JP7397388B2 - 錠剤分割方法、錠剤分割装置及び錠剤分包装置 - Google Patents

錠剤分割方法、錠剤分割装置及び錠剤分包装置 Download PDF

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Description

本発明は錠剤を1個ずつ分割して半錠として供給することができる錠剤分割方法、錠剤分割装置及び錠剤分包装置に関する。
従来、特許文献1には、錠剤落下経路を下ってくる錠剤を対向刃で挟んで裁断する裁断機構を備え、裁断完遂前に錠剤を錠剤落下経路の溝底から浮かせ、その後に裁断する錠剤分割装置が記載されている。このものでは、切込時に作用する力の対称性が高まり、錠剤の割れが安定して、錠剤裁断片の量目の変動が小さくなるとされている。
錠剤を対向刃で分割する場合、対向刃の刃先の間隔をゼロにすることは物理的に不可能であるため、刃先が接触する直前に対向刃を停止し、その後は対向刃の運動エネルギーにより錠剤を脆性破壊して分割するようになっている。このため、分割時に細かい破片が飛散する。また、切込時の対向刃の刃先に隙間があるため、糖衣錠等のコーティング錠は、表面の薄皮が切断されずに残り、薄皮で繋がったまま供給されるという問題があった。なお、本明細書において、コーティング錠とは、錠剤本体(素錠)の外面を砂糖、高分子、セルロース等の膜で被覆した薄皮を有する錠剤で、糖衣錠、ゼラチン被包錠、及びフィルムコーティング錠(腸溶錠及び胃溶錠が含まれる)等をいう(https://kusuri-jouhou.com/nyuumon/katachi1.html、WO2017/047586参照}。
特許第5627508号明細書
本発明は斯かる従来の問題点に鑑みてなされたもので、分割時に錠剤が安定し、破片が少なく、破片の飛散がないうえ、コーティングされた錠剤でも完全に分割することができる錠剤分割方法、錠剤分割装置及び錠剤分包装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明の錠剤分割装置は、
第1刃と第2刃によって錠剤を分割する錠剤分割装置であって、
前記錠剤を支持する錠剤テーブルと、
前記錠剤テーブルを弾性支持する弾性部材と、
前記第1刃を前記第2刃に向かって移動させる刃移動機構とを備え、
前記刃移動機構により前記第1刃を前記第2刃に向かって移動させて、前記第1刃により前記錠剤を前記錠剤テーブルに押さえながら前記錠剤テーブルを前記弾性部材に抗して前記第2刃に向かって移動させ、前記第1刃と前記第2刃により前記錠剤を切り込んで分割するように構成されている。
本発明では、刃移動機構により第1刃を第2刃に向かって移動させて、第1刃により錠剤を錠剤テーブルに押さえながら錠剤テーブルを弾性部材に抗して第2刃に向かって移動させ、第1刃と第2刃により錠剤を切り込んで分割するので、錠剤は錠剤テーブルに押さえられて安定した状態で分割されるので、真っ直ぐに切り込むことができ、破片が少なく、破片が飛散することもない。
前記錠剤テーブルを前記第2刃に向かって移動させるテーブル移動機構と、
前記錠剤を前記錠剤テーブルに押さえる錠剤押さえ部材とをさらに備え、
前記第1刃と前記第2刃により前記錠剤を切り込んだ後、前記テーブル移動機構により前記錠剤テーブルを前記第2刃に向かって移動させ、前記錠剤押さえ部材により前記錠剤を前記第2刃に押し付けて前記錠剤をさらに切り込んで、前記錠剤を分割するように構成されている。
本発明では、第1刃と第2刃により錠剤を切り込んだ後、テーブル移動機構により錠剤テーブルを第2刃に向かって移動させ、錠剤押さえ部材により錠剤を第2刃に押し付けて錠剤をさらに切り込んで、錠剤を分割するので、第1刃と第2刃の刃先に間隔があいていても、第1刃と第2刃により錠剤を分割することができる。また、第1刃と第2刃で錠剤を切り込んだときに、コーティング錠の薄皮が残っても、第2刃により薄皮を切断することができる。
前記錠剤テーブルは、前記第2刃の両側に下方に傾斜する傾斜面からなる錠剤支持面を有する。
これにより、第1刃と第2刃により分割される錠剤の分割面が開くので、分割が容易になる。
前記錠剤テーブルに、
先端が近接して前記錠剤を分割位置に停止させる閉鎖位置と、先端が離間して前記錠剤を分割位置から排出する開放位置とに移動可能な一対の停止部材と、
前記一対の停止部材を前記閉鎖位置と前記開放位置との間を移動させる停止部材駆動機構とを備える。
これにより、錠剤を錠剤テーブルの錠剤支持面の分割位置に確実に停止させることができる。
前記停止部材駆動機構は、前記錠剤テーブルの移動時に、前記一対の停止部材の先端を前記錠剤が排出されない程度に離間させるように構成されている。
これにより、錠剤テーブルの下降時に錠剤支持面から浮き上がった錠剤を錠剤支持面に戻すことができる。また、錠剤に食い込んだ第1刃の厚さ分又はそれ以上だけ開くことで、第1刃が食い込んだ時に、錠剤が第1刃と1対の停止部材で圧縮されて砕けることを防止できる、また、一対の停止部材で挟まれている錠剤に第1刃が入りやすくなる。
