71内には用紙の供給方向に交差する幅方向の収容位置を規制する一対の側方位置規制手段としてのサイドガイド72,73を移動可能に装備すると共に、用紙の供給方向とは反対側の終端位置を規制する終端位置規制手段としてのエンドガイド74を移動可能に装備し、凹部71の底部に装備された可動底板としてのボトムプレート75を斜め上方に向けて付勢することで、ボトムプレート75上に積載された用紙束の供給方向側を持ち上げ支持するように構成されている。
また、収容カセット70に収容された用紙の供給方向先端側の上方には、図4に示すように、用紙を送出する用紙送出ユニット80が設けられている。本例において、用紙送出ユニット80は、画像形成装置筐体21のフレームにユニットケース81を固定し、このユニットケース81内にはボトムプレート75上に積載された用紙束の最上位の用紙の上面部に接触して当該用紙を繰り出す繰出しロール(ピックアップロールに相当)82と、繰出しロール82で繰り出された用紙を一枚ずつ捌きながら送出する捌き機構83(本例では、駆動ロールからなるフィードロール84とフィードロール84に追従して回転し且つフィードロール84よりも表面摩擦抵抗の高いリタードロール85との組合せ)とを装備したものである。
-サイドガイドの構成例-
本例では、サイドガイド72,73は、図5及び図6に示すように、収容カセット70の凹部71に収容される用紙の幅方向両端の位置を規制するガイド板721,731を有し、これらのガイド板721,731を連動機構90により用紙の幅方向に沿って直線的に進退し、予め決められた用紙サイズに対応した位置に位置決めされるようになっている。
ここで、連動機構90としては、例えばサイドガイド72,73のガイド板721,731の底部に相手側のガイド板に向かって延びる平板状の棒に歯切りされたラック91,92を形成し、これらのラック91,92の歯91a,92aが相対向するように予め決められた距離だけ離れた状態でラック91,92を配置し、更に、これらのラック91,92間には各ラック91,92の歯91a,92aに噛合する一若しくは複数のピニオン93(本例では二つ)を介在させた構造が採用されている。
このため、例えば一方のサイドガイド73を他方のサイドガイド72に向けて接近させると、一方のラック92の移動がピニオン93を介して他方のラック91を移動させ、他方のサイドガイド72を一方のサイドガイド73に向けて接近させるように移動し、逆に、一方のサイドガイド73を他方のサイドガイド72から離れる方向に移動させると、ラック91,92とピニオン93との働きに伴って他方のサイドガイド72を一方のサイドガイド73から離れる方向に移動させるようになっている。
また、本例では、一方のサイドガイド73には位置決め機構95が設けられており、この位置決め機構95は、収容カセット70の凹部71の底部に用紙の幅方向に沿って延びる細長いスリット96を有し、このスリット96の長手方向に沿って用紙の各サイズを含む位置決め溝97を連続的あるいは不連続的に形成すると共に、サイドガイド73のガイド板731の外側面には位置決めのための開閉操作可能な操作レバー98を設けると共に、操作レバー98の動きに連動して上下方向に進退する位置決めピン99を設け、位置決め溝97に位置決めピン99の先端部を解除可能に引っ掛けるようにしたものである。
本例では、操作レバー98は図示外の付勢ばねによって常時は開放位置に保持されており、操作レバー98を操作しない状態では、位置決めピン99がいずれかの位置決め溝97に嵌まった状態に保持され、ユーザが操作レバー98を閉じる方向に操作することで、位置決めピン99を位置決め溝97から抜ける方向に退避させるものである。
従って、本例では、サイドガイド72,73を移動させる場合には、一方のサイドガイド73に設けられた位置決め機構95の操作レバー98をつまみ操作し、位置決め状態を解除した後、用紙の側方規制位置に向けて一方のサイドガイド73を移動させ、用紙の側方規制位置に到達した時点でサイドガイド73の移動を停止させ、位置決め機構95の操作レバー98から手を離すようにすればよい。この状態において、他方のサイドガイド72は一方のサイドガイド73に連動して移動し、用紙の他方の側方規制位置に到達し、また、位置決め機構95の操作レバー98から手を離すことにより、位置決めピン99が対応する位置決め溝97に嵌まり、サイドガイド72,73が位置決めされる。
-位置拘束治具-
<位置拘束治具を採用する必要性>
上述したように、サイドガイド72,73は連動機構90を介して用紙の幅方向に対して進退可能に移動し、また、位置決め機構95により位置決めされる。
しかしながら、サイドガイド72,73の位置決め機構95の位置決め精度は位置決めピン99と位置決め溝97との嵌まり合いの構造に依存することから、位置決め精度を充分に高くすることが困難であり、サイドガイド72,73には約2mm前後のがたつきが生ずる懸念がある。
この場合、収容カセット70内に収容する用紙をサイドガイド72,73で位置規制したとしても、前述したがたつきが存在してしまうと、用紙の供給方向がスキューあるいはシフトしてしまい、用紙上の画像品質が損なわれる懸念がある。
このため、本件発明者らは、サイドガイド72,73の相対位置関係を拘束する手法が必要と考え、図3に示すように、位置拘束治具100を採用するに至ったものである。
<位置拘束治具の構成例>
本実施の形態において、位置拘束治具100は、図3、図6乃至図8(a)(b)に示すように、対構成のサイドガイド72,73に跨がる架設手段としての架設プレート101と、この架設プレート101に設けられて対構成のサイドガイド72,73の相対位置関係を拘束する拘束手段としての拘束機構102とを備えている。
本例において、架設プレート101は、例えばABS樹脂等の合成樹脂で一体成形され且つ最大使用サイズの用紙の幅方向寸法に対応した長さの長尺な平板からなり、対構成のサイドガイド72,73のガイド板721,731間に掛け渡されている。
ここで、架設プレート101は、図3に示すように、収容カセット70の凹部71の上部開口側に設けられているが、本実施の形態では、図4に示すように、用紙送出ユニット80とは干渉しない位置に配置されている。
また、拘束機構102は、架設プレート101の長手方向両端付近に設けられて最大使用サイズ(第1の用紙サイズ:例えばJIS規格A3判横サイズ)の用紙に対する相対位置関係を拘束する第1のストッパ機構103と、架設プレート101の長手方向において第1のストッパ機構103よりも内側に設けられた最大使用サイズよりも小さいサイズ(第2の用紙サイズ:例えばJIS規格B4判横サイズ)の用紙に対する相対位置関係を拘束する第2のストッパ機構104と、架設プレート101の長手方向において第2のストッパ機構104よりも内側に設けられた第2の用紙サイズよりも更に小さいサイズ(第3の用紙サイズ:例えばJIS規格A4判横サイズ)の用紙に対する相対位置関係を拘束する第3のストッパ機構105と、を備えている。
<第1のストッパ機構>
第1のストッパ機構103は、架設プレート101の長手方向の一端側に設けられてサイドガイド72のガイド板721の上部外側面に接触する固定ストッパ120と、架設プレート101の長手方向の他端側に設けられてサイドガイド73のガイド板731の上部外側面に接触する可動ストッパ130と、を備えている。
本例において、固定ストッパ120は、架設プレート101の長手方向一端部から下方に垂れ下がるストッパ壁121を有し、このストッパ壁121の一側縁角部に回り込み部122を形成し、この回り込み部122の突出端部がサイドガイド72の上部外側面に接触するようになっている。このように、本例では、ストッパ壁121の回り込み部122をサイドガイド72に接触する接触部としたのは、回り込み部122が剛性の高い部分であることから、ストッパ壁121の変形が少ないことを考慮したものである。
更に、本例では、架設プレート101の長手方向端部の近傍裏面にはストッパ壁121に対向して垂れ下がる押え片123が一体的に形成され、サイドガイド72のガイド板721の上部をストッパ壁121の回り込み部122とで挟み込むようになっている。
一方、可動ストッパ130は、図7乃至図9(a)(b)に示すように、架設プレート101のサイドガイド73側に位置する長手方向端部に設けられた第1の被取付部110に着脱可能に装着されている。
本例において、第1の被取付部110は、架設プレート101の長手方向端部の図中手前側の隅角部に断面矩形状のエンボス部111を型成形し、このエンボス部111の底部には架設プレート101の長手方向に延びる長孔112を形成したものである。
これに対し、可動ストッパ130は、アルミニウム等の金属製の断面略L字状のストッパ片131を有し、このストッパ片131のうち第1の被取付部110の裏面に接触する取付片131aにはねじ孔からなる取付孔132を形成し、第1の被取付部110の長孔112及びストッパ片131の取付孔132にねじ等の止め具133を挿入し、第1の被取付部110の裏面にストッパ片131を止め具133を介して固定し、ストッパ片131のうち第1の被取付部110から下方に突出する突出片131bをサイドガイド73の上部外側面に接触するようにしたものである。
本例において、ストッパ片131は、止め具133を緩めた状態で第1の被取付部110の長孔112に沿って架設プレート101の長手方向に移動可能であるから、ストッパ片131の突出片131bの位置を調整することが可能である。
<第2のストッパ機構>
第2のストッパ機構104は、図7及び図8(a)(b)に示すように、架設プレート101の長手方向に沿う部分のうち、第2の用紙サイズに対応した箇所に夫々固定ストッパ124及び可動ストッパ134を設けたものである。
本例において、固定ストッパ124は、架設プレート101の長手方向一端部から予め決められた距離だけ離れた内側裏面には下方に垂れ下がるストッパ壁125を有し、このストッパ壁125の一側縁角部に回り込み部126を形成し、この回り込み部126の突出端部がサイドガイド72の上部外側面に接触するようになっている。尚、本例では、第1のストッパ機構103の固定ストッパ120のように、押え片123は設けられていない。
一方、可動ストッパ134は、図7乃至図9(a)(b)に示すように、架設プレート101の長手方向端部に設けられた第1の被取付部110よりも内側に設けられた第2の被取付部114に着脱可能に装着されている。
本例において、第2の被取付部114は、架設プレート101の長手方向縁部に面して断面矩形状のエンボス部115を型成形し、このエンボス部115の底部には架設プレート101の長手方向に延びる長孔116を形成したものである。
そして、本例では、第2のストッパ機構104を使用する場合には、第2の被取付部114に、第1のストッパ機構103の可動ストッパ130の構成要素であるストッパ片131を止め具133を介して位置調整可能に固定するようにすればよい。
<第3のストッパ機構>
第3のストッパ機構105は、図7及び図8(a)(b)に示すように、架設プレート101の長手方向に沿う部分のうち、第3の用紙サイズに対応した箇所に夫々固定ストッパ127及び可動ストッパ137を設けたものである。
本例において、固定ストッパ127は、架設プレート101の長手方向一端部から予め決められた距離だけ離れた内側裏面には下方に垂れ下がるストッパ壁128を有し、このストッパ壁128の一側縁角部に回り込み部129を形成し、この回り込み部129の突出端部がサイドガイド72の上部外側面に接触するようになっている。尚、本例では、第1のストッパ機構103の固定ストッパ120のように、押え片123は設けられていない。
一方、可動ストッパ137は、図7乃至図9(a)(b)に示すように、架設プレート101の長手方向端部に設けられた第2の被取付部114よりも内側に設けられた第3の被取付部117に着脱可能に装着されている。
本例において、第3の被取付部117は、架設プレート101の長手方向縁部に面して断面矩形状のエンボス部118を型成形し、このエンボス部118の底部には架設プレート101の長手方向に延びる長孔119を形成したものである。
そして、本例では、第3のストッパ機構105を使用する場合には、第3の被取付部117に、第1のストッパ機構103の可動ストッパ130の構成要素であるストッパ片131を止め具133を介して位置調整可能に固定するようにすればよい。
-位置拘束治具の使用例-
<対象用紙:最大使用サイズの用紙>
次に、本実施の形態に係る用紙供給装置23(23a,23b)を使用するに当たって、位置拘束治具の使用例について説明する。
先ず、最大使用サイズ(第1の用紙サイズ)の用紙Saを使用する場合には、図3、図7、図9(a)(b)及び図10に示すように、先ず、収容カセット70の凹部71内に用紙を積載し、次いで、サイドガイド72,73による位置規制、及びエンドガイド74による位置規制を実施する。
この後、サイドガイド72,73に対して位置拘束治具100を取り付ける。
ここで、位置拘束治具100については、拘束機構102として第1のストッパ機構103を用いるため、本例では、架設プレート101の第1の被取付部110に可動ストッパ130を位置調整可能に取り付ける。
この状態において、一方のサイドガイド72のガイド板721の上部に、第1のストッパ機構103の固定ストッパ120(ストッパ壁121、回り込み部122及び押え片123)を接触させ、更に、他方のサイドガイド73のガイド板731の上部外側面に第1のストッパ機構103の可動ストッパ130のストッパ片131(具体的には突出片131b)を接触させるようにすればよい。
このとき、位置拘束治具100は架設プレート101がサイドガイド72,73間に掛け渡された状態で組み付けられ、第1のストッパ機構103の固定ストッパ120はサイドガイド72の上部外側面の位置を外側から抱き込むように拘束し、一方、第1のストッパ機構103の可動ストッパ130はサイドガイド73の上部外側面の位置を外側から抱き込むように拘束する。
このため、サイドガイド72,73が位置決め機構95によりラフな位置精度で規制されたとしても、位置拘束治具100がサイドガイド72,73間の相対位置関係を最大使用サイズの用紙Saに合わせて拘束する。
尚、積載した用紙が製造ロット等の違いでばらつきがあるような場合には、位置拘束治具100を用いてサイドガイド72,73間の相対位置関係を拘束したとしても、サイドカイド72,73と最大使用サイズの用紙Saとの間に微小な隙間が生ずる可能性はあり得る。しかしながら、本例の可動ストッパ130は位置調整可能であることから、止め具133を少し緩めた後に可動ストッパ130のストッパ片131の位置を微調整して積載した最大使用サイズの用紙Saに合わせ込むことは可能である。
また、本実施の形態では、位置拘束治具100は、架設プレート101の裏面に拘束機構102の要素として、第2のストッパ機構104の固定ストッパ124、第3のストッパ機構105の固定ストッパ127が下方に垂れ下がっていることから、例えば拘束機構102として第1のストッパ機構103を使用する場合には、収容カセット70内に収容された用紙を第2のストッパ機構104の固定ストッパ124及び第3のストッパ機構105の固定ストッパ127が用紙の最上位上面の供給方向寄りを押え込む。
このため、本例では、収容カセット70内に収容された用紙がカールする事態は有効に抑制される。
<対象用紙:最大使用サイズの用紙以外の用紙>
また、最大使用サイズ(第1の用紙サイズ)の用紙Sa以外の用紙Sb(又はSc)を使用する場合には、図3、図7、図9(a)(b)及び図10に示すように、先ず、収容カセット70の凹部71内に用紙を積載し、次いで、サイドガイド72,73による位置規制、及びエンドガイド74による位置規制を実施し、この後、サイドガイド72,73に対して位置拘束治具100を取り付ける。
ここで、位置拘束治具100については、拘束機構102として第2のストッパ機構104又は第3のストッパ機構105を用いるため、本例では、架設プレート101の第2の被取付部114又は第3の被取付部117に可動ストッパ134又は137を位置調整可能に取り付ける。
この状態において、一方のサイドガイド72のガイド板721の上部に、第2のストッパ機構104の固定ストッパ124(ストッパ壁125、回り込み部126)を接触させ、更に、他方のサイドガイド73のガイド板731の上部外側面に第2のストッパ機構104の可動ストッパ134又は第3のストッパ機構105の可動ストッパ137を接触させるようにすればよい。
このとき、位置拘束治具100は架設プレート101がサイドガイド72,73間に掛け渡された状態で組み付けられ、第2のストッパ機構104の固定ストッパ124又は第3のストッパ機構105の固定ストッパ127はサイドガイド72の上部外側面の位置を外側から抱き込むように拘束し、一方、第2のストッパ機構104の可動ストッパ134又は第3のストッパ機構105の可動ストッパ137はサイドガイド73の上部外側面の位置を外側から抱き込むように拘束する。
このため、サイドガイド72,73が位置決め機構95によりラフな位置精度で規制されたとしても、位置拘束治具100がサイドガイド72,73間の相対位置関係を第2の用紙サイズ又は第3の用紙サイズの用紙Sb又はScに合わせて拘束する。
<位置拘束治具装備後の用紙補充作業>
次に、用紙供給装置23に位置拘束治具100を装備した後に、この用紙供給装置23の収容カセット70に用紙を補充する場合については、サイドガイド72,73間に掛け渡された状態の位置拘束治具100は用紙の補充作業には邪魔になるため、本例では、例えば第1のストッパ機構103を使用した態様を例に挙げると、可動ストッパ130の止め具133を緩めることで可動ストッパ130によるサイドガイド73の拘束状態を解除した後、架設プレート101を上方に持ち上げ、固定ストッパ120によるサイドガイド72の拘束状態も解除し、サイドガイド72,73間から位置拘束治具100を一旦取り除く。
この状態において、収容カセット70の凹部71内に用紙を補充した後、再びサイドガイド72,73間に位置拘束治具100を装備するようにすればよい。
◎実施の形態2
図11は実施の形態2に係る用紙供給装置の要部を示す斜視説明図である。
同図において、本実施の形態に係る用紙供給装置の基本的構成は、実施の形態1と略同様であるが、位置拘束治具100が実施の形態1と異なる構成を備えている。尚、実施の形態1と同様な構成要素については実施の形態1と同様な符号を付してここではその詳細な説明を省略する。
本例において、位置拘束治具100は、実施の形態1と同様に、対構成のサイドガイド72,73に跨がる架設プレート101と、対構成のサイドガイド72,73の相対位置関係を拘束する拘束機構102とを備えているが、実施の形態1と異なり、図11乃至図13(a)(b)に示すように、架設プレート101の長さは最大使用サイズの用紙の幅方向寸法に依存した長さを有することは必ずしも必要ではなく、使用対象となる特定の用紙の幅方向寸法に依存した長さを有していればよく、また、拘束機構102としては、使用対象となる特定の用紙サイズに合うようにサイドガイド72,73の上部外側面に接触するストッパ機構106を用いるようにすればよい。
本例において、ストッパ機構106は、架設プレート101の長手方向の一端側に設けられてサイドガイド72のガイド板721の上部外側面に接触する固定ストッパ140と、架設プレート101の長手方向の他端側に設けられてサイドガイド73のガイド板731の上部外側面に接触する可動ストッパ150と、を備えている。
本例において、固定ストッパ140は、架設プレート101の長手方向一端部から下方に垂れ下がるストッパ壁141を有し、このストッパ壁141の一側縁角部に回り込み部142を形成し、この回り込み部142の突出端部がサイドガイド72の上部外側面に接触するようになっている。更に、本例では、架設プレート101の長手方向端部の近傍裏面にはストッパ壁141に対向して垂れ下がる押え片143が一体的に形成され、サイドガイド72のガイド板721の上部をストッパ壁141の回り込み部142とで挟み込むようになっている。
一方、可動ストッパ150は、図11乃至図13(a)(b)に示すように、架設プレート101のサイドガイド73側に位置する長手方向端部に設けられた被取付部160に着脱可能に装着されている。
本例において、被取付部160は、架設プレート101の長手方向端部の図中手前側の隅角部に断面矩形状のエンボス部161を型成形し、このエンボス部161の底部には架設プレート101の長手方向に延びる長孔(図示せず)を形成したものである。
これに対し、可動ストッパ150は、断面L字状のストッパ片151を有し、このストッパ片151のうち被取付部160の裏面に接触する取付片151aにはねじ孔からなる取付孔(図示せず)を形成し、被取付部160の長孔及びストッパ片151の取付孔にねじ等の止め具153を挿入し、被取付部160の裏面にストッパ片151を止め具153を介して固定し、ストッパ片151のうち被取付部160から下方に突出する突出片151bをサイドガイド73の上部外側面に接触するようにしたものである。
本例において、ストッパ片151は、止め具153を緩めた状態で被取付部160の長孔に沿って架設プレート101の長手方向に移動可能であるから、ストッパ片151の突出片151bの位置を調整することが可能である。
このように、本例によれば、位置拘束治具100は架設プレート101がサイドガイド72,73間に掛け渡された状態で組み付けられ、ストッパ機構106の固定ストッパ140はサイドガイド72の上部外側面の位置を外側から抱き込むように拘束し、一方、ストッパ機構106の可動ストッパ150はサイドガイド73の上部外側面の位置を外側から抱き込むように拘束する。
このため、サイドガイド72,73が位置決め機構95によりラフな位置精度で規制されたとしても、位置拘束治具100がサイドガイド72,73間の相対位置関係を使用対象の用紙サイズに合わせて拘束する。
本例の場合には、使用対象となる用紙サイズに合わせて専用の位置拘束治具100を用意しておき、使用対象となる用紙を収容する際には、その用紙サイズに適した専用の位置拘束治具100を用紙供給装置23(23a,23b)に装備するようにすればよい。
尚、本例では、夫々専用の位置拘束治具100を用意するに当たって、可動ストッパ150も夫々専用に設けるようにしてもよいが、着脱方式の可動ストッパ150にあっては、架設プレート101に夫々被取付部160を設けるようにしておけば、可動ストッパ150の構成部品であるストッパ片151や止め具153を共用することも可能である。
◎実施の形態3
図14は実施の形態3に係る用紙供給装置の要部を示す斜視説明図である。
同図において、本実施の形態に係る用紙供給装置の基本的構成は、実施の形態2と略同様であるが、位置拘束治具100を構成するストッパ機構106が実施の形態2と異なる構成を備えている。尚、実施の形態2と同様な構成要素については実施の形態2と同様な符号を付してここではその詳細な説明を省略する。
本例において、位置拘束治具100は、実施の形態2と略同様に、対構成のサイドガイド72,73に跨がる架設プレート101と、対構成のサイドガイド72,73の相対位置関係を拘束する拘束機構102とを備え、拘束機構102としてストッパ機構106を採用するようにしたものである。
そして、ストッパ機構106は、架設プレート101の長手方向の一端側に設けられてサイドガイド72のガイド板721の上部外側面に接触する固定ストッパ140と、架設プレート101の長手方向の他端側に設けられてサイドガイド73のガイド板731の上部外側面に接触する可動ストッパ150と、を備えている。
ここで、固定ストッパ140は、実施の形態2と略同様に構成されているが、可動ストッパ150が実施の形態2と異なっている。
本例において、可動ストッパ150は、架設プレート101のサイドガイド73側に位置する長手方向端部に設けられた被取付部160に移動可能に装着されている。
本例では、被取付部160は、図15及び図16に示すように、架設プレート101の長手方向端部の図中手前側の隅角部に断面矩形状のエンボス部161を型成形すると共に、このエンボス部161の底部には架設プレート101の長手方向に延びる長孔162を形成したものである。そして、本例では、被取付部160は、エンボス部161が架設プレート101の長手方向の一側縁に面して開口し、エンボス部161の裏面のうち架設プレート101の長手方向端部下縁には下方に延びるフランジ部163を設けるようにしたものである。
本例において、可動ストッパ150は、断面略L字状のストッパ片151を有し、このストッパ片151のうちエンボス部161の裏面に接触する取付片151aにはエンボス部161の長孔162を貫通する連結ピン155を設けると共に、エンボス部161内には長孔162に沿って移動可能な矩形板状の操作ノブ156を配置し、連結ピン155の先端部に操作ノブ156を固着することで操作ノブ156とストッパ片151とを長孔162に沿って移動可能な一体化した可動パーツとし、更に、ストッパ片151のうちエンボス部161の裏面から下方に突出する突出片151bとフランジ部163との間に付勢手段としての付勢ばね157を介在させ、ストッパ片151の突出片151bをサイドガイド73の上部外側面側に付勢するようにしたものである。
本実施の形態によれば、用紙供給装置23に位置拘束治具100を装備する場合には、収容カセット70の凹部71内に使用対象となる用紙を収容し、サイドガイド72,73による側方位置規制動作を実施すると共に、エンドガイド74による終端位置規制動作を実施し、しかる後、位置規制されたサイドガイド72,73間に位置拘束治具100を装備するようにすればよい。
このとき、一方のサイドガイド72のガイド板721の上部に位置拘束治具100の固定ストッパ140を保持させ、しかる後、他方のサイドガイド73のガイド板731の上部外側面に可動ストッパ150を接触させるようにすればよい。
この場合において、ユーザは、位置拘束治具100の可動ストッパ150の操作ノブ156を付勢ばね157の付勢力に抗して長孔162に沿って移動させ、ストッパ片151の一時退避位置まで退避させた後、サイドガイド73のガイド板731の上部外側面に対向する位置にストッパ片151の突出片151bを配置し、この状態で、操作ノブ156を離すようにすればよい。そうすると、付勢ばね157の付勢力によってストッパ片151の突出片151bがサイドガイド73のガイド板731の上部外側面に接触し、この段階で、位置拘束治具100が用紙供給装置23に装備される。
このように装備された位置拘束治具100は、サイドガイド72,73間に架設プレート101を掛け渡し、固定ストッパ140と可動ストッパ150とでサイドガイド72,73間の相対位置関係を使用対象の用紙の幅方向寸法に合わせて拘束する。
また、本例では、可動ストッパ150は付勢ばね157の付勢力によってサイドガイド73のガイド板731の上部外側面に接触して押圧する。このため、仮に、収容カセット70内に収容された用紙のサイズが製造ロット等によってばらつき、サイドガイド72,73と用紙との間に微小間隙が生じた場合であっても、可動ストッパ150がサイドガイド73を押し付けることになり、その分、サイドガイド72,73は用紙との間のがたつきをなくすように可動ストッパ150によって用紙側に押し付けられ、その結果、収容された用紙の側方位置を正確に規制する。
尚、本例では、ストッパ機構106を構成する可動ストッパ150は、架設プレート101の被取付部160に予め取り付けられ、着脱可能な部品ではないが、例えばストッパ片151に固着された連結ピン155と操作ノブ156との連結部を例えば着脱可能なねじ込み式にする等すれば、可動ストッパ150を着脱可能な構成にすることも可能である。
以上説明したように、実施の形態1~3に係る用紙供給装置では、いずれも位置拘束治具100はサイドガイド72,73に対して着脱可能な構成を採用しているが、これに限られるものではなく、例えば変形の形態1,2に示すような位置拘束治具100を採用してもよいことは勿論である。
◎変形の形態1
図17(a)は変形の形態1に係る位置拘束治具100の要部を示す。
同図において、位置拘束治具100は、例えばサイドガイド72,73間に跨がる架設プレート101の例えば一方のサイドガイド72側の長手方向端部に取付片200を設ける一方、架設プレート101の他方のサイドガイド73側の長手方向端部には例えば実施の形態2と同様な被取付部160を設けると共に、この被取付部160には実施の形態2と同様な可動ストッパ150(ストッパ片151、止め具153)を設け、架設プレート101の取付片200寄りの一部には例えば折曲可能な薄肉部からなるヒンジ部210を形成したものである。
本例においては、サイドガイド72,73に位置拘束治具100を装備する場合には、架設プレート101の取付片200を一方のサイドガイド72のガイド板721の上部に止め具201にて固定し、しかる後、他方のサイドガイド73のガイド板731の上部外側面に可動ストッパ150を接触させるようにすればよい。
このとき、用紙供給装置23に位置拘束治具100を装備した後に、この用紙供給装置23の収容カセット70に用紙を補充する場合を想定すると、本例では、可動ストッパ150の止め具153を緩めることで可動ストッパ150によるサイドガイド73の拘束状態を解除した後、架設プレート101をヒンジ部210を介して屈曲させて斜め上方に傾斜するように持ち上げ、サイドガイド72,73間の上方空間から位置拘束治具100を一時的に退避させた状態で、収容カセット70の凹部71内に用紙を補充し、一時退避した位置拘束治具100を再びサイドガイド72,73間に掛け渡す位置に戻し、位置拘束治具100を装備するようにすればよい。
◎変形の形態2
図17(b)は変形の形態2に係る位置拘束治具100の要部を示す。
同図において、位置拘束治具100は、例えばサイドガイド72,73間に跨がる架設プレート101の例えば一方のサイドガイド72側の長手方向端部に下方に突出する支持ピン220を設ける一方、架設プレート101の他方のサイドガイド73側の長手方向端部には例えば実施の形態2と同様な被取付部160を設けると共に、この被取付部160には実施の形態2と同様な可動ストッパ150(ストッパ片151、止め具153)を設け、更に、図17(c)に示すように、サイドガイド72のガイド板721の上部には支持ピン220を回転可能に保持する軸受孔230を形成すると共に、この軸受孔230に支持ピン220を挿入するようにしたものである。
本例においては、サイドガイド72,73に位置拘束治具100を装備する場合には、一方のサイドガイド72のガイド板721の上部に設けられた軸受孔230に架設プレート101の支持ピン220を回転可能に保持させ、しかる後、他方のサイドガイド73のガイド板731の上部外側面に可動ストッパ150を接触させるようにすればよい。
このとき、用紙供給装置23に位置拘束治具100を装備した後に、この用紙供給装置23の収容カセット70に用紙を補充する場合を想定すると、本例では、可動ストッパ150の止め具153を緩めることで可動ストッパ150によるサイドガイド73の拘束状態を解除した後、架設プレート101を支持ピン220を支点として回転移動させ、サイドガイド72,73間の上方空間から位置拘束治具100を一時的に退避させた状態で、収容カセット70の凹部71内に用紙を補充し、一時退避した位置拘束治具100を再びサイドガイド72,73間に掛け渡す位置に戻し、位置拘束治具100を装備するようにすればよい。
1…媒体供給装置,2…収容容器,3…可動底板,6(6a,6b)…側方位置規制手段,7…終端位置規制手段,8…位置拘束治具,10…架設手段,11…拘束手段,12(12a,12b)…ストッパ手段,15…ストッパ片,16…位置調整部,S…媒体

Claims (12)

  1. 媒体が収容される収容容器と
    前記収容容器内に移動可能に設けられ、前記媒体の供給方向に交差する幅方向の両端位置を規制する対構成の側方位置規制手段と、
    前記媒体の幅方向に沿って前記対構成の側方位置規制手段に跨がるように設けられ、前記対構成の側方位置規制手段の相対位置関係を拘束する位置拘束治具と、
    備え、
    前記位置拘束治具は、前記対構成の側方位置規制手段に跨がる架設手段と、前記架設手段に設けられて前記対構成の側方位置規制手段の外側面に接触するストッパ手段とを有し、
    前記ストッパ手段の少なくとも一方は、前記架設手段に対して着脱可能に固定されていることを特徴とする媒体供給装置。
  2. 請求項1に記載の媒体供給装置において、
    前記収容容器に収容された媒体のうち最上位に位置する媒体に接触して当該媒体を送出する送出手段を備え、
    前記位置拘束治具は、前記送出手段とは干渉しない位置に設けられることを特徴とする媒体供給装置。
  3. 請求項1又は2に記載の媒体供給装置において、
    前記位置拘束治具は、前記対構成の側方位置規制手段に対して着脱可能に装着されていることを特徴とする媒体供給装置。
  4. 請求項に記載の媒体供給装置において、
    前記架設手段は、使用される前記媒体の幅方向寸法に依存した長さを有していることを特徴とする媒体供給装置。
  5. 請求項に記載の媒体供給装置において、
    前記位置拘束治具は、最大使用サイズの媒体の幅方向寸法に依存した長さの前記架設手段を有し、複数の使用サイズの媒体に対して前記架設手段を兼用して使用可能にしたことを特徴とする媒体供給装置。
  6. 請求項に記載の媒体供給装置において、
    前記架設手段は、複数の使用サイズの媒体の幅方向寸法に依存した箇所に、着脱可能な前記ストッパ手段が固定される被取付部を有することを特徴とする媒体供給装置。
  7. 請求項1,4乃至6のいずれかに記載の媒体供給装置において、
    前記ストッパ手段の少なくとも一方は、前記架設手段の長手方向に対して位置調整可能な位置調整部を有していることを特徴とする媒体供給装置。
  8. 請求項に記載の媒体供給装置において、
    前記ストッパ手段は断面略L字状のストッパ片を有し、
    前記位置調整部は、前記ストッパ片が着脱可能に固定される前記架設手段の被取付部には前記架設手段の長手方向に沿う長孔を形成すると共に、前記ストッパ片のうち前記被取付部に接触する取付部には取付孔を形成し、前記被取付部に対して前記ストッパ片を止め具を介して固定することを特徴とする媒体供給装置。
  9. 請求項に記載の媒体供給装置において、
    前記ストッパ手段は断面略L字状のストッパ片を有し、
    前記位置調整部は、前記架設手段の被取付部に対して前記ストッパ片を前記架設手段の長手方向に沿って相対移動可能に保持し、前記ストッパ片が前記側方位置規制手段に接触する方向に前記ストッパ片を付勢手段を介して付勢するようにすることを特徴とする媒体供給装置。
  10. 請求項に記載の媒体供給装置において、
    前記収容容器の底部に配設されて前記媒体を積載し、上方に向けて付勢される可動底板を有し、
    前記架設手段は、前記媒体のうち最上位に位置する媒体の供給方向寄りに接触する接触部を有することを特徴とする媒体供給装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれかに記載の媒体供給装置と、
    前記媒体供給装置から供給された媒体に対して処理する処理手段と、を備えたことを特徴とする処理装置。
  12. 媒体供給装置の収容容器内に移動可能に設けられ、収容された媒体の供給方向に交差する幅方向の両端位置を規制する対構成の側方位置規制手段に用いられ、前記対構成の側方位置規制手段の相対位置関係を拘束する位置拘束治具であって、
    前記媒体の幅方向に沿って前記対構成の側方位置規制手段に跨がるように設けられる架設手段と、前記架設手段に設けられて前記対構成の側方位置規制手段の外側面に接触するストッパ手段とを有し、
    前記ストッパ手段の少なくとも一方は、前記架設手段に対して着脱可能に固定されていることを特徴とする位置拘束治具。
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