JP7406966B2 - 壁面収納装置 - Google Patents

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Description

本開示は壁面収納装置に係り、とりわけ堅固で転倒しにくい壁面収納装置に関する。
従来より壁面収納装置として、壁面に設けられた一対の支柱と、各支柱から前面に向かって延びる複数の腕と、腕間に延びる棚板とを有するものが知られている。
使用者は、所定の腕間に棚板を載せて、棚板間の隙間を調整することにより、所望の書籍、あるいは置物等を棚板上に置いている。
しかしながら従来より簡単な構造で、かつ堅固で転倒しにくい壁面収納装置は未だ開発されていないのが実情である。
登録実用新案第3019015号 特許第4578138号 登録実用新案第3069587号
本開示はこのような点を考慮してなされたものであり、簡単な構造で、かつ堅固で転倒しにくい壁面収納装置を提供することを目的とする。
本開示は、床面から天井まで延びる壁面に配置される壁面収納装置において、前記壁面に沿って設けられた少なくとも一対の主支柱と、各主支柱に取り付けられ、互いに平行に配置された一対の梯子状側板とを備え、各梯子状側板は一対の側板支柱と、一対の側板支柱に掛け渡された複数の段部とを有し、各梯子状側板の対応する段部間に棚板または吊り棒が掛け渡されている、壁面収納装置である。
本開示は、各主支柱の上部に、上端に前記天井に当接する当接具が取り付けられた摺動管を摺動自在に設け、各主支柱に前記摺動管を固定する固定具を設けた、壁面収納装置である。
本開示は、各主支柱は側面視で側部と底部とをもつL字状をなし、各梯子状側板は対応する主支柱の前記底部により支持されている、壁面収納装置である。
本開示は、各梯子状側板は互いに分割可能な上部梯子状側板と下部梯子状側板とを有し、前記下部梯子状側板は対応する主支柱から取り外し自在となる、壁面収納装置である。
本開示は、各下部梯子状側板を対応する主支柱から取り外した際、各上部梯子状側板と対応する主支柱との間に前記上部梯子状側板を支える側方筋交いが設けられる、壁面収納装置である。
本開示は、前記上部梯子状側板と前記下部梯子状側板は連結具により互いに連結される、壁面収納装置である。
図1Aは第1の実施の形態による壁面収納装置の正面側を示す斜視図。 図1Bは壁面収納装置の他の使用例を示す斜視図。 図2は一対の主支柱を示す正面図。 図3は壁面収納装置の側面図。 図4は下部梯子状側板を示す図。 図5は上部梯子状側板と主支柱を示す図。 図6は上部梯子状側板と下部梯子状側板の連結構造を示す図。 図7は壁面収納装置の背面側を示す図。 図8は壁面収納装置の他の組み立て方法を示す図。 図9は第2の実施の形態による壁面収納装置の正面側を示す斜視図。 図10は壁面収納装置の背面側を示す図。
<第1の実施の形態>
以下、図面を参照して本開示の第1の実施の形態について説明する。
図1A乃至図8は壁面収納装置の第1の実施の形態を示す図である。
ここで図1Aは壁面収納装置の正面側を示す斜視図、図1Bは壁面収納装置の他の使用例を示す斜視図、図2は一対の主支柱を示す正面図、図3は壁面収納装置の側面図、図4は下部梯子状側板を示す図、図5は上部梯子状側板と主支柱を示す図、図6は上部梯子状側板と下部梯子状側板の連結構造を示す図、図7は壁面収納装置の背面側を示す斜視図、図8は壁面収納装置の他の組み立て方法を示す図である。
図1A乃至図7に示すように、壁面収納装置10は床面Fから天井Cまで延びる壁面Wに沿って配置され、書籍あるいは置物等を載置するために用いられる。
このような壁面収納装置10は図1Aに示すように、壁面Wに沿って設けられた一対の管状主支柱11,11と、各主支柱11,11に取り付けられ、互いに平行に配置された一対の梯子状側板20,20とを備えている。この場合、各梯子状側板20,20は、対応する主支柱11,11から正面手前側へ向かって延びている(図1A参照)。
また、各梯子状側板20は互いに分割可能な上部梯子状側板20Aと下部梯子状側板20Bとを有し、上部梯子状側板20Aと下部梯子状側板20Bは後述する連結ボルト(連結具)40により連結されている。
