JP7413229B2 - 開放検知装置 - Google Patents

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Description

本開示は、開放検知装置に関する。
原子炉建屋には、有事に内部の圧力を逃がすために、数m四方の開口部が形成されている。この開口部は、通常時はブローアウトパネルと呼ばれる部材で閉塞されている(下記特許文献1参照)。有事の際は、ブローアウトパネルを開くことで開口部を通じて内圧を開放することが可能とされている。このような技術は、例えば下記特許文献1に記載されている。
特許第6603000号公報
ここで、有事の際には原子炉建屋に人員が近寄ることが難しい。このため、上記のようなブローアウトパネルの開閉状態を遠隔から管理者が認知できるような措置が望まれている。
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、ブローアウトパネルの開放状態を検知することが可能な開放検知装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示に係る開放検知装置は、原子炉建屋の開口部を閉塞するブローアウトパネルの開放検知装置であって、前記建屋の内側で前記建屋側に設けられた基部と、前記開口部の内外方向に進退可能となるように前記基部にスライド可能に設けられ、先端が前記ブローアウトパネルに当接可能な移動体と、前記先端が前記ブローアウトパネルに当接した状態で、前記移動体を前記基部から前記ブローアウトパネルに向かって付勢する付勢部材と、前記移動体の移動を検知するリミットスイッチと、 前記移動体は、先端が前記ブローアウトパネルに当接可能な当接部と、前記基部に対して前記進退方向にスライド可能に設けられた移動体本体と、前記当接部と前記移動体本体を相対移動不能に接続する接続部と、を有し、前記当接部と前記移動体本体とは、前記進退方向に交差する方向に併設されている。
本開示に係る開放検知装置は、原子炉建屋の開口部を閉塞するブローアウトパネルの開放検知装置であって、前記原子炉建屋の内側で前記原子炉建屋側に設けられた基部と、前記開口部の内外方向に進退可能となるように前記基部に設けられ、先端が前記ブローアウトパネルに当接可能な移動体と、前記先端が前記ブローアウトパネルに当接するように、前記移動体を前記基部から前記ブローアウトパネルに向かって付勢する付勢部材と、前記移動体の移動を検知するリミットスイッチと、を備え、前記移動体の前記先端は、前記移動体が前記進退方向における前記原子炉建屋の外側にスライドした状態で、前記開口部よりも前記原子炉建屋の内側に位置している。
本開示によれば、ブローアウトパネルの開放状態を検知することが可能な開放検知装置を提供することができる。
本開示の実施形態に係る原子炉建屋の外観を示す概略図である。 本開示の実施形態に係る開放検知装置の構成を示す斜視図である。 本開示の実施形態に係る開放検知装置の側面図であって、ブローアウトパネルが閉塞状態にある場合を示す図である。 本開示の実施形態に係る開放検知装置の側面図であって、ブローアウトパネルが微開状態にある場合を示す図である。 本開示の実施形態に係る開放検知装置の側面図で合って、ブローアウトパネルが全開状態にある場合を示す図である。 本開示の実施形態に係る強制開放装置の変形例を示す図である。 本開示の実施形態に係る強制開放装置のさらなる変形例を示す図である。 本開示の実施形態に係る強制開放装置の他の変形例を示す図である。
以下、本開示の実施形態に係る原子炉建屋1、及び開放検知装置90について、図1から図5を参照して説明する。
(原子炉建屋の構成)
図1に示すように、原子炉建屋1は、内部に原子炉を格納する箱状の建造物である。原子炉建屋1の側壁1Sには、有事の際に内圧を開放するための開口部Hが形成されている。開口部Hは一例として4m四方の矩形をなしている。なお、図1では1つのみの開口部Hが形成されている例について示しているが、開口部Hの数は2つ以上であってもよい。この開口部Hは、通常時はブローアウトパネル2によって閉塞されている。
