JP7409466B1 - 内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】内壁面に作用する面圧の増大を抑制しつつ、潤滑油の消費を抑制する。【解決手段】内燃機関1は、上死点と下死点の間で往復運動するピストン30と、内壁面13が、ピストン30が往復運動する際に内壁面13においてスカート部32が押し当てられるスラスト領域と、内壁面13においてスラスト領域とは反対側のアンチスラスト領域とを含むシリンダ12と、内壁面13においてシリンダ12の軸方向の中央部を含み、かつ周方向に沿った帯状の中央部領域14に形成された複数の凹部52を備える。中央部領域14のうち、スラスト領域の周方向に沿った第1所定幅の第1部分領域R1aでの凹部の形成度合いと、アンチスラスト領域の周方向に沿って第1所定幅よりも小さい第2所定幅の第2部分領域R1bでの凹部の形成度合いは、中央部領域14の他の領域での凹部の形成度合いよりも小さい。【選択図】図4

Description

本発明は、内燃機関に関する。
ピストンがシリンダの内壁面を摺動する内燃機関においては、ピストンが往復運動する際のピストンリングの摺動抵抗(摩擦力)を低減することが有効である。そこで、摩擦力を抑制すべく、シリンダの内壁面に凹部を形成する技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2010-236443号公報
ところで、シリンダの内壁面には、ピストンが往復運動する際に圧力(面圧)が作用するが、内壁面に凹部を設けた場合には、ピストンのスカート部が接触する接触面積が小さくなるため、スカート部から内壁面に作用する面圧が大きくなるおそれがある。
また、凹部の形成領域が多いと、内壁面に供給される潤滑油の量が多くなり、凹部に付着した潤滑油がピストンによって燃焼室側に移動して消費されてしまう。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、内壁面に作用する面圧の増大を抑制しつつ、潤滑油の消費を抑制することを目的とする。
本発明の一の態様においては、スカート部を有し、上死点と下死点の間で往復運動するピストンと、前記ピストンが内壁面を摺動するシリンダであって、前記内壁面が、前記ピストンが往復運動する際に前記内壁面において前記スカート部が押し当てられるスラスト領域と、前記内壁面において前記スラスト領域とは反対側のアンチスラスト領域とを含むシリンダと、前記内壁面において前記シリンダの軸方向の中央部を含み、かつ周方向に沿った帯状の中央部領域に形成された複数の凹部と、を備え、前記中央部領域のうち、前記スラスト領域の前記周方向に沿った第1所定幅の第1部分領域での凹部の形成度合いと、前記アンチスラスト領域の前記周方向に沿って前記第1所定幅よりも小さい第2所定幅の第2部分領域での凹部の形成度合いは、前記中央部領域の他の領域での凹部の形成度合いよりも小さい、内燃機関を提供する。
また、前記第1所定幅は、前記スカート部の前記周方向の幅以下の大きさであることとしてもよい。
また、前記第1部分領域及び前記第2部分領域は、前記中央部領域の前記軸方向の全域に亘った領域であることとしてもよい。
また、前記第1部分領域は、前記中央部領域のうち前記軸方向の中央側の領域であり、前記中央部領域は、前記第1部分領域に前記軸方向に沿って繋がっており前記上死点側の第3部分領域を含み、前記第3部分領域の前記周方向に沿った第3所定幅は、前記第1所定幅よりも小さいこととしてもよい。
また、前記中央部領域は、前記第1部分領域に前記軸方向に沿って繋がっており前記下死点側の第4部分領域を含み、前記第4部分領域の前記周方向に沿った第4所定幅は、前記第1所定幅よりも小さく、かつ前記第3所定幅よりも大きいこととしてもよい。
また、前記第1部分領域及び前記第2部分領域は、前記中央部領域の前記軸方向の中央側から前記下死点側の端までに亘った領域であることとしてもよい。
また、前記第1部分領域は、前記中央部領域の前記軸方向の中央側から前記下死点側の端までに亘った領域であり、前記第2部分領域は、前記中央部領域の前記軸方向の全域に亘った領域であることとしてもよい。