また、本発明の錠剤分割方法は、
第1刃と第2刃によって錠剤を分割する錠剤分割方法であって、
前記第1刃と前記第2刃により前記錠剤を切り込む第1工程と、
前記錠剤を前記第1刃又は前記第2刃のいずれかに押し付けて前記錠剤をさらに切り込む第2工程とからなる。
前記第1工程は、前記第1刃と前記第2刃の刃先の間隔を前記錠剤の厚さより大きくした状態から前記錠剤を挟んで切り込む。
前記第2工程は、前記第1工程の後に前記第1刃と前記第2刃の刃先の間隔を前記錠剤の厚さより大きくした状態に戻す前に行う。
前記第2工程は、前記錠剤を支持する錠剤テーブルを前記第2刃に向かう方向に移動させ、前記錠剤を前記錠剤テーブルに押さえる弾性部材により前記錠剤を前記第2刃に押し付ける。
さらに、本発明の錠剤分割装置は、
第1刃と第2刃によって、錠剤本体にコーティングによる薄皮を有する錠剤を分割する錠剤分割装置であって、
前記第1刃と前記第2刃により前記錠剤を切り込んで前記錠剤本体を分割する手段と、
前記錠剤を前記第1刃又は前記第2刃のいずれかに押し付けて前記薄皮を切り込む手段とからなる。
本発明の錠剤分包装置は、
複数の錠剤カセットを備え、処方箋に応じて前記錠剤カセットから錠剤を払い出して分包する錠剤分包装置であって、
前記錠剤分割装置を備え、
前記錠剤分割装置により分割された錠剤の排出部に、分割された錠剤を排出する排出路と、分割された錠剤を前記錠剤分包装置に導入する分包路とを備え、
前記錠剤分割装置により分割された錠剤を前記分包路を介して前記錠剤分包装置に導入し、前記錠剤分包装置により払い出された錠剤とともに分包するように構成されている。
本発明の錠剤分割方法及び錠剤分割装置によれば、錠剤は錠剤テーブルに押さえられて安定した状態で分割されるので、真っ直ぐに切り込むことができ、破片が少なく、破片が飛散することもない。
また、第1刃と第2刃により錠剤を切り込んだ後、テーブル移動機構により錠剤テーブルを第2刃に向かって移動させ、錠剤押さえ部材により錠剤を第2刃に押し付けて錠剤をさらに切り込んで、錠剤を分割するので、第1刃と第2刃の刃先に間隔があいていても、錠剤を分割することができる。
さらに、第1刃と第2刃で錠剤を切り込んだときに、コーティング錠の薄皮が残っても、第2刃により薄皮を切断することができるので、コーティング錠でも完全に分割することができる。
本発明の錠剤分包装置によれば、 錠剤分割装置で錠剤を半錠に分割しながら、錠剤カセットに収容された錠剤とともに分包することができるので、半錠の錠剤を予め分割して錠剤カセットに収容する手間が省け、迅速に錠剤を分包することができる。
本発明の錠剤分割装置の前方斜め上から見た斜視図(a)、後方斜め上から見た斜視図(b)。 錠剤分割部の前方斜め上から見た斜視図。 錠剤分割部の後方斜め上から見た斜視図。 上カッター部の斜め前方から見た斜視図。 上カッター部の斜め後方から見た斜視図。 スライドブロックの上方から見た斜視図。 スライドブロックの下方から見た斜視図。 錠剤テーブルの駆動機構の斜視図。 錠剤テーブルの斜視図。 錠剤供給シュータ、錠剤排出シュータ、錠剤テーブルの斜視図。 錠剤テーブルのストッパの駆動機構を示す斜視図。 錠剤テーブルのストッパの閉鎖位置(a)、開放位置(b)を示す錠剤テーブルの斜視図。 下カッター部の斜視図。 スクレーパを有する錠剤テーブルの断面図(a)、スクレーパを有する錠剤テーブルの錠剤切断時の状態を示す断面図(b)。 錠剤分割部の断面図。 錠剤分割部の動作の説明図。 図15Aに続く錠剤分割部の動作の説明図。 コーティング錠の上刃と下刃による分割状況を示す正面図(a)、拡大側面図(b、c)。 カム部の回転角と上刃、錠剤テーブル及び下刃の位置との関係を示す図。 錠剤テーブルの他の実施形態を示す分解斜視図。 図18の錠剤テーブルの動作を示す斜視図。 図19に続く錠剤テーブルの動作を示す斜視図。 錠剤分割装置を備える錠剤分包機の正面図。
以下、本発明の実施形態を添付図面に従って説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る錠剤分割装置1を示す。錠剤分割装置1は、錠剤供給部2と、錠剤分割部3とからなる。錠剤供給部2は、本体ベース4に垂直に設けられた本体フレーム5の前面に着脱自在に設けられている。錠剤分割部3は、本体フレーム5の背面に斜めに設けられている。錠剤分割装置1は、錠剤供給部2から供給される錠剤を錠剤分割部3で半錠に分割して、本体ベース4上のトレイ6に排出する。
錠剤供給部2は、錠剤を収納し必要な数の錠剤を払い出すことができるものであるが、本実施形態では第1回転体と第2回転体によって錠剤を1つずつ払い出すことができる錠剤カセットであり、詳細は国際公開WO2015/041220号明細書に記載されているので、ここでは説明を省略する。錠剤供給部2としては、特許第6222414号明細書に記載のように、錠剤案内溝を有するロータを回転させて錠剤を1つずつ払い出すことができるとともに、錠剤の形状や大きさに応じて錠剤案内溝の寸法を調整することができるユニバーサル型の錠剤カセットを装着してもよいし、ユニバーサル型でない通常の錠剤カセットを装着してもよい。
