JP7400619B2 - 小型電動車両 - Google Patents

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Description

本発明は、小型電動車両に関し、特に、使用者が乗車して走行する乗車形態と使用者が手押しで使用するカート又は歩行補助車形態の2つの車体の形態に変更して使用できる小型電動車両に関する。
この種の小型電動車両が本願出願人から特許文献1により提案されている。
この文献1の小型電動車両は、車体の前部に配置され且つハンドルによって操舵される少なくとも1つの前輪と、車体の後部に配置され且つモータによって駆動される左右一対の後輪と、車体の前後方向で前輪の近傍に配置されるフロアと、車体におけるフロアよりも後側で且つフロアよりも高い位置に配置されるシートと、荷物を収納すべく車体の後部に配置されるバスケットと、後輪を車体に連結するとともにその中間部で山形に折れ曲がる第1リンク機構とを備え、人を乗せて走行するための乗車形態と物を運ぶために人が手押しで使用するカート形態とに車体の形態が変更可能になっている。
特開2016-168153号公報
しかしながら、特許文献1の小型電動車両においては、フレームがリンク機構を介して結合されているのみで、使用者がシートに着座した際に荷重の掛かるフレームとリンク機構との結合部の補強についての言及がなく、その剛性、強度、耐久性について懸念がある。
本発明はこのような従来の問題を解決するものである。本発明は、この種の小型電動車両において、使用者がシートに着座した際に荷重の掛かるフレームの剛性、強度、耐久性の向上を図ること、を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の小型電動車両は、
車両ベースと、上フレーム及び下フレームを有し、前記車両ベース上に立ち上げられる縦フレームと、前記縦フレームに回転軸を介して車両の前後方向に回転可能に支持されるシートとを備え、使用者が乗車して走行する乗車形態と使用者が手押しで使用するカート又は歩行補助車形態に変更可能な小型電動車両であって、
前記回転軸は、前記縦フレームの前記上フレームと前記下フレームとの間に跨って固定されるブラケットに軸支される、
ことを要旨とする。
本発明の小型電動車両によれば、ブラケット、縦フレームが共に強度を増し、使用者がシートに着座した際に荷重の掛かるブラケット、縦フレームの剛性、強度、耐久性の向上を図ることができる、という本発明独自の格別な効果を奏する。
本発明の一実施の形態に係る小型電動車両の乗車形態の構成を示す斜視図 同小型電動車両の要部の構成を示す部分拡大側面図 同小型電動車両の要部の構成を示す一部省略側面図 同小型電動車両の要部の構成を示す部分拡大斜視図 同小型電動車両の要部の構成を示す平面断面図(図2のV-V線断面図) 同小型電動車両の要部の変更例を示す部分拡大側面図
図1、図2に示すように、本発明の一実施の形態に係る小型電動車両C(以下、単に車両Cという。)は、使用者が乗車して走行する乗車形態と使用者が手押しで使用するカート又は歩行補助車形態に変更可能な車両ベース1を備える。この車両Cでは、車両ベース1上に上フレーム21と下フレーム22とからなる縦フレーム2が設けられ、この縦フレーム2にシート3が回転軸45を介して車両Cの前後方向に回転可能に支持される。この縦フレーム2には上フレーム21と下フレーム22との間に跨ってブラケット5が固定され、シート3の回転軸45はこのブラケット5に軸支される。このようにしてブラケット5、縦フレーム2の強度を増大させ、使用者がシート3に着座した際に荷重の掛かるブラケット5、縦フレーム2の剛性、強度、耐久性を向上させることのできる車両Cとしている。
図1、図2に示すように、車両Cは、車両ベース1、縦フレーム2、シート3、回転軸45、ブラケット5を備える。
車両ベース1は、前輪110を有する前側ベース11及び後輪120を有する後側ベース12を有し、前側ベース11、後側ベース12が前後方向に伸縮可能でホイールベースを可変可能に構成される。
縦フレーム2は、上フレーム21及び下フレーム22を有し、車両ベース1上に立ち上げられる。
シート3は、縦フレーム2に回転軸45を介して車両Cの前後方向に回転可能に支持される。
この車両Cは、このような構成を備えて、使用者が乗車して走行する乗車形態と使用者が手押しで使用するカート又は歩行補助車形態に変更可能になっている。