また梯子状側板20の上部梯子状側板20Aは一対の側板支柱21a,22aと、一対の側板支柱21a,22a間に掛け渡された複数の段部23aとを有する。
このうち側板支柱21aは主支柱11に取り付けられており、本実施の形態においては、主支柱11に溶接されている。
さらに梯子状側板20の下部梯子状側板20Bは一対の側板支柱21b,22bと、一対の側板支柱21b,22b間に掛け渡された複数の段部23bとを有する。
このうち側板支柱21bは主支柱11に取り付けられており、本実施の形態においては主支柱11に連結ボルト24により取り外し自在に取り付けられている。
また一対の梯子状側板20,20の対応する段部23a,23b間には、書籍または置物等を載置する複数の棚板25が掛け渡されている。この場合、各棚板25には、その正面側からみた一対の側方端部にフック25aが設けられている。そして各棚板25はこれらフック25aを介して当該段部23a,23bに掛け渡され、かつ取り付けられている。
次に一対の主支柱11,11について図2および図3により述べる。各主支柱11,11はその側面視において、側部11aと底部11bとを有するL字状をなしており、このうち底部11bの下面には床面Fに当接して壁面収納装置10の高さ位置を調整するアジャスター11cが設けられている(図3参照)。また各主支柱11,11は4角筒状体からなり、ステンレス製、鋼製、またはアルミニウム製となっている。
また、各梯子状側板20,20は、L字状の主支柱11の底部11b上に載置されて支持され、梯子状側板20,20のうち下部梯子状側板20B,20Bは図1および図4に示すように、底部11bに連結ボルト32により固定されている。この場合、連結ボルト32は最下段の段部23bの挿入孔32aに挿入されて、底部11bに締め付けられる。
また各梯子状側板20の上部梯子状側板20Aは、上述のように側板支柱21aを主支柱11に溶接することにより主支柱11に固定され、下部梯子状側板20Bは側板支柱21bを連結ボルト24により主支柱11に取り付けることにより主支柱11に固定されている(図1参照)。なお、本実施の形態において、下部梯子状側板20Bは側板支柱21bを連結ボルト24により主支柱11に取り付けることにより主支柱11に固定されている例を示したが、これに限らず、例えば、主支柱11に開いた穴に下部梯子状側板20B側に設けられた爪部を引っ掛けることにより、側板支柱21bを主支柱11に取り付けてもよい。
また一対の主支柱11,11は、主支柱11,11の後方に設けられた後方筋交い30により互いに連結され、この後方筋交い30は連結ボルト31により各主支柱11,11に取り付けられている。
また図1Aに示すように、各主支柱11,11の上部内側に内管(摺動管ともいう)12,12が摺動自在に設けられ、この内管12,12の上端には天井Cに当接する当接具13が設けられている。また各主支柱11には、内管12を所定位置に固定する固定具14が設けられ、内管12の当接具13が天井Cに当接した位置でこの固定具14により内管12を固定することができる。ところで内管12,12の当接具13は、一対の支柱11,11間に延びる方向、すなわち壁面Wに沿う方向(矢印L方向)に細長く延びる長方形状を有している。
このため地震等で建物が壁面Wに沿って揺れた場合に、矢印Lと直交する方向に当接具13が延びる場合に比べて、壁面収納装置10の揺れ幅が小さくなり、かつ当接具13の長辺がエッジとして当接具13のずれを抑えることができる。
次に図4乃至図6により梯子状側板20の上部梯子状側板20Aと下部梯子状側板20Bとの連結構造について説明する。
図1Aおよび図4乃至図6に示すように梯子状側板20の上部梯子状側板20Aは一対の側板支柱21a,22aと、一対の側板支柱21a,22a間に掛け渡された複数の段部23aとを有し、下部梯子状側板20Bは一対の側板支柱21b,22bと、一対の側板支柱21b,22b間に掛け渡された複数の段部23bとを有する。このうち上部梯子状側板20Aの最下段の段部23aは、側板支柱22a側に近接する部分が水平方向に沿って平坦状に形成されて上部平坦部41を形成する(図5および図6参照)。また図4および図6に示すように、下部梯子状側板20Bの最上部には側板支柱22bから水平方向に、上部梯子状側板20Aの最下段の段部23aと同一方向に延びる水平連結棒42が設けられている。