また、前記中央部領域は、前記上死点に位置する前記ピストンの外周面に設けられたリング溝よりも高さ方向の下側に位置し、かつ前記下死点に位置する前記ピストンの前記リング溝よりも高さ方向の上側に位置する領域であることとしてもよい。
また、前記第1部分領域及び前記第2部分領域には、前記凹部が形成されていないこととしてもよい。
本発明によれば、内壁面に作用する面圧の増大を抑制しつつ、潤滑油の消費を抑制できるという効果を奏する。
内燃機関1の構成を示す模式図である。 シリンダ12に対するピストン30の上死点及び下死点の位置を示す模式図である。 ピストン30が往復運動する際にシリンダ12に作用する圧力の分布を説明するための模式図である。 第1実施例の凹部形成領域50を説明するための模式図である。 凹部52の形状を説明するための模式図である。 第2実施例の凹部形成領域50を説明するための模式図である。 第3実施例の凹部形成領域50を説明するための模式図である。 第4実施例の凹部形成領域50を説明するための模式図である。 第5実施例の凹部形成領域50を説明するための模式図である。
<内燃機関の概要>
図1は、内燃機関1の構成を示す模式図である。内燃機関1は、例えば直噴式のエンジンである。内燃機関1は、シリンダブロック10と、シリンダヘッド20と、ピストン30を有する。
シリンダブロック10は、ピストン30を往復運動可能に収容するシリンダ12と、クランクシャフト45を収容するクランクケース16とを有する。シリンダブロック10は、シリンダ12とクランクケース16を一体化した構成となっている。クランクケースには、潤滑油を貯留するオイルパン18が取り付けられている。
シリンダヘッド20は、シリンダブロック10の上部に設けられている。シリンダヘッド20は、インジェクタ22と、吸気ポート23と、排気ポート24と、吸気バルブ25と、排気バルブ26を有する。インジェクタ22は、ピストン30の頂面とシリンダ12の内壁面13とシリンダヘッド20とで区画された燃焼室内に燃料を噴射する。吸気ポート23は、燃焼室に新気を導入させる吸気口である。排気ポート24は、燃焼室から排気を導出させる排気口である。吸気バルブ25は、開閉作動により、吸気ポート23から燃焼室に新気を導入させる。排気バルブ26は、開閉作動により、燃焼室から排気ポート24に排気を導出させる。
ピストン30は、上死点と下死点の間で往復運動する際に、シリンダ12の内壁面13を摺動する。内壁面13には潤滑油が供給され、油膜が形成されている。ピストン30の上部外周には、燃焼ガスをシールしたり、油膜を所定厚さに保持したりするために、ピストンリング35が複数設けられている。ピストンリング35は、ピストン30の外周面に形成されたリング溝31a、31b、31c(図2参照)の各々に設けられている。ピストン30の下部には、スカート部32が設けられている。スカート部32は、ピストン30のピストンピン38よりも下方の部分である。
図2は、シリンダ12に対するピストン30の上死点及び下死点の位置を示す模式図である。図2では、説明の便宜上、シリンダ12が展開した状態で示されている。また、図2の左上に示すピストン30は上死点に位置し、図2の左下に示すピストン30は下死点に位置している。シリンダ12の展開図の横軸は、シリンダ12の展開角度を示し、縦軸はシリンダ12の高さを示している。展開角度が180°の位置は、シリンダ12のスラスト領域の周方向での中心位置であり、展開角度が0°の位置は、シリンダ12のアンチスラスト領域の周方向での中心位置である。図2では、シリンダ12の高さ方向(軸方向)において2つの破線で囲まれた領域が、内壁面13の中央部領域14である。
中央部領域14は、内壁面13においてシリンダ12の軸方向の中央部を含み、かつ周方向に沿った帯状の領域である。中央部領域14の一部には、所定間隔で凹部52(図5参照)が形成されている。中央部領域14は、上死点に位置するピストン30のリング溝31cよりも高さ方向の下側に位置し、かつ下死点に位置するピストン30のリング溝31aよりも高さ方向の上側に位置する領域である。すなわち、中央部領域14は、ピストン30が上死点又は下死点で停止した際に、リング溝31a、31b、31cのピストンリング35が接してない領域である。また、言い換えれば、中央部領域14は、ピストン30が上死点と下死点との間を往復運動する際に、リング溝31a、31b、31cが通過する領域であるともいえる。さらに別言すれば、中央部領域14は、ピストン30が上死点と下死点の間で往復運動する際に、ピストン30の移動速度が所定値以上である領域である。