そして、この車両Cにおいて、回転軸45は、縦フレーム2の上フレーム21と下フレーム22との間に跨って固定されるブラケット5に軸支される。
このように縦フレーム2の上フレーム21と下フレーム22との間に跨ってブラケット5が固定され、シート3の回転軸45がこのブラケット5に軸支されることで、ブラケット5、縦フレーム2が共に強度が増し、使用者がシートに着座した際に荷重の掛かるブラケット5、縦フレーム2の剛性、強度、耐久性の向上を図ることができる。
この車両Cにおいては、図2、図3に示すように、縦フレーム2は上フレーム21と下フレーム22との間が車両Cの前方に向けて凸の屈曲部Aで、ブラケット5はこの屈曲部Aに跨って固定される。このようにすることで、使用者がシート3に着座した際に縦フレーム2に入力される荷重を、縦フレーム2の屈曲部Aを避けつつ、縦フレーム2の屈曲部Aより上側と屈曲部Aより下側へ分散することができる。
この車両Cにおいては、図2、図3に示すように、縦フレーム2は上フレーム21と下フレーム22が接合してなり、ブラケット5は上フレーム21と下フレーム22との接合部Bを回避する回避部50を有する。このようにすることで、ブラケット5は縦フレーム2の上フレーム21と下フレーム22との接合部Bを避けた構造となり、ブラケット5をコンパクトにすることができる。
この車両Cにおいては、図2に示すように、縦フレーム2は上フレーム21と下フレーム22が溶接により接合され、ブラケット5の回避部50は長孔又は長溝からなる。このようにすることで、ブラケット5の車両Cの幅方向のサイズを小さくすることができる。これにより、車両C上でブラケット5が縦フレーム2から側方へ突き出るのをなくして又は小さくして、車両Cに搭載する荷物の量の増加、車両Cの狭い空間での走行が可能となる。
この車両Cにおいては、図2、図3に示すように、縦フレーム2は上フレーム21と下フレーム22が回転軸45の位置と同じ高さで接合される。このようにすることで、ブラケット5の長さを短くすることができ、ブラケット5の強度を増すことができる。
この車両Cにおいては、図2、図3に示すように、縦フレーム2は上フレーム21と下フレーム22との接合部Bが水平をなす。このようにすることで、ブラケット5の上下方向の幅を短くして、ブラケット5をコンパクトにすることができる。
この車両Cにおいては、図3に示すように、縦フレーム2は下フレーム22が車両ベース1の後部に設置され、車両Cの前方上部に延出されて、ブラケット5を介して回転軸45を軸支する。このようにすることで、回転軸45を車両ベース1の中央に配置でき、シート3のレイアウトをしやすくすることができ、また、ブラケット5の長さを短くして、強度を増すことができる。
図1、図2及び図3はまた、この車両の車両ベース1、縦フレーム2、シート3、回転軸45、ブラケット5を、それぞれの一例として、より具体的に示している。
図1、図2に示すように、車両ベース1は前側ベース11と後側ベース12とを備える。
前側ベース11は、前側のベースフレーム111、前輪支持フレーム112、前輪110、脚部支持フレーム113、前側ボード114などにより構成される。
前側ベースフレーム111は、後側ベース12を挿脱可能にかつ収容可能に、後端部に開口111Aを有し、後側ベース12を収容可能な後側ベース収容空間部111Bを備える。この場合、前側ベースフレーム111は、車両Cの前部において車両Cの前後方向前面視で後端部の面を開放される箱形に形成され、車両Cの前後方向に延びる。このようにして前側ベースフレーム111は、図3に示すように、先端部フレーム111f、上部フレーム111u、底部フレーム111b、両側部フレーム111sからなり、後端部が開口111Aで、他の各フレーム111f、111u、111b、111sで囲まれた空間が後側ベース収容空間部111Bになっている。
前輪支持フレーム112は、前側ベースフレーム111の先端部側に支持されて車両Cの幅方向に延び、前輪操舵機構の一部をなす。前輪110は、前輪支持フレーム112の両端に軸受112aを介して軸支される。
脚部支持フレーム113は、前側ベースフレーム111の後部側に支持され、車両Cの幅方向に突出される。