この水平連結棒42は、他の段部23bのように側板支柱22bから側板支柱21a側へ延びることはなく、上部梯子状側板20Aの上部平坦部41まで延びて終了している。そして下部梯子状側板20Bの水平連結棒42には、上部梯子状側板20Aの上部平坦部41に対応する位置に水平方向に沿って平坦状に形成された下部平坦部42aが設けられている。
図6に示すように、上部梯子状側板20Aの上部平坦部41と、下部梯子状側板20Bの下部平坦部42aとの間に連結ボルト(連結具)40が締め付けられ、このようにして上部梯子状側板20Aと下部梯子状側板20Bとが互いに連結される。
次にこのような構成からなる壁面収納装置の組み立て方法について説明する。
まず、上述した一対の主支柱11,11を準備し、これらの主支柱11,11を壁面Wに沿って設置する。
この場合、予め各主支柱11,11の上部には当接具13が取り付けられた内管12が挿着されている。また各主支柱11,11には予め上部梯子状側板20Aが、上部梯子状側板20Aの側板支柱21aを主支柱11に溶接することにより固着されている。また主支柱11,11は底部11bのアジャスター11cにより底面F上に載置される。
次に各主支柱11,11の底部11b上に下部梯子状側板20Bを載置し、下部梯子状側板20Bの側板支柱21bを連結ボルト24により主支柱11に固定する。このとき、下部梯子状側板20Bの最下段の段部23bは主支柱11の底部11b上にあり、下部梯子状側板20Bの最下段の段部23bと主支柱11の底部11bとを連結ボルト32により固定する。
次に、一対の主支柱11,11の後方に後方筋交い30を設け、この後方筋交い30を主支柱11,11の後面に連結ボルト31により固定する。このようにして後方筋交い30により、各主支柱11,11を堅固に固定することができる。
その後、上部梯子状側板20Aの上部平坦部41と下部梯子状側板20Bの下部平坦部42aとを連結ボルト40で連結する。このことにより上部梯子状側板20Aと下部梯子状側板20Bを堅固に固定することができる。
次に主支柱11の上部に設けられている内管12を上方へ延ばし、内管12の当接具13を天井Cに当接させ、この位置で内管12を固定具14により主支柱11に固定する。このことにより主支柱11を底面Fと天井Cとの間で挟持することができ、主支柱11を堅固に固定することができる。
その後、一対の主支柱11,11に固定された梯子状側板20のうち所望の段部23a,23b間に棚板25を掛け渡す。この場合、棚板25はフック25aを介して段部23a,23bに引っ掛けられる。
このようにして壁面収納装置10が得られる。この壁面収納装置10のうち梯子状側板20および棚板25は、全体またはその一部がステンレス製、鋼製またはアルミニウム製となっている。また上述のように各主支柱11,11もステンレス製、鋼製またはアルミニウム製となっている。
以上のように本実施の形態によれば、上部梯子状側板20Aと下部梯子状側板20Bとからなる梯子状側板20は、L字状主支柱11のうち底部11b上に載置して設けられる。従って主支柱11により梯子状側板20を安定して保持することができ、梯子状側板20が主支柱11から落下したり外れたりすることはない。また、梯子状側板20を主支柱11の側部11aおよび底部11bに固定することにより、梯子状側板20を主支柱11に堅固に固定することができる。これにより、意匠性は高いが、強度が弱い細材からなるスタイリッシュな梯子状側板20についても、梯子状側板20の最上部や最下部にトラス構造や筋交い構造等の補強構造を設けなくても、梯子状側板20が変形することはない。このため、梯子状側板20の最上部や最下部にトラス構造や筋交い構造等の補強構造を設ける場合に比べて、例えば、補強構造を設けることによるデッドスペースをなくすことができ、梯子状側板20の最上部および最下部を有効に利用することができる。
また主支柱11に設けられた内管12を上方まで延ばし、当接具13を天井Cに当接させて、この位置で内管12を固定具14により主支柱11に固定する。このことにより主支柱11を底面Fと天井Cとの間で挟持することができ、壁面Wに沿って主支柱11を堅固に固定することができる。
