JP7404836B2 - 情報処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置及び画像形成装置に係り、特にユーザーによりノート記載代わりに撮像された画像データ等を出力する情報処理装置及び画像形成装置に関する。
従来から、文書や画像を印刷可能な複合機(Multifunctional Peripheral, MFP)等の画像形成装置が存在する。これらの画像形成装置は、ユーザーがスマートフォンやデジタルカメラ等で撮像した画像データを印刷等して出力可能なものも存在する。また、近年、これらスマートフォン等の普及により、大学や講義現場等で、学生や聴衆等が、黒板、ホワイトボード、壁、スクリーン等(以下、「黒板等」という。)の内容をノートに記載する代わりに撮像するようなケースも増えてきた。
ここで、特許文献1を参照すると、白板や黒板に書かれた文字などを撮影した場合であっても、文字の視認性の高いテキストデータを作成し保存するデジタルカメラが提案されている。
特開2009-88986号公報
しかしながら、従来技術では、撮影時に実施するため、その機能を有していないカメラで既に撮影された画像には適用できない。従って、印刷されることが決定された印刷画像データの背景には、必然的に一定量以上ベタ部分が存在するため、トナーの消費量が比較的多くなってしまう。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであって、上述の問題点を解消し、印刷画像データの背景に存在するベタ部分のトナー消費量を抑制することができる情報処理装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の情報処理装置は、出力画像データを出力する情報処理装置であって、前記出力画像データ内の文字列及びオブジェクトを認識する画像認識部と、前記出力画像データにおいて文字列及びオブジェクトを除く領域を背景として特定し、特定した前記背景の色及び濃度を、画像形成時に使用するトナー量を抑制する方向に変換する背景処理部と、を具備することを特徴とする、
本発明の画像形成装置は、上述の情報処理装置と、前記背景処理部により前記背景の色及び濃度が変換された前記出力画像データをトナーを使用して画像形成する画像形成部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、背景の色及び濃度をトナー量を抑制する方向に変換できるため、印刷画像データの背景に存在するベタ部分のトナー消費量を抑制することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置のシステム構成図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の機能構成を示すブロック図である。 図2に示す閾値群の詳細を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る画像選択出力処理のフローチャートである。 図4に示す閾値判断処理の概念図である。 図4に示す閾値判断処理の概念図である。 図4に示す閾値判断処理の概念図である。 図4に示す閾値判断処理の概念図である。 本発明の実施の形態に係る背景処理のフローチャートである。 図4に示す背景処理の概念図である。
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の実施形態において、同様の機能を示す構成には、同一の符号を付してある。
画像形成装置1は、図1を参照すると、画像処理部11、原稿読取部12、原稿給送部13、給紙部14、ネットワーク送受信部15、操作パネル部16、画像形成部17、FAX送受信部18、及び記憶部19等を含む。各部は、制御部10に接続され、制御部10によって動作制御される。
制御部10は、GPP(General Purpose Processor)、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Processor、特定用途向けプロセッサー)等の情報処理部である。
制御部10は、記憶部19のROMやHDDに記憶されている制御プログラムを読み出して、この制御プログラムをRAMに展開させて実行することで、後述する機能ブロックの各部として動作させられる。また、制御部10は、図示しない外部の端末や操作パネル部16から入力された所定の指示情報に応じて、装置全体の制御を行う。
画像処理部11は、DSP(Digital Signal Processor)やGPU(Graphics Processing Unit)等の制御演算手段である。画像処理部11は、原稿読取部12で取得された画像データ、記録媒体2から取得された画像データ300(図2)等に対して所定の画像処理を行う。この所定の画像処理は、例えば、拡大縮小、濃度調整、階調調整、画像改善等の処理であってもよい。
また、画像処理部11は、原稿読取部12で読み取られた画像を、記憶部19に印刷データとして記憶する。この際、画像処理部11は、印刷データを、PDF等の電子文書やTIFF等のファイルに変換することも可能である。また、画像処理部11は、光学文字認識(Optical Character Recognition、以下「OCR」という。)の少なくとも一部の処理を実行可能であってもよい。
原稿読取部12は、セットされた原稿を読み取る。また、原稿読取部12は、画像形成装置1の本体部の上部に配設される。
