JP7412681B2 - シールドコネクタ - Google Patents

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Description

本開示は、シールドコネクタに関するものである。
従来から、電気自動車等の車載機器間の接続に用いられるコネクタにおいて、電磁シールド機能を備えたシールドコネクタが用いられている。例えば、特許文献1には、端子の周囲を遮蔽するシールドシェルを備えたシールドコネクタが開示されている。
このようなシールドコネクタでは、相手側のコネクタの非嵌合時には、端子が外部へ露出した状態となるため、露出した端子への作業者の手指の接触を阻止して感電を防止する触手防止対策を講じる必要がある。そこで、特許文献1では、外部に露出する端子の先端部分に別体の樹脂カバーを装着する対策や、シールドシェルを端子よりも軸方向外方に長く突出させて、作業者の手指の端子への接近を阻止する対策などが提案されている。
特開2016-062699号公報
ところが、特許文献1に提案された構造では、別体の樹脂カバーが必要となり、部品点数や組立工数が増大すると共に、シールドシェルやシールドコネクタ全体の大型化が避けられないという問題を内在していた。
そこで、少ない部品点数で小型化を図りつつ、端子への触手防止対策を施すことができる、新規な構造のシールドコネクタを開示する。
本開示のシールドコネクタは、先端側に相手側端子と接続する接続部を有し基端側に固定部を有する端子と、前記端子の前記接続部の周囲を囲う筒状のフード部と、前記端子の前記固定部の周囲を囲う保持筒部とを有するシールドシェルと、前記端子の前記固定部と前記シールドシェルの前記保持筒部との対向面間を充填して前記端子の前記固定部を前記シールドシェルの前記保持筒部に一体的に固定する充填樹脂部と、前記充填樹脂部と一体化されて、前記端子の前記接続部の先端面から突出する触手防止樹脂部と、を備えるシールドコネクタである。
本開示のシールドコネクタによれば、少ない部品点数で小型化を図りつつ、端子への触手防止対策を施すことができる。
図1は、実施形態1に係るシールドコネクタを示す全体斜視図である。 図2は、図1の平面図である。 図3は、図2におけるIII-III断面図である。 図4は、図2におけるIV-IV断面図である。 図5は、図1の右側面図である。 図6は、図5におけるVI-VI断面図である。 図7は、図1からシールドシェルを除いた斜視図である。 図8は、図7を別の方向から見た斜視図である。
<本開示の実施形態の説明>
最初に、本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のシールドコネクタは、
(1)先端側に相手側端子と接続する接続部を有し基端側に固定部を有する端子と、前記端子の前記接続部の周囲を囲う筒状のフード部と、前記端子の前記固定部の周囲を囲う保持筒部とを有するシールドシェルと、前記端子の前記固定部と前記シールドシェルの前記保持筒部との対向面間を充填して前記端子の前記固定部を前記シールドシェルの前記保持筒部に一体的に固定する充填樹脂部と、前記充填樹脂部と一体化されて、前記端子の前記接続部の先端面から突出する触手防止樹脂部と、を備えるシールドコネクタである。
本開示のシールドコネクタによれば、シールドシェルと端子が、端子の固定部とシールドシェルの保持筒部との対向面間を充填する充填樹脂部により一体化されている。それゆえ、シールドシェルと端子との固定構造が簡素化されて、シールドコネクタ全体の小型化を図ることができる。しかも、触手防止対策として、充填樹脂部と一体化された触手防止樹脂部が、端子の先端面から突出している。これにより、シールドシェルのフード部の先端側の開口部から手指が侵入した場合でも、手指が端子の先端面に接触する前に、触手防止樹脂部に接触することとなり、端子への手指の接触が有利に抑制または防止され得る。ここで、触手防止樹脂部は、充填樹脂部と一体化されていることから、従来構造の如き別体の部品を必要とすることがなく、部品点数や組立工数の削減も図ることができる。
(2)前記端子の前記接続部が、前記端子の長手方向に矩形断面で延びる平板形状を有しており、前記触手防止樹脂部は、前記接続部の前記先端面の幅方向全長に亘って広がる前方部と、前記前方部の幅方向両端部から前記端子の両側面に沿って前記充填樹脂部まで至る一対の側方部を有している、ことが好ましい。触手防止樹脂部と充填樹脂部との一体化を有利に実現しつつ、フード部に収容された端子の接続部の全周囲に触手防止樹脂部を設けることができ、触手防止性を一層有利に実現できるからである。
(3)上記(2)において、前記端子の前記接続部の下面と、前記接続部の前記先端面の下端部と前記両側面の下端部が、前記触手防止樹脂部から露出している、ことが好ましい。充填樹脂部と触手防止樹脂部を金型内で射出成形する際に、端子の接続部の下面とフード部の対向隙間に配置される金型により、端子の接続部の下面全面を安定して保持することができる。さらに、接続部の先端面の下端部と両側面の下端部を金型で把持できることから、射出成型時の端子の位置決めを一層有利且つ安定して行うことができる。その結果、充填樹脂部で充填される端子の固定部とシールドシェルの保持筒部との対向隙間を可能な限り小さくすることができ、充填樹脂部の薄肉化や均肉化も有利に達成することができる。薄肉化された充填樹脂部による端子からシールドシェルへの放熱性の向上も期待できる。
