JP7407507B2 - 電装部品冷却装置、それを有するチリングユニット及び空気調和機の室外機 - Google Patents

電装部品冷却装置、それを有するチリングユニット及び空気調和機の室外機 Download PDF

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Description

本発明は、ヒートポンプを用いた空気調和機及びチリングユニットの電装部品冷却装置と、それを有するチリングユニット及び空気調和機の室外機とに関する。
ヒートポンプを用いた空気調和機や冷温水供給装置(チリングユニット)は、空気熱交換器と、空気熱交換器に送風する送風機と、冷媒回路内の冷媒を圧縮する圧縮機と、を主に有している。送風機による送風が空気熱交換器に触れることで、冷媒回路内を循環する冷媒と、外部の空気との間で熱交換が行われる。
このような装置の効率向上には、圧縮機や送風機の消費電力削減が欠かせず、そのための駆動電力制御にIPM(インテリジェントパワーモジュール)に代表される電力用半導体素子が用いられる。これらの電装部品は駆動用の大電流を扱うため発熱を伴い、自身の発熱で壊れないように冷却するためヒートシンクが取り付けられている。さらに、ヒートシンク冷却用の送風機(以降“ファン”と呼ぶ)を設けて積極的にヒートシンク周囲の空気を流してその放熱を促進させることが行われる。この種の構成を有する電装部品冷却装置の具体例として、下記特許文献1に記載されたものが挙げられる。特許文献1に記載された装置では、ヒートシンクのフィンへ効率的に空気を案内するべく、複数のヒートシンク同士の間に仕切板が設けられている。
特開2012-87954号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された構成では、仕切板を設けた分だけ装置の寸法が大きくなってしまう。さらに、仕切板を設けることによる部品点数の増加、及び組立工数の増加によって、製造コストも増大してしまう可能性がある。したがって、低コストかつ、より効率的に放熱することが可能な電装部品冷却装置が求められる。
そこで本発明は、低コストで、かつ、より効率的に放熱することが可能な電装部品冷却装置、それを有するチリングユニット及び空気調和機の室外機を提供する。
また本発明の一態様によれば、電装部品冷却装置は、表面に複数のフィンが並んで形成された複数のヒートシンクと、前記ヒートシンクを突出させるように形成されたヒートシンク突出面が向かい合うように配置された一対の電装品モジュールと、各々の前記ヒートシンクに当接された複数の電装部品と、前記ヒートシンクの前記フィン間に空気の流れを形成するファンと、を備え、一方の前記電装品モジュールにおける前記ヒートシンクは、空気の流れる方向から見て、他方の前記電装品モジュールにおける前記ヒートシンクと互いに重なり合うように配置され、かつ、前記ヒートシンク突出面の法線方向から見て、他方の前記電装品モジュールにおける前記ヒートシンクが設けられていない領域に対向し、それぞれの前記電装品モジュールにおける複数の前記ヒートシンクは、互いに不等間隔をあけて不規則に配列され、かつ、前記ヒートシンク突出面の法線方向から見た大きさが互いに異なっている
この構成によれば、向かい合う一対の電装品モジュール同士の間で、一方の電装品モジュールにおけるヒートシンクと、他方の電装品モジュールにおけるヒートシンクとが、空気の流れる方向から見て互いに重なり合うように配置される。これにより、一方の電装品モジュールにおけるヒートシンクと、他方の電装品モジュールとの間に形成される空間(隙間)を小さくすることができる。その結果、空気が当該空間ではなく、ヒートシンクに向かって流れやすくすることができる。これにより、ヒートシンクの放熱性能を十分に発揮させることができる。
また、前記ヒートシンクは、前記電装部品に当接する基部と、該基部から突出するとともに、互いに間隔をあけて配列され、空気が流れる方向に延びる複数の前記フィンと、を有し、前記空気が流れる方向に交差する方向に互いに隣り合う一対の前記ヒートシンクの間の離間距離は、前記フィンの間隔よりも小さくともよい。