ブローアウトパネル2の四隅には、それぞれ開放検知装置90が設けられている。開放検知装置90は、ブローアウトパネル2の開閉状態を遠隔から検知するための装置である。一例として、それぞれの開放検知装置90は、開口部Hの上下方向に延びる一対の端縁に沿って配置されている。開放検知装置90の少なくとも一部は、開口部Hの内側に露出している。
また、詳しくは図示しないが、側壁1Sの外側であって開口部Hの近傍には、ブローアウトパネル2が脱離して開口部Hが開放された後、当該開口部Hを再び閉塞するための閉塞装置が設けられている。閉塞装置は、例えばシャッター状をなしており、側壁1Sに沿って展開されることで開口部Hを閉塞することが可能とされている。
ここで、図2に示すように、原子炉建屋1は、内部骨格を形成する縦梁1Aと、横梁1Bと、をさらに有している。縦梁1Aは鉛直方向に延びる柱状をなしている。横梁1Bはこの縦梁1Aに直交する水平方向に延びる柱状をなしている。これら縦梁1A、及び横梁1Bは、いずれも鉄骨によって形成され、溶接やボルト結合によって互いに締結されている。縦梁1A、及び横梁1Bは、上述した開口部Hの端縁に沿ってその近傍に配置されている。横梁1Bには、ブローアウトパネル2を原子炉建屋1の外側に向かって押し出すことで開口部Hを開放する強制開放装置80(後述)が取り付けられている。
(開放検知装置の概略構成)
本実施形態に係る開放検知装置90は、上記の横梁1Bの上面に配置されている。つまり、この開放検知装置90は、横梁1B上で上記の強制開放装置80に併設されている。開放検知装置90は、支持部材3と、基部4と、移動体5と、付勢部材6と、複数(一例として2つ)のリミットスイッチ7と、を有している。
まず、図2を参照して、開放検知装置90の概略構成について説明する。支持部材3は、第一部材31と、第二部材32と、第三部材33と、第四部材34と、を有している。第一部材31は、横梁1Bの上面から上方に向かって延びる柱状をなしている。第二部材32は、第一部材31の上端から水平方向に延びている。さらに、第三部材33は、この第二部材32の端部から当該第二部材32に直交するように水平方向に延びている。第三部材33の下面には水平面内に広がる板状の第四部材34が取り付けられている。これら第一部材31、第二部材32、第三部材33、及び第四部材34は、溶接やボルト結合によって互いに締結されている。
基部4は、第四部材34の下面に取り付けられている。つまり、基部4は原子炉建屋1側に固定された静止部である。移動体5は、この基部4に対してスライド可能に設けられている。移動体5は、その先端がブローアウトパネル2に当接可能とされており、ブローアウトパネル2の移動に伴ってスライドする。この移動方向を以下では「進退方向Ds」と呼ぶ。さらに、進退方向Dsにおける一方側(つまり、原子炉建屋1の外側)を開放側S1と呼び、その反対側を閉塞側S2と呼ぶ。付勢部材6は、移動体5を基部4からブローアウトパネル2に向かう方向(つまり、進退方向Dsにおける開放側S1)に向かって付勢する圧縮コイルばねである。リミットスイッチ7は、移動体5のスライドに伴ってオンオフ状態が切り替わることで、当該移動体5のスライド量(つまり、ブローアウトパネル2の移動量)を検知する。リミットスイッチ7は、基部4に固定され、進退方向Dsに間隔をあけて2つ配列されている。
(開放検知装置の詳細な構成)
続いて、図3を参照して、開放検知装置90の詳細な構成について説明する。同図は、ブローアウトパネル2が開口部Hを閉塞している状態を示している。
(基部の構成)
基部4は、支持板41と、基部本体42と、リブ43と、台車部44と、スイッチ基板45と、を有している。支持板41は、上記の第四部材34の下面から下方に向かって延びる板状の部材である。支持板41は、進退方向Dsに直交する面内に広がっている。基部本体42は、支持板41の下端から進退方向Dsの開放側S1に向かって延びる板状の部材である。つまり、基部本体42は、支持板41に対して直交する面内に広がっている。