ピストン30は、ピストンピン38を介してコネクティングロッド41と連結されている。コネクティングロッド41は、クランクピン43を介してクランクシャフト45と連結されている。これにより、ピストン30のシリンダ12内の往復運動が、コネクティングロッド41の回転運動に変換され、クランクシャフト45が回転する。
ピストン30がシリンダ12の内壁面13を摺動する構成においては、燃費の改善等のために、ピストン30が往復運動する際のピストンリング35の摺動抵抗(摩擦力)を低減することが有効である。そこで、摩擦力を適切に抑制すべく、内壁面13の所定領域に凹部52が形成されている。
ところで、シリンダ12の内壁面13には、内燃機関1内での燃焼に伴いピストン30が往復運動する際に圧力が作用する。具体的には、ピストン30のスカート部32が内壁面13に押し当てられることで、内壁面13に圧力(面圧)が作用する。
図3は、ピストン30が往復運動する際にシリンダ12に作用する圧力の分布を説明するための模式図である。破線A1、A2、A3、A4の各々は、同じ圧力の位置を示している。4つの破線A1~A4が示す圧力は、「A4>A3>A2>A1」の関係となっている。このため、図3に示すシリンダ12の展開角度が180°である部分や、展開角度が0°(360°)である部分の圧力が大きくなっていることが分かる。通常、ピストン30が図3に示す位置(上死点から少し下へ移動した位置)に位置する際に、最も大きな圧力が内壁面13に作用する。また、「Th」は、スカート部32からの圧力が最も大きいスラスト側を意味し、「ATh」は、スラスト側の反対側のアンチスラスト側を意味し、「Front」はピストン30のフロント側を意味し、「Rear」はピストン30のリア側を意味する。
シリンダ12の内壁面13は、ピストン30が往復運動する際に内壁面13においてスカート部32が押し当てられるスラスト領域と、内壁面13においてスラスト領域とは反対側のアンチスラスト領域とを含む。スラスト領域は、展開角度の180°を中心として所定角度の範囲(一例として、135°~225°の範囲)の領域である。アンチスラスト領域は、展開角度の0°(360°)を中心として所定角度の範囲(一例として、0°~45°、かつ315°~360°の範囲)の領域である。
中央部領域14に凹部52を設けた場合には、ピストン30のスカート部32が接触する接触面積が小さくなるため、スカート部32から内壁面13に作用する面圧が大きくなるおそれがある。このため、スカート部32からの面圧が大きくなることを抑制するように、凹部52を設ける必要がある。
また、中央部領域14に凹部52を設けた場合には、内壁面13に供給された潤滑油が凹部52に堆積しているが、ピストン30が上死点側へ移動する際にピストンリング35によって凹部52内の潤滑油が掻き出されて燃焼室へ移動して蒸発してしまい、潤滑油が無駄に消費されてしまうおそれがある。中央部領域14の全体に凹部52を形成した場合には、凹部52から燃焼室へ移動する潤滑油が多くなってしまう。このため、潤滑油の燃焼室への移動を抑制するように凹部52を設けることが必要となる。
これに対して、本実施形態では、ピストンリング35の摺動抵抗を抑制し、スカート部32から内壁面13に作用する面圧を抑制し、潤滑油の無駄な消費を抑制できるように、中央部領域14の一部に凹部52を設けている。
<内壁面における凹部の形成位置>
内壁面13における凹部の形成位置について、第1実施例~第5実施例を例に挙げて説明する。
(第1実施例)
図4は、第1実施例の凹部形成領域50を説明するための模式図である。中央部領域14の一部である凹部形成領域50には、所定間隔で複数の凹部52が形成されている。凹部形成領域50は、中央部領域14のうちの第1部分領域R1a及び第2部分領域R1bを除いた領域である。このため、凹部52は、中央部領域14全体ではなく、中央部領域14の一部の領域に形成されている。