図2,3は、錠剤分割装置1の錠剤分割部3を示す。錠剤分割部3は、前述したように、本体フレーム5に対して斜めに配置されるが、図2以降の図面では、便宜上、垂直に表示されている。
錠剤分割部3は、大略、フレーム10、上カッター部20、錠剤テーブル50、及び下カッター部70からなっている。
<フレーム>
フレーム10は、図2,3に示すように、上プレート11、下プレート12、左プレート13及び右プレート14により枠状に形成され、上プレート11と下プレート12の間に中段プレート15を有している。中段プレート15には、図2に示すように、上カッター部20の上刃ホルダ22が昇降時に進退する貫通穴16が形成されている。
<上カッター部>
上カッター部20は、図4,5に示すように、スライドブロック21と、上刃ホルダ22と、錠剤ガイド23と、上刃昇降機構として、カム部24と、駆動部25とからなる。
図6に示すように、スライドブロック21は、中段プレート15上に第1コイルばね26を介して弾性的に支持されている。また、スライドブロック21は、上プレート11と中段プレート15の間に設けたスライドシャフト27に沿ってスライド可能になっている。スライドブロック21には、後述する一対の第1カム37のフォロアとなる1対のローラ28が取り付けられている。
図7に示すように、上刃ホルダ22は、スライドブロック21の下面に一体に取り付けられ、中段プレート15の貫通穴16を出入りできる形状を有している。上刃ホルダ22には、刃先が下方に突出し、錠剤経路60に平行になるように、本発明の第1刃である上刃30が取り付けられている。また、上刃ホルダ22には、上刃30の両側で錠剤を錠剤テーブル50に向かって押さえる板ばねからなる錠剤押さえ部材31が取り付けられている。
図6、図7に示すように、錠剤ガイド23は、スライドブロック21の錠剤供給側の側面に、ガイドブラケット32とガイド取付具33により取り付けられている。ガイドブラケット32は、逆L字形を有し、その垂直部を錠剤供給側に向けてスライドブロック21の上面に取り付けられている。ガイド取付具33は、L字形を有し、その垂直部がガイドブラケット32の垂直部に重なるように、ガイドブラケット32に上下方向にスライド可能に係合している。錠剤ガイド23は、ガイド取付具33の水平部に固定され、錠剤経路60に沿って延びている。錠剤ガイド23は、ガイドブラケット32とガイド取付具33との間に設けられたコイルばね34により下方に付勢されている。
コイルばね34は、錠剤分割時にスライドブロック21の下降によって錠剤ガイド23が錠剤供給シュータ58に接触したときに、ガイド取付具33と錠剤ガイド23が上方に逃げることができるようにしたものである。また、錠剤ガイド23は、後述する錠剤供給シュータ58と対向して配置され、錠剤供給シュータ58上を落下してくる錠剤が姿勢を変えて寝た状態で錠剤テーブル50上に供給されるように、上流側から下流側に向かって、錠剤ガイド23と錠剤供給シュータ58との間の間隔が徐々に狭くなるように形成されている。錠剤ガイド23と錠剤供給シュータ58との間の間隔は、錠剤の厚み寸法によって、錠剤ガイド23の高さを変えることで調整される。錠剤ガイド23の高さは、第1カム37を回転させてスライドブロック21の高さを調整することで変更することができる。
図4,5に戻ると、上刃昇降機構を構成するカム部24は、フレーム10の左プレート13と右プレート14にベアリング35を介して回転可能に取り付けられた水平方向に延びるカムシャフト36に1対の第1カム37と、1対の第2カム38と、駆動ギア39と、センサドグ40とを有する。第1カム37は、スライドブロック21の1対のローラ28に当接し、スライドブロック21を昇降させるものである。第2カム38は、後述する錠剤テーブル50を押圧する1対のテーブルプッシャー52のローラ62に当接し、錠剤テーブル50を昇降させるものである。このように、第1カム37と第2カム38が共通の駆動軸であるカムシャフト36に設けられているので、上刃30と錠剤テーブル50の昇降位置を正確に位置決めすることができる。なお、センサドグ40は、上刃30の上限位置と下限位置をセンサ41a、41bにより検出するためのものである。スライドブロック21に取り付けられたブラケット29は、第1コイルばね26が目詰まり等で、縮んだ状態で固まった場合であっても、第1カム37によって押し上げられることで、スライドブロック21を上昇させるためのものである。