原稿読取部12は、スキャナーと、プラテンガラスと、原稿読取スリットとを備えている。原稿読取部12は、プラテンガラスに載置された原稿を読み取る場合には、スキャナーをプラテンガラスに対向する位置に移動させ、プラテンガラスに載置された原稿を走査しながら読み取って画像データを取得し、取得した画像データを制御部10に出力する。
また、原稿読取部12は、原稿給送部13から給送された原稿を読み取る場合には、スキャナーを、原稿読取スリットと対向する位置に移動させる。そして、原稿読取部12は、原稿読取スリットを介し、原稿給送部13による原稿の搬送動作と同期して原稿を読み取って、画像データを取得する。原稿読取部12は、取得した画像データを、制御部10に出力する。
原稿給送部13は、原稿読取部12で読み取られる原稿を搬送する。原稿給送部13は、原稿読取部12の上部に配設されている。
原稿給送部13は、原稿載置部と、原稿搬送機構とを備えている。原稿給送部13は、原稿載置部に載置された原稿を、原稿搬送機構によって1枚ずつ順に繰り出して、原稿読取部12に給送する。
給紙部14は、記録紙を1枚ずつ画像形成部17に向けて繰り出す。給紙部14は、本体部に備えられている。
ネットワーク送受信部15は、LAN、無線LAN、WAN、携帯電話網等の外部ネットワークに接続するためのLANボードや無線送受信機等を含むネットワーク接続部である。
ネットワーク送受信部15は、データ通信用の回線ではデータを送受信し、音声電話回線では音声信号を送受信する。
操作パネル部16は、ボタンやタッチパネル等の入力部と、LCD(Liquid Crystal Display)や有機ELディスプレイ等の表示部とを備えている。また、操作パネル部16は、画像形成装置1のフロント側に配設されている。
操作パネル部16の入力部のボタンは、テンキー、スタート、キャンセル、動作モードの切り換え、ジョブの実行に係る指示を行うボタン等である。この動作モードは、複写、FAX送信、スキャナー、ネットワークスキャナー等の種類のモードを備えていてもよい。また、ジョブは、選択された文書の印刷、送信、保存、及び記録等を含んでいる。操作パネル部16の入力部は、ユーザーによる画像形成装置1の各種ジョブの指示、ノート印刷の指示等を取得する。また、操作パネル部16から取得したユーザーの指示により、各ユーザーの情報を入力、変更することも可能である。
また、操作パネル部16は、記録媒体2を接続することも可能である。
記録媒体2は、複数の画像データ300(図2)を含んでいる一時的でない記録媒体である。記録媒体2は、例えば、USB(Universal Serial Bus)等で接続されたUSBメモリー、SDカード、CFカード、xDカード、メモリースティック等の各種フラッシュメモリーカード、デジタルカメラ、ビデオカメラ、携帯電話、スマートフォン、タブレット、PDA(Personal Data Assistant)、USB接続HDD、RFID(Radio Frequency IDentification)カード等であってもよい。これらは、例えば、USBを介した有線、WiFiやBluetooth(登録商標)やNFC(Near field Communication)等の無線により画像形成装置1と接続可能である。また、図示しないイントラネットやインターネット等のネットワークを介して、記録媒体2を接続することが可能であってもよい。この場合、記録媒体2は、いわゆる「クラウド」上で画像データ300を格納するサービスにおけるユーザーのディレクトリー等であってもよい。
画像形成部17は、ユーザーの出力指示により、記録媒体2から取得され、記憶部19に記憶され、原稿読取部12で読み取られ、又は外部の端末から取得されたデータから記録紙への画像形成を行わせる。
画像形成部17は、感光体ドラム、露光部、現像部、転写部、及び定着部等を備えている。画像形成部17は、トナーを使用し、帯電、露光、現像、転写、定着からなる画像形成プロセスを実行することで記録紙にトナー像を形成する。
FAX送受信部18は、ファクシミリの送受信を行う。FAX送受信部18は、音声回線により、他のFAX装置(図示せず)からファクシミリ受信して、記憶部19に保存し、画像形成部17で画像形成させることが可能である。また、FAX送受信部18は、原稿読取部12で読み取られた原稿や外部の端末から送信されたネットワークFAXのデータを画像データに変換して、他のFAX装置へ音声回線でファクシミリ送信することが可能である。
記憶部19は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の半導体メモリーやHDD(Hard Disk Drive)等の一時的でない記録媒体である。
記憶部19のROMやHDDには画像形成装置1の動作制御を行うための制御プログラムが記憶されている。これに加えて、記憶部19は、ユーザーのアカウント設定も記憶している。また、記憶部19には、ユーザー毎の保存フォルダー(文書ボックス)の領域が含まれていてもよい。この文書ボックスに、記録媒体2や図示しないユーザーの端末から画像データ300(図2)が転送されてもよい。
なお、画像形成装置1において、制御部10及び画像処理部11は、GPU内蔵CPU、チップ・オン・モジュールパッケージ、SOC(System On a Chip)のように、一体的に形成されていてもよい。