基部本体42の開放側S1の端部は、進退方向Dsにおいて開口部Hと重なる位置まで延びている。基部本体42の上面と、支持板41の開放側S1の端面との間には補強材としてのリブ43が設けられている。基部本体42の下面における開放側S1に偏った位置には台車部44が設けられている。台車部44は、移動体5の一部であるレール部54(後述)に沿って転動する車輪(不図示)を有し、当該移動体5を進退方向Dsに案内するために設けられている。スイッチ基板45は、支持板41に一体に固定された板状の部材である。スイッチ基板45の厚さ方向一方側の面には2つのリミットスイッチ7が設けられている。
(移動体の構成)
移動体5は、当接部51と、移動体本体52と、接続部53と、レール部54と、を有している。当接部51は、伸縮部51Aと、当接部本体51Bと、を有している。伸縮部51Aは進退方向Dsに延びるとともに、当該進退方向Dsに伸縮可能なインロー構造を有している。言い換えると、伸縮部51Aは、径の異なる複数の筒状部材が入れ子状をなしており、一方の端部を引っ張ったり押したりするとこれら筒状部材が出没することで全体の長さが変化する。伸縮部51Aの基端は、上記の支持板41に固定されている。つまり、伸縮部51Aは、基部4側である支持板41を基準として進退方向Dsに伸縮することが可能とされている。
当接部本体51Bは、進退方向Dsを中心とする円盤状をなしている。当接部本体51Bは、上記の伸縮部51Aの開放側S1の端部に設けられている。当接部本体51Bの開放側S1の端面はブローアウトパネル2の内面2Aに当接可能とされている。
移動体本体52は、当接部51に対して接続部53を介して一体に接続されている。移動体本体52は進退方向Dsに延びる板状をなしている。接続部53は、移動体本体52の開放側S1の端部と上記の当接部本体51Bとを上下方向に接続している。つまり、移動体本体52と当接部51とは、進退方向Dsに交差する方向に併設されている。これにより、移動体5は全体として側面視で略C字状をなしている。また、図3に示す状態(ブローアウトパネル2によって開口部Hが閉塞されている状態)では、この移動体5と基部4とが進退方向Dsに交差する方向に間隔をあけて平行している。
移動体本体52の上面にはレール部54が設けられている。レール部54は、移動体本体52の上面から上方に突出するとともに進退方向Dsに延びている。レール部54は上述の台車部44に係合した状態で当該台車部44を進退方向Dsに案内する。移動体本体52の下面における閉止側S2の端部には切り欠きCが形成されている。この切り欠きCは、開放側S1から閉止側S2に向かうに従って上方に向かって延びる端縁によって形成されている。つまり、切り欠きCの端縁は側面視で進退方向Dsに対して斜めに交差している。
(付勢部材の構成)
付勢部材6は、上記の伸縮部51Aを外周側から囲うように配置された圧縮コイルばねである。つまり、付勢部材6は進退方向Dsに延びている。付勢部材6の閉塞側S2の端部は支持板41に当接している。付勢部材6の開放側S1の端部は当接部本体51Bの閉塞側S2の端面に当接している。これにより、付勢部材6は、基部4(支持板41)から開放側S1に向かって移動体5を付勢する。
(リミットスイッチの構成)
リミットスイッチ7は、上記の移動体5のスライドに伴ってオンオフ状態が切り替わるように構成された電装部品である。リミットスイッチ7は、上述のようにスイッチ基板45上で進退方向Dsに間隔をあけて2つ配列されている。ここでは、閉塞側S2に位置するリミットスイッチ7を第一リミットスイッチ71とし、開放側S1に位置するリミットスイッチ7を第二リミットスイッチ72とする。