図15A(a)に示すように、第1カム37は、原点であるa点からb点までの軸心から半径r1の第1曲面37aと、b点からa点と180°離れたc点までの軸心からの半径が漸次増大する第2曲面37bと、c点からd点までの半径r2(r2>r1)の第3曲面37cと、d点からa点までの軸心からの半径が漸次減少する第4曲面37dとを有している。また、第2カム38は、e点からf点までの軸心から半径r3の第1曲面38aと、f点からe点と180°離れたg点までの軸心からの半径が漸次増大する第2曲面38bと、g点からh点までの半径r4(r4>r3)の第3曲面38cと、h点からe点までの軸心からの半径が漸次減少する第4曲面38dとを有している。第1カム37と第2カム38は図15A(a)において時計回りに回転する。第1カムのa点は、第2カムのe点より、15°進角している。
図4,5に戻ると、上刃昇降機構を構成する駆動部25は、フレーム10の上プレート11に取り付けられたモータ42の回転力をモータギア43から、中間ギア44を介してカム部24の駆動ギア39に伝達し、カムシャフト36を回転させるようになっている。
<錠剤テーブル>
図8に示すように、錠剤テーブル50は、1対のスライドガイド51を有している。テーブル昇降機構は、テーブルプッシャー52、前述したカム部24及び駆動部25とからなる。錠剤テーブル50は、さらに、図11に示すように、1対のストッパ53と、ストッパ駆動部54とを有する。
図9に示すように、錠剤テーブル50の上面には、三角形状の錠剤支持面50aが1段高く設けられている。錠剤支持面50aの中央には、錠剤テーブル50が昇降する際に、後述する下カッター部70の下刃72が通過するスリット50bが形成されている。また、錠剤テーブル50の上面には、後述する1対のストッパ53の先端が当接する突片50cが形成されている。
1対のスライドガイド51は、錠剤テーブル50の下面の両側部に設けられ、下プレート12上に第2コイルばね55を介して弾性的に支持されている。また、1対のスライドガイド51は、中段プレート15と下プレート12の間に設けたガイドシャフト56が貫通しており、このガイドシャフト56に沿ってスライド可能になっている。錠剤テーブル50と中段プレート15の間のガイドシャフト56には、スペーサ57が装着され、錠剤テーブル50を所定の高さに維持している。
図10に示すように、錠剤テーブル50の錠剤供給側には、錠剤供給部2から供給される錠剤を錠剤支持面50aに導く錠剤供給シュータ58が設けられ、錠剤テーブル50の錠剤排出側には、錠剤排出シュータ59が設けられている。錠剤供給シュータ58から、錠剤テーブル50の錠剤支持面50aを経て、錠剤排出シュータ59まで、錠剤経路60となっている。錠剤排出シュータ59には、分割された錠剤を検出する錠剤検出センサ61が設けられている。
図8に戻ると、テーブル昇降機構のテーブルプッシャー52は、下端が1対のスライドガイド51の両側面に固定され、上端が錠剤テーブル50より上方に延設され、中段プレート15を貫通してカム部24のカムシャフト36の下方まで延びている。テーブルプッシャー52の上端にはローラ62が設けられ、該ローラ62はカム部24の第2カム38と対向している。
既に説明したカム部24の第2カム38、駆動部25の駆動ギア39、モータ42及びモータギア43、中間ギア44は、テーブル昇降機構を構成している。
図11に示すように、1対のストッパ53は、錠剤テーブル50の上面の錠剤支持面50aの両側に設けられた支軸63に回動可能に取り付けられている。1対のストッパ53は、図12(a)に示すように、先端が近接して錠剤経路60を閉鎖し、錠剤を分割位置に停止させる閉鎖位置と、図12(b)に示すように、先端が離間して錠剤経路60を開放し、錠剤を排出する開放位置とに回動可能になっている。1対のストッパ53は、他端にアーム64が錠剤排出側に向かって延設されている。図11に示すように、各アーム64には長孔64aが形成されている。
1対のストッパ53を駆動するストッパ駆動部54は、モータ65と、該モータ65の駆動軸に偏心して設けられアーム64の長孔64aに挿入された駆動ピン66とからなっている。モータ65の駆動により、駆動ピン66が1対のアーム64を支軸63回りに回動させ、1対のストッパ53が閉鎖位置と開放位置に移動するようになっている。アーム64の先端には、センサドグ67が設けられ、該センサドグ67をアームセンサ68が検出することで、ストッパ53が閉鎖位置にあることを検出できるようになっている。
1対のストッパ53の支軸63の近傍には、錠剤供給側に向かって突出する突出部53aが設けられている。突出部53aは、錠剤テーブル50が下降した時に、下プレート12に取り付けられたアームガイド69の傾斜部69aに摺接して、1対のストッパ53を支軸63の回りに僅かに開くように構成されている。これは、一対のストッパ53の間に保持された錠剤に刃を入れると、刃の厚み分だけ錠剤が砕けることを防止するため、ストッパ53をわずかに開放するものである。アームガイド69によるストッパ53の開放に代えて、ストッパ53自身のたわみによって、錠剤に刃が入ったときに、一対のストッパ53の間隔が開くようにしてもよい