(4)上記(2)または上記(3)において、前記端子の前記接続部の上面の先端側は、前記触手防止樹脂部から露出しており、前記上面の基端側は、前記上面の幅方向全長に亘って延びて前記一対の側方部間を連結する前記触手防止樹脂部の上方連結部によって覆われている、ことが好ましい。接続部の上面の先端側が触手防止樹脂部から露出して、相手側端子との接続性を確保できる。また、上面の基端側を触手防止樹脂部の上方連結部により覆うことにより、充填樹脂部と触手防止樹脂部の協働による端子とシールドシェルとの一体性の向上や、シールドシェルと端子との絶縁性の向上を図ることができる。
(5)上記(2)から上記(4)のいずれかにおいて、前記シールドシェルの単一の前記フード部に、一対の前記端子の一対の前記接続部が、並列に配置されて収容されており、一対の前記接続部をそれぞれ覆う前記触手防止樹脂部が相互に一体化されている、ことが好ましい。隣接配置された一対の端子の一対の接続部を触手防止樹脂部により一体的に保持することができ、充填樹脂部と触手防止樹脂部の協働による端子とシールドシェルとの一体性の向上を一層有利に図ることができる。
<本開示の実施形態の詳細>
本開示のシールドコネクタの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示は、これらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<実施形態1>
以下、本開示の実施形態1のシールドコネクタ10について、図1から図8を用いて説明する。図1および図3に示すように、シールドコネクタ10は、先端側に相手側端子12と接続する接続部14を有する一対の端子16,16と、端子16の接続部14の周囲を囲う角筒状のフード部18を有するシールドシェル20と、を備えている。なお、シールドコネクタ10は、任意の向きで配置することができるが、以下では、上下方向,左右方向,前後方向を、図中に示す上下方向,左右方向および前後方向を基準として説明する。また、複数の同一部材については、一部の部材にのみ符号を付し、他の部材については符号を省略する場合がある。さらに、相手側端子12は、図3のみに記載し、理解を容易とするため、仮想線で記載している。
<端子16>
図3および図6に示すように、端子16は、平板形状を有している。端子16の材料としては、例えば、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼などの金属材料を適宜用いることができる。端子16は、その構成金属の種類や使用環境に応じて、銀メッキ、錫メッキやアルミニウムメッキ等の表面処理を施していてもよく、例えば、導電性に優れた金属板をプレス打ち抜き加工することによって形成することができる。端子16は、先端側(図3中、前方側)に端子16の長手方向(図3および図6中、前後方向)に矩形断面で延びる平板形状を有する接続部14を有している。また、端子16は、基端側(図3中、後方側)に接続部14の後端に連続して設けられた固定部22を有している。固定部22は、端子16の長手方向に矩形断面で延びる平板形状を有している。さらに、端子16は、固定部22よりもさらに基端側(図3中、後端側)に固定部22の後端に連続して矩形平板状を有する締結部24が形成されている。締結部24は、中央部にボルト挿通孔26が貫設されかつシールドシェル20から突出して外部に露出されており、図示しない車載機器の端子に締結されるようになっている。加えて、図6に示すように、端子16は、固定部22の締結部24側の端部の板幅方向の両端部に、外面すなわち板厚方向に貫通しかつ板幅方向外方に向かって開口する凹部28が設けられている。
<シールドシェル20>
図1から図6に示すように、端子16は、シールドコネクタ10のシールドシェル20内に収容されて用いられる。シールドシェル20は、導電性を有する金属によって形成されている。シールドシェル20は、前方側に一対の端子16,16の接続部14を板幅方向に並列に配置して収容する単一のフード部18を有し、後方側に端子16の固定部22の周囲を囲いかつ板幅方向に離隔した一対の角筒状の保持筒部30,30を有している。フード部18は、保持筒部30よりも大きい。また、シールドシェル20は、フード部18と一対の保持筒部30,30との間においてフード部18と一対の保持筒部30,30に対して直交する方向にフランジ状に広がる固定用突片32が設けられている。固定用突片32には、フード部18と一対の保持筒部30,30の内部を連通する一対の連通孔34,34が設けられており、保持筒部30の底壁の全面に亘って連通孔34が形成されている。図3に示すように、連通孔34は、フード部18の底面36のやや上寄りに形成されている。シールドシェル20の固定用突片32は、図示しない車載機器の筐体等に装着されるようになっている。
<充填樹脂部40>
