JP7413850B2 - 物体位置の角度推定装置及び方法、並びにレーダ装置 - Google Patents
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Description
アレーアンテナから見た物体位置に対する角度を推定する物体位置の角度推定装置であって、
複数のアンテナを含むアレーアンテナによって受信された複数の受信信号をフーリエ変換することにより周波数スペクトラムを計算し、前記周波数スペクトラムにおいてピークとなる少なくとも1つの周波数に対応する距離を検索して抽出する距離推定部と、
前記抽出された距離、もしくは所定の距離に基づいて、前記距離に対応する角度毎のモードベクトルを計算するモードベクトル計算部と、
前記抽出された距離に対応する周波数に基づいて、前記計算された前記距離に対応する角度毎のモードベクトルを利用して、所定の角度推定処理を実行することで空間周波数スペクトラムである角度スペクトラムを計算し、前記角度スペクトラムにおいてピークとなる角度を抽出することで前記物体位置の角度を推定する角度推定部とを備える。
図2は受信アレーアンテナ装置を有するレーダ装置と物体Pからの反射波を説明するための概略図である。図2において、複数L個の受信アンテナ1-l(l=1,2,…,L)の開口面及び基準点Rが直線上で並置されている。図2に示すように、レーダ装置の複数L個の各受信アンテナ1-lの受信信号には、物体Pからの反射波による到来方向に依存した距離差rdl(l=1,2,…,L)を持つ位相差が現れる。
図4は図1のレーダ装置100における物体Pと、複数L個の受信アンテナ1-1~1-Lとの間の距離r1,r2,…,rLを示す概略図である。
(1)複数L個の受信アンテナ1-1~1-Lのうち、いずれか1つの受信アンテナを基準点Rとして定める。なお、図8では、受信アンテナ1-1の位置を基準点Rとしている。
(2)事前の距離推定で測定した距離rlと、走査を行う角度から物体P(反射波源)の想定される位置座標Pp(x,y)を求める。
(3)物体Pの想定位置座標Pp(x,y)と、残りの各受信アンテナ1-lの位置座標(xl,yl)から受信アンテナ1-lと、物体Pとの距離Rlを求め、下記の式を用いてモードベクトルを計算する。
y=rref・sin(90゜-θ)=rref・cosθ
t=[1,0,…,0]T (12)
y=r・sin(90゜-θmax)=r・cosθmax
(16)
以上の実施形態1では、平面空間上の2次元座標における物体の位置を検出しているが、本発明はこれに限らず、仰角情報も加えた3次元空間上の物体位置検出にも適用してもよい。以下の実施形態2では、3次元空間上の物体位置検出に適用したレーダ装置100に関して、実施形態1との相違点について以下に説明する。
y=r・cosφmax・sin(90゜-θmax)=r・cosφmax・cosθmax
z=r・sinφmax
(22)
図15は変形例に係る物体の位置検出処理を説明するための図である。図15に示すように、所定の距離範囲を任意の複数区間に分割し、各区間において例えば中央値又は平均値などの代表距離を設定し、各区間内に含まれる距離データには代表距離を角度推定に利用することで距離推定から得られる距離情報を用いたモードベクトルの計算が不要になり、全体の計算時間を短縮できる。すなわち、モードベクトルa(r,θ)を事前に計算するときの各距離は、検出すべき距離範囲を複数の距離区間に分割し、前記分割された各距離区間でそれぞれ、例えば中央値又は平均値である所定の代表距離を用いる。従って、距離情報を参照しない従来の角度推定と比べると推定精度を改善できる。
以上説明したように、本実施形態に係る物体位置の角度推定装置等によれば、角度推定の前に行われる距離推定で得られた距離情報を角度推定時に利用することにより、従来技術に比較して、近距離における物体位置の角度推定の推定精度を高めることができる。
図16は従来例に係る到来角度推定法で用いるモードベクトルを説明するための概略図である。図16において、各受信アンテナ1-l(l=1,2,…,L)の基準点Rからの距離をrl(l=1,2,…,L)としている。
