JP6135360B2 - 情報機器およびコンピュータープログラム - Google Patents

情報機器およびコンピュータープログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6135360B2
JP6135360B2 JP2013154599A JP2013154599A JP6135360B2 JP 6135360 B2 JP6135360 B2 JP 6135360B2 JP 2013154599 A JP2013154599 A JP 2013154599A JP 2013154599 A JP2013154599 A JP 2013154599A JP 6135360 B2 JP6135360 B2 JP 6135360B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
editing
processing
unit
transmission destination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013154599A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015026944A (ja
Inventor
南 猛
猛 南
俊彦 大竹
俊彦 大竹
山口 武久
武久 山口
橋本 昌也
昌也 橋本
智章 中島
智章 中島
武士 前川
武士 前川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2013154599A priority Critical patent/JP6135360B2/ja
Publication of JP2015026944A publication Critical patent/JP2015026944A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6135360B2 publication Critical patent/JP6135360B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Description

本発明は、画像データを送信する技術に関する。
MFP(Multi-functional Peripheral)は、コピー機、プリンター、ネットワークスキャナー、ファクシミリ機、ドキュメントサーバーなどとして使用される複合型の情報機器である。MFPは、イメージスキャナーによって原稿シートから読み取ったスキャン画像を、パーソナルコンピューターやサーバーへ転送したり、ファクシミリデータに変換して送信したり、電子メールに添付して送信したりすることができる。
画像の送信においてユーザーによる操作に応じた画像編集を行なう情報機器がある。特許文献1に記載されたデジタル複合機は、ファクシミリ送信に際して、元の画像にヘッダーまたはフッターとして日付や電話番号といった文字列を付加した画像をプレビュー表示する。そして、このデジタル複合機は、プレビュー表示画面におけるユーザーによる操作に従って、付加した文字列の位置やフォントを変更する。
一方、原稿シートから読み取ったスキャン画像から文字情報を抽出する技術がある。特許文献2では、スキャン画像データから原稿シートを識別する情報としてページ番号や見出し情報を抽出する画像形成装置が開示されている。特許文献3では、スキャン画像データに含まれる全ての文字をOCR(Optical Character Reader)の文字認識技術を用いて抽出するMFPが記載されている。
特開2010−021855号公報 特開2009−239578号公報 特開2011−039580号公報
ファクシミリ通信のようにページ画像の送信による情報伝達において、送信者が受信者に注目してほしい箇所を枠線で囲んだり、強調したい文字列にマーカー線を付したりすることがよくある。このような場合には各種の編集・加工が可能な情報機器が有用である。編集・加工が可能な情報機器を画像の送信に使用すれば、予め枠線やマーカー線を付した原稿を例えばパーソナルコンピューターによって作成しておく必要がない。また、同じ原稿を複数の送信先に送信する場合に、送信先ごとに編集・加工の内容を変えることも容易である。
しかし、画像を送信する情報機器において編集・加工をした場合には、ユーザーは以前と同じように編集・加工して送信したいときに、改めて以前と同じように編集・加工の内容を指定する操作をしなければならなかった。
本発明は、このような事情に鑑み、送信対象の画像に対する編集・加工の指示操作の手間を低減することを目的としている。
上記目的を達成する装置は、画像を送信する情報機器であって、ユーザーによる操作を受け付ける操作入力部と、指定された原画像に対して複数の種類の編集・加工を行なうことが可能な画像編集部と、前記ユーザーによる操作に従って前記画像編集部によって作成された編集画像が送信されたときに、送信先と当該編集画像の作成に際して行なわれた編集・加工の種類とを対応づけて記録する記録部と、前記記録部によって記録された前記送信先への新たな送信が指示されたときに、今回の送信において指定された原画像に対して、当該送信先に対応づけて記録されている種類の編集・加工を行なわせる指示を前記画像編集部に与える自動編集指示部と、前記自動編集指示部による前記指示に従って前記画像編集部によって作成された自動編集画像を前記送信先へ送信させる出力制御部と、を備え、前記自動編集指示部は、前記送信先に対応づけて複数の種類が記憶されている場合に、当該複数の種類のうちの1つ以上の種類の編集・加工を行なう互いに異なる複数の自動編集画像を、前記画像編集部に作成させ、前記出力制御部は、前記複数の自動編集画像のうちの前記ユーザーによって選択された自動編集画像を前記送信先へ送信させる
本発明によれば、送信対象の画像に対する編集・加工の指示操作の手間を低減することができる。
本発明の実施形態に係るMFPを有したネットワーク環境を示す図である。 MFPのハードウェア構成の概略を示す図である。 MFPにおける画像の編集・加工に関わる要部の機能構成を示す図である。 送信先選択画面の例を示す図である。 原稿入力先選択画面の例を示す図である。 原稿選択画面の例を示す図である。 プレビュー画面の例を示す図である。 編集・加工の第1例を示す図である。 領域指定操作の例を示す図である。 編集・加工の第2例を示す図である。 編集・加工の第3例を示す図である。 編集・加工の第4例を示す図である。 編集記録テーブルのデータ構成を示す図である。 自動編集・加工の第1例を示す図である。 自動編集・加工の第2例を示す図である。 MFPが実行する画像送信処理のフローチャートである。 画像送信処理における指定操作の受付ルーチンのフローチャートである。 画像送信処理における見出し抽出ルーチンのフローチャートである。 画像送信処理における文字写真抽出ルーチンのフローチャートである。 画像送信処理における文字列抽出ルーチンのフローチャートである。 画像送信処理における自動編集・加工ルーチンのフローチャートである。 画像送信処理における編集入力/編集情報登録ルーチンのフローチャートである。
画像データを送信する情報機器の一例としてMFPを挙げる。MFPは、コピー機、プリンター、ネットワークスキャナー、ファクシミリ機、ドキュメントサーバーなどとして使用される。MFPは、ネットワークに接続され、原稿シートから読み取った画像やストレージに保存されている画像を、パーソナルコンピューターやサーバーへ転送したり、ファクシミリデータに変換して送信したり、電子メールに添付して送信したりすることができる。