ここで、互いに隣り合う一対のヒートシンクの間の離間距離がフィンの間隔よりも大きい場合、空気がフィン同士の間ではなく、ヒートシンク同士の間に多く流れてしまう。これにより、ヒートシンクの放熱性能が限定的となってしまう。
一方で、上記の構成によれば、ヒートシンクの間の離間距離がフィンの間隔よりも小さいことから、フィン同士の間に空気が流れやすくなる。これにより、ヒートシンクの放熱性能を十分に発揮させることができる。さらにヒートシンクの間の離間距離を小さくすることで、ヒートシンクの間を流れる空気の流速を増大させ、ヒートシンク同士の間を流れる空気によって各々のヒートシンクの設けられたフィンによる放熱効果を高めることができる。
本発明の一態様によれば、チリングユニットは、送風機と、前記送風機によって取り込まれた空気と冷媒との間で熱交換する空気熱交換器、及び前記冷媒を圧縮する圧縮機を有する冷媒回路と、前記冷媒と水との間で熱交換する水熱交換器で温度調節された水を生成する給水系統と、前記送風機、前記冷媒回路、及び前記給水系統の動作を制御するコントローラとしての前記電装品モジュールを有する上記の電装部品冷却装置と、を備える。
本発明の一態様によれば、空気調和機の室外機は、送風機と、前記送風機によって取り込まれた空気と冷媒との間で熱交換する空気熱交換器、及び前記冷媒を圧縮する圧縮機を有する冷媒回路と、前記送風機、及び前記冷媒回路の動作を制御するコントローラとしての前記電装品モジュールを有する請求項1から3のいずれか一項に記載の電装部品冷却装置と、を備える。
上記態様の電装部品冷却装置、それを有するチリングユニット及び空気調和機の室外機によれば、低コストで、かつ、より効率的に電装部品の熱を放熱することが可能となる。
本発明の第一実施形態に係るチリングユニットの構成を示す模式図である。 本発明の第一実施形態に係る一方の電装品モジュールのヒートシンクの配置を示す平面図である。 本発明の第一実施形態に係る他方の電装品モジュールのヒートシンクの配置を示す平面図である。 本発明の第一実施形態に係る電装品モジュールを鉛直方向から見た断面図である。 本発明の第一実施形態に係るヒートシンクの要部拡大断面図であって、ヒートシンクを鉛直方向から見た図である。 本発明の第二実施形態に係る電装品モジュールの構成を示す分解斜視図である。 本発明の第二実施形態に係る電装品モジュールを鉛直方向から見た断面図である。 本発明の第二実施形態に係るヒートシンクの要部拡大断面図であって、ヒートシンクを鉛直方向から見た図である。
[第一実施形態]
本発明の第一実施形態について、チリングユニット100を例に図1から図5を参照して説明する。後述する本実施形態に係る電装部品冷却装置90における電装品モジュール6は、チリングユニット100のコントローラに好適に適用される。まず、チリングユニット100の構成について説明する。チリングユニット100は、水等の各種の液体を、温度をコントロールしながら循環させるための装置であり、空調機や給湯機を含む様々な産業機械に付随して設置される。
具体的には図1に示すように、チリングユニット100は、送風機1と、冷媒回路2と、給水系統3と、ハウジング4と、電装品モジュール90(コントローラ)と、を備えている。送風機1の下方には、一対の空気熱交換器21(後述)が設けられている。一対の空気熱交換器21は、水平方向に互いに対向するように間隔をあけて配置されている。詳しくは図示しないが、空気熱交換器21は内部に冷媒が流通する伝熱管とフィンとを有している。送風機1により外部から空気熱交換器21を介して空気を取りこみ、空気熱交換器21で熱交換した後、送風機1の上方に吹き出す。
冷媒回路2は、空気熱交換器21と、圧縮機22と、膨張弁23と、水熱交換器24と、四方弁(不図示)と、を有している。空気熱交換器21、圧縮機22、膨張弁23、四方弁は、ハウジング4内の空間に配置されている。空気熱交換器21、圧縮機22、膨張弁23、及び四方弁は配管によって接続されている。
給水系統3は、温度調節された水を生成する。給水系統3は、水と上記の水熱交換器24を流通する冷媒との間で熱交換させるための配管と、水を圧送するポンプ31と、を有している。水熱交換器24は、ハウジング4内における空気熱交換器21の下方に配置されている。水熱交換器24はポンプ31と接続されており、ポンプ31によって圧送された水は、水熱交換器24内を通過することで加熱されたり冷却されたりする。