また、梯子状側板20は、互いに分割可能な上部梯子状側板20Aと下部梯子状側板20Bとを有し、上部梯子状側板20Aと下部梯子状側板20Bは上部平坦部41と下部平坦部42aとの間に連結ボルト40を締め付けることにより連結される。また下部梯子状側板20Bは主支柱11から取り外し可能となっている。このため後述のように下部梯子状側板20Bのみ主支柱11から取り外すことができる。
さらに下部梯子状側板20Bの水平連結棒42は、上部梯子状側板20Aの最下段の段部23aのように一対の側板支柱21a,22a間に延びておらず、上部梯子状側板20Aの上部平坦部41において終了する。このため上部梯子状側板20Aの最下段の段部23aは側板支柱22aから水平方向に延びて上部平坦部41を形成して更に側板支柱21aまで延びることになる。従って、上部梯子状側板20Aの最下段の段部23aが下部梯子状側板20Bの段部23bと重なって延びる場合に比べて、上部梯子状側板20Aの最下段の段部23aが一本のみ単独で延びることになり、意匠性が維持向上される。
なお、図1Aに示す実施の形態において、一対の梯子状側板20,20の各々の段部23a,23b間に書籍又は置物等を載置する棚板25を、そのフック25aを段部23a,23bに引っ掛けることにより掛け渡した例を示したが、これに限らず、図1Bに示すように各々の段部23a,23b間にフック26aを有する吊り棒26を掛け渡し、この吊り棒26に所望の物品、例えば帽子、マフラー等の衣類、カレンダー等を吊り下げてもよい。
次に図8により壁面収納装置10の他の組み立て方法について述べる。
図8に示す壁面収納装置10の組み立て方法は、図1に示す壁面収納装置10から一対の下部梯子状側板20Bを取り外したものであり、他の構成は図1に示す壁面収納装置10と同様である。
図8において、図1に示す壁面収納装置10の構成と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。図1において、上部梯子状側板20Aの上部平坦部41と下部梯子状側板20Bの下部平坦部42aとの間に設けられている連結ボルト40を取り外し、下部梯子状側板20Bの最下段の段部23bと主支柱11の底部との間に設けられている連結ボルト32を取り外す。
次に一対の主支柱11から下部梯子状側板20B,20Bを取り外す。
その後、上部梯子状側板20A,20Aの図8に示す手前側部分(手前端から4分の1から2分の1の範囲の位置)と、主支柱11のうち側部11aと底部11bの角部11dの上方位置(下部梯子状側板20Bに対応する側部11aの中間位置)との間に、側方筋交い45を設ける。このことにより上部梯子状側板20Aにかかる重力を、側方筋交い45を介して主支柱11により効果的に支えることができる。図8において、側方筋交い45はその上端を、上部梯子状側板20A,20Aの最下段の段部23bに設けられた上部平坦部41に連結ボルト40によって取り付けることにより、上部梯子状側板20A,20Aに固定される。また側板筋交い45の下端にはプレス加工により形成された平坦状の下部取付具45bが側方筋交い45と一体に設けられ、この平坦状の下部取付具45bは取付ボルト45Bにより主支柱11の側部11aに固定される。
本組み立て方法によれば、一対の主支柱11から下部梯子状側板20B,20Bを取り外すことにより、下部梯子状側板20B,20Bおよび対応する棚板25も取り外すことができる。このことにより下部梯子状側板20B,20Bおよび対応する棚板25の領域を空けることができ、この空いた領域にTV装置等を収納してこの領域を効果的に利用することができる。
<第2の実施の形態>
次に図9および図10により本開示の第2の実施の形態について説明する。
図9および図10に示す第2の実施の形態は、一対の主支柱11,11を設ける代わりに3本の主支柱11,11,11を設けたものであり、他の構成は図1A乃至図8に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図9および図10に示すように、壁面収納装置10は床面Fから天井Cまで延びる壁面Wに沿って配置され、書籍あるいは置物等を載置するために用いられる。