前側ボード114は、前側ベースフレーム111の後側ベース収容空間部111Bの上部に配置される。この場合、前側ボード114は、後側ベース収容空間部111Bの上部に設置可能に、平面視長方形状に形成されて、先端部114f、底部114b、両側部114sからなる。このようにして前側ボード114は、前側ベースフレーム111上に設置されて、足置き台、荷物置き台をなす。
後側ベース12は、後側ベースフレーム121、電動モータを収容されたモータケース122、後輪120、後側ボード123などにより構成される。
後側ベースフレーム121は、前側ベース11の後側ベース収容空間部111Bに収容可能な被収容部121Bを備える。この場合、後側ベースフレーム121は、車両Cの後部において車両Cの前後方向前面視で上部の一部の面及び先端部の面を開放される箱形に形成されかつ車両Cの前後方向に延び、高さ、幅が前側ベースフレーム111よりも少し小さくなっている。このようにして後側ベースフレーム121は、図3に示すように、上部フレーム121u、底部フレーム121b、後端部フレーム121r、両側部フレーム121sからなる。この後側ベースフレーム121全体が前側ベース11の後側ベース収容空間部111Bに収容される被収容部121Bになっている。
モータケース122は、電動モータを収容され、後側ベースフレーム121の後部に設置され、車両Cの幅方向に向けて延ばされる。
後輪120は、モータケース122の両端に配置され、電動モータに作動連結される。
後側ボード123は、後側ベース12の被収納部121Bの上部に配置される。この場合、後側ボード123は、後側ベース12の被収納部121Bの上部に設置可能に平面視長方形状に形成されて、先端部123f、後端部123r、底部123b、両側部123sからなる。なお、後側ボード123と後側ベース12の被収納部121Bの上部との間には、前側ボード114を挿脱可能にかつ収納可能な前側ボード収納空間121Aが確保される。このようにしてこの後側ボード123は、後部ベースフレーム121の上部に支持固定されて、荷物置き台をなす。
このようにして前側ベース11と後側ベース12は後側ベースフレーム121が前側ベースフレーム111の後側ベース収容空間部111Bに両側部に車両の前後方向に延びるガイドレールとガイドローラとからなるスライドガイドGを介して嵌挿される。しかして、前側ベースフレーム111は後側ベースフレーム121の外面に沿って車両Cの前後方向にスライド可能に、併せて、前側ボード114が後側ボード123の直下から車両Cの前後方向にスライド可能に組み立てられる。これにより、車両Cは前側ベース11が相対的に後側ベース12に対して伸縮可能に構成される。すなわち、車両Cの乗車形態では、前側ベース11が後側ベース12に対して車両Cの前後方向前方にスライドされることで、前側ベースフレーム111、後側ベースフレーム121、前側ボート114、後側ボード123、それぞれが、前後に配列される。これにより、車両Cのホイールベースが最大に伸長される。なお、この状態はロック装置(図示省略)により保持される。車両Cのカート又は歩行補助車形態では、前側ベース11が後側ベース12に対して車両Cの前後方向後方にスライドされることで、前側ベースフレーム111、後側ベースフレーム121、前側ボート114、後側ボード123、それぞれが、上下に重合される。これにより車両Cのホイールベースが最小に短縮される。なお、この状態はロック装置(図示省略)により保持される。
縦フレーム2は、図1、図3に示すように、全体が略門形に形成されて、車両Cの幅方向に延びるセンターアッパフレーム2Aと、センターアッパフレーム2Aの両端から車両の上下方向下方に延びる一対のサイドフレーム2Bとからなる。センターアッパフレーム2Aは直線的な形状のフレームになっている。両サイドフレーム2Bはそれぞれ、上部側の上フレーム21であるサイドアッパフレーム(以下、サイドアッパフレーム21という。)と、下部側の下フレーム22であるサイドロアフレーム(以下、サイドロアフレーム22という。)とを有する。サイドアッパフレーム21、サイドロアフレーム22はいずれも、直線的な形状のフレームになっている。
両サイドフレーム2Bはそれぞれ、サイドアッパフレーム21とサイドロアフレーム22との間が車両Cの前方に向けて凸の屈曲部Aで、各サイドフレーム2B全体がくの字形になっている。これらのサイドフレーム2Bはサイドアッパフレーム21とサイドロアフレーム22が接合してなる。この場合、サイドアッパフレーム21の下端とサイドロアフレーム22の上端が溶接により接合される。サイドアッパフレーム21とサイドロアフレーム22との接合部Bは水平をなす。また、この場合、サイドアッパフレーム21とサイドロアフレーム22が後述するシート3の回転軸45の位置と同じ高さで接合される。図2中、bが溶接部である。