第一リミットスイッチ71は、当該第一リミットスイッチ71を動作させるための回路基板等が収容されている筐体71Hと、この筐体71Hの上面から上方に向かって突出するアーム71Aと、を有している。アーム71Aは、筐体71H側に位置する端部(下端)を回転軸として進退方向Dsに揺動することが可能とされている。より具体的には、このアーム71Aの回転軸は、進退方向Dsに直交する水平方向に延びている。第二リミットスイッチ72も、第一リミットスイッチ71と同様に、筐体72Hと、アーム72Aと、を有している。第二リミットスイッチ72の動作も第一リミットスイッチ71と同様である。図3の状態(ブローアウトパネル2によって開口部Hが閉塞されている状態)では、移動体本体52の下面によって押圧されることでアーム71A,72Aがいずれも閉塞側S2に傾いた状態となっている。つまり、第一リミットスイッチ71、及び第二リミットスイッチ72がともにオン状態となっている。
(強制開放装置の概略構成)
強制開放装置80は、上述の横梁1Bに設けられている。詳しくは図示しないが、一例としての強制開放装置80は、ブローアウトパネル2の内面2Aを押圧可能な油圧シリンダである。油圧シリンダのロッドを進出させることによって、ブローアウトパネル2を開放側S1に向かって押圧することが可能とされている。これにより、ブローアウトパネル2を開口部Hから脱離させ、当該開口部Hを開放する。
(作用効果)
続いて、上記のブローアウトパネル2の脱離(開口部Hの開放作業)に伴う開放検知装置90の動作について、図3から図5を参照して説明する。
図3は、上述のように、開口部Hがブローアウトパネル2によって閉塞されている状態を示している。この場合、当接部51の伸縮部51Aは縮んだ状態となっており、移動体5(移動体本体52)は閉塞側S2に位置している。これにより、第一リミットスイッチ71、及び第二リミットスイッチ72が移動体本体52によって押圧されてともにオン状態となっている。原子炉の通常運用時は、このように2つのリミットスイッチ7がともにオン状態となっていることをもって、ブローアウトパネル2が開口部Hを正常に閉塞していることを管理者が認知する。
なお、開放検知装置90を設置する際には、移動体5を付勢部材6の付勢力に抗しながら閉止側S2に移動させた状態とする必要がある。移動体本体52には上述した切り欠きCが形成されている。切り欠きCは進退方向Dsに対して斜めに交差する方向に延びている。これにより、当該切り欠きCに沿ってリミットスイッチ7のアーム71A,72Aを容易に捕捉し、円滑に揺動させることが可能となっている。
ここで、有事の際には、原子炉建屋1の内圧が高まることが考えられる。この場合、図4に示すように、まず強制開放装置80の押圧力(又は、内圧自体の力)によってブローアウトパネル2を開放側S1にわずかに移動させる。この状態を「微開状態」と呼ぶ。微開状態では、ブローアウトパネル2と開口部Hとの間のわずかな隙間から圧力が逃がされ、原子炉建屋1の内圧が低下し始める。このとき、同図に示すように、開放検知装置90では、移動体5の当接部51が、付勢部材6によって付勢されることで、ブローアウトパネル2の内面2Aに追従して開放側S1に変位する。これに伴って、当接部51の伸縮部51Aも開放側S1に向かって伸展する。さらにこのとき、移動体本体52の下面が第一リミットスイッチ71のアーム71Aから離間する。これにより、第一リミットスイッチ71はオフ状態となる。他方、第二リミットスイッチ72は依然として移動体本体52によって押圧されてオン状態となっている。このように、第一リミットスイッチ71がオフ状態となり、第二リミットスイッチがオン状態となっていることをもって、ブローアウトパネル2がわずかに開放側S1に移動し、開口部Hが微開状態となったことを管理者が認知する。