なお、以下では、第1部分領域R1a及び第2部分領域R1bに、凹部52が形成されていないこととしたが、これに限定されず、第1部分領域R1a及び第2部分領域R1bに少数の凹部が形成されていてもよい。すなわち、第1部分領域R1a及び第2部分領域R1bでの凹部の形成度合い(例えば、凹部の密度)は、凹部形成領域50での凹部の形成度合いよりも小さい。
第1部分領域R1aは、中央部領域14のうちの少なくともスラスト領域の軸方向の中央側の領域を含む。第2部分領域R1bも、中央部領域14のうちの少なくともアンチスラスト領域の軸方向の中央側の領域を含む。第1実施例では、第1部分領域R1a及び第2部分領域R1bは、中央部領域14の軸方向の全域に亘った領域である。このため、凹部形成領域50は、第1部分領域R1a及び第2部分領域R1bによって、2つの形成領域50a、50bに分けられる。形成領域50aは、ここでは、形成領域50bと同じ面積となっている。
第1部分領域R1aは、スラスト領域の周方向に沿った第1所定幅L1の領域である。第2部分領域R1bは、アンチスラスト領域の周方向に沿った第2所定幅L2の領域である。第2部分領域R1bの第2所定幅L2は、第1部分領域R1aの第1所定幅L1よりも小さい。第1所定幅L1が第2所定幅L2よりも大きいのは、スラスト領域側に作用する圧力が大きい領域が、アンチスラスト領域側よりも広いためである。
第1所定幅L1は、スカート部32の周方向の幅以下であることが望ましい。図3を参照すると、スカート部32の周方向の幅以下の部分の面圧が大きい。このため、第1部分領域R3aの第1所定幅を、スカート部32の周方向の幅以下にすることで、スカート部32による面圧の増大を効果的に抑制できる。
図5は、凹部52の形状を説明するための模式図である。図5(a)には凹部形成領域50の一部を拡大した図が示され、図5(b)には図5(a)のB-B断面図が示されている。凹部52は、内壁面13に所定間隔で配置されている。凹部52は、ここでは直径Dの円形状である。凹部52の深さは、直径Dよりも小さい。ただし、上記に限定されず、凹部52は、例えば矩形の凹部であってもよい。
第1の実施例における凹部形成領域50(具体的には、形成領域50a、50b)は、高さ方向において上死点に位置するピストン30のリング溝31cよりも下側に位置し、かつ下死点に位置するピストン30のリング溝31aよりも上側に位置する領域である(図2参照)。すなわち、凹部形成領域50は、上死点に位置するピストン30のピストンリング35が接しない領域であって、下死点に位置するピストン30のピストンリング35が接しない領域である。これにより、ピストン30が上死点や下死点で停止した際にピストンリング35が凹部52に接して摩擦力が増大することを防止できる。
また、ピストン30のスカート部32から面圧が大きくなる領域を第1部分領域R1a及び第2部分領域R1bとしていることで、面圧が大きくなる箇所でスカート部32が凹部52に接することを抑制できる。これにより、スカート部32が凹部52に接触することに起因する面圧の増大を抑制できる。特に、スカート部32からの面圧が大きい第1非成形領域R1aの第1所定幅L1を、第2部分領域R1bの第2所定幅L2よりも大きくすることで、スカート部32による面圧の増大を効果的に抑制できる。
さらに、第1部分領域R1aに加えて第2部分領域R1bを設けることで、凹部形成領域50が狭くなり、凹部52の数を減らすことができる。これにより、凹部52から燃焼室側へ移動する潤滑油の量を抑制できるので、潤滑油の無駄な消費を抑制できる。
(第2実施例)
図6を参照しながら、凹部52の形成位置の第2実施例を説明する。第2実施例の凹部形成領域50の面積が、第1実施例の凹部形成領域50の面積と異なる。ここでは、第2実施例の凹部形成領域50の面積は、第1実施例の凹部形成領域50の面積よりも小さい。
図6は、第2実施例の凹部形成領域50を説明するための模式図である。第2実施例の内壁面13の中央部領域14は、第1部分領域R2aと、第2部分領域R2bと、第3部分領域R2cを含む。中央部領域14のうち3つの部分領域R2a~R2cを除いた領域が、凹部52が形成されている凹部形成領域50となっている。なお、3つの部分領域R2a~R2cには、少数の凹部が形成されていてもよい。別言すれば、3つの部分領域R2a~R2cには、凹部形成領域50での凹部の形成度合いよりも小さい少数の凹部が形成されていてもよい。