<下カッター部>
図13に示すように、下カッター部70は、フレーム10の下プレート12に取り付けられた下刃ホルダ71と、下刃ホルダ71に取り付けられた本発明の第2刃である下刃72とからなる。下刃72は、錠剤テーブル50のスリット50bに嵌入し、上刃30と対向している。
下刃72が上刃30と協働して錠剤Tを切断した時、下刃72には錠剤Tの粉が付着する。下刃72に錠剤Tの粉が付着したままであると、錠剤供給部2に供給される錠剤Tが変更された場合に下刃72と上刃30で分割された新たな錠剤Tに従前の錠剤Tの粉が付着して排出され、患者に処方外の錠剤の粉が服用される虞れがある。そこで、図13A(a)に示すように、下刃72に付着した錠剤Tの粉をそぎ落とすための1対のスクレーパ73が下刃72の両側に配設されている。1対のスクレーパ73のそれぞれの下端は錠剤テーブル50の下面に固定され、上端はスリット50bの下方に向かって延び、先端は互いに近接している。1対のスクレーパ73の幅は、下刃72の幅以下で、最大の錠剤の大きさ以上であればよい。1対のスクレーパ73は、弾性を有する合成樹脂からなり、上端が互いに接触し、離間するように弾性変位可能になっている。
図3A(b)に示すように、上刃30が下降して下刃72に近接し、錠剤テーブル50が下降して、下刃72が錠剤テーブル50に対して相対的に上昇すると、下刃72は1対のスクレーパ73の先端を付き抜けて上刃72と対向して錠剤Tを切断する。この時、下刃72に付着した錠剤Tの粉は、下刃72が錠剤テーブル50に対して相対的に下降するときに、1対のスクレーパ73の先端でそぎ落とされる。これにより、下刃72に付着した粉が除去されるので、新たな錠剤とのコンタミの問題が解消される。1対のスクレーパでそぎ落とされた錠剤の粉は錠剤テーブル50の下方に落下し、図示しない容器に収容され、あるいは真空掃除機等で清掃される。
<錠剤分割装置の動作>
次に、以上の構成からなる錠剤分割装置1の動作を説明する。
まず、錠剤供給部2は、分割すべき錠剤が収容され、錠剤を1個ずつ排出できる状態になっている。また、図14に示すように、錠剤分割部3のカム部24は、第1カム37の原点aが真下に位置し、c点が真上に位置する状態にあって、スライドブロック21が第1コイルばね26に付勢されてローラ28が第1カム37のa点に接触することにより、上刃30が下刃72から離間した状態にある。また、錠剤テーブル50は、第2コイルばね55により上方に付勢されてスペーサ57を介して中段プレート15に当接することにより、所定の位置に停止している。さらに、錠剤テーブル50のストッパ53は、図12(a)に示す閉鎖位置になっている。下刃72は、錠剤テーブル50のスリット50bの中にあって、錠剤支持面50aより下方に位置している。
この待機状態で、錠剤供給部2が作動し、錠剤が必要な数だけ順次払い出される。錠剤供給部2から払い出された錠剤Tは、錠剤供給シュータ58を通って錠剤テーブル50上を移動し、閉鎖位置にある1対のストッパ53に当接して、錠剤支持面50aに停止する。閉鎖位置にある1対のストッパ53は、錠剤経路60に対してV次型に閉じているので、錠剤Tを錠剤支持面50aの分割位置に確実に停止させることができる。
次に、錠剤分割部3のモータ42によりカム部24が回転駆動され、第1カム37及び第2カム38が図14において時計回りに回転する。図15A(a)に示すように、第1カム37のb点が最下点にくるまでは、第1曲面37aがローラ28に接触するので、上刃30は移動せずに錠剤Tよりも高い位置にある。最上点にあった第1カム37のc点が下方に移動するにつれ、第2曲面37bによりローラ28が下方に押されてスライドブロック21が第1コイルばね26の付勢力に抗して下降する。これにより、図15A(b)に示すように錠剤押さえ部材31により上刃30の両側から錠剤Tが錠剤支持面50aに押さえられ、上刃30が下降して錠剤Tに接触し、錠剤テーブル50が錠剤Tを介して上刃30に押されて下降し、スリット50bから出た下刃72が錠剤Tに接触して、上刃30と下刃72により錠剤Tが挟まれる。
上刃30がさらに下降すると、図15B(c)に示すように、錠剤Tが上刃30と下刃72に切り込まれて分割される。ここで、錠剤テーブル50が第2コイルばね55によって上方に付勢されているので、分割前から分割完了まで錠剤テーブル50が下から錠剤Tに接触しているため、錠剤Tの姿勢が安定し、均等に分割される。
なお、第1カム37のc点が真下にきても、上刃30の刃先は下刃72に接触しない。このため、錠剤テーブル50を下降させるときに、上刃30と下刃72の刃先を限りなく接近させるような刃先の位置制御をする必要がなくなる。また、錠剤支持面50aは、下刃72の両側へ離れるにしたがって低くなるように下方に傾斜する傾斜面となっているので、上刃30と下刃72により分割される錠剤Tは傾斜した錠剤支持面50aに沿って傾き、錠剤Tの分割面が開くので、分割された錠剤が粉々になることはないし、分割がスムーズになる。