また、制御部10及び画像処理部11は、RAMやROMやフラッシュメモリー等を内蔵していてもよい。
〔画像形成装置1の機能構成〕
ここで、図2を参照し、本実施形態の画像形成装置1の機能構成について説明する。
画像形成装置1の制御部10は、画像取得部100、画像認識部110、及び出力データ選択部120、背景処理部130を備えている。
記憶部19は、画像データ300、テンプレート画像310、閾値群320、出力画像データ330を記憶している。
画像取得部100は、記録媒体2を読み出し、格納されたデータから、指定された期間に撮像された複数の画像データ300を取得し、記憶部19に格納する。画像取得部100は、例えば、画像データ300を、タイムスタンプやタイムラインにより選択して取得してもよい。
画像認識部110は、画像取得部100により取得された複数の画像データ300を、撮像の時系列順に並べた際に前後に撮像された画像データ300の同一性を認識する。つまり、画像認識部110は、画像データ300間の同一性の割合の値を算出する。本実施形態において、この算出された同一性の割合の値は、比較する画像データ300間において、差異が大きい場合に小さくなる。すなわち、比較した画像データ300間が完全に異なっている場合には0%となり、逆に、まったく差異がない場合には100%となる。
また、画像認識部110は、特定のテンプレート画像310と、複数の画像データ300のそれぞれとの同一性を認識してもよい。
また、画像認識部110は、複数の画像データ300において、分割された複数の面を認識してもよい。この場合、画像認識部110は、複数の面のそれぞれにおいて同一性を認識してもよい。
また、画像認識部110は、テンプレート画像310として認識された箇所内に、更にヒト又は物体がいることを認識してもよい。
また、画像認識部110は、複数の画像データ300のそれぞれについてOCRを行ってもよい。
出力データ選択部120は、画像認識部110により同一性を認識された複数の画像データ300から、特定の除外条件により、重複した画像データ300、及び/又は適切でない画像データ300を除外して、出力画像データ330を選択する。
また、出力データ選択部120は、複数の画像データ300から、画像認識部110により認識された同一性の割合が、重複した画像データ300を除外するための重複閾値321以上の画像データ300については除外してもよい。また、出力データ選択部120は、画像認識部110により認識された同一性の割合が、重複閾値321未満の画像データ300については、出力画像データ330として選択してもよい。また、出力データ選択部120は、画像認識部110により認識された同一性の割合が、重複閾値321より大きいものの、一部変更閾値322以下であった場合には、画像の情報量が少ない画像データ300を除外し、情報量が多い画像データ300を出力画像データ330として選択してもよい。
また、出力データ選択部120は、画像認識部110により、テンプレート画像310の少なくとも一部が認識できなかった画像データ300を、適切でない画像データ300として除外してもよい。
また、出力データ選択部120は、画像認識部110により、ヒト又は物体がいると認識された画像データ300を、適切でない画像データ300であるとして除外してもよい。
また、出力データ選択部120は、画像認識部110によるOCRの認識率が認識閾値325未満の画像データ300について、当該認識閾値325未満の画像データ300の撮像時刻の前後特定期間に、認識閾値325以上の画像データ300が存在した場合には、この認識閾値325未満の画像データ300を除外してもよい。この前後特定期間としては、数秒~数分程度の期間を指定してもよい。一方、出力データ選択部120は、認識閾値325以上の画像データ300が存在しなかった場合には、その旨を出力時に通知してもよい。具体的には、出力データ選択部120は、この通知を、操作パネル部16に対して行っても、記録媒体2のログとして出力しても、白紙ページを印刷することで行ってもよい。
また、出力データ選択部120は、画像認識部110により分割された複数の面が認識された場合、面のそれぞれにおいて、認識された同一性の割合が重複閾値321未満の面は除外してもよい。一方、出力データ選択部120は、認識された同一性の割合が重複閾値321以上の面の箇所は切り出して、出力画像データ330として選択してもよい。
また、本実施形態において、操作パネル部16は、記録媒体2と接続され、ユーザーからのノート印刷等による出力の指示を取得する。
背景処理部130は、出力画像データ330の出力に際し、背景の画像形成に使用するトナーを抑制させる背景処理を実行する。背景処理部130は、背景処理の設定として、背景を白色とする設定A、背景の濃度を下げる設定B、背景の一部を白色とする設定Cとを有しており、ユーザーによって設定A~Cのいずれが設定されている。なお、白色は、画像形成に際してトナーを使用しない色であり、無色と呼称されることもある。
また、画像形成部17は、記録媒体2から取得され、出力データ選択部120により選択され、背景処理部130によって背景処理が施された出力画像データ330を画像形成する。