縦フレーム2は、両サイドロアフレーム22の下端が後側ベース12の左右両側に固定されて、車両ベース1上の後部に設置される。しかして、縦フレーム2は後側ベース12上に立ち上げられ、各サイドロアフレーム22の上端側が車両Cの前方上部に延出される。このようにして、後述のとおり、シート3の回転軸45がブラケット5を介して縦フレーム2に軸支される。このようにすることで、回転軸45を車両ベース1の中央に配置でき、シート3のレイアウトがしやすい。
なお、縦フレーム2のセンターアッパフレーム2Aにはハンドル23が取り付けられる。このハンドル23は略T字形に形成されて、車両Cの幅方向に延びるハンドル部231と、ハンドル部231の長さ方向中央から下方に延びる取付部232とからなる。このハンドル23は取付部232の下端がセンターアッパフレーム2Aの上面で車両Cの幅方向中央に固定されて、センターアッパフレーム2A上に立ち上げられ、ハンドル部231がセンターアッパフレーム2Aの上方に並列に配置される。
シート3は、図1、図3に示すように、脚部31を有し、この脚部31が両サイドフレーム2Bにブラケット5、回転軸45を介して車両Cの前後方向に回転可能に支持される。
シート3は、脚部31の上部に固定される支持フレーム301と、支持フレーム301上に載置固定される座部302とからなる。この場合、支持フレーム301は矩形状のプレートであり、座部302はクッション性を有する矩形状の部材である。また、このシート3は、座部301の後部で、センターアッパフレーム2Aの前側に、シートバック32を併せて備える。この場合、シートバック32は座部302とは別に、センターアッパフレーム2Aの前側に配置され、両サイドフレーム2Bに固定される。なお、このシートバック32は座部302と一体に又は別体に車両Cの前後方向に回動可能に設けられてもよい。このシート3はまた、座部302の両側に、一対のアームレスト33を併せて備える。この場合、座部302の両側に、一端を縦フレーム2の両サイドアッパフレーム21に固定されて、前方斜め上方に延びる一対のアームフレーム34を有し、両アームレスト33は両アームフレーム34に車両Cの前後方向に向けて水平に支持される。なお、この場合、アームレスト334の先端にこの車両Cの操作部(図示省略)が装着される。
脚部31は、図1、図3に示すように、一対のシートレッグフレーム311からなる。両シートレッグフレー311は直線的な形状のフレームである。シート3は支持フレーム301が両シートレッグフレーム311の上部に固着されて両シートレッグフレーム311の上部に取り付けられる。両シートレッグフレーム311には車両Cの上下方向中間部で、縦フレーム2の両サイドフレーム2Bの屈曲部Aと同じ高さに、連結ピン挿通孔(図示省略)が穿設される。この連結ピン挿通孔の左右両側にそれぞれ、シートフレームベアリング4Uが装着される。このシートフレームベアリング4Uは、図4に示すように、ベアリング受け40、ベアリング41、ワッシャ42、43、留め輪44からなる。各シートレッグフレーム311の左右両側面で連結ピン挿通孔の周囲にそれぞれ、ベアリング受け40が取り付けられる。一方のベアリング受け40にベアリング41が保持され、その外側にワッシャ42、43、留め輪44が順次配置され、他方のベアリング受け40にベアリング41が保持され、その外側にワッシャ42が順次配置される。そして、回転軸45としての連結ピンが他方のベアリング41側から一方のベアリング41側へ挿通され、留め輪44で保持される。
かくしてシート3の脚部31は両サイドフレーム2Bにブラケット5を介してシートフレームベアリング4U、回転軸45により取り付けられる。この点は後述する。
ブラケット5は、図5に示すように、一対のフレームサイドブラケット51からなり、縦フレーム2の両サイドフレーム2Bに設けられる。両フレームサイドブラケット51はそれぞれ、縦フレーム2と脚部31との連結に必要な長さの一対のプレートにより形成される。なお、この一対のフレームサイドブラケット51は一体に形成されてもよい。両フレームサイドブラケット51はそれぞれ、縦フレーム2の両サイドフレーム2Bに固定される後部511、縦フレーム2と脚部31との間に配置される中間部512、及び脚部31を支持するための前部513を有する。
