JP2014116737A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】読み取られて電子化される原稿に対する画像処理要求に適応した色画像を生成できるとともに、背景画像印刷に伴う現像材の消費を節減する。
【解決手段】原稿から画像を読み取る読取手段と、読み取られる画像のオブジェクトを認識して、背景領域を識別する識別手段と、前記識別された背景領域の画素特性から前記原稿の背景色を抽出する抽出手段と、抽出された背景色を読み取られる画像データに付加した電子ファイルを生成する生成手段と、生成された電子ファイルを記憶する記憶手段と、前記記憶された電子ファイルに対する属性の異なる処理要求を受け付ける受付手段と、受け付けた処理要求の属性に応じて前記電子ファイルに対する処理を制御する制御手段と、を備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、色紙に印刷された画像を読み取って画像処理を行う画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラムに関するものである。
近年、画像形成装置において、紙文書をカラーで作成できる環境が一般化してきており、カラー印刷物や、色紙を使った紙文書も広く使用されている。こうして作成された紙文書は、紙文書のまま保存や配付されることもあるし、スキャナ等により電子ファイル化して保存され、その電子ファイルが配付、印刷されることもある。
しかしながら、色紙を使用した紙文書をスキャンして電子ファイル化されたデータを画像形成装置で印刷する場合、電子ファイル上では紙の色もスキャンされた画像の一部となっている。そのため、画像形成装置側で元の紙文書と同じ色の紙を用意しても、色紙上に紙色も含めスキャンされた画像を読み取った背景色も合わせて印刷される。
そこで、特許文献1では、紙文書を電子化する際、ページ毎の紙色情報を事前に登録、もしくはスキャン時に紙色判定する領域を指定することで、スキャンされた画像から判定された紙色を除去している。また各ページの紙色をデータとして画像形成装置に送信して紙文書の紙色にあった用紙で印刷できるファクシミリ装置が開示されている。
特開2002−300346号公報
しかしながら、電子ファイルをPC等の画面で表示する場合、紙色自体に意味を持たせている紙文書では、電子ファイル上の画像から紙色を削除すると、元々の紙色を画面上で確認できなくなる。その際、電子ファイルでは送信先に誤解を招く懸念があるため、紙色を電子ファイルから削除することは好ましくない。一方で、紙色を除去しない場合、画像形成装置側で元の紙文書と同じ色の色紙を用意しても、その色紙上に電子ファイル上に記録された原稿の紙色を、記録材を使って塗りつぶすため、不要な記録材が消費されてしまう。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、読み取られて電子化される原稿に対する画像処理要求に適応した色画像を生成できるとともに、背景画像印刷に伴う記録材の消費を節減できる仕組みを提供することである。
上記目的を達成する本発明の画像形成装置は以下に示す構成を備える。
原稿から画像を読み取る読取手段と、読み取られる画像のオブジェクトを認識して、背景領域を識別する識別手段と、前記識別された背景領域の画素特性から前記原稿の背景色を抽出する抽出手段と、抽出された背景色を読み取られる画像データに付加した電子ファイルを生成する生成手段と、生成された電子ファイルを記憶する記憶手段と、前記記憶された電子ファイルに対する属性の異なる処理要求を受け付ける受付手段と、受け付けた処理要求の属性に応じて前記電子ファイルに対する処理を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、読み取られて電子化される原稿に対する画像処理要求に適応した色画像を生成できるとともに、背景画像印刷に伴う記録材の消費を節減できる。
画像形成装置の構成を説明する断面図である。 図1に示した操作部の表示パネルに表示されるUI画面を示す図である。 図1に示した操作部の表示パネルに表示されるUI画面を示す図である。 図1に示したコントローラの詳細構成を説明するブロック図である。 画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。 スキャン画像から背景画像を生成する処理例を示す図である。 画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。 画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。 画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態を示す画像形成装置の構成を説明する断面図である。本実施形態では、画像形成装置の一例として、複合画像形成装置(MFP(Multi Function Printer))を例とする。