図1に例示されるMFP1は、企業のオフィスに構築されたLAN(Local Area Network)3に接続され、複数のユーザーによって共用される。LAN3には、複数のパーソナルコンピューター4A,4B、ファイルサーバー5、メールサーバー6などの情報機器が接続されている。MFP1は、LAN3上の情報機器およびクラウドサーバー8を含むインターネット7上の情報機器との通信が可能である。また、MFP1は、図示しない公衆電話回線を用いるファクシミリ通信を行なうことができる。
図2にように、MFP1は、ADF(Auto Document Feeder)15およびイメージスキャナー16を備えている。ADF15は、イメージ入力、ファクシミリ送信、またはコピーにおいて、原稿シートをイメージスキャナー16の読取り位置へ搬送する。イメージスキャナー16は原稿シートに記録されている画像を光学的に読み取る。読み取られた画像は、通信インタフェース19を用いて外部機器へ送信されたり、ストレージ21内のボックス(BOX)22に保存されたり、プリンターエンジン17によって用紙に印刷されたりする。
なお、通信インタフェース19は、公衆電話回線によるファクシミリ通信のためのモデム20を含んでいる。ストレージ21は例えばハードディスクドライブであり、プログラムやデータの保存およびデータ処理における一時的なデータ記憶に用いられる。ボックス22は、ドキュメントの保存用に設けられるメモリ領域である。
MFP1に対する直接の操作に用いられる操作パネル12は、ディスプレイ13およびタッチパネル14を有している。ディスプレイ13は例えば液晶パネルである。タッチパネル14はディスプレイ13の表示面上のタッチ操作を検出し、タッチ点の位置を示す信号を出力する。本例のタッチパネル14は2点を同時にタッチするマルチタッチ操作を検出することができる。
MFP1はメインコントローラー11によって制御される。メインコントローラー11は、各種のプログラムを実行するコンピューターとしてのCPU100、制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)121、およびプログラム実行のワークエリアとされるRAM(Random Access Memory)122を有する。
このようなMFP1には、直接の操作またはる外部機器からの遠隔操作によってジョブが与えられる。MFP1に与えられる各種のジョブの中に、画像を外部機器へ送信するジョブ(これを「送信ジョブ」という)がある。送信ジョブにおいて送信される画像は、イメージスキャナー16によって原稿シートから読み取ったスキャン画像、またはストレージ21から読み出されるドキュメントのページ画像である。スキャン画像はラスター画像である。ドキュメントのページ画像の態様はドキュメントのファイル形式に依存し、ラスター画像の場合もあればそうではない場合もある。
送信ジョブのうち、スキャン画像を送信するジョブは、送信先に応じて“スキャン・トゥー・エフティーピー(Scan to FTP)”、“スキャン・トゥー・イーメイル(Scan to E-mail)”、または“スキャン・トゥー・クラウド(Scan to Cloud)”と呼ばれる。スキャン・トゥー・エフティーピーでは、スキャン画像はFTP(File Transfer Protocol)を用いてファイルサーバー5へ転送される。スキャン・トゥー・イーメイルでは、スキャン画像は電子メールに添付してメールサーバー6へ転送される。スキャン・トゥー・クラウドでは、スキャン画像はクラウドサーバー8へ転送される。
外部機器への送信ではないが、スキャン画像をボックス22へ格納するジョブが“スキャン・トゥー・ボックス(Scan to Box)”と呼ばれている。本実施形態では、スキャン・トゥー・ボックスにおいても送信ジョブと同様にボックス22へ格納されるスキャン画像のプレビュー表示が行なわれる。以下の説明では、スキャン・トゥー・ボックスを送信ジョブの一種とみなし、スキャン・トゥー・ボックスにおけるボックス22を送信先の一つにみなすものとする。
MFP1は、送信ジョブにおいて画像をプレビュー表示することができるとともに、プレビュー表示した画像に対して複数の種類の編集・加工(画像処理)を行なうことができる。以下、この編集・加工を行なう機能について説明する。
図3はMFPにおける画像の編集・加工に関わる要部の機能構成を示している。メインコントローラー11は、操作入力部101、入力制御部102、画像編集部103、プレビュー表示部104、出力制御部105、記録部106、および自動編集指示部107を有している。これらの構成要素は、メインコントローラー11のCPU100が所定のコンピュータープログラムを実行することによって実現される機能要素である。
図3では操作パネル12を用いる直接の操作が行なわれる場合を想定して構成要素どうしの関連が描かれている。ただし、上述のとおりMFP1に対して外部機器からのアクセスによってジョブが与えられる場合もある。
操作入力部101は、操作パネル12に操作画面を表示させてユーザーによる操作を受け付ける。操作画面は操作の進行に応じて切り替えられる。操作を受け付けた操作入力部101は、ユーザーの指示をそれに応じるべき所定の機能要素に伝える。例えば、送信する画像の入力先を指定する操作が行なわれたとき、操作入力部101は、指定された入力先を入力制御部102に通知する。
入力制御部102は、指定された入力先からメインコントローラー11への原画像G10の入力を制御する。入力先がイメージスキャナー16であれば、入力制御部102はイメージスキャナー16による読み取り動作を制御し、スキャン画像を原画像G10として画像編集部103へ入力させる。入力先がボックス22であれば、入力制御部102は指定されたドキュメントのファイルをボックス22から読み出して、ドキュメントのページ画像を原画像G10として画像編集部103へ入力させる。
画像編集部103は、入力された原画像G10に対して、ユーザーによる編集指示に応じて編集・加工を施す。画像編集部103は、後述のように枠囲み、マスキング、マーカー線の付与といった複数の種類の編集・加工を行なうことができる。画像編集部103によって編集・加工の行なわれた編集画像G20は、プレビュー表示部104および出力制御部105に引き渡される。なお、原画像G10が入力されてから編集指示操作が行なわれる以前の段階では、原画像G10がそのまま編集画像G20とされる。
プレビュー表示部104は、画像編集部103によって作成された編集画像G20を、操作パネル12のディスプレイ13に表示させる。操作パネル12のディスプレイ13とは別にプレビュー用のディスプレイがMFP1に取り付けられている場合には、プレビュー表示部104は、プレビュー用のディスプレイに編集画像G20を表示させる。
出力制御部105は、ユーザーによる出力指示を受けて、画像編集部103から引き渡された編集画像G20をジョブに応じた出力先へ送る。すなわち、送信ジョブにおいて、出力制御部105は、通信インタフェース19を制御して編集画像G20を指定された外部機器へ送信する。スキャン・トゥー・ボックスにおいて、出力制御部105は編集画像G20をボックス22に格納する。
記録部106は、出力制御部105によって編集画像G20が外部機器またはボックス22へ送信されたときに、送信先と当該編集画像G20の作成に際して行なわれた編集・加工の種類とを対応づけて記録する。記録には編集記録テーブルT1が用いられる。編集記録テーブルT1は、例えばストレージ21において記憶される。外部のサーバーに記憶させることもできる。