次に、冷媒回路2に接続された各部品の動作について説明する。まず、圧縮機22は、冷媒を圧縮し、圧縮した冷媒を冷媒回路2内に供給する。空気熱交換器21は、冷媒と、送風機1によって取り込まれた外部の空気との間で熱交換を行う。膨張弁23は、空気熱交換器21内で熱交換をすることで液化した高圧の冷媒を膨張させて低圧化する。空気熱交換器21は、冷却運転時には、凝縮器として用いられ室外へ放熱し、加熱運転時には、蒸発器として用いられ室外から吸熱する。
水熱交換器24は、冷媒と、給水配管を通じて取り込まれた水との間で熱交換を行う。水熱交換器24は、冷却運転時には蒸発器として用いられ、水の熱を吸熱し、加熱運転時には凝縮器として用いられ、水に対して放熱する。四方弁は、冷却運転時と加熱運転時とで冷媒の流通する方向を切り替える。これにより、冷却運転時には、冷媒が、圧縮機22、空気熱交換器21、膨張弁23及び水熱交換器24の順に循環する。一方、加熱運転時には、冷媒が、圧縮機22、水熱交換器24、膨張弁23及び空気熱交換器21の順に循環する。
図2に示すように、電装部品冷却装置90は、複数の電装部品7と、各々の電装部品7に貼りつけられて電装部品7が当接する複数のヒートシンク8と、複数のヒートシンク8の各々が設けられた一対の電装品モジュール6と、ファン9とを備えている。
各々の電装品モジュール6の一面(ヒートシンク突出面)6Sからはヒートシンク8が突出し、一対の電装品モジュール6同士の間で、ヒートシンク8が互いに向かい合うように配置されている。また一対の電装品モジュール6は、上記のような冷却運転と加熱運転の切換や、吐出される水の温度を調節するための制御を行う。一対の電装品モジュール6は、互いに同等の機能・構成を有しそれぞれに対応する圧縮機22や送風機1を制御する。
冷却が必要でヒートシンク8が貼りつけられる電装部品7の具体例としては、IPM(インテリジェントパワーモジュール)やDM(ダイオードモジュール)等の電力用半導体素子が挙げられる。
図5に示すように、各ヒートシンク8は、板状の基部84と、基部84から厚さ方向に突出する複数のフィン85と、を有している。基部84の一方側の面は、伝熱グリス等の伝熱材料を介して電装部品7の表面に当接している。フィン85は、基部84の他方側の面上で、互いに間隔をあけて配列されている。
ヒートシンク8の外形寸法、体積は、各電装部品7の寸法や想定される発熱量に応じて適宜決定される。本実施形態では、図2及び図3に示すように、模式的に3つの電装部品7と、各電装部品7に取り付けられた3つのヒートシンク8とを例に、以降の説明をする。図2は、一対の電装品モジュール6のうち、一方の電装品モジュール6(第一電装品モジュール61)の平面配置を示している。第一電装品モジュール61のヒートシンク突出面6S上には、空気の流れる方向に交差する方向の左方寄りに、空気の流れる方向となる鉛直方向の上下に間隔をあけて2つのヒートシンク8が配置されている。これら2つのヒートシンク8のうち、上方のヒートシンク8を第一ヒートシンク81Aと呼び、下方のヒートシンク8を第二ヒートシンク82Aと呼ぶ。さらに、これら第一ヒートシンク81A、及び第二ヒートシンク82Aの右方には、第一ヒートシンク81A及び第二ヒートシンク82Aに対して左右方向に間隔をあけて第三ヒートシンク83Aが配置されている。
一対の電装品モジュール6のうち、他方の電装品モジュール6(第二電装品モジュール62)では、図3に示すようなヒートシンク8と電装部品7の平面配置を有している。第二電装品モジュール62上では、第一電装品モジュール61とは反対に、電装品モジュール90の右方寄りに、上下方向にあけて2つのヒートシンク8が配置されている。これら2つのヒートシンク8のうち、上方のヒートシンク8を第一ヒートシンク81Bと呼び、下方のヒートシンク8を第二ヒートシンク82Bと呼ぶ。さらに、これら第一ヒートシンク81B、及び第二ヒートシンク82Bの左方には、第一ヒートシンク81B及び第二ヒートシンク82Bに対して左右方向に間隔をあけて第三ヒートシンク83Bが配置されている。