図3および図6に示すように、端子16の固定部22とシールドシェル20の保持筒部30との対向面38,38の間は、合成樹脂が充填されて充填樹脂部40が形成されている。充填樹脂部40により、端子16の固定部22がシールドシェル20の保持筒部30に一体的に固定されている。また、図6に示すように、充填樹脂部40は、端子16の固定部22の後端に設けられた一対の凹部28,28内にも充填されており、凹部28を充填する係合凸部42を有している。この結果、端子16の固定部22がシールドシェル20の保持筒部30に対してより強固に固定されている。さらに、図3および図6に示すように、充填樹脂部40は、保持筒部30のフード部18側の第1開口部44から突出してフード部18の底面36を覆って広がるフランジ部46を有している。加えて、充填樹脂部40は、保持筒部30のフード部18側と反対側の第2開口部48から突出して外部に露出する突出部50を有している。これにより、充填樹脂部40が対向面38,38の間に確実に充填され、端子16の固定部22がシールドシェル20の保持筒部30に対して一層強固に固定されるようになっている。
<触手防止樹脂部54>
図3および図6に示すように、端子16の接続部14には、先端面52から合成樹脂製の触手防止樹脂部54が突出して設けられている。図6に示すように、触手防止樹脂部54は、充填樹脂部40と一体的に形成されている。すなわち、端子16の一対の接続部14,14をそれぞれ覆う触手防止樹脂部54は、端子16の固定部22とシールドシェル20の保持筒部30との対向面38,38の間に形成された充填樹脂部40と、相互に一体化されている。また、図6に示すように、触手防止樹脂部54は、接続部14の先端面52の板幅方向全長に亘って広がる前方部56と、前方部56の板幅方向両端部から接続部14の両側面の全長に沿って底面36の充填樹脂部40まで至る一対の側方部58,58を有している。すなわち、図3,図7および図8に示すように、端子16の接続部14の上面60の先端側は触手防止樹脂部54から露出しており、端子16の上面60の基端側は、上面60の板幅方向全長に亘って延びて一対の側方部58,58間を連結する触手防止樹脂部54の上方連結部62によって覆われている。
さらに、図3,図7および図8に示すように、端子16の接続部14の下面64と、接続部14の先端面52の下端部66と、接続部14の両側面の下端部68が、触手防止樹脂部54が設けられておらず接続部14が露出している。
<シールドコネクタ10の製造方法>
シールドコネクタ10の製造方法に関する一実施形態について説明する。まず、所定の形状に形成された単一のシールドシェル20と一対の端子16,16を準備する。なお、シールドコネクタ10は、例えば図示しない2つの金型を用いて製造される。より詳細には、2つの金型は、前方に配置される金型と後方に配置される金型からなる。次に、単一のシールドシェル20の一対の連通孔34,34に一対の端子16,16を挿通する。この状態で2つの金型を、単一のシールドシェル20に対して一対の端子16,16が所定位置にくるように配置する。すなわち、この状態では、単一のシールドシェル20と一対の端子16,16の充填樹脂部40や触手防止樹脂部54によって覆われない部分が、2つの金型によってカバーされている。そして、2つの金型によって形成された隙間に樹脂を射出・充填することによりシールドコネクタ10が完成されるようになっている。
このような構造とされた本開示のシールドコネクタ10によれば、端子16の固定部22とシールドシェル20の保持筒部30との対向面38,38の間は、合成樹脂が充填されて充填樹脂部40が形成されている。これにより、端子16の固定部22がシールドシェル20の保持筒部30に一体的に固定されている。それゆえ、シールドシェル20と端子16との固定構造が簡素化されて、シールドコネクタ10全体の小型化を図ることができる。また、触手防止対策としての触手防止樹脂部54が、端子16の接続部14の先端面52から突出して設けられている。したがって、シールドシェル20のフード部18の先端側の開口部から手指が差し入れられた場合でも、手指が端子16に接触する前に触手防止樹脂部54の前方部56に接触することから、端子16への手指の接触が有利に抑制または防止され得る。
しかも、触手防止樹脂部54は充填樹脂部40と一体化されていることから、従来構造の如き別体の部品を必要とすることがなく、部品点数や組立工数の削減を図ることもできる。すなわち、端子16の一対の接続部14,14をそれぞれ覆う触手防止樹脂部54は、端子16の固定部22とシールドシェル20の保持筒部30との対向面38,38の間に形成された充填樹脂部40と、相互に一体化されているのである。それゆえ、触手防止樹脂部54と充填樹脂部40の協働による端子16とシールドシェル20との一体性の向上を一層有利に図ることができる。加えて、触手防止樹脂部54の前方部56と側方部58により端子16の接続部14においてフード部18に収容された端子16の接続部14の全周囲に触手防止樹脂部54を設けることができることから、触手防止性を一層有利に実現できる。