第2実施例の第1部分領域R2aは、中央部領域14の軸方向の中央側から下死点側へ亘った領域である点で、第1実施例の中央部領域14の軸方向の全域に亘った第2部分領域R1aとは異なる。第1部分領域R2aは、ピストン30から内壁面13に圧力が作用する部分の領域となっている。このため、内壁面13においてピストン30から内壁面13に圧力が作用する領域には、凹部52が形成されないことになる。第1部分領域R2aは、ここでは矩形(具体的には長方形)の領域であるが、これに限定されず、例えば円形の領域であってもよい。
第2実施例の第2部分領域R2bは、第1実施例の第2部分領域R1bと同じ領域である。第2部分領域R2bは、中央部領域14の軸方向の全域に亘った領域である。第2非成形領域R2bの第2所定幅L2は、第1実施例の第2非成形領域R1bの第2所定幅L2と同じ大きさである。
第3部分領域R2cは、中央部領域14の上死点側に位置する矩形の領域である。第3部分領域R2cは、第1部分領域R2aに軸方向に沿って繋がっている。第3部分領域R2cの周方向に沿った第3所定幅L3は、第1部分領域R2aの第1所定幅L1よりも小さい。第3部分領域R2cの第3所定幅L3は、第1実施例の第1部分領域R1aの第1所定幅L1と同じである。
なお、第1部分領域R2aと第3部分領域R2cの境界の位置は、シリンダ12の上端から軸方向に距離h1だけ離れた位置となっている。距離h1は、ピストン30の全長hp(図2参照)の1/4以上である。
第2実施例では、上述した凹部形成領域50を設けることで、第1実施例と同様に、ピストンリング35の摺動抵抗を抑制し、スカート部32から内壁面13に作用する面圧を抑制し、潤滑油の無駄な消費を抑制できる。また、第2実施例では、第1部分領域R2aを広くすることで、第1実施例に比べてスカート部32による面圧の増大をより効果的に抑制できる。
(第3実施例)
図7は、第3実施例の凹部形成領域50を説明するための模式図である。第3実施例の内壁面13の中央部領域14は、第1部分領域R3aと、第2部分領域R3bと、第3部分領域R3cと、第4部分領域R3dを含む。中央部領域14のうち4つの部分領域R3a~R3dを除いた領域が、凹部52が形成されている凹部形成領域50となっている。なお、4つの部分領域R3a~R3dには、凹部形成領域50での凹部の形成度合いよりも小さい少数の凹部が形成されていてもよい。
第3実施例の第1部分領域R3aは、中央部領域14の軸方向の中央側の領域である点で、第1実施例の中央部領域14の軸方向の全域に亘った第2部分領域R1aとは異なる。第1部分領域R3aは、ピストン30から内壁面13に作用する圧力が最も大きい領域となっている。第1部分領域R3aは、ここでは矩形(具体的には長方形)の領域であるが、これに限定されず、例えば円形の領域であってもよい。
第3実施例の第2部分領域R3bは、第2実施例の第2部分領域R2bと同じ領域である。第2部分領域R3bは、中央部領域14の軸方向の全域に亘った領域である。第2非成形領域R3bの第2所定幅L2は、第2実施例の第2非成形領域R2bの第2所定幅L2と同じ大きさである。
第3実施例の第3部分領域R3cは、第2実施例の第3部分領域R2cと同じ領域である。第3部分領域R3cは、中央部領域14の上死点側に位置しており、第1部分領域R3aと繋がっている。
第4部分領域R3dは、中央部領域14の下死点側に位置する矩形の領域である。第4部分領域R3dは、第1部分領域R3aに軸方向に沿って繋がっている。第4部分領域R3dは、ピストン30から内壁面13に圧力が作用する部分を避けた領域となっている。
第4部分領域R3dの周方向に沿った第4所定幅L4は、第1部分領域R3aの第1所定幅L1よりも小さい。これにより、ピストン30から内壁面13に圧力が作用する部分を避けつつ、凹部52を形成する領域を第2実施例よりも広くすることができる。なお、第4部分領域R3dの第4所定幅L4は、第3部分領域R3cの第3所定幅L3よりも大きい。