後部511は断面L字形の形状をなし、上下方向に幅広であり、上下方向中間に前後方向に延びる長孔50(図2参照)を有する。この場合、後部511は前後方向の長さが両サイドフレーム2Bの左右両側面の前後方向の寸法よりも少し大きく、上下方向の幅が両サイドフレーム2Bの屈曲部Aを中心にサイドアッパフレーム21とサイドロアフレーム22の所定の範囲に跨設可能に所要の寸法を有する。また、この場合、後部511の後端部511eは内側方向に直角に折曲され、後端縁部が各フレームサイドブラケット51同士で付き合わせられて接合される。この後端部511eはサイドフレーム2Bに対して離間され、後端部511eとサイドフレーム2Bとの間に所定の隙間511sが設けられる。長孔50はサイドアッパフレーム21とサイドロアフレーム22との接合部Bを回避する既述の回避部50である。長孔50は、図2に示すように、両サイドフレーム2Bの左右両側面において屈曲部Aに沿って形成される。言い換えれば、この長孔50は、サイドアッパフレーム21とサイドロアフレーム22との接合部B(溶接部b)に沿って開口可能に、屈曲部Aの前後方向の寸法と同程度の長さに形成される。なお、この長孔50は長溝に代えてもよい。
中間部512は後部511の先端側端部の上下方向中間から先端方向に直線的に延び、かつこれに続いて外側に所定角度斜めに向けて延びる屈折された形状で後部511に比べて上下方向は幅狭になっている。この場合、中間部512は後部511側の半部が後部511の先端から直線的に延長される。前部513側の半部は後部511側の半部から、前部513を両シートレッグフレーム311の左右両側面から両側方に所定間隔離間して配置可能に、先端方向外側に斜めに延出される。また、この場合、中間部512は前後方向の長さが両サイドフレーム2Bと両シートレッグフレーム311との間の間隔と略同じ寸法で、上下方向の幅は後部511の幅よりも小さい。
前部513は中間部512の先端側端部から先端方向に後部511と平行に延びる直線的な形状で中間部512と同様に上下方向が幅狭になっていて、先端に連結ピン挿通孔(図示省略)を有する。この場合、前部513は前後方向の長さが両シートレッグフレーム311の左右両側面の前後方向の寸法と略同じで、上下方向の幅が中間部512の幅と略等しくなっている。また、この場合、連結ピン挿通孔は両シートレッグフレーム311の既述のシートフレームベアリング4Uに連通可能にかつこのシートフレームベアリング4Uに挿通される回転軸45を嵌挿可能に穿設される。
このブラケット5は、図2に示すように、各フレームサイドブラケット51の各後部511が縦フレーム2において両サイドアッパフレーム21と両サイドロアフレーム22との間に跨って、回避部50の長孔で縦フレーム2の溶接部bを囲うように配置される。そして、各後部511の上下の各縁部と各サイドアッパフレーム21、各サイドロアフレーム22との間が溶接されて、縦フレーム2に取り付けられる。
また、このブラケット5は、他の構造部材との関連で、他の構造部材の構成が次のように反映される。縦フレーム2の各サイドアッパフレーム21と各サイドロアフレーム22との接合部Bが水平になっていることで、ブラケット5の上下方向の幅を短くすることができ、全体をコンパクトにすることができる。縦フレーム2の各サイドアッパフレーム21と各サイドロアフレーム22が回転軸45の位置と同じ高さで接合されるので、ブラケット5の長さを短くすることができ、ブラケット5の強度を増大することができる。縦フレーム2は各サイドアッパフレーム21と各サイドロアフレーム22が接合されている。これに対して、ブラケット5が各サイドアッパフレーム21と各サイドロアフレーム22との接合部Bを回避するための回避部50を有している。このようにブラケット5が縦フレーム2の各サイドアッパフレーム21と各サイドロアフレーム22との接合部Bを避けた構造になっているので、その分だけブラケット5をコンパクトにすることができる。この場合、ブラケット5の回避部50は長孔又は長溝になっているので、ブラケット5の車両Cの幅方向のサイズを小さくすることができ、車両Cの幅方向を薄型化することができる。縦フレーム2は各サイドロアフレーム22が車両ベース1上の後部に設置され、車両Cの前方上部に延出されて、ブラケット5を介して回転軸45が軸支されることで、ブラケット5の長さを短くして、強度を増すことができる。