さらに、微開状態からなおもブローアウトパネル2を開放側S1に移動させると図5に示す状態となる。この状態を「全開状態」と呼ぶ。全開状態では、ブローアウトパネル2が開口部Hから完全に脱離している。これにより、原子炉建屋1の内圧がさらに低下する。このとき、同図に示すように、開放検知装置90では、移動体5の当接部51が、付勢部材6によって付勢されることで開放側S1にさらに変位する。これに伴って、当接部51の伸縮部51Aも開放側S1に向かってさらに伸展する。なお、このとき、移動体5の先端(当接部本体51B)は、開口部Hよりも原子炉建屋1の内側に位置している。また、このとき、移動体本体52の下面が第一リミットスイッチ71のアーム71A、及び第二リミットスイッチ72のアーム72Aから離間する。これにより、第一リミットスイッチ71、及び第二リミットスイッチ72はともにオフ状態となる。このように、第一リミットスイッチ71、及び第二リミットスイッチ72がいずれもオフ状態となっていることをもって、ブローアウトパネル2が開口部Hから脱離し、当該開口部Hが全開状態となったことを管理者が認知する。
ところで、上記の構成とは異なり、ブローアウトパネル2自体にリミットスイッチ7等を含む他の装置を取り付けた場合、ブローアウトパネル2全体の重量が増加してしまう。その結果、ブローアウトパネル2を移動させるために大きな動力が必要となったり、円滑に開放できなくなったりする虞がある。そこで、本実施形態では、上述のように開放検知装置90がブローアウトパネル2ではなく、原子炉建屋1側の構造物(一例として横梁1B)に設けられている。
上記構成によれば、基部4とこれに付随する移動体5、付勢部材6、及びリミットスイッチ7が全て原子炉建屋1側に設けられていることから、ブローアウトパネル2自体には開放検知を行うに当たって何ら追加構造物を設ける必要がない。これにより、ブローアウトパネル2の改修や設計変更が不要となるため、重量増加を回避することができる。また、建造物としての原子炉建屋1、及びブローアウトパネル2と、開放検知装置90等の付随設備とでは施工業者が異なる場合が多い。上記の構成によれば、建造物と付随設備の施工範囲を明確に区分することができるため、設計や施工作業の工程管理をより容易に行うことができる。
さらに、上記構成によれば、当接部51と移動体本体52とが進退方向Dsに交差する方向に併設されている。これにより、例えばこれら当接部51と移動体本体52とが互いに離間する方向に延びている場合に比べて、進退方向Dsにおける移動体5全体の寸法を小さく抑えることができる。したがって、原子炉建屋1内の狭隘な領域にも開放検知装置90を設置することが可能となる。特に、上述した開口部Hの近傍には各種の荷役作業を行うためのクレーン設備やその支持装置が配置されている場合がある。上記構成によれば、このような設備と干渉させることなく、開放検知装置90を設置することが可能となる。
加えて、上記構成によれば、当接部51は基部4側の端部を基端として進退方向Dsに伸縮可能とされている。このため、当接部51は移動体5のスライドに伴って伸縮する。したがって、当接部51が基部4側に突出することがない。一方で、当接部51が伸縮不能な棒状をなしている場合、上述の支持板41に貫通孔を形成した上で、当接部51を当該貫通孔を通じて閉塞側S2に突出させる必要がある。この場合、閉塞側S2に配置された他の設備と当接部51が干渉してしまう虞がある。しかしながら、上記の構成によれば、このような干渉が生じることがない。その結果、動作の前後を問わず装置全体の寸法体格を小さく抑えることができる。したがって、原子炉建屋1内の狭隘な領域にも開放検知装置90を設置することが可能となる。
さらに、上記構成によれば、リミットスイッチ7が進退方向Dsに間隔をあけて複数設けられている。これにより、例えば移動体5が進退方向Dsにわずかにスライドした際には、一方のリミットスイッチ7のオン/オフ状態が切り替わることで、ブローアウトパネル2が微開状態となったことを検知できる。移動体5が進退方向Dsにさらに大きくスライドした際には、複数のリミットスイッチ7の全てのオン/オフ状態が切り替わることで、ブローアウトパネル2が全開状態となったことを検知できる。このように、上記構成によれば、ブローアウトパネル2の全開に至るまでの過程を精緻に検知することが可能となる。これにより、有事の際における復旧作業をより円滑かつ迅速に進めることが可能となる。