本実施形態においては、編集・加工の種類と合わせて、原画像G10のうちのユーザーによって編集・加工の対象に指定された領域を特徴づけるキーワードが記録される。記録すべきキーワードの抽出を可能にする機能要素として、画像編集部103は領域判別部131、見出し抽出部132、および文字認識部133を備えている。
自動編集指示部107は、記録部106によって記録された送信先への新たな送信が同じユーザーによって指示されたときに、今回の送信において指定された原画像G10に対して、当該送信先に対応づけて記録されている種類の編集・加工を行なうように、画像編集部103に自動編集指示を与える。自動編集指示部107と画像編集部103との連携によって、以前と同じユーザーに指示された同じ送信先への送信に際して、以前に行なわれたのと同様の編集・加工が自動的に行なわれる。
自動的に行なわれた編集・加工の結果を示す編集画像(自動編集画像)はプレビュー表示部104によってプレビュー表示される。プレビュー表示が行なわれている状態においてユーザーが自動編集画像の送信を指示すると、出力制御部105が自動編集画像をMFP1に送信させる。
図4〜図7に送信ジョブに関わる操作画面の例が示される。操作画面は操作パネル12によって表示される。
図4に示される送信先選択画面Q11では、予め登録された複数の送信先のそれぞれ対応する選択ボタン39,40,41が表示される。図4の状態では、送信先をグループ分けした8個のグループのうちの第1のグループが選択されており、この第1のグループに属する三つの送信先が選択ボタン39,40,41によって選択可能である。ユーザーが選択ボタン39,40,41のいずれかにタッチして送信先を指定した後、OKボタン(エンターキー)33にタッチすると、送信先が確定する。
図5において、原稿入力先選択画面Q12は、二つの選択ボタン31,32を有している。スキャン画像を送信したい場合、ユーザーは選択ボタン31にタッチする。ボックス22内のドキュメントを送信したい場合、ユーザーは選択ボタン32にタッチする。選択ボタン31,32のいずれかにタッチして入力先を指定した後、OKボタン33にタッチすると、入力先が確定する。
図6に示される原稿選択画面Q13は、入力先としてボックス22が指定された場合に表示される。原稿選択画面Q13では、ボックス22内で保存されているドキュメントにそれぞれ対応する選択ボタン34,35,36,37,38が表示される。ユーザーは、選択ボタン34,35,36,37,38のいずれかにタッチして送信対象を指定する。
図7に例示されるプレビュー画面Q20では、左半部にプレビュー表示領域50が設けられている。プレビュー表示領域50には、原画像G10または編集画像G20(自動編集画像を含む)が例えばページ単位で表示される。複数ページ分の画像を送信する場合、ユーザーはプレビュー表示させるページを切り替えることができる。複数のページを並べて表示するモードを指定することもできる。
プレビュー表示領域50の右側に、編集・加工に関わる指定操作のための各種のボタンが配置されている。ボタン51は、原画像の任意の領域を枠線で囲む“枠囲み”に対応し、ボタン52は、任意の文字列にマーカー線を付す“マーカー”に対応する。ボタン54は“マスキング”に対応し、ボタン55は“トリミング”に対応する。マスキングおよびトリミングの対象領域として任意領域、文字領域および写真領域が選択可能であり、これら選択肢の択一選択のためのボタン56,57,58がボタン54,55に隣接配置されている。ボタン59,60,61,62は、所定の文字列を追記する“スタンプ”の文字列の選択肢に対応する。そして、カラーパレット53は、“枠囲み”、“マーカー”および“スタンプ”はおける色の指定に用いられる。
図8は“枠囲み”の例を示している。図8では複数ページのドキュメントを送信する場合が想定されている。複数のページのそれぞれに対して編集・加工を行なうことができるが、図では先頭のページに対して“枠囲み”を行なう場合が示されている。
図8の上半部に描かれた原画像G11には、見出し71,72,73の付された三つの部分から構成される画像情報が記載されている。図8の下半部に描かれた編集画像G21のように、例示では「主な機能」という見出し73の付された部分を例えば青色の枠線75で囲む枠囲みが行なわれている。
枠線75で囲む領域のサイズおよび位置をユーザーが指定する方法として、図9に示されるマルチタッチ操作による方法がある。ユーザーがプレビュー表示領域50内の任意の2点に同時にタッチすると、タッチされた2点を対角の頂点とする四角形の枠線75が表示される。その状態でユーザーが2点間の距離を拡げたり狭めたりするピンチアウト/ピンチイン操作をすると、枠線75による囲み(四角形)のサイズが変わる。そして、枠線75をドラッグするスライド操作によって、枠線75で囲む領域の位置を変更することができる。所望の領域を囲んだ状態でタッチ面から指を離すと、枠線75が確定する。
図10は“文字マスキング”および“写真トリミング”の例を示している。図10の上半部に描かれた原画像G12は、一つの写真76とテキストとから構成されている。“文字マスキング”は文字領域を対象とするマスキングであり、プレビュー画面Q20におけるボタン54とボタン57とによって指定される。一方、“写真トリミング”は写真領域を対象とするトリミングであり、ボタン55とボタン58とによって指定される。
図10の下半部の左側に描かれた編集画像G22aでは“文字マスキング”が行なわれている。すなわち、原画像G12のうちのテキストの部分に例えば黒色の網点パターンがマスクとして合成され、それによってテキストの文字が判読不能になっている。“文字マスキング”では、画像編集部103における領域判別部131によって、属性判別技術を用いて原画像G12における文字領域と写真領域とが判別され、判別された文字領域に対してマスクが合成される。
図10の下半部の右側に描かれた編集画像G22bでは“写真トリミング”が行なわれている。すなわち、原画像G12のうちの写真76のみが残され他の部分の画像情報が消去されている。“写真トリミング”では、領域判別部131によって写真領域が抽出される。
図11は“任意マスキング”および“スタンプ”の例を示している。図11の上半部に描かれた原画像G13は、見出し81,82,83の付された三つの情報記載部分84,85,86を有している。“任意マスキング”は、ユーザーが任意に指定した領域を対象とするマスキングであり、ボタン55とボタン56とによって指定される。
図11の下半部に描かれた編集画像G23では、「販売契約」という見出し82の付された情報記載部分85がマスキングされ、「販売価格」という見出し83の付された情報記載部分86に『社外秘』というスタンプ87が合成されている。情報記載部分85をマスキングの対象としてユーザーが指定する方法としては、マスキングしたい領域を上述の枠囲みの場合と同様に枠線で囲む方法がある。また、段落間の空白や見出しなどからテキストの各段落を判別する場合には、マスキングしたい段落にタッチする方法を用いることができる。スタンプ87の配置位置をユーザーが指定する方法としては、ボタン59をタッチすることでデフォルト位置に表示されるスタンプ87を所望の位置へドラッグする方法、およびボタン59のタッチに続いてプレビュー表示領域50内の所望の位置にタッチする方法がある。
図12は“マーカー”の例を示している。図示の原画像G14は、「営業部 山○ △郎 様」という宛名を表わす文字列88を有している。編集画像G24では、文字列88の背景を着色するように、文字列88の全長にわたる例えば黄色のマーカー線89が付加されている。文字列88の文字色とマーカー線89の色とが異なるので、文字列88は判読可能である。