つまり、一対の電装品モジュール6において、一方の電装品モジュール6における複数のヒートシンク8は、他方の電装品モジュール6における複数のヒートシンク8と互いに面対称となるように配置されている(図4参照)。より具体的には、これら複数のヒートシンク8は、一対の電装品モジュール6の間で、電装品モジュール6のヒートシンク突出面6Sに平行な仮想面6Xを基準として面対称をなしている。
したがって、第一ヒートシンク81Aは、第一ヒートシンク81Bに対して水平方向において対向している。第二ヒートシンク82Aは、第二ヒートシンク82Bに対して水平方向において対向している。第三ヒートシンク83Aは、第三ヒートシンク83Bに対して水平方向において対向している。さらに、第一ヒートシンク81Aと第一ヒートシンク81Bとは、水平方向、及び上下方向における位置が互いに一致している。第二ヒートシンク82Aと第二ヒートシンク82Bとは、水平方向、及び上下方向における位置が互いに一致している。第三ヒートシンク83Aと第三ヒートシンク83Bとは、水平方向、及び上下方向における位置が互いに一致している。
さらに、図5に示すように、互いに隣り合う一対のヒートシンク8同士の間の離間距離Thは、各々のヒートシンク8で隣り合うフィン85同士の間の離間距離Tfよりも小さく設定されている。離間距離Thは、複数のフィン85のうち、互いに対向する最も外側のフィン85同士の間隔を示している。本実施形態では、一例として第二ヒートシンク82Aと第三ヒートシンク83Aとの間の距離、及び、第二ヒートシンク82Bと第三ヒートシンク83Bとの間の距離がThであり、第二ヒートシンク82Aと第三ヒートシンク83Aと第二ヒートシンク82Bと第三ヒートシンク83Bとにおけるフィン85の間隔がTfである。
ファン9は、図1に示すように例えば複数のヒートシンク8の上方に配置され、ヒートシンク8のフィン85間に向かう空気の流れを形成する。本実施形態ではファン9は、一例として一対のヒートシンク突出面6S同士の間を下方から上方に向かうような空気の流れを形成する。
以上説明した本実施形態では、チリングユニット100を運転すると、各電装部品7が発熱する。この熱は、ヒートシンク8に伝わり、ファン9によって形成された空気の流れに触れることで、装置の外部に放出される。即ち、各電装部品7が冷却される。
ここで、仮に向かい合う一対の電装品モジュール6同士の間で、複数のヒートシンク8が面対称に配置されていない場合、即ち、一対の電装品モジュール6同士の間で、複数のヒートシンク8が同一の位置に配置されてない場合、一方の電装品モジュール6側のヒートシンク8と他方の電装品モジュール6との間に大きな空間が形成される場合がある。その結果、ファン9によって形成された空気の流れが、ヒートシンク8ではなく、この空間に偏って流れてしまう。これにより、ヒートシンク8の放熱性能を十分に発揮させることができなくなってしまう。
一方で、本実施形態の構成によれば、向かう合う一対の電装品モジュール6同士の間で、複数のヒートシンク8が面対称をなして配置されている。これにより、一方の電装品モジュール6側におけるヒートシンク8は、他方の電装品モジュール6側におけるヒートシンク8と対向する。即ち、一方のヒートシンク8と他方の電装品モジュール6との間に、上述のような大きな空間が形成されることがない。その結果、空気の流れは両方のヒートシンク8を均一に通過する。これにより、ヒートシンク8に向かう空気の流れを案内するための仕切等の他の部材を必要とすることなく、ヒートシンク8に対して効率的に空気を送ることができる。したがって、ヒートシンク8の放熱性能を十分に発揮させることができる。
また、隣り合う一対のヒートシンク8の間の離間距離Thがフィン85同士の離間距離Tfよりも大きい場合、空気がフィン85同士の間ではなく、ヒートシンク8同士の間(第二ヒートシンク82Aと第三ヒートシンク83Aとの間、及び、第二ヒートシンク82Bと第三ヒートシンク83Bとの間)に多く流れてしまう。これにより、ヒートシンク8の放熱性能が限定的となってしまう。