画像データ300は、記録媒体2から選択された複数の画像データである。画像データ300は、ユーザーにより撮像された黒板等の画像であってもよい。また、画像データ300は、教師や講師等により、記載が追記、更新されたものをユーザーが撮像したものであってもよい。また、画像データ300は、投影されたスライド等の一枚一枚に対応したもの、又は、プロジェクターやOHPシート上で記載が加えられたものであってもよい。また、画像データ300は、例えば、一般的なjpeg等の画像であってもよい。また、各種コンテナに格納された動画像データであってもよい。この場合、画像データ300は、movや3gpやh.264やh.265等のフォーマットのデータであってもよい。また、画像データ300として、動画像データから、特定の間隔で、フレーム画像として画像データ300を取得可能であってもよい。
また、画像データ300は、文字、絵、図等を含んでいてもよい。この文字は、教師や講師等による手書き文字であってもよい。また、これらの文字、絵、図等は、黒板等内に記載されてもよい。
テンプレート画像310は、「テンプレート」として比較するための画像データである。テンプレート画像310は、例えば、記録媒体2に格納された画像データ、又は取得された画像データ300から選択された、例えば、講義開始前や後の黒板等の画像であってもよい。この場合、テンプレート画像310内の黒板等には、何も記載されておらず、ヒトや物体等が映り込んでいないことが好適である。また、テンプレート画像310として、画像データそのものではなく、黒板等の輪郭や特徴量等が抽出されたデータを用いてもよい。また、テンプレート画像310として、取得された画像データ300が平均化された画像データを用いたり、黒板等の画像を平均化したものを用いたりしてもよい。また、テンプレート画像310は、ユーザーに指定させず、あらかじめ記憶部19に格納しておいた画像データを用いてもよい。
閾値群320は、出力データ選択部120により画像データ300を除外するか出力画像データ330として選択するかについての特定の除外条件となる複数の閾値(パラメーター)群と、出力画像データ330を出力する際の背景処理動作に使用する複数の閾値(パラメーター)群とである。
閾値群320の詳細については後述する。
出力画像データ330は、画像データ300から選択されて、ノート等として出力される画像データを含むファイル等である。出力画像データ330は、jpegやビットマップ等の複数の画像データや、これがアーカイブ等されたものであってもよい。また、出力画像データ330は、PDFやPSや「.docx」ファイルやePUBファイル等(以下、「PDF等」という。)のように電子文書化されたデータであってもよい。また、出力画像データ330は、動画像データやプレゼンテーション用のファイルであってもよい。
ここで、図3により、図2に示す閾値群320の詳細について説明する。
本実施形態において、閾値群320は、重複閾値321、一部変更閾値322、テンプレート閾値323、ヒト物体閾値324、及び認識閾値325を含んでいる。
重複閾値321は、画像認識部110により認識された同一性の割合が、重複した画像データ300を除外するための閾値である。重複閾値321は、例えば、同一性の割合が90%以上である等の値に設定可能である。
一部変更閾値322は、重複閾値321より大きく設定された、同一性の割合の閾値である。一部変更閾値322は、前後で一部更新された際に、この更新された「情報量が多い」画像データ300を出力画像データ330として選択するために用いる。一部変更閾値322は、例えば、同一性の割合が70~90%である等の値に設定可能である。
テンプレート閾値323は、テンプレート画像310の少なくとも一部を認識できなかったことを判断するための閾値である。テンプレート閾値323は、例えば、テンプレート画像310の5~20%程度が認識できなかったことを示す値等に設定可能である。
ヒト物体閾値324は、ヒト又は物体がいると認識されることを判断するための閾値である。このヒト物体閾値324は、画像認識部110のヒト又は物体を認識する認識エンジン等が出力した認識の確からしさの値に対応して、例えば、30~80%程度の値等に設定可能である。
認識閾値325は、OCRの認識率の閾値である。認識閾値325として、例えば、文字のエリアと認識した箇所における、実際の文字認識の確からしさの値に対応して、40~90%程度の値等に設定可能である。
背景濃度閾値326は、出力画像データ330を出力する際に、背景処理動作を実行するか否かを決定するための閾値である。背景濃度閾値326は、例えば、黒板の濃度よりも低く、使用するチョークの濃度よりも高い値に設定されている。
文字濃度閾値327は、背景処理動作において、文字例及びオブジェクトの色を変換するか否かを決定するための閾値である。文字濃度閾値327は、例えば、白色と区別した判別可能なぎりぎりの濃度に設定されている。
ここで、画像形成装置1の制御部10は、記憶部19に記憶された制御プログラムを実行することで、画像取得部100、画像認識部110、及び出力データ選択部120として機能させられる。
また、上述の画像形成装置1の各部は、本実施形態の画像選択方法を実行するハードウェア資源となる。
なお、上述の機能構成の一部又は任意の組み合わせをICやプログラマブルロジックやFPGA(Field-Programmable Gate Array)等でハードウェア的に構成してもよい。
〔画像形成装置1による画像選択出力処理〕
次に、図4~図8を参照して、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1による画像選択出力処理の説明を行う。