第1カム37のc点が最下点を過ぎ、d点が最下点にくるまでは、第3曲面37cがローラ28に接触するので、上刃30は移動せずに錠剤Tを切り込んだ位置を維持している。第1カム37の第3曲面37cがローラ28に接触している間に、第2カム38の第2曲面38bがテーブルプッシャー52のローラ62に当接し、第2曲面38bによりローラ62が下方に押されて錠剤テーブル50が第2コイルばね55の付勢力に抗して下降する。錠剤テーブル50の錠剤支持面50a上の錠剤Tは、錠剤押さえ部材31により押さえられながら、錠剤テーブル50とともに下降する。これにより、錠剤Tへの下刃72の食い込みが大きくなり、図15B(d)に示すように、錠剤Tが下刃72により下方から切り込まれる。第2カム38のg点が最下点を過ぎ、h点が最下点にくるまでは、第3曲面38cがローラ62に接触するので、錠剤テーブル50は下降しないし、下刃72は移動せずに錠剤Tを切り込んだ位置を維持している。
このように、上刃30を下刃72に向かって移動させて上刃30と下刃72により錠剤を挟み、刃先を接触させずに錠剤Tを切り込み、錠剤テーブル50を下刃72に向かって移動させて錠剤Tを下刃72に押し付けて、錠剤Tをさらに切り込んで錠剤Tを分割するので、上刃30と下刃72の刃先に間隔があいていても、上刃30と下刃72により錠剤Tを分割することができる。このため、刃先の接触による刃の損傷がないうえ、切り込みが少ないことにより破片の飛散がない。
図16(a)に示すように、錠剤Tが糖衣錠等ように錠剤本体Taにコーティングによる薄皮Tbを有するコーティング錠の場合、錠剤本体Taの分割時に破片が生じても、錠剤本体Taがコーティングで覆われているため、破片が飛散しにくい。ところが、コーティング錠Tを分割した場合、錠剤本体Taは薄皮Tbよりも脆いために、上刃30と下刃72の間に隙間があっても分割されるのに対し、図16(a)に示す上刃30と下刃72の間の外周のA部分の薄皮Tbは、図16(b)に示すように、切断されずに残ることがある。しかし、上刃30と下刃72により切断されずに残った錠剤Tの薄皮Tbは、図16(c)に示すように、錠剤テーブル50とともに下降する際に下刃72により切断される。このため、コーティング錠Tでも薄皮Tbを残すことなく、完全に切断し分割することができる。
錠剤テーブル50の下降中、図11に示す錠剤テーブル50の突出部53aがアームガイド69の傾斜部69aに摺接して、1対のストッパ53が支軸63の回りに僅かに開く。これにより、錠剤テーブル50の下降時に錠剤支持面50aから浮き上がった錠剤Tを錠剤支持面50bに戻すことができる。また、錠剤Tに食い込んだ上刃の30の厚さ分又はそれ以上だけ開くことで、上刃30が食い込んだ時に、錠剤Tが上刃30と1対のストッパ53で圧縮されて砕けることを防止できる、また、一対のストッパ53で挟まれている錠剤Tに上刃30が入りやすくなる。
図15B(d)において、第1カム37のd点が最下点を過ぎると、第4曲面37dがローラ28から遠ざかるので、ローラ28が第4曲面37dに追従しながらスライドブロック21は第1コイルばね26の付勢力により上昇する。また、第2カム38のf点が最下点を過ぎると、第4曲面38dがローラ62から遠ざかるので、錠剤テーブル50は第2コイルばね55の付勢力により上昇し、下刃72が錠剤テーブル50のスリット50b内に後退する。これにより、図15A(a)の状態に戻る。
カム部24が1回転したことを検出すると、ストッパ駆動部54により1対のアーム64が開く方向に押され、図12(b)に示すように、1対のストッパ53が開放位置に移動する。これにより、錠剤経路60が開き、錠剤テーブル50上の分割された錠剤Tは、自重により錠剤テーブル50から滑り落ちて、錠剤排出シュータ59からトレイ6上に落下する。錠剤Tは、錠剤排出シュータ59を落下中に錠剤検出センサ61により検出される。錠剤Tが排出されたことを検出すると1対のストッパ53が閉鎖位置に戻る。
1対のストッパ53は、同時に移動して開いてもよいが、片方ずつ開くことが好ましい。すなわち、下刃72が錠剤テーブル50から出ているときに片方のストッパ53を開き、開いたストッパ53と下刃72との間の半錠のみを排出し、続いてもう片方のストッパ53を開き、残りの半錠を排出する。このように、錠剤Tを半錠ずつ払い出すことで、錠剤検出センサ61によって、払い出された半錠の個数を検知することができる。