さらに加えて、上記構成によれば、移動体5はレール部54によって進退方向Dsに案内される。これにより、移動体5がスライドする際に、進退方向Dsから逸脱する可能性を低減することができる。したがって、移動体5をブローアウトパネル2の移動に対してさらに正確に追従させることができる。その結果、開放検知装置90をより安定的に動作させることができる。
また、上記構成によれば、移動体5が開放側S1にスライドした状態で、その先端(当接部本体51B)が開口部Hよりも内側に位置している。このため、例えば開口部Hの外側に閉塞装置等の他の装置を展開する際に妨げとなることがない。これにより、有事の際における復旧作業をさらに円滑かつ迅速に進めることが可能となる。
さらに、上記構成によれば、基部4が設けられる原子炉建屋1の一部(つまり、上述の横梁1B)には、開放検知装置90とともに強制開放装置80が併設されている。これにより、例えば開放検知装置90を単体で支持固定するための部材が不要となるため、設置スペースの縮小、建造コストの低減を実現することができる。特に、近年は原子炉の小型化に伴う原子炉建屋1の寸法体格や内部スペースの縮小が盛んに検討されている。上記構成によれば、このような要請にも容易に応じることが可能となる。
(その他の実施形態)
以上、本開示の実施形態について説明した。なお、本開示の要旨を逸脱しない限りにおいて、上記の構成に種々の変更や改修を施すことが可能である。例えば、上記実施形態で説明した縦梁1A、横梁1B、及び支持部材3の構成は一例であり、開口部Hの配置される位置に合わせてこれらの部材の構成を適宜変更することが可能である。
また、上記実施形態では、強制開放装置80として油圧シリンダを用いた例を説明した。しかしながら、強制開放装置80の態様は油圧シリンダに限定されない。変形例として図6に示すように、強制開放装置80Bをウィンチ81と、ワイヤWとによって構成することも可能である。ワイヤWの一端はブローアウトパネル2に固定されている。ウィンチ81によってワイヤWを巻き取ることでブローアウトパネル2が引っ張られ、開口部Hから当該ブローアウトパネル2を脱離させることができる。また、さらなる変形例として図7に示すように、強制開放装置80Cをジャッキ82によって構成することも可能である。ジャッキ82を伸展させることによってブローアウトパネル2を開口部Hから脱離させることができる。加えて、他の変形例として図8に示すように、ブローアウトパネル2の外側を向く面(外面2S)に加圧フレーム2Fを設け、この加圧フレーム2Fの端縁を強制開放装置80Dとしてのジャッキ82Bによって外側に押圧する構成を採ることも可能である。さらに、これら強制開放装置80,80B,80C,80Dを備えず、原子炉建屋1の内圧のみによってブローアウトパネル2を脱離させる構成を採ることも可能である。いずれの構成であっても、上記実施形態に係る開放検知装置90を好適に適用することが可能である。
加えて、上記実施形態では、開放検知装置90が2つのリミットスイッチ7を有する構成について説明した。しかしながら、設計や仕様に応じてリミットスイッチ7を1つのみとすることも可能である。この場合、開口部Hの四隅にそれぞれ配置された開放検知装置90のうちの一部(例えば2つ)に1つのリミットスイッチ7を設け、残余の一部に2つのリミットスイッチ7を設ける構成を採ることが考えられる。さらに、より精緻に開口部Hの開閉状態を検知する上では、3つ以上のリミットスイッチ7を設ける構成を採ることも可能である。この構成によれば、上記実施形態で説明した「微開状態」、「全開状態」に加えて、その中途の状態をも検知することができる。
<付記>