このような壁面収納装置10は図9および図10に示すように、壁面Wに沿って設けられた3本の管状主支柱11,11,11と、各主支柱11,11,11に取り付けられ、互いに平行に配置された3台の梯子状側板20,20,20とを備えている。この場合、各梯子状側板20,20,20は、対応する主支柱11,11,11から正面手前側へ向かって延びている(図9参照)。
また、各梯子状側板20は互いに分割可能な上部梯子状側板20Aと下部梯子状側板20Bとを有し、上部梯子状側板20Aと下部梯子状側板20Bは後述する連結ボルト(連結具)40により連結されている。
また梯子状側板20の上部梯子状側板20Aは一対の側板支柱21a,22aと、一対の側板支柱21a,22a間に掛け渡された複数の段部23aとを有する。
このうち側板支柱21aは主支柱11に取り付けられており、本実施の形態においては、主支柱11に溶接されている。
さらに梯子状側板20の下部梯子状側板20Bは一対の側板支柱21b,22bと、一対の側板支柱21b,22b間に掛け渡された複数の段部23bとを有する。
このうち側板支柱21bは主支柱11に取り付けられており、本実施の形態においては主支柱11に連結ボルト24により取り外し自在に取り付けられている。
また隣り合う一対の梯子状側板20,20の対応する段部23a,23b間には、複数の棚板25が掛け渡されている。この場合、各棚板25には、その正面側からみた一対の側方端部にフック25aが設けられている。そして各棚板25はこれらフック25aを介して当該段部23a,23bに掛け渡され、かつ取り付けられている(図9参照)。
次に3本の主支柱11,11,11について述べる。各主支柱11,11,11はその側面視において、側部11aと底部11bとを有するL字状をなしており、このうち底部11bの下面には床面Fに当接して壁面収納装置10の高さ位置を調整するアジャスター11cが設けられている(図9参照)。また各主支柱は4角筒状体からなり、ステンレス製、鋼製またはアルミニウム製となっている。
そして各梯子状側板20,20,20は、L字状の主支柱11の底部11b上に載置されて支持され、梯子状側板20,20,20は底部11bに連結ボルト32により固定されている。この場合、連結ボルト32は最下段の段部23bの挿入孔32aに挿入されて、底部11bに締め付けられる。
また各梯子状側板20の上部梯子状側板20Aは、上述のように側板支柱21aを主支柱11に溶接することにより主支柱11に固定され、下部梯子状側板20Bは側板支柱21bを連結ボルト24により主支柱11に取り付けることにより主支柱11に固定されている。なお、本実施の形態において、下部梯子状側板20Bは側板支柱21bを連結ボルト24により主支柱11に取り付けることにより主支柱11に固定されている例を示したが、これに限らず、例えば、主支柱11に開いた穴に下部梯子状側板20B側に設けられた爪部を引っ掛けることにより、側板支柱21bを主支柱11に取り付けてもよい。
また隣り合う一対の主支柱11,11は、主支柱11,11の後方に設けられた後方筋交い30により互いに連結され、この後方筋交い30は連結ボルト31により各主支柱11,11に取り付けられている。
また図9に示すように、各主支柱11,11,11の上部に内管12,12,12が摺動自在に設けられ、この内管12,12,12の上端には天井Cに当接する当接具13が設けられている。また各主支柱11には、内管12を所定位置に固定する固定具14が設けられ、内管12の当接具13が天井Cに当接した位置でこの固定具14により内管12を固定することができる。ところで内管12の当接具13は、各支柱11,11間に延びる方向、すなわち壁面Wに沿う方向(矢印L方向)に細長く延びる長方形状を有している。
このため地震等で建物が壁面Wに沿って揺れた場合に、矢印Lと直交する方向に当接具13が延びる場合に比べて、壁面収納装置10の揺れ幅が小さくなり、かつ当接具13の長辺がエッジとして当接具13のずれを抑えることができる。
梯子状側板20の上部梯子状側板20Aと下部梯子状側板20Bとの連結構造は、図1A、図4乃至図6に示す第1の実施の形態と略同一である。