図17は、カム部24の回転角と、上刃30、錠剤テーブル50及び下刃72の位置との関係を示す。上刃30が下降してR1点で錠剤に接触してからR2点までは、上刃30が錠剤Tを押すことでテーブル50が下降する。R2点でテーブル50が下刃72の刃先の位置まで下降すると、上刃30と下刃72が錠剤に切り込み始め、R3点になるまでの間に、錠剤(コーティング錠の場合は錠剤本体だけ)が分割される。コーティング錠でない場合は、R3点で完全に分割される。上刃30がさらに下降し、R4点で上刃30が下刃72に最接近すると、錠剤T(コーティング錠の場合は錠剤本体Ta)が分割される。上刃30が最下位置にくる直前のR3点で第2カム38によりテーブル50が押されて下降する。これにより、テーブル50とともに下降する錠剤Tの薄皮Tbは下刃72によりさらに切り込まれ、R5点で分割が完了する。
以上の動作により錠剤Tの分割が終了すると、錠剤供給部2から次の1個の錠剤が錠剤分割部3に供給され、同じ動作を繰り返すことで、所要数の錠剤Tを分割してトレイ6に払い出すことができる。
<他の実施形態>
図18は、錠剤テーブル50の他の実施形態を示す。錠剤テーブル50は、前記実施形態のように、錠剤供給シュータ58から錠剤支持面50aまでの錠剤経路60が直線でなく、J字形になっている。すなわち、錠剤テーブル50のスリット50bがある錠剤支持面50aから側方に離れた位置に錠剤供給シュータ58が配置され、この錠剤供給シュータ58から錠剤テーブル50のスリット50bを超えた位置までJ字形の錠剤ガイド壁81が形成されている。錠剤ガイド壁81の一部は1対のストッパ53によって形成され、1対のストッパ53が閉鎖位置にあるときに、1対のストッパ53の先端が最も低い位置になるように形成されている。
錠剤ガイド23には、錠剤経路60の上方を覆い、錠剤Tが錠剤経路60から飛び出さないように、カバー板82が設けられている。カバー板82には、錠剤押さえ部材31と上刃30の下降を妨げないように、切欠き82aとスリット82bが形成されている。
錠剤テーブル50とカバー板82の間には、スライド板83が設けられている。スライド板83は、下面にスライドベース84を有する。スライドベース84は、側面のガイド溝85が錠剤テーブル50の切欠き部86に形成された突条87に係合して、図示しない駆動手段により、錠剤支持面50aに対して進退可能に設けられている。スライド板83の両側にはガイド88a、88bが設けられている。スライド板83は、錠剤経路60を経て錠剤支持面50aに供給された錠剤Tを1対のストッパ53に押し付けて固定するようになっている。スライド板83には、上刃30の下降を妨げないようにスリット83aが形成されるとともに、錠剤Tを1対のストッパ53に押し付けるV字形の切欠き83bが形成されている。スライド板83は、スライドベース84に設けた調整ねじ89により、錠剤Tの大きさに応じて錠剤テーブル50の錠剤支持面50aからの高さが調整できるようになっている。
図19(a)に示すように、錠剤Tが錠剤供給シュータ58を通って錠剤ガイド壁81に沿って錠剤テーブル50上に供給され、図19(b)に示すように、錠剤Tが錠剤支持面50aに到達すると、図20(a)に示すように、スライド板83が1対のストッパ53に向かって移動する。図19(b)に示すように、錠剤TがJ字形の錠剤経路60の最下部を過ぎた位置で停止した場合でも、図20(a)に示すように、スライド板83の先端のV字形の切欠き83bによって、J字形の錠剤経路60の最下部に戻される。錠剤支持面50a上の錠剤Tが、1対のストッパ53とスライド板83によって固定され状態で、前記実施形態で説明したようにして分割されると、図20(b)に示すように、1対のストッパ53が開放され、分割された錠剤Tが錠剤排出シュータ59に排出される。
スライド板83が1対のストッパ53の先端側に位置しているときに、錠剤供給部2から錠剤Tを供給すると、次に分割する錠剤Tをスライド板83の側縁と錠剤ガイド壁81との間に待機させ、動作時間を短縮することができる。
図21は、前記実施形態の錠剤分割装置1を備える錠剤分包機90を示す。錠剤分包機90は、棚状に設けた多数のモータベース91のそれぞれに着脱可能に装着された錠剤カセット92と、前記実施形態の錠剤分割装置1の錠剤供給部2と同じ形態の複数のユニバーサルカセット93とを備え、処方箋に応じて錠剤カセット92又はユニバーサルカセット93から排出される複数の錠剤をホッパ94で受けて包装部95により分包紙96に分包する装置である。
錠剤分包機90の側面に、前記実施形態の錠剤分割装置1が取り付けられている。錠剤分割装置1の錠剤分割部3の錠剤排出シュータ59は、分割された錠剤を斜め下方に排出して錠剤分包機90のホッパ94に導入する分包路59aと、分割された錠剤を下方に落下させてトレイ6に排出する排出路59bとに分岐している。分包路59aと排出路59bとは、切換弁74によって、切り換え可能になっている
処方箋に半錠で分包する錠剤が2種類含まれている場合、例えば、錠剤A、B,Cのうち、錠剤BとCが半錠である場合、先ず、1種類目の錠剤Bが収容された錠剤カセット92Bから当該錠剤Bを取り出して錠剤分割装置1の錠剤供給部2に収容し、切換弁74を排出路59b側に切り換えて、錠剤分割装置1を作動させて錠剤Bを半錠に分割して、トレイ6に排出する。トレイ6に排出した半錠の錠剤Bは、ユニバーサルカセット93に収容する。続いて、2種類目の錠剤Cが収容された錠剤カセット92Cから当該錠剤Cを取り出して錠剤分割装置1の錠剤供給部2に収容し、切換弁74を分包路59a側に切り換えておく。