上記実施形態に記載の開放検知装置90は、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係る開放検知装置90は、原子炉建屋1の開口部Hを閉塞するブローアウトパネル2の開放検知装置90であって、前記原子炉建屋1の内側で前記原子炉建屋1側に設けられた基部4と、前記開口部Hの内外方向に進退可能となるように前記基部4に設けられ、先端が前記ブローアウトパネル2に当接可能な移動体5と、前記先端が前記ブローアウトパネル2に当接するように、前記移動体5を前記基部4から前記ブローアウトパネル2に向かって付勢する付勢部材6と、前記移動体5の移動を検知するリミットスイッチ7と、を備える。
上記構成によれば、基部4とこれに付随する移動体5、付勢部材6、及びリミットスイッチ7が全て原子炉建屋1側に設けられ、ブローアウトパネル2自体には開放検知を行うに当たって何ら追加構造物を設ける必要がない。これにより、ブローアウトパネル2の改修や設計変更が不要となる。
(2)第2の態様に係る開放検知装置90では、前記移動体5は、先端が前記ブローアウトパネル2に当接可能な当接部51と、前記基部4に対して前記進退方向Dsにスライド可能に設けられた移動体本体52と、前記当接部51と前記移動体本体52を相対移動不能に接続する接続部53と、を有し、前記当接部51と前記移動体本体52とは、前記進退方向Dsに交差する方向に併設されている。
上記構成によれば、当接部51と移動体本体52とが進退方向Dsに交差する方向に併設されている。これにより、進退方向Dsにおける移動体5の寸法を小さく抑えることができる。したがって、原子炉建屋1内の狭隘な領域にも開放検知装置90を設置することが可能となる。
(3)第3の態様に係る開放検知装置90では、前記当接部51は、前記基部4側の端部を基端として前記進退方向Dsに伸縮可能なインロー構造を有する。
上記構成によれば、当接部51は基部4側の端部を基端として進退方向Dsに伸縮可能とされている。このため、当接部51は移動体5のスライドに伴って伸縮する。これにより、当接部51が基部4側に突出することがない。その結果、動作の前後を問わず装置全体の寸法体格を小さく抑えることができる。したがって、原子炉建屋1内の狭隘な領域にも開放検知装置90を設置することが可能となる。
(4)第4の態様に係る開放検知装置90では、前記リミットスイッチ7は、前記進退方向Dsに間隔をあけて複数設けられている。
上記構成によれば、リミットスイッチ7が進退方向Dsに間隔をあけて複数設けられている。これにより、例えば移動体5が進退方向Dsにわずかにスライドした際には、一方のリミットスイッチ7のオン/オフ状態が切り替わることで、ブローアウトパネル2が微開状態となったことを検知できる。移動体5が進退方向Dsにさらに大きくスライドした際には、複数のリミットスイッチ7の全てのオン/オフ状態が切り替わることで、ブローアウトパネル2が全開状態となったことを検知できる。このように、上記構成によれば、ブローアウトパネル2の全開に至るまでの過程を精緻に検知することが可能となる。
(5)第5の態様に係る開放検知装置90では、前記基部4は、前記原子炉建屋1の一部である基部本体42と、前記基部本体42から前記進退方向Dsに延びるとともに前記移動体5を前記進退方向Dsに案内するレール部54を有する。
上記構成によれば、移動体5はレール部54によって進退方向Dsに案内される。これにより、移動体5がスライドする際に、進退方向Dsから逸脱する可能性が低減され、開放検知装置90をより安定的に動作させることができる。
(6)第6の態様に係る開放検知装置90では、前記移動体5の前記先端は、前記移動体5が前記進退方向Dsにおける前記原子炉建屋1の外側にスライドした状態で、前記開口部Hよりも前記原子炉建屋1の内側に位置している。
上記構成によれば、移動体5が外側にスライドした状態で、その先端が開口部Hよりも内側に位置している。これにより、例えば開口部Hの外側に閉塞装置等の他の装置を展開する際に妨げとなることがない。これにより、施設をより円滑に運用することが可能となる。