図1において、本実施形態の画像形成装置は、画像読取装置201、操作部202、印刷装置203、コントローラ204から構成され、全体としてMFPを構成している。
画像読取装置201は、読取原稿を置くガラス等の透明材でできた原稿台210、原稿台下に例えばCCD(Charge Coupled Device)と光源を備え移動しながら原稿台全体を読取り可能なスキャナ部211より構成される。後述するスキャナ制御部303からの読取り条件に沿って、原稿からの反射光像をCCD(Charge Coupled Device)にて読取り、スキャン画像を後述のメモリ302へ送信する。
操作部202は、操作者への情報を表示する液晶などの表示パネルと、操作者の操作入力を検知するボタンやタッチパネル等で構成される。操作制御部304(図4)により、タッチパネル上に給紙段指定やスタートボタンなど、MFP操作に必要な任意の画像表示させることが可能であり、操作部202のタッチパネルやハードキー入力を検知し、後述のCPU301へ通知することができる。
図2、図3は、図1に示した操作部202の表示パネルに表示されるUI画面を示す図である。本例は、後述するメモリ302に設けられるBOX領域に記憶されるBOX領域の記憶一覧画面に対応する。なお、図2がBOX領域の記憶機能処理のための初期画面に対応する。
図2の初期画面は、ボックス機能キーを押下することにより表示される。901、902、903、904、905、906は、ボックス番号0、1、2、3、4、5のボックスに格納されている画像データを表示させるためのボックス内容を表示するためのボタンである。これらのボタン901〜906は、そのボックスに画像データが記憶されている場合は、ボタン901、903、904、906の枠内に示すようなイメージで表される。一方、そのボックスに画像データが記憶されていない場合は、キー902、905の枠内に示すようなイメージで表されるため、一目でどのボックスに画像データが記憶されているのかが分かる。また、ボックスにパスワードが設定されている場合は、当該キーの枠内に914で示すようなイメージが付与されるため、一目でどのボックスにパスワードが設定されているのかが分かる。
欄911には、ボックスに付けられている名称が表示される。欄912には、ボックス領域のハードディスク容量に対してそのボックスが使用している割合が示される。例えばボックス領域のハードディスク容量が500MBであった場合、ボックス番号0のボックスはその5%で、約25MB使用しているということを示す。907、908は上下スクロールキーであり、これらの上下スクロールキー907、908を押下することにより画面がスクロールでき、画面に表示されていないボックスの名前や使用容量を見ることができる。909はメモリ残量表示欄であり、ボックス領域のうち残りのメモリ容量の割合が表示される。910はメモリ残量表示バーであり、メモリ残量がバーグラフで示される。
913は検索キーであり、ボックスに格納されている画像データの検索を行うためのキーである。この検索キー913を押下すると後述する検索工程に入る。ユーザは自分の望む画像データがどのボックスに入っているのかが分かっている場合は、図2の画面において対応するボックスのキーを押せばよい。また、自分の望む画像データがどのボックスに入っているのかが分からない場合や、ある条件に一致する画像データが欲しい場合には、検索キー913を押下することによって検索工程に入る。
次に、ボタン901〜906を押下したときの動作について説明する。ボタン901〜906を押下すると、そのボックス内の画像データの情報が表示される。また、操作部202にあるテンキーでボックス番号を指定することによっても、対応するボックスの内容を表示させることができる。
ボックスにパスワードが設定されている場合、操作部202にパスワード入力画面が表示される。例えば図2に示される基本画面においてボタン901を押下すると、図示しないパスワード入力画面が表示される。ユーザはテンキーを用いてパスワードを入力し、OKキーを押下する。入力したパスワードが予め登録されているパスワードと一致した場合は、ボックス内の画像データの情報が表示される。入力したパスワードが予め登録されているパスワードと一致しない場合は、ボックス内の画像データの情報は表示されない。
本実施形態では、図2に示すUI画面がボックス機能処理のための初期画面を示しており、ボックスの初期画面から、いずれかのボックスが、ボタン901〜906のいずれかのボタンで選択されると、図3に示すボックス内の文書表示画面に遷移する。文書表示画面の原稿読込ボタン1011は、新たな原稿を読み取って当該原稿の画像をボックス内に記憶するためのボタンである。プリントボタン1008は選択された画像を印刷するためのボタンである。プレビューボタン1005は選択された画像のプレビューを表示するためのボタンである。送信ボタン1007は選択された画像を外部装置に送信するためのボタンである。ボタン1012は、図3に示すUI画面を閉じる際に押下される。1009〜1010はスクロールボタンである。
印刷装置203は、印刷部205、用紙搬送路206、複数の給紙トレイ208からなる給紙部207、排紙トレイ209にて構成される。プリンタ制御部306より指定された給紙部より用紙搬送路206を通して用紙を印刷部205へ送り、画像処理部307で変換された印刷画像を印刷部205にて印刷し、排紙トレイ209へと排出する。印刷部205での印刷方法は、感光体や感光体ベルトを用いてトナーによって画像を形成する電子写真方式を例にあげて説明するが、他の方式でも構わない。
図4は、図1に示したコントローラ204の詳細構成を説明するブロック図である。
図4において、コントローラ204は、CPU301、メモリ302、スキャナ制御部303、操作制御部304、ネットワークI/F308やUSBI/F309を制御する入出力I/F制御部305、プリンタ制御部306、画像処理部307で構成される。350はハードディスクドライブ(HDD)で、ユーザ毎のボックス領域が確保され、後述するUI画面を用いてボックス領域に格納されたスキャンして生成された電子ファイルを格納して管理できるように構成されている。また、ユーザは操作部202に表示される前述した図3に示したUI画面を操作することで、電子ファイルの一覧を確認したり、選択したファイルを操作部202にプレビューしたりすることが可能に構成されている。なお、ユーザは、図3に示したUI画面のプレビューボタン1005を押下することで、選択した電子ファイルの画像を操作部202にプレビューする。また、本実施形態では、スキャンした画像データはオリジナルのまま、具体的には、色紙に印刷されたオブジェクトをスキャンした場合には、背景画像もそのまま取り込まれているので、送信ジョブ等においては、オリジナルのスキャン画像を送信することができる。具体的には、HDD350に記憶された電子ファイルに対する処理要求の属性が、受付ける表示要求、送信要求、印刷要求のいずれに属するかを判断する。それによって、当該要求に伴い電子ファイルを画像処理する必要がある場合と、そのまま処理できる場合とが存在することとなる。
CPU301は、このMFPシステム全体を制御するプロセッサである。メモリ302は、CPU301が動作するためのワークメモリや、各制御部が使用する保存メモリ、システムを制御するための各種プログラムが保存されているプログラム領域等を含んでいる。スキャナ制御部303は、操作部202や制御プログラムにて指定された用紙サイズ情報に基づき画像読取装置201を制御し、取得した画像をメモリ302の画像メモリへ転送する。
操作制御部304は、操作部202への表示やボタン、タッチパネル等での操作入力を制御し、操作入力に応じて画面表示の変更を制御したり、入力の有無や設定値の変更有無や設定値を応答したりすることが可能である。入出力I/F制御部305は、ネットワークI/F308やUSBI/F309を通して接続するストレージへのファイルの書き出しや読取りを行う。プリンタ制御部306は、画像処理部307で生成された印刷画像を給紙段指定して、印刷装置203を制御し印刷を行う。
画像処理部307は、画像解析、色変換、フォーマット変換、画像サイズ認識等の画像処理手段を有する。スキャナ制御部が生成するスキャン画像より電子ファイルを作成したり、同じくスキャン画像や入出力I/F制御部305を通して入力される電子ファイルを画像処理しプリンタ制御部306を通して印刷することが可能な印刷画像に変換する。
次に、本実施形態に係る色紙を含む紙文書の電子化フローに関する画像処理部307の動作を、図5の(a)に示すフローチャートを参照して説明する。
図5は、本実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図4に示したCPU301が画像処理部307を制御することに基づく、色紙を含む紙文書の電子化処理例である。なお、各ステップは、CPU301がメモリ302に制御プログラムをロードして画像処理部307に実行させることで実現される。
なお、図5に示す処理を実行する前提として、画像読取装置201に置かれた色紙を含む紙文書を、スキャナ制御部303が指定された読取り条件により画像読取装置201より読取り、スキャン画像をメモリ302内へ格納していることとする。
図6は、図1に示した画像読取装置201から読み込まれるスキャン画像から背景画像を生成する処理例を示す図である。図6の(a)はスキャン画像の1例である。
図6の(a)において、601はスキャン画像全体を示し、文字部602や図形部603を含んでおり、それらが重なり合っている部分を含んでいる。604は紙色で読み込まれている部分を示している。以降、画像処理部307は、CPU301の制御の下でスキャンされた画像のページ毎に以下の処理を繰り返す。
画像処理部307は、スキャン画像601の縦横のドット数により紙原稿の用紙サイズを取得し、メモリ302内へ保存する(S101)。
次に、画像処理部307は、スキャン画像601に対し画像解析処理を行う。具体的には、スキャン画像601にオブジェクト認識処理を実施し、文字部602や図形部603等の認識されたオブジェクトの情報をメモリ302内に確保する原稿オブジェクトリストとして生成する(S102)。
ここで、生成される原稿オブジェクトリストには、原稿に占めるオブジェクトの領域が特定できる位置情報を含んでいる。ここでは、公知のオブジェクト認識技術を用いることが可能であり、例えば、特許文献特開2011−54123号公報に開示されている技術を用いることができる。
次に、画像処理部307は、スキャン画像601の用紙サイズと原稿オブジェクトリストより、スキャン画像601からオブジェクトが存在しない領域を背景領域として識別する背景領域識別処理を行う(S103)。
以下、図6の(b)及び図7を用いて、この背景識別処理を説明する。
図7は、本実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例の画像処理部307は、スキャン画像601の用紙サイズと原稿オブジェクトリストより、スキャン画像601からオブジェクトが存在しない領域を背景領域として識別する。以下の処理例は、画像処理部307が、スキャン画像601の用紙サイズと原稿オブジェクトリストより、スキャン画像601からオブジェクトが存在しない領域を背景領域として識別する背景識別処理例である。なお、各ステップは、CPU301がメモリ302に制御プログラムをロードして画像処理部307に実行させることで実現される。
まず、スキャン画像601の用紙サイズ情報から、該当用紙サイズ内の各ドットが背景画像に含まれるか、それともオブジェクト画像に含まれるかを示す背景判定用メモリ605をメモリ302内に確保し、全面背景として初期化する(S401)。図6の(b)は、背景判定用メモリ605の状態を示し、図6の(a)をスキャン画像601とした場合の結果として、オブジェクト領域と認識されているオブジェクト領域606と、背景領域として認識されている背景領域607を示している。
次に、画像処理部307は、原稿オブジェクトリストからオブジェクトサイズを取得し、事前に確認されているスキャン画像601の用紙サイズと比較する(S402)。ここで、サイズが等しいと画像処理部307が判断した場合は、背景全面を1オブジェクトと認識されている場合を考慮し、このオブジェクトは背景判定の対象から外して、S404へ進む。
一方、S402で、サイズが等しくないと画像処理部307が判断した場合、原稿オブジェクトリストからオブジェクトが占めるスキャン画像601上の領域を確定し、該当する背景判定用メモリ605の領域をオブジェクト領域606として記録する(S403)。
そして、S404で、画像処理部307は原稿オブジェクトリストが残っているかどうかを判断する。ここで、原稿オブジェクトリストが残っていると画像処理部307が判断した場合は、S402に戻り(S404)、ページ内の全原稿オブジェクトについてこの処理を繰り返す。
画像処理部307は、S404で原稿オブジェクトリストを最後まで処理した時点で背景判定用メモリ605に背景領域607として記録されている領域が紙上にオブジェクトが存在しない背景領域となり、背景識別処理が実現できる。
以下、図5に示す処理に説明を戻す。
次に、画像処理部307は、スキャン画像601と背景判定用メモリ605より、紙色の画素特性を判定して背景色を抽出する紙色判定処理を実行する(S104)。図8を用いて、この紙色判定処理を説明する。
図8は、本実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、画像処理部307は、紙色を判定する紙色判定処理例である。なお、各ステップは、CPU301がメモリ302に制御プログラムをロードして画像処理部307に実行させることで実現される。
画像処理部307は、背景画素の色分布を記録するため、Lab色空間の要素毎に出現個数をカウントするための背景色カウンタをメモリ302上に確保し、初期化する(S501)。次に、画像処理部307は、背景判定用メモリ605を走査し背景領域607と判定されている場所を確認する(S502)。ここで、背景領域でないと画像処理部307が判断した場合はS505に進む。
一方、S503で背景領域であると画像処理部307が判断した場合、スキャン画像601から背景と判定されている場所の色情報を取得する。ここで、画像読取装置201から読み取ったスキャン画像601上の色はRGB空間で表現されているため、ここではLab空間の数値に変換する(S503)。RGB値からLab値への変換式は、事前に画像処理部307内で定義されているものとする。
そして、取得した色情報は、L,a,bそれぞれ該当する背景色カウンタの数値を増やし集計する(S504)。背景判定用メモリ605上の全点に対してS502へ戻り処理を繰り返し(S505)、全点について集計したらL,a,b値それぞれ出現個数の最多となる数値を紙色と判定する(S506)ことで、紙色判定処理を実現できる。
以下、図5に示すフローチャートの説明に戻る。