しかしながら、本実施形態では、ヒートシンク8の間の離間距離Thがフィン85同士の離間距離Tfよりも小さいことから、空気がフィン85同士の間を流れやすくなる。これにより、ヒートシンク8の放熱性能を十分に発揮させることができる。その結果、電装品モジュール6を低コストで製造でき、かつ、より効率的に放熱することが可能である。
以上、本発明の第一実施形態について説明した。なお、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、上記の構成に種々の変更や改修を施すことが可能である。例えば上記実施形態では、3つの電装部品7、及び3つのヒートシンク8によって電装部品冷却装置90を構成した例について説明した。しかしながら、一つの電装部品冷却装置90における電装部品7、及びヒートシンク8の個数や配置は上記に限定されず、2つ以下や、4つ以上の電装部品7、及びヒートシンク8を、仮想面6Xを基準とした面対称に配置することが可能である。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態について、図6から図8を参照して説明する。なお、上記第一実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。図6に示すように、本実施形態では、電装品モジュール6が2つずつの電装部品7と、電装部品7ごとに設けられた2つずつのヒートシンク8と、を有している。一対の電装品モジュール6のうち、一方の電装品モジュール6(第一電装品モジュール61)上には、ヒートシンク突出面6Sを正面から臨んだ場合、第一電装品モジュール61の左上方に、1つのヒートシンク8(第一ヒートシンク81C)が配置されている。さらに、第一ヒートシンク81Cの右下方には、第二ヒートシンク82Cが配置されている。
一対の電装品モジュール6のうち、他方の電装品モジュール6(第二電装品モジュール62)上には、ヒートシンク突出面6Sを正面から臨んだ場合、第二電装品モジュール62の左上方に、1つのヒートシンク8(第一ヒートシンク81D)が配置されている。さらに、第一ヒートシンク81Dの右下方には、第二ヒートシンク82Dが配置されている。
つまり、一対の電装品モジュール6において、一方の電装品モジュール6における複数のヒートシンク8は、他方の電装品モジュール6における複数のヒートシンク8と互いに仮想面6Xを基準として非対称となるように配置されている。さらに、図7に示すように、一対の電装品モジュール6をチリングユニット100内に収容した状態において、一方の電装品モジュール6におけるヒートシンク8は、空気の流れる方向となる鉛直方向の上方から見て他方の電装品モジュール6におけるヒートシンク8と互いに重なり合うように配置されている。即ち、第一ヒートシンク81Cは、他方の電装品モジュール6における、ヒートシンク8が設けられていない領域に対向している。同様に、第二ヒートシンク82Cは、他方の電装品モジュール6における、ヒートシンク8が設けられていない領域に対向している。さらに第一ヒートシンク81Dは、一方の電装品モジュール6における、ヒートシンク8が設けられていない領域に対向している。第二ヒートシンク82Dは、一方の電装品モジュール6における、ヒートシンク8が設けられていない領域に対向している。
また、図8に示すように第一実施形態と同様に隣り合う一対のヒートシンク8同士の間の離間距離Thは、隣り合うフィン85同士の間の離間距離Tfよりも小さく設定されている。本実施形態では一例として空気の流れる方向に隣り合う第一ヒートシンク81Cと第一ヒートシンク81Dとの間の距離、及び、第二ヒートシンク82Cと第二ヒートシンク82Dとの間の距離がThであり、第一ヒートシンク81Cと第一ヒートシンク81Dと第二ヒートシンク82Cと第二ヒートシンク82Dとにおけるフィン85の間隔がTfである。
以上説明した本実施形態では、向かい合う一対の電装品モジュール6同士の間で、一方の電装品モジュール6におけるヒートシンク8と、他方の電装品モジュール6におけるヒートシンク8とが、上方から見て互いに重なり合うように配置される。これにより、一方の電装品モジュール6におけるヒートシンク8と、他方の電装品モジュール6との間に形成される空間(隙間)を小さくすることができる。その結果、空気が当該空間ではなく、ヒートシンク8のフィン85に流れやすくすることができる。これにより、ヒートシンク8の放熱性能を十分に発揮させることができる。