以上の図8および図10〜図12の例のような編集・加工の内容は、編集記録テーブルT1に送信先と対応づけて記録される。編集記録テーブルT1による記録に基づいて、以後の送信に際して編集・加工が自動的に行なわれる。編集記録テーブルT1のデータ構成が図13に示される。
図13のように、編集記録テーブルT1は、「送信元(ユーザー)」、「送信先」、「ユーザーによる編集の内容」、および「キーワード抽出」というフィールドを有している。「ユーザーによる編集の内容」は「種類」および「色」という二つのサブフィールドからなり、「キーワード抽出」は「属性」および「キーワード」という二つのサブフィールドからなる。
編集記録テーブルT1では、1種類の編集・加工が行なわれるごとにレコードが設けられる。したがって、一つの原画像に対して複数の種類の編集・加工が行なわれた場合には、送信先が同じ複数のレコードが記録されることになる。
「送信元(ユーザー)」には、MFP1に送信ジョブを与えたユーザーの識別コードが記録される。MFP1は、ユーザーの識別コードを当該ユーザーがMFP1にログインする際に取得する。
「キーワード抽出」には、原画像のうちの編集・加工の対象になった領域から抽出されたキーワードと当該キーワードの属性が記録される。本実施形態において記録されるキーワードの属性は、見出し抽出部132が判別する“見出し”またはユーザーによって指定されたことを意味する“指定文字列”である。
図示の編集記録テーブルT1における第1番目のレコードR1は、図8の例に対応する。このレコードR1の「ユーザーによる編集の内容」において、編集・加工の種類が“枠囲み”であり、その対象領域がユーザーによって指定された領域であり、枠線75の色が青色であることが記録されている。対象領域の指定が文字や写真といった属性の指定ではない任意領域の指定である場合、対象領域内の見出しの有無が判別され、見出しがあれば、見出しの文字列がキーワードとして記録される。レコードR1の「キーワード抽出」において、キーワードとして見出し73の文字列である『主な機能』が記録され、属性として見出しが記録されている。なお、原画像を表わす画像データがラスター形式である場合には、文字認識部133によってキーワードを表わす文字コードが取得される。
第2番目のレコードR2は、図10の例における写真トリミングに対応する。このレコードR2において、“トリミング”が行なわれ、その対象領域が写真領域であることが記録されている。対象領域の指定が属性指定であるので、キーワードは抽出されていない。
第3番目のレコードR3および第4番目のレコードR4は、図11の例に対応する。レコードR3において、“マスキング”が行なわれたこと、対象領域がユーザーによって指定された領域であること、抽出したキーワードが『販売契約』であることなどが記録されている。また、レコードR4において、“スタンプ”が行なわれたこと、スタンプ文字が『社外秘』で色が赤色であること、抽出したキーワードが『販売価格』であることなどが記録されている。
第5番目のレコードR5は、図12の例に対応する。レコードR5において、“マーカー”が行なわれたこと、マーカー色が黄色であること、マーカー線89の付加された文字列88であるキーワードが『営業部 山○ △郎 様』であることなどが記憶されている。
図14は自動編集・加工の第1例を示している。
図14の原画像G15は、見出し91の付された情報記載部分93および見出し92の付された情報記載部分94を有している。見出し91の文字列(『主な機能』)は、図8の原画像G11の見出し73の文字列と同じであり、編集記録テーブルT1のレコードR1にキーワードとして記憶されている。また、見出し92の文字列(『販売契約』)は、図11の原画像G13の見出し83の文字列と同じであり、編集記録テーブルT1のレコードR3にキーワードとして記憶されている。言い換えれば、原画像G15は、過去に行なわれた2種の編集・加工に対応づけられている二つのキーワードを含んでいる。
このような原画像G15に対して、三つの自動編集画像G25a,G25b,G25cが作成される。第1の自動編集画像G25aでは、レコードR1のキーワードと同じ文字列をもつ情報記載部分93に対してレコードR1の記録と同じ“枠囲み”が行なわれ、かつレコードR3のキーワードと同じ文字列をもつ情報記載部分94に対してレコードR3の記録と同じ“マスキング”が行なわれている。第2の自動編集画像G25bでは、情報記載部分93に対する“枠囲み”のみが行なわれ、第3の自動編集画像G25cでは、情報記載部分94に対する“マスキング”のみが行なわれている。
つまり、原画像G15に当てはまる過去に行なわれた2種の編集・加工の両方を施した第1の自動編集画像G25aと、片方の編集・加工の両方を施した第2の自動編集画像G25bと、他の片方の編集・加工の両方を施した第3の自動編集画像G25bとが作成される。言い換えれば、原画像G15に対して過去の編集記録に基づいて選ばれた複数の編集・加工のうちの少なくとも一つを施すという条件を満たすように、自動編集・加工が行なわれる。
三つの自動編集画像G25a,G25b,G25cは、送信する画像の候補1〜3としてプレビュー表示される。ひとつずつプレビュー表示する表示モードが設定されている場合、ユーザーはフリック操作または所定のボタン操作によって表示を切り替える。ユーザーが所定の送信開始操作(例えば操作パネル12上のスタートキーの押下)をすると、自動編集画像G25a,G25b,G25cのうちの選択されたひとつが送信される。ユーザーは、送信開始操作の前に編集指示操作をして自動編集画像G25a,G25b,G25cにさらに他の編集・加工を施すことができる。自動編集画像G25a,G25b,G25cのうちの複数を送信の対象として選択可能にするようにしてもよい。
図15は自動編集・加工の第2例を示している。
図15の原画像G16は、文字列95および写真96を有している。文字列95(『営業部 山○ △郎 様』)は文字コードの比較の上で図12の原画像G14の文字列88と同じであり、編集記録テーブルT1のレコードR5にキーワードとして記憶されている。なお、文字列95と文字列88との間で、フォント、文字サイズ、位置は異なっていてもよい。
この原画像G16に対して、三つの自動編集画像G26a,G26b,G26cが作成される。第1の自動編集画像G26aでは、レコードR5の記録と同じ“マーカー”が行なわれ、文字列95にマーカー線97が付加されている。第2の自動編集画像G26bでは、レコードR2の記録と同じ“写真トリミング”が行なわれ、写真96を残して他の画像情報が消去されている。第3の自動編集画像G26cでは、文字列95および写真96を残して他の画像情報が消去するトリミングが行なわれ、文字列95にマーカー線97を付加する“マーカー”が行なわれている。
次にフローチャートを参照してMFP1の動作を説明する。
図16は画像送信処理のフローチャートである。メインコントローラー11の操作入力部101が指定操作の受付ルーチンを実行する(S01)。詳しくは図17のとおり、まず、送信先選択画面Q11(図4参照)を表示させてユーザーによる送信先の指定操作を受け付け(S21)、次に原稿入力先選択画面Q12を表示させて入力先の指定操作を受け付ける(S22)。そして、指定された入力先がボックス22である場合、操作入力部101は、原稿選択画面Q13(図6参照)を表示させて、ユーザーによるドキュメントの指定操作を受け付ける(S23、S24)。