次に、画像処理部307は、紙色判定後、スキャン画像601をPortable Document Format(PDF(登録商標))やPowerPoint(登録商標)といった出力フォーマットにあわせ画像を電子ファイルへ加工する(S105)。
次に、画像処理部307は、は、作成された電子ファイルに、紙色判定処理で判定した該当頁の紙色情報を付加する(S106)。ここで、画像処理部307が紙色情報を出力フォーマットに合わせてデータ中に記載する。記載方法は、例えば対象フォーマットで指定されたコメント記述を使い独自に拡張して記載する方法でもよい。
画像処理部307は、以上の処理を原稿の最終頁まで処理しているかどうかを判断する(S107)。ここで、最終頁まで処理を繰り替えしていないと判断した場合は、S101へ戻り、繰り返していると判断した場合は、本処理を終了する。
これにより、画像処理部307は、色紙文書を電子化する際自動でページ毎に紙色情報を電子ファイルに付加することが可能となる。
なお、ユーザは、図3に示したUI画面からHDD350のボックス領域に格納された電子ファイルのリスト(文書名)から、プレビューあるいは送信するファイルを選択に対応することが可能である。例えば図3のUI画面のリストからファイルを選択した後、ボタンプレビューを選択すれば、操作部202の表示部に選択されたファイルを色紙画像とするオリジナルの状態でプレビューできる。
同様に、例えば図3のUI画面のリストからファイルを選択した後、送信ボタン1007を選択すれば、送信設定に従い、選択されたファイルを色紙画像としてオリジナルの状態で相手先に送信することができる。
つまり、原稿の背景の色を除去せずに電子データをボックスに格納することによって、原稿の背景の色を持つプレビュー画像を見ることができたり、原稿の背景の色を持つ画像を外部に送信できる。
図9は、本実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、紙色情報を付加された電子ファイルが入力されることにより、自動で該当色紙を選択して印刷する際の画像処理部307の処理例である。なお、各ステップは、CPU301がメモリ302に制御プログラムをロードして画像処理部307に実行させることで実現される。なお、本発明の画像形成装置においては、プリンタ制御部306は、本装置で使用可能な用紙種類情報を保持しており、用紙種類情報には、用紙そのものの色情報が含まれているものとする。
また、各給紙トレイ208に置かれている用紙の情報は、給紙部207内にある図示しないセンサーや、操作部202を通したユーザ操作により給紙段番号と紐づけられメモリ302に記録されているものとする。
さらに、図9に示す処理を実行する前提として、入出力I/F制御部305は、Network I/F308やUSBI/F309より電子ファイルを受信し、メモリ302に保存しているものとする。
まず、画像処理部307は、メモリ302に保存された印刷ファイルのフォーマットを識別し、ファイル内容からプリンタ制御部306を通して紙へ印刷するための印刷画像へ変換する(S111)。次に、画像処理部307は、印刷ファイルから紙色情報の有無を確認する(S112)。紙色情報が存在しないと画像処理部307が判断した場合、S116へ進む。
一方、S112で、紙色情報があると画像処理部307が判断した場合、S113へ進む。そして、画像処理部307は、メモリ302の保持する各給紙段に保持されている用紙の色情報と、印刷ファイルから得られる印刷頁の紙色情報を比較し、該当する用紙の有無を判断する(S113)。ここでの紙色の比較の処理は、プリンタ制御部306に記録されている用紙種類情報に含まれる色情報と、紙色情報の数値が合致する場合や、事前に画像処理部307に設定されている色差の範囲に収まっているかどうかに基づいて画像処理部307が判断する。
また、用紙種類情報の中に、適する色範囲(L,a,b値それぞれの許容数値等)を含めることで、その範囲に紙色情報が含まれていれば該当用紙と判断してもよい。給紙段に該当する色紙がないと画像処理部307が判断した場合は、白紙への印刷を想定して、S116へ進む。
ただし、図9に示すフローチャートでは図示していないが、操作制御部304を通じて該当色紙が給紙トレイに存在しないことを操作部202にて表示し、ユーザに該当色紙をいずれかの給紙トレイに挿入を促すことも可能である。
その場合、ユーザが給紙トレイに該当色紙を挿入したことを操作部202の操作で等で検出した場合はS114へ進み、一定時間給紙変更操作が行われない場合や、操作部202より白紙印刷を選択した場合は、S116へ進むようにしてもよい。
次に、画像処理部307は、プリンタ制御部306に対し処理中の頁を印刷する際、該当色紙が給紙されている給紙段から用紙を給紙するよう指定する(S114)。
そして、画像処理部307は、印刷画像から紙色情報に該当する色と同色で印刷する領域を全て白色(白画素)へ変換する(S115)。紙色情報の数値と合致する領域だけなく、色が近似していると判断できる領域は同じく白色へ変換する。色の近似判断は、例えば、色紙情報のL,a,b値それぞれに対し画像処理部307で事前に設定しておいたマージンの範囲に入るかで行うことができる。