すなわち図1Aおよび図4乃至図6に示すように、梯子状側板20の上部梯子状側板20Aは一対の側板支柱21a,22aと、一対の側板支柱21a,22a間に掛け渡された複数の段部23aとを有し、下部梯子状側板20Bは一対の側板支柱21b,22bと、一対の側板支柱21b,22b間に掛け渡された複数の段部23bとを有する。このうち上部梯子状側板20Aの最下段の段部23aは、側板支柱22a側に近接する部分が水平方向に沿って平坦状に形成されて上部平坦部41を形成する。また下部梯子状側板20Bの最上部には側板支柱22bから水平方向に、上部梯子状側板20Aの最下段の段部23aと同一方向に延びる水平連結棒42が設けられている。
この水平連結棒42は、他の段部23bのように側板支柱22bから側板支柱21a側へ延びることはなく、上部梯子状側板20Aの上部平坦部41まで延びて終了している。そして下部梯子状側板20Bの水平連結棒42には、上部梯子状側板20Aの上部平坦部41に対応する位置に水平方向に沿って平坦状に形成された下部平坦部42aが設けられている。
図6に示すように、上部梯子状側板20Aの上部平坦部41と、下部梯子状側板20Bの下部平坦部42aとの間に連結ボルト(連結具)40が締め付けられ、このようにして上部梯子状側板20Aと下部梯子状側板20Bとが互いに連結される。
次にこのような構成からなる壁面収納装置の組み立て方法について説明する。
まず、上述した3本の主支柱11,11,11を準備し、これらの主支柱11,11,11を壁面Wに沿って設置する。
この場合、予め各主支柱11,11,11の上部には当接具13が取り付けられた内管12が挿着されている。また各主支柱11,11,11には予め上部梯子状側板20Aが、上部梯子状側板20Aの側板支柱21aを主支柱11に溶接することにより固着されている。また主支柱11,11は底部11bのアジャスター11cにより底面F上に載置される。
次に各主支柱11,11,11の底部11b上に下部梯子状側板20Bを載置し、下部梯子状側板20Bの側板支柱21bを連結ボルト24により主支柱11に固定する。このとき、下部梯子状側板20Bの最下段の段部23bは主支柱11の底部11b上にあり、下部梯子状側板20Bの最下段の段部23bと主支柱11の底部11bとを連結ボルト32により固定する。
次に、隣り合う一対の主支柱11,11の後方に後方筋交い30を設け、この後方筋交い30を主支柱11,11の後面に連結ボルト31により固定する。このようにして後方筋交い30により、各主支柱11,11を堅固に固定することができる。
その後各々の上部梯子状側板20Aの上部平坦部41と下部梯子状側板20Bの下部平坦部42aとを連結ボルト40で連結する。このことにより上部梯子状側板20Aと下部梯子状側板20Bを堅固に固定することができる。
次に主支柱11の上部に設けられている内管12を上方へ延ばし、内管12の当接具13を天井Cに当接させ、この位置で内管12を固定具14により主支柱11に固定する。このことにより主支柱11を底面Fと天井Cとの間で挟持することができ、主支柱11を堅固に固定することができる。
その後、隣り合う一対の主支柱11,11の梯子状側板20のうち所望の段部23a,23b間に棚板25を掛け渡す。この場合、棚板25はフック25aを介して段部23a,23bに引っ掛けられる。
このようにして壁面収納装置10が得られる。この壁面収納装置10のうち梯子状側板20および棚板25は、全体またはその一部がステンレス製、鋼製またはアルミニウム製となっている。また上述のように主支柱11,11,11もステンレス製、鋼製またはアルミニウム製となっている。
以上のように本実施の形態によれば、上部梯子状側板20Aと下部梯子状側板20Bとからなる梯子状側板20は、L字状主支柱11のうち底部11b上に載置して設けられる。従って主支柱11により梯子状側板20を安定して保持することができ、梯子状側板20が主支柱11から落下したり外れたりすることはない。また、梯子状側板20を主支柱11の側部11aおよび底部11bに固定することにより、梯子状側板20を主支柱11に堅固に固定することができる。これにより、意匠性は高いが、強度が弱い細材からなるスタイリッシュな梯子状側板20についても、梯子状側板20の最上部や最下部にトラス構造や筋交い構造等の補強構造を設けなくても、梯子状側板20が変形することはない。このため、梯子状側板20の最上部や最下部にトラス構造や筋交い構造等の補強構造を設ける場合に比べて、例えば、補強構造を設けることによるデッドスペースをなくすことができ、梯子状側板20の最上部および最下部を有効に利用することができる。