かくして両フレームサイドブラケット51はそれぞれ、各後部511が両サイドフレーム2Bの屈曲部Aを中心に各サイドアッパフレーム21と各サイドロアフレーム22との間に跨って配置固定され、全体として略水平に配置されて、前部513が車両Cの前後方向前方に向けて突出される。各前部513間は脚部31の各シートレッグフレーム311の左右両側面間を、この両側面両側にシートフレームベアリング4Uを介在して、挟持可能に所定の間隔に離間される。
このようにしてシート3の脚部31は縦フレーム2の前側に近接配置され、両シートレッグフレーム311が縦フレーム2の両サイドフレーム2Bの屈曲部Aから前方に突出して配置される各ブラケット5の各フレームサイドブラケット51間に通される。そして、各フレームサイドブラケット51先端の各連結ピン挿通孔(図示省略)と脚部31の各シートレッグフレーム311の各連結ピン挿通孔(図示省略)左右両側のフレームサイドブラケット4Uが同心的に合わせられる。このようにして、これらの連結ピン挿通孔、フレームサイドブラケット4U間に回転軸45が挿通され、軸支される。これにより、シート3は縦フレーム2に回転軸45を介して車両の前後方向に回転可能に支持される。この場合、シート3は座部302が水平で縦フレーム2の両サイドアッパフレーム21の前側に近接して配置されるシート3の着座位置と、座部302が車両Cの前後方向前方に斜めに向けられて縦フレーム2の両サイドアッパフレーム21から前方へ離間して配置されるシート3の退避位置との間で回転される。
そして、このシート3の脚部31は車両Cの前側ベース11に作動連結される。この作動連結により、シート3をシート3の着座位置からその前方のシート3の退避位置へ又はその反対に回転すると、前側ベース11が後側ベース12に対して伸長方向に又は収縮方向に駆動される。すなわち、シート3をシート3の着座位置からシート3の退避位置へ回転すると、前側ベース11が前側ボード114と共に後側ベース12から車両Cの前後方向前方へ移動されて、車両Cが乗車形態に変更される。反対に、シート3をシート3の退避位置からシート3の着座位置へ回動すると、前側ベース11が前側ボード114と共に後側ベース12の車両Cの前後方向前方から後方へ移動されて、車両Cがカート又は歩行補助車形態に変更される。
ここで、図1、図2を用いて、この車両Cのブラケット5、縦フレーム2の構造に基づく作用について説明する。図1はこの車両Cの乗車状態を示し、シート3の脚部31がシート3の着座位置にあり、車両Cの前側ベース11は後側ベース12の車両Cの前後方向前部から最大限まで伸長されている。この場合、前側ベース11とともに前側に配置される前側ボード114が足置き台、荷物置き台になり、後側ベース12とともに後側に配置される後側ボード123が荷物置き台になる。
この乗車形態では、使用者はシート3に着座し、前側ボード114に足を乗せて、車両Cを走行する。この乗車形態においては、使用者がシート3に着座した際にブラケット5、縦フレーム2に荷重が掛かる。
これに対して、ブラケット5、すなわち一対のフレームサイドブラケット51は各後部511が、図2に示すように、縦フレーム2の両サイドアッパフレーム21と両サイドロアフレーム22との間に跨って固定され、シート3の回転軸45が各フレームサイドブラケット51の各前部513間に軸支されている。このブラケット5の取付構造により、ブラケット5、縦フレーム2は共に強度が増し、使用者がシート3に着座した際にブラケット5、縦フレーム2に掛かる荷重に対して高い剛性、強度、耐久性を有する。しかも、縦フレーム2の各サイドアッパフレーム21と各サイドロアフレーム22との接合部Bを回転軸45の位置と同じ高さにすることにより、ブラケット5の長さを短くしており、ブラケット5の強度は増大する。また、ブラケット5の各フレームサイドブラケット51の後端部511eと縦フレーム2の各サイドフレーム2Bとの間が一定の隙間511sを有する断面構造になっていることにより、ブラケット5の剛性、強度は向上する。さらに、縦フレーム2は各サイドロアフレーム22が車両ベース1の後部に設置され、車両Cの前方上部に延出されて、その延出端に回転軸45がブラケット5を介して軸支されることで、ブラケット5の長さを短くしており、ブラケット5の強度は増大する。このようにしてブラケット5は高い強度を有し、使用者がシート3に着座した際にブラケット5、縦フレーム2に掛かる荷重に対して十分に抗することが可能となる。