図16に戻って、入力制御部102が指定された入力先から原画像G10を取り込んで画像編集部103に入力する(S02)。入力先がイメージスキャナー14である場合の原画像G10はスキャン画像であり、入力先がボックス22である場合の原画像G10はドキュメントのページ画像である。
画像編集部103に入力された原画像G10を、プレビュー表示部104が操作入力部101と連携してディスプレイ13にプレビュー表示させる(S03)。プレビュー表示はプレビュー画面Q20において行なわれる。
原画像G10のプレビュー表示と並行して、自動編集指示部107が編集記録テーブルT1にアクセスして編集記録を検索する(S04)。検索対象のレコードは、現在のユーザーに対応するレコードである。ステップS01で指定された今回の送信の送信先と同じ送信先を格納したレコードがなければ、注目すべき編集記録はない(S05でNO)。この場合、メインコントローラー11はステップS12へ進み、ユーザーによる編集指示操作に従って原画像G10に対する編集・加工を行なう。
今回の送信先と同じ送信先が記録されている場合(S05でYES)、自動編集指示部107は、該当するレコードのデータを編集記録テーブルT1から読み出す(S06)。例えば図13の編集記録テーブルT1において、現在のユーザーがユーザーAであり送信先が送信先1である場合には、レコードR1〜R5が読み出される。自動編集指示部107は読み出したレコードのうち「属性」および「キーワード」を含む所定フィールドのデータを画像編集部103に与える。
画像編集部103は、見出し抽出、文字写真抽出および文字列抽出の各ルーチンを実行する(S07、S08、S09)。これによって得られる情報(位置範囲)が、次のステップS10の自動編集・加工ルーチンにおける自動編集画像の作成に用いられる。
その後、作成された自動編集画像のプレビュー表示(S11)、および編集・加工ルーチン(S12)が実行される。編集・加工ルーチンでは、自動編集画像または原画像に対して、ユーザーの指示に従って編集・加工が施される。ユーザーが編集・加工を指示する操作をしなければ、プレビュー表示された時点の自動編集画像(または原画像)が送信の対象画像となる。
送信開始を指示する操作が行なわれると(S13でYES)、出力制御部106がその時点の対象画像の送信のための制御を行なう(S14)。対象画像は、プレビュー表示されてユーザーに選択された自動編集画像、原画像、またはユーザーの指示に従って作成された編集画像である。
画像が送信されると、記録部106が、送信した画像に関わる編集・加工の内容と送信先とを対応づけるレコードを編集記録テーブルT1に追加する(S15)。プレビュー表示された自動編集画像がそのまま送信された場合には、既存のレコードと重複することになるので、レコードは追加されない。自動編集画像に対してユーザーの指示に従ってさらに編集・加工が追加実施された場合には、追加実施された編集・加工の内容を記録するレコードが追加される。
図18は見出し抽出ルーチンのフローチャートである。画像編集部103の見出し抽出部132は、自動編集指示部107から編集記録として伝えられた編集記録テーブルT1のデータのうち、「属性」のデータに注目する。そして、「属性」のデータに『見出し』があった場合(S71でYES)、見出し抽出部132は原画像G10から所定の抽出条件を満たす見出し文字列を抽出する(S72)。
続いて、見出し抽出部132は、抽出した見出し文字列が編集記録のうちの属性が『見出し』であるキーワードと一致するかどうかをチェックする(S73)。抽出した見出し文字列の中にキーワードと一致するものがあれば(S73でYES)、見出し抽出部132は、原画像G10のうちのキーワードと一致した見出し文字列を有した情報記載部分の位置範囲と当該キーワードに対応するレコードの番号とを自動編集指示部107に通知する(S74)。
図19は文字写真抽出ルーチンのフローチャートである。画像編集部103の領域判別部131は、自動編集指示部107から伝えられた編集記録のうち、「種類」のデータに注目する。そして、「種類」のデータが示す対象領域が『写真領域』または『文字領域』であった場合に(S81でYES)、領域判別部131は、原画像G10から写真領域または文字領域を抽出する(S82)。このとき、編集記録テーブルT1における『写真領域』をデータとしてもつレコードと『文字領域』をデータとしてもつレコードとを含む複数のレコードが編集記録として伝えられていた場合には、写真領域および文字領域の両方を抽出する。
原画像G10が抽出すべき領域(写真領域/文字領域)を有していた場合、すなわち写真領域/文字領域を抽出することができた場合(S83でYES)、領域判別部131は、抽出した写真領域/文字領域の原画像G10における位置範囲および対応するレコードの番号を自動編集指示部107に通知する(S84)。
図20は文字列抽出ルーチンのフローチャートである。画像編集部103の文字認識部133は、自動編集指示部107から伝えられた編集記録のうち、「属性」のデータに注目する。そして、「属性」のデータに『指定文字列』があった場合に(S91でYES)、文字認識部133は原画像G10内の文字像を文字コード化するOCR走査を行なう(S92)。
続いて、文字認識部133は、OCR走査によって認識した原画像G10内の文字群の中に、編集記録のうちの属性が『指定文字列』であるキーワードと一致する文字列の有無をチェックする(S93)。原画像G10の中にキーワードと一致する文字列があれば(S93でYES)、文字認識部133は、キーワードと一致した文字列の原画像G10における位置範囲と当該キーワードに対応するレコードの番号とを自動編集指示部107に通知する(S94)。
図21は自動編集・加工ルーチンのフローチャートである。自動編集指示部107は、見出し抽出部132と領域判別部131と文字認識部133とからそれぞれ通知された位置範囲を、原画像G10における自動編集・加工の対象領域として定める(S101)。
続いて、自動編集指示部107は、通知された番号のレコードに記録されている編集・加工の種類を調べ、当該種類の数を求める。一つのレコードに複数の対象領域が対応する場合があるので(例えば原画像が二つの写真を有する)、必ずしも対象領域の総数と編集・加工の種類の数とが一致するとは限らない。自動編集指示部107は、求めた種類の数に応じて、実施する自動編集・加工の種類を決める(S102)。
求めた種類の数が1であれば、自動編集指示部107は、通知された番号のレコードの種類をそのまま実施する自動編集・加工の種類に決める。この場合、作成される自動編集画像は一つとなる。求めた種類の数が複数である場合には、自動編集指示部107は、複数通りの自動編集画像のそれぞれに対応する種類の組合せを、複数の種類のうちの少なくとも一つを選択するやり方で決める。組合せの数Nは、求めた種類の数をnとして次の式で表わされる。
N=nnn(n-1)+ …+n2n1=2n−1
例えば、求めた種類の数nが2である場合(図14、15の例が当てはまる)、3通りの組合せを決める。求めた種類の数nが3である場合には、7通りの組合せを決める。ただし、必ずしもN通りの組合せの全てを決める必要はなく、N通りのうちの一部を抜粋して決めてもよい。例えば、n個からn個を選ぶというように選ぶ個数の多い順、逆に選ぶ個数の少ない順、またはランダムにM(M<N)通りを抜粋することができる。任意の抜粋規則を予め適宜設定しておくことができる。