(7)第7の態様に係る開放検知装置90では、前記基部4が設けられる前記原子炉建屋1の一部には、前記ブローアウトパネル2を前記開口部Hから脱離させる強制開放装置80が併設されている。
上記構成によれば、基部4が設けられる原子炉建屋1の一部には、開放検知装置90とともに強制開放装置80が併設されている。これにより、例えば開放検知装置90を単体で支持固定するための部材が不要となるため、設置スペースの縮小、建造コストの低減を実現することができる。
1 原子炉建屋
1A 縦梁
1B 横梁
1S 側壁
2 ブローアウトパネル
2F 加圧フレーム
3 支持部材
4 基部
5 移動体
6 付勢部材
7 リミットスイッチ
31 第一部材
32 第二部材
33 第三部材
34 第四部材
41 支持板
42 基部本体
43 リブ
44 台車部
45 スイッチ基板
51 当接部
51A 伸縮部
51B 当接部本体
52 移動体本体
53 接続部
54 レール部
71 第一リミットスイッチ
71A アーム
71H 筐体
72 第二リミットスイッチ
72A アーム
72H 筐体
80,80B,80C,80D 強制開放装置
81 ウィンチ
82,82B ジャッキ
90 開放検知装置
C 切り欠き
H 開口部

Claims (7)

  1. 原子炉建屋の開口部を閉塞するブローアウトパネルの開放検知装置であって、
    前記原子炉建屋の内側で前記原子炉建屋側に設けられた基部と、
    前記開口部の内外方向に進退可能となるように前記基部に設けられ、先端が前記ブローアウトパネルに当接可能な移動体と、
    前記先端が前記ブローアウトパネルに当接するように、前記移動体を前記基部から前記ブローアウトパネルに向かって付勢する付勢部材と、
    前記移動体の移動を検知するリミットスイッチと、
    を備え
    前記移動体は、
    先端が前記ブローアウトパネルに当接可能な当接部と、
    前記基部に対して前記進退方向にスライド可能に設けられた移動体本体と、
    前記当接部と前記移動体本体を相対移動不能に接続する接続部と、
    を有し、
    前記当接部と前記移動体本体とは、前記進退方向に交差する方向に併設されている開放検知装置。
  2. 前記当接部は、前記基部側の端部を基端として前記進退方向に伸縮可能なインロー構造を有する請求項に記載の開放検知装置。
  3. 前記リミットスイッチは、前記進退方向に間隔をあけて複数設けられている請求項1又は2に記載の開放検知装置。
  4. 前記基部は、
    前記原子炉建屋の一部である基部本体と、
    前記基部本体から前記進退方向に延びるとともに前記移動体を前記進退方向に案内するレール部を有する請求項1からのいずれか一項に記載の開放検知装置。
  5. 前記移動体の前記先端は、前記移動体が前記進退方向における前記原子炉建屋の外側にスライドした状態で、前記開口部よりも前記原子炉建屋の内側に位置している請求項1からのいずれか一項に記載の開放検知装置。
  6. 原子炉建屋の開口部を閉塞するブローアウトパネルの開放検知装置であって、
    前記原子炉建屋の内側で前記原子炉建屋側に設けられた基部と、
    前記開口部の内外方向に進退可能となるように前記基部に設けられ、先端が前記ブローアウトパネルに当接可能な移動体と、
    前記先端が前記ブローアウトパネルに当接するように、前記移動体を前記基部から前記ブローアウトパネルに向かって付勢する付勢部材と、
    前記移動体の移動を検知するリミットスイッチと、
    を備え
    前記移動体の前記先端は、前記移動体が前記進退方向における前記原子炉建屋の外側にスライドした状態で、前記開口部よりも前記原子炉建屋の内側に位置している開放検知装置。
  7. 前記基部が設けられる前記原子炉建屋の一部には、前記ブローアウトパネルを前記開口部から脱離させる強制開放装置が併設されている請求項1から6のいずれか一項に記載の開放検知装置。
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