次に、画像処理部307は印刷画像をプリンタ制御部306へ送信する(S116)ことで、プリンタ制御部306は印刷装置203より印刷画像を印刷する。
次に、画像処理部307は、以上の処理を電子ファイルに含まれるページ数分実行しているかどうかを判断する(S117)。ここで、電子ファイルに含まれるページ数分実行していないと判断した場合は、S111に戻って同様の処理を繰返すことで、印刷画像から該当する色紙を自動的に選択して印刷することが実現できる。
以上の述べたように、入力された画像に対して画像解析処理を行い用紙上のオブジェクトを削除することにより原稿の紙色を自動で認識することができる。また、生成される電子ファイルに紙色情報を組み込むことで、電子ファイル印刷時に電子ファイル上の紙色情報を参照して最適な色紙を自動的に選択し、電子ファイル上の紙色領域を印刷しないことでトナーの消費量を削減しつつ印刷することが可能となる。
〔他の実施形態〕
なお、以上のように本発明の実施形態として電子ファイルの印刷を想定し、色紙を含む原稿を読込んで電子ファイルを作成する手順と、作成された電子ファイルを印刷する手順を別におこなうことを前提に説明したが、この発明はこの例に限るものではない。
例えば、同一機器内で、原稿の電子化と印刷を行う複写動作においても、図1(a)処理後に図1(b)処理を実施することにより、ユーザの特別な操作を必要とせず、自動で最適な色紙を選択し、紙色領域を印刷しないことでトナーを削減することが可能となる。
なお、上述した実施形態では、印刷方式が電子写真方式であり、記録材の例としてトナーを例にあげて説明したが、印刷方式は、インクジェット方式であってもよく、記録剤はインクであってもよい。その場合、インクの消費量を削減することができる。
本発明の各工程は、ネットワーク又は各種記憶媒体を介して取得したソフトウエア(プログラム)をパソコン(コンピュータ)等の処理装置(CPU、プロセッサ)にて実行することでも実現できる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
201 画像読取装置
202 操作部
203 印刷装置
204 コントローラ

Claims (7)

  1. 原稿から画像を読み取る読取手段と、
    読み取られる画像のオブジェクトを認識して、背景領域を識別する識別手段と、
    前記識別された背景領域の画素特性から前記原稿の背景色を抽出する抽出手段と、
    抽出された背景色を読み取られる画像データに付加した電子ファイルを生成する生成手段と、
    生成された電子ファイルを記憶する記憶手段と、
    前記記憶された電子ファイルに対する属性の異なる処理要求を受け付ける受付手段と、
    受け付けた処理要求の属性に応じて前記電子ファイルに対する処理を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記電子ファイルに対する処理要求の属性が表示要求である場合、前記制御手段は、前記電子ファイルを表示手段に出力することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記電子ファイルに対する処理要求の属性が送信要求である場合、前記制御手段は、前記電子ファイルを送信手段に出力することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記電子ファイルに対する処理要求の属性が印刷要求である場合、前記制御手段は、前記背景色に対応する紙色を指定した画像の処理要求を画像処理手段に出力することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記画像処理手段は、前記電子ファイルに付加された紙色と同色で印刷すべき画素を白画素に変換することを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 原稿から画像を読み取る読取手段を備える画像形成装置の制御方法であって、
    読み取られる画像のオブジェクトを認識して、背景領域を識別する識別工程と、
    前記識別された背景領域の画素特性から前記原稿の背景色を抽出する抽出工程と、
    抽出された背景色を読み取られる画像データに付加した電子ファイルを生成する生成工程と、
    生成された電子ファイルを記憶手段に記憶する記憶工程と、
    前記記憶された電子ファイルに対する属性の異なる処理要求を受け付ける受付工程と、
    受け付けた処理要求の属性に応じて前記電子ファイルに対する処理を制御する制御工程と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  7. 請求項6に記載の画像形成装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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