その後、自動編集指示部107が単一または複数の自動編集画像の作成を画像編集部103に指示する。その際、原画像G10内の対象領域を指定するとともに、編集記録テーブルT1から読み出した該当対象領域に対応するレコードが示す「種類」および「色」の各サブフィールドのデータを画像編集部103に与える。指示を受けて、画像編集部103は、以前の編集・加工と同じ種類および色の編集・加工を指定された対象領域に対して実施する(S103)。それによって作成された自動編集画像は、上述のとおり画像送信処理のステップS11(図16参照)においてプレビュー表示される。
図22は編集・加工ルーチンのフローチャートである。
操作入力部101は、プレビュー画面Q20における編集指示操作を受け付ける(S121)。プレビュー表示領域50内の1点または2点をタッチする領域指定入力があった場合(S122でYES)、画像編集部103は指定された領域を記憶する(S123)。指定された領域について、文字認識部133がOCR走査を行なって文字を認識する(S124)。
指定された領域が文字領域である場合(S125でYES)、ユーザーの指定した編集・加工の種類を画像編集部103がチェックする(S126)。編集・加工の種類が“枠囲み”であれば、指定された領域内の見出し文字列を見出し抽出部132が抽出し(S127)、抽出された見出し文字列をキーワードとして画像編集部103が記憶する(S128)。編集・加工の種類が“マーカー”であれば、指定された領域の文字列の全体(または先頭から設定文字数番目の文字までの部分)を、画像編集部103がキーワードとして記憶する(S128)。記憶されたキーワードは適時に記録部106に取り込まれ、画像が送信されたときに編集記録テーブルT1に書き込まれる。
一方、上述のステップS122のチェック結果がNOであった場合、画像編集部103は、ユーザーの指定した編集・加工の種類が“マスキング”または“トリミング”であるかどうかをチェックする(S131)。指定された種類が“マスキング”または“トリミング”であれば(S131でYES)、領域判別部131が編集・加工の対象領域を抽出する(S132)。ユーザーによって指定された領域属性が「写真」であれば写真領域を抽出し、指定された領域属性が「文字」であれば文字領域を抽出する。
抽出した対象領域が文字領域である場合(S133でYES)、文字認識部133が対象領域についてOCR走査を行ない(S134)、見出し抽出部132が対象領域内の見出し文字列を抽出する(S135)。そして、抽出された見出し文字列をキーワードとして画像編集部103が記憶する(S136)。キーワードは上述の場合と同様に編集記録テーブルT1における編集記録に反映される。
ステップS121で受け付けた操作に従って、ステップS129において原画像に編集・加工を施した編集画像を作成し、または編集画像にさらに編集・加工を施す。ユーザーが編集指示作業の終了を示す所定の操作を行なうまで(S139でYES)、ステップS121からステップS129までの処理が繰り返される。
以上の実施形態によれば、原画像のうちの編集・加工の対象とされた領域からキーワードを抽出して記録するので、全く同じ原画像だけでなく、以前とはレイアウトが異なる原画像についても、自動的に編集・加工を施すことができ、MFP1の利便性を高めることができる。
また、ユーザー別に各ユーザーが指定した編集・加工の内容が記録されるので、MFP1を共用する複数のユーザーのそれぞれが、手間を掛けずに自己が望む編集・加工を施した画像の送信することができる。
プレビュー画面Q20に編集・加工に関わる操作用のボタンが表示されるので、編集指示作業をするユーザーの操作性が向上する。
上述の実施形態において、以前に行なわれた編集・加工の対象領域と同じかまたは類似する領域を有した原画像に対して以前と異なる編集・加工が行なわれた場合に、編集記録テーブルT1にレコードを追加してもよいし、先の編集・加工に対応するレコードを後の編集・加工に対応するレコードに置き換えてもよい。例えば“写真トリミング”をした編集画像の送信と、“写真マスキング”をした編集画像の送信とが行なわれた場合に、これらの編集をそれぞれ示す二つのレコードを記録しておく。この場合、以後の送信に際し、写真を有した原画像に対して写真トリミングをした自動編集画像および写真マスキングをした自動編集画像の両方を送信画像の候補として作成し、それらをプレビュー表示すればよい。また、宛名Aに“黄色マーカー”をした編集画像が送信され、後日に同じ宛名Aに“水色マーカー”をした編集画像が送信された場合に、“黄色マーカー”のレコードを削除して“水色マーカー”のレコードを記録しておく。この場合、以後における宛名Aを有した原画像に対して、“水色マーカー”をした自動編集画像を作成することになる。
頻繁に行なわれる編集・加工を優先的に編集記録テーブルT1に記録したり、設定期間にわたって行なわれていない編集・加工に対応するレコードを抹消したりするようにしてもよい。
編集・加工の種類の優先順位を定めておき、自動編集・加工の種類の組合せを決める際に、優先順位の上位から設定数個の種類を選ぶようにすることができる。
原画像G10の入力先を示す情報を送信先と対応づけて記録し、ユーザーと入力先と送信先とが過去の送信と一致する送信において自動編集画像を作成するようにしてもよい。ユーザーを区別せずに、入力先と送信先とが過去の送信と一致する送信において自動編集画像を作成するようにしてもよい。
操作パネル12のディスプレイ13とは別にプレビュー用のディスプレイを設けてもよい。タッチパネルによるタッチ操作に限らず、マウスやトラックボールといったポインティングデバイスによる操作によって編集・加工の対象として任意の領域を指定するようにしてもよい。外部のパーソナルコンピューターに付随するディスプレイにMFP1の操作パネルを表示させて、編集・加工を遠隔操作で行なうことも可能である。
原画像G10を用紙に印刷する画像出力において、プレビュー表示した原画像G10に対してユーザーの指示し従って行なった編集・加工の内容を記録し、以降における原画像G10と同じか類似する内容の画像の印刷時に、記録に基づいて自動編集・加工を施して印刷をするようにしてもよい。
1 MFP(情報機器)
101 操作入力部
103 画像編集部
104 プレビュー表示部(表示部)
105 出力制御部
106 記録部
107 自動編集指示部
G10,G11,G12,G13,G14,G15,G16 原画像
G20,G21,G22a,G22b,G23、G24 編集画像
G25a,G25b,G25c,G26a,G26b,G26c 自動編集画像
T1 編集記録テーブル

Claims (18)

  1. 画像を送信する情報機器であって、
    ユーザーによる操作を受け付ける操作入力部と、
    指定された原画像に対して複数の種類の編集・加工を行なうことが可能な画像編集部と、
    前記ユーザーによる操作に従って前記画像編集部によって作成された編集画像が送信されたときに、送信先と当該編集画像の作成に際して行なわれた編集・加工の種類とを対応づけて記録する記録部と、
    前記記録部によって記録された前記送信先への新たな送信が指示されたときに、今回の送信において指定された原画像に対して、当該送信先に対応づけて記録されている種類の編集・加工を行なわせる指示を前記画像編集部に与える自動編集指示部と、
    前記自動編集指示部による前記指示に従って前記画像編集部によって作成された自動編集画像を前記送信先へ送信させる出力制御部と、を備え、
    前記自動編集指示部は、前記送信先に対応づけて複数の種類が記憶されている場合に、当該複数の種類のうちの1つ以上の種類の編集・加工を行なう互いに異なる複数の自動編集画像を、前記画像編集部に作成させ、
    前記出力制御部は、前記複数の自動編集画像のうちの前記ユーザーによって選択された自動編集画像を前記送信先へ送信させる