次に、錠剤Aが収容された錠剤カセット92Aと、半錠の錠剤Bが収容されたユニバーサルカセット93と、錠剤Cが収容された錠剤分割装置1とを同時に作動させて、錠剤カセット92Aから排出される錠剤Aと、ユニバーサルカセット93から排出される半錠の錠剤Bと、錠剤分割装置1で半錠に分割された分包路59aを介して排出される半錠の錠剤Cをホッパ94で受けて、包装部95により分包紙96に包装する。
このように、錠剤分割装置1で錠剤を半錠に分割しながら、錠剤カセット92Aとユニバーサルカセット93に収容された錠剤とともに分包することができるので、半錠の錠剤を予め分割してユニバーサルカセット93に収容する手間が省け、迅速に錠剤を分包することができる。
本発明は以上の実施形態に限るものではなく、特許請求の範囲に記載された発明に範囲内で、種々変更することができる。例えば、第1刃と第2刃は、上下に対向するものに限らず、第1刃と第2刃が水平に対向するように構成することも可能である。
1…錠剤分割装置
2…錠剤供給部
3…錠剤分割部
4…本体ベース
5…本体フレーム
6…トレイ
10…フレーム
11…上プレート
12…下プレート
13…左プレート
14…右プレート
15…中段プレート
16…貫通穴
20…上カッター部
21…スライドブロック
22…上刃ホルダ
23…錠剤ガイド
24…カム部
25…駆動部
26…第1コイルばね
27…スライドシャフト
28…ローラ
29…ブラケット
30…上刃(第1刃)
31…錠剤押さえ部材
32…ガイドブラケット
33…ガイド取付具
34…コイルばね
35…ベアリング
36…カムシャフト
37…第1カム
38…第2カム
39…駆動ギア
40…センサドグ
41…センサ
42…モータ
43…モータギア
44…中間ギア
50…錠剤テーブル
50a…錠剤支持面
51…スライドガイド
52…テーブルプッシャー
53…ストッパ(停止部材)
54…ストッパ駆動部(停止部材駆動機構)
55…第2コイルばね
57…スペーサ
58…錠剤供給シュータ
59…錠剤排出シュータ
59a…分包路
59b…排出路
60…錠剤経路
61…錠剤検出センサ
62…ローラ
63…支軸
64…アーム
65…モータ
66…駆動ピン
67…センサドグ
68…アームセンサ
69…アームガイド
70…下カッター部
71…下刃ホルダ
72…下刃(第2刃)
73…スクレーパ
74…切換弁
81…錠剤ガイド壁
82…カバー板
83…スライド板
84…スライドベース
90…錠剤分包機
92…錠剤カセット
93…ユニバーサルカセット
T…錠剤
Ta…錠剤本体
Tb…薄皮

Claims (6)

  1. 第1刃と第2刃によって錠剤を分割する錠剤分割方法であって、
    前記第1刃と前記第2刃により前記錠剤を切り込む第1工程と、
    前記錠剤を前記第1刃又は前記第2刃のいずれかに押し付けて前記錠剤をさらに切り込む第2工程とからなることを特徴とする錠剤分割方法。
  2. 前記第1工程は、前記第1刃と前記第2刃の刃先の間隔を前記錠剤の厚さより大きくした状態から前記錠剤を挟んで切り込むことを特徴とする請求項に記載の錠剤分割方法。
  3. 前記第2工程は、前記第1工程の後に前記第1刃と前記第2刃の刃先の間隔を前記錠剤の厚さより大きくした状態に戻す前に行うことを特徴とする請求項に記載の錠剤分割方法。
  4. 前記第2工程は、前記錠剤テーブルを前記第2刃に向かう方向に移動させ、前記錠剤を前記錠剤テーブルに押さえる弾性部材により前記錠剤を前記第2刃に押し付けることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の錠剤分割方法。
  5. 第1刃と第2刃によって、錠剤本体にコーティングによる薄皮を有する錠剤を分割する錠剤分割装置であって、
    前記第1刃と前記第2刃により前記錠剤を切り込んで前記錠剤本体を分割する手段と、
    前記錠剤を前記第1刃又は前記第2刃のいずれかに押し付けて前記薄皮を切り込む手段とからなることを特徴とする錠剤分割装置。
  6. 複数の錠剤カセットを備え、処方箋に応じて前記錠剤カセットから錠剤を払い出して分包する錠剤分包装置であって、
    請求項に記載の錠剤分割装置を備え、
    前記錠剤分割装置により分割された錠剤の排出部に、分割された錠剤を排出する排出路と、分割された錠剤を前記錠剤分包装置に導入する分包路とを備え、
    前記錠剤分割装置により分割された錠剤を、前記分包路を介して前記錠剤分包装置に導入し、前記錠剤分包装置により払い出された錠剤とともに分包するように構成されていることを特徴とする錠剤分包装置。
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