さらに、端子16の接続部14の上面60の先端側および下面64全面が触手防止樹脂部54から露出していることから、相手側端子12との接続性を確保できる(図3参照)。また、上面60の基端側が触手防止樹脂部54の上方連結部62により覆われている。これにより、触手防止樹脂部54と充填樹脂部40との協働による端子16とシールドシェル20との一体性の向上や、シールドシェル20と端子16との絶縁性の向上を図ることができる。
加えて、シールドコネクタ10を製造する際に、端子16の接続部14の下面64とシールドシェル20のフード部18の間に金型が配置されることにより、端子16の接続部14の下面64全面を安定して保持できる。しかも、接続部14の先端面52の下端部66および接続部14の両側面の下端部68も金型で把持できることから、製造(射出成型)時の端子16の位置決めを一層有利且つ安定して行うことができる。これにより、端子16の固定部22とシールドシェル20の保持筒部30との対向面38,38の間を可能な限り小さくすることができ、充填樹脂部40の薄肉化や均肉化も有利に達成できる。また、端子16の固定部22から薄肉化された充填樹脂部40を通したシールドシェル20への放熱性の向上も期待できる。
<変形例>
以上、本開示の具体例として、実施形態1について詳述したが、本開示はこの具体的な記載によって限定されない。本開示の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本開示に含まれるものである。例えば次のような実施形態の変形例も本開示の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態1では、端子16は一対有していたが、1つでもよいし、3つ以上であってもよい。また、フード部18についても単一のものに限定されず、複数の接続部14を各別に囲う複数のフード部を用いてもよい。
(2)上記実施形態1では、シールドシェル20が最も外側に配置されていたが、これに限定されない。シールドシェル20が、合成樹脂製のハウジングに収容されていてもよい。
(3)上記実施形態1では、シールドコネクタ10を車載機器に装着して端子台として用いる例を示したが、シールド電線の端末に取り付けられるシールドコネクタとして用いることももちろん可能である。
(4)一対の端子16,16の一対の接続部14,14が、板厚方向で並列に配置されていてもよい。この場合でも、隣接配置された一対の端子16,16の一対の接続部14,14を触手防止樹脂部54により一体的に保持することで、充填樹脂部40と触手防止樹脂部54の協働による端子16とシールドシェル20との一体性の向上を図ってもよい。
10 シールドコネクタ
12 相手側端子
14 接続部
16 端子
18 フード部
20 シールドシェル
22 固定部
24 締結部
26 ボルト挿通孔
28 凹部
30 保持筒部
32 固定用突片
34 連通孔
36 底面
38 対向面
40 充填樹脂部
42 係合凸部
44 第1開口部
46 フランジ部
48 第2開口部
50 突出部
52 先端面
54 触手防止樹脂部
56 前方部
58 側方部
60 上面
62 上方連結部
64 下面
66 下端部
68 下端部

Claims (5)

  1. 先端側に相手側端子と接続する接続部を有し基端側に固定部を有する端子と、
    前記端子の前記接続部の周囲を囲う筒状のフード部と、前記端子の前記固定部の周囲を囲う保持筒部とを有するシールドシェルと、
    前記端子の前記固定部と前記シールドシェルの前記保持筒部との対向面間を充填して前記端子の前記固定部を前記シールドシェルの前記保持筒部に一体的に固定する充填樹脂部と、
    前記充填樹脂部と一体化されて、前記端子の前記接続部の先端面から突出する触手防止樹脂部と、
    を備えるシールドコネクタ。
  2. 前記端子の前記接続部が、前記端子の長手方向に矩形断面で延びる平板形状を有しており、
    前記触手防止樹脂部は、前記接続部の前記先端面の幅方向全長に亘って広がる前方部と、前記前方部の幅方向両端部から前記端子の両側面に沿って前記充填樹脂部まで至る一対の側方部を有している、請求項1に記載のシールドコネクタ。
  3. 前記端子の前記接続部の下面と、前記接続部の前記先端面の下端部と前記両側面の下端部が、前記触手防止樹脂部から露出している、請求項2に記載のシールドコネクタ。
  4. 前記端子の前記接続部の上面の先端側は、前記触手防止樹脂部から露出しており、前記上面の基端側は、前記上面の幅方向全長に亘って延びて前記一対の側方部間を連結する前記触手防止樹脂部の上方連結部によって覆われている、請求項2または請求項3に記載のシールドコネクタ。
  5. 前記シールドシェルの単一の前記フード部に、一対の前記端子の一対の前記接続部が、並列に配置されて収容されており、一対の前記接続部をそれぞれ覆う前記触手防止樹脂部が相互に一体化されている、請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のシールドコネクタ。
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