なお、第1部分領域R3aと第3部分領域R3cの境界の位置は、シリンダ12の上端から軸方向に距離h1だけ離れた位置となっている。距離h1は、ピストン30の全長hp(図2参照)の1/4以上である。また、第1部分領域R3aの軸方向の長さh2は、ピストン30が上死点と下死点の間を往復運動する際のストローク(図2参照)の2/3以下である。
第3実施例では、上述した凹部形成領域50を設けることで、第1実施例と同様に、ピストンリング35の摺動抵抗を抑制し、スカート部32から内壁面13に作用する面圧を抑制し、潤滑油の無駄な消費を抑制できる。また、第3実施例では、スカート部32からの面圧が大きい領域に対応した第1部分領域R3a、第3部分領域R3c及び第4部分領域R3dを設けることで、スカート部32による面圧の増大をより効果的に抑制できる。
(第4実施例)
図8は、第4実施例の凹部形成領域50を説明するための模式図である。第4実施例の内壁面13の中央部領域14は、第1部分領域R4aと、第2部分領域R4bを含む。中央部領域14のうち2つの部分領域R4a、R4bを除いた領域が、凹部52が形成されている凹部形成領域50となっている。
第4実施例の第1部分領域R4aは、中央部領域14の軸方向の中央側から下死点側の端までに亘った領域である点で、第1実施例の中央部領域14の軸方向の全域に亘った第1部分領域R1aとは異なる。ここでは、第4実施例の第1部分領域R4aは、第2実施例の第1部分領域R2aと同じ領域である。
第2実施例では第1部分領域R2aと上死点側で繋がった第3部分領域R2cが設けられていたが、第4実施例では第3部分領域R2cが設けられていない。これは、中央部領域14において第1部分領域R1aよりも上死点側の領域には、ピストン30からの圧力が小さいため、凹部52を設けても面圧の増大の影響が小さいからある。
第4実施例の第2部分領域R4bは、中央部領域14の軸方向の中央側から下死点側の端までに亘った領域である点で、第1実施例の中央部領域14の軸方向の全域に亘った第2部分領域R1bとは異なる。第2部分領域R4bの第2所定幅L2は、第2部分領域R1bの第2所定幅L2と同じである。第1部分領域R4a及び第2部分領域R4bが上述した領域となっているため、中央部領域14の上部では、周方向の全周が凹部形成領域50となっている。
第4実施例では、上述した凹部形成領域50を設けることで、第1実施例と同様に、ピストンリング35の摺動抵抗を抑制し、スカート部32から内壁面13に作用する面圧を抑制し、潤滑油の無駄な消費を抑制できる。また、第4実施例は、潤滑油の消費が少ないケースでの使用を想定しているため、第3部分領域R2cを設けず、かつ第2部分領域R4bの領域を狭くしている。これにより、ピストンリング35の摺動抵抗をより抑制できる。
(第5実施例)
図9は、第5実施例の凹部形成領域50を説明するための模式図である。第5実施例の内壁面13の中央部領域14は、第1部分領域R5aと、第2部分領域R5bを含む。中央部領域14のうち2つの部分領域R5a、R5bを除いた領域が、凹部52が形成されている凹部形成領域50となっている。
第5実施例の第1部分領域R5aは、中央部領域R1の軸方向の中央側から下死点側の端までに亘った領域であり、第4実施例の第1部分領域R4aと同じ領域である。第5実施例でも、第4実施例と同様に、第3部分領域R2cが設けられていない。
第5実施例の第2部分領域R5bは、中央部領域R1の軸方向の全域に亘った領域であり、第1実施例の第1部分領域R1bと同じ領域である。
第5実施例では、上述した凹部形成領域50を設けることで、第1実施例と同様に、ピストンリング35の摺動抵抗を抑制し、スカート部32から内壁面13に作用する面圧を抑制し、潤滑油の無駄な消費を抑制できる。また、第5実施例では、アンチスラスト側の方が上死点側の方まで面圧が広く分布しているため、第2部分領域5bを設けることで、凹部52の形成に起因する面圧の増大を効果的に抑制できる。
<本実施形態における効果>
上述した実施形態の内燃機関1においては、シリンダ12の内壁面13の中央部領域14のうち第1部分領域(R1a等)及び第2部分領域(R1b等)での凹部の形成度合いが、凹部形成領域50での凹部の形成度合いよりも小さい。具体的には、第1部分領域R1a及び第2部分領域R1bを除いた凹部形成領域50に、凹部52が所定間隔で形成されている。