また、縦フレーム2は各サイドアッパフレーム21と各サイドロアフレーム22との間が車両Cの前方に向けて凸の屈曲部Aで、各フレームサイドブラケット51は後部511が屈曲部Aに跨って固定されている。これにより、使用者がシート3に着座した際に縦フレーム2に入力される荷重は、縦フレーム2の屈曲部Aを避けつつ、縦フレーム1の屈曲
部Aより上側の各サイドアッパフレーム21と屈曲部Aより下側の各サイドロアフレーム22へ分散される。
さらに、縦フレーム2は各サイドアッパフレーム21と各サイドロアフレーム22が溶接により接合されていて、接合部B(溶接部b)が構造的に不連続部になっているが、ブラケット5は後部511に各サイドアッパフレーム21と各サイドロアフレーム22との接合部Bを回避する回避部50として長孔50を有している。これにより、各フレームサイドブラケット51は縦フレーム2に各サイドアッパフレーム21と各サイドロアフレーム22との接合部Bを囲うように固定されるので、各サイドアッパフレーム21と各サイドロアフレーム22との溶接部bが効果的に補強される。また、ブラケット5は縦フレーム2の各サイドアッパフレーム21と各サイドロアフレーム22との接合部B(溶接部b)を避けた構造となるため、この接合部B(溶接部b)への応力集中が抑制され、負荷が他の構造部材に効率よく分散される。
また、ブラケット5の各後部511に各サイドアッパフレーム21と各サイドロアフレーム22との接合部B(溶接部b)を回避する回避部50として長孔50を有することで、ブラケット5の車両Cの幅方向のサイズは小さくなる。これにより、この車両Cの乗車形態では、車両C上でブラケット5が縦フレーム2から側方へ突き出るのをなくして又は小さくして、車両Cに搭載する荷物の量を増加させ、車両Cを狭い空間で走行させることが可能となる。
なお、この車両Cのカート又は歩行補助車形態では、シート3の脚部31がシート3の退避位置にあって、車両Cの前側ベース11が後側ベース12に最小限まで収縮される。この場合、前側ベース11及び後側ベース12とともに上下に重合して配置される前側ボード114及び後側ボード123が荷物置き台になる。
このカート又は歩行補助車形態では、使用者はハンドル部231を握り、車両Cを手押しで移動する。この場合でも、ブラケット5の車両Cの幅方向のサイズが小さく、車両C上でブラケット5が縦フレーム2から側方へ突き出るのをなくして又は小さくしているので、車両Cに搭載する荷物の量の増加、車両の狭い空間での移動が可能となる。
以上説明したように、この具体例の車両Cは、車両ベース1が、前輪110を有する前側ベース11及び後輪120を有する後側ベース12を有し、前側ベース11、後側ベース12が前後方向に伸縮可能でホイールベースを可変可能に構成される。縦フレーム2は一対のサイドアッパフレーム21及びサイドロアフレーム22を有し、車両ベース1上に立ち上げられる。シート3は、縦フレーム2に回転軸45を介して前後方向に回転可能に支持される。このようにして車両Cは使用者が乗車して走行する乗車形態と使用者が手押しで使用するカート又は歩行補助車形態に変更可能になっている。そして、この車両Cでは、ブラケット5が後部511を縦フレーム2の各サイドアッパフレーム21と各サイドロアフレーム22との間に跨って固定され、シート3の回転軸45がこのブラケット5の前部513に軸支される。このブラケット5の取付構造により、ブラケット5、縦フレーム2が共に強度を増し、使用者がシート3に着座した際に荷重の掛かるブラケット5、縦フレーム2の剛性、強度、耐久性を向上させることができる。
また、この具体例の車両Cではさらに次のような利点を有する。
(1)縦フレーム2は各サイドアッパフレーム21と各サイドロアフレーム22との間が車両Cの前方に向けて凸の屈曲部Aで、ブラケット5は屈曲部Aに跨って固定される。このようにすることで、使用者がシート3に着座した際に縦フレーム2に入力される荷重を、縦フレーム2の屈曲部Aを避けつつ、縦フレーム2の屈曲部Aより上側と屈曲部Aより下側へ分散することができる。