    ことを特徴とする情報機器。
  2. 前記画像編集部によって作成された前記自動編集画像をプレビュー表示する表示部を備え、
    前記出力制御部は、プレビュー表示された前記自動編集画像の送信を指示する前記ユーザーによる操作に従って、当該自動編集画像を前記送信先へ送信させる
    請求項1記載の情報機器。
  3. 前記複数の種類の編集・加工のうちのひとつは、写真領域または文字領域を選択的に不可視化する画像処理である
    請求項1または2記載の情報機器。
  4. 前記複数の種類の編集・加工のうちのひとつは、前記原画像のうちの前記ユーザーが指定した任意の領域に線を追加する画像処理である
    請求項1ないしのいずれかに記載の情報機器。
  5. 追加される前記線は、前記任意の領域を囲む枠線または背景色と異なる色のマーカー線である
    請求項記載の情報機器。
  6. 原稿シートからの読取りによって得られたスキャン画像を前記原画像として前記画像編集部に入力させる入力制御部を備える
    請求項1ないしのいずれかに記載の情報機器。
  7. 前記入力制御部は、前記ユーザーによる操作に従って、前記スキャン画像またはストージに保存されているドキュメントのページ画像を前記原画像として前記画像編集部に入力させる
    請求項記載の情報機器。
  8. 画像を送信する情報機器であって、
    ユーザーによる操作を受け付ける操作入力部と、
    指定された原画像に対して複数の種類の編集・加工を行なうことが可能な画像編集部と、
    前記ユーザーによる操作に従って前記画像編集部によって作成された編集画像が送信されたときに、送信先と当該編集画像の作成に際して行なわれた編集・加工の種類とを対応づけて記録する記録部と、
    前記記録部によって記録された前記送信先への新たな送信が指示されたときに、今回の送信において指定された原画像に対して、当該送信先に対応づけて記録されている種類の編集・加工を行なわせる指示を前記画像編集部に与える自動編集指示部と、
    前記自動編集指示部による前記指示に従って前記画像編集部によって作成された自動編集画像を前記送信先へ送信させる出力制御部と、を備え、
    前記画像編集部は、前記原画像のうちの編集・加工の対象領域から文字列を抽出する機能を有し、
    前記記録部は、前記画像編集部によって抽出された前記文字列を、前記編集・加工の種類とともに前記送信先に対応づけて記録し、
    前記自動編集指示部は、前記今回の送信において指定された原画像のうちの前記文字列を含む領域に対して当該文字列に対応付けて記録されている種類の編集・加工を行なうように、前記画像編集部に指示を与える
    ことを特徴とする情報機器。
  9. 前記画像編集部によって作成された前記自動編集画像をプレビュー表示する表示部を備え、
    前記出力制御部は、プレビュー表示された前記自動編集画像の送信を指示する前記ユーザーによる操作に従って、当該自動編集画像を前記送信先へ送信させる
    請求項8記載の情報機器。
  10. 前記自動編集指示部は、前記送信先に対応づけて複数の種類が記憶されている場合に、当該複数の種類のうちの1つ以上の種類の編集・加工を行なう互いに異なる複数の自動編集画像を、前記画像編集部に作成させ、
    前記出力制御部は、前記複数の自動編集画像のうちの前記ユーザーによって選択された自動編集画像を前記送信先へ送信させる
    請求項8または9記載の情報機器。
  11. 前記文字列は、前記対象領域内の文字情報のうちの見出しに該当する文字列である
    請求項8ないし10のいずれかに記載の情報機器。
  12. 前記複数の種類の編集・加工のうちのひとつは、写真領域または文字領域を選択的に不可視化する画像処理である
    請求項8ないし11のいずれかに記載の情報機器。
  13. 前記複数の種類の編集・加工のうちのひとつは、前記原画像のうちの前記ユーザーが指定した任意の領域に線を追加する画像処理である
    請求項8ないし12のいずれかに記載の情報機器。
  14. 追加される前記線は、前記任意の領域を囲む枠線または背景色と異なる色のマーカー線である
    請求項13記載の情報機器。
  15. 原稿シートからの読取りによって得られたスキャン画像を前記原画像として前記画像編集部に入力させる入力制御部を備える
    請求項8ないし14のいずれかに記載の情報機器。
  16. 前記入力制御部は、前記ユーザーによる操作に従って、前記スキャン画像またはストレージに保存されているドキュメントのページ画像を前記原画像として前記画像編集部に入力させる
    請求項15記載の情報機器。
  17. 画像を送信する情報機器において実行されるコンピュータープログラムであって、
    前記情報機器が有するコンピューターに、
    ユーザーによる操作を受け付ける操作入力処理と、
    指定された原画像に対して複数の種類の編集・加工のうちの少なくともひとつを行なう画像編集処理と、
    前記ユーザーによる操作に従って前記画像編集処理によって作成された編集画像が送信されたときに、送信先と当該編集画像の作成に際して行なわれた編集・加工の種類とを対応づけて記録する記録処理と、
    前記記録処理によって記録された前記送信先への新たな送信が指示されたときに、今回の送信において指定された原画像に対して、当該送信先に対応づけて記録されている種類の編集・加工を行なわせる自動編集指示処理と、
    前記自動編集指示処理による指示に従って前記画像編集処理によって作成された自動編集画像を前記送信先へ送信させる出力制御処理と、を実行させ
    前記送信先に対応づけて複数の種類が記憶されている場合には、前記自動編集指示処理として、当該複数の種類のうちの1つ以上の種類の編集・加工を行なう互いに異なる複数の自動編集画像を作成させる処理を、前記コンピューターに実行させ、
    前記複数の自動編集画像が作成された場合には、前記出力制御処理として、当該複数の自動編集画像のうちの前記ユーザーによって選択された自動編集画像を前記送信先へ送信させる処理を、前記コンピューターに実行させる
    ことを特徴とするコンピュータープログラム。
  18. 画像を送信する情報機器において実行されるコンピュータープログラムであって、
    前記情報機器が有するコンピューターに、
    ユーザーによる操作を受け付ける操作入力処理と、
    指定された原画像に対して複数の種類の編集・加工のうちの少なくともひとつを行なう画像編集処理と、
    前記ユーザーによる操作に従って前記画像編集処理によって作成された編集画像が送信されたときに、送信先と当該編集画像の作成に際して行なわれた編集・加工の種類とを対応づけて記録する記録処理と、
    前記記録処理によって記録された前記送信先への新たな送信が指示されたときに、今回の送信において指定された原画像に対して、当該送信先に対応づけて記録されている種類の編集・加工を行なわせる自動編集指示処理と、
    前記自動編集指示処理による指示に従って前記画像編集処理によって作成された自動編集画像を前記送信先へ送信させる出力制御処理と、を実行させ
    前記画像編集処理は、前記原画像のうちの編集・加工の対象領域から文字列を抽出する処理を含み、
    前記画像編集処理によって前記文字列が抽出された場合には、前記記録処理として、抽出された当該文字列を前記編集・加工の種類とともに前記送信先に対応づけて記録する処理を、前記コンピューターに実行させ、