これにより、スカート部32から面圧が大きくなる領域を第1部分領域R1a及び第2部分領域R1bとしていることで、面圧が大きくなる箇所でスカート部32が凹部52に接することを抑制できる。これにより、スカート部32が凹部52に接触することに起因する面圧の増大を抑制できる。
また、第1部分領域R1aに加えて第2部分領域R1bを設けることで、凹部形成領域50が狭くなり、凹部52の数を減らすことができる。これにより、凹部52から燃焼室側へ移動する潤滑油の量を抑制できるので、潤滑油の無駄な消費を抑制できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
1 内燃機関
12 シリンダ
13 内壁面
14 中央部領域
30 ピストン
32 スカート部
50 凹部形成領域
52 凹部
R1a、R2a、R3a、R4a、R5a 第1部分領域
R1b、R2b、R3b、R4b、R5b 第2部分領域
R2c、R3c 第3部分領域
R3d 第4部分領域

Claims (9)

  1. スカート部を有し、上死点と下死点の間で往復運動するピストンと、
    前記ピストンが内壁面を摺動するシリンダであって、前記内壁面が、前記ピストンが下降運動する際に前記内壁面において前記スカート部が押し当てられるスラスト領域と、前記内壁面において前記スラスト領域とは反対側のアンチスラスト領域とを含むシリンダと、
    前記内壁面において前記シリンダの軸方向の中央部を含み、かつ周方向に沿った帯状の中央部領域に形成された複数の凹部と、
    を備え、
    前記中央部領域のうち、前記スラスト領域の前記周方向に沿った第1所定幅の第1部分領域での凹部の形成度合いと、前記アンチスラスト領域の前記周方向に沿って前記第1所定幅よりも小さい第2所定幅の第2部分領域での凹部の形成度合いは、前記中央部領域の他の領域での凹部の形成度合いよりも小さい、内燃機関。
  2. 前記第1所定幅は、前記スカート部の前記周方向の幅以下の大きさである、
    請求項1に記載の内燃機関。
  3. 前記第1部分領域及び前記第2部分領域は、前記中央部領域の前記軸方向の全域に亘った領域である、
    請求項1に記載の内燃機関。
  4. 前記第1部分領域は、前記中央部領域のうち前記軸方向の中央の領域であり、
    前記中央部領域は、前記第1部分領域に前記軸方向に沿って繋がっており前記上死点側の第3部分領域を含み、
    前記第3部分領域の前記周方向に沿った第3所定幅は、前記第1所定幅よりも小さ
    前記第3部分領域での凹部の形成度合いは、前記中央部領域の他の領域での凹部の形成度合いよりも小さい、
    請求項1の内燃機関。
  5. 前記中央部領域は、前記第1部分領域に前記軸方向に沿って繋がっており前記下死点側の第4部分領域を含み、
    前記第4部分領域の前記周方向に沿った第4所定幅は、前記第1所定幅よりも小さく、かつ前記第3所定幅よりも大き
    前記第3部分領域での凹部の形成度合いは、前記中央部領域の他の領域での凹部の形成度合いよりも小さい、
    請求項4の内燃機関。
  6. 前記第1部分領域及び前記第2部分領域は、前記中央部領域の前記軸方向の中央から前記下死点側の端までに亘った領域である、
    請求項1に記載の内燃機関。
  7. 前記第1部分領域は、前記中央部領域の前記軸方向の中央から前記下死点側の端までに亘った領域であり、
    前記第2部分領域は、前記中央部領域の前記軸方向の全域に亘った領域である、
    請求項1に記載の内燃機関。
  8. 前記中央部領域は、前記上死点に位置する前記ピストンの外周面に設けられたリング溝よりも高さ方向の下側に位置し、かつ前記下死点に位置する前記ピストンの前記リング溝よりも高さ方向の上側に位置する領域である、
    請求項1に記載の内燃機関。
  9. 前記第1部分領域及び前記第2部分領域には、前記凹部が形成されていない、
    請求項1に記載の内燃機関。

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