本実施形態の画像選択出力処理では、まず、指定された期間に撮像された複数の画像データ300を取得する。また、取得された複数の画像データ300を、撮像の時系列順に並べた際の同一性を認識する。次に、同一性を認識された複数の画像データ300から、特定の除外条件により、重複した画像データ300、及び/又は適切でない画像データ300を除外して、出力画像データ330を選択する。選択された出力画像データ330は、画像形成部で画像形成される。
本実施形態の画像選択出力処理は、主に制御部10が、記憶部19に記憶されたプログラムを、各部と協働し、ハードウェア資源を用いて実行する。
以下で、図4のフローチャートを参照して、画像選択出力処理の詳細をステップ毎に説明する。
(ステップS101)
まず、画像取得部100が、画像データ群取得処理を行う。
ここでは、ユーザーが記録媒体2を画像形成装置1の操作パネル部16に接続し、タッチパネル等から「ノート印刷」等の指示を行う。
すると、画像取得部100は、記録媒体2を読み出して、格納された画像データを検索する。そして、画像取得部100は、ユーザーに、どの期間の画像を印刷するのかについて指定させる。この期間の指定は、月日指定の後、授業や講義等の時刻に合わせて、この開始時刻から~分のように、終了までの時刻の範囲を指定させることが可能である。また、開始時刻と終了時刻とを直接、指定させることも可能である。このように、開始時刻の指定を行い、時刻の範囲の指定を行うことで、出力対象となる画像データを自動的に絞り込むことが可能となる。
画像取得部100は、記録媒体2から、各画像データの撮影時刻のタイムスタンプ等を検索し、ユーザーに指定された期間に撮像された画像データを読み出して取得する。画像取得部100は、取得された画像データ300を、一時的に記憶部19に格納する。
また、画像取得部100は、ユーザーにテンプレート画像310を指定させてもよい。この際、画像取得部100は、「何も書かれていない黒板等の画像を指定して下さい」等と操作パネル部16の表示部に表示して、ユーザーに指定させてもよい。また、画像取得部100は、テンプレート画像310の候補として、開始時刻又は終了時刻の直前又は直後に撮像された画像データ300を操作パネル部16に表示し、ユーザーに確認して指定させてもよい。また、画像取得部100は、指定された期間の画像データ300を平均化してテンプレート画像310を作成し、これを表示してユーザーに確認して指定させてもよい。また、画像取得部100は、黒板等が複数の面に分割されている場合に、これをテンプレート画像310中で指定させてもよい。
画像取得部100は、指定されたテンプレート画像310を記憶部19に、一時的に格納する。
(ステップS102)
次に、画像認識部110が、画像認識処理を行う。
まず、画像認識部110は、画像取得部100により取得され、記憶部19に格納された複数の画像データ300のそれぞれについて、タイムスタンプやタイムライン等を取得して、撮像の時系列順にソートする。
この上で、画像認識部110は、時系列の前後で画像の同一性の割合を算出する。この際、画像認識部110は、例えば、同一性を比較する前後の画像データ300において、各ピクセル単位でRGBの明度差の絶対値等を加算して算出する微分処理を行い、この合計値を画像の総ピクセル数で割って、同一性の割合を算出してもよい。また、画像認識部110は、各画像データ300を回転、拡大、縮小等したり、レンズの物理モデルを用いて補正したりして、最も大きな同一性の割合を算出可能である。これらの計算を行う際に、画像認識部110は、画像処理部11やGPUやベクトル演算器等を用いて高速に処理してもよい。
また、画像認識部110は、テンプレート画像310がある場合には、このテンプレート画像310と、同一性を比較する画像データ300のそれぞれとの同一性の割合を算出してもよい。
さらに、画像認識部110は、テンプレート画像310として認識された箇所内に、ヒト又は物体がいることを認識して、認識の確からしさの値を出力してもよい。この認識は、畳み込みニューラルネットや各種画像認識エンジンを用いて行ってもよい。
また、画像認識部110は、複数の画像データ300のそれぞれについてOCRを行って、認識の確からしさの値と文字列等とを出力してもよい。
また、画像認識部110は、黒板等を認識したり、テンプレート画像310の指定に基づいたりして、分割された複数の面があることを認識してもよい。この場合、本実施形態において、画像認識部110は、後述するように、複数の面のそれぞれにおいて同一性の割合を算出する。
画像認識部110は、この算出された同一性の割合、各認識の確からしさの値、文字列等を認識の判断データとして、出力データ選択部120へ出力する。
(ステップS103)
次に、出力データ選択部120が、閾値判断処理を行う。
出力データ選択部120は、画像認識部110により取得した各認識の判断データに基づいて、認識された各画像データ300について、重複しているか及び/又は適切でないかを、閾値群320の各閾値を用いて判断する。これにより、出力データ選択部120は、この画像データ300を除外するか、出力するかを選択する。
ここで、図5~図8を参照して、除外又は出力の判断の例について説明する。
[複数の面の重複する画像の除外]