(2)縦フレーム2は各サイドアッパフレーム21と各サイドロアフレーム22が接合される。ブラケット5は各サイドアッパフレーム21と各サイドロアフレーム22との接合部Bを回避する回避部50を有する。このようにすることで、ブラケット5は縦フレーム2の各サイドアッパフレーム21と各サイドロアフレーム22との接合部Bを避けた構造となり、ブラケット5をコンパクトにすることができる。また、この場合、縦フレーム2は各サイドアッパフレーム21と各サイドロアフレーム22が溶接により接合され、ブラケット5の回避部50は長孔又は長溝からなる。このようにすることで、ブラケット5の車両Cの幅方向のサイズを小さくすることができる。これにより、車両C上でブラケット5が縦フレーム2から側方へ突き出るのをなくして又は小さくして、車両Cに搭載する荷物の量を増加させ、車両Cを狭い空間で走行させることができる。
(3)縦フレーム2は各サイドアッパフレーム21と各サイドロアフレーム22が回転軸45の位置と同じ高さで接合される。このようにすることで、ブラケット5の長さを短くすることができ、ブラケット5の強度をさらに増すことができる。
(4)縦フレーム2は各サイドアッパフレーム21と各サイドロアフレーム22との接合部Bが水平をなす。このようにすることで、ブラケット5の上下方向の幅を短くして、ブラケット5をコンパクトにすることができる。
(5)縦フレーム2は各サイドロアフレーム22が車両ベース1の後部に設置され、車両Cの前方上部に延出されて、ブラケット5を介して回転軸45を軸支する。このようにすることで、回転軸45を車両ベース1の中央に配置でき、シート3のレイアウトをしやすくすることができる。また、ブラケット5の長さを短くして、強度を増すことができる。
なお、この実施の形態では、縦フレーム2は上フレーム21と下フレーム22が別体で、これらが接合されて形成されている。このため、ブラケット5の後部511に回避部50として長孔又は長溝を有するものとした。しかしながら、縦フレーム2は上フレーム21と下フレーム22が一体に形成されて一部品としてもよい。このようにすることにより、溶接は不要となる。この場合、図6に示すように、ブラケット5の後部511に溶接逃げの回避部は不要となる。よって、回避部はない。このようにしても上記具体例と同様の作用効果を奏することができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
C 小型電動車両(車両)
1 車両ベース
2 縦フレーム
21 サイドアッパフレーム(上フレーム)
22 サイドロアフレーム(下フレーム)
A 屈曲部
B 接合部
3 シート
45 回転軸(連結ピン)
5 ブラケット
50 回避部(長孔)

Claims (6)

  1. 車両ベースと、上フレーム及び下フレームを有し、前記車両ベース上に立ち上げられる縦フレームと、前記縦フレームに回転軸を介して車両の前後方向に回転可能に支持されるシートとを備え、シートは縦フレームの前側に近接して配置され、使用者が乗車して走行する乗車形態と、乗車形態のシートが回転され、シートは縦フレームの前方へ離間して配置され、使用者が手押しで使用するカート又は歩行補助車形態に変更可能な小型電動車両であって、
    前記回転軸は、前記縦フレームの前記上フレームと前記下フレームとの間に跨って固定されるブラケットに軸支され、
    縦フレームは上フレームと下フレームが接合してなり、ブラケットは前記上フレームと前記下フレームとの接合部を回避する回避部を有し、前記接合部を回避した位置において、上フレームと下フレームそれぞれに接合されている、
    ことを特徴とする小型電動車両。
  2. 縦フレームは上フレームと下フレームとの間が車両の前方に向けて凸の屈曲部で、ブラケットは前記屈曲部に跨って固定される請求項1に記載の小型電動車両。
  3. 縦フレームは上フレームと下フレームが溶接により接合され、ブラケットの回避部は長孔又は長溝からなる請求項に記載の小型電動車両。
  4. 縦フレームは上フレームと下フレームが回転軸の位置と同じ高さで接合される請求項又はに記載の小型電動車両。
  5. 縦フレームは上フレームと下フレームとの接合部が水平をなす請求項乃至のいずれかに記載の小型電動車両。
  6. 縦フレームは下フレームが車両ベースの後部に設置され、車両の前方上部に延出されて、ブラケットを介して回転軸を軸支する請求項1乃至のいずれかに記載の小型電動車両。
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