例えば特許文献1で開示されたレーダ装置において、直線アレーアンテナを用いて、走査角度に応じたアンテナの配置(素子間隔)をもとに各アンテナの位相差を計算しており、このときのモードベクトルa(θ)は次式で表される(特許文献1の段落0061及び数22参照。)。
1-1~1-L 受信アンテナ
2 送信アンテナ装置
11-1~11-L 低雑音増幅器
12-1~12-L 混合器
13-1~13-L 低域通過フィルタ(LPF)
14-1~14-L AD変換器(ADC)
15 局部発振器
16 混合器
17 帯域通過フィルタ(BPF)
18 サーキュレータ
19 電力増幅器
20 信号処理装置
21 受信信号メモリ
22 送信信号発生器
23 メモリ
30 プロセッサ
31 送信制御部
32 距離推定部
33 モードベクトル計算部
34 モードベクトルメモリ
35 角度推定部
36 位置情報計算部
40 表示部
51 受信アンテナ
P 物体
Pp 物体Pの位置座標
R 基準点
S 等位相波面
Claims (8)
- アレーアンテナから見た物体位置に対する角度を推定する物体位置の角度推定装置であって、
複数のアンテナを含むアレーアンテナによって受信された複数の受信信号をフーリエ変換することにより周波数スペクトラムを計算し、前記周波数スペクトラムにおいてピークとなる少なくとも1つの周波数に対応する距離を検索して抽出する距離推定部と、
前記抽出された距離、もしくは所定の距離に基づいて、前記距離に対応する角度毎のモードベクトルを計算するモードベクトル計算部と、
前記抽出された距離に対応する周波数に基づいて、前記計算された前記距離に対応する角度毎のモードベクトルを利用して、所定の角度推定処理を実行することで空間周波数スペクトラムである角度スペクトラムを計算し、前記角度スペクトラムにおいてピークとなる角度を抽出することで前記物体位置の角度を推定する角度推定部とを備える、
物体位置の角度推定装置。 - 前記物体位置の角度推定装置はさらに、
前記抽出された距離と、前記距離に対応して推定された角度との組に基づいて、前記物体位置を計算する位置情報計算部とを備える、
請求項1に記載の物体位置の角度推定装置。 - 前記位置情報計算部は、2次元座標又は3次元座標で表される物体位置を計算する、
請求項2に記載の物体位置の角度推定装置。 - 前記モードベクトル計算部が前記所定の距離に基づいて、前記距離に対応する角度毎のモードベクトルを計算するときに、前記距離は、検出すべき距離範囲を複数の距離区間に分割し、前記分割された各距離区間でそれぞれ所定の代表距離を用いる、
請求項1~3のうちのいずれか1つに記載の物体位置の角度推定装置。 - 前記物体位置の角度推定装置は、FMCW(Frequency Modulation Continuous Wave)方式のレーダ装置のための物体位置の角度推定装置であって、
前記受信信号は、チャープパルス信号である送信信号が前記物体で反射されて受信された信号である、
請求項1~4のうちのいずれか1つに記載の物体位置の角度推定装置。 - 請求項1~5のうちのいずれか1つに記載の物体位置の角度推定装置を備える、
レーダ装置。 - アレーアンテナから見た物体位置に対する角度を推定する物体位置の角度推定方法であって、
複数のアンテナを含むアレーアンテナによって受信された複数の受信信号をフーリエ変換することにより周波数スペクトラムを計算し、前記周波数スペクトラムにおいてピークとなる少なくとも1つの周波数に対応する距離を検索して抽出するステップと、
前記抽出された距離、もしくは所定の距離に基づいて、前記距離に対応する角度毎のモードベクトルを計算するステップと、
前記抽出された距離に対応する周波数に基づいて、前記計算された前記距離に対応する角度毎のモードベクトルを利用して、所定の角度推定処理を実行することで空間周波数スペクトラムである角度スペクトラムを計算し、前記角度スペクトラムにおいてピークとなる角度を抽出することで前記物体位置の角度を推定するステップとを含む、
物体位置の角度推定方法。 - 前記物体位置の角度推定方法はさらに、
前記抽出された距離と、前記距離に対応して推定された角度との組に基づいて、前記物体位置を計算するステップを含む、
請求項7に記載の物体位置の角度推定方法。
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