図5により、画像認識部110により分割された複数の面が認識された場合、つまり、黒板等に複数の面がある場合における重複する画像データ300の除外の例について説明する。黒板等は有限資源のため、記載されては消されることを繰り返す。黒板が複数面あったとして、撮影時にはその複数面が一つの画像に含まれるような場合には、前に撮像された画像データ300と比較する。そして、一つの面が同様の内容であった場合には、出力データ選択部120は、当該面について、重複を避けるために出力画像データ330には選択せず、除外する。
図5(a)は、黒板が左右の二面、面Aと面Bがある場合のテンプレート画像310aの例を示している。図5(b)は、この場合において、面A、面Bの順に使用され、その後、面Aが消去され新たな内容が記載された際の画像データ300aが撮像順に並べられた例を示している。出力データ選択部120は、時系列順で一つ前の画像データ300と比較し、これら面A、面Bにおいて、認識された同一性の割合が重複閾値321以上となった面は除外してもよい。一方、出力データ選択部120は、認識された同一性の割合が重複閾値321未満の面を検出して、出力画像データ330aとして選択する。この際に、出力データ選択部120は、この面の箇所を切り出して、出力画像データ330aとして選択する。
[複数の面の内容の一部更新]
図6により、内容の一部更新による出力画像データ330の除外の例について説明する。この例は、図5と同様に画像データ300bにおいて、複数の面が認識された場合に、各面に対する処理について説明する。図6において、各面のいずれかについて、前回に撮像した内容に後から追加され、同一性の割合が重複閾値321以上であるものの、一部変更閾値322以下になった場合、内容の追加があったとして出力画像データ330を差し換える。すなわち、出力データ選択部120は、前回に撮像した面の画像データのうち、「画像の情報量が少ない」ものを削除し、内容の追加があった面を「情報量が多い」として切り出し、出力画像データ330bとして選択する。
[不適当な画像データ300の除外]
図7及び図8により、指定された期間の画像データ300中に、ノート印刷等にそぐわない画像が含まれていた場合、その画像データ300を出力画像データ330から除外する例について説明する。
図7(a)は、あらかじめ黒板等を撮像したテンプレート画像310cをユーザーに指定させた例を示す。この例において、出力データ選択部120は、テンプレート画像310cとの同一性の割合で、除外又は出力を判断する。同一性の割合が著しく低い場合には対象外とする。具体的には、出力データ選択部120は、テンプレート画像310cの少なくとも一部が認識できなかった画像データ300を、適切でない画像データ300として除外する。つまり、出力データ選択部120は、指定された期間内の画像データ300であっても、黒板等を撮像しておらず、例えば、足下、天井、窓の外の風景が撮像されたような画像データ300は除外する。
図7(b)は、撮像に失敗した画像の例として、教師や講師等が映り込んで黒板の記載内容を確認できない画像データ300cを示す。この場合、出力データ選択部120は、ヒトがいると認識された画像データ300cを、適切でない画像データとして除外する。逆に、出力データ選択部120は、教師や講師等が映り込んでおらず、ヒトが認識されていない画像データ300を、出力画像データ330cとして選択する。図7(c)は、ヒトが認識されていない出力画像データ330cの例を示す。
図8(a)は、黒板を撮影してはいるものの、焦点があっておらずピントがずれて撮影されたブレ画像として、ノート印刷に不適当だと考えられる画像データ300dも除外する例を示す。この場合、OCRにて文字として認識できないため、OCRの認識率が認識閾値325未満となる。出力データ選択部120は、このような画像データ300dは、ノイズ画像であるとして除外する。
図8(b)によると、識閾値未満の画像データ300dの撮像時刻の前後特定期間に、認識閾値325以上の画像データ300が存在した場合には、ユーザーがブレを認識して再撮影していると判断できる。このため、出力データ選択部120は、この認識閾値325以上の画像データ300を、出力画像データ330dとして選択する。
また、出力データ選択部120は、この前後特定期間に、認識閾値325以上の画像データ300が存在しなかった場合には、その旨を出力時に通知する。これは、撮像された画像がブレ画像になっていることにユーザー本人が気づいていない可能性が考えられるためである。そのような場合には、出力データ選択部120は、確認のために操作パネル部16に警告の通知を行うか、又は、白紙ページを挿入する。これにより、後日、ユーザーが該当部分を手書きで補間する等できるようにすることができる。
(ステップS104)
次に、出力データ選択部120が、画像データ300が出力されるよう選択されたか否かを判定する。出力データ選択部120は、上述の閾値判断処理において、認識された画像データ300が除外されず、出力すると判断された場合に、Yesと判定する。出力データ選択部120は、この画像データ300を除外すると判断された場合には、Noと判定する。
Yesの場合、出力データ選択部120は、処理をステップS105に進める。
Noの場合、出力データ選択部120は、処理をステップS106に進める。
(ステップS105)
画像データ300が出力すると選択された場合、出力データ選択部120が、出力データ選択処理を行う。出力データ選択部120は、この画像データ300を出力画像データ330として、記憶部19に格納する。
(ステップS106)
ここで、出力データ選択部120が、全ての画像データ300の選択が終了したか否かを判定する。出力データ選択部120は、記録媒体2から取得された全ての画像データ300について、除外されるか、出力画像データ330として選択されるかした場合に、Yesと判定する。出力データ選択部120は、まだ除外又は出力の選択が終了していない場合には、Noと判定する。
Yesの場合、出力データ選択部120は、処理をステップS107に進める。
Noの場合、出力データ選択部120は、処理をステップS102に戻して、残りの画像データ300についての除外又は出力の選択を進める。
(ステップS107)
全ての画像データ300について、除外又は出力の選択が終了した場合、画像形成部17が、出力データ出力処理を行う。
画像形成部17は、記憶部19に格納された出力画像データ330を、記録紙に画像形成して出力する。
また、制御部10により、ユーザーの文書ボックスやクラウドのサービスや記録媒体2に、出力画像データ330を格納してもよい。この際に、出力画像データ330は、PDF等で電子文書化されてもよい。
以上により、本発明の実施の形態に係る画像選択出力処理を終了する。
[出力画像データ330の背景処理]
図9及び図10により、記憶部19に格納された出力画像データ330を、記録紙に画像形成して出力する際の背景処理動作例について説明する。なお、記憶部19に格納された出力画像データ330を電子文書化して出力する際にも、同様の背景処理動作を実行しても良い。
(ステップS201)
背景処理部130は、画像形成部17に純正トナーが装着されているか否かを判断する。背景処理部130は、純正トナーが装着されている場合に、Yesと判定し、純正トナーが装着されていない場合に、Noと判定する。
Yesの場合、背景処理部130は、処理をステップS202に進める。
Noの場合、背景処理部130は、背景処理動作を終了する。この場合、背景処理が施されていない出力画像データ330が出力される。
(ステップS202)
背景処理部130は、ステップS201での画像認識処理に基づいて、文字例と、図形、表、グラフ等のオブジェクトを除く背景を特定する。図10(a)に示す出力画像データ330では、白色のチョークで書かれた文字列「あいうえお」と、赤色のチョークで書かれた文字列「かきくけこ」を除く背景のベタ部分が抽出されることになる。
(ステップS203)
背景処理部130は、ステップS202で抽出した背景の背景濃度が背景濃度閾値326よりも高いか否かを判断する。背景処理部130は、背景濃度が背景濃度閾値326よりも高い場合に、Yesと判定し、背景濃度が背景濃度閾値326以下の場合に、Noと判定する。なお、背景濃度閾値326と比較する背景濃度は、ステップS202で抽出した背景において、濃度が均一な予め設定された所定面積以上のベタ部分における背景濃度とし、ベタ部分が複数ある場合には、その中で最大の背景濃度とする。
Yesの場合、背景処理部130は、処理をステップS204に進める。
Noの場合、背景処理部130は、背景処理動作を終了する。この場合、背景処理が施されていない出力画像データ330が出力される。
(ステップS204、S205)
背景処理部130は、背景処理の設定が、設定A~Cのいずれであるかを判断する。背景処理部130は、背景処理の設定Aに設定されている場合、ステップS204でYesと判定し、処理をステップS206に進める。また、背景処理部130は、背景処理の設定Bに設定されている場合、ステップS204でNo、ステップS205でYesと判定し、処理をステップS208に進める。さらに、背景処理部130は、背景処理の設定Cに設定されている場合、ステップS204でNo、ステップS205でNoと判定し、処理をステップS210に進める。
(ステップS206)
背景処理部130は、図10(b)に示すように、ステップS202で抽出した背景を白色に変換する。
(ステップS207)
次に、背景処理部130は、濃度が文字濃度閾値327未満の文字列、オブジェクト、例えば、図10(b)に示す文字列「あいうえお」を黒色に変換し、背景処理動作を終了させる。すなわち、白色の背景では、区別して視認できない色及び濃度の文字列、オブジェクトを視認可能な黒色に変換する。白色の背景と区別して視認可能な色及び濃度であれば、黒色以外の他の色に変換しても良い。
(ステップS208)
背景処理部130は、背景の濃度を下げると共に、文字列、オブジェクトの色に基づいて、背景の色を、文字列、オブジェクトを区別して視認可能な色に決定する。背景処理部130は、背景の濃度を、濃度が最小の文字列、オブジェクトを視認可能な値に決定する。また、文字列、オブジェクトに使用されていない色に背景の色に決定する。
(ステップS209)
背景処理部130は、図10(c)に示すように、ステップS202で抽出した背景をステップS208で決定した色及び濃度に変換し、背景処理動作を終了させる。
(ステップS210)
背景処理部130は、文字列、オブジェクトを含む領域を残存領域Xとして特定する。例えば、残存領域Xは、文字列、オブジェクトを含む矩形領域とすることができる。
(ステップS211)