また主支柱11に設けられた内管12を上方まで延ばし、当接具13を天井Cに当接させて、この位置で内管12を固定具14により主支柱11に固定する。このことにより主支柱11を底面Fと天井Cとの間で挟持することができ、壁面Wに沿って主支柱11を堅固に固定することができる。
また、梯子状側板20は、互いに分割可能な上部梯子状側板20Aと下部梯子状側板20Bとを有し、上部梯子状側板20Aと下部梯子状側板20Bは上部平坦部41と下部平坦部42aとの間に連結ボルト40を締め付けることにより連結される。また下部梯子状側板20Bは主支柱11から取り外し可能となっている。このため下部梯子状側板20Bのみ主支柱11から取り外すことができる。
さらに下部梯子状側板20Bの水平連結棒42は、上部梯子状側板20Aの最下段の段部23aのように一対の側板支柱21a,22a間に延びておらず、上部梯子状側板20Aの上部平坦部41において終了する。このため上部梯子状側板20Aの最下段の段部23aは側板支柱22aから水平方向に延びて上部平坦部41を形成して更に側板支柱21aまで延びることになる。従って、上部梯子状側板20Aの最下段の段部23aが下部梯子状側板20Bの段部23bと重なって延びる場合に比べて、上部梯子状側板20Aの最下段の段部23aが一本のみ単独で延びることになり、意匠性が低下することはない。
10 壁面収納装置
11 主支柱
12 内管
13 当接具
14 固定具
20 梯子状側板
20A 上部梯子状側板
20B 下部梯子状側板
21a 側板支柱
21b 側板支柱
22a 側板支柱
22b 側板支柱
23a 段部
23b 段部
24 連結ボルト
25 棚板
25a フック
26 吊り棒
26a フック
32 連結ボルト
40 連結ボルト
30 後方筋交い
31 連結ボルト
40 連結ボルト
45 側方筋交い

Claims (5)

  1. 床面から天井まで延びる壁面に配置される壁面収納装置において、
    前記壁面に沿って設けられ、前記床面上に載置された少なくとも一対の主支柱と、
    各主支柱に取り付けられ、互いに平行に配置された一対の梯子状側板とを備え、
    各梯子状側板は一対の側板支柱と、一対の側板支柱に掛け渡された複数の段部とを有し、
    各梯子状側板の対応する段部間に棚板または吊り棒が掛け渡され
    各主支柱の上部に、上端に前記天井に当接する当接具が取り付けられた摺動管を摺動自在に設け、各主支柱に前記摺動管を固定する固定具を設け、
    各主支柱は側部と底部とをもち、各梯子状側板は対応する主支柱の前記底部により支持されている、壁面収納装置。
  2. 各主支柱は側面視で前記側部と前記底部をもつL字状をなす、請求項1記載の壁面収納装置。
  3. 床面から天井まで延びる壁面に配置される壁面収納装置において、
    前記壁面に沿って設けられた少なくとも一対の主支柱と、
    各主支柱に取り付けられ、互いに平行に配置された一対の梯子状側板とを備え、
    各梯子状側板は一対の側板支柱と、一対の側板支柱に掛け渡された複数の段部とを有し、
    各梯子状側板の対応する段部間に棚板または吊り棒が掛け渡され、
    各梯子状側板は互いに分割可能な上部梯子状側板と下部梯子状側板とを有し、前記下部梯子状側板は対応する主支柱から取り外し自在となる、壁面収納装置。
  4. 各下部梯子状側板を対応する主支柱から取り外した際、各上部梯子状側板と対応する主支柱との間に前記上部梯子状側板を支える側方筋交いが設けられる、請求項記載の壁面収納装置。
  5. 前記上部梯子状側板と前記下部梯子状側板は連結具により互いに連結される、請求項記載の壁面収納装置。
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