以上、本発明の第二実施形態について説明した。なお、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、上記の構成に種々の変更や改修を施すことが可能である。例えば上記実施形態では、2つの電装部品7、及び2つのヒートシンク8によって電装部品冷却装置906を構成した例について説明した。しかしながら、一つの電装部品冷却装置90における電装部品7、及びヒートシンク8の個数は上記に限定されず、3つ以上の電装部品7、及びヒートシンク8を配置することが可能である。
さらに、上記の各実施形態では、電装品モジュール6をチリングユニット100のコントローラに適用した例について説明した。しかしながら、電装品モジュール6の適用対象はチリングユニット100に限定されず、他の空気調和機の室外機や給湯機等に適用することが可能である。
1…送風機
2…冷媒回路
3…給水系統
4…ハウジング
6…電装品モジュール
6S…ヒートシンク突出面
6X…仮想面
7…電装部品
8…ヒートシンク
9…ファン
21…空気熱交換器
22…圧縮機
23…膨張弁
24…水熱交換器
31…ポンプ
61…第一電装品モジュール
62…第二電装品モジュール
81A…第一ヒートシンク
81B…第一ヒートシンク
81C…第一ヒートシンク
81D…第一ヒートシンク
82A…第二ヒートシンク
82B…第二ヒートシンク
82C…第二ヒートシンク
82D…第二ヒートシンク
83A…第三ヒートシンク
83B…第三ヒートシンク
84…基部
85…フィン
90…電装部品冷却装置
100…チリングユニット

Claims (4)

  1. 表面に複数のフィンが並んで形成された複数のヒートシンクと、
    前記ヒートシンクを突出させるように形成されたヒートシンク突出面が向かい合うように配置された一対の電装品モジュールと、
    各々の前記ヒートシンクに当接された複数の電装部品と、
    前記ヒートシンクの前記フィン間に空気の流れを形成するファンと、
    を備え、
    一方の前記電装品モジュールにおける前記ヒートシンクは、空気の流れる方向から見て、他方の前記電装品モジュールにおける前記ヒートシンクと互いに重なり合うように配置され、かつ、前記ヒートシンク突出面の法線方向から見て、他方の前記電装品モジュールにおける前記ヒートシンクが設けられていない領域に対向し、
    それぞれの前記電装品モジュールにおける複数の前記ヒートシンクは、互いに不等間隔をあけて不規則に配列され、かつ、前記ヒートシンク突出面の法線方向から見た大きさが前記電装部品ごとの大きさに基づいて互いに異なっている電装部品冷却装置。
  2. 前記ヒートシンクは、
    前記電装部品に当接する基部と、
    該基部から突出するとともに、互いに間隔をあけて配列され、空気が流れる方向に延びる複数の前記フィンと、
    を有し、
    前記空気が流れる方向に交差する方向に互いに隣り合う一対の前記ヒートシンクの間の離間距離は、前記フィンの間隔よりも小さい請求項に記載の電装部品冷却装置。
  3. 送風機と、
    前記送風機によって取り込まれた空気と冷媒との間で熱交換する空気熱交換器、及び前記冷媒を圧縮する圧縮機を有する冷媒回路と、
    前記冷媒と水との間で熱交換する水熱交換器で温度調節された水を生成する給水系統と、
    前記送風機、前記冷媒回路、及び前記給水系統の動作を制御するコントローラとしての前記電装品モジュールを有する請求項1又は2に記載の電装部品冷却装置と、
    を備えるチリングユニット。
  4. 送風機と、
    前記送風機によって取り込まれた空気と冷媒との間で熱交換する空気熱交換器、及び前記冷媒を圧縮する圧縮機を有する冷媒回路と、
    前記送風機、及び前記冷媒回路の動作を制御するコントローラとしての前記電装品モジュールを有する請求項1又は2に記載の電装部品冷却装置と、
    を備える空気調和機の室外機。
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