背景処理部130は、図10(d)に示すように、ステップS210で特定した残存領域X以外の背景を白色に変換し、背景処理動作を終了させる。なお、ステップS210では、濃度が文字濃度閾値327未満の文字列、オブジェクトを含む領域のみを残存領域Xとして特定するようにしても良い。この場合には、図10(e)に示すように、文字列「あいうえお」を含む残存領域X以外の背景が白色に変換される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、出力画像データをトナーによって画像形成した出力する画像形成装置1(情報処理装置)であって、出力画像データ内の文字列及びオブジェクトを認識する画像認識部110と、出力画像データにおいて文字列及びオブジェクトを除く領域を背景として特定し、特定した背景の色及び濃度を、画像形成時に使用するトナー量を抑制する方向に変換する背景処理部130とを備えている。
この構成により、背景の色及び濃度をトナー量を抑制する方向に変換できるため、印刷画像データの背景に存在するベタ部分のトナー消費量を抑制することができる。
さらに、本実施の形態において、背景処理部130は、背景を画像形成時にトナーを使用しない白色に変換させ、濃度が予め設定された文字濃度閾値未満の文字列及びオブジェクトを白色の背景と区別して視認可能な色及び濃度に変換させる。
この構成により、印刷画像データの背景に存在するベタ部分のトナー消費量を、視認性を低下させることなく抑制することができる。
さらに、本実施の形態において、背景処理部130は、背景の濃度を下げると共に、文字列及びオブジェクトの色に基づいて、背景の色を、濃度文字列及びオブジェクトを区別して視認可能な色に変換させる。
この構成により、印刷画像データの背景に存在するベタ部分のトナー消費量を、視認性を低下させることなく抑制することができる。
さらに、本実施の形態において、背景処理部130は、文字列及びオブジェクトを含む残存領域以外の背景を白色に変換させる。
この構成により、印刷画像データの背景に存在するベタ部分のトナー消費量を、視認性を低下させることなく抑制することができる。
さらに、本実施の形態において、画像認識部110は、指定された期間に撮像された複数の画像データを、撮像の時系列順に並べた際の同一性を認識し、画像認識部110により前記同一性を認識された前記複数の画像データから、特定の除外条件により、重複した画像データ、又は適切でない画像データを除外したものを、前記出力画像データとして選択して出力する出力データ選択部120を備えている。
この構成により、時系列順に並べた上で、撮像内容によっては、撮りなおし等で同じ内容が含まれることもあるため、これを特定の除外条件で除外し、必要なもの出力画像データ330として自動で選択することができる。
なお、本発明が上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。なお、各図において、同一構成要素には同一符号を付している。
1 画像形成装置
2 記録媒体
10 制御部
11 画像処理部
12 原稿読取部
13 原稿給送部
14 給紙部
15 ネットワーク送受信部
16 操作パネル部
17 画像形成部
18 FAX送受信部
19 記憶部
100 画像取得部
110 画像認識部
120 出力データ選択部
130 背景処理部
300、300a、300b、300c、300d 画像データ
310、310a、310c テンプレート画像
320 閾値群
321 重複閾値
322 一部変更閾値
323 テンプレート閾値
324 ヒト物体閾値
325 認識閾値
326 背景濃度閾値
327 文字濃度閾値
330、330a、330b、330c、330d 出力画像データ

Claims (5)

  1. 出力画像データを出力する情報処理装置であって、
    前記出力画像データ内の文字列及びオブジェクトを認識する画像認識部と、
    前記出力画像データにおいて文字列及びオブジェクトを除く領域を背景として特定し、特定した前記背景の色及び濃度を、画像形成時に使用するトナー量を抑制する方向に変換する背景処理部と、を具備し、
    前記背景処理部は、文字列及びオブジェクトを含む残存領域以外の前記背景を白色に変換させることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記背景処理部は、前記背景を画像形成時にトナーを使用しない白色に変換させ、濃度が予め設定された文字濃度閾値未満の文字列及びオブジェクトを白色の前記背景と区別して視認可能な色及び濃度に変換させることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記背景処理部は、前記背景の濃度を下げると共に、文字列及びオブジェクトの色に基づいて、前記背景の色を、濃度文字列及びオブジェクトを区別して視認可能な色に変換させることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  4. 前記画像認識部は、指定された期間に撮像された複数の画像データを、撮像の時系列順に並べた際の同一性を認識し、
    前記画像認識部により前記同一性を認識された前記複数の画像データから、特定の除外条件により、重複した画像データ、又は適切でない画像データを除外したものを、前記出力画像データとして選択して出力する出力データ選択部を具備することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  5. 請求項1乃至4に記載の情報処理装置と、
    前記背景処理部により前記背景の色及び濃度が変換された前記出力画像データをトナーを使用して画像形成する画像形成部とを備えることを特徴とする画像形成装置。
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