    前記送信先に対応づけて前記文字列が記録されている場合には、前記自動編集指示処理として、前記今回の送信において指定された原画像のうちの前記文字列を含む領域に対して当該文字列に対応付けて記録されている種類の編集・加工を行なわせる処理を、前記コンピューターに実行させる
    ことを特徴とするコンピュータープログラム。
JP2013154599A 2013-07-25 2013-07-25 情報機器およびコンピュータープログラム Expired - Fee Related JP6135360B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013154599A JP6135360B2 (ja) 2013-07-25 2013-07-25 情報機器およびコンピュータープログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013154599A JP6135360B2 (ja) 2013-07-25 2013-07-25 情報機器およびコンピュータープログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015026944A JP2015026944A (ja) 2015-02-05
JP6135360B2 true JP6135360B2 (ja) 2017-05-31

Family

ID=52491283

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013154599A Expired - Fee Related JP6135360B2 (ja) 2013-07-25 2013-07-25 情報機器およびコンピュータープログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6135360B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7030505B2 (ja) * 2017-12-22 2022-03-07 キヤノン株式会社 スキャン画像に関連する情報を設定するための装置、方法、およびプログラム
JP7033917B2 (ja) * 2017-12-28 2022-03-11 キヤノン株式会社 画像処理装置とその制御方法、及びプログラム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009124641A (ja) * 2007-11-19 2009-06-04 Murata Mach Ltd 画像編集装置
JP4581008B2 (ja) * 2008-07-11 2010-11-17 シャープ株式会社 画像送信装置
JP5562068B2 (ja) * 2010-03-02 2014-07-30 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理装置の制御方法及びプログラム
JP5454663B2 (ja) * 2012-12-19 2014-03-26 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 情報処理システム、その制御方法、及びプログラム、並びに管理サーバ、その制御方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015026944A (ja) 2015-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5268274B2 (ja) 検索装置、方法、プログラム
JP6891073B2 (ja) スキャン画像にファイル名等を設定するための装置、その制御方法及びプログラム
JP6968647B2 (ja) スキャン画像にファイル名を設定するための装置、その制御方法及びプログラム
JP4922021B2 (ja) 画像処理装置、プログラムおよびプレビュー画像表示方法
WO2007013399A1 (ja) 検索装置及び検索方法
JP5534666B2 (ja) ドキュメント処理装置およびその制御方法、ドキュメント管理システムおよび該システムにおけるデータ処理方法並びにコンピュータプログラム
JP5252910B2 (ja) 入力装置、入力装置の制御方法、及びプログラム
US11144189B2 (en) Determination and relocation of movement targets based on a drag-and-drop operation of a thumbnail across document areas
JP5847807B2 (ja) データ処理装置、データ処理装置の制御方法、及びプログラム
JP7353771B2 (ja) プログラム、記憶媒体、情報処理装置の制御方法、及び情報処理装置
KR20200115263A (ko) 화상 처리 장치, 그 제어 방법 및 저장 매체
US8531694B2 (en) Appending restriction information to a job before transmission
JP7037310B2 (ja) 画像処理装置とその制御方法、及びプログラム
US20210287187A1 (en) Image processing apparatus and non-transitory computer readable medium storing program
JP6135360B2 (ja) 情報機器およびコンピュータープログラム
JP4715413B2 (ja) 文書管理装置及びプログラム
JPWO2017150084A1 (ja) 電子機器およびマーカー処理方法
JP4558009B2 (ja) 画像出力装置およびその制御方法ならびにコンピュータプログラム
JP4968937B2 (ja) 画像形成装置
JP6173522B2 (ja) 入力装置、入力装置の制御方法、及びプログラム
JP5963643B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP7491003B2 (ja) 画像形成装置、情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
US20240176567A1 (en) Image processing apparatus, image processing method, and storage medium capable of storing electronic file including mask region with appropriate name
JP2005065067A (ja) 画像処理装置
JP6711316B2 (ja) 画像処理装置通信及びシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160328

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20170309

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170309

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170410

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6135360

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees